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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

中邑が柴田に10年越しのリベンジで王座防衛!来年7月5日、大阪城ホールへ進出へ!

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中邑が柴田に10年越しのリベンジで王座防衛!来年7月5日、大阪城ホールへ進出へ!

11月8日 新日本プロレス「POWER STRUGGLE」大阪ボディーメーカーコロシアム 7500人 超満員札止め


◇第0試合◇
▼15分1本
BUSHI ○マスカラ・ドラダ(6分42秒 飛びつき回転エビ固め)タイガーマスクXフエゴ
 

◇第1試合◇
▼SUPER Jr.3WAYタッグマッチ/30分1本
○マット・ジャクソン ニック・ジャクソン(7分33秒 片エビ固め)エル・デスペラード XTAKAみちのく
※モア・バング・フォー・ユア・バック もう1チームはロッキー・ロメロ、アレックス・コズロフ


◇第2試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
○桜庭和志 矢野通(4分25秒 キドクラッチ)X鈴木みのる 飯塚高史 


(試合後)
鈴木「おまえ、本気でよろこんでのか!? オイ!? 本気かっつってんだよ? これがおまえのUWFのプロレスなのか!? これがおまえのUWFかって聞いてんだよ!! オイ? おまえのUWFにはカウント3があんのかよ!? オイ!! どうなんだよ!! テメー、よえぇクセによ、コノヤロー!そろそろよ、おまえ、俺と決着つけねぇか? パートナーなんかいらねぇんだよ! 3カウントもいらねぇんだよ! おまえ、俺と勝負しろよ。やれんのか! ムリなのか、どっちだ!! テメーのプロレスでやってみろ!!」


【矢野、桜庭の話】
矢野「バカヤロー、ゴタゴタ抜かしてんじゃねぇ、オイ。一対一だと言ったな。桜庭の強さ、お前らもよく知ってんだろ、オイ。あとは(桜庭に)聞け」


 桜庭「ありがとうございました。えぇ、ルールはどんなんでもいいですけども、あの人(鈴木みのる)にはたぶん負けません。ありがとうございました」


【鈴木の話】「オイ、俺とお前で決着つけるってこれか? これか? エッ、これで何を喜んでんだよ? オイ、何を喜んでんだよ? 違うだろ? 俺の中に眠ってるものと、テメェの心の中に仕舞い込んだもの。それが求めるものはたった一つだろ? オイ、俺とやり合おうぜ。オイ、最後の決着つけようぜ。テメェのプロレス、テメェのUWF見せてみろ。俺にじゃねぇよ、日本のプロレスファンに見せてみろよ」


◇第3試合◇
▼NWA世界ジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○獣神サンダー・ライガー(9分27秒 片エビ固め)[王者]Xチェーズ・オーエンズ
※垂直落下式ブレーンバスター
☆ライガーが新王者となる


【ライガー、金沢克彦の話】
ライガー「まぁとりあえずは、このベルトは俺の腰にあるってことだ。この先、ノアや海外も、このベルトがある限り行かなきゃいけなくなるだろうけど、俺はまだまだ爆進し続けるよ。天龍さんが『腹一杯になるまでプロレスは辞めるな』と。『途中で復帰することほど、みっともないことはない。腹一杯になるまでやれ』と言われた。俺はそれを絶対忘れない。今、腹八分目。あと少し腹一杯よ。そのあと少しを、獣神サンダー・ライガー最終章として、まだまだ暴れまわりますんで、よろしくお願いいたします。確かに、今のジュニアの選手の動きと比べたら、俺はスピードないかもしれない。だが、キャリアがある。パワーもある。レスリングのテクニックもある。最初の序盤のテクニックで、俺はあのチャンピオンに負けたと思っていない。それは見た皆さんも一緒だ。レスラーなんだから。レスリングが出来てなんぼよ。それが俺の今の強さに繋がってるんじゃないかと、俺自身思うんで。歳のことは皆さん忘れて。ボクと同じくらいのこの業界に入って、記者として頑張ってらっしゃる皆さんも、白髪が生えたりしますけども、関係ねぇ! ここだよ(胸を叩く)! さっきも言った、天龍さんに『腹一杯になるまでやれ』と。辞めるなよ絶対。辞めんなって言う言葉を胸に、一日一日頑張っていきます。ありがとうございました」


