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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

ケニー・オメガが外国人初のG1制覇の偉業達成!BULLET CLUBのリーダーと認められた夏

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ケニー・オメガが外国人初のG1制覇の偉業達成!BULLET CLUBのリーダーと認められた夏

8月14日 新日本プロレス「バディファイト Presents G1 CLIMAX 26」両国国技館 10204人 超満員札止め


<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
獣神サンダー・ライガー ○タイガーマスク(5分15秒 片エビ固め)田口隆祐 ×デビット・フィンレー
※雪崩式ダブルアームスープレックス


◇第2試合◇
▼20分1本
○邪道 外道(5分39秒 クロス・フェイス・オブJADO)ヨシタツ ×キャプテン・ニュージャパン


◇第3試合◇
▼20分1本
石井智宏 ○YOSHI-HASHI(9分10秒 片エビ固め)真壁刀義 ×本間朋晃
※カルマ


◇第4試合◇
▼20分1本
○中嶋勝彦 潮崎豪 マイバッハ谷口 マサ北宮(10分54秒 片エビ固め)柴田勝頼 天山広吉 永田裕志 ×中西学
※バーティカルスパイク


【中嶋、潮崎、谷口、北宮の話】
――突如決まった8人タッグでしたが、良い対戦相手が見つかったのでは?
潮﨑「対戦相手?こっちが?」


中嶋「誰が?」


――お互いにとって。ファンは熱狂してましたよ。
中嶋「まぁでも、その中で勝ったのは、俺らだから。プロレスリング・ノアだからね。まぁその意味をどう捉えてるかは分からないけど、色んな声援が今日はあったね。大半がホームの、新日本プロレスファンの皆さんの声援が多かったけど、でも、その中でも、俺らを応援してくれるノアファンが確実にいたことは、俺は忘れない」


――中嶋選手は、『G1』で確かな爪痕を残したのでは?
中嶋「そうですね。でも、満足はいってないです。でも、勝ったことには意味があると思ってるんで。まぁそれは、おのずと想像できるかもしれないし、ならないかもしれない。でも、これだけは言える。俺は、止まらねぇ!」


――中嶋選手は柴田選手とかなり激しくやり合ってましたが?
中嶋「まぁ負けてるんで、当然じゃないですか。まだまだリーグ戦での敗北は忘れてないですよ。でも、『G1』初出場させてもらって、これは素直に光栄です。ただ、始まったばかりだ。これから、第2章の始まり、かもしれないね」


――潮崎選手にとっては、久しぶりの新日本参戦でしたが?
潮崎「ここまでプロレス界で人気のある、もう今ダントツでいってるだろうし、この新日本のリングに上がらせてもらう。そこで、俺が、この超満員の会場で何かを掴む、という考えで来ましたけど、今日の相手。柴田。ああいう手で来る相手というのを、しっかりと刻ませてもらいましたよ。俺の胸に。もっともっと、あの4人とやりたいくらいの気持ちになりましたよ。そこは本当に、自分の中では、今日上がらせてもらった、新日本プロレスのリングに上がらせてもらった収穫ではあります。まだまだやり足りない。もっともっと、やり合いたいです」


――北宮選手、谷口選手にとっても、対抗戦としての覚悟をもっての参戦だったと思いますが?
北宮「新日本プロレスに、唐突に組まれたカードだけど、こんなの第三世代に利用されてたまるかよ。アイツら、試合終わってるのに、しつこく来ただろ?実力行使で来るなら、俺たちもやるしかないよ。力には、力だ。それがレスリングの、プロレスの原点だろ?とことんやるよ。以上だ」
谷口「まぁ、しっかり勝つことができたんで、良かったと思います」
※4人で握手した後、コメントブースを去った。


【柴田、永田、天山の話】
柴田「額から血を流しながら)なんもねぇよ」(そのまま控室に戻っていった)


永田「ハハハ。冷静な永田裕志がいて良かったね、このチーム。俺がコントロールしてなかったら、大変なことになってたね。でもいいじゃん。この熱い思いを、ぶつけ合う試合ってのは」


