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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

NOAHの純血路線への転換に杉浦は噛みつけることが出来るのか?

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NOAHの純血路線への転換に杉浦は噛みつけることが出来るのか?

<プロレス格闘技DXより>
【会見の模様】
▼内田会長「本日は会見にお集まりくださいまして、誠にありがとうございます。2日・後楽園、3日・ディファ有明とひじょうに内容の濃い、壮絶な戦いを見せていただきました。私は就任して1カ月足らずですが、鈴木軍という2年間に渡って参戦したチームとの戦いに対して、やっとの思いで終止符を打つことができた。これはここにいるチャンピオンの中嶋選手、潮崎選手、谷口選手、小峠選手、それに触発されてノアの選手が力を取り戻したから、だと感じております。そしてノアの中での新たな戦いというのは“内部抗争"であると思いました。3日のディファでも、すかさず北宮選手が中嶋選手に対して名乗りを上げて、ヨネ選手、ストーム選手がGHCタッグへの挑戦を表明した。これは素晴らしいことだと思っております。我々もより一層、ノアの選手たちが大きく羽ばたいて、そしてノアの看板がまた光り輝くことを目標にしてやっていける。その覚悟と気持ちが起きました」


※その後内田会長が12月ツアーのカードを発表後、杉浦貴と新人デビューについて言及


▼内田会長「杉浦選手が鈴木軍を脱退いたしましたけれど、本隊には属さず、一人でノアの選手と戦う…と申しておりました。その後、リーグ戦にも参加したサエス選手。3勝4敗と大変健闘なさった選手なんですけど、彼がいち早く杉浦選手の呼びかけに呼応しまして、私のほうに杉浦選手と一緒に戦いたい、と申し出がありましたので、杉浦選手とサエス選手を組ませる…という形になりました。また、これまで練習生として頑張っていました宮脇純太選手が高松大会でプレデビュー戦を行います」


※その後、各王者が対鈴木軍振り返りと今後の戦いに向けて所信表明


▼小峠「本当に(タイチ相手に)防衛できて安堵しています。お互いに退けない戦いだったと思うんで、こういったことを言ったらズレるかもしれないんですけど、タイチは本当に自分のスタイルに凄いプライドを持った選手だったな、と改めて思います。終わってみれば、プレイヤーとしては少しリスペクトの念も生まれましたね。まぁタイチに関してはこんなんで…今までも僕は対鈴木軍ジュニアということでやってきましたけど、これからは違った形での対戦相手も決まって来ると思いますんで。今までも、でしたけど、これからもシングルのチャンピオンとして胸を張って自分のスタイルでこのベルトを輝かせていかないといけないと思います。ジュニアタッグの選手権に関しては、しっかり獲り返していかないといけない。僕が(邪道&外道に)負けてますんで。まずは奪取ですね。そして再び二冠王として防衛を築けるようにしていきたいと思います」


▼潮崎「リング上でも言った通り、やっと、このGHCタッグのベルトをマイバッハ谷口と獲ることができました。これは素直にうれしいことでしたし、獲った相手が強いK.E.S.。あの二人から獲れたことは、自分たちにとっても意味のあることですし、これからノアを守っていくうえでの責任も感じます。身の引き締まる思いで防衛を重ねていきたいと思います。(ヨネ&ストーム組相手の防衛戦に向けて)あの2人には勝率的には勝ち越してると思いますけど、ここぞという時のパワーを僕らはまだ知らないので、ここから前哨戦も始まりますけど、まずはタイトルマッチまでは自分たちが優勢に進められるようにやっていきたいと思います」


▼谷口「K.E.S.の二人から勝てたことは本当に良かったと思いますし、タイトルマッチ前は全敗していたので、タイトルマッチで勝てたことは自信になりました。その自信は今後防衛できるという自信にもなりました」


