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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

新体制初のビッグマッチで起きたまさかの下克上…稲葉がKAIを降しWRESTE-1王座を奪取!全日本が対抗戦に勝利も秋山が若手に激怒!

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新体制初のビッグマッチで起きたまさかの下克上…稲葉がKAIを降しWRESTE-1王座を奪取!全日本が対抗戦に勝利も秋山が若手に激怒!

8月11日 WRESTE-1「プロレスLOVE in YOKOHAMA」神奈川・横浜文化体育館 1902人満員


<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼大和ヒロシ復帰戦/30分1本
NOSAWA論外 ○MAZADA KIKUZAWA(10分13秒 片エビ固め)×大和ヒロシ 立花誠吾 頓所隼
※正田落とし


【大和、立花、頓所の話】
立花「人の数に圧倒されてしまいました。いつも出させてもらっている会場よりもものすごく人が多くて、入場したときにビビっちゃいました。でも、すごくいい経験になりました」


頓所「これだけたくさんのお客さんの前で試合ができて、緊張して、慌てちゃったんですけど、でも楽しかったです」


大和「2人に関しては、ボクは逆にすごいなって思いますね。デビューしたばかりで、試合数も少ないなかで、まだ自分のやりたいことも出し切れてないかもしれないけど、それでもこうやって端から見たら、これだけの人のなかで堂々と闘って。末恐ろしいというか、期待しちゃいますね。これがまた新しい出発点。これで怖気つかずに、今日のことを忘れないで、どんな会場に行っても同じように試合ができるようにね。
(半年ぶりの復帰戦だったが?)この半年、自分なりにいろいろと動いていたんで。休んでいる間も自分のなかで、自分なりにW-1と向き合って、W-1にいま必要なことはなにかを考えてやってきました。欠場している自分にしかできないやり方で闘ってきたつもりなんで。半年も経ったんだなっていう感じですね。あっという間だったんですけど、実際にリング上で闘ってみると、あっという間ではなく、やっぱりちょっと長かったのかなって。自分のやりたいようにカラダが動いてくれないし、練習はしていたんですけど、やっぱり人の前は独特の重圧もありますし。自分が思ったようにできなかったところもありましたけど、思った以上のことをさせてくれるのもリングなので。リングの上が自分のいる場所として、誰かが応援してくれる場所、その応援があったから、こうして(復帰できた)。
本当に正直、3月にカラダが動かなかったときは引退も考えたんですけど、(今日の)結果は納得がいかないですけど、首から下が動かなくなっても、最後までギブアップせずに闘えたっていう。今日もリングの上に立って、たくさんの人が名前を呼んでくれて、心とカラダがついていかないとか、甘いこと言っちゃダメですよね。次にクルーザーのベルトを巻いたら、ずっと巻き続けて、自分がその頂点にいられるように、応援してくれる人の期待に応えられるようにやっていきます。それが自分が戻って来た理由ですね。自分のためだけじゃなくて、応援してくれる人のためにも。応援してくれて、自分が恩を返したいって本気で思える人たちのためにボクは戻って来ましたんで。一回拾った命ですけど、その拾った命をそのために全力で使いたいと思います。努力に勝る力なし!」


◇第2試合◇
▼30分1本
○村瀬広樹 大家健 翔太 三富政行(9分22秒 首固め)高木三四郎 ×アンディ・ウー 吉岡世起 藤村康平


◇第3試合◇
▼1ウェポンハードコアタッグ4WAYマッチ/30分1本
河野真幸 ○ジェイク・オーメン(10分17秒 片エビ固め)火野裕士 ×KAZMA SAKAMOTO
※イスの上へのチョークスラム あと2チームは葛西純&MIKAMI、田中稔&TAJIRIwith金村キンタロー


◇第4試合◇
▼スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
カズ・ハヤシ ザ・グレート・サスケ ○ディック東郷(15分13秒 片エビ固め)近藤修司 דbrother"YASSHI 大鷲透
※ダイビングセントーン


