新日本プロレス
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          木谷高明氏が会長を辞任・・・潮時と考えた末での決断東京スポーツ誌上で木谷高明氏が桜庭和志が中邑真輔に敗れたことを受けて新日本プロレスの会長を辞任することを報じた。正式決定は9月に行われる株主総会で承認を受けてからとなるが、東京ドーム大会の成功してからの報道だけに驚いたとしか言いようがない。 
 辞任理由は「この1年で、新日本自体でやっていける地力がついた。ひと区切りつけられる状況になったということ」としているが、自分は“潮時”と考えて退くのではと思う。
 確かに木谷会長やブシロードの企画力や宣伝力に関しては、今までの新日本にありえないものだったし、見ている側としても認めざる得ない。
 しかしブシロードの影響力が現場であるリングに立ち入ってくるとなると別、木谷会長は中邑真輔vs桜庭和志を通じて現場であるリングに立ち入ろうとしていたが、新日本としてはいくら木谷会長でも現場に立ち入って欲しくないというのが本音、昨日ブログで更新した藤田和之vs暴走王(小川直也)戦がアントニオ猪木が干渉したことでぶち壊しになったように、ドームの目玉カードである中邑vs桜庭に木谷会長が干渉すればぶち壊しになる可能性もあった。幸い木谷会長はセコンドだけに留まったが、もしリングの中に干渉して一線を越えてしまったら、木谷会長と新日本の間に摩擦が起きかねなかったと思う。
 ファンの間では木谷会長に留まって欲しいという声があるが、自分はこれ以上首を突っ込むと一線を越えかねないだけに、この辺でいいのではと思うし、木谷氏は会長は退いても、筆頭株主でオーナーであることから新日本との係わりは切れたわけではない、木谷氏には新日本を見守って欲しいと思っている。PR
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          1・4東京ドームにプロレス愛があった・・・棚橋弘至が33分34秒の激闘を制しオカダ・カズチカに勝つ!新日本プロレス1月4日東京ドーム大会「WRESTLE KINGDOM 7 ~EVOLUTION~」をPPVで視聴、メインのIWGPヘビー級選手権(王者)棚橋弘至vs(挑戦者)オカダ・カズチカの一戦は33分34秒の激闘の末、棚橋がハイフライアタックからのハイフライフローで王座を死守した。 
 試合の先手を奪ったのはオカダ、棚橋がコーナーへ昇った際にオカダの下からのドロップキックは阻止したものの、雪崩式気味のDDTで棚橋は脳天を痛打してしまい、ここからオカダは得意の首攻めで主導権を奪う。なかなか主導権を奪えなかった棚橋だったがオカダのフロンとハイキックをドラゴンスクリューで切り返してからやっと流れを掴み、オカダが反撃するも足を押さえ出して追撃できない。一気に勝負に出た棚橋はハイフライフローを投下するも、一度は剣山で迎撃、二度目はクリアされ、テキサスクローバーホールドも逃れられるなど打つ手を失っていく、オカダは勝負と見てレインメーカーを繰り出すも、今度は棚橋が2度にわたってかわし、さすがのオカダも焦り出した隙を突いてドラゴンスクリューからツームストーンパイルドライバーで突き刺し、最後はハイフライアタックからハイフライフローで3カウント、棚橋はオカダのレインメーカーが不発に終わらせ、勝負どころでハイフライフローをしっかり決めた、それが勝因だと思う。 
 WメインイベントのIWGPインターコンチネンタル選手権(王者)中邑真輔vs(挑戦者)桜庭和志は、序盤は中邑が桜庭のフィールドであるグラウンドを仕掛けようとしてタックルを狙うが桜庭に切られるなど主導権を奪えない展開となるが、中邑は場外へエスケープするなどプロレスルールを生かして形勢を立て直す。桜庭のジャーマンに対して中邑は再びタックルを狙うが桜庭は膝で迎撃、一瞬藤田和之vsミルコ・クロコップ戦や中邑vsアレクセイ・イグナショフ戦を思い出してしまう、ボマイエも繰り出すもかわした桜庭はサクロックで勝負に出るも、中邑は担いで久しぶりにランドスライドを繰り出し、リバースパワースラムはサクロックで切り返すが、脱出した中邑が至近距離でのボマイエから、正調ボマイエで3カウントを奪い王座を防衛、緊迫感ある試合だったが最後はプロレスで勝負した中邑の勝利だった。
 真壁刀義vs柴田勝頼は柴田のキックを受けきったラリアットからテーブル貫通パワーボム敢行して一気に勝負をかけ後頭部キングコングニーで勝利を収めた、柴田も新日本を離脱してビックマウスラウドで挫折し、MMAに挑戦して苦戦してきたが、新日本に残った真壁もデスマッチに挑戦するなど苦労を重ねながら自分の力で新日本のトップの座を獲得した。今日の真壁の勝利は残った者の意地だったのかもしれない。
