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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

消化試合どころか30分越えの激戦!内藤が石井を破りIWGP王座を死守!永田が柴田を破りNEVERを手にした!

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消化試合どころか30分越えの激戦!内藤が石井を破りIWGP王座を死守!永田が柴田を破りNEVERを手にした!

5月3日 新日本プロレス「レスリングどんたく 2016」福岡国際センター 5299人 超満員


<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼20分1本
○バットラック・ファレ 高橋裕二郎(2分26秒 片エビ固め)×キャプテン・ニュージャパン ジュース・ロビンソン
※グラネード


◇第2試合◇
▼20分1本
桜庭和志 YOSHI-HASHI ○ウィル・オスブレイ 外道(7分23秒 片エビ固め)タイガーマスク 田口隆祐 ジェイ・ホワイト ×デビット・フィンレー
※オスカッター


◇第3試合◇
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者]○リコシェ マッド・サイダル(16分26秒 片エビ固め)[第46代王者組]ロッキー・ロメロ ×バレッタ
※シューティングスタープレス
☆ロメロ&バレッタ初防衛に失敗。リコシェ&サイダルが第47代王者組となる


【リコシェ、サイダルの話】
リコシェ「多くの『ニュージャパン・ワールド』を見ているみんな、こんな素晴らしい日はないって言えるよ。今日の勝利はどうだった?誰も俺たちを止められないさ。それはいつでもな。次はどんなことを起こそうかな。マット・サイダルと俺は、どんな素晴らしいチームが来ようとも、涼しい顔して相手してやるさ。俺たちがチャンピオンだからな。まあ、マット。できることなら、誰かそれを変えてみせろよ」


サイダル「ごめんだけど、俺はそんなに速く英語を話せないのでね。(リコシェの)半分ぐらいのスピードだけど、俺は今、凄く興奮してる。こうやってチャンピオンに返り咲けたんだから。これを手にすることができてうれしいよ。今夜は俺たち、これで死んでもいいいっていうぐらいの気持ちだったし、それぐらいの気持ちで飛んだ。彼は自分のみを省みず、630°回転して(のプレスを)決めたし、俺も彼に負けないぐらい飛んだ。僕たちはリング上では雲が空を流れるように、そして水が地を流れるように動く。それを誰も止めることはできない。そうある限り、俺たちからこのベルトを奪うことなんてできないさ。最高である俺たちに対抗できるチームはいるのか?そう思っているなら、次に挑戦してきなさい」


リコシェ「でも、敗者になるだけだけどな」


サイダル「俺たちをサポート、応援してくれたみんなに感謝する。そしてこのベルトを持ち続けることを約束するよ。へへへ、ヤッター!」


◇第4試合◇
▼NEVER無差別級6人タッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者]○ケニー・オメガ マット・ジャクソン ニック・ジャクソン(14分3秒 片エビ固め)[第5代王者組]棚橋弘至 マイケル・エルガン ヨシタツ
※片翼の天使
☆棚橋&エルガン&ヨシタツが2度目の防衛に失敗。オメガ&マット&ニックが第6代王者組となる


(試合終了後にケニーはヨシタツにラダーを使った攻撃を狙うが、棚橋が阻止。そして、棚橋はケニーをラダーの上にボディスラム。さらにハイフライフローの体勢に入るが、危険を察知したケニーがリング下に回避。)


棚橋「(コーナーから降りてアイ・チャレンジ・インターコンチ! ケニー、セイ・イエス! アイ・アム・ネクスト!」ケニー


「ユー・ワナ・リマッチ? ジ・アンサー・イズ・ノー!イフ・ユー・ウォント・ラダーマッチ、マイ・アンサー・イズ・イエス!」


(と、ラダーマッチでの王座戦を提案。すると、両者はラダー上でにらみ合いを展開したのちに握手。史上初のラダーを使ったインターコンチ王座戦の機運が高まった。 )


【ケニー、マット、ニックの話】
ケニー「さあ、タナハシ、俺を見るんだ。俺は誰にも負けないほどのハードな闘いをしてきた。いろんなスタイルでな。それをお前は知らない。その上で俺はカネが欲しくてこのリングにやって来た。それに、ここには最高のプロレスがあるからな。タナハシ、俺はこの世界を変えていくんだ。このベルトがある限り、ここは俺の庭だ。タナハシ、俺はお前が思っているほどキャリアがないわけじゃない。いろんなスタイルを経験してきてるんだからな。次はまた違ったスタイルでの勝負だ。それは、どちらがこの業界での生命を終えるかの闘いだ」


