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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

カバナワールドに翻弄されるも竹下が10度目の防衛の大台!ハラフジマルはDAMATIONを粉砕!

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カバナワールドに翻弄されるも竹下が10度目の防衛の大台!ハラフジマルはDAMATIONを粉砕!

12月24日 DDT「NEVER MIND 2017」後楽園ホール 2017人満員


<アピール、コメントなどはDDT公式より>
◇アンダーマッチ◇

▼15分1本
○マッド・ポーリー(5分8秒 体固め)×伊橋剛太
※リバース・スプラッシュ


◇第1試合◇
▼20分1本
入江茂弘 ○奥田啓介(8分58秒 グラウンド卍固め)高尾蒼馬 ×下村大樹


◇第2試合◇
▼30分1本
○山下実優 坂崎ユカ まなせゆうな(9分7秒 片エビ固め)フランソワーズ☆高木 マーガレット★オオワシ ×平田一子
※クラッシュ・ラピート


(試合終了後)
一子「ちょっと待って! アゴ…いや、実優さん! あなたいつの間にこんな美しくなって強くなったのよ! 最高よ、あなた! そんな実優と闘えて本当に幸せよ! あなたみたいなスターがいれば女子プロレス界も安泰ね。私も頑張るから、一緒に女子プロ界を盛り上げていきましょう!」(と言って握手を求める。山下がこれに応じた直後、一子は裏切りのスタナー。そのまま3カウントを取って、一子がアイアンマンを奪取する)


▼アイアンマンヘビーメタル選手権試合
[挑戦者]○平田一子(12時36分 体固め)[第1277代王者]×山下実優
※スタナー
☆平田が第1277代王者となる 


◇第3試合◇
▼30分1本
KUDO ○坂口征夫 高梨将弘 赤井沙希(5分47秒 体固め)石井慧介 松永智充 斗猛矢 ×島谷常寛
※ハイキック


◇第4試合◇
▼NωA、負けたら即解散撤回スペシャル/30分1本
○大石真翔 勝俣瞬馬 MAO(10分35秒 三角絞め)男色ディーノ スーパー・サササンゴ・マシン ×アントーニオ本多


(試合終了後)
ディーノ「大石さんは人として負けた。すなわち1勝1敗。だからこの試合はなしにします。所詮、私のパートナーは男色親衛隊の中でも下等戦士。アイドルを続けさせるためにアイドルが嫌いな高級戦士を用意した(というとスクリーンに映し出されたのはバラモン兄弟)1月3日後楽園大会で男色バラモンがNωAに勝ってアイドルを続けさせる。死んで地獄に落ちて生き返ってウジ虫になったままアイドルを続けるんだな!(と高笑いして退場)


大石「絶対勝って1月28日後楽園ホールで解散します! 以上、僕らはニュー・レスリング・アイドル、NωAでした!」


◇第5試合◇
▼Haste la Diego!スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
○ディエゴ 彰人 樋口和貞(11分59秒 片エビ固め)岩崎孝樹 渡瀬瑞基 ×レッカ
※VHS


(試合終了後試合後、ディエゴに惜しみない拍手と「ディエゴ」コールが送られる)
彰人「ディエゴ、泣かないよ。笑顔で送り出すって決めたんだから泣かないでよ。ディエゴ、最後の試合あっという間だったね。楽しかったね。アナタは5年前に日本に来て、初めはよくわからない外国人だと思って、みんな不審そうな顔で見ていたけど、アナタの持ち前の愛嬌でみんなの心を引きつけて、こんな大勢の人に応援される立派なレスラーになりました。これでディエゴはチリで帰ります。もしかしたらもう日本に来ないかもしれない。でも、この4年間、5年間やってきたことはDDTのレスラー、お客さん全員の心にしっかり刻まれているから、ディエゴ、君はDDTの仲間だから。チリに帰ってもずっとずっと仲間。チリに帰ってもずっとプロレスを続けてください。約束(ディエゴと指切りげんまん)。一番最初に言ったさよならは撤回しよう。アナタがチリでプロレスを続けるなら、もしかしたらどこかで会うことができるかもしれないから。ディエゴ、またね」


