BEST OF THE SUPER Jr. XXⅢ
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覚醒したオスプレイが田口を降し「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」を制覇!
6月7日 新日本プロレス「BEST OF THE SUPER Jr.XXIII」宮城・仙台サンプラザホール 2,167人 超満員
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○ジェイ・ホワイト(6分12秒 首固め)×デビット・フィンレー◇第2試合◇
▼20分1本
○高橋裕二郎 チェーズ・オーエンズ(7分11秒 片エビ固め)ヨシタツ ×キャプテン・ニュージャパン
※マイアミシャイン◇第3試合◇
▼20分1本
○柴田勝頼 ジュース・ロビンソン(7分50秒 片エビ固め)永田裕志 ×中西学
※PK◇第4試合◇
▼20分1本
天山広吉 カイル・オライリー ボビー・フィッシュ(8分12秒 片エビ固め)石井智宏 ×ロッキー・ロメロ バレッタ
※チェイジング・ザ・ドラゴン◇第5試合◇
▼30分1本
KUSHIDA リコシェ マット・ザイダル(8分50秒 片エビ固め)獣神サンダー・ライガー タイガーマスク ×ポラドール・ジュニア
※630°スプラッシュ(試合終了後にreDRAGONが登場)
フィッシュ「しっかり見させてもらったよ。俺たちはドアが開け放たれていることを望んでる。そして見た限り、ドアは開け放たれているよな。何度かタイトルを手にしてきたけど、いま、俺たちはベルトを失ってしまっている」オライリー「ロクガツジューキューニチ(6月19日)、オーサカジョーホール、俺たちreDRAGONがIWGP Jr.タッグタイトルにチョーセン(挑戦)する」
(ロッポンギヴァイスが登場)
ロメロ「チョットマッテクダサイ。センダイ(のみんな)、ロッポンギヴァイスを見たいか? 俺たちは次のチャレンジャーになるために、どのチームでもやっつける。そしてチャンピオンチームも、シバクゾ。それだけじゃない、ナカスゾ、コノヤロー。いまここで見ているセンダイのみんな、(挑戦できるよう後押しを)オネガイシマス」バレッタ「お前たちは『イエス』と言わなければならないんだ。ここに契約書がある。俺の契約書だけどな。ここには俺とロッキーがタイトルを失ったら、リマッチができる権利があると書いてある。だけどまだ、俺たちはリマッチをやってない」
リコシェ「マット・サイダルと俺はそんなこと言われても知らない。それはお前たちの勝手だ。お前たちはこのベルトに興味があるんだろ? だったら、reDRAGONもロッポンギヴァイスもいっぺんに、トリプルスレット(3WAY)タッグマッチで相手してやるよ」(ロメロ&バレッタがリコシェ&サイダルに襲い掛かり、オライリー&フィッシュも加わって大乱闘になる。
しかし、リコシェ&サイダルが場外へ蹴散らし、コーナー最上段からのムーンサルトアタックを同時発射。ロメロ&バレッタとオライリー&フィッシュを退散させた。)【オライリー&フィッシュの話】
オライリーの話「オーサカジョーホールでの『DOMINION』で、あのIWGPジュニアタッグのタイトルを狙っていく」フィッシュ「カイル、俺たちは負けたわけじゃないもんな。俺たちは決して、負けてタイトルを失ったわけじゃない。俺たちの腰からベルトが動いていっただけだ。二つの異なる出来事で、今、彼らはベルトを持ってるんだ。だからオーサカジョー(大会)が終わったら、俺たちの元にベルトがあることを、ここでみんなに約束する」
【ロメロ&バレッタの話】
バレッタ「俺たちは確かに負けてタイトルを奪われたさ。負けてベルトを失ったよ。でもな、だけどな、しかしながらな、リマッチの契約を交わしていたっていう事実があるんだ。(※手にしている書類を示して)ほら、ここに『負けた場合はリマッチを行う』ってあるだろ?」ロメロ「この契約を反故にするのか?だから、俺たちは次、リマッチを要求する」
バレッタ「ちゃんと契約しているんだから、守ってもらわないとな。アイツらに権利はないんだ。パッと来てベルトを横盗りしやがって」
ロメロ「ウソつきって言われたくなかったら、リマッチを組め。ココにそれを認めている契約書があるんだからな。シバクゾ、ナカスゾ、コノヤロー。ロッポンギ・ヴァイスが次のチャンピオンになるんだ。オーサカでな(※と言ったところで、バレッタがロメロを突き飛ばす)オイ、俺を突き飛ばすな」
(※バレッタはあきれ顔でロメロの後を追う)【リコシェ&サイダルの話】
サイダル「チャンピオンはいつも人気があるもんさ。チャンピオンは試合が終わったからといって、安心していられないんだ。なぜなら、みんながこのベルト狙っているからさ。今、俺とリコシェの手の中にあるベルトをな。みんなこのジュニアという階級のなかで、最高のレスラーになりたいんだ。それは、このベルトを手に入れることで証明できるからね。で、タイトルマッチをやりたいって?チャンピオンシップを組んでくれって?今ここで言っておく。俺は異論ない。できるっていうなら、俺たちからベルトを奪い取ってみろ。リマッチの契約を交わしてるって?負けてベルトを奪われたわけじゃないって?そんなこと別にどうでもいいよ」リコシェ「リマッチの契約とか、負けてないとか、赤ん坊のようにワーワー泣きわめきやがって。泣いたら、言うことをきいてもらえるとでも思ってるのか?ゴチャゴチャ言ってるけど、要はこのタイトルに興味があるんだろ?欲しいんだろ?だったらオーサカジョーでやってやるよ。面倒くさいからまとめてやってやる、3WAYマッチでね。マット・サイダル&リコシェ、reDRAGON、ロッポンギ・ヴァイスの3チームで。いつかと同じさ。勝てばいいだけのことさ」
サイダル「ベルトが欲しいなら、みんなを叩きのめせばいいだけのことだ。ちょっとのミスも許されないけどね。リコシェは過去に『SUPEr Jr.』を制している。俺たちは2つも3つも勲章を手にしていくんだ。オーサカの『DOMINION』では試合後も、このIWGPジュニアタッグのベルトは俺たちの手に残ってるだけのことさ。チャンピオンで居続けるのは厳しいけど、俺たちはチャンピオンであり続けるさ」
◇第6試合◇
▼30分1本
小島聡 マイケル・エルガン(11分43秒 エビ固め)×ケニー・オメガ バットラック・ファレ
※エルガンボム(試合終了後。エルガンがオメガを踏みつけて勝ち誇る。そして、ICベルトを掲げる)
ケニー「(※エルガンに向かって)ヘイ、ヘイ、こっちを向け。いい気になるな。お前はただ、俺にとって鬱陶しい存在だってことを証明しただけだ。マイケル・エルガン、お前はインターコンチネンタルに挑戦したいのか? こうなってしまっては、お前の挑戦を避けるわけにはいかないな。マイケル・エルガン、こうなったからにはただじゃ済まさないぞ。この仕返しは必ずする。というわけで、グッバイ、そしてグッナイト」
【ケニーの話】
ケニー「まあ、時には思い通りにいかないこともあるさ。後戻りすることもあるさ。だから約束することによって、マイケル・エルガン、お前が思ってることはだいたいわかる。ただ、たった1度だけの想定外の出来事が起こったんだ。マイケル・エルガン、お前は俺にとって鬱陶しい存在だってことを証明しただけだ。だけど、俺がお前にまたやられるなんて考えられない。お前みたいな、ただのデカイ猿みたいなヤツになんかな。マイケル・エルガン、お前は自分のこと、スーパースターだと思ってるんだろ?マイケル・エルガン、俺に楯突いて生き残れると思ってるのか?」(※ここまで言ったところで、エルガンがインタビュースペースに乱入してきて、オメガの肩を抱きかかえて並ぶ)
ケニー「(※エルガンの顔を見てビックリした表情で)セキュリティー!セキュリティーを呼べ!お前は自分のことを特別な存在だと思ってるのか?」エルガン「みんなが聞いていたぞ。俺は特別さ」
ケニー「オイ、セキュリティーはどこだ!」
エルガン「オメガ!残りの日は少ないんだ。あと少ししかないんだぞ。その腰でベルトの感触をしっかり確かめておくんだな(※と言い残して立ち去る)」
ケニー「なんだ、熊がしゃべってたぞ。マイケル・エルガン、お前を追い払ってやる。ずっと向こうにな。タイトルは渡さない。お前だけを放り出してやる。やっつけて、叩きのめしてからな。ヒーヒー泣くことになっても知らないぞ」
◇第7試合◇
▼30分1本
内藤哲也 SANADA EVIL ○BUSHI(9分38秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ 後藤洋央紀 YOSHI-HASHI ×外道
※エムエックス◇第8試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」優勝決定戦/無制限1本
[Bブロック1位]○ウィル・オスプレイ(22分5秒 片エビ固め)[Aブロック1位]X田口隆祐
※オスカッター
☆オスプレイが「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」優勝(試合終了後、見事に初出場・初優勝を果たしたオスプレイに、菅林直樹会長が優勝トロフィーを贈呈。するとオスプレイはイギリス国旗を羽織り、トロフィーと一緒に記念撮影に納まった。オスプレイは、テレビ放送席で解説を務めていたKUSHIDAをリングへ呼び入れる。)
オスプレイ「KUSHIDA、俺たちはまた闘わなければならない状況になったね。言いたいことがあるから、リングに上がって来てくれないか?」
※KUSHIDAがリングイン
オスプレイ「KUSHIDA、これで終わりだと思ってるのか? そう思ってるなら、間違いだ。勘違いしないでくれ。僕はKUSHIDAをリスペクトしてる。世界でも最高のレスラーの1人としてね。オカダがなぜ僕をCHAOSに引き入れたのか。その理由はひとつだけだ。キミからIWGP Jr.ヘビー級ベルトを奪って(CHAOSに)手に入れるためさ。ということだから、話は簡単だよね。オスプレイとKUSHIDAのIWGP Jr.ヘビー級タイトルマッチを、もう1回」
KUSHIDA「コングラッチュレーション、ウィル・オスプレイ。ユー・アー・チャンピオン、アイム・チャンピオン、どっちが強いか勝負しよう」
※KUSHIDAが退場
オスプレイ「100人ほどの僕の友達と家族、そして『NEW JAPAN WORLD』を見ているみんなへ。『サンキュー』なんて言わないよ。アリガトウ」【オスプレイの話】
(コメントブースでは、オカダ、後藤、YOSHI-HASHI、外道が拍手で、オスプレイを迎え、各選手からの祝福のメッセージに、オスプレイは ガッチリ握手で応えていた。)オスプレイ「(※1人となり、トロフィーを見つめ、時折、涙を浮かべながら)プリンス・デヴィット、イブシ、タグチ、リコシェ、クシダ……彼らが手にしたこのトロフィーを手にできるなんて……僕も彼らスーパースターの仲間入りできたかな?多くの人は、僕が勝つなんて思ってなかっただろうね。でも、みんなに感謝したい。こうやって日本に来てることだけでも信じられないのに、何て言えばいいんだろう……本当に天にも昇る気持ちだ。いままで僕のことをプロレスラーって言ってくれる人はほとんどいなかった。先生と、友達と、ガールフレンドぐらいで。それがこれだけ多くの人に囲まれて、みんなプロレスラーとして応援してくるんだからね。アメリカでもこんなことなかったし。日本のファンのみんなのリアクションには驚かされたよ。興奮して足を踏み鳴らすんだからね。どんなにサンキューって言っても足りないほどだよ。何か聞きたいことはある?」
――おそらく『BEST OF THE SUPER Jr.』史上、最年少優勝になると思います。
オスプレイ「エッ、何て言ったの?最年少?そうなんだ……イギリス人初ってことばっかり頭にあった。それだけでもビックリなのに、最年少だって?たった一晩で、こんなにたくさんの記録を作ったなんて……でも、これで止まってなんかいられない。次は6月19日、『DOMINION』でKUSHIDAともう1回だ。タイトルマッチでね。KUSHIDAも受けてくれるはずだ。僕もこのタイトルを持っていくよ。CHAOSの一員としての誇りもね」――1年前はどうしてました?
オスプレイ「1年前?みんなで僕の誕生日のお祝いをしてたよ。親戚もみんな集まってね。それに小さな大会で試合をしてた。70人とか、多くても150人ぐらいの会場で。今日(観客)は何人ぐらいいたの?」――2000人以上です。
オスプレイ「そんなに?そんなにたくさんの人が、ジッと僕の試合を見てくれたんだ。ニュージャパンでの経験は、イギリスでもWWEでもTNAでもできないぐらい刺激的だよ。そのために一生懸命、頑張ってきた。まずはレスラーって見られるように。オカダやビッグ・マイク(マイケル・エルガン)は誰が見たってそう思うだろ?リコシェにしてもそうだよね。でも僕を見てごらん?レスラーに見える?僕のなかではレスラーだって思ってても、みんなはそう思わない。でも、そう見られたいって思ってやってきた。今日、やっとレスラーとして生まれたって感じ。ずっとレスリングをやってきて、やっとね。会場に来てくれたみんな、そして『NEW JAPAN WORLD』で見てくれてたみんなに『ありがとう』って伝えたい」――イギリスに帰って、誰にどう報告したいですか?
オスプレイ「いの一番に両親に報告するよ。特に父親にはね。1年前、父は心臓発作を起こしたんだ。幸い一命をとり止めたけど、それから仕事ができなくなって。パイプを埋め込む手術をした。いまは元気になったけど、イギリスでの試合を見に来てくれてるんだ。そんな父に、これ(トロフィー)を見せてあげたい。そして僕を応援してくれてる友達にもね。でも一番には両親さ。でも、(トロフィーを)見たらビックリして(また心臓発作を起こして)死んでしまうかもしれないけど(笑)」
【オカダの話】「これでボクが、どうしてCHAOSにオスプレイを呼びたかったか、改めてわかってもらったんじゃないかと思います」
【田口の話】「(※床に倒れ込み)ハァハァ、ヤング……ヤングだね。今の自分の力が、ここまで通用するのか、ここまでしか通用しなかったのか……ここまでしか通用しなかったということでしょう。ハァハァ、気力で立ってたけど、リングの上は……気力だけでは補えない。なんっつうか、気力、知力……“精力”ですか?まだまだ三大欲求に、もっと磨きをかけて。特に……“性欲”剛を制す。“性欲”剛を制すで、この次の『SUPER Jr.』まで1年、“性欲”剛も制す。柔をも、剛も制す。そう、“性欲”柔をも、剛を制する。この1年で、どこまで磨きをかけられるか。しかし、オスプレイ、強かった。メスプレイなんて言ってる場合じゃなかった。ふざけて、入浴……入浴じゃない。入場をマジメにした反動で、試合中にちょっとふざけてしまった。あれも敗因かもしれない。しかし、これは私の道ですから。危ぶむ勿れです。この道を行けばどうなるものか……迷わずイケよ、イケば気持ちいさ!ありがとう」
【KUSHIDAの話】「いやぁ、凄い試合でした。ほんとはね、前々から言ってるように、『BEST OF THE SUPER Jr.』っていうのは、このIWGPジュニアヘビー級の次期挑戦者決定戦ではないから。彼もチャンピオンですよ。ほんと凄いと思う。あの場ってのは、やっぱ去年自分が経験して、いろんなもの犠牲にして、いろんな挫折をして、じゃないとね、あそこに辿り着けないし。ましてやね、勝てないから。あの舞台ってのは、ほんとに凄いと思う。で、今年集まったメンバー、ほんとに凄いから。『BEST OF THE SUPER Jr. XXIII』エントリーしたその事実だけでも、ボクとしては誇り高いし、もうチャンピオンでしょ、彼が。ただ、ボクもこのIWGPジュニアヘビー級の防衛戦を重ねてきてるから。このチャンピオンシップに、チャレンジャーはいない。両方ともチャンピオン、どっちが強いか、勝負しよう。Congratulations、ウィル・オスプレイ」
いよいよ優勝決定戦を迎えた「BEST OF THE SUPER Jr.XXIII」、優勝決定戦に進出したのはオスプレイと地元・仙台出身の田口、田口が優勝となれば2012年以来となる。
序盤は田口が執拗なヘッドロックで先手を狙うが、オスプレイは合気道のようにリストを奪ったまま倒すなど食い下がり、リーブロックの攻防で田口が場外のオスプレイにヒップフェイントからギタって牽制すれば、オスプレイも逆に田口を追いやり、トペフェイントからギタって牽制、リングに戻っては卍固めで捕らえるなど田口と互角に渡り合う。
だが田口が脚を奪ってオスプレイがバク宙で着地したところでバランスを崩したのか、オスプレイは左膝を負傷、これを逃さなかった田口はすかさず左膝に低空ドロップキックを放ち、場外戦で床にオスプレイの膝を叩きつけ、リングに戻ってから変型のジャベまで披露してオスプレイの動きを止めにかかる。
オスプレイは痛めた左膝を気にしながらもハンドスプリングレッグラリアット、ロープ越しのハイキック、トップロープからのフライングフォアアームと流れを変え、レインメーカーポーズからレインメーカーを狙うが、田口はヒップアタックで迎撃してエビ固めからアンクルホールドで捕獲、オスプレイは脱出も田口は旋回式ブルーサンダー、ランニングヒップアタックの連打、場外からドロップキック、スワンダイブ式ミサイルキック、ノータッチトペコン、スリーアミーゴズ、リバースパワースラムからギタってケツイエと攻勢をかける。
勝負に出た田口はとどんを狙うが、オスプレイはエビ固めで切り返し、再度のとどん狙いもフランケンシュタイナーで切り返すと、田口を場外に追いやってからサスケスペシャル、リングに戻ってからファイヤーバードスプラッシュを投下も、かわされたところでオスプレイは着地するとまた膝を痛めてしまい、すかさず田口は低空ドロップキックを狙うが、オスプレイはフットスタンプで潰す。
オスプレイも勝負に出てコークスクリューキックを炸裂させ、オスカッターを狙うが、田口はアンクルホールドで切り返すと、脱出したオスプレイはフラムフライ、ネヴィルがかつて使用していたフレーミングスター・プレスと畳み掛け、最後はオスカッターで3カウントを奪い、「BEST OF THE SUPER Jr.XXIII」初出場のオスプレイが初優勝という偉業を達成した。
自分的にはキャリアと地元の利で田口が優勝かと思っていたが、リコシェ戦から自信がついてきたのか、オスプレイは日本に慣れたことで空中戦だけでなくグラウンドの旨さも披露し始め、田口の泥臭い攻めにも耐え切ることが出来た。試合後には放送席で優勝決定戦を見守っていたKUSHIDAを挑発しIWGPジュニアヘビー級王座へ挑戦を表明し、KUSHIDAも受諾したが、オスプレイも4月の初挑戦のときはさすがに日本での初戦でいきなりタイトル戦ということで固さがあって、本来の持ち味を発揮できなかったが、日本に慣れ覚醒してしまったことで、KUSHIDAも苦戦は必至というか、一番それを感じているのはKUSHIDA自身なのかもしれない。
また第6試合ではケニーのラダー攻撃にエルガンが苦しむも、ケニーがロープに立てかけたラダーめがけて片翼の天使を狙うと、脱出したエルガンが逆にラダーめがけてラダー貫通式のエルガンボムで叩きつけてから、最後はエルガンボムで勝利を収め、試合後はエルガンがIWGPインターコンチネンタル王座への挑戦をアピールし、ケニーも改めて受諾する構えを見せた。
第5試合の6人タッグ戦ではリコシェが630°スプラッシュでポラドールから3カウントを奪った後で、第4試合でロメロから3カウントを奪ったreDRagonがIWGPジュニアタッグ王座に挑戦に名乗りを挙げれば、ロッポンギヴァイスも前王者の権利を行使して挑戦に名乗りを挙げ、リコシェ&サイダルが3WAYで迎え撃つ構えを見せると3チームで乱闘となった。
8日にはおそらく一夜明け会見が開かれ、19日の大阪城ホール大会の全カードが揃う。果たしてどんなカードとなるか・・・Okada and The best super junior. https://t.co/jMKXnskU4z pic.twitter.com/9GkEqXyNJm
— オカダ・カズチカ (@rainmaker_chaos) 2016年6月7日ウィル・オスプレイBEST OF THE SUPER Jr. ⅩⅩⅠⅠⅠ優勝おめでとう!同じCHAOS Jr.のメンバーとして嬉しいよ。 #会話したことねーけど
— 邪道(jado) (@REAL_JADO) 2016年6月7日スーパージュニア最終戦、仙台大会ご観戦いただきありがとうございました☆
大声援いただき力になりましたが負けてしまいました。
m(_ _)m
69から出直していい具合に頑張ります☆ pic.twitter.com/dpnYyBS4gQ
— 6田口隆祐9〜道標明〜 (@taguchiryusuke) 2016年6月7日THANK YOU all over the world!!