金沢「両国で、ライガーの最終章と言ったのは、あえて自分に発破をかけたような形ですか?」


ライガー「ありますし、今言ったように、腹八分ですから。あと二分。どんなものを食べて、お腹一杯になるかもわかんない。そのまま二分のまま走るかもしれない。最終章であって、最終回ではないので、どうなるのかわからない。もしかしたら、明日お腹一杯ってなるかもしれない。このベルトを獲って、お腹一杯じゃないんだ。いろんな未来が開けてきたと思うから。まだまだ突っ走るよ。ベテラン記者、みんなも頑張ろうや。歳関係ないだろ。行こう、俺が見本になる。頑張ろう、Kさん(金沢氏とガッチリ握手)」


金沢「俺?」


ライガー「Kさんさぁ、同期じゃん、ほぼ。頑張ろう」


金沢「はい、Yさん。あっ失礼しました。これなんなの一体?(笑)」


ライガー「いいんだよ。俺は今嬉しいんだよ」


金沢「おめでとうございます」


ライガー「ありがとうございます。それだけ」


◇第4試合◇
▼スペシャル8人タッグマッチ/30分1本
カール・アンダーソン ドク・ギャローズ ○バッドラック・ファレ 高橋裕二郎(9分47秒 片エビ固め)真壁刀義 内藤哲也 本間朋晃 Xキャプテン・ニュージャパン
※バッドラックフォール


◇第5試合◇
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者組/SJTT2014優勝チーム]○カイル・オライリー ボビー・フィッシュ(17分29秒 片エビ固め)[第38代王者組]XKUSHIDA アレックス・シェリー
※チェイシング・ザ・ドラゴン
☆TIME SPLITTERS4度目の防衛に失敗。オライリー&フィッシュが第39代王者組となる


【レッドドラゴンの話】
フィッシュ「これが日本で成し遂げた最初の大きな成果だ。もうこれで、謙虚である必要はないだろ? 組まれたすべての相手を倒して、ここまでずっと勝利を重ねてきたんだ。この地位を手に入れるために、これまで言われるがままに闘ってきた。こうやってチャンピオンになったからには、これがこの惑星で最も悪いタッグチームの始まりだ」


オライリー「このタイトルがほしかったらアメリカ東海岸まで来い。俺たちがこうやって遥か遠くまで来てこのタイトルを取ったようにな。だけど俺たちがやっつけるだけだ。このレッドラゴンを抜きにしてベストタッグチームとは名乗らせない。今日、レッドラゴンがタイムスプリッターズを倒してベルトを手に入れた。(フォーエバー)フーリガンズでもヤングバックスでも、ビジネス抜きにしてやってやる。他のどのチームでもいい、このベルトがほしかったらかかって来い」


【タイムスプリッターズの話】
シェリー「俺たちは今日負けてしまった。だが俺たちはジュニアのいろんなタッグチームと闘ってきた。西武ドームではレッドラゴンと闘い、その時は俺たちが勝ったんだ。大阪はラッキーで相手が勝った。俺たちに運がなかった。ベルトは離れてしまったが、必ず獲り返す。レッドラゴン、リマッチを組め。初防衛戦の相手は俺たちだ。アメリカでもどこであっても構わない。オマエハ モウ シンデイル」


KUSHIDA「ハァ、完敗っすね。完敗。夏に2本あったベルトが、すべてなくなりました。けど、失ったものはなにもないっす。得たものしかないっす。強いチームが現れた。また出直して、強くなって奪い返すだけです。俺たちにしか、俺にしか登れない山を登ります。ハァ、完敗っす、今日」


◇第6試合◇
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第69代王者]○田口隆祐(15分18秒 片エビ固め)[挑戦者]Xタイチ
※どどん・ジ・エンド
☆田口が2度目の防衛に成功


