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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

デビュー20周年目で実現した2018年9月1日の丸藤正道vs現在進行形のイタミ・ヒデオ

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デビュー20周年目で実現した2018年9月1日の丸藤正道vs現在進行形のイタミ・ヒデオ

9月1日 NOAHサミー「ぱちんこCR真・北斗無双第2章」 presents 丸藤正道20周年記念大会「飛翔」両国国技館 6285人 超満員

(アピール、コメント、写真などはプロレス格闘技DXより)
<第1試合 15分1本勝負>
○モハメド ヨネ 宮脇純太(4分45秒 片エビ固め)×百田光雄 菊地毅
※キン肉バスター

<第2試合 20分1本勝負>
佐野巧真 本田多聞 ○越中詩郎(5分34秒 片エビ固め)齋藤彰俊 ×井上雅央 川畑輝鎮
※ダイビングヒップアタック

<第3試合 30分1本勝負>
○大森隆男 コーディ・ホール(5分55秒 片エビ固め)クワイエット・ストーム ×タダスケ
※アックスボンバー

<第4試合 30分1本勝負>
○近藤修司 黒潮"イケメン"二郎(9分50秒 片エビ固め)HAYATA ×YO-HEY
※キングコングラリアット

<第5試合 30分1本勝負>
Hi69 田中稔 ○鈴木鼓太郎(8分59秒 体固め)大原はじめ ×熊野準 諸橋晴也
※ブルーディスティニー

(試合終了後)
大原「鈴木鼓太郎さん、初めまして。プロレスリング・ノア、ムイビエン、大原はじめです。鼓太郎さん、今日だけじゃないですよね? 僕を含めて今のノアジュニア、鈴木鼓太郎さんを知っている人はもういません。この続きはノアのリングでやりましょう。すいません、勝手なことをいいます。ノアジュニア、来週からシングルのジュニアリーグがあります。そこに、ぜひ鈴木鼓太郎さん、出てください」

鼓太郎「長い長い説明、ありがとうございます。でも、そんな丁寧な説明は俺にはいらないよ。俺を出していいのか? 俺を出したら優勝は絶対だぞ。お前らノアジュニア、ノアジュニアに関わっている全員に言っておく。今のノアジュニアは最弱だ」

(鼓太郎の発言に熊野、大原が怒って襲い掛かり、稔やHi69、諸橋まで加わった)

【鼓太郎の話】「俺の名前を知らない人ばっかりだって言ってたけど、なに言ってんだって。お客さんの声を聞けよ。みんな俺の名前知ってんだろ? 俺がかつてノアジュニア最強だった時の一角を担った鈴木鼓太郎だよ。もう1回言ってやるよ。今のノアジュニア、全員含めてノアジュニア、お前ら最弱だ。俺が本当の強さを教えてやる」

 【試合後の大原】
大原「リング上でマイクを持ちましたけど、今日だけで終わりにしたらもったいないというか。せっかく今日、鈴木鼓太郎に初遭遇できたんで。今のノアジュニアに足りないパーツ、俺は鈴木鼓太郎だと思います。なぜならもう小川さんぐらいじゃないですか? 鼓太郎さんと長くやってたというような人は。1回2回やったことがある人はもしかしたらいるかもしれないけど、長い間、ノアのリングでやってた人間というのはいないでしょ? 熊野ぐらいじゃないですか。練習生でともに練習したりとか、一緒にやってたなというのは。今日、熊野が当たったことは凄く特別だったと思うし、新しいノアジュニア、これからのノアジュニアのために、やっぱ動いていかなきゃいけないのは、俺みたいな人間だと思うから。俺がマイクで、急だけど言わせてもらった。内田会長がなんと言うかわからないしね。会社が、ファンの人がなんて言うかわからないけど。急だし、無理かもしれないけど、ジュニアリーグに出てほしいから。今日、この場ぐらいでしょ? こういうアピールができて、接点ができるのは。後悔したくないから。この続きがあるかないかは、会社の判断だったり、鈴木鼓太郎の判断に任せますけど。まあ、俺はやることやったから、あとはどうなるかって感じですよ」

――鼓太郎選手から「今のノアジュニアは最弱だ」という発言があったが?