Finish BEST OF THE SUPER Jr.
I LOVE BOSJ! https://t.co/kL6gCNmBN5
— KUSHIDA (@KUSHIDA_0904) 2016年6月7日PR -
KUSHIDAがBUSHIに逆転負けで脱落!優勝戦は地元出身の田口vs逆転進出のオスプレイ!6月6日 新日本プロレス「BEST OF THE SUPER Jr.XXIII」宮城・仙台サンプラザホール 1178人
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Bブロック公式戦/30分1本
[3勝4敗=6点]○バレッタ(5分18秒 エビ固め)[3勝4敗=6点]×獣神サンダー・ライガー
※デュードバスター
◇第2試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Bブロック公式戦/30分1本
[4勝3敗=8点]○ボビー・フィッシュ(6分42秒 膝十字固め)[3勝4敗=6点]×タイガーマスク
◇第3試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Bブロック公式戦/30分1本
[3勝4敗=4点]○チェーズ・オーエンズ( 分 秒 後方回転足折りエビ固め)[4勝2敗=8点]リコシェ
◇第4試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Bブロック公式戦/30分1本
[4勝3敗=8点]○ウィル・オスプレイ(8分58秒 片エビ固め)[4勝3敗=8点]×ポラドール・ジュニア
※オスカッター
☆オスプレイが優勝決定戦に進出。(オスプレイ、ボラドール、リコシェが8点で並ぶが、直接対決で勝利しているため)
【オスプレイの話】「(※笑顔でインタビュースペースにやって来る)やったぞ。『SUPER Jr.』が始まって、初日、俺は負けて0点だった。2日目も0点、3日目も0点だった。ダメだと思ったけど、ここまでたどり着いた。これは英国人レスラーで最初の快挙だ。決勝に進んだんだからな。でも、これで満足してなんかいない。あと一つ。明日は夜、遂に俺の夢が叶うんだ。そのためには痛めた足のことなど言ってられない。英国人レスラーが『BEST OF THE SUPER Jr.』を制するんだ。それはこの“エアリアル・アサシン”ウィル・オスプレイさ」
◇第5試合◇
▼30分1本
内藤哲也 ○SANADA EVIL(13分33秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ 後藤洋央紀 ×YOSHI-HASHI
※ラウディングボディープレス
◇第6試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Aブロック公式戦/30分1本
[4勝3敗=8点]○ロッキー・ロメロ(16分50秒 片エビ固め)[4勝3敗=8点]×カイル・オライリー
※ノミスギニー
◇第7試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Aブロック公式戦/30分1本
[5勝2敗=10点]○マッド・サイダル(8分59秒 片エビ固め)[1勝6敗=2点]×デビット・フィンレー
※エア・サイダル
◇第8試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Aブロック公式戦/30分1本
[5勝2敗=10点]○田口隆祐(9分46秒 外道クラッチカエシーノ) [1勝6敗=2点]×外道
◇第9試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Aブロック公式戦/30分1本
[4勝3敗=6点]○BUSHI(13分17秒 片エビ固め)[4勝2敗=8点]×KUSHIDA
※エムエックス
☆田口が優勝決定戦に進出。(サイダルと10点で並ぶが、直接対決で勝利しているため)
(メインイベント終了後、BUSHIがIWGP Jr.ベルトを掲げ、なんと毒霧を噴射! そして、そのベルトをKUSHIDAへ叩きつける) BUSHI「ひとついいか!? 『新日本プロレスのリングにはKUSHIDAがいます』!? なんて言っちゃってるけどさ! そんなのお前だけじゃねぇんだよ!!(※大歓声) このリングには、みんないるんだ。みんな、みんな、『勝ちたい』、そう思ってるんだ。だから、俺はお前に、絶・・・対に! 負けたくないんだ。必ず、お前の持ってるIWGP Jr.、俺が奪ってやるぜ。エンセリオ!! マジで」
【田口の話】
――決勝進出が決定しましたが? 田口「まさか、私のような者が、決勝に駒を進めてしまいまして、申し訳ありません。しかし、地元ですので、予選で負けておけばいいものを、わざわざ決勝に上がって、決勝の目立つ舞台で負けてしまっては、さらに大恥をかいてしまいますので、決勝の舞台で最後一番最後までリングに立っていたいと思います。もう優勝したら、これ以上の喜びはありませんので、何としても故郷に錦を飾ります!」
――決勝の相手は、ウィル・オスプレイ選手ですが? 田口「対戦相手は、オスプレイということで、オスプレイも大逆転の決勝上がって、ほんと新日本に上がってあっという間に、実力があるだけあって、勝ち上がってきましたんで。ずっと相手のブロックの方も研究をしてましたんで、新日本プロレスワールド月額999円で、研究してきましたんで。まぁオスプレイの対策も万全ですので、田口“メスプレイ”で、明日は良い“プレイング”をしたいと思います。最高のプレイを、最高の新日本のマットプレイを、新日本のマットプレイをしたいと思います。マットプレイで頑張ります。大丈夫ですか?使えますか?(笑)。オスプレイ対メスプレイ、期待してください!」
【BUSHIの話】「嬉しいね。嬉しいよ、俺は。例え、どんな結果であろうと、応援してくれたファンのみんながいるんだよ。俺はさ、決勝にいけなくて、とても切ないよ。悔しいよ。でも、KUSHIDAがさ、3年連続決勝夢みてるからさ、どうしても勝ちたかったよね。勝ってアイツが悔しがる姿が見たいよ。アイツが輝けば輝くほど、俺の憎しみ、悔しみの憎悪の炎がメラメラ燃えるんだからさ。今回の『BEST OF THE SUPER Jr.』大きなモノを得たと思ってるよ。現チャンピオン・KUSHIDAに勝ったのはだぁれ?オライリー、ロッキー、俺でしょ?決勝にもいけなかったんだからさ、『挑戦させろ』とは言わないよ。でもさ、KUSHIDA、悔しいだろ?お前はメチャメチャ悔しいはずだよ。だったらさ、いいよ。3WAYでもいいよ、次期挑戦者3WAY。まぁその前に、この『BEST OF THE SUPER Jr. 2016』優勝者と防衛戦があるんだからさ、必ず勝てよ。それが俺からのラブコールだよ。お前が勝って、また更にみんなからキャーキャー言われて、その憎悪、俺の憎しみがどんどん溢れて、次の次期挑戦者、この俺が必ず得て、お前の前にもう1度だけ現れてやるよ。その時が最後だよ。チャンピオンとして、そしてチャレンジャーとして会うのは、シングルマッチ、次が最後だ。必ずひっくり返してやる。まだまだ、俺は終わったわけじゃない。ここから始まるんだよ。ノー、preocupado(プレオクパード)、心配ないよ」
【KUSHIDAの話】「(※毒霧で顔面が緑色となり、川人に肩をかり、コメントブースに登場)惨めだよ、惨め。オライリー、ロッキー、この2敗とは全然違うわ。単なる汚点。汚点だよ、汚点。クソッ、なんも見えねぇ。最悪、とにかく最悪…許さねえぞBUSHI!!」
いよいよA、Bブロック共混戦のまま最終公式戦を迎えてしまった『BEST OF THE SUPER Jr. XXIII』
まずBブロックはライガーvsバレッタからスタート、握手を交わすもバレッタが強襲、ライガーは風車式バックブリーカーから、場外のバレッタにコーナー最上段からのプランチャを敢行、更にリングに戻ってから串刺し掌底からライガーボムと攻勢に出る。
劣勢のバレッタもジャンピングニーで反撃しトルネードDDTで突き刺すと、雪崩式フランケンシュタイナーを決めるが、ライガーは回転エビ固めで切り返し、バレッタはライガーを場外へ追いやるとトペを敢行、だがリングに戻ってからのダイブはライガーがボディーブローで迎撃するが、パワーボム狙いは脱出したバレッタはデュードバスターを決めて3カウントを奪い、ライガーは4敗目で脱落となる。
タイガーvsフィッ シュはタイガーからグラウンドを仕掛けるも、フィッシュは胴絞めスリーパーで捕らえ絞めあげる、ソバット合戦から打撃戦となりハイキックが相打ち、しかし蹴り足をキャッチしたフィッシュがドラゴンスクリューから担ぎ上げてコーナーに叩きつけ、エクスプロイダーで投げるも、再び蹴り足をキャッチされたタイガーは延髄斬りを浴びせる。
タイガーは串刺しハイキックからタイガードライバー、雪崩式ダブルアームスープレックスを決めると、すかさず腕十字で捕獲、しかしタイガーのミドルキックをキャッチしたフィッシュはヒールホールドで捕らえて譲らない。
フィッシュは側頭部へのミドルキックからファルコンアローを決めると、すかさず膝十字で捕らえタイガーはたまらずギブアップ、 フィッシュは3敗を堅守して、優勝決定戦に望みをつなげる。
リコシェvsオーエンズはリストロックの攻防でオーエンズがサミング、ナックルと老獪なラフで先手を奪うが、リコシェはヘッドシザースホイップからの空中戦で反撃、だがトペ狙いはセコンドの高橋裕二郎に阻止され、リコシェが反撃を狙っても裕二郎の介入で寸断されてしまう。
リコシェはノータッチトペコンを裕二郎に浴びせてから、オーエンズにはスワンダイブ式クロスボディーを浴びせ、変型ネックブリーカーからその場飛びシューティングスターで流れを変える。
リコシェはペナドリラーを狙うが、オーエンズが阻止してプリンスズスロウンを決めると、パッケージドライバーを狙うがリコシェが阻止してドリームキャ ストからキャプチャースープレックス、そしてファイヤーバードスプラッシュを決めるが、レフェリーのカウントを裕二郎が阻止し、オーエンズはバックドロップからイスを持ち出し、リコシェがスーパーキックで阻止してイスを奪う、だがその間にオーエンズがブラスナックルを着用してリコシェを殴打する。
オーエンズはパッケージドライバーを狙うが、阻止したリコシェはペナドリラー2Pointを決めるもダメージでカバーに入れない。
打撃戦となるがリコシェはノーザンライトスープレックスから垂直落下式ブレーンバスターの連続技決めると、奥の手である630°スプラッシュ投下するが、オーエンズがかわすとそのまま後方回転足折り固めで丸め込み、リング下の裕二郎も一緒に押さえ込んで3カウン トとなり、リコシェはまさかの敗戦で3敗目となってしまう。
2敗のポラドールvs3敗のオスプレイはポラドールがティヘラで先制も、オスプレイもポラドールを場外に追いやってからエプロンダッシュのシューティングスターを敢行、リングに戻ったオスプレイは卍固めで捕らえる。
オスプレイは何度もポラドールをコーナーに叩きつけると、今度はジャベで捕獲、だがハンドスプリングしたところでポラドールがトラースキック、スワンダイブのクロスボディーを浴びせて流れを変え、場外にオスプレイを追いやってからラ・ケブラータを炸裂させる。
リングに戻ったポラドールはコーナーにオスプレイを叩きつけようとするも、セカンドロープに着地したオスプレイがDDTで突き刺すも、コーナ ーからの攻撃はポラドールが雪崩式フランケンシュタイナーで決め阻止する。
ポラドールはスパニッシュフライを狙うが、着地したオスプレイがオスカッターで逆転3カウントを奪い、3敗を堅守ながらもリコシェとフィッシュに勝っていることから優勝戦進出を決める。
Aブロックはオライリーvsロメロからスタート、序盤から打撃戦、ロメロがいきなり飛びつき逆十字を仕掛けてからグラウンドの攻防を展開する。オライリーがロメロの痛めている左肩に照準を定めようとするが、ロメロはオライリーを場外に追いやり、トペと見せかけて牽制するなどオライリーを翻弄する。
ロメロは滾ってからコーナーに固定しているオライリーにかちあげニーを決めるも、オライリーはロープ越しの腕十字 で反撃、打撃のコンポから膝蹴り、アームブリーカー、バックドロップと攻勢に出る。
オライリーは左腕攻めを展開してからフロントネックロック、タックルからマウント掌打、腕十字で捕らえロメロを追い詰める。
オライリーは場外に逃れたロメロにキックの連打も鉄柱に誤爆してしまい、ロメロはエプロンダッシュのランニングニーを浴びせ、オライリーの左肩を何度も鉄柱に打ち付ける。
ロメロはスワンダイブクロスボディー、ティヘラ、フロムtoフロムコーナーと畳み掛け、左腕へのニーから串刺しラリアットの連打を浴びせる。
しかしオライリーは至近距離のニーを浴びせると、ロメロのフェイントを呼んでジャガー式バックドロップホールド、ロメロの左肩のテーピングを剥がしてか らアームブリーカー、だが突進したところでロメロはオライリーをコーナーに乗せると雪崩式腕十字で捕らえる。
ロメロは打撃戦からスライスブレットを狙うが、回転途中でオライリーがストマックブロック、そして垂直落下式ブレーンバスターから腕十字、腕固めへ移行、再度の垂直落下式ブレーンバスター狙いを逃れたロメロは打撃戦を展開、ステップキックでオライリーが競り勝ったに見えたが、膝蹴りを浴びせたロメロがラリアットから、その場飛びスライスブレット、ノミスギニーを浴びせて3カウントを奪い、オライリーはトップから大きく後退、ロメロは優勝戦進出に望みをつなぐ。
4点のサイダルvs2点のフィンレーはグラウンドでフィンレーがリードを奪い、サイダルのその場飛びムーンサルトを着地したところでドロップキックで迎撃し、またウラカンラナ狙いをマフ ラーホールドで切り返すなどして主導権を渡さない。
サイダルはエルボースマッシュを繰り出すフィンレーにラリアットを浴びせて、鎌固めで捕らえるが、フィンレーもエルボースマッシュで抵抗、だがサイダルもニールキックで黙らせる。
フィンレーはワンハンドバックブリーカーからエルボースマッシュの連打、しかしドロップキックが自爆となると、サイダルはその場飛びムーンサルトを投下、フィンレーもグランロールで丸め込むも、サイダルはヒア・イット・イズ・ドライバーで応戦する。
サイダルはエアーサイダルを狙うが、追いかけたフィンレーは雪崩式カミカゼを狙うも、サイダルは雪崩式フランケンシュタイナーで落としたところでエアーサイダルを投下、フィンレーがかわしてサイダルが着地すると、フィンレーはぶっこ抜きジャーマンを決める。
フィンレーは再度ジャーマンを狙うが、サイダルはニーで阻止し、ハイキックを浴びせてからエアーサイダルを投下して3カウント、サイダルは10点目を獲得し、優勝戦進出に大きく前進、この時点でロメロ、オライリー、BUSHIの脱落が確定する。
8点で地元・仙台出身の田口は2点の外道と対戦、田口は外道のマネをしてか頭巾を被って登場すると、怒った外道が奇襲を仕掛けて試合開始、田口のTシャツを脱がせて首を絞め、場外戦では木槌で殴打するなどラフで先手を奪う。
リングに戻った外道はコーナーマットを外して矢野通ばりに崇コーナーを作ると、田口を叩きつけ、ネックブリーカーからチンロックと首攻めを展開するが、逆に田口が崇コーナーに外道を叩きつけると、セカンドロープからミサイルヒップ、場外に逃れたところでエプロンダッシュのミサイルヒップを発射、リングに戻ってから腿パットから、サードロープに外道を固定しての乱入ヒップアタック、場外からのジャンピングヒップアタックと猛反撃する。
田口はスリーアミーゴスを狙うが、外道はクロス・フェース・JADOで切り返すと、田口もアンクルホールドで切り返す、だが外道はエビ固めで切り返し、田口のスワンダイブ狙いをトラースキックで迎撃する。
外道は側頭部へのトラースキックからレインメーカー式ナックルを狙うも、田口はヒップアタックで迎撃し、掟破りのレインメーカーポーズからレインメーカーを狙うが、外道がナックルで迎撃、田口も延髄斬りで応戦する。
田口はどどんを狙うが、外道が担ぎ上げて投げるも、田口は顔面への低空ドロップキックからオーマイ・ガ・アンクルで捕獲、そしてとどんを狙うが、外道は急所蹴りからコンプリートショット、外道クラッチの必勝パターンを狙うと、田口は外道クラッチカエシーノで切り返し3カウント、田口が10点目を獲得し公式戦でサイダルに勝利していることから、優勝戦進出に王手をかける。
メインは8点のKUSHIDAvs6点のBUSHI、公式戦では田口、サイダルに勝っているKUSHIDAにとって優勝戦進出するためには絶対に落とせない試合となった。
KUSHIDAがリングインするなり、BUSHIがドロップキックで奇襲をかけ、場外に追いやったところでトペを発射、更に会場奥の壁にKUSHIDAを叩きつけ、リングに戻って”ときめきポーズ”を取る。
試合開始となるが、BUSHIはエプロンへのギロチンDDTで突き刺し、TシャツでKUSHIDAの首を絞め、フロム・トゥ・コーナーを狙うが、かわしたKUSHIDAはロープ越しのハイキックからスワンダイブ式ブレーンチョップと流れを変え、BUSHIの腕にバトンキックを浴びせる。
ここからKUSHIDAは腕攻めを展開して試合の主導権を握るが、串刺し攻撃を迎撃したBUSHIはミサイルキックを発射、だがKUSHIDAは追走式ハンドスプリングニールキックでBUSHIを場外へ落とすとトペ・コンヒーロを炸裂させる。
リングに戻ったKUSHIDAは腕へのドロップキックからムーンサルトプレスを投下も、BUSHIがかわして、KUSHIDAが着地すると、BUSHIはコードブレーカーを決めるが、KUSHIDAはアームロックで切り返し、アームブリーカーからホバーボードロックを狙う。
しかしBUSHIは回転途中でKUSHIDAをエプロンへ出すが、KUSHIDAはロープ越しのアームブリーカーからスワンダイブミサイルキックを狙うと、BUSHIはコードブレーカーで迎撃する。
BUSHIは串刺しダブルニーからネックブリーカー、エルボーの打ち合いもKUSHIDAは左腕へのミドルキックから顔面へのステップキック、BUSHIも張り手からフェイント式ニールキックで応戦する。
KUSHIDAはオーバーヘッドキックから腕へのバトンキック、ホバーボードロックで捕獲、そして腕十字へと移行するが、BUSHIがレフェリーを巻き込んでから、KUSHIDAの顔面に毒霧を噴射して脱出するとエムエックスを連発し逆転3カウント、KUSHIDAがまさかの敗戦で脱落となり、田口の優勝戦進出が決定となる。
試合後のBUSHIはKUSHIDAにIWGPジュニアベルトにまで毒霧を浴びせる暴挙を働き、うずくまるKUSHIDAに対してIWGPジュニア王座を奪うことをアピールして大会を締めくくった。
Aブロックは田口がサイダルを押さえて優勝戦進出を決めたが、Bブロックはオスプレイがまさかの進出、自分はキャリアの浅さで買っていなかったのだが、ポラドール戦ではジャベを披露するなど幅の広さを見せつけた。
優勝は地元の利を生かした田口か、それとも日本マットに慣れ覚醒しつつあるオスプレイか…仙台大会1日目
ご観戦いただきありがとうございました☆
私のような者が、決勝進出を決めてしまいました。
「今まで生きてきた中で、69番目に幸せです」と言えるように、全力で試合します☆ pic.twitter.com/e9KZAkr5rd
— 6田口隆祐9〜道標明〜 (@taguchiryusuke) 2016年6月6日Words cannot describe what I'm feeling right now.