【近藤、YASSHI、大鷲の話】
YASSHI「やりやがったな、カスヤロー。また1つ、オレ的に言わせてもらえば点ができたってことだ。カスヤロー。ただの負けじゃないって考えたら、点がまた次の点に飛び火して、もう1回覚えておけよ。カスヤロー。そして、カスヤローども楽しみにしておけ。またオレら、悪冠一色がそろう時が来るやろ。覚えておけ」


近藤「長いね。ブランクが長過ぎるのかもしれない。でも、オレは点だと考えてないから。線として次の戦略を練るよ。オレは3人でもともと持ってたUWA(世界6人タッグ)を取り返したいんだよ。目標はそこだから」


大鷲「オレら3人組んだの何年ぶりだよ。今日はハンディキャップだ。今日はいきなりポッと組んでそんなにうまくいかない。オレだって3日前のダメージが残ってるんだ」


【カズ、サスケ、東郷の話】
東郷「みちのく初期のメンバーだったんで、あれからもう20数年ですか。ボクも一度引退してもう組む機会がないと思ってたんで、復帰して新たに組めて感無量です」


カズ「オレはみちのくの初期にいないんで。ただ獅龍選手という人がいまして、その人がディック東郷さんが久しぶりに帰ってきまして、なんかやりたいことがあると言っていました」


サスケ「やっぱり獅龍じゃないんだよね。みんな獅龍って大前提でカズ・ハヤシって言ってるけど、違いますからね。別人ですからね。ただ懐かしい気持ちがしました。ありがとうございました。東郷おかえりなさいということで。私は地球の平和を守る。神のご加護を」


◇第5試合◇
▼WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ/60分1本
[挑戦者]○児玉祐輔(16分52秒 エビ固め)[第4代王者]×鈴木鼓太郎
※サーヴィカル・ブレイク
☆鼓太郎が6度目の防衛に失敗、児玉が第5代目王者となる


(試合終了後)
児玉「クルーザーのベルト、取りました! 海外の、アメリカ、カナダと1年間以上回ってきて、感じたことがあるんです。W-1は素晴らしいレスラーたちと素晴らしいファンたちに囲まれた、素晴らしい団体だということです! オレはこの団体でもっともっと上を目指していきます。ボクはW-1が大好きです。もっともっと、日本だけじゃなくて世界にもどんどんW-1というプロレス団体を広めていきたいと思ってます!」


(そこへ吉岡とアンディが登場。)


吉岡「児玉さん、まずはベルト奪取おめでとうございます。ただ正直ね、1年、この1年児玉さんが海外で何をして何を持ってきたか、正直ボクはよく知らないですけど、そのベルトはW-1で闘い続けて悔しい思いをしてきたボクらが取り返さなきゃいけなかったんですよ! 児玉さんがそのベルトを取ったなら、オレは児玉さん、あんたを超えなきゃ前に進めないんですよ。そのベルトを懸けてオレの挑戦受けてください」


アンディ「ちょっと待ってくれ。オレはな、先月そのタイトルに挑戦して失敗したし、さっきはなんかわけわからんやつにマスクはがれて…。でも、オレはな、そのクルーザーのベルトを開けられるわけにはいかんねん。次、オレが挑戦させてもらう」


児玉「ちょっと待ってください。いま、ボク取ってちょっといい気持ちになってたんですけど、でも、すぐに来てくれたのが吉岡さんとアンディさんという若い選手2人っていうのがボクはすごいうれしいです。でも、3WAYというよりボク、シングルでじっくりやりたいんで、2人今度、新宿? 19日ですか。挑戦者決定戦してください。それで勝った方がボクとタイトルマッチやりましょう。いいですか? じゃあ8月19日、新宿FACEで2人が次期クルーザーベルト挑戦権を懸けて闘ってください。よろしくお願いします」


