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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

世界タッグ王座から転落したばかりの諏訪魔に、藤田和之が襲来!

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世界タッグ王座から転落したばかりの諏訪魔に、藤田和之が襲来!

2月3日 全日本プロレス「2018 YOKOHAMA TWILIGHT BLUES SPECIAL」横浜文化体育館 1998人


<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼The Road to Jr. BATTLE OF GLORY スペシャル8人タッグマッチ/20分1本
岩本煌史 中島洋平 ○佐藤光留 鈴木鼓太郎(Ⅶ分37秒 捕獲式腕ひしぎ逆十字固め)丸山敦 岡田佑介 近藤修司 ×佐藤恵一


◇第2試合◇
▼30分1本
○ウルティモ・ドラゴン 菊地毅(10分21秒 ラ・マヒストラル)渕正信 ×SUSHI


◇第3試合◇
▼30分1本
○ゼウス ボディガー 吉江豊(8分38秒 片エビ固め)西村修 ×ブラック・タイガーⅦ 将火怒
※バイセップスエクスプロージョン


◇第4試合◇
▼アジアタッグ王座決定戦/時間無制限1本
○秋山準 永田裕志(20分15秒 片エビ固め)×野村直矢 崔領二
※リストクラッチ式エクスプロイダー
☆秋山&永田が第104代王者組となる


【試合後の秋山&永田】
――かつて時代の扉を開けた2人が久々にタッグを組んで、アジアタッグ王座を奪取したが?


秋山「久しぶりに(永田が)動いているのを見たし、何の心配もなく…。なんかこの前まで組んでたような感じで試合もしたし。ここでこうやってやれば、あとはやってくれるっていうね。たぶん思わなくてもやってくれてるし。本当に嬉しいですね」


永田「まあ、コンディションも全部心配ないだろうなって思いつつも、やっぱりちょっとブランクがあるからね。若干の心配もありましたけど、終わってみれば全然問題なかった。やっぱりリングに出ている時のパートナーを見てて、若い選手がガンガン向かってくるのをしっかりと受け止めながら戦う姿を見ると、ああ、これが秋山準だよなって。そういう部分では、より組んでいて刺激になるパートナーだと思いました」


――永田選手は戦前、「若い力を弾き飛ばすのは得意」と言っていたが、まさにその通りの結果となったが?


永田「それはでも、彼らはラッキーですよ。秋山準だけではなく、永田裕志と戦えたってことでね。これから伸びていくであろう若い選手が、そういう永田裕志っていうものに弾き返されるというのは、彼らにとって大きな財産ですよ。それがわかってくるのはもうちょい先かもしれませんけど。とりあえず今日は、いろんな意味でいい仕事をしたなと思いました」


――ベルトを取ったことで、2人の戦いが定期的に見られる?


秋山「ベルトを持っている限りはね。もう元気そうなんで。俺もそこそこ元気なんで。どこまで行けるかわからないですけど、行けるところまで行きたいなと思います」


永田「久しぶりに…なんて言うのかな、縛りというか、遠慮というか。新日本プロレスだとね、どこか若いヤツに任せておけば安心だというようなところが結構あったけど、そういうのを一切取り払った中で、久しぶりに自分を出せた戦いができたなって。全日本プロレスのリングに呼んでもらってね。それが再確認できたし。これをまた再確認したのが新日本にぶつけることも、ひとつの大きな自分にとってテーマだし。なおかつ、全日本プロレスにこのベルトを取ったからにはいろんな渦を起こせればなと。まあ、一番大きいのは、去年G1クライマックスを卒業して、やれ『引退じゃないのか?』って、『一線を引いたんじゃないの?』って思われたのもちょっとシャクだったんで。全日本プロレスのリングとはいえ、それを取り除けたことは、大きなメッセージをファンの人に与えられたのかなと」


秋山「永田選手がG1卒業して、俺はチャンピオン・カーニバルに復活したよ(笑) まあまあ、これでまたたぶん、横にいて見てても『元気だなあ』、『俺ももう一発やらないといけないなあ』って思ったし。今回、永田裕志と組めると思って、俺の背中を押したのも、チャンピオン・カーニバルに出る出ないをどうするかってなった時に、それは大きい1つの要因でもあるしね。なんか背中を押してもらって、チャンピオン・カーニバルに行こうって気持ちになったし。今、チャンピオンになったけども、なる前からもうすでに、効果は俺の中に現れているから。これ(ベルト)も行けるところまで行きましょう」


永田「はい。『ベルトは巻いた人間の価値によって光り輝く』って言葉がありますけどね。これからアジアタッグのベルトはより鋭く光ると思いますよ。間違いなく」


――野村選手の頑張りはどう感じた?


