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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

新生・全日本の第1弾シリーズは課題を残したままで最終戦を終えた

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新生・全日本の第1弾シリーズは課題を残したままで最終戦を終えた

7月28日 全日本プロレス 後楽園ホール「2013サマーアクション・シリーズ」 754人


▼第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○青木篤志(12分36秒 腕ひしぎ逆十字固め)XMAZADA

 

▼第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
 ○SUSHI 井上雅央 (16分13秒 横入り式エビ固め)X渕正信 西村修


▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○KENSO 佐藤光留(21分0秒 足取り式腕ひしぎ逆十字固め)X金丸義信 鈴木鼓太郎


▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
 ○曙 (22分17秒 エビ固め)Xジョー・ドーリング
※ランニングボディープレス


▼第5試合 タッグマッチ 60分3本勝負
 諏訪魔 大森隆男(2-1)秋山準 潮崎豪


①○大森(8分30秒 片エビ固め)X秋山
②○秋山(18分5秒 片エビ固め)X大森
 ※リストクラッチ式エクスプロイダー
③○諏訪魔(7分20秒 体固め)X潮崎
  ※ラストライド


(プロレス☆格闘技DXより)


 後楽園大会開場後、白石伸生社長の公開プロレス練習体験が行われた。

  「オーナーを引っ張り出してリング上でプロレスの練習はこんなもんだってみせようかな」と渕が白石社長にプロレスの厳しさを実体験してもらうために考え、実現するものだ。

  午前10時30分頃、白石社長が白いTシャツ姿でリングサイドに現れた。胸には「ガチンコプロレス!! by 白石伸生」、背中には「プロレス最強伝説 2013年7月1日スタート」と書かれた特製Tシャツだ。渕はブリッジや手押しなどを手ほどき。渕に呼び込まれた佐藤がミドルキックを見舞うと、白石社長は大きくのけぞってもん絶した。逆に白石社長も空手仕込みのミドルキックを披露。さらにロープワークで息を切らせた。

  その後も曙が加わり、白石社長にのしかかってもん絶させる。さらに渕がヘッドロックを指導し、白石社長は青木を相手にヘッドロックを実践した。

  開場時間が近づくといよいよ渕とのスパーリングがスタート。渕にのしかかられた白石社長は何もできず赤子同然。渕は面白いようにV1アームロック、逆エビ固めを極め、白石社長は悲鳴を上げるばかりで、「吐く! 吐く!」と繰り返す。木原リングアナが煽って白石コールも発生したが、容赦しない渕はキャメルクラッチ式フェースロックでひねり上げた。

  白石社長も渕の体をつねって必死に抵抗。「つねったな!」と顔色が変わった渕はついに赤鬼化。逆に体をつねり返し、ヒジを顔面に押しつけたりと、えげつなくいたぶった。

  当初は開場後15分間行われる予定だったが、渕が続行不能と判断し、11時5分頃に終了。疲労困ぱいの白石社長はペットボトルの水を一飲みし、足をふらつかせながら引き揚げた。

  プロレスの一端を実体験し、白石社長は改めてプロレスの凄さを実感したようだ。総合格闘技の練習を5年間積んだこともあるという白石社長だが、「プロレスの練習の方が総合の練習よりきつい」と脱帽。「肉体を酷使してるレスラーの苦労が報われるプロレス界にしないと、それが僕の革命。試合やってる選手に報いれるように経営努力します」と誓った。

  渕は「本人の希望」としたうえで、8・11後楽園大会で公開体験練習第2弾の実施を宣言。「俺みたいな年寄りだと力出ないから若い奴とやってもらおうかな」と佐藤光留を練習相手候補に挙げていた。

 【公開練習後の渕、白石社長】
▼渕「腕も首も弱いし、危ねぇよな。『立って勝負』なんてできるわけないじゃん。(白石社長が遅れてやってきて)今日はありがとう。最後、力あったな」
▼白石社長「ない!」
▼渕「本人の希望で8月11日、後楽園ホールで第2弾やります。俺みたいな年寄りだと力出ないんで、若い奴にやってもらおうかな。佐藤光留とかな」
▼白石社長「(取材陣に向かって)お前らもやった方がいい。記者になるならプロレス知った方がいい」
▼渕「最後(関節技を)極められなかったもんな」
▼白石社長「渕さんにハイキック一発入ると思ったけど。プロレスの練習の方が総合よりきつい」
▼渕「それは船木(誠勝)も言ってたからな」
▼白石社長「2回吐いた。プロレスは凄いね。シュートを超えたのがプロレスって馬場さんが言ってたのが何となくわかった。総合の練習よりついていけない。大学で4年ボクシングをやって、社会人になって5年総合やったから、5分ぐらいまともにできると思ったけど。マスコミの皆さんも僕と一緒にやりましょう」
――Tシャツはこの日のために作ってきた?
▼白石社長「そう。ガチンコ路線を進めないと」
――お客さんの声援もあったが?
▼白石社長「これからはリングは渕さん、リング外は僕を中心に。9月のオープントーナメントは世界から強豪を呼びますから。予算を投下します」
――白石コールも起きたが聞こえた?
▼白石社長「うっすらと。ありがたいですね。レスラーの皆さんがファンが一番というのがわかります。渕さんに与えられたノルマをクリアしないと。邪道でしたっけ? 彼と電流爆破やるのが僕のラストイベント。渕さんに認められないとやれないんで。夏休みは仕事が少ないんで、特訓しますよ。純粋プロレス以外はなくす方向で」
――選手へのリスペクトも高まったのでは?
▼白石社長「ありますよ。凄ぇなって。超人だと思いますよ。レスラーは超人。渕さんは手抜いてくれたけど、そうじゃなかったら5秒ももたないですよ。これだけ肉体を酷使してるレスラーの苦労が報われるプロレス界にしないと。それが僕の革命。今度、東京ガールズコレクションで潮崎選手をモデルデビューさせます。テレビも来年4月にはスタートするでしょう。選手がいい試合やってるんで、報いれるように経営努力します。もう一回、吐かないと」