【鼓太郎の話】「(戦前、児玉が覚醒しなければ勝負にならないと言っていたが?)今日でようやく合格点すれすれじゃない? これから児玉裕輔の作るクルーザーの世界をしっかり見させてもらうけど、とてつもなくいばらの道だと思うよ。オレと比べられるんだからね。すべての面でオレを上回らないとお客さんは納得してくれないよ。じっくりと見させてもらうよ。まあ、オレはW-1でできることはこれまでかなっていう感じかな」


【児玉の話】「正直、鼓太郎さんの壁が厚くて、ちょっと何度もダメだと思ったんですけど、W-1をもっともっとおもしろくしていきたいし、それをボクが引っ張っていきたいし、そういう気持ちがあるし、その気持ちが最後、技に乗ったんじゃないかなって。自分が海外で経験してきたこと、身に付けてきたこと以上のものを…別に本人はそんなつもりはないと思いますけど、鼓太郎さんとやることによって引き出されたというか。挑戦者として挑む相手が鼓太郎さんで良かったです。ボクも王者として対戦相手の限界値を一つひとつ超えさせるようなチャンピオンになれたらなと。そうすればこのベルトの価値も上がって、もっとおもしろいものも見せていけると思うので。
(試合後、アンディ、吉岡が挑戦表明に来たが?)やっぱり同期なので、ボクが一年フラフラと海外に行って、フラッと戻って来たって思っているんでしょうけど、そんなことはなくて。ボクは海外で日本では経験できないさまざまなものを学んできたので。でも、一発目にオレに挑戦させろって言ってきたのが、同期の若い2人だったっていうのは、上から目線ですけど、嬉しかったっていうか。根っこの部分は同じというか、W-1をどんどん盛り上げて、クルーザーも負けないぞっていう、そういう気持ちできてくれたんだと思います。ボクはチャンピオンになって、これからW-1を盛り上げていくっていう大きな、大きな志があるので、その志では吉岡さん、アンディさんには負けません」


◇第6試合◇
▼イケメン試練の七番勝負 第六戦/30分1本
○飯伏幸太(18分37秒 エビ固め)×黒潮“イケメン"二郎
※シットダウン式ラストライド


(試合終了後)
黒潮「ちょっと…ありがとー! すいません。もう緊張でダメだったんですけど、今日の試合どうでしたか?(拍手)支えてくれてありがとうございます。ただ、今日6戦目なんですよ。でも、すいません。結構いろんなレスラーの方をお聞きするんですけど、ボクは最後の一人はもうボクの中で決まってます。これだけはボクの意見を聞いてほしいんです。高木さん、武藤さん、最後の相手はボクの去年の契約でやめた師匠、船木誠勝、しかいないと思ってます。いまW-1がケガ人多いとかそんなことで、でも、イナリンも土肥ちゃんも熊も、がんばろう!」


【飯伏の話】「おもしろかったですね。楽しかったですよ。リング以外の部分も含めて楽しかったって言おうと思ったんですけど、リングの中だけでも楽しかったですね。またシングルマッチやりたいです。常に万全な状態ではあるんですけど、壊れた部分も少なからずあるんで、それが治ったらもっともっと楽しい試合ができると思う。それが楽しみですね。収穫がありました。(久々の日本での試合だったが?)日本のファンになかなか試合を見せることができなかったので、もっと見せていきたい…見せていきます。(イケメンから感じたことは?)僕が20代のころの感覚というか、体の能力を思い出しました。あのころのイメージがよみがえってきました。今出てるCWCでの試合も勝ちつつ、日本でも試合をしていきたいです。(今日の研究の成果は?)自分を思い出した。忘れてる部分をもっと思い出して、それを出していける気がしましたね」