(試合後、BULLET CLUB登場)
アンダーソン「BULLET CLUBニューメンバー」「ネクストIWGP Jr.ヘビー級チャンピオン」


(ケニー・オメガ登場、日本語でなく英語で田口を挑発、睨みあいとなり、BULLET CLUB退場)
田口「ケニー・・・。アイ・キャント・アンサー・イングリッシュ。バット・マイ・アンサー・イズ! オーマイ&ガーファンクル」


【田口の話】
田口「しょっぱいフィニッシュですいません。ジ・エンド久々に出したら失敗しちゃった、2回。2回とも失敗しちゃった。大誤算。でも、まぁ2回とも失敗したけど、失敗するとね、予測不能な体勢で落とされるから、受け身が取れなくなるっていうね」


――かなり足首を攻められましたが。
 田口「はい、足首は攻められましたけどね。他の首は全部大丈夫ですから。あとの首? 全部大丈夫。何首がある? 全部大丈夫。首は大丈夫。タイチのね、真っ黒いマイクを使いもんに……首か、首がダメだね。首と右足首。あとの首は全部大丈夫だから。タイチのパイルドライバー、危なかった。股ぐらに顔を突っ込まさせてね、危なかった。匂いにやられるところだった。でも大丈夫。あれぐらいの匂いじゃ大丈夫。次、オメガでしょ。次オメガ。ケニー・オメガでしょ。BULLET CLUB? 舐めてんのか? 舐められてんのか? オメガだろうがなんだろうがよぉ、舐められたら舐め返す。オメガだろうが、オメガも関係ねぇよ。舐められたら舐め返すんだ、関係ねぇんだ。オメガだろうがなんだろうが、舐めるんだよ。舐められたら舐め返す。それがシックスナインチャンピオン、ペロペロだよ。ペロペロペロのロンペーロンペーですよ。ロンペーロンペー。外国人か、洋モノか、洋モノはちょっと経験ないから、オメガか。オメガ、オメガ、あぁ悔しいでも。最後の最後だな。フィニッシュが、フィニッシュしっかり顔からいかないと、顔からいかないと、フィニッシュ顔にいかないといけないとこを……変なやり方しちまった。フィニッシュがしょっぱかった。まだまだだね。まだまだ、シックスナイン、本物のミスターシックスナインチャンピオンには、ほど遠いということか……オメガ相手に本物になってみせます」


【タイチの話】「田口、そこまでのおめぇじゃないと面白くねぇ。俺がずっと12年間、鬱陶しかった相手。これからも付き合い長くなりそうですね、田口さん。俺らもう30半ばだ。田口さんよ、一緒に頑張ろうか。TAKA、ホセ(デスペラード)、俺、鈴木軍全部やられっちゃったかもしれないけどな、だからといって鈴木軍、終わりじゃねぇぞ。まだまだ終わんねぇぞ。こんな簡単に終わるの、鈴木軍じゃねぇ。見てろよ。まだ鈴木軍がやることから目を離すなよ。これからの鈴木軍から目を離すなよ。誰も予想つかないこと、やっちゃうからよ。楽しみにしとけ」


【BULLET CLUBの話】
アンダーソン「ヘイヘイヘイ、田口って何ておかしなヤツだ。あんなジョークが面白いとでも思ってるのか? あれで俺らを怒らせてしまったな。これから現実として起こることを言うからよく聞いておけ。お前の周りをBULLET CLUBが取り囲む。俺らを怒らせたからにはな。その前にはこれから紹介するBULLET CLUBのクリーナーがいる。彼が次のIWGPジュニアヘビー級チャンピオンになる。そいつの名は、世界でも最も偉大なレスラー、ケニー・オメガだ」


オメガ「俺がBULLET CLUBに入ったことに驚いたか? ここにいるのはみんあ俺の友達なんだ。隠し立てしておくことなんてない。別にだましたわけじゃない。ここに集まったのは、本当のプロフェッショナルレスラーだ。俺たちはあらゆるベルトを集める。そのためにガン(アンダーソン)が俺に近づいてきた。ヤングバックスもそうだ。タグチ、これだけ言っといてやる。BULLET CLUBのこと知ってるな? お前に1度だけ、最初のチャンスをやろう」