――永田選手、冷静でいられましたか?
永田「だって、俺には来ないもん、誰も。2年前のノアの救世主だからよ。アイツらも、恩義感じたんじゃない?まぁ潮崎がいたのは、すげぇ違和感ありましたね。それが、なんだろうなぁ……新しい戦力としてなのか。それとも、ただの出戻りとして見えたのか、それはよくわかんなかったけど。まぁ潮崎があそこにいたっていうのは、なんか新鮮であり、違和感を感じたかな。いいじゃないですか。どんどんやればいいんですよ、あんなの」


――ノアに対して、柴田選手があれだけ向かっていったことに関しては、どのようにご覧になってましたか?
永田「普通のことですよ。あれが柴田だと、当然のことですよ。まぁアイツら、俺に来なくてよかったよ。命拾いしたな。(※天山とガッチリ握手)元気っすね(※そのまま控室に戻っていった)」


天山「いやいや、ほんまね、熱いね。真夏の暑さに、やっぱりこんな熱い闘いっていうのをね。今日は、なぜかノアが来て、柴田を筆頭に、俺、永田、中西、柴田熱いなぁ。やっててね、俺があの対角線にいたら、『なにコノヤロー!』って思うぐらいにね。あのヘッドバットも、ゴツンって凄い音したしね。自分の額がパックリ割れて、あれは凄いよ。まぁ中嶋、アイツらザコみたいなもんやからね、俺らからしたら。ノアなんか、クソ喰らえだと思ってるから。まぁほんとに、最後の最後に、熱い闘いができてね、体中が今燃えたぎってる感じですよ。ほんとに、今年の『G1』公式戦、昨日一昨日で終わったんですけども、まだまだ俺の中ではね、熱が冷めてないっていうか。最初は、コジに譲ってもらって、出ること決まって、この最終日まで迎えることができた。やっぱり自分にとっては、良い結果を出したかったけども、コジとの約束を守れなかったけども、それができなかった。今日はね、逆にコジがROHのベルトに挑戦するっていうのを、やっぱ今までこの『G1』をずっとヘルプしてもらって、バックアップしてもらった。コジのために、今度は逆に、俺が今日背中を押したいなって。しっかりとベルト獲ってくれるような、熱い闘いをしてほしいなって思ってます。今日の最終戦で、テンコジの『G1』、テンコジの夏がね、終わりかもしれないけども、でもやっぱり最後はビシッとコジが決めて、ベルトを獲ってもらって。まぁ自分にとっては、最後の『G1』って言ったけども、やっぱり最後の最後になんか熱くなってきたからね。このまま燃えたぎって、しばらく休みやけども、やっぱなんか面白いことやりたいと思ってますんで。『G1』いろいろあったけども、最後まで駆け抜けることができて、これはコジのおかげでもあるし、やっぱ応援してくれるお客さんのあったかい声が、ほんま自分のエネルギーのなってね、力になって、自分の体も、ほんま動かへんところが動くような、それぐらいのパワーもらったし。ほんとに、今回『G1』で、応援してくださった皆さんに、感謝します。ほんとに、ありがとうございました。(※深々を頭を下げる)またしっかりと、『G1』終わっても、まだまだ強い天山で、また戻りたいと思いますんで、よろしくお願いします。ありがとうございました」


◇第5試合◇
▼IWGPタッグ選手権試合/60分1本
[第71代王者組]ジェイ・ブリスコ ○マーク・ブリスコ(15分21秒 片エビ固め)[挑戦者組]高橋裕二郎 ×ハングマン・ペイジ
※ドゥームデイ・デバイス
☆ブリスコ兄弟が初防衛に成功。


【ブリスコ兄弟の話】
ジェイ「シンプルに言ってやる。俺らが、IWGPタッグのベルトを、長期間保持してやる!BULLET CLUBなんて、クソ喰らえだ!俺らは、宇宙一のベストタッグチームだ」
※マークは、ジェイのコメントに対して、首を縦に振りながら、相づちをうっていた 