 他の試合も振り返りたいが、全体的な感想を言うとIGFが大晦日でああいう終わり方をしたことでファンからしてみれば新日本にかかる期待が大きかったと思うし新日本は期待に応えられたと思う。改めてプロレスは面白いし凄い、棚橋だけでなく新日本からも“愛”を感じられた東京ドーム大会だった。
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          橋本大地が欠場・・・復活・武藤敬司&大谷晋二郎タッグが緊急出陣!新日本プロレス1月4日東京ドームで全日本プロレスの総帥・武藤敬司とのタッグで天山広吉、小島聡組との対戦が決定していたZERO1の橋本大地が左腕の骨折で欠場することになった。 
 大地は24日の『あなたのレスラーズ』新潟大会で佐藤耕平と対戦した際に耕平の膝蹴りを受けて左腕を負傷、昨夜(26日)にはSAMURAI TVの「バトルメン」には生出演、改めてみてみると左腕のぎこちなさが気になっていたが、骨折しているとは見ている側とすれば思わなかったと思う。
 大地は7月1日新日本、全日本の合同興行から東京ドーム大会への出場をアピールしていた、大地にしてみれば父・橋本真也のルーツである新日本プロレスとは何なのかを知るための出場だったが、ここに来ての欠場・・・ある意味新日本のリングは甘くないぞという、何かしらのメッセージなのだろうか、大地にしてみればデビューしてから初めての負傷欠場、新日本出場を前にしての挫折なのだろうか挫折を乗り越えていくのも試練でもある。
 大地の代役には大谷晋二郎が出場することになった、大地の欠場は社長としての責任ということでの出場なのだろうが、武藤との“元祖BATT”が急遽ながら実現するとは思わなかった、2001年に武藤と大谷は1シリーズながらもタッグを結成していた、当時の大谷は海外で肉体改造しヘビー級へ転向、イギリスマットで活躍した後で帰国、WCWとの契約を終えスキンヘッド化していた武藤と組んでいたが、シリーズを終えた大谷は新日本とは契約更改せず退団し橋本が設立した旧ZERO-ONEへと移籍したことで武藤とのタッグは1シリーズで終わってしまった。
 武藤と大谷とのタッグは馴染みがないだろうが、もし大谷が新日本に残っていたら一時代を築くタッグになっていたかもと思うと面白い組み合わせでもある。
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          アントニオ猪木、棚橋弘至対談・・・将来への第一歩IGF総帥のアントニオ猪木と新日本プロレスのIWGPヘビー級王者である棚橋弘至の対談が実現した『週刊プレイボーイ』を購入して早速読んでみた。 
 内容は棚橋が猪木に気を使いづづ、猪木は上機嫌といった内容の対談で。ストロングスタイル論、暗黒時代、棚橋のスキャンダル(女性から刺された事件)を振り返るなど、ギスギスしたものがなく、猪木なりに棚橋にエールを贈る内容だった。
 なぜこの対談が実現したのかというと、新日本プロレスのエースとして棚橋を認めたからこそ、また猪木という存在を遠ざけていた新日本プロレスが体制が変わった影響で猪木という存在に向き合い出したということ、そういった意味では猪木自身がこの対談を実現したことを大いに望み、喜んでいたとういうことなのかもしれない。これで新日本とIGFの交流はというと、双方共否定するようにまだその段階ではないし、新日本も今の流れでは必要性はないことから現時点ではない、しかし対談が実現したことで将来性をあるし、今回の対談をきっかけに良い方向へ傾きだしたことは確かのようだ。 
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          新日本プロレスとIGF、雪解けへの第一歩!?・・・アントニオ猪木と棚橋弘至の対談が実現!12月25日発売号の「週刊プレイボーイ」誌でIGF総帥のアントニオ猪木と新日本プロレスの棚橋弘至の対談が実現することが明らかになった。 
 猪木と新日本レスラーとの対談はユークス体制の新日本だったらありえないこと、また棚橋自身も格闘技路線を推進していた猪木を拒絶し、猪木が抜けた後の新日本のエースとなりプロレス界を代表するレスラーとなった。
 しかし今年に入ってから猪木に心境の変化が起きたのか「新日本はオレから卒業すればいい」と発言すれば、また最近猪木自身も新日本の試合を見ているということで棚橋を認める発言をしていたという。
 対談の内容はプレイボール誌を見なければわからないが、新日本とIGFの関係は新日本がブシロード体制に変わり、IGFも猪木が社長に復帰したことで一気に雪解けになるかと思えば、桜庭和志と柴田勝頼がIGFではなく新日本を選択したことでIGF側が新日本を挑発するなどして一進一退となっていた。
 しかしここにきて新旧の象徴対談が実現するとは・・・新日本とIGFの関係は大きく変わる可能性が出てきた。