【黒潮の話】「やっぱり強いですね…。ボクがこんなこと言っちゃいけないのかもしれないけど。ボクなんかよりずっと先の先の展開を考えていますね。自分のことを天才だと思ってましたけど、ちょっと次元が違う…。でも、バカって何度言われてもいいから、そこにたどり着けると思っています。大和さんは努力に勝る天才なしって言いますけど、たぶんその通りです。努力で天才は磨けます。リング上で先走っちゃいました。船木さんって言っちゃいました。正直言って、W-1と船木さん、壁できちゃいましたけど、そんななかでボクも連絡を取らないようになって1年。さっきもテンション上がって言っちゃいましたけど、七番勝負、あと1年2年3年5年10年20年30年…いつになるかわからないけど、もうちょっと待ってもらっていいですか。この記事を通して船木さんに感じてほしいです。ハイブリッド・ブラスターも出したし、船木さんに勝てるようにイメージしてずーっと練習してたんです。でも、まだ勝てる想像がつかないんで。その想像がついたとき、ひょっとしたらボクはW-1のベルトを巻いてるかもしれません。そのとき、船木さんをチャレンジャーとして呼ぶ。そのつもりで何年後でもいいです、待ってください」 


◇第7試合◇
▼WRESTLE-1vs全日本プロレス スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
○秋山準 野村直矢 青柳優馬(21分51秒 片エビ固め)武藤敬司 ×土肥孝司 熊ゴロー
※エクスプロイダー


【秋山の話】「(対抗戦勝利だが?)オレがやっただけじゃん。オマエら(野村&青柳)、何もしてねぇじゃん。なぁ、青柳。違い見せろって言っただろ。一緒じゃねぇか。何を教わってんだ? アホ! 声も出てねぇし、元気もねぇし。何だ、これ? 勝っただけ。オレが勝っただけよ。何しに来てんだ? オマエらはわざわざ…そんな感じ。(厳しい言葉だが?)厳しい以外ないでしょ。(報道陣に)何かあった? 青柳すごいなってところ、野村すごいなってところあった? ないでしょ? ないんだよ。何しに来てんだよ! 人のところまで。WRESTLE-1はオマエらなんかにいらないって言うよ。オレも来ないけど。
(全日本の分裂以来、武藤との対戦だったが?)最初から言ってるけど、オレと武藤敬司じゃないんだよ。コイツらがもっと自分らで…土肥君? アレもオレに来てたけど、オマエらの中で1回、物語を作ってみろよ、若いヤツらで。オレに来るのも簡単でしょ。オマエらが武藤敬司に行くのも簡単だよ。そんなのやめろ…まぁ、オマエらは今日いかなかったからいいや。でも、アイツらと何かやれよ。何か作れよ。何にもなかったよ。何もないよ、オマエら。オマエら、全然ダメだよ。こんなチャラチャラした格好してんなよ! コノヤロー! 特にオマエ(青柳)。ふざけんなよ。いいところばっかで使われてるけど、何も変わってねぇじゃねぇか!」


【武藤、土肥、熊ゴローの話】
武藤「このようなシチュエーションで実はひそかにあの中でオレ自身が主演を狙ってたんだけどさ。成り行きの中で今日の主演はオマエ(土肥)だったな。試合は負けたけど、なかなかがんばってたよ。体力負けもしてないし」


土肥「でも、悔しいですよ。全日本プロレス、面白いよ。面白いし、オレのことをクソみたいに思ってた秋山準も少しはオレの名前を覚えたんじゃねぇか。頭の中にしっかり覚えておけ。WRESTLE-1の土肥孝司だ。頭の中でしっかり覚えておけ。次はシングルでも何でもいいからやりたい。以上」


武藤「試合は負けたけど、オレと秋山じゃ正直のりしろっていうのはそんなに残ってねぇよな。コイツらはのりしろが無限大にあるからな。明日からの土肥に期待してますよ。オマエ(熊ゴロー)もよかったよ。(全日本の若い2人に対してはどんな印象を持った?)しっかり丁寧に育ててるなって印象。あといい意味で全日本らしくないというか、真面目そうな2人だったな。好印象、好青年でしたよ。(秋山は激怒していたが?)あっ、そうなの!? 正反対じゃん。オレがほめてるのにさ。これも一つの育て方の違いかな。オレはおだてておだてて伸ばす方だから。(この闘いは点から線につながる?)オレを抜かして、彼と彼(土肥&熊ゴロー)と若手とか、彼と秋山とか。それは秋山次第になってくると思うけどさ。そこはまだ。あの2人したって、このままじゃ終わったりしないでしょ。社長から怒られたりしてんだから。まぁ、TPOさえ合えば。今日、こうやって出てきてくれた全日本・秋山社長には敬意を表しますよ」