秋山「いや、頑張ってたと思うよ。でも、あの頑張りじゃ俺らは超えられないってことだよ。あれじゃダメだな。もっともっとやらなきゃいけないし」


――戦前は2人が組んだら、一番面倒臭いタッグチームだと言っていたが?


秋山「面倒臭いと思うよ。それは別に野村だけじゃなくて、崔君もそうだと思うし。というか、もしかしたら、全員に面倒臭いかもね。どの人間がやっても面倒臭いんじゃないかなって」


――2人の防衛ロードですでに考えていることはある?


秋山「いやいや、今勝ったところだから。そんなすぐに。俺はそんなコンピューターのように、まあまあ、そんな速くないから。最近年を取って、ちょっと遅くなったから。もうちょい考えさせて」


永田「逆に今日の2人はラッキーだったですよ。僕らと戦えて。その恩恵を預かりたい選手は立候補するのも。こちらが防衛ロードと言う前に、ドンドン立候補するのも逆にいいんじゃないですか? 『俺にやらせろ』っていう若い選手がいるなら」


秋山「野村なんか何回も来てもいいよ。何回でもいいよ。あいつだけドンドンドンドン成長していくよ。俺らとやったら絶対に。それは間違いない。いろんなもので成長していくと思うよ。来なきゃ来ないでいいよ。面倒臭いなあと思って、来なきゃ来ないでいいよ。でも、そこに立ち向かって、挑戦してくるヤツが絶対に伸びるから。野村なんか何回でも。パートナーをドンドン変えて。この前は怪我してあれだけど、崔君もまた来てもいいし、ドンドン来ればいいよ。それは他のヤツもそう。こんな機会滅多にないから。こんな面倒臭いのが。全日本、新日本にいるこの2人が組んで、滅多に戦えることもないんだから。戦えるんだったら、やっておくべきだと思うし。経験になると思うよ」


 【試合後の野村&崔】
野村「なんて言うか…自分が情けないです。ああ、クソ。やっぱり秋山さんと永田さん、両団体のトップレスラー、本当に強かったです。でも俺、このままじゃ絶対終わらない。今日負けて、この負けたあとから、また再スタートして、必ずリベンジします」


崔「今日、あの2人が強かった。そういうことでしょう。だから、決定戦で今日、あいつらのほうが強かった。だから、ベルトはあいつらの手の元に。まあ、いいでしょう。それだけの選手だから。だけどね、いいか、よく聞いてくれ。練習して体をデカくすることはできる。強くなろうと思ったら、いくらでもできる。だけどな、生まれ持った素質ってあるねん。教えることのできないものってあるねん。俺が野村直矢のことを高く買い続けているのは、こいつがそれを持ってるから。これは人が教えられるもんじゃない。これは親からもらった天性の素質。こいつはそれを持ってる。俺が断言する。こいつは間違いなくプロレス界だけじゃなくて、トップの人材。その才能を持っている。だから、今日で負けたりするな。俺はこいつが本当の逸材だと思っています。野村直矢、これからもよろしくお願いします」


◇第5試合◇
▼世界ジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○青木篤志(16分27秒 腕ひしぎ逆十字固め)[第46代王者]×TAJIRI
☆TAJIRIが4度目の防衛に失敗。青木が第47代王者となる


(試合終了後)
青木「長い間、お待たせしました。世界ジュニア獲りました。だけど、休んでいる暇はないです。次はもう2月13日からジュニアのリーグ戦があります。第1試合でやったヤツらいるでしょ。今、ここに出てこいよ(と『Jr.BATTLE OF GLORY』に出場する選手たちを呼び込んだ)出てこないのか? やる気ねえのか?(と挑発すると、各選手がけん制しながらリングに集結する)今、世界ジュニアのチャンピオンは俺になった。ただ、次のシリーズはリーグ戦。まったくの別物だと思っている。お前ら、相当な覚悟がないと優勝できないと思ってるぞ。この中で、なんか覚悟があるヤツ、なんか言いたいことがあるヤツ、いたら手を挙げろ」


岩本「おい、勘違いするんじゃねえぞ、コラ。去年のリーグ戦の覇者は俺なんだよ。挑戦してくるのはお前らのほうだよ。お前らが覚悟持ってこい。バカヤロー…って、前年度の覇者が言っているんで、俺らも気合いを入れてこのリーグ戦に臨むから」


青木「必ず何か今までとは違う何かを持ってこい。じゃないと、全日本はヘビーしか面白くねえって言われるぞ。いいか!今日ここに来たから言ってやるよ。お前ら負けたくねえだろ。ジュニアはジュニアで面白い! ヘビーはヘビーで面白い! それが全日本プロレスだってことを証明してやろうぜ。TAJIRIさん、いいですよね、それで。これは世界一のベルト。じゃあ、次はリーグ戦が世界一のリーグ戦になるようにしよう。2月13日後楽園、死ぬ気でやるぞ。いいな!」


(各選手は散り散りになっていく。リングに残った青木とTAJIRIはヒザをついた状態で拳を合わせ、抱擁を交わして健闘を称えた。)


【試合後の青木】
――TAJIRI選手の印象は?