Time to make a dream reality.#juniorheavyweight #iwgp #british... https://t.co/aXF7s5FMFy
— William Ospreay (@WillOspreay) 2016年6月6日Thank you @azucarRoc Good gift for Father's Day. pic.twitter.com/FeCwSGhuZs
— オカダ・カズチカ (@rainmaker_chaos) 2016年6月6日ゲストはカズチカ選手
ロメロ選手がマスク持ってきた pic.twitter.com/NRBPYyCiKD
— ミラノコレクションA.T. (@milano_c_at) 2016年6月6日 -
リコシェがポラドールに完敗!最終戦目前でBブロックは大混戦に
6月5日 新日本プロレス「BEST OF THE SUPER Jr.XXIII」群馬・ニューサンピア高崎 1408人 超満員
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○YOSHI-HASHI ロッキー・ロメロ(8分59秒 バタフライロック)田口隆祐 ×ジェイ・ホワイト◇第2試合◇
▼20分1本
永田裕志 ○天山広吉 中西学 デビット・フィンレー カイル・オライリー(9分40秒 体固め)柴田勝頼 KUSHIDA ジュース・ロビンソン ×キャプテン・ニュージャパン マット・サイダル
※天山プレス◇第3試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Bブロック公式戦/30分1本
[3勝3敗=6点]○タイガーマスク(12分17秒 リバースダブルアームバー)[2勝4敗=4点]×バレッタ【タイガーの話】「バレッタとはシングルは初めてかな? タッグでは何度かやったことありますけど。まあ、スニーキーな男だねえ。まあ、たしかにシングルの実力もあるんだろうけど、俺も舐められたもんだなと思いました。まあ、そのぶんキッチリと結果を出せばいいんで。キ○タマ攻撃2回もやられたんで。焦っているのは焦っているんだろうけど。まあ、あと俺は明日、ボビー・フィッシュ戦。落とせないね? やはり、キャリアがなんだろうが、名前がなんだろうが関係ないね。ただ、一つ言えるのは、(混戦すぎて)誰が誰だかわからない。いまはBブロックはどんぐりの背比べ状態。とにかく、明日は勝って、決勝のリングに10年以上ぶりかな? 自分が立ちたいと思います」
【バレッタの話】「みんなが俺を悪いヤツだと思ったろ? だけどさ、俺は『SUPER Jr,』で負けが込んでるし、あんなヤツと試合後に握手なんて出来るはずがない。そうだろ? 俺を見損なわないでくれよ。たしかにタイガーマスクはレジェンドだし、俺を倒した。しかし、俺はまだ終わらない。必ず立ち上がってみせるよ」◇第4試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Bブロック公式戦/30分1本
[3勝3敗=6点]○ウィル・オスプレイ(8分20秒 片エビ固め)[3勝3敗=6点]×獣神サンダー・ライガー
※オスカッター【オスプレイの話】「俺はいま、23歳だ。だけど、ライガーはこのジュニアヘビー級というカテゴリーでずっとトップを張っている。それって俺の人生よりも長いってことだよ。信じられないことだ。さらに、ライガーは自分にとって“ヒーロー”でもある選手。ただし、リング上で1vs1で向かい合ったら、倒すまでだ。それを今日ははたすことができた。さあ、あと1試合だ。最後の相手はボラドール・ジュニア。あと1回のチャンス、最後の公式戦、これをシッカリと乗り越えたい。俺は入場のとき、フラッグを持っている。つまり“イギリス”という国のプライドを背負っているんだ。だから俺は簡単に負けられないし、必ず決勝に進出してみせる」
【ライガーの話】「ハァ……。まあ、泣き言を一つ言わせてもらえば、首を狙われたらダメだ。アメリカ遠征で痛めた首のケガのことがあるんでね。ただ、みんな多かれ少なかれ、ケガはあるんで、そこを理由にしたくないし。ただ、最近の若いレスラーってのは、飛び技だけじゃないんだよな。昔は別れていたんだよ。飛び技、パワー系、テクニシャン、ヒール。いま、すべてこなせるヤツばっかなんだよ。どうすりゃいんだ? どう闘えばいいんだ? アレがトップの証なんだろうな? すべてが超一流のモノを使えるんだ。対抗できるわけないじゃないか、俺が!(苦笑)。って、素直に思う。飛び技主体だと思ってたら、リコシェもそうだけどパワー、ハンパないよ、アイツら。テクニックもある。レスリングもできるだろ。最初のレスリングの攻防もあんなにうまく切り返されると思わなかったから、思わず、コーナーに詰めたよ。ヤバいと思って。そのぐらいスゲーぞアレ!どうすりゃいいんだ? なんだってできんだぜ?(笑)。パワーもある、テクニックもある、空間も使えるし。ま、ラフはわかんないけど、できるだろ?(サムライTVのカメラに向かって)視聴者の皆さん、どうすればいいですか? ここまで、ライガー宛てに連絡ください(テロップのありそうな位置を指差して)。よろしくお願いします。手紙来たら、ライガーにもってきてください。ぐらい、見えない!どうやったら、自分が勝てるのか? これを老いとは片付けたくないし。ある意味、挑戦は続くよ、改めての挑戦がね。……ホントに、ここまで手紙ください」
◇第5試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Bブロック公式戦/30分1本
[3勝3敗=6点]○ボビー・フィッシュ(10分36秒 ヒールホールド)[2勝4敗=4点]×チェーズ・オーエンズ【オーエンズの話】「クソ! ムカつくぜ! 今日は絶対に勝たなきゃいけないシチュエーションだったのに! ……ただ、お前ら、去年のことを覚えているだろ? 俺が、『SUPER Jr.』の最終公式戦でタグチに勝ったことを! リコシェよ、覚悟しておけよ? このBブロック、最後の最後で今年も俺が勝利を上げてやるからな!」
◇第6試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Bブロック公式戦/30分1本
[4勝2敗=8点]○ポラドール・ジュニア(12分3秒 片エビ固め)[4勝2敗=8点]×リコシェ
※ポラドール・スパイラル【リコシェ&ポラドールの話】
リコシェ「(膝をついて)いや~、わかってる。わかってるよ。この試合、負けちゃいけない試合だったってことは。ただ、う~ん……。何も言葉が出てこないね」※ここへボラドールが登場。二人で健闘をたたえ合う。
ボラドール「グラシアス。これがルチャだ」リコシェ「今日はやられたよ。君のルチャは最高だ。いまはマット・サイダルと組んでいるが、君ともタッグを組みたいぐらいだよ」
ボラドール「リコシェ、いつでもオーケーだよ。グラシアス」
※リコシェが控室へ。
ボラドール「今日はルチャリブレの誇りを持ってシッカリと闘った。公式戦はあと1試合。『SUPER Jr.』最後まで優勝をあきらめていない。そして優勝して、アレナメヒコに凱旋してみせる!」
◇第7試合◇
▼30分1本
小島聡 ○マイケル・エルガン ヨシタツ(9分16秒 エビ固め)ケニー・オメガ バットラック・ファレ ×高橋裕二郎
※エルガンボム◇第8試合◇
▼30分1本
内藤哲也 ○SANADA EVIL BUSHI(15分59秒 Skull End)オカダ・カズチカ 後藤洋央紀 石井智宏 ×外道『BEST OF THE SUPER Jr.XXIII』Bブロックも終盤戦、ここまでの経過を振り返ると1敗のリコシェを2敗のライガー、ポラドールが追いかける展開となり、
足へのローリングソバットで先制したタイガーだが、場外へ追いやったバレッタにトペを狙ったところですぐさまリングに戻ったバレッタがラリアットを浴びせ、逆にトペを命中させる。
バレッタはマウントナックルから場外戦を仕掛け、鉄柱にタイガーをテーピング用テープに固定してマスク剥ぎを狙う、レフェリーに制止されたバレッタはリングに戻ってからもマスクに手をかけ、ネックブリーカーから再度場外戦となり、会場奥のフェンス上でのブレーンバスターを狙うが、阻止したタイガーがフェンス上でのプランチャを炸裂させる。
リングに戻ったタイガーは串刺しハイキックからバックの奪い合いになって丸め込むも、バレッタもトルネードDDTで応戦しムーンサルトプレスを投下するが自爆となる。
タイガーは投げ放しタイガースープレックスから側頭部へのミドルキック、だがバレッタも延髄斬りで応戦してランニングニーを放ち、背中へのダイビングフットスタンプからラリアットを狙うが、タイガーはチキンウイングフェースロックで捕獲、しかしレフェリーとタイガーを交錯させたバレッタは急所打ちから丸め込む。
バレッタはコーナーへ昇るも、追いかけたタイガーは雪崩式ダブルアームスープレックスを決め、タイガードライバーから腕十字、そしてリバースダブルアームバーへと移行してバレッタはギブアップ、タイガーは3敗目を堅守、バレッタは4敗目でリーグ戦から脱落となった。2敗のライガーは4敗でリーグ戦から脱落しているオスプレイと対戦。ライガーはリストロックを仕掛けるも、オスプレイはヘッドスプリングで脱出、ライガーは今度はカンバーナを仕掛けて捕獲しカベルナリアへと移行も、また脱出したオスプレイはタックルを仕掛けてポーズをとるも、ライガーもオスプレイを場外へ追いやってからトペフェイント、そしてポーズを取ってオスプレイを威嚇する。
ライガーはリングに戻ったオスプレイを吊り天井で捕獲するが、突進したところでオスプレイがかわしてライガーを場外へ追いやると、エプロンダッシュのシューティングスターを炸裂させライガーに大ダメージを与える。
オスプレイはリングに戻ったライガーにエルボースマッシュを連発、更にストレッチ技やエルボーバットでライガーを追い詰める。
劣勢のライガーは風車式バックブリーカーを決めると、串刺し掌底から本家ライガーボムを決め、本家雪崩式フランケンシュタイナーと畳み掛けるが、掌底狙いはオスプレイがキャッチして
オスプレイは630°スプラッシュを投下するが、ライガーがかわして着地してスワンダイブ式フォアアームを決めるも、シューティングスタープレスはライガーが剣山で迎撃、しかし垂直落下式ブレーンバスターをオスプレイが着地すると、コークスクリューキックからオスカッターを決め3カウントを奪い、ライガーは3敗目で脱落となってしまう。3敗同士のフィッシュvsオーエンズは、フィッシュがリーブロックからミドルキック、首相撲からの膝蹴り、ロープ越しのアトミコと先手を奪うが、オーエンズは頭を掴んで倒すも、一瞬の隙を突いたフィッシュは膝十字で捕らえ、コーナーに押し込んでミドルキックを連発する。
オーエンズはフィッシュの突進をかわしてショルダー式レッグブリーカーで反撃、ここからエプロンでの攻撃や鉄柱を利用した足四の字と徹底した膝攻めでフィッシュの動きを止めにかかる。
劣勢のフィッシュはカウンターのフロントハイキック、コーナーへのエクスプロイダーで流れを変え、首相撲からの膝蹴り、バックドロップで攻め立てるも、オーエンズも丸め込んでからのトラースキックと譲らない。
オーエンズはパッケージドライバーを狙うが、フィッシュはリバースも、オーエンズは案ハンドバックブリーカー、エルボーの競り合いはフィッシュが制するも、オーエンズは足元をすくってクランチループで捕獲してフィッシュを追い詰める。
フィッシュは打撃のコンポで流れを変え、フィッシュフックを炸裂させるとファルコンアロー狙いはオーエンズが阻止しプリンズズスロウンはフィッシュが着地、オーエンズは逆さ押さえ込みを仕掛けるが、フィッシュはヒールホールドで切り返してオーエンズはたまらずギブアップ、オーエンズは4敗目で脱落となる。1敗単独トップのリコシェはただ一人2敗となったポラドールと対戦、ポラドールは試合前から早くもマスクを脱ぐ。
両者は早くもロープワークの攻防から読み合いを展開して館内を沸かせる、リコシェはいきなりナックルを浴びせ、コーナーを使っての619、その場式風車式バックブリーカーと先手を奪う。
リコシェは足を固めながらのチンロック、ジャベから叩きつける荒技と攻め込むが、ポラドールは鋭いトラースキックで応戦、突進するリコシェをかわして場外に追いやってからラ・ケブラータを発射する。
リコシェは串刺しを狙うポラドールを場外へと追いやると、エプロンダッシュで駆け上がり式ムーンサルトアタックを発射、リングに戻ってからはポラドールがトラースキックからバッククラッカーを決め、ゴリースペシャルを狙うも、リコシェはフランケンシュタイナーで切り返す。
リコシェはドリームキャストからキャプチャースープレックスホールド、その場飛びシューティングスターと猛ラッシュをかけるが、ペナドリラー狙いはポラドールが回転エビ固めも、リコシェはローリングエルボーからノーザンライトスープレックス、垂直落下式ブレーンバスターの連続技で譲らない。
リコシェはコーナーへ昇るも、ポラドールが追いかけて雪崩式フランケンシュタイナーを決めるが、リコシェは着地してドリームキャスト、だがポラドールもカサドーラで丸め込む。
リコシェは串刺し攻撃の連発も、ポラドールがポラドールスパイラル(トルネードリバースフランケンシュタイナー)で切り返して3カウントを奪い、リコシェは2敗目でポラドールと並んだ。これでBブロックはリコシェが敗れたことで3敗のライガー、タイガー、フィッシュ、オスプレイにまで優勝戦進出の可能性が浮上するなど大混戦となった。
ライガーは6日仙台での相手はバレッタ、タイガーはフィッシュ、リコシェはオーエンズ、ポラドールはオーエンズとなるが、ライガーはタイガー、フィッシュには勝っているもののリコシェ、オスプレイ、ポラドールに敗れていることから一番条件が悪い。『BEST OF THE SUPER Jr.XXIII』はA、Bブロック共混戦となったまま、6日仙台大会を迎える・・・
【明日、仙台で最終公式戦!】
「SUPER Jr,」現在の星取表はコチラ!
AブロックはKUSHIDA、田口、オライリー、サイダルが並ぶ大混戦!
Bブロックはリコシェとボラドールが首位争い!#njbpsj #njpw pic.twitter.com/lTdpGFNNRe
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2016年6月5日 -
棚橋が大阪城大会を無念の欠場・・・Aブロックは4強が揃って最終戦へ
6月3日 新日本プロレス「BEST OF THE SUPER Jr.XXIII」東京・後楽園ホール 1502人 満員
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
石井智宏 ○バレッタ ウィル・オスプレイ(9分48秒 エビ固め)天山広吉 リコシェ ボラドール・ジュニア◇第2試合◇
▼20分1本
○永田裕志 中西学 獣神サンダー・ライガー タイガーマスク(8分45秒 バックドロップ・ホールド)柴田勝頼 ジュース・ロビンソン ×ジェイ・ホワイト ボビー・フィッシュ◇第3試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Aブロック公式戦/30分1本
[4勝2敗=8点]○カイル・オライリー(9分58秒 三角絞め)[1勝5敗=2点]×デビット・フィンレー【オライリーの話】「今日は最低限の仕事をした。つまり、勝利ってこと。この『BEST OF THE SUPER Jr.』、残りの試合もすべて俺が勝って、トーナメントを制してやる。フィンレーについては、父親もとても良いレスラーだった。フィンレーは今日、非常に良い試合をしたと思う。俺を追いつめる場面も多々あった。でも、まだ俺の方が上。俺には及ばない。ただ、良い選手だとは思う」
【フィンレーの話】「(※川人に肩をかり、コメントブースに登場すると、椅子に倒れ込む)カイル・オライリーは、去年の『BEST OF THE SUPER Jr.』ファイナリストだった。そして、今年は優勝候補だと思う。だが、一つ言えることがある。カイルに、『SUPER Jr.の闘いの中で、誰が一番苦戦したか?』って聞いたら、『デビッド・フィンレーだ』と言うだろう。みんなは俺の事を弱いと思ってると思うが、それが一番危険だ。その油断が命取りだ。これから、俺の時代が必ず来る」
◇第4試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Aブロック公式戦/30分1本
[3勝3敗=6点]○ロッキー・ロメロ(8分33秒 片エビ固め)[1勝5敗=2点]×外道
※ノミスギニー◇休憩明け◇
(棚橋弘至が登場)
棚橋「(※大『棚橋』コール)昨日の診断で、全治2か月。左腕に、力が入らなくて、大阪大会を欠場することになりました。ホントに申し訳なく思います(※大拍手)。1日も早くまたこのリングで試合できるように、全力で治療して、完璧に治して帰って来ます(※大拍手&『エール』コール)(ここで、第5試合に出場するオメガたちBULLET CLUBメンバーが登場。オメガが棚橋と対峙し)
ケニー「重要な問題が今起きている。俺は日本語がわからない。だが、お前が言ったこと、それはファンに謝罪をしているのか?それは違うだろ。その前に、俺に謝罪はないのか?お前は、AJスタイルズ、カール・アンダーソン、ドク・ギャローズなどが離脱した時、『俺がいるから、新日本プロレスは大丈夫だ!』と言ったのは、お前じゃないか」
すると棚橋がマイクを奪い、
棚橋「シャラーーップ!! シャラーーーップ!! お前が言うなよ!」
ケニー「俺がシャラップ!? ハハハハ。ノー。タナハシサン、ユー、シャラップ」(などと反撃し、いきなり棚橋を暴行。だが、小島&エルガン&ヨシタツ&キャプテンがリングへ駆け込み、棚橋を救出。エルガンがオメガへノータッチトペコンヒーロを見舞い、そのまま第5試合開始のゴングが鳴った。)【棚橋の話】
――苦渋の決断を発表された形になりましたが?
棚橋「ほんとに残念ですね。タイトルマッチが決まってて、それで欠場っていうのは初めての経験だし。ただ、その怪我の具合が、(※左腕を指さし)ここに腱があるんすけど、二頭筋腱っていう。これがほんのちょっとしか残ってなくて、それが痛みの原因で。右は力が入るんすけど、左は全然力が入らなくて。トレーナーの先生も、あのままやってたら、もっと切れてたって。まぁ早く治して、ケニーにリベンジするしかないですね」――棚橋選手が欠場されるぐらいなので、戻れるかなとファンも心配だと思いますが?
棚橋「そうですね。よっぽどのことじゃ欠場しない……今までもそうだったんで。まぁそういうことですね」――先ほどリング上で、ケニー選手が負傷してる腕を攻撃してきましたが、それだけ棚橋選手を強く意識してることを感じますが?
棚橋「まぁボクができることは、今怪我を治すことだけなので、集中します」――『G1 CLIMAX』での復帰を目標とおっしゃってましたが?
棚橋「そうですね。それもギリギリなんですけども、まぁ人よりも回復力が早いので、何とかします」――ご自身がタイトルマッチできなくなった、このインターコンチに関して、代わりの選手など含めて、思うことはありますか?
棚橋「うーん、そうですね。ファンの方のために、タイトルマッチ自体がなくなってしまうのは、残念なので、誰か名乗りをあげてほしいね」――ファンは、また日が昇ることを期待してると思いますが?
