伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

IGFの新ブランド「東方英雄伝」がスタート、将来性があっても団体の体質は変わらず…

11月16日 日中正常化45周年記念大会 東方英雄伝 日本旗揚げ大会 後楽園ホール 1257人 満員


<アピール、コメントなどは週プロモバイル>
◇第0試合◇
▼10分1本
○KENSO(5分59秒 STF)×陳俊潤


◇第1試合◇
▼記念すべき第1試合/10分1本
○佐野直(7分36秒 片エビ固め)×長谷川
※スライディングB


◇第2試合◇
▼日中マスクマン対決/15分1本
▲神虎(10分24秒 両者リングアウト)▲SUGI


◇第3試合◇
▼日中混合タッグ対決
○常剣鋒 定アキラ(14分46秒 常スペシャル)×林棟軒 奥田啓介


◇第4試合◇
▼日中シングル対決/30分1本
○中井光義(5分36秒 片エビ固め)×劉文肇
※アイスドライバー


【試合後の中井&奥田&林】
奥田「これで飲めるぞ」


林「ウィナー! ウィナー!」


中井「ヒャヒャヒャ! ヒャッハー!」


奥田「中井、ひとごと言ってやれよ!」


中井「ヒャッハー!!!」


奥田「その通りだよ。なんて言ったかお前らはわからねえだろ? 俺はわかるんだよ。これから3人でムチャクチャしてやるからなって。林、ひとごと言ってやれ」


※林が中国でまくし立てると


奥田「イエス。まあ、コイツが言ったのは、『俺は酒がちょっと苦手だけど、今日はガッツリ飲む』って言ってるからよ。今日は楽しみだよ。それだけだ。これから3人でやろうぜ! 以上だ。てめえら、さっさと散れ! ボケ!」


◇第5試合◇
▼日中タッグ対決/30分1本
○神龍 王俊(13分35秒 片エビ固め)KENSO ×谷嵜なおき
※ブレーンバスター


【KENSOの話】「今日、上海IGF、東方英雄伝。最悪の試合だよ。オレ先生なんだけど、彼らの先生なんだけど。最悪」


【谷嵜の話】「なんだあれ、中国人、差がありすぎる。神龍ともうひとり、差がありすぎる。ずるいよ」


◇第6試合◇
▼東方英雄伝スター対決/30分1本
○藤田和之 ケンドー・カシン(9分6秒 逆エビ固め)船木誠勝 ×王飛


(試合終了後)
サイモンCEO「今日はご来場いただいたみなさんのおかげです。本当にありがとうございます。11月16日は中国プロレス協会にとってけっして忘れない日になると思います。ここから歴史的な1ページが始まりました。そして今後もどんどん大会を開いていきます。すでに12月17日から21日には中国の深浅で大会をおこないます。そして22日はツーハイで大会をおこないます。来年は日本、そして中国、どんどん大会をしていきますので、どうぞご期待ください。中国人選手はまだまだテクニックや技が足りないかもしれませんが、今後とも練習を重ね、どんどん強くなっていきます。必ずいい選手にみんななっていきますので、温かい目で見守ってください。そして日本人選手は、どうぞ肩を貸してあげてください。よろしくお願いします。最後に東方英雄伝でちょっと盛り上がって締めたいと思います。上海道場のムードメーカーでもある、コーチのKENSOさんにマイクを渡したいと思います。そしてKENSOから道場生をひとり選んでください」


KENSO「しゃべってもいいですか! ちょっと待て、オマエら生きてんのか、死んでんのか、どっちなんですか! しゃべってもいいですか! いいですか!(×2)」とシャウト。つづけて「OK! いまからやります。“1、2、3、ダー!”じゃないですよ(×2)。いまから“イー・アル・サン! ジャーヨー!”いいですか。“イー・アル・サン! ジャーヨー!”。一回練習します」と説明し、「いくぞ!」とやってみるも、声がそろわずに「全然ダメ!」とダメだし。「もう1回やります。いくぞ! いくぞ! イー・アル・サン、ジャーヨー!」


(KENSOは「OK! 僕の生徒のなかから一人…」と選ぼうとするも、会場からは「長谷川!」の声。これを聞いたKENSOは「長谷川? 長谷川は中国で一番押したいやつじゃないから。長谷川じゃなくて、ちゃんと決まってるから」と言うや、常を指名。常は中国語で叫ぶと、「イー・アル・サン! ジャーヨー!」)


【試合後の船木&王飛】
――試合を終えた今の心境は?


王飛「デビュー戦で負けてしまいました。でも、私は若いです。今後のプロレスラーとしての道は長いです。次の試合は絶対に勝ちます」


――初めてプロレスラーとして試合をしてみてどうだった?


王飛「パートナーや相手は本物のプロレスラー。本当に強いし、素晴らしい選手だと思いました。自分ももっともっと頑張ります」


――船木選手から見た王飛選手の印象は?


船木「正直、デビュー戦とは思えないぐらいよかったですね。ちょっと心配したんですけど、無駄のない動きで。まあ、1つ1つの技は荒いですけど、それは場数を踏めば必ず自分のものになりますんで。まず何よりも、このアメリカ人にも負けない体。これは1つの財産ですから。東洋人でここまで凄い人はなかなかいないんで、本当に出来るだけ強い人と…。今日も藤田、カシン。できるだけ強い人と当てて、場数を踏ませたほうがいいと思いますね。ドンドン強くなると思います。あとは、自分自身でプロレスを人前でやることを楽しんでいるんで。それは本当に普通の日本人の練習生には考えられないですね。それは物凄くいいなと思いました。向いていると思います」


――そういう意味では、この団体にも可能性がありそう?


