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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

鈴木みのるが棚橋vs丸藤を“プロレスごっこ”と批判した理由・・・“素の感情をぶつけ合ってこそプロレス”

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鈴木みのるが棚橋vs丸藤を“プロレスごっこ”と批判した理由・・・“素の感情をぶつけ合ってこそプロレス”

 新日本プロレス10月8日両国国技館大会の全カードが発表され棚橋弘至の保持するIWGPヘビー級王座に鈴木みのるが挑戦することが正式に決定となった、鈴木の挑戦は1月4日の東京ドーム大会以来で2度目の挑戦となる。


 鈴木が23日の神戸大会で丸藤正道戦との防衛戦を制した棚橋に対し「オイ! オマエたちのプロレスごっこ、終わったんだろ!? さっさと帰れ。そのベルトを置いて、さっさと帰れよ!(※ブーイングに対し)なんだ? 神戸にはよ、神戸牛のほかに豚もいんのかよ!? ヘヘへ。そりゃそうだろ!? 俺に負けた俺より弱いオマエと、これまた俺に負けた俺より弱い丸藤、テメーらでいったい何を争うんだよ!? 何を争うんだよ! 何がチャンピオンシップだよ。だから、プロレスごっこって言うんだよ。(※ファンの『帰れ』の声に対し)うるせぇんだよ! テメーらが帰れ、コノヤロー! テメーらに用事ねぇんだよ! 昔のレスラーは口を揃えてこう言った。『いまのプロレスはサーカスだ』って。『いまのプロレスは曲芸だ』って! オメーがチャンピオンでいるからじゃねぇのか、オイ? 俺からの用件は1コだ。このベルトを懸けて俺と闘え!」と棚橋を批判したが、なぜ『プロレスごっこ」と批判されたのか?


 以前のブログでNOAHの秋山準が川田利明との戦いを通じて“素の感情をぶつけ合ってこそプロレスだ”というものを学んだと書いたが、鈴木も基本的に素の感情をぶつけあってこそプロレスだというものを信条にしているレスラー、全日本プロレス参戦時には船木誠勝、諏訪魔を相手に自分の感情をぶつけつつ、また相手の感情を引き出してきた、またデビュー1年目でアントニオ猪木と対戦し、先に猪木の顔面を張ったことで、猪木が逆に殴り返したこともあった、それを考えると”素の感情をぶつけ合ってこそプロレスだ”というものを猪木から叩き込まれたものなのかもしれない。鈴木からしてみれば棚橋vs丸藤戦は技術的な攻防はあっても感情的なものがなかったと思ったのではないだろうか・・・

 

 1月4日東京ドームでの棚橋vs鈴木戦は棚橋の猪木イズム越えがテーマとなったが、10月8日の両国はプロレスとは何なのか?強さとは何なのか?を問われる試合になるのではと思う。

 柴田勝頼が『プロレス・格闘技DX』で更新している日記で神戸大会終了後に


『(神戸大会を振り返って)正直、あまり手応えを感じておらず、二人で「本当に新日本でよかったのかな?」という感じで帰ってきました。本当に物足りなさを感じています。


 新日本プロレス・・・自分が辞める間際の新日本プロレスもアレでしたが、さらにゆるくなった印象を受けたのが寂しい、同期(井上亘)からも何も熱いモノを感じることなく、ちょっと拍子抜けしました。


 ヤングライオン(高橋広夢)も最初は威勢良かったけど・・・コメントでデカイことを言っていた割には、一発一発が軽すぎる。攻撃に重みが無いというか。気持ちがこもってないように感じました。見ている人にはどう映ったかわかりませんが・・・


 もっと新日本の若手にはギラギラとした目でガムシャラに感情剥き出しでぶつかって来るべきだと思う。自分達の時はそう思ってやっていたし、先輩から怒られながら、違う先輩からは褒められる・・・・そんな矛盾のような中で“自分は何をやるべき”を感じながらプロレスラーとして学んでいく・・・そういうものでした。


 無茶して先輩や会社からはスゲー怒られたりした試合や行動でも、勘太郎(星野勘太郎)さんから「いいんだよ!それが新日本だよ!」と褒められることがよくあった。自分は、それが新日本の基盤はそういうものだと考えている。まず、プロレスの強さで一番大事なのは気持ちの強さであって、心構えと取り組む姿勢が一番大事だと思います。それがゆるく感じました。


 今の新日本プロレスの方針はよく分かりませんが、うまくまとまり過ぎているがゆえに、はみ出すことは許されないのかもしれません。

 今の新日本プロレスには、ゆとり教育がゆき届いていました。』


 新日本プロレスを『ゆとり教育』とこき降ろした、それを考えると鈴木みのるの『プロレスごっこ』発言も桜庭和志、柴田勝頼の試合を見た影響から出た言葉なのか、高田延彦がツイッターで「強さを追求しないプロレスイベント」を「仮面ライダーごっこ以下」と批判した影響なのか・・・・アントニオ猪木という存在から脱却した新日本、改めて強さとは何なのかを問われているのかもしれない。

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