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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

望月が斎了の全てを受け止めて防衛!VerserKはツイン、ブレイブ王座を奪取もパンチ追放、二派に分かれる…

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望月が斎了の全てを受け止めて防衛!VerserKはツイン、ブレイブ王座を奪取もパンチ追放、二派に分かれる…

12月23日 DRAGON GATE「THE FINAL GATE2017」福岡国際センター 6000人超満員札止め


<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第0試合◇
▼10分1本
○シュン・スカイウォーカー 吉岡勇紀(4分28秒 エビ固め)ワタナベヒョウ ×椎名ゆうき
※スカイウォーカー・ムーンサルト


◇第1試合◇
▼20分1本
K-ness. "ハリウッド"ストーカー市川 ○ヨースケ・サンタマリア U-T(8分14秒 狙い撃ち)Gamma 問題龍 ×石田凱士 Kotoka


◇第2試合◇
▼20分1本
○ドン・フジイ 堀口元気(9分2秒 エビ固め)エル・リンダマン ×パンチ富永
※雪崩式チョークスラム


◇第3試合◇
▼オープン・ザ・ブレイブゲート選手権試合/60分1本
[挑戦者]○神田裕之(11分20秒 体固め)[第31代王者]×Kagetora
※琉's
☆Kagetoraが6度目の防衛に失敗、神田が第32代王者となる


(試合終了後、神田はベルトを投げ、認定書を破る。)


神田「やかましい。オレがブレイブゲート新チャンピオンなんだよ。おい、カゲトラ、オマエはジミーズもなくなり、このベルトもなくなり、何もなくなったな。でもな、オマエのうっとおしい髪の毛をオレが切ってあげたおかげで少しすっきりしただろ。何も言えないか? そんなオマエにまだ中途半端に髪の毛が残ってるんだよ。オレが今から切ってやるよ。リンダ、バリカン! 今からこれで丸坊主にしてやる」


(止めに入った堀口が抵抗するもやられてしまう。すると八木本部長が神田にタックル。)


八木本部長「神田、いい加減にしろ。まだ髪の毛の大事さをわかってねぇみたいだな。いつまでもそんなこと続けるようだったら、今オマエが取ったベルトをここではく奪してもいいんぞ。それにそんなに髪の毛切りたいんだったら、オマエのその無駄に伸びた髪の毛、オレが丸坊主にしてやるよ」


神田「八木、このヤロー、オマエはいつもいつもオレの邪魔ばっかしやがって。まぁ、もらうもんもらったから別に髪の毛なんていいか。オレがこのベルトを取ったからには、オレなりのすごい防衛して、防衛回数を伸ばすからな。オマエら覚悟しておけよ」


【Kagetoraの話】「セコンドの手を借りなくちゃ、勝てないヤツがチャンピオンでいいのか。神田、オマエ、オレから髪も取って、ベルトも取りやがったな。このままじゃ終われねぇからな。覚えておけよ」


【神田の話】「見たか。このゴミ(ベルト)。こんなのに夢とか希望とかあるわけねぇだろ。これからはオレのやり方で今までにない防衛ロードを築いてやるから。ほしいヤツ来いよ」


◇第4試合◇
▼30分1本
○鷹木信悟 吉田隆司(13分6秒 体固め)×ビッグR清水 Ben-K
※バンピングボンバー


◇休憩明け◇
(オーバージェネレーションのテーマに乗って山村武寛が登場し、リングへ。)


山村「福岡の皆さん、あらためましてこんばんは! いや、ちょっとあの、緊張してるんですけど、オーバージェネレーションの山村武寛です。はい。えー、ご存じの方もいるかと思いますけど、10月1日の博多スターレーン大会の試合中に受け身を取った際に、首から下が自分の意思では動かなくなりました。そして緊急搬送されました。そのときは脊髄振盪という診断だったんですけど、精密検査をしたときに、脊髄振盪ではなく第一頸椎脱臼ということがわかりました。今も両手がしびれてます。(がんばれ!の声に)ありがとうございます。病院の先生からも違う道を考えた方がいいとか、現役復帰は不可能だと言われていますけども、(やや声を詰まらせ)ボクはあきらめることができません。まだ、22歳ですので、時間はたっぷりあると思いますので、時間が許す限り、少しでも可能性がある限り、このケガと闘っていきたいと思いますので、皆さんには長い時間、待たせてしまうと思いますけど、これからも応援よろしくお願いします! 以上です!」