棚橋「はい。また昇りますよ。このままじゃ終われないです◇第5試合◇
▼30分1本
小島聡 ○マイケル・エルガン ヨシタツ(6分26秒 エビ固め)ケニー・オメガ バットラック・ファレ 高橋裕二郎 ×チューズ・オーエンズ
※エルガンボム【エルガンの話】「ケニー・オメガ、お前が言ったこと、すべてを受け止めてやる。そして、すべてを返してやる。アイツは、何度も何度も俺を侮辱して、挑発してきた。だが、次のチャンスを与えてくれれば、必ずケニー・オメガを倒してやる!」
【ヨシタツの話】「オイ、キャプテン!今回ハンターチャンスがきたのは、お前じゃなくて、エルガンだよ」
【キャプテンの話】「何を言ってんだよ。オッ、今日はいっぱい人がいるな。みんな、やるぞ!ハンターチャンス!ハンターチャンス!(※ハンターチャンスと叫びながら、そのまま控室に戻っていった)」
【小島の話】「タナの姿が見られて、たぶんみんな安心してると思います。怪我は大変だけど、必ずまた這い上がってくれると思ってるんでね、やっぱその時に自分たちが、迎い入れられるだけの体制をちゃんと持って、私もそれまでに鍛えておきたいと思います」
【ケニーの話】「エルガンにチャレンジされた……俺は誰のチャレンジでも受けるつもりだった、エルガン以外。アイツは俺にあんなに負けているのに、チャレンジする資格がないだろう。エルガンがもっと強くなっているなら、俺は受けてやるよ。自然の中でするのはキャンプするのは気持ちいいだろ?だけど、1つ、その気分を台無しにするものがある。それは、虫。モスキート。蚊だ。エルガン、オマエはただのモスキートだ。モスキートは、人間を殺すことはできないけれど、刺されたら、かゆくて、面倒臭くて、我慢できない。オマエは、俺にとってそういう存在だ。モスキートだ。危なくはないけれど、面倒臭い。オマエみたいなヤツが、俺に2回もチャレンジするなんて信じられない。エルガン、前の試合の映像をもう1回見てみろよ?オマエは、俺にただ負けただけじゃなくて、完敗だった。それはお客さんも分かってる。1ミリも勝つ要素が無かった。しかも、オマエと闘うのが、ラダーマッチだなんて。ラダーマッチは俺の得意分野なのに、そこでオマエがチャレンジするなんて、もっと無理だ。オマエは俺に何もできない。グッバイ、グッナイ」◇第6試合◇
▼30分1本
内藤哲也 ○SANADA EVIL(13分14秒 レフェリーストップ)オカダ・カズチカ 後藤洋央紀 ×YOSHI-HASHI
※Skull End◇第7試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Aブロック公式戦/30分1本
[3勝3敗=6点]○BUSHI(10分19秒 片エビ固め)[4勝2敗=8点]×田口隆祐
※エムエックス【BUSHIの話】「さぁ、どうなるよ?この後のKUSHIDA vsサイダル。メインの結果によっては、変わってくるんじゃないのか?これで、最終戦、仙台。仙台だよ、仙台。仙台が、俺の思い通りの結果であれば、並ぶんじゃないのか?数人、並んで、まだまださらに、決勝に上がれる。必ず這い上がるぜ。俺の敗者復活戦は始まったばかりだからさ。Enserio、マジで」
【田口の話】
田口「ハァハァ、セイシをかけるだけで十分だよ、リングでは。セイシをかけるだけで、充分だろ?なんだよ、こんなの顔にかけやがって。こんなもん、顔にかけるために試合してるんじゃねぇんだ。初めから、顔にかけるつもりか?そういうつもりか?顔にかけられる気持ちも考えてほしいもんだ。屈辱的だ、顔にかけられるなんて。こんな顔にいっぱいかけれらるなんて。クッソ、瞬間的に何か見えなくなって。なんか酸っぱいの入ってるのかな?酸味が、酸が入ってるのかわからないな。酸っぱいよ。酸っぱいの顔にかけられた。瞬間的に目が見えなくなって、その隙にやられちゃった、クッソ。しかし、セイシだけ十分だろ、リングにかけるのは。セイシだけで十分なんだよ、生き死にだけで。レフェリーも、『抗議するのが遅い』って言ったんでね。しょうがないよ、終わってしまったから。外道、最後」――最後の外道戦、田口選手が制した姿を待ってるファンもいると思いますが?
田口「そうっすね。セイシをかけて闘い、試合をセイシて。決勝進出を制止されないように、相手を制して、セイシをかけて。セイシはね、リングにかける。顔にかけるもんじゃない。毒霧もそう。とにかく、セイシをかけてるのに、顔にかけるなど、BUSHIだろ?武士道に反するだろ。以上です」◇第8試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Aブロック公式戦/30分1本
[4勝2敗=8点]○KUSHIDA(15分59秒 ホバーボードロック)[4勝2敗=8点]×マッド・サイダル(試合終了後)
KUSHIDA「マット・サイダル、ありがとう。お前は一言言いたいことがあるんじゃないか?」サイダル「コウラクエンホールのファン、そしてKUSHIDA、お前らはほんとに最高だ。このマット・サイダルのポテンシャルを引き出してくれるのは、お前たちがいるからだ。この『BEST OF THE SUPER Jr.』に、俺は優勝できるかわかないけども、少なくとも、ベルトに挑戦する資格はあるんじゃないか?だから、ベルトに挑戦するチャンスをくれ」
KUSHIDA、「棚橋さんが欠場するって聞きました。でも、全然大丈夫。新日本プロレスには、『BEST OF THE SUPER Jr.』がある。ジュニアがある。そして、KUSHIDAがここにいます。仙台で必ず2連覇して、また後楽園に戻ってきたいと思います。また会いましょう。ありがとうございました」
【KUSHIDAの話】
KUSHIDA「やっぱり1つは、マット・サイダルと闘えて、凄く光栄。試合後、マイクを握ってる姿なんか見ると、アレックス・シェリーそっくりで、間違えちゃうかなとも思っちゃうけど、アメリカでは超大物っすからね。最大限のリスペクトを込めて、闘いました」――ファンもタイトルを懸けての再戦に期待していると思いますが?
KUSHIDA「もうそれは、望むところですね。KUSHIDAの売名行為と受け取ってもらっても構わないですよ。このベルトを世界で広めるためには、マット・サイダルの、何万フォロワーいるのかな?そういうところ、私は貪欲ですから。あとは、BUSHIですね。ちょっと出足つまずいて、成績は振るわなかったけど、内容はタイトルマッチ級の、誰にも文句言わせない、それだけのものを残してきた自負があるんで。闘う前からBUSHIには言っておきますよ。中途半端な手使ったら、本当に、タダじゃ済ませないぞ」
――ベルトを持ちながら、リーグ戦優勝というのは厳しい道だと思いますが?
KUSHIDA「思った以上にキツいですね。やっぱりタイトルマッチ、ここで実績残せばタイトルマッチに進めるっていう、対戦相手の意図をビンビン感じてきましたね。ただ、リングでも言った通り、棚橋さんが欠場。控室でしっかり聞いてました。揺るがないです、新日本プロレス。全部とはいかなかったかもしれないですけど、2つ、3つかな?しっかりメインイベント、ジュニアが張って、観客動員数も会社的に文句ないでしょ?大丈夫です。KUSHIDAにお任せくださいと、胸を張って言いたいですね。新日本プロレスには、ジュニアがいるんだ。『BEST OF THE SUPER Jr.』があるんだ。新日本プロレスにはKUSHIDAがいる。それだけで充分でしょ?あと、もう1つ。必ず、仙台、BUSHI、全然油断してないですよ。公式戦最終戦は何かあるって、しっかり肝に銘じて、大会前のインタビュー、金沢さんにも、オフィシャルのインタビューでも、散々言われましたから。『公式戦最終日は何かある』って。何も、何もというか、KUSHIDAが3年連続、決勝に上がります。以上です」
【サイダルの話】「今日の試合は負けてしまったが、ベストを尽くした。良い試合ができたと思う。今日に関しては、KUSHIDAがベストだ。ベストな俺を倒したからだ。でも、『BEST OF THE SUPER Jr.』、諦めたわけではない。まだ試合は残っている。最後に勝って、『SUPER Jr.』を制するのは俺だ。Bブロックには、オスプレイ、そして、ベストフレンドのリコシェもいる。必ず決勝まで進んで、『SUPER Jr.』を制する。今日は確かに負けてしまった。だけど、これで終わったわけじゃない。俺は、リボーン、マット・サイダル。必ず生き返る。(手を顔の前に合わせて)ナマステ」
本題に入る前に、6月19日大阪城ホール大会での復帰を予定していた棚橋が休憩後に登場、正式に復帰を発表するはずだったが、一転して全治2ヶ月と診断され、ドクターストップがかかり大阪城大会は欠場となった。
棚橋は前日にはマスコミに向けて大阪城大会での復帰をアピールし、大阪城大会のPRにも動いていたことから、復帰のメドが立ったと思われていた、棚橋の左肩はおそらく今までのダメージが蓄積されたものと思われるが、それだけ今までの激闘が半端ではなかったということだと思う。そして挨拶中にケニーらBULLET CLUBが現れて棚橋を襲撃すると、ケニーらの対戦相手である小島組も駆けつけて棚橋を救出して、そのまま試合へと突入、試合はエルガンがエルガンボムでオーエンズを降したが、試合後にエルガンがケニーのラダーを持ち出して、リング中央に設置して登り、ケニーを挑発し棚橋の代わりにインターコンチネンタル王座への挑戦を表明した。
ケニーvsエルガンは4・28博多で対戦し、このときは激戦ながらもケニーが片翼の天使でエルガンを降しインターコンチ王座を防衛したことから事実上の再戦となる。新日本大阪城大会は棚橋抜きで行われることが決定となったが、棚橋の欠場は新日本的には手痛い、おそらくG1も出場回避は必至とみなければならない、だが中邑真輔が新日本を去り、棚橋も欠場で、これまで新日本を牽引してきた二人はいなくなってしまった、その状況の中で新日本がオカダと内藤の時代になったのかどうか、大阪城大会は試される大会になると思う。
本題のスーパージュニア公式戦は6点のオライリーが2点でリーグ戦から脱落しているフィンレーと対戦し、フィンレーはマフラーホールドで先手を狙うも、打撃のコンビネーションから腕攻めでオライリーが主導権を奪い、フィンレーはエルボースマッシュ、フライングフォーアーム、カミカゼで反撃するも、打撃のコンビネーションから低空ニーでフィンレーを黙らせたオライリーがシャープシューターで捕獲する。
劣勢のフィンレーは膝へのキックからマフラーホールドを決め、オライリーの腕十字狙いを切り返してジャーマンで投げる。
フィンレーは再びカミカゼを狙うが、背後にまわったオライリーがスリーパーで捕獲、そしてラリアットから垂直落下式ブレーンバスターで突き刺した後、頭へのストンピングから三角絞めで捕獲しフィンレーはギブアップ、オライリーが2敗をキープする。2敗の田口vs3敗のBUSHIは田口がBUSHIと同じく骸骨マスクで登場し、マスクを脱ぐと唇を緑色に塗りたくって、"ときめき”ポーズでBUSHIを牽制する。
試合開始も田口が押し込んだ際に“ときめき”ポーズで牽制すれば、BUSHIも同じポーズで牽制し、田口が逆ときめきポーズを取るとBUSHIが強襲、田口を場外へ追いやってからトペを発射、リングに戻ってからもBUSHIは突進する田口の股間をトップロープへ叩きつけ、鉄柱を使った電気アンマ攻撃で田口を悶絶させる。
Tシャツをやっと脱いだBUSHIはTシャツを使ってのチョーク攻撃を敢行、更にアトミックドロップからクロスフェースで田口のスタミナを奪いにかかる。
劣勢の田口は回転エビ固めを狙うBUSHIの顔面を低空ドロップキックで捕らえ、ヒップアタックで場外に追いやった後でノータッチトペコンを炸裂、リングに戻ったところで田口は尻をBUSHIの顔面に擦り付けてからヒップアタック連射、ランニングヒップアタック連射。そこからリングを降り、場外からドロップキックと攻勢をかけ、スリーアミーゴズも3回目でBUSHIが着地するが、田口はアンクルホールドで捕獲する。
BUSHIはバサーダから急所蹴りを放つと、ヒップアタックをキャッチしての急所蹴りからBUSHIロールで丸め込むも、フェイント式ニールキックは田口がキャッチしてアンクルホールドで捕獲、だが田口のどどん狙いをBUSHIは回転エビ固めで丸め込み、田口が逆に丸め込んだ
決めたところでBUSHIが毒霧を噴射してからエムエックスで3カウントを奪い、田口は2敗目でリーグ戦から後退してしまう。メインは1敗のサイダルが2敗のKUSHIDAと対戦し、サイダルはリバースインディアンデスロックから鎌固めと足攻めを狙うが、KUSHIDAは腕十字で切り返し、ロープを使ったアームブリーカー、鎌固めとグラウンドで主導権を奪い、サイダルもフランケンシュタイナーで流れを変えようとするが、KUSHIDAは逆エビ固めで切り返してからから、しゃちほこ固めへと移行しサイダルの動きを止める。
劣勢のサイダルはニールキックで反撃し、ローリングソバット、串刺しラリアット、三角飛びジャンピングニーアタックと畳み掛け、KUSHIDAのホバーボードロック狙いも阻止して、ギロチンドロップからその場飛びムーンサルトを投下する。
だがKUSHIDAはハンドスプリング式ニールキックで反撃してサイダルを場外へ追いやると、コーナー最上段からトペコンヒーロを発射、だがリングに戻ってからの腕へのバトンキックをかわされてしまうと、サイダルはヒア・イット・イズ・ドライバーで返す。
サイダルは雪崩式フランケンシュタイナーを決めるが、KUSHIDAが回転エビ固めで切り返してマサヒロ・タナカを狙うも、サイダルはかわしてジャンピングニー、KUSHIDAも浴びせ蹴りで応戦も、ハンドスプリングエルボーはサイダルがリバースフランケンで切り返す。
サイダルはエアーサイダルを狙うが、KUSHIDAがかわすとサイダルは着地、だがKUSHIDAはシェルショックからホバーボードロックで捕らえるが、サイダルが肩関節の柔らかさを生かして脱出しハイキックを浴びせる。
しかしKUSHIDAが再びホバーボードロックで捕らえると、ポジションを変えて絞り、粘るサイダルからやっとギブアップを奪い2敗を堅守、試合後はサイダルがベルトをかけての再戦を要求してリングを後にして、KUSHIDAは2連覇をアピールして大会を締めくくった。これでAブロックは残り1試合となり、2敗のKUSHIDA、田口、サイダル、オライリーがトップのままで仙台大会を迎えることになった。6日の仙台大会ではKUSHIDAはBUSHI、田口は外道、サイダルはフィンレー、オライリーはロメロと対戦する。田口に勝ったBUSHIは可能性は残ったものの、サイダル、オライリーに敗れ、BUSHIがKUSHIDAに勝ったとしても二人が勝ってしまえば脱落となることから、組み合わせ的にはサイダルが有利か、果たして7日の優勝決定戦には誰が進出するのか?
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リコシェがBブロック単独トップで終盤戦へ・・・タイガーを速攻で降したライガーに奇跡が起こるか?
6月2日 新日本プロレス「BEST OF THE SUPER Jr.XXIII」愛知・名古屋国際会議場 イベントホール 1450人 満員
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○YOSHI-HASHI ロッキー・ロメロ(8分8秒 バタフライロック)田口隆祐 デビット・フィンレー◇第2試合◇
▼20分1本
○柴田勝頼 KUSHIDA ジュース・ロビンソン キャプテン・ニュージャパン マット・サイダル( 11分16秒 体固め)永田裕志 天山広吉 中西学 ×ジェイ・ホワイト カイル・オライリー
※PK◇第3試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Bブロック公式戦/30分1本
[3勝2敗=6点]○ボラドール・ジュニア(10分28秒 片エビ固め)[2勝3敗=4点]×チェーズ・オーエンズ
※雪崩式フランケンシュタイナー【ボラドールJr.の話】「これでまだまだ可能性はある。1対1なら負けない。マスクを取ったらどうなるか、わかったはずだ。俺はCMLLを代表して、ルチャドールを代表して、メキシコを代表して、ここに来てるんだ。必ずや最後まで勝ち残る。俺が優勝しないと思ってるヤツに、まだまだ予想しないことを見せつけてやる」
【オーエンズの話】「これで俺をやっつけたと思ってるのか? これで2勝3敗か……。でもまだ2試合残ってる。この2試合に勝てばいいだけだ。確かにこれでさらに大きなプレッシャーが押し寄せてくる。だけど、そんなプレッシャーに押し潰されるわけにはいかない。そのプレッシャーをも味方につけてやる。これはチェーズ・オーエンズがさらに高みに行くために避けられない道なんだ。そのために最高のパフォーマンスを見せつけてやる。こんなプレッシャーなんか跳ね除けて、この『BEST OF THE SUPER Jr.』に優勝する。ボビー・フィッシュ、リコシェ、お前ら2人とも、パッケージパイルドライバーの餌食になるんだ」◇第4試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Bブロック公式戦/30分1本
[3勝2敗=6点]○獣神サンダー・ライガー(1分11秒 グラウンドコブラツイスト)[2勝3敗=4点]×タイガーマスク【ライガーの話】
ライガー「誘い水、しっかりはまったね。いきなりトペきた瞬間に、勝ったなと思いました。へへへへ。もうたぶん、タイガーの性格ならイケイケ、押せ押せで来るとわかってたし、あそこで俺が(リング下に)落とされて、彼が待ってる状態ならグラウンド(の展開)に入ってたと思う。あれで飛んできた時点で、俺の勝ちだ。まあ、そういう感じだよ。俺は『どんな手を使ってでも勝ちにいく』って言ってる。その言葉通りよ。ちゃんとこれで勝ち星先行。3勝2敗。次はオスプレイ。その次、(リーグ戦)最終戦がバレッタ。曲者が続くけど、キッチリ勝って、この2敗を守って、このキャリアで決勝に上がって行ってやるよ。みんなビックリするぞ。へへへ」--史上最年長優勝を狙いますか?
ライガー「当たり前だ!」【タイガーの話】
タイガー「チクショー……。何か(質問は)?」--してやられたって感じですか?
タイガー「まさか俺でやってくるとは思わなかったですね。悔しいわ。1勝1敗なんですよね、タイトルマッチでは。で、この名古屋という会場で、断然、俺の方が声援多かったわ。で、これだよ。ほんとに……。『SUPER Jr.』は怖い。俺は今日、ライガーさんとの試合、もっといい攻防というかね、を考えてたんで、自分の中では。まさか、あそこでくるとは思わなかった」--そこをつけ込まれた感じ?
タイガー「だから負けちゃったんだよ。悔しいわ。まあ、『SUPER Jr.』は前から言ってる通り、最後に立ってる者が一番なんですよ。今、見てて、どの選手もどんぐりの背比べなんですよ。あいつに勝って、あいつに負けてって。ただ、こういう試合になってしまったのは、ものすごく悔しいですね。ほんとに悔しい。飛ばなきゃよかった」--あれは考えてた作戦ですか?
タイガー「まあ、(リング下に)落ちたから。チャンスだと思ったから飛んだ。今日はフェンスもないし、勢いつけてって思ったんだけど、ちょっとロープに(体が)触っちゃったかな。空回りしちゃった……」◇第5試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Bブロック公式戦/30分1本
[2勝3敗=4点]○ウィル・オスプレイ(11分22秒 片エビ固め)[2勝3敗=4点]×ボビー・フィッシュ
※オスカッター【オスプレイの話】
オスプレイ「このオフィスでは、タフな試合が続く。どんどんハードになっていく。今日の相手であるボビー・フィッシュも、ベストレスラーの1人。なぜなら彼はROHのTVチャンピオンなんだから。でも、そのチャンピオンに『ワン、ツー、スリー』を聞かせたぞ。俺が彼を打ち負かしたんだ。彼の打撃技は強烈だった。ヒザを何度も攻められて、次第に動きが遅くなっていったのが自分でもわかった。今もダメージが残ってる。だけどリングでは闘い続けないといけない。今夜、ボビー・フィッシュに勝った。また闘いたいほど素晴らしい相手だ。また足を痛めつけられるかもしれない。それでもまた勝ってみせるさ。あと2試合、あと2勝。残りはジューシン・サンダー・ライガーとボラドールJr.。どちらも厳しい相手だ。でも、それはこの舞台にふさわしい相手。彼らをやっつけて、『SUPER Jr.』の勲章をこの手でつかむ」--ボビー・フィッシュの印象は?
