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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

200%の完全燃焼・・・安生洋二引退!

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200%の完全燃焼・・・安生洋二引退!

3月19日 安生洋二引退試合〜Y.A IS DEAD〜 後楽園ホール 2127人 超満員札止め


(コメント、アピールなどは週プロモバイルより)
◇オープニング◇
(リングマットはUWFインターナショナルのロゴマーク入り。開始予定時間を7分過ぎて「まもなく試合を開始致します」とアナウンスされると会場から拍手が起こる。


全試合開始前にオープニングアクトとして、安生が「オレのプロレス人生に欠かせない大物」というXによる開会宣言。客席から「高田!」と声が飛ぶ。前田コールも起こる。テーマ曲がヒットし大前田コール。登場したのはレイザーラモンRG。大ブーイング。)


RG「どうも、前田日明です。ごちゃごちゃ言わんとね、Uインターあるある歌わせてください。じゃあUインターあるあるをUインターの皆さんが飲んだあとに必ず歌っていたハウンドドッグの『ブリッジ』に乗せて歌わせてください。デンデンデデーン♪ Uインターぁ、あるあるぅ、言いたいよ、今ぁ♪ Uインターのぉ、あるあるうx言いたい♪ 思い出なんか~吹き飛ばしてぇ、Uインター、あるある言いたい、ファーラウェー♪ 時は流れていくよ~♪(略)Uインターの練習生はぁ、夜逃げしがち~♪(拍手が起こる。)ありがとう! それでは前田日明が開会宣言したいと思います!」


(島田二等兵が登場。)

島田「ヘイヘイ! お前誰に断ってこのリングに立ってんだ! みんながご存知の、あの高田モンスター軍・島田二等兵だ!(ブーイング)」


RG「帰れ! 帰れ! おい、こんな格好だったか?」


島田「いや、どんな格好かすっかり…ユーチューブ見たけどないんだよ。衣装がまったく。さっきスタッフに買ってもらったらまったく違ったんで、自分でも驚いてる。そんなことはどうだっていいんだよ! 開会宣言は俺がいて、安生洋二さんの引退試合ということは、この人にリングに上がってもらいましょう。男の中の男、アン・ジョー司令長官、出てこいや!」


(アン・ジョーと思いきや、ジャージ姿の安生が登場。)
安生「すいません。本日はアン・ジョー司令長官で開会宣言しようと思っていたのがデスが、あのメガネ、なくしてしまいました。でもですね、その家を探してるうちに、このUインターのジャージが出てきたんですよ。それなので一言いわせてください。今日の引退試合、200%勝ちます!」


(盛り上る会場。)
RG「安生洋二あるある、一個だけあるので歌ってもいいですか? 短くする。ハウンドドッグの『フォルティシモ』に乗せて。いや、短くやる。安生、あるあるぅ、言いたい、言いたいぃ♪ つーよくぅ、つーよくぅ♪ 道場、破り、失敗、し~がち~♪」

(ブーイング。安生がRGを抱え上げてヒザ上に尻から落とす。そこへレイザーラモンHGがテーマ曲に乗って登場。)
HG「どうも伝説のハードゲイ、HGでーす! セイセイ。(安生とにらみ合う。安生が右手を出し握手、ハグ)」


安生「HG、今日はよく来てくれた。この開会宣言、君がやってくれるかな」
HG「セイですよ、それは。いいんですか、私がやって。せっかく5年ぶりぐらうですかね、ハッスルがつぶれて。じゃあハッスルポーズで開会宣言させてもらっちゃっていいですか、みんなさん。覚えてらっしゃいますかね。リハーサルで全員忘れてました、われわれ。行くぞー、で皆さんがオー、3、2、1、ハッスルハッスル、フォー! これでお願いします。ほんとにこれが最後になるかもしれないんで」


RG「カメラを構えてる人がいっぱいいますけど」


HG「やってからしばらく止まってください。皆さん、やってから、撮る。これでいきましょう」

(観客が起立。ハッスルポーズからのフォーを決め、しばらく止まる。場内が暗転しビジョンで全カードが紹介される。)


