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イケメンがリザルド王座奪取で王座もイケメン化!?迷える征矢が目覚めて芦野に挑戦表明!
2月14日 WRESTLE-1「WRESTLE-1 TOUR 2018 W-IMPACT」後楽園ホール 998人
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第0試合◇
▼15分1本
三富政行 ○レックス・アンドリュー(7分17秒 腕ひしぎ逆十字固め)タナカ岩石 ×佐藤嗣崇◇第1試合◇
▼「WRESTLE-1 CRUISER FES 2018」トーナメント1回戦/30分1本
○アレハンドロ(8分8秒 片エビ固め)×児玉祐輔
※旋回式DDT【アレハンドロの話】「クルーザートーナメント1回戦。レベルが高いぜ。でも、アレハンドロが勝つ。この調子で決勝、そしてクルーザーのタイトルに挑戦する。そうしたら、W-1にアレハンドロの時代が来る。ソイ・アレハンドロ!」
◇第2試合◇
▼「WRESTLE-1 CRUISER FES 2018」トーナメント1回戦/30分1本
○MAZADA(10分11秒 片エビ固め)×近野剣心
※正田落とし◇第3試合◇
▼30分1本
近藤修司 河野真幸 NOSAWA論外 ○FUJITA(6分47秒 片エビ固め)稲葉大樹 吉岡世起 土肥孝司 ×熊ゴロー
※ダイビングボディープレス(試合終了後)
FUJITA「W‐1のファンの皆様、初めまして。このわたくしがプロレス界で制御が効く方のFUJITA、東京愚連隊、アルファベットのFUJITAです。これからW‐1でしばらく御厄介になりたいと思いますので、顔と名前だけでも覚えていってください。よろしくどうぞ」近藤「ひと言いいか。オマエらとオレらじゃ役者が違うんだよ。そう思わねえかオマエらも? まあいいよ。一つオマエらに問題提起するぞ。このW‐1においてNEW ERA、いま現在必要なのか? 仲良しこよしでやってるだけじゃねえのか? もっとギラギラしろよ、オマエら。(観客からの「オマエはギラギラしてるのか?」のヤジに)オマエきのう来てねえのか? オレは全盛期だぞ。(稲葉に)オマエ、リーダーだろ。なんか考えあるのかよ。聞かせてくれよ」
(ベテラン軍はリングを降り、退場)
稲葉「吉岡さん、土肥さん、熊、正直ね、いまのW‐1にオレもNEW ERAが必要かどうかわかんない。ゴメン。リーダーだけど、いまのW‐1に本当にNEW ERAが必要なのかオレもわかんなくなってきたよ」
(稲葉が退場。吉岡も後を追って退場。土肥熊がリングに残る。土肥がマイクを持つかと思われたが、熊ゴローを蹴りつけて退場。熊ゴローだけがリングサイドに残ったが、セコンドに支えられて無言のまま退場)
【バックステージでのTriggeR、東京愚連隊
NOSAWA「見ての通り、完勝でしょ。先にひとつだけ言うよ。おい諏訪魔、こっちのFUJITAじゃない藤田から逃げるのか? それだけ。こっちは全盛期だぞ」FUJITA「W-1に来たけど、対角線より同じコーナーの方が刺激のあるメンバーで。こんな感じなんだなと」
河野「自分で全盛期って言うのかっこいいな」
NOSAWA「W-1の中でいったらNEW ERAって近藤さんの言った通り、別に(いらない)。オレらこうやって急に東京愚連隊とトリガーで組んで、業務提携ってことで。いわゆるベテラン、全盛期。いつでも」
近藤「まぁリング上で言った通りだよ。見てて分かるだろ。NEW ERAなんて必要ないだろ。一人ひとりが個性持って、いろんなとこに噛みつけよ。ダラダラやってねえでよ。レスラーなんだろ? 次のステージこい、次のステージ」
NOSAWA「FUJITAも来たしMAZADAも今日トーナメント勝ったみたいだから。おいおい東京愚連隊として。W-1いい遊び場だよ、今の状態だと。今日感じたとおりだよ。昨日の方が疲れたよ」
【バックステージでNEW ERA】
稲葉「W-1にNEW ERAは必要ですか? 作ったときはボクもベルト持ってて、勢いがあって。NEW ERAを作ってオレが引っ張っていこうと思ってたんですけど、今現在はオレはベルトを一個も巻いてなくて。正直自分自身も勢いがあるのかどうかも分からない。それで今日も試合あんな感じになって。ベテランの人たちからああ言われて。崩した方がいいのか、それとも頑張ってやった方がいいのか、分かりません」吉岡「どうしたイナビー。チームのリーダーが迷ったらチームが迷うだろ。オレは今はNEW ERAどうでもいいんだけどな。このクルーザーフェスだよ。興味あるのはW-1のクルーザーを上げていくことと、そしてもうひとつ。クルーザーフェスじゃなくて全日ジュニアのリーグに出てる近藤修司。今日久々にやったけどおもしれえじゃねえか。全日のジュニアのベルトを取って、ダブルタイトルマッチっていうのも夢があるな」
土肥「いやまぁ稲葉がああいう…」
熊ゴロー「孝司さん、なんで…」
土肥「オマエ仮にもよ、UWAそしてタッグチャンピオンだろ。無様に負けやがって」
熊ゴロー「それはオレも思ってるけど、そういうときもあるだろ」
土肥「ただよ、無様に負けすぎだろ」
熊ゴロー「いや、わかって…(ここで土肥が張り手。熊ゴローは「なんで殴んだよコノヤロー」と控室へ。)」
土肥「まぁ、ああやってみんながバラバラになるときもあると思うんですけど、稲葉がああいう心情だったっていうのはオレはわかんなかったし。ただね、NEW ERA同士のタイトルマッチとか何回かやったけど。結局うちうちでやってんじゃないのって雰囲気になっちゃってたのも、オレの中では事実だと思うし。W-1っていう団体があって、そこにNEW ERAっていうチームがある理由。そういうところで仲良しこよしって見られちゃうのも。オレらは一生懸命、死ぬ気で闘い合ってるけど、そういう風に見られちゃうのもしょうがないし。稲葉がああいう気持ちになっちゃうのも。もともと一枚岩じゃない。リーダーは彼なんで、そこは任せようと。オレは別にそこまでNEW ERAにこだわりはないから」
◇第4試合◇
▼「WRESTLE-1 CRUISER FES 2018」トーナメント1回戦/30分1本
○アンディ・ウー(9分17秒 片エビ固め)×ドランク・アンディ
※飛鴻【アンディの話】「あんなの2対1だろ? 第1回クルーザーフェスで、会社もこれを許すのか? 今日は勝ったけど、こんなボロボロなんで。またクルーザーフェスで優勝して、ベルトを獲って、そのあとにアイツとやったるよ。1対1でやってみろよ」
◇第5試合◇
▼「WRESTLE-1 CRUISER FES 2018」トーナメント1回戦/30分1本
○土方隆司(11分54秒 片エビ固め)×カズ・ハヤシ
※スーパーフィッシャーマンズバスター【土方の話】「思い出しますね、いろいろと。何よりもベルトを奪われて、ベルトを取り返した男ですから。ただ、いろいろと因縁だとか、確執だとか言う人もいるでしょうけど、恨みとかそういうのは一切無いです。全ては自分の実力の無さから招いたことなんで。その当時からそう思いましたし。ただ、こういう商売してるんで、ジェラシーがなかったと言ったら嘘になります。それと、もしもという言葉を使いたくないけど、もし俺がリマッチに行けたらとか、そんな風には思ったりしましたけど。今日この場で抱いているのは、この俺にW-1という戦いの舞台を与えてくれたカズ・ハヤシに対する感謝しかないです。まあただ、ひとつだけ、ワガママを言えるとしたら、これが9年前だったら良かったのに…。正直思います。今日勝ったので。トーナメントですから、気持ちを切らさず、次の試合に繋げたいと思います。いずれにしても…(しばし沈黙すると)これで9年前のあの日から、解放されたような気がします」
【カズの話】「強い…くそっ。でもな、全盛期だ。このまま全盛期のプロレスを…見せて、トップにオレが一番初めに名乗りをあげるから…」
◇休憩前◇
(大和ヒロシ登場)
大和「本日はW‐1後楽園ホール大会にご来場いただきまして、誠にありがとうございます。2016年、首のケガをして欠場し、手術をして、そして今日までリングを離れておりましたが、今日からちょうど1カ月後の3月14日、ホワイトデー、その日にわたくし大和ヒロシ、復帰戦をおこないます! 3月14日、ホワイトデーらしく、そして大和ヒロシらしく、どんな試合よりも白熱した試合を皆さんにお見せしたいと思いますので、ぜひ1カ月後、また後楽園ホールにご来場いただけましたらと思います。今日は本当にありがとうございます!」【大和の話】「本日、後楽園ホールに来場しました大和ヒロシでございます。今日来場しましたのは、ちょうど今日から1カ月後の3月14日、ホワイトデーのW-1後楽園大会で復帰します。欠場してから、一番初めのケガから数えれば、約2年ぶりの復帰ということになります。その日のカードはまだ決まっていないんですけど、どんなカードになろうとも、そしてほかのどの試合よりも大和ヒロシらしく。そしてホワイトデーだからこそ白熱した試合をお見せしたいと思いますので、ぜひ楽しみにしていただければと思います。(首は完治した?)そうですね、もう完治。お医者さんからもOKをいただいて。レスラーっていうのは不思議な人種で、骨がみるみるうちに修復するだけでなく倍くらいになって。そのくらいの勢いで。今現在の状態は完全に良好です。(歌はどうする?)そこはですね、戻ってくるという自分の目標があって。ぜひその大和ヒロシが戻ってきたっていうところをお見せしたいと思うんで。歌が出るかどうかは、その次第じゃないですか。そこはお楽しみにしていただければと思います」
◇第6試合◇
▼30分1本
○木村花 安納サオリ(10分9秒 片エビ固め)×白姫美叶 万喜なつみ
※ミサイルキック◇第7試合◇
▼30分1本
○征矢学 AKIRA(16分51秒 エビ固め)芦野祥太郎 ×立花誠吾
※ワイルドボンバー(試合終了後)
征矢「おい! おい、芦野、オマエらのやり方はそんな汚えことばっかしかできねえのか。オマエ、ベルトの次の挑戦者、だれもいねえだろ。次は、そのベルトにオレが挑戦させてもらう」(引き揚げてかけていた芦野が、振り向いて戻ってくる)
芦野「征矢、目覚ますのおせえんだよ。やってやるよ、コノヤロー。(征矢とにらみ合い)ちょうど1カ月後だよ。3月14日、防衛戦決定だよコノヤロー!芦野はダウンしていた立花を引き起こすと、場外へ投げ出して退場)」
征矢「おい、チャンピオンよ。そういう行為がベルトの価値下げんだよ。ふざけんな」
芦野「(ノーマイクで場外から)オレから取ってから言えコノヤロー!」
AKIRA「学ちゃん、自分のヒゲ切られたときはなんともなくて、オレの髪切られたら熱くなっちゃうの? いいんだけどさ」
征矢「そんな細かいことどうでもいいだろ」
AKIRA「いやオレ、助けるつもりが、逆に助けられちゃった。ありがとな」
征矢「いや、AKIRAさん、オレの方こそ、助けられたよ。ありがとうございました。(握手、ハグ)これでチャンピオンも正々堂々、挑戦認めていただけたので、次回、後楽園ホール、オレが芦野に、挑戦します! まだまだわたくし伸びしろがあると思うので、征矢学、これからも温かい応援、どうぞよろしくお願いします!」
【試合後の征矢&AKIRA】
征矢「今回ばかりはAKIRAさんのおかげだ。目が覚めたって言い方はおかしいかもしれないけど、一本しっかりとした軸が自分の中で見えた。岩石しかり。AKIRAさんの思い入れと熱い熱意が僕を動かしてくれた。これは本当に2人に感謝します。ありがとうございました」AKIRA「またこのリングで一緒に戦えるっていうのは凄い嬉しかった。そして、こういうチャンピオンシップに挑戦してくれる。この気持ちを取り戻してくれたこと、これがなお嬉しい。絶対にプロレス界を震撼させる。僕は信じてるから。ぜひ頑張ってほしい。俺は何でも手を貸すからな」
征矢「次のタイトルマッチまで、全力で俺をサポートしてくれ」
AKIRA「OK!」
征矢「せっかく俺の心を動かしたなら、責任持って最後までサポートしてくれよ」
AKIRA「よっしゃ、いくぞ!」
※AKIRAが去っていく
征矢「俺の中では、確かにこの2人の存在は大きい。でも、もう1つ理由があるんだ。Enfants Terriblesがどうのこうのじゃない。これはプロレス全体的な話として1つ言わせてくれ。他団体の話になるけど、全日本プロレスでこの間、KAIが三冠に挑戦した。新日本プロレスでSANADAがIWGPヘビーのベルトに挑戦した。次に、大日本プロレス、BJWで中之上が挑戦するんだろ。全員挑戦者が元W-1。そもそも同じ仲間だ。そいつらが頑張ってんだ! 俺がやらなきゃ誰がやるんだよ。だからよ、俺は確かに野上さんと岩石の熱い熱も伝わった。それも1つの理由だ。W-1変えていくぞ」
【芦野の話】「やっと目覚ましたんじゃねえのか? でもよ、誰かに発破かけられて、ジジイにうだうだ言われて、それで目覚ましてよ。一番つええオレに勝てると思ってんのか。まぁいいよ3月14日、防衛戦決定だよ。会社がどうこうじゃねえよ。オレがやりてえと思ったからやるよ。でもな、次オレに負けたらな、もう這い上がってこれねえぞ。どん底まで落としてやるよ、あいつのプロレス人生はオレに負けて終わりだよ。よく覚えとけ征矢学」
◇第8試合◇
▼WRESTLE-1リザルトチャンピオンシップ/60分1本
[挑戦者]○黒潮"イケメン"二郎(21分52秒 片エビ固め)[第4代王者]×伊藤貴則
※ムーンサルトプレス
☆伊藤が4度目の防衛に失敗、イケメンが第5代目王者となる(試合終了後)
イケメン「ちょっとすいません(と言ってペットボトルの水を飲む)。はぁ、はぁ、ちょっと、伊藤、蹴りすぎじゃないの? すいません。今日はとにかく…(観客に)なに笑ってるんですか? たくさんのご来場本当にありがとうございます(四方に礼)。ちょっと、このベルトでオレがやりたいこと、それは、なんかこれW‐1を盛り上げるためにできたベルトなんですって。で、なんか、みんな全然興味ないんで、このベルトに。だから、オレが取ったら、まずデザイン変えます。中にミラーが入るような。で、もう一つは、ハヤシさん怒るかもしれないけど、イケメンにしか挑戦させません。一番カッコイイヤツが持つんです。(客席に)あなた挑戦権あります、あなたも、あなたも。(「オレは!?」と立ち上がったファンに)失格! とにかく、今後のオレに注目していてください。今日はありがとうございました(イケメンコールにコーナーで逆立ちして応えて、再びマイク)じゃあ最後に締めますか。じゃあ皆さん、ご起立をお願いできますでしょうか。ありがとう。ありがとうございます。ボクが、毎度おなじみ、イチ、ニー、サンと言ったら、みんなでフィニッシュ! でオレ最後、センキューと言うんで、センキューも言いたかったら言ってください。それでは、準備はよろしいでしょうか~! よろしいでしょうか~! よろしいでしょうか~! イチ、ニー、サン、フィニッシュ! センキュー」【イケメンの話】「じゃーん!(とベルトを見せる)正直、試合は全然覚えてない。序盤のハイキックで。ベルト取ったのでやりたいことがあるって言ってたのは、これはW-1を活性化させるためにできたベルトらしいので。あまり活性化してないと思ったので、挑戦させていただきました。取ったので、まずこのベルトのデザインをイケメン色に変えてみせます。ここ鏡が入るよう、くし入るようにして。そんなベルトにして、まずくだらないと思う方もいるかもしれないですけど、このベルト、イケメンにしか挑戦させません。顔のかっこいいヤツ。ケースバイバースですげーブサイクだけどこいつ心はイケメンだなと思うときはまあ、挑戦を許しましょう。またハヤシさんとかに怒られるかもしれないけど、一回このベルトで自分のペースで盛り上げていきたいと思ってますので、楽しみにしていてください。フィニッシュ」
メインでは伊藤のリザルト王座に同じNEW ERAのイケメンが挑戦、序盤はイケメンが伊藤のハイキックを見切り、間を取るため場外へ逃れると、リングに戻ってからイケメンが伊藤のキックをキャッチしてグラウンドへと引きずり込み、リストロックで捕らえてジャケットをはだけてみせるなど余裕ぶりを見せる。しかし伊藤も腕十字から袈裟固めで反撃し、スタンディングではショルダータックルも、イケメンはヘッドスプリングで飛び起き、イケメンの足を払ってからのローキック狙いも、イケメンがかわしてナックル、だが伊藤もミドルキックを浴びせて、イケメンはたまらず場外へ逃れ、再三リングに上がる振りして場外へ降りるなど焦らし、遂に焦れた伊藤が場外に降り、イケメンをリングへと戻すが、イケメンはゴロリと反対側の場外へ降りリング下へと隠れ、イケメンを探す伊藤にトペコンヒーロを発射する。
リングに戻ったイケメンは左腕へのキックから腕攻めも、「フィニッシュ!」と叫んでからの突進は、伊藤がパワースラムで迎撃し、ロープに絡ませてからハイキックを浴びせると、イケメンは場外でダウンしたまま立ち上がれず、休ませない伊藤はリングに戻して蹴りつける。そこでレフェリーが制止に入るが、伊藤が突き飛ばすとニールキックから、コーナーへと走らせるが、イケメンはまたダウン、また焦れた伊藤は無理やり起こしてコーナーへ走らせてから突進も、今度はイケメンが迎撃し、腕をロープに絡ませて場外へ飛び降りながら腕を打ちつけ、場外戦でも腕を鉄柱に打ちつける。
リングに戻ったイケメンは腕めがけてスワンダイブミサイルキックを発射すると、フランケンシュタイナーからイケメンカンガルークラッチ、腕十字と攻勢をかけ、場外に逃れた伊藤にラ・ケブラータを狙うが、伊藤が足へのキックで阻止し、リングサイドでのブレーンバスターからコーナーへ昇り、ダイビングボディープレス、しかしイケメンがかわし、腕から落ちた伊藤は大ダメージを負ってしまう。
これを逃さなかったイケメンが腕へのキックで攻めれば、伊藤もミドルキックで応戦してキック合戦となり、伊藤がニーリフトからミドルキックで蹴り倒すと、串刺しボディーアタックからニールキック、そして雪崩式を狙うが、イケメンがコーナー上でのアームロックで捕獲、マットに降りるとイケメンがランニングニーからイケメンスペシャル狙いは、伊藤が堪えて担ぎ、エプロンに着地させるが、イケメンはロープ越しのハイキックからスワンダイブ狙いも、キャッチした伊藤はブロックバスターを決め、ランニングローキックからジャーマンを狙う。
イケメンは着地するが、伊藤が開脚ドライバーからランニングローキックを浴びせ、顔面ニーからジャーマンで投げ、コーナーへと昇ると、起き上がったイケメンがエプロンからのジャンピングハイキックから飛びつきフランケンシュタイナーを決め、伊藤のランニングニーも着地してイケメンドライバーで突き刺す。勝負に出たイケメンはトップロープでの619からランニングニー、船木誠勝直伝のハイブリットブラスターを決めると、最後はムーンサルトプレスを連発して3カウントを奪い王座を奪取した。
試合後にはイケメンがベルトを新調するだけでなくイケメンしか挑戦を受けないことを宣言して大会を締めくくったが、リザルト王座は元々「新世代の更なる活性化」を目標に設立された王座、イケメンが王座を奪取することで自分色に染め、ベルト共々イケメン化させるつもりなのか・・・クルーザー級トーナメントである「WRESTLE-1 CRUISER FES 2018」が開幕し、1回戦はアレハンドロvs児玉からスタート、アレハンドロのエプロンからのスワンダイブをかわした児玉がボディーシザースから脇腹攻めで先手を奪うも、リバースブレーンバスターを阻止したアレハンドロが顔面への低空ドロップキックから流れを変えて、セカンドロープからのクロスボディー、後頭部めがげれのドロップキック、場外に追いやってからのトペコンヒーロと攻勢に出る。
リングに戻って児玉はサイファーウタキで反撃すると、トラースキックからマッドスプラッシュで勝負に出るが、かわしたアレハンドロが619、カナディアンデストロイと畳みかけ、最後はランニングでの旋回式DDTを決めて3カウントを奪い、元王者の児玉から勝利を収める。MAZADAvs近野は、キックの連打で近野が先手を奪うが、串刺し攻撃をキャッチしたMAZADAはツームストーンパイルドライバーで突き刺し、ギロチンドロップ、近野の顔面を爪で引っかき、観客に近野への声援を煽る余裕ぶりを見せる。
MAZADAは急所蹴りからのショルダークローで近野のスタミナを奪いにかかるが、近野は時間差ロープワークからのスリングブレイド式フェースクラッシャー、ローリングハイキック、串刺しダブルニーからランニングローキック、レインメーカー式レッグラリアットと畳みかけ、MAZADAとの切り返し合いを制してDDTで突き刺す。
近野は変型コンプリートショットからトラースキック、ラ・マヒストラルから腕十字で捕獲し、ジャーマンスープレックスホールドを決めるが、ツームストーンパイルドライバーを狙ったところでMAZADAが正田デストロイで切り返し、最後は垂直落下式正田落としを決めて3カウントを奪い勝利を収める。カズvs土方は、土方がエプロンダッシュのランニングローキックを狙うが、キャッチしたカズが断崖式ドラゴンスクリューを敢行し、トペスイシーダからリングに戻って足めがけてスワンダイブミサイルキックを放ち、うつ伏せにしてから土方の足めがけてのライオンサルト、インディアンデスロックと足攻めで主導権を握る。
カズは串刺しを狙って突進も、土方はハイキックで迎撃し、ランニングジャンピングハイキック、生膝でのランニングローキックと猛反撃すると、フロントネックチャンスリーからフィッシャーマンズバスターを狙うが、カズが着地してリバースDDTを決めると、ネックスクリューからダイビングボディープレスを投下する。
勝負に出たカズはパワープラントを狙うが、逃れた土方はミドルキックを浴びせ、カズはハンドスプリング式レッグラリアットからトラースキック、そしてファイナルカットを狙うも、土方は強引にフィッシャーマンズバスターを決め、張り手合戦で両者ダウンも、カズのバックブローをかわした土方がカウンターでの張り手を一閃し、ニーからフィッシャーマンズバスター、スーパーフィッシャーマンズバスターと畳みかけて3カウントを奪い勝利を収める。アンディvsドランクの遺恨マッチは場外戦でドランクがアンディの足を痛めつけ、リングに戻っても足四の字固めで捕獲するなど足攻めを展開する。ドランクは急所攻撃、ボールペンを使った凶器攻撃などラフで攻め立てるが、突進したところでアンディが風車式サイドバスターで反撃し、再びボールペンを持ち出したドランクにスープレックスで投げてから飛鴻でフォールを狙うも、レフェリーのカウントはセコンドの立花誠吾が足にしがみついて阻止する。そして立花も加勢してアンディを攻めるが、竹刀攻撃がドランクに誤爆すると、アンディが飛鴻で3カウントを奪い勝利を収める。
第3試合ではTriggeR&東京愚連隊vsNEW ERAが対戦も、連合軍がFUJITAのSAYONARAツームストーンパイルドライバーから熊ゴローを捕らえ、河野のチョークスラム、近藤のキングコングラリアット、NOSAWAの論ザード、FUJITAのダイビングボディープレスの波状攻撃で3カウントを奪い勝利、試合後に近藤がNEW ERAの存在意義を問うと、リーダーである稲葉もNEW ERAの解散を示唆する発言をしたため、他のメンバーも困惑する。NEW ERAは元々世代交代を目的としたユニット、NEW ERAでの一員ではないが芦野がトップを取ったことで、世代交代も事実上達成した。そういった意味ではNEW ERAに拘る必要もないのではと思う。
セミでは征矢&AKIRAがENFANTS TERIRIBLESと対するが、終盤に征矢が立花にワイルドボンバーを狙ったところで、芦野がカットの入り、児玉とドランクも介入して征矢を袋叩きにし、岩石が救出に駆けつけるが排除されてしまう。そこで立花がハサミを持ち出してAKIRAの髪を切る暴挙に出ると、征矢がカットに入って芦野もろともワイルドボンバーを浴びせ、最後はAKIRAのムササビプレスの援護を受けた征矢が立花にワイルドボンバーを決め3カウントを奪い勝利を収め、試合後には芦野の保持するWRESTLE-1王座に挑戦を表明した。芦野ら次世代がWRESTLE-1の中心となってから、征矢は一歩引いた立場を取っていたが、それが迷走の原因となり、パートナーだったAKIRAからバケツに水を被せられるなど激を受けてきた。その征矢が一歩引いた立場から再び最前線に出てきた。芦野にしても挑戦者不在で征矢の挑戦はちょうど良かったのだろうが、ワイルドを取り戻した征矢は甘く見るとエライ目に遭うかもしれない。
最後に休憩前に大和が登場し、3・14後楽園大会からの復帰を発表した。大和は2016年3月6日の仙台大会で一直線(後頭部から落下するダイビングヘッドバット)を投下した際に首を負傷、首から下が麻痺した状態となり、「頚椎症性脊髄症」の診断を受けて、リハビリを経て復帰はしたが8・19新宿大会で再び麻痺が出たためドクターストップとなり、手術を受けた後はフロント業務をこなしながら復帰を目指してリハビリを行ってきた。再欠場してから1年半以上、復帰するまで本当に長かったと思うし、ケガと戦ってきた1年半をリングにぶつけて欲しい。
【試合結果詳報】黒潮“イケメン”二郎がリザルト戴冠で宣言「イケメンにしか挑戦させません」。征矢学、覚醒の裏にKAI、SANADA、中之上への思い。大和ヒロシ復帰へ。クルーザーフェス開幕。NEW ERA亀裂?…WRESTLE‐1後楽園詳報 https://t.co/759azJi6bo #週プロモバイル #w_1 pic.twitter.com/M334TQqbr6
— 週刊プロレス (@shupromobile) 2018年2月14日後楽園大会、平日にも関わらずあんなにたくさんのご来場本当にありがとうございました!
伊藤からチャンピオンベルト奪取しました!
俺はこのベルトを、俺色のベルトに変えます。
まずはデザインチェンジ!
明日会見で詳細をお話しします。
とにかく沢山のご来場本当にありがとうございました! pic.twitter.com/CBfWgMzqCn
— 黒潮イケメン二郎 (@IKEMEN_JIRO_W1) 2018年2月14日全盛期の近藤先輩のおかげで
レッスルワン初参戦のFUJITA先輩が
楽しんでやした〜
さあ〜レッスルワンで
東京愚連隊完全再起動!
全日本では諏訪魔が
またなんか言ってる〜
やるならやるハッキリしろや〜#w_1#ajpw#東京愚連隊#はぐれIGFインターナショナル pic.twitter.com/ZmGkf4hdcf
— NOSAWA論外 (@NOSAWARONGAI187) 2018年2月14日後楽園ホール大会終了。
今、自分に一番腹が立ってる。
あんな無様な負け方して、恥をかかされたのでこの借りは必ず返す。#w_1
— 熊ゴロー (@Kumagoro0112) 2018年2月14日準決勝進出!
トーナメントは負けたら終わり
油断せず18日清水大会もしっかり勝つ!
Soy Alejandro#w_1
— アレハンドロ Alejandro (@w_1alejandro) 2018年2月14日そこで終わらなければ、失敗は経験。敗北も経験。かける恥はかいておけ。
— 大和ヒロシ (@hirochiyo) 2018年2月14日W-1後楽園大会終了しました。
全盛期の皆様のお膳立てで勝たしていただいたので、暫く出てもよいですよね!?
からの愚連隊新年会的な…
!???
1人、2人、3人…
あれ…!??? pic.twitter.com/zAV4c1Sjb7
— 藤田ミノル(FUJITA) (@Tgurentaifujit) 2018年2月14日PR -
「Jr. BATTLE OF GLORY」が開幕!世界ジュニア王者・近藤が青木を粉砕し「今の全日本ジュニア、一番弱え」と断言!