オスプレイ「リスペクトするに値する素晴らしいレスラーだ。何回もダメだと思った。でもグラウンドでも渡り合えたし、十分対抗できる手ごたえもつかんだ。腕を攻められることも、足を攻められることも、想定していたしね。その通りの試合になった。そのなかでチャンスを見つけてものにできた。確かにラッキーだったかもしれない。だけど、それもまた勝負さ。ただ、ヒザのダメーイが心配だけどね」
【フィッシュの話】「この『BEST OF THE SUPER Jr. 23』、テーブルの上で考えた通りにはならない。今夜の試合が終わったけど、何が起こったんだ? 俺は、自分が勝ってここに戻ってくることを頭に描いていた。あいつを倒してな。まあ、まだ2試合残っている。もうこのような結果にはならない。残りのを勝って、『BEST OF THE SUPER Jr.』の栄冠は、必ずやこのボビー・フィッシュが手にする」◇第6試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Bブロック公式戦/30分1本
[4勝1敗=8点]○リコシェ(13分13秒 十字架固め)[2勝3敗=4点]×バレッタ【リコシェの話】「いやあ、参った。でも、勝ちは勝ち、ピンフォールはピンフォールさ。とにかく勝ったのは俺だ。彼が勝ったわけじゃない。これで俺はまた一つ前進した。俺はいつだろうとも、勝つことだけを追い求めてる。それをみんなに分け与えたいと考えてる。トーナメント、『BEST OF THE SUPER Jr.』だけになおさらだ。2016年の『BEST OF THE SUPER Jr.』は俺にとって、また一つ大きな経験を積ませてくれている。そのなかで俺はベストを尽くしている。みんなの声援のためにも、このトーナメントを制するよ。アリガト、ゴサイマシタ」
【バレッタの話】「ああ、リコシェに負けて、俺は脱落か? もうチャンスはないのか? いつもいつも、こうなるんだ。違う結果を残したいのに。毎度毎度……。ああ、何も言うことなんてないよ。じゃあ、またな」◇第7試合◇
▼30分1本
小島聡 ○マイケル・エルガン ヨシタツ(11分21秒 エビ固め)ケニー・オメガ バットラック・ファレ ×高橋裕二郎◇第8試合◇
▼30分1本
内藤哲也 ○SANADA EVIL BUSHI(16分42秒 skull End)オカダ・カズチカ 後藤洋央紀 石井智宏 ×外道いよいよ終盤を迎えた「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII、名古屋大会ではBブロック公式戦が行われ、まず4点同士のボラドールとオーエンズが対戦、ボラドールはハンドスプリングやバク宙フェイントで翻弄した後、ティヘラからトペ・スイシーダで先手を奪うが、オーエンズがボラドールの軸足を蹴って転倒させてから反撃し、バックブリーカーから場外ボディースラムなどで腰攻めを展開、更にボラドールのマスクを奪って被りファンのブーイングをあおる。
試合の主導権を握ったオーエンズはムーンサルトプレスを投下も、ボラドールがかわして自爆となり、オーエンズの顔面にトラースキックを浴びせてマスクを吹き飛ばす。
しかしバッククラッカーからのスワンダイブ狙いは、オーエンズがジャンピングハイキックで阻止すると、パッケージドライバーで勝負に出るが、ポラドールがエビ固めで切り返すも、ライオンサルトはオーエンズが剣山で迎撃する。
オーエンズはプリンスズスロウンから変型パッケージドライバーで突き刺し、コーナー最上段へ昇るも、ハイキックで動きを止めたボラドールが雪崩式フランケンシュタイナーで3カウントを奪い逆転勝利、ボラドールは6点目、オーエンズは3敗目を喫する。こちらも4点同士のライガーvsタイガーのレジェンド対決は、2連敗で後のないライガーが速攻勝利を狙ってか、いきなり掌底を狙うも、これを読んでいたタイガーはドロップキックで迎撃し場外へライガーを追いやった後、トペ・スイシーダを炸裂させる。
リングに戻ったタイガーも速攻勝負を狙ってタイガードライバーを決め、ライガーの風車式バックブリーカー狙いも着地してローリングソバットを炸裂させるが、ハイキックをかわしたライガーがグラウンドコブラで丸め込んで3カウントを奪い、速攻勝利でライガーが6点目を獲得、タイガーは3敗目となる。2敗のフィッシュvsオスプレイはフィッシュの腕狙いをオスプレイがハンドスプリングで逃れてから、後転を繰り出したフィッシュを前方宙返りで飛び越えてから、ラ・マヒストラル、ヘッドシザースホイップ、変型卍固めと攻め込み、左足を捕らえようとするフィッシュを場外へと追いやり、トペを浴びせる。
フィッシュも風車式バックブリーカーからムーンサルトプレスを投下するが、オスプレイがかわしたところでフィッシュは着地、場外戦に持ち込んでエクスプロイダーを決めたフィッシュはミドルキック連射、膝蹴り連射、トップロープ越しのローリングセントーン、ブレーンバスターと猛反撃するが、オスプレイもハンドスプリングスピンキックで応戦しスワンダイブフライングフォーアーム、その場飛びトルニージョ、サスケスペシャルトップロープ越えの飛びつきDDTと猛ラッシュをかけリードを許さない。
エプロンの攻防でオスプレイが競り勝ったかに見えたが、フィッシュは場外からのミドルキックで足を刈ってオスプレイを転倒させると、リングに戻ってからエクスプロイダーでコーナーに直撃させ、オスプレイのレインメーカーをかわしてからファルコンアローを狙うも、オスプレイはスタナーで切り返す。
フィッシュは後頭部へのローキックからファルコンアローを決めてから雪崩式を狙うが、オスプレイは顔面へのトラースキックで阻止し、フィッシュのドラゴンスクリュー狙いも、その場飛びフットスタンプで踏み潰すと、最後はコークスクリューキックからのオスカッターで3カウントを奪い、フィッシュは3敗目で大きく後退してしまう。1敗で単独トップのリコシェは2敗のバレッタと対戦、試合はリコシェがバレッタを場外へ追いやってからハンドスプリング&バク宙でフェイントをかけたつもりが、すぐさまリング内にバレッタが戻ってラリアットを浴びせ、逆にハンドスプリング&バク宙でフェイントで威嚇する。
これでバレッタがペースを掴んだかに見えたが、リコシェはフロントハイキック、飛びつきDDT、コーナーを利用した619、スワンダイブフライングフォーアームと猛反撃し、バレッタもフットスタンプからスイングDDTを狙うが、回転をこらえたリコシェが変型ノーザンライトスープレックス→ブレーンバスターの連続攻撃、その場飛びシューティングスタープレスとペースを奪ってしまう。
リコシェはシューティングスタープレスで勝負に出るが、かわしたバレッタがジャンピングニーを浴びせるも、リコシェはバックスライドドライバー、変型みちのくドライバーで突き刺す。
リコシェは再びコーナーへ昇るが、バレッタは雪崩式ジャーマンを敢行、ところが着地したリコシェはジャンピングスピンキックからペナドリラーを狙うが、阻止したバレッタがリバースデュードバスターを決め、エプロン上でのドラゴンスープレックスでリコシェに大ダメージを与える。
バレッタは低空ランニングニーを狙うが、かわしたリコシェが十字架固めで丸め込んで3カウントを奪い勝利を収めた。
そして公式戦は残り2戦となり経過を振り返るとBブロックはリコシェが単独トップとなり、ライガー、ボラドールが追いかける展開となった。リコシェは5日の高崎でボラドールと直接対決が行うが、ライガーはリコシェ、ボラドールとの公式戦は終えているものの敗れているだけに、例えライガーが残り2試合に全部勝ちリコシェvsボラドールの勝者と同点に並んだしても優勝決定戦には進出できないという厳しい状況となった。
Aブロックは田口とサイダルがトップでKUSHIDAとオライリーが追いかける展開となるも、4点のBUSHIやロメロにも可能性が残っていることから、まだ予断は許されない。
果たして7日の仙台で行われる優勝決定戦には誰が進出するのか?
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BEST OF THE SUPER Jr.XXIII 広島大会公式戦結果5月31日 新日本プロレス「BEST OF THE SUPER Jr.XXIII」広島グリーンアリーナ 小アリーナ 1472人 超満員
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Aブロック公式戦/30分1本
[2勝3敗=4点]○BUSHI(7分18秒 片エビ固め)[1勝4敗=2点]×デビット・フィンレー
※エムエックス
【BUSHIの話】「これで2勝目。まあ、当然の結果だよ。いまの俺が負けるわけがない。このあとはサイダル(vs)ロッキー、お前らですべて決まるんだよ。お前らに懸かってる。それとフィンレー、お前の残りの試合、オライリー、サイダル。最低でもお前が勝たないと、俺は上に行けないんだよ。お前を応援するよ。何が何でもな、俺は決勝のリングに立つ。エンセリオ、マジで」
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Aブロック公式戦/30分1本
[4勝1敗=8点]○マット・サイダル(13分37秒 片エビ固め)[2勝3敗=4点]×ロッキー・ロメロ
※エアーサイダル
【サイダルの話】「手こずったけど勝ててよかった。僕の切れ味の方が上だったということだ。僕にとって、『BEST OF THE SUPER Jr.』ほどの舞台はないんだ。世界で最高になることが、僕の人生での大きな目標だ。人生を通して追い求めていることなんだ。人生とは立った1人の旅さ。ポイントを一つずつ通過していく旅なんだ。まだまだ僕の探求の旅は続く。決してあきらめるわけにはいかない。すべての瞬間は、最後の目標を達成する時のためにある。だから一瞬一瞬でベストを尽くしていけば、それをつかむことができる。そうしないといけない。今夜このあと行われるカイル・オライリーとタグチの闘いで勝った方と並ぶことになる。どちらが残るにせよ、“リボーン”マット・サイダルが決勝に残るんだ。そうなるように全力を尽くす。一つひとつの試合を大切に闘う。『BEST OF THE SUPER Jr.』は僕の人生において大きな意味を持っているからね。必ず勝ち上がる。次はコーラクエンホールでKUSHIDAとだ。勝ち残るためにも、死ぬ気で挑むし、死ぬ気で飛ぶ。“リボーン”マット・サイダルこそが『BEST OF THE SUPER Jr.』を制する」
【ロメロの話】「オー、ノー。今夜はいつになくノリノリダゼーだったのに。ヒロシマだからな。サイダル、今日はお前の方が少しだけ優れていた。少しだけだぞ。今夜はもう(酒は)飲まない。ノミスギにならないようにしないとな。昨日はノミスギた。だけで俺はまだまだ闘い続けるぞ。センダイで、この『BEST OF THE SUPER Jr.』のチャンピオンになるために。俺はチャンピオンになるんだ。フォーエバー・チャンピオンにな」
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Aブロック公式戦/30分1本
[3勝2敗=6点]○KUSHIDA(13分34秒 ホバーボードロック)[1勝4敗=2点]×外道
【KUSHIDAの話】「よし! 首の皮、つながりましたね。1000人いたら1000通りの、100人いたら100通りのレスラーがいて、勝ち方があるんだ。どれも間違ってない。『BEST OF THE SUPER Jr.』 is BEST COMPETITION on THE PLANET。わかります? 試合見てればわかるでしょ。いろんな選手がいる。だけど、そのなかで2016年の『BEST OF THE SUPER Jr.』(優勝)はKUSHIDAだ。一つ言っときたいことは、新日本プロレスにはないものはない。残り二つ。サイダル戦、BUSHI戦を取って(シリーズ)最終戦、必ず決勝にKUSHIDAが進出します」
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Aブロック公式戦/30分1本
[4勝1敗=8点]○田口隆祐(11分46秒 オーマイ&ガーアンクル)[3勝2敗=6点]×カイル・オライリー
【田口の話】「さすがのちょっと、疲れがたまってきて。禁欲生活のせいで、いろんなものがたまってきて、もうそろそろ吐き出さないといけないのかなと……。いままでの試合で一番疲れました。リーグ戦で、体力的に今ちょっと疲れが絶頂を迎えてるということで。いや、絶頂の谷間なのかな? すっごい谷間。調子がすっごい谷間なんで。ちょっと休みを挟んで、公式戦は3日(後楽園ホール大会)でないんで。(残すは)BUSHI、外道。クッシー(KUSHIDA)にやる気スイッチを押されたんで、あとはもう、発射するだけですよ。仙台で一番すごい発射をしてみせます。天井まで届くぐらいの発射をしてみせます。発射オーライですよ。いや、発射オーマイですね」
【オライリーの話】「タグチ、2年目続けてお前にやられてしまった。お前に負けてからの365日、俺はキックボクシング、ジュージュツ(柔術)で技を磨いて、一方でスクワットなどのトレーニングもやってきた。ほかに秘密の練習までやった。だけどまた勝てなかった。もう1回だ。もう1回闘おう。次こそは、逆の結果が待っている」 -
BEST OF THE SUPER Jr.XXIII 米子大会公式戦結果5月29日 新日本プロレス「BEST OF THE SUPER Jr.XXIII」 鳥取・米子コンベンションセンター BIG SHIP 1470人
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Bブロック公式戦/30分1本
[2勝2敗=4点]○チェーズ・オーエンズ(9分53秒 片エビ固め)[2勝2敗=4点]×バレッタ
※パッケージドライバー
【オーエンズの話】「ヘヘヘ、やったぞ。見ただろ? 俺の勝利だ。まさに『BEST OF THE SUPER Jr.』の名にふさわしい勝ち方だった。残りはボビー・フィッシュ、ボラドール・ジュニア、リコシェか・・・。勝たないといけないのなんて百も承知さ。それだけ大きなプレッシャーを感じてるけど、BULLET CLUBはそんなものいとも簡単に跳ね返すさ。それだけイカした集まりなんだ」
【バレッタの話】「汚いやり方にやられてしまった。今日は大事な試合だったのに・・・。負けた。それだけだ。俺はニセAJスタイルズにやられたんだ。タイツをつかんで殴ってきたり。そうだよな。チェーズ、ニセAJよ、お前、凶器をタイツの中に隠しただろ? それで俺を殴ってから。お前が(試合後に)何をしゃべったかなんて知らないけど、お前が汚いやり方で来るのはわかってた。次は何でも凶器にしてやっつけてやるからな」
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Bブロック公式戦/30分1本
[2勝2敗=4点]○タイガーマスク( 7分41秒 リバースダブルアームバー)[1勝3敗=2点]×ウィル・オスプレイ
【タイガーの話】
タイガー「まあ、しかし、次から次へと、凄い選手が来るものですね。驚くね。何をすんだかわからない。気づいたら投げられてるみたいな。スゲェな。やってみてね(そう感じる)。見てる時は『何だこれ?』『中国雑技団かよ』って思ったけど、やってみたら、見せながらも勝負に徹してるっていうかね。やっぱり、やんないとわかんないですね。(オスプレイは)素晴らしい選手でしたよ。でも、何のためにCHAOSにいるのかわかんない。彼なんか、こっちの本隊に入ってね、逆にCHAOSの連中とかを相手にしてる方が光ると思うけどね。それは彼の考えだから、わかんない。まあ、イギリスの選手といえど、僕がイギリスに行った時とはえらい違い。僕もイギリスの選手とは限りなくやってきたけど、全く違うね。僕が最後にイギリスに英連邦(ジュニアヘビー級ベルト)を持って行った時には、当時のWWFかな? 『何かWWFっぽくなってきたなあ』って思ってたけど、今はなんちゅうスタイルなんだろ? わかんないわ。ただ、技は的確だしね。リコシェといい、オスプレイといい、自分にとっては未知の、本当にわかんない選手とやって、勝ったり負けたりしたけどね。こういうキャリアになってもああいう選手とできるっていうのは・・・。言ったら、(オスプレイは)僕の息子ぐらい(の年齢)だしね。大したもんだ。末恐ろしいですね」
――先生である初代タイガーマスクは「四次元殺法」って言われてましたが・・・。
タイガー「今日も電話で話したんですけど、『お前、俺をいくつだと思ってるんだ? 48だぞ』って言われたんで。四次元殺法ね? よく佐山先生が言ってたけど、『俺はそんなにピョンピョンピョンピョンやってないよ』って。逆にあのオスプレイ(の空中殺法)で、打撃をやってくれれば、スゲェんじゃねぇかな? いやあ、やってみて驚きました。でも、1勝したのはこの俺だ」
――ジュニアの最新兵器をやっつけて、これで2勝2敗になりました。
タイガー「長いなあ・・・まだ2勝2敗だって。今年(のリーグ戦)は長い」
――次に控えているのがライガー選手(6・2名古屋)です。
タイガー「ライガーさんとはタイトルマッチを含めて1勝1敗だからね。ライガーさんがどういう戦法で来るかを今日、明日と考えながら。今日はもう、この勝ちの余韻に浸りながらね」
【オスプレイの話】
オスプレイ「やられた。だからといって、何も恥じることはない。それだけの闘いだった。何か質問はあるか?」
――これで1勝3敗となってしまいましたが・・・。
オスプレイ「勝ったのはリコシェだけか・・・。ニュージャパンは負けても何かしゃべれと言ってくる。リコシェとの試合後は気持ちよくしゃべれた。あのコーラクエンホールでは。しゃべるのは勝った時だけでいいじゃないか。まだ終わってないけど、俺は必ずまたこのリングに帰ってくるから。その時は今よりもグレートになって。まだそんなにグレートじゃなかったということだ。今日の相手は伝説の男、タイガーマスクだった。勝ちたかったけどダメだった。負けてしまった。でも、ウィル・オスプレイはこれで終わったわけじゃない。ほかに質問は?」
――ブロックを勝ち上げるには、もう一つも負けられなくなったが・・・。
オスプレイ「あと全部勝てばいいんだろ? 俺は勝ちたいと思って、すべての試合を闘っている。だけど相手がそれを許さない。みんなそれだけの実力者ばかりだからだ。ボビー・フィッシュはROHのTVチャンピオンだし、ボラドール・ジュニアはベストルチャドールの1人だ。ジューシン・サンダー・ライガーは世界に知られてるレジェンドだ。必ずウィル・オスプレイも彼らに並ぶだけの存在になってやる。そのための価値ある1敗だ。必ずもっと大きな存在になってこのリングに戻ってきて、負けた借りをひとつずつ返してやるからな。この『SUPER Jr.』での負け一つひとつを忘れない」
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Bブロック公式戦/30分1本
[3勝1敗=6点]○ボビー・フィッシュ(8分48秒 ヒールホールド)[2勝2敗=4点]×ボラドール・ジュニア
【フィッシュの話】「フー、俺は仲間であるカイル・オライリーと同じ目標がある。彼と決勝で闘うというな。それを実現させるためにも負けるわけにはいかないんだ。邪魔しようとするヤツはみんな叩きのめす。例えそれが日本代表であろうと、イギリス代表であろうと、メキシコ代表であろうとな。もっともすぐれているのはUSA代表なんだ。それを見せつけるために、ほかの誰が相手でも叩きのめしてやる。今日だけじゃないぞ。明日も、その次も、その次も」
【ボラドールの話】「オー、残念だけど負けてしまった。だけど、まだまだあきらめない。いや、ルチャドールを代表して来てるんだから、あきらめるわけにはいかない。残りの試合でCMLLの力を見せつける」
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Bブロック公式戦/30分1本
[3勝1敗=6点]○リコシェ(11分30秒 変型グラウンド卍固め)×2勝2敗=4点]×獣神サンダー・ライガー
【リコシェの話】「フー、俺は今夜、最後まで立っていて、3勝目を手にできると信じていた。これでトーナメント(リーグ戦)は3勝1敗。まずまずかな。今夜は俺にとって大きなステップだった。ジューシン・サンダー・ライガーと闘うっていうことは、何よりも大きいことだった。俺がレスリングを始めるきっかけになった存在だから。その相手に勝てた。これ以上ない気持ちだ。この勝利は、俺にとって大変な栄誉だ。ただの1勝じゃない。でも、この1勝で『BEST OF THE SUPER Jr.』も大きく前進した。でも、まだまだ(リーグ戦は)続く。1日1日、気が抜けない。でも、今夜はこの余韻に浸っていたい。この気持ちが落ち着くまでね。2014年の『BEST OF THE SUPER Jr.』に優勝したけど、2016年の『BEST OF THE SUPER Jr.』も俺が優勝する」