ニック&マット「(※ベルトの感触を確かめながら)ああ、気分いいぜ。(※ケニーに)お前もだろ?」


ケニー「お前がシングルマッチを望むなら、再戦を望むなら……そうだ、ROHで闘うのもいいな。そしてそこで……」


ケニー&ニック&マット「(※3人で声を合わせて)THE ELITE、ELITE、THE THE ELITE……(※と叫びながら控室へ向かった)」 


【棚橋の話】「残念ながら、NEVERのシックスメンのベルトは失ってしまったけど、俺はこのままじゃ終われないから。俺は、このままじゃ終われない。さらに進化を続けるから。是が非でも、ケニーに『イエス』って言わせないといけなかった。まぁ形はどうあれ、『イエス』って言ったんだから、それに向けて、俺はこのままじゃ終わらないから、絶対に」 


◇第5試合◇
▼IWGPタッグ選手権試合/60分1本
[第70代王者組]○タマ・トンガ タンガ・ロア(12分12秒 片エビ固め)[挑戦者]真壁刀義 ×本間朋晃
※ゲリラ・ウォーフェアー
☆トンガ&ロアが初防衛に成功


【トンガ、ロアの話】
ロア「マカベ、ホンマ、何か言うことはあるか?あるのか?」


トンガ「(※割り込んできて)これでお前らを完全にやっつけた。この前と同じ結果だったな。さあ、次は誰が来るんだ?誰が挑戦してくるんだ?(新日本の)他からでもいい。ROHでもいいぞ。どこからでも来い。アメリカでも、アフリカでも。誰でもいい。いつでもいい。俺たちはゴッド(G.O.D)だ。日が昇る国を制圧するゴッドさ」


【真壁、本間の話】
真壁「(※フィンレーと金光に肩をかり、コメントブースに登場)オイ、一言だけ言っといてやるコノヤロー。今日は勝てなかったかもしれねぇ。勝てなかったな。いいか、俺たちは必ず立ち上がるからな。オイ、必ずだ!必ず2人で立ち上がってよ、リベンジしてやる。ただ、それだけだ。いいか!俺ら見てろ!必ず立ち上がってやる。それだけだ」 


 本間「(※川人に肩をかり、コメントブースに登場すると、そのまま床に倒れ込む)もうチャンスはないのか?違う。チャンスはないかもしれない。でも、自分の力。いや、俺と真壁の力で、もう1回チャンスをつくってみせる。それこそ、“GBH魂”、1回や2回負けたぐらいで終わるわけねぇよコノヤロー。“兄弟愛”より、“絆”だ。絶対負けねぇ。チャンスくれねぇんだったら、リマッチ組まないっつうんだったら、力で奪い取ってみせるだけだ。今日のところは、俺の夢はついえたけど、絶対諦めない」


◇第6試合◇
▼NEVER無差別級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○永田裕志(11分53秒 バックドロップホールド)[第10代王者]×柴田勝頼
☆柴田が4度目の防衛に失敗。永田が第11代王者となる


【永田の話】
永田「(※インタビュースペースに戻ってくると、この試合を実況していた野上アナが待ち構えていた。「遂にやりました」と声を掛けられると笑顔が漏れる)言葉が出てこないほど強烈な試合でしたよ。柴田の当たりはいつも以上に強烈だった。でも、その強い柴田を打ち破ってこのベルトを獲った。俺の見込んだNEVERのベルトだ。このベルトには間違いなく、かつてのIWGPの闘いが詰まってる。どんどんこういう試合して、IWGP以上のものにしてやりますよ。今日の勝利は俺だけじゃない。小島、天山、そして(リング)下で見ていた中西学、3人が俺に力をくれた。柴田(は)、小島、天山を破って上ってきて、弾き落とされた。あいつは2人倒してる。俺は柴田しか倒してない。どうだ柴田、もう一丁いくか?こういう闘いを続ければ、新日本の景色は変わるぞ。どうだ、柴田?この俺に遠慮なく感情をぶつけてきて、それを弾き飛ばしたんだよ。お前、それでいいのか?柴田、これでやめるなんて言わないだろうな。今日は俺がしっかりお前に勝った。これで終わりか、柴田?この闘いを新日本に植えつけるには、まだまだ闘わなきゃダメだろ。な、野上、IWGP、インターコンチネンタルとは違う、これぞ新日本という試合だったろ?男と男の意地、嫉妬、憎しみ、悲しみ、そういうものがすべて詰まった闘いが今の闘いだよ。この闘いでこの機に、俺の力で……柴田よ、悔しかったら、もう一丁やろうぜ」


