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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

鈴木軍、ドラゴンリー乱入から始まった新日本プロレスの2017年!そして後楽園を揺るがした野人劇場!

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鈴木軍、ドラゴンリー乱入から始まった新日本プロレスの2017年!そして後楽園を揺るがした野人劇場!

1月5日 新日本プロレス 「戦国炎舞 -KIZNA- Presents NEW YEAR DASH !!」後楽園ホール 1738人 超満員札止め


<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
カイル・オライリー リコシェ ○デビット・フィンレー(6分16秒 片エビ固め)獣神サンダー・ライガー タイガーマスク ×ヘナーレ
※カミカゼシューティングスタープレス


◇第2試合◇
▼20分1本
高橋裕二郎 ○ハングマン・ペイジ(6分39秒 体固め)×ヨシタツ ビリー・ガン
※ライト・オブ・パッセージ


◇第3試合◇
▼20分1本
○YOSHI-HASHI ロッキー・ロメロ バレッタ(9分59秒 首固め)×アダム・コール マット・ジャクソン ニック・ジャクソン


【YOSHI-HASHI、ロメロ、バレッタの話】
ロメロ「バレッタ、大丈夫か?」


バレッタ「あぁ。アダム・コールよ、YOSHI-HASHIがオマエを倒した。オマエは緊張してたのか?あれくらいでやられているなんて、オマエはまだまだだ。ROH世界王座だって、オマエから奪ってやる」


ロメロ「YOSHI-HASHI、俺が氷取ってきてやるよ」


※ロメロとバレッタがコメントブースを去る。


YOSHI-HASHI「とりあえず、一発目。出だしはいつになく好調で。新年一発目、目標は決まったから。それだけだ」


【コール、マット、ニックの話】
ニック「(※顔を小刻みに左右に振って、ブルブルブルと唇を震わせで戻って来る)俺らはチャンピオンベルトを盗まれたんだ。ロッポンギヴァイスってやつらにな」


マット「今日のYOSHI“クソッたれ”HASHIは今夜、ラッキーだっただけだ。ただただラッキーだっただけなんだ。(昨日は)アンラッキーで負けただけ。チャンピオンは俺たちさ」


コール「そうさ。ニック・ジャクソンとマット・ジャクソンの言う通りだ。YOSHI-HASHIに俺がやられるとでも思ってるのか? あいつは勘違いしてるんだけさ。俺たちのレベルとはかけ離れているし、俺たちに追いつくなんて、はるか先のことだ。(前夜の勝利は)宝くじに当たったようなものさ」


ニック「YOSHI-HASHIの見た目って、12歳の子供だよな。『わんぱくデニス』(アメリカのドラマ)のいたずらばっかりする子供みたいだ。俺たちはミスター・ウィルソン(いたずらの標的にされているおじさん)でしかない」


コール「せっかくだからチャンスをやってもいいぞ。しかし、そうなればYOSHI-HASHIはただただ恐怖に襲われるだけだけどな。それは俺が保証してやるよ。次、俺たちがリングで顔を合わせるときに、それを思い知るだけさ」


マット「そうそう、そうなるのが関の山さ。Too Sweet」


(※3人はウルフパックサインを合わせる)


マット「ここにROHのベルトがある」


コール「これがすべてを表してるさ」


ニック「ロッポンギヴァイス、お前らにベルトを奪われたのは忘れてないぞ。必ず取り返してやるから楽しみに待ってろ。さらに、ここにはスーパーキックパーティーのベルトもある」


マット「誰が最高のタッグチームだって? 俺たちが6本のベルトを手にして、それをしっかり巻いて見せつけてやる。それで誰が最高かわかるだろ?」


ニック「俺たちは『205LIVE』でもない。WCWでもない。どの団体であろうが、どの階級であろうと関係ない。俺たちこそが最高なんだ」


コール「(※その場を立ち去りながら)俺たちは自分自身の力で、最高の瞬間をもたらすだけさ」


◇第4試合◇
▼20分1本勝負
スコット・ノートン 天山広吉 小島聡 ヒロ斎藤 チーズバーガー(9分57秒 片エビ固め)ケニー・オメガ バットラック・ファレ タマ・トンガ タンガ・ロア ×BONE SOLDIER
※ラリアット


