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王道トーナメントを制覇した秋山準が仕掛けるとき
9月26日 全日本プロレス「第3回王道トーナメント~2015オープン選手権~」後楽園ホール 1137人
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼30分1本
○渕正信 中島洋平(7分5秒 首固め)野村直矢 ×青柳優馬
◇第2試合◇
▼第3回王道トーナメント~2015オープン選手権~準決勝/無制限1本
○曙(6分42秒 体固め)×石川修司
※ヨコヅナファイナルインパクト
【石川の話】「曙、横綱の壁でかいわ。クソ! もっといけると思った。でもあの巨体をコントロールしきれなかった。チャンスと思ったのに体、胴回りとか重さとか、破壊力もそう。自分の中で想定してたよりも上だった。でも自分が思ってる、思いっきり受けて思いっきり正面から倒す。このスタイルだと横綱は最強だと思う。でもまだまだ俺は伸びしろがあるから。明日からでもトレーニングして、もう一回やる。もう一回、横綱の首を狙う。もう一回呼んでくれ。今度こそ横綱の首を獲ります」
◇第3試合◇
▼第3回王道トーナメント~2015オープン選手権~準決勝/無制限1本
○秋山準(12分42秒 片エビ固め)×火野裕士
※リストクラッチ式エクスプロイダー
【火野の話】「(全日本に確かな爪跡を残したと思うが?)そうかな。爪跡というか、火野裕士が印象に残ったら、それでええかな。もちろん優勝はしたかったけども、ちょっと最後調子に乗りすぎましたね。(1回戦のゼウス戦を見た秋山が『トーナメントでの我慢比べは違う』と否定的な発言をしていたが?)それは秋山選手のプロレスなんでしょう。プロレスラーなんて日本全国に何人でもいますから。どれが正解で、どれが間違っている、そういうのはないんですよね。自分は自分のプロレスはこれだって自信を持ってて。こうやって生きてきたものだから、これが自分なんでね。最後まで秋山選手がニーパットを取って蹴ろうが、それを受けてやろうやないかと。ずっとニーパットを付けてたけど、ニーパットを取らないと勝てないと思ったんだろうから。じゃあ、受けてやろうやと。それで負けちゃったんですけどね。でも、見ているお客さんがそれで面白かったんだったら、ええちゃいますかね。(これからも全日本プロレスでの活躍を期待する声があると思うが?)じゃあ、また上がらせてもらわないといけないですね。(全日本マットの手応えは?)楽しいですよ。ずっとK-DOJOでやっていたりすると、どこの団体にも新鮮味があって、楽しいですよ。まあ、その団体に強い人がいる、面白い選手がいる、そんなの関係なしに、どこの団体でも普段と違うことができるわけやから。普段と違う相手とできるのは楽しいです。その中でも、全日本はレベルの高い団体なんで、それは楽しくて当たり前ですよね。(火野選手の実力が改めて知れ渡ったと思うが?)嬉しい限りですね。次はこれで勝てるといいですね。ただ、勝つだけじゃなくて、同じスタイルで秋山選手のニーパットを取ったヒザ蹴りを耐え抜いて、勝てたら最高じゃないですか。そう思っています。追いかけるのも楽しいですからね」
◇第4試合◇
▼王道トーナメントスペシャル8人タッグマッチ/60分1本
○潮﨑豪 宮原健斗 大森隆男 吉江豊(15分16秒 片エビ固め)諏訪魔 ゼウス ボディガー ×KENSO
※ゴーフラッシャー
【潮崎の話】「(試合後の宮原の行動を控え室のビジョンを見守ると)何かありますか? (宮原の動きについては?)それはあいつの考えがあるならね」
【宮原の話】「おい、全日本。ゴチャゴチャゴチャゴチャゴチャゴチャ…ゴチャゴチャしてんじゃないよ。なんだ、今日の試合。ゴチャゴチャしやがって。ひとつだけ言うけど、俺を見とけって。それだけだ」
【諏訪魔の話】「ダメだ、こんなごちゃ混ぜの。こんな試合組んだって、みんなまとまんねえよ。隣にはなんだ、脂ぎってくるヤツもいるし、どうしようもないな。まあ、負けたヤツの集まりなんでね。みんな腐ってると。ただそれだけだね、感想は。ただね、宮原がわけがわからねえ行動してるだろ。ただ、『アイツも思っていることがあるんじゃねえの?』と思うし。間違いなくアイツも閉塞感を感じているんじゃないか? 俺はそういう風に感じたし。アイツの考えというものが気になるな。ちょっとね、次からアイツが何を考えてるのか、それを調べたい。確かめていきたいね。ひょっとしたら俺と組みてえのかもしれないし、単なるストレス解消であんなことをやっているのか。潮崎に不満があるのか。その理由は知らねえよ。それを確かめて行くと。まあ、地殻変動が起きてんじゃねえのかと。その実感だけは今シリーズで得たなと。(天龍引退興行で藤田とのタッグ対決が決まり、驚いたが?)驚いたのは俺が一番驚いてるよ。まったく俺もこういう展開になるって思ってなかった。この俺が第三のリングまで準備したのに、それでもやっぱ全日本と向こう側の問題もあるし、上手くいかなかったんだ。できなかったことを天龍さんがやった。それはスゲエなと思うし、天龍さんには感謝してる。俺の中でね、俺もやるつもりで向こうに乗り込んだし、そこからもいろいろと動いてたんだ。とにかく期待している人を裏切ってもしょうがないし、それに応えたかったんだけど。もうダメだなと思った時に、最後に最後で天龍さんが準備してくれたっていうのは。あとは俺が暴れるだけだね。リング上に集中していく。プロレス界全体に響き渡るような、これぞプロレスっていうね。プロレスはこうなんだっていう激しい戦いをやってみたいと思います。(凄い試合をすることで天龍の期待に応えたい?)みんなの期待に応えたいよ。ファンのみんなもそうだし、それは天龍さんも物凄い殴り合いが見たいんだろうって感じるしね。俺もどんなもんなのか、味わってみたいし。あのゴリラのような体がどんなヒザを入れてくるのかなとかさ。逆に俺だってチョップやラリアット、ラストライドを。じゃあ、もつのかよって。本当に正面衝突だよね。それをやってみたいな。(2人の対決の機運がさらに高まるだろうが?)それは絡むことすら難しいものなんでね。こういう形でできた時に、この一点しか考えられないような。そこの一瞬にやってきた全てを懸けるよ。これで俺は最後に立ってると。それで証明したいね」
【ゼウスの話】「わけのわからないメンバーだから、やってて楽しないね。まあ、ボディガーも今、組んでて。プロレスというのは倒したいという相手とチームを組んでも、チームという感じがまったくしないから。戦っていても、このチームに勝ってやろうという気持ちが湧かないから。俺が勝とうといっちゃう。このチームで勝ったろうという気持ちがないね。まあ、とりあえず僕がもっともっと。僕がというか、全日本プロレスを日本一の団体にしたろうと思っているから。これからが始まり。メインイベントでそれはそれで興味があるから。(自己主張の競い合いもある?)自己主張をやらなければいけないのがプロレスだから。僕の自分の性格もあるけども、誰にも負けたくないし。けど、僕はあんまり吠えるのが好きじゃないから。吠えるヤツよりよりも強いヤツはおるからね。自分はあんま吠えない。いざという時に思いっきり動くから。その自信があるからできることであって。自分の弱い心を知っているから、強い心を持てるんであって。どんな時でも前を向いて、一歩踏み出せるっていう勇気を持っているから。どんな時でも、むやみに吠えるヤツは負けるから。そんなことをする必要もない。けど、向こうが来たら、僕も対処する。それが男やから」
◇第5試合◇
▼ぼてぢゅうpresents Jr.TAG BATTLE OF GLORY前哨戦スペシャル6人タッグマッチ/60分1本
○鈴木鼓太郎 金丸義信 ウルティモ・ドラゴン(14分3秒 エンドレスワルツ)青木篤志 佐藤光留 ×南野タケシ◇第6試合◇
▼第3回王道トーナメント~2015オープン選手権~決勝戦/無制限1本
○秋山準(8分46秒 体固め)×曙
※ランニングニー
☆秋山が初優勝
(試合後)
秋山、「皆さん、今日はご来場ありがとうございました。今日で僕の45歳の闘志は終わりました。次は46歳として初めての三冠戦を見せたいと思います。11月1日、必ずもう一度三冠を獲ります。これからも全日本プロレスを応援よろしくお願いします」【試合後の秋山】
―1回戦で潮崎を破った後に「トーナメントの戦い方がある」と言っていたが、それを体現した勝利となったが?
秋山「テンションが落ちてたら負けだよ。トーナメントは特にテンション。横綱もやっぱり1回戦が終わって不安があるって言ってたけど、本人もいつもと全然違ったし。特に今日みたいに2試合ある時はテンション落とした方が負けだよ。今日はそれだけだよ。俺はテンションも下がらなかったし、モチベーションも全て何も下がらなかった。まあ、下げれないというのが正しいですけど」
――1回戦が終わった時に社長命令でもう1回と言っていたが、それに応えた?
秋山「はい。社長の言うことを聞かなかった俺が、自分が社長になって、社長命令で言うことを聞くっていうのもおかしい話ですけどね。まったく何のテンションも下がらずにここまで来たんで、たぶんこのままテンションを下がらすことなく、次のシリーズも三冠もずっと行けるでしょうし。逆に俺のテンションを下がらすヤツも見てみたい。諏訪魔だろうが何だろうが、俺をコテンパンにやっつけるぐらいの、俺がもうダメだと思うぐらいのヤツが来ないと、俺のテンションは下がらないですね」
――ベスト4に石川や火野といった新しい顔が入ってきたが?
秋山「他の所属の選手がそこに今、出てきたんで。負けたことに対してどうするのか。このままこれで終わりなのか。何も声は聞こえてないけども、もしも声が聞こえてきたら、それだけのことは考えてやらないと行けないだろうし。俺はとにかくトップに立ったんで。何も因縁も。因縁と言ったら諏訪魔が派閥がどうのこうのって言っているだけで。こんなまだガッチリとしてないような全日本プロレスで派閥どうのこうの言いやがって。いつでもそれは受けて立つけど、やっぱりリングで昇華しないといけないと思うんで。やるならいつでも来いと。今の俺は去年の俺とは違うぞと」
――実力で発言力を確固たるものにしろと?
秋山「なんだかんだ言って、力でここまで来ないと。もちろん、三冠チャンピオンになるのが選手としては一番発言力も上がると思うので。もうベルトを獲って、諏訪魔がぐうの音も出ないぐらいに思い知らせてやりますよ」
――三冠戦という発言がリング上であったが、これは決定で?
秋山「社長なんで決定です。前から、これが終わったら、12月1日の弘前武道館で三冠というのは言っているんで。そこに僕が行くか、行かないっていうのはわからなかったんですけど、三冠はそこでやると決定しているんで。そこでやろうと思う、というか、やります」
――今の状況だったら三冠が取れるという確信もある?
秋山「まあ、今日のテンションだったら俺の勝ちだろうな。でも、一発勝負なんで。今日は横綱も2回やるのが自分の中でたぶん不安があったと思うけど、俺は2回だろうが、3回だろうが、40分、50分試合をしてたんで。逆に、『お前ら、2回なんかできるのか?』って。他のヤツに背中を見せてやろうと思ってたし。まあ、45歳最後の闘志がよかったんじゃないですか。まだ俺は行けると思うし。46歳で三沢さんが亡くなっているので、俺も今年46歳で、正直ちょっとビビっているところもあったんです。46歳で俺がまた最前線に戻って、もしかしてというのがあったけど、俺は絶対大丈夫だと今日も思ったし。恐怖は自分で払わないと行けないだろうし。まあ、いい試合をして、恐怖を払って、ベルトを必ず獲って、もう一度全日本を盛り上げたいと思います。俺ひとりじゃダメだから。ただ、このオッサンがトップに立ったら、また違う感情も出てくるだろうって。本当は横綱は俺と同い年だから、あそこがトップになった時も、『なんだよ、こいつら』って思わないといけないんだけど。まあ、2回連続でオッサンがなれば、そりゃ考えが遅いレスラーもやっと気づくだろうと。必ず三冠を巻いて、またうるさい秋山準が帰ってくると思います。これからはあまり社長というのは言わないでください。会社にいる時だけ社長で、ここでは秋山準ってことで」
【曙の話】「素直な気持ちは悔しいですよ。やっぱりみんな研究してきますね。ちょっと言葉はまずいんですけど、チャンピオンになるのはなりやすいけど、守るのが大変ですよ。狙われる立場になって。1発目のエクスプロイダーはキレイに潰したんですけど、2発目はあんなに投げ飛ばされたらもう…。真っ白になりますよ。今回は諏訪魔戦をはじめ、首とかだいぶ攻められて。今日もエクスプロイダーで頭から突き刺さったような。石川選手もそんなキレイじゃなかったけどパイルドライバーをやってきて。やっぱ大変ですよ。まあ、よその団体(の選手)を決勝戦に行かさなかったのが一番の救いというか。最低限の三冠チャンピオンの責任として。まあ、また明日から、一からやり直しますよ。(秋山や諏訪魔といったやり返さなければいけない相手ができたが?)正直言うと、いつ出てくるのかってずっと思ってたんですね。今までね、宮原選手とか、潮崎選手と三冠はやっているんですけど、頭の後ろには秋山選手や諏訪魔選手がずっと控えてましたんで。やっと出てきたなと。(受けて立つ?)やるしかないですね。今日やられたから、やり返しますよ」いよいよ準決勝また決勝を迎えた王道トーナメント、ベスト4には三冠王者の曙、秋山、石川、火野が進出、石川は大森と宮原、火野はゼウスと金丸を降しての堂々の進出となる
まず曙vs石川は、序盤の肉弾戦も曙が優勢、石川が仕掛けるショルダータックルも曙のぶちかましに弾き返されてしまう。石川も自身より体格のある選手との対戦があまりないだけに戸惑う部分もあったと思う。しかし場外でのぶちかましを鉄柵に誤爆させた石川はリングに戻ってバックドロップ、ランニングニーと速攻勝負を狙うが、曙は突進する石川をスクラップバスターで黙らせ、追撃のエルボードロップはかわされると石川は側頭部へのエルボーからスプラッシュマウンテンを狙うも、形が崩れてしまい失敗、だが低空ながら曙の脳天を突き刺す。
そして打撃戦となるが張り手で曙が制すると垂直落下気味のヨ コヅナインパクトからヨコヅナインパクトを狙うもまた失敗、しかしヨコヅナファイナルインパクトで3カウントを奪い曙が勝利も、曙は首に大ダメージを抱えたまま決勝へ進出となる。
秋山vs火野はチョップ合戦は秋山のチョップに対しノーガードで構えると、秋山はラリアットで強襲、しかし火野の強気な姿勢は崩れず正面からチョップを打ち込みパワーで秋山を圧倒、対する秋山は串刺しラリアットを狙う火野にジャンピングニー、ランニングニーと浴びせて猛反撃、フロントネックロックで絞めあげて流れを変えようとする。
しかし秋山の正面から攻めをノーガードで受けきった火野はラリアット、ベリートゥベリー、そしてFucking bomb狙いはリバースされ、秋山はエクスプロイダーで応戦する。
火野は筋肉スプラッシュを投下するもFucking bombや世界一のジャーマンはしっかりブロックした秋山は火野の顎のカウンターでのジャンピングニーを浴びせ、後頭部ニー、ジャーマン、エクスプロイダーと畳み掛けるが、ヒノも火野スープレックスで応戦。
秋山は生膝ニーを何発も浴びせ、火野はノーガードで受けて立つも、秋山はリストクラッチ式エクスプロイダーを決め3カウント、秋山が決勝に進出となるが力尽きた火野にも惜しむない声援や拍手が贈られる。
決勝の曙vs秋山は3月16日の新潟大会以来のシングル戦で、このときは秋山がべイダーを降したネックアンドアームブリッジでギブアップを奪い勝利を収めている。
試合は序盤から曙がパワーで圧倒、ショルダータックルで正面から狙う秋山を曙はぶちかましで弾き返してからエルボードロップで圧殺、そして曙の張り手で場外まで吹き飛ばされた秋山は場外でのチョークスラムを喰らってしまい大ダメージを負う。
リングに戻った曙はチョークスラムからヨコヅナインパクトを狙うが、抵抗して阻止した秋山はチョークスラム狙いを切り返してフロントネックロックで捕獲、そしてエクスプロイダーを狙うが曙は浴びせ倒して圧殺する。
曙はボディープレス、チョークスラム、エルボードロップと畳み掛けて秋山を追い詰めにかかるとヨコヅナインパクトを再度狙うが、リバースした秋山は座った状態の曙にランニングニーを浴びせ、エクスプロイダーで頭から叩きつけるとニーリフト、ランニングニーを乱打、そして生膝ニーからのランニングニーで3カウントを奪い王道トーナメントを制した。
。秋山は新体制発足、そして社長就任後は諏訪魔、潮﨑、そして曙を盛り立てるために一歩引いたスタンスを取っていた。諏訪魔が秋山に対して派閥闘争をぶち上げれば、潮﨑は三冠王座転落後にスランプになるなどがきっかけとなって秋山が再び最前線へ躍り出る覚悟を決め、8月の世界タッグ王座挑戦の際には潮﨑にフォール負けを喫するも、秋山の勢いは衰えることなくトーナメントも1回戦では潮﨑を短時間で、2回戦では勢いに乗っている青木に完勝を収めるなど自身の勢いをしっかり持続させたまま勝ち残った。
秋山は次なる標的を曙の保持する三冠王座に定め、11月1日弘前での選手権を社長命令で決定した。曙の横浜大会で諏訪魔に絞め落とされたことで諏訪魔を次期挑戦者に指名したが、王道トーナメント覇者の秋山が割って入り、諏訪魔の思惑を阻むことになってしまったが、王道トーナメント制覇、三冠挑戦は秋山もそう簡単には諏訪魔の思惑どおりにはさせないという意思表示もこめられているのではと思う。
一方の諏訪魔は今大会ではビッグガンズ、KENSOと組んで潮﨑、宮原、大森、吉江組と対戦するが、試合中に潮﨑が宮原にタッチするように指示を出すと宮原は拒否するハプニングが発生、世界タッグ王者組である潮﨑、宮原のXceedに不穏な空気が流れる。
試合は誤爆をきっかけに諏訪魔とビッグガンズがKENSOを見捨て、孤立したKENSOを潮﨑がゴーフラッシャーで降したが、試合後に諏訪魔が味方のゼウスに襲い掛かると宮原が加勢する形でバイシクルキックをゼウスに浴びせるハプニングが発生する。二人は視線を交錯させただけで何もしなかったが、宮原も派閥闘争を掲げる諏訪魔に同調、また不甲斐ない潮﨑に対する考えが試合に出てしまったということなのか?
諏訪魔の掲げた派閥闘争、最前線に再び参戦した秋山が軸になりだした全日本プロレス、果たしてどういう展開が待ち受けているのか?<大会前>
【諏訪魔の話】「(藤田との初対決が尊敬する天龍の引退興行という申し分ない舞台で実現することになったが?)第3のリングとか準備しようとしたけど、俺がやれなかったことを天龍さんがやってくれて感謝してるよ。やっと対戦できるのは楽しみだよね。(藤田のどのへんに相手として魅力を感じる?)強さを追求してる スタイルだし、あのゴリラみたいな体を粉々にしてやりたいのもある。どのくらい技、パンチ、ヒザが衝撃あるのか。全てにおいて楽しみだよ。(点を線につなげたい?)そこは気にしない。俺はこの一発勝負にかける。そうそう何回もできる相手じゃないし、この一瞬に全てをぶつけるよ。(ではシングルマッチのような感覚で戦うと?)そうだね。そこしか目に入らないよ。あとはいい形で天龍さんの引退試合につなげられればいいかなと。ただ、どういう試合になるか想像つかないんでね。まぁ間違いなくどっちかが潰れるだろうし、常々どでかい大事件を起こしたいというのがあるから、それがこの試合になるかもね。とにかく両国で大暴れしてやりますわ」
大会前に諏訪魔が会見を開き藤田との遭遇に意欲を燃やした、諏訪魔は藤田とのシングル戦を実現するために、この一戦に全てをかけるつもりのようだ。諏訪魔vs藤田和之のタッグマッチは大晦日に開催されるIGF両国大会で実現する布石なのではという声があるが、全日本とIGFが絶縁関係である以上現時点では諏訪魔がIGFのリングに上がるのは難しい、一個人同士で話が進んでいるのではという声もあるが、いくら諏訪魔が社長である秋山準に反抗しているとしても、諏訪魔は全日本では常務という立場だけに、社長である秋山に筋を通さなければどうすることも出来ず、また立場を無視して全日本を飛び出すようなマネをすれば諏訪魔の“絶対に逃げない”という信念を曲げることになる。
今回は天龍が間に入ってタッグ という形で実現するが、シングルが実現するかどうかはタッグマッチに全てがかかっている。シングルの可能性が出たとしてもどんな形で実現するのか、まだ先は見えないのだ。第3回王道トーナメント優勝決定戦 後楽園ホール大会は秋山準選手の優勝で幕を閉じました。多数のご来場、またサムライTV生放送をご覧頂いた皆様、誠にありがとうございました。次回は10.4秋祭 羽村大会です!#ajpw #王道T pic.twitter.com/C1EVoiQgEW
— 全日本プロレス/alljapan (@alljapan_pw) 2015, 9月 26王道トーナメント後楽園大会、お客様の応援は最高でした!その応援に力をもらいました!ありがとうございました!!! #ajpw #王道T #優勝
— 秋山準 (@jun0917start) 2015, 9月 26秋山準が全日本プロレス2015年王道トーナメント優勝しました。 おめでとう。 試合が終わった後、放送席に来てくれました。 準の気迫が戻ってきた……次は三冠だぁ! 『いくぞー』!!! pic.twitter.com/bEs7zNgE1d
— 小橋建太 (KENTA KOBASHI) (@FortuneKK0327) 2015, 9月 26サムライTV全日本プロレス後楽園ホール大会生中継でした。秋山準選手の王道トーナメント優勝をゲスト解説の小橋建太さんが本当に嬉しそうにしてたのが印象的でした。 #ajpw #王道T #samuraitv pic.twitter.com/CGjPw6c3en
— 村田晴郎 (@MTharuo) 2015, 9月 26後楽園大会は、まさかの社長がトーナメント優勝するという 俺にとって最大の悪夢が現実化してしまう結果に ただ呆然とするしかなかったわ。 曙ー諏訪魔の三冠戦が ぶっ飛んでしまったが ここからどう秋山派閥を ぶっ潰すか?... http://t.co/QdlDhruFFx
— 諏訪魔 (@suwama_H2) 2015, 9月 26王道トーナメント、曙選手に完敗でした。もっと強くならんといかんです!応援して頂いた皆様ありがとうございました。
— 石川修司 (@g0925union) 2015, 9月 26王道トーナメント準決勝で負けちゃった! 秋山選手はやっぱりキャリアもあってすごい選手やった。ただやってるうちに自分のが強いとおもた(笑) じゃあ負けんなよって話しやけど、みなに教えてあげる! 秋山さんのニーパッドを取ったひざ蹴りはノーガードで受けるもんではないよ! 楽しかった♪
— 火野裕士 (@hinoyuji1123) 2015, 9月 26PR -
去りゆく天龍源一郎からのプレゼント…諏訪魔vs藤田が実現!
