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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

苦節22年・・・大森隆男が三冠統一ヘビー級王座を奪取!

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苦節22年・・・大森隆男が三冠統一ヘビー級王座を奪取!

6月15日 全日本プロレス「2014ダイナマイト・シリーズ」後楽園ホール 1221人


<コメント・アピールなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼30分1本
○真霜拳號 長井満也(10分43秒 サソリ固め)宮原健斗 Xめんそ〜れ親父
 

◇第2試合◇
▼30分1本
○土方隆司(8分18秒 エビ固め)X井上雅央


◇第3試合◇
▼30分1本
○西村修 土肥孝司(9分02秒 逆さ押さえ込み)吉江豊 X柴田正人
 

◇第4試合◇
▼Jr.スクランブルプレミアムタッグマッチ/30分1本
○金丸義信 ウルティモ・ドラゴン(12分02秒 逆さ押さえ込み)青木篤志 X渕正信
 

◇第5試合◇
▼GAORA TVチャンピオンシップ/60分1本
[第4代王者組]○鈴木鼓太郎(17分44秒 エビ固め) [挑戦者]XSUSHI
※三沢魂タイガードライバー
☆鼓太郎が初防衛に成功


◇第6試合◇
▼45分1本
KENSO ○鈴木秀樹(20分35秒 片エビ固め)諏訪魔 X佐藤光留
※ダブルアームスープレックス


(試合後、鈴木はリング上から場外の諏訪魔を不敵な表情でにらみつける。)
鈴木「出る出ると言って2ヶ月ぐらい何もなくて、音沙汰がないと思ったら呼んだ人(ケンドーカシン)が出ないって言われて。今日もメールをもらいました。『バカ』と入っていました。全日本、今日だけじゃなくてまた出たいです。もちろん今日やった相手も強いけど、他にも全日本はでかくて強いヤツがいっぱいいると思うのでそれに挑戦します」


【鈴木の話】「(初参戦の感想は?)佐藤さんは前にやったことがあって。でも、その時よりもパワーアップしていて。凄かったです。速いし上手いし。諏訪魔さんは、たぶんもっと凄いと思うんですね。それを僕が出し切れなかったのかどうかわからないですけど、思いっきりシングルでやりたいですね。(継続参戦を熱望していたが?)もちろん一番の大きな目標というのは諏訪間幸平なんですけど。だけど、これからチャンピオンシップに出る先輩たちとか、とにかく全日本には大きい選手が多いというイメージがあるので。全員とやってみたいと思います。歴史があるリングだと思うので、もっとやりたいですね。(DK入りする可能性は?)ありません。これ以上、裏切り者と言われるのは控えます。(連絡の取れなかったK氏については?)さっき言った通り、『バカ』とメールが来ただけで。それで朝は起こされたんですけど。それを返しても連絡がないですし、電話したら話し中になってたんで。(今後はひとりで全日本に上がる?)元指導委託者が出てほしいなとは思います。最初に誘ったのはあの人なんで。それで出ないって言われてもちょっと…。まあ、全日本の中に誰かいい選手がいれば一緒にやっていきたいですし。とりあえずはシングルでいいかなと思います。タッグは自分でもあんまり得意じゃないと思うので。(今シリーズ中から参戦したい?)どうなんですかね? とりあえず今日の試合に来たんで。呼ばれたというか、元指導委託者から『出てください』という風に来たので、とりあえずそれだけですね。全日本は元指導委託者が全部やると思います」