◇第5試合◇
▼オープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合
[挑戦者組]土井成樹 ○吉野正人 ジェイソン・リー(17分50秒 ソル・ナシエンテ)[第61代王者組]YAMATO ×B×Bハルク Kzy
☆土井&吉野&ジェイソンが第62代王者となる


【土井、吉野、ジェイソンの話】
土井「やっと…」


吉野「長かった」


土井「崖っぷちからの脱出」


吉野「17年やってきて、このベルト、何回も巻いてきたけど、こんなにトライアングルのベルトを取って、感動したのは初めて」


土井「それだけトライアングルの価値が上がってたってことだね。こんなに試合前にプレッシャー感じたのは久々だよ」


吉野「今まで結果は出なかったけど、最後の最後で結果を出した。確かにトライブ・ヴァンガードのKzyは絶好調かもしれない。この前の後楽園で現世代の名前出したな。土井吉の名前も出したな。オレらの位置まで上がってこれるんだったら上がってこいよ。YAMATOもハルクの力も借りずにKzy、オマエ一人の力で上がってこいよ。オレらはいつでもやってやる。現世代の中心に立つってことがどれだけ難しくて厳しいか、とことんリング上で教えてやるよ。それから個人的に今年は年明けから大ケガして、しばらく守りに入ってたよ。巡業も調整しながらやってたよ。でも、このベルトを取って、チームとしてだけじゃない。吉野正人個人としても攻めるから。そのへん覚えておいてくれよ」


ジェイソン「私がマキシマムに入ってから、自分の選んだ道が正しかったとわかってた。土井さん、吉野さんはグッドパートナー。マキシマムに入ってからすべての試合、エンジョイしています。今日、見ての通り、新しいトライアングルゲートのチャンピオンになることができました。17年は終わりかもしれないけど、まだ私たちはスタートしたばかりです。18年、これからのマキシマムから目を離さないでください」


【YAMATO、ハルク、Kzyの話】
Kzy「取られたか…クッソー! いいよ。大丈夫ですよ。今日取られたかもしれないけど、もうこんなんじゃオレは落ちないよ。こんなんで下がる気はないよ。今までと違うんだ。今までの自分と決別するために今年から意識改革をやってるんだよ。こんなじゃ落ちないぞ。まだまだオレは行くからな。後楽園でも言ったけど、現世代と言われてる…YAMATO、ハルクさんもそうだ。絶対にそこまでたどり着くからな。いつかこの2人と闘うこともあるかもしれないけど、その時もがっちり行かせてもらうからな」


YAMATO「オマエがそこまで言うんだったら、オレらの場所までたどり着いてみせろよ。オレはいくらでもバックアップしてやるからよ」


Kzy「同期のオマエがそこにいるんだからよ。絶対に行って、追い越すぐらいまで行ってやるからな。これからしっかり見ててくれよ。来年も止まんねぇぞ!」


YAMATO「ベルトは取られたけど、トライアングル巻く前のオレたちじゃないから。トライブ・ヴァンガード、ワンステップ上がったから」


ハルク「Kzyもまだまだ成長する。トライブ・ヴァンガードでDRAGON GATEのテッペン目指すぞ。行くぞ!」


◇第6試合◇
▼オープン・ザ・ツインゲート王座決定戦
T-Hawk ○Eita(22分52秒 片エビ固め)×CIMA 横須賀ススム
※グランテ
☆T-Hawk&Eita組が第42代王者となる。


(試合終了後、ベルトと認定書を受け取ったEitaとT‐Hawk。「拍手がねえな!」と鷹木)