【裕二郎、ハングマンの話】
裕二郎「(※英語で)コメントする?」


ページ「彼女たちも一緒にコメントしようぜ。おいでおいで」


※高橋、ページ、女性4人でコメントブースに立つ。
裕二郎「(※英語で)俺たちは、さっき負けてしまった」


ページ「今日、タイトル、手にいれられなかった。金曜日、俺はROHに戻って、ジェイ・ブリスコも一緒に戻る。マークのアホは別で、ジェイだけだ。だから、俺はROHで、ジェイのことを倒してやる」


裕二郎「(※英語で)ちゃんとボコボコにするか?」


ページ「してやるぜ」


裕二郎「(※英語で)おぉ、分かった」


ページ「(※隣の女性の頭を持って)首を折って……いや、キミの首じゃないよ」


裕二郎「(※英語で)ページ、オッパイもさわっちゃえよ」


ページ「誰の?誰のオッパイ?」


裕二郎「(※女性の胸を指差して)このオッパイ。いや、コッチのオッパイの方が大きいぞ」


ページ「大丈夫だ。俺はケツ派だから」


裕二郎「(※英語で)そうか。俺はこの2人だ(※隣の女性の肩に手を回す)」


ページ「じゃあ俺はこの2人(※隣の女性の肩に手を回す)」


裕二郎「(※英語で)今晩中、ずっと……これから遊ぼう」


ページ「じゃあこれから六本木だ」


裕二郎「トゥースイート」


◇第6試合◇
▼ROH世界選手権試合/60分1本
[第23代王者]○ジェイ・リーサル(10分46秒 エビ固め)[挑戦者]×小島聡
※リーサル・インジェクション
☆リーサルが王座を防衛


【リーサルの話】「オマエら見たか?俺は、俺が1番だということをちゃんと見せた。このベルトは守った。コジマは凄い。だけど、俺の方がもっと凄い。俺は次、アダム・コールとこのベルトを懸けて闘う。ラスベガスが俺の復讐の時だ。ジェイ・リーサルが、ナンバー1だ」 


【小島、天山の話】
※小島は、コメントブースに登場すると、床に倒れ込む
天山「コジ、大丈夫か?」


小島「ありがとうございました」


天山「大丈夫か?キツかったな」


小島「甘くないよ。甘くない。世界のベルトも、プロレスの世界も、甘くない。今回、天山があそこまで頑張ってくれて、その気持ち受け継いで、今日ベルト獲って、ハッピーエンドにしたかったけど、やっぱり甘くないんだ。でもそれが、俺が生きてきたプロレス界だから。25年もやってきて、こんなことばっかりだよ。こんなツラいことの方が多かった。でも俺は、胸を張って言えるよ。今回の『G1』が、俺が出場した『G1』の中で、一番印象に残って、一番尊い時間だったと言えます。今まで、何回も『G1』に出たけどさ、今回出れないことが、一番印象に残るなんて思わなかったよ。それもこれも、全部天山のおかげだよ。自分が出場しなくたって、関わりを持っていれば、こんなに印象深い、思い出深い『G1』になるんだって、改めて思い知らされた。今回のことは、死ぬまで一生忘れないと思います。ありがとうございました!(※天山とガッチリ握手)」


天山「コジ、ありがとう。最後、しっかりベルトを獲ってもらうって思ってたんですけど、結果は見ての通りです。でも、コジの諦めない気持ち、試合を通じて、凄いビンビンに伝わってきたし。俺たちは、夏は終わったけども、まだまだこの先も続いていくって、確信しました。『G1 CLIMAX』今日で終わりかもしれないですけども、これからもどんどん突っ走っていきたいと思います。ありがとうございました」


◇第7試合◇
▼30分1本
内藤哲也 SANADA ○EVIL BUSHI(11分32秒 片エビ固め)マイケル・エルガン 棚橋弘至 KUSHIDA ×ジュース・ロビンソン
※EVIL


