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宮原があと一歩まで追い詰めるも鬼となった潮﨑が三冠死守!鼓太郎が世界ジュニア王座奪取で全日本ジュニアも新時代突入へ
3月27日 全日本プロレス「2015ドリームパワー・シリーズ」後楽園ホール 874人
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○KENSO(6分23秒 片エビ固め)X野村直矢
※ダイビングエルボードロップ
◇第2試合◇
▼30分1本
○真霜拳號 タンク永井(13分39秒 クロス式アンクルホールド)ゼウス Xボディガー
◇第3試合◇
▼30分1本
○大森隆男 SUSHI 土方隆司 中島洋平(10分15秒 片エビ固め)秋山準 金丸義信 X渕正信 青柳優馬
※アックスボンバー
◇第4試合◇
▼30分1本
曙 ○吉江豊 石井慧介(15分36秒 片エビ固め)諏訪魔 ジョー・ドーリング X佐藤光留
※ダイビングボディプレス
◇第5試合◇
▼世界ジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者/Jr. BATTLE OF GLORY優勝者]○鈴木鼓太郎(17分10秒 片エビ固め)[第37代王者]X青木篤志
※ジャベリン
☆青木が6度目の防衛に失敗。鼓太郎が第38代王者となる
(試合後)
鼓太郎「ようやくこのベルトを手に入れることができました。俺の力全てこのベルトにかけていきたい。今の戦いは今の全日ジュニアの戦い。これからは未来の戦いです。しっかり目に焼きつけてください。」
【鼓太郎の話】「(全日本ジュニア最高峰の試合となったが?)これが今の俺と青木のレベルだと思います。背中で引っ張ると言った以上、発言もしますけど、やっぱり試合の内容で引っ張っていけるチャンピオンを目指したいんで。たぶんセコンドに付いていない選手も試合は必ず見ているでしょう。その人たちがどう感じて、どう動くかですね。(序盤から読み合いが続いたが?)青木とはここ最近やり合ったわけじゃないんで。組んでいる時代も長かったし、その前も長かったし。(青木も普段と違う技を見せてきたが?)ちょっと予想だにしない技を食らいましたけど、ああいう技が一番効きますね。免疫ないんで。でも、引き出しで言えば、俺も少なくはないんでね。(未来を見せると言っていたが?)さっきリング上でも言った通り、世界ジュニアのこの試合は現段階の全日本ジュニアの戦いです。次の試合はね、おそらく全日本の明るい未来を予感させるような試合を見せてくれるはず…いや、見せてくれないと困ります。(青木は王者として強さを求めていたが、鼓太郎選手は?)僕は追い求める背中はたったひとつなんで。そこにどこだけこのベルトを持って近づけるかだと思います。ただ、まったく発言しないチャンピオンもどうかなと思うんで。散々やりあって気づかされたんで、しっかり言うことは言って、でも引っ張っていくのは試合であり、俺の背中だと思います。(青木は10ヶ月間、ベルトを守って価値を上げてきたが?)本当に独自の青木節で、このベルトの価値を高めたと思います。その価値を俺がさらに引き上げないと、また何を言われるかわからないんで。(次の挑戦者は?)今の試合を見て、どう思うかですよ。『ついていけない』と思ったら挑戦しなきゃいいし、『俺もやれる』という言うんだったらいつでも上がってきてもらいたい」
【青木の話】「やっとだ、やっと。全日本プロレスのジュニアはここからスタートなんだ」
◇第6試合◇
▼三冠ヘビー級選手権試合/60分1本
[第51代王者]○潮﨑豪(24分11秒 体固め)[挑戦者]X宮原健斗
※豪腕ラリアット
☆潮崎が2度目の防衛に成功
【試合後の潮崎】
――苦しい試合となったが?
▼潮崎「それはわかってたことだし、あいつもまだこれで終わりじゃないし、俺もこんなとこで止まってるわけにいかないから」
――宮原はチャレンジャーとしてどうだった?
▼潮崎「リング上に立って向かい合う、それに違いなんかないし、健斗、あいつの気持ちがこれだけの熱を生んだのは間違いない今日はあいつに感謝ですね。俺のイメージではもっと俺が押して試合を進められると思ってたけど、プロレスって何が起こるかわからない。それだけ刺激的な戦いだし、今日は会場に来てくれたお客さん、サムライで生中継をみてくれたファンに、この三冠の価値をほんの一部分だけどみせられたんじゃないかなと思います」
――チャンピオン・カーニバルに三冠王者として出場することになるが?
▼潮崎「それに関して俺はチャンピオンだけど、チャンピオン・カーニバルで何の実績も残してないし、まだ回数もそんなに出てないしね。まっさらな気持ちで臨ませてもらいたい。ただ今年のチャンピオン・カーニバル、今までのチャンピオン・カーニバルを越えていく。レベル上げるよ。ベルトを持っていても全日本のイチレスラーとして、沖縄から始まる過酷なリーグ戦をぶっちぎりで突き抜けていきたいと思います」
【宮原の話】「負けてコメントするのは嫌なんだけど、今日は言わせてもらいますよ。俺は今日、本気であの三冠ベルトを巻いて、俺がこの全日本プロレスの新しい顔になって、新しい時代を築くんだという気持ちで挑んで、負けちゃったので。負けちゃったらそれはかなわない。だけど…だけど俺は、三冠ベルト最年少記録を諦めちゃいない。そして、いつかは…いつかじゃない。近いうちに、俺らは本気で日本武道館を目指しているから。笑うヤツは笑えばいい。本気で日本武道館を目指してやる。その時は俺が三冠ベルトを巻く」
全日本プロレス後楽園大会をSAMURAIにて視聴、メインの三冠統一ヘビー級選手権は、序盤はグラウンドやマッチアップでも互角、いや宮原は怯まなくなってきている、それに焦れたのか潮﨑が先手を奪いにチョップから場外戦に持ち込むも、宮原が鉄柵を使ったギロチンホイップ攻撃で形勢逆転、また休まず攻めバイシクルキックから場外パイルドライバーでダメ押しする。
失速した潮﨑はチョップで流れを変えようとするがローリング袈裟斬り狙いは宮原がバイシクルキックを放ち、執拗に首攻めを展開するが、宮原がコーナーに乗ったところで潮﨑がドロップキックで場外へ出すと鉄柵攻撃、チョップの乱打、フィッシャーマンズバスターなど怒涛の猛反撃、攻めているが潮﨑に余裕はなく鬼となって宮原を攻め立てるが、宮原も懸命に喰らいつく。
宮原はエプロンから場外へ断崖式のジャーマンを敢行してから怒涛の猛ラッシュ、串刺しニーからシットダウン式パワーボム、二段式ジャーマンと畳みかけ、潮﨑のラリアット狙いを今シリーズから使用し始めた膝蹴りで迎撃するが、潮﨑もラリアットを炸裂させ宮原を場外へ追いやるとノータッチトペを発射し、リングに戻ってから雪崩式フランケンシュタイナーを決めるも、ゴーフラッシャー狙いは宮原が垂直落下式ブレーンバスターで突き刺す。
宮原は後頭部への串刺しニーから垂直落下式ブレーンバスター、パッケージジャーマンを決めるが、膝蹴りは潮﨑がラリアットで迎撃、チョップとエルボーのラリーの後で宮原がエルボーを狙うと潮﨑はローリング袈裟斬りで迎撃、その後は潮﨑は鬼のようにローリング袈裟斬りを連発してからラリアット、ゴーフラッシャーを決めるが、宮原はまさかのカウント2で返すも最後はラリアットの前に力尽きて3カウントとなった。
潮﨑が鬼となったのは宮原との差がそれほど縮まった証、二人がタッグを組み始めた頃は実力差に開きがあったのだが、17ヶ月の間に宮原が潮﨑に並ぶまであと少しのところまで来ていることが今回の三冠戦を通じてわかった。
次期シリーズは春の本場所「チャンピオンカーニバル」、潮﨑も昨年は右手の負傷で途中リタイアするという屈辱を味わったが、宮原も西村修に勝利しただけの1勝、潮﨑も完走こそ最大の目的だが、宮原は星を伸ばして優勝戦線に食い込んで欲しい。
セミの世界ジュニアヘビー級選手権は青木が非情なまでに腰攻めを展開、鼓太郎も頚椎が悪いだけに堪える攻めだったが、鼓太郎もエルボースイシーダから反撃し雪崩式アームホイップで流れを変える。
鼓太郎も痛めた腰を引きずりながらエルボー、ローリングボディーエルボーを放つと、青木も浴びせ蹴りで応戦してスパイラルポセイドンを決めるが、鼓太郎は膝蹴りからエルボー、ブルーディスティニーで返し、最後はランニングエルボー、ボディーエルボーからジャベリンで3カウントを奪い、世界ジュニア王座を初奪取に成功したが、鼓太郎が今まで抜かれていた後輩・青木にやっと並んだことで全日本ジュニアも新時代へと突入したことを実感した試合だった。PR -
曙、吉江が世界タッグ王座奪取も、大仁田厚出現!秋山に電流爆破への招待状!
3月22日 全日本プロレス「2015ドリームパワー・シリーズ」福岡・博多スターレーン 374人
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○SUSHI (9分05秒 片エビ固め)X青柳優馬
※ダイビングヘッドバット
◇第2試合◇
▼20分1本
○KENSO (7分31秒 片エビ固め)X野村直矢
※ダイビングエルボードロップ
◇第3試合◇
▼30分1本
○諏訪魔 ジョー・ドーリング 青木篤志(16分30秒 体固め)宮原健斗 鈴木鼓太郎 X中島洋平
※ラストライド
◇第4試合◇
▼30分1本
○潮崎豪(14分01秒 片エビ固め)X佐藤光留
※ショートレンジ豪腕ラリアット
◇第5試合◇
▼アジアタッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者組]金丸義信 ○ウルティモ・ドラゴン(17分08秒 片エビ固め)[第96代王者組]長井満也 X南野タケシ
※アサイDDT
☆長井&南野が2度目の防衛に失敗。金丸&ウルティモが第97代王者組となる
【試合後の金丸&ウルティモ】
▼金丸「(DKは)二人ではこないと思ってたけど、この二人で組めば必ずベルトを獲れると思ってた。こっちの方が一段も二段も上でしょう」
▼ウルティモ「この歴史があって由緒あるベルト。正直いってこのベルトに手が届くとは思ってなかったけど、パートナーが今一番、脂が乗ってる金丸。全日本に参戦した最初は渕さんと組んだら面白いかなと思ってたけど、金丸と組んだから獲れたと思ってる。感謝したいですね。相手もあれでファンの支持も得てるし、長井&南野、何度でもやりたいですね。リマッチ受けますよ」
▼金丸「秋山さんと獲るのとウルティモさんと獲るのは違う。経験のひとつとしてプラスになったと思います」
――思い描く防衛ロードは?
▼金丸「タッグチームとして、リーグ戦でも負けてるチームがあるし、名乗り出るチームがあれば端からやっていきたいですね」
▼ウルティモ「このベルト持っていろいろ、他団体とやっても、海外で防衛戦やっても面白い。アジアと名がついてるんでね。由緒あるベルトはみんな挑戦したいだろうと思う。自分が壁になる位置にいるんでね。昔アジアタッグといえば極道コンビ。大先輩ですけど、ああいう名タッグチームになれれば。でも別にグレート小鹿さんを(挑戦者に)指名してるわけじゃないですよ(苦笑)」
◇第6試合◇
▼世界タッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者組]○曙 吉江豊(24分19秒 体固め)[第68代王者組]X秋山準 大森隆男
※ヨコヅナインパクト
☆秋山&大森が3度目の防衛に失敗。曙&吉江が第69代王者組となる
(試合後、大仁田は世界タッグ戦が終わったタイミングを見計らったかのように入場花道に現れた。場内は騒然。SUSHIらセコンド勢が制止しても邪道は購入したというチケットをかざしてお構いなし。リングサイドまで足を運び、エプロンに上がると新世界タッグ王者となった曙、吉江と握手を交わして祝福した。だが、お目当ての秋山はすでに退場し、そこにはいない。「秋山さんは?」とつぶやいた大仁田は懐から「招待状」と書かれた書状を大森に手渡し、「これ渡しといてくれ」と言付けた。
さらにマイクを持った大仁田は「僕もプロレス40年やってますが、(引退まで)残り2年8ヶ月。秋山さんに(招待状を)届けといてください。ちゃんと読むように」とアピール。「ということで、さよなら」と言い残して去っていった。
)【大仁田の話】「大森さんに託しましたんで。(引き揚げてきた大森に向かって)私の願いを秋山社長に伝えて下さい」
【試合後の曙&吉江】
▼曙「やっとベルト獲って乾杯できる!」
▼吉江「結果は完勝だけど、勝って乾杯ですよ!」
※かたわらのSUSHIをみやり
▼曙「何でいるの?」▼SUSHI「同じチームの一員として、僕も頑張ります」
※SUSHIの音頭で乾杯し
▼曙「勝ったらうまいね! このチームで今日みてもだいぶお互い慣れてきて、どこで何をしたがってるかわかる。経験積まないと。いきなりタイトルマッチは難しい。間にシングルやって体で感じて、経験積んできたのが勝因だと思います」
▼吉江「俺自身、ベルトに絡む…横綱と3度目ですけど、ベルト巻いたのは新日本時代に一度タッグ獲ってますけどね。これで全日本で一番、いや日本のプロレス界でナンバー1。これからもっと進化して世界一ですよ。今日の時点で100%。明日は今日以上の100%。進化していきますよ。止まらないですよ。俺ら勢いついたら止まらないから。後ろに相当なエンジンついたようなもんですよ。20年やってますが、パートナーに恵まれてますね。棚橋(弘至)がいて、中西(学)さんもいて、ピンクゴディ(パートナーは森嶋猛)もありました。久々にこうやってベルトも巻ける。パートナーに恵まれて幸せですよ。プライベートでも人生のパートナーに助けられてるんで、恩返しできたかなと。伝統と格式あるベルトを巻くと責任と覚悟が必要。それを日々感じながらナンバー1のチームとして成長していきたいですね」
▼曙「もちろんベルトも大事だけど、今日の試合内容は僕らにしかできないでしょ。このチームは必要ですよ。さすがチャンピオンチームも強いし、うまい。でも僕らにないうまさをパワーと圧力にものいわせた。これだけパワーあるチームどこ探してもいないでしょ。明日からチャンピオンとしてのシリーズが始まるけど、気を引き締めて頑張りますよ。ベルト持って誰ともいつでもどこでもやるつもりだし。サプライズでゲスト来てたけど、僕らのいい雰囲気壊してくれたね(苦笑)」
――曙選手から何度もゲキが飛んだが?