Eita「はー! ふ~くおか~! ふ~くおか~! オマエらの期待どおり、予想どおり、オレたちが勝ったぞオイ! 拍手がたんねえんだよコラ! おいCIMA、ススム、オマエら、ほんっと口だけだな。オレとT‐HawkがBクラスだ? 何言ってんだクソジジイ、コラ。おめえはな、Cクラス以下だ、このクソジジイ。オマエの時代はな、もう終わったんだよコラ!(とツバを吐きつける)それから控室にいるクソ野郎ども、おめえらもだぞ。オマエらの時代は、もうとっくに終わってんだ。これからはオレたちヤングヴェルセルクがこのDRAGON GATEを制圧してやるからな。オマエら楽しみにしとけよ、カス! それからよ、それからだ! このクソパンチ冨永。おい、てめえだよ。おめえよ、オレに誤爆しといて、なんの謝罪もねえのか? オマエ今日ここで結果残したか? ヴェルセルクに入って、結果残したか? 残してねえよな。そういうことなんだよ。オマエはな、このチームにいても戦力になんねえんだよ。もう必要ねえんだよ、このリングによ。オマエなんてな、このリングからとっとと消え失せろ」


(Eitaがトラースキックで蹴り飛ばすと、続いてT‐Hawkがウラジゴク、リンダがジャーマンで投げ飛ばす。さらに場外で鷹木がイス攻撃。)


T‐Hawk「よーし! これで邪魔者はいなくなった。さて、こっからが本題だ。われわれヴェルセルク、来年からシフトチェンジする。これからは、このオレT‐Hawk、そしてEita、リンダマン、この3人中心で、このチームを回していく。(うなずく鷹木)まあ鷹木さん、神田さん、吉田さんは後ろでドーンと構えてくれたらいいからよ。それともう一つ、来年からわれわれヴェルセルクはチーム名を変える。まあ今は伏せておくわ。来年のヴェルセルクに期待しておけ」


(Eitaは認定書を破ると、リンダがそれで尻を拭いてみせた。)


【T-Hawk、Eita、リンダの話】
Eita「(ヴェルセルク全員でパンチを踏みながらコメント)見ての通りだよ! ベルトはここにあるんだよ! バカコラ!」


リンダ「そういうことだ。邪魔者はとりあえず排除してだな、オレたちT‐Hawk、Eita、そしてこのリンダマンがよ、来年からこのリング上をボコボコのズタズタにしてやるからよ! 知らねえぞ」


T‐Hawk「まだ全貌は伏せておこう。リング上で言った通りだ。楽しみは後に取っておく。以上だ。これからのわれわれに期待しとくんだな」


◇第7試合◇
▼オープン・ザ・ドリーム選手権試合
[第26代王者]○望月成晃(21分31秒 片エビ固め)[挑戦者]×斎藤了
※真最強ハイキック
☆望月が2度目の防衛に成功。


(試合終了後)
望月「斎藤了、今日はオレの逆指名に応えてくれて、まあ逆指名させられたというか、そんな感じだけどよ、オマエと熱い試合ができたよ。ありがとよ。斎了、オマエとはいろいろあったけど、12年前2月のこと覚えてるか? オレが初めてドリームゲートを取って、その時の初防衛戦の相手がオマエで、そしてその場所が博多(スターレーン)だった。あの時からお互い一回り歳を取ってよ、体動けるかなとか思ったけど、あの時と変わらなさで、斎藤了、オレは嬉しいよ、ありがとよ。


あれからオマエはどんどん成長してってドリームゲートを取って、でもそのあとは、なんかどんどんどんどん楽しい方向に行って。まあプロレスでオレは楽しいことも大事だと思うよ。でもオレはオマエの真のシングルの実力を一番知っている一人だと思う。これからも楽しい斎了はもちろんお客さんが期待してる。それはそれで貫いて、でも今回みたく、いつでもドリームゲートを狙える位置にいると思うぞ。またトップを狙う斎藤了を皆さんみたいですよね?(客席から拍手が起こり、サイリョーコールも)」