(プロレス格闘技DXより)
天龍プロジェクトは25日、天龍源一郎引退興行となる11・15両国大会の追加カードを発表。全日本・諏訪魔とIGF・藤田和之のタッグ対決が決まった。
両者は今年5月に対戦が取りざたされながらも消滅したが、天龍が「諏訪魔、藤田両選手に闘うリングは用意する。四の五の言わず、男の闘いをみせてほしい」と自らの引退興行を舞台として用意。奇しくも諏訪魔が提案していた「第三者のリング」で刺激的な初遭遇が実現することになった。諏訪魔はK-DOJOの真霜拳號、藤田は同じくK-DOJOの火野裕士とそれぞれ組んで激突する。
☆11/15(日)東京・両国国技館『~天龍源一郎 引退~革命終焉 Revolution FINAL』15:00
▼6人タッグマッチ
北原光騎 土方隆司 那須晃太郎(1/30) 中嶋勝彦 佐藤光留 橋本和樹
▼タッグマッチ
高山善廣 藤原喜明(1/30)鈴木みのる 村上和成▼タッグマッチ
諏訪魔 真霜拳號(1/30)藤田和之 火野裕士[既報カード]
▼タッグマッチ
高木三四郎 リッキー・フジ(1/30) 菊タロー ジ・ウインガー
▼タッグマッチ
里村明衣子 宮城倫子(1/30)DASH・チサコ 仙台幸子
▼タッグマッチ
小川良成 ケンドー・カシン(1/30)NOSAWA論外 新井健一郎
▼天龍源一郎引退試合
天龍源一郎(1/60)オカダ・カズチカ
11月15日両国国技館で行われる天龍引退興行の追加カードが発表されタッグながら諏訪魔vs藤田戦が実現することとなった。
諏訪魔vs藤田戦に関しては昨年諏訪魔が他団体参戦を仄めかしてから、IGFが諏訪魔に対して参戦を呼びかけ、また澤田敦士なども秋山準の名前を出し、諏訪魔も上井文彦氏を通じてIGF側と交渉するなど、諏訪魔vs藤田だけでなく全日本vsIGFの対抗戦にも発展する可能性が高まっていた。
5月5日IGF大阪大会で諏訪魔が観戦に訪れ、藤田が試合中にも関わらず客席にいた諏訪魔と対峙、諏訪魔がサイモン・ケリー氏に翌日6日の全日本プロレス後楽園大会のチケットを手渡したことで、全日本vsIGFが遂に開戦かと思われていたが、いざ当日となるとIGF勢はサイモン氏が「急に昼に東京と言われてもみんな予定入れてる、u-turn rush今日だと知らないのか?それとも行かせないための作戦&チケット売れないからの宣伝?」を理由にして現れず肩すかしとなり、全日本側も秋山が「鶴の一声(アントニオ猪木)でまた変わったりするから」と猪木の存在を匂わしてIGFに対して絶縁を通告、しばらくして猪木がIGFに対して「全日本とやるならオレは辞める」と言い放っていたことが伝わっていた。
しばらくして猪木はIGFのパンフレットにて「そんなこと言ってないと思うけどな」「やったって構わないよ。それほど興味がないんでね」「それよりもIGFの興行のあり方をもう少し吟味しろよ。俺はもう彼ら(フロント)に任せたんだから、(藤田×諏訪魔戦を)やるのであればやればいいけど、ただやります、というのは違うでしょうと。俺がひと言、『ヤメろ』と言ったからヤメるとかじゃない。『プロ』ってなんだよ?『プロ』ってプロフェッショナルのことでしょう。要は、職人だろ?だったら素人に劣るような発想だったらヤメてしまえ、という」 と見解を示し、諏訪魔vs藤田に関しては反対をしていない姿勢だったことを明かしていたが、じゃあなぜIGF側が引いてしまったのか?猪木はIGFに関してはサイモン氏を含めたフロント任せでほとんど現場にはタッチしていない、IGF側も諏訪魔vs藤田戦に関してはどう猪木に説明したのかわからないが、事情をわかっていない猪木にしてみれば説明を受けた時点で猪木が最も嫌う全日本vsIGFの安易な対抗戦に見えてしまったのではないだろうか、猪木の怒りの真意が見えていなかったのかIGFは猪木の顔色を伺うように引け腰になってしまい、“ヤメてしまえ”と言い放ったことが“IGFを辞める”と伝わってしまったのではと思う、だが全日本も猪木の顔色を窺うだけで引け腰になるIGFの姿勢に疑問を抱くのも無理はない。
その後新聞や雑誌で両者は対戦する意思は確認し、全日本やIGFではなく“第3のリングでの実現”を模索し小康状態のまま時が過ぎていったが、用意した“第3のリング”は天龍プロジェクトとは盲点だったが、全日本とIGFの関係を考えるとタッグと天龍プロジェクトでの実現はやっと見出した妥協点だったのではと思うし、反対していた秋山も天龍が間に入ったのなら文句はいえない、パートナーに関してはK-DOJOの2トップである真霜が火野が抜擢、特に火野は高校時代レスリングをやっていたことから藤田のパートナーには最適、ただ自分的には他団体進出を視野に入れている将軍・岡本を起用してほしかったところだが・・・
事情はどうであれタッグながら実現する諏訪魔vs藤田は去りゆく天龍源一郎からのプレゼントと受け止めていいだろう、あとはシングル実現へどう広げていくか、天龍からのプレゼントを最大限に生かしてほしい。 -
王道トーナメント福島大会結果
9月24日 全日本プロレス「第3回王道トーナメント〜2015オープン選手権〜」福島・郡山市南東北総合卸センター 232人
<コメントなどはプロレス格闘技DXより>
▼第3回王道トーナメント〜2015オープン選手権〜2回戦/無制限1本
○火野裕士(11分39秒 体固め)X金丸義信
※Fucking BOMB
【火野の話】「(金丸を破って準決勝進出を決めたが?)あの体の大きさから想像もつかないパワー、スピード、スタミナ…凄い選手でしたね。正直こんなブローアップ(消耗)するとは思わなかった。全日本プロレスの金丸選手、実力はよくわかった。全日本プロレスには自分の知らない強い選手がいる。(準決勝の)秋山選手、もちろん凄い選手やろうけど、対ヘビー級の方が自分的にラクかもしれないね。今日は無理やりパワーで勝ったけど、いつ負けてもおかしくない試合やった。秋山選手もキャリア長いし、ただのヘビー級やない。いい試合になるんじゃないですか。自分はどんな相手でも自分のスタイルを貫くだけ。貫いて勝つ。秋山選手を倒すだけじゃない。自分のスタイルを貫いて勝つのがいいでしょう。それが火野裕士のプロレスの生き様ですよ」 -
ノーテレビも新展開続出!新体制も大谷は原点回帰!
9月23日 ZERO1「Go for Broke!」後楽園ホール
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇試合前◇
(開始前、大谷社長がリングへ。前日にZERO1を運営するファーストオンステージの副社長への就任が発表された笹崎勝己審判部長も一緒に上がる。まず、オッキー沖田リングアナが10月1日をもって笹崎氏がファーストオンステージ副社長となることを報告。)笹崎氏「本日はZERO1後楽園大会ご来場、誠にありがとうございます。このたび10月1日付けでZERO1ファーストオンステージ副社長に任命されました笹崎勝己です。よろしくお願いします。来年、ZERO1は節目の15年を迎えます。大谷社長のもと選手・スタッフ一丸となってより一層のリング上の充実、そして僕は審判部長ということでもありますので、リング内、試合のルールの厳守、厳格化というのを進めていきたいと思います。これからもZERO1を、15年といわず20年30年と続けていけるように一丸となって頑張っていきます。よろしくお願いします」
(笹崎氏が15周年に向けたZERO1の新ロゴマークを掲げる)I
大谷「あらためまして後楽園大会ご来場、心の底からありがとうございます。笹崎副社長、ホントに頼もしい、頑張ってくれると宣言してくれました。15年、ホントにたくさんのことがありました。いいこともつらいこともありましたが、みんな笑顔で15周年を迎えられるよう日々、頑張らせていただきます。そして会場にいらっしゃったお客様を絶対に後悔させないプロレスをすることを誓います。よろしくお願いします!」
◇第1試合◇
▼UN王座挑戦者決定戦/30分1本
○将火怒(8分11秒 片エビ固め)X横山佳和
※ラリアット
◇第2試合◇
▼30分1本
TARU ○崔領二(9分12秒 エビ固め)藤田峰雄 Xショーン・ギネス
※那智の滝(試合後、TARUがギネスを場外へ引きずり下ろし客席にたたきつけ、リングでマイク。)
TARU「シルバーウイークの最終日、ご苦労さん。もちろんこの崔領二を見に来たっちゅうわけやろ? わかるわかる。そうだ、どこいってもスーパースター崔領二やからの。崔、おめでとう、と言いたいところやけど、記事見たぞ。ブードゥの総帥として忠告しといたる。アイツとだけは組むな」
崔「沖田、かけろ。かけろよ早く!(TARUに)ちょっと待って、ちょっと待って(沖田リングアナに指示。KENSOのテーマがかかり、Tシャツにジーパン、サングラス、ニット帽姿のKENSOがリングへ。KENSOは各コーナーに上がりアピール。ニット帽を投げ捨てポーズ。一部からKENSOコール。)」
KENSO「しゃべっても!いいですか! ちょっと待て、オマエラ生きてるのか死んでるのかどっちなんですか! しゃべってもいいですか! いいですか!」
TARU「ちょっと待て。おい崔、俺は我慢できんぞ。なんでコイツと組むねん。コイツは某オールジャパンでブードゥ・マーダーズのオレを、総帥のオレをクビにした上、自分が乗っ取ろうとした。それに失敗して勝手にブードゥを裏切った男、KENSOやないかい。(KENSOコールに)アホアホアホアホ! しらんぞ、こんなヤツ調子に乗らしたらZERO1潰れるぞ。おい崔、(KENSOコールに)いま言うたヤツらホントに後悔するからな。俺は忠告しとくぞ。こいつは疫病神や」
KENSO「ちょっと待て、崔領二、一緒に頑張ろうぜ。どうですか。一緒に頑張ろうぜー!」
(崔がKENSOの右手とタッチ。TARUがリングを下りる。)
崔「TARUさん、正直やることない、わかる? オレ、力ものすごい持て余してんねん。どうなるかわからんへん。でもこいつの体のでかさも、偽善者っぷりも、人間も含めてコイツと組むのがおいしいんちゃうかと思うんですよ。とりあえず1回はコイツと夢見ていいかなと思うんで。そっちもこっちも興味あるから、コイツと1回ベルト狙いたいと思うんでまたよろしくお願いします」
(崔が退場。)
KENSO「ねえねえ、ビチッと、知ってる? OK。俺が、情熱を持ってって言ったら、(懐かしい!の声に)フフッ。(ビチッとコール)OK。(「俺は覚えてた!」「忘れてた」などの声に)…OKOK。ちょっとそのへんうるさい。俺が情熱を持ってと言ったら、せーの、ビチッと!ってやるよ。練習ね。情熱を持って、せーの(ビチッと!)ダメだね。声が小さいね。いいですか!×2 情熱を持って(ビチッと!)」
▼バックステージ
【KENSOの話】「KENSO、崔、ビチッといくぞ! 以上!」◇第3試合◇
▼UNヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○磐城利樹(12分49秒 反則勝ち) [第22代王者]XKAMIKAZE
☆KAMIKAZEが3度目の防衛に失敗、磐城が第23代王者となる
(試合後、将火怒が本部席からベルトとマイクを奪いリングへ。)
将火怒「おい、副社長、防衛おめでとう。でもな、いつも仲間でやってけっどよ、今回はこの俺が挑戦するからよ」
(そこで笹崎レフェリーがベルトとマイクを奪う。ベルトを倒れる磐城の体にかける)
笹崎レフェリー「反則勝ち! 磐城俊樹の勝ちだ! 磐城が新チャンピオン!」
KAMIKAZEがレフェリーにつかみかかる。胸に置かれたベルトを抱きしめる磐城をKAMIKAZEが蹴りつけるが、磐城はベルトを抱いたまま放さず。峰雄とギネスがKAMIKAZEを止める。
KAMIKAZE「おい、おい、笹崎テメエこの野郎、てめえ…おい、副社長は、2人もいらねえんだよ! オレに逆らうんじゃねえよこの野郎!」
(KAMIKAZEはリングにイスを投げ込み、ドリルを手にして威嚇して退場。磐城はベルトを抱いて倒れたまま。笹崎レフェリーに手を上げられて勝ち名乗りを受け、またベルトを抱いたままダウン。起き上がった磐城はベルトを抱いたまま深々と頭を下げて峰雄とギネスに支えられながら退場。)
【磐城の話】
磐城「今、ここにベルトがあるっていうのが結果です。何を言われても、どんな勝ち方でも、今日は自分の勝ちです。ありがとうございました。(次は将火怒だが?)それは会社が決めることなんでよくわからないですけど…。将火怒だろうが、誰であろうと、絶対に防衛します。このベルトは自分のベルトです。(ここで将火怒が現れ、磐城を暴行。)
将火怒「こんな勝ち方で喜んでんじゃねぇぞ。テメー、次の後楽園でオレがそのベルト、取ってやる。調子に乗るなよ」
磐城「絶対に防衛します!」
【KAMIKAZEの話】「磐城はどうでもいい。あんなの、ションベンだ。それより笹崎だ。何が副社長だ。だれが決めた? 勝手にやりやがって。俺に逆らったらどうなるか覚えてろ。フザけるのもいい加減にしろ」
◇第4試合◇
▼30分1本
○ジェームス・ライディーン(13分41秒 エビ固め)X田中将斗
※シットダウン式パワーボム
◇第5試合◇
▼NWAインターナショナルライトタッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者]○大谷晋二郎 高岩竜一(9分26秒 片エビ固め) [第18代王者]“brother"YASSHI X菅原拓也
※後頭部へのスワンダイブ式ミサイルキック
☆菅原&YASSHI組が3度目の防衛に失敗、大谷&高岩組が第19代王者となる
【大谷&高岩の話】
大谷「オレたちはジュニアのタッグのベルトを取りました。相手もしばらくベルトを守っていたんだから弱かったとは言わねえ。でも、オレと高岩だ。ZERO1ジュニアに本格的に足を踏み入れた。だったら当然の結果じゃないか。今までも高岩とはなんかのときに組むことはあったけど、今回は違う。ZERO1ジュニアの頂点をめざそうと思ってる。ジュニアの世界で狂い咲こうと思ってるんだ! ZERO1ジュニアで必死でやってるヤツら、オマエらのことなんか、これっぽっちも気をつかわねえ! オレたちのためだけに闘っていくぞ。ただのジュニア転向じゃねえぞ。やりたいことをやっていくぞ」
高岩「俺と大谷が組んだら、ZERO1中、日本中、世界中を探したって、俺たちに勝てるジュニアのチームはいない。いつだってかかってきなさい」
大谷「計量だってこのコスチューム入れて99キロだ。挑戦するって決まってから、毎晩、お客さんと酒飲みながら落とした。普段は107か108キロだ。前代未聞だろ! 今後も文句あるんだったらいつでも計量してやる。(スワンダイブは)10年以上やってなかったと思う。100%じゃなかったと思う。相手を見据えての練習なんかしてない。でも、お客さんのあれを見せてくれっていうのを感じたんだ。威力は落ちてないと思う。威力は倍増してると思う」
【菅原&YASSHIの話】
菅原「まただよ、ZERO1ジュニア…」
YASSHI「新旧ZERO1ジュニア対決。世代闘争ってヤツだ、カスヤロー。復活したんだったらオレらが潰してやる。やられても立ち上がるっていうのがZERO1の信念。それをオレらが体現してやろう」
菅原「最後、大谷はどっから飛んできたんだ!? 気づいたら終わってた。大谷に一言言うぞ、後輩の専売特許を取るんじゃねぇ。すぐに組み直せ!」
◇第6試合◇
▼インターナショナル&NWA世界ジュニアヘビー級2冠選手権試合/60分1本
[王者]○田中稔(20分24秒 エビ固め)[挑戦者]X日高郁人
※FIRE BALLダブルニードロップ
☆稔が3度目の防衛に成功
(試合後)
稔「日高君お疲れ様でした。ZERO1、ZERO1ファンのみんな、今日あたり、今日あたり日高が勝つと思った人? 意外と少ないんだな。3月1日、この後楽園ホールでへんな香港人に勝った。3月、靖国で菅原、4月、新木場でノンタイトルとはいえ峰ぴょんに勝った。5月、この後楽園で最強の挑戦者と噂されていた日高に勝った。そして今日、天下一ジュニアの覇者・日高に勝った。どうだろう、このジュニア2冠のベルト、挑戦するヤツが誰かいるのか!(大谷登場も振り向かない)大谷さん(振り向いて)減量うまくいったみたいですね。大谷さんが体絞ってライトタッグに挑戦するって聞いたんで、今日、日高に勝ったらあなたが出て来てくれると思いましたよ。だらしない部下の責任を取りに社長が出てくる、それは当たり前のことだと思うんで。ただ大谷さん、俺は今日大阪でW-1のタイトルマッチやって、さっき新幹線で会場ついて、天下一ジュニアの覇者に勝ったんですから。大谷さん、あなたと向き合うときは完ぺきなコンディションで挑みますから。新日本時代にやって15年ぐらいですか。シングルマッチ、楽しみにしてます。ただし、このベルトは絶対に返さねえ。(にらみ合うと大谷にベルトを見せつける。右手を差し出す大谷。稔が応じようとすると手を引っ込めて退場。)ちょっと、オレ大谷さんのこといい人だと思ってましたよ。まあいいや。とりあえずジュニア2冠、オレが防衛。次は大谷晋二郎とタイトルマッチだ、このスットコドッコイ」
【稔の話】「リング上で言った通り、あれ以上でもあれ以下でもない。俺はZERO1が指定した会場で大谷と闘う。だけど絶対に返さないから」
【日高の話】「ベルト奪回ならず。このシチュエーション…天下一ジュニアを開催して制したシチュエーションで取り返せない。どんだけ通り道すれば一人前になれるんだよ。まだまだ足りないってことか…。このシチュエーションで勝てない自分に腹が立つ。でも、これで下向いたら終わりだよ。菅原も負けて、オレも負けて、ZERO1ジュニア、誰が守るんだよ。ふざけんな。オレが守るんだよ。負けは認めます。でも、歩み続けることはやめないから。キッズリターンじゃないけど、まだ始まってもない。始めてやる。ZERO1ジュニアが始まるまで食らいついていくから」
◇第7試合◇
▼世界ヘビー級選手権試合/60分1本
[第18代王者]○佐藤耕平(16分50秒 ジャーマンスープレックスホールド)[挑戦者]X小幡優作
☆耕平が3度目の防衛に成功
(試合後)
耕平「おい、小幡、小幡、悔しいか。悔しいだろうな。また来い、いつでも待っててやるよ。チャンピオンとしてな!(そこで崔&KENSO、そしてライディーンがエプロンへ。)ちょっと待って。みなまで言うな。(ライディーンに)シングルだろ?(崔&KENSOに)タッグだろ? いつでもやってやるよ! いつでも来い。チャンピオンとして待ってるよ。タッグ、シングル、いつでも来やがれバカヤロー!(崔は拍手。)はい、帰って帰って。早く帰って。ほら。(3人が退場)え~、本日は連休の最終日にお集りいただきまして、ありがとうございました! これから半年間、15周年に向けて選手一同、スタッフ一同みんなで突っ走っていきます。ZERO1が15周年ってことは、俺も15周年なんで、チャンピオンのまま15周年を迎えたいと思います。応援よろしくお願いします。ああ、そうだ。今日、何がなんだかわかんないうちに、チャンピオンになったヤツ一人いるだろ? 磐城! 出て来い!(磐城がUNのベルトを持ってリングへ。)オマエ、なんか知らないうちにチャンピオンになったな。まだその実感、沸いてないだろ。でもな、どんな形であれチャンピオン、ベルトを持った者っていうのは責任もプレッシャーもデカイんだよ。これからオマエがそのベルトをどういうふうに生かすかは、ホントにこれからのオマエ次第だから。そういうわけで、今日はオマエが締めなさい」
磐城「皆さん、本日はありがとうございました! 自分、今日チャンピオンになったので、次、防衛戦があるときは、自分の力で勝ちます! 応援よろしくお願いします!(「将火怒になら勝てるぞ!」の声に)勝ちます! ご起立できる方だけでよろしいので、ご起立お願いします。えっと…自分がいくぞといったら、オー、でお願いします。そのあとに3、2、1、ZERO1で絞めます。よろしくお願いします! いくぞー! いくぞ! 3、2、1、ZERO1! ありがとうございました!」
【耕平の話】「(小幡はどうだった?)火祭りで丸め込まれてそれを勝ちと呼べるかと言えば、しっかりとした勝ちではないものの、勝ちは勝ちだったので挑戦を受けましたけど、挑戦するだけの勢いと力はついてましたね。ただまだ、まだ、俺に勝つ、俺から3つ取るにはまだ力が及ばないですね。まあでも、弾丸ヤンキースの一員として田中さんとしょっちゅう組んでやってるだけあって、勝負どころというかそういうものをすごく、うまくなったなというか、強くなりましたね。(試合後にライディーンと崔&KENSOが来たが)言ってるでしょ、みなまで言うなって。わかってるよ、言うことは。マイク渡すと、またヘンな劇場始まっちゃうし、こっち(崔&KENSO)は。こっち(ライディーン)は英語だからわかんないし(笑)。だからみなまで言うなって言ったんですけど。ライディーンはこないだタッグでね、取れなかったから、今度はね、こっちの目標の一人にしてきたから、それは全然問題ないです。しっかりチャンピオンとして受け止めます。今日急にKENSO選手と領二がなんか始まったんで、これから挑戦をするんであれば受けますけど、チームとしてはわからないから。へたすりゃ我が強いタイプだしね、試合前にちょっと組んで分解する可能性もあるし。とりあえずうまくチームとして、次の後楽園でもどこでもいいんですけど、あるんであればそれを受けます。まああの、(関本)大介にも聞いてみますけど、大介の方は別に問題ないと思います。(KENSOとは前にZERO1に出ていたとき以来?)そうですね。1回2回タッグで当たったぐらいですかね。あんまり印象はないですけど。でもなんか、でかいんで、一発一発がきつかったっていうのもありますね。掌底一つとってもなんにしても。その印象があるんで。体大きいとちょっとしたことがダメージにつながるんで、そういう意味ではああいうチームは魅力的は魅力的ですね。(磐城がUNの王者になり、大谷がジュニアのベルトに挑戦表明したが)そうですね。社長がジュニアに行ったこと自体、ち
ょっとびっくりしたんですけど。まあでもやっぱり、もともと新日本のジュニアですごいベルトを持ってた人だし、そのジュニアに関してはたぶん、誰よりも、へたすれば日高さんとか菅原よりもジュニアの闘い方っていうのを熟知してる人なんで、そういう意味では面白いんじゃないですかね。板倉(磐城)に関して言えばホント、なんかよくわかんないうちにベルト取ってたんでアレですけど、リング上で言ったように、ベルト取るってことは、持ってるってことは、どんな形であれチャンピオンだし、チャンピオンってことは団体の顔であったりしなきゃいけないわけだから、まあ今はなんだかわからないうちにベルト持ってるんですけど、たぶん2日3日して事の重大さに気づいて、必死こいて練習するんじゃないですか。だから、自分の力でって言ってましたけど、次の防衛戦で自分の力でしっかり防衛すれば、あのベルトもアイツの腰にしっかりあるんだろうと思うんで。そういう意味で、まあ15周年というところに向けて半年間…たかが5カ月のアイツが15周年とか言わなくて。言ったらどうしてやろうかと思ってたけど(笑)。でもアイツも5カ月とはいえZERO1の一員なんで、15周年というところに向けて、オレと横井(宏考)とか、領二、(佐々木)義人、あの時代の連中で取り合ったベルトなんで、そういう意味合いのあるベルトを持ったということは、これからアイツがベルトの歴史を作ってくれるとうれしいですね。あと今日はしっかり防衛したんで、うまい酒を飲みたいと思います」