◇第1試合◇
▼15分1本
○MAX宮沢(4分03秒 ヒザ十字固め)X服部健太


◇第2試合◇
▼20分1本
○入江秀忠(6分01秒 KO)Xエドアルド・ホンダ
※カカト落とし


◇第3試合◇
▼ハードコアマッチ/20分1本
○佐野巧真 長井満也(9分22秒 体固め)金村キンタロー X黒田哲広
※ノーザンライトボム


◇第4試合◇
▼Uインタールール/20分1本
○中野巽耀(4分44秒 しゃちほこ固め)X岡田孝


◇第5試合◇
▼Uインタールール/20分1本
○上山龍紀(14分26秒 スピニングチョーク)X中村大介


◇第6試合◇
▼45分1本
○ミノワマン 金原弘光(13分06秒 ヒールホールド)藤原喜明 X松井大二郎
 

◇第7試合◇
▼安生洋二引退試合/無制限3本
船木誠勝 鈴木みのる 菊田早苗(3-0)安生洋二 高山善廣 山本健一
 
---1本目---
○船木(13分19秒 アンクルホールド)X安生洋二

---2本目---
○船木誠勝(16分47秒 アキレス健固め)X安生洋二

---3本目---
○鈴木みのる(23分03秒 体固め)X安生洋二
※ゴッチ式パイルドライバー


◇全試合終了後◇
メイン終了後に安生洋二引退セレモニー。マスコミ各社、協賛各社より記念のパネルや花束などが安生に手渡される。デビュー戦の相手である星名治さんから花束の贈呈。安生は「俺の先輩です」と地声で紹介する。靴を脱いでリングに入った星名さんは安生に花束を手渡し握手。安生の目に涙が浮かぶ。最後に「この方々より花畑の贈呈です」とアナウンスされ『スピードTKリミックス』がヒット。スーツにマスク姿の桜庭らしき人物がリングへ。花束を渡す。「誰だ?」との声にマスクを取るとやはり桜庭。大歓声。握手。肩を組んで四方の観客に向く。続いて『パワーホール』がヒット。長州コール。スーツ姿の長州が花束を持ってリングへ。大歓声。花束を手渡し何やら言葉を交わす。そして握手。安生は
握手をしながら何度も頭を下げる。長州は笑顔。大長州コールの中、長州は退場。安生が挨拶。


安生「はあ。へへへ。いやねえ、へへ。明日、焼き鳥焼けねえ…。もうなんも残ってねえ。0%だよ(涙声)。ほんと今日は、ホントに、30年間やってきてよかった…。(拍手)ホントに、ホントにあの、プロレスの黄金期に戻ったみたいなこの熱気、すごく懐かして、うれしかったです。この雰囲気をつくってくれたのがここにいる一人ひとり、古くからのファン、新しいファン、僕を応援してくれた関係者たち、応援してくれた人々、それによってこの空間は作られました。皆さん、ほんとにありがとうございました!(四方に礼)みなさん、また逢いましょう! 焼き鳥屋として」


ひざまづきマイクを置く。両手を上げて声援に応える。安生コール。安生がマイクを持ち「Uインター」コールをあおる。安生がマイクを投げ捨てると、引退の10カウントゴング。「180センチ、100キロ、安生洋二!」のコールでテープがリングに振り『JAMES BROWN IS DEAD』がヒット。リング上で選手、関係者との記念撮影へ。


▼垣原賢人さん、山崎一夫さんが書面でコメントを発表
垣原さん「安生さんには、新生UWFの新弟子の頃からお世話になり、たくさんのことを教わりました。その卓越した『打投極』のスキルを惜しげもなく僕たち後輩に始動してくださったことを今でも感謝しております。UWFの尊敬する大先輩がまたひとり引退してしまい、とても寂しいのですが、第二の人生の焼き鳥屋でも頑張ってください! 安生さん、長い間、お疲れ様でした。自分は今、悪性リンパ腫という血液のがんと闘っています。自分のためにたくさんの選手や団体が、募金活動をやってくださっているのを知り、感謝の気持ちでいっぱいです。皆さんの善意に応え、必ずがんを治し、同じ病で苦しんでいる方たちの希望の光になります」