▼吉江「もちろん、このようなパートナーが横にいてくれたら頼もしいし、何が何でもパートナーにつなぐ。でもオンブに抱っこじゃダメ。この体でテクニックを潰す形でいけると思うけど、ヒザが壊れてるからどうしても狙われる。それ以上のパワーでカバーするしかない。プロレス界の怪物王を目指してるんで、一生これでいきますよ」
▼曙「お互いですよね。僕が攻められてもパートナーにつなげば何とかなるだろうし。思い切りいける」全日本博多大会で世界タッグ選手権が行われ、王者であるワイルドバーニング(秋山、大森)に曙、吉江が挑戦。
序盤は吉江が秋山に雷電ドロップを連発するも、秋山は左攻めで反撃し吉江の動きを止めにかかる。
しかし交代を受けた曙が大森の腰にエルボードロップを連発して腰攻めを展開、吉江も続き、猛ラッシュをかけ曙がヨコヅナインパクトを狙うも、大森が踏ん張ってニールキックで反撃し、秋山もニーを連発して続くが、曙はぶちかましで弾き返すと重爆攻撃の連発で秋山を追い詰め、カットに入る大森をも返り討ちにする。
秋山もダイビングニーで反撃し大森も吉江に後頭部へのアックスボンバー、バックドロップからアックスボンバーを狙うも、吉江は裏拳で迎撃してトラースキックからアックスギロチンドライバーを狙う大森を担ぎ上げてカナディアンハンマーから、ジャンピングボディープレスと畳み掛ける。
秋山がカットに入り大森は再度アックスボンバーを狙うが、吉江は空中胴締め落としで迎撃し共に交代、秋山は曙にジャンピングニーを放つが、曙は再び弾き返すも、チョークスラム狙いは秋山がDDTで切り返し腕十字から、今シリーズから解禁したネックアンドアームブリッジへ移行しようとするも、曙はロープに逃れる。
大森の援護を受けた秋山は再度腕十字で決めるとエクスプロイダーを狙うが、曙が全体重かけて押しつぶし、吉江の援護を受けた曙はエルボードロップを投下するも、秋山はかわして再度ネックアンドアームブリッジで捕獲、しかし吉江がカットに入ると挑戦者組は串刺しボディアタック、ボディープレスと秋山を圧殺し、最後は曙がチョークスラム、エルボードロップからヨコヅナインパクトを決め3カウントを奪い王座を奪取した。
だが試合後に前夜の超花火・博多大会で高山善廣を破り爆破王王座を奪取した大仁田厚が出現、SUSHIらが止めに入るがチケットを購入しており、お構いなしとばかりにリングに迫る。
大仁田は秋山に招待状を手渡すが、秋山はダメージのため既にリングを後にしており、大森に手渡して会場を後にした。
大仁田は昨年12月に最強タッグ最終戦で同期である渕のデビュー40周年を名目にして全日本に参戦、試合後には渕に電流爆破参戦を要請したものの、渕はやんわりと断っていたが、一度全日本のリングに上がった以上このまま引き下がるわけがない、大仁田は何度も電流爆破で対戦した曙だけでなく秋山をも標的にしたようだ。
大仁田のことに関しては秋山だけでなく曙も大会後はコメントがなかったが、今後秋山がどう返事するか、また返答次第で大仁田はどう動くのか・・・
またセミのアジアタッグ選手権はセコンドのKENSOの介入に金丸が苦しめられる展開となるも、長井のフロントハイキックが南野に誤爆すると、これを逃さなかった挑戦者組が猛ラッシュをかけ、最後はウルティモが南野にアサイDDTを決め3カウントを奪い王座奪取に成功した。
【追記】
<プロレス格闘技DXより>
秋山社長が熊本大会の試合前、大仁田からの「招待状」について言及。「全日本の有能な人材を我、人生の電流爆破のリングにご招待致したく存じ上げます」との邪道の訴えを受け、希望選手が現れれば交渉する用意があることを示したものの、自身の爆破マッチ参戦を全面否定した。3・22博多大会のメインイベント終了後、邪道・大仁田が現れ、秋山宛の「招待状」を大森に託してきた。てっきり秋山への爆破マッチ要求と思いきや違った。
書面には「全日本プロレスの有能な人材を我、人生の電流爆破のリングにご招待致したく存じ上げます」と書かれてあった。つまり秋山に限定せず、全日本勢から爆破マッチの相手を募ってきた。「招待状みたけど、俺じゃないんだよね。『全日本の有能な人材』にってことだから」と解釈した秋山は、「俺はないね。もちろん物事に100はないけど、俺はないよ」と自身の爆破マッチ出撃は全面否定した。
一方で秋山は「ウチの選手で今、電流爆破をやりたい奴がいるか疑問だけど、全て閉ざすのは俺の性に合わないから」と前置きしたうえで、「選手にはこういうものがきてるけど、どうかと聞く」と所属選手たちの意志を確認するつもり。「やりたい奴がいれば話はするけど、なければないでこの話は終わり」とのスタンスを示した。
【秋山の話】「(前夜の博多大会に大仁田が来場したが?)若い奴が止めないと。それこそ、またぐなですよ。止める奴がいるかと思ったけど、いなかったのが残念だよ。(大仁田は招待状を大森に託していたが?)招待状みたけど、俺じゃないんだよね。『全日本の有能な人材』にってことだから。(秋山選手に爆破マッチのリングに上がってくれと言ってきたわけではないと?)この文書をみる限りね。全日本の代表である俺に持ってきたということはそういうことでしょ。あとは誰か興味ある奴がいたらだね。ウチの選手で今、電流爆破をやりたい奴がいるか疑問だけど、全て閉ざすのは俺の性に合わないから。選手にはこういうものがきてるけど、どうかと聞くけど手が挙がるかわからないよ。あるとしたらKENSOぐらいかな。(当然、秋山選手自身は出ないと?)俺はないね。もちろん物事に100はないけど、俺はないよ。社長自ら電流爆破に出て行けないでしょ(苦笑) 一応、どういう形であれ、スポットライト浴びるわけだから、やりたい奴がいれば話はするけど、なければないでこの話は終わりだね。それよりもウチの選手の誰か『またぐな』って言ってほしかったよ。それが残念」
【秋山の話】「(前夜の博多大会に大仁田が来場したが?)若い奴が止めないと。それこそ、またぐなですよ。止める奴がいるかと思ったけど、いなかったのが残念だよ。(大仁田は招待状を大森に託していたが?)招待状みたけど、俺じゃないんだよね。『全日本の有能な人材』にってことだから。(秋山選手に爆破マッチのリングに上がってくれと言ってきたわけではないと?)この文書をみる限りね。全日本の代表である俺に持ってきたということはそういうことでしょ。あとは誰か興味ある奴がいたらだね。ウチの選手で今、電流爆破をやりたい奴がいるか疑問だけど、全て閉ざすのは俺の性に合わないから。選手にはこういうものがきてるけど、どうかと聞くけど手が挙がるかわからないよ。あるとしたらKENSOぐらいかな。(当然、秋山選手自身は出ないと?)俺はないね。もちろん物事に100はないけど、俺はないよ。社長自ら電流爆破に出て行けないでしょ(苦笑) 一応、どういう形であれ、スポットライト浴びるわけだから、やりたい奴がいれば話はするけど、なければないでこの話は終わりだね。それよりもウチの選手の誰か『またぐな』って言ってほしかったよ。それが残念」
【大仁田からの招待状※原文ママ】
秋山殿我、プロレス人生残すところ二年八ヶ月余り、
全日本プロレスの有能な人材を我、人生の電流爆破のリングにご招待致したく存じます。
心温まるお返事をお待ちしています平成二七年三月二十二日
爆破王
大仁田厚
23日熊本大会の試合前に秋山社長が会見を開き、招待状の中身を公開、大仁田の来場を止めなかった全日本勢に苦言を呈しつつ、自身の出陣は否定したが「やりたい奴がいれば話はするけど」とやりたいヤツは止めないとした。
秋山にしても大仁田と対戦経験のある曙やKENSOではなく“なぜ自分なの”というものもある、また大仁田は全日本出身なれど秋山が全日本入りした頃には既に大仁田は最初の引退をした後であることからまったく接点がない、秋山にしてみれば“困った”というのが本音なのではと思う。
しかし大仁田も秋山の名前を出した以上このまま引き下がるとは思えない、果たして大仁田がそう打って出るか・・・・ -
ハイフライだけが新日ジュニアではない、ライガーとタイガーが示した新日本ジュニアのプロレス!
3月22日 新日本プロレス「Road to INVASION ATTACK 2015」兵庫・ベイコム総合体育館 5200人 超満員札止め
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼15分1本
○小松洋平(9分10秒 逆片エビ固め)X田中翔
◇第2試合◇
▼20分1本
中西学 田口隆祐 キャプテン・ニュージャパン ○マスカラ・ドラダ(8分44秒 片エビ固め)永田裕志 KUSHIDA アレックス・シェリー Xジェイ・ホワイト
※変形ファルコンアロー
◇第3試合◇
▼20分1本
ロッキー・ロメロ ○バレッタ 外道(9分41秒 エビ固め)ケニー・オメガ マット・ジャクソン Xニック・ジャクソン
※ストロングゼロ
◇第4試合◇
▼20分1本
天山広吉 小島聡 ○本間朋晃(9分14秒 片エビ固め)カール・アンダーソン ドク・ギャローズ Xコーディ・ホール
※こけし
◇第5試合◇
▼NWA世界ジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[王者]○獣神サンダー・ライガー(15分22秒 片エビ固め)[挑戦者]Xタイガーマスク
※掌底
☆ライガーが3度目の防衛に成功
【ライガーの話】「俺はリングで言ったように、もう1度(タイガーと)したい。いや、何度でもしたい。今のJr.(の試合)をどうのこうの言うつもりはない。本当に素晴らしい。俺たちにはできないんだ。なぜか? 教え込まれたものが違うから。俺はああいう試合しかできないし、虎(タイガー)もああいう試合が好きだと言ってくれてる。だから俺は『タイガーと』と言ってるだけ。(今のJr.は)本当に素晴らしい。(俺には)できないんだもん。ファンも喜んでる。(俺は)わがままを言わしてもらってるだけ。もう1回試合したい。それだけなんだ。田口やケニー・オメガ、タッグではシェリーやKUSHIDA、本当に頑張ってるし、凄い。ため息が出るよ、『スゲェ』って。『じゃあ、ライガーさんも・・・』って? 違うんだって。いろんな試合があっていいじゃないか? さっきも言ったように、俺と虎が思ってる試合をやりたい。わがままだ。それだけなんだ、それだけ。リング上で虎も言ってたけど、俺はほんとにそれだけ。何度も言うけどわがまま。チャンピオンの特権としてのわがまま。ファンも『ライガー、大丈夫なの?』という空気になった。そういう試合なんだ。やるかやられるかなんだ。特にタイトルが懸かってる。俺はそう思う。Jr.の若い選手たちの試合は勉強になる。だけど、俺たちができる試合は、こういう試合なんだ。間違っても『タイガーは今のJr.を否定してる』というのは書かないでほしい。今のJr.は最高ですよ。特に新日本のJr.は。世界のどこに出しても恥ずかしくない。だけど俺らができるのはこういう試合。わがままです。それから海外遠征が今月末からあります。2月、3月、4月、5月、6月と、アメリカやカナダ、アジアと海外の予定が入ってます。このキャリアで飛ばしすぎじゃないかとか言われますけど、呼ばれるうちが華なんで、自分の世界を改めて見せて、泥臭い、ほんとに泥臭い試合をやってきたいと思います」
――今日のデビュー当時のデザインとのハーフ&ハーフのコスチュームの意味は?
ライガー「ライガーも最終章に入ってるし、こういうライガーもあったんだよっていうのを、タイトルマッチだから注目させるだろうし、見せておこうかなと。何回もやるもんじゃないし、今日の相手がタイガーだったからこそね」
【タイガーの話】「コメントいりますか? 敗者だからこそ、残した方がいいかな? やはりライガーさんは強かったです。やっぱり底力、さすがだと思ってますし、何気なく使ってる掌底を、ああいう1発1発をここぞというときに使うライガーさんは、やっぱり凄いと思うし、だからこそ、ライガーさんの足を止めた。それが裏目に出たかどうかはわからないけど、こういう1発1発に痛みのあるプロレス、これを俺たちはやりたい。前からライガーさんとそう言ってました。凄いですよ、ヤングバックス。凄い、素晴らしい。動きにしても。でも、僕とライガーさんは、もっとゴツゴツした試合がしたい。今日はそういう意味で、掌底で潰されたっていうのは、本望っていうか、素晴らしいっていうか。悔しいけどね。凄いなと思いました。やはり気迫、そういうものでは俺も負けてなかったと思うけど、ライガーさんの1発の技の重み、それに負けたかなと。だからこそもう1度、もう1度、ライガーさんに挑戦したい。ファンの中からどういう声が出るのかわからないけど、万人が万人、応援してくれるとは思わない。それはわかってます。ただ、僕自身ももう、あとプロレスというものが何年できるかわからない。別に引退するわけじゃないけど。当然のことながら何年もできるものじゃない。ライガーさんもいっしょ。今度は僕が潰して、お互いが納得できるような試合を。俺は試合の上で勝って、『あいつはスゲェ』って言われたい。今日は自分の中で納得できる負け。やっぱりライガーさんは強かった。遺恨なんか何もないし、ライガーさんがベルトを持ってる以上、俺はライガーさんの背中を追い続けて、必ず(ベルトを)獲ります」
――負けたからこそ改めて、ライガーさんに勝ちたいという思いが強くなったんじゃないですか?
タイガー「そうですね。言っちゃああれだけど、普段は与えられた試合をこなしてきた。だけど今回はライガーさんとの試合が決まって、ライガーさんに照準を絞れたし、負けたからこそライガーさんの強さを改めて感じたし、だからこそもう1度。潰したい。そしてベルトを獲りたいっていう思いが強くなりました。明日からまた頑張ります」
◇第6試合◇
▼30分1本
○オカダ・カズチカ YOSHI-HASHI(10分35秒 片エビ固め)バッドラック・ファレ Xタマ・トンガ
※レインメーカー
◇第7試合◇
▼スペシャル8人タッグマッチ/30分1本
○中邑真輔 矢野通 石井智宏 桜庭和志(17分26秒 片エビ固め)棚橋弘至 真壁刀義 X後藤洋央紀 柴田勝頼
※ボマイェ
【中邑、矢野、石井の話】
中邑「誰に勝ったっけ? 後藤? 後藤、いたっけ? 透けて見えるな。存在が薄すぎて、気づきませんでした。『NEW JAPAN CUP』準優勝? 何の役にも、クソの役にも立ってねぇな。オイ、もしかして、もしかして、終わってんの?」
矢野「棚橋、だせぇな。(※オカダ10周年DVDの裏を指差して)ここ見て勉強しろ」
石井「真壁、『NEW JAPAN CUP』、何だ、あのざまは?3試合とも見たけどよ、何だ、あの試合は? 仮にあいつがチャンピオンで、あんな試合(内容)だったら、どうすんだ? どう思う、お前ら? あれがチャンピオンの試合内容か? 俺はそういうの、許さねぇからよ。俺の火は消えかかってんだよ、完全に。俺をまた燃え上がらせるか、そのまま静まるか・・・」
【棚橋の話】「あぁ、だせぇ。確かにギターはエアだけど、エースとしてやってきたとこは、ちゃんと俺の中では残ってる。エースをバカにしたら、痛い目に遭うよ」
◇第8試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
○飯伏幸太 内藤哲也(14分12秒 片エビ固め)AJスタイルズ X高橋裕二郎
※フェニックススプラッシュ
(試合後)
飯伏「やっと・・・やっと! 念願のIWGPヘビーのベルトに挑戦することができます。4月5日は! 必ず勝ってまたここに戻って来たいと思います。応援よろしくお願いします!」
【飯伏の話】「いやぁ・・・、きつかったですね、今日も。でも完全に流れは自分に来てるはずなんで。勢いはこのまま止めずに、ベルトを獲りたいと思います」
――AJの印象は?
飯伏「前回、1回タッグでやってるんですけど、その時は自分が(ベルトに)挑戦するとか何も決まってない状態でのタッグマッチだったんで、あの時とはちょっと印象は違います。1発1発が重いです、やっぱ」
――頭の中でイメージしていたAJと、実際に肌を合わせてみたAJは違ってましたか?
飯伏「ほとんど違いましたね。自分がイメージしてるのとは、真逆とまではいかないですけど、けっこう違いましたね」
――記者会見では「夢で対策を・・・」と言ってましたけど、この1週間でAJ対策となりそうな夢は見ましたか?
飯伏「まだ見てないんですけど。追い込まれれば夢を見るんで、今後、見たときに・・・」
――半年前は「AJの攻撃は1発1発が重かった」という話をされていて、これからヘビーという段階で、それが縮まったと印象はありますか?
飯伏「縮まったというよりか、前回とは違った種類、タイプのイメージですね」
――じゃあ、AJ対策は練り直さないといけない?
飯伏「練ってあります。大丈夫です。夢も見るし、大丈夫です」
――前哨戦で対決する機会が少ないという点で不安はないですか?
飯伏「あと1回、(4月2日)後楽園ホールであるんで、そこで絶対向こうも何か考えてるだろうし。(今日は)余裕な感じがしましたね。自分はまだ、そこまで探りを入れてないというか。作戦はちょっとあるんですけど、まだ・・・。その作戦が成功するかどうかは、まだわからない」
――ベルトを目の当たりにして、欲しくなったというのは?
