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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

激闘から6年…2018年8月11日の飯伏幸太vsケニー・オメガ

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激闘から6年…2018年8月11日の飯伏幸太vsケニー・オメガ


8月11日 新日本プロレス「戦国炎舞 -KIZNA- Presents G1 CLIMAX 28」東京・日本武道館 12023人 超満員札止め

【アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより】
<第1試合=20分1本勝負>
マイケル・エルガン ○デビット・フィンレー(7分0秒 片エビ固め)トーア・ヘナーレ ×海野翔太
※Prima Nocta

<第2試合=20分1本勝負>
タマ・トンガ ○タンガ・ロア(3分57秒 片エビ固め)ハングマン・ペイジ ×チェーズ・オーエンズ

<第3試合=20分1本勝負>
マット・ジャクソン ニック・ジャクソン ○マーティ・スカル(5分56秒 チキンウイングフェースロック)ジェイ・ホワイト ×YOH SHO

【ジェイの話】「俺はこれだけ頑張って、オマエらに合わせてやってるのに、毎回毎回、同じ結果にしか成らないっていうのはどういうことだ!? YOH、オマエは何にもできないヤツなんだな。ロッキーと組むようになってからうまくいってないって、YOHもSHOも、何度言えば分かるんだ!? 俺はオマエらを助けてやろうと思って、妥協してオマエらに合わせてやってるのに、今日、オマエはついに俺のことを殴りやがった。オマエはマーティを抑えることができたはずなのに、そうせずに俺を殴るとはどういうことだ!? まぁでも、アレがオマエの俺へのメッセージだと思ってるよ。YOH、SHO、CHAOS、これから何かが起きるだろう」

<第4試合=20分1本勝負>
○EVIL BUSHI(7分38秒 エビ固め)鈴木みのる ×エル・デスペラード
※EVIL

<第5試合=20分1本勝負>
棚橋弘至 ○真壁刀義 本間朋晃(9分0秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ YOSHI-HASHI ×外道
※キングコングニードロップ

<第6試合 「G1 CLIMAX 28」Bブロック公式戦=30分1本勝負>
【3勝6敗=6点】○矢野通(5分8秒 反則勝ち)【3勝6敗=6点】×タマ・トンガ

<第7試合 「G1 CLIMAX 28」Bブロック公式戦=30分1本勝負>
【3勝5敗=6点】○ジュース・ロビンソン(10分35錨 片エビ固め)【3勝6敗=4点】×後藤洋央紀
※パルプフリクション

【バックステージでのジュース】
ジュース「今日のリングで戦っていたあの男は、今までどこにいたんだ!? 『G1 CLIMAX28』にここまでずっと出場していたはずのIWGP USヘビー級チャンピオンは、どこに行ってたんだ!? 今日、あのリングで戦っていた、あのジュース・ロビンソンこそが、真の俺なんだ。だからこそ俺は俺であり、俺はライジングスターなんだ。今日、俺がどれだけ強かったか、みんな分からないようだったら、後藤に聞けばいいよ。俺の左のパンチを4発食らって、パルプ・フリクションも食らって、アイツが一番、今日の俺の強さを理解しているはずだ。今日で2ポイントを加え、合計6ポイントで俺の『G1 CLIMAX』は終わった。いい成績とは言えないだろうが、4点で終わるよりはいいんじゃないかな。始まって早いうちに優勝候補からは外れてしまったが、なぜ俺がここまで戦い抜けたかと言えば、来年の『G1 CLIMAX29』に俺の意識が向いているからだ。俺はそのために戦っているんだ。
 後藤、申し訳ないが、今日俺に勝てなかったということは、俺のこのUSヘビー級ベルトに挑戦することはできなそうだな。SANADA、オマエも残念ながら挑戦者候補からは外れた。タマ、オマエも候補には挙がっていたが、今は12000人のファン全員がオマエのことを嫌っているから、まぁ仕方ないよな。でももし挑戦したいなら、来ればいい。飯伏、後楽園ホールでの公式戦は、オマエにとっては楽な試合だったかもしれない。まだオマエのレベルには追い着いてないと思う。オマエはまだこれから大きな試合が待っているし、忙しくなるだろうから、US王座なんて興味がないかもしれないな。オマエとメインイベントを飾れるように、俺も頑張るよ。内藤もケニーも、このベルトにはもう興味ないのかな。でも、ザック・セイバーJr、オマエはこのベルトに興味があるんじゃないか? 俺と対戦した時、俺の腕を掲げてベルトが欲しそうな素振りを示していたよな。9月30日、アメリカでオマエとこのベルトを懸けて戦ってやってもいいぞ。石井、オマエはいろんなベルトに挑戦したいのかもしれないが、何であれ挑戦してくるヤツがいるようなら、俺はいくらでも受けて立つ。でも、これから秋・冬にかけて、そしてすべてがうまくいけば、来年の春にかけても忙しい日々が続くだろうから、いつ、その試合が実現するかはお楽しみに」

