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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

高木三四郎がWRESTLE-1のCEOに就任!稔がカズとの激闘を制して初代クルーザー級王者に

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高木三四郎がWRESTLE-1のCEOに就任!稔がカズとの激闘を制して初代クルーザー級王者に

5月5日 WRESTLE-1「WRESTLE-1 TOUR 2015 TRIUMPH」後楽園ホール 1500人 超満員札止め


◇試合前◇
武藤は「W-1後楽園ホール大会、多数ご来場ありがとうございます。これからますます飛躍するために、ある人物を招き入れることになりました。これからW-1の最高経営責任者CEOに就任した人です」


(DDT・高木三四郎大社長がスーツ姿で登場)
高木「W-1ファンの皆様、はじめまして。高木三四郎でございます。5月より株式会社DDTの社長業と兼任という形ではありますが、CEOに就任しました」とあいさつ。「私は選手、そして登場人物としてこのリングに上がるわけではありません。あくまで裏方として、W-1の経営に携わっていきたいと思います日産とルノーのCEOであるカルロス・ゴーンさんのように2団体経営者として、このプロレス業界をファンの皆様と一緒に盛り上げていきたいと思います」


【高木の話】「正式には5月より、DDTの社長業と兼任という形なんですが、W-1の最高経営責任者に就任することになりました。(どういう経緯で話があった?)3月末に武藤社長の方からお話がありまして。今までW-1の経営をやられていた方が諸事情により退陣されることになり、急きょW-1の舵を取る、陣頭指揮を執る人間が必要だということで、いろいろと探したみたいなんですが見当たらず、私のところに話が来たという経緯がございます。(すぐに決断できた?)最初に聞いた時は『そんな話があるの?』って思ったんですよね、正直。ビックリしました。僕もW-1がどういう団体なのか、試合を観たことがなかったので、4月1日の興行を陰で観させていただいた時に、お客さんの熱が凄かったんですよ。この熱のあるお客さんがいるのであれば、経営をやることができるんじゃないかと思ったんですね。いろんな数字の面も見させていただきました。その上で、いろいろとコストカットする部分も出てくるでしょうし、売り上げを上げていかなくちゃいけない。今、地方に関しては一旦撤退しているという話もあったんですけど、僕は地方にドンドン出て行こうと思います。もちろん採算を見直して、キチンと採算ベースにあう形で出て行きたいなと思っています。それと、興行とは別に新規事業のアイディアもありますので。経営することになって、この先、この団体がどこに向かうのかを考えた時に、正直大変だと思ってます。DDTの仕事も結構あるし、飲食業なんかもやっていますんで。上手く時間の有効活用をして、キチンとした組織作りをして、採算ベースに見合った興行をやっていき、地方にドンドン進出していき、ひとつの目標として大きな大会も視野に入れて考えていきたいと思います。やっぱり気持ち的にはカルロス・ゴーンですね。彼をお手本にして、DDTもW-1も両方経営してきたいと思います。(武藤からどんな話をされた?)『高木、頼むよ』と言われましたね。DDTの社風も基本は丸投げなんですけど、経営を丸投げされたのは初めてです。でも、その一言で十分だなって。僕は武藤敬司さんって日本を、いや世界を代表する立派なプロレスラーであり、スーパースターだと思っていますんで。その方を神輿に担いで、W-1の形を作るのがひとつの夢でもあるし。W-1を立ち上げて、どこか奥に行ってしまっていた部分もあると思うので。一番知名度があるのは武藤さんだし、武藤さんに集まってみんな来たわけだから。武藤社長のコンセプトを体現化していくのが一番いいと思います。今までDDTは業界の隙間を縫ってやってきたようなところがありますけど、こういう伝統的な団体を経営するというのは初めてのことなので。いろいろな部分で学ぶことは多々あるでしょうし、自分のスキルアップも頭に入れてやっていこうと思っています。(選手としては一切上がるつもりはない?)上がるつもりはまったくないですね。あと、よくある登場人物のような形で出ることもないです。そういうつもりで来たのではないので。DDTの人間を上げることは今の段階でまったく考えてないです。それをやっても一過性のものにしか過ぎないので。そんなことじゃなくて、今のW-1の現有戦力で盛り上げていくのがまず大事だと思います。(別団体としてやっていくと?)まったく別物ですね。たぶんリング上でご挨拶することはほとんどないと思います。本当に任されたのは経営なんです。数字を全部洗い出して、採算ベースに見合ったことをやっていくしかないと思います。(今までは見合ってなかった?)なかった部分もあったと聞いてます。でも、ちょっとしたことで抑えることができたりするんでね。僕らはどちらかというと、いかに安くやることが一番肝心な部分なので、そのノウハウを共有していければなと思っています。(W-1にとって最大の課題と伸びしろとして期待できる部分は?)課題は興行数を増やすこと。どう考えてもこの所帯を養っていくには、興行数が圧倒的に足りないので。それイコール露出も減ってくるので、露出を増やすために興行を増やす。売り上げを上げていくために興行を増やすところですね。希望は若くて素晴らしい選手が圧倒的に多いところですね。そこは全日本からついてきた選手もそうですし、WNCから来た選手もしかりで。正直、若い戦力という点では今のプロレス団体の中で、DDTも結構多い方なんですけど、全然負けてないと思います。(どれぐらいの期間を見据えている?)若い選手が多いので、やっぱり5年10年というスパンで見ていきたいと思います。それはDDTも同じです。僕の基本的な考え方は5年10年というスパンなので。こうやって記者の方に囲まれるだけでも、DDTとは違うなと思うんですよ。そのノウハウがあるはずなので、それを僕自身も見つけながら、お互いのいいところを組み合わせて、もっともっとプロレス界を盛り上げていきたいです。(W-1といい関係ではない団体との付き合いは?)私はこう見えて根回しが得意なので、一応きちんと主要な団体にはご挨拶をさせてもらいました。そこは今の時代なんで隠す部分でもないですし」