飯伏「ベルト見たら欲しいですね。見なくても欲しいです。大丈夫です、獲りますよ」
【AJの話】「イブシ、お前を叩き落してやる。(※ベルトを掲げて)これはお前のためにあるのではない。俺のためにあるもので、俺の腰にずっと巻かれるものだ。いつまでもいつまでも。俺には、お前がこのベルトを奪い取ることなど想像つかない。いや、誰が相手であろうとも、どこのリングであろうとも。それが事実なんだ。BULEET CLUBにおいてのな」
今回の観戦は新日本プロレス尼崎ベイコム総合体育館、同会場を訪れるのは1996年3月17日の新日本プロレス以来で約19年ぶり(当時のメインカードはIWGPジュニアヘビー級選手権のライガーvs大谷晋二郎、、UWAライトヘビー級選手権のエル・サムライvs金本浩二の2大タイトルマッチ)観戦しようと思ったのは近畿での観戦はボディーメーカーコロシアム中心だったこともあり、たまには思い切り遠くへ行ってみたいという気分となって尼崎を訪れた。
ベイコム総合体育館も現在では年に1回新日本で使用されるのみ、昨年は「NEW JAPAN CUP」の決勝として行われたが、今年はタイトルマッチは組まれたものの1シリーズの1大会として開催された。それでも用意されたイスはほとんど埋まり超満員札止め、地方でも新日本の活気力を見事に見せ付けられた。
そして今回の目玉カードはNWA世界ジュニアヘビー級選手権のライガーvsタイガー、今回のライガーは右半分がサンダーライガー、左半分が初期型ファイヤーライガーのマスクとコスチュームで登場、今では空中戦中心のハイフライスタイルが主流となった新日本ジュニアだが、この試合では出した空中技はタイガーのトペのみ、序盤からライガーが弓矢固めから腰攻めを展開すれば、ライガーのスライディングキックをかわしたコーナーからライガーの膝にニードロップを投下、これでライガーの動きを止めたタイガーは膝十字固めで足攻めを展開する。
タイガーは回転十字固めからタイガードライバー、そしてタイガースープレックスを狙うが、阻止したライガーは雪崩式フランケンシュタイナーを狙うも、下から脱出したタイガーは雪崩式バックドロップを決める。
タイガーは再びタイガースープレックスを狙うが、阻止したライガーは浴びせ蹴りからパワーボム、掌底を放つがキャッチしたタイガーは三角絞めで捕獲しギブアップ寸前に追い詰めるも、脱出したライガーが垂直落下式ブレーンバスターからのランニング掌底で3カウント、19年前のライガーvs大谷も激戦の末、ライガーがランニング掌底で3カウントとなったが、それを思い出させるようなフィニッシュだった。
試合後もタイガーが「俺とライガーさんがやりたい試合は、こういう試合なんです!」とアピールしていたが、二人の試合は泥臭く、また古臭く時代遅れの試合なのかもしれない、しかしハイフライだけがジュニアの試合じゃない、泥臭い試合も新日本ジュニアの試合であることをライガーとタイガーの二人が示した試合だった。
セミの8人タッグ戦は柴田と桜庭が先発、二人は打撃戦を展開していたが2013年8月から二人は新日本に参戦しタッグを結成し、現在は柴田が本隊、桜庭がCHAOSと分かれ、この試合では敵同士として対峙したが、この二人がこういう形で対戦するとは・・・プロレスとは不思議なものである。
序盤でも中邑と対峙した棚橋がロープへ走った際にリング下の矢野がイスで一撃を加え場外戦へ突入したが、桜庭もどんなスタイルでも対応できるように積極的に場外戦に参加、柴田を容赦なく鉄柵に叩きつけていた、後半でもバックドロップ合戦はバックを奪い合ってのスリーパー合戦と見応えのある攻防を展開していた。
だがリングに戻ると試合権利のある真壁が後藤へのタッチを拒否したたため、なかなか後藤に出番がまわってこない、後半に柴田からのタッチを受けた後藤がやっと登場、村正やバックドロップで中邑を攻め込むが、CHAOSのトレイン攻撃に捕まってしまう。
しかし柴田の援護を受けた後藤は牛殺しから柴田がPKを狙うも、桜庭がスリーパーでカット、それでも後藤は昇天を狙うが、矢野が急所打ちでカットに入ってから中邑がボマイェで3カウントを奪いCHAOSが勝利。
試合後のコメントでは中邑が後藤を挑発、そういえば中邑のインターコンチネンタル王座は挑戦者不在、中邑は挑戦者として後藤を引っ張り出そうとしているのか・・・
メインのAJvs飯伏の前哨戦はAJが先発に出るも、飯伏は先発に出ず内藤が先発、スカされたAJは苛立ちを隠せない、やっと飯伏vsAJとなるも飯伏はいきなりフランケンシュタイナーを決めるだけですぐ内藤に交代、その後も内藤が前面に出ていたせいか飯伏は積極的には出ない。
後半に飯伏とAJが再び対峙、飯伏はミサイルキック、ローリングソバット、ハイキック、カウンターミドルキック、その場飛びシューティングスタープレスとお馴染みの攻撃を見せるが、AJはフェノメノンDDTで反撃してスタイルズクラッシュを狙うが飯伏はスルー、2度目も内藤がカットする。最後は飯伏が裕二郎にラリアットを浴びせてから投げ放しラストライド、フェニックススプラッシュで3カウントだったがAJと飯伏は互いに手の内は見せず仕舞いで終わった。
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ペロ・アグアヨの息子、エル・イホ・デル・ペロ・アグアーヨが試合中の事故で急死・・・
ペロ・アグアヨの息子であるエル・イホ・デル・ペロ・アグアーヨ(アグアヨJr)が、20日のメキシコ・ティファナで行われたタッグマッチの最中にWWEを退団したばかりのレイ・ミステリオのドロップキックを浴びた際に動けなくなり、21日に頚椎捻挫で死去した、享年35歳。
試合の模様はYuoTubeにて公開されたが、まずコーナーのミステリオに串刺し攻撃を狙ったアグアヨだったがミステリオが両脚でのキックで迎撃し、側転するアグアヨをミステリオがヘッドシザースホイップで場外に出し、アグアヨがすぐリングに戻りロープにもたれたところでミステリオがドロップキックで強襲するが、アグアヨはロープにもたれたまま動けなくなる。
しかし周囲はアグアヨの異変に気づかなかったのか試合は続き、ミステリオは619を浴びせていたが、この時点でミステリオも異変に気づく、ミステリオは試合を成立させるためにエクストリームタイガーをフロッグスプラッシュで降すもアグアヨJrは動けないままだった。
【閲覧注意】
アグアヨJrは日本では馴染みがないかもしれないが、親であるアグアヨが新日本、第1次UWF、全日本に来日しグラン浜田や初代タイガーマスクなどと対戦していることから馴染み深く、アグアヨJrが来日したのは2000年に新日本プロレスで開催された「アグアヨ引退ツアー」の1度だけだった。
メキシコではCMLLで活躍していたが、2008年に新団体ペロス・デル・マールを旗揚げしCMLLだけでなくAAAにも参戦していたという。
35歳という若さでの死、また引退した親アグアヨより先立つとは、残念としかいいようがない。
ご冥福をお祈りしますEl CMLL se una a la pena que embarga a la comunidad luchistica por el sensible fallecimiento del Hijo del Perro Aguayo
— CMLL Lucha Libre (@CMLL_OFICIAL) 2015, 3月 21ペロ•アグアヨJr.の死がショックでならない。ずっと昔に1度だけミステル•アギラに紹介されて片言スペイン語で雑談したのを思い出した。まさか最後の試合になると本人も思わなかったろうに•••試合に関わった全ての方にとって辛く苦しい出来事。動揺していて今は御冥福をお祈りしますと言えない
— ミス・モンゴル上林愛貴ラ・マルクリアーダ (@MALCRIAKYMON) 2015, 3月 21 -
対決することで示した天コジの“新日本プロレス”
3月21日 新日本プロレス「Road to INVASION ATTACK 2015」愛知・名古屋国際会議場イベントホール 2200人超満員札止め
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○ロッキー・ロメロ(9分45秒 片エビ固め)X小松洋平
※暗闇脳天
◇第2試合◇
▼20分1本
タイガーマスク ○田口隆祐(9分13秒 エビ固め)獣神サンダー・ライガー Xジェイ・ホワイト
※どどん
◇第3試合◇
▼20分1本
永田裕志 中西学 ○本間朋晃 KUSHIDA アレックス・シェリー(12分18秒 片エビ固め)高橋裕二郎 タマ・トンガ マット・ジャクソン ニック・ジャクソン Xコーディ・ホール
※こけし
◇第4試合◇
▼20分1本
○カール・アンダーソン ドク・ギャローズ ケニー・オメガ(10分15秒 片エビ固め)内藤哲也 マスカラ・ドラダ Xキャプテン・ニュージャパン
※マジックキラー
◇第5試合◇
▼NWAヘビー級選手権試合/60分1本
[王者]○天山広吉(17分00秒 片エビ固め)[挑戦者]X小島聡
※天山プレス
☆天山が初防衛に成功
【天山の話】「あぁ、ちょっとヤバいね。最後(ムーンサルトプレス)決まったけど、俺としたことがシングルで、相手がコジやからね。とにかく負けられない、負けたら悔しい相手やから。しかも初防衛戦で負けたら、チャンチャラおかしいでしょ。ここで負けてたまるかって。それは俺、何回も・・・。(ベルト獲って)コジがいきなり挑戦してくる? 上等やないかって。そう思ったけど、いざリングに上がったら、容赦なく潰しにきたから、上等やないかって。テンコジ、組んだときはしっかり目標に向かって突っ走る。リング上で闘う、こんなシチュエーション、ここんところなかったからね。これであいつが何て言うか知らんけど、ここまで追い込んできたんやから。またいつかやるかも知れんけど、いつでも来いって。お互い、相手の手の内、全部知り尽くしてるから。普段と違うひらめきっていうかがないとね。まぁ、きつかったけど、まずは初防衛。次は誰やって? 誰か来いや。俺、やりますよ。このまま2015年、このNWAのベルト腰に巻いて、このままずっといきますよ。誰でも来いや」
――最後、リング上で握手を交わしましたけど・・・。
天山「挑戦してきて、あいつには憎しみ、恨み、ないって言うたらウソや。いっぱい持ってる。こういうときぐらいしか、あいつとガンガンやるときはない」
【小島の話】「まぁ、たぶん引退するまでこんな関係続くと思ってるし、死ぬまでこんな関係続いていくと思ってるし。変な感じ、もうどっちでもいいやって。仲悪くても、仲良くても、俺とお前だったらって。なにかしら、こうやってかかわっていられることが、俺にとってレスラーとしての生きがいだと思うし」
――明日からまたタッグを組みますが・・・。
小島「何にもわだかまりはないから。今すぐ組んでも大丈夫。ただ天山は気が短いから。性格が短気だから、そっちの方が心配。俺は十分気が長いんで、大丈夫です」
――よくできた弟のようですね。
小島「ハハハ。まぁ、弟っていうか、兄弟よりも血が濃いっていうことですよ」
◇第6試合◇
▼30分1本
棚橋弘至 真壁刀義 後藤洋央紀 ○柴田勝頼(13分47秒 片エビ固め)中邑真輔 矢野通 石井智宏 X外道
※PK
◇第7試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
○AJスタイルズ バッドラック・ファレ(13分18秒 エビ固め)オカダ・カズチカ XYOSHI-HASHI
※スタイルズクラッシュ
【AJの話】「イブシが俺に挑戦してくるだと? よその団体から来たヤツが何を言ってるんだ? ここはニュージャパンだぞ。しかもその中でも俺がベストなレスラーなんだ。その俺に挑戦したいだと? ニュージャパンのレスラーは皆、俺と闘いたがってる。イブシ、お前は俺を倒せると思ってるのか? 逆に俺に潰されるまでだ。スモーホール(両国国技館)でな」
【オカダの話】「AJも合流して、BULLET CLUBらしくなったかなと・・・。AJが入って勢いも出ると思いますし、ファレも勢いつけてもらわないと、このままだと(3月15日)広島以上(の結果)に・・・。まだまだ余裕だな。俺1人でレインメーカー・・・いや、しっかりツームストーンで持ち上げて、決めてやりますよ」
新日本の新シリーズが開幕、開幕戦での名古屋大会ではNWAヘビー級選手権として天山vs小島の天コジ対決が実現、2月14日の仙台大会でロブ・コンウェイから王座を奪取した天山に小島が挑戦表明するも、「NEW JAPAN CUP」でNWA王座が挑戦の対象外にされたとして天山が怒り、7日の後楽園大会でタッグで対戦した小島と試合後に乱闘にまで発展した。
試合は小島がロープに押し込んだ際に天山にチョップを放って「来い、天山!」と挑発すると、天山も応じるかのようにタックル、チョップの肉弾戦を展開、天山がモンゴリアンチョップで競り勝つが、場外戦で天山がエプロンに立った際に小島が足刈りラリアットで強襲、ここから小島が小島が河津落とし、コジコジカッター、パンチ、“いっちゃうぞ”エルボードロップと畳み掛けて先手を奪う。
劣勢の天山はマウンテンボムで反撃しカーフブランディングを決めるが、フライングラリアットがかわされると、小島は久々にシャイニングウィザードを発射し天山を場外へ追いやるも、追撃のプランチャは自爆する。
場外戦で流れを変えた天山だったが、小島は急角度DDTからコジコジカッター、勝負と見てラリアットを狙うも、天山はカウンターのニールキックで迎撃し天山プレスを狙う、しかし小島は背後からラリアットで強襲する。
小島は垂直落下式ブレーンバスターからラリアットを狙うが、天山はラリアットで迎撃しアナコンダバイス、更にアナコンダバスターからアナコンダバイスで絞めあげる。
天山は自身の肘のサポーターを外して掟破りのラリアットを狙うも、受け止めた小島が逆にラリアットは天山がブロック、しかし小島は左のラリアットを炸裂させる。
再びチョップ合戦となると、天山が小島のボディーに頭突きを放ってからモンゴリアンチョップを乱打、そして顔面ヘッドバットからエゴトリップを決め、最後は天山プレスで3カウントを奪い王座を防衛、試合後は天山から握手を求め小島も応じてノーサイドとなった。
40代となった天コジ対決も駆け引きなしの真っ向勝負、天山も小島、小島も天山だからこそ正面からガンガンやりあえた、永田もNJC1回戦で脱落した際に「まだまだ諦めない」と頂点を目指す姿勢を崩さなかったが、それは天山や小島また中西も同じ気持ちだと思う。
22日尼崎ではにはジュニアヘビー級で一時代を築いたライガーとタイガーがNWA世界ジュニアヘビー級王座をかけて対戦する、今ではハイフライヤーが中心となった新日本ジュニアにライガーとタイガーは自分らの時代を示すことが出来るか、天コジや永田、中西、ライガー、タイガーらの新日本プロレスはまだ続く。
メインでは今シリーズフル参戦となったAJがファレと組み、オカダとYOSHI-HASHI組と対戦、試合はAJがスタイルズクラッシュでYOSHI-HASHIをしとめたが、DDTにも上がる飯伏をよそ者扱いして挑発た、飯伏は開幕戦には参戦せずDDT春日部大会でKO-D王座をかけてヨシヒコと対戦し、カナディアンデストロイを喰らうもフェニックススプラッシュを決め王座を防衛した、その飯伏は尼崎大会に合流しAJとタッグで対戦する・・・本日の名古屋大会終了。おかげさまで、NWAのベルトを死守出来ました!! 身体中ボロボロで、特に首に大ダメージが残ってます……本当に激闘でした‼ とにかく、応援して頂いたファンの皆様、ありがとうございましたm(__)m
— 天山 広吉 (@TENZAN323) 2015, 3月 21名古屋大会、終了。 “NWA王者テンザン”の壁を乗り越える事ができなかった。 強かったし、怖かったし、迫力も昔のままだった。 試合後、テンザンが差し出す右手を無意識に握り返した。 無意識だったという事は、それが自分の本心なんだと思う。 また、明日から頑張ります。
— 小島 聡【SATOSHI KOJIMA】 (@cozy_lariat) 2015, 3月 21テンコジ対決をじっくりと観賞したゼァ。お互いを激しくぶつけあって凄かったゼァ。同世代の二人が元気なのは凄い刺激になったゼァ。
— 永田裕志 (@nagata769) 2015, 3月 21 -
弾丸ヤンキースの連破なるか!?グローバルタッグリーグ2015出場チーム発表!
NOAH21日横浜大会で4月19日から開幕する「グローバル・タッグリーグ戦2015」の出場チームが発表された。
◇出場チーム◇
●杉浦貴&田中将斗(2年連続2度目の出場/2014年優勝)●ランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.(GHCタッグ選手権者/初出場)
●鈴木みのる&飯塚高史(初出場)
●シェルトン・X・ベンジャミン&ブライアン・ブレーカー(初出場)
●丸藤正道&中嶋勝彦(2年連続2度目の出場)
●モハメド ヨネ&池田大輔(2年連続2度目の出場)
●森嶋猛&北宮光洋(初出場)
●マイバッハ谷口&マイバッハ2号(初出場)
●齋藤彰俊&クワイエット・ストーム(初出場)
●マイキー・ニコルス&シェイン・ヘイスト(3年連続3度目の出場)
●クリス・ヒーロー&コルト“Boom Boom"カバナ(2年連続2度目の出場)
●関本大介&橋本和樹(初出場)
※ブロック分け、公式戦日程は決定次第発表
◇開催要項◇
出場12チームがAブロック、Bブロックに分かれてGHC選手権ルールに基づき、各公式戦30分1本勝負の総当たりリーグ戦を行う。期間は2014年4月19日・後楽園ホール大会から5月4日・後楽園ホール大会まで。下記の得点形式で勝ち点を算出し、5月4日・後楽園ホール大会で「Aブロック1位vsBブロック1位」による優勝決定戦を行う。最多得点チームが複数の場合は、直接対決の勝敗で順位を決定。直接対決が引き分けの場合は優勝戦進出チーム決定戦を行う。優勝チームには東京スポーツ新聞社より優勝大トロフィーが贈呈される。[得点形式]
○=勝ち(2点)
□=不戦勝(2点)
×=負け(0点)
■=不戦敗(0点)
△=時間切れ引き分け(1点)
▲=時間切れ以外のあらゆる引き分け(0点)
昨年は1ブロック制で開催されたが、今年は12チームがエントリーしたということで2ブロック制となり、前年度覇者の弾丸ヤンキース、鈴木軍からはGHCタッグ王者のKESと鈴木&飯塚、そしてベンジャミンとハーリー・レイスのWLWからスカウトしたブレーカーがエントリー、大日本は関本がパートナーに岡林裕二ではなく橋本を抜擢、超危暴軍も森嶋が北宮を抜擢したが、マイバッハは増殖したのか謎の2号と組んでエントリーした。
鈴木軍は新メンバーを予告し、NOAHの結束会見に出席しなかった小川良成に疑惑の目を向けられたが、18日に開催された「TAKA&タイチ興行」に小川が出場した際に小川は「鈴木軍なんか入る気ないよ。たまたまだよ。コロシアムでリングに上がんなかったのもたまたま、その場にいなかっただけで気持ちは一緒だから」と疑惑を全面否定したが、フタをあけると新メンバーは外国人選手でNOAHには2度目の参戦となるブレーカー、しかしWLW世界ヘビー、同世界タッグを奪取した実績もあるだけに侮れないものもある。
優勝予想はKESに対抗、また互角以上に戦えるチームという観点でいうと弾丸ヤンキースの連覇に期待したい。 -
200%の完全燃焼・・・安生洋二引退!