【ライガーの話】「はあ、やっぱり去年と同じじゃ通じないか。彼が突っ込んで来たところ、(空中胴締め落としを)カウンターで狙ってたんですけど。1年っていうのは長いわ。でも、長いけど短い。俺には長かったけど、彼には短かったんだろう。得るものはいっぱいあっただろうし、いろんな経験もした。そのなかで、俺は敗れてしまったっていうだけの話だ。いろんな選手が『ライガーとできるのはうれしい』とか『ライガーに憧れてた』とか言うけれども、現時点で俺もリングに一緒に上がってんだ。そんなセリフをかけられても、うれしくともなんともない。負けは負けなんだ。勝たなきゃ。勝たなきゃ意味がない。まあ、これで2勝2敗、振り出しだ。2敗ぐらいはいつも計算に入れてるから、そんなに、そんなに落ち込んじゃいない。悔しいけど。だけど、負けは負けで、また明日から。次は名古屋で虎(タイガーマスク)と。手の内知ってるし、彼も死に物狂いで来るだろうし。トーナメント(リーグ戦)はそういうものなんだ。憧れだったとか、レジェンドとか、一切関係ない。そんな言葉かけられて、俺は煮えくり返るよ、はらわたが。だから必ず、名古屋では虎に勝って、勝ち星先行で残りのリーグ戦、突っ走りたいです」 -
BEST OF THE SUPER Jr.XXIII 大阪大会公式戦結果
5月29日 新日本プロレス「BEST OF THE SUPER Jr.XXIII」 大阪・大阪市中央体育館・サブアリーナ 1340人 超満員
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Aブロック公式戦/30分1本
[1勝3敗=2点]○デビット・フィンレー(10分40秒 グランロール)[1勝3敗=2点]×外道【フィンレーの話】「フー、やっと勝てた。ゲドーはこの業界で素晴らしいレスラーであることはわかってる。さすがに彼の試合運びには手こずった。彼を打ち破るのはなかなか難しいことだ。彼がコンプリートファイターと言われるのは、それなりの理由がある。それほどゲドーは素晴らしい。だけど、今日は俺の方が少し上回っていた。俺の方が戦略に長けていた。それがこの結果だ。そしてここから俺は突っ走っていくぞ」
【外道の話】「認めない。俺は認められないね。カウント2.999ぐらいで返したぜ。絶対、認めねぇぞ!」
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Aブロック公式戦/30分1本
[1勝3敗=2点]○BUSHI(11分8秒 エビ固め)[2勝2敗=4点]×ロッキー・ロメロ
※エムエックス【BUSHIの話】「やっと1歩か。3歩目、4歩目・・・4歩目で、やっと勝利の1歩を手にしたぞ。さあ、これでまだまだわかんねぇだろって。シリーズは中盤、(優勝に)誰を予想する? 俺自身は全然、あきらめた覚えはないよ。必ず仙台の決勝(のリング)に立つのはこの俺だ。今日のKUSHIDAvs田口、見ものだな。しっかりこの目に焼きつけてもらうぜ。まだまだ今年の『BEST OF THE SUPERbJr.』、わかんないよ。これだけは言っとく。まだまだ、何が起こるかわかんないよ。その何かは俺にもわかんない。必ず俺が6・7仙台、決勝のリングに立ってやる。エンセリオ、マジで」
【ロメロの話】「(※インタビィースペースに座り込んで)俺はクラヤミノ(暗闇の)トリックスターなんだぞ。そうさ、クラヤミノトリックスターだ。次こそ約束する。クラヤミノトリックスターらしいところを見せて、やっつけてやるってな。そうさ、イチ、ニー、サン、シバクゾ。(今日は)ノミスギダヨー!」▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Aブロック公式戦/30分1本
[3勝1敗=6点]○マット・サイダル(14分11秒 エビ固め)[3勝1敗=6点]×カイル・オライリー
※エアーサイダル【サイダルの話】「ヤッター! 俺の人生のすべての瞬間は、このときのためにあったんだ。そして今夜、そこにたどり着いた。こうやって、俺はここに立っている。そして、こうやって俺は言葉を発している。自分の力で勲章をつかんだんだ。今年の『BEST OF THE SUPER Jr.』の中の一つかもしれないけど、この勝利は大きな栄冠なんだ。声を大にしてそう言う。“リボーン"マット・サイダルは今夜の勝利で、マイフレンドであるリコシェとの決勝に向けて大きく前進した。俺たちのどちらかが、あのトロフィーを手にするんだ。みんな、ありがとう」
【オライリーの話】「俺は男だ。男だからこそ、この結果を受け止める。俺はカイル・オライリーだ。この『BEST OF THE SUPER Jr.』にエントリーしている中でも、ベストなんだ。それは変わらない。これでますます、この『BEST OF THE SUPER Jr.』は熱くなった。今夜、マット・サイダルは俺を打ち負かした。ただ、それだけのことだ。俺の眼にはハッキリ映ってる。俺もわかってる。お前もわかってるはずだ。カイル・オライリーの方が優れてるってことをな。そしてファンのみんなもわかってる。彼らもカイル・オライリーの方が優れてるってことを。カイル・オライリーこそが『BEST OF THE SUPER Jr.』なんだ。今日で3勝1敗だ。まだまだこの先は残ってる。残りは必ず勝つ。365日前、俺はKUSHIDAに決勝で敗れた。その時、俺は誓ったんだ。必ずこの場所(『BEST OF THE SUPER Jr.』決勝戦)に戻るってな。そこに向かって進むだけだ。さあ、次の試合が待ってるぞ。マット・サイダル、もう1度チャンスはあるはずだ。次はこのような結果にはならないからな」▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Aブロック公式戦/30分1本
[2勝2敗=4点]○KUSHIDA(16分9秒 腕ひしぎ逆十字固め)[3勝1敗=6点]×田口隆祐(試合終了後)
KUSHIDA「田口さんに、初めて勝ちました!(※大歓声とともに、大田口コールが沸き起こる)緑のダウンジャケット、似合ってました。(※KUSHIDAはリングに正座し、田口とガッチリ握手)『SUPER Jr.』まだまだ続いていきます。必ず仙台で2連覇、次の大阪にあのトロフィー、持って帰ってきます!また会いましょう、大阪城で!ありがとうございました!」【KUSHIDAの話】「しんどいけど、胸張って、胸張って2勝2敗。まだ、こっからでしょ。大阪から、巻き返す。本音を言わせてもらうと、チャンピオンは寿命が縮まるッスね。相手選手の懸ける気持ちがね・・・重い、重いッス。大阪はいっつもKUSHIDAの背中を押してくれてて。大阪プロレスに土・日だけ参戦してたこともあるし、IWGP(Jr.ヘビー級のベルトを)初めて獲ったのも大阪だし。ホント、今日は背中を押してくれました。大丈夫! 2016年『BEST OF THE SUPER Jr.』、そして新日本プロレスJr.、ひいては新日本プロレスのこれからをすべて、KUSHIDAにお任せあれ。ありがとうございました(※インタビュースペースを離れる際、『いやあ、キツイわ・・・』と漏らす)」
【田口の話】「(IWGP Jr.)チャンピオンと真っ向からぶつかり合って、この結果ですから。これがいまの力ということで。いまの実力、パワー、テクニック、スピード、すべてチャンピオンに劣ったということで。これを、この負けをムダにせず。まだ1敗ですから。いよいよ、本気になります(キッパリ)。ハイ、いよいよ本気になります。残り全勝。(SUPER Jr.)優勝。(6・19)大阪城ホール、(IWGP Jr.戦で)KUSHIDA選手にリベンジします。KUSHIDA選手にふざけるきっかけを与えてもらって、真面目に戻るきっかけもまたKUSHIDA選手に、スイッチを押してもらいました。僕の“やる気スイッチ”を知っている唯一のKUSHIDA選手、感謝してます。また優勝して、ベルト挑戦したら、またスイッチ押していただきたいんですけどね。またベルトを獲るまで、とりあえず“やる気スイッチ”を押されました。ありがとうございました」
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後楽園を揺るがせた空中戦を制したのはオスプレイ!ライガーはポラドールに敗れ公式戦初黒星!5月27日 新日本プロレス「BEST OF THE SUPER Jr.XXIII」後楽園ホール 1505人満員
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
YOSHI-HASHI ○ロッキー・ロメロ(8分25秒 横入り式エビ固め)マイケル・エルガン ×マット・サイダル
◇第2試合◇
▼20分1本
○永田裕志 天山広吉 中西学 デビット・フィンレー カイル・オライリー(9分16秒 バックドロップホールド)柴田勝頼 KUSHIDA 田口隆祐 ジュース・ロビンソン ×ジェイ・ホワイト
◇第3試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Bブロック公式戦/30分1本
[1勝2敗=2点]○タイガーマスク(6分46秒 エビ固め)[1勝2敗=2点]×チェーズ・オーエンズ
【タイガーの話】「ハァハァ、アイツは甘く見過ぎだよ、この『SUPER Jr.』を。ジャクソン兄弟が出れない。それでチャンスをもらった。こういうことして、アイツはチャンスを潰してんだよ。俺は『SUPER Jr.』、15年連続出場して、もう最近ではただ出るだけになってきちゃってるよ。でも、俺の中では毎日が闘いなんだ。リコシェもそう、ボラドールもそう。負けたけど、ボラドールの試合なんか、納得してるよ。面白かったよ、久々にやって。今日のは、クソ面白くないよ、こんなの。『SUPER Jr.』極意、1対1でやらなきゃ、勝てないんだよ。なおかつ、強い者が上に上がる。それだけ」
【オーエンズの話】「クソ、タイガーマスクのヤツめ。でも、俺は日本に来るたび思うんだ。レフェリーが不可解な判定をしている。俺に対して、いつも不利だ。俺はレフェリーのせいで負けているようなもんだ」
◇第4試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Bブロック公式戦/30分1本
[2勝1敗=4点]○ボビー・フィッシュ(11分1秒 ヒールホールド)[2勝1敗=4点]×バレッタ
【フィッシュの話】「俺はこれまでのリングで示してきた通り、『BEST OF THE SUPER Jr.』を勝ち抜く。『SUPER Jr.』は、俺自身のための闘いだ。そのように、リング上で示してみせる。Aブロックは、カイル・オライリーが勝ち上がり、Bブロックは、俺が勝ち上がる。そして、『SUPER Jr.』の決勝では、俺たち“reDRagon”が闘うんだ」
【バレッタの話】「俺も負けたヤツがインタビューする必要があるのか?新日本プロレスワールドで放送するのか?まぁ言うことは、ほんとにない。ボビー・フィッシュが勝った。ボビー・フィッシュは凄いレスラーだった。それしか言うことはない……」
◇第5試合◇
▼30分1本
○ケニー・オメガ バットラック・ファレ 高橋裕二郎(9分31秒 片エビ固め)小島聡 ヨシタツ ×キャプテン・ニュージャパン
※ハイフライフロー
◇第6試合◇
▼30分1本
内藤哲也 ○SANADA EVIL BUSHI(13分37秒 Skull End)オカダ・カズチカ 後藤洋央紀 石井智宏 ×外道
◇第7試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Bブロック公式戦/30分1本
[2勝1敗=4点]○ボラドール・ジュニア(9分2秒 片エビ固め)[2勝1敗=4点]×獣神サンダー・ライガー
※雪崩式スパニッシュフライ
【ポラドールの話】
ボラドール「ライガー選手に勝てて、すごく満足している。ライガー選手は、世界でも一流の選手として名前が通っている。『BEST OF THE SUPER Jr.』は、もちろん勝ちたいし、俺の実力をみんなに見てもらえる場だと思ってる」
――日本人ジュニアのレジェンド、ライガー選手、タイガー選手に勝ちましたが?
ボラドール「ライガー選手、タイガー選手に勝ったことで、俺の実力を皆さんに証明できたと思う」
【ライガーの話】「うーん、負けは負けだな。どうやっても負けだ。なに言ったって、負けなんだ。でも気にしない。このリーグ戦で、1敗、2敗ぐらいまでは、いつも計算してるよ。勝って兜の尾を締めろじゃないけど、負けてここで心が折れるんじゃなくて、また次のリーグ戦。次は誰だ?オスプレイか?リコシェか?そこら辺になってくると思うんだけども、彼もまた手強いんだけど。っていうか、このリーグ戦みんな手強いって。みんなそれぞれ全勝でなんて、誰も思ってなくて。とにかく勝ち抜いて、最後には決勝のリングに立って、決勝を闘って、優勝してって。それはみんな描いてると思う。俺も描いてる。だから、この1敗で、『あぁ、ダメだ』とか、心折れたりはしない。それよりも、このオスプレイとリコシェの試合、じっくり見て研究したい、この2人をね。俺は、だからまだまだ諦めない。人の試合を見て、研究して、次俺が勝つための“タクティクス”戦略を練る。以上」
◇第8試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Bブロック公式戦/30分1本
[1勝2敗=2点]○ウィル・オスプレイ(16分47秒 エビ固め)[2勝1敗=4点]×リコシェ
※オスカッター
【オスプレイの話】
――『BEST OF THE SUPER Jr.』、初勝利でしたが?
オスプレイ「バレッタとオーエンズに負けて2敗した。今日ここで負けていたら、3連敗になるところだった。それだけは避けたいと思っていた。それを支えてくれたのは、後楽園ホールのファンの声援。それがあって、今日勝つことができた。そして、リコシェ、彼は新しい時代を切り開いたハイフライヤーだと思っている。でも、俺は、リコシェを乗り越えてみせる」
【リコシェの話】「ダメ、ダメ、ダメ。ノーグッド。言い訳がない。俺たちは、何回も闘ったことがあるから、お互いの技をよくわかっている。ただ、今日は負けてしまった。でも、俺は闘いを続ける。今日の結果は問題ない。これも勉強だ。もう次の闘いは負けられない。まずは、部屋に戻って、試合を見直す」
中盤に差し掛かった「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」、今回の後楽園大会ではBブロックの公式戦が行われ、メインは公式戦2連勝と好スタートを切ったリコシェと2連敗スタートとなったオスプレイが対戦、海外では両者は何度も対戦しているそうだが、日本では初対戦となる。
両者は序盤から互いにヘッドシザースホイップを仕掛けては着地するなど空中戦を展開するが、先手を奪ったのはオスプレイでリコシェ619からスワンダイブを狙ったところでドロップキックで迎撃し、変型卍固めで捕獲する。
しかし脱出したリコシェは前転からの飛びつきDDTで逆襲すると、場外に逃れたオスプレイの背中にトルニージョを発射、リングに戻ったリコシェはセントーンや変型アルゼンチンバックブリーカー、ネックブリーカーと首から腰へ攻撃を加えるが、オスプレイも負けじとチンクラッシャーからドリームキャストで反撃し、ジャンピングハイキックからAJスタイルズを彷彿させるスワンダイブ式フライングフォアアームを決め、場外に逃れたリコシェにサスケスペシャルを炸裂させる。
リングに戻ったはオスプレイはカナディアンハンマーを決めるも、リコシェはドリームキャストからジャガー式バックドロップホールドを決め、互いに読み合いからハイキックが相打ちとなって両者はダウンとなる。
両者はエプロンの攻防となると、リコシェが変型デスバレーボムで叩きつけるも、オスプレイもサードロープワークとエプロンで619を敢行、奈落式のリバースフランケンシュタイナーを決めリコシェに大ダメージを与える。
リングに戻った両者はエルボー合戦から、競り勝ったリコシェがペナドリラーを狙うも、かわしたオスプレイは延髄斬りからオカダ・カズチカ譲りのレインメーカーを狙うも、今度はリコシェがかわしてノーザンライトスープレックスからブレーンバスターの連続技を狙うも、オスプレイはスタナーで切り返す。
オスプレイはフラムフライを決めるが、オスカッター狙いはリコシェがキャッチしてパワーボムで叩きつけ、リコシェはジャンピングニー、ノーザンライトスープレックスからブレーンバスターの連続技、その場飛びシューティングスタープレスから630°スプラッシュを投下するが自爆となると、オスプレイは高角度変型DDTで突き刺すも、起き上がったリコシェはペナドリラー2pointを狙う。
しかし蹴り足をキャッチしたオスプレイはコークスクリューキックを浴びせると、オスカッターを決め3カウントを奪い公式戦初勝利を収め、試合後はオスプレイが握手を求めるが、敗れて悔しかったのかリコシェはエキサイトする。だが冷静さを取り戻したリコシェは潔く敗戦を認めて握手をかわし、再戦をアピールした。
想像を絶するような空中戦だったが、リコシェにしても日本での実績では自分の方が上という自負が試合に出ていたものの、結果はオスプレイに敗戦、オスプレイもまだ日本マットに馴染んでいないのか、まだ飛んでいるだけという印象を受けたが、手の合う相手だったとはいえ日本での実績で優るリコシェに勝ったのは大きく今後にも繋がってくる。
セミの公式戦2連勝のライガーvs1勝1敗のポラドールはライガーがカンバーナで先手を奪うが、ポラドールはハンドスプリングやバク宙でライガーを翻弄し、場外に追いやってからショートタイツ姿に変身してノータッチ式トペコンを発射する。
ポラドールは延髄斬りからコーナーへ昇るも、ライガーは雪崩式ブレーンバスターで投げ、串刺し掌底、ライガーボムと畳み掛けてから本家雪崩式フランケンシュタイナーを狙うが、ポラドールが回転を堪えてライガーを自爆させ、ミサイルキックを発射する。
ライガーはラ・マヒストラルからロメロスペシャルを決め、場外に逃れたボラドールにコーナー最上段からのプランチャを発射、しかし垂直落下式ブレーンバスター狙いはボラドールがバッククラッカーで切り返す。
マスクの脱ぎ捨てたボラドールはムーンサルトプレスを投下も、ライガーは剣山で迎撃し、逆にライガーがコーナーへ昇るが、下からのハイキックで動きを止めたボラドールが雪崩式スパニッシュフライを決めて3カウントを奪い、ライガーは公式戦初黒星を喫する。
2連勝のバレッタvs1勝1敗のフィッシュはバレッタが体格を生かしてロープ越しのノーザンライトスープレックスからコーナーへ昇るが、キックで転落させたフィッシュがエルボードロップ、膝蹴り、ローリングセントーンと反撃、しかしバレッタもラリアットで返し、フィッシュのハイキックをかわして延髄斬りを浴びせる。
主導権を握ったバレッタは串刺しジャンピングエルボーからスイングDDT、フライングボディーアタックと猛攻をかけるが足を負傷してしまい、それでもバレッタは場外へのブレーンバスターからトペを狙うも、スピードがないところを狙われたのかキャッチされフィッシュはエクスプロイダーで投げる。
大ダメージを負ったバレッタにフィッシュが猛攻かけムーンサルトプレスを投下するも、バレッタは剣山で迎撃、しかし膝にさらなるダメージを与えてしまい、動きの鈍ったバレッタのジャンピングニーもフィッシュがキャッチしてパワーボムから膝十字で捕獲する。
逃れたバレッタはジャンピングニー、串刺しランニングニーと畳み掛けるが、デュードバスターは阻止されると、カウンターのフットスタンプからコーナーへと昇る。
しかしフィッシュは雪崩式ファルコンアローからヒールホールドで捕獲しバレッタは無念のギブアップで公式戦初黒星を喫する。
タイガーvsオーエンズはオーエンズが奇襲を仕掛け、セコンドの裕二郎がタイガーを拉致して連れ去り、そのままリングアウト勝ちを狙うも、タイガーは反撃してリングに戻り猛攻をかける。
タイガーは裕二郎の介入に苦しめられるも、オーエンズのSTFに逃れてからタイガードライバーを決め、ローリングソバットから膝十字で追い詰めるが、オーエンズもプリンスズスロウンからワンハンドバックブリーカーで応戦。
それでもタイガーはリバースダブルアームバーで捕らえ、オーエンズを追い詰めるが、裕二郎がタイガー服部レフェリーを場外に引きずり込んでから乱入、しかしオーエンズのトラースキックは裕二郎に誤爆し、オーエンズはタイガーに急所蹴りからパッケージドライバーを狙うが、リバースしたタイガーがそのまま丸め込んで強引に3カウントを奪い公式戦初勝利、試合後はオーエンズが若手の川入拓来にトラ
ースキックを浴びせてKOするなど大荒れとなった。Wanna know why I'm the best Jr. In the world??
