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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

丸藤正道が永田裕志を降しGHCヘビー級王座を奪取…時代を掴んだと同時に築くための戦いが始まった

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丸藤正道が永田裕志を降しGHCヘビー級王座を奪取…時代を掴んだと同時に築くための戦いが始まった

7月5日 NOAH「GREAT VOYAGE 2014 in Tokyo vol.2 方舟進章~有明夏の陣~」有明コロシアム 6700人

<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼「Jr.TAG LEAGUE PREVIEW」/20分1本
○ロッキー・ロボ ジンゾー(6分06秒 片エビ固め)北宮光洋 X熊野準
※トレスアミーゴス

◇第2試合◇
▼ジュニアヘビー級3WAYマッチ/20分1本
○大原はじめ(5分30秒 ムイビエン)Xクワイエット・ストーム
※もう一人はスペル・クレイジー

◇第3試合◇
▼「モハメッドボンバーズ vs NO MERCY」/30分1本
○モハメド ヨネ 池田大輔(7分17秒 片エビ固め)高山善廣 X平柳玄藩
※キン肉バスター

◇第4試合◇
▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者]石森太二 ○小峠篤司(18分15秒 エビ固め)[第21代選手権者]小川良成 Xザック・セイバーJr.
※キルスイッチ
☆小川&ザック組が2度目の防衛に失敗、石森&小峠組が第22代選手権者となる

【試合後の石森&小峠】
――ベルトを肩に掛けた気持ちは?

▼小峠「嬉しいですね。一昨年はタッグリーグで優勝して、去年は準優勝だったんですけど、何が足りないかと言ったら、コイツが足らなかったんですよね。だから今年のジュニアタッグリーグは、俺たちの腰にこれを巻いていけるのは大きいんじゃないかと」

▼石森「とりあえずベルトを取り返すことができてホッとしました。今日は小峠君が頑張ってくれたおかげで何とか取り戻すことができたと思います。本当に小峠に感謝です」

――再びベルトが戻ってきたことについては?

▼小峠「いろいろあって、ノアに来て初めて巻いたベルトが22日で終わってしまったんですけどね。前回は短かった分、今回はジュニアタッグリーグも優勝して、22年は持っていられるような、そんなチャンピオンになります」

▼石森「小峠が言ったように、すぐに終わらないで長期政権にできるように。ベルトがあるとないとじゃタッグは違うから。本当にこのベルトを持っていて、俺らがノアジュニアの代表だと思われるようなタッグチームに成長していきたいと思います」

――コンビネーションが冴え渡っていたが?

▼小峠「僕に言ってくださってますけど、石森さんが頑張ってくださったんで。強い相手ではあったんで。コンビネーションも凄い相手なんで、ジュニアタッグリーグがあるのかと思うと恐ろしくなるんですけどね。とりあえずコスチュームを白にしてきたから勝てたんじゃないかな。そこのところは大事だから」

▼石森「ここで心意気が合ったのかもしれないですね」

▼小峠「初めて観るお客さんも多いと思いますから、『あいつらはタッグチームなんだ。なんかやってくれそう』と思わせるような、そんなチームをこれからしっかり作り上げていきたいなと思いますね」

――試合後、小川選手がザック選手に暴行を加えていたが?

▼石森「何なんでしょうね? 何がやりたいのかわからないです。小川選手は自分が納得いかないと、ああいう行動を取る傾向にあるので」

――ジュニアタッグリーグの抱負は?

▼小峠「俺たちが本命だから。優勝しかねえよ。『ノアのジュニアタッグ戦線はやっぱり石森&小峠組しかねえな』って思わせるような、そんな大会にしたいと思います」

▼石森「全チームを比べたら、俺らが3年連続で一番長く出ていると思うので。必ず結果を出して、俺らがベストなジュニアタッグチームだと証明したいと思います」

◇第5試合◇
▼GHCジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第27代選手権者]○原田大輔(16分29秒 片山ジャーマンスープレックスホールド)[挑戦者]X拳王
☆原田が3度目の防衛に成功

【原田の話】「きついですね。蹴りが響きました。(エプロンでの攻防も大変だったが?)アイツは凄い覚悟を持って攻めてきたのが伝わりましたね。紙一重でした。(拳王に声をかけるなら?)強い者が勝つんじゃなくて、勝った者が強いんやって。そう言いたいですね。(防衛戦をするごとに強くなっているように見えるが?)そう見えたなら、僕は嬉しいです。でも、ここで止まるわけにはいかないんで。もっともっとノアのジュニアを盛り上げていきたいと思います。(玄藩がカットに入ったが?)素直にありがとうと言いたいですね。あれがなかったら本当にやばかったんで。ああやってNO MERCYのチームとして助けに来てくれたことは嬉しいです。(今後については?)もうすぐジュニアタッグリーグが始まるんで。今日助けに来てくれた玄藩さんとはパートナーが違って、クワイエット・ストームと組んで優勝を目指して頑張ります」