2月13日 全日本プロレス「2018エキサイトシリーズ~Jr. BATTLE OF GLORY~」後楽園ホール 1003人
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼「Jr. BATTLE OF GLORY~」Aブロック公式戦/20分1本
[1勝=2点]○岡田佑介(4分25秒 片エビ固め)[1敗=0点]×佐藤恵一
※変型フィッシャーマンズバスター【岡田の話】「まず一番最初に、こんなどうしようもない、何の取り柄もないこんな俺を全日本プロレスのファンの皆さん、最後まで応援してくださって、ホンマにありがとうございます。佐藤恵一、あいつと去年の8月からこの半年間…ホンマに悔しかった。ホンマに悔しかった。誰に負けるって、全日本プロレスを辞めてったヤツに負けるのが、ホンマにつらかった。でも、あいつが言ったように、俺がここまでファンの皆さんに応援していただけることになったのは、悔しいけど…悔しいけど、あなたのおかげやと思ってます。ただ! 佐藤恵一、あんたのこと、好きか嫌いかって言ったら、大嫌いです」
【恵一の話】「2017年、全日本のお客さんが一番素直に…感情も入れずになにも込めずに素直に応援してたのは岡田佑介だろ。それを見てたお客さんが、今日もまた後押ししてくれたんじゃないの? 2017年8月の新木場。僕が初めて出たところ。そして両国、この前のお正月の後楽園、そして今日も全て、俺は点だと思ってるから。岡田、まだ線にする作業は早いじゃないの? 君みたいに『もう1回』とか言わないよ。俺はね、自分の居場所を作らなきゃいけないんですよ」
◇第2試合◇
▼「Jr. BATTLE OF GLORY~」Bブロック公式戦/20分1本
[1勝=2点]○中島洋平(4分1秒 高角度前方回転エビ固め)[1敗=0点]×鈴木鼓太郎【中島の話】「勝ったぞ! よっしゃあ! 鈴木鼓太郎、俺らの3年間、いろいろあったよ。だけどな、俺はあの人とのこれからも今までもメロドラマにするつもりはねえんだ! ファンの人ともバチバチやってたでしょ? これ1回で存在感で超えたなんてことは思ってない。だけど、次もまた必ず返り討ちだ。そして、リーグ戦。この2点、とんでもなく大きいと思う。ジュニアリーグっすよね? 本当に壮絶な戦いが、シングルが5つ並んでいる。そういうリーグ戦だってことは俺もわかってる。だけど、だからこそ、優勝したいんだ。必ず勝つ」
【鼓太郎の話】「俺のプロレス人生、一番の恥だ。それ以上言葉は思いつかねえ」
◇第3試合◇
▼GAORA TVチャンピオンシップ
[第15代王者]○秋山準 ウルティモ・ドラゴン 丸山敦( 横入り式エビ固め)[挑戦者]西村修 ×渕正信 阿部史典
☆秋山が7度目の防衛に成功【試合後の秋山&ウルティモ&丸山】
※先に戻ってきていた丸山が秋山を迎え入れる丸山「ありがとうございました! 最高!」
※丸山は拍手を送る
秋山「いや、最高じゃないよ。危ないよ、お前」
丸山「いや、危なかったけど、劇的なね。まさに王者の、最高の試合でしたよ! 最高! 今後もどんな挑戦者でもチャンピオンは迎え撃ちますからね! どんな挑戦者でもね!」
秋山「受けるよ、受ける」
丸山「ホントですか? じゃあ、次の挑戦者を僕が選んでいいですか?」
秋山「なんでお前が選ぶんだ!?」
丸山「イヤ、でも誰でもいいって。怖い?」
秋山「怖くはないけど…」
丸山「じゃあ、僕が選んでいいですよね? 僕が選んでいいですか?」
秋山「いいよ、誰でもいいよ」
丸山「次のチャレンジャーは僕が選びますんで。次はバトルロイヤルで挑戦者を決めます。バトルロイヤルにチャンピオンは参加しませんよ。バトルロイヤルをやって優勝した者が挑戦者で」
秋山「誰が?」
丸山「僕が全部あたってますんで。秋山さんとやりたい人、このベルトに挑戦したい人がいっぱいいるんですよ。世の中のプロレスラーには。秋山さんはあんまりプロレスを知らないでしょ?」
秋山「なんでやねん!」
丸山「プロレス界に埋もれている人材を私が…」
秋山「いや、埋もれているヤツは埋もらせておけよ」
丸山「いや、物凄い輝いたらどうします?」
ウルティモ「社長、ちょっと待ってもらっていいですか? (丸山に対して)なんで説明してくれなかったの? 『ルールを教えてくれ』って言ったのに、『普通です』って言ったじゃん。恥かいたよ。俺、ずっとマヒストラルに行って、おかしいなって」
丸山「いや、それはあの…ウルティモ・ドラゴンさんほどの方に説明するのは逆に無礼かなと思いまして」
ウルティモ「こんなヤツとはやってられないから」
※ウルティモとともに秋山も去っていく
丸山「ちょっと次の挑戦者は僕が決めますからね!」
秋山「(去っていきながら)勝手に決めろ!」
丸山「よっしゃ。危ない危ない。僕自身が秋山準選手とGAORA選手権で戦って、ようやく光の当たる場所に立てたように、僕みたいに埋もれているレスラーは山ほどいるんですよ。そのレスラーに僕はチャンスを与えたい。もちろん僕も出ますけどね。僕もまだベルト欲しいんで。僕が寄せ集めた、もう泥水のようなレスラーたちを用意してますんで。それを3月19日、後楽園ホール大会で。これ、第1試合じゃないですよ。アンダーマッチです。アンダーマッチで山ほど時間をかけて、誰が一番挑戦者に相応しいか。いろんな人生があります。いろんなプロレスがありますよ。その培った皆さんの底辺のプロレスを、今の日本のトップとも言えるプロレスにぶち当ててみようじゃないかなと。レスラーとして埋もれてきたからには、誰でもやりたいはずですよ。3月19日、バトルロイヤルの出場メンバーはもうだいたい決まってます。レスラーだけじゃないですよ? レフェリーもいます。レフェリーだってさばきたいんですよ。いろんないい試合を。秋山さんの試合を自分の技術でさばきたいんですよ。レフェリーも2人いますんで。今は20人ぐらいメンバーが集まっています。まだ締め切ってないですよ。我こそはプロレスラーとして生まれたからには、秋山準に一度は挑戦してみたい。『ええ試合したよ、パパは』って子供が生まれたら言ってみたい人はいっぱいいると思うんですよ。そういう人たちに光を与える、これは素晴らしい企画ですから。今、発表しましょうか? 覚えてる範囲でね。私、丸山敦推薦枠として、織部克巳。大阪から来ます。CHANGO、趙雲子龍、山田太郎。どうですか? 僕、いいチョイスしてるでしょ? 田馬場貴裕。で、HII。これは田馬場さんが紹介してくれて。僕は会ったこともない。どんな人かもわからない。でも、物凄い原石かもしれないですからね。あと、HEAT UP推薦枠で、井土選手。あと、佐野直。で、佐野直推薦枠の選手はメチャクチャ多いんですよ。タコ入道。あと誰だったっけなあ…。ハニワさん。サバイバル飛田。サバイバル飛田が全日本プロレスですよ、皆さん。あと誰だっけな? あ、ダンサーも来ます。ダンサーだって、いろんな人に踊りを見てもらいたいですよ。後楽園ホール、プロレスファンの中で、どれほどのポテンシャルを秘めたダンスを持ってくるのか。そのダンサーも楽しみにして。レフェリーはガンダーラ鈴木、ピンクタイガー。あとは誰かいたな。だいたい20人います。もちろん僕も出ますよ。この中で、この泥水のような我々からね、磨けばダイヤモンドが出てくるのか否か。3月19日、楽しみに待っててください。まだ募集してますから。これに出たいというプロレスラーは、何らかのレスラーネットワークを使って、私にコンタクトを取ってください。みんなで夢見ましょう。この全日本プロレスで。以上、3月19日です。期待してください」
◇第4試合◇
▼30分1本
○ジョー・ドーリング ブラック・タイガーⅦ 高尾蒼馬 レブロン(7分30秒 体固め)諏訪魔 石川修司 藤田峰雄 ×石切
※フライングボディーアタック【ブラックVIIの話】「カシンが今日来るって言ってたのに。仲間にも騙されてる。カシンが今日来るって言ってたのに。そんなことより、Evolution。おい、諏訪魔。うちの藤田とカシンとやるのか? どっちなんだ? 佐藤はいったいどっちなんだ? Evolutionなのか、パンクラスなのか、ハッキリさせろ。また諏訪魔は佐藤のせいにして、藤田から逃げるんだろ? 3月25日、カシンも藤田も俺も、スケジュールはがら空きだ。諏訪魔、やるのか、やらないのか。そろそろハッキリしろよ。藤田の代理人の代理人だ、俺は」
【試合後の諏訪魔&岡田】
諏訪魔「頼もしかったよ! お前、1試合見たらどうなるのかと思ったら、チームのコンセプトもわかってるみたいだし。やっていいよ」岡田「ブラック・タイガーVII? やかましいわ。NOSAWA論外やろ? 横浜文体でせっかくの大舞台、メチャクチャにしたヤツやろ? 何しに来とんや。かかってこい。いつでも俺がいったるぞ。いつでもいったるからな。いつでもかかってこい」
諏訪魔「頼もしいね。ドンドンもうよ、シングルやったほうがいいんじゃないか? そのぐらい思うよ。ドンドンドンドンやらせろっていうんだよ。飢えてんじゃねえか? ここまで飢えてると思わなかったよ。それは俺にとってサプライズ的に収穫だったなっていうのはあるな」
【藤田の話】「ちょっと諏訪魔さんとこの先にやりたいなと思ってるんですけど、自分は自分でジュニアのリーグ戦始まったんでね。そっちに照準絞って。今日もAブロックの高尾蒼馬がいて。彼もなかなか色気のあるレスラーですけど、明日から自分ももっともっと色気のある、華のある試合を全日本プロレスに提供したいと思います」
【石切の話】「今日は負けたけど、まだこんなもんじゃないんで。もっともっと。また全日本に出れるように頑張ります」
◇第5試合◇
▼「Jr. BATTLE OF GLORY~」Bブロック公式戦/20分1本
[1勝=2点]○岩本煌史(10分52秒 エビ固め)[1敗=0点]×佐藤光留
※孤高の芸術【岩本の話】「(足を押さえながら)ああ、痛え…。去年の決勝の相手だった佐藤光留から…。去年はレフェリーが止めてレフェリーストップ。今日は孤高の芸術でキッチリ3カウント獲った。この1勝は大きい。佐藤光留、全然こっちが成長したと思っても、そのさらに上をいく強さ、いやらしさ。思ってたよりいつも上回ってくる。途中何度も足が悲鳴を上げ続けてたけど、『全日本ジュニアを盛り上げる。それを所属がやる』っていう思いを俺は持ってるんで。今日の一戦もそうだけど、ジュニアリーグ負けるわけにはいかない。負けるわけにはいかない。今までにないなにかじゃなくて、今までにあるものを、俺はこの日のために仕上げてきたんだ。今日はそれを実証できた。明日以降のリーグ戦もこのまま突っ走る」
◇第6試合◇
▼30分1本
○ゼウス ボディガー TAJIRI KAI(11分31秒 片エビ固め)×宮原健斗 ヨシタツ 野村直矢 崔領二
※ジャックハマー【試合後のビッグガンズ】
ゼウス「まあ、余裕。4対4、余裕の勝利。今日はえらい弱点見つけてもうた。それはまあ、言われへんけどな。世界タッグ獲っても言われへんで。なんでか言うたらな、チャンピオン・カーニバルがあるからや。あいつらぶっ倒して、俺らが世界タッグチャンピオンになったる。今年はボディガー…五冠になるで」ボディガー「五冠や、五冠」
ゼウス「71代、73代、75代、次は81? 82? 83?」
ボディガー「81代?」
ゼウス「全然記者もわからへん。どないなっとんのや。何代でもええわ。何代でも獲ったる」
ボディガー「でも、今度は長いぞ。俺らが獲ったなら」
ゼウス「そこでストップやな。ストップやな。わかるか? 人生は…」
ゼウス&ボディガー「祭りやで! ワッショイ! ワッショイ! ワッショイ! ワッショイ! まあ、そういうこっちゃ!」
【ヨシタツの話】「あんだけデカいこと言ったんだったら、吐いたツバ飲むなって」
◇第7試合◇
▼「Jr. BATTLE OF GLORY~」Aブロック公式戦/20分1本
[1勝=2点]近藤修司(13分29秒 片エビ固め)[1敗=0点]×青木篤志
※キングコングラリアット(試合終了後、自力で立ち上がれない青木はセコンドの肩を借りて去っていく)
近藤、「おい、全日本プロレスの客はさぞ不愉快だろうな(館内ブーイング)こんなお前らに一言、二言聞かせてやるよ。俺は昔、全日本プロレスに所属したジュニアだった。ジュニアのベルトを巻いて、いい試合をたくさんしてきたよ。全日本に長くいたけど、今の全日本ジュニア、一番弱えんだよ! 以上」【近藤の話】「まあ、リング上で言った通りだよ。全日本プロレス側がきっと青木が勝つと思って、この試合をメインにして、青木が勝って、ハッピーエンドにしたかったんだろうけど、そうはさせねえぞ。バッドエンドだよ。昔の気持ちが蘇ってきたよ。青木、お前は強くなってる。進化もしてる。でも、それ以上に俺は進化してる。40になったけど、諏訪魔の言葉を借りれば“全盛期"。そういうことだよ。まあ、俺がもう1位でこのリーグ戦は突破すると思うよ、どう考えたって。他にいねえだろ? 俺に噛みついても来ねえしよ。若いヤツこそ、俺みたいのに噛みつけよ。いつまでも上がれないぞ、それだと。まあ、決勝、誰が来るか楽しみにしてるから」
「Jr. BATTLE OF GLORY」が開幕、第5試合ではBブロック公式戦として昨年の優勝決定戦のカード、岩本vs光留が組まれた。光留は左右のミドルキックを放ったのに対し、岩本はエルボーで応戦し、早くも孤高の芸術を狙うが、阻止した光留がミドルキックから飛びつきアキレス腱固めで捕獲、更に岩本の左足を蹴りまくって左足攻めで先手を奪う。
光留は岩本のニーアッパー狙いをキャッチしてドラゴンスクリューを連発して、再度アキレス腱固めで捕らえるが、耐え切った岩本は延髄斬りで活路を見出し、ニーアッパーからネックスクリューで流れを変えようとする。しかし光留はバックドロップで投げると腕十字で捕獲してからアンクルホールドへと移行、そしてジャンピングハイキックからランニングローキックを浴びせ、今度は膝十字で捕獲する。
光留は耐え切った岩本にローキックからジャンピングハイキックを浴びせ、連発を狙うが、迎撃した岩本はラリアット、ブレーンバスター、コーナーでグロッキーとなった光留の後頭部にランニングニーからジャーマンで投げる。そして岩本はもう1回投げようとするが、光留は飛びつき膝十字で切り返そうとする。ところが堪えた岩本はジャーマンで投げるとすかさず孤高の芸術を決めて3カウントを奪い、岩本は2連覇へ向けて白星発進、光留は昨年に続けて岩本に敗れてしまった。
メインは世界ジュニア王者の青木と元世界ジュニア王者でWRESTLE-1の近藤が対戦。青木は飛びつき腕十字で先手を狙うが、押さえ込んで顔面を踏みつけて脱出した近藤は読み合いをザ☆オリジナルで制し、エプロンでの攻防で鉄柵めがけて断崖式フェースクラッシャーを敢行、リングに戻ってもネックブリーカードロップと首攻めで先手を奪う。
グロッキー気味の青木を近藤は何度も蹴りつけると、怒った青木は張り手の連打からレッグラリアットで反撃も、近藤は倒れず、今度は近藤が突進も、青木はロープを下げて場外へ追いやるとトペスイシーダを発射、リングに戻ってもミサイルキック、串刺しジャンピングエルボーからダイビングエルボードロップと猛反撃する。
青木はバックドロップを狙うが、近藤はヘッドロックで捕らえて絞めあげると、DDTからランセルセを浴びせ、オーバードーズから変型パイルドライバーで突き刺し、キングコングラリアットを狙う。青木は間一髪かわしてバックドロップで投げるが、すぐ起きた近藤もバックドロップで応戦、しかし青木もすぐ起きてバックドロップで投げると、フロッグスプラッシュから大☆中西ジャーマン、そしてアサルトポイントを狙うが、堪えた近藤はKUBINAGEで投げ、膝をついた青木に顔面蹴り、エルボーを浴びせていく。
青木はエルボーで押し返し、近藤のブレーンバスター狙いを、逆に抱えて前方に投げてから腕十字で捕らえるも、近藤はまた顔面を踏みつけて脱出し、青木はレッグラリアットからラリアットを決め、もう1発を狙うが近藤のキングコングラリアットと相打ち、しかし青木の動きが止まると近藤がDDT、垂直落下式ブレーンバスター、串刺し式、正調のキングコングラリアットからショートレンジのキングコングラリアットを炸裂させて3カウントを奪い白星発進、試合後はブーイングを浴びせるファンに対して近藤は「今の全日本ジュニア、一番弱いんだよ!以上!」と言い放って大会を締めくくった。
近藤も武藤全日本時代に世界ジュニア戦線では一時代を築き、小島聡相手にラリアット合戦を制して勝利し、ヘビー級とも渡り合える実力も持ち合わせている。開幕戦ではいきなり現王者の青木から文句なしの完勝を収めたことで優勝へと大きく前進した、果たしてその近藤を誰が止めるのか…他の公式戦の岡田vs恵一は、恵一が腰攻めで先手も、岡田はDDTからブレーンバスターで反撃、しかしジャーマン狙いは恵一が阻止してレッグラリアットを浴びせると、逆にジャーマンを狙う。岡田が堪えると恵一はバックドロップに切り替えようとするが、岡田が一回転して不時着し、逆にバックドロップで投げる。
岡田が再度ジャーマンを狙うが、抵抗した恵一がロープへ走ったところで、岡田が追尾してスイングDDTで突き刺すと、ジャーマンからフィッシャーマンズバスター、そしてクラッチを離さないまま押さえ込んで3カウントを奪い、岡田は公式戦白星スタートだけでなく、デビュー戦初勝利を飾り、岡田は第4試合の8人タッグマッチでも場外乱闘でブラックⅦが諏訪魔を缶ビールで殴打したところで救出に駆けつけてブラックⅦに襲い掛かり、試合はジョーが石切をフライングボディーアタックで3カウントを奪ったが、試合後には岡田がブラックⅦにドロップキックを浴びせて撃退、諏訪魔も岡田を頼もしげに手を挙げた。中島vs鼓太郎は、中島のミドルキックに対して鼓太郎がエルボーで応戦、鼓太郎は串刺しニーからランニングエルボー、ボディーエルボーで攻勢に出ると、側頭部へのランニングエルボーからエクスガリバーで突き刺す。勝負に出た鼓太郎は三沢魂タイガードライバーを狙うが、中島がリバースしてからハイキック、そして跳後廻蹴と繰り出すも全て見切られる。鼓太郎はエルボーからレクイエムを狙うが、中島が回転エビ固めで丸め込んで3カウントを奪い、中島が番狂わせの勝利、鼓太郎はまさかの黒星発進となってしまう。
GAORAチャンピオンシップは団体対抗戦ルールとして行われ、王者と秋山と挑戦者の西村がキャプテンとなり、王者、挑戦者の誰かが相手チームの誰かに勝利すれば勝敗決する団体対抗戦ルールとして行われ、西村は開始早々先発を買って出た丸山を逆さ押さえ込みなど丸め込み技でフォールを奪いに来るなど、王者の秋山をヒヤリとさせる。
後半から渕が得意のヘッドロックパンチ、滞空時間の長いボディースラム、ドロップキックと丸山を攻め、カットに入った秋山もボディースラムで投げ、そしてバックドロップで投げてカバーするも、秋山をフォールする権利はキャプテンの西村にあるためフォールは認められない。
そこで丸山とウルティモが入って渕を捕らえると、秋山がランニングニーを浴びせ、リストクラッチ式エクスプロイダーとみせかけて、渕に配慮しての横入り式エビ固めで3カウントを奪い、秋山が防衛した。しかしバックステージでは丸山が次期挑戦者を決めるバトルロイヤル開催を発表、出場選手にはインディー勢の名前を上げたが、メンバーを見るだけでも、どインディーファンにとって泣いて喜びそうなメンバーが集結しそうだ。
またセミで行われた2・25大阪で行われる世界タッグ選手権前哨戦は、ゼウス組が野村を集中攻撃して主導権を奪うも、交代を受けたヨシタツがボディガーをコンプリートショットからのヨシタツロックで捕らえる。宮原組はゼウスを捕らえてトレイン攻撃を狙うが、ゼウスが両腕バイセップスエクスプローションで崔と野村を排除すると、宮原にチョークスラムを決め、ヨシタツにはボディガーが入ってのダブルチョークスラムで排除、そして宮原を捕らえたビックガンズはボディガーがハイキックから、ゼウスがバイセップスエクスプローションを炸裂させ、最後はジャックハマーで3カウントを奪い、ビッグガンズが宮原から直接フォールを奪って前哨戦を制した。
最後にチャンピオンカーニバル公式戦の組み合わせが発表された。
【#2018CC】
2018 チャンピオン・カーニバル 公式戦対戦カード決定!
詳細はコチラ!!
→https://t.co/dL4CaKjtDT#ajpw #プロレス #noah_ghc #dragongate pic.twitter.com/mQhhlIzqdB
— 全日本プロレス/alljapan (@alljapan_pw) 2018年2月13日自分的一押しカードである秋山vs丸藤は後楽園3連戦の初日となった。
【全日本】Jr.リーグ戦開幕…近藤が初戦で王者・青木狩り「今の全日ジュニア一番弱い」▼2年連続で佐藤撃破! 岩本が連覇へ好発進▼ようやく恵一に雪辱 岡田が念願の初勝利▼番狂わせ 中島が鼓太郎撃破▼世界タッグ前哨戦 ゼウスが宮原を直接ピン…後楽園大会https://t.co/vuGwN7jyL4#ajpw #jbog pic.twitter.com/TZRQG2FqNK
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) 2018年2月13日強さだけにこだわった試合、本来青木はあんなもんじゃない、いつまでもマスクを付けて自分をごまかすな。
そして明日は自団体で若いやつらとの闘い、俺もまだ全盛期。#w_1 #ajpw pic.twitter.com/rdzcIKaETb
— 近藤 修司 (@kondo_shuji) 2018年2月13日まだゼッタイ渡さない!
今日は完敗…
また頑張ろう!#ajpw pic.twitter.com/HXxmTuf43b
— 宮原 健斗 (@KentoMiyahara) 2018年2月13日開幕戦キツすぎた
でも、この疲労感すごい久しぶり
— 岩本 煌史【KOJI IWAMOTO】 (@k_i_prowrestler) 2018年2月13日帰宅。試合の結果以上のものは、佐藤光留のプロレスには無い。
— 佐藤光留 (@hikaru310paipan) 2018年2月13日全日本後楽園大会でした!ジュニアリーグ戦も始まりました!大穴丸山敦は来るか?!
チャンピオンカーニバルのカードが発表され私も興奮しております。明日は伊勢崎大会!#ajpw pic.twitter.com/DsHAcLJh20
— 石川修司 (@g0925union) 2018年2月13日全日本プロレス エキサイトシリーズ開幕戦 後楽園大会にご来場頂きましたファンのみなさん、ありがとうございました!
何だかんだありましたが、無事GAORA TV防衛。丸山がなんか言ってましたが、よくわからないので聞いてません!
— 秋山準 (@jun0917start) 2018年2月13日ガオラ王座は秋山さんが見事防衛!どさくさにまぎれ次の挑戦者をバトルロイヤルで決めることに成功しました!このバトルロイヤルに勝てば後日秋山さんの持つガオラ王座に挑戦できます!この最高の機会を掴み勝ち取るのは誰か?メンバーはわたしが選出します!くすぶってるプロレスラー、あちまれー!!
— 丸山敦 (@shaolin27AM) 2018年2月13日何でこうなるねん! https://t.co/LzreYQBgLB
— 秋山準 (@jun0917start) 2018年2月13日本日は後楽園大会にご来場ありがとうございました。一勝、しっかり掴んだ。鈴木鼓太郎にとって、『人生1番の恥』?後から何と言おうが、今日勝ったのは俺だ。Jrバトルオブグローリー、優勝を掴み取る。今の全日本ジュニア、俺がしっかり見せる。 #ajpw #jbog
— 中島 洋平 (@nakajima_youhei) 2018年2月13日今日まで自分の応援し続けて下さいましたファンの皆様、本当に、こんなどうしようもない自分に最後まで声援を下さいまして、本当に本当にありがとうございます。
諦めない、この気持ちだけは絶対に持ち続けて行きたいと思います。
どうかこれからも応援よろしくお願い致します。#ajpw #初勝利
— 岡田 佑介 (@alljapan_okd) 2018年2月13日 -
悩める小幡…イサミ相手にフルタイムで薄氷の防衛!田中&火野がタッグ王座獲りへ!
2月12日 ZERO1「ZERO1ドリームシリーズ冬の陣」新木場1stRING 275人
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼北村彰基デビュー戦/30分1本
○岩崎永遠(5分12秒 逆エビ固め)×北村彰基◇第2試合◇
▼30分1本
○KAMIKAZE(5分59秒 体固め)×横山佳和
※ムーンサルトプレス◇第3試合◇
▼ジュニアイリミネーションマッチ/30分1本
ショーン・ギネス 高岩竜一 ○日高郁人 菅原拓也(16分0秒 片エビ固め)大谷晋二郎 ×SUGI 政宗 福島昇治[1]×大谷(8分7秒 OTT)
[2]×ギネス(9分14秒 OTT)
[3]×高岩(11分6秒 政宗のダイヤル固め)
[4]×政宗(11分 菅原のラ・マヒストラル)
[5]×福島(13分13秒 日高のリバースDDT→体固め)
[6]×SUGI(16分0秒 日高の石見銀山→片エビ固め)
※2人残りでギネス組の勝利◇第4試合◇
▼30分1本
○田中将斗 火野裕士(12分6秒 片エビ固め)佐藤耕平 ×宮本裕向
※スライディングD◇第5試合◇
▼NWAインターコンチネンタルタッグ選手権試合/30分1本
[第37代王者組]○将軍岡本 吉江豊(17分49秒 体固め)[挑戦者組]×TARU ハートリー・ジャクソン
※バックドロップ
☆岡本&吉江が初防衛に成功(試合終了後、セコンドの田中が乱入し、竹刀で将軍をボコボコに)
田中「オレたち、ブードゥー・マーダーズ、負けたままじゃ終わらんぞ。そろそろオレと火野でベルト取りにいったるから。おいお前ら、それまでちゃんと磨いとけよ」
将軍「受けて立ってやるよ! オレら2人で潰してやるからな!」
(4人が睨みあい、田中&火野が先に退場していった。)
▼バックステージ
田中「リングで言った通りやから。オレらブードゥー・マーダーズ、負けたまんまじゃ終わらへんし。ベルト取るゆうたら取んねん。次はオレと火野でいって。オレらが本気出したら、ベルト総取りやいうてるやろ。すべてのものをここに集めるから。オレと火野が組んで、今のこのZERO1の中で誰がオレらに勝てるっつうねん。ベルト持っててふさわしいのはオレと火野だろ」火野「いやぁ…今日はね、佐藤耕平のエルボー喰らってあんまり喋れ気がしないんですよね」
田中「アゴにくるからね。まぁでもオレらが挑戦表明したっつうことは、彼らがベルトを持つのは最後になるかもしれへんし。早くどこでどのタイミングでやるのか、発表を待つだけ。ほんとにTARUさんとジャクソンが負けたっていうのは、オレらブードゥー・マーダーズにとっては痛いことかもしれへんけど。これからオレと火野のチャンピオンロードの始まりやから。オレらがチャレンジするっていうのはもう始まってるのと一緒やから。それだけや」
将軍「あんなね、卑怯なことやられて火がついちまったよ。いつもマックスなんですが、その上をいったね」
吉江「今日オレ何もやってないよ。将軍だろ、今日は。でも向こう、ブードゥには興味ないけどさ、首領でしょ? それがやられてるんだったら黙ってるのはおかしいから、あれは当たり前の行動を起こしたまででしょ。そういうことでどんどんこのベルトの価値を上げて、みんながみんな興味あるベルトにオレたちがしていきますからまだそこまでなってない。プロレス界でも誰でも欲しがるベルトにしますから」
将軍「次いつ? いつでもいいけど、やってやるよ。今のテンションで絶対このベルト防衛し続けてやる」
◇第6試合◇
▼世界ヘビー級選手権試合/30分1本
[第22代王者]△小幡優作(30分時間切れ引き分け)[挑戦者]△木高イサミ
☆小幡が2度目の防衛に成功(試合終了後)
イサミ「え、オレから? もう動けないよ…。ZERO1、ちょっと文句があるぞ。いや三又又三、お前オレが宮本さんと小幡の勝った方に挑戦したいっていったらあっさり認めやがってコノヤロー。なんでも素直に聞きすぎなんだよ! ただな、三又さん。今回の一件でZERO1に、オレ気付いたことがあるんですよ。ヘビー級では30分立ってられないかもしれない。もうひとつ、この団体は願い事が比較的叶いやすい団体である。それなら今日飲んでくれたんだから、もう1回要求飲んでくれてもいいでしょ。いいでしょ? ヘビー級だったら、殺し合いの螺旋からは降りた方がいいと思ってる。しばしZERO1ヘビーからは…頭ぼーっとして何も言えねえよ。気が向いたらまたやるよ。その前に、セコンドの熱い日高さん見て思い出しましたよ。ZERO1ジュニア、盛り上がってないんじゃないんすか。日高さん、どうなってるんですか。あなたにブーイングが起きてた全盛期はもう終わったじゃないですか。あの頃の日高郁人はどこにいったんですか! 牙がないですよ、日高さん。今のチャンプは誰ですか? よし、ショーン、カミングスーン。ミュージックヒット(花道からショーンが登場)いいベルトを2個持ってるじゃないですか。今日小幡と試合して、この団体はね、望みは叶うって。マイホープがキャンできるんですよ。メイクマイドリームなんですよ。破壊なくして創造なし、ZERO1のショーン・ギネス、オレがぶっ壊してやりますよ。ショーン、センキュー。OK? チャレンジ? 受けろー!」ショーン「オネガイシマス!」
イサミ「日本語で返された―!(ショーンが退場)小幡、ずっとお前の研究をしてきた。なんで強いのか。あんなにぱっとしなかったあの小幡がこんなに強いチャンピオンになったのかって。分かんなかったんですよ、試合やってみるまで。肌あわせて分かりました。こいつは本物のチャンピオンになりますよ。もしかしたらお客さんの目から、ボクの目から見てもまだまだなのかもしれない。だけど、こいつはすごいチャンピオンになりますよ。その時私はもうおじいちゃんかもしれないですけど(笑)、日高さんの年になってもまた挑戦したいと思いますので、よろしくお願いいたします。今日はありがとうございました」
小幡「イサミさん。また、またこのベルト懸けてやりませんか。まぁ今日は勝てませんでしたが。自分はまだまだ弱いかもしれないですけど、なんで日高さん、そっち側についてるんですか。なんでイサミさん側にいるんですか。今日勝てなかった原因は日高さんです」
イサミ「小幡、マイクで強がることは誰にでもできる。君のマイクに落ち度はいっぱいあったけど、ひとつ褒めるところがあるとすれば負けなかったことを恥じてる君はすごいと思います」
(両者が握手。イサミは退場)
小幡「2度目の防衛戦、初防衛戦と2回とも勝てませんでした。結果として勝てませんでしたけど、でもベルトは守れました。次、誰が来るか分かんないですけど、小幡だったら勝てると思ってるやつ、誰でもあがってこい。オレは誰からも逃げない。受けるからな。以上です。本日はご来場ほんとうにありがとうございました。また次の防衛戦、相手は決まってませんけど、オレは誰が来ようとこのベルト、守り続けてZERO1の本当にチャンピオンになりたいと思います。また、ご来場お待ちしております。(最後は丁寧に説明したのち)いくぞー!」観客「おー!」
小幡「オレについてこい!」
観客「ついてこーい!」
【小幡の話】「結果として今回は引き分けに終わって。正直納得はしてないですね。勝ってこのベルトを防衛したかったですけどね。まぁでもベルトは守ったんで。今後もどんどんまた防衛戦重ねていって、強いチャンピオンになっていきたいですね。(イサミについて)イサミさんは普段はジュニアでやってる選手ですからね。やっぱりうまい選手だったと思います。正直、勝てると思ったんですけどね。30分では決着つきませんでしたね。強がりではないですけど、まだまだ時間あったら自分は勝てる気がしましたけど。ほんとに強かったです。(次の挑戦者の展望はある?)今の時点では、自分で誰かとやりたいとかそういうのはないですけど。誰でも、来る人間から逃げないんで。逃げないプロレス、そういうプロレスをしていきたいですね。小幡だったら勝てると思ってるやつ、いると思うんでね。来たらいいんじゃないですか。自分はやりますんで」
【イサミの話】「最後、マイクで小幡選手に負けなかったことを恥ずかしいと思ってるのがすごいいいことだって言ったんですけど。いやぁ負けまでもつれこんじゃいましたね。最後、頭も痛いし首も痛いしで呂律もあんまり回んないですけど、ぼーっとしちゃってて。もう技もかけられなければ立ってるのもしんどい状態で。どっちかっていうと、今日引き分けに逃げたのはボクの方かもしれないですね。小幡選手は最後まで勝ちにこだわってました。試合前に小幡選手のことを解剖して、その上で勝利するって言ったんですけど。その強さの秘密とまでは言わないですけど、なぜ強いのかではなく、理屈抜きにこいつは強いんだっていう。前田慶次の虎はなぜ強いかみたいな話ですよ。もともと強いから。小幡はもともと強いんですよ。それを感じました。やっぱ彼の普段の言動であるとか記者会見のマイクとか見てるかぎり、ちょっと甘く見ても外交的な人間じゃないじゃないですか。社交的ではないじゃないですか。口数が少なくて。ボクはそれでいいと思う。だって、それがチャンピオンでダメなんて理由ないですからね。強ければいいんだから。強ければチャンピオンだと思うんですけど、まだ彼はこれからだとお客さんも思ってるし。対戦相手のボクはなんとか引き分けた程度の人間なんで、偉そうなことは言えないですけど。終わった後、彼のマイク聞いてましたけど、お世辞にもうまいとは言えない。もしかしたら、今日は試合は引き分けだったけど、マイクは勝ったかもしれない(笑)。けど、チャンピオンは小幡だし、ボクは唯一アドバイスができるとしたら。プロレスの面でのアドバイスはそんなのする必要ないですよ。もう強いんだもん。あんだけ体ごつくて力強い打撃の数々があって。なおかつ飛べもするわけでしょ。文句なんか言うところないですよ。
でも、ボクがひとつ言えることがあるのだとすれば、喋れないんだったら無理して喋る必要ないと思うんですよ。今の時代とかだって、必ずマイクで興行締めて終わるとか、そういうのが当たり前ですけど。ボクが言うと彼がやりづらくなるので、かわいそうではあるんですけど。別にボクは一礼して帰るチャンピオンがいても全然いいと思いますよ。昔のプロレスってそうだったじゃないですか。いつの頃からかいろいろ変わってきて、特にZERO1さんだと『3、2、1、ゼロ、ワン』って最高の掛け声があるんで。それを言ってお客さんが気持ちよく帰れるっていうのもあるかもしれないけど。でもチャンピオンが一礼して帰ることだって、ボクは気持ちのいいことだと思いますよ。ボクは彼のマイクを聞いててそう感じたし。でもボクがそうこう言っても、ベルトはないわけですし。なんとか引き分けにもつれこませたようなもんですから。感想としては強かったです。
(ショーンへの挑戦表明があったが?)強い小幡選手とやれたので、耐久力…ヘビー級の人と30分やったら足ガタガタになるって分かったんで。今度、ショーン・ギネスとのジュニア、ボクはもともと大日本であるとかDDTであるとか、KO-Dとか無差別ですから。そういうベルトに挑戦したり巻いたりしたり、デスマッチヘビーも巻いたり。いろんなベルトに挑戦してきたんで、自分の中で無差別だと思っているのですけど。今回のことで一回このZERO1のヘビー級の殺し合いの螺旋からは一回下りて。もともとボクはジュニアだったんで。ZERO1さんの方に挑戦をお願いしたらあっさりOK出ちゃったんで。それだったら、この団体は願いが叶う団体だと思ってるんでボクのもうひとつの願い、ジュニアのベルトを巻く。天下一ジュニア、まだ優勝できてないですけど。もう一つの目標、夢っていうのにも。挑戦させていただければ結果を出す自信もありますので。是非挑戦をZERO1さんには受けていただきたいなと。これでボクはベルト4本持ちますよ。スーツケースぶっ壊れるだろうな。ぶっ壊してやりましょう、名誉の負傷ですよ」メインは小幡の世界ヘビー級王座にBASARAのイサミが挑戦。1・28超花火大阪大会で行われた爆破王・宮本とのダブル選手権は電流爆破バットの相打ちKOで防衛となった小幡に、宮本の二丁拳銃の相棒であるイサミが挑戦となった。
序盤はグラウンドの攻防を繰り広げるが、イサミが小幡の左足をアンクルホールドで捕らえてから左足攻めで先手を奪うが、ドロップキックで活路を見出した小幡はボディースラムからチンロック、キャメルクラッチで反撃、挑発的に蹴りつけると、怒ったイサミはボディーブローを連発も、小幡は受け流して逆にイサミが拳を痛め、小幡がエルボーを連打も、イサミもコーナーに押し込んでからのバスソーキック、ブレーンバスター狙いをSTFで切り返す。
イサミはバスソーキックを狙うが、かわした小幡はRKOから串刺しダブルニーを浴びせ、ダイビングダブルニーを投下するも、イサミがかわして自爆し、エルボーやエクスプロイダー合戦から、小幡はエルボーに対してイサミはバスソーキックで応戦して両者ダウンとなる。
起き上がった小幡はイサミをロープへ振ろうとするが、イサミはロープに噛み付いて堪えると、エプロンに移動してロープ越しのドラゴンスクリューを敢行し、エプロン上でのブレーンバスターから、場外でダウンしている小幡めがけてコーナー最上段からのダイビングダブルニーを投下して、小幡に大ダメージを与える。
リングに戻ると抵抗する小幡に雪崩式ドラゴンスクリューを決めると、ショーンキャプチャーと見せかけて膝十字で捕獲、そしてダイビングダブルニーで勝負に出るが、小幡がかわすと膝蹴りから、みちのくドライバーⅡで突き刺し、エルボーや頭突き合戦から、小幡が膝蹴りを浴び、ダイビングダブルニーを投下も、イサミが切り返してSTFで捕獲、更にFTSへと移行してから、ダインビングダブルニーを連発して小幡を追い詰める。
イサミは踵落としを決めるが、小幡がダブルニーアタックで応戦すると、ブラディーサンデーを決め、両者打撃戦から小幡がブレーンバスターも、イサミは膝十字で切り返し、再度ダイニングダブルニーを狙いにコーナーも、追いかけた小幡が頭突きから雪崩式ブレーンバスターで投げ、ダブルニーアタックを決める。しかしイサミも丸め込みからSTFで捕獲し、トラースキックから不知火を決め、カバーに入ったところで試合終了のゴングが鳴り、30分時間切れ引き分けとなって、小幡が薄氷の防衛となった。試合後にイサミがギネスの保持する二冠ジュニア王座への挑戦を表明し、ギネスが受諾すると、王座を守りきった小幡の将来性を称えてノーサイドとなり、イサミが退場後は小幡が大会を締めくくったが、バックステージでは勝てなかったことで納得していない姿勢を示した。
元日に田中から王座を奪取したが、宮本とイサミという難敵続きの防衛ロードとなり、2戦とも引き分けでどうにか防衛できた。しかし勝って防衛できないという悩みもあり、小幡の試練の防衛ロードはまだまだ続きそうだ。セミのインターコンチネンタルタッグ選手権は挑戦者のVMが場外戦から吉江を捕らえるが、逆に両腕ラリアットで返り討ちにされると、代わった岡本もTARUにぶちかましから突っ張り電車道を浴びせるなど、王者組が主導権を握る。
しかしVMは場外戦を仕掛けると、TARUは吉江にパウダーを浴びせ、岡本にはビール瓶で一撃して流血に追い込み、失速した岡本をリング内でジャクソンが三角絞めで絞めあげ、二人掛りの攻撃から串刺しエルボー、スピアー、デスバレーボムと畳みかけて岡本を追い詰める。
勝負に出たジャクソンはダイビングエルボードロップを投下するが、岡本がカウント2でキックアウトすると、続けてTARUがイスで一撃を狙うが、吉江がショルダータックルでカットに入り、息を吹き返した岡本は吉江と共にTARUを捕らえ、肉弾プレスの波状攻撃で圧殺し、岡本がコンプリートショットから低空のぶちかまし、カイケツ、ラリアットから豪快なバックドロップを決め3カウントを奪い王座を防衛も、試合後にVMのセコンドの田中が竹刀で岡本を殴打し、火野とのタッグで王座挑戦を表明した。今大会でも耕平&宮本を降した田中&火野、キャリアだけでなく戦力的にも現時点では最強の挑戦者といっても過言ではないだろう。本日の新木場1st RING大会に沢山のご来場誠にありがとうございました。
興奮冷めやらぬうちにSONYのアプリ「 #PROJECTREVIEWN 」をダウンロードして、今日の試合を映像でご覧ください。尚、第1試合の岩崎vs北村戦は無料となっております。画像のように、マルチタップで2画面から鑑賞できます!#zero1 pic.twitter.com/fotc0hZVqk
— プロレスリングZERO1 (@ZERO1_Wrestling) 2018年2月12日小幡選手とは時間切れ引き分け。強かったです。試合前に日高さんとミスティフリップの練習してて、試合で出したら控え室前にて「あれ、不知火やで」とダメだしされました。疲れた。動けぬ。#zero1
— 木髙イサミ (@isami_777) 2018年2月12日Awesome @ZERO1_Wrestling event at @Shinkiba1stRING today!