◇第1試合◇
▼30分1本
藤原ライオン ○パニッシャー・ビッグ・ブルート ジェイ・フレッディー(9分19秒 片エビ固め)村瀬広樹 X熊ゴロー 芦野祥太郎
※ラリアット


◇第2試合◇
▼「WRESTLE-1クルーザーディビジョン初代王者決定トーナメント」準決勝/無制限1本
○田中稔(7分34秒 秘技・グラウンドコブラ)Xエル・イホ・デル・パンテーラ


◇第3試合◇
▼「WRESTLE-1クルーザーディビジョン初代王者決定トーナメント」準決勝/無制限1本
○カズ・ハヤシ(14分38秒 片エビ固め)X大和ヒロシ
※パワープラント


【カズの話】「見たろ? これがW-1のリングだ。今の現状を見ろ。田中稔が勝ち、そしてカズ・ハヤシが決勝戦に勝ち上がった。この2人のどちらかが…いや、俺がチャンプだ。これがW-1だよ。強い者が勝つんだ。当たり前のことをしてるんだ」


 【大和の話】「(あと一歩のところで敗れてしまったが?)でも、結局は1個勝っただけですからね。このトーナメントに臨むにあたって、とにかく勝つことだけにこだわって。今日もですよ。今までなかなか開けなかった自分のある意味でルーツであるルチャという引き出しを開けて。で、今までずっと出稽古とかに行きながら身に付けてきたアンクルホールドとか、そういったものを使いながら。行けるんじゃないかと思ったんですけどね。確かに手応えはありましたよ。今のハヤシさんはタッグのベルトを持ってて、ずっと高いレベルで競い合ってて。たぶん今日やったハヤシさんと、以前僕が戦ったハヤシさんは全然違う選手だったと思います。でもね、そういったことを考えても、やっぱりリングの上の前に進むだけのスピードじゃ…。ハヤシさんと同じことをやっているつもりはないんですよ。ハヤシさん以上にいろんな練習をして、いろいろと追い込んで、毎日練習してますけど、それでもまだまだ追いつけない気がします。だから、もしかしたら今までやってきた大和ヒロシというものが…このクルーザー級のトーナメントに到達する前の大和ヒロシが本当は正解だったんじゃないかなって思い始めてますね。いろんなことをやってきて、いろんな方面から攻められるからこそ、誰よりも近い道を見つけられるんじゃないかなって。近道なんてないですけど、それがこのクルーザーのトーナメントに勝つためだけに出て、そして負けた結果の答えかもしれないですね」


◇第4試合◇
▼「WRESTLE-1 vs DESPERADO」/30分1本
○近藤修司 吉岡世起 アンディ・ウー(6分07秒 反則勝ち)河野真幸 XKAZMA SAKAMOTO 土肥孝司
※急所攻撃
☆試合後にブルートがデスペラードに加入!