ディエゴ「彰人さんが言った通り、5年前に来て、いつも後楽園ホールでダークマッチばっかりでした。でも仲間いっぱい作って4年経って、今は休憩前に試合ができて本当に嬉しいです。みんな知ってると思うけど、僕はこのDDTがメチャクチャ好きですよ! DDTに入って本当にいいことでした! みんなに本当にクソお世話になりました。ありがとうございまーす!」


(DDTのメンバーがリングに集結して記念撮影し、ディエゴは号泣。ディエゴはレッカ、勝俣と抱擁。さらになぜか平田一子を見つけてリングへと促す。ディエゴは抱擁をかわすフリをしてVHSで叩きつけて3カウント。アイアンマンベルトを奪取し、バックステージへと逃げていった)


▼アイアンマンヘビーメタル選手権試合
[挑戦者]○ディエゴ(13時36分 片エビ固め)[第1277代王者]×平田一子
※VHS
☆ディエゴが第1278代王者となる


◇第6試合◇
▼KO-Dタッグ選手権試合/60分1本
[第62代王者組]○HARASHIMA 丸藤正道(18分47秒 体固め)[挑戦者組]×佐々木大輔 遠藤哲哉
※蒼魔刀
☆HARASHIMA&丸藤が6度目の防衛に成功


【HARASHIMA、丸藤の話】
HARASHIMA「やっぱり僕は何度もあの二人とは闘っていて、結構自分の技が見切られているというか。それは感じながら、結構苦戦しちゃったんですけど、丸藤さんのアシストがあったお陰で防衛することが出来ました」


丸藤「今日も素直に楽しかったです。うん。初めて試合をした二人なんですけど、何かプロだなっていうのがしっかり感じられたし。まあでも年末だからと言って、このベルトを落として自分のところに戻るっていうわけにもいかなかったので。今日はしっかり防衛出来てよかったなと思います」


――丸藤選手は遠藤選手に不知火をやられる場面もありましたが。
丸藤「あのね! 不知火は首を持っていない方の手は横に広げるのが不知火なの。あれは未完成だね、まだね。でも運動神経いいから簡単にできちゃったね」


HARASHIMA「アハハハハ」


丸藤「もうやらないでください!」


――ベルトを持って年を越すことになりますが、来年このベルトを使って何かやりたいことはありますか。
HARASHIMA「そうですね、やっぱ防衛をドンドン続けていきたいですね。」


丸藤「もちろん、そうですね。ベルト持ってるからにはチャンピオンとして、このDDTのリングを盛り上げていきたいと思うし。3月の両国も一応僕も参戦ってことなんですけど、その前にシングルのリーグ戦があるらしいので。そこはそこでしっかりHARASHIMA選手に優勝してもらいたいし」


HARASHIMA「頑張ります」


丸藤「そのときはそのときでまた違った状況が生まれているかもしれないので、影ながら応援しています。Twitter見てます……Twitter! LINE、いまだに知らないので」


HARASHIMA「はい、じゃああとで(苦笑)」


丸藤「いや、大丈夫です!」


HARASHIMA「大丈夫ですか?(苦笑)はい。まあね、心は通じているので。そうですね、D王……タッグのベルトで両国、両国以降とかではなくても、シングルのD王があって、僕がそっちに集中出来るように丸藤さんはそっちも応援してくれるそうなので」


丸藤「俺も俺で、しっかりとホームリングがあるので。お互いまたリングで会ったときに、しっかりそのベルトを防衛出来たらと思います。メリークリスマス&ハッピーニューイヤー!」


【佐々木、遠藤の話】
佐々木「私はいままで神様というものを信じてきませんでした。明日はキリストの誕生日です。私はいままでクリスマスというものは…これ生放送ですか?」