大原「そういう風な考えをお持ちでしたら、ぜひともリングに上がっていただくなりして、今のノアジュニアを体感していただきたいなと。そのためにも、ぜひリーグ戦…最悪リーグ戦がダメでも、定期的にノアのリングに上がって、我々ノアジュニアを一緒に試合をしてほしいと思います。以上です。というわけで、今日もムイビエン」

<第6試合 30分1本勝負>
中嶋勝彦 ○マサ北宮 太陽ケア(11分33秒 エビ固め)潮崎豪 清宮海斗 ×KAZMA SAKAMOTO
※サイトースープレックス

<第7試合 30分1本勝負>
高木三四郎 ○HARASHIMA 男色ディーノ(15分51秒 エビ固め)拳王 ×小峠篤司 マイバッハ谷口
※蒼魔刀

(試合終了後、拳王がDDT勢にアピール後にTV解説を務めている森嶋猛にマイクを渡す)
森嶋「ノアファンの皆さん、お久しぶりです! 丸藤正道、20周年、おめでとうございます。てめえよ、メインでしょっぱい試合したらしょうちしねえからな。KENTAはどうでもいいからな。ヒデオ頑張れ。以上」、

(森嶋は拳王を呼びとめ、Tシャツを脱ぐと、「これ、杉浦に渡してくれ」とTシャツを拳王に託し、そのまま会場をあとにする。)

【拳王の話】「負けてしまったよな。負けたら悔しいよな。いつでもあいつら、倒しにいってやるよ。そして最後! なんかよ、見たことある顔のヤツが出てきたぞ。森嶋猛、昔の俺の首領だ。見てみろよ。森嶋さん、首領の興行のTシャツを、なぜだか杉浦に渡しとけ? おい、俺が杉浦に渡せるわけねえだろ。あんなヤツ、話もしたくねえよ。いいか、てめえら。どうせ杉浦、ここに帰ってくるんだろ? その時にはな、これ(Tシャツ)を置いておくから、それを伝えておけ。杉浦にこのTシャツを、森嶋猛が渡しとけって。それだけだ」

<第8試合 30分1本勝負>
△杉浦貴 原田大輔(30分時間切れ引き分け)△秋山準 青木篤志

【試合後の杉浦&原田】
※杉浦はコメントブースに置いてあった森嶋のTシャツを確認せず、そのままタオル代わりにして汗を拭い、そのまま投げ捨てる

――試合を終えた心境は?

杉浦「30分じゃ足りないところだな。俺と秋山準、原田と青木には」

原田「時間じゃなくて、あいつらを倒せなかった俺の力不足です。悔しいです」

――「どのような気持ちに当日なるかわからない」という杉浦選手の話もあったが、どういう気持ちで臨んだ?

杉浦「まあ、いつもと一緒だよ。目の前にいるヤツを叩き潰そうという気持ち。誰とやっても一緒だよ。ノアだろうが、全日本だろうが。まあ、その分、お客さんが凄い応援してくれたんで。その分は燃えたかもしれないけど、いつもと変わらないよ」

原田「どんな気持ち? 自分のプロレスをやるだけ。別に他の3人の過去は、俺にとっちゃどうでもいいことなんで。とりあえず自分のプロレスをやって、その上で倒せなかった。それは悔しいな」

――原田選手は秋山選手と初対決だった

原田「強いよ。でも、リングでああやって目の前にいたら、倒したくなるから。でも、今日は倒せなかった。それはな、やっぱ悔しい。チャンピオンとして悔しい。どんな相手でもやっぱり倒したい」

――相手の青木選手も全日本ジュニアのトップ。ノアで戦っていた過去もあるが?

原田「過去とか、そんなの気にせずやったよ。30分やって、倒せなかった。やっぱ悔しいよね」

――杉浦選手は秋山選手に対して物凄いエルボーの連打があった

杉浦「あったよ」

――どんな思いを込めた?

杉浦「だから、さっきから言っているように叩き潰すと。目の前にいるムカつくヤツを叩き潰す。それだけだよ」

――30分で足りなかったということだが、この先のことも心の中にはある?