-Failed to capture Tag Team Championship: ✔
-Make someone bleed: ✔
Still a win in my books...#Zero1 #VoodooMurders #SAserialkiller #TMDK pic.twitter.com/bHxjVXscGv
— Hartley Jackson (@RightStuff1980) 2018年2月12日新木場大会ご来場ありがとうございました。
TARUさん、ジャクソン組ベルト奪取できひんかったけど、VMは負けたまんまで終わらへんで。
田中、火野でベルトとったる‼
弾丸弁当食ったし、エネルギー有り余ってるからGYMだな。
*最後の写真は餅つきに行った保育園の子供達からのプレゼント!(^^)! pic.twitter.com/OeJcWUnCBh
— 田中将斗(Masato Tanaka) (@masato_dangan) 2018年2月12日ZERO1新木場大会 満員御礼!「今日のMVPは俺だ!」的笑顔‼︎いいと思います!3月4日後楽園大会、ZERO1を引っ張って行くのは佐藤耕平だ!呑みすぎに注意して下さいね!#ZERO1 https://t.co/oFSlzt1Vei
— 三又又三 (@mimatadance) 2018年2月12日 -
長州が大ギレした「2・12事変」という長い一日
1995年1月4日、海外武者修行に出ていた山本広吉こと天山広吉が凱旋した。ドイツCWAでジュニアヘビー級王者となるなど実績を積んだ天山はカナダへと飛び、当時外国人ブッカーとなっていたジョー大剛氏の下で肉体改造に励み、一回り大きくなった姿を見せた天山は凱旋マッチとなった中西学戦では圧倒的な強さを見せ、最後は初披露となったマウンテンボムで3カウントを奪い、ファンに大きなインパクトを与えた。成長した天山を見た長州は「天山をトップに押し上げる」と天山をプッシュすることを断言、2月4日に行われた札幌中島体育センター大会では天山をIWGPヘビー級王者だった橋本真也の挑戦者に大抜擢したが、天山の周囲では争奪戦も始まっていた。当時の新日本は本隊と越中詩郎率いる平成維震軍が抗争を繰り広げていたが、前年度のG1 CLIMAXでヒール転向を果たしていた蝶野正洋がヒロ斎藤、サブゥーと共に新軍団結成に動いており、特に前年から自主興行も開催していた維震軍は青柳政司が新日本から離脱したことを受けて新戦力を求めていたことから、シリーズ中には天山をワゴン車に拉致して維震軍入りを迫るなど積極的に天山獲得に動き、本隊も佐々木健介とのタッグで売り出そうとプランを練っていたが、実はドイツ遠征の時点で同地を訪れていた蝶野からも勧誘を受けており、本隊か維震軍か、それとも蝶野との共闘か、天山の今後の方向性に注目していた。
IWGPヘビー級選手権は、橋本がレッグロックからの足攻めで先手を奪い、天山の繰り出す逆水平に対して、袈裟斬りチョップやミドルキックで応戦、だが天山もモンゴリアンチョップで応戦するなど、かつて付き人を務めた橋本に対し一歩も引かない姿勢を見せる。橋本はミドルキックで攻勢に出ると、ジャンピングエルボードロップ、コーナーからのダイビングエルボードロップと攻勢に出ると、DDTで勝負に出るが、ニールキック狙いをマウンテンボムで迎撃した天山はテリー・ゴーディ式パワーボムからダイビングヘッドバット、天山プレスで猛反撃したが、再度のマウンテンボム狙いを潰した橋本は腹固めで捕獲して絞めあげると、ニールキックからハイキック、垂直落下式DDTで3カウントを奪い勝利となったが、前日の大会ではオリジナルTTD、橋本戦では天山プレスも披露したことで大きなインパクトを与え、評価もまた上がった一戦となるも、この時点では今後の方向性に関しては明確な答えを出さず、しばらくして「2月12日後楽園大会で答えを出す」とコメントするだけで、2月12日を迎えた。
2月12日後楽園ホール大会、この日は昼間は維震軍、夜は本隊と新日本が昼夜興行を開催していた。第1試合の小原道由vs高木功(嵐)が終わると、越中が現れ「「天山いるなら出て来てくれ!俺達と一緒にやっていこう!どうだ!天山!」と天山を呼び出してリングに上がった天山に「俺達と一緒にやろう」を手を差し伸べる。ところが天山の出した返答はモンゴリアンチョップで拒否、これに怒った小原が天山とのシングル戦をアピールし、セミファイナルで小原vs天山が組まれたが、勢いに乗る天山の前に先輩である小原もなす術はなく変形サイドバスターで圧勝する。
メインイベントでは越中は後藤達俊、ザ・グレート・カブキと組んで昭和維新軍の長州力、マサ斎藤、谷津嘉章となるが、長州が寝坊で会場入りしていないハプニングが発生し、長州の代役として平田淳嗣が登場、長州の欠場に関して事前にアナウンスもなかったことで館内も野次が飛び交う。試合は平成維震軍が勝利を収めたものの、試合後に天山を蝶野と共に乱入し両軍を襲撃、この時点で蝶野との共闘が明確とのなり、バックステージでは夜の本隊興行に参戦するためにやっと会場入りした長州に越中が襲撃をかけるが、天山にはフラれ、長州は自身のミスで来場しないなど、越中にとっては踏んだり蹴ったりとなった。
夜の本隊興行では天山が蝶野との共闘を選んだことで、本隊のカードが変更され、長州は橋本、平田と組んで蝶野、天山、ヒロ組と対戦。試合も本隊を裏切った天山を制裁するために長州組は徹底的に狙い撃ちにして、長州もリキラリアットを3連発して追い詰めるが、蝶野がケンカキックでカットに入ると、蝶野の激を受けた天山が猛反撃しモンゴリアンチョップや頭突きを乱打、最後はヒロとのハイジャックパイルドライバーからダイブビングヘッドバットで長州から3カウントを奪ってしまう。
試合後にまさかの敗戦に怒った橋本と平田は天山を客席へ連行して暴行を加え、リング内では蝶野とヒロがダウンしている長州に暴行を加えて蝶野がケンカキックでダメ押しする。そしてリングサイドに戻った橋本と平田はイスで天山、長州もイスを持ち出して蝶野に暴行を加えるが、サブゥーが駆けつけて蝶野らを救出する。そしてコーナー下にテーブルをセットして橋本を寝かせると天山がテーブル貫通ダイビングセントーンで橋本をKOする、平田がイスを振り回し、馳浩も駆けつけ蝶野らは去っていくが、怒りの収まらない長州はミスター高橋レフェリーを蹴り、バックステージでもカットに入れなかった橋本や平田にイスを投げつけて大荒れとなり、長州から指示を受けた橋本と平田は蝶野側の控室に殴りこんで乱闘となるなど、リングだけでなくバックステージでも大荒れのままで、2月12日という長い一日が終わった。この結果、蝶野は天山、ヒロ、サブゥーと共に新軍団「狼軍団」を結成し、維震軍を凌ぐ1大勢力となっていったが、長州力が「プロレスは常にインパクトだよ」と答えていた通りに、凱旋帰国した天山は大きなインパクトを与え、更に劇薬を投入することで一気にトップの一角に食い込んだ。1995年2月12日はまさしく天山にとってはターニングポイントなった日でもあり、主役を奪い取った日でもあった。
(参考資料、新日本プロレスワールド、1995年1月4日の天山vs中西、2月4日の橋本vs天山、2月12日の蝶野&天山&ヒロvs長州&橋本&平田は新日本プロレスワールドにて視聴できます) -
発表!1月の月間MVP、ベストバウト、ベストシリーズ&興行
1月の月間MVP、ベストバウト ベストシリーズ&興行が決定しました
1月の月間MVP
中邑真輔(WWE SMACKDOWN)投票結果=投票数43
中邑真輔(WWE SMACKDOWN)=13
オカダ・カズチカ(新日本プロレス/CHAOS)=9
石川修司=7
ジェイ・ホワイト(新日本プロレス/CHAOS)=4
ジョー・ドーリング=4
鈴木みのる(鈴木軍)=3
TAJIRI=2
拳王(NOAH)=2
ウィル・オスプレイ(新日本プロレス/CHAOS)=1
竹田誠志=11月のタッグMVP
EVIL SANADA(新日本プロレス/ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン)投票結果=投票数31
EVIL SANADA(新日本プロレス/ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン)=10
諏訪魔 石川修司(暴走大巨人コンビ)=8
SHO YOH(新日本プロレス/CHAOS)=5
竹田誠志 塚本拓海(クレージーラヴァーズ)=5
バットラック・ファレ タマ・トンガ タンガ・ロア(BULLET CLUB)=1
石森太二 Hi69(NOAH/XX)=1
花月 木村花(大江戸隊)=11月のベストバウト
1月4日 新日本プロレス「ブシモ 5th ANNIVERSARY WRESTLE KINGDOM 12 in 東京ドーム」東京ドーム
▼ IWGP USヘビー級選手権試合 ノーDQマッチ/60分1本
[初代王者]○ケニー・オメガ(34分36秒 片エビ固め)[挑戦者]×クリス・ジェリコ
※片翼の天使
☆ケニーが4度目の防衛に成功投票結果=投票数83
ケニー・オメガvsクリス・ジェリコ(新日本プロレス 1月4日 東京ドーム)=13
ウィル・オスプレイvsマーティ・スカルvsKUSHIDAvs高橋ヒロム(新日本プロレス 1月4日 東京ドーム)=8
オカダ・カズチカvs内藤哲也(新日本プロレス 1月4日 東京ドーム)=7
鈴木みのるvs棚橋弘至(新日本プロレス 1月27日 北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる)=6
内藤哲也vsタイチ(タカタイチマニア 1月23日 後楽園ホール)=6
飯伏幸太vsCody(新日本プロレス 1月4日 東京ドーム)=4
ジェイ・ホワイトvsケニー・オメガ(新日本プロレス 1月28日 北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる)=4
拳王vs清宮海斗(NOAH 1月6日 後楽園ホール)=4
石川修司vsHARASHIMA(DDT 1月28日 後楽園ホール)=3
ジョー・ドーリングvsゼウス(全日本プロレス 1月2日 後楽園ホール)=3
竹下幸之介vsHARASHIMA(DDT 1月10日 東京・練馬Coconeriホール)=3
後藤洋央紀vs鈴木みのる(新日本プロレス 1月4日 東京ドーム)=2
SHO YOHvsニック・ジャクソン マット・ジャクソン(新日本プロレス 1月28日 北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる)=2
諏訪魔 石川修司vs秋山準 大森隆男(全日本プロレス 1月3日 後楽園ホール)=2
諏訪魔vsヨシタツ(全日本プロレス 1月14日 アイメッセ山梨)=2
原田大輔vs大原はじめ(NOAH 1月27日 エディオンアリーナ大阪第二競技場)=2
長州力 飯伏幸太 伊橋剛太vs藤波辰爾 TAKAみちのく 関本大介(長州力プロデュース興行 1月14日 後楽園ホール)=2
ボラドール・ジュニアvsバルバロ・カベルナリオ(新日本プロレス 1月20日 後楽園ホール)=1
野村直矢 青柳優馬vs秋山準 大森隆男(全日本プロレス 1月6日 名古屋国際会議場)=1
石森太二 Hi69vsHAYATA YO-HEY(NOAH 1月27日 エディオンアリーナ大阪第二競技場)=1
小幡優作vs田中将斗(ZERO1 1月1日 後楽園ホール)=1
YAMATO Kzyvs望月成晃 横須賀ススム(DRAGON GATE 1月16日 後楽園ホール)=1
石川修司vs彰人(DDT 1月8日 大阪市立平野区民センター)=1
遠藤哲哉vs黒潮"イケメン"二郎(DDT 1月10日 東京・練馬Coconeriホール)=1
山下実優vs才木玲佳(東京女子プロレス 1月4日 後楽園ホール)=1
竹田誠志vs塚本拓海(大日本プロレス 1月2日 後楽園ホール)=1
阿部史典vs野村卓矢(大日本プロレス 1月17日 新木場1stRING)=1
竹田誠志 塚本拓海vs伊東竜二 アブドーラ・小林(大日本プロレス 1月25日 後楽園ホール)=1
土肥孝司 熊ゴローvs稲葉大樹 伊藤貴則(WRESTLE-1 1月8日 後楽園ホール)=1
花月 木村花vsHZK 渡辺桃(スターダム 1月5日 名古屋市中村スポーツセンター)=1
クイーンズクエストvs大江戸隊 5vs5勝ち抜き戦 ルーザー・リーブ・ユニットマッチ(スターダム 1月21日 後楽園ホール)=1
紫雷イオ バイパー HZKvs花月 木村花 夏すみれ(スターダム 1月28日 新木場1stRING)=1
浜田文子vs世志琥(SEAdLINNNG 1月14日 後楽園ホール)=1
AJスタイルズvsケビン・オーエンズ ザミ・ゼイン(WWE 1月28日 バージニア州フィラデルフィア)=11月のベストシリーズ&興行
1月4日 新日本プロレス「ブシモ 5th ANNIVERSARY WRESTLE KINGDOM 12 in 東京ドーム」東京ドーム 34995人投票結果=56
新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 12 in 東京ドーム」1月4日 東京ドーム=14
WWE「ロイヤルランブル2018」1月28日 バージニア州フィラデルフィア=9
新日本プロレス「THE NEW BEGINNING in SAPPORO ~雪の札幌2連戦~」1月27、28日 北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる=7
DDT「D王 GRAND PRIX 2018」1月5日 新宿FACE~28日 後楽園ホール=6
新日本プロレス「NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2018」1月12日 名古屋国際会議場~22日 後楽園ホール=5
タカタイチマニア 1月23日 後楽園ホール=3
長州力プロデュース興行「POWER HALL 2016~Set Back the Clock」1月14日 後楽園ホール=3
新日本プロレス「NEW YEAR DASH!!」1月5日 後楽園ホール=2
全日本プロレス「2018ニューイヤーウォーズ」1月2日 後楽園ホール~14日 アイメッセ山梨=2
NOAH「Navig. For The Future」1月27日 エディオンアリーナ大阪第二競技場=2
WWE「RAW 25th Anniversary」1月22日 ニューヨークブルックリン=2
NOAH「Navig. For The Future」1月6日 後楽園ホール=1以上に決定しました
投票ありがとうございました -
今年初の大阪でのビックマッチも札止めで大盛況!新日本にレイ・ミステリオが参戦へ!
2月10日 新日本プロレス「THE NEW BEGINNING in OSAKA」 エディオンアリーナ大阪 5481人 超満員札止め
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼北村克哉 7番勝負第6戦/20分1本
○永田裕志(10分58秒 バックドロップホールド)×北村克哉【永田の話】「まあ、一つひとつの技とかね、受け身とか、攻撃パターン、チョップ。エルボー、そういうものを一つひとつ、確かに身につけてるのはわかります。新人離れした体を使った、それを有効に使う技もできつつある。それはよくわかる。ただ、プロレスっていうのは本当に闘いなんで。自分の体を有効に使いながら、いざ殴られたり蹴られたりしたときに、“なにクソッ!”ってものがもっとリングで出ないと。リング上は闘いなんだから、相手に対して、怒りとか、そういうものをぶつけながら殴る蹴る、叩きつける、そういうレスラーになってほしいですね。すごいモノ持ってますから、北村ってのは。ま、我々も、昔はそうやって、先輩たちに殴られ蹴られ、谷底に落とされ、そっから這い上がってきたのでね。今日の彼の7番勝負、かつて僕らがやられてきたそのまんまのことを北村には伝えたつもりです。僕はああやって、当時のコーチだった馳(浩)さんとか佐々木(健介)さん、そういう人たちに谷底に沈められて沈められて、這い上がってきたっていうのがありますからね。まあ、ホントは北村なんかは、もっと攻撃を受けてもいいんですけど、今日までの(7番勝負のうちの)5番勝負までうまくやってたんで、あんまりそれが見えなかったんで、今日は僕が敢えて教えてやりました。この体……あの体で僕のことを吹き飛ばしたら、それはそれでいいんですよ。でも、そんなヤワじゃないんで。26年もやってきた永田裕志の体は。北村はもっとこういうのを受けなきゃダメですね。そして本物のプロレスラーになってほしい。そういう思いからくる厳しい攻めをしたつもりです」
【北村の話】
北村「(※岡の肩を借りてコメントブースに辿り着くと四つん這いになり)チクショーーー!! (※床を叩きながら)ウワァ~~~!! ……悔しいです…」※そこへ中西学が登場。
中西「オイ。お前、そんなモンちゃうやろ!」北村「はい」
中西「俺がよ、次の(北村克哉7番勝負)7戦目、相手したるよ。俺が仕込んだるよ、お前! 心して受けろ(※と言い残して去る)」
北村「お願いします! 中西さん、お願いします! ……永田さん、この世界に導いて下さったのは、永田さんで。永田さんと出会って、僕は“チェンジ・マイ・ライフ”。人生変えた。頑張って行きます。次、7番勝負、中西学さんが、今日、僕と試合して下さると言って下さってるんで。一生懸命、あの人間離れした怪物を相手に、挑みたいと思います……。まだ終わってないです……(※と言い残し、這ったまま控室へ移動)」
◇第2試合◇
▼20分1本
○金丸義信 エル・デスペラード(10分22秒 逆エビ固め)YOH ×SHO【バックステージでの金丸&デスペラードの話】
デスペラード「チャンピオン! どうした、チャンピオン!? チャンピオン、タッチ(しろ)! もう1人(ロメロが)いたじゃねぇかよ、この野郎」金丸「チャンピオン・プラス・ワン」
デスペラード「ハッハッハ!」
金丸「(タイトルマッチを)いつやんだ、オイ!? ヘボチャンピオン。まあ、俺らとやったら、ベルト獲られるから、いつまでも黙ってんだろ!? いつでもいいから準備しろ。次、行くからな」
デスペラード「キッチリ2対2でやったらこうなるのは目に見えてんだ。だからお前ら、今日、俺たちがあれだけ『やらせろ』って言ってたタイトルマッチにならなかった。前(から対戦カードが)組まれていたにもかかわらず、自分に自信がないから『ベルトを懸ける』って言えなかったんだ。あ!? そんなチャンピオン、願い下げだよ、こっちから。あ!? ベルトを持ってるっつうのはよ!! ウチのボスみてぇによ! おっかねぇから、強いから、カッコいいから持ってんだろ!? いつまでも逃げ回ってるようなヤツが、振り回していいようなモンじゃないんだ。逃げるなよ」
金丸「まあ、あいつらのチャンピオンも、あと数日だろ。まあ、やらねぇならやらねぇでいいけどな。それだけだ(※と言い越して去る)」デスペラード「あ~あ、ほら? ノブさん、興味失っちゃった。ベルト…まあ、『欲しいのか? 欲しくねぇか?』っつったら、どっちでもいいんだが! でも、明確に、お前らが俺たちに負けたろ。試合見てなかった、結果しか追いかけねぇようなヤツにも伝わるように、あいつらが持っているモノを俺たちがいただく」
◇第3試合◇
▼20分1本
真壁刀義 マイケル・エルガン KUSHIDA 田口隆祐(11分52秒 片エビ固め)鈴木みのる 飯塚高史 タイチ ×TAKAみちのく
※キングコングニードロップ(試合終了後)
真壁「オイ、鈴木さんよ! もういい加減よ、インターコンチ、挑戦させろよ! 腰抜け!(インターコンチのベルトを手に取る)ほら、来てみろよ!」(鈴木は引き上げると見せかけ、猛然とリングにダッシュ。そして、ベルトを手にする
鈴木「このゴリラヤローが! そうかそうか、オマエはまだ現実がわかってねえみてえだな。じゃあ、貴様と、この大阪のクソどもに、俺の気持ちを伝えてやる。オイ、真壁! 俺と戦え!」(これに対して真壁が襲いかかるが、田口とKUSHIDAが止めに入る。なおも真壁と鈴木はつかみあいになるが、セコンドたちが両者のあいだに割って入る。すると、鈴木は花道を引き下がるが、ヤングライオンの岡に八つ当たりのように場外フェンスを投げつける。そして、ストンピングを浴びせると、花道をあとに。真壁がリング上で勝利のポーズを見せ、気合のこもった表情で退場。)
【バックステージでの真壁のコメント】
真壁「オイ、鈴木みのるさん、いや“鈴木みのらず”さんよ。俺の思った通りだ、リング上じゃ、あと引けねぇよな。いいぜ。見事なチャンピオン像だ。いいじゃねぇかよ。ところがどっこいよ、それがテメェの運の尽きだ。オイ、この俺様、真壁刀義はよ、4年か、5年か、(シングルの)チャンピオンシップから遠ざかってる。それはテメェの責任か? いや違うね。この俺様が出たら、必ずベルト分捕るから。だったらこそ勝負だ? いいじゃねぇか。それでこそ、新日本プロレスだよ。核弾頭だ。見してやるぜ。この俺様はよ、会社のテメェら、わかってんだろ? 鈴木みのる、テメェもわかってるはずだ。この俺の本気が爆発したら、テメェら木っ端みじんだ、バカ野郎。しかもよ、今はよ、オリンピックイヤーだ。おもしれぇぜ。技と技、己と己、そして小賢しい技と技。おもしれぇじゃねえか。同じ色してやがるな、オイ、鈴木。俺とテメェはよ、闘う運命にあるんだ。こういう運命にあんだよ。もうテメェはよ、リング上で言っちまったんだ。もう後戻りはできねぇ。わかってんな、この野郎。俺はな、ずっと前から訴えたかった。だからこそ、だからこそ今日のこの俺様の挑発に乗ってくれたな、見事によ。うれしいじゃねぇか。だからこそ、だからこそテメェをよ、完膚なきまでに叩き潰してやる。オイ、鈴木みのる、いや、“鈴木みのらず”さんよ、いいか、根本だ、テメエの根本、叩き潰してやるよ。いいな、テメェ。そしたら、そしたら逆らう者は誰もいねぇ。鈴木軍ももう終わりだ。いいな? 俺は1人ひとり、一つひとつだ、淘汰していくぜ。オイ、テメェら、渦巻き、クダ巻き野郎によ、一言一句、間違いなく伝えろよ。それでこそチャンピオンだ。覚悟しろよ。まあ、鈴木みのるも、単なるオカマ野郎じゃなかったってことだ。まあ、こんだけ超満員の大阪で、そりゃそうだ、俺と鈴木は似てるんだ。ケンカだな。だからこそだ、大阪の野郎は“血沸き肉躍る”だろ。だからこそだ、リング上で挑発行為だ。だからこれが、こうなったわけだ、いいじゃねぇか。鈴木さんよ、お前が『YES』って言ったんだ。もう引き戻せねぇ。もう引き返せねぇ。いいか、覚悟しとけ、それだけだ」――ベルト戦線から4、5年離れていたということで、今回ベルトにかかわる試合をしますが、それに対するプレッシャーなどはありますか?
真壁「プレッシャー? ねぇだろ。あるわけねぇだろ。やっぱりよ、この俺様、真壁刀義がメディアに出れば、“新日本プロレスさすがじゃねぇか”“新日本プロレス真壁刀義やるじゃねぇか”って、そういう称賛もらうわ。ありがてぇよ。ほかに演者さん、いっぱいいるだろ? お笑い芸人さんもいりゃあよ、一般の芸能人もいっぱいいるわ。その中で『おお、おもしれぇな、お前』って言ってくれたよ。ありがてぇ。だけどよ、俺の本質はプロレスラーだ。プロレスラーだからこそ、メディアでもいろいろ頑張ってきた。だけどよ、乾くんだよな。乾くんだ。抑えきれねぇぐらい乾くんだ。なんでかわかるか? 俺、プロレスラーだからだ。俺、芸能人の方でもなんでもねぇ。プロレスラーだよ。プロレスラーで芸能の仕事やらしてもらってるだけだ。俺の本質、プロレスラーだ。しかもわかってんだろ? 俺のギラギラしたレスラー魂を。抑えられねぇんだ。抑えられねぇ。だからこそだ、鈴木みのる。鈴木みのるに挑戦することに意味あるし、だからこそ、あいつの持ってるベルトだよ。(王座から)引きずり下ろすことに意味があると思うんだ。そりゃそうだ。闘う理由なんてねぇよ、そんなモン。俺が闘いたいと思ったんだ。それだけだ。だがな、難癖つけてるだけだ、俺はよ。対戦相手に難癖つけただけ。ただそれだけだ。ただ鈴木みのるとやってみてぇんだ。面白いじゃねぇか。だからこそ、数年前を思い出すんだ。俺が落ち着く前だ。ギラギラしたものがあったろ? それをいま、取り戻しつつあっからよ。やってやるぜ。挑戦? いつでもいいぜ。この俺様、真壁刀義は準備万端だ。準備できてっからよ。いつでも勝負できる。いいぜ、今日のメイン終わってからでもやってやるよ。いつでもやってやる。いつでもやってやる、それだけだ」――鈴木選手が持っているベルトがインターコンチネンタルだから、インターコンチネンタル王座に挑戦すると?
真壁「そりゃそうだ。鈴木みのるが(持ってるのが)NEVERならNEVER(に挑戦)だ。IWGP(ヘビー級)ならIWGPだ。そりゃそうだろ? 俺、褒めることなんて一切しない。褒めることなんて考えたりしねぇ。ただよ、あいついくつだ? もう50(歳)近いだろ? それでもあのパフォーマンスだ。スキあらばよ、首元、掻っ切られるだろ? そういうレスラーだ。そういうレスラーだからこそ、やる意味があるって言ってんだ。この俺のよ、甘くなった部分があんだろ? 俺、自分でもわかってんだ、甘くなったなって。そのへん、記者に質問投げかけられたら、答えちまうだろ? そんなことだよな。(以前なら)『うるせぇ、この野郎!』って一喝したもんだろ? でも、今は丁寧に答えちまう。そのテメェが置かれてる立場もわかってる。ベビーフェースだから、正規軍だから……バカ野郎、そんなモン最初から全部、ブチ壊してやる。だからこそプロレスラー真壁刀義、ここにありってもんだよ。だから色男(棚橋)のことも何も関係ねぇ。敵討ち? そんなの関係ねえ。俺は俺のやり方でベルトを獲る。鈴木みのるを引きずり落とす。それだけだ。カッコいいなあ……。俺、上機嫌だ。なんでかわかる? 鈴木みのるがもう引き返せない。リング上で『YES』って言ったんだ。ただ、それだけだ」――ところで、インフルエンザは大丈夫ですか?