――違います。
佐々木「クリスマスというのは男性と女性がセッ●スするための、そういう日だと思っていました。しかし今日、私は天に召された気持ちです。これからは改心して清く正しく生きよう、そう思いました。はい。(無言で遠藤に頭を叩かれて)うわーーーー! な、何するんだ! ぐわ! あああーーーー! テツヤーーーー! 目覚めたぞぉー! おいHARASHIMA! 丸藤! テメーらよくもやってくれたな。ふざけるんじゃねぇぞ! おい、俺には傷ひとつついてねぇぞ! オイ! テツヤ言ってやれよ、あいつらぶっ殺してやろうぜ!」


遠藤「……」


佐々木「何か言えよ、お前オラ! 何がクリスマスだオイ!」


遠藤「……」


佐々木「何か言えよオイ! 何か聞けよオイ!」


――タッグ王座は残念ながら獲れませんでしたけど、30日は不法集会もありますし……。
佐々木「オイ、話変えるなよ! KO-Dタッグの話だろ。HARASHIMAと丸藤の話だろオイ! 誰が改心したと思ってんだよオイ! するわけねぇだろ!」


――まったくしてないんですね?
佐々木「ああ、してねぇよ!」


――今後もハラシマルフジを狙っていく?
佐々木「狙うの?」


遠藤「うーん……またやります?」


佐々木「興味はないけど……興味はないけど、好きじゃないんだ、あいつらのこと。私服がダサイんだよ! 二人とも共通して。俺なんか短パンにレザースニーカーだぞ。」


――……カッコイイですね。
佐々木「あと何だよ(苦笑)」


――タッグは一旦置いておく?
佐々木「そのうちな。また。」


――では話を不法集会に戻しますが、唯一残っているベルトであるEXTREME……。
佐々木「唯一残ってるベルトって…そうか! ああ、そうか。すっかり忘れてた。」


遠藤「大家に……。」


佐々木「何でその話するんだよオイ!」


遠藤「……すみません。」


佐々木「オイ! 何だよ(苦笑)。」


――正式に電流爆破はダメだと会社から発表がありましたので、ルールが決まっていないわけですが。
佐々木「ルールか? 考えてねえよ(苦笑)。電流爆破だろ。でも電流爆破、電流爆破って言ってると、違うところでやることになったら困るから、もう言うな! そういうこと。勝手なことばっかり言うな。出来ないんだから。死なないのかお前! 後楽園ホールは火禁止なんだよ!」


――はい。
佐々木「当たり前だぞ。常識だぞ。」


――失礼しました。では不法集会への意気込みを。
佐々木「意気込みだって。」


遠藤「意気込み……」


佐々木「意気込み? うーん……」


遠藤「ノブは?」


佐々木「意気込みなんてあったかなぁ。」


遠藤「ノブは?」


佐々木「今日はクリスマスなんでね、それどころじゃない。」


――今年を振り返ってみて、DAMNATIONは大活躍でしたが。
佐々木「今年活躍したっけ?」


遠藤「でもまあ……。」


佐々木「違うんだよ。毎日毎日、記憶がないから何も覚えてない!」


遠藤「石川修司が抜けて……。」


佐々木「あいつ調子に乗ってるからな。石川と諏訪魔は調子に乗ってるからな。DAMNATION関係ないぞ。」


遠藤「言ってやってくださいよ!」


佐々木「何の話だっけ?(苦笑)あ、今年の話……覚えてないよ、もう。先週の話のことも覚えてないんだから(苦笑)。」


――遠藤選手は今日、かなり丸藤選手を意識しているような場面がありましたが。
遠藤「意識してないよ!」


佐々木「意識されてたな。」


遠藤「意識されてましたね。何だあいつ。」


佐々木「ほら、もうおじさんだから、若い子が羨ましくてしょうがないみたいな。」


遠藤「羨まし……。」


――(割って入るように)よろしいでしょうか?
遠藤「オイ!ふざけるなよ!」


◇第7試合◇
▼KO-D無差別級選手権試合/60分1本
[第61代王者]○竹下幸之介(22分23秒 ロールスルー・ジャーマン・スープレックスホールド)[挑戦者]×コルト・カバナ
☆竹下が10度目の防衛に成功