 --「窓際に追いやられた同世代に勇気を与えるような試合をしたい」って、そう話してましたけど、年齢を確かに48歳と認めるなかで、そういうことが伝えられたと思います。
 永田「何度転んでもいいんだよ。でも、転んだ時、立ち上がれるかどうかだよ。本当に強い人間は。何度転んでも、何度くじけようとも、どんなに傷ついても、汚れても、それは強くなるチャンスなんだ。だから何度倒れても立ち上がって笑って、それがNEVER GIVE UPだ。I NEVER SAY GIVE UP」


 --これ、永田さんにぴったりのベルトです。
 永田「IWGPの闘いをもう1度、新日本プロレスに、俺の手で取り戻して、俺の色に染めてやる。青き色に。透き通ったブルー・ジャスティスに。新チャンピオンは公約をいわないとな。政治家と一緒だよ。ちゃんとした公約の下、このベルトを持って、次から次へと出てくる相手と闘う。それがチャンピオンの宿命だ。このリングで、俺の色に、セルリアンブルーよりさらに青く……」
 (※コメントを終えると、「どうだ、野上?」と言ってハグ。「1人で青義軍守ってくれてありがとう」と伝えると野上アナの目には光るものが……)


◇第7試合◇
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第73代王者]○KUSHIDA (14分37秒 ホバーボードロック)[挑戦者]X獣神サンダー・ライガー
☆KUSHIDAが4度目の防衛に成功


(試合終了後、両者がリング上で正座して向き合い、KUSHIDAが深々と頭を下げる。これにライガーも返礼すると、KUSHIDAは再び丁寧に頭を下げた。
  
  その後、ライガーがKUSHIDAを立ち上がらせ、手を挙げて勝利を称える。そこからKUSHIDAがマイクアピールを行ない、ライガーへエールを送る。)


KUSHIDA「ライガーさん、最終章、その時間を僕がいまこの(左手に書いた)時計で止めておきました。5年、10年、15年、20年、ずーっと、獣神サンダー・ライガーでいて下さい」
 


ライガー「Jr.最強のチャンピオンKUSHIDAが、そう言ってくれるなら、本気でお前がそう思ってくれるなら、もう1回チャンスくれよ!(※大拍手) 福岡のファンのみんなに誓うよ。次、取ったら、次、挑戦権を取ったら、必ずそのベルト、俺の腰に巻きます(※大歓声&大拍手)」
 


(ここでKUSHIDAとライガーはガッチリと握手)
KUSHIDA、「熊本で、試合が、なくなってしまいました。けど、約束します! 新日本プロレスは九州に、熊本に帰って来ます! 今日はありがとうございました」

【KUSHIDAの話】「正直な気持ち、間に合って良かった。KUSHIDAがやっと、時間がかかったけど、やっとここでタイトルマッチができる。IWGPヘビーを除けば、(試合順)一番上でしょ。この最高の舞台で、やっぱり獣神サンダー・ライガーとやることは、一つのステータスだし。ある意味タイトルマッチじゃなくても、獣神サンダー・ライガーに勝つってのは大きな出来事です。獣神サンダー・ライガーがいる世界で、俺はチャンピオンになっていたい。いない世界でチャンピオンになっていることと、どんだけ意味合いが違うかってことですよ。俺には、“アイディア”があるんだ。獣神サンダー・ライガーが創り上げてきた、今も続いてる偉大なる功績、足跡。それに負けないモノを、負けない道を歩む“アイディア”があるから。今は話せない。期待しといてください。『SUPER Jr.』もちろん優勝。2月に言ったでしょ?夏が始まる前に、独走するって。もちろん2連覇っす」