杉浦「いつでもいいよ。あれ、秋山ってどれぐらいの位置でやってんだ、全日本で。トップか? トップ戦線でやってんのか? 年老いるのはまだ早いよ。シングルでもできるだろ? 後輩に譲っている場合じゃないよ、俺とやれるなら。まだまだやり足りないよ」

――原田選手は今後についてどう考えている?

原田「とりあえずね、ジュニアのシングルリーグ戦があるから、そこでしっかり優勝して。そのあとにまた今後のことは言いたいなと思います。まずはリーグ戦優勝」

――森嶋選手から杉浦選手へとTシャツが送られていたが?

杉浦「全然わからなかった。ごめん。俺は汗かいてたから、ちょうどいいサイズだから、汗拭きだと思って。タオルじゃないんだ」

――復帰する森嶋選手からのメッセージだと思われるが?

杉浦「何か変なマイクを使ったし、余計なことをしたらタダじゃ済ませねえぞ。今日は丸藤正道の20周年。めでたい大会なんだよ。それでな、俺が全日本の秋山と青木と戦う。そういうテーマがあるんだよ。関係ないだろ!? 入ってくるなって! お前が復帰しようが関係ないんだよ、俺には。なんでこの大事な大会、大事な試合でそんなアピールしてくるんだよ!? 今度、邪魔したらただじゃ済まねえぞ。そう言っておけ」

 【試合後の秋山&青木】
――試合を終えた今の気持ちは?

秋山「久しぶりに緑のリングに上がれてね。なんというか、感慨深いというか。何とも言えない気持ちです」

青木「自分は今回上がるのは、丸藤選手のお祝い。これのみのつもりで来ましたんで。まあ、試合をやってみて、いろいろ思うところはありますけど、それが一番です」

――本当に激しい試合になった

青木「まあ、もう面子というかね、対戦相手を見て。こっちもやられたらやりにいくタイプだし、もちろんああなるのはわかってたし。もっと行くかなと思ったんだけど、まあ、こんな感じですね」

――秋山選手もかなり激しくいく時間があったが、何か気持ちを込めた部分はあった?

秋山「いや、気持ちはいつも込めてますよ。ノアだけじゃなくて、自分のところの試合でも気持ちは込めてますし。なにも変わることなくやってます。今日はまあ、青木も今、言ったように、丸藤の20周年ということで。本当に真っ白な気持ちでここに来ました。まあね、ここの人たちはどう思っているかわからないです。ファンの人もそう思っているかもわからないですけど、僕は真っ白な気持ちでここに来ました」

――30分では短かった?

秋山「いやもう、2人とも元気で。僕はもう30分で十分ですよ」

青木「あっと言う間でしたね。勝負所をかけるのが、お互い上手くいかなかったというか。向こうもね、チャンピオンですから、2人とも。凄いやっぱり強いし。こっちも上手く取りに切れなかったというのがあるんですけど、まだまだこっちも全然余裕があるかなと思います」

――この先についてはどう考えている?

青木「僕からは何もないですね」

秋山「原田君は青木のところに行くのかなと思ったら、俺のところに来たしね。若さだな。もうちょっと考えたら、青木のところに来たら、もしかしたら何かあるかもわからないけど、俺のところに来たもんね。俺のところに来るってことは、自分のあれをちょっと上げたかったんだろうね。でも、違うよ、それは。それは違う。青木はやっぱりそれがわかっているし。やっぱ青木はお祝いということで来ているけど、でも彼らが何かをするんであれば、俺じゃない。青木の前に行かないと。それは彼の失敗だと思う」

――最後に丸藤選手へメッセージを

青木「丸藤さんとはね、僕はタッグのベルトを巻いたこともあるし、いろいろお世話になった先輩ですから。いろいろと怪我とかもあると思いますけど、20年、本当にそれはおめでとうございます。これからまだまだ頑張ると思うので、頑張ってください」

秋山「20周年おめでとう。今、試合が始まろうとしているけども、最後は勝って締めてもらいたいと思います。おめでとう」

――秋山選手として今後については?

秋山「別に今のところは何もない。さっきも言ったように、原田君は残念だわ。俺じゃないよ。青木はここまで来てるんだからさ。俺が杉浦の前に行ったりするのは、それはそうだけどさ。俺とやったって何もないよ。もっともっといろんなことを勉強しないといけない。俺とやってどうするの?」

――杉浦選手は秋山選手に対して「年老いるのはまだ早い」、「後輩に譲っている場合じゃない」と発言していたが?