青木「いやあ、本当にどこに何があるかわからない。まあ、地雷って言ったら言い方悪いけど、どこにあの人の芯があるかっていうのは…。コメントもそうだし、試合の中もそうだし、本当に謎の多い人ですね」


――青木選手がベルトを巻いたことで、全日本ジュニアをリセットした?


青木「自分が獲られて、自分がベルトを落として以来、ずっと他団体の選手しか巻いてないベルトで。その間に、こうやって新しいものに変わって。僕からすると、ちょっと寂しい部分も感じてて。だから、余計に自分がアジアタッグに集中してやってたのがなくなった時に、もう次は世界ジュニアしかないなって。やっぱり全日本プロレスのジュニアヘビーのベルトっていうのはこれしかないんで。タッグはないので。やっぱりこれを中心に選手が戦っていかないとみんなのレベルも上がらないし、外にも発信できないし、なんか歯がゆい気持ちでいたんで。どうしても自分で獲り直して、リセットっていうか、もう1回作り直したいなって気持ちが凄いありましたね」


――以前、「強いジュニアを打ち出したい」と言っていたが、それは今でも変わらない?


青木「一緒ですね。やっぱりレスラーって強くないとダメだしね。キャラクター重視じゃないし。今日のTAJIRI選手もそう。みんな毒霧毒霧って言うけど、やっぱりあれをみんな警戒したり、あれがあるからあの人の強さが際立つわけであって。見てたって、細かいテクニックも本当に超一流ですから。あの人はそんなことないと思っているかもしれないけど、いやテクニックは一流を超えてますよ。だから、そういう人が今ここにいて、そこに向かっていかなきゃいかないし、その人が持っているベルトってものを、みんながもっと高い位置で狙っていかないと、俺は先がないと思うんで。たぶんTAJIRIさんはそれをやりたかったのかなと思うけど、あの人はあんまり口に出してなんか言う人じゃないから。俺だったら、ペラペラ喋るからね、こうやって。このほうがあいつらには訴えられるんじゃないかなと思いましたね」


――ジュニアリーグも始まるが、王者として優勝を狙う?


青木「この選手権の前から、リーグ戦があるのはわかっているし、エントリーしているから。チャンピオンとして挑むのと、ベルトがない状態で挑むのは違うと思うんですよ。やっぱり久々に持てば重いし。これがどんなに足かせになろうが、自分で突破していかなきゃいけないのはわかっているんで。その責任感はしっかりと感じながら、リーグ戦も優勝したいですね」


 【試合後のTAJIRI】
TAJIRI「なんかもう、ほんの数分前までやっていた世界ジュニアが吹っ飛んじゃいましたね、その次に向けて。まあ、いいんじゃないですかね? ええとだから、8月にここでウルティモ・ドラゴンに勝って。もしかしたら、やってきた甲斐があったのかもしれない。ああいうことが起きたっていうのは」


――青木選手の印象は?


TAJIRI「何も汚くない、卑しくない、卑怯ではないっていうか。ああいう選手は珍しいと思う。何かしらね、みんなどこかにずるさを持っているんだけど、彼はないね。試合前、僕は大一番になればなるほど、自分がヒール化していくんですけど、彼にはならなかったんですよ。なんか修道院の人相手に怒ったりできないじゃないですか。そんな話だったのかもしれない、今思うと。いい勉強をしましたね」


――マスクを破った理由は?


TAJIRI「正直言うと、簡単に言うと、なんで破いたかというと、ダメージが読めなかったから。顔が見えないから。ウルティモ・ドラゴンは目も口も見えている。目が見えていれば、目でわかる。(青木は)見えないからわからなくて、イライラして剥いじゃったの。ホント言うと。ただそれだけのことです。そういうこともプロレスってあるんですね。人間がやってるから」


――全日本に再登場する時、とりあえず全部のタイトルに挑戦したいと言っていたが、次の目標は?