【拳王の話】「バカヤロー! うるせぇよ、おめぇら。俺は絶対このまま終わらない。強いチャンピオンから絶対ベルト獲ってやるんだ」

◇第6試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
後藤洋央紀 ○柴田勝頼(18分45秒 片エビ固め)X齋藤彰俊 中嶋勝彦
※FK

◇第7試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○関本大介(10分22秒 反則勝ち)Xマイバッハ谷口
※レフェリー暴行

◇第8試合◇
▼GHCタッグ選手権試合/60分1本
[第31代選手権者]○杉浦貴 田中将斗(18分21秒 片エビ固め)[挑戦者]マイキー・ニコルス Xシェイン・ヘイスト
※オリンピック予選スラム
☆杉浦&田中組が初防衛に成功

【試合後の杉浦&田中】
――激しい試合を勝ち抜いたが?

▼杉浦「やっぱり相方を信じてたし、このチームの方が絶対に上だと思うので」

▼田中「本当にパートナーに恵まれたというか。俺が攻められても、俺がコーナーにおっても、信頼できるパートナーなんでね。俺がほんまに危ない時は入ってきてくれるやろうし」

▼杉浦「今日は俺が助けられたよ」

――敵無しの強さを印象づけたが?

▼杉浦「その強い印象が第一歩になるんでね。次に繋がるから。次もまた何かを目指していこうと思う」

(※ここでヨネ&池田が登場。ヨネが『次の挑戦者は私たちです』と宣言し、弾丸ヤンキースに握手を申し出る)

▼田中「確かに君たちには名古屋(4・20名古屋国際会議場大会でのグローバル・タッグリーグ公式戦)で負けてるんでね。負けたままこの2つのベルトを持ってて、『俺らが最高だ。最強だ』と言っててもしょうがないと思うし。試合を組むかどうかはしらんけど、俺の気持ちの中ではおもろいちゃうかなとは思うけどね。どう?」

▼杉浦「いいんじゃないですか?」

(※握手するまで帰ろうとしないヨネ&池田の手を握って強引に帰らせる)

――彼らの気持ちは受け止めたと?

▼杉浦「名古屋で負けてるんでね。そういう意味では『やっと来たな』と思うんで」

――今後の防衛ロードに向けては?

▼杉浦「きっちりまた防衛して、俺たちの凄さを示すだけ。まだまだ俺らはもっと先に行きたいんでね。あのチームに負けてつまずいている場合じゃないんで。まだまだこの2人で先を、高みを目指していきます」

▼田中「ただ防衛回数を重ねるだけじゃなくて、結果、試合内容、云々全てにおいて、観に来てくれたお客さん全員が『弾丸ヤンキースが上だな』と思うぐらいに知らしめていかないと、チャンピオンである意味合いはないと思うんで。そういうところをしっかり自分の中で考えながら防衛していきたいと思います」

――握手したのはヨネたちを帰らすため?

▼杉浦「勝利に浸って、インタビューを受けていい気分になっている時に来られたから、早く帰ってほしいなというのは多少あります。アピールするならリング上で来いって。お客さんの前でやらないと」

▼田中「そこでお客さんが『あいつらしかおらんやろ』という声援を飛ばしたら間違いなく決まってたと思うし」

◇第9試合◇
▼GHCヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○丸藤正道(25分29秒 片エビ固め)[第21代選手権者]X永田裕志
※変型エメラルドフロウジョン
☆永田が5度目の防衛に失敗、丸藤が第22代選手権者となる

丸藤「永田選手! 尊敬します。(“奪回"について)本当に…本当にお待たせしました。ベルトがゴールじゃない。今日が新しいスタートだと思うんで。声援が力になった。ありがとうございました。(“七夕の願い"を問われると)このノアをもっと良くしていくこと。期待を裏切らないように選手全員で頑張っていきたいと思います。(一人マイクを持つ)俺は止まってられないんで。次、すぐ防衛戦に行きたい。永田裕志が俺を飛び越えて名前を出してたヤツがいるだろ? 同じユニットでも、俺の隣で虎視眈々でベルトを狙ってるヤツがいただろ。上がって来い!(中嶋を呼び込む。)そうだお前だ。勝彦。お前とだったら、ノアを去ったあのライバル以上のすげー試合をできる気がする。俺がチャンピオンだけど、俺の挑戦、受けてくれないか?」