AJ「ようこそ、BULLET CLUBへ(と言ってオメガと握手を交わして写真に納まる)」


◇第7試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○AJスタイルズ(12分58秒 エビ固め)Xヨシタツ
※スタイルズクラッシュ


AJ「チャンピオンシップじゃないからって、何をしてもいいのか? 俺が彼を知っているって、誰が思ってるんだ? とにかくこの夏の借りは返した。最後に立っていたのは俺だ」


ダモア(GFW副社長)「お前ら見ただろ? アイツをやっつけたところを。あいつの実力では、俺たちのクラスには程遠い」


ジャレット「BULLET CLUBは止められない。闘いは始まっている」


ダモア「このオーサカでアイツをやっつけたんだ。ハッキリ1、2、3と数えられただろ? 俺たち自身でハッキリとカタをつけたんだ」


AJ「ケニー・オメガをニューメンバーとして迎え入れて喜びに浸っているところをぶち壊しやがって! BULLET CLUBがさらにベストなチームになったところをぶち壊しやがって! さらに大きな成功をつかむステップになったところをぶち壊しやがって!」


ジャレット「お前らは何をしたいんだ? BULLET CLUBが一番であることに変わりないんだ」


ダモア「できることなら俺たちを止めてみろ!」


内藤「『G1 CLIMAX』で俺は、AJスタイルズに正々堂々と、真正面から勝ってるんですね。なのに両国、俺じゃなくて棚橋を選んだ。なんでだ、なんでだよ。理由はなんなんだよ。えっ、俺と闘うのが恐いのか? 俺にまた負けんのが恐いのか、AJ。ベルトは落としたかもしれない。でも前チャンピオンで、お客さんのハート掴んでて、いい選手だっていうのは、俺もすっげぇ知ってるんでね。AJ、もう1回シングルやろうぜ。俺も現状満足できないんでね。これを覆すのに、AJ、お前倒せば俺もう1回、上にいけるんじゃねぇかなって。俺はどうしてもIWGPを巻きたいんでね。AJ、どうだ? この程度の相手に負けっぱなしでいいのか? 負けたままでいいのか? AJ、シングルやろうぜ。いい返事待ってるよ、天才」


◇第8試合◇
▼NEVER無差別級選手権試合/60分1本
[第5代王者]○石井智宏(17分15秒 片エビ固め)[挑戦者]X後藤洋央紀
※垂直落下式ブレーンバスター
☆石井が初防衛に成功


石井「ハァハァ、すべて2年前のアイツとのインターコンチから、俺のリベンジは始まってんだよ。どうせ覚えてねぇだろ? だからアイツによぉ、絶対負けるわけにはいけねぇんだよ。ここで負けたらよぉ、また振出しに戻るんだよ。だから負ける気は一切なかったよ。んで見ただろ、試合後。真壁だよ。驚いたか? お前らの思ってるNEVERはよぉ、俺がひっくり返す。俺が違うモノにするって言ったろ。昔あったNEVER、そんなもん今は姿がねぇんだ。俺が持ってるチャンピオンベルトこそ、NEVERなんだよ。だから真壁、IWGPも獲った、『G1』も獲った。俺にとっては絶好の相手だよ。あの真壁が二つ返事OKしたよ。やっぱアイツも俺の試合見て、あぁいう試合がやりてぇんだろ。今までアイツがいろいろ遺恨つくってよぉ、いろんなヤツとやってたけど、俺にはなんの印象もねぇ。俺にはなんにも印象がねぇ。だから真壁、俺が最高の相手になってやるよ。テメェがいっつも言ってる“本物のプロレス”、俺がテメェにみしてやるよ」


真壁「(記者に呼び止められて)ン、なんだよ? (NEVER王座に)挑戦? あの野郎、チャンピオンだろ? 選択権はあの野郎にあんだろ? まぁ、引けねぇよな、あんだけ言ったら。これがホンモノのプロレス? 謳ってくれんじゃなねぇか、この俺様の目の前でよ。上等だよ、この野郎。チャンピオンシップ組め。新日本(のオフィス)に言ってやるよ。チャンピオンが言ったんだ、いいだろ? ぶちのめしてやる。それだけだ」