◇第8試合◇
▼30分1本
○オカダ・カズチカ 矢野通 丸藤正道(9分10秒 片エビ固め)バットラック・ファレ タマ・トンガ ×タンガ・ロア
※レインメーカー


(試合終了後)
オカダ「ファレ! 1vs1でケリつけてやるから、逃げんじゃねえぞ、コノヤロー!あと、このベルトを賭けて戦いたい相手がもうひとり。丸藤さん、あなたですよ。次はしっかり、僕が上だってことを証明しますよ。このベルトを賭けてやりましょう」 


丸藤「オカダ選手、その言葉、待ってました。でも、ひとつだけ、今日この会場に来ている人に聞きたい。俺とオカダ選手のタイトルマッチが観たいか、声に出して教えてくれ!(場内が歓声に包まれる)オカダ選手、そういうことだ!」


(丸藤は右手を差し出す。すると、オカダはその握手に応えると見せかけて、スルー。そして、コーナーに上るとベルトを掲げ、場内に向けて自分が王者だとばかりにアピールした。)


【矢野、丸藤の話】
矢野「オッケー。すべては聞いてください(※そのまま控室に戻っていった)」


丸藤「お客さんの声が、すべてだろ。たしかに今日は、新日本プロレス両国大会かもしれない。新日本プロレスファンの皆さん、そしてこの中には、ノアファンの皆さんも、たくさんいたはずだ。その全員が、あの声を聞かせてくれた。やってやる。勝つのは、俺だ」


――オカダ選手は、丸藤選手とファレ選手を指名されていましたが?
丸藤「まぁ自分事で申し訳ないけども、俺も俺の団体があるので、先にいかせてもらおうかな。これは勝手すぎるのかな?でも、俺はその気持ちでいるよ。気持ちが冷める前に、お客さんの気持ちが冷める前に、プロレス界の熱が熱いうちにやろう。以上(※コメントブースを去る)」


【オカダ、外道の話】
オカダ「まぁ『G1』今日で終わりましたけども、IWGPの闘いというのは、いつまで経っても終わらない。『G1』とどっちが過酷かって言われたら、IWGPなんだよコノヤロー。まぁファレはファレで、しっかりケリをつける。そのあと、やっぱり今一番闘いたい相手、丸藤さん。丸藤さんを倒さなきゃ、東京ドーム失格でしょ。リングに立てないでしょ。しっかり倒して、胸張って、東京ドームのメインを張って、改めてまたこのIWGPの防衛ロードを進んでやるからな」


外道「オイ、丸藤相手によ、証明してやるぞ。レインメーカーがよ、完全無欠だってことをな」 


【ファレの話】「オカダ、1対1で俺に勝てると思ってるのか。呆れるぜ。次、俺と闘ったら、バッドラックフォールで、地面の下まで落っことしてやる。グッドラック」


◇第9試合◇
▼「G1 CLIMAX 26」優勝決定戦/時間無制限1本
[Bブロック1位]○ケニー・オメガ(26分48秒 エビ固め)[Aブロック1位]×後藤洋央紀
※片翼の天使
☆ケニーがG1を制覇


(試合終了後、BULLET CLUBメンバーがリングへ集結。そして、初出場で史上初の外国人『G1』覇者となったオメガに対し、中山雅史氏が優勝トロフィーと優勝旗を贈呈する。
  ところが、オメガは優勝旗を投げ捨ててBULLET CLUBの旗を手に取り、マイクアピールを開始。途中、日本語も交えて大演説を敢行した。