TAJIRI「ジュニアっていうのは、今まで意識したことが1回もなくて。だけど、今日の朝にふと思って。この面子を見渡したらね。空中・天空を行くジュニアっていうのはいっぱいあると思う、世界中に。だけど、地を轟かせるようなジュニアって世界に無くって。ここってそういう集団、軍団になれるんじゃないかなって予感がしてですね。それはそれで、ハッと気がついたっていうのは、そういうこともやれるのかな、そういうことをやってもいいのかなって。だけど、僕はどっちかというと、今まで無差別でほとんどプロレス人生やってきたんで、何でも狙っていいと思うんですよ。そして、もしこれから確固たるジュニアってものを作れたとしたら、そこから抜きん出たヤツが今度はヘビーも獲ったら、もっと凄いじゃないですか。そういうことをやっても…。あんまりこだわりがないんですよ。その時に浮かんだことをやっていけたらなって」


◇第6試合◇
▼世界タッグ選手権試合 /60分1本
[挑戦者組]○宮原健斗 ヨシタツ(20分17秒 シャットダウンスープレックスホールド)[第79代王者組]×諏訪魔 石川修司
☆諏訪魔&石川が初防衛に失敗。宮原&ヨシタツが第80代王者組となる


 (試合終了後敗れた諏訪魔&石川がリングを去って行くと、入れ代わるように花道からビッグガンズが登場)
ゼウス「お客さん。声援よろしく。もっともっとこの横浜文化体育館、爆発させたい。声援よろしく!今勝ったその世界タッグのベルト、そろそろ俺らが返してもらいにいくわ、2月25日、大阪大会、よろしくやで」


ボディガー「まあ、今日のところは勝利おめでとうございます。あんたらがいつもやっているマッチョポーズやけどな、2月25日の試合後、もちろん俺たちビッグガンズが勝って、ちゃんとしたマッチョポーズの取り方、教えたるわ!」


ヨシタツが返答。「ゼウス、ボディガー。マッスルポーズ、俺らのほうがうまいぞ。あとは俺と健斗が全日本プロレスをもっと沢山のお客さんに見てもらって、そのお客さんたちにハッピーになってもらうという壮大な計画があるんだ! そんな簡単に、このベルトは誰にも渡さない。健斗、この挑戦受けていいよな?ゼウス、ボディガー。お前らの挑戦に対する答えは…We can do it!(と英語で雄叫びをあげて対戦に同意し、どよめきを巻き起こした。これには宮原も戸惑う)。」


(「大阪は祭りやで!」と叫んでゼウスたちが去っていくと、宮原は気を取り直して「ミュージックスタート!」と自身のテーマ曲を流し、改めてマッスルポーズを四方の観客に披露。声援に応えながら花道を去っていった。)
 
(ここで鬼のマスクを被ったケンドー・カシンとNOSAWA論外が諏訪魔を暴行しながら退場口付近から登場。そのまま諏訪魔をリングに連行する。宮原たちは嫌悪感を見せながらも、そのまま去っていく。 カシンは赤い毒霧を諏訪魔の顔面に噴射すると、パイプイスでなおも暴行する)


NOSAWA「全日本プロレスファンの皆さん、目を覚ましてください!おい、音響! 木原! 藤田の曲あるんだろ? 藤田の曲かけろよ! 早くかけろよ!」


(ここで、「INOKI BO-MA-YEオーケストラバージョン」が鳴り響くと、鬼のマスクを被った私服姿の藤田和之が花道から登場。途中でマスクを脱ぎ捨て、不敵な笑みを浮かべる。


  藤田は全日本ファンからの罵声を浴びても気にせず、諏訪魔を暴行。ここで岡田が助けに飛び込むが、エルボーを連発しても効果はなく、弾き飛ばされる。佐藤も走り込んできたが助けられず、藤田はパイプイスを諏訪魔に振り下ろして制裁した。さらに、口の中にかまぼこを突っ込むも、怒りの諏訪魔も抵抗。逆に藤田に襲いかかるが、セコンド陣に寄って分けられ、藤田たちが去っていく)


諏訪魔「藤田! お前、何しに来たんだよ。3年半なにやってんだよ、バカ!俺は納得いかねえよ、このままじゃ」


光留「所属もチームも今までやってきたことも関係ねえよ。俺はこの全日本プロレス、愛してんだよ!どんなに好きだって、それはあんたと一緒だよ! この全日本のリング、荒らすヤツがいるんだったら、俺がいつでも諏訪魔さんと一緒にやるつもりですから」 


岡田「諏訪魔さん! 俺は全日本プロレスが大好きなんです!あんなヤツらに俺の大好きな全日本プロレス、絶対に勝手なことはさせたくない…させない! 俺に、俺に行かしてください」


諏訪魔「おい、岡田。お前、Evolutionでやるぞ。認めるよ(ガッチリと握手。立ち去ろうとした光留を見るや)おい、佐藤。ちょっと待て。逃がさねえよ。お前、全日本を愛してるって言ったよな? 俺も当然、全日本が好きだし、俺はお前のこと好きだよ。佐藤。Evolution、もう1回やらねえか?」