斎了「ドラゴンゲート最年長で頂点に君臨してる望月さんに言われて、オレもう何も言い返すことができませんよ。確かにここ最近の自分は、もちろんお客さんを楽しませようとお笑いに走ってた部分、大いにあると思います。だけど今日、こんなボコボコにしてくれて、メチャクチャ燃え上がらせてくれました。もっさんがやってるんだからオレもおとなしくしてるわけにはいかない。望月さん、VTRで3回目、敗れたらどういうことかわかるだろって言いましたけど、オレはもっさんから必ずそのベルトを取りますから、それまでキッチリ、トップを走っててください!」


望月「わかったよ。3回でも4回でも5回でも、逆にオマエが取った時にオレが挑戦してやるよ。斎藤了、またやろうぜ。ありがとうよ。(斎了が引き揚げようとすると)あ、斎藤了、ちょちょ、ちょっとまだ帰らないで。まあいつもならな、ドリームゲートチャンピオンがタイトルマッチ後一人で締めるのが恒例かもしれないけど、今日は今年最後のビッグマッチだよ。一人じゃちょっとさびしいな斎了。今日はノーサイドでいいじゃねえか。斎了、一緒に締めようぜ!」


斎了「(リングに戻ってきて)人の顔面さんざん蹴っといて、最後は寂しいから一緒にいてください? ふざけないでくださいよ!」


望月「ノーサイド!」


斎了「終わって、自分防衛しました、ノーサイド、いい加減にしてください」


望月「ノーサイド!」


斎了「まあでも、もっさんとは因縁があったわけでもないし、今日、この福岡最後ですから、1年の感謝を込めて2人で締めましょうか!」


望月「ホントね、博多スターレーン含め、毎年、偶数の月に博多に来て、今日初めてDRAGON GATEを見たという方も中にはいるかもしれませんけど、選手の名前とか顔を覚えるのはもちろんですけど、DRAGON GATEの博多大会は偶数月、これだけはしっかり覚えて帰ってもらいたいですね」


斎了「2、4、6、8、10、12、覚えやすい。ちなみに2018年は2月11日、博多スターレーンですから。今日たまたま知り合いに誘われてきましたという方、多いと思います。必ず来るように。2月11日、必ず来るように。いやでもホントに1年この熱い街・博多でDRAGON GATE、皆さん応援してくださって、会場に足を運んでくださって、本当にありがとうございました!」


望月「20代前半の、へたすりゃ二十歳ぐらいのヤツからどんどん突き上げありますけど、ボクはもう来月48になります」


斎了「ボク39です」


望月「オレの10個下じゃねえか」


斎了「ホント元気ですよね。素晴らしい、素晴らしい。見習いたいと思いますよ」


望月「これからも若手の、時には壁となり、そしてね、頑張ってれば10年15年20年先、活躍できる場があるんだということを、われわれ、ボクは大ベテランですけど、斎了は中ベテランぐらい?」


斎了「中ベテラン、聞いたことないです」


望月「これからもどんどん体を張って、また再来月、2月11日、博多スターレーンでお待ちしてますので、皆さんぜひとも来てください。今年1年、本当にありがとうございました!」


【望月の話】「斎藤了とは6年前、ブラッド対ジャンクションスリーの時は何となくちょっと純粋な闘いじゃなかったような気がするんだけど、今日は12年前の斎藤了との試合を思い出すかのようなね。なんだろう、お互いね、アドレナリンとか若さを、こう若返らせる何かがオレ対斎藤了にはあるのかなっていう。だから今日は最後の最後まで本当に痛かったけど、痛い思いをいっぱいしたけど、最後まで元気に闘えたかなっていう。不思議だけど、そんな試合でした。(斎了はゾンビのように何度も立ち上がってきた)そうですね。だからね、普通あれだけ立ってこられるとこっちも根負けするんだけど、立ってくるんじゃないかっていう期待感をこっちも待ってるっていうかね。これが鷹木信悟だったらもう立ってくるなと思うんだけど、斎藤了だともっと立ってこいよみたいなね、なんかそんな不思議な関係ですね。だから本当12年前と変わらない若さで最後までできたような気がします。