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          あと1ヶ月!新日本プロレス1・4東京ドーム大会の全カードが決定!!レッスルキングダム7 1.4東京ドーム全カード 
 IWGPヘビー級選手権 
 <王者>棚橋弘至vs<挑戦者>オカダ・カズチカ
 IWGPインターコンチネンタル選手権
 <王者>中邑真輔vs<挑戦者>桜庭和志
 真壁刀義vs柴田勝頼
 IWGPジュニアヘビー級選手権 3WAYマッチ
 <王者>プリンス・デヴィットvs<挑戦者>ロウ・キーvs<挑戦者>飯伏幸太
 IWGPタッグ選手権
 <王者>ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJrvs<挑戦者>後藤洋央紀 カール・アンダーソン
 NEVER選手権
 <王者>田中将斗vs<挑戦者>シェルトン・ベンジャミン
 永田裕志vs鈴木みのる
 天山広吉 小島聡vs武藤敬司 橋本大地
 中西学 MVP ストロングマンvs矢野通 飯塚高史 高橋裕二郎
 ダークマッチ
 獣神サンダーライガー タイガーマスク 高橋広夢vs田口隆祐 KUSHIDA BUSHI
 井上亘 タマ・トンガ キャプテン・ニュージャパンvs邪道 YOSHI-HASHI 石井智宏
 1月4日東京ドーム大会の全カードが発表され、ドーム大会参戦に真っ先に名乗りを挙げていた全日本プロレスの総帥・武藤敬司、ZERO1の橋本大地の相手は天コジに決定、大地は父親である故・橋本真也のルーツである新日本に初参戦するが、天コジは橋本真也にとってゆかりのある選手だけに対戦相手とすれば妥当といったところ、残念なのは蝶野正洋の名前がなかったこと、一説では蝶野も古傷である首の状態が万全ではないという、しかし何だかの形で関わって欲しいが・・・
 そして永田vs鈴木の直接対決、この二人の対決は何度目となるのか、この二人の戦いは決着などなくエンドレスに続いていくものなのかもしれない。
 NEVER選手権も組まれ田中はベンジャミン相手に防衛戦が決定、NEVER王座は初代は田中となったが次世代のために王座なのに田中が巻いたことで意味合いが違ってきたのか・・・、中西はストロングマン、MVRと組んでCHAOSと対戦、中西もカンは戻ってはきているもののまだ自力でのフォール勝ちはまだない、ドーム大会では復帰後初フォール勝ちといきたいところ。
 今回はIWGPジュニアタッグ選手権だけが組まれなかったのが残念だが、豪華なカード、やっぱり注目は中邑vs桜庭!
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          中邑真輔と桜庭和志が初遭遇も、主役を奪ったのは石井智宏!新日本プロレス愛知大会「WORLD TAG LEAGUE 2012」最終戦をPPVで観戦、主役であるタッグリーグも注目だが、注目の一番は第7試合である中邑真輔、石井智宏vs桜庭和志、柴田勝頼の一戦。中邑と桜庭の初遭遇も注目だが、タッグリーグでは中邑のパートナーに起用された石井の存在も注目、天龍源一郎と長州力の二人から鍛えられた頑丈な石井が桜庭、柴田相手にどれだけ渡り合えるかが、この試合のポイントで、是非見たいカードだった。 
 先発を買って出た石井は柴田と対戦するも柴田相手に正面から張り手合戦を展開、柴田の連打で押し込まれるが石井はなお前進する姿勢を崩さない。初遭遇となる中邑と桜庭の攻防はフェイントを織り交ぜながらタックルの攻防を展開するなど、わずか1度だけの絡みだったが緊迫感がある攻防だった。しかし試合の主役を奪ったのは石井、柴田に打撃で攻め込まれても前進する姿勢を崩さず、桜庭の三角絞めに捕まっても強引に持ち上げて叩きつけ、スリーパーを決められても前へ投げ捨て、腕十字も上体を起こして逃れるなど懸命に粘るが、最後はサクロックに捕まり無念のギブアップをしたものの、試合後には石井に惜しみない声援が贈られるなど、この試合の主役は石井だった。
 
 そして大会全体の主役である「WORLD TAG LEAGUE 2012」は準決勝で天山広吉、小島聡のテンコジを降した後藤洋央紀、カール・アンダーソン組と真壁刀義、井上亘組を降したIWGPタッグ王者ランス・アーチャー、デイビーボーイ・スミスJrのKESが決勝戦に進出。
 試合は連係に優るKESが後藤組を分断、アンダーソンを捕らえるも、バットインテンションズ時代から捕まることの多かったアンダーソンが受けの上手さを発揮し懸命に粘る。後藤組が反撃するが試合はKESのペースのままで進むも、スミスがライガーボムを狙ったところで後藤が不意打ちヘッドバットを浴びせると、試合権利のあるアンダーソンがガンスタンで3カウントを奪い大逆転勝利、9割方KESペースだったが後藤組がワンチャンスをモノにして勝利を収めた試合だった。
 後藤組は試合後には1月4日東京ドーム大会でIWGPタッグ王座に挑戦を表明したが、今日の展開を見るとチーム力に関してはKESや天コジの方がまだ上、ドーム大会までにどれだけチーム力を高められるか・・・・