▼中嶋「まずは2年間続いていた鈴木軍との戦い。それを俺の手で終わらせられたこと。うれしいというか、本当に良かったな…と思いましたし、(鈴木みのる相手に)防衛して守ることができたのも、これまでノアを応援し続けてくれたファンの皆さんのおかげだと本当に改めて思いました。やっと新しい一歩を踏み出せたかな、と思っています。…というのもベルトを守ることは、これまでだったらもしかしたら丸藤さんに頼るしかなかったかもしれないけど、今回は丸藤さんじゃない。そこは大きな一歩だと思うし、今回シングルのベルトだけじゃなくて、今いるこのメンバーがベルトを持ってるっていうのは大きな意味があると思っていますので、これからのノアを楽しみにしていただきたいなと思いますし、僕らは期待以上の戦いをみせていくつもりなので、これからもよろしくお願いします。(北宮戦に向けて)正直、ビックリはしてますけど、マサ北宮という存在は俺にとっても大きいし。今のノアの戦いを見せられるのは俺とマサ北宮だと思います。でも24日の試合後、ベルトを持ってるのはこの俺です」


――内部活性化の指針について各王者の見解は?


▼小峠「うーん、正直なことを言いますと、対鈴木軍というものが急に…僕の中ではまだ終わった実感が無いくらいなんで…。今まで対鈴木軍としてやってきた戦いと、ガラッと変わると思うんですね、僕もノアの選手と防衛戦をするにあたって。もちろん内容もそうなんですけど、僕個人として、プレイヤーとして、“ノアのファン"の方も対鈴木軍を通じて新しくファンになった方もしっかり惹きつけられるような試合を、しっかり“変えて"やっていかないといけないと思います」


▼潮崎「自分は鈴木軍との抗争に関しては途中参加だったんですが、対鈴木軍が終わったことで、これからが本当にいろんな意味でのスタートだと思ってますんで。そしてノアの素晴らしさを見せられる絶好のチャンスだとも思っています。これからどういう流れになっていくか分かりませんけど、全体を見てもらえれば、と思います」


▼谷口「鈴木軍との戦いも終わり、これからはノアらしいプロレス…というのをより一層、皆様に観ていただきたいと思います」


▼中嶋「内部活性化は前から思って言ってきたことなので、やっとそのきっかけが作れた…と思ってます。本当にこれからだと思ってますけど、それができないとこの先のノアは無いと思ってるし、でもこのメンバーならできると信じてるし。まずは俺がこのベルトを光り輝かせて、ノアのマットを俺が盛り上げます」


▼内田会長「やはりウチはプロレス団体として、このGHCというベルトを持っている団体ですので。この2年間に渡っては鈴木軍という別の存在があったことで、ベルトに対して集中できる環境では無かったのではないかと思います。やはり団体としては常にベルトを懸けた戦いを頂点として今後大会を運営していくので、ここにいる4人のチャンピオンたちもこれまでは対鈴木軍で結束して戦ってきたとは思いますが、今度は仲間だった関係性から狙われる関係性に変わるので、内部の活性化というか、ベルトをめぐる戦いにきっちりシフトしていって、そしてその実力が外部にも知れ渡れば、当然そのベルトを狙ってくる動きが外部にも出てくると思います。そういうことになっても、またしっかり対抗できる、そして揺るがないポテンシャルを持ってもらう戦いでもあると思います」


――中嶋選手、杉浦の行動についてはどう見る?


▼中嶋「(杉浦vs)鈴木みのる戦の後にああいう動きがあって、まだ正直自分自身も状況が良く分からないので自分から言えることはあまりないですけど、杉浦がなぜああいう行動に出たのか。まだ分からないし、分からないからみんな出て行けなかったんだとも思うんですけど、唯一(ノア勢との和解を求めて)出て行ったのは丸藤選手。あの2人にしか分からないことがあって出ていったのかもしれませんけど、(杉浦がノアと対抗する道を選んだことは)現時点では僕は認められないですね。僕は絶対に許せないですね。だから、本隊と試合をする時はきっと僕だけじゃなくて、各選手も杉浦貴に対する思いをきっとぶつけると思うんで、それはそれで試合としてはいいんじゃないかなと思います」


――小峠選手、内部を充実させるにはあと2本ベルト(GHCジュニアタッグ)が足りない状況だが、邪道&外道への思いは?