【小幡の話】「くっそー! 火祭りの時のようにいかなかった。甘くなかった。でも、これで終わりじゃない
ZERO1後楽園大会が開催されたが、開催前にZERO1側が後楽園大会はSAMURAI TVでの放送は見送られたことを発表、定期的に放送されていたZERO1中継だったが昨年後半から不定期になっていた、しかしこういった時こそライブで見せる力が試される。
大会前には笹崎勝巳レフェリーが副社長に就任したことを発表、じゃあそれまで副社長だったKAMIKAZEはどうなるのかというと、そのまま副社長二人体制となるが大谷社長に笹崎レフェリー、KAMIKAZEが専務か常務のどちらかということか、KAMIKAZEはUN王座をかけて5月にデビューしたばかりの磐城の挑戦を受け、KAMIKAZEは磐城を場外戦で流血に追い込み徹底的に痛めつけるが、電動ドリルを持ち出したところで笹崎レフェリーが制止、それでもKAMIKAZEは笹崎レフェリーを磐城と交錯させてKOしてからスピンキックを浴びせるも自らレフェリーをダウンさせたためカウントは入らない、KAMIKAZEと笹崎レフェリーが揉めている間に磐城は反撃するも、KAMIKAZEも逆襲してマウントパンチを落とすが制止に入った笹崎レフェリーも突き飛ばしたため反則負け、磐城はデビュー僅か4ヶ月目で初戴冠となるも、デビューしてフォール勝ちもないまま王者に就くのは前代未聞、試合後はKAMIKAZEと笹崎レフェリーが揉め、第1試合で横山を破った将火怒が挑戦に名乗りを挙げたが、将火怒にしてもデビューしてまだフォール勝ちのない選手にベルトを奪取するのは納得するわけがない、またKAMIKAZEと笹崎レフェリーの副社長同士の対立も新しい抗争の火種になりそうだ。
第2試合で崔、TARU組が峰雄組を破るも試合後に崔が9月20日岐阜大会で共闘をアピールしていたKENSOを呼び込み改めて共闘を宣言するも、かつて全日本プロレス時代に裏切られたTARUが猛反発したが、崔は反対を押し切った。
崔は昨年火祭りを制し大谷やZERO1の現体制を批判、TARUらVMと共闘したものの結果を出せず低迷している状態が続いていた、KENSOとのタッグは現状打破を狙うための布石なのか、しかしKENSOとのタッグを反対したTARUとの関係も今後は注目だと思う。
第5試合ではかつての初代IWGPジュニアタッグ王者である大谷、高岩組がブラザー、菅原のライトタッグ王座に挑戦するも、ヘビー級の大谷の挑戦に納得しない菅原が公開計量を要求、社長業のストレスのためか暴飲暴食気味と報じられた大谷の計量がリング上で行われるも99.3キロで無事パス、それでも納得しない菅原が奇襲をかけて試合開始となり、大谷が集中砲火を浴びる。しかし顔面ウォッシュで流れを変えた大谷は高岩との連係で猛反撃、王者組も応戦するが高岩がデスバレーボム、大谷のドラゴンスープレックスの同時攻撃が決まると、大谷は新日本ジュニア時代に使用した後頭部へのスワンダイブミサイルキックをクリーンヒットさせ菅原を捕らえ3カウント、大谷組が王座を奪取する。
セミではWRESTLE-1の稔に流出したジュニア二冠王座に天下一ジュニア覇者の日高が挑戦、稔は12日のドイツ遠征で新日本にも参戦経験のあるロビー・ダイナマイトに敗れEPWインターコンチネンタル王座を、またZERO1と同日に開催されたWRESTLE-1大阪大会ではアンディ・ウーに敗れWRESTLE-1クルーザー級から転落するなど最悪の状態、一方の日高はみちのくプロレス矢巾大会で藤田ミノルとの相棒タッグを再結成し佐々木大地、郡司歩組から東北タッグ王座を奪取するなど絶好調のまま選手権に臨んだ。
試合は日高がいきなりショーンキャプチャーから左足攻めで先手を奪うが、稔もキチンシンクと脇腹攻めを展開、互いにウイークポイントを攻める消耗戦を展開、日高がイグチボムから大技が飛び出すも、稔がハイキックから垂直落下式ブレーンバスター、ダイビングフットスタンプ、雪崩式フィッシャーマンズバスターとラッシュをかけ、稔はFIRE BALLスプラッシュを狙うが日高は雪崩式ドラゴンスクリューを決める。
そしてスワンダイブ式低空ドロップキックからショーンキャプチャーへのパターンを狙うが、稔は踏ん張りジャーマンを仕掛け、日高は着地するも稔はジャンピングハイキック、日高のミスティフリップ狙いも稔がコーナーに逆さ吊りにしてのドロップキックを放つ。
稔はトルネードカッキーカッターを狙うが、飛打キャッチで丸め込んだ日高が野良犬ハイキック、ショーンキャプチャー、ローキック、そして岩見銀山を狙うが首固めで切り返した稔はドラゴンスープレックス、腹部へのミサイルキックからFIRE BALL式のニードロップで王座を決め3カウント、唯一残ったベルトを死守した。
試合後には大谷が挑戦に名乗りを挙げ稔は受諾、稔もかつてバトラーツ時代に新日本に参戦し当時新日本ジュニアのトップの一角だった大谷と渡り合ったが、大谷も減量?にとりあえず成功しジュニアに参戦することで原点回帰を狙っているようだ。
メインは耕平が世界王座をかけ火祭りで唯一敗戦を喫した小幡の挑戦を受け、序盤から耕平は鋭く重い打撃で小幡を圧倒、小幡はフライングラリアットでようやく反撃し場外の耕平にスワンダイブ式プランチャ、リングに戻ってメテオラと猛ラッシュかけ、耕平のファルコンアローを凌いで延髄斬り、キャプチュード、背中へのフットスタンプと繰り出していく。
しかし耕平はコーナーに乗った小幡に雪崩式ファルコンアローを決めるが、パイルドライバー狙いをリバースして小幡はドロップキック、フロントハイ、串刺しニーと畳みかけ、後頭部にダブルニーを投下しダブルニーを狙うも自爆となってしまう。
動きが止まった小幡に耕平はジャーマンを連発してからパイルドライバー、ランニングニー、エルボーと畳み掛けてからジャーマンで3カウントを奪い王座を防衛、試合後には崔&KENSO組がインターコンチタッグ、第4試合で田中を降したライディーンが世界王座に挑戦を表明、耕平は受けて立つ構えを見せた。
強さを前面に打ち出してヘビー級、タッグ王座を保持し火祭りをも制覇した耕平、果たして完全独走する耕平を誰が止めるのか、新展開続出のZERO1はますます面白くなる!笹崎勝己審判部長が来月10月1日付で株式会社ファーストオンステージ「副社長」に就任することが併せて発表されました。 明日、試合開始前にリング上から大谷晋二郎社長、笹崎勝己揃って皆様にご報告並びにご挨拶申し上げます。 #zero1 pic.twitter.com/Hd2IBT3JBl
— プロレスリングZERO1(ゼロワン) (@Zero1_Fos) 2015, 9月 22 -
北斗晶へのメッセージ
<Yahoo!JAPANニュースより>
元女子プロレスラーでタレントの北斗晶(48)が23日、乳がんを患って入院し、24日に右乳房全摘出手術を受けることを自身のブログで明らかにした。がんができたのは乳頭の真下近く。直径約2センチ大の腫瘍で、医師から右乳房全摘出を告げられた際には「あまりの恐怖とショックに泣きました」とつづっている。前日22日のTOKYO MX「5時に夢中」の生出演を最後に仕事を一時休止。復帰時期について、所属事務所は「メドは見えない」とした。
▼横浜市・福田医院の福田伴男院長 ブログの状況から判断すると、がんとしては初期~中盤の段階ではないか。乳房は肋骨で他の臓器から離れており、早めに切除できれば転移する可能性は少ない。北斗さんの腫瘍は2センチ大でやや大きい。小豆大なら部分切除で済んだ。今回、右乳房全摘出するのは、乳房と周囲のリンパを念のため切除した方が予後の影響も少ないため。乳がんは寛解が他のがんよりもかなり早く、入院期間は1~2カ月。体力のある北斗さんなら、その後はすぐに仕事復帰できるでしょう。
元女子プロレスラーの北斗晶が乳がんを患って入院、今日にも右乳房全摘出手術を受けることになった。
驚きのファンも多いと思うが、つくづく思うことは病気というものは振って沸いてくるだと思っている、自分も朝までなんともないと思っていたら、突然予告もなく腹部に激痛が走り胆石で入院して翌日には手術、以降健康にはかなり気を使うようになった。
北斗晶という人はプロレスラー時代から“お騒がせ”の人である、引退を表明すれば用意した東京ドームという舞台で撤回、そして佐々木健介との結婚、そして今回の手術、しかし今回の“お騒がせ”はこれで最後にして欲しい。
北斗晶に言いたいのは会長(故・松永高司氏)のところへ行くのはまだ早いよ、行ったら怒られるよ、健介を悲しませるなよ、病気で弱弱しい北斗晶は似合わないから、早く元気な姿を見せてくれよ、自分が言えるのはこれぐらいしかない。 -
真壁が奥の手解禁!“ど真ん中”で飯伏を降してNEVER王座防衛!
9月23日 新日本プロレス「DESTRUCTION in OKAYAMA」岡山・桃太郎アリーナ 3160人 満員
<アピール・コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
柴田勝頼 ○永田裕志 小松洋平 田中翔(7分47秒 バックドロップホールド)内藤哲也 中西学 デビッド・フィンレー ジェイ・ホワイト
※
◇第2試合◇
▼20分1本
○カイル・オライリー ボビー・フィッシュ(8分31秒 片エビ固め)獣神サンダー・ライガー ×マスカラ・ドラダ
※チェイジング・ドラゴン
◇第3試合◇
▼NWA世界ジュニアヘビー級選手権/60分1本
[挑戦者]○タイガーマスク(10分10秒 リバースダブルアームバー)[王者]×スティーブ・アンソニー
☆タイガーが新王者となる
(試合後)
タイガー「岡山のみなさん、応援ありがとうございました! 約束どおり、ベルトを獲りました! 今日の対戦相手のアンソニー、非常にすばらしい選手でした。ただ、このリングにはもう一人、倒さないといけない相手がいる。前回、王座戦で負けた獣神サンダー・ライガー! 次の挑戦者にはライガーさんに来てもらいたいです! そして必ず防衛して、この岡山にチャンピオンとして帰ってきます! 応援よろしくお願いします!」
【タイガーの話】
タイガー「ベルト、久々ですね。こんなに重たかったかなって思いますね。試合はほんとに、自分がずっと劣勢っていうかやられて 。相手がわからないっていうのも一番大きいんですけど。あとはサープ社長に全部、やられたっていうか。でも、素晴らしい選手です、アンソニーは。やはりハーリー・レイスさんの弟子だけあって基礎ができてるし。まだ若いんですよね? 肌見りゃわかるし、若いかどうかは。だからまだこれから伸びるだろうし、新日本にでて、磨けるんじゃないかて。あとはこのNWAのベルト、僕がもってたときの思い入れのある(革の部分が)白いベルトじゃないですけど、NWAはNWAだし、ほんとに今回、全国回って、ファンの待望論っていうか、『ベルトを獲ってくれ、挑戦してくれ』っていう声がほんとに多くて。どういうあれかわからないけど、それがなかなかチャンスが来なかったっていう部分では、今回はほんとに欠 場明けなのにありがたかった。会社も認めてくれたし、もちろんNWAの方も休んでた自分だったんでいけると思ったんでしょうけど。甘くみられたかなっていうのもありますけど。まあ、いろいろあったけどここにベルトがあるのが現実だしね。これをもとにアメリカ遠征もあればうれしいなと思いますし。あとはリング上で言った通り、僕の目の前にはもうひとり強い敵がいるわけで。もちろんシングルで勝ったこともあるし。だけどこの前のタイトルマッチ、尼崎でやってライガーさんの重みのある掌底で僕が負けてしまったっていうのは、ほんとにやりがいのある大先輩だし、非常に強いレスラーだと思ってます。それだけにライガーさんに勝って、そしてまた真のNWAチャンピオンとして全国を回りたいなと思い ます」
--NWA世界ジュニアのベルトは約8年ぶりになります。タイガー「そんなになりますか…。僕自身、IWGPジュニアタッグを獲ったのが最後でしょ? あれ、何年前だったかな? もう覚えてないし」
--このタイミングでシングルのベルトを獲ったことはどういう意味がありますか?タイガー「今年7月で20年たったんですよね。デビューして20年たってるわけで、自分へのご褒美じゃないけど、こうやってベルトを獲れたっていうことは。まだまだ若いヤツには負けないと思ってるし、やはり今日のように、関節技一発で決められるっていうのを僕は持ってるんで、それがある以上はまだまだ道は譲れない。それは誰でもいっしょだと思うんですね。ライガーさんもいっし ょだし。飯伏、KUSHIDA、ヤングバックス…あいつらの試合は全然、僕らとは違う。彼らのやってることは素晴らしいし、お客さんが見に来るプロレスだと思ってますけ、自分やライガーさんが持ってる泥臭い、昭和チックなプロレスもありだと思ってますんで。何でもありがプロレスだと思ってるんで、その上で違いを見せたチャンピオンになりたいと思います」
【アンソニーの話】「(※左肩を押さえながら)タイガーマスク、お前は小さな世界でやってきて、ようやくそのベルトを獲った。俺たちがお前を大きな世界に飛び出させてやったんだ。タイガーマスク、俺はこれであきらめたわけじゃない。俺、スティーブ・アンソニーはここで負けたからって、お前を恐れているわけではないし、 お前に劣ってるとは思っていない。俺は必ずここに戻って来る。タイガーマスク、そして俺のものであるNWA世界ジュニアのベルトを取り戻す。ここに戻って来るときはレジェンドであるお前を倒すときだ。覚えておけ、タイガーマスク」
【サープ社長の話】「タイガーマスク、お前は今日、どういうことをしたかわかってるか? 馬のような顔をしたテンザンも同じことをした。ベルトに関する優先権は俺たちにある。俺たちは必ず、そのベルトを取り戻しに戻って来る。オーサカでもヒロシマでも、ナガサキでも、そしてトーキョードームでも、どこまでもお前を付け狙っていく。そしてお前のベルトを取り戻し、お前のマスクを剥がしてやる。ワカリマスカ!」
◇第4試合◇
▼スペシャル タッグマッチ/30分1本
○棚橋弘至 マット・サイダル(10分0秒 片エビ固め)バッドラック・ファレ ×タマ・トンガ
※ハイフライフロー
◇第5試合◇
▼IWGPタッグ選手権試合/60分1本
[第68代王者組]○カール・アンダーソン ドク・ギャローズ(13分15秒 片エビ固め)[挑戦者組]天山広吉 ×小島聡
※マジックキラー
☆アンダーソン&ギャローズ初防衛に成功。
【ギャローズの話】「テンコジを、テンルージー(TEN LOSE-Y)にしてやったぜ。テンコジにどれだけ多くのファンがいようとも、これでBULLET CLUBの前にもう刃向かうことはないだろう。これでついに、俺たちギャローズと“マシンガン”カール・アンダーソンがグレーテストなタッグチームであることを証明したわけだ。さあ、ビールでも飲んで祝おうぜ」
【アンダーソンの話】「テンザン&コジマ、お前らは何度も俺たちグレーテストなタッグチームの前に立ってきた。だけど、カール・アンダーソンが2012年の『G1 CLIMAX』の決勝戦の舞台に立ったような実績をシングルでは最近残してないだろ。タッグチームとしても、ドク・ギャローズとカール・アンダーソンが何度もお前らをやっつけた。この岡山が終わったら、これからお前らはゴースト(幽霊)として人前に現れるんだ。これで俺たちも、お前ら相手には最後の勝利だ。これでテンザン&コジマを葬った。シバタ&ゴトーも葬った。タナハシ&マカベも葬った。ビアマネー(ロバート・ルード&ジェームス・ストーム)も葬った。いつでも、どこでも俺たちが勝ってきた。すべての日本人は俺たちにひれ伏してギブアップしろ。しないやつは叩きのめすだけだ。闘う前にギブアップした方が身のためだぞ。さて、ナマ(ビール)二つ追加だ。オネガイシマス」
【天コジの話】
(※インタビュースペースにたどり着くなり、その場に倒れこむ小島。一足遅れて天山がインタビュースペースにやって来る)天山「すまん、コジ。大丈夫か、コジ? こんなはずちゃうよ。こんなはずちゃうんや。なあ、コジ? 大丈夫か? なんかへんな夢見てるみたいや。これが正夢? ふざけんなって。なんやねんBULLET、追い込んで追い込んでここまで来て、俺らのベルト、俺たちが一番似合うベルト、あいつらがクソみたいな扱いしやがって。絶対、一発で獲ったろと思たけど、チキショー。コジ、大丈夫? コジを最後、ヘルプできひんかったんが俺の失敗でもあるし、タッグで組んでる以上、テンコジがもっとガッチリ、しっかり最後の最後まで、何があっても絶対 にあきらめへん、そういうつもりでやったけど。まあ、BULLET、あいつらからしたらまぐれや。テンコジ相手にちょっと1個、(勝利を)取れたぐらいや。次やったら、ボロカスにして(ベルト)獲ったるよ。俺たちテンコジでやってる以上、これからもやっていく以上、どんな敵でもグチャグチャにしてやる。今日はたまたま、あいつらに味方しただけ。もう1回、もう1回、コジと。ネクストタイムや」
小島「(※ゆっくりと立ち上がって)またゼロからやり直し? もしかしたら、マイナス10、マイナス100からのやり直しかもしれないけどさ、まだ体動いてっから、体動いてるし、呼吸してるから。まだ俺は生きてるから、何も心配いらないよ」◇第6試合◇
▼30分1本
中邑真輔 ○石井智宏 YOSHI-HASHI ロッキー・ロメロ バレッタ(13分24秒 片エビ固め)後藤洋央紀 本間朋晃 ×キャプテン・ニュージャパン 田口隆祐 アレックス・シェリー
※垂直落下式ブレーンバスター
◇第7試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
オカダ・カズチカ ○矢野通(9分52秒 赤霧)AJスタイルズ ×コーディ・ホール
◇第8試合◇
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○ケニー・オメガ(16分26秒 片エビ固め)[第71代王者]×KUSHIDA
※片翼の天使
☆KUSHIDA2度目の防衛に失敗、ケニーが第72代目王者となる
(試合後)
オメガ「「フフフ、ハハハ。(サイダルを指さし)俺はお前を知っている、マッド、サイダル。次のショーでは、俺がお前を(ホウキで掃き、ゴミを捨てるジェスチャーで)シュッシュッシュ、ティンティンティン。お前を掃除してやる!!」
【オメガの話】「誰がトップにふさわしいか見ただろ? 誰がプロフェッショナルか。俺が『音楽をかけろ』と言ったらかけるんだ。誰もが知ってる音楽をな。なぜなら俺がチャンピオンだからだ。チャンピオンにとって一番重要なことは、チャンピオンが言うままに、思うままに事が進むことなんだ。なぜなら神なんだからな。次の試合(タイトルマッチ)はリョーゴクだ。相手はマット・サイダル。ついにあいつをチャレンジャーに迎えると きが来た。ついに強いヤツを相手にする。これは俺にとってもチャレンジだ。幸運にもやっと俺のレベルに見合う相手が現れてくれた。あいつが60ポンド(約27キロ)しかないか、70ポンド(約32キロ)しかないかは知らないけどな。まあ、素晴らしい試合になることだろう。何か質問はあるか? ないのか? まあいい。KUSHIDA、次はもっといいチャンピオンになってくれ。そのチャンスがあるかどうかは知らないけどな」
【KUSHIDAの話】「(※シェリーに抱えられながらコメントスペースに入ってくるなり倒れ込む。シェリーが寄り添うようにする中、コメントする)情けねえと思わねえのかよ? こんな手(使って)、これでジュニアが上に上がっていけると思ってんのかよ? そんなわけねえよ。ク ソッ! これでいいのか? これでいいのかよ?(※うわごとのように繰り返しながら、シェリーに抱えながら控室へ)」
◇第9試合◇
▼NEVER無差別級選手権試合/60分1本
[第8代王者]真壁刀義(18分41秒 片エビ固め)[挑戦者]飯伏幸太
※キングコングニードロップ
☆真壁2度目の防衛に成功
(試合後、石井が登場し、真壁と視殺戦を展開)
真壁「「オイ! テメーら、見たろ!? 石井が挑戦しにきやがった! のぞむところだぜ、オイ! 長々とは語らねえ。いいか、本物のプロレスを見せてやる! それだけだ! ありがとうよ!」
【真壁の話】
真壁「一つだけ言っとくよ。疲れたね。疲労度、やばいよ」
(※ここで本間がビールを手に祝福に駆けつける)
本間「おめでとうございます」
(※瓶ビールの栓を抜いて乾杯)
真壁「このビール、昔、カナダでよく飲んだよ。で? え? コメント待ってんの? 飯伏、なんべんも言ってるけど、(アイツの)腕、レベルだよな、言うことねぇよ。言うことねぇし、新日本プロレスの上のほうのレベルだな。最前線のヤツらとあんだけやってんだから。そりゃ、レベル上がるだろ。根本は素晴らしいもの持ってる。腕だけじゃない、あとは(※胸を指して)ここだ。今日はここの試合を見せたつもりだ。NEVERは手っ取り早い。一番それが伝わるだろ? だからなんべんも言ってるけど、この新日本プロレスにもまれてもまれてもまれて、テメェのレベルを上げれば上げるほど、カチがついてくる。カチって選手としての価値じゃねぇ。その価値もあるけど、勝利の勝ちもついてくるってことだ。もまれればもまれるほどだ。だから、今日は(相手が)素晴らしいチャンピオンでよかったんじゃないの? アイツも『やりたい』って言ってたろ? 俺もやりたかった。あぁいう、言ってみれば異分子だな。異分子でも新日本プロレスで名前をバンバン上げたヤツ、いっぱいいるだろ? まあ、出(出身)がどこかなんて関係ない。育ち(がどこか)の問題だ。生まれなんて関係ない。どこで何をやってるかがよ、一番物を言うだろ。新日本プロレスでの最前線、タイトルマッチの最前線でないと組まれねぇぞ。だからいいんじゃないの? アイツが夢にまで見てんのか、希望してんのか、それにしてもタイトルマッチだぞ。だってよ、俺考えてみろよ、IWGP? そんなの夢にも考えてなかったぜ。それが今、ベルト持ってんだ。IWGPの栄冠も手にしたんだ。あとシルバーのベルト、インターコンチのベルトを獲れば(ヘビー級シングル)すべてだろ? もまれてもまれれば、それだけレベルが上がるんだよ。本間だってそうだろ? 俺のそばに来て何があった? おこぼれちょうだいじゃねぇぞ。コイツは自分の力で上がってきたんだよ。それと同じだ。飯伏も自分の力で上がるかどうかだ。それはアイツ次第だ。だいたい俺と対戦したヤツはみんな上がるんだよ。まぁ正直言えば、俺も緊張、重圧あったよ。必ず(勝利を)獲らなきゃいけないっていう。飯伏なんかには負けてられないだろうっていう。(今日の結果は)下馬評通り」
--スパイダージャーマンを1度、着地されて、最後にもう1度(フルネルソンで)いったのは?