3月19日 安生洋二引退試合〜Y.A IS DEAD〜 後楽園ホール 2127人 超満員札止め
(コメント、アピールなどは週プロモバイルより)
◇オープニング◇
(リングマットはUWFインターナショナルのロゴマーク入り。開始予定時間を7分過ぎて「まもなく試合を開始致します」とアナウンスされると会場から拍手が起こる。
全試合開始前にオープニングアクトとして、安生が「オレのプロレス人生に欠かせない大物」というXによる開会宣言。客席から「高田!」と声が飛ぶ。前田コールも起こる。テーマ曲がヒットし大前田コール。登場したのはレイザーラモンRG。大ブーイング。)
RG「どうも、前田日明です。ごちゃごちゃ言わんとね、Uインターあるある歌わせてください。じゃあUインターあるあるをUインターの皆さんが飲んだあとに必ず歌っていたハウンドドッグの『ブリッジ』に乗せて歌わせてください。デンデンデデーン♪ Uインターぁ、あるあるぅ、言いたいよ、今ぁ♪ Uインターのぉ、あるあるうx言いたい♪ 思い出なんか~吹き飛ばしてぇ、Uインター、あるある言いたい、ファーラウェー♪ 時は流れていくよ~♪(略)Uインターの練習生はぁ、夜逃げしがち~♪(拍手が起こる。)ありがとう! それでは前田日明が開会宣言したいと思います!」
(島田二等兵が登場。)島田「ヘイヘイ! お前誰に断ってこのリングに立ってんだ! みんながご存知の、あの高田モンスター軍・島田二等兵だ!(ブーイング)」
RG「帰れ! 帰れ! おい、こんな格好だったか?」
島田「いや、どんな格好かすっかり…ユーチューブ見たけどないんだよ。衣装がまったく。さっきスタッフに買ってもらったらまったく違ったんで、自分でも驚いてる。そんなことはどうだっていいんだよ! 開会宣言は俺がいて、安生洋二さんの引退試合ということは、この人にリングに上がってもらいましょう。男の中の男、アン・ジョー司令長官、出てこいや!」
(アン・ジョーと思いきや、ジャージ姿の安生が登場。)
安生「すいません。本日はアン・ジョー司令長官で開会宣言しようと思っていたのがデスが、あのメガネ、なくしてしまいました。でもですね、その家を探してるうちに、このUインターのジャージが出てきたんですよ。それなので一言いわせてください。今日の引退試合、200%勝ちます!」
(盛り上る会場。)
RG「安生洋二あるある、一個だけあるので歌ってもいいですか? 短くする。ハウンドドッグの『フォルティシモ』に乗せて。いや、短くやる。安生、あるあるぅ、言いたい、言いたいぃ♪ つーよくぅ、つーよくぅ♪ 道場、破り、失敗、し~がち~♪」(ブーイング。安生がRGを抱え上げてヒザ上に尻から落とす。そこへレイザーラモンHGがテーマ曲に乗って登場。)
HG「どうも伝説のハードゲイ、HGでーす! セイセイ。(安生とにらみ合う。安生が右手を出し握手、ハグ)」
安生「HG、今日はよく来てくれた。この開会宣言、君がやってくれるかな」
HG「セイですよ、それは。いいんですか、私がやって。せっかく5年ぶりぐらうですかね、ハッスルがつぶれて。じゃあハッスルポーズで開会宣言させてもらっちゃっていいですか、みんなさん。覚えてらっしゃいますかね。リハーサルで全員忘れてました、われわれ。行くぞー、で皆さんがオー、3、2、1、ハッスルハッスル、フォー! これでお願いします。ほんとにこれが最後になるかもしれないんで」
RG「カメラを構えてる人がいっぱいいますけど」
HG「やってからしばらく止まってください。皆さん、やってから、撮る。これでいきましょう」(観客が起立。ハッスルポーズからのフォーを決め、しばらく止まる。場内が暗転しビジョンで全カードが紹介される。)
◇第1試合◇
▼15分1本
○MAX宮沢(4分03秒 ヒザ十字固め)X服部健太
◇第2試合◇
▼20分1本
○入江秀忠(6分01秒 KO)Xエドアルド・ホンダ
※カカト落とし
◇第3試合◇
▼ハードコアマッチ/20分1本
○佐野巧真 長井満也(9分22秒 体固め)金村キンタロー X黒田哲広
※ノーザンライトボム
◇第4試合◇
▼Uインタールール/20分1本
○中野巽耀(4分44秒 しゃちほこ固め)X岡田孝
◇第5試合◇
▼Uインタールール/20分1本
○上山龍紀(14分26秒 スピニングチョーク)X中村大介
◇第6試合◇
▼45分1本
○ミノワマン 金原弘光(13分06秒 ヒールホールド)藤原喜明 X松井大二郎
◇第7試合◇
▼安生洋二引退試合/無制限3本
船木誠勝 鈴木みのる 菊田早苗(3-0)安生洋二 高山善廣 山本健一
---1本目---
○船木(13分19秒 アンクルホールド)X安生洋二---2本目---
○船木誠勝(16分47秒 アキレス健固め)X安生洋二---3本目---
○鈴木みのる(23分03秒 体固め)X安生洋二
※ゴッチ式パイルドライバー
◇全試合終了後◇
メイン終了後に安生洋二引退セレモニー。マスコミ各社、協賛各社より記念のパネルや花束などが安生に手渡される。デビュー戦の相手である星名治さんから花束の贈呈。安生は「俺の先輩です」と地声で紹介する。靴を脱いでリングに入った星名さんは安生に花束を手渡し握手。安生の目に涙が浮かぶ。最後に「この方々より花畑の贈呈です」とアナウンスされ『スピードTKリミックス』がヒット。スーツにマスク姿の桜庭らしき人物がリングへ。花束を渡す。「誰だ?」との声にマスクを取るとやはり桜庭。大歓声。握手。肩を組んで四方の観客に向く。続いて『パワーホール』がヒット。長州コール。スーツ姿の長州が花束を持ってリングへ。大歓声。花束を手渡し何やら言葉を交わす。そして握手。安生は
握手をしながら何度も頭を下げる。長州は笑顔。大長州コールの中、長州は退場。安生が挨拶。
安生「はあ。へへへ。いやねえ、へへ。明日、焼き鳥焼けねえ…。もうなんも残ってねえ。0%だよ(涙声)。ほんと今日は、ホントに、30年間やってきてよかった…。(拍手)ホントに、ホントにあの、プロレスの黄金期に戻ったみたいなこの熱気、すごく懐かして、うれしかったです。この雰囲気をつくってくれたのがここにいる一人ひとり、古くからのファン、新しいファン、僕を応援してくれた関係者たち、応援してくれた人々、それによってこの空間は作られました。皆さん、ほんとにありがとうございました!(四方に礼)みなさん、また逢いましょう! 焼き鳥屋として」
ひざまづきマイクを置く。両手を上げて声援に応える。安生コール。安生がマイクを持ち「Uインター」コールをあおる。安生がマイクを投げ捨てると、引退の10カウントゴング。「180センチ、100キロ、安生洋二!」のコールでテープがリングに振り『JAMES BROWN IS DEAD』がヒット。リング上で選手、関係者との記念撮影へ。
▼垣原賢人さん、山崎一夫さんが書面でコメントを発表
垣原さん「安生さんには、新生UWFの新弟子の頃からお世話になり、たくさんのことを教わりました。その卓越した『打投極』のスキルを惜しげもなく僕たち後輩に始動してくださったことを今でも感謝しております。UWFの尊敬する大先輩がまたひとり引退してしまい、とても寂しいのですが、第二の人生の焼き鳥屋でも頑張ってください! 安生さん、長い間、お疲れ様でした。自分は今、悪性リンパ腫という血液のがんと闘っています。自分のためにたくさんの選手や団体が、募金活動をやってくださっているのを知り、感謝の気持ちでいっぱいです。皆さんの善意に応え、必ずがんを治し、同じ病で苦しんでいる方たちの希望の光になります」
山崎さん「安生選手、現役生活お疲れ様でした。今日の引退試合に参加できなくて、すみません。今、おそらく…会場にお集まりいただいたファンの皆さんや、準備・運営して頂いた関係者の皆さん、そして引退試合を報道していただいたマスコミの皆さんの温かさを実感しているのではないかと思います。異業種での第二の人生も大変だと思いますが、レスラーの新弟子時代に戻ったつもりで頑張ってください。そして健康にだけは充分気をつけて! 自分が注意していても、アンラッキーなことは、起こったりするものです。家族や周りにいる人のためにも、どうか健康にだけは注意して、頑張ってください。安生選手がお店を出して、落ち着いた頃…こそっと、お店にお邪魔できればと思っています」
安生洋二の引退興行が開催され、オープニングではレスラー安生が最後に活躍したハッスルが復活、安生はコスチュームの一部であるサングラスを紛失したということでアンジョー司令長官としての登場はなかったが、高田モンスター軍の盟友である島田二等兵、宿敵であるレザーラモンHGとRGが登場、引退試合を控える安生を激励、ハッスルポーズでオープニングを締めくくった。メインはゴールデンカップスが18年ぶりに復活、安生はスケジュールの都合で来場できなかったビジョンに高田延彦が映し出され、「男の中の男、安生洋二…出てこいや!」の呼び出しで登場し船木、鈴木、菊田のパンクラストリオと3本勝負で対戦した。
試合はゴールデンカップスが久々とは思えないほどチームワークを発揮したのに対して、パンクラスは遺恨関係である鈴木と菊田が揉めるなどチームワークの悪さを露呈、だがパンクラスは安生を取らえて集中砲火を浴びせ、安生も船木にグラウンドクロス200を決め抵抗するが、打撃戦で船木が浴びせ蹴りを炸裂させるとアングルホールドが決まり安生はギブアップとなる。
2本目もパンクラスは安生の痛めた左膝に集中攻撃を浴びせ、最後は船木がアキレス腱固めで捕獲し安生はまたしてもギブアップ、2-0のストレートでパンクラスの勝利かと思われたが、「船木、鈴木、菊田…。今日は3本勝負の約束だろ? 今日は無制限の3本勝負だろ? 次の1本はジャンプアップチャンス! 次を取れば3本分だよ!お前らそれぐらい付き合えよ。あんなにガッチリ蹴っておいて逃げるのかよ。俺はまだ燃え尽きてねえぞ!」と主催者権限で3本目を要求し突入するも、山本に交代し左膝を押さえたまま場外へうずくまってしまうも、山本も菊田に投げられ左肩を負傷する。
失速するゴールデンカップスは高山が孤軍奮闘、船木にダブルアームスープレックスを決め安生に交代、既にガス欠状態の安生だったが鈴木にハンマーパンチを降ろし、高山と山本の援護を受けグラウンドクロス200を決める。
しかし鈴木のスリーパーに安生が捕まり絞め上げられると、最後はゴッチ式パイルドライバーで介錯され3カウント、安生は引退試合に向けて体調や体作りはしっかりしてきたと思うが、ハッスル崩壊以降は試合をしていなかっただけに11年間のブランクは半端ではなかったが、レスラーとしての意地はしっかり貫いて安生は無事完全燃焼となった。試合後の引退セレモニーには長州や桜庭が登場するも、高田や来場を拒否していた前田、都合により来場しなかった山崎は姿を見せなかった、オープニングはハッスルだったものの、4派に分かれたUが集い、レスラー安生の最期を見贈った大会となった。
前田に関しては「KAMINOGE」誌上で鈴木健氏を通じて来場のオファーがあったものの、前田は「俺はプロのくせに暗闇でうしろから大勢を誘って騙し打ちしてきたチンピラとは関わるつもりはないよ。正々堂々と前からくる勇気のないオカマとはね。いくら時間が経とうが、それを俺が会って許す、認めちゃうみたいなことをしちゃうと業界のためによくないんだよ。この業界にチンピラは不要だよ。」と来場を拒否、前田にしても安生との関係は過去のことを考えても安生が頭を下げるか、ターザン山本氏のようにデコピンで済ませるレベルではないということなのか、しかし安生にしても今更前田に頭を下げるつもりはない、それを考えると来場しなかったほうが正解だったのかもしれないが、UWFの全盛期だったあの時代にはもう戻れないんだなと思うと寂しさも感じる。
安生は鈴木健氏の下で焼き鳥屋の現在修行中だが年内に独立するという、安生洋二選手、ご苦労様でした。 -
日本とWWEの架け橋となった藤波辰爾がWWE殿堂入りへ!
金曜日J-SPORTSで放送される「WWE SMACKDOWN」にて藤波辰爾のWWE殿堂入りが発表されることになった、日本人ではアントニオ猪木に続いて二人目である。
藤波とWWE・・・当時1970年代の新日本プロレスはニューヨークのMSG(マジソンスクエア・ガーデン)を本拠にしたWWWF(現WWE)と提携を結んでおり、アメリカで武者修行中だった藤波は1978年1月23日、MSGでカルロス・ホセ・エストラーダの保持するWWWFジュニアヘビー級王座に挑戦、初公開のドラゴン・スープレックスホールドで3カウントを奪い王座を奪取(この試合は新日本プロレスワールドにて視聴できます)、以降日米を股にかけて防衛戦を行った。
ヘビー級転向後はヘビー級王者だったボブ・バックランドやハルク・ホーガンにも挑戦、1982年8月30日にはまたMSGにてジノ・ブリットを破りWWFインターナショナルヘビー級王座を奪取、木村健悟とのタッグでWWFインターナショナルタッグ王座も獲得、新日本がWWEと提携が切れる1985年ごろまで藤波はWWFの王座を巻いていた
藤波がWWEで評価されたのは、新日本とWWFとの架け橋になったことを評価されたではと思う。
今では藤波も新日本から離れてしまったが、新日本との関係は少しずつであるが回復している、そういえば新日本もここ数年新日本のプロレス殿堂と言われる「NJPWグレーテストレスラーズ」も4年ほど表彰されていない、藤波も新日本プロレスの一時代を築いただけに、これを契機に表彰して欲しいと思う。 -
NOAH全滅・・・3月15日は方舟が海賊・鈴木軍にジャックされた日
3月15日 NOAH「GREAT VOYAGE 2015 in Tokyo」3月15日 有明コロシアム 6300人
<アピール・コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼GREAT VOYAGE 2015 in Tokyo オープニングマッチ/15分1本
○北宮光洋(6分58秒 片エビ固め)X熊野準
※スピアー
◇第2試合◇
▼「Captain will be unveiled」/30分1本
モハメド ヨネ ○石森太二 中嶋勝彦 キャプテン・ノア(10分39秒 片エビ固め)小川良成 ザック・セイバーJr. ジョナ・ロック Xスペル・クレイジー
※450゜スプラッシュ
◇第3試合◇
▼「Feel Force」/30分1本
○関本大介 岡林裕二(11分57秒 ジャーマンスープレックスホールド )齋藤彰俊 Xクワイエット・ストーム
◇第4試合◇
▼「超危暴軍 vs NJPW」/30分1本
○森嶋猛 マイバッハ谷口(12分11秒 体固め)天山広吉 X中西学
※バックドロップ
◇第5試合◇
▼「弾丸ヤンキース vs 鈴木軍」/30分1本
○杉浦貴 田中将斗(16分34秒 片エビ固め)シェルトン・X・ベンジャミン X飯塚高史
※オリンピック予選スラム
◇第6試合◇
▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権3WAYマッチ/60分1本
[挑戦者]TAKAみちのく ○エル・デスペラード(10分02秒 片エビ固め) [挑戦者]原田大輔 X平柳玄藩
※ダイビングボディプレス もう1チームは[第23代選手権者]拳王 大原はじめ
☆拳王&大原組が4度目の防衛に失敗、TAKA&デスペラード組が第24代選手権者となる
【試合後のTAKA&デスペラード】
▼TAKA「負けて言い訳か、言い出したのはそっちだろ
▼デスぺ「言い訳するなよな。自分たちで言ったルールで負けて、俺たち負けてないとか」
▼TAKA「カッコいいね!」
――最初の試合でベルトを獲ったが?
▼TAKA「このベルトに価値はあるのか。なんか価値があるのかコレに」
――床にベルトを落としたが?
▼TAKA「おもちゃじゃねえか。何か価値があるんですか。GHCて何の略、グラン浜田チャンピオン?」
▼デスぺ「それじゃベルト動かないよ」
▼TAKA「何の略?知らねーよ」
▼デスぺ「結局、自分たちが言い出したルールで、負けてないとか恥を知れよ」
――鈴木軍の狙いとしてベルトを、宝をすべて獲るという公約通りベルトを獲ったが?
▼TAKA「ボスが言うから宝であって、俺達からしたら、何の価値もない。ただの金属だよ。防衛戦とか勝手に組むなよ。俺達やらねーからな。タイトルマッチとか考えてないからな。なんか利用価値とかあるなら、もしやるとしたTAKAタイチ興行だな。TAKAタイチジュニア選手権だな。3月18日新宿FACEでやるかな」
▼デスぺ「けどシングルだよ」
▼TAKA「邪道とシングル決まってるから、これ2つ賭けて戦うよ」
▼デスぺ「ほんとはやりたくねーんだよ」
▼TAKA「それぐらいしか使い道ねーんだよ」
▼TAKA「大原と拳王だったか、楽しかったかオイ!結局何もしていない俺らに獲られて、お前ら頭がねーんだよ。サイコロジーがないんだよ。3WAYやるんだったら、頭みがいてこいよ」
▼デスぺ「計算しろよ。計算して」
▼TAKA「気づいてなかったろ、俺らのこと。タッグマッチと勘違いしてんじゃねーの」
▼デスぺ「頭をもっと使いなさい」
▼TAKA「やることーねよな」
▼デスぺ「防衛戦なんてやらねぞ。勝手に使うぞ、俺らが勝手に。TAKAタイチで、折角だから何か使うか」
――NOAH勢が黙っていないと思うが?
▼TAKA「黙ってくれていいんじゃないの。」
▼デスぺ「ベルト獲るだけ獲ったから、やることないもん」
▼TAKA「タイチが勝って、K.E.S.が防衛して、ボスがとって、こんなところ来なくていいよ」
【試合後の拳王&大原組】
▼拳王「おい!おい!おい!俺たち負けたか?負けてねーよ!俺たち取られたか?取られてねぇだろ!何でベルト動くんだよ!あいつら何だよ!どこにいたんだよ試合中よ!一番最後だけノコノコ出やがって!この仕返しはな、ちゃんとするからな!!」
▼大原「試合の権利はどうなってるんだ?試合の権利どうだったんだよ?あいつら持ってたのか?まあ、いい。俺と拳王、取られたわけじゃないから。すぐ行くから。すぐ取り返す!」
◇第7試合◇
▼GHCジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○タイチ(18分57秒 エビ固め)[第28代選手権者]X小峠篤司
※ブラックメフィスト
☆小峠が2度目の防衛に失敗、タイチが第29代選手権者となる
【試合後のタイチ】
――散々な扱いをしたベルトを獲った心境は
▼タイチ「いらねーな。別に欲しいわけでもないし」
――ノアのチャンピオンになったということに関しては
▼タイチ「どうでもいいよ。興味ないし。ジュニアタッグも獲ったし、ジュニアは沈んだな。文句はねーだろ。まずはジュニアが沈んだ。ボスはなんていった全部沈めるっていっただろ。ヘビーもタッグもとって沈めて、こんなところはおさらばだ」
▼タイチ「次なにかあったっけ?」
▼デスぺ「何もないからこれ使って遊ぼうぜ」
▼タイチ「18日何かあったな」
▼TAKA「関東最後のTAKAタイチでこれを使ってよ、このグラン浜田チャンピオンを使ってよ」
▼タイチ「略何?」
▼TAKA「グラン浜田チャンピオンだよ。」
▼タイチ「グレートHチャンピオンを使ってよ。グレートなHをチャンネーとしたいだよ」
――石森が挑戦表明するようだが
▼タイチ「なんで挑戦表明とかあるんだよ。俺らはこれで終わり。沈めたらこれで終わり。何でやらなきゃいけないんだよ」
――ノアでの防衛戦は考えているのか
▼タイチ「相手がいないんだよ。誰なんだよ、わかんねーんだよ。永源遥とやってやるよ。永源遥ならわかるから」
――鈴木軍としてはジュニア2試合勝ったが
▼タイチ「あたりめーだろ。最初からやるって言ったんだから」
▼タイチ「(ベルトを耳にあてて)こいつは泣いていたんだよ。強い人に巻かれて良かったて言っているよ。インディーレスラーに巻かれて悲しかったよ」
――腰の巻きませんか
▼タイチ「巻きたくねーよ。あいつらの汗で汚ねーし。病気うつっちゃうから」
【試合後の小峠&石森】
▼小峠「ああーー!ちくしょー!!!」
※ベルトで殴られた顔を押さえながら、熊野の肩を借りて控え室へ
――小峠選手が負けてしまいましたが?
▼石森「負けたことより、あいつにベルトが渡ったことがすげぇ悔しい。ふざけんじゃねぇよ!どうなんだよあの試合よ!ベルトで殴ってたじゃねぇかよ!」
――では、石森選手が次の挑戦者に名乗りを?