──これから新日本のリングでスターになるために、何が必要と考えている?
ジュース「俺は、何をすべきかは分かっている。だからそれを実現するために頑張っていくのみだ。俺の“ジュース”という名前はニックネームで、本名はジョー・ロビンソンなんだけど、まだイリノイ州で“ジョー”って名前の小さい子供だった頃から、俺はプロレスラーになりたくて、ここまで辿り着いた。ここまで頑張ってきたし、子供たちに愛されていることも分かったから、悪い言葉、放送禁止用語はあまり使わないで戦っていきたいと思う。新日本プロレスでスターでいるということは、公人になるということなんだから、悪い言葉は使っちゃいけないよね、子供が真似しちゃいけないから。俺は子供たちのお手本になるようなレスラーにならないといけないから、言葉遣いにも気をつけるよ」

【後藤の話】「(※インタビュースペースに着くと、座り込んで)打ち砕かれたよ、今年の『G1 CLIMAX』で。這いつくばっても、ただじゃ起き上がらないから。ジュースも同じような境遇だと思うよ。また明日から、挑戦していくよ。今日の負けも、すべて、明日につながってると思うからね」

<第8試合 「G1 CLIMAX 28」Bブロック公式戦=30分1本勝負>
【5勝4敗=10点】○石井智宏(17分0秒 片エビ固め)【4勝5敗=8点】×SANADA
※垂直落下式ブレーンバスター

<第9試合 「G1 CLIMAX 28」Bブロック公式戦=30分1本勝負>
【6勝3敗=12点】ザック・セイバーJr.(18分17秒 片エビ固め)【6勝3敗=10点】×内藤哲也
※セイバードライバー

【バックステージでのザック、TAKA】
ザック「プレゼントをありがとう、TAKA。ドウデスカ?コモエスタ。ナイトー、オレはスペイン語だって喋れるんだぜ。ムイビエン。いま精神的には南国の島にいる気分だぜ。ピニャ・コラーダでも飲みながら、ゆるりとエンジョイしたい気分だ。今日はナイトーに1勝して、そしてナイトーのファイナル進出は阻止したよね?ナイトーはファイナルにいけるの?ナイトーはファイナルにいけるの?…いけないよね。それがオレがしたかったことなんだ。」

TAKA「散々オレ開幕してから言ってきたよな。予告してきたよな。これがザックドライバーだ。この一撃を取っておいたんだ。コイツはただのサブミッションマスターじゃねぇんだよ。プロレスリングマスターなんだよ。関節技だけじゃねぇんだよ。一撃必殺ザックドライバーがあるからよ。今回よ、決勝には出れなかったかもしれないけどよ、2人のチャンピオン倒してんだ。そして内藤、2連敗だな。これからのザックは、ただのサブミッションマスターじゃないから。真のプロレスリングマスターだからよ。これからのザックを目が離せなくなるぞ!」

ザック「TAKAがそばにいてくれるだけですべては大丈夫なんだ。そしてナイトー、コモエスタ」

TAKA「アディオス!」

【内藤の話】「今日のメインイベント、飯伏対ケニー。最高のお膳立てをしてしまったすね。結局この『G1 CLIMAX』一度も単独1位になることなく終了してしまった。やはりリーグ戦9試合あるとは言え、1敗の重みというのをオレはスゲー感じたっすね。まあ、これでザック・セイバーには2連敗ですか。まあ、然るべき場所でしっかりリベンジしたいと思います。それと某選手が『夢』というフレーズを使ってたけどさ、そのフレーズはオレのもんだぜ。この『G1 CLIMAX』を通じて色々課題も見えたしね。オレにもまだ『夢』の続きはあるから。その『夢』に向かって、これから先もオレは向上し続けますよ。まあ、それにしても悔しいな。とはいえ、まだ明日も試合があるわけでね、また明日ここ日本武道館でお会いしましょう。アディオス」