 
【ライガーの話】「KUSHIDAは、すげぇチャンピオンだ。俺は折りにいった。アームロックを下から。(でも)ギブアップしねぇんだ。少しのスキもない。(こっちにスキが)できた瞬間にあいつは逃げて、逆に折りにきた。やられたらやり返す。それがプロレスの試合だ。だからヤツは俺の腕を折りにきた。俺は何も思っちゃいない。耐えられなかった俺がいるだけで。逃げるチャンスもない。すげぇチャンピオン。ヤツは言ってた、「10年、15年、生涯現役でいろ」と。でも、それはない。それじゃライガーじゃないんだ。ライガーはあと5年以内だ。そう思ってる。だからこそ、もう1度、KUSHIDAがチャンピオンの時に挑戦したい。それまで最終章は口に出さないようにしとく。ただ、5年、10年はない。それは自分の力をわかってるから。自分が一番わかってる。だから早く、早く、アイツのベルトを獲りたい。アイツからベルトを獲りたい。以上。それだけ」


◇第8試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○EVIL(9分53秒 体固め)×後藤洋央紀
※EVIL


◇第9試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○オカダ・カズチカ(15分11秒 片エビ固め)×SANADA
※レインメーカー


【オカダ、外道の話】
オカダ「まぁレベルの違い、わかったでしょ?これが、新日本プロレスのトップのレベルだ。新日本プロレスのレベルとしては、もっと低いかもしれねぇが、トップのレベルだ。そんじょそこらとな、一緒にされちゃ困るんだよ」


 外道「オイ!SANADA!オメェも頑張ったけどよ、レインメーカーとオメェじゃ、レェェベルが違うんだよコノヤロー」
 
【SANADAの話】「(※頭を抱えながらインタビュースペースに戻って来て)一つだけいいですか?オカダ・カズチカ、俺との抗争はゴールがないんだよ」


◇第10試合◇
▼IWGPヘビー級選手権試合/60分1本
[第64代王者]○内藤哲也(30分33秒 片エビ固め)[挑戦者]×石井智宏
※デスティーノ
☆内藤が初防衛に成功


(試合終了後、メインイベント終了後、オカダ&外道が石井を介抱。そして、オカダがリングへ上がり、内藤の真後ろへ立つ。すると、内藤がゆっくりと振り返ってオカダと対峙し、片目を開けてその顔を見つめる。だが、オカダは動じずに内藤を指差し、無言のまま石井&外道と退場した。
 ここからセレモニーとなり、内藤へ勝利者トロフィーと勝利者賞の目録が贈呈される、。続いて、海野レフェリーが内藤へIWGPヘビーベルトを手渡す。ところが、内藤は受け取った直後にベルトを放り捨て、海野レフェリーを急襲。そして、BUSHIが顔面に毒霧を噴射した。)


内藤「今日も、新日本プロレスワールドをご覧の、木谷(高明)オーナー!(※大歓声) 新日本プロレスワールドもいいけどさぁ! オーナーとして、この会場の雰囲気を、自分の耳で、しっかり確認したほうがいいんじゃないの!?(※大歓声) 俺の、次の防衛戦、木谷オーナーにはぜひ会場に来ていただきたい。そして! あなたの目で! あなたの耳で! 会場の反応をぜひ確認しに、会場に来て下さい!(※大拍手) 木谷オーナー! 今日も、お忙しい中、新日本プロレスワールドでの観戦・・・お疲れ様でした(※大歓声&大拍手)。・・・ブエナスノーチェス、フクオ~カ~~~!!(※大拍手) オカダは、さっそく試合後、俺の目の前に来て、挑戦表明をし・ま・し・た・が! この場を借りて、俺から彼にひとこと、アドバイスをしてあげたいと思います(※大拍手)。オカダ! オカダ~! トランキーロ! あっせんなよ!(※大歓声) EVIL! BUSHI! SANADA! イ・内藤! ノスオトロス! ロス! インゴベル~ナブレ~~~~ス!! デ!! ハ!! ポン!!」