中嶋「是非! 全力でそのベルトを獲りにいきます」

丸藤「ギリギリ(GHCヘビー返り咲きに)間に合った。年齢、コンディション、キャリア…本当にギリギリだったと思う。今まで結果が残せなかったり、怪我とかで期待を裏切ってきた。それでも、これだけの人が応援してくれたことに感謝してます。偉大な先輩たちの名に恥じぬように一生懸命やっていきたいと思います。応援よろしくおねがいします!」

【丸藤の話】「(ベルトを持った感想は?)本当に最高です。最高ですけど、きつかったです。(8年ぶりに感じるベルトの重みは?)8年前とは意味合いが違うし、あの時は若さと勢いだけで行けた感じがありましたけど、今日は全然意味合いが違いますね。年齢的にも気付けば今年35歳になるし、本当に怪我もたくさんしてきたし。自分の中では正直言って自信を失いかけてた部分もあったんで。いろんなことがキッカケでまたプロレスラーとしての欲が高ぶりました。その点に関しては永田裕志に感謝したいと思います。(厳しい場面が続いたが?)防戦一方ですよ。そこは強がったって意味がない。やられっぱなしだった。でも、諦めない姿…そういう先輩方の姿を見てきたんで、今日は絶対に何があっても諦められなかったです。(最後の技は?)ポールシフトが形は崩れたとはいえ返されたんで。自分の中でもまだパーフェクトな形ではないですし、何回も決まってないけど、GHCヘビー級チャンピオンの俺としては今後最大の武器になっていくんじゃないかと思います。(丸藤選手と三沢選手の技が合体した形になるが?)真似はあんまり好きじゃないんで。俺の中であの人は生きてるし、今後プロレスをやっていく上で、あの人のことは、俺もそうだけど、皆さんにも忘れてほしくない。なので、いろんな意味で俺が受け継いでいきます。(初代王者が決まった会場でベルトを取ることができたが?)それは狙ったものじゃないし。いろんな偶然が重なってこうなったものなんで。それはいい意味で運命だと捉えて今後もやっていきたいと思います。(最初の防衛戦の相手に中嶋選手を指名したが?)彼はDIAMOND RINGだけれども、ノアに強い気持ちを持って常に戦ってくれてるし、誰しもが認める実力を持っているんで。佐々木健介にも勝っているしね。挑戦者としては問題ない人間で、むしろハッキリ言って俺がビビッてるぐらい。ぜひとも全力でやってみたいなと思います。(今後に向けての決意は?)リング上で言ったように、偉大な先輩たちが守って作ってきたノアなんで、それを俺たちの世代で無くしちゃいけないと思うし。俺は中心で先頭に立っていくつもりですけど、俺に限らずみんなで頑張って、このノアをまた業界のトップに持っていきたいと思います」

【永田の話】「(ベルトを明け渡した今の気持ちは?)敗者の気持ちを聞く気分はどうですか? 待ちに待った気分だろ。逆に俺があなたに聞きたいよ。こんなハッピーエンドはないよね。ノアファン誰しもが待ち望んでいたこの結果。丸藤が成し遂げたんだよ。嬉しいだろ? (丸藤選手からは『尊敬しています』という言葉があったが?)敗者に情けは無用だよ。それよりも、お前らにそれだけノアを愛する心があるならば、まだまだノアには苦難の道が待ってんだ。それをしっかり盛り上げて、支えてやれよ。さあ、これからが大変だぞ、プロレスリング・ノア。この数ヶ月、ヘタすりゃ2年近くか。このノアに上がった永田裕志は完全復活したよ。そろそろ引き際かなという周りの空気がある中で、俺もちょっとだけ思いかけた中で、ノアのリングに上がって正面から戦って、俺は甦った。そのリングを提供したノアには感謝している。知らないぞ。これでお役御免となるか、それとも俺の出番がまだあるのか。ない方がいいに決まっている。さあ、どうするか、俺にもわからない。若返った永田裕志が地獄の強行日程のG1で優勝トロフィーをゲットする、そのパワーをこのノアのリングでしっかりもらったと思っている。恥ずかしい成績は残せない。こいつらと正面から戦って、ベルトを散々光り輝かせて、ノアのマットをブルーに染め上げた俺が簡単にいかれるわけにはいかないから」