<第10試合 「G1 CLIMAX 28」Bブロック公式戦=30分1本勝負>
【6勝3敗=12点】○飯伏幸太(23分13秒 片エビ固め)【6勝3敗=10点】×ケニー・オメガ
※カミゴェ
☆内藤、ザック、飯伏、ケニーの4選手が同点も、3選手(内藤、ザック、ケニー)との直接対決を制した飯伏が優勝決定戦に進出。

(試合終了後、飯伏とケニーは座ったまま顔を寄せ合い、互いに言葉をかわす。そして、飯伏がマット&ニックに支えられて立ち上がると、海野レフェリーがその手を掲げた。
 ここで阿部リングアナが棚橋vs飯伏の優勝決定戦をアナウンスすると、場内が大歓声に包まれる。そして、大「飯伏」コールの中、飯伏&ケニー&マット&ニックは4人で手を挙げる)
飯伏「ケニー、マット、ニック、ほかのBULLET CLUB ELITEの人たち、ありがとうございました(※大拍手)。…いや、全レスラー、ありがとうございました(※大拍手)。でも、まだ僕の『G1』は終わってないので。明日俺が優勝して……優勝します(※大歓声で最後に4人は肩を組み合って退場した。)」

【バックステージでの飯伏、ケニー】
※ケニー、飯伏と2人して、這うようにインタビュースペースに。
ケニー「座りましょうか(※と、ともに座り込む。以下、すべて日本語で)。何とか、俺は自分の力で歩いて帰れました」

飯伏「俺は帰れなかった」

ケニー「負けることはもちろん悔しいです。それは、チャンピオンとしてはね、悔しいです。でも、俺のパートナー、親友、飯伏幸太が決勝戦に行けて、タナと試合ができて、それで私がうれしいです。全力で応援するしかない。明日も、セコンド……(※飯伏に)まぁもし、飯伏さんがよかったら私、セコンドに行きたいと思います」

飯伏「お願いします」

ケニー「ハイ」

──飯伏選手、6年前と同じ武道館で、ケニー選手との戦いでした。どんな戦いでしたか?
飯伏「ホントに、覚えてないです」

ケニー「アハハハ」

飯伏「ホントに、ホントに」

ケニー「作戦通りでしょ、飯伏さん。私は何も覚えられない。頭ぶつかって。明日はタッグマッチでよかった、飯伏さんはちょっと厳しいかもしれないけど。でも、タナだから大丈夫でしょ。まぁ、悪口言いたくないですけど、今はコウタ・イブシの時代ですよ。変に聞こえるかもしれないけど、正直、私もフルパワーで、少し、負けたいという気がしました。負けたいというのは、誰かに進化してほしくて、誰か、私より強い相手に出てきてほしかった。それは、私とイブたんにとって、すごい、いいことですね。うれしいです」

──飯伏選手は試合前、ケニー選手との試合にかなり複雑な思いも持っていたというお話をされていましたが、リングに入った時、どんな思いでしたか?
飯伏「まぁ、あまり記憶がないんで、ホントに、入場……入場の次は天井を見てたかなっていう。その次は終わってたかなっていう。途中の記憶がないです」

──これで優勝決定戦進出が決まりましたが。
飯伏「それはホントにうれしいです。ただ、どうやって、どうやってケニーを倒したのか、それが分からないままなので、まだ実感として湧かない部分があるので。でも、自分が決勝進出できた……そうですよね。僕の目標は、最初から言ってたように、勝つこと。勝つことだったんで、それに徹することができた『G1 CLIMAX』だったかなと。まだ、あと1個ありますけど……誰?」

ケニー「棚橋」

──その棚橋選手と、明日はどんな戦いに?
ケニー「いつも通りじゃない?」

飯伏「僕はずっと、棚橋さんのことを“神”って呼んできたんですけど、明日こそ本当に“神”を越える時なのかなと思います」

──ケニー選手が見守る中での、優勝決定戦になるかもしれません。どんな戦いを?
飯伏「まぁもう、普通に、正々堂々と。1対1で。勝った方が勝ちじゃないですか」

──ケニー選手はどんな思いで試合を見ていきたいですか?
ケニー「まぁホントはね、飯伏とシングルは、全部私の負けですね。3回目も。何で答えがないか、それを探さないと。でもやっぱり、自分のパートナーともう、戦いたくない。特別な場所じゃないとね。特別な会場じゃないと。今回、『G1 CLIMAX』のBブロックで、仕方がないことでしたけど、まぁこれからは、偶然だったら……(飯伏が話している途中のケニーの腕を取り、「行こう」と無理矢理立たせて控室へ)」