真壁「インフルエンザ? それ、一番大事なことなんだ。1回、NEVER(のタイトルマッチ)流してんだろ。それから物凄い、細かくなった。今、こういう時代だろ? 気をつけねぇとな。この俺様、真壁刀義の魅力はよ、このギラギラした試合と、ギラギラしたコメントなんだよ。テメェで言って、テメェで盛り上がってくるから、やってやろうかとなるんだ。お前らもそれ聞いて、満足だろ? 俺の試合見たらよ、お父さんお母さん、そして子供たち、女子高生たち、そして20歳ぐらいのいい年頃のおねぇちゃんたち、み~んなよ、ワクワクするからよ。それはよ、また今度、リングで証明してやる。新日本プロレスよ、聞いたろ? チャンピオンが『YES』って言ったんだ。オイ、お前らも『YES』って言うしかねぇよな? 言わなかったら……覚悟しとけ、それだけだ」【鈴木の話】「オイ、真壁、そんなに死にてぇのか? オイ、正式に、このプロレス界の王様の前に出て来ることを許そう。真壁、テメェの首持って、一つでここまで出て来い。俺の前に現れろ。ブチ殺してやる……」
【バックステージでのタイチのコメント】
※TAKAはタイチの肩を借りてバックステージへ現れ、苦しそうにうめき声をあげ続ける。
タイチ「(※TAKAに対し)パレハ! 大丈夫か、オイ…。しっかりしろよ、お前…。どうしたんだよ、お前! 終わりか、お前、コラ! 毎日、毎日、コラ! 終わりか、テメェ…!」※TAKAはそのまま控室へ消える。
タイチ「(※TAKAの後姿を見届け)なに、人っつうのはよ、それぞれの道があんだよ。それぞれの人生があんだよ。そう。俺みたいに。分岐点のようだな…。まあ、パレハ(TAKA)もパレハで考えがあんだろ。俺にも俺で考えがある。(※マスコミに向かって)内藤からの返事、来たのか!? どっか受け取ったか!? ねぇだろ。“だんまり”だな。当日まで。わかった。あとはテメェが言うように、『俺とやりてぇんだったら行動で示せ』って、そんなようなことも言ったな!? よし、わかった。やってやろうじゃねぇか。背後に気をつけるんだな…」◇第4試合◇
▼20分1本
○ジェイ・ホワイト 石井智宏 矢野通(7分33秒 レフェリーストップ)ジュース・ロビンソン デビット・フィンレー ×トーア・ヘナーレ
※シャープセンセーション◇第4試合後◇
第4試合終了後、会場のヴィジョンになんと“元WWEスーパースター”レイ・ミステリオ選手が登場。新日本プロレスジュニアの“レジェンド”獣神サンダー・ライガーに対戦表明した。【ミステリオからのメッセージ】「コンニチワ! レイ・ミステリオだ。はじめての新日本プロレス参戦にとてもエキサイトしているよ。俺が闘いたい相手は、史上最も偉大なジュニアヘビー級のレスラー、獣神サンダー・ライガーだ! ライガー、俺はおまえに闘いを挑む。3月25日、『STRONG STYLE EVOLVED』アメリカ・カリフォルニア州ロングビーチのWALTER PYRAMID でな? 俺の想いは伝えたぜ? あとおまえの答えを待ってる! Booyaka! 6・1・9!」
(このコメントを受けて、場内は「ライガー!」コールが爆発。実況席でゲスト解説を務めていた獣神サンダー・ライガーは手を上げて応え「ガッチリやりたいですね」とコメントを残した)
◇第5試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○BUSHI(10分7秒 片エビ固め)×外道
※MX【BUSHIの話】「オイ、外道、(シリーズ)最終戦、大阪、ちゃんと俺のマスク持って来たよ。試合前にわざわざ、お前の汚ねぇヒゲ、切ってやろうと思ったけどな、俺の大事なマスク、返ってくりゃ、それでいいや。構わない。そもそも、外道と俺のタイトルマッチでもない試合、誰が興味あんだよ? スペシャルシングルマッチ? なんか得したのか? な、意味なんてねぇだろ? それでも俺は2年前、ジュニア、『(BEST OF THE)SUPER Jr.』の借りを返しただけ。まあ、いいよ。これから楽しみにしてるぜ。マ・ジ・で……」
◇第6試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○内藤哲也(16分46秒 体固め)×YOSHI-HASHI
※デスティーノ【タイチが内藤を押さえつけ、強引にコメントブースへ連行する】
タイチ「(※内藤をマイクと脚でいたぶりながら)ワーハッハッハ! ほ~ら、聞けよ、内藤、コラ! テメェ、『俺とやりたかったら行動で示せ』とか言ったな? ほら、来てやっただろ。テメェが“だんまり”するからよ。それでよ、テメェ、俺になんて言った、コラ!? テメェ、この発言して、テメェの発言に責任取れよ。俺をその気にさせたぞ、ついに。そのよ、クソみてぇな発言で、オイ!? その発言が、新日本プロレスにとってもな、テメェにとっても、脅威となる。脅威となる! その男が誕生したよ。まずはテメェだ! その発言の罪は重いぞ。内藤、シングルマッチだ。『タカタイチ(興行)』じゃねぇぞ。新日本プロレスのこのリングで! もう1回俺とやれ。わかったな? 返事するか!? わかったか、コラ、オイ! ヘッ、バーカ(※と言い残して去る)」内藤「(※タイチが去ってから立ち上がり)やれ、やれ…。さあ、“定位置”に戻りましょうよ(※と言ってコメントを出す本来の場所へ移動)。それにしても、次から次へと(対戦希望者が)現れるね。いいんじゃない? だって、こんなにおいしい相手、ほかにいないよ? 逆に絡まなきゃ損だからね。それから、いまタイチの顔見た!? あんなに生き生きしているタイチ、俺は数年ぶりに見たよ。一緒にメキシコ行ったときかな!? もう6年!? 7年前ですか!? それぐらいぶりに、あんな生き生きとした表情見たよ。なんで、この生き生きとした顔が現れたかわかる? 俺がケツを叩いてやったからだよ。俺がケツを叩いたから、あいつは一歩踏み出す勇気が出たんだろ。俺に絡んで来るのはいいけどさ。その前に『グラシアス』『ありがとう』はないのか!? 俺のおかげだろ。感謝しろよ。ま、これからどうなるのかわからないけどさ。彼がどういう行動を起こすのか、わからないけど。俺、オクパードなんだよ。忙しいんだよ。タイチになんか構ってるヒマないからね。そんなにやって欲しいんだったら、もっと、まず! まず! 行動起こしてみろよ。まあ、話はそれからだよ。悪いけど、彼と俺じゃ、立っているステージが違うからさ。じゃあ皆様、次は(2月14日)沖縄でお会いしましょう。アスタ・ルエゴ。アディオス」
今日は新日本プロレス大阪大会を観戦、生憎の雨だったが前売りの段階でチケットは完売となったことで、用意されたイスは埋まり超満員札止め、今年も新日本の活気力を見せつけられてしまった。
大阪大会ではCHAOSvsロスインゴの5番勝負が組まれ、内藤vsYOSHI-HASHIは先入場の内藤は大試合用のジャケットではなくキャップとTシャツ姿で登場すると、背後からYOSHI-HASHIが入場テーマを待たずに襲撃をかけ、先にリングに上がったYOSHI-HASHIは掟破りの寝そべりポーズで威嚇し、リングインする内藤をプランチャで再び奇襲をかけ、内藤をリングに戻すが、内藤は寝転がりながら反対側の場外へと逃れ、YOSHI-HASHIが襲い掛かるが、また内藤が反対側の場外へ寝転がるなるなど、YOSHI-HASHIのペースには付き合わず、内藤ペースへと引きずりこんでいく。
これに怒ったYOSHI-HASHIは内藤に襲い掛かるが、場外戦に持ち込んだ内藤は鉄柵攻撃で反撃しエプロンでのネックブリーカーを敢行、ストンピングを浴びせて唾を吐くが、余裕の内藤をYOSHI-HASHIが足めがけての低空ドロップキックで切り崩し、DDTで突き刺してから逆水平、ヘッドハンター、串刺し逆水平からエルボーの連打、トップロープに磔にしてからの背中へのドロップキックと猛反撃する。
内藤もネックスターから背中へのドロップキック、ロープにかけてのネックバスターで反撃するとコーナーミサイルを狙うが、見切ったYOSHI-HASHIは内藤を場外へと追いやってトペコンヒーロを敢行、花道へと内藤を連れ出してバンカーバスターを決め、リングに戻るとコーナーからシャリマティーからバタフライロックで絞めあげ、さすがの内藤も苦悶の表情を浮かべるが、そのまま立ち上がった内藤はトルネードDDTで逃れると、コーナーミサイルからブリティッシュフォールYOSHI-HASHIの逆水平に対してジャンピングエルボーアタックを浴びせてから、デスティーノで勝負を狙うが、回転途中で抱えたYOSHI-HASHIがアバランシュ式リバースDDTで切り返す。
両者はエルボーや張り手合戦を展開し、YOSHI-HASHIは逆水平から張り手、トラースキック、しゃちほこラリアット、ジャンピングパワーボムと畳みかけた後でバタフライロックで絞めあげ、カルマで勝負に出るが、内藤は逃れて張り手合戦からジャーマン、延髄斬りから雪崩式フランケンシュタイナーと攻勢をかけ、浴びせ蹴りからドラゴンスープレックスを決めるが、YOSHI-HASHIもスピンキックで応戦、しかし内藤はランニング旋回式デスティーノを決めると、デスティーノを決めて3カウントを奪い勝利、試合後に花道から退場する内藤を、タカタイチマニアで対戦し再戦を要求していたタイチが内藤を襲撃、そのままバックステージへと下がった。
バックステージでも内藤を罵ったタイチは改めて再戦を要求したが、タカタイチ興行でも内藤はタイチにヘビー級転向を勧めていたが、タイチはIWGPジュニアヘビー級王座への未練もあって渋っていた。しかしNOAH参戦時からウエートも上がっていたこともあって、これ以上ウエートを維持するのは難しいと判断したのか、IWGPジュニアヘビー級への未練を残しつつヘビー級への転向を覚悟したようだ。ただタイチもヘビー級への対応する技量も備わっており、鈴木軍的には日本人でヘビー級、またタイトルに絡むのは鈴木だけなことを考えると、ヘビー級の戦いの幅が広がり、鈴木への負担も軽くなることから悪くはない選択だと思う。一方YOSHI-HASHIは、内藤が試合が終わった時点でタイチへと向かっていることから既に内藤の眼中にはない。館内からもYOSHI-HASHIが負けることを願って「メキシココール」も発生していたが、内藤のアピール通りにメキシコへと行ってしまうのか…外道vsBUSHIは、BUSHIが外道の顎鬚を刈るとして植木バサミを持参すれば、後入場の外道が今まで剥ぎ取ったBUSHIのマスクをマスクを持参して披露すると、BUSHIが怒って襲撃をかけ、外道の顎鬚を徹底的に毟りにかかるが、外道も本家コンプリートショットからクロスフェースJADOを決めつつマスク剥ぎで揺さぶり反撃、更にBUSHIのマスクの紐をロープに巻きつけて動きをとめてから、パンチを打ち込むなどインサイドワークでBUSHIを翻弄する。
若手が植木バサミで紐を切って脱出したBUSHIは猛反撃しトペスイシーダを決め、リングに戻ってからライトニングスパイラルからMXを狙うが、外道はレフェリーを突き飛ばして阻止すると、マスクを手にかけながらの首固めで丸め込み、BUSHIのコードブレーカー狙いも堪えて突き飛ばすが、マーティ浅見レフェリーを巻き込んでしまい、浅見レフェリーは足を負傷する。
これを逃さなかったBUSHIは毒霧を噴射も、外道はかわすと急所打ちからトラースキック、外道クラッチとBUSHIを追い詰めにかかるが、キックアウトしたBUSHIは延髄斬りからコードブレーカーを決め、最後はMXで3カウントを奪い勝利、試合後もまだ腹の虫が収まらないBUSHIは植木ハサミを持ち出して退場する外道を襲いかかろうとするが、浅見レフェリーが奪い取られたマスクを手渡し「これで納得しろ」と諌め、マスクを取り返したBUSHIは渋々ながらも納得して退場となった。第1試合の北村7番勝負の永田戦は北村の攻めを永田が正面から受けきるも、永田はフェイント
を織り交ぜつつ、グラウンドやキックで攻めるなどリードを渡さない、北村は俵返しからアルゼンチンバックブリーカー、正面からガンガン攻めるが、攻め疲れが見え始めたところで永田はタイナーからエクスプロイダーで投げ、ランニングローキックから大車輪キックと畳みかけて、最後はバックドロップホールドで勝利を収める。北村は正面からの攻めは良いが、駆け引きの面ではまだまだと感じさせた。第2試合のROPPONGI3Kvs金丸&デスペラードは、先手を奪った3Kだが腰を痛めているSHOが失速して捕まり、金丸組に狙い撃ちにされてしまう。それでもYOHが盛り返し、3Kが連係で金丸を捉えて3Kを狙うが、SHOが腰を押さえて不発となってしまうと、これを逃さなかった金丸が猛攻をかけて逆エビ固めで捕獲しSHOはギブアップ、これで金丸&デスペラードのIWGPジュニアタッグ王座への挑戦が濃厚となってしまう。
第4試合の真壁vs鈴木の8人タッグ戦は、真壁と鈴木が試合無視の大乱闘を展開、終盤には鈴木銀の連係に捕まった真壁だったが、エルガンがカットに入ると、鈴木をラリアットで蹴散らしてからTAKAにはキングコングニーを決めて勝利、試合後も真壁のアピールで鈴木が挑戦を受諾、インターコンチ王座をかけての対戦が決定的となった。真壁もプロレス外の活動が主になってしまい、タイトル戦線からは一歩引いていたが、ここにきて本腰を入れてタイトル奪取に動き出したようだ。
ユニット抗争的にはBULLET CLUBが分裂となったことで失速し、代わりに鈴木vs真壁、タイチのヘビー級転向、金丸&デスペラードがジュニアタッグ挑戦濃厚となったことで鈴木軍が台頭してきた。やっぱり鈴木軍は転んでもタダでは起き上がらない。
最後に第4試合後にスクリーンでWWEではWWE王座を奪取し、WCWではクルーザー級、日本にもWARに参戦した経験のあるレイ・ミステリオが新日本参戦を表明し、獣神サンダー・ライガーとの対戦をアピールした。ライガーは一時期WCWへ遠征していた時期はあったが、ミステリオと対戦したことがあったのか定かではない。ミステリオはAAAやルチャアンダーグラウンドを主戦場にしており、今年は中邑真輔が出場したWWEロイヤルランブルにも参戦して上位にまで食い込んで健在ぶりアピールしていた、WWEとの契約に関してはあくまでパートタイムだという。新日本もクリス・ジェリコのようなレギュラーではなく、パートタイムで参戦している選手にこれから狙いをつけてオファーをかけていくのかもしれない。
<IWGPジュニア、NEVER選手権、IWGPヘビー級選手権はこちら>人にはそれぞれの道
それぞれの人生がある
その分岐点は急に訪れる…
パレハ
迷わず行けよ
行けばわかるさ
ありがとうーーー!! pic.twitter.com/9JY3VFkIQ1
— タイチ (@taichi0319) 2018年2月10日LOS INGOBERNABLES de JAPON
arena de OSAKA.
El próximo miércoles es OKINAWA. pic.twitter.com/Ckr5S42Z5O
— 内藤哲也 naito tetsuya (@s_d_naito) 2018年2月10日買ってね!!#YTRVTR6#石井速報 pic.twitter.com/1BxxRtROUZ
— 矢野 通 (@YTR_CHAOS) 2018年2月10日覚悟を決めた。腹は括った。人生いつ、どこで、どうなるかなんてわからない。悔いなき人生の為に。
— 鈴木みのる (@suzuki_D_minoru) 2018年2月10日Jr.タッグチャンピオン+1…
撃破!
意外とあっさり…
笑笑笑
— 金丸 義信 (@kmaru0923) 2018年2月10日今宵大阪大会で期田武羅とシングルで戦ったゼァ。期田武羅は自分の身体を生かす技を覚えたりして形は出来つつあるものの、肝心な闘う気持ちをもっと理解しなければいけない。今までの五番勝負を観てそう思ったので、今日はあの様な試合になりました。
— 永田裕志 (@nagata769) 2018年2月10日Jushin Thunder Liger
-Vs-
Rey Mysterio
New Japan Pro Wrestling presents… https://t.co/vI1gyFpVUh
— ♛Rey Mysterio❔ (@reymysterio) 2018年2月10日 -
SANADA健闘も全てを背負ったオカダが粉砕でV10!ダークネスワールドを除霊した後藤はEVILを粉砕!
2月10日 新日本プロレス「THE NEW BEGINNING in OSAKA」エディオンアリーナ大阪 5481人 超満員札止め
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第7試合◇
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第80代王者]○ウィル・オスプレイ(20分5秒 片エビ固め)[挑戦者]×高橋ヒロム
※オスカッター
☆オスプレイが初防衛に成功【オスプレイの話】「見たか、これがジュニアヘビー級のレスリングだ。2人が最高の舞台で、真正面から逃げることなく、持てる能力を最大限にぶつけ合った。俺の望んでいる闘いだった。ヒロム・タカハシ、お前は最高の闘いができる相手だ。それは素直に伝えておく。何度となく、あれほどの叫び声が上がった。これこそが俺たちの闘いだ。とにかく今日のところは終わった。そしてジュニアヘビー級のベルトはここにある。だけど、俺の思いはまだ少し進んだだけだ。まだまだ闘いは続く……」
【ヒロムの話】「(※コメントブースの横を通過して別の場所に倒れ込み)認めるよ…認める……。スゲェつえぇ“友達”だよ…。勝てなかった……。俺は終わってないぞ。なにひとつ、終わってない。なにひとつ、諦めねぇぞ。俺の夢は俺しかかなえられねぇんだよ。(※立ち上がり)オスプレイ、いまんとこは、お前が1番だ…」
◇第8試合◇
▼NEVER無差別級選手権試合/60分1本
[第17代王者]○後藤洋央紀(20分19秒 片エビ固め)[挑戦者]×EVIL
※GTR
☆後藤が初防衛に成功【後藤の話】「ダークネスワールド、堪能させていただきました。まあ、あいつにはね、いろいろ言ってきたけども、このままでいいのか? このままじゃいけないのか? いまはわからなくてもいずれわかる。一番重要なのは、変わらなきゃいけない自分に気づけるかどうかです。(※左肩に掛けているNEVERベルトを軽く叩いて)このベルトは俺に、新鮮で刺激のある光景を見せてくれる。今回で、それがよくわかった。いま面白くてしょうがない。もっと楽しみたいと思います。引き続き誰の挑戦でも受ける!」
◇第9試合◇
▼IWGPヘビー級選手権試合/60分1本
[第65代王者]○オカダ・カズチカ(32分12秒 片エビ固め)[挑戦者]×SANADA
※レインメーカー
☆オカダが10度目の防衛に成功(試合終了後)
(試合後、退場するSANADAの背中を見つめたオカダは、「オカダ」コールが巻き起こると、マイクを持つ。一部から「オカダは帰れ!」の声が聞こえると、オカダは笑みを浮かべながら「もう少ししたら帰るから、ちょっと待ってくれ」と投げかけ、場内の笑いを誘う。)
オカダは「三つ! 言わせてください! ひとつ! SANADAさん、なかなか手ごわかったよ。EVILも内藤さんもSANADAさんも強い。それは間違いないけど、俺のほうがもっと、何倍も何百倍も何千倍も強いんだよ、コノヤロー! ふたつ! 次は『NEW JAPAN CUP』。もうある程度、倒したよ。全員に、コンティニーできるチャンスだな、コレは。誰でもいいぞ!? 優勝して、この俺に、このベルトにかかってこい! みっつ! とくにありません。というわけで、あとは外道さん! ……が、いないので、僕が続きをしゃべらせてもらいたいと思います。次、『NEW JAPAN CUP』って言ったけど、その前に『旗揚げ記念日』があるね。誰とやろうかな? まあ、ヘビー級は『NEW JAPAN CUP』、出るでしょう。というわけで、ひさしぶりにヘビーチャンピオン対IWGPジュニアヘビーチャンピオン、やりたいね! ということは、オカダ対ウィル・オスプレイ!(場内から歓声が起こる)。『旗揚げ記念日』も、新日本プロレス46周年、47周年、48周年、49周年、50周年! この俺がずっと、カネの雨を、いや! いろんな雨を降らせてやるからな。俺がチャンピオンでいるかぎり、この新日本プロレスにカネの雨が降るぞー!」【防衛したオカダの勝利者インタビュー】
(コメントブースで矢野たちCHAOSメンバーがオカダを迎え入れ、ロメロが音頭を取ってビールで乾杯。これでCHAOSメンバーは去り、オスプレイだけが残る。――改めまして、10度目の防衛、おめでとうございます。
オカダ「ありがとうございます」――闘い終えて、いまどんな気持ちでいますか?
オカダ「ホントに『キツいな』と。IWGPの闘いは『キツいな』と思います」――今日もまた物凄い攻防となりましたが、勝敗を分けたSANADA選手との差は何だと思いますか?
オカダ「わかんないですね。正直、そんな紙一重の闘いになると思ってなかったですけど、そんな『何が?』ってのが考えられないぐらい、強かったですね」――戦前に予想していたよりもSANADA選手は手強かったという感想ですか?
オカダ「まあ、あれがホントのSANADAの実力なんだと思いますしね。『やればできんじゃん』って。『最初からそれぐらいでやってくれよ』と(言いたい)。まあ、この(IWGPヘビー)ベルトに挑んだわけですから、『まだまだ手強い敵になって行くんじゃないかな』と。『やっかいな敵が1人増えたな』と思います」――今回、初めて同い年(30歳)のチャレンジャーを迎えることになりましたけど、そのあたりの意地もあったんでしょうか?
オカダ「ま、もちろんありますね。まあ、30歳、同級生かもしれないですけど、僕はもうこのベルト、6年前から巻いてますし。やって来たこと、経験値のレベルが違うんじゃないかなと思います」――いま、お話にも出ましたけど、ちょうど6年前、レインメーカーショックが起きたのは、まさにここ大阪でした。あれから6年経って、ついに10度目の防衛。この記録についてはどう捉えていらっしゃいますか?
オカダ「いや~、なんか、『ふたケタ行ったな』と。別にふたケタを目指してたわけでも、防衛の新記録を目指してたわけでもないですけど、(戴冠)4回目ですか? このベルト持って、やっとふたケタ行けたわけです。どんどんどんどん…。元々、防衛回数というよりも、今日みたいな激しい闘いをして、プロレスのよさを皆さんに伝えて行くことのほうが大事だと思ってるんで。また、次は『NEW JAPAN CUP』、このベルトをしっかり守って、どんどんどんどんスゲェ闘いっていうのを、スゲェプロレスっていうのを、プロレスラーの凄さっていうのを、見せて行きたいなと思います」――棚橋弘至選手が連続11度の防衛記録を持っていますけど、少しは意識する部分もあるんでしょうか?
オカダ「まあ、“ついで”。そんなに別に。まあ、その最長というのもそうですし、別に最多防衛したからどうだというのは(ない)。そういう記録というのは、また誰かに破られて行くものだと思うので。正直、そんなに(意識しない)。11回防衛したときだって、誰も棚橋さんの記録を破ることはできないと、みんなが思ったと思いますし。僕の前の最長(記録)の橋本(真也)さんのときだって、誰もこんな長い歴史というのを破ることなんてできないと思っていたはずですけど、こうやって破る人間(自分)が出て来たんで。まあ別に、棚橋さんの11回を超えても、僕の中ではそんなに大きなものではないので。ま、“ついで”で。次、V11ですか? 行かせていただきたいと思ってます」――本当に名実ともに無敵のチャンピオンになったと言い切っていいかと思いますけど、改めてそのベルトへの思いを聞かせて下さい。
オカダ「ホントに“IWGP=オカダ”っていうのに、ずっとしたかった中で、なかなか獲られたり、なかなかそういうイメージにはならなかったと思いますけども、やっとちょっとずつ、『そういうイメージになって来たんじゃないかな?』と思いますし。まあ、『俺が巻いてなきゃIWGPじゃないでしょう』と。そんぐらい思い入れありますんで。しっかりとこのベルトと共に、『新日本プロレスも大きくして行かないと』と思っています」――本当に次の防衛戦も楽しみにしています。その中で、いまウィル・オスプレイ選手が隣にいますけど、敢えて(次期挑戦者に)名前を挙げましたね?
オカダ「そうでうすね…」オスプレイ「(※オカダの話を遮り)その場にいなくて済まなかった。初めてオカダと会ったのは2015年、俺が彼に挑戦する形だった。まだ俺は若くて、出てきてすぐの頃だった。それから2年、俺はRPW(レボリューション・プロレスリング)とニュージャパン・プロレスリングで闘い、両団体の架け橋になった。その間、数多くの選手と闘ってきたし、何度もタイトルマッチをしてきた。だけど、それ以降、(オカダとはリング上で)顔を突き合わせることはなかった。それはお互いにね。そのうち、そういう機会もあるだろうっていう程度の思いだった。俺のほうから再挑戦の場を作ることはなかった。それがこうして……。ついにその時が来たっていう感じだ。シングルで闘う時がね。決まったからには、持てる力すべてをぶつけていく(※と言い残して去る)」
――いま、オスプレイ選手はなんと言っていたのでしょうか?
オカダ「まあ、俺を倒してやるということだと思います。ホントにオスプレイとシングル(マッチ)をやったのは、1回しかやってませんし。2015年ですか? 10月。初めてシングルをやって、『こんないいレスラーがいるんだ』と。『これはイギリスにいるだけじゃダメだ』と思ってましたし、『新日本プロレスに連れて来たら、もっともっといい素晴らしい選手になるんじゃないかな?』と思って連れて来たわけですけども。『(BEST OF THE)SUPER Jr.』優勝して、(IWGP)Jr.ヘビーのベルトを持って、ホントの凄い闘いをしてですね。新日本プロレスのいろんな選手と闘って。外国人選手ですけど、新日本プロレスらしい気持ちのこもった試合をできるレスラーだと思いますし。僕はオスプレイのことを一番認めてますしね。弟のようでもありますし。あいつこそ、僕は新日本プロレス…いや、ホント、プロレス界の一番の選手じゃないかなと思ってますし。去年もタイガーマスクWと闘ったり、Jr.ヘビーですけども、ああいう素晴らしいレスラーと闘うことによって、そういうのを経験して、また僕も強くなれると思いますし。オスプレイもあんだけ…ただ今日もニコニコして、『オカダさ~ん、やりますよ~』という感じじゃないですから。あんだけギラギラしたもので来てくれたんで。素晴らしい。『旗揚げ記念日』ですけど、まあ、アントニオ猪木対カール・ゴッチ(※1972年3月6日、旗揚げ戦のメインイベント)ですか? まあ、いまの時代で言えば、オカダ・カズチカ対ウィル・オスプレイなんじゃないかなと思います。『旗揚げ記念日』、期待して下さい」――本当にドリームマッチを楽しみにしています。改めまして、おめでとうございました!
オカダ「ありがとうございました」【SANADAの話】「(※インタビュースペースにたどり着くなり、崩れ落ちるようにフロアへ大の字になる)やっぱり、あのベルトが輝いて見えたよ。俺が選んでたのは、間違いじゃなかったよ……」
メインはオカダの保持するIWGPヘビー級王座にSANADAが初挑戦、真田聖也時代には諏訪魔が保持していた三冠ヘビー級王座、WRESTLE-1時代には武藤敬司が保持していたWRESTLE-1チャンピオンシップと挑戦ししたが、新日本の所属となってからはシングル王座への挑戦はまだなく、ようやくIWGPタッグ王座奪取という実績を作り上げたことで、IWGPヘビー級王者への漕ぎ付けたが、vsオカダは3連敗。SANADAにとって苦手オカダ相手にシングルベルト初挑戦となり、元全日本プロレス、WRESTLE-1のリングアナで真田聖也時代からSANADAをよく知る阿部誠リングアナがコールを務めた。
序盤はオカダがリストロックからグラウンドの攻防で先手を取り、SANADAのスワンダイブ狙いをオカダがエルボーで阻止するが、エプロンでの攻防でSANADAが鉄柵めがけてのフェースクラッシャーを敢行し、更に花道に連行してパイルドライバーを敢行してオカダの首に大ダメージを与える。リングに戻ったSANADAはネックロックから、その場飛びムーンサルト、チンロックからスリーパー、後頭部への低空ドロップキック、パイルドライバーと首攻めで形成を逆転させる。
しかしオカダはフラップジャックで流れを変えると、ランニングエルボーの連発から、串刺しエルボーからDDTと得意のパターンに持ち込み、SANADAの1回転式スワンダイブ狙いも、読んだオカダが三角飛びドロップキックで阻止すると、場外戦で鉄柵攻撃からビックブーツで鉄柵の外へ蹴り出すと、鉄柵を使ってのハングマンDDT、SANADAをリングに戻すと「アンタがこんなものなのか」と見下すかのように何度も蹴りつけ、エルボーで抵抗するSANADAをリバースネックブリーカーからダイビングエルボードロップ、レインメーカーポーズからレインメーカーを狙うが、かわしたSANADAはバックドロップを決め、突進するオカダを連続リーブロックからドロップキックで場外へ追いやると、プランチャを命中させ、続けてノータッチ式のプランチャも決めるなど一気に流れを変える。
リングに戻ったSANADAはスワンダイブミサイルキック、エルボー合戦では競り勝ち、オカダのヘビーレイン狙いを着地し、オカダのジャーマンを着地したSANADAは全日本時代から得意としているジャパニーズレッグロールクラッチからのSkull Endで捕獲も、オカダはサムソンクラッチで切り返し、オカダのドロップキックをかわしたSANADAはスタンディングでのSkull Endで捕獲、オカダはロープへ逃れるがダウンすると、先ほどに仕返しとばかりに何度も足蹴にし、オカダのエルボーに対し、西村修仕込みのエルボースマッシュで返すなど攻勢をかける。
勝負に出たSANADAはTKOからSkull Endを狙うが、オカダはコブラクラッチで捕獲し、SANADAはアームホイップで逃れ、オカダのSANADAをコーナーにセットして下からのドロップキックを阻止したSANADAはアサイDDT式Skull Endで捕獲して、胴絞めへと移行とするが、オカダはロープに逃れ、SANADAはラウディングボディープレスを投下するも、オカダはかわすと着地したSANADAは膝を押さえてうずくまってしまう。この試合では何度も着地していたSANADAだったが膝に負担をかけてしまったようだ。
それでもSANADAはタイガースープレックスで投げると、オカダをコーナーにセットしてからのSkull Endで絞首刑を敢行し、腕をオカダの首にかけると、そのまま飛び降りながら後頭部を自身のヒザに叩きつける変形のネックブリーカー、Skull End狙いをオカダがレインメーカーで切り返しても、かわしたSANADAが掟破りのレインメーカーで応戦、Skull Endで再度捕獲しようとすると、オカダが掟破りのSkull Endで捕獲してから背後からドロップキックを発射、ドロップキックからツームストーンパイルドライバー、そしてレインメーカーで勝負あったかに見えた。
ところがSANADAが切り返すと、後方回転してからSkull Endで捕獲、そしてラウディングボディープレスを投下するが、膝をマットに直撃させたためカバーに遅れてしまい、慌ててもう1発を投下するが、今度はオカダが剣山で迎撃しレインメーカーを炸裂させる。
オカダはレインメーカーを狙うが、SANADAがかわすと、オカダのツームストーンパイルドライバー狙いも阻止し、オカダはジャーマンからのレインメーカーを狙うが、かわしたSANADAは再度アサイDDT式Skull Endを狙うも、回転途中でオカダが旋回式ツームストーンパイルドライバーで突き刺してからのレインメーカーを炸裂させ3カウントを奪い、10度目の防衛を飾った。
SANADAとしてはよく攻めてはいたが、真田聖也を出しきれていなかったのもあり、リーブロックを含めた着地を何度もしたことで膝に負担をかけて墓穴を掘ってしまい、最後の最後でオカダの懐の深さの前に敗れてしまった。
試合後には「タイチは帰れ!」コールのように「オカダは帰れ!」コールも起きていたが、「もう少ししたら帰るから、ちょっと待ってくれ」と返すなど笑いを誘っていたが、前にも言った通りオカダは声援や批判、ブーイングも全てを背負っている強さがあるからこそ、長期政権を打ち立てている。全てを受け止め背負う覚悟を上回るものでなければオカダは簡単に勝てる存在ではない。
試合後にはIWGPジュニア王座を防衛したオスプレイを旗揚げ記念日の対戦相手に指名した。昨年の旗揚げ記念日にはタイガーマスクWを指名したが、IWGPヘビー級王座はかけられず、今回はオスプレイがIWGPジュニア王者ということでヘビー級王座がかけられるかどうかわからない。ただオスプレイは昨年柴田勝頼とも互角以上に渡り合っていることから、ヘビー級と渡り合える技量は充分に備わっている。元々オスプレイはオカダが見出して新日本に連れて来た選手、そういった意味では師弟対決なのかもしれない。セミのNEVER選手権はサッカーボールキックからエルボードロップと攻める後藤に対して、EVILは場外戦で後藤の首にイスをかざしてからの鉄柱攻撃で反撃。リングに戻ってからもサイドバスターからセントーンと攻勢をかけるが、後藤はラリアットからミドルキック、村正、バックドロップで返す。
しかしEVILはレフェリーを使ってのトラースキックからラリアット、串刺しラリアット、エプロンに立った後藤にラリアットと反撃すると、イス盛りの上でのダークネスフィールズを狙うが、後藤が逆にブレーンバスターでイス盛りへと投げると、リングに戻ってから串刺しラリアット、ミドルキックと浴びせ、雪崩式牛殺しを狙う。ところが後藤がEVILの除霊するためにコーナーにセットしてあった数珠を奪うと、後藤の顔面を数珠で殴打し、数珠を使ってのチョーク攻撃からEVILスタンプ、だが後藤も数珠を巻きつけられたままで牛殺しを決めてから、念を込めてからのミドルキックも、再度の牛殺し狙いはEVILはフィッシャーマンズバスターで返す。
両者はラリアット合戦も、競り勝ったEVILはダークネスフィールズからEVILを狙うと、後藤が阻止し、EVILはジャーマンからラリアット、ハーフネルソンスープレックス狙いは後藤が頭突きで阻止し、EVILをトップロープに乗せたままでハングマン式裏GTRを敢行、最後はGTR狙いをEVILがEVILで切り返そうとするが、切り返した後藤がGTRで3カウントを奪い王座を防衛した。
IWGPジュニアヘビー級選手権はスタートから互いに素早い動きで先を読み合う目まぐるしい攻防を展開し、ヒロムがトペと見せかけて胡坐ポーズを取れば、オスプレイもバク転フェイントで対抗する。そして再びヒロムを場外へ追いやったオスプレイはサスケスペシャル狙いを、ヒロムがかわすとオスプレイは着地も、これを逃さなかったヒロムは場外ジャーマンを敢行、オスプレイも鉄柵攻撃で逆襲するが、突進したところでヒロムが鉄柵めがけてのスロイダーで投げてオスプレイに大ダメージを与える。
リングに戻ったヒロムはオスプレイの首から背中と頚椎中心に攻めるが、ヒロムの首四の字をオスプレイは肩車で持ち上げ、着地したヒロムは串刺しラリアットも、オスプレイもハンドスプリング式オーバーヘッドキックで応戦し、串刺しエルボーからトップロープでの619、エプロンでの攻防でヒロムは断崖式回転エビ固めを狙うが、オスプレイは堪えてエプロンダッシュのシューティングスターアタック、ヒロムはかわすと着地したオスプレイは蹴りでヒロムの動きを止め、鉄柵越えでのスプリングボードフォアアームを敢行する。
リングに戻るとオスプレイはスプリングボード式のラリアットを浴びせてからギャラリア狙いはヒロムが切り抜けられるも、オスプレイはマウス、串刺し攻撃と攻め、ヒロムの迎撃狙いをジャンプでかわしてコークスクリュー式セントーン、ヒロムのパワーボム狙いをスタナーで切り返すが、ハンドスプリング狙いをヒロムがキャッチしてジャーマンで投げるなど、息をつかせない攻防が続く。
そしてエプロンでの攻防となると、ヒロムがロープ越しのラリアットを狙った際に海野レフェリーと交錯、そしてヒロムは断崖式回転エビ固めを敢行すると、コーナーから場外のオスプレイめがけてダイビングセントーンアタックを発射。リングに戻ってダイナマイト・プランチャーからTIME BOMEで勝負を狙う。だが背後に逃れたオスプレイがスーパーキックを浴びせるも、ヒロムはラリアットで返し、今度はサラマンダーを狙うが、堪えたオスプレイがそのままヒロムを持ち上げてヒロムの後頭部をコーナーへと直撃させる。
勝負に出たオスプレイはエセックス・デストロイヤーからリバース450°スプラッシュ、コークスクリューキックからオスカッターを狙うが、ヒロムはネックブリーカーで迎撃し、エルボー合戦から張り手を繰り出したヒロムをオスプレイがコーナーに固定して顔面へのトラースキック、雪崩式リバースフランケンシュタイナー、スピンキックから掟破りのTIME BOMEを狙うも、ヒロムはカナディアンデストロイで切り返す。
ヒロムはTIME BOMEで再び勝負に出るが、バックに着地したオスプレイは見えない角度からのトラースキック、投げ放しドラゴンスープレックスから、再度オスカッターを狙うが、ヒロムはジャーマンで投げると、オスプレイもフラムフライで応戦し、ヒロムをうつ伏せにしてトップロープに宙吊りにしてからシューティングスタープレス、ギャラリア、後頭部へのパンチからオスカッターを決め3カウントを奪い、オスプレイは防衛。試合後は握手はせずもオスプレイはヒロムの健闘を称え一礼して退場していった。内容的にもどっちが勝ってもおかしくなく、ハイレベルな立体戦で、全日本ジュニアが泥臭さがあれば、新日本ジュニアはハイレベルな攻防が特徴になりつつある。
CHAOSvsロスインゴは結果的には3勝2敗でCHAOSが勝利、ロスインゴ的には大事なタイトルマッチ三つを落としたのが痛かったが、ロスインゴの勢いは止まるどころかますます止まらない感じもしてならない。
(内藤vsYOSHI-HASHI、BUSHIvs外道はこちら)【大阪大会終了】本日も沢山のお客様にご観戦いただき誠にありがとうございました。次回大会は2月14日(水)、沖縄県立武道館(奥武山)にて18:30試合開始です。皆様のご来場をお待ちしております。 #njnbg #njpw pic.twitter.com/c79hu1GbKY
— 新日本プロレスリング株式会社営業部 (@njpw_nyao) 2018年2月10日V10
— オカダ・カズチカ (@rainmakerXokada) 2018年2月10日IWGPヘビー級 NEVER無差別級 IWGP Jr. ヘビー級 防衛おめでとう! #CHAOS
— 邪道(jado) (@REAL_JADO) 2018年2月10日Day 12 of #30daysofloveforprowrestling
Kazuchika Okada.