◇第5試合◇
▼30分1本勝負
○マイケル・エルガン KUSHIDA(13分45秒 片エビ固め)×内藤哲也 高橋ヒロム
※バーニングハンマー


【エルガンの話】「ナイトウ。俺がオマエに言うべきことは、すべてリングの中で言ったつもりだ。闘いの中で表したつもりだ。次に内藤とリングで会う時は、IWGPインターコンチネンタルのタイトルマッチだろう。その時も必ず、俺が勝って、チャンピオンベルトを奪ってみせる」


【ドラゴン・リーの話】「俺は、ヌメロ・ウノ。ナンバー1になりたいんだ。去年、ファンタスティカマニアで、ヴィールスと闘っていた時に、カマイタチが突然やってきた。だから、今回は、俺が日本にやってきたんだ。カマイタチとは、日本でもメキシコでも、ROHでも闘ってる。今日は、カマイタチのタイトルに挑戦するためだけに、俺は日本に来た。明日もうメキシコに帰る。ファンタスティカマニアで、タイトルマッチをやりたい。俺はヌメロ・ウノになる」



【KUSHIDAの話】「確かに負けた。東京ドームでヒロムに負けたよ。それは認める。言ってしまえば、先輩レスラーからの、凱旋帰国の、ご祝儀とでも言っておきましょうか。またここから始まる。また一歩一歩、階段を上っていく。そのやり方しかKUSHIDAにはないでしょう。己の腕1本で、ここまで上がって来たんだ。大きなジャンプアップは、確かにないかもしれない。彼みたいにね。一歩一歩登って行きますよ。この山は、この山は、まだ下りてない。登ってる」 


◇第6試合◇
▼30分1本勝負
真壁刀義 本間朋晃 柴田勝頼 永田裕志 ○ジュース・ロビンソン(14分54秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ ×後藤洋央紀 矢野通 石井智宏 ウィル・オスプレイ
※パルプフリクション


(試合終了後、突如として鈴木軍が乱入! 本隊とCHAOSをリング外に蹴散らす。リング上ではKESが石井に合体ラリアット。そして、矢野にはキラーボムをお見舞いする。
 ここでオカダが鈴木軍のメンバー相手に孤軍奮闘するも、あとから登場した鈴木みのるがスリーパーで捕獲。そして、一気にゴッチ式パイルドライバーを炸裂させる!)
鈴木「うるせーぞ、コノヤロー。オイ! 新日本プロレス。テメーらの宝、俺たちにすべて寄越せ!(さらにIWGPヘビーのベルトを手にする)さあ、さあ、さあ! テメーら、よく聞け。俺たちが来たからには、ここはもうな、俺たちのリングなんだよ!(KESもIWGPタッグのベルトを抱え持つ。館内はブーイング!)何がブーだ。オイオイ、ブタくさくてたまんねえな、この会場。うるせえんだよ、全部おまえのせいだろ、オカダ?(オカダの顔面をふみつけ)何もかも食い荒らしてやる! テメーら、よく聞け! 俺たち鈴木軍、イチバーン!」


【鈴木、アーチャー、スミスJr.、タイチ、デスペラード、TAKA、金丸の話】
(首輪をつけた飯塚を連れたデスペラードが、インタビュースペースに集まって通路をふさいでいる大勢の報道陣に「どけ!」と叫んで道を割ってバックステージの扉の向こうに消える。残りのメンバー全員が揃ったところでTAKAが口火を切る。)