◇第9試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
棚橋弘至 ○飯伏幸太(15分56秒 片エビ固め)オカダ・カズチカ XYOSHI-HASHI
※フェニックススプラッシュ


◇第10試合◇
▼IWGPインターコンチネンタル選手権試合/60分1本
[第10代王者]○中邑真輔(17分05秒 片エビ固め)[挑戦者]X柴田勝頼
※ボマイェ
☆中邑が初防衛に成功


(試合後)
中邑が「これで、心おきなく東京ドームに、挑めるぜーー!! だけ~ど、手持ちのカード、柴田で最後。もうない・・・。ジョーカーが欲しいな~。たぎるジョーカーが!! 新日本プロレス・・・『ノー』とは言わせねぇ! 答えは!!イヤ・・・」


(と叫ぶ最中に飯伏が中邑をジャーマンで投げ捨て「イヤァオ!!!!」と挑戦表明)


飯伏、「中邑さん、狂ったのはいます。たぎらす相手、自分じゃダメですか?」


中邑、「ど~しよっかな~!! ・・・飯伏、おまえ・・・(ニヤリ)。もちろん!イヤァオ!!!!」


【中邑の話】
――見事の防衛に成功した、中邑真輔選手です。おめでとうございます
中邑「ハァ、終わっちゃったねぇ、因縁が。もう何年か前も忘れました。大阪で生まれた因縁が、今日大阪で決着したんでしょうね」
――改めて、柴田勝頼選手の闘いぶり、どのように受け止めましたか?
中邑「なんすかね、まぁ周りの思惑、こうあってほしいみたいな柴田像とは、ちょっと違うかな。それは本人は好みだよ、好み。だってリングの上は自由だ。柴田の求める姿が今なら、今。変化を求めてくれるかもしれない。もちろん俺は刺激、変化、ゴッチャゴッチャ」
――奇しくも10年前の大乱闘が起こった場所と同じ大阪でした。ほんの少しでも、中邑選手の中であの時の記憶というのは蘇りましたか?
中邑「過去ほじくったって、ほんの小さな慰め。今だよ、今。今の柴田に勝ちたかったんだもん。まぁその代わり、手持ちカード全部失っちゃいました」
――その中で出てきたのが、思いもよらない飯伏幸太選手でした。いきなりのジャーマンどうでしたか?
中邑「いや、ヤバいヤツがほしかったんでね。ヤバいヤツなんでしょ? 知ってるっしょ、岡本記者。ヤバさを? まぁ突飛な行動よりも、リング上でのヤバさを求めたいとこだね。ヤバい試合できんじゃないの」
――去年の夏にベストバウトを獲得したカードと同じカードが、1.4東京ドームで行われることについてはいかがですか?
中邑「ハードル上がってんの? ハードル上げてんの? 関係ねぇ。言ったでしょ、今。今すら、明日になったらわかんない。出来ないことも出来るようになるかもしれない。楽しみですね。まぁ今更試合順は、四の五の言っても変わらないでしょう。ミラクルは起きねぇ。ただねぇ、IWGPと違う輝きを、このベルトには求めてきた。それが1月4日、インターコンチネンタル選手権……イヤァオだ」


【飯伏の話】
飯伏「いやぁ、久々に狂えますね。これでドームでできるんですか?自分は(新日本との)ダブル所属になって、目標はやっぱり最初は勝つことだったんですけど、結果としては一応、残してきたと思ってるんで。あとは中邑さんに挑戦したかった。これが一番自分にとって滾らせてくれるからと思ったんで。ここしかないんで、チャンスは。今日しかないと思って」


――このタイミングで対戦表明すれば東京ドームも見えてくると?
飯伏「いやもう、やりたいと思った時にやる。東京ドームでやらせてほしい。いや、やります」


――過去、中邑選手とは1度だけシングルマッチで対戦しました。飯伏選手はいろんな場所で、いろんな選手と闘ってきましたが、中邑選手とのたった1度の闘いはその中でも特別な思いが今でも残っているんですか?
飯伏「そうですね。結果としては(年間)ベストバウトに選ばれたのが大きいというのもあるんですけど、あの時とはまた違った試合がしたいし、まぁ、あれができたのもこのボディメーカーコロシアムなんで、変な感じですね。滾ってますね、自分。非常に滾ってます」