【内藤の話】「まぁ石井、本人はなんて思ってるか知らないけど。『内藤を追い込んだ。あと一歩だった』って思ってるんじゃないの?石井を応援するお客様も『石井はあと一歩だ。あと一歩、頑張れ』って思ったんじゃないの?先に言ってたでしょ。俺にとっては消化試合だよ。あとちょっとだけと思った皆様、それはすべて俺の手のひらの上に(乗せただけ)。まぁさ、今日、消化試合だったけど、俺、チャンピオンなんで、オクパード(※忙しい)なんだよ。わかる、オクパード?忙しいんだ。いやもう、寝不足で疲れちゃった。カンサード(※疲れた)だよ。まあさ、もうこれ以上、今日しゃべることないよ。そうだな、5日の松山が終わって6日、3夜明け会見ですか?まぁやるかわかんないけどさ。3夜明け会見、もしあるんだったら、そこでしゃべりますよ。そこで質問も、受け付けますよ。まあ、今日のところは俺、カンサードだから。質問は、ノー・グラシャス。アスタレーゴ、アディオス」


【オカダ、外道の話】
オカダ「まぁCHAOSやられっぱなしで、終われないでしょ。今日、後藤さん負けて、石井さん負けて。誰がやる?やっぱり俺しかいないでしょ。次、ボクはまた外道さん、いかせてもらいたいと思います」


 外道「もちろんだ。必ずCHAOSに取り戻してくれ。頼むな」


――いつどこで内藤選手に挑戦しますか?
 外道「いつ?いつでもいいよ。明日でもいいぞ。もうCHAOS待ってらんねぇからな。なめられてたまるかよ、お前」


オカダ「なめられたまんまで、終われないっすから。まぁやっぱり石井さんも、あぁやってボクたち、EVIL、BUSHIを排除しても、またあぁいう結果になってしまいましたから。ボクがしっかりいきたいなと思います」


 新日本毎年恒例の「レスリングどんたく」のメインは内藤の保持するIWGPヘビー級王座に石井が初挑戦、石井の挑戦を“消化試合”と言い切った内藤に石井がどれでけ意地を見せるかに注目していた。
 序盤は石井のスタイルに付き合わないとばかりに内藤は駆け引きを駆使して石井を翻弄しようとするが、石井が強引にでも自身のスタイルに内藤を付き合わせようとするも、EVILが介入して石井の首にイスをかざしてから鉄柱に叩きつけ、内藤は首攻めを展開して先手を奪う。
 しかし内藤のガントショットをキャッチした内藤の軸足に石井が低空ドロップキックを放つと、石井は内藤の古傷である右膝攻めを展開して反撃、内藤はレフェリーと石井を交錯させてから無法地帯を作り上げ、EVILのイス攻撃からブルマブランカで捕獲するも、グロリア狙いは石井が足横須賀の要領でのニークラッシャーで阻止するとレッグブリーカー、パワーボムから膝十字固め、アンクルホールドで捕獲、だが内藤はまた苦し紛れにレフェリーを殴り、EVILとBUSHIがカットに入る。
 オカダと外道がEVILとBUSHIを排除すると、勢いの止まらない石井は頭突きからラリアット、スライディングラリアットを放つも、垂直落下式ブレーンバスター狙いは内藤がDDTで切り返し、背中へのミサイルキックから雪崩式フランケンシュタイナー、グロリア!突進する石井をスパインバスター、そしてデスティーノ狙いは石井が牛殺しで切り返すと、エル・サムライを彷彿させるような垂直落下式リバースDDTまで披露して内藤を追い詰める。
 しかし石井の攻勢を内藤が掟破りの垂直落下式ブレーンバスターで突き刺すと、頭突きから浴びせ蹴り、ドラゴンスープレックスと畳み掛け、デスティーノ狙いは石井がラリアットで阻止するが、内藤はジャンピングエルボーアタックからのデスティーノで3カウントを奪い王座を防衛した。


 試合後はセミでSANADAを降したオカダが前王者の権利として再戦を要求、オカダvsSANADAは体格も試合スタイルも似ているSANADAにオカダが苦戦、Skull Endで絞めあげられ追い詰められてしまうが、ラウディングボディープレスを自爆させ、レインメーカーを狙ったところでSANADAはkull Endで切り返そうとするも、オカダはツームストーンパイルドライバーで突き刺した後でのレインメーカーで勝利を収めている。
 