 「WORLD TAG LEAGUE 2012」が終わったことで、おそらくだがドーム大会のカードはほぼ出揃って近日中に発表されると思う、今年もあと僅かだが1・4もあと僅かである。
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          WORLD TAG LEAGUE 2012が開幕!注目チームは?昨日の新日本プロレス大阪大会で11月20日に開幕する「WORLD TAG LEAGUE 2012」の出場チームとブロック分けが発表された 
 Aブロック
 棚橋弘至 キャプテン・ニュージャパン
 真壁刀義 井上亘
 後藤洋央紀 カール・アンダーソン
 永田裕志 望月成晃
 中邑真輔 石井智宏
 オカダ・カズチカ YOSHI-HASHI
 鈴木みのる 真霜拳號Bブロック 
 天山広吉 小島聡
 中西学 ストロングマン
 MVP シェルトン・ベンジャミン
 ルーシュ ディアマンテ・アスル
 矢野通 飯塚高史
 田中将斗 高橋裕二郎
 ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr
 12チームが参加し2ブロック制となったが、IWGPタッグ王者のKESを筆頭に前王者のテンコジ、元王者の矢野と飯塚。後藤は外国人選手と縁があるのかアンダーソンと、永田はラブコールを贈っていたDRAGON GATEの望月、中邑は気心の知れている石井、中西は相棒のストロングマン、田中と裕二郎のコンプリートプレイヤーズ、G1以来久々の参戦となるMVPとベンジャミン、鈴木は真霜を抜擢、CMLL勢と豪華なメンバーとなった。
 まず驚いたのは棚橋がパートナーにキャプテンを起用したこと、館内からも「え~」という声が飛び交っていた。キャプテンはキャラが先行しているせいか実力的には未知数、棚橋がキャプテンの良さを引き出すか、それともキャプテンが足を引っ張りまくるか、ギャンブル的要素が強いチームだと思う。
 あと注目チームはオカダとYOSHI-HASHI、YOSHI-HASHIは同時期に凱旋帰国したオカダを意識して自らの志願でCHAOS入りしたが、ところがオカダは外道のスカウトでCHAOS入りとなり、オカダが棚橋を破ってIWGPヘビー級王者となり、レインメーカーとしてスターダムにのし上がって、YOSHI-HASHIは一気に差をつけられてしまった。その経緯を考えるとYOSHI-HASHIがすんなりとオカダと組めるかどうか、YOSHI-HASHI次第では注目のチームになるのではと思っている。
 自分的な優勝予想はアーチャー、スミスに対抗できるチームとして、また奮起を促す意味で中西とストロングマン、対抗馬はKES、穴的存在はテンコジといったところ、優勝チームは当然1月4日東京ドームでIWGPタッグ王座に挑戦となるだろうし、ドームのカードは出揃うことになる。
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          新日本プロレスの活気力、棚橋弘至は裕二郎のR指定を封じ込んで防衛。中邑真輔が遂に桜庭和志と一騎打ちへ!今日(正式には昨日)は新日本プロレス「POWER STRUGGLE」 大阪ボディーメーカーコロシアム大会を観戦するために大阪へ現場出動、新日本を観戦するのは昨年12月の愛知県体育館大会以来の11ヶ月ぶり、また新日本の大阪のビッグマッチを観戦するのは2008年4月(メインは武藤敬司vs中邑真輔)の約4年7ヶ月ぶり、今日はあいにくの雨、駐車場からボディーメーカーコロシアムまで距離がるということで母からビニール傘を持たされたが、傘を開くとボロボロ、なんて傘を家に置いておくんだと思いつつ会場入りとなったが、会場前は早くも人だかり、馴染みのダブ屋にも挨拶をしたが「新日本は活気があるよ」とこぼす、9月にNOAHのビッグマッチを観戦したが、新日本を見ると差を見せ付けられた気分、新日本は活気があると改めて実感する。 
 
 
 
 
 
 
 
 そして会場前ブースにてカードゲーム「キング・オブ・コロシアム」を3パック購入、自分はカードゲームに関してはズブのド素人、まったくわからないし話のタネに買ったに過ぎない、一応I-POHNEからログインし登録をしたが、これからどうやるのか研究といったところ、この辺は流行に疎いせいもあってか年齢を感じてしまう。
 
 そして本題、メインのIWGPヘビー級選手権(王者)棚橋弘至vs(挑戦者)高橋裕二郎は感想を一言で言えば、“裕二郎は固い”に尽きた一戦だった。裕二郎は入場からR指定モードで観客を煽っていたものの、試合に入ると素の高橋裕二郎になってしまい、先手を奪われてリードを許してしまう、初めてのIWGP戦で素で挑みたかったのか、それとも緊張してしまったのか、固さが目立っていた感じだった。反撃はするがすぐリードされ単発に終わり、足殺しで主導権を奪われるなど棚橋ペースで試合が進んでいく、裕二郎が持ち前のパワーで反撃し花道上でのフィッシャーマンズバスターでやっと流れを掴んだかに見えたが、余裕を感じられない。終盤にはインカレスラム、奥の手のムーンサルトプレス、東京ピンプスを繰り出すも、切り札のぶっこ抜きジャーマンを防いだ棚橋が猛ラッシュをかけ最後はハイフライアタックからのハイフライフローで王座防衛、内容的にも棚橋の完勝で、裕二郎のR指定らしさが出ないままで終わってしまった。 