Cause this was on the fly! https://t.co/MWjJgtqQKE
— Ricochet (@KingRicochet) 2016年5月27日 -
BEST OF THE SUPER Jr.XXIII 岩手大会公式戦結果5月25日 新日本プロレス「BEST OF THE SUPER Jr.XXIII」 岩手・一関市総合体育館 ユードーム 803人
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Aブロック公式戦/30分1本
[2勝1敗=4点]○マッド・サイダル(6分21秒 片エビ固め)[1勝2敗=2点]×外道
※エアーサイダル
【サイダルの話】「みんな、どうだった? これでひとつ勝ち越した。今日のフィニッシュは手ごたえあったよ。とても強く決まった。これからもこの調子でいくよ。俺はより強く生まれ変わったんだ。この『BEST OF THE SUPER Jr.』決勝の舞台に立っているのは、俺と友達であるリコシェの2人さ。2人でKUSHIDAの持つベルトを目指している。このベルトを持ったまま、IWGP Jr.ヘビー級のチャンピオンシップを実現させる。もちろん『SUPER J-CUP』も制してみせるさ。頂上に上り詰めて、この手ですべてのトロフィーをつかむんだ。それが俺の今の目標だ」
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Aブロック公式戦/30分1本
[3勝=6点]○カイル・オライリー(10分58秒 アルマゲドン)[3敗=0点]×BUSHI
【オライリーの話】「これで3人の最高のJr.ヘビー級のレスラーをやっつけた。残りは4人だけど、まったく心配はない。LOS INGOBERNABLES de JAPON? それがどうした? CHAOS? それがどうした? ニュージャパン? それがどうした? Jr.タッグ・チャンピオン? それがどうした? このカイル・オライリーがこのまま突っ走って『BEST OF THE SUPER Jr. 2016』を制するように、ガンバリマス」
【BUSHIの話】「結果がすべてだよね。結果がすべてなんだろ? 別に俺は、今年の『BEST OF THE SUPER Jr.』、ナメてたわけじゃないよ。ただ、予想外の出来事が開幕から起こってるだけでさ。これで3連敗? せっかくさ、俺を優勝候補にしてくれてるファンの皆さんをがっかりさせないためにも、俺は最後まで望みを捨てない。なぜなら、このリーグ戦、何が起こるかわからない。3連敗? 3敗? 残り全部勝てばいいだけだろ? そしたら自ずと勝敗並ぶヤツがいるんじゃないか? そういうヤツらをどんどん、どんどん上から引きずり落とす。ただそれだけ。俺は別にあきらめてるわけでもなんでもない。俺はいまの新日本Jr.を、現状をブッ壊すだけ。ただそれだけ。ノー・プレオクパード、心配ない」
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Aブロック公式戦/30分1本
[1勝2敗=2点]○KUSHIDA(10分31秒 ホバーボードロック)[3敗=0点]×デビット・フィンレー
【KUSHIDAの話】「やっと1勝、やっと1勝できた。旅に出たら、スーツケースとパスポートが一気になくなっちゃった、そんな気分ですけど大丈夫。そんなこともあったし、いろんな修羅場をくぐり抜けてきたKUSHIDAだから。さすがに少~しだけ、もう1勝もできずにこのリーグ戦終わるんじゃないかっていう恐怖感があったけど、まずは早く次の公式戦がやりたいですね。何しろ前年度覇者、そして現IWGP Jr.チャンピオンが出る『SUPER Jr.』、数年ぶりでしょ? いままでJr.を散々、ヘビー級に行くための、他団体に行くためのステップにされてきたから。今日はデビッド・フィンレー、そういう意味でも叩き潰しました。次は誰かな? とにかく早く、公式戦やりたいですね」
【フィンレーの話】「フー、これで3連敗か・・・。応援してくれているファンには悪いことをした。でも、まだ『SUPER Jr.』は始まったばかり。今日のKUSHIDAは、特別な相手だった。チャンピオンだけど、決して大きな差があったわけじゃない。あのベルトをいつか必ず腰に巻くという思いで、毎日やってきてるんだ。今回はトーナメント(リーグ戦)として闘ったけど、あのベルトを狙っていく。今日はそれに向けてのひとつのステップだった。これからも毎日、あのベルトを目指してやっていく。このトーナメントでも、その目標に近づくように勝利を狙っていく。必ず夢をつかんでみせるよ」
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Aブロック公式戦/30分1本
[3勝=6点]○田口隆祐(12分2秒 オーマイ&ガーアンクル)[2勝1敗=4点]×ロッキー・ロメロ
【田口の話】「リーグ戦3勝。いやあ、ビックリ。おかしい。調子が悪い。こんなの、俺じゃないよ。でも、これまでの俺と違うからね。これまでの自分だったら3連敗もあり得たけど、変わったってことですよ。まさにこっから、トランキーロ、あっせんなよぉ~~~~~って感じですよ。自分自身、気を引き締めて、あっせんなよぉ~~~~~でいきたいと思います。ロス・インゴ辱め~~~~・デ・ハポン!」 -
BEST OF THE SUPER Jr.XXIII 山形大会公式戦結果
5月24日 新日本プロレス「BEST OF THE SUPER Jr.XXIII」山形・米沢市営体育館 815人
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Bブロック公式戦/30分1本
[1勝1敗=2点]○ボラドール・ジュニア(9分47秒 デ・プレラドーラ・エストラーダ)[2敗=0点]×タイガーマスク【ボラドールJrの話】「公式戦で勝ててよかった。2試合でやっと1勝できた。これからもっともっと勝っていくよ。CMLLを代表してここに来てるんだ。必ずヌメロ・ウノ(ナンバーワン)のなってみせる。ティグレ(タイガー)やライガーといった強敵がまだ残ってるけど、必ず一つひとつ勝っていって、ルチャドールこそが最強であることをみんなに見せるよ」
【タイガーの話】「何年ぶりかのこの米沢。思い出の残ってる控室。サスケさんたちと、それこそ僕がまだプロレスというものを教えてもらってるときに来てたこの体育館。そこでボラドールという、僕たちの2代、3代上という選手とやれたというのは運命かなと思いますね。もちろん勝つ気でいたし、やはり米沢のファンはみちのく(プロレス)の時のタイガーマスク(を覚えていて)、声援も僕の方があったかなと思うんでだけど、そういう意味ではまだまだ元気だというのを見せたかったんだけど。見せられたと思うんだけど、なんだろ……今のといったら嫌だけど、彼らの今やってる主流のルチャもそうだし、新日本もそうだけど、変わりつつあるその中で、ただ僕がそれについていけなかったというだけかな。あとは(ボラドールJr.は)技も的確だし、トペ・コン(ヒーロ)とかね、ケブラーダなんかやられた時は、やられながらも懐かしいなって思っちゃったね。サスケさんとやってるような気がしたっていうか。僕も(左)片がまだ本調子じゃないんで。やっとテーピングははずれたんだけど、あれだけ肩を攻められちゃうとどうしても力が入らない。だからダブルアームバーもね、肩が何もなければ決まってたと思うし。もう一歩の踏ん張りかな。でも、いまCMLLで一番といわれるボラドールと試合できたっていうのは、僕にとっては財産だし。素晴らしいと思いますよ。素晴らしいと外で言ってるだけじゃなくて、自分のその中に入ってやらなくちゃいけないんで。僕は負けた時はいつもそうだけど、新弟子じゃないけども、また1からという気持ちで。もう1度出直して、まだまだ公式戦は残ってるんで、頑張ります。次やった時は、こういうわけにはいかないと思ってます」▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Bブロック公式戦/30分1本
[2勝=4点]○獣神サンダー・ライガー(7分12秒 飛びつき回転十字架固め)[1勝1敗=2点]×チェーズ・オーエンズ
※試合後にオーエンズがパッケージドライバーでライガーをKO!▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Bブロック公式戦/30分1本
[2勝=4点]○リコシェ(12分30秒 ペナドリラー2point)×[1勝1敗=2点]×ボビー・フィッシュ【リコシェの話】「ああ、キツイ試合だった。でも、OK。キツイ試合が続くのはわかってる。このキツイ試合を勝ち抜いてこそ、最高のジュニアレスラーになれるんだ。これで連勝。まだ始まったばかりだ。とにかくその日の相手を叩きのめすだけさ。KOするか、タップアウトを奪うか、トップロープからの攻撃で押さえ込むか、そうやって勝つだけさ。一つひとつ、そうやって勝っていけばこのトーナメント(リーグ戦)の栄冠が自ずとこの手にやって来るさ。1試合ずつ、得点を重ねていくだけ。そしてどんどん上っていくんだ。それがこのトーナメントを勝つコツさ。ことしは俺が2度目の優勝を飾る。俺が世界でも最高のジュニア(ヘビー級の)レスラーであるからさ。このトーナメントを勝ち抜いたものこそが、最高のなかでも特に最高のレスラーなんだ。だから今夜、このままホテルに戻って、次の公式戦の作戦を考える。そしてそれを確実に成し遂げるだけさ。簡単なことさ。今日、一つの歌を奏で終わった。次はまた次の歌を奏でるだけさ。そしてまたその次の歌をね」
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Bブロック公式戦/30分1本
[2勝=4点]○バレッタ(11分55秒 エビ固め)[2敗=0点]×ウィル・オスプレイ
※デュードバスター -
BEST OF THE SUPER Jr.XXIII 新潟大会公式戦結果
5月23日 新日本プロレス「BEST OF THE SUPER Jr.XXIII」新潟・燕市民体育館 1156人 超満員
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Aブロック公式戦/30分1本
[1勝1敗=2点]○マッド・サイダル(9分20秒 片エビ固め)[2敗=0点]×BUSHI
※エアーサイダル【サイダルの話】「なあ、みんな、俺の友達よ、今日もまた勝ったぜ。『BEST OF THE SUPER Jr.』公式戦をエアサイダルで締めくくって連勝だ。“リボーン”マット・サイダルでの勝利で、また明日からの期待も高まったはずだ。俺はまだまだ勝ち続けるぜ。俺が突き進んでいくところをしっかり見てくれよ。このIWGPジュニアタッグのベルトを持ったまま、KUSHIDAの持つベルトも手に入れてやる。そのためにも、この『BEST OF THE SUPER Jr.』で最善を尽くす。その先に運命が待ち受けている。それまでの一瞬一瞬が大切だし勝負だ。その一つひとつをクリアしていけば、必ずやいい結果につながる。俺と一緒に喜ぼうぜ。そして最後に待ち受けているものを分かち合おう。それはPEACE&LOVEだ」
【BUSHIの話】「やれやれ、これで2敗か。でもな、俺はこの2年ぶりの『BEST OF THE SUPER Jr.』、2年ぶりだぜ、楽しんでるんだよ。今が一番楽しいよ。負けて悔しくないヤツなんていないよ。でもね、サイダル、ヤツはこの新日本のジュニアヘビー、ジュニアタッグのチャンピオンでしょ? 勝ったら違う景色が見えたんじゃないか? ガイジン天国のジュニアタッグ、何とかなったかもな。ま、たられば、負けて言うのはかっこ悪いから、次だよ。ノー・プレオクパード。心配ないよ。カイル・オライリー、待ってろよ」
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Aブロック公式戦/30分1本
[2勝=4点]○カイル・オライリー(11分24秒 アルマゲドン)[1勝1敗=2点]×外道【オライリーの話】「これで2人続けてやっつけた。(優勝まで)残り6試合だ。そして俺が栄冠を勝ち取るんだ。この『BEST OF THE SUPER Jr.』の栄冠をな。俺が何を言ってるのか。365日前、俺は1年後、さらに素晴らしいカイル・オライリーになって。さらに素晴らしいレスラーになって、リーグ戦に戻って来ると誓った。そして365日がたった。その結果が2勝0敗だ。あと6勝。その通りになれば、俺は世界最高のジュニアヘビー級レスラーになれる」
【外道の話】】「(※首を横に2、3度振って)あのやろうとは2度とやりたくねえ。アサシン(暗殺者)だ、あいつは」
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Aブロック公式戦/30分1本
[2勝=4点]○田口隆祐(9分18秒 オーマイ&ガーアンクル)[2敗=0点]×デビット・フィンレー【田口の話】「ああ、立ってられない(※と言って、インタビュースペースに座り込んでコメントを続ける)。レッグマフラー、マフラーホールドでいかれるかと思ったよ。終わったら、どんどん痛みが出てきて。前回(フィンレーと)やったのはいつだろ? 最近やったけど、もう力をつけてきてる。ジェイ(ホワイト)にしろ、フィンレーにしろ、青い目のヤングライオン。人種は違えど、ヤングライオン魂を持ってる新日本の一員ですから。心強い、楽しみな後輩ですよ。(リーグ戦で)1勝ぐらいできるんじゃないかな? もしかしたら残り全勝するかもしれないし。初戦はちょっと遊びの部分を入れなかったですけど、今日、遊びの部分を入れたら、こういう試合になっちゃう。残りの公式戦は真面目に優勝狙って、勝負にいきたい。一発一発、全力で、決勝に向けて闘います」
【フィンレーの話】「(公式戦)2試合目も負けてしまった。俺は2連敗してしまった。だけどこの2試合で、さらに俺は経験を積んだ。タグチはかなり素晴らしいジュニアヘビー級のレスラーだ。元IWGPジュニアヘビー級チャンピオンだった頃よりも、素晴らしいレスラーになっている。こんなにも素晴らしいジュニアヘビー級のレスラーが、この『BEST OF THE SUPER Jr.』には集まっているのは不思議なほどだ。今日の試合に関して言うなら、彼の方が少し強かったし、少し経験を積んでいた。動きも少し速かった。でも俺の方が若い。ちょっと向こうの方が有利だっただけだ。だけどこれから経験を積んでいけば、勝てないことはない。俺の方が彼より素晴らしいレスラーになる。そのためにまだまだ俺には学ぶべきことがある。俺はタグチのことをリスペクトしているし、これからまだまだ挑んでいく。みんなには俺が成長していくのを見ていてほしい。必ず、彼よりも素晴らしいレスラーになることを約束するよ」
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Aブロック公式戦/30分1本
[2勝=4点]○ロッキー・ロメロ(15分3秒 体固め)[2敗=0点]×KUSHIDA
※ジャンピングニーアタック【ロメロの話】「たった今、俺はチャンピオンをやっつけたぞ! IWGPジュニアチャンピオンのKUSHIDAをやっつけたんだ。KUSHIDAの時代は終わった。ヤツの時代は終わったんだ。なぜかというと、もうすぐリッキー・ロメロがチャンピオンになるからだ。それを今夜のニイガタで、俺がニイガタ・ヴァイスになって証明したんだ。次はセンダイで、センダイ・ヴァイスになって2016年の『BEST OF THE SUPER Jr.』優勝するぞ! なぜなら俺はサイコー(最高)だからだ。それも永遠にな。ヘヘヘ、ノリノリダゼ」
【KUSHIDAの話】
KUSHIDA「負けたら何言っても説得力ないです。何も言う資格なし」--2連敗でかなり苦しくなりましたけど……。
KUSHIDA「チャンピオンでリーグ戦に出ることが、こんなにもハードなものとはね……」
0-2
— KUSHIDA (@KUSHIDA_0904) 2016年5月23日BEST OF THE SUPER Jr. 兄弟 vs カイル・オライリー。兄弟負けちまったか。。でもまだたった一敗。これからこれから! #やっぱりな
— 邪道(jado) (@REAL_JADO) 2016年5月23日 -
左肩を破壊された棚橋が欠場!ライガーが“神の手”でフィッシュから執念の勝利!
5月22日 新日本プロレス「BEST OF THE SUPER Jr.XXIII」静岡・キラメッセぬまづ 1200人 満員
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
ロッキー・ロメロ ○YOSHI-HASHI(8分32秒 バタフライ・ロック)デビット・フィンレー ×ジェイ・ホワイト◇第2試合◇
▼20分1本
○柴田勝頼 KUSHIDA 田口隆祐 ジュース・ロビンソン(8分15秒 体固め)永田裕志 ×中西学 カイル・オライリー マッド・サイダル
※PK◇第3試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Bブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○リコシェ(9分53秒 変型グラウンド卍固め)[1敗=0点]×タイガーマスク【リコシェの話】「まずは、1勝だ。俺はこのトーナメント制し、KUSHIDAからIWGPジュニアヘビーのベルト奪ってみせる。そして、俺はIWGPジュニアタッグと、IWGPジュニアヘビーの2冠王者になる」
◇第4試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Bブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○獣神サンダー・ライガー(11分30秒 エビ固め)[1敗=0点]×ボビー・フィッシュ【ライガーの話】「素直に認めます。反則しました。ロープを掴んで、フォールにいきました。でも、あそこで返されたら、俺はもうダメだ。これは1回負けたら終わりとか、そういうものじゃない。続くんだ。でも、今日はスタートなんだ。負けるわけにはいかないんだ。俺は、KUSHIDA に言ったんだ。『もう1回挑戦させろ』って。俺は、どんな手を使っても、這い上がってやる。その表れだ。反則も、レフェリーが見てなきゃ、反則じゃないんだ。これは、BULLETにも言える。CHAOSにも言える。プロレス全体に言える。5カウントはアウトだけど、4カウントまではオッケーなんだ。そういったルールを俺はすべて使っていく。でないと、今のヤツらには勝てない。今までの俺のキャリア駆使して、プロレスというルールの裏をかいて、必ず勝ち上がってやる。正直に言います。反則使いました。そうしないと、今のトップには勝てない。あんなサブミッション、あっちからこっちから入ってくるヤツなんていない。藤原喜明さんとやってるみたいだった。それぐらいの関節のマスターだ。あれを知らないと、俺は勝てない。今の俺は勝てない。だから、レフェリーの見てないところ、4カウントまでの反則、なんでも出していく。死に物狂いで、無様なぐらい、カッコ悪いライガーが、このリーグ戦出てくるかもしれない。だけど、俺は必ず勝つ、そこで」
【フィッシュの話】「あれはなんだ!?なぜ、ライガーの曲が流れている!あれは反則だろ?おかしいだろ!獣神サンダー・ライガーが“レジェンド”な選手だ。なぜ、彼が反則を犯す?だが、そんなことに、構ってもいられない。これは、是が非でもこのトーナメントを制する!」◇第5試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Bブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○バレッタ(12分4秒 エビ固め)[1敗=0点]×ボラドール・ジュニア
※デュードバスター【バレッタの話】「昨日は、ボラドールにやられてしまった。だが、今日は俺が勝った。それがどういう意味か分かるか?ルチャリブレは、ノット・プロフェッショナルだ。俺の闘いこそが、プロフェッショナルだ。そして、この『BEST OF THE SUPER Jr.』の決勝に勝ち上がるのは、俺とロッキーだ」
◇第6試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Bブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○チェーズ・オーエンズ(9分58秒 エビ固め)[1敗=0点]×ウィル・オズプレイ
※パッケージドライバー【オーエンズの話】「まさか再び『BEST OF THE SUPER Jr.』に参戦することになるとは、思っていなかった。ニック・ジャクソンのおかげだ。ニックはエンジェルだ。俺にこのチャンスを与えてくれたんだ。だから、俺は約束する。Bブロックを勝ち抜いて、必ずこの『BEST OF THE SUPER Jr.』を制してみせる」
◇第7試合◇
▼30分1本
ケニー・オメガ ○バットラック・ファレ 高橋裕二郎(10分0秒 片エビ固め)小島聡 ヨシタツ ×キャプテン・ニュージャパン
※グラネード【ケニーの話】「タナハシはどうした?今日は姿が見えないな。もうお前にチャンスはない。(※ホウキでベルトを掃く)お前は、パワーがないから、怪我なんかするんだ。俺は悲しい、お前が怪我して。もうすでに闘う前から、俺がIWGPインターコンチネンタルチャンピオンであり続けることは決まっている。グッバーイ!グッドナイト!」
◇第8試合◇
▼30分1本
内藤哲也 ○SANADA EVIL BUSHI(15分54秒 Skull End)オカダ・カズチカ 後藤洋央紀 石井智宏 ×外道21日の後楽園大会で左腕をラダーで挟まれた際にイスでめった打ちされ負傷した棚橋弘至が病院に搬送、左肩の剥離骨折と二頭筋断裂と診断され、今シリーズの残り日程を欠場することが発表された。