真壁「もう、奥の手だよな。スパイダージャーマンで身の軽いヤツは返すだろ? 何回かほかのヤツにも返されたよ。だったらもう返せない、最後までフックが決まってるドラゴンだったら終わりだろ? 最後の奥の手だよな、もうそれ出すしかねぇだろ」
--スパイダードラゴンというのは?
真壁「見たことねえだろ? 奥の手だよ。まぁ壮絶な試合になるだろ? 俺とやったら、そうなるに決まってんだろ? 散々アイツがケンカ売ってきたろ? ケンカの代償は払ってもらわないとな」
--飯伏選手はメディアへの露出もお互い多くて、それでもこれ(プロレス)が生業だというのを試合で見せるという気持ちがあったんですが?
真壁「もちろんだろ。俺たちの本業はプロレスだもんな。プロレスラーでありながら、メディアの最前線に行ってるわけだ。それがどうしてか? 何でかわかるだろ? 魅力的に決まってるからだ。ほかの三下どもに言っとけよ。『魅力ねえんだ、オメェらは』って。俺がプロレスの最前線に上がって、飯伏もそうだろ、プロレスの最前線に上がって、メディアの最前線にも上がってんだ。すげぇだろ? 俺はそれしか考えてないから、プロレスを以前のように誰しもが知ってるように、すげぇもんだとわからせてやる。まぁでも、飯伏のレベルは素晴らしいものがあるし、手を合わせてわかった。だからこそ、あの位置で止まってほしくないな。すぐそば(まで来てるん)だと思った。アイツの足りねえところは(※胸を指して)ここだ、ここ。アイツが覚醒した? 覚醒したなんて、俺から言わせれば『しゃらくせえ』だ。俺いつも覚醒してっからよ、最初からフルスロットルで来ねぇと勝負になんねぇ。だから、まずはもう1回やりてぇ。久しぶりだよな、もう1回やりてぇって思う相手は、男も女も。最後、うまく締めただろ?」
【飯伏の話】「(※コメントスペースにたどり着くなり、イスに座って、テーブルに顔を突っ伏したまま、しばらく無言。ようやく声を振り絞るように)まだ……まだあきらめたくないです」
【石井の話】「誰も挑戦、名乗りを上げねえんだろ? (真壁とのタイトルマッチ)3連敗? 4連敗? 真壁から未勝利? 関係ねぇよ。最後に勝ったもんが勝ち。最後に勝ったらいいんだ。俺が必ず(ベルトを)取り返す」
新日本の9月シリーズの第一弾、岡山大会のメインは真壁vs飯伏によるNEVER選手権、G1の公式戦では真壁が太腿を痛めていたせいもあって飯伏に完敗を喫し、今度はNEVER王座をかけての再戦となった。
試合の先手を奪ったのは真壁、序盤からNEVER王座らしく“ど真ん中”での打撃戦となるもパワーに優る真壁が有利に立つが、飯伏も怯まず懸命に喰らいつく 。
それでも真壁はボディーブローやスリーパー、逆片エビなどで飯伏のスタミナを奪いにかかり、また立ち上がって“かかって来いよ”と構える。飯伏はロープワークからのレッグラリアット、ミドルキック、その場飛びムーンサルトと繰り出していくが、真壁はパワースラムと応戦、飯伏は攻めるが正面から受けてすぐ返す真壁、ペースを握ることが出来ない。
真壁はコーナーナックルを繰り出すも、飯伏は下からかいくぐりオーバーヘッドキックから逆に掟破りのコーナーナックル、真壁が突進したところでカウンターのラリアットと意表をついた攻撃でペースを握り、真壁が場外戦で反撃しテーブル貫通パワーボムを狙うも、阻止した飯伏はテーブル貫通のダイビングフットスタンプを敢行で大ダメ ージを与える。
飯伏はシットダウン式ラストライドからフェニックススプラッシュを狙うも、真壁がラリアットで阻止、真壁はスパイダージャーマンを狙うが着地した飯伏が逆にジャーマンからフェニックススプラッシュを投下も自爆となる。
エルボー合戦も飯伏が競り勝ったに見えたが、真壁がラリアット、そしてスパイダー式ドラゴンスープレックスを披露してからのキングコングニーで3カウントを奪い王座防衛。内容的には飯伏が攻めていたが敢えて正面から受けて立つ真壁、そういった意味では真壁が“強さ”を示した試合だった。
次期挑戦者には前王者の石井が挑戦を表明、完全に“ど真ん中”プロレスの象徴となったNEVER王座、真壁と“ど真ん中”で渡り合えるのは石井しかいないということなのだろうか…
セミのIWGPジュニアヘビー級選手権は序盤からケニーが自分から握手を求め、序盤からクリーンファイトに徹し、また握手から唾攻撃とお馴染みのラフファイトと切り替えるどKUSHIDAが心理面から揺さぶられた印象が強かった。KUSHIDAも得意の腕攻めを繰り出すもBULLET CLUBの介入で主導権を奪うことが出来ない、そしてレフェリーが巻き込まれてからの無法地帯となってからは完全にケニーのペースになってしまい、最後はホバーボードロック狙いを介入したアンダーソンのガンスタンからケニーが片翼の天使で勝利、ケニーの術中にはまって抜け出せないままKUSHIDAは敗れてしまった、試合後にはケニーが第4試合で棚橋と組みファレ、トンガ組を破ったサイダルを挑戦者に指名、サイダルはDRAGON GATE、WWEと活躍したが新日本には初参戦、WWEタッグ王者にもなったことから実績も充分、両国での選手権が濃厚と見ていいだろう。
タッグ選手権はアンダーソン組のペースのまま試合が進み、天コジがリードを奪ってもすぐ奪い返される展開となる、最後は小島のラリアットをアンダーソンがガンスタンで切り返し、最後はマジックキラーで王者組が完勝防衛、アンダーソン組が天コジを凌いだ試合だった。
タイガーはブルース・サーブ会長の介入に苦しめられながらも、アンソニーを久々にリバースダブルアームバーで捕獲してギブアップを奪い王座を奪取、次期挑戦者にライガーを指名した。
新日本の次なるビッグマッチは27日の神戸、果たしてどんなドラマが待ち受けているのか?【岡山大会終了】本日も沢山のお客様にご来場いただき誠にありがとうございました。明日9月24日(木)は鳥取産業体育館にて18:30試合開始です。皆様のご来場をお待ち申し上げております! #njdest pic.twitter.com/y0Sbam7rcR
— 新日本プロレスリング株式会社営業部 (@njpw_nyao) 2015, 9月 23勝ったどぉーッ☆↑↑
— 真壁 刀義 (@GBH_makabe) 2015, 9月 23全てを吸収したい!深すぎる。 まだまだ諦めない!!
— 飯伏 幸太 (@ibushi_kota) 2015, 9月 23So, I won the most prestigious Jr. heavyweight title in the world. Again.Tonight's victory is dedicated to the late, great, Raul Julia.
— Kenny Omega (@KennyOmegamanX) 2015, 9月 23岡山大会、IWGPタッグベルトを奪取出来ませんでした……負けてしまいましたが、現在進行中のテンコジがこれぐらいで終わる訳にはいきません‼二人がこれからも同じコーナーに立つ限りは、もっと強いテンコジをお見せ出来るよう頑張りたいと思います‼ 応援ありがとうございましたm(__)m
— 天山 広吉 (@TENZAN323) 2015, 9月 23岡山大会、終了。 IWGPタッグ選手権、敗戦。 ゼロから…いや、マイナスからの再出発。 次いつ浮上できるか分からないし、浮上できないかもしれないけど、今後、手を抜いた闘いだけは絶対にしない。 レスラーとして生きている以上、どんな逆境でも、全身全霊で闘い続ける事を誓います。
— 小島 聡【SATOSHI KOJIMA】 (@cozy_lariat) 2015, 9月 23 -
桃の青春タッグがジュニアタッグリーグ制覇も笑顔なし、キツイ野次が飛ぶも丸藤が決意表明!
9月22日 NOAH「Shiny Navig. 2015 〜第9回日テレG+杯争奪ジュニア・ヘビー級タッグリーグ戦〜」後楽園ホール 1240人
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇試合前◇
対鈴木軍で“団体解散"を懸ける状況にまで追い込まれたノア勢がこの日の試合前、緊急会見。丸藤正道、杉浦貴らグローバル・リーグ戦出場が決定的なヘビー級9選手が決意表明した。
【会見の模様】
杉浦「まず大阪で鈴木みのるからベルトを獲り返せず、応援してくれた方々、選手の方々に申し訳ない。“もう一度"という言葉は使っちゃいけないかもしれませんが、何らかの結果や実績を残してベルトをまた奪い返しにいきたい。今、本当にあきらめたくない気持ちでいっぱいです。以上です」
高山「鈴木みのるが『全員かかってこい』というならもちろん行くし、他の人間もそうだと思うし。向こうからチャンスを与えられた形になりますが、ノア勢でやります」
ストーム「今日から100%ガンバル。ソレダケ」
齋藤「背水の陣というか、この沈んだチャンスから、必ず大きなチャンスへと船を進めたいと思います」
北宮「どんな状況であれ、引きずりまわされても食らいついて最後に勝てばいいと思ってるんで、これからまた鈴木軍に噛みついていきたいと思います」
中嶋「ここにいるメンバー全員、同じ気持ちでいると思います。僕も同じように悔しい思いをした。何もできなかった自分に凄くいら立ちを感じました。なかなか結果として形に残すことはできませんが、俺もBRAVEの一員としてしっかりこのノアを守っていきたい気持ちはあるし、個人的にはベンジャミンとグローバル・リーグで同じブロックにして欲しい。みんなの前で勝利を上げたいと思ってます」
ヨネ「こういう状況ですけど、選手絶対あきらめないです。ノアは解散しない! 三沢さんが創ったノア、みんなが愛してくれてるノアが沈没することは絶対ありません。次もリーグ戦がありますし、もう一度トップを獲って鈴木みのるへ行きたいと思います」
丸藤「本当にたくさんのものを失い、来るところまで来てしまったという状況で…。ノア一丸、選手一丸という言葉を使ってますけど、おのおのが“俺が俺が"という気持ちがないと先に進めない。自分でまいてしまった種なんで、必ず俺が獲り返します。今日から結果を残してたどり着きます」
◇第1試合◇
▼「第9回日テレG+杯争奪ジュニア・ヘビー級タッグリーグ戦」Bブロック公式戦/30分1本
[2勝2敗=4点]旭志織 ○梶トマト(8分32秒 レッドアイ)[2勝2敗=4点]拳王 X大原はじめ
◇第2試合◇
▼「第9回日テレG+杯争奪ジュニア・ヘビー級タッグリーグ戦」Bブロック公式戦/30分1本
[3勝1敗=6点]○原田大輔 小峠篤司(8分20秒 片山ジャーマンスープレックスホールド)[2勝2敗=4点]Xビリーケン・キッド バッファロー
☆小峠&原田組が優勝決定戦進出
◇第3試合◇
▼「第9回日テレG+杯争奪ジュニア・ヘビー級タッグリーグ戦」Aブロック公式戦
[2勝2敗=4点]○石森太二 政宗(8分30秒 片エビ固め)[1勝3敗=4点]X平柳玄藩 キャプテン・ノア
※450゜スプラッシュ
◇第4試合◇
▼「第9回日テレG+杯争奪ジュニア・ヘビー級タッグリーグ戦」Aブロック公式戦
[3勝1敗=6点]○TAKAみちのく エル・デスペラード(5分54秒 ベビーキラー) [3勝1敗=6点]X小川良成 ザック・セイバーJr.
☆デスペラード&TAKA組が優勝決定戦進出
◇第5試合◇
▼30分1本
○モハメド ヨネ スペル・クレイジー 熊野準(8分56秒 片エビ固め)齋藤彰俊 北宮光洋 X梅田公太
※キン肉バスター
◇第6試合◇
▼「鈴木軍 vs NOAH」/30分1本
○ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr. シェルトン・X・ベンジャミン(9分2秒 片エビ固め)高山善廣 マイバッハ谷口 Xクワイエット・ストーム
※キラーボム
◇第7試合◇
▼「鈴木軍 vs NOAH」/45分1本
○丸藤正道 杉浦貴 中嶋勝彦(14分12秒 片エビ固め)鈴木みのるX飯塚高史 タイチ
※虎王
(試合後)
丸藤「おい、遅いと言われようが、なんと言われようが、俺たちはベルトを取り返すしかないんだ(客席から“どうせ負けるんだろ?”と野次が飛ぶ)お前、見ておけ。いの一番にお前に見せてやる!俺たちが全てを取り返す」【丸藤の話】「(心強いマイクがあったが、その真意は?)真意なんてわかるだろ、そんなもん。大阪だけじゃない。今までの結果全てだ。それを踏まえてだ。何度言われようが、俺たちがやることはひとつしかないから。いいよ、今日の勢いでそのまま一気に突っ走るから。(リーグ戦ではノア解散という衝撃的な言葉も浮かんでいるが?)俺はそんなつもりねえから。勝つから。もしもの時なんて考えてねえから。俺は勝つしかねえから」
【杉浦の話】「(再び鈴木と激突したが?)一度負けたけど、諦めたくないし。諦めないよ。(ノア解散という言葉が踊る中、過酷なリーグ戦が待ち構えているが?)負けられないでしょ」
【鈴木の話】「来いよ! 来いよ! かかって来いよ! 俺はここで宣言する。どこの会場であろうと、何試合目であろうと、誰が対戦相手だろうと、6人タッグだろうが10人タッグだろうが、俺から勝ったやつにこれ(ベルト)をやるよ。俺が言うんだ間違いねえ。正式なタイトルマッチだ。グローバルリーグ戦も全てだ。ノアを名乗る全員と当たって、最後終わった時、てめえら覚悟しろ。てめえらの手で最後にお前たちが持ってるものを…なんだか知ってるか? 自爆スイッチだ。お前らの手で押せ。こっちはこれだけ条件を出してるんだ。明日から何人タッグだって構いやしねえ。一番下の小僧だって構いやしねえ。俺から勝てばお前らが生き残る。俺から誰も勝てなければお前たちの明日はない! まあ、そういうことだな。サバイバル。生きるか死ぬか二つに一つだ。狙って来いよ。(ベルトを指差しながら)俺の賞金額はこれだ。(記者たちに)お前でもいいぞ? お前でもいいぞ?かかってこい」
◇第8試合◇
▼「第9回日テレG+杯争奪ジュニア・ヘビー級タッグリーグ戦」優勝決定戦/無制限1本
[Bブロック1位]原田大輔 ○小峠篤司(21分48秒 エビ固め)[Aブロック1位]XTAKAみちのく エル・デスペラード
※キルスイッチ
(勝利者インタビュー)
原田「こういう状況の中でも最後まで僕たちを応援してくれて本当にありがとうございました」
小峠「なんだろう、わかんねえけど、とりあえず原田と組んで優勝できたというのは最高でした。ありがとうございました」原田「照れくさいですね・・・個人的には嬉しいことのひとつですけど、今のリングの現状に満足はできないです。僕たちでもう一度あいつらを倒して、次はベルトを獲りたいです」
小峠「いっぱい俺もそうですけど、原田もそうですけど、ファンの方に残念な思いをさせて申し訳なかったので、タッグのベルトを俺と原田で一番に取り戻します」
原田「皆さん、最後まで本当にありがとうございました。次は絶対にベルトを取り返します。はっきり言って説得力はないかもしれません(客席から“もう負けるな”の声”)対に負けないです。もう負けたくないです。このプロレスリング・ノアを絶対に終わらせたくないんです。守りたいんです。だからもう一度、あいつらに挑戦して勝ってみせます。よろしくお願いします」
小峠「こんなに…こんなに…いっぱいいっぱいファンの皆様を失望させてしまったのに、なんでこんなにいっぱい苦しい思いをしてくれるんですか? 本当にありがとうございます、俺は最後まで突っ走ります。諦めません。最後にノアファンの笑った顔が見たいんです。絶対に最高の笑顔、最高のハッピーエンドを取り戻したいと思います。一緒に付いてきてください」
【試合後の小峠&原田】
――優勝おめでとうございます。
小峠「ありがとうございました。ありがとうしか出ませんね。まあ、余裕ないですけど。とりあえずお互いに後先ない状況だったんで。もう優勝しかなかったんで、本当に結果が出て安心しています」
――リング上でのベルト挑戦表明にはファンから力強い後押しがあったが?