 武道館3連戦の2日目はBブロック最終公式戦が組まれ、まずセミの内藤vsザックは、開始と同時にザックが奇襲をかけ、内藤は場外へ逃れて、ザックは追いかけるが、内藤はリングに戻り挑発、戻ったザックをいなして寝そべりポーズも、ザックが腕十字で奇襲、内藤は場所はしっかり把握していたかロープに逃れ、マイペースさを保ちつつ、ザックの冷静さを切り崩しにかかる。
 内藤はアームホイップの連打から腕固めでリードを奪いにかかるが、ザックはクルックヘッドシザースで捕獲してからネックツイストで反撃、足をロックしながらサーフボードを狙いつつジムブレイクアームバー狙うが、内藤はロープに逃れるも、ザックは片足タックルからネックツイスト、内藤のコーナーミサイル狙いもエプロンに着地したところでザックが低空ドロップキックを浴びせ、リングに戻った内藤にザックがヘッドロックからブリッジしながらネックロックと執拗に内藤の首を攻める。
 ザックはヘッドシザースを決めながら足を奪いにかかるも、内藤はクルックヘッドシザースで応戦。逃れたザックは内藤の顔面を踏みにじるが、内藤はエルボー合戦に持ち込み、首投げから後頭部に低空ドロップキック、コルタバからコーナーミサイルで反撃。
 内藤はロープ越しのリバースネックブリーカーからネックブリーカーで今度は逆に首攻めも、突進するザックに内藤は浴びせ蹴りを放つが、キャッチしたザックはナガタロックⅢで捕獲、だが内藤もザックの長い首に首筋にエルボーの連打、足蹴、ザックをいなして内藤はトルネードDDTも、グロリア狙いはザックが下からの三角絞めで捕獲してからPKを炸裂、だが内藤はブリティッシュフォールで反撃し、ザックの首筋にエルボー、張り手からグロリアを決める。
 内藤は浴びせ蹴りからジャンピングエルボーアタックを放つも、キャッチしたザックは卍固めで捕獲して執拗に絞めあげ、サッカーボールキックを放つが、キャッチした内藤はジャーマンからジャンピングエルボーアタックも、デスティーノはザックがヨーロピアンクラッチ、ジャパニーズレッグロールクラッチで丸め込む。
 内藤は延髄斬りからランニングデスティーノを狙うが、ザックが卍固めで捕獲も、逃れた内藤は旋回式デスティーノを決め、デスティーノで勝負を狙うが、ザックがセイバードライバーで切り返して3カウントを奪い、この時点で内藤、ケニーに並んで12点目を獲得。ザックの首は長い分狙いやすいことから、内藤は首攻めでリードを奪ったかに見えたが、開幕戦以降見せていなかったセイバードライバーだけは、さすがの内藤も読めていなかった。 

  メインはケニーvs飯伏によるゴールデン☆ラヴァーズ対決が実現、二人は2012年8月18日、リングはDDTなれど、会場は同じ武道館で飯伏の保持していたKO-D王座にケニーが挑戦するという図式で対戦、試合は飯伏が2階からムーンサルトアタックを放ったのに対し、ケニーは雪崩式フランケンシュタイナーを断崖式で決める荒技を決めるなど激戦となるが、ケニーの雪崩式片翼の天使狙いに対し、飯伏は雪崩式フェニックスブレックスで返し、最後はフェニックスプラッシュで3カウントを奪い勝利、しかし2階からのムーンサルトアタックが武道館側から咎められたことでDDTは武道館から出入り禁止を喰らい、ケニーはBULLET CLUBの一員として新日本へ移籍し、飯伏もフリーとなって新日本へ参戦するも、二人は対戦することはなかったが、今度はリングを新日本に変え、同じ武道館で6年ぶりに二人の太対決が実現も、対戦しなかった6年の間にケニーはIWGPヘビー級王者となって新日本の頂点に君臨、飯伏がベルトへの欲がなかったのもあったが、二人の立場は変わってしまっていた。
 しかし対戦に向けて心配されていたのは、BULLET CLUB OGの介入で、10日のBULLET CLUB ELITE同士の6人タッグ戦ではOGが乱入して試合をぶち壊し、ELITEの要求を受けて新日本側が公式HPにて「BULLET CLUB OGのタマ・トンガ選手、タンガ・ロア選手、バッドラック・ファレ選手による度重なる試合への介入、反則決着が続いている件に関しまして。新日本プロレスリングでは、明日行われる『G1 CLIMAX 28』Bブロック公式戦にBULLET CLUB OGの選手が介入した場合には、該当選手を「3ヶ月の試合出場停止」及び、「罰金処分」とさせて頂きます。」と公式見解を出しおり、OG側の出方も注目されていた。