【中嶋の話】「(指名されてどうだった?)BRAVEとしてやってきた自分を丸藤さんに見ていただけてたのかなって。今日の言葉でそれを実感したので、嬉しかったです。(名乗りを挙げるつもりはなかった?)もしも丸藤さんが敗れることがあったら次は俺が行くしかないと思ってましたけど、丸藤さんが勝った姿を見て、『あそこまでどうやって行こうか?』と正直思っていたところだったんで、まさか指名していただけるなんて思ってなかったです。これは僕にとってビッグチャンスなので、しっかりと全力で新たにスタートした丸藤さんから取りに行きたいと思います。(今日の永田戦を見てどう思った?)ファンの皆さんと同じような気持ちですね。本当に感動したし。ですけど、自分が挑戦させていただく部分で、そこはしっかりと切り換えて。今日以上の試合をもちろんしたいし、最後は念願のGHCヘビー級のベルトを自分が巻く姿をしっかり想像して、試合に挑みたいと思います」


恒例となった7月のNOAH有明大会のメインはGHCヘビー級王者の永田に丸藤が挑戦、森嶋猛が永田に敗れてから流出したGHCヘビー級王座を奪還するためにKENTA、杉浦、マイバッハ、ヨネが永田に挑んだがいずれも失敗、丸藤が最後の砦となって永田に挑んだ。

序盤は両者共グラウンドから丸藤がチョップ、永田がエルボーの打撃戦、競り勝った永田はいきなりバックドロップを決め先手を奪う。丸藤は場外に逃れても永田はフロントハイで追撃、リングに戻ってめ永田ら胴絞めスリーパー、キチンシンクで丸藤のスタミナを奪いにかかる。丸藤はドロップキック、時間差ロープワークからの追い越しラリアットで活路を見出すとバッククラッカー、トラースキック、不知火、トラースキックと畳み掛ける。永田のエクスプロイダーを着地した丸藤は断崖式不知火を狙うも、永田は逆に断崖式エクスプロイダーを敢行して丸藤はエプロンの角に背中を直撃させ大ダメージを負ってしまう。勝負と見た永田はタイナーから雪崩式エクスプロイダーと畳み掛けるが、垂直落下式ブレーンバスターは丸藤が着地してポールシフトを決めるもカウント2、すぐさまパーフェクトフェースロックを狙うが、永田はスープレックスで投げると白目式腕固めで捕獲、そして垂直落下式ブレーンバスターからバックドロップを狙うが丸藤は阻止、永田はタックルを狙う丸藤を膝蹴りで迎撃してからリストクラッチ式エクスプロイダーを狙うも丸藤は着地、永田のハイキックをブロックした丸藤はガラ空きになった永田にトラースキックコンポ、虎王から三沢メモリアルで披露した変型エメラルドフロウジョンを決め3カウント、丸藤が7年ぶりにGHCヘビー級王座を奪取し至宝をNOAHに取り戻した。

2006年9月に丸藤は当時の王者だった秋山準を破りGHCヘビー級王座を奪取、KENTAとの防衛戦ではこののベストバウトを受賞するほどの名勝負を繰り広げ新時代への扉が開いたかに見えたが、12月に三沢光晴の挑戦を受け敗れたことで扉は閉じ、ジュニアに専念や負傷による長期欠場、そしてブッカーとして一歩引いたため王座から遠ざかってしまった。
三沢が死去し、小橋建太が引退、秋山とKENTAもNOAHを去ってからやっと丸藤は時代を掴んだが、時代をどう築いていくのか、丸藤の戦いは始まったばかりだ。

GHCタッグ選手権は王者の弾丸ヤンキースが先手を奪うが、勝負を狙った田中のスライディングDをヘイストが避けるとTMDKは合体技で反撃、ヘイストはボムバレーデスを杉浦に狙うが、杉浦はフランケンシュタイナーで切り返してからアンクルホールドで捕獲、弾丸ヤンキースの波状攻撃に対しTMDKは合体技で応戦するが、ヘイストのブラックスワンスプラッシュを田中が阻止すると波状攻撃からサンドバックタイムと猛ラッシュをかけ、最後は杉浦がオリンピック予選スラムで3カウントを奪い王座を防衛した。

GHCジュニアヘビー級選手権はサミングや大原の介入で拳王が先手を奪い右膝攻めを展開するも、王者の原田も二人ごとプランチャでなぎ倒して反撃、再び大原が介入するが玄藩が駆けつけ大原を排除するも、拳王はエプロン上でのファルコンアローからジャーマンを繰り出すが原田の背中が拳王の顔面に直撃すると拳王は右眼を負傷、それでも鋭いキックを浴びせ羅喉を狙うが阻止されると、原田はブレーンバスター式牛殺し、ローリングエルボー、大☆中西ジャーマン、ニーアッパー、ローリングエルボー、カナディアン式ニーアッパーと猛ラッシュをかけてから片山ジャーマンで3カウントを奪い王座を防衛。