 【KENSOの話】「DKの総帥、ケンドー・カシンを連れてこい」


 【諏訪魔の話】「いいエルボー持ってるな。意識飛ぶね、正直。佐藤も腰を痛めてるのに良くやったよ。でもムカつくな、あの鈴木ってヤツは。(※鈴木のマイクを聞きながら)生意気なこと言ってんじゃねえ! 確かにああいうデカいのがキャリアを積めば怖い。だから今のうちにEvolutionで潰しておかないとな。ムカつく野郎だし。(ジャーマンも強烈なのを浴びたが?)そうだね。ああいう高さあるジャーマンを食らったのは久々。あと佐藤にやったバックドロップも高さがあったね。(タイトルマッチが2つある札幌2連戦に向けたシリーズが始まったが?)スタートはしくじった。でも調子は悪くない。世界タッグ防衛して三冠獲って、しっかり五冠いただくよ。世代闘争も札幌で終わり。おっさん2人の時代は2日間限定だ。そこから新しい全日本プロレスが始まる、うん」


◇第7試合◇
▼第48代三冠ヘビー級王者決定戦/無制限1本
[2014チャンピオン・カーニバル優勝者]○大森隆男(23分20秒 片エビ固め)X秋山準
※スライディングアックスボンバー
☆大森が第48代王者となる


(試合後)
大森「皆さん、今日は最後までご声援ありがとうございました。今までも、そして今も、そしてこれからも全日本プロレスは誰のものでもない、全日本プロレスは選手だけのものではない。全日本プロレスはみんなのものだ。いろいろファンの人には申し訳ありません。ご心配をおかけしてます。でも何があっても応援してくれるみんなのために、俺はどこまでも戦います。これからも全日本プロレス、どうかよろしくお願いします。ありがとうございました」


【試合後の大森】
――初戴冠を果たした感想は?
▼大森「こじ開けたぞ、俺は。そこまで見えてて、どんな手を使っても何をやっても開かなかった扉を、俺はひとりでこじ開けた」


――ベルトの重みを感じる?
▼大森「重いですね。ベルトはとっても重い」


――相手が秋山だったことについては?
▼大森「自分の望んでいた相手なんで、感慨深いですね」


――一度団体を離れたこともあったが、キャリア20年を超えて三冠王座を巻いたことについては?
▼大森「僕が92年に入団する前の全日本プロレス。そして、僕が一度離れてしまった、知らない間の全日本プロレス。そして、僕が太陽ケアのパートナーに志願して、大阪のリングで久しぶりに全日本プロレスに上がりました。僕が上がってからの全日本プロレス。そして、去年に残念なことになって袂を分かった、それからの全日本プロレス。そして、今現在の全日本プロレス。まだ僕も知らないその先の全日本プロレス。全部全日本プロレス。俺がこうやってここでベルトを巻いたからには、俺の知っている全日本プロレス、俺の知らなかった全日本プロレス、そしてこれからの全日本プロレス、全てと戦う覚悟でいます」


――大型選手が全日本マットに集まってきており、その中でターゲットになると思うが?
▼大森「いいですね。世代闘争だっていい歳して何を言ってるんだと。そして、それを追いかける世代…諏訪魔世代。彼らは時代からしたら追いかけられる立場にいる。だけど、さっきも言ったように、これが今の全日本プロレスなんだよ。何も確証がない。これが全てをさらけ出した全日本プロレスなんだよ。そういうのも引っくるめて、全部お客さんにも見てもらう。そして、これから戦っていく7月からも、全日本プロレスも大森隆男も全て俺はさらけ出して戦っていきたい。まして、三冠チャンピオンとして、行動、言動、戦い、全てにおいて恥ずかしくないように、人から目標にされるチャンピオンになりたい」


――心配している全日本ファンへの思いは強い?
▼大森「当たり前ですよね。何も罪はないですよね、本当に。いろいろ騒がせたことは、ファンの人が悪くてこうなったわけでも何でもないんで。引っくるめて言えば、全てこっち側の事情じゃないですか」


――ファンにどんな全日本を見せていきたい?
▼大森「具体的に、それはリングの上で体現したのを見てもらうしかないと思っているけど、俺が常々言っているワイルドの道というのと同じだと思っている。どんなに険しくても、どんなに高くて重い壁が目の前にあっても、諦めたら終わりなんだから。当たり前だけど。絶対に逃げないで目の前の現実に立ち向かって、その重い扉をちょっとずつでも動かす」