 内藤は消化試合と言い切ったが途中までは内藤のペースで試合が進むも、EVILとBUSHIが排除され、古傷の右膝を攻められてからは石井のペースとなり、終盤は内藤の敢えて石井のフィールドである“ど真ん中”に飛び込んでいっていった、消化試合と言い切りながらも裏切るような内容は、制御不能な内藤らしい試合だったかもしれない


 内藤vsオカダはおそらく6月の大阪城ホールが濃厚、オカダとしても二度同じ相手に負けられないだけに、内藤の独走を阻む意味では、これ以上の負けは許されない。


 また第6試合の柴田vs永田はガンガン攻める柴田に対し受け止める永田の展開となり、柴田はエルボーで永田からダウンを奪うも、柴田は容赦なくキックなどで攻め立てる。柴田は永田のエクスプロイダーに対し武者返しで大ダメージを与えるも、次第にキラー永田が覚醒し鋭いキックや膝蹴り、タイナーから垂直落下式ブレーンバスターと猛反撃する。
 柴田はスリーパーで絞めあげてから掟破りのバックドロップホールドを決めるが、これでますます火が着いた永田は柴田のPKを受け止めてからバックドロップ、永田のキックの連打、張り手、延髄斬り、掟破りのPK、そしてバックドロップホールドで3カウントを奪い王座奪取、これぞ永田裕志と見せ付けた試合だった。


 第7試合のKUSHIDAvsライガーは、かねてから「ハイフライだけがジュニアではない」とライガーが公言したとおり、KUSHIDAが腕攻めを展開すれば、ライガーは風車式バックブリーカーの着地に失敗したKUSHIDAの左足攻めを展開し、鉄柵や鉄柱を使ったニークラッシャーを展開してプロレスの幅の広さを見せ付ける。
 ライガーはライガーボム、雪崩式フランケンシュタイナーと本家技を繰り出すと、回転エビ固めで切り返してから、腕へのキックからハンドスプリングエルボー、その場飛びムーンサルトからムーンサルトはライガーが剣山で迎撃しアームロックへ、KUSHIDAも腕十字で切り返してギブアップ寸前にまで追い詰める。
 ライガーも空中胴絞め落とし、掌打、垂直落下式ブレーンバスターと畳み掛けるが、再度の掌打狙いをKUSHIDAがホバーボードロックで捕獲しリストを固めたところでライガーがギブアップしKUSHIDAが防衛、泥臭い試合だったがライガーの求めていた試合にKUSHIDAが見事に応えた。


   第4試合の6人タッグ選手権は棚橋がケニー、ニックにドラゴンスクリューからテキサスクローバーホールドで捕らえるが、ケニーがスプレー攻撃でカットに入り、服部レフェリーにもスプレーを浴びせてから急所打ちでKOするなど大荒れ、ケニーとうヤングバックスはコーナーにラダーを、リング下にテーブルを設置しエルガンをテーブル貫通パワーボムでKOすると、孤立したヨシタツにケニーが片翼の天使を決め3カウントを奪い王座奪還、試合後は棚橋がケニーのインターコンチネンタル王座に再挑戦を迫り、ケニーはラダーマッチでの選手権を要求して、棚橋が飲んで決定、ケニーのフィールドであるラダーマッチに棚橋は敢えて飛び込むことになった。
 新日本でのラダーマッチは賛否を呼ぶかもしれないが、古い価値観を壊して新しい価値観を作り上げるのも、創始者であるアントニオ猪木イズムであり、新日本イズムのはず、だから自分的にはありだと思う。


 今大会は熊本で行われる予定だった試合が福岡大会に振り分けられるなど、カード的には両国大会クラスの大会となったが、ただテレ朝チャンネルは4時間しか時間枠がなかったためメインは入りきれなかったのが残念だったかな・・・(その後で新日本ワールドで見ました)

 最後に今年の「BEST OF THE SUPERJr」の出場選手が発表された


 

 今年はCMLLからボラドールJrが参戦、オスプレイやサイダルがエントリーしたが、カマイタチに関してはROHで最終調整に入っているため参戦は見送られた。
 焦点はKUSHIDAへの次期挑戦者となるが、今年は予想しづらそうだ。

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