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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

宮原があと一歩まで追い詰めるも鬼となった潮﨑が三冠死守!鼓太郎が世界ジュニア王座奪取で全日本ジュニアも新時代突入へ

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宮原があと一歩まで追い詰めるも鬼となった潮﨑が三冠死守!鼓太郎が世界ジュニア王座奪取で全日本ジュニアも新時代突入へ

3月27日 全日本プロレス「2015ドリームパワー・シリーズ」後楽園ホール 874人


<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○KENSO(6分23秒 片エビ固め)X野村直矢
※ダイビングエルボードロップ


◇第2試合◇
▼30分1本
○真霜拳號 タンク永井(13分39秒 クロス式アンクルホールド)ゼウス Xボディガー


◇第3試合◇ 
▼30分1本
○大森隆男 SUSHI 土方隆司 中島洋平(10分15秒 片エビ固め)秋山準 金丸義信 X渕正信 青柳優馬
※アックスボンバー


◇第4試合◇
▼30分1本
曙 ○吉江豊 石井慧介(15分36秒 片エビ固め)諏訪魔 ジョー・ドーリング X佐藤光留
※ダイビングボディプレス


◇第5試合◇
▼世界ジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者/Jr. BATTLE OF GLORY優勝者]○鈴木鼓太郎(17分10秒 片エビ固め)[第37代王者]X青木篤志
※ジャベリン
☆青木が6度目の防衛に失敗。鼓太郎が第38代王者となる


(試合後)
鼓太郎「ようやくこのベルトを手に入れることができました。俺の力全てこのベルトにかけていきたい。今の戦いは今の全日ジュニアの戦い。これからは未来の戦いです。しっかり目に焼きつけてください。」

 【鼓太郎の話】「(全日本ジュニア最高峰の試合となったが?)これが今の俺と青木のレベルだと思います。背中で引っ張ると言った以上、発言もしますけど、やっぱり試合の内容で引っ張っていけるチャンピオンを目指したいんで。たぶんセコンドに付いていない選手も試合は必ず見ているでしょう。その人たちがどう感じて、どう動くかですね。(序盤から読み合いが続いたが?)青木とはここ最近やり合ったわけじゃないんで。組んでいる時代も長かったし、その前も長かったし。(青木も普段と違う技を見せてきたが?)ちょっと予想だにしない技を食らいましたけど、ああいう技が一番効きますね。免疫ないんで。でも、引き出しで言えば、俺も少なくはないんでね。(未来を見せると言っていたが?)さっきリング上でも言った通り、世界ジュニアのこの試合は現段階の全日本ジュニアの戦いです。次の試合はね、おそらく全日本の明るい未来を予感させるような試合を見せてくれるはず…いや、見せてくれないと困ります。(青木は王者として強さを求めていたが、鼓太郎選手は?)僕は追い求める背中はたったひとつなんで。そこにどこだけこのベルトを持って近づけるかだと思います。ただ、まったく発言しないチャンピオンもどうかなと思うんで。散々やりあって気づかされたんで、しっかり言うことは言って、でも引っ張っていくのは試合であり、俺の背中だと思います。(青木は10ヶ月間、ベルトを守って価値を上げてきたが?)本当に独自の青木節で、このベルトの価値を高めたと思います。その価値を俺がさらに引き上げないと、また何を言われるかわからないんで。(次の挑戦者は?)今の試合を見て、どう思うかですよ。『ついていけない』と思ったら挑戦しなきゃいいし、『俺もやれる』という言うんだったらいつでも上がってきてもらいたい」


 【青木の話】「やっとだ、やっと。全日本プロレスのジュニアはここからスタートなんだ」


◇第6試合◇
▼三冠ヘビー級選手権試合/60分1本
[第51代王者]○潮﨑豪(24分11秒 体固め)[挑戦者]X宮原健斗
※豪腕ラリアット
☆潮崎が2度目の防衛に成功


 【試合後の潮崎】
――苦しい試合となったが?
▼潮崎「それはわかってたことだし、あいつもまだこれで終わりじゃないし、俺もこんなとこで止まってるわけにいかないから」


――宮原はチャレンジャーとしてどうだった?
▼潮崎「リング上に立って向かい合う、それに違いなんかないし、健斗、あいつの気持ちがこれだけの熱を生んだのは間違いない今日はあいつに感謝ですね。俺のイメージではもっと俺が押して試合を進められると思ってたけど、プロレスって何が起こるかわからない。それだけ刺激的な戦いだし、今日は会場に来てくれたお客さん、サムライで生中継をみてくれたファンに、この三冠の価値をほんの一部分だけどみせられたんじゃないかなと思います」