――札幌2連戦で世界タッグ挑戦と三冠防衛戦が控えているが?
▼大森「いいですね。戦って戦って戦い抜きますよ。世界タッグ、三冠の防衛戦。こんなのを2日連続で、同じ土地でできるなんて、こんな幸せ者のレスラーがいるか。何が何でも世界タッグのベルトは当然巻くし、そして三冠のベルトは何があっても絶対に渡さねえ」

 

秋山ら現場が白石伸生オーナーと決別、独立を宣言してからの初めてのシリーズが開幕、メインは曙の返上で空位となった三冠ヘビー級王座を巡って、チャンカン覇者の大森と準優勝の秋山が今度は王座決定戦という形で再び対戦した。


試合の先手を奪ったのは大森、フェースロックから秋山のウイークポイントである首攻めを展開するが、エプロン上でのパイルドライバーを秋山がリバースするとエプロンからのダイビングニーからアックスボンバー封じの右腕攻めを展開して流れを変える。リングに戻っても秋山の徹底とした右腕攻めは続き、大森はアックスギロチンドライバーで反撃を試みるも、秋山は反転してパイルドライバーで突き刺し、ランニングニー、フロントネックロックと畳み込んでいく。勝負と見た秋山は後頭部へのランニングニーからエクスプロイダーを繰り出すが、秋山のジャンピングニー狙いを大森はカウンターのアックスボンバーで迎撃し連発する。しかし秋山もエクスプロイダーを連発して応戦し生膝ランニングニーを狙うが大森は再びカウンターのアックスボンバーで迎撃すると、後頭部から正面とアックスボンバーを連発してからスライディングアックスボンバーを決め3カウント、大森は秋山を返り討ちにしてデビュー22年目でやっと三冠ヘビー級王座を奪取した。


大森の三冠挑戦は何度目だったのか、全日本を離れNOAHに移ってからWJやZERO1、新日本プロレスなど団体を転々し一時休業までしたことがあったが、遠回りした末にやっとライバルである秋山を倒し三冠王座を奪取した、遠回りした末での三冠王座奪取は大森にとっても喜びもひとしおだと思う。


そして敗れた秋山はノーコメント、秋山もシリーズに入る前は新体制準備に奔走し、あの白石オーナーと交渉していたことから満足するコンディションはおそらく作れなかったと思う、ダメージもあったがそれをを言い訳にはしたくはなかったという意味でのノーコメントなのではと受け止めたい。


セミでは鈴木秀樹が全日本初参戦を果たし、KENSOのDK軍と合体して諏訪魔、光留のエヴォリューションと対戦。試合は鈴木がダブルアームスープレックスで光留を降し、諏訪魔と睨みあいとなった。諏訪魔と鈴木、2011年8月27日に新日本、全日本、NOAHによるは「ALL TOGETHER 東日本大震災復興支援チャリティープロレス」が開催されたが同日にIGFも両国大会を開催。その際に諏訪魔がアントニオ猪木批判を展開してIGFサイドを激怒させ一触即発となったが、IGFの選手だった鈴木がこういったフリーとなって全日本に参戦し諏訪魔と対峙するとは、プロレスならではの因縁といったところか、鈴木は今後はDK軍として全日本に継続参戦の意志を示したが、きっかけを作ったケンドー・カシンからはKENSOと組んだのが気に食わなかったのか「バーカ」というメールが・・・しかし鈴木も試合数をこなしたいのであれば団体によってはヒールの役どころもやらなければならない。鈴木のキャリアアップはまだまだこれからだ。


今回の後楽園は久しぶりに日曜日開催ということもあって前回より倍増の1221人を動員、秋山体制への期待もあっての動員数なのではと思う、だが秋山体制はまだ誕生していないしまだまだ夜明け前の段階でまだどうなるかわからない、しかし秋山らの独立への流れは白石オーナーがどうあがこうが止められない。

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