光留「名前なんてどうだっていいじゃないですか! 俺は1回もこの全日本のリングでEvolutionすることを忘れたことないよ。好きなもん同士でいいじゃないですか? 一緒にあいつらぶっ倒しましょうよ。それだけでいいでしょ?」


諏訪魔「おい、佐藤。相変わらずだな。よく考えておけ。いいか、俺はこの3人に青木、スーパー(・タイガー)もいるよ。その面子でEvolutionをもう一度やりたいと思っている。よく考えてくれ」


【試合後の宮原&ヨシタツ】
宮原「ご覧の通り、世界タッグベルトを巻きました。宮原健斗とヨシタツで。ハッピーですね」


ヨシタツ「いや、健斗違うよ。これからだよ」


宮原「これからこれから」


ヨシタツ「俺たちはこれから。これはあくまでも通過点というかね。通過点というよりも、自分たちがやりたいことをやるための、最低限のものだから」


宮原「これから日本全国をハッピーにしますよ、俺ら2人で」


ヨシタツ「このベルトを獲ったからにはね、やっぱり俺らも会社に言えるから。メインイベントで毎日組んでって。そしたらな、毎試合メインイベントで勝って、その後に俺と健斗のハッピーアワーが待ってるんだよ」


宮原「よっしゃー。日本全国ハッピーにするぜ」


※先に宮原が去っていく


ヨシタツ「あとね、俺1つ言いたいことがあるのは、こういうタッグチームっていうのは世界中見てもないから。例えば、試合後に10分、15分マイクで喋って、ファンの人と触れ合うなんてね。俺も世界中の団体、いろんなところで…大きいところもちっちゃいところも試合したけど、そういうタッグチームっていうのはないです。だから、俺たちが1つの新しい形というか、そういうスタイルを築き上げようと思っているので。これからちゃんと見ててください。We can do it!」


――全日本での初めてのベルトとなったが?


ヨシタツ「重い。本当に重い。全日本に参戦させてもらって、丸4ヵ月が経って。12月には三冠に挑戦して失敗して。それはもう、今日は絶対獲りたくて。このベルト、見てよ。この年季の入りよう。正直、もう手にしたのが怖いぐらい。こんなだもん。どれだけいろんな人が今まで巻いてきたっていう。本当に重い歴史の詰まったベルト。その責任感っていうのは凄い感じますよ。絶対にこのベルトを健斗と一緒に育てる。皆さん、これからの全日本プロレス見ててください。We can do it!」
 
【諏訪魔の話】(※試合終了直後)「申し訳ない。全部俺の責任だよ。全部俺の責任。いやあ、あのチームは負けながらも、クオリティを上げていっているんだなあっていうのを今確認できた。それが今、今日の時点では負けたけど、こんな1敗でさ、俺らは諦めねえしさ。何回も何回もあのベルトを巡っては挑戦しなきゃいけない。クソ、悔しい。タッグっていうのはまた難しいよな」


※石川はノーコメント


【試合後の諏訪魔&岡田】(※藤田乱入後)
諏訪魔「ああ、腹立つな。藤田、お前何やってんだよ、3年半。何しに来たんだよ。俺も3年半、どんな思いしてきたか。それでも俺は、へこたれずにやってきたよ。あいつだってプライドあるんだろ? それで今日出てきたんだろ? 人のこと小馬鹿にしねえで、正々堂々やりゃいいんだよ。俺はそう思うよ。ケンドー・カシン、NOSAWA論外を引き連れてさ。だったらいいよ。3対3だっていいじゃん? 俺はやりたいよ。ぜひ全日本プロレスで、藤田との再戦を組んでもらいたいな。早急に。ここにいる岡田だって。今まで散々、岡田のことは、強さという部分では人に頼ってんじゃねえかな、なんて思ってたんだけど、今日何度も向かっていく姿に俺は心打たれたし。俺はEvolutionでこいつは光るなと思った」


岡田「俺は全日本プロレスがほんまに好きで、全日本プロレスが大好きやから、俺は全日本プロレスのプロレスラーになるって決めて、今このリングに立ってます。藤田和之、ケンドー・カシン、NOSAWA論外。そんなもん、知ったこっちゃない。全日本プロレス、ムチャクチャにするって言うんやったら、俺は絶対にこの全日本プロレス、ムチャクチャにはさせへん。俺が全日本プロレスを絶対に守る。諏訪魔さん、お願いします」