GHCジュニアタッグ選手権は挑戦者組の誤爆を誘発させるなど、小川のしたたかさが冴え渡るが、挑戦者組は再び誤爆し仲間割れと見せかけて、小川にダブルトラースキックを浴びせると、ザックを捕らえて450゜スプラッシュとキルスイッチの合体をさく裂させてから最後は小峠がキルスイッチで3カウントを奪い王座を奪回。試合後は策に溺れた小川がザックにバックドロップで八つ当たりするなど大荒れとなった。


<プロレス格闘技DXより>
 第3試合後に漫画家ゆでたまご・中井義則氏の長男で総合格闘家・プロレスラーの中井光義がノアに入団することが発表された。

 中井は1989年1月2日、東京都出身の25歳。2007年6月のZST有明大会で、大沼啓介から腕ひしぎ逆十字固めで一本勝ちを奪い白星デビュー。昨年9月のパンクラス横浜大会で近藤有己とのエキシビションマッチも経験し、12・8有明大会にも出場。ランドン・バンナータに敗れた。プロ戦績は2戦1勝1敗。プロレスラーとしてはハードヒットの2・28&4・26新木場大会に参戦していた。

 中井は第3試合後にスーツ姿でリングイン。大川リングアナがプロフィールを紹介すると、“ゆでたまごJr."であることを知った観衆からどよめきが起こった。マイクを渡された中井は「プロレスリング・ノアファンの皆様、はじめまして。プロレスラーの中井光義です。一日でも早く皆さんの前で試合ができるように頑張りますので、応援よろしくお願いします。男、見せます!」とあいさつ。場内は激励の拍手に包まれた。

【中井の話】「(ノアマットであいさつした感想は?)まずノアファンの皆様の温かい声援に感謝しています。また気合いが入って、デビューに向けて精一杯練習していきたいなと改めて決意が生まれました。(四方に向かって丁寧にお辞儀をしていたが?)今まで僕はフリーでやってきたので。今回は本当にノアに骨を埋める気でここに立つんだと、そういう決意を込めて、一礼一礼精一杯に。ファンの皆さんに失礼のないようなプロレスラーにならなきゃなという思いで、魂を込めて礼をさせていただきました。(今はどんな気持ち?)僕の立場で言うのはおこがましいんですけど、本当にノアのトップに立つんだという気持ちで。親父の夢が実はプロレスラーだったんですよ。息子の俺が親父から夢をバトンタッチされたので、必ず叶えたいなと思います。(ノア入団についてお父さんからかけられた言葉は?)とにかく喜んでくれているんですけど、あんまり印象深い言葉はいただいてないですね(笑) (ノア入団のキッカケは?)実は数年前から丸藤さんと面識がございまして、お会いした時からお誘いは受けてたんですけど、総合の試合だったり、自分にもやらなきゃいけないことがあったので。本当に丸藤さんのお誘いに応えたかったんですけど、その時はまだ準備が整ってなくて。今回は25歳という決して若い年齢ではないんですけど、このタイミングでお声をかけていただいたんで。僕の立場も今ならプロレスに専念させてもらえるなと。『今回はぜひ頑張らさせてください。僕はノアで戦います』と丸藤さんに言いました。(ファイトスタイルは?)バッチバチです。父がああいう職業に就いていて、そういうネームがあるとなると、結構坊ちゃん系なのかなと思われるんでしょうけど。誰が相手でもバッチバチで行きたいと思います。(理想とする選手は?)ノアの選手でしたら杉浦貴さんみたいな。カッコいいですよね、単純に。戦車っぽいパワー系のファイトスタイルが男心にグッとくるというか。僕の理想です。(ノアファンに向けてメッセージを送るなら?)男、見せます! (今現在の体重は?)180センチ、104キロあります。(デビューはいつ頃に?)丸藤さんには一日でも早くと言われてるんですけど、丸藤さんが確か約半年でデビューして、三沢さんも半年と言われまして。『その記録を塗り替えろ』と丸藤さんに言われております」


また第3試合後には漫画家ゆでたまご・中井義則氏の長男で総合格闘家・プロレスラーの中井光義のNOAH入団が発表された。中井はパンクラスなどで既にMMAデビューを果たしていることから、話題性のある即戦力ルーキーといったところだ。

丸藤時代となったNOAH、箱舟新章は新たなページが開き進んでいく。
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