船木「彼が1人ちゃんとスターになれば、ずっとやっていけると思うんでね。若いスターが1人いれば、団体は続きますね。彼の肩にかかっています、全部」


――対戦相手についてはどうった?


王飛「藤田さんとカシンさんは大先輩ですから、凄く勉強になりました」


船木「彼の年齢と、例えば同じ年齢の日本人選手を比べたときにどうか。凄いものを持っていますんで、それは財産だと思います。末恐ろしいですよね。これで、試合が終わった顔ですから。まだまだ、もう1試合できそうな(笑)」


――これから東方英雄伝を引っ張っていく立場になるが?


王飛「今回の試合は負けてしまいましたが、今後、東方英雄伝の全中国人選手はもっともっと練習を頑張ります。今後の東方英雄伝を応援よろしくお願いします」


――船木選手個人としても藤田選手と対戦したが?


船木「17年前、彼が初めてPRIDEに出る前に、パンクラスの道場で一緒に練習した記憶があって。17年ぶりなんですけど、彼も彼でああいう肉体を持っていますんで。なかなかいない素材ですから。そういう意味では、やっぱり特別だなと思いましたね」


――ネクストも?


船木「彼も帰ってきたばっかりなんで、まだ調子が戻ってないと思います。もうちょっとですね」


 【KENSOの話】「僕が一から教えた選手たちが今日は凄く頑張ってくれて。今後的なことは、技とかそういうところじゃなくて。僕が常に言っていることは、自信を持ちなさいということ。もうリングに立ったら自分しかいないんだからと。その自分に自信を持つというところをみんな凄い理解してくれてよかったと思います。今日はありがとうございました。これから中国に行って興行をやってくるので、今度また大きくなって、戻ってくると思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございました」


【カシンの話】「やっぱり、東方英雄伝もNEWもIGFも変わらないですね。また、東方英雄伝に大仁田厚を…(と言いながら立ち去る)」


 IGFの新ブランド「東方英雄伝」の 日本旗揚げ大会が開催され、第0試合が終わるとオープニングセレモニーが行われ、赤と青の獅子舞が乱舞、全選手が挨拶して大会がスタートした。


 メインは期待の新人である王飛が船木と組んで藤田&カシンと対戦、王飛は果敢にもカシンをロープに押し込んだ際に張り手を見舞い、船木のリードでカシンを捕らえる。そして船木と対峙した藤田は、船木に腕十字で捕獲され、藤田が上になっても首投げはヘッドロックで捕らえ、王飛が藤田にエルボーからスリーパーで捕らえるが、藤田は立ち上がって投げ、レフェリーがチェックしている間に控えのカシンが股裂きで強襲する。
 船木は打撃の連打で藤田を倒すと、王飛はソバット、低空ドロップキックで攻め込むが、叩き落した藤田は王飛を逆エビ固めでガッチリ捕らえ、きつい角度で捕らえられた王飛はギブアップ、藤田組が貫禄の勝利を収める。


 第4試合では中井が劉と対戦するが、中井が打撃や関節技で圧倒するが、中井の三角絞めを持ち上げて叩きつけた劉はハイキックで反撃、しかしロープへ走った際に林が足を引っ張り倒すと、劉は奥田と林に気を取られている間に中井が急所打ちからアイスドライバーで3カウントとなり、試合後には中井、奥田、林で劉を袋叩きにすると定ら中国軍が駆けつけて乱闘となった。本来ならヒール的役目は村上会の村上和成の役目だが、姿を見せず(ZERO1とのトラブルが原因なのか?)、これからはDDT/DNAでヒール的立場だった奥田が中井、林と共にヒールとして村上会の代わりをする気なのか…


 セミでは今日2試合目のKENSOはDRAGON GATEとの契約が切れた谷嵜と組み、神龍&王俊と対戦、KENSOは攻める王俊に「タイム」と止めると、この隙に張り手から腰紐スリーパーで捕獲、場外戦でもイス攻撃で王俊を痛めつけ、プロレスの厳しさを叩き込む。
 終盤には神龍が谷嵜をかめはめ波からジャイアントスイングで回転すると、王俊のラリアットの援護を得てブレーンバスターを狙うが、着地した谷嵜はジャンピングニーで攻め込むも、神龍が叩きつけてからのブレーンバスターで3カウントとなるも、KENSOは厳しい表情を浮かべていた。


 「東方英雄伝」が旗揚げも、中国人選手のキャリアがまだ浅かったのもあるが、まずまずの内容も、コーチ役のKENSOは厳しいコメントを出すなど、課題を残す結果となった。


 そして観客動員はアントニオ猪木側であるISM同様、前売りの段階で完売とされながらも、空席が大いに目立ち、満員とされているが、観客の大半は中国人や特典の牛丼目当てだったこともあって実際は苦戦。サイモン氏が前日に急遽カシンが出場している東京愚連隊興行に出向いてPRしたが、苦戦は想定外だったのかもしれない。


 これで猪木のISMとIGFの東方英雄伝はどっちが軍配が上がるのかというと、ISMは団体ではなく単なるプロモーションで、売り出したいのは猪木だけに対し、IGF側は将来のある選手を抱えていることを考え、長い視野で見るとIGFの東方英雄伝に軍配は上がるも、ZERO1とのトラブルや招待券のバラ撒き、そしてIGFでも高山善廣の支援基金を募りつつも「高山善廣氏」と引退しているかのように扱ったことを考えると、いくら将来性はあっても団体の体質は以前のIGFのままだったら厳しいとしか言いようがない。カシンは試合後に「やっぱり、東方英雄伝もNEWもIGFも変わらないですね」と発言したが、あながち外れてはいないのだ。

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