秋山「それは立場の違いもあるよ。俺は社長だから。後輩に道を譲っているつもりはないんだよ。開けられているんだから。無理矢理開けられてるんだから。俺は別に譲っているつもりはない。こじ開けられているんだから、そこは違いますよ。みんな取っていかれてるんですよ。老け込むというのは、リング上の戦いを見て、思ってくれればいいわけであって。今日見てくれたら、別に大丈夫でしょ? 彼はGHCチャンピオン、もう1人はGHCジュニアチャンピオンでしょ。俺はわりと渡り合ってなかった? それでいいんじゃないですか。口で言うもんじゃないでしょ。リング上で見せるもんでしょ。三沢さんもそう仰ってましたけど、僕は口八丁、手八丁でやってきましたけど、ここの人はそうやって動きで見せてから。俺はそのつもりで今日も来たし。だから、動きで見せたつもりですよ」

<第9試合 サミー「ぱちんこCR真・北斗無双第2章」 presents丸藤正道20周年記念試合 60分1本勝負>
○丸藤正道(34分12秒 片エビ固め)×ヒデオ・イタミ
※ポールシフト式エメラルドフロウジョン

(試合終了後、出場全選手がリングに募り、選手会長の潮崎から花束が手渡される)
丸藤「本日は丸藤正道20周年・飛翔、ご来場誠にありがとうございました。本当に18歳から入門して、18歳でデビューして、いろんな出会いと別れがあって、いいことも悪いこともあって。だけど、20年、今俺はこのリングに立ってます。まず本当に俺の対戦相手、ヒデ…KENTAに感謝するとともに、本当に幸せな時間をありがとうと伝えたいです。今日はどうもありがとう。「そして、秋山さんをはじめ、本当にフリーの選手…。俺たちはいろんな形でこのリングで別れを告げたけど、今日こうやってみんなイヤな顔を1つせずに、本当に全力で試合をしてくれました。そんな皆さんにも大きな拍手をお願いします。そして、今日ここに集まってくれた約6000人の人々。俺にとってはあなたたち全員が主役です。ありがとう。プロレスリング・ノア、2年後は20年だ。そしたら、もっとデカいところで、もっとたくさんのファンのみんなの前で、俺たちは試合がしたい。わかるか? 単純計算でだ。今日来た人間がもう1人連れてきたら、12000人だぞ。そんな夢を捨てずに、俺は…いや、俺たちは、このリングでこれから…いや、明日からまた戦います。今日は本当にどうもありがとうございました」

【試合後の丸藤】
――試合を終えた今の心境は?

丸藤「やっぱり最高の男でしたね。やってていろんなものを思い出したし、いろんな感情が湧き出てきたし。何よりも、なんて言うのかな、昔やった感覚をしっかり身体が覚えてて。でも、数年前にやった彼とは違うところをしっかり俺は感じることもできたし。『ああ、こういうところをあっちでしっかり学んでるんだ』っていう。それはあえてここでは言わないけども、俺なりにそれは凄く感じました」

――「いろいろなことを思い出した」とのことだが、どんなことを思い出した?

丸藤「それは彼がデビューした時、そして組んだ時、戦った時、別れた時…。年数にしたら、長いことかもしれないけど、このものの30分ぐらいですか。その中で、本当に全てを思い出しましたね」

――先輩であり、パートナーであり、ライバルであり、いろいろな形があったと思うが、今のヒデオ選手はどんな存在?

丸藤「そうだな、悔しいけど、憧れか。一番上の存在に行っちまったからな。やってて、正直そう思うよ。今まで言わなかったけど。世界を股にかけて試合をしているあいつは羨ましいし。だけど、だからこそ、俺は彼がいないこのステージでしっかり試合をしていこうと思うし。ここに残って、今日、みんな第1試合から凄くいい試合をしてくれて、お客さんも満足してくれたと思うんで。また、この緑のマットにしっかり足を付けて、根を張って、若い人間の壁になって。しっかり戦いたいなと思います」

――本当に多くのレスラーが集まって、丸藤選手の20周年を祝ってくれた

丸藤「そうですね。本当に俺のワガママですよ。本来なら、いろんな形で来ることができない人もいたでしょう。それはKENTAをはじめ、他の人間もそうだと思います。だけど、プロレスの力って凄えなって思うし、感謝しかないですね」

――「20年で一番のビッグイベントにしたい」という話もあったが、手応えは?