◇第5試合◇
▼WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ次期挑戦者決定戦 3WAYマッチ/無制限1本
○NOSAWA論外 MAZADA(9分14秒 超高校級ラ・マヒストラル)XAKIRA 征矢学
※もう1チームは船木誠勝&黒潮“イケメン"二郎


◇第6試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/60分1本
グレート・ムタ ○ザ・グレート・カブキ TAJIRI(10分48秒 体固め)KAI 中之上靖文 X児玉裕輔
※アッパーカット


◇第7試合◇
▼「WRESTLE-1クルーザーディビジョン初代王者決定トーナメント」決勝戦/無制限1本
○田中稔(23分53秒 片エビ固め)Xカズ・ハヤシ
※トルネードカッキーカッター
☆稔が初代王者となる 


(試合後TAJIRI登場)
TAJIRI「いい意味でも悪い意味でも20代のあんちゃんみたいなやつが巻いてたら、そのベルトがかわいそうだと思うんだよ。だから、僕が挑戦してそのベルト奪ってあげるから感謝して」


稔「あんたよ、このトーナメント始まる前から、クルーザーディビジョン、レベルが低い、つまんない、さんざん言ってたよな。でも、それはあんたが決める問題じゃない。トーナメントに出てた8人が決める問題でもない。決められるのはよ、今日見てくれたお客さんだけなんだ。みんな、クルーザーディビジョントーナメント、おもしろかった?(大歓声&稔コール)だってさ。あんたでも、なんだかんだケチつけながら、このベルトめちゃくちゃほしいんだろ? ただ、TAJIRIさんさ、クルーザーディビジョンの体重制限、知ってる? 見たところ90キロ以上ありそうだな。よってこのベルトには挑戦させません。まあでも、俺も鬼じゃないからさ、挑戦させるとしたら…そうだ、ちょうどそのドイツのベルト(EWPインターコンチネンタル)がさ、防衛期限が近づいてて、早く防衛しなさいってドイツのEWPに詰め寄られちゃってるからさ、このベルトだったら挑戦させてあげるよ。しかも、しかも、ラウンド制で」


TAJIRI「ああ、つまりあたらしもん好きの君は取ったばっかのベルトは取られたくないけど、古いベルトなら構わない、そういうことだね。じゃあいいよ。とりあえずそのベルトに挑戦してしんぜよう。そして、それを取ったら次はこれ(クルーザー)だ。だけど、せっかくラウンド制でドイツのベルトを懸けて闘うなら、国際色豊かな試合をしたくないか。たとえば、ガイジンのレフェリー呼んでくるとか」


(TAJIRIは退場。)
稔「ガイジンのレフェリーってこないだ来たヒゲ面のやつだろ。まあいいや。夢の4冠王になっちゃいました。真面目な話、うち後楽園ホールいつも集客苦戦してたねどけ、今日はこれだけ多数の皆さんが集まってくれて、ものすごいうれしいです。6月18日、また来たいなと思ってもらえたら最高です。このクルーザーディビジョンでWRESTLE-1ガンガン盛り上げていくんで、W-1について来~い!」


【稔の話】「いやぁ、死ぬかと思った。昼間、ZERO1ジュニアの救世主って強がってるけど、日高が強いのは昔からわかってる。あいつと23分、ヒザをガンガン攻めてきて、首を準決勝のパンテーラにやられて、決勝は普通にやってもきついカズさん。今年43歳になる俺がこんなハードなシングル3試合やって自信になった。みんなベルトに対する思いを持ってて、結果、俺が獲った。俺が一番ベルトへの思いが強かったということ。いつも集客に苦しんでた後楽園が今日は満タン。聞いたら当日券買えなかった人もいたらしい。涙が出るほどうれしいね。夢の4冠になったんで、責任もってクルーザーディビジョンを盛り上げていきますよ。カズさんと紙一重。世紀君とも紙一重。みんなそう。競い愛がないと伸びない。競い合いがないとZERO1ジュニアみたいになるんでね。競い合ってこのベルトを高める。だから誰でもこい、このスットコドッコイ!」