原田「それは素直に嬉しいです。これだけ僕らはファンの期待を裏切ってしまったんで。最後にもう一度チャンスが来たなと感じました」
――原田選手個人としては3日前に敗れたばかりだったが、気持ちを切り換えて臨めた?
原田「今日の朝まで引きずっていた部分があったんですけど、ここまで来たらやるしかなかったんで。そういう気持ちでやってて、最後に勝てて、優勝できてよかったです」
――桃の青春タッグで優勝し、ベルト挑戦への道ができたのは大きい?
小峠「そうですね。でも、鈴木軍からベルトを取り返すまでが俺らの役割だと思っていますんで。やりますよ。恥をかかせて、お客さんを失望させた分の借りは返します」
――ノアにとってもう後がない状況での優勝は価値があると思うが?
原田「そうですね。今はピンチですから。とりあえず早急にタイトルマッチをやりたいというのはありますね。この勢いのまま、ぜひ取りたいです」
――ベルト挑戦に向けて一言
原田「今はベルトというよりも、お客さんに対して『ありがとうございました』を言いたいです。それだけです」
小峠「今、鈴木軍という壁に俺と原田が大きな穴を開けますんで。小さな穴があいたら、後はガバッと行きますんで。ノアの選手みんなで取り返しますんで…ノアファンの皆さんと取り返しますんで。やってやりますよ、もっと。大丈夫です」☆『グローバル・リーグ戦 2015』
◇出場選手◇
●杉浦貴(2014年優勝/6年連続6度目の出場)
●鈴木みのる(現GHCヘビー級選手権者/初出場)
●丸藤正道(4年連続5度目の出場)
●モハメド ヨネ(6年連続6度目の出場)
●中嶋勝彦(4年連続4度目の出場)
●マイバッハ谷口(4年連続4度目の出場)
●北宮光洋(初出場)
●クワイエット・ストーム(2年連続2度目の出場)
●ランス・アーチャー(初出場)
●デイビーボーイ・スミスJr.(初出場)
●小島聡(2年連続2度目の出場)
●クリス・ヒーロー(2年連続2度目の出場)
●コルト“Boom Boom"カバナ(2年連続2度目の出場)
●田中将斗(2年連続2度目の出場)
●シェルトン・X・ベンジャミン(初出場)
●飯塚高史(初出場)
※ブロック分けは決定次第発表
日テレG+杯ジュニアタッグリーグはまずAブロックはトップの小川組と鈴木軍、Bブロックは二連覇を狙う超危暴軍、桃の青春タッグ、ペンタバルに絞られたまま最終戦を迎えた。
まずBブロックは超危暴軍がK-DOJO組と対戦、序盤は超危暴軍が梶を捕らえ先手を奪うが、交代を受けた旭が猛ラッシュをかけて反撃、そして拳王が竹刀で梶に一撃を狙うが大原に誤爆、K-DOJO組みは連係で大原を捕らえるが、超危暴軍も合体技で応戦、再び梶を捕らえて大原がフィンランド式フォアアームを狙うと、旭が拳王を投げつけてカットに入り、その隙を突いた梶がレッドアイで大原を丸め込んで3カウント、超危暴軍はまさかの敗戦で脱落する。
桃の青春タッグvsペンタバルの元大阪プロレス勢対決はヒールモードのペンタバルが奇襲をかけ、バッファローが原田にイス攻撃を加えてから集中攻撃を浴びせるも、先手を奪われた桃の青春タッグは交代を受けた小峠が奮起、ペンタバルの二人を場外へ追いやるとトペコンヒーロを発射も、再び交代を受けた原田は捕まり、ビリーがコウモリ吊り落としで追い詰めにかかる。しかしペンタバルが桃の青春タッグの同士討ちを狙ったところで、小峠たちは腕を組んで回転して反撃、ビリーを捕らえ逆にバッファローとの同士討ちを誘発すると、原田が大☆中西ジャーマンからニーアッパー、片山ジャーマンで3カウントを奪い、桃の青春タッグが優勝戦へ進出する。
Aブロックの小川組vs鈴木軍は小川組がTAKA、デスペラードの左腕に集中攻撃を浴びせ試合を有利に進め、ザックがトペスイシーダでデスペラードを排除している間に小川がTAKAに猛攻をかけるが、ザックを振り切ったデスペラードが中山レフェリーを突き飛ばして無法地帯を作ると小川にイス攻撃、ザックも入って大混乱となるが、TAKAがカニバサミで小川をイスに叩きつけてから“奥の手”ベビーキラーで丸め込んで3カウント、鈴木軍が逆転で優勝戦へ進出するが、小川とザックは抱擁。別々の通路から下がってタッグ解消をアピールする。
そして優勝戦の鈴木軍vs桃の青春タッグは、小峠がTAKAにタランチュラ式首四の字を決めるとデスペラードが強襲、場外戦を挟んで小峠を捕らえ試合の主導権を握る。
鈴木軍のタッチワークの前に長時間捕まった小峠はやっと原田に交代、原田はエルボーを駆使して試合の流れを変え、デスペラードにノーザンライトスープレックスからダイビングエルボーを狙うが、デスペラードは剣山で迎撃、エルボーのラリーからギターラ・デ・ラ・ムエルタを決め、ダイビングボディープレスで勝負を狙うも、今度は原田が剣山で迎撃する。
双方共交代し小峠vsTAKAとなり、小峠は再びタランチュラ式首四の字、マグザムと攻めるが、TAKAはジャストフェースロックで捕獲して絞めあげるも原田がカット、桃の青春タッグはダブルインパクト式ミサイルキックから小峠がキルスイッチを狙うがデスペラードがカット、鈴木軍はスピアー&フロントキックの合体攻撃から、TAKAが小峠にイスをキャッチさせてからトラースキックを打ち込み追い詰めにかかる。
ここでタイチが介入を狙うが石森、拳王、ザックが襲い掛かり阻止すると、蘇生した小峠はTAKAにリバースDDT、デスペラードには原田が入っての合体攻撃で攻め立て、TAKAにソバットを打ち込むもロープへ走ったところでTAKAがジャストフェースロックで捕獲しディックキラーへと移行、小峠を追い詰めるが原田が間一髪カットに入る。
TAKAはみちのくドライバーを狙うが、小峠が不時着すると原田が入ってニーアッパーを炸裂させ、小峠がロケットキック、そしてローリングエルボーとトラースキックのサンドウィッチ攻撃が決まると、最後は小峠がランニングニーの連打からキルスイッチでTAKAから3カウントを奪い、桃の青春タッグが初優勝を飾った。
試合後には小峠が喜びを爆発させたのに対し、原田はGHCジュニアタッグ王座奪取を約束しつつ「はっきり言って説得力はないかもしれません」とコメントしたが、セミでも鈴木軍に勝利を収めた丸藤がファンにアピールしたのに対し、「どうせ負けるんだろ?」と野次られるなど、鈴木軍から王座奪還をアピールしては何度も敗れて裏切られるということが何度も続いた。
大会前に高山を含めた所属選手が会見を開き、次期シリーズ「グローバルリーグ戦」に向けて決意表明を行ったが、いくらリーグ戦を制したとしてもベルトを奪還しなければ状況は変わらない、それはグローバルジュニアリーグを制しながらもタイチからジュニアヘビー級王座を奪還できなかった原田が一番痛感しているはず、。鈴木軍に何度も踏みつけられ解散までかける状況にまで追い詰められたNOAH、それでも応援してくれるファンをこれ以上裏切るわけにはいかない
そしてグローバルリーグの出場選手が発表され新日本から小島、ZERO1から田中、鈴木軍からは鈴木、アーチャー、スミス、ベンジャミンがエントリーしたが自分的には丸藤が本命、理由は丸藤が「自分が蒔いた種」と発言したとおり鈴木軍を招いたのは丸藤、全責任を取る意味で絶対優勝をしなければいけない。【NOAH】鈴木軍V阻止 桃の青春が笑顔なきJrタッグリーグ初制覇▼丸藤ら反撃も逆風「どうせまた負けんだろ!」▼小川&ザック解消へ▼旭&梶が拳王組食い…後楽園大会 http://t.co/vuGwN7jyL4 #noah_ghc pic.twitter.com/5lUKMy0MJY
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) 2015, 9月 22後楽園大会、御来場と大きな御声援本当にありがとうございました。 優勝に満足せず、もう一度勝てるよう精一杯頑張ります! ノアを守りたい! #noah_ghc
— 原田大輔 (@noah_harada) 2015, 9月 22後楽園大会ご来場ありがとうございました。 大阪でベルトを奪え返せず、応援してくれたファン、選手、会社に申し訳ない気持ちです。 もう一度という言葉は軽々しく使ってはいけないと思っているが、諦めたくない。 絶対に諦めたくない。 #noah_ghc
— Takashi Sugiura (@noah_sugiura) 2015, 9月 22 -
征矢がKAIを破りWRESTLE-1チャンピオンシップを奪取・・・ワイルドが時代を掴んだ!
9月21日 WRESTLE-1「WRESTLE-1 TOUR 2015 2nd ANNIVERSARY」後楽園ホール 1402人 超満員
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼30分1本
○土肥孝司 MAZADA(6分07秒 片エビ固め)浜亮太 X翔太
※マザーファッカー
(試合後)
土肥「今日はよ、俺らリアルデスペラードの始動の日だっていうのに、ブタ人間とわけわかんねえ出っ歯連れてくんじゃねえよ、W-1よ。俺らのリアルなデスペラードは、NOSAWA論ちゃん大先生、そしてMAZADA大先生、ボスはキャズマ先輩だ! ウィーアー、リアルデスペラード、マザーファッカー! アーイ!?」◇第2試合◇
▼30分1本
○村瀬広樹 芦野祥太郎(7分53秒 リングアウト)Xカズ・ハヤシ 近藤修司
(試合後)
村瀬「カズさん、近藤さん、いやちげえな。カズ! 近藤! オマエら何年プロレスやってんだよ。そんなもんか! オマエらがな、オマエらがいつまでもW-1のトップにいるから、俺らは上に上がれねえんだよ! 気づいてねえのはオマエら2人だけなんだよ!」
芦野「カズさんいつまで寝てるんですか、試合終わりましたよ。前タッグ王者、こんなもんですか。今日、教育するんじゃねえのか。俺はずっと前からヒゲもじゃの汚ねえやつも、上着着てプロレスするやつも目障りだったんだよ。純粋に熱いプロレスしましょうよ!」カズ「ストイック、鼻もげるだろうがコラ。おい、それがあれか、オマエがプロレスで勝ち上がっていく、これがストイックらしい手段か? そうやって上がっていくのか? 無理だ。教育マッチじゃねえよ、てめえら2人、調教してやるよ俺らが。246とてめえら2人で勝負だよ。近ちゃんやりましょう(カズの呼びかけにエプロンの近藤は反応せず。)ナメたあの2人の調教マッチだ(と手を差し出すと、近藤がようやく応じ握手を交わす。)」
【カズ、近藤の話】
▼バックステージ
近藤「オレはリング上で答えを出していくから(と言って先に引き揚げる)」
カズ「鼻もげたよ、鼻もげた。すべて芦野のせいだ。これから先、246とアイツら2人のタッグマッチ組んでいくようにしていく。(相手の2人の闘いぶりがいままでにないような感じだったが?)いままでになかったね。どこで覚えたのか知らないけど、それで上に上っていこうとするなら、別にオレらはいいよ。でもオレらはその上を行くから。アイツらが上ったことのない階段、アイツらが踏み越えたことがない階段をしっかり見せた上で、ウチらが勝ってみせるよ。なぜオレらが必要なのかアイツらに分からせるよ。どこで覚えたのか知らないけど、そんな簡単に実力は引っくり返せねえぞ」◇第3試合◇
▼30分1本
○黒潮“イケメン"二郎 中之上靖文 吉岡世起(12分53秒 片エビ固め)AKIRA 葛西純 X熊ゴロー
※ムーンサルトプレス
(試合後)黒潮「よし、センキュー! とりあえずちょっと、並んでください。(と中之上、吉岡を並ばせて)もしかしたら長くなるかもしれないですけど、みんな帰らないでくださいね。UWAの6人タッグのベルトが新設させることはご存じでしょうか? それを目標としないですか? 僕と組んでベルト取りましょうよ! この人たち、僕に優しいんですよ! ベルトでしょ。ちょっと待って。(リング下から袋を持ってきて)はい吉岡さん(と青い派手なジャケットを渡す)着て、着て、着て!(吉岡が着る)ヨーシオカ! ヨーシオカ!(とコールをあおる)中之上さん、着てください。(と黒の背広を渡すと中之上が着る。2人を並べて)今日から俺たち3人で、どうしようかな…ジャケッツ! ジャーケッツ! ジャーケッツ!(と小コールをあおる)」
中之上「ちょっと待ってくれ。ちょっと待ってくれ。ちょっと待って! 2人結構派手でしょ? オレ、めっちゃ地味やし、これ、リクルートスーツやんけ!」
AKIRA「いやいやいや、中之上、よく似合ってる」
熊ゴロー「中之上さん、かわいそうじゃないですか」
葛西「ノガちゃん、ほめてる場合じゃねえだろ。ジャケッツだかオナペッツだかしんねえけど、話勝手に進めてんじゃねえよ。UWAの6人タッグ狙ってるのは、オマエらだけじゃねえんだよ」
黒潮「ちょっと出てくんの早い。もう一個だけあるんです。長いですけど。僕の、なんだっけ、スポンサーじゃなくて…後援会長! 見に来てるんですよ。その方を紹介したいと思います。ダディ!(とリングサイドで観戦していたビッグダディこと林下清志さんのもとへ)次、ワイルドと闘う時にセコンドについてほしいんですよ」
林下さん「セコンド? セコンド、やるか? よしやろう」
黒潮「よっしゃー! ダディ、センキュー!」
葛西「オマエがお世話になってるビッグダディだかなんだかしらねえけど、小さすぎて見えなかったよ! オマエがお世話になってるビッグダディをセコンドにつけるというのなら、こっちは熊ゴローが夜、さんざんお世話になったハダカの美奈子を連れて来てやるよ!(美奈子コール)」
黒潮「じゃあ10月9日でいいですか。ジャケッツwithビッグダディVSワイルドwithハダカの美奈子、ベルト懸けてやりましょう! 今日、高木さんいないらしいんで、決定しましょう。決定しました! いろいろあるけど、フィニッシュ!」
【AKIRA、葛西の話】
AKIRA「まさかビッグダディを連れてくるとはな。まあ、おもしろい闘いになるんじゃない」
葛西「オレっちもツイッターやなんやで、ビッグダディが黒潮のことを応援してるって見てて、ちょっと警戒してたんだよ。だからこんなこともあろうかと、ハダカの美奈子とコンタクトを取って、味方につけましたよ。ヒクソン・グレイシー、ホイスみたいに相手の100手先、1000手先を読まないとダメなんだよ」
【黒潮の話】「ということで、いろいろありましたけど、こうして無事にジャケッツを結成することになりました。つきましては10・9ファン感謝デー、UWA6人タッグのベルトを取ります。(2人に向かって)そんな意地を張らないで! ベルトが欲しいのは確かでしょ! 3人でチームを組んでいくのが大事だと思うので。あとはビッグダディ、なかなかのクセ者ですけど、ビッグダディに輪を乱されないように、うまく味方についてもらって。(ダディは美奈子さんが来ることを承認している?)あとで要相談します。まあ、美奈子がその気なら、ボクはもうダディを止めることはできないですよ。とりあえず2人に合ったジャケットを選んだんですけど、3人でとりあえず入場まではジャケットを着て、試合中はボクの専売特許なんで遠慮願いますけど。みんなで仲良くしてるっていうのをまずカタチとしてみんなに見せることが大事だと思うので」◇第4試合◇
▼WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ前哨戦/30分1本
○TAJIRI アンディ・ウー (10分18秒 首固め)田中稔 X大和ヒロシ
◇第5試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
河野真幸 天龍源一郎 ○越中詩郎(16分17秒 エビ固め)グレート・ムタ XNOSAWA論外 KAZMA SAKAMOTO
※ダイビングヒップアタック
【ムタの話】「グッバイ・テンリュー、シーユー・マカイ」
【天龍の話】「(毒霧口移しからの噴射は)きのう寝ないで考えたよ」
◇第6試合◇
▼WRESTLE-1チャンピオンシップ/60分1本
[挑戦者/WRESTLE-1 GP 2015優勝者]○征矢学(19分49秒 片エビ固め) [第5代王者]XKAI
※ワイルドボンバー
☆KAIが初防衛に失敗、征矢が第6代王者となる
(試合後)
征矢「KAI、俺が勝ったぞ。(KAIはリング下から指を1本突き立てる)オマエに一言だけ言わせてもらうぞ。オマエはエースじゃねえ、オマエは負け犬だ! そう何度も何度もな、すぐにベルトに挑戦できるのは、それでいいのか。違うだろ。そんなんじゃWRESTLE-1のエースはやっていけねえんだよ。(KAIが退場)本日はご来場誠にありがとうございました。3年前、2年前、どっちか忘れましたが、自分は長期欠場で休んでいた時期がありました。ただ、W‐1が旗揚げするときに、そのときは僕は遅れてこの団体に来たんですけども、ただ、自分だけやはり違和感があったという中で、なかなか結果が出せませんでした。でも、こうしてタッグのベルトを取って、トーナメントに優勝して、シングルのベルトも取りました。(観客拍手、「エース!」の声)まだ自分でエースっていうのもおかしな話なんで、エースとはお客さんが判断してくれ。(「エース!」の声)ただこれだけで、俺たちは終わっちゃいねえんだ。おい、ワイルドとゆかいな仲間たち、リングに上がってください。次はシングルのベルト取って、この3人(AKIRA&葛西&熊ゴロー)でUWAか、6人タッグマッチ、ベルト取って、そして俺は10月9日、スギちゃんとF-1取ります。要するに、ワイルドでベルトを制覇していくってことだ! その意気込みも込めて、最後は俺のカッコイイセリフでお別れしようじゃないか。俺がワイルドにと言ったら、いこうぜ!と右手の拳を高く突き上げてくれ。それではみなさん、さっさと立ってください。じゃあ、みんな、練習はしねえから一発でいくぞ。これからは俺たちが全ベルトを制覇するぜ! ワイルドに、いこうぜ!」
【征矢の話】征矢「何度も何度も試合で、タッグとかシングルとかいろいろ挑戦してきました。確かに結果は、勝利は収められなかったかもしれませんが、オレはいまこうしてベルトを巻くときのために、タイトルマッチをやってきたと思ってます。負けただけの試合ではなく、勝ちにつながるための試合をやって、こうしていまようやく勝ちにつながる、結果を残せるところまできたと思ってます。エースかどうか判断するのは、お客さんに任せます。ただ、これからオレたちは、このベルトを取ったからって、終わることはない。なおも突き進んでいこうと思う。UWA6人タッグをノガちゃん、純ちゃん、熊ゴローの3人で取ってもらい、そしてオレはスギちゃんとF-1を全力で取りにいく。ベルトを全部、ワイルドが制
覇したいと思います。これになんら二言はありません。ワイルドに有言実行するだけだ。(KAIに負け犬という言葉を浴びせていたが?)アイツは試合が終わった直後に生声で、すぐにでももう一度やらせろと。負けてもう一度、リベンジしたいという思いは分かります。でも、アイツ何度目だ? これが一回目じゃないでしょ? 何度も何度も、ヤツが言えばすぐに挑戦できるのかって。それもおかしな話だ。アイツに負け犬と言ったのは、試合に負けたとかそんなことで言ったわけじゃない。アイツはアイツ自身の気持ちに負けてるんですよ。お客さんにブーイングされようがなにされようが、エースと言ったならそれを貫けばいい。でもオレに負けたらもうエースはいらない? そんなのおかしな話だろ。意地でも食いついて来いよって。だからアイツは負け犬なんだよ。自分に負けてる負け犬だ。(リマッチはすぐには受けない?)オレはほかの人とやりたい。正直、KAIに勝ったからって、W-1のテッペンだって言う気はサラサラありません。どうせならノガちゃんでも熊ゴロー、全員とやって、全員に勝って、そうしたらオレが一番だって言ってやりますよ。あくまでもベルトを持っているだけであって、事実上の1位ではないと思ってます。ここで足元をすくわれたくないので、どうせなら全員ボッコボコにぶん殴ってやりますよ。野上さんであろうが、熊ゴローであろうが。オレは自分からエースとは言わないですよ。オレにはれっきとしたワイルドというものがあるので、ワイルドを名乗った以上はワイルドを貫き通すのみ。これが私の生きる道です。ただ、お客さんがエースとして認めてくらたなら、エースと呼んでくれてもいいです」
【KAIの話】「オレ、負けたんですか? オレ、負け犬? 小佐野さん(プロレスライターの小佐野景浩さんに)、オレ、負けたんですか? オレは負け犬ですか? オレは負けてない…いや、負けた? オレは負け犬ですか? オレは負けを認めない。オレは負け犬じゃない…いや、負け犬? 負け犬でもいい。でもオレは師匠のアニマル浜口さんから、負けても、負けても、そこから立ち上がるのがプロレスラーだと教えられたので。オレは負けてないですよ。負けて、負けて、立ち上がれなくなったら負けだって教わったので、オレは立ち上がりますよ。オレはもう一度、征矢に挑戦を認めさせる。5戦1勝だろ? オマエ、勝ち逃げするのか。オレは負け逃げしねえぞ。負けて逃げねえぞ。オレは負けても立ち上がることを教わってきたんだ。オレはこのまま引き下がらない。必ず立ち上がります。もう一回だ、もう一回。オレはあきらめない」メインはKAIの保持するWRESTLE-1チャンピオンシップにWRESTLE-1 GPを制覇した征矢が挑戦、試合はKAIが場外の征矢にトペ・スイシーダから肉離れ癖がついた左足へ集中攻撃を浴びせ逆片エビ固め、レッグロック、更に左足へのセカンドロープからのボディープレスと徹底した左足攻めで試合の主導権を握り、征矢もブルドッキングヘッドロックなどワイルド殺法で流れを変えようとするがKAIが左足へのローキックと主導権を渡さない。
征矢は串刺しラリアットで反撃し雪崩式ブレーンバスターを狙うが、抵抗するKAIと競り合いとなるも、征矢はヘッドバットで競り勝ってから雪崩式アバランシュホールドを敢行、そして垂直落下式ブレーンバスター、デスバレーボムと猛ラッシュをかけるが、ダイビングラリアットはKAIが延髄斬りで迎撃、KAIはトラースキック、延髄斬りと猛ラッシュをかけ、サンダーファイヤーパワーボムからスプラッシュプランチャを投下するも征矢は剣山で迎撃する。
征矢はワイルドボンバーを何度も狙うが、KAIはビックブーツでことごとく迎撃するも、ショートレンジのワイルドボンバーが炸裂するがKAIもトラースキックで応戦、KAIは何度もトラースキックを打ち込むが征矢は正面から受けるも、エルボーの連打でやっとダウン、KAIは右手でのナックルから左右の張り手を浴びせ、トラースキック、サンダーファイヤーパワーボムからロープへ走るが、征矢はワイルドボンバーで迎撃、そして自らコーナーに何度も頭をぶつけ気合を入れた征矢はKAIの後頭部、正面からワイルドボンバーを浴びせ3カウント、征矢が王座を奪取した。試合後の征矢は応援してくれたファンに礼を述べ、new Wild orderによるタイトル制覇をアピールしたが、征矢は自身が言ったとおり旗揚げメンバーではなく途中から全日本からWRESTLE-1に移籍するも、全日本に留まった“相棒”大森隆男は三冠統一ヘビー級王座を獲得するなど結果を出し、征矢自身は結果を出せない状況が続いた。
そんな悶々とした状況の中でWRESTLE-1の体制も大きく変わり、ライバルだった真田聖也もWRESTLE-1を去るなどあったが、征矢はそれをチャンスに変えて本領を発揮するかのように自身を大きくアピールした。
武藤が王座転落後は鈴木秀樹はともかくとしてWRESTLE-1所属選手が王座を奪取しても全て短期政権に終わった、果たして征矢が王座を防衛することでワイルド時代を築くことが出来るか、攻めより守りが難しいだけに征矢の戦いはこれから始まる。
また新体制となったWRESTLE-1も土肥とSAKAMOTOに東京愚連隊のNOSAWA、MAZADAが合流し新生デスペラードが始動、また村瀬も記者席から奪ったノートパソコンでカズを殴打してKOし芦野と共に246に宣戦布告、また黒潮も中之上、吉岡と“ジャケッツ”を結成するなど図式が大きく変動する。
セミでは11月15日両国で引退を控える天龍が参戦しムタ、KAZMA、NOSAWAのヒールトリオと対戦、試合は終盤に毒霧を狙うムタを天龍がキスし毒霧を吸収すると逆に毒霧を噴射して悶絶させ、その間に越中がNOSAWAからダイビングヒップアタックで3カウントを奪い勝利を収めた。世界一のタフネスを魅せつけた学ちゃんが豪腕をブンマワシテ Wrestle-1のチャンピオンに成りました!凄かったぜ学ちゃん! さて、6人タッグUWA ベルトは俺達がモラウゼッ☆ 打倒!なんとなくカッコ良い 『Jackets』 pic.twitter.com/twaxCqxPkd
— AKIRA (@musasabiakira) 2015, 9月 21ストイック。。。 あいつのせいで鼻痛〜 鼻がもげたかと思ったよ。 http://t.co/5ydohfmq1j
— カズ・ハヤシ (@kaz_hayashi) 2015, 9月 21 -
鈴木軍がグローバルリーグにNOAH解散をかけることを要求!…受けて立つNOAHはピンチをチャンスに変えられるか?