丸藤「俺的にも、全ての1から10まで、最後まで、見ていても凄く素晴らしかったし。引退する時も、これ以上ないんじゃないかなと思うんで、次、何かの時にどうしようかなと思って。何かイベントやるのも引退する時か。引退する時も、こんなことできないかもしれないから、どうしようかなって。今日じゃなくて、明日からまた悩みます(笑) ってことは、まだまだ引退できないってことだね」

――ファンにメッセージを

丸藤「本当に18の頃から応援してくれている人、途中から応援してくれている人、今日初めて俺を見た人。皆さんのおかげで、今日は最高の空間を作ることができたんで、本当に感謝してます。これから…さっきリングで言ったように、明日からまた俺たちの新しい戦いが始まるんで。新しくするもしないも、俺たち次第と思うし、それをまた会場に観に来てもらって。面白いと思ったら、いろんなところに観に来てほしい。いろんな人を誘って観に来てほしい。つまらねえと思ったら、来ないのはしょうがないな。それは俺たちの責任だ。だからこそ、俺たち全選手がしっかり素晴らしい…小さい会場でも、今日以上の大会ができるように。みんなで心がけて、しっかり頑張っていきます」

――go 2 sleepを食らった感想は?

丸藤「久々に食らったから、よくわからなかったです。でも、意地で返した部分もありますね。2発連続でやった時、1発目も十分かすったのは効いたんですけど、もう1発来たら、もう1発も効いちゃって。見た目以上に効く技なんで、アメリカでも禁止したほうがいいんじゃないですか」

――最後は変型?

丸藤「ポールシフトのエメラルドです。ちょっと崩れただけじゃないですか。狙ってたんですけどね。今さら、新しい技なんてないです(笑)」

――今のヒデオ選手に勝ったことで、自信は付いた?

丸藤「そうですね。年を取ってキャリアを積んで、ちょっと自信がなくなってきた部分を、もう1回今日で勢いづいたような感じがします。また明日から、若いヤツらに『かかってこいよ』ってことです。ありがとうございました」