(試合終了後、竹下は引き揚げようとするカバナを呼び止める
竹下「センキュー・ソーマッチ」


(カバナはマイクで話そうとするが、音声が通らない。しかしこれはカバナが自らスイッチをオフっていたためで、松井レフェリーにツッ込まれる)
カバナ「タケシタはDDTでナンバーワンのレスラーだ(と賛辞。ガッチリ握手をかわして引き揚げると場内「カバナ」コール。)」 


(今林APから改めてD王GP優勝者は3・25両国メインに立つことがアナウンスされる)


竹下「チャンピオンが優勝したらどうなるんですか? 優勝したら逆指名していいんですか?」


今林AP「P、そういうことでいいんですかね?」


男色P「(地声)そういうことでいいんじゃないですかね(さらにリングに)次のD王に出る人は勝って、次の主役に躍り出てもいいし、D王に出てない人は出てないなりに楽しませ方を表現すれば主役になれる。だから、アンタを止めようとしている人はいっぱいいる(と、さらに気を引き締めていくよう求めた。)


続いてDDT本体としては年内最終興行であり、クリスマス・イブということでDDTからプレゼントがお客さんに振舞われる。リングに選手が集結すると今林APが各選手にコメントを求める。


HARASHIMA「2017年、シングルのベルトは獲られてしまったけど、タッグのベルトを持って年を越せるので2018年は今年以上に素敵な年にしてやるさー!」


丸藤「今日は普通でいい?(場内の『え~』に)いいじゃん! 私たちハラシマルフジ、
ベストタッグを獲れませんでした。今日防衛できたので来年もしっかり防衛して東スポのベストタッグを獲ってやるさー!」


(マイクがカバナに渡ってしまうと、カバナは再び音声が通ってない下り。)
KUDO「1年間、DDTプロレスにお付き合いいただきありがとうございます。僕ら酒呑童子は30日に6人タッグの防衛戦を控えてますので、そこで必ず勝ってベルトを肴に新年を迎えたいと思います!」(今林APが高木大社長にマイクを渡そうとすると島谷がカットイン)


島谷「今年はKO-Dまであとわずかだったんですけど、来年D王GP、必ず俺が優勝してKO-D無差別、KO-Dタッグ、KO-D6人タッグ巻いて、DDTのトップ、ここにありを見せたいと思います!」


(その島谷を平田が制裁。)
平田「ゴチャゴチャうるさい! そもそもテメエ、D王出ね
えじゃねえか! オメエがここでしゃべるなんて100年はええんだよ! 来年はこの平田がKO-D総ナメして、平田一喜の年にしてやりたいと思います(平田が勝手に締めようとすると大鷲の張り手から全員ストンピング。)なんなんだよ!(地団太でお客さん含めてみんなでジャンプ。) 


高木「今年は3月のさいたま、夏の両国があったり、9月にはDDTのサイバーエージェントグループ入りといろいろあったんですけど、DDTは12月になっても何一つ変わってません! 今年はすごく印象に残る1年だったなと思います。来年もそしてこれからもずーっと皆さんと一緒にDDTは歩んでいきますので、どうかよろしくお願いします!」竹下「皆さん、2017年本当にありがとうございました。高木さんが言ってましたけど、サイバーエージェントになっても変わることはないし、僕たちはこうやって見に来てくれるお客様を精一杯楽しませるだけです。僕はそれをチャンピオンとして2018年もやっていきますので応援よろしくお願いします!」


(最後は竹下の三本締めで大会はお開きとなった。)


【竹下の話】
竹下「まあね、コルト・カバナが強敵なのはハナからわかっていたことで。こうやってちょっと反抗期で髪の毛染めてね、染めた途端負けていたらちょっと話にならないんで。何なら意地で勝ちました。」


――今日は豹柄のタイツといい、関西人・竹下幸之介の本領発揮という場面もありましたが。
竹下「そうですねぇ。アメリカインディーマット界vsDDTっていう図式もありましたけど、やっぱアメリカvs西成、そういうのもあったと思いますよ。どっちのほうがスラムなんだってね。どっちがNo.1スラムかハッキリせえよってね、そういう気持ちもありましたよ僕は。」