――リング上での叫びは?
飯伏「もう、MAX。実現したら最高ですね。絶対、持っていきます。次は(東京ドームで)勝って叫びたいですね」


 今日は新日本プロレス大阪ボディーメーカーコロシアム大会を観戦、10月21日に同会場の第二競技場でNOAH、1日鈴鹿で大日本プロレスと観戦して、今回の新日本と3週連続の観戦となった。


 13時半頃に会場へ到着するも、会場前に設置されたグッズスペースの前は長蛇の列となっている、既に前売りも完売して当日券なしと発表されていたが、まざまざと新日本の活気力を見せつけられてしまう。また開場となってからは会場内へ入るも中央からの入場ゲートなし、ひな壇も設置されるフルサイズバージョンの大ホール、おまけに東西南北の二階席も開放されて観客もギッシリの札止め、まちがいなく2日のDRAGON GATEより入っているだろう、これは大阪ボディーメーカーコロシアムでは納まりきれないと思っていたところで来年7月5日に大阪城ホールでの開催を発表・・・新日本プロレスのパワーをまざまざと見せつけられてしまった。


 今回のメインは自分的注目試合である中邑vs柴田、試合は静かな攻防でスタート、そして柴田がコブラツイストから仕掛けると喧嘩腰に攻め、中邑も怒り柴田のフィールドへと飛び込むかと思いきや、柴田の突進をキチンシンクで迎撃、そしてバイブレーション式踏み付けを念入りに敢行した、7月の試合では柴田が中邑ワールドを拒絶しまくって勝ったが、今回は強引にでも中邑が自身の世界へと引き込もうとしている、またキチンシンクを多用して柴田のスタミナも奪う。
 柴田がパロスペシャルやネックチャンスリーを繰り出すも、PKは中邑はしっかりマークしていたのか、かわしてジャンピングカラテキックを浴びせる。
 終盤から柴田のスリーパーを凌いだ中邑がジャンピングボマイェを炸裂させると、柴田は張り手、中邑はナックルと激しい打撃戦となり、柴田は燕返しから、go2sleepを炸裂させるがPKにはすぐ移行出来ず、この隙を突いた中邑が後頭部へボマイェ、スライディングボマイェ、ボマイェと畳みかけ3カウント、今回は自身の世界をしっかり見せつけた中邑が10年越しのリベンジを達成した。


 試合後には挑戦者不在で挑戦者を募っているところで飯伏が乱入して投げ放しジャーマンで襲撃し「イヤァオ!!!!」で挑戦表明を果たした、中邑vs飯伏は昨年8月のG1公式戦で実現し中邑が飯伏に潜んでいる狂気を引き出した上で勝利を収め、昨年度のプロレス大賞ベストバウトを受賞した。飯伏もヘビー級へと転身したことで、そろそろベルトが欲しくなったということか・・


 ヨシタツの凱旋マッチとなったAJ戦、序盤はグラウンドでリードと思っていたが、AJも初対決ということで出方を伺っていたのか、一方のヨシタツはロープワークにしろ動きが固い、攻めているが動きの固さが目立っていた。次第に固さが取れていったところでWWE時代に使用していたコーナー最上段からのニールキックは炸裂させるが、再びコーナーへ昇ったところでジェフ・ジャレッドの介入に遭い、最後はAJがスタイルズクラッシュを決め勝利となるも、ジャレッドの介入がなくてもAJが勝てていた試合だった。試合後はAJ、ジャレッドがヨシタツを袋たたきにしているところで棚橋、内藤、本間が駆けつけ、内藤はAJに宣戦布告して乱闘となり、ヨシタツから試合の主役を奪い取った、内藤自身もIWGP戦線から交代してしまい、そこでヨシタツが帰ってきたことで、“このままでは主役の座から遠のいてしまう”と意識しての自己主張なのか、またヨシタツもAJを踏み台にするつもりが甘かったということか、またヨシタツの相手がアンダーソンや裕二郎あたりだったらもっと違ったものになっていたかもしれない。