TAKA「おい、おい、ジュニアタッグチャンピオンって誰なんだよ? 俺たちがいない間に好き勝手、遊んでただろ? そろそろ返してもらうからな」


タイチ「終わりだ、おい。俺が、俺らが帰って来たからには、お前ら新日本ジュニア全員、終わりだ。今までデケエ面しやがって。それも今日で終わりだ。わかったか」


アーチャー「KESこそが唯一の真のIWGPタッグチャンピオンだ。そのタイトル、そのベルト、俺たちの元に戻って来る。みんな、わかったか」


スミスJr.「ヤノ、イシイ、お前らにはそれはふさわしくない。俺たちKESは、そのIWGPタッグ王座をいただきたい。そのチャンスをよこせ。一発で取り戻してやる」


鈴木「ヘヘヘ、新日本プロレス、CHAOS、BULLET CLUB、そしてLOS INGOBERNABLES…、どいつもこいつも、プロレス界の王は、ただ一つ、俺たちだ。偉そうなツラしてんじゃねえよ。お前らが持ってるもの、根こそぎ、すべて、何もかも、俺たちによこせ。返事なんかいらねえよ。返事なんかいらねえよ。すべて力づくだ、力づくだ。これが鈴木軍だ。俺たち鈴木軍……」


鈴木、アーチャー、スミスJr.、金丸、TAKA、タイチ、デスペラード「(※7人で声を揃えて)イチバ~ン!」


◇第7試合◇
▼NEVER無差別6人タッグ選手権試合/60分1本勝負
[挑戦者組]棚橋弘至 ○中西学 田口隆祐(13分24秒 片エビ固め)[第9代王者組]SANADA EVIL ×BUSHI
※ヘラクレスカッター
☆SANADA&EVIL&BUSHIが初防衛に失敗、棚橋&中西&田口が第10代目王者となる


(試合終了後)
「(※大『中西』コールのあと、マイクを叩いて音を確認し)入ってますね(※場内笑)。今日はありがとうございました!(※大歓声) 皆さんの声援と、棚橋と田口のヘルプで、何とか試合がかつことができました。ありがとうございました!(※大拍手)じゃあ今日は、俺が締めてもいい!?(※場内笑&大『中西』コール) オッケー! (※場内笑) じゃあ、『1、2、3、ホー!』でお願いします(※場内笑&大拍手)。1、2、3、ホーー!!(※『ホーー!!』の大合唱&大拍手)」


【棚橋、中西、田口の話】
中西「ありがとうございました。まぁ、闘いはもっともっと続いていくってことは、このベルトを獲ったことで、証明できたと思います。ガンガンいきます。田口ありがとう!」



田口「ありがとうございます!」


――田口選手も、久しぶりのベルトですが?

田口「まさか、今年ベルトを巻くことになるとは思わなかったです。今日、会場に来て、カードを見て、『こんなタッグで獲れるのか?』と。昨日、あんな凄い試合の後、チャンピオンになったあの3人に、こんな……急造も急造ですよ。でもね、こうやって、ワンチャンを……ワンチャンあれば、しっかり形にしますから。個人の実力で言えば、向こうの3人と、こっちの3人で、まったく劣るところはないですから。急造でこれだけ力があるんですから。これから先、深まっていくだけしかないですからね。今日始まったばかりですから。今日始まって、いきなりこれでチャンピオンですから」



――ワンチャンで手にしましたけど、ワンナイトで終わらないように……
田口「まぁワンナイトっていうのも良いんですけどね。ワンナイトはワンナイトで良いんですけどね。回を重ねるごとに、より深まっていきますから。心で繋がっていきますから。今はまだ、カラダで繋がってる3人ですけど、これから心を重ねて……」