熊ゴロー「(全日本の若い選手は今後絡んでいきたい?)絡んでいきたいですよ。これで勝ったと思われたらしゃくなんで。全然印象にない。もっとガンガン来いって感じですね」


土肥「全日本プロレスの若手は基礎とかしっかりしてると思いますけど、あんなケンカもしたこともない人の顔を殴ったこともねぇような若造を対抗戦に出してくんじゃねぇよ」


熊ゴロー「当たりが弱い。もっとガンガン来いよ、対抗戦なんだから」


武藤「WRESTLE-1のリングで先輩から『ガンガン来い』っていつも言われてんのに、こういう時だと言ってんねぇ。そういうところで背中見てるんだな。いつも『ガンガン来い』って怒られてばかりだろ」

◇第8試合◇

▼WRESTLE-1チャンピオンシップ/60分1本
[挑戦者]○稲葉大樹(21分59秒 極反り卍固め)[第8代王者]×KAI
☆KAがI2度目の防衛に失敗、稲葉が第9代目王者となる


(試合終了後、W-1コンディショニングコーチの桑原氏から勝利者賞を受け取って記念撮影。ベルトをレフェリーから奪い取ったKAIが稲葉の腰に巻く。KAIが稲葉の手を上げると拍手が起こる。退場するKAIに稲葉は一礼。)
稲葉「(泣きながら)勝ちました! もともと、今日のカードはKAIさん対征矢さんで、征矢さんのケガによって急きょ決定戦に勝ったボクが文体のメインをすることになったんですけども、挑戦者決定戦に勝ってから、ずっと、プレッシャーと、征矢さんとKAIさんの試合を超える試合がボクにできるかって不安で、毎日きつかったんですが、今日を迎えて本当によかったです、ありがとうございます! まだまだ、W-1は始まって月日が短いかもしれませんが、オレたち残ったW-1の人間で、このW-1をもっともっとみなさんが楽しく見てくれるようなW-1に変えていきます! 今日はご来場、誠にありがとうございました!」


(吉岡とアンディが稲葉を肩車。2人に支えられて花道を引き揚げた稲葉はステージでベルトを掲げてみせた。)


【KAIの話】「終わりじゃねえぞ! 終わらねえぞ、ここからだ。(傍らの大家に向かって)健さん! ここでオレら終わってられないですよね! KO-Dタッグの防衛戦、10月16日の保土ヶ谷でのオレの自主興行、それに向けて、その先に向けて、オレら止まらねえぞ! プロレスをメジャースポーツにするために、もっと自由の道を究めるぞ。W-1、稲葉も活躍してる、若手選手も活躍してる、嬉しいことじゃないか。オレは負けても、泥水をすすって立ち上がる」


【稲葉の話】「W-1、無差別級のベルト取りました。ボクが若手でW-1を変えていくって言って、UWAが取れて、形はすごい特殊な形かもしれませんが、W-1の年間一のビッグイベントでKAIさんからベルトを取ることができました。でも、これからだと思います。これからまだまだボクたちはやることがいっぱいあると思います。もっともっとファンの人たちに楽しんでもらえるように、また来たいって思ってもらえるように、ボクたちが変えていきます。(プレッシャーも大きかったと思うが?)本当に決定戦に勝って、征矢さんの代わりが務まるかなって思って、(涙声になって)本当にツラかったんですけど…メインに出て良かったと思ってます。結果を残せました。征矢さんの分も頑張れたかなと思います。ありがとうございました」