So October 2015, you could say was the turning point... https://t.co/rE5wUQjYYh
— ウィル・オスプレイ (@WillOspreay) 2018年2月10日 -
投票ありがとうございました1月の月間MVP、ベストバウト、ベスト興行&シリーズ賞の投票受付は午前0時をもって終了しました、投票ありがとうございました。投票結果は10日を予定していましたが、都合により11日の午後7時でSNS上で先行発表当ブログでは11日午後22時00分に発表します。
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ジャンボ鶴田がAWA世界ヘビー級王座を奪取…鶴田をプロデュースした男・佐藤昭雄
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— 伊賀プロレス通信24時 (@igapro24) 2018年2月2日1984年2月23日、全日本プロレス蔵前国技館大会にてNWAインターナショナルヘビー級王者のジャンボ鶴田がAWA世界ヘビー級王者であるニック・ボックウインクルとダブルタイトルマッチが行われた。
1981年、経営危機に瀕した全日本プロレスに日本テレビが経営に介入し、日テレから松根光雄氏が社長として派遣され、社長だったジャイアント馬場はプロモーター兼任で会長に棚上げされた。社長となった松根氏は全日本再建の策として世代交代を図り、鶴田をエース兼現場責任者とした新体制に着手、最終的には馬場を引退させて、全日本の全権を鶴田に移譲させようとしていた。しかし政治面に関わることを嫌い、デビュー時には松根氏からも世話になり、師匠である馬場にも恩義を感じていた鶴田は思い悩み、一時は全日本を退団して引退することを考えるまでに追い詰められた。そこでデビュー時に話し相手にもなり、馬場の付き人だった佐藤昭雄に相談すると、アメリカ遠征からブッカー業に興味を持っていた佐藤がブッカーとは何たるかを説明したことから鶴田は松根氏に佐藤をブッカーに推薦し、佐藤は全日本のブッカーに就任して、経営危機に瀕した全日本を建て直すことになった。
馬場の重要性をわかっていた佐藤は松根氏にはあくまで全日本には馬場が必要と説き、また親会社である日テレも"馬場あっての全日本"と考えていたこともあって、馬場の引退は回避されたものの、佐藤は馬場を立てつつも松根氏の意向を汲んで、外国人中心路線から日本人vs外国人路線へと転換、馬場を少しずつ退かせて鶴田と天龍源一郎による鶴龍時代への土台作り、ジュニアヘビー級の確立、中堅の底上げと若手の育成に着手。特に鶴田にはあまりにも若者過ぎる、試合が軽すぎるとして赤と青のツートンカラーのタイツから、重みを与える黒に変え、絶対性のある必殺技が必要としてルー・テーズからバックドロップ伝授させるなど、鶴田をエースとしてプロデュースし始めた。また馬場も鶴田にトップとしての自覚を持たせるために大木金太郎から譲り受けたインターナショナルヘビー級王座を狙わせ、ドリー・ファンク・ジュニアを破って王者となったブルーザー・ブロディとインター王座を巡る抗争を展開させ、1983年8月31日蔵前大会で鶴田がブロディをリングアウトながらも破り、念願だったインターヘビー級王座を奪取、馬場からも「よくやった、今日からお前がエースだ」をお墨付きをもらい、この大会をもって全日本を支えてきたザ・ファンクスがテリー・ファンクの引退をもって一歩退くことになったため、鶴龍時代へと突入した。
鶴田をプロデュースしてきた佐藤の集大成が、馬場がNWA世界ヘビー級王者、新日本プロレスのアントニオ猪木がWWFヘビー級王者になったように、鶴田にも世界のベルトを巻かせることだった。鶴田はこれまでNWA、AWA両王座とも何度も挑戦したが、まだまだ『善戦マン』の域を達しておらず、あと一歩のところでベルトを奪取できなかった。特にAWA王者のニックには4度挑戦したが、3度反則裁定で逃げられていた。最初はAWAのボスであるバーン・ガニアは馬場を挑戦者に指名したが、松根氏は鶴田の挑戦をプッシュ、佐藤も同じ意見だったが、問題は馬場を説得できるかだった、馬場は表向きは鶴田をエースとしてお墨付きを与えていたが、まだ内心は認めていなかった。佐藤は馬場と二人きりで話し合い「ここはジャンボで行くべきじゃないですか?」と提案すると、馬場は「その話は最初に自分に来た話だ」と考え、ムッとしてヘソを曲げそうになった。だがしばらく考え「そうかあ・・・」と納得したことで、鶴田の挑戦にGOサインが出された。佐藤はもし馬場が承諾しなかったら辞表を出すつもりだったという。鶴田のAWA王座挑戦が発表されると、日本テレビも特番枠である「土曜トップスペシャル」で録画ながらもゴールデンタイムでの放送されることになり、インター王座もかけられることになったことで試合ルールも場外カウント20の特別ルールながらも反則やリングアウトでも移動するPWFルールが採用され、特別レフェリーには引退したテリー・ファンク、サブレフェリーにはジョー樋口が裁くことが決定するなど、日テレだけでなく全日本全体も鶴田のAWA王座奪取に後押しし、また佐藤も鶴田に対して「これが最後のチャンスだと思って、リングの中で結果を出すと言った方がいいよ」とマスコミ向けにコメントを出すようにアドバイスすると、鶴田も「今回は引退をかけるぐらいな気持ちでニックと決着をつける」と言い切り、決戦へ向けて大きくに盛り上げた。
同じ日にUNヘビー級王座を奪取した天龍と、かつてのプロレス実況を担当していた徳光和夫氏から試合直前のインタビューで激励を受けた鶴田が「J」で入場、誰もが王座を奪取すると期待しており、TVで視聴していた自分も逃げ場のないルールなら鶴田はニックに勝って王座を奪取できると思っていた。だが試合が始まるとスロースターターのニックが試合開始のゴングと同時にクロスボディーを浴びせて奇襲をかけて機先を制し、完全にペースを狂わされた鶴田をハンマーロックでやキーロックで捕らえて腕攻めを展開し、鶴田にリードを奪わせないなどするなどニックペースで試合が進んでいく、自分はこれまでニックは逃げの王者として評価していなかったが、キラーの片鱗を見せたことでニックを再評価せざる得なかった。
主導権を握れなかった鶴田は延髄斬りからジャンピングニーパットで活路を見出すも、ニックは巧みに間を取って、鶴田に深追いをさせず再度ハンマーロックで捕らえるが、鶴田はパイルドラバーを連発してからフライングボディーシザースドロップを決め、フィンガーロックからの力比べで押し切りかかる。
ニックはヘッドロックから鶴田を巧みに場外へ誘い出すとエルボーやパンチを浴びせ、先にリングに戻ったニックはニードロップを投下、ハイアングルのボディースラム、ブレーンバスター狙いは鶴田が首固めで切り返すと、ショルダータックル狙いは相打ちとなって両者はダウンとなるも、起き上がった鶴田はコブラツイストで捕獲、グイグイ絞めあげにかかる。
ニックはエルボーから鶴田をコーナーに何度も叩きつけるが、ボディースラム狙いは鶴田が浴び倒してからナックルを浴びせ、コーナーに2度叩きつけてからストンピングを何度も落として、串刺し攻撃を狙うが、ニーで迎撃したニックは再びハンマーロックで捕獲、だがヘッドロックで捕獲したところで鶴田も河津掛けで脱出する。
ところがニックは鶴田のボディーへの頭突きからボディーブローの連打と反撃して串刺し攻撃を狙うと、かわした鶴田は再びストンピングを何度も落としてからダブルアームスープレックス、サイドスープレックスと攻勢をかけ、逆エビ固めで捕獲してニックを追い詰める。
ニックの腰に照準を定めた鶴田はストンピングを落として、シュミット流バックブリーカーからドロップキックを狙うが、かわしたニックはパイルドライバーで突き刺し、何度もカバーして鶴田のスタミナを奪うも、鶴田を突き飛ばしたところでレフェリーのテリーと交錯してしまい、テリーが場外でドタバタしている間に、リングに戻った鶴田に攻勢をかけ、再度場外に追いやってからロープ越しのブレーンバスターを狙うと、背後に着地した鶴田がバックドロップホールドを決め3カウントを奪い、念願だったAWA世界ヘビー級王座を奪取、「世界の鶴田」へと昇りつめていった。
しかし内容的に鶴田は苦戦を強いられていたのも事実で、王座を奪取するよりも防衛するほうが難しいことを後で思い知らされることになる。26日大阪府立体育会館で行われた再戦では、またしてもキラーとなったニックに苦しめられ、両者リングアウトで逃げ切るのがやっとだった。そして馬場がNWA王者になっても成し得なかった世界ベルトを持ったままアメリカマットをサーキットを行い、このときも佐藤が帯同していったが、ブラック・ジャック・ランザやビル・ロビンソン相手に防衛するも、日米を股にかけて防衛戦を行ったことで、さすがの鶴田も疲れが見え始め、次第に反則裁定で逃げることが多くなっていた。そして5月13日ミネソタ州セントポールでリック・マーテルの挑戦を受けるが、鶴田が背後からドロップキックを放った際にマーテルを特別レフェリーであるレオ・ノメリーニと交錯させてしまい、それでもバックドロップホールドを決めるが、ノメリーニレフェリーのカウントが遅れて決め手にならず、フライングボディーシザースドロップを決めた際にノドをロープに直撃させてしまうと、マーテルがフライングボディーアタックを決めて3カウントを奪い王座を奪取、鶴田の天下は3ヶ月で終わった。鶴田はその後、9月に元日本航空のスチュワーデスであった、荒牧保子さんと結婚。また2年連続でプロレス大賞のMVPに選ばれるなど、名実共に日本を代表するトップレスラーとなった。一方佐藤昭雄は全日本の再建のメドが立ち、鶴龍路線も定まったことを見据えた上でブッカーを辞任し、本来の主戦場でるアメリカへと戻っていった。
<参考資料 GスピリッツVol.42> -
Kzyが初挑戦のドリーム王座奪取ならずもTRIBE VANGUARDから独立、ANTIAS入りを拒否、堀口&ススムと合体!
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— 伊賀プロレス通信24時 (@igapro24) 2018年2月2日2月7日 DRAGON GATE「Kotoka Road to Final」後楽園ホール 1850人超満員札止め
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第0試合◇
▼15分1本
問題龍 ○石田凱士(7分13秒 1sec)ワタナベヒョウ ×吉岡勇紀◇第1試合◇
▼20分1本
堀口元気 ○横須賀ススム ジェイソン・リー(9分26秒 片エビ固め)Kagetora ザッカリー・ウェンツ パンディート
※横須賀カッター◇第2試合◇
▼20分1本
○吉田隆司(4分11秒 エビ固め)×ビッグR清水
※パイナップルボンバー(試合終了後)
吉田「おい清水、情けないヤツやの。オマエなんかより、そこにいるBen-Kの方がなかなか歯ごたえがあったぞ。恥を知れ、恥を! おい、オマエはな、なんにもプロレスのことわかってないみたいやな。わかってないみたいやから、オレが一からプロレスを教えたってもええねんぞ! おい清水、ここでの、『吉田さ~ん、オレに、プロレスを教えてください!』って言うてみろよ。ははは。まあ、教えたれへんけどな。ははは。おい後楽園、このあとな、アンチアスがこのリングで暴れまくるから、楽しみにしとけ」◇第3試合◇
▼「Kotoka Road to Final in 東京6人タッグマッチ/30分1本
○ドン・フジイ ヨースケ・サンタマリア U-T(10分51秒 狙い撃ち)Gamma K-ness. ×Kotoka◇第4試合◇
▼30分1本
斎藤了 ○パンチ富永(9分39秒 パンチクラッチ)鷹木信悟 ×神田裕之斎了「パンチ君、勝ったぞー!(パンチコール)よーし! よーし、よくやったパンチ君! 試合前にも言ったオレたちの条件、きっちり飲んでもらうぞ鷹木!」
鷹木「はー!? なに言ってんだオマエ。たしかにオレたちは試合はした。だが、条件を飲むなんて一言も言ってねえんだよ! 神田、帰ろう!」
斎了「待て待て。オレも、後楽園の皆さんも、オマエの言い訳にはもううんざり! きっちり条件飲んでもらう。まず一つは、パンチ君、今日ブレイブゲートチャンピオンの神田からピンフォールを取った。もうわかるよな!? 神田! パンチ君をオマエの持つブレイブゲートに挑戦させろー!」
神田「オマエはアホかコラ! 顔じゃねえんだよ! 受けねえよバカヤロー!」
斎了「オマエに拒否権はありません」
パンチ「おい神田、鷹木、てめえらにヴェルセルク追い出されてからな、オレは音響の仕事ばっかやってんだよ。今年入ってからオレは試合より音響の方が多い。レフェリーにな、半分足突っ込んでるんだよ。でもな、オレはレスラーなんだよ。レスラーとして一番大事な、その勇気のベルト、ブレイブゲートに挑戦させろコラ!」
神田「おいコラ、ガキがコラ、調子に乗ったこと言ってんじゃねえぞ! でもな、オマエだったらこのベルト楽に防衛できるからよ。まあ、防衛回数の一回に入れてやってもいいよ」
斎了「OKOKパンチ君、ブレイブゲート挑戦決まった。一つ目の条件決まった。そして2つ目」
鷹木「(帰りかけていたが)おい! おかしいだろ!」
斎了「帰ろうとするなオマエ」
鷹木「条件っていったら、一つで十分だろ!」
斎了「はい、お客さんボク、条件一つって言いました? 言ってないよね?」
鷹木「神田、帰ろう!」
斎了「ちょっと待てオラ。2つ目の条件も飲んでくれよ。全然大したことない条件だからさあ。ちょっと中入りなさいよアンタ。入りなさいよ。全然大丈夫だよねえ」
鷹木「大したことねえんだな?」
斎了「2つ目の条件、すごい簡単」
鷹木「じゃあさっさと言えよコノヤロー」
斎了「鷹木信悟、2つ目の条件はな、オレの持つお笑いゲートに挑戦しろ!」
鷹木「おかしいおかしい」
斎了「挑戦しろ!」
鷹木「おかしいだろ! 関係ねえだろ!」
斎了「簡単だろ!」
鷹木「待て待て待て。いまの試合オマエらも見てるよな? いまの試合は、神田が負けたんだよ。神田が責任とって、ブレイブのタイトルマッチ決まったんだ。オレには関係ねえんだ! 帰ろう帰ろう」
斎了「いまの状況見てわかんないのか? パートナーの神田も『ヘイ!』って言ってたぞ、いま。鷹木、自分が追い込まれたら、仲間が負けた、仲間が条件飲んだ、それでいい。仲間を売るのかオマエは? 最低人間だな。だから人望ねえんだ、オマエは」
鷹木「ほっとけコノヤロー」斎了「お笑いゲート、斎藤了対鷹木信悟、やるからな」
鷹木「やらねえよ」
斎了「なんでだ!? やるよ!」
鷹木「やらねえよ。まあオマエとはな、昨年末借りがあるから、シングルマッチだったらいつでもどこでもやっていいぜ。だがそのベルトは関係ない。やらねえよ」
斎了「シングルやるんだったら、これやるのも一緒だ!」
鷹木「やらねえ」
斎了「やらないの? こんだけ言ってるのに?」
鷹木「知らねえよ。関係ねえだろ。ふざけんなコノヤロー」
斎了「だったら、だったら、むりくり決めるわ。八木さん、八木本部長! 本部長!」
鷹木「待て待て待て待て」
斎了「皆さん盛大な拍手でお迎えください!」
鷹木「本部長、待てよ。オレはコイツとシングルだったらいつでもどこでもやってもいい。だけどよ、お笑いは関係ねえだろ。大体よ、オレと斎藤了のシングルで、お笑いゲートのタイトルマッチ、だれも見たくねえよなオイ!? 見たくない!」
斎了「見たーい!」
鷹木「見たくない!」
斎了「見たーい!」
鷹木「ほら見ろ、みんな見たくないって言ってんだろ」
斎了「見たいって言ってんだろ! 八木さん、決めちゃって!」
八木本部長「信悟、お客さんはみんな見たいって言ってるよ! もう腹をくくってもらおうか。それじゃあ次回、3月6日後楽園ホールで、お笑いゲートタイトルマッチ、斎藤了対鷹木信悟、決定します!」
斎了「よっしゃ!」
鷹木「おい八木、オマエ個人的な感情言ってんじゃねえぞ。オマエ自身は、タイトルマッチ見たいんか?」
八木本部長「オレも見たいよ~! 信悟、オレはオマエを応援してるよ。オマエが勝てば、オマエの腰にはこのお笑いゲートのベルトが巻かれることになるんだぞ! お客さんも見たいですよね!?(歓声)そういうことだよ」
鷹木「やるしかないんか? 開き直ってやったろうか。ただよ、オレはいつも通りだ。いつも通り、オマエをボコボコにするだけだ。まあ、オマエはいつもオレを笑いに誘おうとするが、オマエのお笑いには一切付き合わんからな。そして万が一そのベルトをオマエが失ったら、その暁にはお笑いゲートのベルトは封印する。封印だ。二度とタイトルマッチはさせないからな」
斎了「はい、わかりましたよ。オマエのことだ、お笑いには一切付き合わない、そう言うと思った。だけどな、そんなオマエを面白くするのがオレの仕事。おい、そしてだ。これも言うの忘れてた。来月、後楽園でこれ決定だな。試合直前になっての試合のドタキャンは認めん。そして万が一、万が一、鷹木信悟、オマエがこのベルトを取ったときには、すぐの返上も認めません。きっちりお笑いゲートチャンピオンとしてやっていただきます。以上です」
【鷹木、神田の話】
鷹木「今日はパンチだから気が抜けてただけだよ」神田「オレは適当にアイツを片付けて、防衛回数を増やすだけだ」
鷹木「おい、DRAGON GATE、1月はパンチとシングルマッチ。今日はお笑いゲートのチャンピオン・斎藤了とパンチとのタッグマッチ。何か陰謀あるんじゃねぇか。おかしいだろ。オレは4月に全日本プロレスのチャンピオン・カーニバル決まってるんだよ。オレにお笑いのタイトルマッチやらせて、どういうつもりなんだ!? 知らねぇけどな。万が一、オレがあのベルトを取ったら、絶対に封印する。ぶち壊してでも、燃やしてでも封印してやるからな。3月6日、後楽園、お笑いゲートのタイトルマッチ、最後だからな」
◇第5試合◇
▼6人タッグ3WAYマッチ/時間無制限勝ち残り戦
○T-Hawk Eita エル・リンダマン(20分18秒 エビ固め)土井成樹 ×吉野正人 Ben-K
※ケルベロス[1]土井成樹 吉野正人 ○Ben-K(17分17秒 片エビ固め)YAMATO ×B×Bハルク フラミータ
※スピアー◇第6試合◇
▼オープン・ザ・ドリーム選手権試合/60分1本
[第26代王者]○望月成晃(21分27秒 横十字固め)[挑戦者]×Kzy
☆望月が3度目の防衛に成功(試合終了後)
望月「おい、Kzy、まあオマエとはちょっと前にディアハーツで組んでたけど、にぎやかしの、戦力にならない丸め込み野郎だと思ってけど、ずいぶん強くなったじゃねえかコノヤロー。オマエ言ったよな。丸め込みも大事な技の一つだって。丸め込みでも3カウントが入れば、ベルトは移動するし…防衛もできるんだよ、Kzy。オマエがこの数カ月、そして今日の試合経て、現世代に追いついたのか、追いついてないのか、近づいただけなのか、それはオレとオマエが決めることじゃない。お客さんが決めることだ。Kzy、オレは今日、いささか疲れた。トップを狙うならば、しっかり後楽園ホールのマイクも締めなければいけない。今日の主役はオマエだ。きっちり締めて帰れよ。それからKzy、オマエとの闘い、スリリングで楽しかったよ。ありがとう」(望月が握手を求め、Kzyが応じ抱擁。望月は四方に頭を下げ、Kzyを指差して退場。Kzyコール)
Kzy「負けるのって、ホントはこんなに悔しいもんなんですね。オレは、丸め込みでも、負けてねえなんて言わねえ。そんなのてめえのエゴにすぎない。丸め込みも大事な技の一つだ、大事なプロレス技の一つだ! だから、オレだってこれからもこだわって使っていきますよ。だけど、どうしてもベルトがほしかったんだ! ベルトを取って、言ってやりたかったんだ! オマエらが頭に描いてる、チャラくて弱いKzyは、気づけばこんなに上がって来てるぞって! 言ってやりたかったんだよ。なんとでも言ってくれ。それも受け入れてやる。たしかに自分に甘いのかもしれない。チームに甘えてたのかもしれない。ハルさんというアニキと、同期のYAMATOに頼ってた部分があるかもしれない。ベルトも取れなかった以上、そろそろ自分でも動かないといけない。現世代にケンカ売った以上、前に立たなきゃいけないヤツらもいる。YAMATO、ハルさん、マリア、U‐T、フラミータ、ごめんな。オレ、トライブ抜けるわ!」
YAMATO「待て待て待て。待て待て待て。待て待て。何言ってんだオマエ? いきなり何言ってんだよ? そういうのは普通1カ月ぐらい前からちょっとずつほのめかしてだぞ。何言ってんだオマエ。お客さんもビックリしてる。いまの試合で頭蹴られ過ぎただろ? オレもよくあるんだよ。な、だから控室行ったらしっかり冷やして、頭を。撤回しよう、撤回」
(KzyがYAMATOを振り払う)
Kzy「大丈夫だ。オレまともだから。まともに、マジメに言ってるから。よく、トライブで一緒になってからあんたオレに言ってたな。本気になれって。ごまかさないで本気でやれってよ。いま、オレは本気になってんだよ。オマエがちゃかさねえでくれよ。本気で言ってるんだ。この胸、受け止めてくれよ。なあYAMATO。ハルさんも、そろそろアニキ立ちしなきゃなって思ってるんだ。現世代のハルク、YAMATO、あんたらとだったらよ、思い切り試合できそうだしよ」
ハルク「Kzyよ、本気か? 本気なんだな!? よしわかったよ。オマエの覚悟はわかったよ! でもな、Kzy~、Kzy~!(と天を見上げる)オマエがそんなこと考えてたなんてよ、全然気づかなかったよ。オマエの口からそんな言葉が出るなんてよ、夢にも思ってなかった。ああ、Kzy~!(と天を見上げる)Kzyよ、でもよ、オレ楽しみだわ! オマエとガッチリ試合すんの楽しみだわ! オマエの思うようにやってみろよ。次、オマエと対戦するときはよ、怖いB×Bハルク、見せてやるよ」
YAMATO「オマエ本気なんだな。わかったよ。だったらよ、オレはオマエがマッド・ブランキー抜けたときも、たぶん同じこと言ったと思うけど、いままでの飲み代返せよ(と手を差し出す)」
Kzy「こういうとこだ。オマエがここで言うことじゃねえだろ。おい、なんだおい。おちょぼか? おちょぼぐらいの器か? 全知全能が聞いてあきれるぞコノヤロー。オマエがちゃかしてどうすんだよ」
YAMATO「いまのは冗談だ。まあ、オマエが本気になったのはわかったよ。いま、オレら現世代と言われてる5人か6人か。毎日どんだけのプレッシャーと闘いながらこのリングに上がってるか。オマエも今日のドリームゲートのタイトルマッチでわかっただろ。オレらの中に食い込んで来るって言うんだったらな、次、オマエとリングで会ったときは、容赦しねえからな」
(TRIBE VANGUARDが退場。Kzyはリングから頭を下げる。)
Kzy「後楽園の皆さん、いきなりの自分勝手なことを言いまして、すいません。でも、ボクもやっぱり、このDRAGON GATEの選手として上に上がっていきたいです。そして、もっとこの場所を照らしていきたい!」
(ANTIASが登場)
Eita「おいおいおいおい、このタイミングでオレたちが来たってことは、どういうことかわかるよな後楽園!? ハハハ。おいKzy、オマエはホントにバカだな。ベルトも取れなくて、チームも抜ける。おいおい、オマエ一人で何ができるっつうんだよ? オレたちの全面バックアップがあったら、今ごろ念願のドリームゲートチャンピオンだったんだぞ、Kzy。オマエはホントにバカだ。ホントにバカだよ。でもな、そのバカなオマエにラストチャンスを与えよう。おいKzy、いいか、後楽園のクソ野郎どもはよ、オマエが赤と黒に染まった姿を見たがってるぞ。ハハハ。Kzy、オレらと組んで、さらに上のレベルで闘っていこうぜ、Kzy。さあ。ハハハ。ハハハ。Kzy、悪の道に来いよ。なあ。オマエはそっちの方が似合ってるぞオイ」
(Kzyがリンダの握手に応じると見せかけてエルボースマッシュ)
Eita「(Kzyを踏みつけて)こんだけチャンス与えてよ、このざまかコラ。てめえ調子乗ってんじゃねえぞ。いまここでコイツぶっ潰してやるよ。オラ、オラ」
(アンチアスがKzyを暴行していると、ススムと堀口が駆け込んできてアンチアスを蹴散らす。)
堀口「おいおいおい、元ヴェルセルク、相変わらず寄ってたかって卑怯なことしてくれてんじゃねえぞ。いい雰囲気ぶち壊して満足だろ? オマエらとっとと帰れ! Kzy、大丈夫か? すげえ試合だったなKzy。あと一歩、いやあと半歩ぐらいだったぞ。そしてなんだ。DRAGON GATEの頂点目指すためにトライブ・ヴァンガード独り立ちしてやっていくのか? 最高じゃねえか! オレとススムさん、裏で聞いててオマエのマイク、感動したよ。オレら2人はオマエを全面バックアップして、これからも応援していくからな。頑張れよKzy!」
T‐Hawk「おい、ちょっと待てコラ。堀口、そしてススム、オマエらはコイツにまったく関係ねえだろ。外野は黙ってろ」
堀口「関係ねえことねえんだコノヤロー。オレとススムはな、オマエとEitaが足で踏んづけて大事にしてるツインの挑戦者なんだよ。いや、次期チャンピオンなんだよコノヤロー。オレとススムはな、今年でデビュー20周年だ。オマエとEitaが幼稚園の砂場で泥団子作ってるときからプロレスやってんだコノヤロー! 何がヤングアンチアスだコノヤロー。オマエらみたいな若造に、まだまだおっちゃんは負けねえからなコノヤロー! Kzy、DRAGON GATEのトップ目指すには、一人ではなかなか険しい道だ。それはオレとススムがジミーズ解散してよーくわかってる。ここはひとまず、オレとススムと3人で組んで、アイツら若造、次の世代のヤツらをぶっ潰すのはどうだKzy!?」
Kzy「まさか、こんなことになるとは…。なんでオマエら(アンチアス)が入って来るんだよ? サンボーホールでよ、キッパリと断ったろ。そんなにオレがほしいかコラ? ヴェル、あ、アンチアスだったっけ? ああ、いいね。いまやられた借りもあるからな。堀口さん、ススムさん、やってやりますよ!」
Eita「おお、やってやろうじゃねえか。このザコ2人がいてもなんも変わらねえんだよ。オレらがまとめて、オマエらたたきつぶしてやるよコラ」
八木本部長「よーし、じゃあ話はまとまったみてえだな。それじゃあ次回3月6日、後楽園ホールで、アンチアス、T‐Hawk、リンダマン、Eita対ススム、堀口、Kzy、決定します」
リンダ「おいKzy、一人になったオマエに何ができるか、来月の後楽園でしっかり見させてもらうからな。それに、このオレに食らわせたアッパーカット、オレは忘れてねえからな。来月の後楽園は、Kzy、オマエだけじゃねえぞ。ススム、堀口、てめえらまとめてひざまずかせて、このオレの靴を! ペロペロとなめさせてやるからな! 来月も楽しみにしとけー!」
(ANTIAS退場)
堀口「おいリンダ、オマエ大人になっても発想が幼稚だな。幼稚園から出直して来いコノヤロー! Kzy、いろいろ邪魔したな。でもな、間違いなく今日の後楽園大会、MVPはオマエだよ。もう邪魔者はいねえから、最後、しっかり締めてくれ」
Kzy「後楽園の皆さん、最後まで見届けてくれてありがとうございます。まだまだ先が長くなりそうですけど、あきらめませんよ。オレらしく、宴人全開で、明るく駆け上がってやりますよ、スキップでね。とりあえず、来月決まりましたんで、しっかりとヤツらに借り返したいと思います。あと、来月は何がありますか? 皆さん、それもありますね。そして、Kotokaのラストマッチでしょ? 皆さんで盛大に送り届けてあげましょう。OK後楽園、来月もこの場所でお待ちしております。今日はありがとうございました!」
【望月の話】「Kzyの覚悟、十分に感じた試合でした。今日、これだけ追い込まれたのはオレのスケジュールが忙しかったのか、年齢なのか、Kzyがとてつもなく強くなったのか…確実に時代は流れてるってことだと思います。オレも若い、若いって言われても、48歳の年齢はダテじゃないよ。アイツの覚悟は見てたけど、アイツにもう一つ技があったら、今日勝てなかったかもしれない。今までのアイツの実績からすると勝ち続けないとここにたどり着けなかった。勝ち続けるってことは勝ちパターンを見せるってことだから。オレは最後の最後にアイツの覚悟でオレの得意技がはね返されたときの用心でアレを用意しておいたんで。その最後の詰めがキャリア分だったのかなってことですね。あとはアイツが細い体でチャラい風体でいまどきだと思うけど、今日をきっかけにぜひ現世代に食い込んでいってほしいと思います」
1月28日、神戸サンボー大会でKotokaの引退表明を受けて、2月シリーズは「Kotoka Road to Final」と銘打たれた。
メインは今年初のドリーム選手権試合が行われ、王者の望月にKzyが挑戦。望月がフロントハイキックから仕掛けるが、Kzyがエルボースマッシュで応戦、場外に逃れた望月にトペを狙うと、望月は場外からハイキックで迎撃し、エプロンでブレーンバスターの体勢から前へ落としてエプロンにボディーを直撃させると、ボディブロー、ストマッククローと腹部攻めでKzyのスタミナを奪いにかかる。
しかし望月のサッカーボールキックからのランニングローキックをかわしたKzyはスライディングエルボーで望月を場外へ追いやると、ミッションオブ・イン・ポシブルを命中させ、エプロンでの攻防でもロープ越しのネックブリーカーから、エプロンでのDDTで突き刺して望月の首に大ダメージを与える。
これで流れを掴んでKzyはネックブリーカー、キャメルクラッチ、旋回式パイルドライバーなど首攻めで攻勢に出ると、ミドルキックからブレーンバスターを狙う望月を逆に垂直落下式ブレーンバスターで投げ、望月のフロントハイキックに対してもエルボースマッシュで応戦、だが突進するKzyを望月が迎撃してコーナーで逆さ吊りにするとボディーにキックを浴びせる。
望月のローキックの連打をかわしたKzyはエルボースマッシュを浴びせ、望月のブレーンバスター狙いもKzyが着地して後頭部にエルボースマッシュ、だが望月はミドルキックの連打、ランニングミドルキック、ローキックからバスソーキックと畳みかけるとツイスターを狙うと、膝蹴りで阻止したKzyがBEAT-BOMで切り返す。
KzyはKZ.timeを狙いにコーナーも、望月が追いかけて競り合いの末に雪崩式ブレーンバスターを決めると、イリュージョンから真最強ハイキックを狙うが、ガードしたKzyはエルボーも、望月はミドルキックで迎撃し、Kzyのバックエルボーに対して真最強ハイキックで応戦、だがKzyもエルボースマッシュで返して両者ダウンとなる。
膝立ちで頭突き合戦を制したKzyはエルボースマッシュから串刺し攻撃を狙うが、かわした望月はツイスターを狙うが、堪えたKzyは掟破りのツイスターを決め、KZ.timeを投下、だが剣山で迎撃した望月の一角蹴りから三角蹴りで勝負を狙うと、Kzyはエルボースマッシュで迎撃し、ショットガン、セカンドコーナーからのCDJからランニング低空エルボースマッシュ、韻波句徒、KZ.timeと畳みかけるが、望月はカウント2でキックアウトする。
勢いが止まらないKzyは後ろ、前とランニングエルボースマッシュを乱打、正面からもう一撃を狙うが、望月はハイキックで迎撃し、左右のバスソーキックからの突進は、Kzyがエルボースマッシュで迎撃も、今度はKzyが突進したところで望月が真最強ハイキック、そして踵落としから再度真最強ハイキックを狙うと、かわしたKzyはエルボースマッシュ、ところが望月もエルボースマッシュで応戦してから三角蹴りを浴びせ、Kzyもランニングエルボーで応戦すると、もう1発を狙うと、望月が丸め込み技を仕掛け、丸め込み合戦となり、スカイデ・スクールボーイで丸め込むが、望月が横十字固めで3カウントを奪い王座を防衛した。
試合後にKzyの健闘を称えた望月は大会の締めをKzyを任せて退場すると、締めを任されたKzyはTRIBE VANGUARD脱退を宣言し、慌ててYAMATOとハルクが引きとめようとするが、Kzyの意志は変わらず、YAMATOとハルクはKzyの脱退を認めて去っていくも、今度は入れ替わりにセミでTRIBE VANGUARD、MaxiMuMとの3WAY戦を制したT-HawkらANTIASが現れて、KzyにANTIAS入りを迫る。だがKzyは拒否すると激怒したT-HawkらはKzyを袋叩きにするが、2・11博多でツインゲート王座への挑戦が決定している堀口、ススムが駆けつけ、Kzyを救出、3人が合体することになり、3・6後楽園でKzy&堀口&ススムvsT-Hawk&Eita&リンダの6人タッグ戦が決定となった。ドリーム選手権に関してはKzyは全てを出し切ったものの、最後の最後で望月の懐の深さの前に敗れてしまった。だが問題は試合後でKzyはYAMATOらの引き止めを振り切ってTRIBE VANGUARDを脱退を表明し、ANTIASの勧誘を振り切って、元ジミーズの堀口とススムとの合体を選んだ。Kzyにしてみれば、今回はドリーム王座へ挑戦できたこと自体が満足で、同世代である鷹木、YAMATO、ハルクらと並び立ったことを確認することが出来た。ANTIASからは1月から勧誘を受けていたことで濃厚という声も出ていたが、TRIBE VANGUARDと円満に離脱した時点でANTIAS入りは完全になくなっていた。堀口とススムとの合体は、二人は脇で固めてKzyを盛り立てることを確認しての合体で、Kzyが同世代と並び、また抜くためにはベストの選択でもある。あとは新たなるユニットをどう形づけていくか、DRAGON GATEはまだまだ若手選手が多いことから底上げのために新ユニットへの抜擢もありかもしれない。
第2試合では清水が吉田と対戦し、序盤からマッチアップで圧倒した吉田が串刺しパイナップルボンバーの連発から正調パイナップルボンバーと僅か4分と圧勝、試合後も吉田が「情けない奴」「“吉田さん、僕にプロレス教えてください”て言うてみぃ」と罵倒、長らくスランプが続く清水だが、まだトンネルから抜け出せない状況が続くようだ
第4試合の斎了&パンチが鷹木&神田と対戦、斎了組が奇襲をかけて先手を奪うが、パンチのPTキックをキャッチした鷹木がジャーマンから、神田との連係でパンチを捕らえる。勝負に出た神田は琉'sを狙うが、パンチが飛びつき十字固めことパンチクラッチで3カウントを奪い勝利。パンチはまさかの敗戦を喫した神田にブレイブ王座への挑戦を迫り、斎了は保持しているお笑いゲート王座への挑戦者に鷹木を指名する。鷹木は拒否するが、八木隆行本部長の強権発動で決定となってしまった。
【DRAGON GATE】大熱戦で聖地沸騰 望月がドリームゲート王座V3、初挑戦・Kzy惜敗でTRIBE VANGUARD脱退▼Kotoka敗戦も引退試合へ「10年間の全てを出し切る」▼富永が神田ピンでブレイブゲート挑戦へ、お笑いゲート戦「斎藤vs鷹木」も決定…後楽園大会https://t.co/vuGwN7jyL4#DragonGate pic.twitter.com/3b5MPM4TWQ
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) 2018年2月7日2.7 後楽園ホール大会終了致しました❗️
本日も沢山のご来場誠にありがとうございました✨#DragonGate #ProWrestling pic.twitter.com/Q5P8rrrnEX
— DRAGONGATE (@dragongate_pro) 2018年2月7日打ち上げ終わってゆで太郎。まーいいさ、そういう時が来たんだなぁと。しかしだ。10年以上積み上げて来た差を、そう簡単に崩せると思うなよ。俺は今まで以上に考える。そして努力を重ねる。狩らなきゃいけない首が増えた。それだけだよ。
それにしても今日の舞茸天はデカい(笑)#dragongate pic.twitter.com/4cSKXSJpxF
— YAMATO (@yamato_oldtype) 2018年2月7日俺にお笑いゲートをやらせて何の得があるんだ?