――チャンピオン・カーニバルに三冠王者として出場することになるが?
▼潮崎「それに関して俺はチャンピオンだけど、チャンピオン・カーニバルで何の実績も残してないし、まだ回数もそんなに出てないしね。まっさらな気持ちで臨ませてもらいたい。ただ今年のチャンピオン・カーニバル、今までのチャンピオン・カーニバルを越えていく。レベル上げるよ。ベルトを持っていても全日本のイチレスラーとして、沖縄から始まる過酷なリーグ戦をぶっちぎりで突き抜けていきたいと思います」


 【宮原の話】「負けてコメントするのは嫌なんだけど、今日は言わせてもらいますよ。俺は今日、本気であの三冠ベルトを巻いて、俺がこの全日本プロレスの新しい顔になって、新しい時代を築くんだという気持ちで挑んで、負けちゃったので。負けちゃったらそれはかなわない。だけど…だけど俺は、三冠ベルト最年少記録を諦めちゃいない。そして、いつかは…いつかじゃない。近いうちに、俺らは本気で日本武道館を目指しているから。笑うヤツは笑えばいい。本気で日本武道館を目指してやる。その時は俺が三冠ベルトを巻く」

 全日本プロレス後楽園大会をSAMURAIにて視聴、メインの三冠統一ヘビー級選手権は、序盤はグラウンドやマッチアップでも互角、いや宮原は怯まなくなってきている、それに焦れたのか潮﨑が先手を奪いにチョップから場外戦に持ち込むも、宮原が鉄柵を使ったギロチンホイップ攻撃で形勢逆転、また休まず攻めバイシクルキックから場外パイルドライバーでダメ押しする。
 失速した潮﨑はチョップで流れを変えようとするがローリング袈裟斬り狙いは宮原がバイシクルキックを放ち、執拗に首攻めを展開するが、宮原がコーナーに乗ったところで潮﨑がドロップキックで場外へ出すと鉄柵攻撃、チョップの乱打、フィッシャーマンズバスターなど怒涛の猛反撃、攻めているが潮﨑に余裕はなく鬼となって宮原を攻め立てるが、宮原も懸命に喰らいつく。
 宮原はエプロンから場外へ断崖式のジャーマンを敢行してから怒涛の猛ラッシュ、串刺しニーからシットダウン式パワーボム、二段式ジャーマンと畳みかけ、潮﨑のラリアット狙いを今シリーズから使用し始めた膝蹴りで迎撃するが、潮﨑もラリアットを炸裂させ宮原を場外へ追いやるとノータッチトペを発射し、リングに戻ってから雪崩式フランケンシュタイナーを決めるも、ゴーフラッシャー狙いは宮原が垂直落下式ブレーンバスターで突き刺す。
 宮原は後頭部への串刺しニーから垂直落下式ブレーンバスター、パッケージジャーマンを決めるが、膝蹴りは潮﨑がラリアットで迎撃、チョップとエルボーのラリーの後で宮原がエルボーを狙うと潮﨑はローリング袈裟斬りで迎撃、その後は潮﨑は鬼のようにローリング袈裟斬りを連発してからラリアット、ゴーフラッシャーを決めるが、宮原はまさかのカウント2で返すも最後はラリアットの前に力尽きて3カウントとなった。


 潮﨑が鬼となったのは宮原との差がそれほど縮まった証、二人がタッグを組み始めた頃は実力差に開きがあったのだが、17ヶ月の間に宮原が潮﨑に並ぶまであと少しのところまで来ていることが今回の三冠戦を通じてわかった。
 次期シリーズは春の本場所「チャンピオンカーニバル」、潮﨑も昨年は右手の負傷で途中リタイアするという屈辱を味わったが、宮原も西村修に勝利しただけの1勝、潮﨑も完走こそ最大の目的だが、宮原は星を伸ばして優勝戦線に食い込んで欲しい。


 セミの世界ジュニアヘビー級選手権は青木が非情なまでに腰攻めを展開、鼓太郎も頚椎が悪いだけに堪える攻めだったが、鼓太郎もエルボースイシーダから反撃し雪崩式アームホイップで流れを変える。
 鼓太郎も痛めた腰を引きずりながらエルボー、ローリングボディーエルボーを放つと、青木も浴びせ蹴りで応戦してスパイラルポセイドンを決めるが、鼓太郎は膝蹴りからエルボー、ブルーディスティニーで返し、最後はランニングエルボー、ボディーエルボーからジャベリンで3カウントを奪い、世界ジュニア王座を初奪取に成功したが、鼓太郎が今まで抜かれていた後輩・青木にやっと並んだことで全日本ジュニアも新時代へと突入したことを実感した試合だった。

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