【川田の話】「もっともっと彼らの持ってる素質だったら、枝も大きいし、重い試合ができると思う。十分精一杯、頑張ってますけど、今、他の団体にない重い試合ができんじゃないかと。潮崎君は体を絞っちゃってもったいない。(秋山がストレッチプラムを見せたが?)フックする足が逆なんですけどね。(『諏訪魔は宝』と言っていたが?)器量は物凄い選手だと思うし、日本人にないパワーがあるんで、ガイジン、他の団体の大きい選手と対戦しても絶対に引けは取らない体と体力がある。もっともっと経験を積んで、素晴らしい選手になっていくと思います。昔でいったらジャンボ鶴田さんじゃないけど、そこまで全てが備わってるとは言わないけど、あそこまで大きい日本人はいないと思う。小型化してきたんでね。いろんな意味で新生・全日本の宝だと思います。いろんな団体で小型化してきて、僕らのやってた全日本より前の、大型の全日本。そういうプロレスを見せてくれるといいなと思います。何世代も前で大型の選手がぶつかってたのが今では考えられないですね。(今後、全日本とのかかわりは?)全日本プロレス、なんかあるたびに名前が残ってきてる。自分は全くプロレスにタッチしてないけど、何となく昔のにおいがした気がしました。オーナーもリングに上がらなくても何かしら協力してほしいと言ってくれてるんで、まずは一回みにきてみようかなと。(今後は?)全く考えてない。(リング復帰については?)それは今のとこは全くないけど、いつそういう気持ちが起きるかわからない。年齢的にできないと思うけど、そういう時、うそつきになるから引退って言ってないけど、そういうことをしないといけない時もくると思うけど、新しい考え方をもってないと今の世の中、生きていけないんで。体もガタガタだし。あの頃のツケがきてる。よっぽどのことがない限り(復帰はない) 私生活もままならないぐらいなんで。心のどこかに少しでも残しておければと思ってます。新生・全日本ですか。京平さんが上がってて、渕さんがリングサイドにいて、秋山と大森が上がってる。そういうのをみると何年か前の昔にみてたのと同じ光景が年月が経ってまたみてる。不思議な状況でした。諏訪魔君に頑張ってほしいと思います。できることであれば応援したい」


 新生・全日本プロレス「2013サマーアクション・シリーズ」の最終戦が後楽園ホールで開催され、大会前には渕取締役がファン公開で白石社長相手にプロレス練習体験を行い、佐藤光留のミドルキックに悶絶し、ロープワークでは息切れし、曙が上から圧し掛かられ、渕とのスパーリングでは全く歯が立たないなどプロレスの厳しさを叩きこまれた。
 FBでは自身も高阪剛のジムでMMAを学んだなど発言していたものの、プロレスとMMAは違うというものを体で味わったのか、だがこういう企画を組まないと白石社長にプロレスとは何たるかを理解させることが出来ないと思うとある意味情けないような感じがしてしまう。


 入場式ではゲストとして川田が登場し、挨拶はするも自身の復帰に関しては全面否定した。川田も四天王プロレス時代のツケと戦い、日常生活を送るのがやっとの状態。復帰を期待していたファンもいたと思うが、川田の現状も理解してもらいたい。


 リングの上での戦いは第3試合では光留が金丸からタップを奪い世界ジュニア王座挑戦に王手をかけ、セミでは蝶野正洋の仲介で曙とドーリングが共闘、メインでは新居浜大会で秋山をシングルで破った大森がアックスボンバーで再び秋山からフォールを奪い1本を先取するも、2本目は秋山がリストクラッチ式エクスプロイダーで大森からフォールを奪いタイスコアに持ち込み、3本目は諏訪魔が潮崎をラストライドで降し開幕戦の借りを返し、大森とのタッグで世界タッグ王座挑戦を表明した。


 新生全日本の第1弾シリーズが終わったものの観客動員は754人と前回より厳しい動員数となった、実数発表に関しては表向きは白石社長の発案とされているが、提案したのは秋山で「団体がふたつに割れたんだから、普通はお客さんの数も半分になると考えるんだろうけど、俺は3分の1になると考えるべきだと思うんですよ。全日本も武藤さんのところ(W-1)も3分の1ずつ。残りの3分1は今回の騒動で嫌気がさして来てくれなくなると。そのくらいの厳しさだと思っていて間違いないですよ。だからこそ、みんなが現実を知らなきゃいけない。今までが1000人だったとしたら300人で当たり前。そこからどうやって増やしていくのかが重要なんですよ。だから会社には実数発表にしてくれって注文をつけました」という考えから白石社長も秋山の提案を受け入れたという。


 現在の全日本は観客動員だけでなく選手やスタッフの人材不足など課題が山積みの状態、白石社長も自身のルートで潮崎をモデルデビューを計画しているなど模索はしているが、9月に企画しているオープントーナメントが復興への起爆剤になるかどうか・・・


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