ケニー「『G1』が始まる前まで、人々は『BULLET CLUBは終わりだ』、『BULLET CLUBは、もう解散しろ』と言っていた。だが、BULLET CLUBに終わりはない。なぜなら、『BULLET CLUB is for life』だ。また、他の人々は、『エリートは終わりじゃないか』と思っている。ヤングバックスはここにいないが、エリートは終わっていない。エリートがいないと、レスリングはつまらない。あと、お前らに言いたいことがある。今日みたいな日は、人生に1度しかない。俺を信じて、夢を叶えて、高い目標を狙うことを恐れないで。しかし、夢を叶えそうになる時、俺のような人が、アナタの目の前から、奪っていくこともあるけどな。なぜなら、俺が1番。俺は1番才能がある。俺は1番調子がいい。俺は1番意志が強い。俺はお前らと違う。でも、アナタのために、レスリングをする。アナタは、俺のような人間がいることがラッキーだ。他の選手も、いま見てるだろ? お前らは運がいい。今日の俺の試合を見て、勉強できる機会ができたからな。お前らは、それで勉強して、俺を倒す夢を見続けろ。だが、敵わないけどな。オカダ、お前はIWGPヘビー級チャンピオンだ。俺は、お前を倒したことがない。俺らは、(シングルで)闘ったこともない。でも、今度闘う時は、お前を倒すであろう。だが、俺はわかっている。お前たちは意味がわからないんだろう。(※以降、日本語で)わからないんだろう(※場内笑)。だから、いまからですね、今回(※場内騒然)・・・今回だけ! ・・・俺が、日本語を話す(※大歓声)。ビックリしてるんだろう!?(ニヤリ) 悪いんですが、いまのところまで、俺がただ日本語を話したくなった。俺はヒール(悪)だからさ(ニヤリ)。(※大歓声に対し)黙れ。ヒールなのに、日本語話せるなのに、お前らの好きな選手が大嫌いですよね。だから、俺が許せない! だから、みんながケニー・オメガ、私のことを応援してくれないと・・・嫌いですね~!(※大拍手&『ケニー』コール)でも、嫌いかどうか、どっちにしても、日本は俺のホーム。新日本は俺のホーム。だから、“そっち”行かない(※大歓声)。グッバイ!! &グッドナイト(※ピストルポーズ)」


【ケニーの話】
ケニー「何万時間もトレーニングして、年を重ねて、レスリングをして、もう14年間経った。やっと夢が叶った。たったの14年間だけで、伝説になれたことは、非常に俺としてはラッキーなことだ。だって、ほとんどの人は、日本に行くチャンスはないし、残れる可能性もない。でも、俺はここにいる。俺だけじゃなくて、(※周りにBULLET CLUBのメンバーがいる中で)コイツらが日本にいるために、たくさん犠牲にしてここにいる。そう、お前らは、コイツらの振る舞いが好きじゃないか?でも、コイツらこそ、ちゃんと仕事ができている。俺たちは、今新日本プロレスの一番の売り上げじゃないかもしれないけど、世界一の売り上げは、誰だ?そう、俺たちだろ。そして、俺らはまた日本でも、売り上げ一番になれるか?今日、俺が優勝したんだから、間違いないだろ」


――大ケニーコールがありましたが、それはどうでしたか?
ケニー「DDTにいる時を思い出した。DDTは俺の家族みたいなものだった。俺のことを息子のように扱ってくれた。しかし、その続きはどうでしょう?結局、裏切られて捨てられた。だから、今日ファンがケニーコールをした時に、最初の一瞬だけは気持ちよかった。心の中で、温かい気持ちができた。しかし、それから思い出した。愛され始める間もなく、次の新しい人気者のために、捨てられるものだ。だって、ロス・インゴベルナブレスを見ててもそうだ。お前ら、以前はBULLET CLUBを愛してただろ?でも、今はみんなロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのTシャツを着てるだろ。でも今は、俺がナンバーワンのレスラーだから、好きになってるだろ?それは、当たり前だろ。」


――試合中、シットダウン式ラストライドなど、技を出していましたが?
ケニー「ノーコメント。次の質問」


――初めて、外国人選手が『G1』を制しましたが?
ケニー「まぁ正直言うと、日本のレスラーは心が強い。絶対諦めない覚悟を持っている。俺は、この他の選手より、2倍の才能があるのに、みんな諦めない。死を覚悟して闘っている。でも、俺は違う。お金と名声を手にしたいだけだ。で、伝説になるのは大変でしたか?はい。そうだよ、大変だったよ。今日、他の男の心を壊す必要があった。魂を折る必要があった。生放送で、アイツを破るしかなかった。あぁ~、気持ちよかった」