 試合後に第7試合で苦戦しながらも昇天を封じてレインメーカーで後藤洋央紀から勝利を収めたオカダ・カズチカが外道を伴って登場し、オカダが所有する権利書に菅林直樹社長がサインしたことで次期挑戦者はオカダに正式決定、来年の1月4日東京ドームでの挑戦となった。オカダが時代を取り戻して一気に時計の針を進めるか、それとも棚橋が時代を守りきるか、世代交代をかけた大一番になることは間違いないだろう。 
 
 
 第6試合では真壁刀義、井上亘が桜庭和志、柴田勝頼に再び挑むも、試合は真壁組が奇襲を仕掛けるが、真壁が柴田のPKを浴び場外でダウン、リング内では井上が孤軍奮闘するも、最初から井上を舐めきっている柴田が井上の張り手などの打撃を受け流し、井上がブレーンバスターで反撃するも、柴田はサッカーボールキックを浴びせ主導権を渡さない。
 やっと真壁が蘇生するも試合権利のない柴田に突撃をかけ場外戦となり客席で大乱闘を繰り広げると、井上は桜庭にスピアー・オブ・ジャスティスを決めるが、桜庭のグラウンドテクニックに翻弄されるとサクロックに捕まってしまい、井上は懸命に耐えるがレフェリーが危険と判断してストップ、今回は真壁が感情的に成りすぎたのか桜庭組の術中にハマってしまい、井上だけでなく真壁もコケにされる結果となってしまった。試合後は激怒した真壁が柴田に襲い掛かって乱闘となるも、後の祭り、だがこれで真壁vs柴田のシングルが濃厚となった。だが試合後のコメントを見ても柴田は「井上はもういい」と言われた井上、同期の柴田にコケにされてこのままでいいのか・・・
 第8試合のIWGPインターコンチネンタル選手権(王者)中邑真輔vs(挑戦者)カール・アンダーソンは、アンダーソンがテーブル貫通ガンスタンから中邑の古傷である左肩を攻め主導権を握るも、中邑も膝蹴りを駆使して反撃する。終盤には互いのフィニッシュを防ぎ合う攻防となり、アンダーソンがバーナードドライバーから勝負を狙うが、ガンスタンをアッパーカットで阻止した中邑がボマイエを炸裂させ王座を防衛、内容的にはどちらかが勝ってもおかしくない試合だった。
 試合後には中邑が次期挑戦者に桜庭を指名、桜庭も面を被って私服姿で登場し一礼をするだけだったが中邑の指名を受諾した。中邑はかねてから対桜庭、柴田に乗り出すとアピールしており、柴田より“グレイシーハンター”としてPRIDEで一時代を築いた桜庭に興味を抱いていた、暗黒期と言われた新日本プロレスは永田裕志や中西学などが総合格闘技に挑戦し敗れ、特にPRIDEからは踏み台とされた、“過去を越えて何が悪い”とアピールする中邑にとって“PRIDE”の象徴だった桜庭は暗黒期の新日本を越える意味では格好の相手、桜庭にベルトへの興味があるのかどうかわからないが、中邑はインターコンチのベルトながらもIWGPをかける、中邑にとっても大博打でもありこちらも大一番になると思う。
 IWGPジュニアヘビー級選手権(王者)ロウ・キーvs(挑戦者)プリンス・デヴィットは、デヴィットがロウ・キーの動きを読みきって揺さぶりをかけ主導権を奪う、終盤にはロウ・キーも追い上げるがキークラッシャーをデヴィットが首固めに丸め込んで3カウントを奪い王座奪還に成功、まさかのフィニッシュにロウ・キーだけでなく、勝ったデヴィットも驚いてしまっていたようだったが、バックステージでのインタビューではデヴィットが1月4日東京ドームでロウ・キー、DDTの飯伏幸太を加えた3WAYでの王座防衛戦を要求したというのだ、ロウ・キーはTNAなどアメリカマット、飯伏はDDTで3WAYには慣れているだろうがデヴィットは未知数、デヴィットが不利なような感じがするが・・・
 第3試合ではNOAHグローバルリーグを一旦中断した永田裕志が田口隆祐と組み鈴木みのる、タイチ組と対戦するが、永田が鈴木軍の罠にかかりタイチのローフイライフローでフォール負けを喫するという屈辱を浴びてしまった。永田もグローバルリーグでは潮崎豪、宮原健斗、マイキー・ニコルスを破って無敗の三連勝中なのだが、この負けがリーグ戦に響いてくるのか?タイチも鈴木のアシストを受けてだが予告通り永田からフォールを奪ったものの、後が怖そうだ。
 新日本プロレス大阪大会は大盛況で幕となったが、新日本は全ての面で活気がある、今年はNOAH、ユニオン、スターダム、WAVE、大日本プロレス、ZERO1、FREEDOMS、全日本プロレスと観戦してきたが、新日本の活気力を見せ付けられた大会だった。
 今年もあと僅か、12月も観戦します!