<プロレス格闘技DXより>
前夜(19日)の大阪大会でもタイトルマッチでノア勢に全勝した鈴木軍メンバー8人が20日、東京・原宿のパイルドライバーで一夜明け会見。GHCヘビー級王者・鈴木みのるは、「誰も勝てなかったらノア解散」への明確な宣言を条件に、“鈴木みのるリーグ戦"の開催を提唱した。“対ノア最終決戦"と位置づけて臨んだ前夜の大阪大会。死闘の末に杉浦貴を退けた鈴木は、公然とノア撤退を宣言した。その鈴木をノア勢がぐるりと取り囲み、丸藤正道は続戦を要求。鈴木も「お前らの全員とやってやる。ただ、誰も俺に勝てなかったら、その時は“解散"しろ」と逆要求し、丸藤も「やってやる」と承諾していた。
一夜明けたこの日。鈴木軍メンバー8人は午前中からパイルドライバーに集結して一夜明け会見に臨んだ。「昨日も言ったとおりに全員相手にしてやる」と明言した鈴木は、「そうそう。いいアイディアがあんだよ。“鈴木みのるリーグ戦"ってのをやろうよ。“俺対全員"っていうのをな。負けたら終わり。どっちも。どうだ? 面白いだろ? 俺からの…王様ゲームの延長戦、“鈴木みのるリーグ戦"、開催しろ」と提唱。「『俺はやりたくない』『俺は関係ない』っていうヤツは出てこなくていい。責任を誰かに押しつけるヤツとは戦わない。我こそはというヤツだけ出てこい。守る意志のないヤツらは出てくるな」と覚悟を迫った。
とはいえ、もちろん「誰も勝てなかったらノアを解散する」のが条件。「やってやるよ」という丸藤の言質だけでは物足りないとした鈴木は、「客の前で言ったことがウソじゃないなら、もう一度自分の口から宣言しろ」とこの日ぢゅうの“返答"を要求。ノア勢の一部はこの日、関西国際空港では初となるイベントプロレスに参戦中とあって「ノンキに関西国際空港でイベントやってる場合じゃねえぞ?『その条件はのめない』『言ってる意味が分からない』。まだそんなこと言うなら、これで全てが終わりだ」と脅しをかけた。
前夜原田を実力で返り討ちにしたジュニア王者のタイチは、ボス鈴木の言う「条件」が通った場合は継続参戦する意向を示したが、試合後に現れた石森の挑戦表明は徹底して拒否。「やんないし。終わり!って言ってるし。一回勝ってるし。何の権利があって言ってるのか分かんないし。もうこれで終わりって言ったじゃん。ボスは優しいからやるって言ってるけどさ、俺はもうしないし」とにべもなく切り捨てた。
【会見の模様】
▼鈴木「さあ昨日の続きだ。見ての通りだ。あれが全ての結果だ。次から次へとどうでもいいの並べやがって。最後に出てきたヤツら全員、昨日も言ったとおりに全員相手にしてやる。そうそう。いいアイディアがあんだよ。“鈴木みのるリーグ戦"ってのをやろうよ。“俺対全員"っていうのをな。負けたら終わり。どっちも。どうだ? 面白いだろ? 俺からの…王様ゲームの延長戦、“鈴木みのるリーグ戦"開催しろ」
――ジュニアもヘビーも、ベテランも若手も関係なく?
▼鈴木「『俺はやりたくない』『俺は関係ない』っていうヤツは出てこなくていい。責任を誰かに押しつけるヤツとは戦わない。我こそはというヤツだけ出てこい。守る意志のないヤツらは出てくるな。昨日の試合後に出てきたヤツらは全員守る意志があるってことなんだろ?」
――ノアではグローバル・リーグ戦というリーグ戦があるが、そこにエントリーする?
▼タイチ「なに? グロリーグ? グロいリーグ?(笑)」
▼鈴木「エントリー? 違うだろ。お前らが俺に対して挑戦してくるリーグ戦だ。なぜ俺が“エントリー"なんだ? 俺はこの条件さえのんでくれば、何でもいいぞ。誰も俺に勝てなかったらお前たちが“最後のボタン"を押すんだ。何のボタンか知ってるか?」
――解散?
▼鈴木「“自爆"のボタンだ。一人でも勝ったらここにあるもん(GHCベルト)返してやるよ」
――全ての試合が事実上のタイトルマッチになる?
▼鈴木「そうだな。現に今年に入って俺、一度も負けてねえからな。言うなれば賞金首だ。俺に勝つと、賞金どころか、このノアの“舵"をもらえるぞ」
――ノア所属といわれる選手にすべて勝ったら“解散する"ということを明確にせよと?
▼鈴木「お前らにはもう何も残ってねえんだ。あるのは自爆のスイッチだけだ」
――誓約書なりを求める?
▼鈴木「別に。そう言えばいい。でも昨日聞いたけどな。空耳じゃなかったら。キミたちの副社長の口から『やってやる』って。改めてお前の口から宣言しろ。なんだ? “副"がついてるから総意じゃねえってか? だったら田上(社長)が言え」
――そのタイムリミットが…
▼鈴木「今日だ。今日一日。ノンキに関西国際空港でイベントやってる場合じゃねえぞ? その場でもいい。お前(記者)、今から取材に行ってこいよ。ほら、今から関空行ってこいよ。ま、どんな方法でもいい。昨日、客の前で言ったことがウソじゃないなら、もう一度自分の口から宣言しろ。そしたら俺たち全員これ(ベルト)を持ってもう一度行く。でも『その条件はのめない』『言ってる意味が分からない』。まだそんなこと言うなら、これで全てが終わりだ。なぁ? ジュニアリーグ(優勝した)最強の男に勝っちゃったもんな?」
▼タイチ「もうやることないんで、俺もそのグロテスクリーグ戦に出ようかな(笑)」
▼鈴木「マジか(笑) 返答来なかったら、お前たち(デスペラード&TAKA)も残りの(ジュニアタッグ)リーグ戦出なくてもいいからな」▼TAKA「はい。俺たちがあいつらとやっても、何の意味もないですからね」
▼鈴木「なぁ? ランス、スミスもタッグの相手もいねえしな」
▼アーチャー「誰も次がいない。全員倒した。ノアにはチャレンジャーはいない。この世界にチャレンジャーがいない。K.E.S.、スズキグンはどんなチームが相手だろうがキラーボムでぶっ潰す。1、2、3で終わりだ。誰が相手であってもだ」
▼スミスJr.「2015年。KESとスズキグンはすべてを支配し、そして破壊した。今後はさらに支配を広げるし、それは続いていく。かないっこ無いが、かかって来たいヤツがいれば、かかってこい。待っててやる」
▼ベンジャミン「ノアで誰が残ってるんだ?…ヨネ(笑)? カンケーナイ! タキヤマ(笑)? カンケーナイ! クワイエット・ストーム(笑)?」
▼アーチャー&スミスJr.&ベンジャミン「ブワッハッハッハ〜(笑)」
▼ベンジャミン「ノアの誰もこのシェルトン・X・ベンジャミンには勝てない。ノアの誰も、どの鈴木軍メンバーにも勝てない。真実を言ってやる。もうノアは死んだ。スズキグンによってな」
▼鈴木「あとはノアが今日中に返答をよこせ。もし今日中に明確な返答が無かったら、俺たちこれ(ベルト)持って次の旅に行くよ。こんな廃墟みたいなところに居てもしょうがねえもんな」
――タイチ選手、石森が挑戦に名乗りを上げた件については…
▼タイチ「誰?」
――石森…
▼タイチ「誰? サウザー?(笑) まぁチビが来たけど、やんないし。終わり!って言ってるし。一回勝ってるし。何の権利があって言ってるのか分かんないし。もうこれで終わりって言ったじゃん。ボスは優しいからやるって言ってるけどさ、俺はもうしないし。だから『最後に(リーグ戦で)決めて来いよ?』って言ったんだよ。『そいつだけは相手してやるよ』って。で、(優勝した原田と)やったでしょ? なのに何で優勝もしてねえヤツが…ないないない…ないないないない…。大体、最後のチャンスをやって、そのチャンスを無駄にしたのはそっちでしょ。(※極めて面倒くさそうに)そういうのもう、いい。いいから…」
――参戦自体はするが…▼タイチ「そりゃそうだよ。みんな出るって言ってるんだから。出るけどね、そういうの(タイトルマッチ)はないないない…。だってやる意味がないもん。何のために戦うんだよ。愛のために戦うのか?(笑) 愛とともに滅びただろ、お前ら(笑) ないない。俺はやんねーぞ」
――デスペラード選手とTAKA選手もジュニアタッグリーグ戦をもってして…
▼TAKA「俺らには何の意味もないから。今ボスが言ったでしょ? 今日中の返答次第では、今後のジュニアタッグリーグ自体、出る必要もないんだから。あさってだっけ? 出ないかもしれないし。そうなったらいいよ、不戦敗で。何度も言ってるけど、王様の言うことは絶対なんですよ」
▼鈴木「さあお前ら。何も持たずに、何も懸けずに俺たちの前に来るなよ? ここにあるものは俺たちが取り上げたものじゃない。勝ち取ったものだ。宝も力もこちらにある。さあ何を懸けられるんだ? お前らは。俺が欲しいモノはただ一つ。その(解散の)ボタンをお前たちで押せって言ってるんだよ。お前たちは、お前たちに考えて来いよ。ただで対戦できると思うなよ? 何のリスクも背負わないヤツが、やりたいやりたいだけでやれると思うなよ? 好きな女落とせるか? ヤリたいヤリたいだけで(笑) リスクを背負って責任背負って出てこい。負けたヤツは何も得られないんだ。なんでか知ってるか? 弱いからだ。ちゃんとノアのヤツら、伝えろよ。今日中だぞ? 今日中ってことは23時59分まで。ちゃんと、明確に、この話を知ってるヤツら全員に伝わるように。な? 以上だ」
NOAH9・19大阪大会を終えた鈴木軍の一夜明け会見が開かれ、鈴木軍が継続参戦と10月16日から開幕する「グローバルリーグ戦」へエントリーを発表したが、鈴木軍が優勝したらNOAH解散という条件を突きつけ、NOAH側に返答を求めていた。
そして鈴木軍の会見の後で大阪・関西空港でイベントを行っていたNOAH側が代表して丸藤が反応を示した
9月19日・大阪大会にて行われたGHCヘビー級選手権試合において、敗戦という結果に終わり、次期ツアーで開催されるグローバル・リーグ戦2015では、鈴木みのる選手、及び鈴木軍選手が優勝した際には、プロレスリング・ノアを解散する覚悟で望む所存でおり、プロレスリング・ノアの各ユニット、参戦する選手の団体の枠を越え、一丸となり、リーグ戦優勝を果たし、ベルト奪回いたします。プロレスリング・ノア選手代表 丸藤正道
と鈴木軍の要求を受け入れた。
昨日の大阪大会では切り札の杉浦貴も鈴木に敗れてしまい、NOAHは崖っぷちどころか崖からも落ち辛うじて岩にしがみついている状態となった、丸藤だけでなくNOAHも鈴木軍にここまでしてやられるのは想定外だったと思う、鈴木はこれだけ好き勝手やられているのにマイペースを崩さないNOAHの尻に火をつけプレッシャーをかけた形となった。
鈴木への次期挑戦者に関しては先に名乗りを挙げていた丸藤の挑戦は先送りとなったが、丸藤にしても対鈴木は勝ち星なしで連敗を喫しているだけに、挑戦するためにはそれなりの説得力が必要となってくる、そういった意味では今年のグローバルリーグは丸藤にしてもピンチをチャンスに変える絶好の機会と考えている。
グローバルリーグはおそらく鈴木軍は鈴木だけでなくランス・アーチャー、デイビーボーイ・スミスJr.、シェルトン・X・ベンジャミンもエントリーしてくるのは必至、NOAH側も全選手が包囲網を固めたが、鈴木軍もしっかりガードは怠っていない。今年のグローバルリーグはNOAHの存亡が最大のテーマとなるが、鈴木を含めた鈴木軍のメンバーが優勝することがあれば団体としての存在意義を失ってしまう。最大のピンチを最大のチャンスに変えるか、NOAHにとっても正念場を迎える。
最後に“NOAH解散要求は、新日本プロレスへの吸収合併への布石か?”と考えているファンも多いと思うが、吸収合併に関しては木谷高明オーナーは全面否定、それをやってしまえば新日本もただでさえ選手が飽和しているだけに、吸収合併をしてしまえば新日本にとっても大きなマイナスとなる。
鈴木みのるは「根本は変わらないが、団体によってスタイルの違いは確かにある。ノアが設立されてから、三沢、小橋、秋山、田上の時代から、丸藤、KENTAが頑張り、今に至っているんだろうが、時代によって変化しなきゃいけないのに、停滞している。まるで、新日本プロレスが落ち込んだ時のようだな。「猪木ブランド」やら「ストロングスタイル」やらに、縛られていたよな。ということは、ノアは今がチャンスなんだ。どうせ、あいつら気がついてもいないだろうが。まあ、俺が杉浦を潰してノアは終わっちまうから、どうでもいいか。」プロレスTIMEにて答え、NOAH再生のカギは三沢時代という呪縛からの脱却と考えている。
NOAHの必要悪となった鈴木との戦いでNOAHは新しい価値観を生み出すきっかけを作るのか?NOAHの試行錯誤はまだまだ続く。 -
王道トーナメント熊谷大会結果
9月20日 全日本プロレス「第3回王道トーナメント〜2015オープン選手権〜」埼玉・熊谷市民体育館 360人
<コメントなどはプロレス格闘技DXより>
▼第3回王道トーナメント〜2015オープン選手権〜2回戦/無制限1本
○秋山準(17分20秒 片エビ固め)X青木篤志
※リストクラッチ式エクスプロイダー
【秋山の話】「あいつは俺がどうすれば嫌かわかってるし、まず最初からラッシュをかけられない間合いもあいつは取ってたね。俺のことを見てるだろうけど、俺もお前が入った時からみてる。俺も入り込めない要素があいつにはあったし、普通に軽い人間と全て同じには思ってない。とにかく後楽園まで行く。応援してくれる人にいい形で俺が優勝して締めたい。その前に金丸と火野の試合があるけど、誰が来ても関係ない。2試合勝って優勝するだけ。派閥どうこう言ってる二人が負けたのは残念だね」 -
姉御・紫雷美央引退・・・最後のサプライズは結婚発表!