 丸藤デビュー20周年興行が開催され。メインは丸藤のたっての希望ということでKENTAことWWEのイタミ・ヒデオとシングルで対戦。この二人の対戦は2013年7月7日以来で、この時はKENTAがgo 2 sleepで勝利も、KENTAがWWEへ転出しイタミ・ヒデオになったことで、二人の対戦はもう実現しないのではと思われていたが、WWE側の許可を得てイタミが今大会のみNOAHに里帰りして実現となった。
 序盤は互いに確かめ合うように読み合いも、イタミがハンマーロック、丸藤がレッグロック、イタミは腕十字を狙うなどレスリングの攻防を繰り広げるが、イタミが丸藤をエプロンに追いやってセカンドロープにうつ伏せに宙吊りにすると、コーナーからレッグドロップを投下してからネックブリーカーからスリーパーと首攻め、サッカーボールキックの連打、丸藤は逆水平もイタミはミドルキック、串刺ししショルダーと今度は脇腹攻め、キチンシンク、ボディーシザースとイタミのスタイルを出しつつも、一点集中の泥臭いレスリングでリードを奪う。
 丸藤をトップロープに宙吊りにしたイタミはしてミドルキックの連打から後頭部へダイビングニー、首四の字、後頭部へニーの連打、脇腹にも落とすして攻め込み、イタミはストンピングから挑発するも、丸藤は側転からドロップキックで反撃、丸藤はイタミをコーナーに押し込んで逆水平、串刺しエルボー、ラリアットと繰り出していくも、イタミはゼロ戦キックで応戦、ラリアットの連打、フィッシャーマンズバスター、パワースラムからSTFとすぐ自身のペースへと引き込み、丸藤の串刺しも何度も迎撃したイタミがコーナーに直撃させ、エプロンから側頭部へキックを浴びせていく。
 場外戦で丸藤がイタミを鉄柵外へ出すと、スーパーケブラータを狙うが、イタミが阻止し、リングに戻ってダイビングラリアットからステップキックも、丸藤も同じ技でやり返し、イタミもステップキックからライガーボム狙いは、着地した丸藤がカウンターでトラースキックを浴びせる。
 丸藤は不知火狙うが、イタミがコーナーに逆さ吊りにしての低空ドロップキックも、丸藤がかわすとエプロンにイタミを連行して鉄柵の角めがけてパイルドライバーを敢行、丸藤らしさがやっと出るが、場外戦でイタミはショルダーの連打で鉄柵外へ出すと。コーナーからダイビングフットスタンプを狙うと、丸藤が追いかけて、下からのトラースキックから不知火・改を決め、イタミのビックブーツもトルネードキックで応戦する。
 串刺し攻撃の応酬となって、イタミが狙ったところで丸藤がトラースキックで迎撃すると、不知火を決めるが、虎王をかわしたイタミがGAME OVERで捕獲、逃れた丸藤に後頭部へのニーからブサイクへの膝蹴りを炸裂さええ、go2sleepを狙うが、逃れた丸藤が逆水平も、正面から受けたイタミがローリングラリアットで応戦、スワンダイブ式ミサイルキック、串刺し低空ドロップキックからダイビングフットスタンプを投下も、目測を誤ったか丸藤の腕に直撃する。
 イタミが久しく使っていなかったgo2sleepを決めるが、顔面に当たらなかったせいもあってカウント2で丸藤がキックアウトし、イタミがミドルキックの乱打も丸藤がカウンターで虎王、イタミの突進をかわして串刺し虎王が炸裂、捕獲式虎王を狙うが、イタミがGAME OVERで切り返す。
 ロープに逃れた丸藤にイタミが蹴り上げてからライガーボム、ソバット、ミドルキックの、左右のバスソーキックの乱打、そしてgo2sleepが顔面に直撃も、丸藤はカウント2でキックアウト、そして生膝go2sleepを狙うが、丸藤が虎王の連打、見えない角度からのトラースキック、虎王、見えない角度からのトラースキックと一気に畳みかける。
 丸藤丸藤は捕獲式後頭部虎王を炸裂させると、腕を痛めたせいか横に崩れたがポールシフト式エメラルドフロウジョンで3カウントを奪いデビュー20周年を勝利で飾った。

 試合内容から見ても、今までと違って序盤からグラウンドからじっくり一点集中で下ごしらえするなど、ガンガン攻めていたKENTAではなくWWEでじっくり矯正されたイタミの試合を見せつけられ、丸藤も以前とは違うと感じたのか、ペースがつかめなかった。だが次第にイタミからKENTAらしさが出たところで、丸藤が一気に巻き返すことが出来たが、KENTAではなくイタミ・ヒデオになったことを改めて痛感させられた。しかしWWEでは使えなかったGAME OVERやgo 2 sleepも出すことが出来たからイタミしてみれば思い切りやれたのではないだろうか、そういった意味では今回の丸藤vsイタミは今までのオマージュ的なものではなく、現在進行形の戦いだった。