諏訪魔「おお、やろう。ここまで全日本プロレスのことを思ってくれる人、若えのにここまで…いなかったと思うし。俺は全日本って言葉にやっぱさ、心が揺れたね。俺も守りたいね。佐藤は佐藤でさ、あいつはやっぱりひねくれてるんだ。あいつはもともと俺の言ったことにイエスって言わねえよ。必ずそう。いつもそうなんだ。そこはあいつに考えてもらいたいな。時代の流れっていうのは速いよ。絶対佐藤には…。あいつの力が必要だと思うよ。もう1回、俺は話したいなと思うし、そこは俺の考えも伝えたいと思う。とにかく藤田、カシン、NOSAWA。ろくなもんじゃねえよ。もう完全にぶっ倒す。以上」

【藤田、カシン、NOSAWAの話】
――あらためて諏訪魔選手への宣戦布告と捉えてよろしいのでしょうか?
藤田「あいつ次第じゃないかなと思うけど。俺がせっかくくれてやった名前を全然使わねぇからさ。今日は顔につっこんでやった(笑)。どうするんだろうね。やるんだろう?やるんだろう?あいつから入ってきたんだから。俺じゃねぇよ」

カシン「それがはっきりしないんだから」

藤田「はっきりしないんだから」

カシン「秋山の野郎、逃げやがったな。出てこないんだから」

藤田「言ったのはあいつだからね。俺からじゃないんだからさ。来い来い来い来いって言うから来てやったんだから。最初向こうから言ってきたんだから。相変わらずしょうがねぇな(笑)。いつだってやってやるよ」


――ファンにとっては中途半端に終わった戦いが見られる・・・
藤田「あいつがグズグズしてるからだよ!あいつがもたもたして決めないから。四の五の四の五の言ってるから。あいつが答えないんだから。どんなリングだっていいって言ってるから、年末だって言ったらあいつが注文つけてきたんだから。なかったことにしやがったんだから。違う?そうだろ!逃げも隠れもしないよ。やるっつったらやれよ!ふざけんじゃねぇよ。これが最後通告だよ。やらねぇならやらねぇでいいよ」

――対戦するとしたらシングルマッチですか?
藤田「知らねぇよ。あいつに聞けよ。来てやったんだから。あとは全日本の社長と相談するんだろう?そんなのいらねぇんだよ。俺ひとりでやってるんだから。体ひとつでどこだって行ってるんだから、やるっつったらやってやるよ。それだけだよ」

――カシン選手、論外選手はそれをサポートする立場ということでよろしいですか?
NOSAWA「全日本プロレスファンのみなさん、目をさましてください。それだけですね。下手したらまた諏訪魔は逃げるんじゃないですか?」

――諏訪魔選手と対峙して、感触はいかがでした?
藤田「感触?なーんも変わってないよ」

――ブーイングも出ていましたが?
藤田「ブーイング?気持ちいいねぇ。気持ちいい。もっとほしいね。足りないんじゃない。ブーイングもらいながら飲むハイボール、最高。毎回飲んでやるよ。毎回持ってきてやるよ。かまぼこつまみながらね。ふふふ。たまにはレールから外れればいいんだよ。あいつも。レールに乗っかって暴走してるんだろ。あんなの暴走って言わないんだから。一回レールのないところで暴走すればいいんだよ。まだまだだよ。あいつ次第、あいつ次第だよ」

◇第7試合◇
▼三冠ヘビー級選手権試合/60分1本
[第59代王者]○ジョー・ドーリング(14分31秒 エビ固め)[挑戦者]×KAI
※レボリューションボム
☆ジョーが3度目の防衛に成功


(試合終了後、すると、世界タッグのベルトを手にした宮原が花道から登場)
宮原「横浜の皆さん。ジョー・ドーリング対宮原健斗…三冠戦。見たくないですか?(と呼びかける。「見たい」という声援を浴びる)俺とジョー・ドーリングで全日本プロレスの戦いを見せようじゃないか!ネクスト・チャレンジャー・イズ・ミー!(とジョーに通告。すると、「ジョー」コールを浴びた王者は「OK!」と快諾し、宮原とガッチリと握手を交わした)

【ジョーの話】「誰も俺を止めることはできない。俺はこのまま走り続ける。三冠チャンピオンのパワーを感じただろう。宮原とはグレートマッチになるだろう。非常にエキサイティングなチャレンジャーだ。いつでもどこでも挑戦を受ける。(KAIについては?)KAIとは同じ時間をオールジャパンドージョーで過ごした。一緒に成長してきた。彼とビッグショーのメインイベントで戦うことができて誇りに思うし、彼のことをリスペクトしているよ」


【宮原の話】「そろそろ、もう無冠の宮原健斗は見飽きたでしょ? 俺はあのベルトとともに、さらに全日本プロレスを高みに持っていくという、プロレスの神様から言われた宿命があるんでね。ジョー・ドーリング。今の全日本プロレスを見せようぜ。いい返事待ってるぜ」