 【カズの話】「クルーザーディビジョンの第一歩を踏み出した。俺の夢は叶った。嬉しかねえよ。俺はなんでレスラーになったんだ? 夢を追いかけて、チャンピオンベルトを獲るためにレスラーになったんだ。それを田中稔に獲られた。今日の試合、誰がどれだけ支持してくれようと、俺はリベンジをする。田中稔、最初にお前に挑戦する。チャレンジャーはこの俺だ。今のプロレス界、今の俺たちの力を見せてやる」


◇第8試合◇
▼WRESTLE-1チャンピオンシップ/60分1本
[第4代王者]○鈴木秀樹(9分26秒 片エビ固め)[挑戦者]X浜亮太
※エルボー
☆鈴木が初防衛に成功


(試合後試合後、ベルトを巻いた鈴木がセコンドにいた芦野を挑発。芦野がエプロンに上がり鈴木に張り手)


鈴木「W-1のチャンピオンでありエースの鈴木です。以前言ったとおり、前回の防衛戦の後出てきたのがこれ(浜)だけだったので、これでいいですね。防衛戦は終わりです。ベルトはもらって、もうここには来ません。いいですね。(にらみつける村山レフェリーに)言ってることが間違いだったら言い返したらどうですか!」


KAIが現れ「鈴木、俺に挑戦させろ!」


鈴木「(KAIに)オマエはないよ。なんでオマエ負けたときもう一回俺にかかってこなかったんだよ」

 

近藤「(KAIに)オマエ、前回鈴木にあんな情けない負け方して、よく言えるな。帰れ」


(KAIが鈴木に詰め寄ると、近藤がKAIにショートレンジラリアット。征矢が現れる。)


近藤「おい、鈴木、俺は今タッグのチャンピオンなんだよ。この団体で一番俺が実績残してんだ。俺と闘え」


征矢「ちょっと待て。俺にはその資格がある! KAI、オマエは一度鈴木に負けてる、オマエにはチャンスはない」


(鈴木があきれたように花道へ。征矢は観客に「私にチャンスがあると思いますか!」と問い掛けるが微妙な反応。ワイルドコールをあおる。そこへ河野がデスペラードを引き連れて登場。鈴木は花道でイスに座って見守る。)


河野「うるさいですよ、みなさん。初めまして、W‐1チャンピオンシップ初代王者のデスペラードの河野です。ガタガタうるさいよオマエ。鈴木秀樹の言う通りじゃねえか。近藤さん、そのベルトはタッグのベルト、シングルの実績とは一切関係ない。だから挑戦資格はありません。そして征矢、オマエはとりあえずない。そしてKAI、オマエは前回負けてんだから挑戦資格すらないよ。オマエが負けたからこういうわけわかんねえ状態になってんだよ。ところで鈴木、そのベルト、俺のなんだよ。半年前に武藤敬司に貸してるベルトなんだよ。だからよ、デスペラードとして俺個人として、そのベルト必要なんだ。返せ」


(征矢が流れを無視して「鈴木、必ず俺がそのベルト取り返す!」と叫ぶ。鈴木がマイク。)
鈴木「で、どうすんの? またトーナメントとかやる? トーナメントで何回大会やるの? お客さんの負担が増えるから1回でやりたい。1回で全員まとめて。どうする? やる? やらない? じゃあいいや」


(鈴木は退場。コーナーでうずくまるKAIを残して、リング上の選手も退場。KAIがマイク。)
KAI「もとはと言えば俺がまいた種です。自分のケツは自分でふきます。必ず俺が鈴木からベルトを取り返します! 必ず取り返します! 本日はご来場誠にありがとうございました!」