 またセミの杉浦&原田vs秋山&青木は、杉浦が秋山にこれまでNOAHを守り通してきた意地を見せつけるかのようにガンガン攻め、秋山退団後にNOAHに入団した原田も続いてガンガン攻めるなどして、徹底的に秋山を狙う。
 しかし秋山を担ごうとした原田を秋山がパワーボムで叩きつけると、失速した原田をエプロンにセットしてギロチンニーを投下、青木もドロップキック、原だの回転エビ固め狙いを逆エビ固めで切り返すなどして続き、原田を捕らえ、秋山は頭突きからパイルドライバー、串刺しジャンピングニーも、原田がボディーエルボーで反撃してエルボーアタックを浴びせて杉浦に交代する。
 杉浦は秋山にビックブーツの連打、秋山はエルボーに対しても、杉浦が鬼エルボーで押し返し、雪崩式ブレーンバスターから逆エビ固め、青木がカットに入るが、杉浦がビックブーツで返り討ちするも、杉浦のニーを秋山がキャッチしてラリアットで返し、交代した青木はヨーロピアンアッパーカットで続くが杉浦はキチンシンクで応戦する。
 交代した原田は青木にエルボー合戦からスロイダー、ノーザンライトスープレックスホールドと畳みかけるが、ニーアッパー狙いは青木が逃れると逆エビ固めで切り返し、ここで秋山が入ってトレイン攻撃、秋山のバックドロップから青木がフロッグスプラッシュと連係で原田を捕らえ、パイルドライバーからアサルトポイント狙いは、原田がサムソンクラッチで切り返し、コーナーへスロイダー、そして杉浦の援護からダイビングエルボードロップを投下する。
 原田は後頭部へのフォアーアームから大☆中西ジャーマンで投げると、ニーアッパーが決まるが、青木はバックドロップで応戦、杉浦vs秋山になり、秋山が杉浦にジャンピングニーから串刺しニーも、もう一発は杉浦がスピアーで迎撃してから串刺しニーで返し、エルボー合戦から杉浦がビンタからニー、フロントネックロックは青木がカットしてジャーマンも、原田がローリングエルボーでカットに入れば、青木はラリアットで応戦するなど、各選手が入り乱れる。
 秋山は突進する杉浦にジャンピングニー、エクスプロイダーも杉浦はジャーマンで応戦、秋山はエクスプロイダーからニーの連打、リストクラッチ式エクスプロイダーが決まるが、カウント2でキックアウトした杉浦はナックルからオリンピック予選スラムもカウント2でキックアウトされたところで、時間切れ引き分けとなり、秋山を仕留められなかった杉浦は悔しさを露わにした。
 杉浦は対戦前に「5年前のことはもう意識していない」としつつも、心の中ではどこかで残っていた。秋山に5年間をぶつけたが、秋山も全日本プロレスというものを率いてきた意地もあるが、30分では互いの意地というものは充分に伝えきれなかった。

 大会全体を振り返ると、三沢光晴時代のNOAHを表しつつも、丸藤の"自由と信念"を表現したような大会、旗揚げから武道館、東京ドームに進出した頃のNOAHを思い出させてしまった。三沢や仲田龍さんが生きていたら絶対NGにしていた大森も参戦させるなど、丸藤の意志も感じさせた。
 丸藤が「デカいところで、もっとたくさんのファンのみんなの前で、俺たちは試合がしたい」と発言したが、拳王が武道館、原田が大阪府立の大ホール進出を目標にしたが、丸藤だって手をこまねいているわけでない、もっともっと観衆を集めて試合をしたいという欲はあり、それはNOAHにいる選手が誰だって同じ思いを抱えているはず、そのために何をすべきか、NOAHには団体としての信用を始め、まだまだ足りないものが多すぎる。

 そして今大会ではいろんな動きが出た。第7試合終了後にはTV解説を務めていた森嶋猛が拳王を通じて杉浦にメッセージを伝え、10・14後楽園での復帰戦の相手に杉浦を指名した。自分は丸藤だと思っていたが、いきなりGHCヘビー級王者の杉浦とはハードな相手を選んだ。だが森嶋の復帰戦当日にはNOAHは大阪世界館大会があることから、王者である杉浦が興行に穴を空けてまで、森嶋の指名を受けるのか…、また復帰戦以降は白紙としている森嶋はNOAHを選ぶのか…

 第7試合には秋山、青木同様5年9か月ぶりにNOAHに参戦した鼓太郎が自身の教え子である熊野をブルーディスティニーで勝利も、試合後に大原が9・8清水大会から開幕する「GLOBAL Jr. LEAGUE 2018」に参戦を呼びかけると、鼓太郎は応じるどころか「今のノアジュニアは最弱だ」と言い放って、大原や熊野どころかHi69、稔の怒りを買い、鼓太郎を襲い掛かった。
 鼓太郎も全日本を退団してフリーになりながらも、全日本に参戦した際には、全日本に残った青木が面白くない感情をぶつけた。鼓太郎にしてみれば自分がNOAHにUターン参戦して面白くない感情をぶつける相手がいないということで「今のノアジュニアは最弱だ」と言い放ち、NOAHジュニア勢の怒りを敢えて買ったということなのか、現在の鼓太郎はそういった複雑な立場を楽しんでいるのかもしれない。

 

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