 
 
 
 
 
 
 
 
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          『NEVER』王座が新設も、疑問点と提言新日本プロレスの若手中心の興行である「NEVER」がリニューアルされることになり、NEVERの王座が新設され、初代王者決定トーナメントの組み合わせが発表された。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 『NEVER』はおそらくだがWWEの第3のブランドである『NXT』と位置づけているものだと思う、『NXT』も基本的にはWWEの中堅やこれから売り出される選手がメインとなっているブランドでWWEと契約した元DRAGON GATEのPACも近々登場予定だという。
 コンセプトは悪くないが疑問なのはIWGPヘビー級王座に挑戦経験また予定されているの選手(カール・アンダーソン、高橋裕二郎、田中将斗など)がエントリーされているということ、全日本プロレスのGAORA王座は初代王者は真田聖也となっているが、あくまで次世代の底上げをメインテーマとした王座、『NEVER』王座も無差別級というものがメインテーマとなっているが、メインの王座であるIWGPヘビー級王座やインターコンチネンタル王座と差別化する意味では、エントリーする選手はヘビー級王座候補の選手は外し、あくまで本隊の興行で防衛戦は行わず『NEVER』興行のみに留めるべきなのではと思う。
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          高橋裕二郎のIWGP初挑戦が決定も内藤哲也は長期欠場へ新日本プロレス11月11日大阪ボディーメーカーコロシアム大会のカードが発表され、IWGP王者の棚橋弘至には高橋裕二郎、IWGPインターコンチネンタル王者の中邑真輔にはカール・アンダーソンが挑戦、1月4日東京ドームでのIWGP挑戦者決定権利争奪戦としてオカダ・カズチカvsカール・アンダーソン、IWGPタッグ選手権(王者)ランス・アーチャー、デイビー・ボーイ・スミスvs(挑戦者)天山広吉、小島聡。真壁刀義、井上亘vs桜庭和志、柴田勝頼と両国大会の再戦も決定となった。 
 昨年11月の大阪大会では矢野通が棚橋の保持しているIWGP王座に初挑戦、敗れはしたが矢野のステップアップにも繋がっていった、裕二郎の挑戦は王者奪取も含めて今後のステップアップに繋がる試合になるのではと思う。
 そして裕二郎に右膝を徹底的に破壊された内藤哲也は右膝前十字靱帯再断裂と診断され手術のため欠場。復帰までには半年を要する可能性が高くなった。内藤は周囲の期待だけでなく、後輩だったオカダに先を越されてしまったことで焦っており、その焦りが試合にも出てしまっていた。内藤には酷なことかもしれないが、この際ゆっくり休むべきなのではと思う。
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          激闘29分!棚橋弘至vs鈴木みのるは“鬼vs鬼”の戦いだった新日本プロレス「KING OF PRO-WRESTRING」両国大会をPPVで視聴、第1試合の中西学の復帰戦からメインまでまさしく東京ドーム級で、疲れているものの心地よい気持ちになった大会だった。 
 第6試合では注目の桜庭和志、柴田勝頼が真壁刀義、井上亘組と対戦、前回の神戸大会ではまったく出番がなく肩透かしにされた井上が積極的に柴田と絡んでいったが、驚いたのは桜庭と柴田がチームワークが出来ておりタッグとして成立していたこと、そして今回は敢えて柴田が控えに周り桜庭を全面に出していたこと、神戸大会では桜庭の出番があまりなかったのもあったが、グラウンドテクニックでは井上を圧倒し、真壁に対してもキムラロックでタップ寸前に追い詰めるなど桜庭の凄さというものを改めて認識させられた、終盤では新日本勢が連係で攻勢に出ると井上が柴田にスピアー・オブ・ジャスティスを決め意地を見せるも、ジャーマンを狙ったところで真壁を振り切った桜庭が井上にスリーパーを決めカットに入ると最後は柴田がPKで3カウント、内容的には新日本勢は健闘したものの桜庭組のチームワークに負けたという印象が強い試合だった。
 しかしそれ以上に大きなインパクトを残したのはメインのIWGPヘビー級選手権(王者)棚橋弘至vs(挑戦者)鈴木みのるの一戦、棚橋のプロレスを「プロレスごっこ」と批判した鈴木、棚橋にストロングスタイルがあるのか?を問われる一戦だった。