※中西が再びコメントブースに現れ、田口にコーラを手渡す。
田口「あ、コーラで。もう早速繋がりました」



中西「タナは?まだ来ないか?乾杯したいのにな。車のヤツがおるから、酒ではできんけど(笑)」



田口「そうですね。そういう心遣いも」



中西「家帰ったらゆっくりできるやろ。家庭があるヤツはええな!」



中西・田口「(笑)」



中西「墓穴掘ったな……。棚橋が来ないと、間が持てへんぞ!」



田口「笑って繋ぐしかないです」



中西「彼は何をしているんだ?」



田口「帰っちゃったんですか?」


――そろそろ来ます。
田口「じらしますね。さすが」



中西「まぁでも、膝のダメージが結構あるんで」



田口「昨日の激闘がありましたからね」



中西「昨日、我々は第0試合だったんで……」



※棚橋がコメントブースに現れる。

棚橋「ありがとうございました!」



中西・田口「ありがとうございました!」



田口「ワンチャンですよ」



棚橋「ワンチャンだな。これこそ、ワンチャン」



中西「乾杯しますか」



※3人でコーラを開ける。



中西「永田からです」


田口「中西さんじゃない(笑)」



中西「俺ではない(笑)」



棚橋「乾杯!」
※3人で乾杯する。



――いかがですか?

棚橋「昨日ね、ドームで、ガントレットマッチで、このNEVER6人タッグをかけて、4チームが闘ってね。それがもうここにあると。ワンチャンだね」


田口「ワンチャンですよ」



中西「昨日の試合ね、消化不良というか、完全燃焼できなかったんで。今日は良い形で、ベルトもついてきましたし、最高やね」



田口「そうですね。でも、まだ心は1つになってないんで、まずはLINEを交換して、LINEグループを作るところから始めましょう」



中西「俺、LINE分からへん!」
(※一同笑い)


棚橋「じゃあグループ名は、『NEVER6人タッグ』……『NEVER6(シックス)』とかにしようか。ちょっとオシャレなやつ」



田口「シックス……」



棚橋「『シックス』に反応しなくていい」
(※一同笑い)



田口「何かと『6』には縁があるということで」



――このタッグの司令塔は誰になりますか?

棚橋「それも、これからです」



田口「LINEで」



中西「俺、できひんって(笑)」


田口「大丈夫です。スマホなら何とかなります」



――田口さん、中西さんと上手く心が繋がっていく自信はどれくらい?

田口「……69%ですね」
(※一同笑い)



田口「確率としては、69%」



中西「でも、なんか、インパクトのある数字やね。69%」


棚橋「中西さん、そこ拾わなくて大丈夫です」

(※一同笑い)



田口「こんな急造タッグで、まさか獲れるとは思ってなかったですね」


棚橋「大丈夫……獲れる気あったよ?」



中西「急に巡ってきたチャンスやしな」


――ドームを振り返っていかがですか?

棚橋「昨日、セミとメイン。4人いましたけど、やっぱり俺が1番、動けてない。だから、心を入れ替えて、合同練習で、練習生と1から始めるつもりで、鍛えて、叩き直してきます……すいません、全然関係ない話で」



中西「初心に戻ることは大事や」



棚橋「まぁ、おいおい、チーム名、発表しますんで。僕、あの、入場テーマを変えるって予告してから、予告がスゲェ楽しくなっちゃって(笑)期待して待ってもらえるって感覚が良いと思ったんで。次ね、チーム名、発表します」



中西「忘れないでくださいね。この事覚えといてくださいね。何日か経ったら、無かったことになるのが1番嫌やから」



棚橋「やっぱベルトって良いものですね」



――似合ってます。

棚橋「ありがとうございました」



中西・田口「ありがとうございました」


棚橋「よし、写真撮ろう」

※ベルトを巻いた記念写真を撮り、中西と田口はコメントブースを去る。


――今日は入場時、ファンから「GO!ACE!」というかけ声もありました。

棚橋「これはどんな良い曲であっても、実績、試合内容が乗っていかないと、空っぽのままなんで。この良いメロディー。今、まだ空っぽの曲ですけど、中身は俺が詰め込んでいきますから」


――これまでの負けと、昨日の負け。自分の中で違いは?
棚橋「これは僕が感じている以上に、ファンの方、関係者、レスラー仲間が、凄く重く受け止めている結果じゃないかな、と」



――客観的に見て、『自分が1番動けていなかった』と感じた要因は、自分の中である?