――今年いろいろあったDDTですが、KO-D無差別級王者として年を越えます。1年を振り返ってみていかがですか。
竹下「3月にチャンピオンになって今日でV10なんですけど、本当にタイトルマッチの度にタイトルマッチに必死であまり考える余裕なんてないし、振り返ってもハードな1年だったなってことが一番に出てきますけど。でもこの1年が僕を強くしてくれたと思うので、それを2018年は還元させていきたいと思います。」


――D王GPがありますが、先ほどリング上で優勝したら両国の相手を逆指名するという話でした。自分の中で両国でやってみたい相手がいてのことなんでしょうか?
竹下「あります、あります! うーん……竹下がチャンピオンだとして、竹下vsこの選手っていうのは恐らくよっぽどの何かが起こらない限り、組まれることがないだろうなって。後楽園でも、むしろ地方でも! 関係なく組まれる可能性が低いだろうなっていう。でも僕個人的には思い入れのある選手と、両国という舞台で試合がしたいっていう。言ってしまえば僕の自己満足なのかもしれないですけどね。でもD王GPに優勝することは、その権利が与えられるわけですから! これは誰にも文句言えないと思うので。だから楽しみです。モチベーションになりました。」


――そのためにはD王GP優勝が絶対条件になると思いますが、1回戦の相手は黒潮“イケメン”二郎選手です。
竹下「ねえ! 今日のカバナといい、何か…何かねぇ……僕も確かにV10はすごい記録だと思うし強いと思うけど、何か…こう…みんなの油断モード? 何か油断している雰囲気が充満してて。「まあ竹下だったらいけるだろう」みたいな。何か「試合して勝つだろう。最終的には」みたいな。それがすごく怖くて……怖いんですよね。だから今日も正直ギリギリだったし。黒潮“イケメン”二郎vs竹下幸之介っていうのはDDTのニュージェネレーションのエース対決だと思っているので。僕は。ここで負けるわけにはいかないでしょう。しかもDDTのリングで。でも何か「竹下ならまあ大丈夫だろう」っていう雰囲気が一番怖いです! 一番の敵はそこですね僕は。」


――カバナ選手と闘ってみせ、何が一番すごかったですか。
竹下「うんとね……プロレスを楽しむ気持ち。確かにコミックなことをするし、必ずしも日本のいわゆる王道スタイルとは違うのかもしれないですけど、リングに上がる以上はみんな命懸けてるし。もう体すべてダメージとか、やっぱり怖い、恐怖感ってあるんですよ。(カバナはそれが)ないですね! カバナにはそれがない。楽しむ気持ちしかない。僕もプロレス好きだし、楽しいですよ。タイトルマッチもやり甲斐あるし、達成感もあるし。でも心の隅っこには怖いっていう気持ちもあるし、毎回その恐怖感っていうのはあります。カバナはそれが一切ないです! ゼロ! そこまでの選手、僕は初めてです。それこそ煽りVで名前が出た(エル・)ジェネリコとかケニー(・オメガ)さんとかにもないもので。本当にそれが恐ろしかったです。だからプロレスラーっていうのは笑顔で人を殴ることもできる職業なのかもしれませんけど、もっとね自分の命を懸けていることに対しての恐怖感がないっていう、それが恐ろしかったですね。あともっと言えば、あれだけお客さんの、オーディエンスの反応っていうのも気にしてますけど…気にしているっていうか、お客さんのレスポンスありますけど、それも正直どうでもいいと思っています! カバナは。自分のやりたいことをやるだけ。それにお客さんがついてきてくれるっていう……もうこれぐらい…僕もチャンピオンとして防衛ロードはもう自分の道を歩こうと思って、決めてやってますけど、まだブレがあったなと。あれぐらい自分のスタイルを貫くべきだなと。勉強になりましたし、こうあろうと改めて思いました。恐ろしかったですね。」