 試合は先に仕掛けたのは意外にも棚橋、痛めている左肘を攻めプレッシャーをかける鈴木に対してコブラツイストを決めエアギターを敢行すると、屈辱的な行為に見えたのか、鈴木が感情的になり徹底的に棚橋の左肘を壊しにかかる、普段なら鈴木のほうが相手の感情を煽るのだが逆の展開となっていた、棚橋は逆回転ドラゴンスクリューからの足殺しで形勢を変える、予期せぬ技に鈴木も苦悶の表情を浮かべる、そして棚橋が鈴木の足に足四の字固めを敢行するが「足を折れ!」と迫る鈴木だけでなく、技をかける棚橋にも鬼気迫る表情に、この二人の戦いは鬼vs鬼の戦いとなっていく、鈴木はスリーパーから逆落としを仕掛け、再びスリーパーで絞めあげる、棚橋は耐え切ってロープへ逃げる、そして鈴木の張り手の連打に対し、顔面中腫れ上がっている棚橋はドラゴンスクリューと譲らず、最後は棚橋のドラゴンスクリューが優ってハイフライアタックからのハイフライフローで勝利、鬼同士の戦いは棚橋が制し、「プロレスごっこ」と批判した鈴木に対して答えを示した試合だったが、試合後のパフォーマンスであるエアギターは試合でのダメージと左肘を痛めた影響もあって少しに留めた、これは敗れた鈴木のせめてもの意地だったのかもしれない。
 そして次期挑戦者に第5試合で内藤哲也を破壊した高橋裕二郎は棚橋の過去の事件を出して名乗りを挙げた、内藤vs裕二郎は、内藤が大丈夫だと素振りを見せようとするも所々で足を引きずっているのが目立ち、時間が経過するとやっぱり痛めている膝を押さえて失速し、裕二郎が徹底的に内藤の膝を破壊してレフェリーストップで勝利、試合後も内藤の右膝にイスを挟み、もう一脚のイスで殴打する姿は憎悪がこもっていた、内藤と裕二郎はかつてNO LIMITというタッグを結成していたが、常にチャンスを与えられ先に走っていたのは後輩である内藤で裕二郎は影に隠れる存在だった、それを考えると二人の関係も昼のメロドラマを越えた愛憎劇なのかもしれない。その裕二郎が9月シリーズで棚橋からタッグながらフォールを奪った実績を盾にして挑戦を迫った。裕二郎も本気を出せば杉浦貴級の実力を持っている選手だけに、これもまた面白い挑戦なのではと思う。
 最後に第1試合では野人・中西学が復帰し永田裕志、ストロングマンと組んで矢野通、飯塚高史、石井智宏組と対戦。序盤はCHAOS勢が中西に対して礼儀の意味で徹底的に首を攻めるも、中西は持ち前の野人パワーで反撃し健在ぶりをアピール、しかし矢野にジャーマンを狙ったところで急所蹴りを食らい、飯塚のアイアンフィンガー・フロム・ヘルを食らった後で矢野に丸め込まれて敗戦、復帰戦を勝利で飾れなかった、しかし今の中西は敗れたことよりもリングに上がって試合が出来た喜びのほうが大きいのではとないだろうか・・・最後に復帰おめでとうございます!
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          前田日明が桜庭、柴田の参謀に名乗り!?二人の新日本参戦は様々な形で波紋を呼んでいる・・・東京スポーツ誌上で前田日明が新日本プロレスに参戦している桜庭和志、柴田勝頼の参謀役に名乗りを挙げたことを報じたが、あくまで「要望があれば」の話で実際どうなのかわからない。しかし桜庭と柴田の新日本参戦は様々な形で波紋を呼んでいることは確かのようだ。 
 前田は自分にとってはUWFにかぶれていたのもあって“青春の1ページ”、しかし前田はプロレスとは一線を画して格闘技へと傾き、今のプロレスには批判的な立場を取っていた、しかし最近では新日本プロレスの殿堂入りを果たし、藤波辰爾とトークショーを行うなど、一線を画しているが気にはしているといったといったスタンスを取っている。
 前田が新日本の会場に現れるかどうかわからない、現在のファンはアントニオ猪木同様、現役時代の前田日明を知らない世代が増えてきているだけに受け入れられるかどうか、しかし新日本に封印されていた“戦い”を掘り起こしたことで“過去”というものを呼び覚ましてしまっているだけに、“過去”との戦いは避けられないのかもしれない。
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          鈴木みのるが棚橋vs丸藤を“プロレスごっこ”と批判した理由・・・“素の感情をぶつけ合ってこそプロレス”新日本プロレス10月8日両国国技館大会の全カードが発表され棚橋弘至の保持するIWGPヘビー級王座に鈴木みのるが挑戦することが正式に決定となった、鈴木の挑戦は1月4日の東京ドーム大会以来で2度目の挑戦となる。 
 鈴木が23日の神戸大会で丸藤正道戦との防衛戦を制した棚橋に対し「オイ! オマエたちのプロレスごっこ、終わったんだろ!? さっさと帰れ。そのベルトを置いて、さっさと帰れよ!(※ブーイングに対し)なんだ? 神戸にはよ、神戸牛のほかに豚もいんのかよ!? ヘヘへ。そりゃそうだろ!? 俺に負けた俺より弱いオマエと、これまた俺に負けた俺より弱い丸藤、テメーらでいったい何を争うんだよ!? 何を争うんだよ! 何がチャンピオンシップだよ。だから、プロレスごっこって言うんだよ。(※ファンの『帰れ』の声に対し)うるせぇんだよ! テメーらが帰れ、コノヤロー! テメーらに用事ねぇんだよ! 昔のレスラーは口を揃えてこう言った。『いまのプロレスはサーカスだ』って。『いまのプロレスは曲芸だ』って! オメーがチャンピオンでいるからじゃねぇのか、オイ? 俺からの用件は1コだ。このベルトを懸けて俺と闘え!」と棚橋を批判したが、なぜ『プロレスごっこ」と批判されたのか?