棚橋「バランスですね。『全力』がモットーなので。全部に全力を出したんですけど、ちょっとキャパ越えたかなと。自分が1番、最も大切なものは何かっていうのが、プロレスだったので。プロレスを、第1に考える。まぁ当然なんですけど。敗戦で学びましたね」



――棚橋選手の『全力』が、昨日の盛り上がりを生んだと思いますが、棚橋選手は昨日の試合について率直にどう思う?

棚橋「年々盛り上がっていく中で、盛り上がっていくけど、棚橋はどんどん下がっていくっていう状況が、やっぱり悔しいですね。なので、うん……もちろん重く受け止めて、落ち込みますけど。もう今日から、通常運転で、全力で、プロモーション、SNS、鬱陶しいほどにまき散らしていきます。大丈夫です。棚橋は、元気です」


――内藤選手が昨日の試合後、「俺のところに戻ってこい」と、エールとも取れるコメントを出していましたが?
棚橋「それは、俺が昔、『俺のところまで上がってこい』って言ったやつですよね……メインイベントも遠いし、IWGPも遠いし、インターコンチも遠い……。ただ、その、発信源は俺なんで。その意味を1番理解しているのも、俺なんで。ちょっとしばらく落ち込もうかなって。落ち込んだことないんですけど。落ち込もうかなって思ったんですけど、リングで試合して、ファンの声援を聞いてるとね、『プロレスってそうじゃねぇな』って。思いました。あんまり長く話すと、ボロが出るんで。ありがとうございました」


【SANADAの話】「まあね、あのベルトはね、俺らに感謝した方がいい。輝いてなかったからね。ロス・インゴが負けたじゃなくて、あのベルトがすごい注目されるんで。それは感謝した方がいい」



【EVILの話】「今日の結果はNEVERの呪いってやつだ。あんな、クソ終わってるレスラーに獲られるなんて、呪いだ。まあ、呪いも、Welcome to the DARKNESS WORLD。俺の方が、お前を呪い殺してやる。それと、棚橋弘至。あっちがダメなら、こっちってか? いい度胸してんな。いいか? 昨日、あいつのプロレス人生は終わってんだよ。まあ、腐っても棚橋弘至。俺があいつを食い尽くして、テメエを最高の餌としてやるよ。覚えとけよ。This1 is EVIL。E~verything is EVIL。すべては……………EVILだ!」

 東京ドーム大会を終えた新日本プロレスの2017年度の方向性が示される後楽園大会が開催され、第5試合ではIWGPインターコンチネンタル王者の内藤とジュニア王座のヒロムが組み、インターコンチ王座に挑戦を表明したエルガンとジュニア王座奪還を狙うKUSHIDA組と対戦。序盤はエルガンがパワーで圧倒も、内藤はエルガンの古傷である左眼に照準を定めて流れを変え、連係でエルガン、KUSHIDAをも蹂躙する。
 エルガンは内藤のトルネードDDT狙いを堪えてファルコンアローを決めると、コーナーめがけてジャーマンで投げ、ヒロムをも内藤めがけてデスバレーボムで叩きつけてから内藤を雪崩式ぶっこ抜きファルコンアローで叩きつける。
 エルガンはヒロムにエルガンボムを狙うが、内藤が低空ドロップキックでカットに入り、エルガンだけでなくKUSHIDAにも急所蹴りを見舞うが、そこでヒロムのメキシコでのライバルであるドラゴン・リーが乱入してヒロムを襲撃してノータッチトペコンを浴びせると、この混乱の隙を突いたエルガンがバーニングハンマーで3カウントを奪い、ドラゴン・リーもヒロムをブレーンバスターボムでKOしてIWGPジュニア王座への挑戦をアピールした。
 ヒロムへの挑戦者は結果次第では前王者のKUSHIDAが再戦の権利を行使するかと思われたが、ドラゴン・リーがまさかの横槍で挑戦表明、コメントでもあったとおりKUSHIDAも一歩引かざる得なかったようだ。