▼石森「次の挑戦者とかじゃなくて、あいつを潰したい。あいつらを潰したい。いつでもいいぞ!」
◇第8試合◇
▼GHCタッグ選手権試合/60分1本
[第33代選手権者]ランス・アーチャー ○デイビーボーイ・スミスJr. (15分45秒 エビ固め)[挑戦者]Xマイキー・ニコルス シェイン・ヘイスト
※キラーボム
☆アーチャー&スミスJr.組初防衛戦
◇第9試合◇
▼GHCヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○鈴木みのる(23分44秒 体固め)[第22代選手権者]X丸藤正道
※ゴッチ式パイルドライバー
☆丸藤が7度目の防衛に失敗、鈴木が第23代選手権者となる
(試合後、立会人の小橋建太さんは、鈴木軍の介入行為を目の当たりにしていたため「ベルトを渡せない」と西永レフェリーに通告したものの、鈴木は小橋さんから分捕るようにGHCベルトを“強奪"する。
小橋さんの表情が変わると場内はコバシコールに。鈴木は小橋さんめがけてベルトを見せつけて勝ち誇る。さらに鈴木は表彰式のために現れた田上明社長をも挑発して舌を出す。
ブーイングと怒号とため息、そして歓声が交錯する騒然とした空気の中、リング上は4大王座を手にした鈴木軍がジャック。リングサイドにはノアジャージを着こんだ3ユニット全員が集まる)。
鈴木「引退したヤツはさっさとどっか行けコラ。田上、小橋…お呼びじゃねえんだよ! プロレスリング・ノアのレスラーたち、ノアファンたちよ! ノアに関わるすべての人たちよ! お前らの宝はすべてココにある!(館内はブーイングが飛び交うなんだお前ら、新しい“王様"に対する礼儀がなってねえなぁ?GHCジュニアタッグの王! TAKA&デスペラード! GHCジュニアの王! タイチ! GHCタッグの王! ランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.!、そしてGHCヘビー級…いやいや、プロレス界の崇高なる王! 鈴木みのるだぁ!有明に来たお前ら! 今日はプロレス界の歴史が変わった日だ。勢力図が変わった日だ。かつてプロレス界の方舟と呼ばれたこのオンボロ戦は、ただのゴミクズ団体になったんだ!!プロレス界の時代はこの俺…鈴木みのるの時代が来たんだぁ!有明にもブーブーブタ野郎がいっぱいいるみてえだな? 養豚場かここは!? おいブタども! そしてゴミクズども! テメーらに教えてやるよ! もう一回だけ教えてやるよ! 俺たちスズキグン…イチバーン!」(リングサイドで唇を噛みしめていたノア勢がいっせいにリングインして鈴木軍に殺到。王様のようにコーナーに腰かけ、その光景を見降ろした鈴木は、見切りをつけてリングを降りると「もうこんなオンボロ船に用はねえんだよ。帰るぞ」と促して退場を開始。花道奥までさしかかったところで)
丸藤 「おい、鈴木。あんな汚い勝ち方してうれしいのか? 俺に負けるのが怖かったのか?鈴木! 正々堂々とやってみろ。お前はそんなに弱いのか!?もう一度だけ…もう一度だけ俺にやらせろ。こんなもん誰も納得いってねえんだよ!最悪の結果だ、今日は! でも俺たちは今日、一つになった(杉浦らNO MERCY勢、森嶋ら超危暴軍勢全員と握手して“結束”)俺たちはまだまだ潰れない!」
【試合後の鈴木】
――丸藤選手からもう一度とあったが
▼鈴木「負けた奴には権利はない。弱いやつにも権利はない。宣言してやったろ、プロレス界の新しい王は俺達だ」
――ノアの選手もファンも黙っていないが?
▼鈴木「黙ってなくても関係ない。俺達が用があるのはこれ(ベルト)だけだ。ここのファンも、レスラーも、強いとか弱いとかどうだっていいんだ。沈みかけた船、沈みかけた宝をもらいに来ただけだ。俺達は次のステップに進む。さぁそろそろ次のステップに行こうか。(鈴木軍のメンバーに向かって)もう飽きたろ」
――防衛戦は行わないということなのか?
▼鈴木「これ(ベルト)は俺のものだ。どこでどうしようと俺の勝手だ。違うのか、俺のものじゃないのか。レフェリーがマット3つ叩いた。そしたら勝ちじゃねーのか。どうなんだ答えてみろよ。お前答えられるか。叩いたろ、叩いただろ。お前の目は節穴か。お前の耳はついてるだけか」
――今日はシングルマッチだったが、最後介入があったが?
▼鈴木「何言ってんの。一対一で正々堂々と戦ったじゃないか。最後リングにいたのは寝てるアイツと立ってる俺じゃねーか。誰が見ても。レフェリー見てないのか。レフェリーがいいって言ったんだよ。なんだレフェリーの誤審か。レフェリーに文句言えよ。ミスジャッジか」
――このベルトは三沢さんが2001年に有明コロシアムで巻いた。ベルトには権威があるが?
▼鈴木「GHCに対する権威とは何だ。これに何の価値があるだよ。利用価値はありそうだな。それ以外はなさそうだな。三沢、小橋、秋山、田上などのレスラーたちが巻いてきた。過去の遺産だよ。現在の価値で、買い取って貰おうか。今現在の価値だ。昔の人が何をしたか知らねーよ、俺に関係あるか。(アナウンサーに対して)お前、まんが日本昔話の見すぎなんじゃねーの。もうこんなところに用はない。俺達は次のステップに進む。次のステップは…どこかだせよ」
▼TAKA「3月18日新宿でやりますか」
▼鈴木「明日会見してやるから、知りたければ全員そこに来い」
▼鈴木「次のステージに行くにはこれ(ベルト)が必要なんだよ。うるせーな文句言うんじゃねーよ。指図するんじゃねーよ。やりたい時にやる。殴りたいときに殴る。それが鈴木軍なんだよ。スズキグン…」
▼一同「イチバーン!!」
NOAH有明コロシアム大会でGHC全タイトルをかけた鈴木軍との対抗戦が行われ、まずGHCジュニアタッグ選手権はNOAH勢の2チームがTAKA、デスペラード組を排除して2チームで試合を行うも、TAKA組はこれを良いことに存在感を消してNOAH勢2チームによる共倒れを狙う、案の定拳王が玄藩に蹴暴を決めたところでTAKA組がrんぐに入り、デスペラードがフロッグスプラッシュを玄藩に決め3カウントで王座奪取、負けずして王座から転落した拳王、大原は食って掛かるも後の祭りとなる。
GHCジュニアヘビー級選手権はタイチのラフと前試合から居残ったTAKA、デスペラードの介入に小峠が苦しみ、小峠はノータッチトペからマグザム、雪崩式フランケンシュタイナーで反撃するが、キルスイッチはタイチがレフェリーを掴んで阻止し、再び狙うも今度はTAKAの介入で阻止されてしまう。
タイチはタイチ式外道クラッチからライガーボムを決めるも、小峠もニーアタックからキルスイッチを決めカバーに入るも、今度はデスペラードがレフェリーのカウントを阻止、小峠も再度タイチを攻め込むがタイチはTAKAが奪ったジュニアベルトをタイチに手渡し、タイチがベルトで一撃を加えてからブラックメフィストで3カウント、ジュニアヘビー級王座まで鈴木軍に渡ってしまう。
鈴木軍のK.E.Sに渡ったGHCタッグ王座に前王者のTMDKが挑戦するも、ヘイストが痛めている左膝を攻め込まれるとTMDKは失速、それでもTMDKが盛り返してスミスを捕らえタンクバスターからサンダーバレーを狙うが、アーチャーがヘイストの左膝を蹴り上げてカットすると、ここからKESが猛攻をかけ最後はヘイストにキラーボムを決め3カウント、TMDKはタッグ王座奪還に失敗し、ヘビー級王座だけとなったNOAHは後がなくなってしまう。メインのGHCヘビー級選手権は丸藤が高速逆水平、無重力ジャンプ式の顔面踏みつけ攻撃、トラースキックで先手を奪うも、場外戦となると鈴木軍が総がかりで丸藤を襲撃、リングに戻ると鈴木はギロチンチョークやランニングローキックで形勢を逆転させる。
丸藤は間差ロープワーク式ラリアットで反撃し、雪崩式ブレーンバスターを狙うも鈴木は雪崩式卍固めで捕獲、張り手、ボディーブロー、ランニングローキックで攻め込み、チキンウイングアームロックや腕十字で丸藤を痛めつける。
劣勢の丸藤は鉄柵を踏み台にしてのフェイスクラッシャーで反撃、リングに戻る鈴木にフロム・コーナー・トゥ・コーナーから雪崩式ブレーンバスター、トラースキックと猛ラッシュをかける。
ロープワークの攻防から鈴木の張り手に対し丸藤がカンガルーキックを放つと、トラースキックコンポ、鈴木のグーパンチに対し虎王を決めるが不知火狙いは鈴木がスリーパーで捕獲、ゴッチ式パイルドライバーを狙うが脱出した丸藤はその場飛び不知火、不知火を決め、鈴木軍の介入もBRAVE勢がカットに入る。
勝負と見た丸藤は突進するも鈴木はドロップキックで迎撃、スリーパーで絞めあげると飯塚が乱入してアイアンフィンガーを炸裂させ、最後は左右の張り手からのゴッチ式パイルドライバーで3カウントを奪いヘビー級王座を奪取、鈴木軍ば前ベルトを獲得しNOAHを制圧した。
試合後は勝ち誇る鈴木軍にブーイングの嵐が飛び交い、丸藤が鈴木軍のラフに怒るも後の祭り・・・鈴木が丸藤の甘さを突いた上での勝利、完敗としかいいようがない。
今回の有コロ大会でNOAHが鈴木軍に敗れた理由は何か、大会に向けての姿勢の差だったと思う、丸藤は鈴木を今度こそ越えてNOAHを守るという姿勢で臨んだが、しかし鈴木は同日に開催されている新日本広島大会以上に盛り上げてやるいう姿勢で臨んでいた、それが今週の週刊プロレスで掲載された習字での決意表明に現れていたと思う、鈴木軍はレンタルという形で新日本からNOAHへと戦場を移しているが、本当の敵は自分らを脇へと追いやった新日本プロレスである、NOAHを新日本以上に盛り上げるためにはNOAHの価値観も全てを破壊する、今回の有明大会ではNOAHの一時代を築いた小橋や田上の眼前でNOAHの価値観の全てを破壊したことはファンにも大きなインパクトを与えた。
鈴木軍の暴挙の前に丸藤のBRAVE、杉浦のNO MARCY、今まで対鈴木軍に関わらなかった森嶋の超危暴軍が団結して対鈴木軍に迎え撃つことを決意した、鈴木軍だけが盛り上がっては面白くない、NOAH全体が盛り上がるからこそ新日本からのてこ入れも意味がでてくる、今回は全王座を鈴木軍に奪われてしまったが、NOAH全体を盛り上げるという意味で鈴木をセレクトしたことは間違いはない。
方舟を乗っ取った鈴木軍、そして今までの価値観を破壊されたNOAH、破壊されたものはまた創り上げればいい、それが本当の意味での再建でもある。【NOAH】方舟非常事態…鈴木軍4大GHC総獲り!ノア勢は全ユニット団結▼KESがTMDK連破▼タイチ3人がかりで攻略、TAKA&デスペは省エネ奪取…有コロ大会詳報 http://t.co/vuGwN7jyL4 #noah_ghc pic.twitter.com/Kt3t3F6twT
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) 2015, 3月 15鈴木軍に尾田栄一郎が入団しました。 pic.twitter.com/dQQQgdAGit
— 鈴木みのる (@suzuki_D_minoru) 2015, 3月 15いろんな団体出たがあそこのファンは質が悪いのが多い 熱くなるとかじゃないくそういう次元越えてる なんだかな。。。。
— TAKAみちのく (@takam777) 2015, 3月 15— Davey Boy Smith Jr (@DBSmithjr) 2015, 3月 15
さて コレどうする? https://t.co/LqvKuOks0f
— TAKAみちのく (@takam777) 2015, 3月 15有明コロシアムが終わった、、、 このままでプロレスリングノア終わらない! 最後のリングで賛否いろいろな声が聞こえた! 這い上がるしかない! 這い上がるしかない! #noahGV315 #noah_ghc
— 森嶋猛 (@noah_morishima) 2015, 3月 15対抗戦、タイトルマッチに闘いが感じられない試合は終わりだよ。
— Takashi Sugiura (@noah_sugiura) 2015, 3月 15 -
春の本場所NJCを制覇したのは飯伏!そしてIWGPヘビー級王者AJスタイルズへの挑戦を選択!
3月15日 新日本プロレス「NEW JAPAN CUP 2015」広島サンプラザ
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
タイガーマスク 田口隆祐 ○マスカラ・ドラダ(10分23秒 片エビ固め)獣神サンダー・ライガー KUSHIDA Xジェイ・ホワイト
※変形ファルコンアロー
◇第2試合◇
▼20分1本
小島聡 ○小松洋平(9分35秒 逆片エビ固め)永田裕志 X田中翔
◇第3試合◇
▼「NEW JAPAN CUP 2015」準決勝/無制限1本
○後藤洋央紀(8分11秒 後藤式)X真壁刀義
【後藤の話】「何度も経験してるけど、慣れないね。どっちが来ても、あと一つ」
【真壁の話】
真壁「ハァ、ダメだ。クッソォ……なんじゃあれはお前。まぁしょうがねぇな。しょうがなくねぇよバカヤロー。あそこでかよ。いやぁ、勝ち急いだな。クッソォ、まぁしょうがねぇ。まぁテメェのよ、体調不良からすべては始まってるんだからな。このトーナメント別としてだ、チャンピオンベルトだよな。まぁしょうがねぇ。アァ、悔しいな。もう昔からこういうの慣れてるからよ。今度も是が非でも獲ればいいんだろ? 獲るしかねぇもんな。バカヤロー、クッソォ。最後の最後だよな。こういうとこなんだよ。こういうとこ詰めがあめぇんだよ。勝ち急いだ、しゃぁねぇな」
――こういうケースで後藤選手に敗れることが多いですが?
真壁「多いよな。いやぁ……なんで? なんで? っていうかよ、チキショー。ほんとバカらしくなってくるな、ここまで来るとな。いやぁ、最後の最後だよな。この観客のノリといいよ、調子くれて絶対獲りにいけたんだよ。今、過去にもこれやられてんだよな。いやぁ、テメェがよ、人一倍後藤とか分析してるくせによ、最後勝ち急いだ。明らかに舞台は揃ってるからよ、明らかだ。まぁでもよ、しょうがねぇ。もうこれを糧に次に行くしかねぇよ」
――ベルト挑戦はどうされますか?
真壁「なに言ってんだ。レスラーである以上、いくつになってもだよ。最前線を張ってる時、最前線から逃れたって、関係ねぇ。もう1回舞い戻ってやるよバカヤロー。新日本プロレスはよぉ、物申せる人間がベルト巻かなきゃ話になんねぇ。俺、そう思ってるからよ。諦めねぇよ、俺叩かれて育った人間だからよ。こんなもんでへこたれねぇバカヤロー。意地でも獲ってやるもう1回。(最後にカメラに向かってなにかを言おうとするが語らず、そのまま控室に戻った)」
◇第4試合◇
▼「NEW JAPAN CUP 2015」準決勝/無制限1本
○飯伏幸太(14分14秒 エビ固め)X内藤哲也
※シットダウン式ラストライド
【飯伏の話】「ハァハァ……あとは決勝……必ず勝ちます。絶対に……最後まで来たら負けられない。優勝……します……相手は関係ないです。勝つだけ……勝つだけ……」
◇第5試合◇
▼30分1本
柴田勝頼 ○本間朋晃(10分30秒 片エビ固め)タマ・トンガ Xコーディ・ホール
※こけし
◇第6試合◇
▼30分1本
○矢野通 桜庭和志(11分22秒 横入り式エビ固め)X棚橋弘至 キャプテン・ニュージャパン
※横入り式エビ固め
◇第7試合◇
▼30分1本
中邑真輔 ○オカダ・カズチカ 石井智宏 YOSHI-HASHI(18分30秒 片エビ固め)カール・アンダーソン ドク・ギャローズ Xバッドラック・ファレ 高橋裕二郎
※レインメーカー
◇第8試合◇
▼「NEW JAPAN CUP 2015」決勝戦/無制限1本
○飯伏幸太(17分31秒 片エビ固め)X後藤洋央紀
※フェニックススプラッシュ
☆飯伏が「NEW JAPAN CUP」初優勝
(試合後にテレビ朝日の野上慎平アナウンサーが登場し、勝利者インタビューが行われる)
■勝利者インタビュー
――『NEW JAPAN CUP 2015』初出場・初優勝をしました飯伏幸太選手です。おめでとうございます!
飯伏「(※大歓声)ありがとうございます!」
――小さな頃から憧れつづけた新日本プロレス、ヘビー級での初めてタイトルです。改めてどんな気持ちですか?
飯伏「ホントに・・・ホントにうれしいです(※飯伏コール)」
――改めていま、新日本プロレスのファンから浴びる「飯伏」コールです。
飯伏「ホントに最高です。ホントにありがとうございます(※大歓声)」
――凄まじい闘いでしたね?
飯伏「決勝まで残れると思わなかったんで、それで勝てたんで凄くうれしいです(※大拍手)」
――そして、超満員のファンも本当に気になっていることだと思います。NEVERか、インターコンチか、IWGPヘビーか、みっつのベルトへの挑戦選択権が与えられました。どのベルトに挑戦しますか?
飯伏「(※場内騒然)ハッキリ言ってNEVERもインターコンチも獲りたかったです。でも・・・僕はAJ(スタイルズ)とやりたい!(※大歓声&大拍手) IWGPのヘビーを狙います(※大歓声)」
――大歓声に包まれました。4・5両国国技館、AJ戦へ向けた意気込みも含めて、最後にマイクをお渡しいたします。飯伏選手に締めてもらいましょう!
飯伏「(※飯伏コールを受けて目頭を押さえつつ)4月5日、両国国技館、IWGPは必ず! 必ず獲って、ここに戻って来ます!(※大拍手) 今日は本当にありがとうございました!」
【飯伏の話】
――おめでとうございます。
飯伏「ほんとにありがとうございます。いやぁ、キツ過ぎますけど、ほんと嬉しいっすね」
――試合後に流した涙の理由は?
飯伏「いやぁ……言えないっすね」
――ヘビー級で初めて結果を残しましたが?