 WRESTE-1横浜文体大会で高木CEO体制初のビッグマッチが開催されたが、当初メインでKAIの保持するWRESTE-1王座に挑戦するはずだった征矢学が、8月1日王道・青森大会に出場した際に右肩を負傷、医師の診断の結果「右肩鎖関節脱臼及び靭帯損傷」の診断を受け、試合が出来る状態でないため欠場することになった。
 メインカードの消滅の危機の中、8月19日新宿大会で行われる予定だった次期挑戦者決定戦の近藤修司vs稲葉大樹が8月6日の小田原大会に急遽スライドされ行われたが、、稲葉が変型卍固めで近藤を破る金星を挙げ、そのままKAIへの挑戦者として横浜文体のビッグマッチのメインに抜擢されることになった。


 試合はバックの奪い合いからKAIが足を掛けてグラウンドを仕掛けるも、エルボー合戦からKAIのフロントハイキックをかわした稲葉はエルボーを浴びせ、ダイビングショルダーでKAIを場外へ追いやると、エプロンダッシュのプランチャを敢行して先手を奪う。
 リングに戻った稲葉は倒れ込み式ヘッドバットを投下するが、KAIはフロントキックで逆襲しエプロンの稲葉を蹴り出すとトペを発射、稲葉を花道に連行してからDDTで突き刺し、花道ダッシュのラリアットを狙うが、稲葉は卍固めで捕獲、しかしアームドラックで脱出したKAIは花道上でのブレーンバスターで投げる。
 リングに戻ったKAIはショルダースルーから逆エビ固めで腰攻めを展開、エルボー合戦も腰のダメージのせいか稲葉に力が入らずKAIが競り勝つと顔面ウォッシュからボディースラムで投げるが、稲葉はフライングショルダーで逆襲し、KAIの串刺し攻撃もエルボーで迎撃して逆に顔面ウォッシュを浴びせる。
 稲葉はブレーンバスターから卍固めで捕らえようとするが、KAIはロープに逃れ、執拗に卍固めを狙う稲葉をコーナーにぶつけて脱出してから、串刺し攻撃を狙う稲葉にフロントハイキックで迎撃してから、コーナーに逆さ吊りにしてからの顔面への低空ドロップキック、逆エビ固めで捕らえる。
 KAIはLATを狙うが、稲葉は張り手で阻止するも、KAIはトラースキックから延髄斬り、投げ放しジャーマンの連発から顔面へのトラースキックを浴びせ、サンダーファイヤーパワーボムを狙うと稲葉は抱え上げられてから頭突きの連打で阻止を狙うが、突進したところでKAIがキャッチしてファイヤーサンダーで突き刺す。
 KAIは叫ぶとサンダーファイヤーパワーボムを決めるが、スプラッシュプランチャを狙うと稲葉は張り手と頭突きで阻止し、競り合いから雪崩式フィッシャーマンズバスターを決め、稲葉はラリアットを連発するも、KAIはラリアットの連発で応戦する。
 KAIは垂直落下式ブレーンバスターからスプラッシュプランチャを投下するが、かわされて自爆となると稲葉はスリーパーで捕獲し、振りほどこうとするKAIを連続ジャーマンで投げる。
 KAIは突進する稲葉をトラースキックで迎撃するが、ラリアット狙いは稲葉が卍固めで捕らえ、切り返し合いから近藤を下した極反り卍固めで捕獲するとKAIはギブアップ。稲葉が新王者となった。


 試合後はKAIも潔く敗戦を認め、稲葉の腰にベルトを巻いて退場すると、稲葉も喜びをアピールして大会を締めくくったが、征矢の代役ということで誰もが稲葉の王座奪取を期待しておらず、KAIがどれだけ良さを引き出すかにポイントを置いていたが、まさかの王座奪取は驚いたとしか言いようがなかったものの、ビッグマッチのメインとしては大きなインパクトを与えた。


 しかしデビュー三年目で頂点は他の選手に大きな影響を与えるのは必至、先輩だけでなく同期、また後輩からも追われる立場となる、稲葉がこれからのWRESTE-1をどう引っ張っていくのか、今後に注目である。