――今年1年を振り返って、一番印象的だったことは?
竹下「あー、難しいっすねぇ。いま聞かれたら、それ今日の試合ですからね! 1ヶ月前に聞かれたらたぶん丸藤さんとの試合だったって言うだろうし。難しいですけど、うーん……僕の中で大きかったのは、やっぱり(3月のさいたま)スーパーアリーナはスタートになったかなって。この2017年の本当の意味でのスタートはあのスーパーアリーナだったかなと思いますけどね。あそこから動き始めたというか。いまが確立されたのかなってしています。そういうターニングポイントがポイント、ポイントであるので、そこを掴めたっていうのは大きいですかね。」


【カバナの話】
カバナ「ゴメンサーイ、ゴメンナサーイ。DDT UNIVERSEを見ている皆さん、ゴメンナサーイ。」


――試合の感想を。
カバナ「(左ヒザのサポーターを外して)これが見えるか? (テレビカメラに向かって)撮ってくれ。俺は勝っていたんだけど、リングの外に出たときに足をやっちまった。俺は勝っていたんだ! (負けたのは)これのせいだ! ただタケシタにやれたんじゃなくて、自分でやっちまったんだけどな。すごくいい試合だったし、タケシタはいいチャンピオンだけど、彼は俺を倒していない。俺は自分で俺を倒してしまったんだ。ゴメンナサイ。(記者の頬を撫でながら)ゴメンナサイ。」


――28日には新宿地上最大武道会という1DAYトーナメントへの出場が決まっています。1回戦と2回戦はロープがない試合ですが。
カバナ「俺は10歳のとき、自分のベッドの上でプロレスをやっていた。そのときはロープなんてなかったからな! だから俺はもう準備できている。俺は自分が10歳だったときのように練習してくるから。そして俺は10歳の子供たちと一緒に練習してくるから。」


【高木大社長総括】
高木「いや、本当に今年もいろいろありすぎて。20年っていう年月、DDTがもったこと自体も奇跡だし。あと、その20年をこれからどうやって30年、40年、50年って維持していくかっていうのを、いろいろと考えた1年でもあったので。やっぱり3月にさいたま(スーパーアリーナ)やって、8月に両国(国技館)やって、9月にサイバーエージェントさんのグループ入りっていうのは、別に偶然でも何でもなくてずっと考えていて、考えに考えた末での行動だったので、やっぱり継続していかなきゃいけないし、さらにDDTをもっともっと大きくしていかなくちゃいけないと思っているので。やっぱりこれからもDDTの挑戦っていうのは、たぶん21年目を迎えても続いていくのかなと思っています。やっぱりお陰様でAbemaTVでもレギュラー中継をするようになって、本当に「DDTを初めて見た」っていう声が結構多いんですよ。その中で「正直いままでDDTを見ていなかったけど、初めて見たら面白い」っていう声も結構多くて。まだまだ見てもらわなきゃいけないなと、見せなくちゃいけないなと思った次第なので。これからもドンドン広げていくってことかなと思っています。プロレス自体ももっともっと盛り上げていきたいなというふうに思っていますね。」


――今年1年をチャンピオンとして引っ張ってきた竹下選手の評価は?
高木「いやぁすごいですね! 僕がもしチャンピオンだったら……結局V10でしょ。完全に入江の持っている記録も抜いたわけだし、もちろんHARASHIMA君やいろいろな歴代チャンピオンがいた中で、DDTの歴史の中に残せるぐらいのひとつの大きい金字塔じゃないかと思っています。やっぱりあの若さで、たぶんいろいろあると思うんですよ。プロレスって思い入れの強いジャンルでもあるので、やっぱり若いチャンピオンってものに対して「何も苦労してないじゃないか」とか、いろんなものがあるのを見るんですけど、22歳でこれだけ長いあいだ、ずっとチャンピオンを意地出来るって苦労してないわけないし。やっぱり彼自身にもいろいろな苦悩や思いは、たぶんあったと思うんですよね。だからそれをやっぱりもっともっと報われてほしいなっていうのもあるし。でも凄いなって思います。単純に。俺がじゃあ22歳のときに何をやっていたかと言ったら、そこら辺で遊んでいただけなので。クラブ活動して遊んでいただけなので、やっぱり22歳でこれだけ長いあいだチャンピオンベルトを巻き続けて、それなりの内容も残していっていう。今日のコルト・カバナもすごいクセのあるチャレンジャーだったんですけど、それでも順応して、さらにそれを上回って勝ったっていうのは、彼の中でもすごく大きかったんじゃないかなと思いますね。でもまだDDTだけじゃないんで。このあとBASARAもあるし、イッテンヨンは東京女子プロレスもあるし、ガンバレ☆プロレスもあって、DNAもあるから。やっぱり全部が全部、盛り上げてやっていかなくちゃいけないんで、引き続き頑張りますよ。ありがとうございました! 本当に1年間、ありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。」