 全日本今年初のビッグマッチが開催され、セミでは諏訪魔&石川の暴走大巨人コンビの保持する世界タッグ王座に宮原&ヨシタツが挑戦。両チームは12・12世界最強タッグ決定リーグ戦の公式戦で対戦し25分17秒の熱戦となったが、ヨシタツが健闘空しく諏訪魔のラストライドの前に敗れた。今回はリベンジを期しての挑戦となった。
 序盤は諏訪魔と対峙したヨシタツがいきなりコンプリートショットからヨシタツロックを仕掛け、慌てて場外へ逃れた諏訪魔にプランチャを命中させたことで先手を奪ったかに見えたが、逆に諏訪魔の怒りを買ってしまい、諏訪魔は向かってくるヨシタツにテーブルを投げつけてから石川もイスで一撃し、最強タッグ同様にヨシタツを狙い撃ちにして徹底的に痛めつける。
 諏訪魔のブレーンバスター狙いをヨシタツが投げ返したところで宮原に交代も、諏訪魔のラリアット、石川の串刺しラリアット、ダイビングフットスタンプ、32文ミサイルキックから串刺しラリアットと喰らってしまい、宮原組はペースをつかめないまま苦しい展開を強いられてしまう。
 再び諏訪魔と対峙したヨシタツはフィッシャーマンズスープレックス、ラリアットをキャッチしてコンプリートショットからヨシタツロックで捕獲も、石川がカットに入ると、宮原も捕らえてラリアットの競演からラストライド、スプラッシュマウンテンの競演を狙うが、宮原組は必死でリバースし、諏訪魔を捕らえてトレイン攻撃も、ヨシタツが石川のファイヤーサンダーを喰らって排除されてしまうと、暴走大巨人コンビは宮原を捕らえ、石川がドラゴンスープレックスから諏訪魔がラリアットの連係から、ラストマウンテンで一気に勝負を狙う。
 ここでヨシタツがカットに入り、諏訪魔の首筋にニールキックを浴びせると諏訪魔が失速、これを逃さなかった宮原がブラックアウト、二段式ジャーマンと畳みかけてシャットダウンスープレックスで勝負を狙う。しかし諏訪魔は払いのけると宮原の串刺しブラックアウトをキャッチしてジャンピングパワーボム、バックドロップからラストライドを狙うが、回転エビ固めで切り返した宮原が諏訪魔の後頭部にブラックアウトを浴びせ、石川がカットに入るがヨシタツが天下取りバックドロップで排除、諏訪魔はダブルチョップの乱打で抵抗するが、ブラックアウトを連発した宮原がシャットダウンスープレックスで3カウントを奪い世界タッグ王座を奪取、ヨシタツも日本に帰国してから初めてメジャータイトルを獲得した。
 試合後にビッグガンズが現れて25日大阪大会での挑戦をアピールし、宮原組も受諾して締めくくられるかと思いきや、バックステージでコメントしていた諏訪魔をNOSAWA、そして全日本参戦をアピールしていたカシンが襲撃、リングに諏訪魔を連行すると、二人の呼びかけて藤田が出現して諏訪魔を襲撃する。そこで光留と岡田が駆けつけて諏訪魔を救出も排除され、藤田も諏訪魔にイスで一撃を加え、諏訪魔に宣戦布告を果たした。
 藤田らが去ると岡田がかねてから志願していたEvolution入りを志願、そして昨年8月に諏訪魔と「二度と組まない」と言い放っていた光留も諏訪魔の呼びかけで和解、Evolutuonに戻ることになり、Evolutuonで藤田らを迎え撃つことになった。
 世界タッグ選手権に関しては試合の大半は暴走大巨人組がリードも、ヨシタツが諏訪魔の首筋にニールキックを炸裂させてから活路を見出した。暴走大巨人コンビにしてみればまさかの敗戦だったが、アリの一穴から一気に崩れてしまった。
 藤田&カシンの登場は秋山がカシンと会った時点で、全日本参戦は秒読み段階だったということだろう。藤田は基本的にプロレス下手だが大仁田興行参戦時から結託していたNOSAWAが本格的に藤田のブレーンについたことで厄介な存在なる可能性もある。NOSAWAが付いた事で格闘プロレススタイルから矯正できることが出来るか・・・
 