【鈴木の話】「(攻め込まれる場面もあったが?)いいんじゃないですか、重たくて。(最後はエルボー一発で勝利したが?)それで負けるぐらいだから、弱かったんじゃないですか。(試合後、今回は4選手が出てきたが?)ダメですよね。もうお客さんに笑われちゃっているんで。よくあるパターンですよね。なんか見たことある。僕、タイトルをやるとは言ってないですからね。ただ、やるならそこで決めればと言っただけで。決めるんだったら、またトーナメントをやって、何大会も開いてお客さんに同じものを見せても困るんで。会社の内輪揉めをお金を払ってもらって見せてもしょうがないと思うんでね。やるんだったら1回でやったらどうですかというアドバイスですよ。(前回とは違って名乗りを挙げてきた部分については?)こっちが言ったからでしょ? 言ってからやっているんじゃプロレスは遅いんですよ。言わないでやらないとね。どっかみたいに『乱入します』と言って乱入したら、乱入じゃないですからね。そういうところもしょっぱいです。だから、KAI選手が言った時にブーイングになったんじゃないですか。その次の人はタッグだって言っているし、次の人は面白かっただけだし、最後もよくわからないし。これで挑戦を受ける方がおかしいと思うんですよ。受ける理由がないというか。あれはKAI選手が悪いというのをみんなの前で言い合っただけですよ。別に僕は関係ないですから。それをちゃんと終わらせてから話をした方がいいと思うんですね。(今日は満員のお客さんが集まったが?)それは嬉しかったです。僕が来ることでお客さんが入ってくれれば一番いいわけですし。それはW-1でお客さんが入っているわけじゃないですから。僕で入っているんですから。あとはまた数時間の協議をして決めてください。次は間違えないように」


 【浜の話】「惜しかったですよね。勝負に対する執念はチャンピオンの方が凄かったかなと思います。コンディションも動きもよかったんで、相撲で勝って勝負で負けたという感じだね。でも、勝負では報われなかったんですけど、今日は大相撲の世界から関取衆や先輩後輩がみんな来てくれたし、僕が住んでいる群馬や埼玉の方からも100人ぐらいの応援団が来てくれたんで、それが凄い嬉しかったですね。勝負には負けたけど、人としては記念に残る最高の1日でした。感謝の気持ちでいっぱいです。今回は5年ぶりだったけど、また元気なうちにタイトルマッチに挑めるよう明日から一生懸命頑張りたいと思います」


 【KAIの話】「俺が蒔いた種なんで。自分のケツは自分で拭かなきゃいけないんで。俺が必ず鈴木秀樹からあのベルトを獲り返します。(観客からは厳しい声が起きたが?)それは覚悟の上なんで。その上でも俺は獲り返す気持ちでいるんで。実際俺が外に流出させた張本人ですから」


 【近藤の話】「リングに上がった4人の中では一番支持率があったんじゃないかなって。俺は旗揚げ当初から言っていた無差別級を実現するためにも、鈴木から俺がベルトを獲るのが一番いいんじゃないかなと。話が早いと思う。どっちにしろ、この団体のために俺があのベルトを獲った方がいいと思う。まあ、KAIと征矢は絶対にないよな。KAIはあんな情けない獲られ方をしておいて、もう1回挑戦なんてどこの口が言ってんだって感じだよ。征矢は論外ということで。何でもいいよ。チャンピオンが一番偉いから、チャンピオンに言われた通りに俺は残りの3人を倒す」


 【征矢の話】「KAIがベルトを流出させた時点で、必然的に自分が行くのが相応しいんじゃないかと。過去を思い返せば、KAIがW-1のエースという発言をして。僕がマッチメイカーをやっていた時の話ですね。KAIが俺はエースだと言っていた時も僕はマッチメイカーとして責任があったので。KAIが獲られた時は、アイツのケツも拭いてあげなきゃいけないんで、自然と僕が次の挑戦者に相応しくなるんじゃないかなと。ああしてお客さんは『征矢が行け』と大賛成してくれたので、ぜひとも私は次の挑戦者として試合に臨みたいなと思います。(否定的な声が大多数だったが?)そんな言葉は僕の耳に入ってこなかったですね。お客さんからも『お前しかいない』という言葉が飛び交っていたので。僕はそれに応えるしかないですから」


 【河野の話】「あのベルトはまだ俺のだからね。武藤敬司に貸している最中に向こうでチョロチョロやっているけど。そもそも両国で俺は負けてないから。VTRを見てくれたらわかるけど、俺が足4の字を食らっている時に武藤敬司のセコンドがリングの中に入っているんだよ。反則負けだと思うんだよね。ご祝儀でみんなは見て見ぬふりをしているけど、そういうところを含めて俺に権利はあると思うんだよね。まあ、デスペラードはちょっと準備に時間がかかっていたけど、これからまた前に行くよ。ゆくゆくはデスペラード興行や俺たちが舵取りするイベントも考えているから。そのためにはみんなベルトがあった方がいいと思うから。この世界、ベルトがないと発言権がないからね。だから、『返せ』と。鈴木選手は俺が貸したとか全然しらないのかもしれないけど」