 第6試合ではタマは矢野と公式戦で対戦も、矢野をクローで絞めあげるタマに対して浅見レフェリーが制止に入るが、タマは構わず突き飛ばして浅見レフェリーをKOしたところで、矢野が新技・日大バックタックルをタマに浴びせる。そこでファレとロアが花道に現れたことで館内は騒然となり、メイ社長や菅林会長まで現れて二人を制止、リング内ではタマが矢野にクローで再び絞めると、サブレフェリーに入った佐藤レフェリーがタマの髪を引っ張り無理やり制止するが、タマは佐藤レフェリーもガンスタンでKOしたため反則負けとなるも、メイ社長と菅林会長は若手やスタッフに対してOGの強制排除を指示、OGはスタッフらによって用意されたバンに押し込められ、タマはメイ社長に罵声を浴びせつつ武道館から去り、館内にもBULLET CLUB OGが武道館から排除されたことがアナウンスされた。

 OGが排除されて心置きなくメインのケニーvs飯伏を迎え、セコンドには万が一に備えてヤングバックスがリング下に待機した。
 試合開始から、飯伏からグラウンドを仕掛け、マッチアップは飯伏がヘッドスプリング、ケニーの突進を飯伏がドロップキックで迎撃も、声援を煽ったところでケニーが戻って逆水平を浴びせる。
 ケニーの突進を飯伏がミドルキックで迎撃して場外へ追いやったが、プランチャはバランスが崩れたか自爆、ケニーはボディースラムの要領でエプロンに叩きつけ、リングに戻ったケニーはコタロークラッシャー、ハンマーと腰攻めで先手を奪う。
 ケニーはスライディングキック、ケニーはサッカーボールキックの連打、足蹴のコンポ、エルボー合戦からケニーはビックブーツも、突進はかわした飯伏がパワースラムからムーンサルトプレスはケニーが剣山で撃墜、ケニーはカミカゼからのムーンサルトを投下も、今度は飯伏が剣山で迎撃する。
 ケニーはフランケンシュタイナーを決めるが、飯伏は同じ技で返してケニーを場外へ追いやり、飯伏はバミューダトライアングルを狙うが、阻止したケニーがエプロンに連行、断崖式片翼の天使を狙うが、逃れた飯伏はスワンダイブジャーマンを狙う、ところが斬り返したケニーがエプロンで人でなしドライバーを敢行、リングに戻ったケニーは飯伏の後頭部にミサイルキック、蒼い衝動、後頭部に逆水平から後頭部にVトリガー、クロイツラスと畳みかける。
 ケニーはVトリガーからスイングDDTで突き刺し、場外へ逃れた飯伏にノータッチトペコンを発射も、リングに戻るとケニーがコーナーも飯伏がオーバーヘッドキック、エプロンからスワンダイブ雪崩式フランケンシュタイナー、場外に逃れたケニーにバミューダトライアングルを命中させる。
 リングに戻って飯伏はスワンダイブも担いだケニーは片翼の天使を狙う、しかし逃れた飯伏はミドルキックから溝おちへムーンサルトダブルニーを投下、オーバーヘッドキックからラストライド狙うが、逃れたケニーはVトリガーから後頭部に大車輪キックを炸裂させる。
 ケニーは飯伏の後頭部めがけて串刺しVトリガーから雪崩式ドラゴンスープレックスを狙うが、飯伏が着地して二人はラリアットを繰り出すがは相打ち、ケニーがVトリガーも飯伏はドラゴンスープレックス、ハーフネルソンスープレックスからバックホームラリアット、シットダウン式ラストライドと畳みかける。
 飯伏はカミゴェが炸裂させて勝負あったかに見えたが、ケニーはカウント2でキックアウト、飯伏は生膝カミゴェを狙うが、逃れたケニーは腕を掴んだままで左のエルボー、飯伏も打ち返して殴り合いも、ケニーが頭突き、飯伏のハイキックをかわしたケニーがVトリガーを炸裂させ、飯伏は掌打ラッシュから突進はケニーがVトリガーで迎撃する。
 ケニーが突進して、飯伏はハイキックで迎撃すると、フェニックススプラッシュを投下するが自爆、そこでケニーは後頭部にVトリガーからリバースタイガードライバーで突き刺し、ケニーも生膝になってVトリガーから片翼の天使狙いは、飯伏がリバースフランケンで切り返そうとすると、堪えたケニーが叩きつける。
 ケニーはVトリガーから雪崩式片翼の天使を狙うが、ロープを掴んで阻止した飯伏がケニーの後頭部に雪崩式ダイビングフットスタンプを投下し、雪崩式タイガードライバーで叩きつけると、最後はカミゴェで3カウントを奪い、内藤やザック、ケニーとは同点もこれらの直接対決を制していた飯伏が優勝決定戦に駒を進めた。
 DDTの時は広い武道館をフルに使っての戦いだったが、今回は前回の反省なのかもわからないが、戦いの場をリング内や場外だけに限定しての戦いとなるも、二階からのダイブすら必要性も感じさせないほど、二人にしか出来ない壮絶な戦いをすることが出来た。それが二人にとって新日本に来た一番の成果なのかもしれない。
 試合後は二人は抱き合ってノーサイドとなったが、二人は組んでいても戦っても競い合いつつ友情を確かめ合ってきた関係でもあり、またケニーにとって飯伏は常に追いかけてきた関係でもあったことから、どうして飯伏も越えたかった気持ちが試合に出ていた。しかし結果はケニーの敗戦、ケニーはIWGPヘビー級王者となって新日本の頂点に立ったとしても、常に前には飯伏がいる。今回はケニーも潔く敗戦を認めたが、ほんの少し悔しさもあったのではないだろうか…