飯伏「やっぱり初めてヘビー級で結果を残せたと思うし。準決勝、決勝、内藤さん、後藤さん、試合をしてくれて、ほんとありがとうございます」
――今こみ上げてくる喜びは誰に一番伝えたいですか?
飯伏「両親に伝えたいですね」
――賞金500万円の使い道はどうされますか?
飯伏「そうっすね。ここまで……来れたのも……やっぱり産んでくれた両親のおかげだと思うんで、実家に送りたいと思います」
――鹿児島で夢見た世界がようやく見えてきましたが?
飯伏「ほんとに一杯一杯ですけど、嬉しいっすね」
――そしてリング上で、AJスタイルズの名を口にしましたが?
飯伏「プロレスやる前から、AJの試合は見てたんで。新日本に凄い外人が来たなって。おそらく自分が試合できるとは思わなかったですけど、こうしてベストなタイミングで、最高のベルトで挑戦できるのが、最高に嬉しいです。でも絶対に負けないです。絶対に勝ちます」
――ファンも楽しみにしてますが、どんな闘いを見せたいですか?
飯伏「絶対にファンの思いに応えるような試合をしたいと思います」
――会場のファンからの大“飯伏コール”が、飯伏選手に力を与えてくれたと思いますが?
飯伏「そうっすね。ほんとに嬉しかったっす。ただそれだけですね」
――IWGP挑戦は初となりますが、飯伏選手にとってIWGPヘビー級のベルトとはどういう存在ですか?
飯伏「もともとやっぱりプロレスを見たきっかけっていうのも、新日本プロレス対WARがきっかけだったんで、その頃からIWGPヘビーのベルトってのは知ってたし。最高ですね、ほんとに。挑戦できることが、ほんとに最高です」
――KO-D無差別級王者としての参戦でもありましたが、ベルトに勇気づけられた部分はありましたか?
飯伏「それももちろんあります。もちろんDDTのファンも自分を応援してくれたと思うし。凄い後押しを感じましたね。いやぁ、やっと終わりましたね。いやぁ、嬉しいっすね。ほんと疲れました……嬉しいっす」
【後藤の話】「(※田中の肩を借りてバックステージへ。コメントスペースにたどり着くと、崩れ落ちるように座り込む)完敗だ……見事だよ……」
新日本プロレスNJC最終戦をPPVで視聴、NJC準決勝には後藤、内藤、飯伏、真壁が進出、カードは飯伏vs内藤、後藤vs真壁となった。
まず後藤vs真壁は場外戦で足攻めを展開した後藤が先手を奪い、そのままリードしていく展開となる。真壁もナックルやハンマーパンチを駆使して反撃するが、責められた左膝を気にする。勝負を焦ったのかキングコングニー狙いは後藤が担いで阻止し牛殺し、スパイダージャーマン狙いもネックブリーカーで阻止するなど真壁のキングコングニーへのパターンを封殺、後藤は昇天・改は阻止されるも真壁のラリアットをかわしたところで後藤式で丸め込んで3カウントを奪い決勝へ進出する。
飯伏vs内藤は腕攻めや首攻めで先手を奪った内藤が飯伏の動きを読みきってリードを奪い、飯伏も反撃するが内藤が執拗に首攻めを展開して反撃を断ち切る。
内藤のジャンピングエルボーをかわした飯伏は高速ジャーマンで反撃して、フェニックススプラッシュを狙うも、内藤は雪崩式リバースフランケンシュタイナーを仕掛け、思わぬ技に飯伏は大ダメージ負ってしまう。
内藤はウラカンラナ、ドラゴンスープレックスと繰り出してグロリアを狙うが、飯伏は阻止、ならば内藤は再びジャンピングエルボーを狙い、飯伏はかわして背後を奪い、内藤は飯伏の動きを読みきったと見たのかカサドーラを狙うと、なんと飯伏はそのままバスターボムのような形で内藤を脳天から潰し、大ダメージを負わせたところでハイキックからのシットダウン式ラストライドで3カウントを奪い、飯伏が決勝に進出する。
決勝戦の後藤vs飯伏の初対決は、飯伏が後藤をコーナーに押し込んだところで飯伏がクリーンブレークも、後藤が甘いとばかりに張り手を浴びせ。またバミューダトライアングルを狙う飯伏を後藤が素早くリングに戻り、エプロンに着地した飯伏にラリアットを浴びせ、後藤らしい強引かつ豪快な攻めで飯伏の首攻めを展開する。
なかなか主導権を奪えなかった飯伏だったが再度バミューダトライアングルを決め、得意の空中戦に持ち込むが打撃戦になると重みのある後藤が有利、後藤は牛殺しからローリングラリアットを狙うが、飯伏が閃きをいかしてジャーマンで返し、後藤の後頭部ラリアットに対してオーバーヘッドキックと譲らない。
飯伏のハイキックをラリアットで迎撃した後藤は牛殺し、エルボー合戦を制して裏昇天を決めるが、昇天・改は飯伏がフランケンシュタイナーで切り返すと最後はハイキック、シットダウン式ラストライドからフェニックススプラッシュで3カウントを奪い、飯伏がNJCを制覇、そしてAJスタイルズの保持するIWGPヘビー級王座への挑戦を選択、4月5日の両国での選手権が濃厚となった。
自分が最初から飯伏を優勝候補に推していたのはAJとの試合を見て見たいから、AJもトリッキーだが飯伏もそれ以上のトリッキーさを持ち合わせている、またAJにとっても飯伏は厄介な相手、レッドゾーンを越えた飯伏は何をしてくるかわからない。
1月4日の東京ドームでは中邑に敗れたが、現在の新日本プロレスは飯伏が依然台風の目的な存在になっている、DDTでは頂点を極めたが、続いて新日本の頂点を極めるか?飯伏の勝負の春はまだまだ続く。
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安生洋二引退・・・高田延彦のために尽くしてきたレスラー人生
3月19日後楽園ホールにて安生洋二が引退することになった。
安生洋二はプロレス界が激動期に入った昭和60年に第一次UWFデビュー、この時点では単なる若手に過ぎなかったが、新日本プロレス提携時代を経て第二次UWFからは若手から中堅レスラーへとなったが、前田日明は安生をいつまでも若手としか見ず、それが前田との確執へと繋がっていった。
安生は宮戸優光と共に高田延彦をエースとして担ぎ出してUWFインターナショナルを旗揚げ、道場でも「ラッパ先生」と言われるほど強さを評された安生はUインターでは高田の用心棒となり、エース・高田を影から支え、時には前田や新日本プロレスの現場監督だった長州力とのやり取りでも、高田を守るために宮戸や鈴木健氏と共に対外的に「嫌われ者」となった、長州はこのUインターの三幹部を時には“三バカ”と名付けていた。
Uインターで脇役となった安生がクローズアップされたのは“ヒクソン・グレイシー道場破り事件”、事件は道場破りではなくUインターはヒクソンを招こうとした交渉とされていたが、万が一を考えて道場破りというシナリオも想定されていた、しかしそれはあくまで最終手段であり、Uインター側が提示した条件を飲もうとしないヒクソンをおびき出すために道場破りをアピールしたに過ぎなかった。
しかし結果は現地側のエージェントである笹崎伸司の手違いで道場破りは敢行されてしまい、安生はヒクソンに叩き潰されてしまった。
この事件でただでさえ経営が厳しい状況だったUインターは決定的なダメージを負ったが、この事件をきっかけに安生は一レスラーとしてのステータスを高めるきっかけを作った。
経営的に行き詰まったUインターは新日本プロレスとの対抗戦へと突入、安生は“ミスター200%”へと変身、高山善廣と山本健一と共にゴールデンカップスを結成、Uインター内だけでなく新日本やWARを股にかけて活躍するも、安生にしてみれば外からUインターという団体をアピールする手段に過ぎなかった、だが安生の奮闘も空しくUインターは解散、ゴールデンカップスも解散し高山は全日本、山健はリングスへと移籍して散り散りとなった。
安生はUインターの後続団体としてキングダムを結成するも、参加予定だった高田は団体運営に疲れていたこととDSE(PRIDE)に取り込まれてしまい参加せず、キングダムも1年足らずで解散、安生はフリーとなって全日本やWJなど渡り歩いたが、レスラーとして最後に辿り着いたのはハッスル、アンジョー司令長官となった安生は再び高田総統となった高田の用心棒となった、元々前田ではなく高田に憧れてUWFへ入門しただけに、キングダムでは一度裏切られたものの安生にとっての高田は主従の関係に近いものがあるのかもしれない。
安生のレスラー人生も19日で終わる、今後は鈴木健氏の下で焼き鳥屋の修行するそうだが、レスラー人生のほとんどを高田に尽くしてきただけに、今後は自分の道をしっかり歩んで欲しい。 -
発表!2月の月間MVP、ベストバウト、ベストシリーズ&興行
2月の月間MVP、ベストバウト ベストシリーズ&興行が決定しました
2月の月間MVP
飯伏幸太(新日本プロレス/DDT)
投票結果=投票数31
飯伏幸太(新日本プロレス/DDT)=8
石井智宏(新日本プロレス)=7
AJスタイルズ(BULLET CLUB)=4
コグマ(スターダム)=3
中邑真輔(新日本プロレス)=3
鈴木鼓太郎(全日本プロレス)=2
浜田文子(WAVE)=1
天山広吉(新日本プロレス)=1
B×Bハルク(DRAGON GATE)=1
佐藤耕平(ZERO1)=1
2月のタッグMVP
ランス・アーチャー、デイビーボーイ・スミスJr(鈴木軍)
投票結果=投票数29
ランス・アーチャー、デイビーボーイ・スミスJr(鈴木軍)=13
カール・アンダーソン、ドグ・ギャローズ(BULLET CLUB)=5
カズ・ハヤシ、近藤修司(WRESTLE-1)=4
関本大介、岡林裕二(大日本プロレス)=3
秋山準、大森隆男(全日本プロレス)=2
マット・ジャクソン、ニック・ジャクソン(BULLET CLUB)=1
近藤修司、吉岡世起(WRESTLE-1)=1
2月のベストバウト
新日本プロレス「THE NEW BEGINNING in SENDAI」2月14日 宮城・仙台サンプラザホール
NEVER無差別級王座決定戦/60分1本
○石井智宏(24分46秒 片エビ固め)X本間朋晃
※垂直落下式ブレーンバスター
☆石井が第7代王者となる
投票結果=投票数32
石井智宏vs本間朋晃(新日本プロレス 2月14日 宮城・仙台サンプラザホール)=7
飯伏幸太vsHARASHIMA(DDT 2月15日 さいたまスーパーアリーナコミュニティアリーナ)=4
真霜拳號vs火野裕士(K-DOJO 2月22日 TKPガーデンシティ千葉 4F コンチェルト)
=2
飯伏幸太vs本間朋晃(新日本プロレス 2月11日 大阪ボディーメーカーコロシアム)=2
AJスタイルズvs棚橋弘至(新日本プロレス 2月11日 大阪ボディーメーカーコロシアム)=2
鈴木鼓太郎vs青木篤志(全日本プロレス 2月20日 後楽園ホール)=2
KAIvs田中将斗(WRESTLE-1 2月13日 後楽園ホール)=2
森嶋猛vs杉浦貴(NOAH 2月27日 江戸川区東部フレンドホール)=2
石川修司vs岡林裕二(大日本プロレス 2月2日 後楽園ホール)=1
紫雷イオvs紫雷美央(M.I.O 2月14日 新宿FACE)=1
佐藤耕平vs田中将斗(ZERO1 2月8日 新木場1stRING)=1
天山広吉vsロブ・コンウェイ(新日本プロレス 2月14日 宮城・仙台サンプラザホール)=1
カズ・ハヤシ 近藤修司vs田中稔 吉岡世起(WRESTLE-1 2月13日 後楽園ホール)
=1
B×Bハルクvsジミー・ススム(DRAGON GATE 2月5日 後楽園ホール)=1
ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr.vsマイキー・ニコルス シェイン・ヘイスト(NOAH 2月11日 名古屋国際会議場)=1
田中稔vsカズ・ハヤシ(WRESTLE-1 2月22日 大阪ボディーメーカーコロシアム第二競技場)=1
男色ディーノvs中澤マイケル(DDT 2月15日 さいたまスーパーアリーナコミュニティアリーナ)=1
2月のベストシリーズ&興行
2月15日 DDT「さいたまスーパーDDT 2015」さいたまスーパーアリーナコミュニティアリーナ 6500人超満員札止め
投票結果=投票数30
DDT「さいたまスーパーDDT 2015」2月15日 さいたまスーパーアリーナコミュニティアリーナ=11
新日本プロレス「THE NEW BEGINNING in SENDAI」2月14日 宮城・仙台サンプラザホール=7
WRESTLE-1「WRESTLE-1 TOUR 2015 WEST SIDE STORY」2月11日 グリーンドーム前橋~22日 大阪ボディーメーカーコロシアム第二競技場=2
新日本プロレス「THE NEW BEGINNING in OSAKA」 2月11日 大阪ボディーメーカーコロシアム=2
全日本プロレス「2015エキサイト・シリーズ~Jr.BATTLE OF GLORY~」2月7日大阪ボディーメーカーコロシアム第二競技場~20日 後楽園ホール=2
NOAH「The First Navig. 2015」1月12日 横浜ラジアントホール~2月4日 後楽園ホール=1
ZERO1「HARD BOILED CITY」2月8日 新木場1stRING=1
IGF「GENOME23」2月20日 東京ドームシティホール=1
DRAGON GATE「TRUTH GATE 2015」2月4日 春日部ふれあいキューブ~25日 愛知津島市文化会館=1
NOAH「超危暴軍興行」2月27日 江戸川区東部フレンドホール=1
M.I.O 2月14日 新宿FACE=1
以上に決定しました!投票ありがとうございました。
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後藤が盟友・柴田に勝ちNJCベスト4が揃う!NWAを無視された天山が小島に暴発!
3月8日 新日本プロレス「NEW JAPAN CUP 2015」 東京・後楽園ホール 2015人 超満員
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○YOSHI-HASHI (7分07秒 片エビ固め)Xジェイ・ホワイト
※スワントーンボム
◇第2試合◇
▼20分1本
○小島聡 中西学 田口隆祐 タイガーマスク マスカラ・ドラダ(10分54秒 片エビ固め)天山広吉 獣神サンダー・ライガー 本間朋晃 KUSHIDA Xキャプテン・ニュージャパン
※ラリアット
(試合後、天山と小島が睨み合いになり、天山がNWAベルトで小島を殴打。小島が激怒して乱闘になる)
小島「テメー、天山コノヤロー!! それでもチャンピオンか!? コノヤロー!!」
天山「オイ、コジ! オマエ、このベルト100年早いんじゃ、ボケ、タコ! アホンダラ!!」とやり返した。
【小島、田口、タイガー、ドラダの話】
小島「アレがNWA(世界ヘビー級)のチャンピオンか!? オイ! ベルトで、人の顔面殴るってどういうことだよオイ!! ロブ・コンウェイと変わんねぇじゃねぇかテメェも!! オイ何だ。オマエ“魂”までNWAのサープ社長に売っちまったのか!? だらしねぇチャンピオンだな。チャンピオンだったら堂々としとけよ。あ!? コノヤロー。 ベルト使って、それ武器にするのか。オマエそんなチャンピオンなのか、オメェがやりたいのは。ふざけんなコノヤロー天山!!」
タイガー「まぁ、天山さんNWAのチャンピオン。ライガーさんがNWAジュニアのチャンピオン。まぁかなり天山さんがね、ああいう状態で。多分焦ってる気持ちはあると思う。ライガーさんはちょっと分からないけどね。今日はライガーさんとは最初しか絡んで無いから分からないけれども。オレはライガーさんという大先輩に敬意を表してるし、やっぱりライガーさんは“ジュニア”を新日本に引っ張ってきた。やっぱりチャンピオンとしての風格もある。ただ、オレはそのライガーさんに今だからこそ挑戦して、ベルトうんぬんでもいい、ベルトがある以上はベルトをどうしても獲りたい。そういう意味では今ライガーさんと闘いたい。今そういう気持ちがあるだけです」
ドラダ「マスカラ・ドラダ、イチバン! ケニー・オメガ、ベルトを賭けてオネガイシマス。トーナメント、スーパージュニア、マスカラ・ドラダ、優勝を狙います」
田口「また、“かけて”闘えるようにね。かけられるように。何度でもたち上がる。ベルトに挑戦するために、何度でもたち上がる。たち上がる度に強くなる。たち上がる度に硬くなる。たち上がる度に大きくなる。何度でもたち上がる。また、かけて。またかけて貰えるように。強くなるッス」
――スーパーJr.が近いとういうのも気持ちにあるんですか?
田口「そうですね。もちろんスーパーJr.は優勝。一番アピールできる場所ですからね。スーパーJr.勝って、またかけて貰えるように。スタンドアップ!! なにが何でもスタンドアップ! たち上がる。スタンドアップ!! マイ、サン!!!」
【天山、本間の話】
本間「いやぁ、やっぱ今日はなんか何のテーマもない10人タッグだったけど、すげぇみんなのパートナーだけじゃなく、お客さんの後押しもあって、すげぇ楽しかったし。こういう試合でこそテーマを見つける、全力でぶつかっていくのが俺だと思うし、みんなのこけしだと思うし。まだまだこれからみんなで幸せになろうぜ」
天山「オッケー、やられたな、やられたよ。でもね、あれぐらいこんとおもろないよ。あれぐらい一発かましてこいやって。アイツ(小島)がね、ほんまにこのベルト(NWA世界ヘビー)か俺かどっちやねんて、ハッキリせいやって。テメェ、お前、『NEW JAPAN CUP』優勝して、テメェで獲って、タイトルやるって言ってたやんけ。ふざけんなって、オラ。テメェで負けといてな、挑戦するなんて100年200年早いって。テンコジ、知らんわそんなもん。オイ、なんぼでも来いやって。あんなもんな、ちょちょいのちょいやって、ハッキリ言って。テンコジもやってきたけど関係ない。やってくるんやったらこのベルト、向かってくるんやったら、いつでもやってやるよ。容赦せえへんぞ、ボケ。潰しいくからな」
◇第3試合◇
▼20分1本
棚橋弘至 ○小松洋平(12分10秒 逆片エビ固め)永田裕志 X田中翔
◇第4試合◇
▼20分1本
○中邑真輔 オカダ・カズチカ 石井智宏 桜庭和志(11分22秒 片エビ固め)カール・アンダーソン ドク・ギャローズ タマ・トンガ Xコーディ・ホール
※ボマイェ
◇第5試合◇
▼「NEW JAPAN CUP 2015」2回戦/無制限1本
○真壁刀義(10分13秒 片エビ固め)X高橋裕二郎
※キングコングニードロップ
【真壁の話】
真壁「なんか聞くことあるか?」
――真壁選手の中で優勝は想定内ですか?