 WRESTLE-1後楽園大会前に武藤敬司が登場し、最高経営責任者として高木三四郎DDT大社長が就任することが発表された。
 理由は大社長のコメントでもあったとおり、WRESTLE-1側の都合で経営のテコ入れが迫られたからだと言う。
 NOAHが新日本プロレスからテコ入れを受けているが、NOAHも怪しい会社からテコ入れを受けるよりは新日本からテコ入れを受けた方がマシと判断したのと同じで、武藤も白石伸生で失敗したことを考えると、信頼のできる人物にテコ入れを受けた方がマシと考えた上での決断だったのではないだろうか…。
 大社長はWRESTLE-1では表に出ず、あくまで裏方として活動するそうだが、大社長がWRESTLE-1をどうテコ入れしていくか、手腕も期待だがその分責任も重大だと思う。


 本題であるクルーザービジョン初代王者決定戦トーナメントの準決勝は稔がパンデーラと対戦。TAJIRI、土肥のデスペラード勢の介入に稔は苦しむも、パンデーラが羽交い締めにしてのTAJIRIの突進が誤爆となると稔はグラウンドコブラで3カウントを奪い決勝に進出。


カズvs大和はカズが場外ボディースラムから大和の腰に集中攻撃を浴びせ、大和も脚攻めで反撃も、コーナーの攻防を制したカズが雪崩式ファイナルカットを決める。
カズはファイナルカットを狙うが大和は阻止し、ならばカズはハンドスプリング式レッグラリアットを狙うがキャッチした大和はアンクルホールドで捕獲し、雪崩式の曼陀羅捻りでダメ押しする。
大和は大☆中西ジャーマンからノーザンライトボムを狙うも、カズは阻止し読み合いを制してハンドスプリング式レッグラリアットを放つとトラースキック、ファイナルカット、リバース式ファイナルカットからパワープラントを決め3カウント、決勝へ進出する。


 決勝のカズvs稔はカズが徹底した首攻めを展開して先手を奪うが、カズを場外へ出した稔はコーナー最上段からのムーンサルトアタックを炸裂させ、カズのライオンサルトを自爆させ、飛びつきヒザ十字固めを決める。
 耐えたカズターンバックルへのコンプリートショットで反撃し、三角飛び式雪崩式フランケンから顔面蹴り、雪崩式ファイナルカットを決め、ツームストーンパイルドライバーからファイナルカットを決め追い詰めにかかると稔もグラウンドコブラ、投げっ放しタイガースープレックス、顔面蹴りで応戦、しかしトルネードカッキーカッターを阻止したカズはリバースブレーンバスター、リバースゴリースペシャルボムと畳み掛ける。
 稔はハイキックからHEATクラッチを決めると低空ドロップキック、延髄斬りの波状攻撃に出て、雪崩式ハーフハッチ、ダイビングフットスタンプで急降下から最後はトルネードカッキーカッターを決め3カウントを奪い初代クルーザー級王者となりEWPインターコンチネンタル王座、ZERO1のジュニアに2冠も併せてシングル4冠王となった。

 メインは鈴木に流出したWRESTLE-1王座に浜が挑戦、浜はぶちかましなど巨体を活かした攻めで先手を奪うが、攻め疲れが目立ち始めると鈴木はエルボースマッシュを乱打、浜もリョウタハンマーで打ち返し、投げっぱなしジャーマンからランニングボディプレス、リバーススプラッシュと圧殺する。
 勝負と見た浜はリョウタハマーを狙うが、背後に着地した鈴木はスリーパーで捕獲、浜は後ろに浴びせ倒し脱出するが、鈴木は延髄斬りから再度スリーパーで捕獲し、上体を挙げた浜にエルボーを浴びせて3カウントで鈴木が王座防衛、試合後にWRESTLE-1での防衛戦を拒否した鈴木に対し前王者のKAI、近藤、征矢、河野が挑戦に名乗りを挙げ、挑戦者決定トーナメント開催が濃厚となった。

高木三四郎新体制となったWRESTLE-1、果たしてどう変わるのか?

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