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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

激闘29分!棚橋弘至vs鈴木みのるは“鬼vs鬼”の戦いだった

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激闘29分!棚橋弘至vs鈴木みのるは“鬼vs鬼”の戦いだった

 新日本プロレス「KING OF PRO-WRESTRING」両国大会をPPVで視聴、第1試合の中西学の復帰戦からメインまでまさしく東京ドーム級で、疲れているものの心地よい気持ちになった大会だった。


 第6試合では注目の桜庭和志、柴田勝頼が真壁刀義、井上亘組と対戦、前回の神戸大会ではまったく出番がなく肩透かしにされた井上が積極的に柴田と絡んでいったが、驚いたのは桜庭と柴田がチームワークが出来ておりタッグとして成立していたこと、そして今回は敢えて柴田が控えに周り桜庭を全面に出していたこと、神戸大会では桜庭の出番があまりなかったのもあったが、グラウンドテクニックでは井上を圧倒し、真壁に対してもキムラロックでタップ寸前に追い詰めるなど桜庭の凄さというものを改めて認識させられた、終盤では新日本勢が連係で攻勢に出ると井上が柴田にスピアー・オブ・ジャスティスを決め意地を見せるも、ジャーマンを狙ったところで真壁を振り切った桜庭が井上にスリーパーを決めカットに入ると最後は柴田がPKで3カウント、内容的には新日本勢は健闘したものの桜庭組のチームワークに負けたという印象が強い試合だった。


 しかしそれ以上に大きなインパクトを残したのはメインのIWGPヘビー級選手権(王者)棚橋弘至vs(挑戦者)鈴木みのるの一戦、棚橋のプロレスを「プロレスごっこ」と批判した鈴木、棚橋にストロングスタイルがあるのか?を問われる一戦だった。
 試合は先に仕掛けたのは意外にも棚橋、痛めている左肘を攻めプレッシャーをかける鈴木に対してコブラツイストを決めエアギターを敢行すると、屈辱的な行為に見えたのか、鈴木が感情的になり徹底的に棚橋の左肘を壊しにかかる、普段なら鈴木のほうが相手の感情を煽るのだが逆の展開となっていた、棚橋は逆回転ドラゴンスクリューからの足殺しで形勢を変える、予期せぬ技に鈴木も苦悶の表情を浮かべる、そして棚橋が鈴木の足に足四の字固めを敢行するが「足を折れ!」と迫る鈴木だけでなく、技をかける棚橋にも鬼気迫る表情に、この二人の戦いは鬼vs鬼の戦いとなっていく、鈴木はスリーパーから逆落としを仕掛け、再びスリーパーで絞めあげる、棚橋は耐え切ってロープへ逃げる、そして鈴木の張り手の連打に対し、顔面中腫れ上がっている棚橋はドラゴンスクリューと譲らず、最後は棚橋のドラゴンスクリューが優ってハイフライアタックからのハイフライフローで勝利、鬼同士の戦いは棚橋が制し、「プロレスごっこ」と批判した鈴木に対して答えを示した試合だったが、試合後のパフォーマンスであるエアギターは試合でのダメージと左肘を痛めた影響もあって少しに留めた、これは敗れた鈴木のせめてもの意地だったのかもしれない。


 そして次期挑戦者に第5試合で内藤哲也を破壊した高橋裕二郎は棚橋の過去の事件を出して名乗りを挙げた、内藤vs裕二郎は、内藤が大丈夫だと素振りを見せようとするも所々で足を引きずっているのが目立ち、時間が経過するとやっぱり痛めている膝を押さえて失速し、裕二郎が徹底的に内藤の膝を破壊してレフェリーストップで勝利、試合後も内藤の右膝にイスを挟み、もう一脚のイスで殴打する姿は憎悪がこもっていた、内藤と裕二郎はかつてNO LIMITというタッグを結成していたが、常にチャンスを与えられ先に走っていたのは後輩である内藤で裕二郎は影に隠れる存在だった、それを考えると二人の関係も昼のメロドラマを越えた愛憎劇なのかもしれない。その裕二郎が9月シリーズで棚橋からタッグながらフォールを奪った実績を盾にして挑戦を迫った。裕二郎も本気を出せば杉浦貴級の実力を持っている選手だけに、これもまた面白い挑戦なのではと思う。


 最後に第1試合では野人・中西学が復帰し永田裕志、ストロングマンと組んで矢野通、飯塚高史、石井智宏組と対戦。序盤はCHAOS勢が中西に対して礼儀の意味で徹底的に首を攻めるも、中西は持ち前の野人パワーで反撃し健在ぶりをアピール、しかし矢野にジャーマンを狙ったところで急所蹴りを食らい、飯塚のアイアンフィンガー・フロム・ヘルを食らった後で矢野に丸め込まれて敗戦、復帰戦を勝利で飾れなかった、しかし今の中西は敗れたことよりもリングに上がって試合が出来た喜びのほうが大きいのではとないだろうか・・・最後に復帰おめでとうございます!

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