客が喜べば何でもするのか?
本当くだらん。
俺をそういう使い方するなら、俺にも考えがあるからな。
さて、来月のホールはどうしようか
ボイコット〜
仮病〜
あるいは、、、#dragongate https://t.co/EqtjM5Ivcn
— 鷹木 信悟(SHINGO) (@Takagi__Shingo) 2018年2月7日最高でしたっ‼️ #dragongate pic.twitter.com/YqO9yziUEF
— dragongatecima (@supercima1115) 2018年2月7日#東京 #後楽園ホール 終了!#超満員札止め御礼(^ ^)#nowplaying「カーテンコール」#ハヤブサ#DragonGate #ProWrestling#KotokaRoadtoFinal pic.twitter.com/qeARku9cTu
— 中澤矢束 (@yatsukanakazawa) 2018年2月7日 -
SANADAが掟破りのレインメーカーでオカダをKO!IWGPタッグ防衛で後楽園はダークネスワールドと化した!
1月の月間MVP、ベストバウト、ベストシリーズ&興行の投票受付中です!投票はこちら→https://t.co/Vdlhtkdjx6 またこちら→https://t.co/r10QZ4LGHU 投票よろしくお願いします #prowrestling
— 伊賀プロレス通信24時 (@igapro24) 2018年2月2日2月6日 新日本プロレス「Road to THE NEW BEGINNING」後楽園ホール 1706人超満員札止め
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
獣神サンダー・ライガー タイガーマスク ○KUSHIDA(7分55秒 腕ひしぎ逆十字固め)海野翔太 八木哲大 ×成田蓮◇第2試合◇
▼20分1本
○高橋裕二郎 ヒクレオ(7分4秒 片エビ固め)天山広吉 ×岡倫之
※ピンプジュース◇第3試合◇
▼北村克哉 7番勝負第5戦/20分1本
○中西学(7分18秒 アルゼンチンバックブリーカー)×北村克哉◇第4試合◇
▼20分1本
○ロッキー・ロメロ YOH SHO(8分55秒 逆さ押さえ込み)金丸義信 エル・デスペラード ×TAKAみちのく【バックステージでのROPPONGI3K】
ロメロ「頭が痛い。TAKA、お前は良い打撃を持ってるよ。ニーもサイドキックも凄く良い打撃技を持ってる。だが、まだまだノーグッドだ。俺は目つぶしとかやられても、俺はやり返すし、逆転できる。だから、俺が勝ったんだ。オーサカでも同じことが起こる。カネマル、デスペラード、お前らが相手でも一緒だ。SHO&YOHがやってくれる。みんな、俺らからきっと何かを感じるだろ? ただ、問題がある。スズキグン、お前らはSHO&YOHのレベルに達してないんだ。アイツらはSHO&YOHにケガをさせようとしただろ。SHOの腰であり、YOHの足であり。でも、コイツらは闘うチャンピオンなんだ。それでも、オーサカでタイトルマッチはやらない。ダメー。お前らには資格がない。ここにいるゴールドのSHO、シルバーのYOH、コイツらがプロレスのスタンダードなんだ。スズキグン、お前らはウ○コだ」YOH「オッケー。ボクはこう語るよ。アイツらさ、俺らがチャンピオンなんだよ。トップ・オブ・トップなんだよ。もっと俺らに対してさ、リスペクトしなって。もっとさ、下手に『タイトルやらせてください』とかさ、『お願いします。一回だけ挑戦させてください』とか言ったら、ちょっとは考えるんだけどね。あんな汚いやり方じゃ、全然やらせてあげないよ。ってことで、まだまだ“shut your mouth”。テメェらに挑戦権はあげないよ」
SHO「あ~、どうしよう。マジ超腰が痛いんだけど。試合できるかできないかわかんないぐらい痛いのに、なぜ欠場しないかって? チャンピオンですから。それと、相手が鈴木軍。腰痛くても、立てなくても、俺はアイツらをボコボコにしたいんだよ。だからね、このシリーズ休んでらんない。腰痛くても、鈴木軍をボコれるんだったら、全シリーズ出ちゃうよ。まぁ、鈴木軍、せいぜい俺たちROPPONGI 3Kをシビれさせてくれよ。まぁ、シビれさせてくれたところで、タイトルマッチ?(※両手の人差し指を×にして)ダメー」
【バックステージでの鈴木軍】
TAKA「アーーーーーーーーッ!(※叫びながらそのまま控室へ)」デスペラード「オイ、クソガキ!オイ、チャンピオン様よぉ!やらねぇの!? 何言ってんだよ、来るものは拒まずだろ!? 誰にでも勝ってこそチャンピオンだろ!? それがテメェ、コノヤロー、『アイツらとはやらないよ』!?」
金丸「一日でも長くチャンピオンでいたいんだろ!? なぜなら俺たちとやったら負けちまうからな。アイツらのやらねぇ理由はそれだけだ」
デスペラード「ビビってんだよ!」
金丸「やるからには俺たち一発で獲るからよ、早くやらせろ!」
デスペラード「どっちだ!? YOHか、SHOか!? 分かんねぇ、小松!俺よぉ、タイチから聞いたんだよ。オマエ、ボスとタイチに、頭からゴミ箱にブチ込まれたことがあるらしいな。大阪はその再現だ。楽しみにな」
◇第5試合◇
▼20分1本
○ジェイ・ホワイト 石井智宏 矢野通(9分27秒 レフェリーストップ)ジュース・ロビンソン デビット・フィンレー ×トーア・ヘナーレ
※シャープセンセーション◇第6試合◇
▼30分1本
○鈴木みのる 飯塚高史 タイチ(12分0秒 ヒールホールド)真壁刀義 マイケル・エルガン ×田口隆祐【タイチの話】「ハハハ、カントク~、しょうもねぇな~!まぁいいや、あんなヤツは。内藤!聞こえたか、俺の声? 内藤!後楽園ホールで試合すっとうずくんだよ!テメェ!前回、タカタイチ、俺のホームリングで俺を踏んづけてツバ吐いて締めやがったな、ハポン大合唱で。次はよぉ、この新日本プロレスのリングで、逆にテメェを無様な姿に晒してやる。テメェが言った責任、テメェでケツ拭けよ!内藤、分かったか、その返事、ラピドだ、ラピド!トランキーロじゃねぇ、すぐよこせ!」
【鈴木の話】「真壁!はぁ!? 何、勘違いしてんだコノヤロー!オマエは!俺の位置にいないレスラーだ!オマエは、前座落ちした、過去のレスラーだ!何、同じ目線で俺に話しかけてんだ、オイ!オマエはな、ただの平民以下なんだ。俺に、台頭に口きこうとしてんじゃねぇよ。オマエは、落ちた、元有名人!ハハハ!テレビでも出とけよ!ナメた口きいてんじゃねぇぞ!あぁ!? オマエ、何が挑戦させろだ!『挑戦させろ』じゃねぇだろ!オマエ、どの口が言ってんだ!?(※と、目の前のカメラマンを絞め上げる)どの口が言ってんだ!? この口か!? この口か!? この口か、コノヤロー!(※カメラマンをトイレに押し込み、突き飛ばして戻ってきて別のカメラマンに)テメェも!この口か!? ヘラヘラやってんじゃねぇよ、真壁! オイ!テメェの魂、そんなもんか!? 俺んところに、ぶつけてこい!分かったか!」
◇第7試合◇
▼30分1本
○YOSHI-HASHI ウィル・オスプレイ 外道(11分39秒 片エビ固め)内藤哲也 高橋ヒロム ×BUSHI
※カルマ【外道の話】「いままでよ!マスクによ!興味があったことは一度もねぇけどよ、オメェから獲るのだけはよ、興味があるぞ、コノヤロー」
【オスプレイの話】「俺に関して言わせてもらえば、俺は勝つことしか考えてない。俺とヒロムとの違いがわかるか? 何を懸けても、どんなことをしても、俺の肩にこのベルトは残るだろう。オーサカもそうだし、どこへ行っても俺がチャンピオンだ。ヒロムはチキンだ。オーサカでは、オカダがIWGPヘビーを防衛してお祝いをする。ヒロム、オーサカではベストを尽くしてくれ。俺は“スカイキング”だ。そして、IWGPジュニアヘビー級チャンピオンだ。」
【YOSHI-HASHIの話】「もう次の大阪まであと一戦。俺はもう準備万端だから。アイツのムカつくあのすかした姿を見るのも、あと一戦だけだから。リングの上であんな片腕ついて寝れる姿も、あと一戦だけ。大阪では大の字にしてやるからな。覚悟しとけよ」
【BUSHIの話】「外道!テメェ、クソ!今日もやりやがったな!この借り、ぜってぇ忘れねぇぞ!」
【ヒロムの話】「オスプレイ!いや~、待ったねぇ。待った待った。8ヵ月待ったよ、オスプレイ。楽しみだ、心の底から楽しみだ。あと、伝えたいこと、連絡先交換できなかったから、今日、ツイッターで遊ぼうよ」
【内藤の話】「YOSHI-HASHIはさぁ、俺にそそのかされたから、熱くなってるわけ? だから、ダメなんだよ。だから、上にあがっていけねぇんだよ!まぁ、YOSHI-HASHIらしいっちゃYOSHI-HASHIらしいけどさ。彼はもっと、自分の置かれている状況を理解した方がいいよ。まぁ、これだけのチャンス、掴むも逃すも、YOSHI-HASHI次第でしょ。残り2大会、せいぜい楽しめよ。そして、消え失せろ。カブロン!」
◇第8試合◇
▼IWGPタッグ選手権試合/60分1本
[第79代王者組]○EVIL SANADA(18分14秒 片エビ固め)[挑戦者組]オカダ・カズチカ ×後藤洋央紀
※EVIL
☆EVIL&SANADAが初防衛に成功(試合終了後)
SANADA「オイ、オカダ。大阪で、そのIWGPのベルト、俺が獲ってやるよ(※大歓声&大拍手&大『SANADA』コール)せいぜい大阪までいろんな雨降らせてくれよ(※大歓声)」EVIL「オーイ、後藤ーー!!(※大歓声) 俺のほうが、お前より、つえぇ~んだよ! よく、覚えとけー!(※大拍手/以下、EVILに合わせて観客が大合唱) This! is E~VIL。E~verything is E~VIL。すべては………(※大歓声)EVILだー!!(※大歓声)」
【EVILの話】「完璧だ、完璧。今宵も完璧だぜ。宣言通り、シングルのチャンピオン2人、オカダ、後藤を倒してやったぜ。そしてこのベルトも、また価値が上がっただろう。大阪、後藤を、もう一度地獄へ葬り去ってやるよ。よく、覚えとけ!This is EVIL!Everything is EVIL!全ては……そして、全てが、EVILだ!」
【オカダの話】「タッグチャンピオンとしてはな、認めてやるぜ。EVILもSANADAも強ぇよ。NEVERのチャンピオンと、ヘビーのチャンピオンが勝てなかったんだからな。俺は言い訳なんてしない。まぁ、終わったことだ。2冠王、お預けにしとくよ。じゃないと、俺のプロレスキャリア、やることなくなっちゃうんでね。久しぶりだよ、レインメーカーやられたの。ただな、覚えとけよ。俺はレインメーカーだけじゃねぇ。なんだってできるんだ、コノヤロー。大阪はとりあえず、外道さん、YOSHI-HASHIさん、オスプレイ、後藤さん、そして俺、全勝だ。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン、覚えとけ、コノヤロー」
後楽園2連戦2日目のメインはIWGPヘビー、NEVER選手権の前哨戦を兼ねたIWGPタッグ選手権が行われ、EVIL&SANADAにオカダ&後藤が挑戦、外国人チーム中心で行われてきたタッグ選手権だったが、久しぶりに日本人同士でのタイトルマッチとなった。
先発はIWGPヘビーをかけて対戦するオカダとSANADAでスタート、オカダはハンマーロックで先手を奪い、SANADAがパラダイスロックを仕掛けても逃れるなどSANADAにリードを渡さない。しかし個々の戦いより防衛戦を重視したロスインゴは場外戦でEVILが後藤の首にイスをかざしての手中攻撃、木槌攻撃から後藤を捕らえて先手を奪う。
ロスインゴに狙い撃ちされた後藤はEVILに時間差ラリアットで反撃すると、交代したオカダはEVILにエルボーアタック、串刺しバックエルボーからDDTとEVILを攻め込むが、交代したSANADAがにリーブロックの連打からドロップキックで場外に追いやりプランチャを放つも、スワンダイブはかわされ、TKOも阻止されると、Skull End狙いもオカダはリバースネックブリーカーで切り返すなどSANADAにはリードを許さない。
交代した後藤はSANADAに村正からバックドロップを決め、オカダがEVILを排除すると、後藤がSANADAをスリーパーで捕らえてからGTRを狙うが、EVILがカット、オカダはEVILをドロップキックで再度排除すると、SANADAはTKOでオカダを排除するが、後藤はSANADAに変形牛殺しを決め、殴りつけるようなエルボーで追い詰めるも、SANADAはスワンダイブミサイルキックで反撃し、EVILが入って連係で後藤を捕らえると、マジックキラーを狙う。
しかしオカダがカットに入り、オカダはSANADAにヘビーレイン、後藤はEVILに牛殺しを決めると、後藤は頭突きから念を込めてミドルキックを狙うが、阻止したEVILはダークネスフォールズを決め、頭突きからラリアットを炸裂させると、カットに入ったオカダにはSANADAが掟破りのレインメーカーでKO、ここで勝負に出たロスインゴが後藤を捕らえてマジックキラーを決めると、最後はEVILがEVILを決めて3カウントを奪い王座を防衛。CHAOSが2トップで挑戦したが、所詮急造タッグ、EVIL&SANADAが個々の戦いでは深追いせず、あくまで防衛戦に徹するだけでなくチーム力の高さを見せつけた。
オカダvsSANADAに関しては前半はオカダがリードしていたが、掟破りのレインメーカーはさすがのオカダも読めなかった。SANADAがオカダに勝つには隠し持っているものをフルに出し切らないと厳しいかもしれない。セミのYOSHI-HASHI組vs内藤らロスインゴは、試合後のバックステージで内藤から長期のメキシコ遠征を薦められたYOSHI-HASHIが内藤に襲い掛かるも、あくまで冷静のロスインゴは自慢の連係でYOSHI-HASHIを狙い撃ちにして蹂躙、館内もYOSHI-HASHIではなく内藤に声援が送られる。
しかしやっと交代を受けたオスプレイがスピードでロスインゴを翻弄、蘇生したYOSHI-HASHIも内藤を強襲しつつBUSHIを攻め込み、オスプレイの援護を受けたYOSHI-HASHIはしゃちほこラリアットからのカルマで3カウントを奪い、外道は前夜に続いてBUSHIを剥ぎ取り、YOSHI-HASHIは内藤の顔に唾を吐き捨てて、鉄柵攻撃も内藤は笑顔で無視し寝そべりポーズも、怒ったYOSHI-HASHIはストンピング、だが内藤は余裕の態度を崩さなかった。真壁組vs鈴木組は、試合前からマイクを持った真壁が「オイ、鈴木さんよ。オイ!?いい加減。タイトルマッチを認めたらどうなんだい!?、腰抜けさんよ!?」と挑発すると奇襲をかけるが、場外戦で鈴木が逆襲すると、鈴木がイスで殴打して真壁がダウンし、試合も鈴木軍が田口を捕らえて主導権を握る。
後半で鈴木と真壁はエルボー合戦で互いに一歩も引かずも、鈴木がコーナーで真壁をスリーパーで宙吊りにして絞首刑にすると、最後は試合権利のある田口の延髄斬りをかわしてヒールホールドで捕獲し田口はギブアップ、試合後も飯塚がアイアンフィンガーでエルガンをKOすれば、鈴木もスリーパーからのゴッチ式パイルドライバーで真壁にダメ押し、そして「オイ、どの口が言ってんだよ!!ナメんじゃねえよ!」と吐き捨てて退場、真壁の挑戦表明を拒否、またタイチは内藤に再戦を要求した。第4試合のROPPONGI3Kvs鈴木軍ジュニアは、鈴木軍ジュニアがSHOの腰、YOHの足を狙い撃ちにして主導権を握り、金丸はSHOの腰にエルボー、デスペラードがヌメロ・ドスでYOHを捕らえたが、ロメロがTAKAに逆さ押さえ込みを決めて逆転勝利、バックステージでは金丸&デスペラードがIWGPジュニアタッグ王座への挑戦表明、2・10大阪では3Kvs金丸&デスペラードが組まれているが選手権に持ち込めるか・・・?
【後楽園ホール大会終了】本日も沢山のお客様にご観戦いただき誠にありがとうございました。明後日2月8日(木)は、ニューサンピア栃木にて19:00試合開始です。皆様のご来場をお待ちしております。 https://t.co/5CXa3F3VJP #njnbg #njpw pic.twitter.com/qe8SYAmWGe
— 新日本プロレスリング株式会社営業部 (@njpw_nyao) 2018年2月6日V1 title defense#EverythingisEVIL#SANADA pic.twitter.com/5bE19YKePw
— EVIL (@151012EVIL) 2018年2月6日THX a lot!!
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— SANADA (@seiyasanada) 2018年2月6日Darkness・・・ pic.twitter.com/dCSkGb5u04
— 後藤 洋央紀 Goto hirooki (@510njpw) 2018年2月6日ホントにそれが全力ですか?ホントにそれが本心ですか?ホントにそれが全てですか? いつでも「YES」と答えたい。
— 鈴木みのる (@suzuki_D_minoru) 2018年2月6日今日の…
タイチの服装…
衝撃だった!!!!!
— 金丸 義信 (@kmaru0923) 2018年2月6日帰宅!
結果がすべてじゃない?受けの美学?
は!?なんだそりゃ!?勝たなきゃ意味ないんだよ!
自分の弱さに呆れる
そんなどうしようもない俺に手を差しのべてくれる大きな出会いが
人生の転機か!?
この先どうなるかまだ見えないが進んでみよう
後退はない
前進あるのみ!!!!
— TAKAみちのく (@takam777) 2018年2月6日サムライTV終了。
いや〜心から大声で叫ぶと気持ちいいし、色々発散されるな〜
気持ちよく帰れる。
WIPはWIPで動画出来たのか。
たまに間違われますが、やられてるのは私じゃありません。 https://t.co/rw63JKtdDw
— ミラノコレクションA.T. (@milano_c_at) 2018年2月6日 -
ロスインゴがCHAOSとの前哨戦第1Rで逆転勝利!冷酷ジェイはフィンレーに勝利!
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— 伊賀プロレス通信24時 (@igapro24) 2018年2月2日2月5日 新日本プロレス「Road to THE NEW BEGINNING」後楽園ホール 1604人 満員
<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
獣神サンダー・ライガー タイガーマスク ○田口隆祐(7分17秒 エビ固め)×海野翔太 八木哲大 成田蓮
※どどん◇第2試合◇
▼20分1本
○高橋裕二郎 ヒクレオ(6分12秒 体固め)中西学 ×岡倫之
※ピンプジュース◇第3試合◇
▼北村克哉 7番勝負第4戦/20分1本
○天山広吉(9分42秒 アナコンダマックス)×北村克哉◇第4試合◇
▼20分1本
ロッキー・ロメロ ○YOH SHO(10分35秒 片エビ固め)タイチ エル・デスペラード ×TAKAみちのく
※3K◇第5試合◇
▼30分1本
○石井智宏 矢野通(8分54秒 片エビ固め)ジュース・ロビンソン ×トーア・ヘナーレ
※垂直落下式ブレーンバスター◇第6試合◇
▼30分1本
○真壁刀義 マイケル・エルガン KUSHIDA(14分1秒 片エビ固め)鈴木みのる 飯塚高史 ×金丸義信
※キングコングニードロップ(試合終了後)
真壁「オーイ! 鈴木みのる! いや、“鈴木みのらず”さんよ! (IWGP)インターコンチのベルト、挑戦させろや!!」(これで激怒した鈴木がパイプイスを持ってリングへ入ろうとするが、ヤングライオンの岡、八木、成田が必死に制止。すると鈴木は、イス攻撃でパンチで3人を激しく暴行する)
【真壁の話】「オイ! オイ! 挑戦表明だ! チャンピオンシップに挑戦させろ! こちとらよぉ、イライラしてんだよ! もうよぉ、前哨戦!? そんなのどうでもいい。あの野郎がやりてぇつったんだろ!? だったら試合組めよ! 新日本さんよ! 新日本も、鈴木みのるも、全員叩きのめしてやるよ! 久々に燃えてきたよ。久々に燃えてきた! だからそれを現実にするだけだ。俺はいつも言ってんだろ!? 『チャンスはテメェで掴み取れ』ってな。掴み取ってやるぜ!? 鈴木みのる、いや、鈴木みのるさんよ、テメェが何考えて何をほざいて何をのたまってるか分からねぇがよぉ、オメエの返答次第だ。言ってる意味分かるよな!? 逃げるのは勝手だよ! 俺が望んでることは分かってんだろ!? ただそれだけだ! まぁとにかくよ、かつてのよぉ、ビッグヒールとして乗り込んだよぉ、その勢いを失ってんだろ!? 鈴木みのるさんよ、いや、鈴木“みのらず”さんよ! 分からしてやるよ。ホントに怖えぇ人間のことを分からしてやる、それだけだ!(※と、去りかけて記者の腹にパンチを入れ)油断すんじゃねぇぞ! そういうことだ!」
【鈴木の話】「どの口が言ったんだ、この野郎。挑戦させろ? なぜ、お前が上からモノを言う。おい、真壁刀義、いや名もなき平民よ、なぜ王様に向かい、楯突こうとするんだよ。そんなにこのベルトが欲しいのか? 俺の首が欲しいのか? おい、今すぐここに連れてこい! 今すぐ連れてこい! 俺の前にひれ伏せ。土下座しろ。受けねえけどな(ニヤニヤ)。おい、何勝手に客を味方につけて挑戦しますよ、次の挑戦者は僕ですよなんて既成事実を作ろうとしてるんだよ。てめえのな、その短い足じゃなあ、俺という大きな大きな山、そこに足すらかけることができねえんだよ。棚橋が倒れ、次は自殺志願者か? 真壁刀義……。嫌いじゃないね。嫌いじゃないね。自らてめえの首を差し出しにここにやってくるのは嫌いじゃないね。真壁、お前に一言言ってやる。平民は平民と仲良く前座でやっとけ。俺のとこに来たとか思ってんじゃねえ」◇第7試合◇
▼30分1本
○ジェイ・ホワイト(11分40秒 エビ固め)×デビット・フィンレー
※ブレードランナー【ジェイの話】「また倒してやったぞ、デイブ・フィンレーJr.を。何回やっても同じだよ。何回闘っても同じ結果になるんだよ。フィンレーよ、何度闘やっても俺の勝ちだ。このベルトがこの勝利のご褒美だ。このベルトによってすべてが変わるんだ。それを俺は証明する。これからも証明する。このベルトはSWITCH BLADE、すなわち俺のもとにある。このIWGP USヘビー級チャンピオンのブレードランナーが決まれば、衝撃の結果になる。その結果はいつも一緒だ。このベルトはSWITCH BLADE、俺様の物である」
【フィンレーの話】「(※肩を押さえながらインタビュースペースに辿り着くと、しばらく壁に頭をつけ)シングルマッチで9連敗だよ……ジェイ・ホワイト、SWITCH BLADEに9連敗だよ! アーッ! 兄弟みたいに一緒に練習してたアイツに、心血を注いで一緒に努力してきたアイツに、いつの間にか先を越されてしまったようだ……。でも、この戦いはまだ終わったわけじゃない。今日はたしかに負けたが、いつか必ず、アイツから取り返してやる!」
◇第8試合◇
▼スペシャルイリミネーションマッチ/30分1本
内藤哲也 ○EVIL SANADA BUSHI 高橋ヒロム(21分41秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ 後藤洋央紀 ×YOSHI-HASHI ウィル・オスプレイ 外道
※EVIL退場順
①(10分32秒 OTT)×ヒロム
②(10分43秒 OTT)×オスプレイ
③(12分19秒 OTT)×内藤
④(13分45秒 反則負け)×外道
⑤(14分0秒 OTT)×BUSHI
⑥(16分57秒 OTT)×SANADA
⑦(17分1秒 OTT)×オカダ
⑧(19分22秒 OTT)×後藤(試合終了後)
EVIL「ウエルカム・トゥ・ザ~・ダークネスワ~ルド後楽園!(※大拍手) 明日、このIWGPタッグを、EVIL、そしてSANADAが、きっちり防衛して、このベルトの価値を爆発的あげてやる。よく覚えとけ~!(※大拍手) …This! is E~VIL。E~verythin! is E~VIL。すべては…………EVILだ!!(※大歓声)」【ヒロムの話】「オスプレイ、どこ行った? オスプレイ、大丈夫か? オマエのく〜び、大丈夫か? オスプレイ、言ったよな? 始まる前、オマエの連絡先教えてくれって言ったよな? ちゃんとオマエが大好きなチキン、食べさせてやろうと思ったのになあ。ねえ、オスプレイ、首、大丈夫? ハッハッハッハッハッハ……!」
【BUSHIの話】「おい外道、俺のマスク持ってどこ行ったんだよ? 返せよ、俺の大切なマスクを。お前なんかに必要ねえだろう? てめえ、俺のマスク獲りやがってな。オマエは明日、オマエの大切かどうかは知らねえ、きったねえヒゲ! 全部切ってやるからな。エンセリオ! マ・ジ・で」
【EVILの話】「完璧だぜ、完璧だ。前哨戦、このIWGPタッグの前哨戦、完璧なかたちで終わりを告げたな。明日、シングルのチャンピオンふたり、後藤、そしてオカダを倒し、俺たちが爆発的な勝ちで上り詰めさせてやるよ。よく覚えておけ。This is EVIL! Everything is EVIL!! すべては……そしてすべてが……EVILだ!」
【内藤の話】「YOSHI-HASHIよ、大阪で必ず内藤に勝つんだってさ。必ず……必ずって言葉の意味、わかってる? 大丈夫? じゃあ、俺に負けたら、そうだな……メキシコ遠征でも行ってきたらいいんじゃない? 彼もメキシコ経験者だしね。あのメキシコっていう国はいろいろなヒントが転がってるからさ。大阪で俺にシングルマッチで負けたら、長期でメキシコ遠征に行ってこいよ。俺らからのアドバイスだぜ、カブロン!」
【オカダの話】「いいんじゃない? SANADA、EVIL、おいしくなってきたんじゃない? まぁ、『WORLD TAG LEAGUE』、俺出てないからね。どんなもんかなと思ってたけど、おいしそうだねぇ。俺と後藤さんで、ペロリといただいて。まぁ、『WORLD TAG LEAGUE』、出てなくて文句言ってたヤツもいるから、しっかりベルトを獲って、アナタたちと防衛戦やってもいいし、またSANADA・EVIL、タイトルは俺らが持ってるぜ、一本ずつ。狙ってこいよ!」
【後藤の話】「あーっ、いよいよ明日だ、熱くなるぜ!」
「Road to THE NEW BEGINNING」も後半戦、メインでは2・6後楽園大会でのIWGPタッグ選手権、2・10大阪でのCHAOSvsロスインゴの全面対抗戦の前哨戦が行われ、両軍がイリミネーションマッチで対戦。序盤はCHAOSがヒロムを捕らえて全員で寿司三昧ポーズを取るも、場外戦からロスインゴが逆襲し、外道の顎鬚を狙い撃ちにして主導権を握る。試合が動いたのは10分過ぎでオスプレイをエプロンに追いやったヒロムが断崖式回転エビ固めを狙って自らOTTで退場すると、続けてオスプレイも転落して退場。続けてYOSHI-HASHIが雪崩式フランケンシュタイナーを狙う内藤をエプロンに追いやってスライディングキックでOTTで退場させ、流れはCHAOSに傾きだす。
外道はBUSHIのマスクを剥ぎ取ったため反則負けで退場となるが、マスクを取られて動揺するBUSHIをYOSHI-HASHIがOTTで退場させ、オカダもエプロンでSkull Endを狙うSANADAをショルダースルーで退場させるが、EVILがオカダを突き飛ばして退場させ、CHAOSは後藤とYOSHI-HASHI、ロスインゴはEVILだけとなる。
後藤とYOSHI-HASHIは合体攻撃でEVILを捕らえるが失敗してしまうと、これを逃さなかったEVILがYOSHI-HASHIと海野レフェリーと交錯させた隙を突いて、イスを持って後藤にEVILホームランを炸裂させ、ラリアットで後藤をOTTで退場。残ったYOSHI-HASHIもダークネスフォールズを決めるが、YOSHI-HASHIはしゃちほこラリアット、シットダウン式パワーボムで懸命に粘る。しかしカルマ狙いを阻止したEVILがEVILを決めて3カウントを決めロスインゴが逆転勝利、CHAOSは肝心なところで後藤とYOSHI-HASHIのドタバタさが目立ってしまい勝機を逃してしまった。セミではジェイと前座時代ジェイと競い合ったフィンレーが対戦。フィンレーが場外戦でボディースラム、客席に叩き込むなどして先手を奪ったが、ジェイは場外での低空バックドロップで応戦。フィンレーはプランチャで反撃し、リングに戻ってからコーナーからのヨーロピアンアッパーカット、カミカゼ狙いはジェイが阻止して低空バックドロップも、フィンレーはロックボトム式バックブリーカーで懸命に食い下がる。
ジェイはコンプリートショットからジャーマン、フィンレーの顔面を叩いてから、場外めがけてのバックドロップ、コーナーへの高速ブレーンバスターからブレードランナーで勝負を狙うが、フィンレーは唾を吐いて阻止する。
これに怒ったジェイはコーナーに頭から何度もぶつけ、イスを持ち出して一撃を狙うが、フィンレーがかわしてスピアーを炸裂させ、今度はフィンレーがイスを振りかざそうとするが躊躇する。これをジェイが逃さずブレードランナーを狙うが、切り返したフィンレーはバックドロップからPrima Nocta狙うが、ジェイがブレードランナーで切り返して3カウントを奪い勝利。
試合後はフィンレーにアイシングして介抱しつつ、シャープセンセーションで捕らえて痛めつけたが、内容的にはフィンレーが健闘も、冷酷キャラが完全に板についたジェイが上回った試合だった。第6試合の真壁組vs鈴木軍は、場外戦で主導権を握った鈴木軍がKUSHIDAを捕らえるも、エルガンがパワーを駆使して真壁組が盛り返す。鈴木と対峙した真壁だったが、鈴木のスリーパー、金丸のディープインパクトで追い詰めれらるも、飯塚のアイアンフィンガー狙いをKUSHIDAがカットすると、最後は真壁が金丸にラリアットからキングコングニーで3カウントを奪い勝利、試合後は真壁が鈴木の保持するIWGPインターコンチ王座への挑戦を表明した。
【後楽園ホール2連戦初日終了】本日も沢山のお客様にご観戦いただき誠にありがとうございました。 明日2月6日(火)も東京・後楽園ホールにて18:30試合開始です。皆様のご来場をお待ちしております。 #njnbg #njpw pic.twitter.com/w1UVhe12EP
— 新日本プロレスリング株式会社営業部 (@njpw_nyao) 2018年2月5日Who rules the wrestling world?