(無事にチャンピオンとして年越し達成)これで無事、おそらく1月17日までに防衛戦はないと思うんで、48歳としてチャンピオンとして迎えられるかなと思います。今年の最後っていうのは元ジミーズ勢の意地が集結したような、ススム、斎了って続いたけど、来年はまた、まあ現世代はね、トライアングルを争ってたようですし、名乗り出てくるのか来ないのかわからないけど、オレは取った時言ったように、まだまだドリームゲートをさわってないヤツ、そういうヤツのね、挑戦とかも出てきたらおもしろいんじゃないかなと思います。以上」


【斎了の話】
斎了「いやもう、試合は何回も言ってましたけど、結果を残せなかった何もかもボクは無だと思ってますので。でもリング上でチャンピオンが言ってくれた、まだまだ狙えるんじゃないかって。あの年でトップを走ってる人間からの言葉ですから、重く深く素直に受け止めたいと思います。確かにね、最近はまあヴェルセルクの鷹木信悟にケンカを売ったり、アイツにお笑いレスラー言われてましたけど、そうじゃない部分を今日はちょっと見せれたと思いますんで」


(鷹木がここで登場)
鷹木「見せれてねえよ、バカヤロー」


斎了「何だよ、オマエ。来るなよ、今」


鷹木「試合見てねえけど、負けたらしいな」


斎了「見てねえのに文句言うな」


鷹木「控室で聞こえるんだよ、いろいろよ。お笑いレスラーはいいな、あれだけやりあって最後ヘラヘラ話してるんだもん。これぞお笑いレスラーでよかったよ。やっぱり勝つ気なかったな。あと2つ言いたいことあるんだよ。一つ目。公私混同するなよ。長渕の曲使ってるんじゃねえよ」


斎了「うるせえよ」


鷹木「長渕さんに謝れ」


斎了「あとはなんだ?」


鷹木「オレたちが解散させたはずのジミーズが、元ジミーズだけどなんでセコンドついてるんだよ」


斎了「別に無所属だ、ついたっていいじゃねえかよ」


鷹木「解散してるんだから白黒ハッキリしろって言うんだよ、その辺」


斎了「この試合のあとにオマエの顔なんか見たくねえんだよ。気分悪い。いいか、12月5日、オマエにシングルで勝ったけど別にオマエとは終わる気はサラサラねえからな。お笑いゲートのチャンピオンのオレから言ってやる。鷹木信悟、来年もよろしくお願いします。とことんやってやるからな」