 後楽園大会のメインは竹下の保持するKO-D無差別級王座に元NWA世界ヘビー級王座でROH、WWE、ZERO1、NOAHなどにも参戦してきたカバナが挑戦。
 カバナは試合開始後もいきなり場外へ降りてカメラマンに撮影をねだり、ゆっくりリングインしてからは自身のコールを煽りつつも、ロープに押し込んだ際に竹下の体をまさぐるなど、早速竹下だけでなく観客をも自身のワールドへと引きずりこんでいく。竹下がロックアップを狙ってもカバナはいなしてハンマーロック、アキレス腱固めの掛け合いでもカバナは深追いせずブレークし、バックを奪われてもコーナーにしがみつき、竹下の突進もカバナはショルダークローからサーフボードストレッチ、エビ固めと、竹下が押せばカバナは引き、竹下が引けばカバナが押すといわんばかりにインサイドワークで竹下を翻弄する。
 カバナは崇コーナーを作ろうとするが、竹下はボディースラムで阻止すると、ロープ越しのアトミコから顔面へのスライディングキックを浴びせ、ジャーマンを何度も狙うがカバナはロープにしがみついて阻止し、竹下が突進したところでカバナがヘッドシザースで場外へ追いやると、、カバナはイスに座る竹下にコーナーからのダイブと見せかけてリングを降りて、そのまま浴びせにかかり、竹下も対抗して客を盾にして隠れると、見失ったカバナに対して背中から強襲、リングに戻ってからカバナはエルボースタンプ、逆水平と攻め込むが、カバナの突進を竹下はスロイダーで投げ、場外に追いやったカバナにプランチャを発射、そして客席に座らせるスライディングビックブーツ、リングに戻ってブルーサンダーとようやく自身のペースを掴む。
 竹下は串刺しビックブーツ、ニーと畳みかけるが、ぶっこ抜きジャーマン狙いはカバナが下へすり抜けてアッパー、袈裟斬りを放ち、竹下もアッパーで応戦、エルボー合戦、カバナは頭突き、竹下のラリアット狙いをかわしたカバナはBOOM BOOM・ショット、串刺しエルボー、コーナーから二段式ボディープレスと畳みかける。竹下はカバナを捕らえてジャーマンを狙うが、カバナはシカゴクラブで切り返し、カバナは逆水平からブレーンバスター狙いは、竹下が垂直落下式ブレーンバスターで突き刺してからラリアットで返すも、カバナは突進する竹下を迎撃してからスーパー・マン、竹下もBrainbustaaaaahhhhh!!!!!を狙うが、カバナはここ一番で出すシカゴスカイラインを決め、竹下を追い詰める。竹下は丸め込みを連発、カバナが押さえ込むが、カバナはダブルチョップからのムーンサルトアタックはかわした竹下は、崇コーナーにカバナを直撃させてからロールスルージャーマンで3カウントで王座を防衛、10回目の大台に乗せた。
 序盤はカバナのインサイドワークに翻弄されるが、竹下も楽しむかのように敢えてカバナの懐に飛び込んだ。終盤はカバナも本領を出してシカゴスカイラインまで出したが、キックアウトされたのは想定外だったと思う。だが竹下にとっても勉強になる一戦でもあった。


 次回の防衛戦は3月25日の両国のビックマッチ、D王GP優勝者が挑戦者となり、竹下が優勝した場合は竹下自身が指名するという。D王GPは誰が優勝して独走する竹下を止めるのか、それとも竹下が優勝して誰を挑戦者に指名するのか… 