9月20日 4団体(アイスリボン、WAVE、OZアカデミー、ユニオン)合同興行 第5回「M.I.O」~さようならみんなのお姉ちゃん~紫雷美央引退」1724人 超満員
<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇ダークマッチ◇
▼YMZから助け舟〜 10分1本勝負
○米山香織 円華(8分22秒 米‐ZOU)木高イサミ ×竜剛馬
◇第1試合◇
▼最後のタッグマッチ 30分1本
○紫雷美央 希月あおい(11分22秒 土蜘蛛)×尾崎魔弓 桜花由美◇第2試合◇
▼4団体代表8人タッグマッチ 30分1本
ダイナマイト関西 石川修司 ○フェアリー日本橋 新田猫子(11分22秒 首固め)アジャ・コング 浜田文子 ×福田洋 宮城もち
◇第3試合◇
最後のシングルマッチ 30分1本
○木高イサミ(11分11秒 片エビ固め)×紫雷美央
※勇脚・斬
◇第4試合◇
▼4団体バトルロイヤル 時間無制限
○加藤園子(18分27秒 エビ固め)×チェリー
【入場順(退場順)】久保佑允(1)加藤園子 弓李(2)飯田美花(4)SAGAT(3)小林香萌(10)チェリー(19)長崎まる子(5)下野佐知子(6)FUMA(7)藤田あかね(アイスリボン)春日萌花(9)三富政行(8)235(アイスリボン)水波綾(16)諸橋晴也(13)星ハム子(18)宮崎有妃(11)優華(15)山下りん(大女)山縣優(12)→松本都(14)
◇第5試合◇
▼〜紫雷美央プロレスをクローズマッチ〜 時間無制限1本
○つくし 世羅りさ 長浜浩江(14分9秒 タイガースープレックス・ホールド)×紫雷美央 大畠美咲 藤本つかさ
(引退セレモニー)
まずはご親族から花束が贈られ、DDT高木三四郎社長、本誌・佐藤編集長が次々とリングへ。続いて選手からの花束贈呈に移る。なかには引退した植松寿絵、渋谷シュウらの姿も。WAVEの選手たちからは金一封プラス宮崎有妃の恥ずかし固めのプレゼント。アイスリボン勢もリングに上がる(引退した内藤メアリの姿も見られた)。
OZアカデミー正規軍は、アジャ&関西の計らいにより現OZアカデミーチャンピオンの加藤から美央がフォールを奪った。続いて、OZアカデミー正危軍もリングへ。尾崎魔弓からは退職金が贈られた。
ユニオンプロレス勢もリングへ。花束が贈られるなか、SAGATからは葉っぱが贈呈された。友人一同もリングに上がったあと、紫雷イオが現れると、会場からひときわ大きな声。美央はヘッドバットでお礼すると、仲良く紫雷姉妹が一枚の絵に収まった。そして最後は、紫雷姉妹の実母が花束を贈った。
美央「はい。こんなにたくさんの人たちに送り出してもらえるような選手になれるとは、8年半前はまったく思っておりませんでした。今日の試合を見て、何か感じとってくれた若い子はいますかね? お客さんのなかでも、もし若い女の子、若い男の人、『私も出来るんじゃないかな』って『私もやってみたらこうなれるんじゃないかな』って思ってくれる人が一人でもいたなら、本当に今日の引退興行は成功だったかなって思います。何を言ったらいいのかな、これ……。(「お疲れさま」の声)ありがとう。疲れた。紫雷美央、8年半走りきりました。もう疲れた! カラダもボロボロだ! やりきった、悔いはねえ! みなさんありがとうございました」美央「紫雷美央、このリングを降りたら一般人です。最後にみなさんにお知らせがあります。紫雷美央、今月の魔界に出演します。役者として、もうプロレスはできない紫雷美央だったとしても、ぜひ見に来てくれる方がいるんであれば足を運んでいただければと思います。そしてもう一つ。(指輪をはめて)結婚します。ウェーイ×3! 8年半、いいレスラーになるように頑張ってきました。これからはいい嫁さんになるよう頑張ります(笑)。私の将来のことはみなさん心配しないでください、ありがとうございましたー!」
美央の経歴が紹介されたあと、10カウントゴングへ。最後の選手コールがおこなわれると、いっせいに黄色&紫の紙テープが投げ込まれた。
【美央の話】「ありがとうございました。うわー、すごい。記者さんがいっぱい。こんなにいっぱいいるの久しぶり。(引退試合を終えて)スッキリしました。もう、やりきった。ちゃんと先輩に潰してもらって、尾崎さんと試合できて、後輩達にパスができて……と思います。長浜なんて試合前からウロウロ×2、泣きそうで。こういう経験したほうがあの子たち育ってくれると思うんで。私は悔いないです。見ていたお客さんはどうだったのかわからないですが、そうですね……。紫雷美央だからこういう終わり方だろうと思います。
(3試合ハードな一日)でも、それ以外にも1日5試合とかあったからなんともいえないけど、ただいつも以上に1試合1試合に、思いがあったから変に緊張したところがありましたね。変に緊張したけど、楽しめた部分もありましたし、先輩との試合は引っ張ってもらえた部分もあったので、わからない。いまさら感想聞かれてもわからない。やりきっちゃった。
(いままでで一番印象に残ったこと)ありすぎる。鼻の骨折とかインパクトあります。それまで1回も欠場したことなかったんで。こんなことで欠場させられるんだっていうのはありましたけど。そうですね、インパクトがあった……関わる人が多すぎるんです。
フリーから4団体所属からなんだろうっていうので、あーでも、志田ちゃんと大阪でやったタイトルとかスゲー楽しかったし、アジャ・コングと大阪でやった試合も楽しかったし、クローズ3人で最初にやった興行もわーっとなったし。一番ってムリです。全部です、ハイ。あと竜剛馬のヤツも意外とインパクトがありましたね。クイズでボロクソやられて。(イオが来ていたが)いいんじゃないですか。ぜんぜん家族として見に来てくれて。普通にやってくれて。ありがとうってお花をもらったら『頭突きちょうだい』っていうからどうぞってあげたら文句言われたんで。
(引退後の活動は?)役者というか……私、別に方向性が仕事に関しては決まってなかったので、魔界1回だけってなったので、よかったらというふうになったので、ぜひ自分も出たいですってなって、出させていただくことになりました。
(それ以外に決まっていること。もう入籍も?)10月にします。
(相手は?)言わない。聞かれても言わない。けど、結婚はします。
(体調はボロボロだといっていたが、いまは?)引退ハイなんで、いま。あまり自覚ないんですけど、いまスゲー熱あがってるんですよ、体温が。この体温が冷めたとたんに筋肉バキバキになっていく。それがイヤだな。誰か氷のう持ってきてくれないかなって思いつつ、まあいいやってなっていますけど。どうせ売店行かないといけないし。
(やり残したことは?)ない。なぜならば自分の首が悪いから。これ以上、迷惑かけたくない。私のようなただでさえデビューのときから足を引っ張ってきた選手がむしろ8年半もったことが奇跡です。そんな自分がここまでの選手になれたのは、まわりの環境なり、助けなり、皆さんの応援だったりとかで、このときまで首を悪くしても保っていただけだったので、これ以上、続けて、リング上での事故なんか起こしちゃいけないし、他のことなんて迷惑はもうこれ以上かけたなくないということで、淋しいということよりもいまむしろ安心しています。なんの事故もなく、ちゃんと私がケガなく、五体満足でリングを降りる。安心の方がデカいです。(後輩達へのメッセージ)後輩たちへは言った通り、いま自分が新人で周りの人にマイナスなことを言われてたとしても、それはそれ。自分のいいところもあるっていうのも探してほしいですね。新人なんて悪い所があって当たり前なんだから、その悪いところをいかにカバーするかとか。そういう別の視点から自分を見られるようなった子が出世できるかなって思うので、悪いところも長所に変えれるような子が出てきてくれたらいいなと思います。
そしてファンの皆様には本当にさっきの『結婚します』って言ったことによって、なんだよ、ここまでメッチャ応援してたのに、なんだよってイヤな気持ちになっちゃった人もいるかもしれないですね。イヤな気持ちになるってことは、そこまで親身になって私のことを応援しててくれて、凄く近くにいてくれたからこそ、そういう風に思ってくれるんだと思いますし、私のことをすんなりと幸せになってねって思ってくれる人も、みんなみんな平等にいままでの時間、私のことを好いてくれたってことで、言わないという手段もあったけど、ここまで長い時間を過ごしたファンの方達は私にとって親戚みたいなもんです。普通に私の幸せ、私の将来、方向性を報告しないで、2ちゃんねるとかで『アイツいま何して
るんだろうね』って書かれるくらいなら、こうなっていますと自分から言いたいな、と。もう心配しないで欲しいなと思います。ただでさえ首が悪いとかでファンの人達に私のカラダのことで心配させているので、一応、嫁のもらい手がいたということで安心していただけたらなと思います。カラダの治療はこれからしっかり頑張っていきたいと思います。(8年半でライバルと意識した人いた?)いないです。だって、私が実力ないんですから。私に対してライバルだって、むしろお前、ライバルと思えるほど実力あるのかって感じです、私自身。(美央選手がライバルとして思った人も)ない×3。だって私、みんなの格下ですもん。すぐ新人より、つっかとかのほうがぜんぜんプロレスできるし、下の子のほうが身体能力あるなって自覚してるし、私はライバルといえるような……。相手のことをライバルなんて言えないです。ただ、『この子のように動けたらいいな』『この子くらいパワーがあったらいいな』とか、それぞれの選手に対してリスペクトを持っていました。納得した?
(自分にしかできないレスラー人生を築いたことへの誇りは?)それはね、自分のことだからかもしれないけど、自覚がないです。紫雷美央だから、紫雷美央だったからっていう自覚がないんですよね。最後のセレモニーでも言ってたけど、しゃべりが達者だったっていうのが、足がかりになったのは珍しいことなのかなとは思います。別に私が特別な人だったとか私はいっさい思ってないです。私が特別だったんじゃなくて、まわりの人たちが私を特別になるようにしてくれたんだと思います。
(お客さんにこのリングを目指してほしいといったが、プロレスにしかない充実感あった?)楽しいですね。楽しいですよ。お客さんの前で人のこと殴り合いなんてできないですし、こんなたくさんの人達に応援されることなんて、普通の人生でないですよ。それを受け入れる。どんだけカラダがしんどくても声援があるから動けるっていう。ハイなテンションを楽しめるのはプロレスラーになったからですよ。このテンション、私の見た景色、見てみたいなって思った子が何人かいてくれたらいいなと思います。(プロレスラーになってよかった?)よかったです。本当に。とても、いい8年半の生活させていただきました。みなさんには感謝の一言です」
紫雷美央の引退興行が行われ美央が所属した4団体からオールスターキャストが揃った。
主役である美央は1日3試合を敢行し、いきなり第1試合に出場してアイスリボンの希月と組み尾崎軍の尾崎、桜花と対戦。試合は尾崎軍のセコンドであるポリスが襲撃をかけ試合開始となり、桜花がムチ、尾崎がチェーンでの絞首刑と尾崎軍流のやり方で美央を攻め立てる、終盤も尾崎が三角コーン攻撃やバックブローで美央を追い詰め、美央は頭突きで反撃してポリスも急所攻撃で排除するも、桜花のネックハンキングボムを決めると尾崎は逆さ押さえ込みで丸め込むが美央は土蜘蛛で切り返して逆転3カウント、、第1試合を勝利で収める。
美央は第3試合にも登場してイサミとのシングルに挑み、イサミがいきなりリストクラッチで先制するが、美央も掟破りのベースランニング式キックで応戦、しかしイサミもやり返すとレッグロックを決め足攻めを展開。
凌いだ美央は女郎蜘蛛からミサイルキックを狙うも、619はイサミがキャッチして足四の字固めを決める、美央もイサミの雪崩式ブレーンバスターを切り返してクモノスで捕獲するが、脱出したイサミは攻勢をかけ顔面蹴りからダブルニーを投下する。
クリアした美央はダブルアーム式フェースバスター、顔面蹴りから土蜘蛛、延髄斬りで反撃するが、凌いだイサミは掟破りの土蜘蛛から勇脚・斬を決め3カウントを奪う。
そしてメイン、美央は大畠、藤本とのクローズで、つくし、世羅、長浜の次世代軍との引退試合に挑み、先発を買って出るも三試合目ということでダメージが残ったのか次世代軍の集中砲火を浴びてしまう。
しかし美央は誘導灯での殴打で反撃すると長浜を捕らえ、クローズのトレイン攻撃、三丁拳銃と猛反撃するが、次世代軍も世羅が入り連係攻撃で応戦する。
クローズも連係攻撃で世羅を捕らえ、長浜にも大畠の援護を受けてジェットブーツを発射、そして藤本とのファンタスティックフリップを狙うが世羅がカットに入り、つくしがコーナーに上がるが美央は雪崩式パワースラムで叩きつける。
美央はダブルアーム式フェースバスターを狙うが、つくしが丸め込み技で切り返し、大畠と藤本が入って狂気攻撃を狙うも美央に誤爆、ここから次世代軍がトレイン攻撃もアイスリボン勢やWAVE勢もとレイン攻撃で続き、そして妹の紫雷イオもリングに上がってスペース・ローリング・エルボーでアシストする。
姉妹が抱き合った後でつくしは丸め込むが、クリアした美央はダブルアーム式フェースバスターから「いままでありがとう!」とバズソーキックを放つも、世羅がエアースロックで叩きつけるとつくしがタイガースープレックスを狙い、美央が踏ん張ると大畠と藤本、長浜と世羅が加勢してからつくしが「今までありがとう!」と叫んでからのタイガースープレックスをきめ3カウントを奪い美央に引導を渡した。
試合後には保持していたWAVEタッグ王座は返上し引退セレモニーがへ、そして引退の挨拶の後で結婚を発表、最後はサプライズで引退興行を締めくくった。
首の古傷の悪化で引退を発表した美央だったが、最後は結婚発表というサプライズで寿引退、ハッピーエンドにしてしまうとはさすがとしかいいようがない。(相手は大家健か木藤裕次でないことだけは確かのようだ)
現役を引退し結婚しても魔界練闘会に参加が決まるなどプロレスとはまだ少し関わることになるが、ご苦労さま、そして結婚おめでとうと言いたい。
しかし華名のWWE転出に続いて美央の引退は日本の女子プロレスにしてみれば損失なのかもしれないが、その分他の選手にチャンスが広がってくる、新しい選手が出てくることに大きな期待をかけたい。 -
王道トーナメント横浜大会結果
9月20日 全日本プロレス「第3回王道トーナメント〜2015オープン選手権〜」神奈川・横浜ラジアントホール 323人 超満員
<コメントなどはプロレス格闘技DXより>
▼第3回王道トーナメント〜2015オープン選手権〜2回戦/無制限1本
○曙(16分39秒 反則勝ち)X諏訪魔
※チョーク攻撃【曙の話】「(思いもよらない結果に終わったが?)まぁね。トーナメントだし、もうちょっとトーナメントらしい試合をやりたかったけど、正面から勝てないって本人が一番わかってるんじゃない。(当然、諏訪魔とはいずれケリをつける?)当たり前だよ。こういう試合したいんだったら俺も考え方もある。こういう試合を望むんであれば、そろそろブラック・ボノで出てきた方がいいんじゃない。ルール関係なし。(準決勝で石川戦が決まったが?)もう諏訪魔しか目に入ってないよ。必ず優勝して三冠戦は諏訪魔を逆指名する!」
【諏訪魔の話】「ざまぁみやがれ。窒息死だろ。差があるよ。保守でいるからこうなるんだ。攻めろよ。話題作ってみろって。せいぜい俺についてこいよ。まぁ派閥、もう逃げられないんじゃないか、あいつは。俺の思う通りだ。よし。(2回戦敗退に終わってしまったが?)いいよ。2回戦で負けたかもしれないけど、結果は出てる。間違いなく優勝するよりインパクト残したんじゃないか。大したことないな。好き勝手し放題だぞ、全日本は今。スカッとすりゃいいんだよ。気持ちいいな、ああやって暴れると」 -
激闘29分!鈴木みのるが杉浦貴まで粉砕・・・そしてNOAHに対して解散を要求!
9月19日 NOAH「プロレスリング・ノア 旗揚げ15周年記念大会 vol.2 GREAT VOYAGE 2015 in OSAKA」エディオンアリーナ大阪 2800人
<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼30分1本
高山善廣 ○モハメド ヨネ 齋藤彰俊 クワイエット・ストーム(8分10秒 片エビ固め)拳王 大原はじめ X平柳玄藩 キャプテン・ノア
※キン肉バスター
◇第2試合◇
▼30分1本
TAKAみちのく ○エル・デスペラード(10分33秒 片エビ固め)北宮光洋 X梅田公太
※ダイビングボディプレス
◇第3試合◇
▼「第9回日テレG+杯争奪ジュニア・ヘビー級タッグリーグ戦」Bブロック公式戦/30分1本
[2勝1敗=4点]○ビリーケン・キッド バッファロー(8分10秒 エビ固め)[1勝3敗=2点]スペル・クレイジー X熊野準
※ベルティゴ【試合後のバッファロー&ビリーケン】
――貴重な勝利となったが?
ビリーケン「大阪で負けられないッスよ。ねえ、バッファローさん?」
バッファロー「大阪で負けないですよ。負けられない。負けられないというか、今日負けたら我々が終わりだったんでね。あと1つ。桃なんでね。何となく俺らが勝手に思っているのかもしれないけど、桃に対する試練だと思うんでね」
――最終戦は元大阪プロレスの小峠&原田組との対戦となるが?
ビリーケン「まさかノアのリングで小峠&原田と対戦することになるとは。しかも、これはとても重要な一戦。ヤツらに勝って、俺らが決勝に行き、そして優勝…。なんて素晴らしいドラマだ。みんなそれが見たいだろ? 楽しみしておけ」
バッファロー「まあ、しょうがないですけど、三タテとかいっておきたかったですね。やっとエンジンがかかってきたんで。ここで桃というのが。止めても面白いし、俺らが止められても面白いし。日本のプロレスの事件の一部にもともと大阪プロレスでやっていた人間が絡んでくるという部分ではちょっとね。でも、俺らが止めないとな。まだ止めないと」
ビリーケン「それはそうですよ。まだまだッスよ。終わりじゃないッスよ」
バッファロー「ノアのファンの思いとは別に、俺らには俺らの思いがあるわけで。俺ら4人の思いがあるわけで。あいつらの鼻をへし折るじゃないけど、ここはまだ止めなきゃ」
ビリーケン「楽しみにしとってください。目にもの見せたるわい」
◇第4試合◇
▼「第9回日テレG+杯争奪ジュニア・ヘビー級タッグリーグ戦」Aブロック公式戦/30分1本
[3勝=6点]小川良成 ○ザック・セイバーJr. (13分01秒 変型羽根折り固め )[1勝2敗=2点]石森太二 X政宗
【試合後の小川&ザック】
――会心の勝利となったが?
ザック「キョウハアタラシイタッグトヤレテタノシイ。チョットフレッシュ。マサムネ、チョットマケナイ。イシモリトシアイスルト、イツモタノシイ」
――負けなしの3連勝で単独トップに立ったが?
小川「このコンディションで3連勝でかなりラッキーだなと思って。ほとんどザックに助けられているので」
ザック「イイヤ、タッグチームネ」
小川「首と肩を怪我して、1ヵ月半ぐらい練習ができてない状態なんで。それで勝てたのは、俺たちが強いのか、相手が弱いのか、わからないですけど」
ザック「オレタチノレベル、トップ。カナリタノシミタイ」
――いよいよ22日はデスペラード組と対戦するが?
小川「1回ズルして、不戦勝で上がってきたチームなんで。前回の借りを返したいと思います」
ザック「コノリーグ、ヨンカイカッタ。トーナメントノウイナーハマダ。ライシュウハオネガイシマス」
小川「よくわからないよ、日本語(笑)」
ザック「スイマセン。タノシカッタ」
◇第5試合◇
▼30分1本
○シェルトン・X・ベンジャミン(13分08秒 片エビ固め)X中嶋勝彦
※ペイダート
◇第6試合◇
▼30分1本
○丸藤正道(14分06秒 エビ固め)X小峠篤司
※不知火
◇第7試合◇
▼30分1本
○マイバッハ谷口(11分53秒 体固め)X飯塚高史
※マイバッハプレス on the テーブル
【試合後のマイバッハ&拳王】
(マイバッハが額から流れる血を拭おうともせずにコメントブースに姿を現す)
マイバッハ「グワアア! グワアア!」
(セコンドの大原は拍手を送る)
拳王「ホラ、見てみろ。これがマイバッハ谷口だ! 見てみろ、この覚醒した表情をよ!」
(マイバッハがカメラマンに襲いかかって去っていく)
拳王「てめえら、近づくなよ。危ねえぞ、このクソヤロー」◇第8試合◇
▼GHCジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第29代選手権者]○タイチ(18分37秒 片エビ固め)[挑戦者]X原田大輔
※雪崩式ブラックメフィスト
☆タイチが4度目の防衛に成功
(試合後)
タイチ「残念だったな。言った通り、GHCジュニア版王様ゲームはこれで終わりだ。じゃあな、世界一マナーの悪いクソファンども」
【試合後のタイチ】
タイチ「全然疲れてねえけど、イスぐらい用意しとけよ」
――試合を振り返って、今の気持ちは?
タイチ「思った通りだ。終わりだ、終わり。終わりだって言ったろ? てめえらの中の最強だか知らねえけどな、俺にかかればこんなもんだ」
(※ここで石森が登場する)
石森「勝手に終わらせんじゃねえよ、てめえ。ふざけんな。逃がさねえぞ。次は俺だ!」
タイチ「次は俺とかないから。ないって。最後だよってやってやったんじゃん。お前、優勝してねえだろ? お前は負けたんだろ? お前は前座だろ? そんなヤツがなんで来るんだよ。ないないない」
石森「いいじゃねえか。もう1回やらせろよ」
タイチ「今度は本当にないから。ないないない。約束しただろ? 最後だって。約束を破るなよ。お前ら、いいヤツなんだろ」
石森「ベルトを粗末に扱っているヤツに…。ふざけんじゃねえよ」
タイチ「ないない。お前は1回負けてんだ。チビが。背を伸ばしたら考えてやるよ。帰れ、帰れ」
石森「絶対に逃がさないからな」
(※石森が去っていく)
タイチ「ああそう。頑張れ頑張れ。意味ねえじゃねえかよ。あいつらの中で一番強かったんだろ、浅子覚が。それに勝ったんだ。正々堂々勝った。どうだ? 1、2、3を取ったぞ」
――これで本当に最終回?
タイチ「当たり前だ。終わる終わる詐欺じゃねえんだ。ファイナル、リベンジ、そしてなんだ? そんなのねえんだよ。終わりだ、終わり。もう付き合ってられねえ。4回? 3回? 知らねえけど、それだけチャンスを与えたろ? 付き合ってらんねえ」
――挑戦という話があったが?