 セミで武藤、秋山がそれぞれの若手を引き連れ、WRESTE-1vs全日本の対抗戦を実現させ、武藤はリアルデスペラードの土肥とニューワイルドオーダーの熊ゴローを抜擢し、対する秋山全日本は野村、青柳を引き連れて参戦、レフェリーはかつて全日本のレフェリーだった村山大値レフェリーが起用された。
 試合は武藤と秋山が先発で出陣しグラウンドで互いに出方を伺うが、熊ゴローvs野村はヘッドロックの攻防を展開するも、熊ゴローから交代を受けた土肥はコーナーに控える秋山を強襲、野村が割って入って逆水平合戦を展開するが、土肥は隙を伺って再び秋山を強襲も、交代を受けた青柳に土肥がエルボースマッシュ、ボディースラムと攻め込み、交代した武藤が青柳をブラッシングエルボーからSTFで捕らえ、カットに入る野村を土肥が返り討ちにする。
 熊ゴローに攻め込まれた青柳は秋山の交代、秋山は熊ゴローにエルボーを放ってから、コーナーに控える土肥にツバを吐きつけ挑発、一旦青柳に代わり、青柳が土肥を自軍に連行すると交代した秋山が土肥の逆水平を受けた後でエルボー、頭突きで倍返しし、それでも向かってくる土肥に秋山はラリアットを浴びせて場外へ出し、野村が場外ボディースラムで投げた後でリングに戻し、秋山はパイルドライバーで追撃する。
 全日本軍は動きの止まった土肥に集中攻撃を浴びせ、秋山が青柳の援護を得てランニングニーを炸裂させるも、ブレーンバスター狙いは土肥が逆に投げてやっと武藤に交代、武藤は野村、青柳をドラゴンスクリュー、秋山にもドラゴンスクリューから足四の字で捕獲するが秋山はフロントネックロックで切り返す。
 秋山はランニングニーを狙うが、かわした武藤は低空ドロップキックからシェイニングウィザードも秋山はブロックしてエクスプロイダーを決めるが、武藤は起き上がってシャイニングウィザードを放って両者ダウンし熊ゴロー、青柳に交代。
 熊ゴローは青柳、土肥は野村と攻防を繰り広げるが、野村のスピアーから交代を受けた秋山は土肥にニーを浴びせてからエクスプロイダーを狙うも、阻止した土肥は頭突きから突進してくる秋山にスパインバスターで叩きつけ、武藤が串刺しシャイニングウィザード、熊ゴローのラリアットと援護射撃から土肥はラリアットを炸裂させる。
 土肥はコーナーへ昇ると野村が阻止して雪崩式ブレーンバスターで投げるが、すぐ起きた土肥は野村をショルダータックルで一蹴、青柳もエルボーで排除する。しかし秋山は膝の連打を浴びせるとランニングニーからエクスプロイダーを決め3カウントを奪い勝利も、土肥は秋山の膝にしがみつくと秋山は髪をつかんで健闘を称えて握手するも、すぐ場外へ放り出した。


 だが試合後のバックステージでは秋山に笑みはなく、逆に野村と青柳に激怒し一喝した。確かに展開から見ても本来のテーマは秋山と武藤は敢えて脇にまわって、若手4人を前面に出すつもりが、試合の主役だったのは秋山と土肥、土肥が秋山を狙うなら野村と青柳はその前に立ちはだかなければならないのに、二人は秋山を前面に出して脇にまわってしまった。勝つには勝ったけど本来のテーマに全日本からズレてしまったことで、秋山もダメ出ししたくなるのも無理はなく、野村と青柳の足りない部分でもあり、また大日本プロレスの若手に劣っている部分でもある。
 今後に関してはWRESTE-1、全日本とも前向きな姿勢を見せており、また土肥も秋山とのシングルを熱望していることから継続の方向、これだけダメ出しを受けた野村、青柳は反応していくのか・・・