CHAOS. pic.twitter.com/vuMXFoJjF3
— ウィル・オスプレイ (@WillOspreay) 2018年2月5日サラダとバーバキューチキンを食べて帰宅。洗濯が終わるの待ちながら明日の支度。さ、明日は「大海賊祭」の記者会見からの後楽園ホール。大忙しだな。。。
— 鈴木みのる (@suzuki_D_minoru) 2018年2月5日今日は…
キングコングに…
やられた。。。 pic.twitter.com/hcKdoH6K26
— 金丸 義信 (@kmaru0923) 2018年2月5日 -
世界タッグ王座から転落したばかりの諏訪魔に、藤田和之が襲来!
1月の月間MVP、ベストバウト、ベストシリーズ&興行の投票受付中です!投票はこちら→https://t.co/Vdlhtkdjx6 またこちら→https://t.co/r10QZ4LGHU 投票よろしくお願いします #prowrestling
— 伊賀プロレス通信24時 (@igapro24) 2018年2月2日2月3日 全日本プロレス「2018 YOKOHAMA TWILIGHT BLUES SPECIAL」横浜文化体育館 1998人
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼The Road to Jr. BATTLE OF GLORY スペシャル8人タッグマッチ/20分1本
岩本煌史 中島洋平 ○佐藤光留 鈴木鼓太郎(Ⅶ分37秒 捕獲式腕ひしぎ逆十字固め)丸山敦 岡田佑介 近藤修司 ×佐藤恵一◇第2試合◇
▼30分1本
○ウルティモ・ドラゴン 菊地毅(10分21秒 ラ・マヒストラル)渕正信 ×SUSHI◇第3試合◇
▼30分1本
○ゼウス ボディガー 吉江豊(8分38秒 片エビ固め)西村修 ×ブラック・タイガーⅦ 将火怒
※バイセップスエクスプロージョン◇第4試合◇
▼アジアタッグ王座決定戦/時間無制限1本
○秋山準 永田裕志(20分15秒 片エビ固め)×野村直矢 崔領二
※リストクラッチ式エクスプロイダー
☆秋山&永田が第104代王者組となる【試合後の秋山&永田】
――かつて時代の扉を開けた2人が久々にタッグを組んで、アジアタッグ王座を奪取したが?秋山「久しぶりに(永田が)動いているのを見たし、何の心配もなく…。なんかこの前まで組んでたような感じで試合もしたし。ここでこうやってやれば、あとはやってくれるっていうね。たぶん思わなくてもやってくれてるし。本当に嬉しいですね」
永田「まあ、コンディションも全部心配ないだろうなって思いつつも、やっぱりちょっとブランクがあるからね。若干の心配もありましたけど、終わってみれば全然問題なかった。やっぱりリングに出ている時のパートナーを見てて、若い選手がガンガン向かってくるのをしっかりと受け止めながら戦う姿を見ると、ああ、これが秋山準だよなって。そういう部分では、より組んでいて刺激になるパートナーだと思いました」
――永田選手は戦前、「若い力を弾き飛ばすのは得意」と言っていたが、まさにその通りの結果となったが?
永田「それはでも、彼らはラッキーですよ。秋山準だけではなく、永田裕志と戦えたってことでね。これから伸びていくであろう若い選手が、そういう永田裕志っていうものに弾き返されるというのは、彼らにとって大きな財産ですよ。それがわかってくるのはもうちょい先かもしれませんけど。とりあえず今日は、いろんな意味でいい仕事をしたなと思いました」
――ベルトを取ったことで、2人の戦いが定期的に見られる?
秋山「ベルトを持っている限りはね。もう元気そうなんで。俺もそこそこ元気なんで。どこまで行けるかわからないですけど、行けるところまで行きたいなと思います」
永田「久しぶりに…なんて言うのかな、縛りというか、遠慮というか。新日本プロレスだとね、どこか若いヤツに任せておけば安心だというようなところが結構あったけど、そういうのを一切取り払った中で、久しぶりに自分を出せた戦いができたなって。全日本プロレスのリングに呼んでもらってね。それが再確認できたし。これをまた再確認したのが新日本にぶつけることも、ひとつの大きな自分にとってテーマだし。なおかつ、全日本プロレスにこのベルトを取ったからにはいろんな渦を起こせればなと。まあ、一番大きいのは、去年G1クライマックスを卒業して、やれ『引退じゃないのか?』って、『一線を引いたんじゃないの?』って思われたのもちょっとシャクだったんで。全日本プロレスのリングとはいえ、それを取り除けたことは、大きなメッセージをファンの人に与えられたのかなと」
秋山「永田選手がG1卒業して、俺はチャンピオン・カーニバルに復活したよ(笑) まあまあ、これでまたたぶん、横にいて見てても『元気だなあ』、『俺ももう一発やらないといけないなあ』って思ったし。今回、永田裕志と組めると思って、俺の背中を押したのも、チャンピオン・カーニバルに出る出ないをどうするかってなった時に、それは大きい1つの要因でもあるしね。なんか背中を押してもらって、チャンピオン・カーニバルに行こうって気持ちになったし。今、チャンピオンになったけども、なる前からもうすでに、効果は俺の中に現れているから。これ(ベルト)も行けるところまで行きましょう」
永田「はい。『ベルトは巻いた人間の価値によって光り輝く』って言葉がありますけどね。これからアジアタッグのベルトはより鋭く光ると思いますよ。間違いなく」
――野村選手の頑張りはどう感じた?
秋山「いや、頑張ってたと思うよ。でも、あの頑張りじゃ俺らは超えられないってことだよ。あれじゃダメだな。もっともっとやらなきゃいけないし」
――戦前は2人が組んだら、一番面倒臭いタッグチームだと言っていたが?
秋山「面倒臭いと思うよ。それは別に野村だけじゃなくて、崔君もそうだと思うし。というか、もしかしたら、全員に面倒臭いかもね。どの人間がやっても面倒臭いんじゃないかなって」
――2人の防衛ロードですでに考えていることはある?
秋山「いやいや、今勝ったところだから。そんなすぐに。俺はそんなコンピューターのように、まあまあ、そんな速くないから。最近年を取って、ちょっと遅くなったから。もうちょい考えさせて」
永田「逆に今日の2人はラッキーだったですよ。僕らと戦えて。その恩恵を預かりたい選手は立候補するのも。こちらが防衛ロードと言う前に、ドンドン立候補するのも逆にいいんじゃないですか? 『俺にやらせろ』っていう若い選手がいるなら」
秋山「野村なんか何回も来てもいいよ。何回でもいいよ。あいつだけドンドンドンドン成長していくよ。俺らとやったら絶対に。それは間違いない。いろんなもので成長していくと思うよ。来なきゃ来ないでいいよ。面倒臭いなあと思って、来なきゃ来ないでいいよ。でも、そこに立ち向かって、挑戦してくるヤツが絶対に伸びるから。野村なんか何回でも。パートナーをドンドン変えて。この前は怪我してあれだけど、崔君もまた来てもいいし、ドンドン来ればいいよ。それは他のヤツもそう。こんな機会滅多にないから。こんな面倒臭いのが。全日本、新日本にいるこの2人が組んで、滅多に戦えることもないんだから。戦えるんだったら、やっておくべきだと思うし。経験になると思うよ」
【試合後の野村&崔】
野村「なんて言うか…自分が情けないです。ああ、クソ。やっぱり秋山さんと永田さん、両団体のトップレスラー、本当に強かったです。でも俺、このままじゃ絶対終わらない。今日負けて、この負けたあとから、また再スタートして、必ずリベンジします」崔「今日、あの2人が強かった。そういうことでしょう。だから、決定戦で今日、あいつらのほうが強かった。だから、ベルトはあいつらの手の元に。まあ、いいでしょう。それだけの選手だから。だけどね、いいか、よく聞いてくれ。練習して体をデカくすることはできる。強くなろうと思ったら、いくらでもできる。だけどな、生まれ持った素質ってあるねん。教えることのできないものってあるねん。俺が野村直矢のことを高く買い続けているのは、こいつがそれを持ってるから。これは人が教えられるもんじゃない。これは親からもらった天性の素質。こいつはそれを持ってる。俺が断言する。こいつは間違いなくプロレス界だけじゃなくて、トップの人材。その才能を持っている。だから、今日で負けたりするな。俺はこいつが本当の逸材だと思っています。野村直矢、これからもよろしくお願いします」
◇第5試合◇
▼世界ジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○青木篤志(16分27秒 腕ひしぎ逆十字固め)[第46代王者]×TAJIRI
☆TAJIRIが4度目の防衛に失敗。青木が第47代王者となる(試合終了後)
青木「長い間、お待たせしました。世界ジュニア獲りました。だけど、休んでいる暇はないです。次はもう2月13日からジュニアのリーグ戦があります。第1試合でやったヤツらいるでしょ。今、ここに出てこいよ(と『Jr.BATTLE OF GLORY』に出場する選手たちを呼び込んだ)出てこないのか? やる気ねえのか?(と挑発すると、各選手がけん制しながらリングに集結する)今、世界ジュニアのチャンピオンは俺になった。ただ、次のシリーズはリーグ戦。まったくの別物だと思っている。お前ら、相当な覚悟がないと優勝できないと思ってるぞ。この中で、なんか覚悟があるヤツ、なんか言いたいことがあるヤツ、いたら手を挙げろ」岩本「おい、勘違いするんじゃねえぞ、コラ。去年のリーグ戦の覇者は俺なんだよ。挑戦してくるのはお前らのほうだよ。お前らが覚悟持ってこい。バカヤロー…って、前年度の覇者が言っているんで、俺らも気合いを入れてこのリーグ戦に臨むから」
青木「必ず何か今までとは違う何かを持ってこい。じゃないと、全日本はヘビーしか面白くねえって言われるぞ。いいか!今日ここに来たから言ってやるよ。お前ら負けたくねえだろ。ジュニアはジュニアで面白い! ヘビーはヘビーで面白い! それが全日本プロレスだってことを証明してやろうぜ。TAJIRIさん、いいですよね、それで。これは世界一のベルト。じゃあ、次はリーグ戦が世界一のリーグ戦になるようにしよう。2月13日後楽園、死ぬ気でやるぞ。いいな!」
(各選手は散り散りになっていく。リングに残った青木とTAJIRIはヒザをついた状態で拳を合わせ、抱擁を交わして健闘を称えた。)
【試合後の青木】
――TAJIRI選手の印象は?青木「いやあ、本当にどこに何があるかわからない。まあ、地雷って言ったら言い方悪いけど、どこにあの人の芯があるかっていうのは…。コメントもそうだし、試合の中もそうだし、本当に謎の多い人ですね」
――青木選手がベルトを巻いたことで、全日本ジュニアをリセットした?
青木「自分が獲られて、自分がベルトを落として以来、ずっと他団体の選手しか巻いてないベルトで。その間に、こうやって新しいものに変わって。僕からすると、ちょっと寂しい部分も感じてて。だから、余計に自分がアジアタッグに集中してやってたのがなくなった時に、もう次は世界ジュニアしかないなって。やっぱり全日本プロレスのジュニアヘビーのベルトっていうのはこれしかないんで。タッグはないので。やっぱりこれを中心に選手が戦っていかないとみんなのレベルも上がらないし、外にも発信できないし、なんか歯がゆい気持ちでいたんで。どうしても自分で獲り直して、リセットっていうか、もう1回作り直したいなって気持ちが凄いありましたね」
――以前、「強いジュニアを打ち出したい」と言っていたが、それは今でも変わらない?
青木「一緒ですね。やっぱりレスラーって強くないとダメだしね。キャラクター重視じゃないし。今日のTAJIRI選手もそう。みんな毒霧毒霧って言うけど、やっぱりあれをみんな警戒したり、あれがあるからあの人の強さが際立つわけであって。見てたって、細かいテクニックも本当に超一流ですから。あの人はそんなことないと思っているかもしれないけど、いやテクニックは一流を超えてますよ。だから、そういう人が今ここにいて、そこに向かっていかなきゃいかないし、その人が持っているベルトってものを、みんながもっと高い位置で狙っていかないと、俺は先がないと思うんで。たぶんTAJIRIさんはそれをやりたかったのかなと思うけど、あの人はあんまり口に出してなんか言う人じゃないから。俺だったら、ペラペラ喋るからね、こうやって。このほうがあいつらには訴えられるんじゃないかなと思いましたね」
――ジュニアリーグも始まるが、王者として優勝を狙う?
青木「この選手権の前から、リーグ戦があるのはわかっているし、エントリーしているから。チャンピオンとして挑むのと、ベルトがない状態で挑むのは違うと思うんですよ。やっぱり久々に持てば重いし。これがどんなに足かせになろうが、自分で突破していかなきゃいけないのはわかっているんで。その責任感はしっかりと感じながら、リーグ戦も優勝したいですね」
【試合後のTAJIRI】
TAJIRI「なんかもう、ほんの数分前までやっていた世界ジュニアが吹っ飛んじゃいましたね、その次に向けて。まあ、いいんじゃないですかね? ええとだから、8月にここでウルティモ・ドラゴンに勝って。もしかしたら、やってきた甲斐があったのかもしれない。ああいうことが起きたっていうのは」――青木選手の印象は?
TAJIRI「何も汚くない、卑しくない、卑怯ではないっていうか。ああいう選手は珍しいと思う。何かしらね、みんなどこかにずるさを持っているんだけど、彼はないね。試合前、僕は大一番になればなるほど、自分がヒール化していくんですけど、彼にはならなかったんですよ。なんか修道院の人相手に怒ったりできないじゃないですか。そんな話だったのかもしれない、今思うと。いい勉強をしましたね」
――マスクを破った理由は?
TAJIRI「正直言うと、簡単に言うと、なんで破いたかというと、ダメージが読めなかったから。顔が見えないから。ウルティモ・ドラゴンは目も口も見えている。目が見えていれば、目でわかる。(青木は)見えないからわからなくて、イライラして剥いじゃったの。ホント言うと。ただそれだけのことです。そういうこともプロレスってあるんですね。人間がやってるから」
――全日本に再登場する時、とりあえず全部のタイトルに挑戦したいと言っていたが、次の目標は?
TAJIRI「ジュニアっていうのは、今まで意識したことが1回もなくて。だけど、今日の朝にふと思って。この面子を見渡したらね。空中・天空を行くジュニアっていうのはいっぱいあると思う、世界中に。だけど、地を轟かせるようなジュニアって世界に無くって。ここってそういう集団、軍団になれるんじゃないかなって予感がしてですね。それはそれで、ハッと気がついたっていうのは、そういうこともやれるのかな、そういうことをやってもいいのかなって。だけど、僕はどっちかというと、今まで無差別でほとんどプロレス人生やってきたんで、何でも狙っていいと思うんですよ。そして、もしこれから確固たるジュニアってものを作れたとしたら、そこから抜きん出たヤツが今度はヘビーも獲ったら、もっと凄いじゃないですか。そういうことをやっても…。あんまりこだわりがないんですよ。その時に浮かんだことをやっていけたらなって」
◇第6試合◇
▼世界タッグ選手権試合 /60分1本
[挑戦者組]○宮原健斗 ヨシタツ(20分17秒 シャットダウンスープレックスホールド)[第79代王者組]×諏訪魔 石川修司
☆諏訪魔&石川が初防衛に失敗。宮原&ヨシタツが第80代王者組となる(試合終了後敗れた諏訪魔&石川がリングを去って行くと、入れ代わるように花道からビッグガンズが登場)
ゼウス「お客さん。声援よろしく。もっともっとこの横浜文化体育館、爆発させたい。声援よろしく!今勝ったその世界タッグのベルト、そろそろ俺らが返してもらいにいくわ、2月25日、大阪大会、よろしくやで」ボディガー「まあ、今日のところは勝利おめでとうございます。あんたらがいつもやっているマッチョポーズやけどな、2月25日の試合後、もちろん俺たちビッグガンズが勝って、ちゃんとしたマッチョポーズの取り方、教えたるわ!」
ヨシタツが返答。「ゼウス、ボディガー。マッスルポーズ、俺らのほうがうまいぞ。あとは俺と健斗が全日本プロレスをもっと沢山のお客さんに見てもらって、そのお客さんたちにハッピーになってもらうという壮大な計画があるんだ! そんな簡単に、このベルトは誰にも渡さない。健斗、この挑戦受けていいよな?ゼウス、ボディガー。お前らの挑戦に対する答えは…We can do it!(と英語で雄叫びをあげて対戦に同意し、どよめきを巻き起こした。これには宮原も戸惑う)。」
(「大阪は祭りやで!」と叫んでゼウスたちが去っていくと、宮原は気を取り直して「ミュージックスタート!」と自身のテーマ曲を流し、改めてマッスルポーズを四方の観客に披露。声援に応えながら花道を去っていった。)
(ここで鬼のマスクを被ったケンドー・カシンとNOSAWA論外が諏訪魔を暴行しながら退場口付近から登場。そのまま諏訪魔をリングに連行する。宮原たちは嫌悪感を見せながらも、そのまま去っていく。 カシンは赤い毒霧を諏訪魔の顔面に噴射すると、パイプイスでなおも暴行する)NOSAWA「全日本プロレスファンの皆さん、目を覚ましてください!おい、音響! 木原! 藤田の曲あるんだろ? 藤田の曲かけろよ! 早くかけろよ!」
(ここで、「INOKI BO-MA-YEオーケストラバージョン」が鳴り響くと、鬼のマスクを被った私服姿の藤田和之が花道から登場。途中でマスクを脱ぎ捨て、不敵な笑みを浮かべる。
藤田は全日本ファンからの罵声を浴びても気にせず、諏訪魔を暴行。ここで岡田が助けに飛び込むが、エルボーを連発しても効果はなく、弾き飛ばされる。佐藤も走り込んできたが助けられず、藤田はパイプイスを諏訪魔に振り下ろして制裁した。さらに、口の中にかまぼこを突っ込むも、怒りの諏訪魔も抵抗。逆に藤田に襲いかかるが、セコンド陣に寄って分けられ、藤田たちが去っていく)
諏訪魔「藤田! お前、何しに来たんだよ。3年半なにやってんだよ、バカ!俺は納得いかねえよ、このままじゃ」
光留「所属もチームも今までやってきたことも関係ねえよ。俺はこの全日本プロレス、愛してんだよ!どんなに好きだって、それはあんたと一緒だよ! この全日本のリング、荒らすヤツがいるんだったら、俺がいつでも諏訪魔さんと一緒にやるつもりですから」
岡田「諏訪魔さん! 俺は全日本プロレスが大好きなんです!あんなヤツらに俺の大好きな全日本プロレス、絶対に勝手なことはさせたくない…させない! 俺に、俺に行かしてください」
諏訪魔「おい、岡田。お前、Evolutionでやるぞ。認めるよ(ガッチリと握手。立ち去ろうとした光留を見るや)おい、佐藤。ちょっと待て。逃がさねえよ。お前、全日本を愛してるって言ったよな? 俺も当然、全日本が好きだし、俺はお前のこと好きだよ。佐藤。Evolution、もう1回やらねえか?」
光留「名前なんてどうだっていいじゃないですか! 俺は1回もこの全日本のリングでEvolutionすることを忘れたことないよ。好きなもん同士でいいじゃないですか? 一緒にあいつらぶっ倒しましょうよ。それだけでいいでしょ?」
諏訪魔「おい、佐藤。相変わらずだな。よく考えておけ。いいか、俺はこの3人に青木、スーパー(・タイガー)もいるよ。その面子でEvolutionをもう一度やりたいと思っている。よく考えてくれ」
【試合後の宮原&ヨシタツ】
宮原「ご覧の通り、世界タッグベルトを巻きました。宮原健斗とヨシタツで。ハッピーですね」ヨシタツ「いや、健斗違うよ。これからだよ」
宮原「これからこれから」
ヨシタツ「俺たちはこれから。これはあくまでも通過点というかね。通過点というよりも、自分たちがやりたいことをやるための、最低限のものだから」
宮原「これから日本全国をハッピーにしますよ、俺ら2人で」
ヨシタツ「このベルトを獲ったからにはね、やっぱり俺らも会社に言えるから。メインイベントで毎日組んでって。そしたらな、毎試合メインイベントで勝って、その後に俺と健斗のハッピーアワーが待ってるんだよ」
宮原「よっしゃー。日本全国ハッピーにするぜ」
※先に宮原が去っていく
ヨシタツ「あとね、俺1つ言いたいことがあるのは、こういうタッグチームっていうのは世界中見てもないから。例えば、試合後に10分、15分マイクで喋って、ファンの人と触れ合うなんてね。俺も世界中の団体、いろんなところで…大きいところもちっちゃいところも試合したけど、そういうタッグチームっていうのはないです。だから、俺たちが1つの新しい形というか、そういうスタイルを築き上げようと思っているので。これからちゃんと見ててください。We can do it!」
――全日本での初めてのベルトとなったが?
ヨシタツ「重い。本当に重い。全日本に参戦させてもらって、丸4ヵ月が経って。12月には三冠に挑戦して失敗して。それはもう、今日は絶対獲りたくて。このベルト、見てよ。この年季の入りよう。正直、もう手にしたのが怖いぐらい。こんなだもん。どれだけいろんな人が今まで巻いてきたっていう。本当に重い歴史の詰まったベルト。その責任感っていうのは凄い感じますよ。絶対にこのベルトを健斗と一緒に育てる。皆さん、これからの全日本プロレス見ててください。We can do it!」
【諏訪魔の話】(※試合終了直後)「申し訳ない。全部俺の責任だよ。全部俺の責任。いやあ、あのチームは負けながらも、クオリティを上げていっているんだなあっていうのを今確認できた。それが今、今日の時点では負けたけど、こんな1敗でさ、俺らは諦めねえしさ。何回も何回もあのベルトを巡っては挑戦しなきゃいけない。クソ、悔しい。タッグっていうのはまた難しいよな」※石川はノーコメント
【試合後の諏訪魔&岡田】(※藤田乱入後)
諏訪魔「ああ、腹立つな。藤田、お前何やってんだよ、3年半。何しに来たんだよ。俺も3年半、どんな思いしてきたか。それでも俺は、へこたれずにやってきたよ。あいつだってプライドあるんだろ? それで今日出てきたんだろ? 人のこと小馬鹿にしねえで、正々堂々やりゃいいんだよ。俺はそう思うよ。ケンドー・カシン、NOSAWA論外を引き連れてさ。だったらいいよ。3対3だっていいじゃん? 俺はやりたいよ。ぜひ全日本プロレスで、藤田との再戦を組んでもらいたいな。早急に。ここにいる岡田だって。今まで散々、岡田のことは、強さという部分では人に頼ってんじゃねえかな、なんて思ってたんだけど、今日何度も向かっていく姿に俺は心打たれたし。俺はEvolutionでこいつは光るなと思った」岡田「俺は全日本プロレスがほんまに好きで、全日本プロレスが大好きやから、俺は全日本プロレスのプロレスラーになるって決めて、今このリングに立ってます。藤田和之、ケンドー・カシン、NOSAWA論外。そんなもん、知ったこっちゃない。全日本プロレス、ムチャクチャにするって言うんやったら、俺は絶対にこの全日本プロレス、ムチャクチャにはさせへん。俺が全日本プロレスを絶対に守る。諏訪魔さん、お願いします」
諏訪魔「おお、やろう。ここまで全日本プロレスのことを思ってくれる人、若えのにここまで…いなかったと思うし。俺は全日本って言葉にやっぱさ、心が揺れたね。俺も守りたいね。佐藤は佐藤でさ、あいつはやっぱりひねくれてるんだ。あいつはもともと俺の言ったことにイエスって言わねえよ。必ずそう。いつもそうなんだ。そこはあいつに考えてもらいたいな。時代の流れっていうのは速いよ。絶対佐藤には…。あいつの力が必要だと思うよ。もう1回、俺は話したいなと思うし、そこは俺の考えも伝えたいと思う。とにかく藤田、カシン、NOSAWA。ろくなもんじゃねえよ。もう完全にぶっ倒す。以上」
【藤田、カシン、NOSAWAの話】
――あらためて諏訪魔選手への宣戦布告と捉えてよろしいのでしょうか?
藤田「あいつ次第じゃないかなと思うけど。俺がせっかくくれてやった名前を全然使わねぇからさ。今日は顔につっこんでやった(笑)。どうするんだろうね。やるんだろう?やるんだろう?あいつから入ってきたんだから。俺じゃねぇよ」
カシン「それがはっきりしないんだから」
藤田「はっきりしないんだから」
カシン「秋山の野郎、逃げやがったな。出てこないんだから」
藤田「言ったのはあいつだからね。俺からじゃないんだからさ。来い来い来い来いって言うから来てやったんだから。最初向こうから言ってきたんだから。相変わらずしょうがねぇな(笑)。いつだってやってやるよ」――ファンにとっては中途半端に終わった戦いが見られる・・・
藤田「あいつがグズグズしてるからだよ!あいつがもたもたして決めないから。四の五の四の五の言ってるから。あいつが答えないんだから。どんなリングだっていいって言ってるから、年末だって言ったらあいつが注文つけてきたんだから。なかったことにしやがったんだから。違う?そうだろ!逃げも隠れもしないよ。やるっつったらやれよ!ふざけんじゃねぇよ。これが最後通告だよ。やらねぇならやらねぇでいいよ」
――対戦するとしたらシングルマッチですか?
藤田「知らねぇよ。あいつに聞けよ。来てやったんだから。あとは全日本の社長と相談するんだろう?そんなのいらねぇんだよ。俺ひとりでやってるんだから。体ひとつでどこだって行ってるんだから、やるっつったらやってやるよ。それだけだよ」
――カシン選手、論外選手はそれをサポートする立場ということでよろしいですか?
NOSAWA「全日本プロレスファンのみなさん、目をさましてください。それだけですね。下手したらまた諏訪魔は逃げるんじゃないですか?」
――諏訪魔選手と対峙して、感触はいかがでした?
藤田「感触?なーんも変わってないよ」
――ブーイングも出ていましたが?