鷹木「今日負けたんだからお笑いゲートも返上しろ」


斎了「今日はモッチーとやったんだ。オマエには関係ねえだろ。オマエとは来年やってやる」


鷹木「2018年早々に決着つけてやる」


斎了「潰し合いだ!」


 DRAGON GATE今年最後のビックマッチのセミでCIMA&ドラゴン・キッドの王座返上で空位となったツインゲート王座を巡ってCIMA&ススムとT-Hawk&Eitaが決定戦で激突。
 開始前から奇襲をかけたT-Hawkらは吉田らの介入もあって場外戦で主導権を握り、CIMA組も徹底的にEitaを狙い撃ちにしようとするが、ススムがT-Hawk組の連係に捕まり、EitaはCIMAだけでなく、ススムにりんだの靴の匂いを嗅がせるなど屈辱行為を敢行するなど、これまで我慢してきた怨念をぶつけるかのようにして試合をリードする。
 徹底的に痛めつけられたススムも怒ってジャンボの勝ち!で反撃すると、CIMAもEitaにバケツの水をぶっかけ、ヘアホイップで大回転、低空のダブルニー、リバースフットスタンプと猛反撃も、Eitaもジャベで捕獲して応戦、しかしEitaのショルダースルー狙いを、CIMAがパワーボムからフットスタンプで阻止すると、足を固めるジャベで捕獲。ススムもT-Hawkの逆水平を喰らうが、串刺しジャンボで応戦、T-Hawkはアギラ、ススムはアギラもT-Hawkはウラジゴクと応酬し合う。
 Eitaを捕らえたCIMA組はスカドラニーを決めると、ススムはT-Hawkにジャンボから雪崩式エクスプロイダーを狙うが、T-Hawkが抵抗、競り合いの末、ススムはT-Hawkに雪崩式エクスプロイダーで投げ、ジャンボの勝ち!を狙うが、T-Hawkはケルベロスで迎撃、EitaもCIMAに雪崩式フランケンシュタイナーを決めるが、回転エビ固めで切り返したCIMAはクロスファイヤーで突き刺す。
 CIMAはメテオラで勝負に出るがかわされると、セコンドのパンチが一斗缶で殴打はEitaに誤爆、CIMAはシュバインから、そして夢幻とメテオラの合体技を決めるが、T-Hawkが慌ててカット、総出でCIMAに総攻撃、T-Hawkはナイトライドを狙うが着地したCIMAにEitaがNumero Unoで捕獲、ススムがカットに入り、T-Hawkをロープに押し込んでからのショートレンジ式ジャンボの勝ち!を乱打するが、走りこんでからのジャンボの勝ち!は神田がボックスで一撃、だがススムはT-Hawkにスライディング式ジャンボの勝ち!を炸裂させてから、再びショートレンジ式を乱打も、Eitaにカットされ、T-Hawkのケルベロスを喰らってしまう。
 T-HawkはCIMAをシットダウン式パワーボムで叩きつけると、ケルベロスとトラースキックの合体技からグランテで3カウントを奪い新王者となった。


 第3試合のブレイブ選手権は終盤で神田が旋回式サイドバスターからエクスプロイダーを連発、下克上エルボードロップ、琉’s狙いはKagetoraが堪えてロープ越しのDDT、水面蹴りからアッパーカットで班夏至手から車懸を決めるが、リンダががレフェリーの足を引っ張り阻止すると、パンチが一斗缶、リンダがボックスで殴打してから、神田がジョンウーからの琉’sで3カウントを奪い王座を奪取、試合後には神田がKagetoraの髪切りを狙うも、八木隆行レフェリーがスピアーを浴びせて阻止した。


 セミ終了後にはVerserK全メンバーが揃って、EitaがCIMAを「Cクラス以下」「時代は終わった」と罵ると、T-Hawk&Eita&リンダらヤング勢がVerserKを引っ張ると宣言、セミでEitaに誤爆したパンチを追放し、鷹木&吉田&神田らには一歩引いてほしいと突きつけ、チーム名も改名すると予告した。一歩引いてほしいとされた鷹木らベテラン組は笑ってはいたが、ベテラン組は自分らがヤング組を後ろから操っているとしているのか、だがチーム名も改めるとしたT-Hawkらヤング勢はベテラン組に本音を隠したまま何かを企んでいることだけは確か、答えはおそらく年明けになるのだろうが、年明けからVerserKに大嵐が吹く可能性はかなり高いとみなければいけないだろう。
 