▼小峠「実力あるのは分かってますんで。僕も1回土つけられてますんで。邪道&外道への思いっていうよりは、GHCのベルトはウチのベルトなんで、ウチの選手が巻かないといけないと思ってます。僕自身ジュニア2冠王の期間が本当に短い期間で終わってしまったんで、僕自身がもう一歩上に行くためのベルト奪取を狙ってますんで。そういった意味でも邪道&外道という世界的なタッグチームからベルトを獲り返す…ってことに凄い価値があると思ってますんで。今回も自分から攻めていきたいと思います」


――内田会長、今回のツアーにはフリー選手やK-DOJO勢が多く参戦しているが、その経緯については?


▼内田会長「ウチは興行会社ですから、地方興行と言っても組む試合数は最低限ございます。そこで今参戦している選手の呼びかけに応えてくれた選手、だということですね。そもそも私が全日本にいた頃も所属選手は大体16〜17人からスタートしていましたので、そこに外国人がいたり、フリーの選手が入ってきたりして運営していたので、そことあまり大きな違いはなく、興行を組んだということですね。それと先ほど小峠選手にあったGHCジュニアタッグの件ですが、やっぱり今のノアにはですね、鈴木軍を最終決戦で打ち負かした勢いがありますので、これを潮目としてですね、獲りに行くべき。この潮目に乗らない手はないんで。ある意味リベンジですから。これは片づけなきゃいけないだろうと思ってます。これからは“純血のノア"というものを、もう一度雑味とかそういうのを取り払ってですね、すっきりさせたいという思いが詰まった12月のシリーズになると思います」


☆12/24(土)東京・後楽園ホール 18:30開始


▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合
[第28代選手権者]邪道 外道(1/60)[挑戦者]小峠篤司 原田大輔
※邪道&外道組2度目の防衛戦


▼GHCタッグ選手権試合
[第36代選手権者]潮崎豪 マイバッハ谷口(1/60)[挑戦者]モハメド ヨネ クワイエット・ストーム
※潮崎&谷口組初防衛戦


▼スペシャルシングルマッチ
丸藤正道vs杉浦貴


▼GHCヘビー級選手権試合
[第28代選手権者]中嶋勝彦(1/60)[挑戦者]マサ北宮
※中嶋2度目の防衛戦
 
 NOAHが会見を開き、次期シリーズの概要を発表、内田雅之会長は鈴木軍が完全撤退、そしてこれからのNOAHは純血路線でいくことをアピール、次期シリーズのカードからは鈴木軍の選手らの名前はなく、代わりにK-DOJO勢やフリーで元WNCの藤原ライオンの名が連ねていた。


 一部マスコミでは鈴木軍の撤退と共に、これまで業務提携関係だった新日本プロレスとも関係解消が伝わっているが、会見では新日本との関係に関しては明言はしなかったものの、純血路線は新日本との提携関係の解消を意味していることから、おそらくだが24日の後楽園大会をもって新日本との関係は終わると見ていいだろう。


 NOAHは純血路線でやっていけるのかというと、武藤敬司が全日本プロレス時代に「純血だけでやっていくのは理想」と述べているとおり、今のマット界は団体がテリトリー化して、団体同士が交流し合っている時代、ほぼ純血路線でやっているのはDRAGON GATEぐらいなもの(新日本はROHなど海外の団体と交流している)、純血路線でやっていくことが難しいことは武藤の下で働いていた内田会長が一番良くわかっているはずだ。


 ただ突然新日本との関係を切ったことで、これからどういう団体と接していくのかという模索しているのかというものもあるのでは?、現在のNOAHの戦力では純血路線は難しいことから、どこまで純血路線を続けるのかという疑問もある。


 気になるのは会見には出席しなかった杉浦の動向、次期シリーズは志願したとしてサエスと組むことが決定しているが、杉浦が本当にサエスを求めているのか?、まだ杉浦の考えていることが見えない部分もある。


 しかし内田会長の考えている路線に噛み付けるのは、反体制を貫いている杉浦だけ、新日本の内藤哲也がヒールの立場を利用して現在の新日本のあり方を批判しているだけに、杉浦も反体制という立場を利用してNOAHのあり方をどんどん批判して欲しいと思うが・・・

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