 以前のブログでNOAHの秋山準が川田利明との戦いを通じて“素の感情をぶつけ合ってこそプロレスだ”というものを学んだと書いたが、鈴木も基本的に素の感情をぶつけあってこそプロレスだというものを信条にしているレスラー、全日本プロレス参戦時には船木誠勝、諏訪魔を相手に自分の感情をぶつけつつ、また相手の感情を引き出してきた、またデビュー1年目でアントニオ猪木と対戦し、先に猪木の顔面を張ったことで、猪木が逆に殴り返したこともあった、それを考えると”素の感情をぶつけ合ってこそプロレスだ”というものを猪木から叩き込まれたものなのかもしれない。鈴木からしてみれば棚橋vs丸藤戦は技術的な攻防はあっても感情的なものがなかったと思ったのではないだろうか・・・1月4日東京ドームでの棚橋vs鈴木戦は棚橋の猪木イズム越えがテーマとなったが、10月8日の両国はプロレスとは何なのか?強さとは何なのか?を問われる試合になるのではと思う。 
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          野人・中西学が復帰!!桜庭、柴田が井上、広夢の新日本勢に速攻勝利で大きなインパクトを与える!今日は全日本プロレスが横浜文化体育館、DRAGON GATEが大田区総合体育館とビッグマッチが揃ったが、自分は新日本プロレス神戸ワールド記念ホール大会をPPV観戦した。 
 注目は新日本に殴り込み参戦を果たした桜庭和志、柴田勝頼の二人、桜庭と柴田は休憩明けの第6試合で井上亘、高橋広夢組と対戦。試合は広夢が先発を買って出て柴田と対峙したがエルボーを仕掛けても柴田に受け流されるどころか一発で倍返しされ、桜庭にはグラウンドで翻弄され、井上の援護でやっと反撃するがミサイルキックが自爆するとスリーパーで絞め落とされてからPKでダメ押しされ、桜庭組が速攻で完勝、気がつけば井上の出番はほとんどなく、それに頭に来たのか井上は二人に襲い掛かるも後の祭りだった。
 試合後に第5試合で真霜拳號を返り討ちにした真壁刀義が名乗りを挙げ、10月8日の両国で井上と組んで桜庭、柴田を迎撃することが濃厚になった、しかしあれだけ意気込んでいた広夢が惨敗を喫するとは・・・キャリアの差といえばそれまでかもしれないがやっぱりショックだった。
 メインのIWGPヘビー級選手権(王者)棚橋弘至vs(挑戦者)丸藤正道の一戦は、IWGP挑戦に向けてもう一つ調子が上がってこない丸藤が気がかりだったが、試合は棚橋が丸藤の動きを先読みしてリーブロックをストマックへのドロップキックで迎撃し大ダメージを与える、しかし丸藤も足殺しで反撃するも派手なロープワークの中心の攻防ではなく、じっくりとしたグラウンドから閃きを駆使してエゲツない攻めなどで足殺しを展開する。
 終盤には丸藤の得意の動きで攻め込んでいったが、必殺技である不知火は決まったものの、ポール・シフト、タイガーフロウジョン、虎王は不発に終わり、最後は棚橋が9年前のフィニッシュになったドラゴンスープレックスからのハイフライフローで3カウントを奪い王座を防衛、G1ではレスラー棚橋に勝ったが王者・棚橋は違ったというのが出た試合だった。
 これは話から少しずれるが丸藤はNOAHの象徴と言われているが、上には秋山準や杉浦貴、また自分の時代を築こうとしている森嶋猛がいる、また絶対王者として一時代を築いた小橋建太という存在もいる、彼らはNOAHで一時代を築いた選手でもあるが、丸藤はまだNOAHで自分の時代を築けていないし、棚橋は新日本でIWGP王者として一時代を築いていることを考えると、今日の敗戦は丸藤は勉強にもなったし、本当の意味で象徴となるには一時代を築かなければいけないのではと改めて痛感させられた試合だった。
 試合後に棚橋の前に鈴木みのるが立ちはだかり王座挑戦をアピールした、棚橋にとって鈴木はG1で敗れているだけに避けては通れない相手、しかしセミではオカダ・カズチカが6人タッグで後藤洋央紀に敗れ、今シリーズでは高橋裕二郎が棚橋からフォールを奪うなどIWGP戦線がG1準優勝のカール・アンダーソンを含めると混迷状態となっている。
 最後に休憩前に中西学が登場して10月8日の両国大会で復帰することを発表した、本人は11月の京都大会での復帰を希望したが、新日本側が大会場での復帰と中西自身も一刻も早い復帰ということ考えて、前倒しになったのではと思う。しかし野人・中西の復帰はみんなが待っていただけに、リングに上がって野人健在をアピールして欲しい・・・