棚橋の左肩は3月から痛めていたらしく、練習もできない状況で、医師からはドクターストップがかかっていたという、しかし中邑真輔が抜けたのもあって現状では休むわけにはいかず、敢えて強行出場したのだが、5月8日の北米遠征で更に悪化させてしまい、最悪の状況でシリーズを迎えてしまった。
棚橋は6月19日の大阪城ホール大会の復帰を目指すそうだが、心配なのは左肩のダメージは今までのダメージが蓄積されたものなのかどうか、大阪城までは1ヶ月あり、間に合わせたいのもわかるが、7月からはG1がある、ここであまり無理はして欲しくはない。本題の「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Bブロック公式戦はリコシェvsタイガーからスタート、序盤はリコシェが倒立からヘッドシザースホイップ、ドロップキックでタイガーを場外へ追いやり、トップロープからジャンプしてムーンサルトで着地とフェイントで牽制すれば、リングに戻ったタイガーは風車式バックブリーカーから多彩なキック、、フロントネックチャンスリー、サーフボードストレッチで反撃する。
しかしリコシェは変型バックブリーカーから串刺しエルボー、コーナーを利用して619、その場飛びシューティングスターとくうちゅうせんを展開するが、タイガーのジャーマン狙いをバク宙で着地したところで、タイガーがハイキックで強襲。
そしてリコシェのスワンダイブをキャッチしたタイガーはリバースダブルアームバーで捕獲するが、ロープに逃れたリコシェはドリームキャストを浴びせ、フェニックススプラッシュを投下もタイガーがかわすが、リコシェも読んで着地する。
タイガーはペナドリラー狙いのリコシェにローリングソバットを決めると、ハイキック、雪崩式ダブルアームスープレックス、タイガードライバーで勝負に出るが、クリアしたリコシェは飛びつきスタナー、変型スイングネックブリーカーと返し、ペナドリラーは阻止されるも、ジャンピングニーから変型ネックブリーカー、変型グラウンド卍固めで捕獲しタイガーはギブアップ、リコシェが白星を収め好スタートを切る。ライガーvsフィッシュは序盤から互いにグラウンドの攻防を展開するも、ダイビングダブルニーを投下したところで、フィッシュがかわしここから変型ドラゴンスクリューからロープやエプロンを利用した脚攻めを展開して主導権を握る。
劣勢のライガーは風車式バックブリーカーから流れを変えると、掌底からライガーボムと畳み掛けるが、雪崩式フランケンシュタイナー狙いはフィッシュが抵抗、その際にライガーは両膝から転落してしまい、更なる大ダメージを負ってしまう。
フィッシュはミサイルキック、串刺しクロスボディーと攻勢をかけ、カウンタージャンピングバックエルボー、膝蹴り、変型エクスプロイダーと畳み掛ける、ライガーはヨーロピアンクラッチで丸め込みを狙うも、フィッシュは裏膝十字で切り返し、ライガーの浴びせ蹴りもまた裏膝十字で切り返してライガーを追い詰める。
だがライガーは強引に立ち上がって、ロープを掴んだまま押さえ込んで3カウントを奪い逆転勝利を収めた。バレッタvsボラドールは、バレッタが場外戦を仕掛け、ボラドールの背中にエプロンからのダイビングフットスタンプを投下してから先手を奪ったが、ボラドールもバザーダでバレッタをコーナーに直撃させてからヘッドシザースで場外へ追いやり、ノータッチ・トペコンを発射、リングに戻ってもフライングボディーアタック、スイングDDTで攻勢い出る。
ボラドールはバッククラッカーからムーンサルトプレスを投下するが、バレッタは剣山で迎撃しジャンピングニー、クロスフェースと反撃、しかしスライディングキックがかわされると、場外に落ちたバレッタにボラドールはラ・ケブラータを発射する。
リングに戻ったボラドールはラ・マヒストラルで丸め込み、コーナーからのダイブを狙うバレッタを雪崩式フランケンシュタイナーで叩きつける。
しかしコーナーを掴んでボラドールを捕獲したバレッタはそのままデュードバスターを決め3カウントを奪い勝利を収めた。オズプレイvsオーエンズは、オズプレイがドロップキックから変型卍固めと先手を奪ったが、場外に逃れたウォーエンズをオズプレイが追撃を狙うと、オーエンズはロープの間からのドロップキックで反撃し、ダイビングフィストドロップ、バックブリーカー、トップロープ越えのコードブレイカーと猛攻をかける。
形勢を逆転されたオズプレイは、ハンドスプリング式ジャンピングスピンキック、エプロンからのハイキック、スワンダイブフライングフォーアームと得意の立体戦に持ち込み、場外に逃れたオーエンズにサスケスペシャルを発射。
オズプレイはがその場飛びトルニージョからオカダ譲りのレインメーカーを狙うも、かわしたオーウェンズもパッケージドライバーを狙う。だがオズプレイも回転エビ固めで切り返すが、オーエンズは旋回式バックブリーカーで叩きつける。
オスプレイはコーナーの攻防を顔面へのトラースキックで競り勝つと、トルニージョ式スピンキックを放つが、オーエンズがかわして自爆し、ミサイルキック狙いもオーエンズがドロップキックで迎撃、最後はプリンスズスロウンからパッケージドライバーで3カウントを奪い勝利を収めた。欠場します。皆さん、すみません。全力で走ってきましたが、ついに、ぶっ壊れました。しばらく、闘いの螺旋から外れます。 棚橋弘至 #njpw
— HIROSHI TANAHASHI (@tanahashi1_100) 2016年5月22日 -
開幕戦から激戦続出!BEST OF THE SUPER Jr.XXIIIが開幕!5月21日 新日本プロレス「BEST OF THE SUPER Jr.XXIII」後楽園ホール 1736人 超満員札止め
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
小島聡 ○ボラドール・ジュニア ボビー・フィッシュ(9分56秒 エビ固め)石井智宏 ×バレッタ ウィル・オスプレイ
※雪崩式フランケンシュタイナー
◇第2試合◇
▼20分1本
○永田裕志 獣神サンダー・ライガー タイガーマスク(9分10秒 バックドロップホールド)柴田勝頼 ジュース・ロビンソン ×ジェイ・ホワイト
◇第3試合◇
▼20分1本
ケニー・オメガ バットラック・ファレ 高橋裕二郎 チェーズ・オーエンズ(9分29秒 片エビ固め)棚橋弘至 ヨシタツ ×キャプテン・ニュージャパン リコシェ
※グラネード
【ケニーの話】「いいか?今日の結果の前に、一言言っておく。(※手にTシャツを持って)これが新しいヤングバックスのTシャツだ。正面は、グロテスクで美しい。後ろには『S××K IT』と書かれている。このTシャツが売れないわけがない。そして、今日の試合だが、タナハシは髪の毛を長くしたり、あんな姿をしているが、格好良いということは何の意味もない。俺の前に立てば、アイツは10分も持たない。そういう存在に過ぎない。この『BEST OF THE SUPER Jr.』のシリーズ中、毎日毎日闘ってやってもいい。いつでもタッグマッチの中で顔を合わせる。そして、俺と仲間がオマエに教えてやるんだ。俺たちが強いことを。タナハシは腕をケガしているという噂もあるが、そんなこと俺たちは気にしない。徹底的にオマエを痛めつけてやる。そして、大阪城ホールでは、コテンパに叩きのめしてやる。約束する。むしろ、タナハシは大阪城ホールに出るのをやめた方がいい。代わりのヤツ、キャプテン・ニュージャパンでも出せよ。その方がいい。俺こそが最強だ。タナハシは偽りの王者だった。今度こそ、タナハシの最期だ。グッバイ。グッナイ」
【キャプテンの話】「ハァハァ、このシリーズ、私にとってハンターチャンスが……毎日のように、ハンターチャンスだな。必ずこのハンターチャンスをな、活かしてやるからな」
【ヨシタツの話】「試合より、棚橋さんの肩が心配で……なんか、どう言っていいかわからないですけど……とにかく怪我が大事に至らないことを祈ります」
◇第4試合◇
▼20分1本
内藤哲也 ○SANADA EVIL(11分39秒 Skull End)オカダ・カズチカ 後藤洋央紀 ×YOSHI-HASHI
◇第5試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Aブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○ロッキー・ロメロ(11分0秒 片エビ固め)[1敗=0点]×デビット・フィンレー
※ランニングニー
【ロメロの話】
ロメロ「ニシザワさん!(※通訳の西澤管理部長に、隣に座るように指示する)お酒を飲み過ぎてフラフラの状態を、日本語で何と言うんだ?」
西澤「『飲み過ぎ』です」
ロメロ「ノミスギ!良い名前だ。じゃあ、今日出した、俺の新しい決め技の名前は、『ノミスギニー(膝)』にしよう。今夜が『ノミスギニー』を決めた1日目だ。でも、明日も明後日も、これを繰り返し使っていく。そして、どんどん良い技に仕上げる。俺は“暗闇のトリックスター”。俺、ロッキー・ロメロが『BEST OF THE SUPER Jr.』、必ず優勝する。フォーエバー!フォーエバー!ノミスギー!」
【フィンレーの話】「(※ホワイトに肩をかり、コメントブースに登場すると、そのまま椅子に倒れ込む)今日の対戦相手、ロッキー・ロメロ選手。彼とは何回も闘って、何回も闘いの厳しさを教えてくれた。この『BEST OF THE SUPER Jr.』誰もが、『自分が王者になる』、誰もが勝つつもりで参加している。今日は負けてしまった。だが、これからは負けるわけにはいかない。そして、また明日がある。明日、また頑張ってみせる」
◇第6試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Aブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○外道(11分34秒外道クラッチ)[1敗=0点]×BUSHI
【外道の話】「(※水で顔面の毒霧を洗い流す)ハァハァ、クッソ、あのガキ!『SUPER Jr.』は終わったけどよ、ロスインゴとCHAOSは終わってねぇぞコノヤロー。テメェ!BUSHI!コノヤロー!シリーズ通してよ、決着つけてやんぞコノヤロー!」
【BUSHIの話】「外道、テメェ、人の股間狙うなんてよ、なんて汚い外道なんだよ。この『BEST OF THE SUPER Jr.』開幕戦、オマエと当たって、ウォーミングアップのつもりがよ、思わぬ落とし穴だよ。ふざけやがって。でも、まだ始まったばかりだからな。今年の『SUPER Jr.』は背負うものが違うんだよ。俺はな、週プロ予想、そして、ニコプロ予想。ともに、『優勝するのはBUSHI』って、ファンの人から支持されてんだよ。まだまだこの先あるからいいよ。でもな、これだけは言っておく。今年の『BEST OF THE SUPER Jr.』、ノー・プレオクパード。心配ないぜ」
◇第7試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Aブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○田口隆祐(10分20秒 エビ固め)[1敗=0点]×マッド・サイダル
※どどん
【田口の話】「ハァハァ、番狂わせでしょ?これ、順当勝ちじゃないよ。マット・サイダル、世界トップクラス、トップレベル。5本の指が入るんだよ。その相手に勝ったよ。まだまだやれるんじゃない?試合ではね、気の緩みを出さなかったけど、やっぱり入場ふざけ過ぎたかな。入場をやり過ぎた。そのツケと言うか、罰でしょう、まぶた裂ける。これぐらいで許してもらえるなら、まだまだ入場はふざけさせてもらいます。慣れないドラゴンスクリューなんかするから、ドラゴンスクリューした時に、相手の足がまぶたに当たってね。すぐに血が目に入ってきて、一瞬右目の視界がなくなりましたけど、まぁ汗っかきなんでね、うまく汗が流してくれました。今日の入場のテーマですか?今日の入場のテーマは、教育テレビの、『にほんごであそぼ』を見てください。見てれば、なんとなくわかると思います。いろいろプロレスに取り入れて、自分の道を、プロレス道を極めていきたいと思います。なんと、白星発進っていうのは、例年にね。この後ちょっと恐いですけど。ちょっと調子狂いました」
【サイダルの話】「今日はまったく予想しなかった結果だ。今日は絶対勝つつもりでいた。負けるなんて、少しも思っていなかった。しかし、『BEST OF THE SUPER Jr.』、絶対に勝ち抜いてみせる。全力を尽くす。明日からは全試合勝っていくつもりでいる。今日の負けを取り戻していくんだ。今日は失敗した。確かに失敗したけれど、『SUPER Jr.』は、俺、“リボーン”マット・サイダルが勝ち抜く。俺の友人や、ファン、俺を応援してくれる人たちのために勝っていくんだ」
◇第8試合◇
▼「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」Aブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○カイル・オライリー(20分6秒 腕ひしぎ逆十字固め)[1敗=0点]×KUSHIDA
(試合終了後)
オライリー「(KUSHIDAを挑発してから)新日本プロレスファンの皆さん・・・ガ、ダイスキデス!『BEST OF THE SUPER Jr.』で勝ちたい! ガンバリマース!! アリガトゴザイマシタ!!」
【オライリーの話】「去年の『BEST OF THE SUPER Jr.』、代々木での優勝決定戦後、俺が何を言ったか覚えているか?『俺は1年後、必ずKUSHIDAに勝ってみせる』と言った。そして、1年後の今日、リベンジすることができた。去年の決勝では負けた。でも、今日は俺が雪辱した。今年こそ、俺が必ず『BEST OF THE SUPER Jr.』、勝ち抜いてみせる。頑張ります」
【KUSHIDAの話】
KUSHIDA「ハァハァ……取られた。一本取られた。これで、オライリーに3連敗になっちゃった。アイツらのハングリー精神は、ROHに行く度に気付かされるよ。後楽園のメインイベント、“スペシャルプレイス”ですよ。望んでも、ここに立てないレスラーがいる。それを目の当たりにしてきて、競争を勝ち抜いて、今エントリーしてるヤツら、ここにいるから。それに気付いた、KUSHIDAもまだまだガツガツいきますよ。いってぇ」
――試合後、オライリー選手から、「KUSHIDA、お前は最高の相手だ」という言葉がありましたが?
KUSHIDA「公式戦じゃなかったっすね、タイトルマッチ。もちろん俺もその気でいった。公式戦は、調整じゃないんだよ。消化試合でもない。そんなことしてたら、いつまでも経っても、ヘビー級の上『G1 CLIMAX』の上にいけないから。そういう意味では今日、カイル・オライリーがそういう気持ちで来てくれたのは、『俺一人で闘ってるんじゃないんだな』って思いました。一敗でくじけてらんない。タイトルマッチと違うのは、次もまたすぐに、シングルマッチがあることっすね。いやぁ、厳しいわぁ」
「BEST OF THE SUPER Jr.XXIII」がいよいよ開幕、開幕戦ではAブロック中心の公式戦が組まれ、ロメロvsフィンレーから公式戦がスタートした。
あと入場のフィンレーはリングインするなりロメロに奇襲を仕掛け、場外戦に持ち込んで乱闘を展開、リングに戻ってからはロメロの痛めている左腕に照準を定めるが、コーナーからの攻撃はロメロが下からのドロップキックで迎撃し、スワンダイビング式ボディアタックで場外へと追いやるとエプロンからのランニングニーを連発、リングに戻ってからフィンレーをコーナーに固定し中邑真輔ばりにたぎってからかち上げニーを連発する。
フィンレーはエルボーからバックドロップで反撃すると、カミカゼを狙うが、ロメロはウラカンラナで切り返そうとすると、堪えたフィンレーはマフラーホールドで捕獲し腕十字へと移行してロメロを慌てさせる。
フィンレーは串刺しエルボースマッシュの連打を決めるが、もう一発をかわしたロメロは串刺しラリアットの一人トレイン攻撃で反撃、だがフィンレーもラリアットで応戦するとカミカゼを決めるが、ダルマ式ジャーマン狙いはロメロが回転エビ固めで切り返すと、ジャンピングニーからその場飛びのスライスブレット、そして顔面へのジャンピングニーで3カウントを奪いリーグ戦を白星でスタートする。
BUSHIvs外道はBUSHIがエプロンへのハングマンDDTで外道の首に大ダメージを与えてから首攻めで先手を奪うも、コーナー最上段からの攻撃は外道が倒れた際にロープに直撃し、BUSHIはバランスを崩して股間をコーナーに直撃させる。
外道は久しぶりのWARスペシャル、邪道ばりのクロスフェースで絞めあげるが、BUSHIもDDTで反撃してから、首へのランニングフロントハイキックで場外へ追いやりトペを発射、リングに戻ってからミサイルキック、フェイント式ニールキックからBUSHIロール、急所蹴りからコードブレーカーを決める。
BUSHIはエムエックスを狙うが、外道が下からのパンチで阻止すると、顔面へのナックルの連打を浴びせ、コードブレーカーを狙うBUSHIをレッドシューズ海野レフェリーに交錯させると、急所蹴りからのレインメーカー式ナックルを浴びせ、最後は本家外道クラッチで3カウントを奪い、老獪さを駆使した外道が白星発進する。
田口vs「BEST OF THE SUPER Jr.XXIII」初参戦のサイダルは、本気モードで臨むとアピールした田口だったが、頭にセサミストリートのビックバードバルーンを被って登場したが、試合となると今までとはジャンピングヒップアタックは繰り出すも、お笑いキャラぶりは一切封印、ニールキックや鎌固めで攻め込むサイダルに対してドラゴンスクリューからアンクルホールドで攻め立てるも、ドラゴンスクリューを決めた際にサイダルの肘が田口の顔面を直撃、田口は目尻から出血してしまう。
田口は慣れない流血戦で流れが変わってしまい、サイダルは変型ギロチンドロップ、その場飛びムーンサルトと攻勢をかけ、田口もスライディング式ヒップアタックでサイダルを場外へ追いやってから、久々に三角飛びを狙うが目測を誤ったのか、エプロンに着地してしまうと、サイダルはヘッドシザースホイップで場外へ落とし、リングに戻ってからサイダルはハイキックからエアーサイダルで勝負に出る。
しかし田口は剣山で迎撃すると、ジャンピングニーを狙うサイダルを久々にどどんスロウンを決め、最後はギタり見せないまま一気に勝負に出てどどんで3カウントを奪い、本気モードとなった田口が白星発進する。
メインは昨年の優勝決定戦で対戦したKUSHIDAとオライリーが開幕から激突、KUSHIDAは執拗な腕攻めで先手を奪ったが、打撃のコンポからの水面蹴りを決めたオライリーがKUSHIDAの足攻めを展開して流れを変え、KUSHIDAは腕、オライリーは膝と互いのウイークポイントを狙う攻防を展開、場外戦でもKUSHIDAのプランチャをかわしたオライリーがイスの上でのニークラッシャーを敢行し、イスに座らせてからジャンピングニーを狙うが、KUSHIDAはキャッチして腕十字で捕獲する。
リングに戻ったKUSHIDAはマサヒロ・タナカを狙うも、かわしたオライリーはフロントネックロックで捕獲、しかし逃れたKUSHIDAはドラゴンスープレックスを決め、腕へのバトンキックからホバーボードロックで捕獲するが、オライリーは自らのタイツを掴んで極めさせない。
KUSHIDAはアレックス・シェリーばりのシェルショックからスライスブレットをねらうが、堪えたオライリーはジャガー横田式バックドロップホールドで切り返し、雪崩式バックドロップを狙うがKUSHIDAが浴びせ倒して押し潰す。
KUSHIDAは再びバトンキックからホバーボードロックを狙うが、受け止めたオライリーは膝蹴りを浴びせ、垂直落下式ブレーンバスターから両腕を持ったままKUSHIDAの顔面にストンピングを連発、そして下からのから腕十字で捕獲し裏十字へと移行すると、腕が伸び切ったKUSHIDAはたまらずギブアップし、オライリーは白星発進、KUSHIDAは黒星でスタートした。
開幕戦から好勝負の連発で、メインのKUSHIDAvsオライリーも優勝決定戦と思わせるほどの激戦となった、しかしファン期待のBUSHIが外道に足元をすくわれ、また昨年度覇者のKUSHIDAも黒星スタートとはまさしく波乱の開幕だった。
最後にヘビー級の戦いでは第3試合でファレがキャプテンをグラネードで3カウントを奪い、BULLET CLUBが勝利を収めるも、試合後にケニーに痛めつけられるキャプテンを救出しに棚橋が駆けつけるが返り討ちにされると、ダウンする棚橋の左腕をケニーがラダーで挟んでからイスでメッタ打ちにする暴挙を働き、ファンから棚橋人形を奪ってメチャクチャにして返すなどやりたい放題で去っていった。
左腕に大ダメージを負った棚橋は担架で退場となったが、大阪城ホール大会で行われるラダーマッチに向けて不安材料を残してしまった。「SUPER Jr.」ついに開幕! 本日のAブロックの結果(星取表)はコチラ!
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— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2016年5月21日オライリー。後楽園メイン。スーパージュニア。3つ揃って、フルスロットル。今日は負けましたが、これに懲りず、残りも全部ぶっ放します。期待して大丈夫。お任せください。
— KUSHIDA (@KUSHIDA_0904) 2016年5月21日まぶたはだいじょぶだぁ
ご心配いただき
皆様ありがとうございまーす
m(_ _)m
— 6田口隆祐9〜道標明〜 (@taguchiryusuke) 2016年5月21日嘘だろ!兄弟BUSHIに勝っちゃったよ。
— 邪道(jado) (@REAL_JADO) 2016年5月21日オカダも解説で言っていたけどメインイベントのKUSHIDA vs カイル・オライリーの試合が凄すぎて兄弟の勝利の印象が一つも残ってねーや。。
— 邪道(jado) (@REAL_JADO) 2016年5月21日
— BUSHI (@BUSHI_njpw) 2016年5月21日