――今日闘った後藤選手については、いかがでしたか?
ケニー「実は、今日初めてゴトウと闘った。でも、お前らはわかってるだろ?俺が闘ってない選手は、まだほかにもいる。ゴトウは、その中の一人なだけだ。でも、俺はついていた。だって、ゴトウは前の試合で、マルフジと闘っていた。マルフジは誰かわかるよね?一応有名人だよね。マルフジは、俺と同じように膝を使って闘っている。まぁ俺の膝の方が強いけどね。人の顎を壊すまで、何回も膝をぶつける必要がある。だから、マルフジがゴトウを弱らせてくれたから、片翼の天使1発で、ゴトウを倒すことができた。だから、試合の前、俺は自信を持っていた。まぁ今日の試合は、短くてよかった。2日間の試合を合わせて、1時間くらい闘ってるからな。それはめんどくさかった。まぁでも、全部終わって、今日グッスリ眠れると思う。次に質問。今、BULLET CLUBの中で、お酒飲まないのは、俺だけ。俺はこの(※ビール)缶で乾杯するけど、これは飲まないで、あとでコーラを飲む。今日は、祝わないとね。BULLET CLUB for life!(※メンバーと乾杯)今日の勝利の祝いは、ここにいる選手だけじゃなくて、いないニックとマットのためにも祝う。そして、以前失った仲間のことも、忘れることはいけない。アイツらがいなければ、俺は今ここまで来られなかった。BULLET CLUBのおかげで、俺は初めて外国人選手で『G1』を制することができた。だから、これは俺の勝利じゃなくて、BULLET CLUBの勝利だ。BULLET CLUB乾杯!バンザイ!グッバイ・アンド・グッナイ」


 いよいよ優勝決定戦を迎えた「G1 CLIMAX 26」、優勝決定戦に進出したのはオカダ、棚橋、丸藤を差し置いてAブロックを突破した後藤と、内藤を降しBブロックを突破したケニー、試合開始から互いに出方を伺うも、ケニーがフランケンシュタイナーから後藤を場外へ追いやり、トペを狙ったところで、素早くリングに戻った後藤はローキックで迎撃、館内は後藤に大ブーイングも後藤は構わず足四の字固め左足攻めを展開するが、再び場外戦となるとケニーはG1優勝トロフィーにキスしてから鉄柵を利用してのライオンサルトを敢行すると、エプロンの角めがけて後藤を投げ、エプロンの角へのパワーボムで後藤の首筋に大ダメージを与え、リングに戻ってから首攻めで試合の流れを変える。
 後藤は牛殺しを狙うが、阻止したケニーは唾を吐き捨て、カミカゼからムーンサルトを発射、ラリアットをかわして高速ジャーマンで後藤を場外へ追いやってからノータッチトペコンを命中させ、リングに戻っても後藤の後頭部めがけてミサイルキックを発射する。
 後藤は突進したケニーに牛殺しを決めると、エプロンに逃れたケニーにラリアットで強襲してから雪崩式牛殺しを決め、GTRで勝負を狙うが、ケニーは阻止して後藤のジャーマンを着地してからVトリガーを炸裂させ、リストクラッチ式のスティンブレーカーを決めてから後藤の後頭部にVトリガーを炸裂させる。
 ケニーは片翼の天使を狙うが、後藤は逃れてスリーパーで捕らえるも、ケニーは後藤を担いだままコーナーへ昇り、トップロープから浴びせ倒すと後藤のローリングラリアット狙いをVトリガーで迎撃してから、飯伏幸太の技であるシットダウン式ラストライドを決め、フェニックススプラッシュを投下するがかわされて自爆してしまう。
 後藤は念をこめてのミドルキックから久々の裏昇天、GTR狙いはケニーは膝で阻止しVトリガーを炸裂させ、高速ドラゴンからVトリガーも、後藤はキャッチ、ケニーが突進したところでラリアットからこれも久々である昇天・改を決める。
 後藤はGTRを狙うが、阻止したケニーは初代BULLET CLUBのリーダーのプリンス・デヴィット(フィン・ベイラー)の必殺技であるブラディー・サンデー、2代目リーダーのAJスタイルズの必殺技であるスタイルズクラッシュを決めると、最後は自身の必殺技である片翼の天使で3カウントを奪い、ケニーが外国人選手初のG1制覇の偉業を達成した。