真壁「当たりめぇだ」
――優勝者にはIWGP、インターコンチ、NEVERのベルト、どれかへの挑戦権が与えられますが、すでに挑戦するベルトは決まってますが?
真壁「まだ言わねぇ。獲ってからだよ。獲ってからじゃねぇと恥ずかしくてよ。俺、最後までカッコつけるからよ。獲ったところでぬかしてやるよ。でもよ、今日の対戦相手、高橋裕二郎、いいじゃねぇかよコノヤロー。ただよ、試合向かう前、終わったあとすべて考える。意気込み、格、ハングリーさ、すべてが違い過ぎんだコノヤロー。こっちとらよ、先月よ、まさかのインフルエンザっつうもんでよ、ベルト返上してんだ。今までそんなヤツいねぇよな? 今までいねぇぜオイ。社会の概念が変わったって、そんなヤツいねぇだろ。チャンピオンとしての恥ずかしさがよぉ、頂点まできてんだ。是が非でも獲ってやるよコノヤロー。オイ、高橋裕二郎、本間も、外人のでけぇヤツいたろ。あぁいうのも含めて、今までだったらケチョンケチョンのクソミソに言ってよ、イニシアチブとって、試合を運ぶんだけど、今回ばかりはやってみて肌で感じたのは、ヤツらのレベルが上がってるってことだ。わけぇヤツの力、若過ぎはしねぇ。だがレスラーとして、ちょうど脂の乗ってきてるヤツ。それを肌で感じてわかってる。だからこそだ、簡単には引けねぇよな、引けねぇぜオイ。往生際が悪い? オウ、悪くて結構だコノヤロー。新日本プロレスをよぉ、根本から強くしてやるぜ。根本の根本だ。何もなかったクソみてぇな己がよ、天下を獲ろうとしてんだ。一回インフルエンザで落としたけどな。オイ、もう1回だ。もう1回チャンピオンベルトをよ、挑戦権を獲得までいってやる。冗談じゃねぇぞ、こっちとらよ、ハングリーさが他のヤツらとは桁が違うんだ」
――次の対戦相手は後藤選手か柴田選手の勝者ですが、それぞれに対してどんな思いがありますか?
真壁「柴田に関してもこの間の『G1』リーグ戦で負けてるよな? 正月は獲ってるけど、そのあとやられてる。後藤にしてもそうだ。後藤にしてはなんかしらねぇけど、こういうタイトルのついた試合には負けてんだよな。正直言ったら、目ざといって言ったら目ざといのかもしんねぇ。賞金稼いで、トーナメントに名前が上がる、そういう時には本領発揮する。あのクソ野郎のいいとこだよ。でもよ、今回ばかりはよ、ベルト獲られてよ、ベルト落としたっていう悔しさが俺にはあるからよ。そんじょそこらのやる気、闘志、そんなもん通用しねぇ、俺には。まぁ少なからず、今日試合もやって、昨日一昨日もオフもあったけど、わけぇヤツらの力がすげぇ上がってきてる。これはもういなめねぇ。新日本プロレスの団子状態、レベルの高さ、否が応でも認めざるを得ねぇよな。だからだよ、だからこそ負けらんねぇ。この俺の恐さ、凄さ、今のわけぇヤツに刻み込んでやる。それだけだ」
【裕二郎、MAOの話】
裕二郎「ハァハァ……MAOちゃん。ちょっと、黙ってた事、あったんだけど……」
MAO「なに!?」
裕二郎「今日さ、オレ“インフルエンザ”だったんだ!!」
MAO「それ、試合終わってから言う!? 真壁さんにうつってるかな??」
裕二郎「ダメだ。アイツはもうインフルエンザ、一回かかってるからよ」
MAO「あ、そうなんだ。MAOにかかっちゃうよ」
裕二郎「それ、検査したほうがいいよ」
MAO「ね。検査する」
裕二郎「インフルエンザじゃなくて、あの、妊娠のヤツ……」
MAO「あぁそっちね、それはもう常にね」
裕二郎「今のプレイで、もうヤッてるかもしれないから。カメラ、止めて」
MAO「はははっ!」
◇第6試合◇
▼「NEW JAPAN CUP 2015」2回戦/無制限1本
○飯伏幸太(2分44秒 飛びつき回転エビ固め)X矢野通
【飯伏の話】
――ベスト4進出おめでとうございます。
飯伏「ありがとうございます」
――矢野選手というクセ者相手に勝利しましたが?
飯伏「嬉しいです。ハァハァ、ほんと嬉しい。結果に満足。いやぁ、嬉しい。勝てたのが嬉しい。次、広島ですか?」
――広島で内藤選手かファレ選手の勝者と対戦しますが?
飯伏「いやもうどっちが来ても必ず勝つ。それだけですね。いやぁ、ほんとに嬉しいですね。ありがとうございました」
【矢野の話】「オイふざけんなよ!! オイ!! レフェリーもグルだろ! オイ!! このリングは汚ねぇヤツばっかだなオイ!! 汚ねぇことばっかしやがってオイ!! 泥棒とかよ、汚いヤツばっかじゃねぇか!! 嘘つきとかオイ、ふざけんなバカヤロー!!!」
◇第7試合◇
▼「NEW JAPAN CUP 2015」2回戦/無制限1本
○内藤哲也(12分51秒 ウラカンラナ)Xバッドラック・ファレ
【内藤の話】「もちろんね、去年の(NEW JAPAN CUP)2回戦、そして去年の横浜アリーナの借り、キッチリ返せたかな。どうかな? ファレ、納得いかねぇんだろ? また今度はキッチリ倒してやるよ。この『NEW JAPAN CUP』前回対戦で負けたアンダーソンにキッチリリベンジして、前回対戦で敗れたファレにもリベンジして。次は飯伏か。2013年かな、『G1』で負けた借り、忘れてないんでね。広島の舞台で、キッチリ飯伏を倒してみせますよ。『NEW JAPAN CUP』が俺のリベンジロードになってるかもしれないけど、ちょうどいいよ。飯伏、広島でキッチリ叩き潰してやる」
【ファレ、トンガの話】
トンガ「ア"ーー!! クッソ!!」
ファレ「オマエはラッキーだな。サノバビ○チ野郎。ガッデム。オレの名の通り、オマエはオレを倒して、とんでもないバッドラック(不幸)を手に入れた。ファ○ク!」
◇第8試合◇
▼「NEW JAPAN CUP 2015」2回戦/無制限1本
○後藤洋央紀(15分18秒 片エビ固め)X柴田勝頼
※昇天・改
(試合後、柴田が後藤の手をあげて勝利を称える。)
後藤「今日・・・今日勝ったからには、この俺が! 必ず優勝します! ありがとうございました!! ベルトが!! ベルトが! ベルトが! この俺を待っている! 以上ー!!」
【後藤の話】
――ベスト4進出おめでとうございます。
後藤「なんとか勝ったけどさ、完全に腕いかれたね。まぁトーナメントのキツさ、俺が一番わかってるつもりなんで」
――今回は柴田選手との対戦でしたが?
後藤「またこんな機会で当たるとは思ってなかったっすけど。このトーナメントの良い弾みになったというか、俺にとってはもの凄くプラスになった闘いだったと思います」
――次の対戦相手の真壁選手が「タイトルのかかった試合では後藤選手に対して分が悪い」とコメントされていましたが?
後藤「当然でしょ」
――早々に優勝した時は「IWGPに挑戦する」と公言されていましたが?
後藤「そうっすね。俺の中でやっぱIWGPってのは特別で、届きそうでなかなか手が届いてないベルトなんで。やっぱりひとつ、そこに賭ける思い入れってのは、他の誰よりも強いものはあります」
――3度『NEW JAPAN CUP』に優勝されてますが、今回の柴田戦が「事実上の決勝戦」とおっしゃってましたが、4度目の優勝は見えてきましたか?
後藤「もう見えてるでしょ。今日勝ったからには優勝しなければいけない、そういう試合だと思うし。今日が事実上の決勝戦だと思って闘ってるんで、もうあとは落とせない。どんなことをしても勝ちにいきますよ。この腕朽ち果てようともね」
【柴田の話】「……ちょっと喋っていいですか? ドームで、2人でベルト獲って、次(のリマッチ)ですぐ獲り返されちゃって。ポッカリ何か、目標を何に置けば分からないまま、このシリーズ始まっちゃって。宙ぶらりんのまま、今シリーズ始まって。久々のシングルで、何か……良い刺激探そうと思って挑んだトーナメント。2試合しかやってないけど、良い刺激だらけで。まだまだオレのやる事って、沢山残ってるんじゃないかな。まだまだここで、1回ダメで、ダメだからって、何か諦めるモノでもないし。かといって何を探せばいいか分かんないままやったんだけど。今日、また何かプロレスを自分の試合の何か再確認ができた。負けたけど。手応えというか、再確認ができたと思います。オレの、まだやるべき事って、タッグだけじゃないし、なんとなく引っかかってるモノがあるんで。とにかく、後藤には優勝してもらって、オレはオレのやるべき事を見つけて行きたいと思います。すみません。ありがとうございました!」
春の本場所NEW JAPAN CUPも二回戦、メインは後藤vs柴田のパートナー対決、昨年8月の西武ドーム大会以来の対戦となった試合は序盤こそ静かなグラウンドの攻防でスタートするが、柴田が先に張り手を仕掛けると、互いに遠慮なくガンガンやり合う。
試合の先手を奪ったのは柴田、トップロープを掴む後藤の腕を蹴り上げてからキーロックなどで腕攻めを展開、しかし串刺しラリアットで反撃した後藤は村正からバックドロップ、追走式ラリアットと猛ラッシュをかけ、後藤がバックドロップを仕掛ければ、柴田もジャーマンで応戦するなど互いに譲らない。
膠着する流れを掴んだのは後藤、久々に昇龍結界を決め、今までの試合では出さなかっただけにさすがの柴田もロープに逃れ、後藤は頭突きを繰り出すが、柴田は強引に牛殺しを敢行、続いてPKを狙うがキャッチした後藤は左右の張り手からローリングラリアット、裏昇天、そして昇天・改が滞空時間の長い分豪快に決まり3カウント、パートナー対決を制して準決勝に進出する。
セミの内藤vsファレは、オカダ同様ファレを苦手にしている内藤はファレのパワーに苦しめられるも、ジャンピングボディープレスをかわした内藤はファレの左膝に低空ミサイルキックを発射するとファレは失速、ここから内藤は足攻めを展開して形勢を逆転させる。
動きが鈍くなったファレはハンマーブローで強引に流れを変えようとするも、グラネードを回避した内藤は変形膝固めで捕獲、内藤はスイングDDTからコーナーへ昇るも、ファレが追いかけバットラックフォールを狙うが内藤は逃れる。
勝負を急ぐファレはグラネードを決めると、再度バットラックフォールを狙うが、内藤はウラカンラナで切り返して3カウントを奪い準決勝に進出する。
飯伏vs矢野は矢野が突進する飯伏をカニバサミで倒しコーナーに立てかけたパイプイスに激突させてから丸め込み、鬼殺しは阻止されるも、矢野は急所蹴りから裏霞で丸め込み速攻勝負を狙う。
矢野は崇コーナーに飯伏を叩きつけようとするが、トップロープに飛び乗った飯伏か高角度の前方回転エビ固めで逆転3カウント、飯伏が速攻勝負で矢野を破り準決勝に進出する。
真壁vs裕二郎は裕二郎が場外戦から真壁の左膝に集中攻撃を浴びせるが、真壁はパワースラムからやっと反撃するとパワーボムを決めるも、裕二郎は真壁の首をフラップジャックで叩きつけるとマイアミシャインを狙う。
真壁は脱出してラリアットを放つが、かわした裕二郎は東京ピンプスを決めるも、真壁はらカウント2でクリアする。
裕二郎はターンバックルへのパワーボムから再びマイアミシャインを狙うが、またしても脱出した真壁はキングコングハンマーを狙うも裕二郎はカウンターのラリアットで迎撃する。
裕二郎は急所打ちを狙うが、真壁はかわしてスライディングラリアットを浴びせ、ラリアットからスパイダージャーマン、キングコングニーの必勝パターンで3カウントを奪い準決勝に進出、ファレも脱落したことでBULLET CLUBは全員脱落となった。
準決勝また決勝の舞台は15日、NJCスタートの地である広島、準決勝のカードは飯伏vs内藤、後藤vs真壁となった。
自分的にはvsAJスタイルズという観点で飯伏を優勝に推しているが、真壁はNEVER狙いとしても、内藤も後藤も1年もIWGPヘビー級王座挑戦から遠ざっていることを考えると、今回優勝を逃せばIWGP挑戦はしばらく回ってこない、準決勝は内藤と後藤にとっても正念場になるだろう。
また第2試合の10人タッグ戦では小島がラリアットでキャプテンを降すも、試合後に天山が小島と小競り合いとなり、一触即発となった。
NJCでは天山の保持するNWA世界ヘビー級王座は対象外とされ、不満を露わにした天山は開幕戦でも中邑、石井相手に苛立ちをぶつけていた。
NWAも昔は世界最高峰とされたが現在は権威が低下、新日本の扱いにもそれが現れてしまっている、小島が挑戦を表明したが選手権は現時点では未定、天山は盟友である小島との戦いでベルトの権威を高めたいのであろうが… -
KAIが念願の武藤越えを達成しWRESTLE-1王座奪取!