タイチ「なんで受けなきゃなんねえんだ。最後の情けでアイツ(原田)を認めてやるって言ったんだ。なんでアイツまだ認めなきゃならねえんだ。終わり、終わり。もうここから去るから。さようならだよ。G+のお姉ちゃんはいねえのか? どこに言ったんだよ。チャンピオンが好きだって言ってたぞ。俺みたいな強いチャンピオンが好きなんだろって言っておけよ。女の心変わりは恐ろしいのう。ウワハハハ。終わりだ。じゃあな、お前らも。もう会うことはねえよ。元気でな」◇第9試合◇
▼GHCタッグ選手権試合/60分1本
[第33代王者]○ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr.(18分40秒 片エビ固め)[挑戦者]レイモンド・ロウ Xハンソン
※キラーボム
☆アーチャー&スミスJr.組が4度目の防衛に成功
【試合後のK.E.S.】
スミスJr.「見たかWar Machine! 俺たちはこの時を待ちわびてたぜ! 今後、お前らが何度俺たちの前に立ちふさがろうとも、今日と同じことが起こり続けるぜ!」
アーチャー「俺たちはまだGHCタッグチームチャンピオンズだ。俺たちはまたNWAタッグチームチャンピオンズだ。ノアでもROHでも新日本…どこででも進化し続けて、ぶっ潰し続けてきた。誰が俺たちの前に現れても、殺して痛めつける。そして歴史を作るんだ。未来は明るいぞ」
【ハンソンの話】「K.E.S.! まだ終わってねえぞ! これは戦争だ! 決して終わることはない。いつか俺たちがGHCタッグチームチャンピオンズになるまではな!」
◇第10試合◇
▼GHCヘビー級選手権試合/無制限1本
[第23代選手権者]○鈴木みのる(29分19秒 体固め)[挑戦者]X杉浦貴
※ゴッチ式パイルドライバー
☆鈴木が4度目の防衛に成功
(試合後)
鈴木。「王様ゲーム最終回。鈴木軍…たった8人の鈴木軍対その他大勢のプロレスリング・ノア。俺たちの勝ちだ!さあ、もうこんなところに用はない。俺より弱いヤツしかいない団体なんて、なんの興味もねえもんな。さあ、終わりにしようぜ」
(丸藤らNOAH勢がエプロンに現れ取り囲む)
丸藤「おい、言いたいことをいいやがって。もう1回俺にやらせろ」
鈴木「「お前らもどうせその他大勢だろ? テメエもテメエもテメエも」と挑発。「なんだよ、やらせろって。君たち乱暴だな、(高山に向かって)テメエはまだやられ足りねえのか。じゃあ、こうしようよ。今から俺がお前ら全員とやってやる。1対1だ。ひとりでも勝ったら、これ(ベルト)をお前らに返してやる。どうだ、ハンディを付けてやる。それでいいだろ?その代わり、お前らひとりも俺に勝てなかったら、誰ひとり俺に勝てなかったら、てめえらの手でこのノアを解散しろ!「なんだよ? お前らがやらせろで俺の要求を聞かねえのか。何のリスクも背負わないで戦いに出てくるのか? そのぐらい背負って出てこい。出てこいって言ってんだよ! やるのか!? やらないのか!? どっちだ」
丸藤「やる。やってやるよ。吐いたツバ飲むなよ。必ず勝って、お前らをこのリングから排除する」
鈴木「大阪に集まった世界一行儀の悪いノアファンども。てめえらと弱い弱いノアの人たちにもう一度、目の前で教えてやろう。さあ、他のヤツらは大声で叫んでいいぞ。俺たち、鈴木軍、イチバーン!」
(鈴木軍退場)
丸藤「誰がなにを言おうと、俺たちがやることは一つしかない。必ずベルトを取り戻します」
【試合後の鈴木】
鈴木「どんなヤツでもそうさ。お前もそうさ。どんなにピンチになったら、自分の身が危なくならなかったら、自分の財布が危なくならなかったら気づかないんだよ。最後だ、最後だ、最後だって言われて、そして負けたから気づいたんだ。『やばいぞ。俺たち沈みそうだぞ』。おいおい、なに言ってんだよ。とっくに沈んでんだよ。もう半年も前に沈んでんだよ。気づいてないのはお前たちだけだ」
――今日、鈴木軍が全てベルトを守ったが?
鈴木「守ったんじゃない。勝ち取ったんだ。てめえらのリングの上で。お前らの条件は全て飲んでやる。全てだ。顔出してヤツを揃えろ。齋藤、ヨネ、中嶋、クワイエット・ストームも、チビの小峠も、平柳も、全部だ、全部。ひとりずつ全員俺が相手にしてやる。かかってこい。その代わり、誰も俺に勝てなかったら、自主的に解散しろ。それが条件だ」
――その条件さえ飲めば、またこの戦いをノア勢が続ける権利がある?
鈴木「違うよ。あいつらに権利なんて何にもねえんだよ。俺がひとりひとり相手をしてやる。全員とだ。誰ひとり俺に勝てなかったら、全員俺に倒されたら、自分たちで畳めって言ってんだ。その条件を飲めるなら。お前たちばっかり条件を付けるなよ。お前らは負けてんじゃねえか。わかるだろ? おい、負けたヤツが『泣きのもう1回』と言ったらなにをする? どうやってお願いをする?」
(※質問された記者が「土下座する」と答える)
鈴木「そうだ。偉そうにふんぞり返って、『もう1回やらせろ』じゃねえよ。権利も全て俺の手の中だ。そう、宝も力も。そして最後の歓声を聞いたろ? 客も全て俺の手の中だ。お前らはなにひとつ持ってない。あるのはここを畳む引き金の1個だけ。ボタンを1個持っている、ただそれだけだ」
――ベルトを全て勝ち取った大阪。鈴木軍としてどんな一日になった?
鈴木「当たり前じゃねえか。俺たちは強いんだから。正々堂々。おい、何の文句がある? 言えよ。おい、日テレ。何の文句があるんだ?」
――杉浦との4年ぶりの一騎打ちはどうだった?
鈴木「質問に質問で返すんじゃねえよ。お前、合コンをやったら嫌われんぞ。質問に答えろ! なんで答えられねえんだ? ほら、ダンマリだ。だからお前らはずるいって言うんだよ。なにが正規軍だ? なにが僕たちの舟だ? 都合が悪くなったらダンマリかよ。俺の質問に答えろ! 殴って殴られて、血を吐いて戦ったヤツが聞いてんだよ! 何の文句があるんだ? 客もどいつもこいつも。いろんなプロレスを見せてやってんじゃねえか。お前らの知らないような。偏った知識の中で、小さく小さくまとまったプロレスラーとプロレスファンたちによ、俺たちがたくさんプロレスを見せてやってんだ。ちっちゃいヤツ、大きいヤツ、迫力あるヤツ、高く飛ぶヤツ、あんなことするヤツ、こんなことするヤツ、誰もよりも強いヤツ、見せてやってんじゃねえか? 何の文句がある? だから俺たちには絶対敵わないんだ。さあ、この約束は守ってもらうぞ。リミットは1日だ。明日1日待ってやる。ノア、答えを出せよ。その答えを出さなかったら、もうこれで全て終わりだ。いいな。(鈴木軍のメンバーに)お前らもうちょっと付き合ってくれよ。もうちょっと遊ぼうよ」
タイチ「ええっ? 何か意味あります?」
鈴木「意味? 前の方に可愛い子が座ってんじゃん」
タイチ「相手が弱いですもん」
鈴木「相手がジュニアリーグのチャンピオンだもんな。お前らも、K.E.S.もいいだろ? ワンモア、OK? モア・ファイト。ノア…(両手合わせて)フィニッシュ。OK? さあ、これから始まる鈴木軍の次の戦い。乞うご期待。これ(ベルト)をこれから持ってどこに行くか。ミナミ? ミナミでモテるか? まあ、ただ持っていれば多少は価値があるかもしれない。もしかしたら、どこかで遊べるかもしんねえぞ。てめえらもふざけるな。さあ、これで俺たちの方が強いってわかったはずだ。文句があるなら、俺たちに何か言いたいなら、条件を全て飲んで出てこい。お前らの条件は全て飲んだはずだ。わかったか、ノア。鈴木軍、イチバーン!」
NOAH大阪大会を観戦するために3ヶ月ぶりにエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)を訪れた。NOAHが大阪でビッグマッチを開催するのは2013年1月以来で2年8ヶ月ぶり、NOAHにとってもエディオンアリーナの大ホールは鬼門で三沢体制でも満員をマークする止まりだった、現状のNOAHで大ホールでのビッグマッチを開催して大丈夫なのかと思ったが、2階席は空席は目立ったものの1階はほとんど埋まり、満員は記録できなかったがNOAHにしてみればよく入った方だったと思う。
そしてメインで行われた鈴木vs杉浦のGHCヘビー級選手権、今回は鈴木の要求でメインレフェリーは新日本プロレスのタイガー服部が裁くことになり、サブレフェリーも3人体制となるがこれも鈴木の要求なのかNOAHのメインレフェリーである西永秀一レフェリーはサブには入らず福田明彦、中山真一、山本義浩の3人がサブレフェリーとしてリングサイドに入った。
挑戦者の杉浦が誰も従えず白タイツとノーガウン姿で入場したのに対し、鈴木は中村あゆみさんが登場して自ら『風になれ』を熱唱するなか、鈴木軍のフルメンバーを従えて入場、ルールでノーセコンドとなっているため他のメンバーは鈴木とハイタッチするだけですぐ引き上げていった。
試合はグラウンドの攻防からスタート、そして打撃戦となると杉浦がフロントハイキックからブレーンバスターで先手を奪い、コーナーに追い詰めると早くも鬼エルボーを乱打、鈴木は「来てみろ!」と挑発するも杉浦は容赦なく打ち込む。
杉浦はブレーンバスターの体勢からトップロープに鈴木を叩きつけるとフロントハイ、鈴木のロープ越しでの技を警戒しつつもう連発するも、鈴木を掴もうとしたところで鈴木はロープ越しの腕十字で捕獲、場外戦へと持ち込みイス攻撃は3人のサブレフェリーに阻まれたが鉄柵を使って右腕攻めを展開し、リングに戻ってもアームブリーカーやチキンウイングアームロックと繰り出すなど形勢を逆転させる。
劣勢となった杉浦はキチンシンクで流れを変え、痛めた右腕で鬼エルボーを乱打、串刺しニーやサッカーボールキックから踏みつけてカバー、これに怒った鈴木もランニングローの連打から何度もカバーするが杉浦は意地でカウント1で全てクリアも、杉浦の対角線でのスピアーは鈴木が腕を蹴り上げて阻止すると脇固めで捕獲し腕十字へと持ちも込むが杉浦はアンクルホールドで切り返し鈴木を追い詰める。
ここでKESが現れ介入を狙うが、サブレフェリーらが必死で阻止しKESは鉄柵外で鈴木に贈るも、その間に二人は打撃戦を展開、互いに意地を張り合うかのように倒れず、フロントハイが2度に渡って相打ちとなってやっと両者はダウンとなるが、今度はベンジャミン、TAKA、タイチ、デスペラードら他のメンバーも駆けつけると、万が一を想定してか高山を含めたNOAHの選手たちもリングサイドに現れ一触即発となるが、リング内では再び壮絶な打撃戦となり杉浦が左右のエルボーを繰り出してくるのに対し鈴木はナックルで応戦、杉浦はダウンするも再び打撃戦となりエルボー合戦を制した杉浦が鈴木からダウンを奪うと、ここから勝負に出て連続ジャーマンからオリンピック予選スラムを狙うも鈴木は必死で阻止、鈴木は追尾式ロープワークも膝蹴りで迎撃した杉浦は顔面への膝アッパー、後頭部エルボーから再度予選スラムを狙うも、鈴木は背後に着地してスリーパーを狙うが汗で滑って失敗、しかし杉浦の右腕を蹴り上げてから張り手合戦となり、鈴木が競り勝つと杉浦が突進したところでドロップキックで迎撃、そしてジェットスタンプからスリーパー、逆落とし、またスリーパーで絞めあげ、最後はゴッチ式パイルドライバーで3カウント、29分にわたる激闘は鈴木が介入もなく実力で制し王座を防衛に成功、気がつけば大技もゴッチ式パイルドライバーのみで細かい技だけで29分の激闘を展開するというのも鈴木と杉浦にしか出来ない試合だった
試合後は鈴木軍のメンバーが祝福、客席からペットボトルも投げつけられたがも投げたのはたった一本、さすがのNOAHファンも切り札の杉浦が介入もなく実力で制したのもあって、ぐうの音も出ず脱力感だけが残ったような状態だった。
セミのKESvsWar MachineのGHCタッグ選手権は序盤はWar Machineがテンポ良く攻め、体に似合わず身軽さも披露してファンのインパクトを与えたがロウが捕まってしまうとKESペースとなり、キャリアに優るKESがリードを奪う展開となっていく。
War Machineもロウがエクスプロイダーを決めれば、ハンソンも場外戦でコーナー最上段からのトペコンも披露して流れを変え、アーチャーを捕らえて合体牛殺しから連係攻撃で猛反撃し、合体技フォールアウトを決めるも場外のスミスがカウントをするレフェリーの足を引っ張ってカット、勝機を逃したWar Machineに対してKESが猛攻をかけハンソンにキラーボムを決めるがロウが間一髪カット、しかしロウがキラーボムでKOされると、孤立したハンソンに再度キラーボムを決めて3カウントで王座防衛、KESがキャリアの差で王座を防衛しWar Machineは所々でキャリアの浅さが出てしまった試合だった。
GHCジュニアヘビー級選手権はタイチが自身のテーマ曲をエアボーカルで熱唱するなか入場、セコンドのTAKAとデスペラードはイスとチャンピオンベルトをコーナーまたリング下に設置するなど介入の構えを見せる。
試合は攻めようとする原田に対してタイチがロープにしがみついてブレークを狙うが、原田はタイチのバックを奪いいきなり片山ジャーマンを狙うもタイチが阻止、場外へ逃げるタイチに追いかける原田と展開となるが、原田がショルダータックルから場外に追いやったタイチにプランチャを狙うも、タイチはデスペラードが手渡したイスで迎撃し、更にイスを首に巻きつけての鉄柱攻撃や木槌での殴打で先手を奪う。
原田もスープレックスで流れを変えようとするが、タイチはサミング、原田のダイビングエルボーも剣山で迎撃するなど原田に主導権を渡さず、早くもロングタイツ脱ぎ捨てて勝負に出てトラースキックの連打、ライガーボム狙いは原田はリバースし延髄斬り、場外戦でもエプロンダッシュのトペコンを放ち、TAKAらも介入を狙うがセコンドの石森らが阻止する。
エプロン上の攻防で原田がセコンド勢にめがけてデスバレーボムで投げつけ、Tリングに戻ったところで原田がダイビングエルボーを連発してから片山ジャーマンを狙うが、今度はデスペラードがイス攻撃で阻止、更に原田のエルボーがレフェリーに誤爆すると無法地帯になり、TAKAとデスペラードがリング内に乱入しタイチがベルトでの一撃を狙う、しかし小峠が駆けつけタイチからベルトを奪い、TAKAとデスペラードにはトペコンを炸裂、TAKAとデスペラードは石森らによってバックステージへと連行され、ベルトは小峠によって本部席に預けられてしまうと、焦るタイチに原田はニーアッパーから片山ジャーマンが決まるも、レフェリーが場外でダウンしていたためかのカウントが遅れてしまい決め手にならず、タイチはブラックメフィストで応戦する。
原田は飛び膝蹴りやローリングエルボーを繰り出してくるのに対し、追い詰められたタイチはジャンピングハイキックを連発しスライディングキック、そしてハイアングルでのパワーボムとまるでかつての師匠である川田利明が乗り移ったように怒涛の攻めを展開すると最後は雪崩式ブラックメフィストが決まり3カウント、介入はあったものの最後はタイチがズルさだけでなく強さを見せつけた試合だった。
全試合終了後、リング内の鈴木軍に対しNOAH勢が取り囲み、勝者の鈴木は勝ち誇るように罵声を浴びせる、そこで丸藤が挑戦をアピールするが鈴木はNOAH解散をかけるように要求、丸藤も受けて立つ構えを見せた。
丸藤の挑戦も三度目で疑問視される声もあるが、鈴木軍を招いたのは丸藤であることから、丸藤が敢えてNOAH解散というリスクをかけて全責任を負っての挑戦するつもりのようだ、だが自分的には10月から開幕するグローバルリーグを待ってからの方が遅くないのではとも思ってしまう。またジュニア王座には石森が挑戦を表明した。
しかし鈴木軍に負け放しというわけでなく唯一白星を飾ったのはマイバッハで、飯塚と反則裁定なしの特別ルールで対戦。リング内にはイス盛り、場外には四方にテーブルが設置される中試合が行われるも、飯塚がマイバッハのマスクを引き裂き、アブドーラ・ザ・ブッチャーを彷彿させるようにフォークで額をメッタ刺しにして流血に追い込む、しかし素顔を晒したマイバッハに“谷口周平”が覚醒しラリアットからイスで殴打、更にスリーパーで絞めあげながら額に噛みついて飯塚をも流血に追い込む。
飯塚はイス攻撃からアイアンフィンガーを装着するも、マイバッハは刺又ラリアットで迎撃するとリングサイドにテーブルを設置して断崖式チョークスラムで飯塚に大ダメージを負わせると、最後はリング中央でのテーブル貫通マイバッハプレスで3カウントを奪い勝利を収める。
ジュニアタッグリーグ戦はクレイジー組がペンタバルと対戦、ペンタバルから奇襲を仕掛け、ビリーも今回はペンタバルということでヒールモードで試合を進めクレイジー組を分断しリードを奪う、終盤熊野もトルネードクラッチなど丸め込み技で粘るが、最後はビリーがベルティコを決め3カウントを奪い完勝。
また小川組vs石森組もチーム力に優る小川組がリードを奪い、石森組も合体技で反撃するが、最後は政宗が変型羽根折り固めの前に無念のギブアップ、小川組が無傷の三連勝で優勝戦進出に王手をかける。
大会の感想とすればまた現実を見せつけられ、フラストレーションどころかグーの音も出ないだった、鈴木はNOAHの価値観を破壊して新しい価値観をつくろうとしているが、現在のNOAHは新しい価値観を作り出せるのか、現在のNOAHは崖っぷちからも落とされ、岩にしがみついて辛うじて生きている状態、果たしてそこから這い上がることが出来るのか・・・?もう絶対あいつには負けない。 沢山集まってくれたみなさん、遠くから応援してくれた人たち…何を言われても諦めたら終わりなんだ。 必ずあいつに辿り着く。 #noah_ghc
— 丸藤naomichi marufuji (@noah_maru_fuji) 2015, 9月 19 -
第9回日テレG+杯争奪ジュニア・ヘビー級タッグリーグ戦 米子大会公式戦結果
9月17日 NOAH「Shiny Navig. 2015 ~第9回日テレG+杯争奪ジュニア・ヘビー級タッグリーグ戦~」鳥取・米子コンベンションセンター ビッグシップ 320人
<コメントなどはプロレス格闘技DXより>
▼「第9回日テレG+杯争奪ジュニア・ヘビー級タッグリーグ戦」Bブロック公式戦/30分1本
[2勝1敗=2点]原田大輔 ○小峠篤司(11分38秒 片エビ固め)[1勝2敗=2点]スペル・クレイジー ×熊野準
※キルスイッチ
【試合後の原田&小峠】
――完勝で2連勝となったが?
小峠「そうですね。まぁ、だんだんと感覚が取り戻せてきてるというか。もともと各々(おのおの)の役割分担がしっかりできてるチームなんで。まぁ、前回のK-DOJOとの試合も、相手のテクニックに押されたとはいえ、本来の桃の青春の形に戻ってきた感覚はあったんで、今日もそれがハマって良かったなと思います」
原田「難なく勝った…っていうくらいですね。手応えが無かったくらい? そうですね。今日の会場の静かさが物語っていたような感じで。(クレイジー&熊野組は)なんかディファの時のほうがガンガン来てたと思いますし、今日はなんか違いましたね」
――これで2連勝、残るはベンダバルとの対決だが?
原田「大阪プロレスを辞めてから、ビリーケン・キッドとは初めてやりますし、楽しみなところもありますけど、警戒しないといけないチーム。去年優勝している拳王&大原に勝ってる。僕らは拳王&大原に負けてますからね。このまま波に乗ったら危ないと思いますし、そういう意味でも一番警戒しないといけないチームだと思います」
小峠「あそこは一番負けちゃいけないチームだと思ってるんで。ここに負けたら自分の人生を否定されかねないことになるんで。やっぱり差をつけたくて大阪飛びだしてきてますんで、俺のプロレス人生の選択、間違って無かったっていうのは、あそこに勝って証明できる部分もあるので。あそこには善戦とかじゃなくて、まさに完勝しなきゃいけないと思ってますんで、ハイ」
――原田選手はいよいよ、あさってタイチとのGHCジュニア王座戦だが?
原田「それを気にしてくれたのか分からないですけど、結構今日、(小峠に)出てもらったんで。その分自分は体力温存できてますし、良い形であさってを迎えられると思いますね。このノアの本来の輝きを絶対に取り戻しますんで。必ずタイチを倒します」 -
第9回日テレG+杯争奪ジュニア・ヘビー級タッグリーグ戦 鳥取大会公式戦結果
9月16日 NOAH「Shiny Navig. 2015 ~第9回日テレG+杯争奪ジュニア・ヘビー級タッグリーグ戦~」 鳥取産業体育館
<コメントなどはプロレス格闘技DXより>
▼「第9回日テレG+杯争奪ジュニア・ヘビー級タッグリーグ戦」Bブロック公式戦/30分1本
[1勝1敗=2点]ビリーケン・キッド ○バッファロー(14分29秒 エビ固め3)[2勝1敗=4点]拳王 ×大原はじめ
※バックドロップ
【試合後のバッファロー&ビリーケン】
――昨年覇者を破ったが?
ビリーケン「そうなんすか!」
バッファロー「俺は知ってたよ。データ勝負のバッファローなんで。向こうは昨年覇者かもしれないけど、俺らも団体(大阪プロレス)のタッグのベルトを巻いてた実績もあるんでね。でもこの前の新宿FACEはミスったな! 気負いすぎた。あそこも勝ってたら、俺らがポーンポーン!って優勝まで見えてたな。でも目玉の桃(の青春タッグ)を倒したら、まだまだ決勝行けるんでしょ? 3つ勝ったら行けるよな!」
ビリーケン「次はメキシコ人なんで俺に任せてください。メキシコ人大嫌いな俺が熊野から取ります(笑) メキシコ人を排除して。今日は前年優勝チームっていうことを知らなかった俺の“先入観のなさ"と、完璧に研究してきてくれたバッファロー。このバランス…バランス勝負だ!」
バッファロー「リングでも言ったけどね、地元びいきみたいな部分あったというか。本当に環境が特別なんでね。地元後押しはありましたよ。ありがたい。でも俺らもキャリアはぺーぺーじゃないわけだ。俺らも“あったまって"きたから。次は大阪府立でクレイジー&熊野。残り全部勝って決勝行こう!」
ビリーケン「行きましょう!」