 試合終了後はBULLET CLUBのメンバーが駆けつけケニーを祝福したが、BULLET CLUBは本来ならヒールユニットなれど、今回のケニーは誰もセコンドを介入させず、BULLET CLUBの流儀ではなく、G1の熱い戦い方でG1を制した、そういった意味ではバットエンドならぬハッピーエンドで文句なしの優勝だった。


 また後藤も昇天まで出して全てを出し切ろうとしていたが、ケニーは自身だけでなく飯伏幸太との戦いやBULLET CLUBの歴史まで全てを出し切った、ケニーはデヴィットのように新日本育ちではなく、またAJのようにアメリカでトップを張ったわけでなく、カナダのインディーから日本マットに流れ着き、DDTを経て新日本に参戦した成り上がり者、またDDTではライバルである飯伏と知り合うも、常に注目を浴びていたのは飯伏、ケニーは先代リーダーの二人と飯伏の存在に劣等感を感じ、また今年からロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンが台頭しファンの支持を集めたためBULLET CLUBも立場的に大きく揺らいでいた。
 G1制覇はデヴィットやAJ、また飯伏にも成しえなかった偉業でもあり、ケニーにとっても3人を越えた証でもあり、そして自身の力で新日本トップに食い込むことが出来た、そういった意味ではやっとBULLET CLUBの真のリーダーになれた夏だった。


 G1は最終戦を迎えたが新日本は新たなる展開を迎えている、セミではオカダがロアをレインメーカーで降した後で挑戦者にファレだけでなく丸藤をも指名した。オカダは昨年春にファレに苦しめられたが、G1でファレに敗れたことでまたオカダの前に立ちはだかった、またG1開幕戦では丸藤にも完膚なきまでに敗れた、当然IWGPがかけられるだろうが、オカダはリベンジロードに舵を切った。


 第3試合ではNOAHから潮崎、谷口、北宮が参戦し新日本vsNOAHの対抗戦が実現、試合は柴田が潮崎の顔面に串刺し低空ドロップキックを浴びせれば、潮崎の手刀も正面から受けるなど強気な態度に出ると、潮崎は豪腕ラリアットを放って柴田をダウンさせる。
 柴田を捕らえたNOAH軍だったが、柴田は中嶋に頭突きを浴びせて自らの額を割る、NOAH軍は中西を捕らえて中嶋が旋回式バーティカルスパイクで勝利を収めたものの、試合後は柴田と永田が中嶋、潮崎に掴みかかり乱闘となった。
 現在のNOAHはvs鈴木軍が戦いの主軸だが、柴田と第三世代の新日本軍が割って入ろうというのか?


 リーサルのROH王座に小島が挑戦、小島は天山の魂が乗り移ったかのようにモンゴリアンチョップやアナコンダバイスも繰り出していったが、小島のラリアットをかわしたリーサルがレフェリーを死角を突いての急所蹴りからのリーサルインジェクションで3カウントを奪い王座防衛。


 IWGPタッグ選手権は裕二郎組がブリスコ兄弟を分断して試合を有利に進め、合体東京ピンプスを決めるも、裕二郎とハングマンの分断に成功したブリスコ兄弟はワンチャンスを逃さず、ハングマンにドゥームズデイ・デバイスを決め3カウントを奪い王座防衛、裕二郎は新技ピンフジュースも出せずじまいで全てを出し切れないまま敗れた。


 来年2017年1月4日も新日本プロレスは東京ドーム大会の開催を発表し動き出した。ただ気になるのは休憩明けにスクリーンに映し出された時限爆弾の存在、果たして正体は…?

 
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