 また黒潮の7番勝負の相手は飯伏、開始早々空中戦を展開するが、エプロンでの攻防で飯伏が断崖式ジャーマンを狙うと、黒潮は断崖式ヘッドシザースホイップで落とし、スワンダイブのトペを放つも、乱闘が客席にまで雪崩れ込むと飯伏は1階の黒潮に2階からムーンサルトアタックを発射、これで主導権を奪った飯伏に黒潮は拳をジャケットで包んでのナックルで反撃し、ロープ越しのハイキックで場外へ追いやった後でムーンサルトアタックを炸裂させる。
 リングに戻った黒潮はスペースローリングエルボー、フェースクラッシャー、その場飛びムーンサルトと畳み掛けた後で、コーナーからダイブするが飯伏はドロップキックで迎撃し、飯伏は打撃のコンポからその場飛びムーンサルトも、黒潮は剣山で迎撃する。
 黒潮はトラースキックからラリアットも、かわした飯伏は掌底からジャーマンも、雪崩式狙いは黒潮が阻止し雪崩式リバースフランケンシュタイナーを決める。
 黒潮はタランチュラ、スワントーンボムから船木誠勝譲りのハイブリットブラスターを決め、ムーンサルトプレスを投下するが、飯伏は両足を立てて迎撃、飯伏のハイキックをかわした黒潮は飛びつき腕十字を決めるも、カサドーラ狙いは飯伏がキャッチして脳天から突き刺し、最後はシットダウン式ラストライドで3カウントで飯伏が勝利、試合後に黒潮は7番勝負最後の相手としてかつての師匠である船木を指名する。


 クルーザー・デヴィジョン選手権は鼓太郎のボディーへのエルボーに児玉が苦しんだが、ファンネル狙いをかわした児玉がドロップキックで反撃しトルネードDDTで突き刺すが、コーナーに飛び乗って振り向いてダイビングエルボーを放つサーヴィカルブレイクはかわされてしまうと。鼓太郎はファンネルからダイビングエルボー、エルボーのコンポで児玉を圧倒し、児玉は再度サーヴィカルブレイクを狙うが、鼓太郎はエルボーで迎撃してからツームストーンパイルドライバーで突き刺す。
 エルボーでグロッキーとなった児玉に、鼓太郎は三沢魂タイガードライバーを狙うが児玉はウラカンラナで切り返すと、リバースフランケンシュタイナーからトラースキック、鼓太郎の三沢魂ローリングエルボーもトラースキックで迎撃してから、垂直落下式ブレーンバスターで突き刺す。
 児玉はリストクラッチ式変型サイドバスターから不知火・改、サーヴィカルブレイクで3カウントを奪い王座を奪取、試合後はアンディと吉岡が挑戦に名乗りを挙げ19日の新宿大会で挑戦者決定戦が行われることになった。


 第4試合のスペシャル6人タッグ戦は終盤でカズがトペを決めれば、サスケは久々にラ・ケブラータを近藤、大鷲の炸裂させ、最後は東郷がYASSHIにペティグリーからのダイビングセントーンで勝利も、試合後は敗れた近藤組はチームを継続させてUWA6人タッグ王座獲りをアピール。


 第3試合の1ウェポンハードコアタッグ6人タッグ戦はTAJIRI組が人間凶器として今年引退を表明している金村キンタローを投入するが、火野は金村をゴミ箱へ詰め込みそのまま強制退場させる。
 試合はトリガーの新メンバーであるオーメンがKAZMAをチョークスラムで仕留め勝利、またトリガーを追放された村瀬は第2試合でアンディのマスクを剥ぎ取ってからの首固めで勝利を収め、試合後はアンディのマスクを被ってポーズをとる村瀬にアンディが激怒し乱闘となった。
 今大会から復帰となった大和は東京愚連隊相手に復帰戦を行うも、終盤に愚連隊が大和にスーパーパワーボムを決めると、KIKUZAWAがムーンサルトプレスを狙うが、仕掛けに手間取ってしまい自爆となるも、MAZADAは正田落としを決め3カウント、大和は復帰戦を勝利で飾ることは出来なかった。

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