3月8日 WRESTLE-1「WRESTLE-1 TOUR 2015 TRANS MAGIC」東京・後楽園ホール
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第0試合◇
▼15分1本
○熊ゴロー(5分50秒 逆エビ固め)X芦野祥太郎
◇第1試合◇
▼「WRESTLE-1 vs DESPERADO」/30分1本
河野真幸 TAJIRI KAZMA SAKAMOTO 土肥孝司 ○エル・イホ・デル・パンテーラ(10分05秒 首固め)浜亮太 Xアンディ・ウー 稲葉大樹 村瀬広樹 藤原ライオン
◇第2試合◇
▼KASSENスペシャルシングルマッチ「WRESTLE-1 vs ZERO1」対抗戦/30分1本
○鈴木秀樹(1分16秒 片エビ固め)X中之上靖文
※ダブルアームスープレックス
【鈴木の話】「(圧勝に終わったが?)弱いからじゃないですか。(団体の頂点を目指すと言っていたが?)せっかく障害を避けずに、嫌な上司を避けずに…まあ、上司じゃないですけど、やってきたので。やりますよ。組まなかったら、ここの人たちから面倒臭い方法でやることにします。(メインの勝者と?)敗者とやってもしょうがないでしょ。(どっちでもいい?)まあ、勝った方でいいんじゃないですか。この団体でベルトを持っているヤツが顔のわけですよね。その顔に泥を塗ってやる」
◇第3試合◇
▼「Road to Cruiser Division」/30分1本
○児玉裕輔(10分16秒 ウラカンラナ)X吉岡世起
◇第4試合◇
▼「Road to Cruiser Division」/30分1本
○大和ヒロシ(6分15秒 片エビ固め)X田中稔
※ノーザンライトボム
◇第5試合◇
▼WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ次期挑戦者決定戦3WAYマッチ/無制限1本
○征矢学 AKIRA(9分3秒 逆さ押さえ込み)船木誠勝 X黒潮“イケメン"二郎
※もう1チームはNOSAWA論外、MAZADA
☆征矢&AKIRA組が挑戦権獲得
◇第6試合◇
▼KASSENスペシャルタッグマッチ「WRESTLE-1 vs ZERO1対抗戦」/30分1本
カズ・ハヤシ ○近藤修司(12分48秒 片エビ固め)田中将斗 X小幡優作
※キングコングラリアット
◇第7試合◇
▼WRESTLE-1チャンピオンシップ/60分1本
[挑戦者]○KAI (19分13秒 片エビ固め)[第2代王者]X武藤敬司
※スプラッシュプランチャ
☆武藤が3度目の防衛に失敗。KAIが第3代王者となる
(試合後)
KAI「武藤さん、今日は本当にありがとうございました!(武藤が引き揚げながら手を上げて応える。すると鈴木秀樹がリングへ。KAIの頭をなでなでする。)帰れ!(鈴木が退場)鈴木、いつなんどき誰の挑戦でも受ける。(鈴木がリングに戻り額をつけてにらみ合う。鈴木が退場。村山レフェリーと激しく言い合い、後ろから稲葉が突進してバックステージへ。)武藤さんからこのベルトを取った責任は十分感じてます。わかってます。今日から、今から、俺たちのWRESTLE-1のスタートだと思ってます。これからも精進していきますので、今日はありがとうございました!」
【KAIの話】「さきほどリング上で言った通り、嬉しいというよりも、このベルトを武藤さんから受け継いだということは、責任重大だと思うし、俺も重く受け止めてます。これからは、今日からは俺たちがこのW-1をスタートしないといけないと思っているんで。その自覚は十分あります。今日の相手は武藤さんで、もう百戦錬磨ですよ。そんな中、どう自分と戦うかが課題だったんで。武藤さんにも散々左腕を攻められましたけど、自分自身最後まで諦めなかったら取れたと思うし。でも、自分だけのベルトじゃないと思っているんで。やっぱり普段からW-1、そして俺を応援してくれるファンのおかげだと思うし、その人たちみんなの力のおかげで取れたと思っているんで。このベルトは俺だけのものじゃないです。(1階まで行ってファンを見送ったのはなぜ?)俺がファンの時に来ていたのは後楽園ホールだし、そこの1階まで行って、いつかチャンピオンになってファンのみんなを見送りたいなという気持ちがあったんで。それができて凄い良かったです。(さっそく鈴木が挑戦表明したが?)俺は誰からも逃げないし、いつ何時誰の挑戦でも受けます。(王者としてどういうW-1を作り上げていきたい?)何でもしますよ。W-1が盛り上がるためなら。それこそ誰とでも戦うし、どんなところでも戦うし、どんなファイトスタイルでも戦います。何も怖くないですよね。何でもやりますよ。ホント、日頃からW-1に携わっているスタッフ、社員、選手。そしてファンも。みんなのおかげで俺はこのベルトを獲れたし、みんながいるからこそチャンピオンでいられると思うので、その感謝を忘れずに、これからも精進していきたいと思います」
【武藤の話】「チャンピオンになって数ヵ月。チャンピオンになると、対戦相手だけじゃなくて、もちろんお客さんもそうだし、関係者からも刺激を受けるというか、視線を感じるというか。正直毎回プレッシャーは感じてたし。そういう中で、ちょっと持久力がなかったというか、スタミナ切れしたかなって。今日に限ってはね。その反面、最後の最後は追い詰めてたというような実感もあるし、いま一丁だなと感じさせるような試合でもあったのは事実ですね。(KAIの戦いぶりは?)ひたむきに一生懸命頑張ってましたよ。ただ、俺に勝った後のチャンピオンは意外にしんどいものもあったりしてね。『俺たちの時代だ。俺に楽をさせる』なんてことをアイツは公言しているんだけど、そういう部分で言うと、エースになるべく、ちょっとしたチケットをゲットしただけであって。プロレスの神様はきっと途中下車はさせるだろうし、今からがしんどいと思うよ。(W-1を託せる?)託せるようになっていってほしいけど、プロレスなんてひとりでやるものでもないし。やっぱりみんなでKAIを追いかける形で、いいピラミットができれば理想かなと思っています。(下の選手に敗れてベルトを失う心境は?)現時点では体が痛いから、ちょっとホッとしている部分はあるよ。チャンピオンはなかなかしんどいわけであって、ちょっと荷が下りたかなって思ったりもするけれど、またすぐエネルギーが充電できてきたら、欲が出たりするかもしれないし。まあまあ、試合の中でも過去の俺がちょっとした時にキーポイントで出していた技や引き出しを出したりしているんだけど、こういう隠れた伝家の宝刀というのをあまりにも使わないと、錆びてくるというか。そういうことも少し考えながら、次に向かいたいなとは思ってますね。(今後については?)今後は今までと一緒ですよ。スタンスは変わらないですよ。武藤敬司が少しおしとやかになると、また裏の顔が出てきて。裏の顔だけがドンドン知らないところで大きくなる。3月末にも海外からオファーが来てたりしてね。それは断ったんだけど、4月にもオファーが来て。どこかで凄い膨らんでいて。裏の顔がね。もしかしたら武藤敬司がおしとやかになっているところで、グレート・ムタが気張って出てくるかもしれないですね。まだわからないですけど」
WRESTLE-1後楽園大会で武藤の保持するWRESTLE-1王座にKAIが挑戦、試合はじっくりとしたグラウンドでスタートするが、先に仕掛けたのはKAI、武藤のブラッシングエルボーをかわすとドロップキックを連発し場外へ出すが、追撃を狙ったトペはセコンドの熊ゴローに誤爆、この際にKAIは左腕を痛めると、すかさず武藤がKAIの左腕に低空ドロップキックを発射し、キーロック、アームロックなどで執拗に左腕攻めを展開する。
KAIもブレーンバスターで反撃を狙うが腕に力が入らず、逆に武藤がトップロープ上に乗せるとネックスクリュー、腕への低空ドロップキックからアームロック、早くも串刺し式のシャイニングウィザードからドラゴンスクリュー、そしてシャイニングウィザードを発射するが、KAIはブロックして延髄斬りで応戦、しかし武藤もブロックしてシャイニングウィザードを炸裂させれば、KAIも延髄斬りを炸裂させ両者はダウンとなる。
武藤は再び低空ドロップキックからシャイニングウィザードを放つと、KAIもトラースキックで応戦、武藤は浴びせ蹴りから串刺し式シャイニングウィザードを狙うが、KAIがハイキックで迎撃しパワーボムは上がらずも、セカンドロープから武藤の後頭部にキックからバックドロップ、フェースロック猛ラッシュをかけるがLATは武藤が脇固めで切り返し、アームロック、ドラゴンスクリューで攻め込む。
凌いだKAIはトラースキック、延髄斬り、ラリアットと畳みかけ、サンダーファイヤーパワーボムからのスプラッシュプランチャはカウント2、武藤は奥の手のフランケンシュタイナーからの腕十字の連続技へと持ち込むがKAIはロープに逃れるも、武藤はすかさずシャイニングウィザードを放ちKAIはブロックするが腕を押さえてうずくまる。
武藤は前、後頭部へのシャイニングウィザードからムーンサルトプレスを投下するも膝を強打してうずくまると、これを逃さなかったKAIがスプラッシュプランチャ、そして背中へスプラッシュプランチャを投下すると、最後は正調スプラッシュプランチャで3カウントを奪い武藤越えを達成、WRESTLE-1王座を奪取した。
WRESTLE-1旗揚げから「俺がエースだ」とアピールしてきたKAI、しかし先に走っていたのは後輩の真田聖也で、KAIはエースとアピールしても結果を出せず、GMだった征矢から戦力外通告され、河野に敗れて丸坊主にされるなど、どん底へと叩き落され、いつしかKAIの口から“エース”という言葉すら出さなくなった。
そして今回の王座奪取だけでなく真田や征矢、河野が破ることが出来なかった“師匠”武藤からの勝利は大きいが、まだKAIの口からエースという言葉は出なかった。
武藤を破ったとはいえKAIをエースと認めるかはファンが決めること、それはKAIが一番痛感しているはず、そのKAIに外敵である鈴木が挑戦を表明、今大会の鈴木は中之上と対戦し、先に中之上がダブルアームスープレックスを仕掛けるが、エルボーを受け流した鈴木がエルボースマッシュ一発からツームストーンパイルドライバー、ビル・ロビンソン直伝のダブルアームスープレックスで僅か76秒で勝利を収め強さを見せつけた、強い挑戦者をいかに退けるか・・・王者になってからもKAIの試練は続く。
また王者から転落した武藤も安心して一歩引くというわけでもなく、グレート・ムタ登場を示唆するなどまだまだ意欲的だ。
【WRESTLE-1】武藤超え成就! KAIが悲願のW-1王座戴冠、鈴木が挑戦表明▼黒潮奮闘もワイルドがタッグ王座挑戦権奪取▼チーム246がKASSEN2前哨戦制す…後楽園大会 http://t.co/vuGwN7jyL4 #W_1 pic.twitter.com/spNizPFlrU
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) 2015, 3月 8メインイベントはKAI選手の勝利!KAI選手「俺だけのベルトじゃない。みんなで獲ったベルト。WRESTLE-1を盛り上げるために俺は何でもやる。」#w_1 #後楽園 pic.twitter.com/6XwKfbiG00
— WRESTLE-1(W-1公式) (@W_1_official) 2015, 3月 8 -
4WAY6人タッグ戦を制したジミーズがタイトル戦線に再浮上!マッドブランキーは土井とCIMAの対立が表面化・・・
3月6日 DRAGON GATE「GLORIOUS GATE 2015」東京・後楽園ホール 1850人超満員札止め
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼20分1本
U-T ヨースケ・サンタマリア ○エル・リンダマン(9分10秒 ジャーマンスープレックスホールド)Gamma K-ness. X問題龍
◇第2試合◇
▼20分1本
新井健一郎 ○しゃちほこBOY (7分11秒 片エビ固め)スペル・シーサー X“ハリウッド"ストーカー市川
※ムーンサルトプレス
◇第3試合◇
▼30分1本
○Kotoka (10分03秒 エビ固め)XMr.キューキュー“谷嵜なおき"豊中ドルフィン
※カルデラ
◇第4試合◇
▼30分1本
CIMA ○ドン・フジイ(12分30秒 エビ固め)堀口元気H.A.Gee.Mee!! X斎藤“ジミー"了
※切り返しの応酬
◇第5試合◇
▼30分1本
T-Hawk ○フラミータ(19分19秒 エビ固め)望月成晃 Xドラゴン・キッド
※ロビーナ
◇第6試合◇
▼6人タッグ4WAYマッチ/時間無制限勝ち残り戦
ジミー・ススム ジミー・神田 ○ジミー・カゲトラ(39分23秒 エビ固め)X吉野正人 鷹木信悟 戸澤陽
※車懸
【退場順】[1]B×Bハルク Kzy ○ビッグR清水(31分50秒 片エビ固め)X土井成樹 YAMATO サイバーコング
※砲丸投げスラム
[2]吉野正人 ○鷹木信悟 戸澤陽(36分38秒 鷹の爪)]B×Bハルク XKzy ビッグR清水○
(試合後)
カゲトラ「後楽園のメインイベント、ジミーズが勝ったぞ! おい、どうせよ、ジミーズが負けると思ってたろお前ら。そうはいかねえよ。俺たちだってな、地味なりに意地があるんだ。おい、モンスター、今日の結果を見ろ! 勝ったのはどのユニットだ? 俺たちジミーズだ!」
ススム「ありがとうございます! 今、マッド・ブランキーが大量増員して勢力拡大、そしてディアハーツはドリーム、そしてトライアングル、モンスターはブレイブとツインゲート。俺らジミーズはなーんにもない。お笑いすら今ないよ。でも、俺らにも意地がある。今日カゲ、だれからフォール取った? 最後、吉野からいったな。カゲ、久々に元祖ジミーズで吉野、しゃち、お前らの持ってるツインゲートに挑戦させろ」
吉野「おい、ジミーズ、しかもカゲトラ! オマエに負けるとは思わんかったぞ。でも、この後楽園でメインイベント、6人タッグ4WAYの最後、お前に3カウント取られたの、俺は何も言い訳せんぞ。カゲ、ススム、ツインゲートに挑戦させろやと? 俺がこの場でノーと言うと思ってんのか? でもな、よく聞けよ。これはタッグのベルトや。俺一人のベルトじゃない。俺の一存では決められへんのや。今話題のハスキーボイスレスラーが一言、言いたいんちゃうんか?(しゃちコール)
アミーゴ、俺は今日カゲに3カウント取られた。俺はこいつらの挑戦受けたいと思ってる。アミーゴ、お前の答えを聞かせてくれ」
しゃち「アミーゴがやられて、俺は黙っていられねえんだよ! ツインゲートの挑戦、やってやろうじゃねえか! おい、ただしな、俺ら苦労して取ったベルト、そう簡単には渡さねえからな!」
吉野「ススム、カゲ、そいうことや」
ススム「なんとかしゃちほこBOYの声聞き取れたけど、八木さん、しゃちはやるって言いましたよ。決めてください」
八木隆行本部長「よし、それじゃあやってもらおうじゃねえか! 場所は次回4月9日、ここ後楽園ホールだ! いいな、チャレンジャー・ススム&カゲトラ対チャンピオン・吉野&しゃち、決定します!」
鷹木「よーしよしよし、ツインゲート来月決まったな。吉野、しゃち、今日はジミーズに負けたけど、来月は絶対勝ってくれよ。俺たちはディアハーツに、しかも俺がKzyからテクニックで勝ったな、Kzy。お前俺によ、体力で負けてんのに技術でも負けたらいいとこねえじゃねえか。やっぱりオマエはディアハーツのお荷物だ」
戸澤「そうやそうや。おまえみたいなチャラチャラした髪型してるからあかんのやオマエおら。鷹木さん見習えや。鷹木さんと一緒のとこに連れてってもらえオマエこら!」
(Kzyがつかみかかる。鷹木と清水がつかみあう。そこにミレニアルズが乱入する)
T‐Hawk「おいこらビッグR、誰もオマエを止めないなら、この俺がお前を止めてやる。単刀直入に言うぞ。俺とシングルマッチで勝負しろ」
清水「おいT‐Hawk、お前は何が言いたいかわかんねえんだよ、バカヤロォー!」
T‐Hawk「だからよ、俺とオマエでシングルマッチやろうぜって言ってんだよ! 頭おかしいんじゃねえかお前!」
清水「わけわかんねえから、俺とT‐Hawkで1対1でやってやるよぉ!」
T‐Hawk「だからそれがシングルマッチって言ってんだよ! わかってんのかオマエ、理解してんのかお前!」
八木本部長「わかったからもう! 話がかみ合ってないみたいだけど、やってもらおうじゃねえか。場所はもちろん次回4月9日、後楽園ホールだ。スペシャルシングルマッチ、決定します!」
(ミレニアルズが退場。ジミーズだけリングに残される。)
ススム「あ、あ、あ。これなんですか? だっふんだ、とか言うんですか? 違いますか? ジミーズが勝ちました! いやあ、まさかね、このメンバーで僕は勝つと思わなかったんですけど(笑)。え? いやでも、信じてましたよ。カゲいつもありがとう。ホントいいやつなんですよ。まあでもホントに、来月、ツインゲート決まりました。先月の後楽園では僕がドリーム取れませんでした。でも次ツインゲート決まりましたので、今度こそはツインゲート、カゲと元祖ジミーズで取りたいと思いますので期待しててください。1月のときにドリーム取ったときはジミーズ新型トレインやるって言いましたけど、僕が負けてやれなかったので、次こそ、次ツインやったときは俺ら決めますんで。すいません、あれ道具がいるんです。なんで、次ここの来月新しいジミーズトレイン今度こそ決めますんで、期待しててください。今日は最後までありがとうございました!」【マッドブランキーの話】
CIMA「しっかりせえよ。土曜日、負けたオレを突き飛ばして、オレと同じパターンで負けるな。オレと一緒やん」
土井「オマエら、そもそもダーツで拾われた身やろ。偉そうに言うな」
CIMA「ダーツで入ったけど、YAMATOがリーダーとして…」
通りかかった吉野「何や、土井。またもめてんのか?(と言って控室へ)」
土井「人のユニットの問題に口出すな!」
CIMA「YAMATO、サイバーは結果出してるけど、オマエは全然出してないやないか」
問題龍「土井ちゃん、しっかりしてくれよ」
土井「オマエに言われたくないわ。マッド・ブランキー最強メンバーはオレとYAMATOとサイバーちゃんや。憶えておけよ」
【モンスターエクスプレスの話】
吉野「ごめんね。申し訳ない。今日は何としても勝たなきゃいけなかったし、勝てる相手だった。ツイン取って、まさかここで足を引っ張られると思わなかった。信悟、戸澤にも申し訳ない。アミーゴ、アイツらにここまで言われて、あそこでノーと言えんでしょ。オレも後楽園ホールのメインで3カウントを取られたっていう悔しさもあるし、このまま挑戦を受けないわけにいかないから。あそこでアミーゴが『黙ってられない。挑戦受ける』って力強く言ってくれたから、来月の後楽園でツインゲート決まったけど、オレらも15年一緒にいて初めて巻いたベルトだから、わずか1カ月ぐらいで落とすわけにいかない」
戸澤「まだ向こうは挑戦権を獲得しただけだから」
吉野「今日の借りはタイトルマッチで返しますよ。オレらの粘り強さをジミーズに見せてやろうやないか」
鷹木「2人がツインゲート、戸澤がブレイブゲート。オレだけベルトが何もなかったから戸澤に便乗にするような形になったけど、Kzy、マジでノーフェース…顔じゃねぇよ」
戸澤「あんなチャラチャラした髪型してるから悪いんや。鷹木さん、見てみいや!」
鷹木「あんなチャラ男はオレがぶっ潰します」
清水「おい何がなんだかわからねえけど、次回後楽園4月9日はオレとT-Hawkのシングルマッチだ。そう、オレには見えるぞ。砲丸投げスラムでワン、ツー、スリーカウントを取るのは、そう! ビッグR清水だ!」
【T-Hawkの話】「おいコラッビッグR、誰もお前を止められねえんだったらこのオレが責任もって止めてやる。お前の砲丸投げスラムとオレのこの逆水平どっちが強いか試してやる。真っ向勝負で当たってその上でお前を叩き潰すからな。覚えとけよ!」
3月のドラゲー後楽園大会のメインはマッドブランキーvsジミーズvsモンスター・エクスプレスvsディアハーツによる4WAY6人タッグ戦。
試合は30分過ぎに動き、サイバーがKzyをパワーボムで脳天から叩き落し、YAMATOのボックス攻撃から土井がバカタレ・スライディングキックを狙うが、清水が割って入り土井を砲丸投げスラムで叩きつけて3カウントを奪い、まずマッドブランキーが脱落、この後で2月28日大阪で清水に敗れ土井から制裁を受けたCIMAが怒り土井に制裁を加える。
清水は続いてカゲトラに砲丸投げスラムを狙うがカゲトラは懸命に踏ん張り、交代したKzyがジミーズ、モンスターエクスプレスに串刺しラリアットを連発するが、コーナーに昇ったところで戸澤が雪崩式ブレーンバスターで叩きつけ、最後は鷹木が鷹の爪で丸め込んで3カウントを奪いディアハーツが脱落。
モンスターエクスプレスはダメージの残るカゲトラに鷹木がバンピングボンバー、MADE IN JAPANと猛ラッシュをかけるがカゲトラは懸命にクリアし、交代した吉野もトルベジーノからのソル・ナシエンテと攻め込むが、吉野が再度トルベジーノを狙ったところでカゲトラが車懸で3カウントを奪い逆転勝利、4WAYタッグはジミーズが制した。
試合後にはジミーズがススム、カゲトラのコンビで吉野とBOYの保持するツインゲート王座に挑戦を表明、2月の後楽園大会でススムがハルクのドリーム・ゲート王座に挑戦し敗れてからジミーズ全体がタイトル戦線から大きく後退したが、4WAY6人タッグ戦を制したことで再浮上に成功した。
鷹木は清水との対戦を狙うが、T-Hawkが割って入り清水との対戦を要求、八木本部長権限でT-Hawkvs清水が4月9日後楽園で決定した。
T-Hawkらミレニアルズはマッドブランキーの前に押されているが、清水が中心である土井、CIMAを立て続けに破り、またその前に大物食いが続いていることから、新世代ユニットであるミレニアルズも清水の存在を意識せざる得ない。
一方マッドブランキーは土井とCIMAの対立が表面化、土井ダーツでマッドブランキー入りしたCIMAだが、土井の顎でこき使う態度に先輩であるCIMAが不満を鬱積させつつある、マッドブランキーの一応リーダーはYAMATOだが、リーダーシップを取ろうとして焦る土井に周囲が良く思っていないようだ・・・