 メインの三冠統一ヘビー級選手権はKAIがフライングヘッドシザースからトペスイシーダで先手を奪ったかに見えたが、ジョーが鉄柱、鉄柵へとKAIを叩きつけてから腰攻めで逆襲、逆エビ固めで絞り上げる。
 ジョーの腰攻め、パワーに苦しんだKAIは延髄斬りから串刺しブックブーツで流れを変え、メテオインパクトを狙うが、腰攻めが効いて担ぐことが出来ず、スカイハイボム、串刺しショルダーからショートレンジラリアット、滞空時間の長いブレーンバスターと猛攻をかけ、レボリューションボムを狙う。
 しかしKAIがDDTで切り返すと、スプラッシュプランチャを狙ってコーナーへと昇るが、ジョーが追いかけると、下へ潜ったKAIがコーナーからのパワーボムを敢行し、受身に失敗したジョーは脇腹を痛める。これを逃さなかったKAIはスプラッシュプランチャを3連発からメテオインパクトで勝負に出るが、腰の痛みでカバーに遅れてしまい。それでもKAIは後頭部にシャイニングウィザード、スーパーキックから、再度メテオインパクトを狙うが、ジョーが切り返してパイルドライバーで突き刺し、パイルドライバー、デスバレーボム、ラリアットと畳み掛けてから、レボリューションボム狙いはKAIがフランケンシュタイナーで切り返す。 
 KAIはスーパーキックの連打も、突進したところでフライングボディーアタックからレボリューションボムで3カウントを奪い王座防衛、KAIもジョーが脇腹を痛めたところで一番の勝負だったが、大事なところで勝機を逃してしまった。試合後に世界タッグ王座を奪取したばかりの宮原が挑戦を表明、ジョーも受諾した。


 世界ジュニアヘビー級選手権は青木が脇固めから左腕攻めで先手奪うが、TAJIRIはクルックヘッドシザースからの首攻めで反撃、クロスチョップから首四の字、三沢光晴を彷彿させるフェースロックと攻め立てる。青木はの左腕へのカーフブランディングで反撃するが、TAJIRIが逆落としからクロスフェースを決めつつ、青木のマスクを破きにかかり、青木は自らマスクを脱ぐも、場外戦でトペを放った青木にTAJIRIは鉄柱攻撃で逆襲すると、青木が流血となり、これを逃さなかったTAJIRIは鉄柱に何度も打ちつけ額をえぐるなど、流血戦に慣れない青木を苦しめにかかる。
 TAJIRIはトラースキック、シットダウン式パワーボムを決めるとクロスフェースで絞めあげ、バスソーキックで勝負に出るが、青木がかわすとTAJIRIは李日韓レフェリーと交錯させてからグリーンミストを噴射も、これも青木がかわしたところでバックドロップ、フロッグスプラッシュから腕十字で勝負に出る。ところがTAJIRIがレフェリーを巻き込んだところで、青木の顔面にグリーンミストを噴射すると、TAJIRIはパイルドライバーからバスソーキックを炸裂させる。TAJIRIは連発を狙うが、ブロックした青木は巻き込み式腕十字で捕獲してTAJIRIはギブアップで王座を奪取、試合後は「Jr.BATTLE OF GLORY」にエントリーする選手を集めて「ヘビーはヘビーで面白い! それが全日本プロレスだってことを証明してやろうぜ」と鼓舞、最後はTAJIRIとグータッチからハグで試合を健闘を称え合った。


 アジアタッグ選手権は王者の青柳優馬が1・25新木場大会での崔戦で足を負傷、「右脛骨遠位骨折、右足関節内骨折」で欠場することになり王座は返上、野村は崔と組んで秋山&永田と王座決定戦となった。
 序盤は野村組が永田を捕らえて先手も、秋山が野村の突進をジャンピングニーで迎撃し、場外ボディースラムやエプロンでのギロチンニーなどで一気に試合の流れを変え、永田もストンピングの連打で続いてショルダーアームブリーカー!ミドルキック、腕十字、抵抗する野村にキチンシンクから脇固めと続く。
 なかなか主導権を奪えない野村組は、野村が永田にショルダータックル、串刺しエルボーからノーザンライトスープレックス、ミサイルキックと畳みかけるが、野村はブレーンバスター狙いは永田が白目式腕固めで捕獲、秋山は崔を脇固めでセーブし、永田は野村にタイナーから垂直落下式ブレーンバスター、ランニングローキック、秋山は顔面にニーから頭突き、そして秋山と永田がエクスプロイダーの競演と攻勢をかける。
 しかし野村も秋山に山折りで動きを止めると、串刺しエルボーからジャーマン、フロッグスプラッシュと畳みかけ、マキシマムを狙うが、秋山はフロントネックロックで捕獲し、野村のスピアーをニーで迎撃した秋山は生膝ニーの連打から秋山はエクスプロイダーからリストクラッチ式エクスプロイダーで3カウントで王座奪取、野村は頑張ったが、試合のほとんどが秋山と永田が見せ場を作っていた試合だった。


 チャンピオンカーニバルで丸藤正道や鷹木信悟、藤田やカシンも参戦する全日本プロレス、独自のネット配信も決まり、今年は大攻勢をかける年になりそうだ。

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