 セミの10人タッグ選手権は終盤で10選手が入り乱れる乱戦となるが、柴田のPKの援護を得たジュースが後藤をパルプフリクションで3カウントを奪うも、試合後に鈴木みのる、K.E.S(ランス・アーチャー、デイビーボーイ・スミスJr、)飯塚高史、タイチ、エル・デスペラード、TAKAみちのく、金丸義信の鈴木軍が乱入、K.E.Sが石井をダブルインパクト、矢野をキラーボムでKOすれば、鈴木軍を蹴散らそうとするオカダを鈴木がスリーパーからのゴッチ式パイルドライバーでKOし、NOAHに続いてベルト総取り、新日本制圧を宣言した。
 NOAHから撤退後、12月30日のTAKA&タイチ興行で再結束をアピールして去就が注目されていた鈴木軍だったが、やっぱり本命の新日本にUターン、そして鈴木はいきなり頂点であるIWGPヘビー級王座、K.E.Sはタッグ王座に狙いをつけた。オカダもケニーを降して王座を防衛したが挑戦者は不在だったことを考えると、鈴木の挑戦は妥当か?タッグ王座もK.E.Sの横槍に真壁&本間のGBHも黙ってはいるわけがない。またNEVER王座に関しては後藤から直接フォールを奪ったジュースの挑戦が濃厚となった。柴田はドーム大会でNEVER王座からの撤退を宣言したが、ジュースへのアシストをしたPKはNEVERへの決別を意味するものだったのか…?また柴田のもう一つのベルトであるブリティッシュ王座にはオスプレイが挑戦に名乗りを挙げた。


 メインの6人タッグ選手権は混成の挑戦者組に連係で優る王者組のロスインゴが蹂躙、場外戦でもEVILが鉄柵やイスでの殴打で足攻めを展開するれば、リング内でもロスインゴが田口に集中攻撃を加えるなどして主導権を握り、棚橋も孤軍奮闘するがEVILの膝裏へのタックルを浴びるなど、挑戦者組が主導権を握れない展開が続く。
 交代を受けた中西がロスインゴ相手にラリアットや野人ハンマーで奮戦、しかしロスインゴの連係に捕まるとSANADAのSkull Endで捕獲され、中西もアルゼンチンバックブリーカーで切り返すが、SANADAは再度Skull Endで切り返し中西を追い詰める。
 そこで棚橋がツイストアンドシャウトでカットに入り、BUSHIが中西にコードブレーカーを決めMXを狙うが中西がキャッチ、EVILがカットに入るも棚橋と田口が排除すると中西がBUSHIにヘラクレスカッターを決め3カウントを奪い大逆転で王座を奪取した。
 中西も12月17日に何かを決意したように永田に挑み敗れたものの、永田に「オマエはまだやれる」と励まされ、中西も「終わったんちゃうから」と奮起した。そういった意味では中西も崖っぷちの状況に立たされていたと思う。
 棚橋と中西と田口の混成で連係に優るロスインゴに勝てるとは正直言って思わなかった、しかし膝の悪い棚橋が敢えて控えにまわり、中西を全面に立てたことで中西が奮起して王座奪取に繋がった、この試合の主役は中西だといっても過言ではない。
 また棚橋も6人タッグ王座を奪取したことで沈み行く太陽に歯止めをかけ、逆襲への第1歩を示した。


 また第3試合ではYOSHI-HASHIがヤングバックスのダブルトラースキックを喰らうもコールの狙うラストショット狙いを首固めで丸め込んで3カウントを奪う大金星を挙げるも、試合後にコール、ヤングバックスの袋叩きにあい、改めてラストショットでKOされてしまったが、ROH王者から直接フォールを奪ったことでROH王座への挑戦が濃厚となった。


 棚橋の巻き返し、鈴木軍、ドラゴン・リーの乱入で始まった2017年度の新日本プロレス、果たしてどんなドラマが待ち受けているのか?

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