 セミのKO-Dタッグ選手権はHARASHIMAと丸藤の連係を阻止したDAMATIONは場外へ追いやってから佐々木はHARASHIMA、遠藤は丸藤と同時空中弾を敢行してからHARASHIMAを捕らえるも、串刺しを迎撃したHARASHIMAは佐々木にジョンウー、丸藤は佐々木のTシャツをまくって目隠し状態にしたうえでの鞭のようにしなる逆水平、串刺しジャンピングエルボー、トラースキックコンポと反撃、
 丸藤を意識する遠藤はヘッドシザースホイップからの掟破りの不知火は阻止されるも、遠藤はスワンダイブフォアアームを浴びせ、丸藤は起き上がり小法師式逆水平、ステップキック、河津落としの四天王ムーブで応戦、遠藤はハンドスプリングオーバーヘッドキックから逆水平も、丸藤も打ち返しトラースキック合戦、遠藤がオーバーヘッドキックと食い下がる。
 HARASHIMAは佐々木に雪崩式ブレーンバスター、ミドルキックの連打からファルコアロー、丸藤が入ってトレイン攻撃、丸藤のネックツイストと畳みかけるが、HARASHIMAのスワンダイブボディープレスは佐々木が剣山で迎撃、だがARASHIMAもダイビングエルボードロップをキックで迎撃、蒼魔刀狙うが、佐々木がキャッチしてNOW OR NEVERから、遠藤がスワンダイブ式450°スプラッシュを投下、勢いに乗った遠藤は佐々木の急所蹴りの援護を得て、丸藤相手に掟破りの不知火を敢行する。
 佐々木はHARASHIMAにダイビングエルボードロップからクリップラーフェースロックで捕獲する、担いだHARASHIMAは山折り、そして蒼魔刀を狙うが、遠藤がスワンダイブ式ミサイルキックで迎撃すると、丸藤のトラースキックもHARASHIMAに誤爆、佐々木はHARASHIMAに佐々木式ウラカンラナからラ・ミスティカを狙うが、HARASHIMAが堪えたところで、佐々木は強引にフェースロックで捕獲、ところが丸藤が見えない角度からのトラースキック、虎王でカットすると、遠藤を本家・不知火で排除する。
 王者組は丸藤が前へ投げてからダブルトラースキックを浴びせると、HARASHIMAが顔面蹴りからの蒼魔刀で佐々木から3カウントを奪い防衛した。


 第1試合ではIGFの奥田がDDT本体に参戦、DNAで抗争している下村を打撃や関節技で圧倒し、最後もグラウンド卍で完勝、試合後もふてぶてしい態度で一人去っていったが、DDTの中で異分子的な存在で面白かもしれない。


 東京女子vsT2ひー女子は、平田一子が得意の「TOKYO GO!」で敵味方関係なく躍らせるも、山下のクラッシュ・ラピートを喰らい敗戦、しかし試合後には一子が山下にエールを贈るフリをしてスタナーで騙まし討ちにしてアイアンマン王座を奪取したが、第5試合に今大会をもってチリへ帰るディエゴが全選手との記念撮影後に一子を強襲してVHSで3カウントを奪い、海外流出の事態を招いてしまう。


 勝って解散を狙うNωAに阻止を狙う男色Pがササダンゴ、アントンを組んで対戦も、大石が下剤入りのシャンパンを飲んでしまい。10分以内にケリをつけないと腹を催す事態を招いてしまう。対戦する男色Pも大石に容赦なくボディに集中攻撃、窮地を脱した大石は一旦トイレへ向かい、勝俣&MAOが奮闘、トイレから戻った大石も奮戦するが、遂に催してしまったところでスローモーションとなる。大石から出る異臭に敵味方も苦しむが、大石がアントンを三角絞めで捕獲して勝利、だが肝心の解散はvs男色Pが1勝1敗として先送りとなり、男色Pは1・3後楽園では刺客としてバラモン兄弟を差し向け、男色バラモンとしてNωAの解散を阻止することをアピールした。

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