 NEVER選手権の石井vs後藤は今大会のベストバウト、この二人は何度対戦しても外れはないし、よく考えれば場外乱闘は一切なく、ど真ん中で何度もぶつかり合っていた。試合は石井が垂直落下式ブレーンバスターで3カウントを奪い勝利、最初は後藤がなぜNEVER王座なのかと疑問に思っていたが、若手主体でスタートしたNEVER王座が石井によって“ど真ん中”プロレスの象徴へと変わり権威を挙げてしまった。次期挑戦者には途中から後藤のセコンドについた真壁が浮上した。


 IWGPジュニアヘビー級選手権はタイチが同王座初挑戦、タイチはTAKA、デスペラードの介入、テーブル貫通式のパイルドライバーと反則スレスレの攻撃を繰り出して勝ちに出ていた、レフェリーをKOして無法地帯を作り上げるが、TAKAとデスペラードは田口が排除するも、タイチは急所蹴りからタイチ式外道クラッチで勝負に出る、しかしクリアすると焦ったタイチはマイクスタンドを持ち出すと田口が延髄斬りで迎撃てから田口が猛ラッシュ、最後はどどん・ジ・エンドで3カウントを奪い王座防衛。
 試合後には鈴木軍に代わりバレットクラブが乱入、アンダーソンがかねてから予告していた新メンバーを紹介すると、DDTから新日本へ移籍したケニー・オメガがバレッドクラブ仕様で現れ田口に挑戦表明した。
 ケニーは全日本プロレスで世界ジュニア王者となった際にも、敵地を意識してヒールの試合運びをしていたが、それを考えるとバレッドクラブ入りは必然だったということか。


 IWGPジュニアタッグ選手権は今回のROHチーム・レッドドラゴンはタイムスプリッターズの動きをしっかり研究していたのか、スプリッターズの流れにもっていかせない、レッドドラゴンはNOAHで元レギュラーで日本慣れしているフィッシュが司令塔になってオライリーを上手くリードしている。なかなか自身のペースにもってこれないスプリッターズがKUSHIDAがオライリーにホバーボードロックを決めるもフィッシュがカットされるとレッドドラゴンの流れとなり、最後はフィッシュが雪崩式ファルコンアローから合体技チェイシング・ザ・ドラゴンで3カウントを奪う王座奪取、フィッシュもNOAHを通じて日本には何度も参戦したがベルト獲得はおそらく初だろう。
 試合後はヤングバックス、フォーエバー・フーリガンズが挑戦に名乗りを挙げ、スプリッターズも再戦の意思を示したため4WAYでの選手権が濃厚となった。


 NWA世界ジュニアヘビー級選手権はライガーがオーエンズの地味ながらも試合運びの上手さで苦しむも、垂直落下式ブレーンバスターの連発で王座奪取、ライガーは何度も最終章という言葉を使っているが、コメントを見るだけでも再び海外へ出たくなったということか、ライガーの旅は最終章となってからもまだまだ続くような気がしてならない。


 第2試合の桜庭、矢野vs鈴木、飯塚。この組み合わせも何度もやっているが、最初は鈴木の仕掛けの前に桜庭がどう返していいのか戸惑っていたものの、何度が対戦しているうちにスイングしていっている。
 張り手合戦から鈴木がスリーパーで桜庭を捕獲し、ゴッチ式パイルドライバーを狙うも、桜庭がキドクラッチで丸め込み逆転3カウント、まんまとしてやられた鈴木も怒ってしまい、UWFの三文字を出して桜庭との完全決着戦を要求した。


 最後に今回は永田裕志、小島聡がNOAHのグローバルリーグ出場(明日更新します)天山広吉、中西学も出場せず、第三世代が不在でも新日本は超満員札止め、新しい風景なのか、時代の流れを感じさせてしまう。


 おそらく今年の新日本観戦も今年で最後、来年は東京ドームを皮切りに7月の大阪城ホールまで、新日本はどんな新しい風景を見せてくれるのだろうか・・・

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