 これで12日の優勝決定戦のカードは棚橋vs飯伏となった。二人は昨年のG1公式戦で対戦しているが、飯伏がカミゴェで3カウントを奪い勝利、11月の大阪では棚橋の保持していたインターコンチネンタル王座がかけられて再戦したが、この時は棚橋がハイフライフローで3カウントを奪いリベンジを果たしている。
 原点回帰でレスリングに拘る棚橋vs破天荒なプロレスの飯伏、好対照の二人の対決が夏の主役をかけて戦う。果たしてどちらが勝って夏男となり、来年の1・4東京ドームのメインに立つのか…

 他の公式戦はSANADAvs石井は、首攻めでリードを奪ったSANADAが様々なSkull Endで石井を苦しめるも、SANADAはラウディングボディープレスを投下して石井がかわし、着地したSANADAの膝に石井がアリキックや、足めがけてスライディングラリアットを浴びせ、SANADAはエルボースマッシュも返すも、石井は倒れず受けきってジャーマンで投げるが、SANADAは着地し、全日本時代からのこだわりの技であるローリングエルボーからタイガースープレックスを決めるが、ラウディングボディープレスは、石井がかわすとシャイニングウィザードを浴びせ、石井のリキラリアットはSANADAがかわしてオコーナーブリッジも、石井が逃れてジャンピングハイキックを浴びせれば、SANADAも延髄斬りで応戦する。
 しかし石井はSANADAを上へホイップしてから頭突きを浴びせると、リキラリアットの3連打から垂直落下式ブレーンバスターで3カウントを奪い勝利、石井の意外性が優る試合だった。
 
 後藤vsジュースは開始後に左手のギブスを外して特別ルールが解除され、後藤は裏GTRからGTR狙いは、切り返したジュースはパルプフリクションを狙うも、後藤はスリーパーで捕獲する。逃れたジュースはパルプフリクションを狙うが、逃れた後藤がキックを狙うと、キャッチしたジュースは左のナックルを炸裂させ、最後はパルプフリクションで3カウントを奪い勝利となった。

 またリーグ戦以外の試合では第3試合でジェイ、YOH、SHOのCHAOSがBULLET CLUB ELITEと対戦も、YOHのジェイの誤爆をきっかけに、YOHがスカルのチキンウイングアームロックに捕まっても、ジェイはカットに入らずそのまま帰ってしまい、試合もCHAOSが敗戦となった。ジェイと3KはG1中何度も組んだが、最終的にジェイが3Kを見捨てて帰ってしまい、CHAOSから浮いた存在になっていた、そのジェイがCHAOSに対して「何かが起こる」と予告しているが…

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