藤田「ブーイング?気持ちいいねぇ。気持ちいい。もっとほしいね。足りないんじゃない。ブーイングもらいながら飲むハイボール、最高。毎回飲んでやるよ。毎回持ってきてやるよ。かまぼこつまみながらね。ふふふ。たまにはレールから外れればいいんだよ。あいつも。レールに乗っかって暴走してるんだろ。あんなの暴走って言わないんだから。一回レールのないところで暴走すればいいんだよ。まだまだだよ。あいつ次第、あいつ次第だよ」
◇第7試合◇
▼三冠ヘビー級選手権試合/60分1本
[第59代王者]○ジョー・ドーリング(14分31秒 エビ固め)[挑戦者]×KAI
※レボリューションボム
☆ジョーが3度目の防衛に成功(試合終了後、すると、世界タッグのベルトを手にした宮原が花道から登場)
宮原「横浜の皆さん。ジョー・ドーリング対宮原健斗…三冠戦。見たくないですか?(と呼びかける。「見たい」という声援を浴びる)俺とジョー・ドーリングで全日本プロレスの戦いを見せようじゃないか!ネクスト・チャレンジャー・イズ・ミー!(とジョーに通告。すると、「ジョー」コールを浴びた王者は「OK!」と快諾し、宮原とガッチリと握手を交わした)
【ジョーの話】「誰も俺を止めることはできない。俺はこのまま走り続ける。三冠チャンピオンのパワーを感じただろう。宮原とはグレートマッチになるだろう。非常にエキサイティングなチャレンジャーだ。いつでもどこでも挑戦を受ける。(KAIについては?)KAIとは同じ時間をオールジャパンドージョーで過ごした。一緒に成長してきた。彼とビッグショーのメインイベントで戦うことができて誇りに思うし、彼のことをリスペクトしているよ」【宮原の話】「そろそろ、もう無冠の宮原健斗は見飽きたでしょ? 俺はあのベルトとともに、さらに全日本プロレスを高みに持っていくという、プロレスの神様から言われた宿命があるんでね。ジョー・ドーリング。今の全日本プロレスを見せようぜ。いい返事待ってるぜ」
全日本今年初のビッグマッチが開催され、セミでは諏訪魔&石川の暴走大巨人コンビの保持する世界タッグ王座に宮原&ヨシタツが挑戦。両チームは12・12世界最強タッグ決定リーグ戦の公式戦で対戦し25分17秒の熱戦となったが、ヨシタツが健闘空しく諏訪魔のラストライドの前に敗れた。今回はリベンジを期しての挑戦となった。
序盤は諏訪魔と対峙したヨシタツがいきなりコンプリートショットからヨシタツロックを仕掛け、慌てて場外へ逃れた諏訪魔にプランチャを命中させたことで先手を奪ったかに見えたが、逆に諏訪魔の怒りを買ってしまい、諏訪魔は向かってくるヨシタツにテーブルを投げつけてから石川もイスで一撃し、最強タッグ同様にヨシタツを狙い撃ちにして徹底的に痛めつける。
諏訪魔のブレーンバスター狙いをヨシタツが投げ返したところで宮原に交代も、諏訪魔のラリアット、石川の串刺しラリアット、ダイビングフットスタンプ、32文ミサイルキックから串刺しラリアットと喰らってしまい、宮原組はペースをつかめないまま苦しい展開を強いられてしまう。
再び諏訪魔と対峙したヨシタツはフィッシャーマンズスープレックス、ラリアットをキャッチしてコンプリートショットからヨシタツロックで捕獲も、石川がカットに入ると、宮原も捕らえてラリアットの競演からラストライド、スプラッシュマウンテンの競演を狙うが、宮原組は必死でリバースし、諏訪魔を捕らえてトレイン攻撃も、ヨシタツが石川のファイヤーサンダーを喰らって排除されてしまうと、暴走大巨人コンビは宮原を捕らえ、石川がドラゴンスープレックスから諏訪魔がラリアットの連係から、ラストマウンテンで一気に勝負を狙う。
ここでヨシタツがカットに入り、諏訪魔の首筋にニールキックを浴びせると諏訪魔が失速、これを逃さなかった宮原がブラックアウト、二段式ジャーマンと畳みかけてシャットダウンスープレックスで勝負を狙う。しかし諏訪魔は払いのけると宮原の串刺しブラックアウトをキャッチしてジャンピングパワーボム、バックドロップからラストライドを狙うが、回転エビ固めで切り返した宮原が諏訪魔の後頭部にブラックアウトを浴びせ、石川がカットに入るがヨシタツが天下取りバックドロップで排除、諏訪魔はダブルチョップの乱打で抵抗するが、ブラックアウトを連発した宮原がシャットダウンスープレックスで3カウントを奪い世界タッグ王座を奪取、ヨシタツも日本に帰国してから初めてメジャータイトルを獲得した。
試合後にビッグガンズが現れて25日大阪大会での挑戦をアピールし、宮原組も受諾して締めくくられるかと思いきや、バックステージでコメントしていた諏訪魔をNOSAWA、そして全日本参戦をアピールしていたカシンが襲撃、リングに諏訪魔を連行すると、二人の呼びかけて藤田が出現して諏訪魔を襲撃する。そこで光留と岡田が駆けつけて諏訪魔を救出も排除され、藤田も諏訪魔にイスで一撃を加え、諏訪魔に宣戦布告を果たした。
藤田らが去ると岡田がかねてから志願していたEvolution入りを志願、そして昨年8月に諏訪魔と「二度と組まない」と言い放っていた光留も諏訪魔の呼びかけで和解、Evolutuonに戻ることになり、Evolutuonで藤田らを迎え撃つことになった。
世界タッグ選手権に関しては試合の大半は暴走大巨人組がリードも、ヨシタツが諏訪魔の首筋にニールキックを炸裂させてから活路を見出した。暴走大巨人コンビにしてみればまさかの敗戦だったが、アリの一穴から一気に崩れてしまった。
藤田&カシンの登場は秋山がカシンと会った時点で、全日本参戦は秒読み段階だったということだろう。藤田は基本的にプロレス下手だが大仁田興行参戦時から結託していたNOSAWAが本格的に藤田のブレーンについたことで厄介な存在なる可能性もある。NOSAWAが付いた事で格闘プロレススタイルから矯正できることが出来るか・・・
メインの三冠統一ヘビー級選手権はKAIがフライングヘッドシザースからトペスイシーダで先手を奪ったかに見えたが、ジョーが鉄柱、鉄柵へとKAIを叩きつけてから腰攻めで逆襲、逆エビ固めで絞り上げる。
ジョーの腰攻め、パワーに苦しんだKAIは延髄斬りから串刺しブックブーツで流れを変え、メテオインパクトを狙うが、腰攻めが効いて担ぐことが出来ず、スカイハイボム、串刺しショルダーからショートレンジラリアット、滞空時間の長いブレーンバスターと猛攻をかけ、レボリューションボムを狙う。
しかしKAIがDDTで切り返すと、スプラッシュプランチャを狙ってコーナーへと昇るが、ジョーが追いかけると、下へ潜ったKAIがコーナーからのパワーボムを敢行し、受身に失敗したジョーは脇腹を痛める。これを逃さなかったKAIはスプラッシュプランチャを3連発からメテオインパクトで勝負に出るが、腰の痛みでカバーに遅れてしまい。それでもKAIは後頭部にシャイニングウィザード、スーパーキックから、再度メテオインパクトを狙うが、ジョーが切り返してパイルドライバーで突き刺し、パイルドライバー、デスバレーボム、ラリアットと畳み掛けてから、レボリューションボム狙いはKAIがフランケンシュタイナーで切り返す。
KAIはスーパーキックの連打も、突進したところでフライングボディーアタックからレボリューションボムで3カウントを奪い王座防衛、KAIもジョーが脇腹を痛めたところで一番の勝負だったが、大事なところで勝機を逃してしまった。試合後に世界タッグ王座を奪取したばかりの宮原が挑戦を表明、ジョーも受諾した。世界ジュニアヘビー級選手権は青木が脇固めから左腕攻めで先手奪うが、TAJIRIはクルックヘッドシザースからの首攻めで反撃、クロスチョップから首四の字、三沢光晴を彷彿させるフェースロックと攻め立てる。青木はの左腕へのカーフブランディングで反撃するが、TAJIRIが逆落としからクロスフェースを決めつつ、青木のマスクを破きにかかり、青木は自らマスクを脱ぐも、場外戦でトペを放った青木にTAJIRIは鉄柱攻撃で逆襲すると、青木が流血となり、これを逃さなかったTAJIRIは鉄柱に何度も打ちつけ額をえぐるなど、流血戦に慣れない青木を苦しめにかかる。
TAJIRIはトラースキック、シットダウン式パワーボムを決めるとクロスフェースで絞めあげ、バスソーキックで勝負に出るが、青木がかわすとTAJIRIは李日韓レフェリーと交錯させてからグリーンミストを噴射も、これも青木がかわしたところでバックドロップ、フロッグスプラッシュから腕十字で勝負に出る。ところがTAJIRIがレフェリーを巻き込んだところで、青木の顔面にグリーンミストを噴射すると、TAJIRIはパイルドライバーからバスソーキックを炸裂させる。TAJIRIは連発を狙うが、ブロックした青木は巻き込み式腕十字で捕獲してTAJIRIはギブアップで王座を奪取、試合後は「Jr.BATTLE OF GLORY」にエントリーする選手を集めて「ヘビーはヘビーで面白い! それが全日本プロレスだってことを証明してやろうぜ」と鼓舞、最後はTAJIRIとグータッチからハグで試合を健闘を称え合った。アジアタッグ選手権は王者の青柳優馬が1・25新木場大会での崔戦で足を負傷、「右脛骨遠位骨折、右足関節内骨折」で欠場することになり王座は返上、野村は崔と組んで秋山&永田と王座決定戦となった。
序盤は野村組が永田を捕らえて先手も、秋山が野村の突進をジャンピングニーで迎撃し、場外ボディースラムやエプロンでのギロチンニーなどで一気に試合の流れを変え、永田もストンピングの連打で続いてショルダーアームブリーカー!ミドルキック、腕十字、抵抗する野村にキチンシンクから脇固めと続く。
なかなか主導権を奪えない野村組は、野村が永田にショルダータックル、串刺しエルボーからノーザンライトスープレックス、ミサイルキックと畳みかけるが、野村はブレーンバスター狙いは永田が白目式腕固めで捕獲、秋山は崔を脇固めでセーブし、永田は野村にタイナーから垂直落下式ブレーンバスター、ランニングローキック、秋山は顔面にニーから頭突き、そして秋山と永田がエクスプロイダーの競演と攻勢をかける。
しかし野村も秋山に山折りで動きを止めると、串刺しエルボーからジャーマン、フロッグスプラッシュと畳みかけ、マキシマムを狙うが、秋山はフロントネックロックで捕獲し、野村のスピアーをニーで迎撃した秋山は生膝ニーの連打から秋山はエクスプロイダーからリストクラッチ式エクスプロイダーで3カウントで王座奪取、野村は頑張ったが、試合のほとんどが秋山と永田が見せ場を作っていた試合だった。チャンピオンカーニバルで丸藤正道や鷹木信悟、藤田やカシンも参戦する全日本プロレス、独自のネット配信も決まり、今年は大攻勢をかける年になりそうだ。
【全日本】秋山&永田が“ベルト初挑戦”でアジアタッグ奪取▼KAI初挑戦もジョーが三冠V3、宮原の挑戦受諾▼藤田現る! 諏訪魔が佐藤、Evolution入り岡田との迎撃を宣言▼暴走大巨人に雪辱 宮原&ヨシタツが世界タッグ奪取▼青木が3度目の世界ジュニア戴冠…横浜文体大会https://t.co/vuGwN7jyL4#ajpw pic.twitter.com/lwL73yBvVx
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) 2018年2月3日本日は横浜文化体育館大会へのご来場誠にありがとうございました!
次回は、2/13(火) 後楽園ホール 18:30開始!
今後とも皆様のご来場お待ちしております!#ajpw #プロレス pic.twitter.com/WVoZHFYJcE
— 全日本プロレス/alljapan (@alljapan_pw) 2018年2月3日王者ジョーさんは強かった。自分が弱いから負けた。悔しい。が、三冠初挑戦を地元で、しかも仲間と闘えて幸せでした。また一から出直して精進して挑戦します。昨日は応援、誠にありがとうございました。そして2018チャンピオン・カーニバルの出場とメンバーが発表された。先ずはそこで結果を残すのみ。 pic.twitter.com/PC4Ttq15re
— KAI (@kai0222) 2018年2月3日最高☆
ありがとうーーー!!! #ajpw pic.twitter.com/QKJ0njpyYp
— 宮原 健斗 (@KentoMiyahara) 2018年2月3日はぐれIGFインターナショナル
旗揚げ戦に向けて始動開始…
事故りまくる予感❗️ pic.twitter.com/0xDntkX6mo
— NOSAWA論外 (@NOSAWARONGAI187) 2018年2月3日昨日の藤田カシンNOSAWAだけは許せないよ。
あの3人とは潰し合いだな。
もう闘うしかない!!
— 諏訪魔 (@suwama_H2) 2018年2月4日横浜文化体育館大会終了。
TAJIRI選手は本当に凄い選手だと改めて感じました。何度でも戦って色んな事を吸収したいと思う選手です。
でも、これからの世界ジュニアは自分が責任を持って盛り上げていきます。
応援、ありがとうございました。 pic.twitter.com/80J6dOkEmT
— 青木篤志 (@a_a_a_aoki) 2018年2月3日青木選手に敗れた。そうしてこれから…世に天空かけるjr.溢れるなら、全日本のリングに大地雷鳴巻き起こすjr.を。
— TAJIRI (@TajiriBuzzsaw) 2018年2月3日横浜大会のご来場誠にありがとうございました!
アジアタッグ奪取!応援ありがとうございました! pic.twitter.com/pxLaHxoAG8
— 秋山準 (@jun0917start) 2018年2月3日アジアタッグ頂きました! https://t.co/YzQ0Keze3o
— 永田裕志 (@nagata769) 2018年2月3日全日本プロレス・サムライTV生中継の解説が終わりました。
秋山・永田組がアジアタッグチャンピオンになりました‼︎ 凄いぞ‼︎ pic.twitter.com/dqLT0QBpjE
— 小橋建太 (KENTA KOBASHI) (@FortuneKK0327) 2018年2月3日【全日本プロレスTV 始動!】
月額900円で見放題 動画サイト『全日本プロレスTV』の配信が決定!詳細は追って発表致します。どうぞお楽しみに!#ajpw #プロレス pic.twitter.com/mgMHP4sbmR
— 全日本プロレス/alljapan (@alljapan_pw) 2018年2月3日 -
丸藤正道がチャンピオンカーニバル参戦、秋山準と運命の対決へ!
1月の月間MVP、ベストバウト、ベストシリーズ&興行の投票受付中です!投票はこちら→https://t.co/Vdlhtkdjx6 またこちら→https://t.co/r10QZ4LGHU 投票よろしくお願いします #prowrestling
— 伊賀プロレス通信24時 (@igapro24) 2018年2月2日4月7日、宮城県仙台プラザホールから開幕する『2018チャンピオンカーニバル」の出場選手が発表された。
<Aブロック>石川修司、ジョー・ドーリング、崔領二、野村直矢、火野裕士、ボディガー、宮原健斗、鷹木信悟。
<Bブロック>KAI、諏訪魔、ゼウス、ヨシタツ、吉江豊、ディラン・ジェイムス、秋山準、丸藤正道。
Aブロックは昨年度覇者である石川、準優勝のジョーを筆頭に、全日本マットに参戦経験がある火野、DRAGON GATEから鷹木がエントリーした。Bブロックは先日ZERO1から契約解除されたばかりのジェームス・ライディーンがリングネームを改めてエントリーしたが、驚いたのは丸藤のエントリーで、秋山が全日本に復帰してからはNOAHとは全く接点がなかったからだ。おまけに今回は同じBブロックでのエントリーで公式戦で5年ぶりに対戦する。
思い出すのは2012年12月、秋山は潮崎豪、金丸義信、鈴木鼓太郎、青木篤志らを引き連れてNOAHを退団することが決定し、23日にディファで丸藤と対戦した。試合も秋山が「オマエにNOAHが守れるのか」と試すかのように徹底的に痛めつけ、最後は秋山がエクスプロイダー、リストクラッチ式エクスプロイダー、スターネスダストと畳みかけ、最後は虎王からポールシフトを狙う丸藤をフロントネックロックで捕獲して絞めあげ、レフェリーストップで秋山が勝利、試合後も秋山が丸藤と握手をかわし、去りゆく秋山に、丸藤は「おい、秋山。俺は勝ち逃げは絶対に許さないから。何ヶ月後、何年後になろうとも、お前が試合がしたくなるリングにして、俺は待っている」と叫んだが、あれから5年が経過した。
丸藤と秋山が交わることに関しては賛否が多い、しかし同じ業界でいる限り、絶対交わり、それはまた避けられない運命でもある。丸藤も秋山もこの五年間は何だったのかというもの示さなければならず、また丸藤も「おい、秋山。俺は勝ち逃げは絶対に許さないから。何ヶ月後、何年後になろうとも、お前が試合がしたくなるリングにして、俺は待っている」に対して答えを出さなければいけない、今回のエントリーはその答えを出す時期が来たと思っている。
そういった意味では今回のチャンカンで見たいカードは秋山vs丸藤、5年前を見てきたものとして見定めたい。
全日本プロレス、チャンピオンカーニバル出場します。
賛否両論あるでしょう。
禁断の扉、開かせていただきます。
自分自身プロレスキャリア20周年のこの年、先日決まったゼロワンさんしかり、やれる事を一生懸命やらせていただきます。#noah_ghc #丸藤 #全日本プロレス #チャンピオンカーニバル pic.twitter.com/RanV3fZB0z
— 丸藤 正道 (@noah_marufuji_) 2018年2月3日お〜、早速発表‼️
一応、DG最高峰のベルトも最多戴冠数の記録があるんで出場資格はあるよな?
目標は勿論、初出場初優勝だ。
出るならそれしか無い!#ajpw#dragongate#ProWrestling https://t.co/fWjwzBcJlB
— 鷹木 信悟(SHINGO) (@Takagi__Shingo) 2018年2月3日発表されたみたいやな
全日本プロレスのリーグ戦に出る!
週一試合が丁度ええペースやねんけど…
1ヶ月試合しまくり!体もつかね…
ゲーム出来なくなるし
遊べなくなるし
わしが一番強いのは分かってるけど、
証明せなあかんからな
頑張るか!!
全日本プロレスでも火野裕士らしく戦うよ
— 火野裕士 (@hinoyuji) 2018年2月3日おー!チャンピオンカーニバル、楽しみです! #ajpw
— sayoko mita (@345m) 2018年2月3日チャンピオンカーニバル!どの組み合わせも楽しみですね! #ajpw #samuraitv https://t.co/M0v8dqdu5z
— 元井美貴 Miki Motoi (@motoimiki) 2018年2月3日 -
「丸藤、杉浦の時代は終わった」宮本を降した拳王の発言に杉浦が怒りの挑戦表明!
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— 伊賀プロレス通信月間MVP (@igapro24mvp) 2018年2月2日2月2日 NOAH「Navig. For The Future」後楽園ホール 1015人
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○YO-HEY(4分2秒 片エビ固め)×宮脇純太
※ツイスト・オブ・フェイト◇第2試合◇
▼30分1本
原田大輔 ○タダスケ(9分30秒 首固め)大原はじめ ×井上雅央◇第3試合◇
▼30分1本
潮崎豪 ○小峠篤志(10分25秒 エビ固め)コーディ・ホール ×ジェイ・ブラッドリー
※キルスイッチ◇第4試合◇
▼GHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権前哨戦/30分1本
小川良成 ○田中稔 諸橋晴也(11分8秒 片エビ固め)石森太二 ×Hi69 LEONA
※FIRE BALLスプラッシュ◇第5試合◇
▼30分1本
中嶋勝彦 ○マサ北宮(10分57秒 片エビ固め)杉浦貴 ×齋藤彰俊
※サイトースプレックス◇第6試合◇
▼GHCジュニア・ヘビー級王座挑戦者決定戦/60分1本
○HAYATA(9分27秒 体固め)×熊野準
※ヘデック【HAYATAの話】「おい、ベルト獲ったる。そんだけや」
◇第7試合◇
▼30分1本
○丸藤正道(13分59秒 片エビ固め)×清宮海斗
※不知火【丸藤の話】「もちろん成長は認めるよ。たった半年でこれだけ成長する人間もなかなかいない。でもな、さすがに俺、伊達に…この世界で20年以上だぞ。簡単に追い越せると思うな。でもな、こうやって来い。ドンドン来い。まだまだだ。凄えけどな、まだまだだ」
【試合後の清宮】
――今ツアーのシングル4連戦は全敗となったが?清宮「はぁはぁ…クソ! 悔しいですよ。…でも、今日もそうだけど、すべての負けは必ず忘れない。今日の負け、歴史というものもすべて俺が吸収して、糧にして、絶対にリベンジしますよ」
◇第8試合◇
▼GHCタッグ選手権試合/60分1本
[第41代選手権者]○モハメド ヨネ クワイエット・ストーム(17分37秒 片エビ固め)[挑戦者組]マイバッハ谷口 ×長井満也
※ファンキーバスターボム
☆ヨネ&ストーム組が2度目の防衛に成功
長井のハイパーニーをストームが50cm砲で撃墜!【試合後のヨネ&ストーム】
――試合を振り返って?ヨネ「いやぁ、ホントにうれしかった。最後なんとか…ようやってファンキーバスターボムで勝てた。強いチームだった。でも! 俺たちにはまだまだ、このベルトが必要だってこと。ねえ!?」
ストーム「ソウネ! もうフォーエバーだヨ! 誰でも来てイイ!! カモン! ウィー・ウォント・ベスト! ウィー・ニード・ベスト!!」
※そこへ中嶋&北宮が現れる
中嶋「おめでとうございます。俺たちがここに来た意味、分かりますよね?」
北宮「忘れたとは言わせねえ。先月20日の横浜でテメー(ストーム)から取ってんだよ。文句のつけようの無い実績ひっさげてテメーらの前に立ってんだよ。挑戦受けろコノヤロー!」
中嶋「忘れるな! ジ・アグレッション…俺たちは、止まらねえ…!」
北宮「以上だ!!!」
※中嶋&北宮が去る
ヨネ「まぁね、もっともですよ。あいつらが言うことも。俺らチャンピオンでありながら、タッグマッチで負けてるっていうね。そんなことがありました」
ストーム「ヨコハマ、負けたけど、チャンピオンシップマッチじゃない。一番大事な時ジャナイ! ダカラ! あいつらチャンピオンシップ欲しいって言っタ。もちろん、いつでもどこでもOK! でも、あいつら止まらないって言っタ! 50ファンキーパワーズとやったら止まるゾ! 止まるゾ! ユー・ノウ・ホワイ!? 50ファンキーパワーズ、キャント・ストップ!」
ヨネ「ウォント・ストップ!」
ヨネ&ストーム「ゴーイン、ゴーイン! ゴーイン!!」
【長井の話】「俺のミスだ、今日は…。今日はな、ストーム&ヨネ、強かったよ。今日の負けは認めるよ。でも、ノアのヤツら、よく聞いておけよ。この長井満也、絶対てめえらに勝ち逃げさせねえからな!」
◇第9試合◇
▼GHCヘビー級選手権試合/60分1本
[第30代選手権者]○拳王(16分15秒 片エビ固め)[挑戦者]×宮本裕向
※ダイビングフットスタンプ(試合終了後)
拳王「どんな手を使ってきても、渡さねえぞ。どんなことをしてきても、渡さねえぞ! GHCのベルトに懸ける思い…宮本見たか、コノヤロー。ただな、このベルト、挑戦表明してきたことだけは認めてやろう。 ノアの中途半端なレスラーは誰も出てこない。もうな、ノアイコール丸藤、杉浦の時代は終わっただろ? これからは…」(杉浦がリングインしマイクを奪い取る)
杉浦「「おい、時代は終わった? おい、悪いけど言わせてもらうぞ。俺は今年48になるけどな、まだ時代築いてねえんだよ! そのベルト、挑戦表明だ。わかったか!」拳王「杉浦貴、俺が認めるだけの男だな。てめえは、中途半端なレスラーではない。このベルトを懸けて、1対1、やろうじゃねえか(と挑戦を承諾。杉浦は頷いて去っていく。その背中に向けて)でもな、杉浦。てめえは時代を築けてないかもしれない。それでいいよ。俺はこれから時代を築いていく。そして、もうひとごとだけ言ってやろうか。てめえじゃ武道館は無理だ。時計の針はな、戻しても何もなんねえだろ? 進めていかないと! 進めていって、結果が少し衰退したかもしれない。でもな、俺がいるんだよ! 発展していくに決まってんだよ! 俺がな、あの時以上に発展させていくに決まってんだろ?。 俺の行きたい場所は…(客席からは「武道館」と声が飛ぶ)てめえらクソ野郎どもの行きたい場所は…(と続けると、ここでも「武道館」と声援が巻き起こる)そうだよな。何度も言うけどな、もう一度だけ聞いてくれ。、「てめえら…てめえら…てめえら…てめえら…。クソ野郎どもをな、武道館まで連れて行ってやるからな。これからはな、プロレスリング・ノアの拳王、俺に付いてこい」
【拳王の話】「宮本裕向、いろいろ様々な団体を結果を残してきたみてえだけど、でもな、その団体、いろんな団体で培ってきたその実力を発揮してもな、俺のGHCのベルトに懸ける思いには勝てねえんだよ。俺はな、誓ったんだよ、おい。これ(ベルト)とともにあの場所に行くって。そして、ノアの中途半端なレスラーは誰も名乗りをあげてこなかった。でもな、杉浦貴。てめえだけはよ、違うんだよ。俺が組んでただけはあるんだよ。それだけはな、認めてるんだよ。ようやく俺が言ってた丸藤、杉浦、今の時代…古くさいノアの時代を潰す。いいよ、あいつを倒して、そして丸藤。てめえの首も狙ってるからな。杉浦貴を倒して、丸藤、お前まで辿り着いてやるからな。そして、今日の会場をさらに盛り上げていくんだよ。それだけなんだよ。わかってんのか、てめえら。このクソ野郎どもが! そして最後に、言い忘れてたよ。毎回毎回武道館に行くって名指ししている後楽園の客。客のツラを全員名指しで言っているつもりだけどな。おい、今日はスゲエ楽だっただろ? なんで楽かわかるか? 客が前回ほど、前々回ほど入ってないからだ。前回、前々回に客が入ってたのは、ノアの全選手のおかげだ。全スタッフのおかげだ。全ファンのクソ野郎どものおかげだ。でもな、おい! 今日は少し(観客を指差すのが)楽だった。客が入ってなかったのは、全て俺のせいだ。そのつもりで今後も仕掛けていくからな!」
2・2後楽園大会のメインで拳王の保持するGHCヘビー級王座に、超花火で爆破王、DDTではEXTREAM王座を保持している666の宮本が挑戦、宮本は昨年のグローバルリーグ公式戦ではでは拳王から勝利を収めており、その実績を盾にしての挑戦となった。
序盤は拳王が蹴暴、宮本がニールキックと読み合いとなるが、拳王がフロントハイキックで宮本を蹴り出すと、リング下の宮本が追撃を狙う拳王をイスで一撃、リングに戻ってからチンロックや顔面踏み付け、フィストドロップ、ネックブリーカーと首攻めで先手を奪い、拳王の横っ面をストンピングで蹴り飛ばして挑発すると、拳王が怒ってエルボーも、ニールキックを決めた宮本が卍コブラで捕獲する。
しかし宮本のドロップキックをかわした拳王はミドルキックを乱打で反撃し、宮本が拳王のブレーンバスターを不時着したところでアンクルホールドで捕獲。そのまま逆立ち状態にし土手っ腹を蹴り飛ばし突進するが、かわした宮本は拳王を場外へ追いやるとコーナーからムーンサルトアタックを発射、そしてテーブルをセットし、エプロンからテーブル貫通ファイヤーサンダーで突き刺す。
1・20横浜ラジアント大会の悪夢の再現となった拳王だったが、カウント19でなんとかリングに戻ると、一気に勝負に出た宮本がバルキリースプラッシュからファイヤーサンダーを狙うも、不時着した拳王が蹴暴を浴びせ、両者ダウンの後で頭突き合戦を展開、拳王がミドルキックの連打、宮本の追尾式背面エルボーも、拳王が追尾式フロントハイキックで応戦も、宮本もハンドスプリングオーバーヘッドキックで応戦、宮本のラリアットも、かわした拳王がオーバーヘッドキック、だが宮本もラリアットを連発してからランニング式サンダーファイヤーパワーボム、ファイヤーサンダーからムーンサルトプレスを狙うが、拳王がジャンピングハイキックで阻止すると、雪崩式ドラゴンスープレックスを決め、勝負を狙った拳王はダイビングフットスタンプを投下する。
しかしかわした宮本が不時着した拳王にファイヤーサンダーで突き刺し、両者ダウンの後で、宮本がまたリングサイドにテーブルをセットして、再びテーブル貫通ファイヤーサンダーを狙うと、阻止して拳王はエプロンでのドラゴンスープレックスで投げ、テーブルに宮本を寝かせてテーブル貫通ダイビングフットスタンプを投下、そしてリングに戻すとダイビングフットスタンプで3カウントを奪い王座を防衛した。
内容的にも宮本が首攻めからファイヤーサンダーで拳王を追い詰めたが、ハードコアを受けきった上でハードコアで返す、相手のスタイルに踏み込んだ上での勝利だった。その拳王の「丸藤、杉浦の時代は終わっただろ?」発言にムッとしたのか、これまで拳王と組みつつもバックアップに徹してきた杉浦が挑戦を表明した。杉浦はGHCヘビー級王座を14度防衛してきた最多記録ホルダーで、2010年度にはプロレス大賞MVPも受賞するなど、NOAHでは一時代を築いてきた存在。昨年度は心房細動治療の手術で欠場、グローバルリーグ途中から復帰したことでリーグ戦には参戦していなかった。自分的には北宮が挑戦者に来ると思っていたが、拳王は敢えて自分と組んできた杉浦を選んだ。拳王にしてみればかつて武道館を経験している丸藤や杉浦の時代ではないとしたいのか、横浜文体大会での挑戦が濃厚だろうが、杉浦を倒して世代交代に向けて一歩進めることが出来るか・・・?セミのGHCタッグ王者の50ファンキーパワーズに、マイバッハ&長井が挑戦。12・22後楽園でファンキーバスターズに丸藤&マイバッハのMAKETARA OWARIが挑戦したが、試合中にマイバッハが丸藤を裏切って長井と結託、丸藤を降し王座を防衛したファンキーバスターズに、マイバッハ&長井が挑戦に名乗りを挙げた。
開始前から奇襲をかけたマイバッハ組だったがファンキーバスターズが逆襲、だが場外戦で長井がヨネをイスで殴打すると、ヨネを捕らえて先手を奪い、館内は第ブーイングを浴びせる。
劣勢のヨネはマイバッハにジャンピングフロントハイキックを浴びせて反撃すると、交代したストームがマイバッハ組をまとめてラリアットでなぎ倒し、低空ジャンピングボディーアタック、串刺しボディースプラッシュでマイバッハを攻め込むも、ラリアット狙いを長井が場外からイスを投げて阻止すると、マイバッハはマイバッハボム・ツヴァイを決めたが、ヨネが間一髪カットに入る。
マイバッハはラリアットを狙うが、ストームは50cmウデラリアットで迎撃、両者交代でヨネが長井に串刺しラリアットからダイビングギロチン、ストームが入ってヨネのエルボーとストームのコンプリートショットの合体技、そしてファンキーバスターボムで勝負に出るも、マイバッハがストームに急所打ちで阻止する。
マイバッハはヨネにスパインバスターから、長井が陸牙からキャプチュードを決め、ストレッチプラムで捕獲、そしてマイバッハのマイバッハプレス、長井のダイビングヘッドバットの波状攻撃、そして長井が魔界ドライバーからハイパーニー空牙を発射する。ところがヨネがかわすとストームが50cmウデラリアットを炸裂させ。最後はファンキーバスターボムで3カウントを奪い王座を防衛、試合後のバックステージでは中嶋&北宮のジ・アグレッションが挑戦に名乗りを挙げた。清宮は丸藤と対戦し、エルボースマッシュで丸藤を場外へ追いやると、三沢光晴ばりにロープを絡ませて前転してから、エプロンに不時着したところでウルトラタイガードロップを発射して先手を奪ったかに見えたが、丸藤は鉄柵攻撃で逆襲し、鉄柵へのフェースクラッシャー、アリーナとスタンドを区切る鉄板に叩きつけ、鉄柵の扉を使って清宮の頭部を挟み、鉄柵へ叩きつけてから鞭のようにしなる逆水平から、エプロン上でのパイルドライバーで突き刺して清宮に大ダメージを与える。
リングに戻っても起き上がり小坊師式逆水平、ステップキック、河津落としと四天王ムーブで攻め立て、回転エビ固めを狙う清宮をネックツイスト、逆水平とエルボーのラリーから清宮はロープへ走るも、丸藤は逆水平で迎撃、だが丸藤のブレーンバスター狙いを清宮が投げ返すと、串刺しジャンピングエルボーを連発も、リバースDDT狙いは丸藤が阻止して側転からのドロップキックを発射する。
丸藤は串刺しジャンピング背面エルボーからトラースキックも、回し蹴り式トラースキックは清宮がかわしてドラゴンスリーパー式バックブリーカー、だが変形リバースDDT狙いは丸藤が振り払って、見えない角度からのトラースキックから不知火を狙う。
清宮は丸藤をコーナーに据えて阻止すると、リバースDDT式牛殺しを敢行すると、ブレーンバスターからタイガースープレックスを狙うが、丸藤は振り払って追い越しラリアット、しかし清宮も追尾すると飛びつき式リバースDDTで突き刺して、再度タイガースープレックスを狙う。しかし一回転して逃れた丸藤は見えない角度からのトラースキックから虎王を炸裂させ、ブレーンバスターの体勢から前方へ投げてのトラースキックから不知火で3カウントを奪い完勝、試合後に丸藤は手を差し伸べたが、清宮は振り払って退場した。熊野vsHAYATAのGHCジュニア・ヘビー級王座挑戦者決定戦は、熊野がサイド式バックブリーカーから腰攻めで先手を奪い、ワンハンドバックブリーカーからアルゼンチンバックブリーカーで追い詰めにかかるが、逃れたHAYATAは原田の技であるニーアッパーを浴びせると、ムーンサルトプレスからヘデックで3カウントを奪い、試合後に本部席で試合を見ていた原田がリングインしてHAYATAに手を差し伸べるが、HAYATAは拒否してリングを後にした。
最後に今回の後楽園大会は1015人と前回よりは下回ったが平日ながらも健闘した。しかし拳王のコメントからしても、たとえ平日が理由でも納得していない、常に貪欲でなければいけない、それが武道館へ向けて走り出したNOAHだと思う。武道館や大阪府立第一を目指すなら、常に満足してはいけない、常に貪欲で攻めていかなければいけない。
【NOAH】宮本粉砕で拳王V2 文体で杉浦と激突へ「テメーじゃ武道館は無理だ」▼50FP苦闘V2 中嶋&北宮迎撃へ▼清宮対トップ4連戦全敗「この負け全部忘れない」▼HAYATAジュニア挑戦権獲得 ボス原田とにらみ合い▼Jrタッグ奪取へ小川&稔が圧巻始動…後楽園大会詳報https://t.co/vuGwN7jyL4#noah_ghc pic.twitter.com/aWXzyTaVTE
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) 2018年2月2日防衛したぞ。
キツい試合だったが、俺の思いの方が強かったな。
そして、ノアの中途半端なレスラー達は誰も名乗りあげて来なかったけど…。
杉浦貴は違った。
テメーを倒して、
ノアのイコール。
ノアの顔になってやる。#noah_ghc pic.twitter.com/BFE1g01otg
— 拳王 (@kenoh_prowres) 2018年2月3日【3.11横浜大会 GHC4大選手権開催!】 3月11日・横浜文化体育館大会にてGHC4大選手権の開催が決定しました。チケットは各プレイガイドにて好評発売中です。良いお席はお早めにお求めください。 https://t.co/RfonRt5oW5 #noah_ghc pic.twitter.com/eKmsUYvtxu
— プロレスリング・ノア (@noah_ghc) 2018年2月2日沢山の応援
沢山のブーイング
ありがとう御座いました。
ただこのまま勝ち逃げはさせない。
— 長井満也 (@Mitsuya1110Dk) 2018年2月2日清宮‥ノアの未来です。素晴らしい。
でも‥俺はまだまだ負けないよ。
さぁ、20周年‥動かなきゃあっという間に終わるな‥#noah_ghc
— 丸藤 正道 (@noah_marufuji_) 2018年2月2日