山崎さん「安生選手、現役生活お疲れ様でした。今日の引退試合に参加できなくて、すみません。今、おそらく…会場にお集まりいただいたファンの皆さんや、準備・運営して頂いた関係者の皆さん、そして引退試合を報道していただいたマスコミの皆さんの温かさを実感しているのではないかと思います。異業種での第二の人生も大変だと思いますが、レスラーの新弟子時代に戻ったつもりで頑張ってください。そして健康にだけは充分気をつけて! 自分が注意していても、アンラッキーなことは、起こったりするものです。家族や周りにいる人のためにも、どうか健康にだけは注意して、頑張ってください。安生選手がお店を出して、落ち着いた頃…こそっと、お店にお邪魔できればと思っています」


 安生洋二の引退興行が開催され、オープニングではレスラー安生が最後に活躍したハッスルが復活、安生はコスチュームの一部であるサングラスを紛失したということでアンジョー司令長官としての登場はなかったが、高田モンスター軍の盟友である島田二等兵、宿敵であるレザーラモンHGとRGが登場、引退試合を控える安生を激励、ハッスルポーズでオープニングを締めくくった。

 メインはゴールデンカップスが18年ぶりに復活、安生はスケジュールの都合で来場できなかったビジョンに高田延彦が映し出され、「男の中の男、安生洋二…出てこいや!」の呼び出しで登場し船木、鈴木、菊田のパンクラストリオと3本勝負で対戦した。
 試合はゴールデンカップスが久々とは思えないほどチームワークを発揮したのに対して、パンクラスは遺恨関係である鈴木と菊田が揉めるなどチームワークの悪さを露呈、だがパンクラスは安生を取らえて集中砲火を浴びせ、安生も船木にグラウンドクロス200を決め抵抗するが、打撃戦で船木が浴びせ蹴りを炸裂させるとアングルホールドが決まり安生はギブアップとなる。
 2本目もパンクラスは安生の痛めた左膝に集中攻撃を浴びせ、最後は船木がアキレス腱固めで捕獲し安生はまたしてもギブアップ、2-0のストレートでパンクラスの勝利かと思われたが、「船木、鈴木、菊田…。今日は3本勝負の約束だろ? 今日は無制限の3本勝負だろ? 次の1本はジャンプアップチャンス! 次を取れば3本分だよ!お前らそれぐらい付き合えよ。あんなにガッチリ蹴っておいて逃げるのかよ。俺はまだ燃え尽きてねえぞ!」と主催者権限で3本目を要求し突入するも、山本に交代し左膝を押さえたまま場外へうずくまってしまうも、山本も菊田に投げられ左肩を負傷する。
 失速するゴールデンカップスは高山が孤軍奮闘、船木にダブルアームスープレックスを決め安生に交代、既にガス欠状態の安生だったが鈴木にハンマーパンチを降ろし、高山と山本の援護を受けグラウンドクロス200を決める。
しかし鈴木のスリーパーに安生が捕まり絞め上げられると、最後はゴッチ式パイルドライバーで介錯され3カウント、安生は引退試合に向けて体調や体作りはしっかりしてきたと思うが、ハッスル崩壊以降は試合をしていなかっただけに11年間のブランクは半端ではなかったが、レスラーとしての意地はしっかり貫いて安生は無事完全燃焼となった。

試合後の引退セレモニーには長州や桜庭が登場するも、高田や来場を拒否していた前田、都合により来場しなかった山崎は姿を見せなかった、オープニングはハッスルだったものの、4派に分かれたUが集い、レスラー安生の最期を見贈った大会となった。


 前田に関しては「KAMINOGE」誌上で鈴木健氏を通じて来場のオファーがあったものの、前田は「俺はプロのくせに暗闇でうしろから大勢を誘って騙し打ちしてきたチンピラとは関わるつもりはないよ。正々堂々と前からくる勇気のないオカマとはね。いくら時間が経とうが、それを俺が会って許す、認めちゃうみたいなことをしちゃうと業界のためによくないんだよ。この業界にチンピラは不要だよ。」と来場を拒否、前田にしても安生との関係は過去のことを考えても安生が頭を下げるか、ターザン山本氏のようにデコピンで済ませるレベルではないということなのか、しかし安生にしても今更前田に頭を下げるつもりはない、それを考えると来場しなかったほうが正解だったのかもしれないが、UWFの全盛期だったあの時代にはもう戻れないんだなと思うと寂しさも感じる。


 安生は鈴木健氏の下で焼き鳥屋の現在修行中だが年内に独立するという、安生洋二選手、ご苦労様でした。

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