 メインのドリーム選手権は、望月の打撃を正面から受けた斎了はエプロンを使ってのニークラッシャーから足攻めを展開、足四の字固めから逃れた望月はミドルキックの連打、斎了のニークラッシャー狙いを膝で迎撃して右へのミドルキック、座り込む斎了に前後がらローキック、顔面ウォッシュで反撃、望月は垂直落下式ブレーンバスターで突き刺してストンピングの連打、エプロンでブレーンバスターの体勢のままで前へ落とし。リングに戻った斎了に望月がDDTと突き刺して首攻めを展開、望月のスリーパーは斎了がスタナーで脱出するが、ブレーンバスター狙いは望月がクロスフェースで切り返す。 
 望月はランニングローキックを繰り出すが、斎了は倒れず張り手で返し、ランニングローキックをキャッチしてドラゴンスクリューからスロイダーで投げ、串刺しは望月が迎撃も、斎了はカニバサミからサイクリングヤッホーを狙うも、望月は完全に決まる前にロープへ逃れ、それでも斎了はフィッシャーマンエクスプレス、ダイビングフットスタンプ、フロッグスプラッシュと畳みかける。
 斎了はドラゴンスープレックス狙うが望月は逃れて踵落としを連発、串刺しビックブーツも斎了は下がらない、しかし斎了をコーナーで逆さ吊りにした望月は顔面キックを浴びせ、ミドルキックから顔面へのミドルキック、ツイスター、ドラゴンスープレックス狙いは斎了が堪えるも、望月の三角蹴り狙いは斎了が阻止して下から張り手を浴びせ、コーナー最上段からの雪崩式フィッシャーマンズバスター、ドラゴンスープレックス狙うが、望月が逆にドラゴンスープレックスで投げる。
 望月のキックを見切った斎了が連続ドラゴンスープレックスで応戦、張り手合戦、望月が串刺しソバットの連発から、一角蹴りでエプロンに出してから顔面蹴り、雪崩式ブレーンバスター、イリュージョンも、起き上がった斎了がラリアットから久しぶりにプレミアムブリッジを決めるもカウント2、勝負と見た斎了は斎了ロケットを発射も、顔面への剣山で迎撃した望月は斎了のフランケンシュタイナーを凌いでから最強ハイキック、真最強ハイキックを浴びせ、顔面への三角蹴りを決めるも、斎了は意地でカウント2でキックアウト、だが望月は斎了の手を掴んでからの真最強ハイキックを炸裂させて3カウントを奪い、王座を防衛した。
 試合後の望月は「斎了、まだまだいけるじゃないか」とエールを贈ったが、確かに斎了はジミーズ在籍時からお笑い戦線に定着し一歩引いた立場を取っていた。腰の負傷の影響もあったのだろうが、その斎了を望月が挑戦者に指名して、全て以上のものを引き出し、斎了も望月の正面から受けきった。まだまだ斎了は死んではいないというものを充分に見せつけた一戦だった。


 トライアングル選手権は王者組のTRIBE VANGUARD、挑戦者のMaxiMuMが一進一退の攻防を展開、土井吉が自慢の連係でハルクを捕らえるが、TRIBE VANGUARDはジェイソンを捕らえてYAMATOがgo 2 Hospital II、Iから垂直落下式ブレーンバスター、Kzyのスワントーンボム、ハルクののムーンサルトプレスと畳みかかける。YAMATOはジェイソンにハルクの援護を得て旋回式ギャラリアからKzyのKZTimeを投下するが、剣山で迎撃されると、吉野のアナザースペース、土井がタイガードライバーからMaxiMuMがトレイン攻撃、吉野のトルベジーノから土井のバカタレスライディングキックの波状攻撃も決め手にならない。
 Kzyも土井のマスキュラーボム狙いをスカイ・デ・スクールボーイで丸め込むと、各選手が入り乱れて乱戦、そこで吉野がハルクにライトニングスパイラル、トルベジーノからソル・ナシエンテで捕獲、ギブアップを奪い王座奪取に成功、紙一重の一戦で誰が決めてもおかしくない試合だった。


 休憩明けには10・1博多大会でミサイルキックの受身に失敗して病院に搬送され、脊髄震盪と診断されていた山村武寛は現れたが、再診断の結果第一頚椎の脱臼であることが判明し、医師からドクターストップがかかっていることを明かした。11・8後楽園ではVerserK入りを果たしたEitaが「アイツはもう戻ってこれねえよ。それぐらい首が悪いんだ。アイツはもう終わってるぞ」と再起不能であることを明かし、いろんな憶測が流れていたが、正直言ってそこまで悪いとは思っていなかった。だが山村は僅かな可能性を信じて復帰を目指すことを宣言、新日本プロレスの金光輝明も第一頚椎の脱臼で手術を受け、僅かな可能性を信じて治療しているという。山村が復帰という選択肢をしたなら、自分らも見定めるしかないし、復帰するまでゆっくり待ちたいと思う。

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