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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

宮原の長期政権に終止符…石川修司が三冠王座を奪取し4団体制覇の偉業を達成!

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宮原の長期政権に終止符…石川修司が三冠王座を奪取し4団体制覇の偉業を達成!

5月21日 全日本プロレス「超力! 2017スーパーパワー・シリーズ」後楽園ホール 1315人 満員


<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼!BANG!TV世界ヘビー級選手権試合 バトルロイヤル(8名参加)
[第3代王者]○西村修(4分7秒 ジャパニーズレッグロールクラッチ)[挑戦者]X青柳優馬
☆西村が防衛に成功
【退場順】[1]X中島洋平[2]X吉江豊[3]X丸山敦&X岩本煌史[4]X岡田佑介[5]Xトランザム★ヒロシ 


◇第2試合◇
▼ジャンボ鶴田メモリアルマッチ/30分1本
○渕正信 ザ・グレート・カブキ(6分15秒 首固め)大森隆男 X井上雅央
 


◇第3試合◇
▼30分1本
片エビ固め
○ジェイク・リー 野村直矢(5分48秒 片エビ固め)Xジョー・ドーリング 青木篤志
※バックドロップ


◇第4試合◇
▼GAORA TVチャンピオンシップ/60分1本
[第15代王者]○秋山準(9分47秒 片エビ固め)[挑戦者]X長井満也
※リストクラッチ式エクスプロイダー
☆秋山が初防衛に成功


(試合終了後、王座防衛を果たした秋山は、改めて「スイートナイトドリーム」のタオルを見せつけて改名を迫る。)
長井「秋山、俺も男だ。今日はその約束、きっちり守ってやろうじゃねえかよ(タオルを受け取ると、場内は長井コールに包まれる。肩にタオルを掛けた長井は秋山と握手を交わすが、その瞬間、いきなり奇襲。秋山を場外に投げ捨てる)おい、ハゲ社長。そんなこと守るわけねえだろ!」


秋山「ハゲ、この野郎! おめえだよ、コノヤロー! お前、ハゲにハゲ言うんじゃねえ! おい、悔しかったら来い、バカヤロー!」


【試合後の秋山】
――初防衛に成功したが?


秋山「汚いね。まあ、わかっていることとはいえ。あいつらはあれしかできないんで、正々堂々できないんで。まあ、案外でもかわいいヤツらで。スイートナイトドリーム、いい名前を付けてやったけど、ずっと悪い夢をまだ見たいんじゃないか。それはそれでいいや。悪い夢をずっと見とけ」


――GAORA王座の防衛ロードのスタートとしては?


秋山「勝ってるから、まあ、いいんじゃないですかね」


――タイトル戦線を面白くすると言ってきたが?


秋山「まあ、俺が言っても、見ている人に面白くないと言われりゃ…。俺は他のベルトとはちょっと違う風にやっていきたいなと。あんなバスタオルを一枚作ったら単価が高いんで(笑)」


――今後は特殊ルールなどを考えていく?


秋山「もちろん。相手がなんか案があるなら聞いてやるし。俺も何か条件出すこともあるだろうし。岡田でもいいんだよ。あいつも今日、!BANG!TVに挑戦したからね。岡田は1回も勝利がないのに挑戦者っていうのもまた珍しい話だから。まあ、それも可能にするのがこのベルトだから」


 【長井の話】「おい、タケシ。せっかくセコンドについてくれたのに申し訳なかったな。秋山! 今日負けたのは仕方ない、認めてやるよ。(スイートナイトドリームと書かれたタオルを手にすると)なんだこれ? こんなもんに使う金と時間があるんだったら、もっとファンのために使えって言うんだよ、コノヤロー。こんなもんで俺は終わらねえ。次に俺がリングに当たる時、てめえにこれ以上の辱めを受けさせてやるからな」


◇第5試合◇
▼世界ジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第43代王者]○佐藤光留(10分48秒 捕獲式腕ひしぎ逆十字固め)[挑戦者]Xブラック・タイガーVII
☆佐藤が初防衛に成功


 【試合後の佐藤】
――くせ者相手に完勝したが?


佐藤「例え0点でも1万点でも、勝ちは勝ち、負けは負け。その価値観だけで今、全日本はいるんだよ。みんな付加価値を求めてやってくる。でも、みんなで勝ちを…10対0の戦いを何とか勝ち抜いて、必死になってる姿をみんな見ているだけなんだよ、全日本プロレスとその周りにいる人たちは。負けていい試合なんか何もない。勝って悪い試合なんか何もない。勝つことが大事。勝つこと、勝つ全日本。俺は全日本の人間じゃないけどさ、そこじゃねえだろ。気持ちだろ」


――試合後、中島選手が挑戦表明してきたが?


佐藤「それは明日ですね。今日はもういいでしょ。中島のことでなんか聞きたいことがあるんだったら、また機会があるから、その時に聞いてください。もう今、俺の体力はゼロですよ。プロレスラーとしてどうあるべきかを、入門して、頭丸めて、風呂なしのアパートに住んで、先輩にいろいろ教わりながらね、泣いて笑って生きてきた時に、『どんなに疲れてもテメエの足で立てって言われたこと』だけ。あとは何も残ってないですよ。これが俺の足跡だから」


 【ブラックVIIの話】「ギブアップしてない…。いや、ギブアップしたな。まず奥田リングアナに謝りたい。クソ、奥田のために世界ジュニアを獲ろうと思ったけど、そもそもな、俺の挑戦自体、陰謀なんだよ。俺は一言も世界ジュニアに挑戦させてくれなんて言った覚えはない。全日本プロレスの陰謀が俺を挑戦者に差し向けて、このザマだよ、オイ。世界ジュニアのベルトなんていらない。次は佐藤光留、そのへんてこりんな髪の毛と俺のマスク…いや、長井の髪の毛を懸けてシングルマッチだ、コノヤロー。それとな、全日本プロレス、次は大仁田厚とケンドー・カシンと、NOSAWA…いや、違う、ブラック・タイガーVIIで来るからな。カード組めよ。そして、今日一番大事なことは、本当に奥田リングアナごめんよ。次はケンドー・カシンと俺が組んで、アジアタッグ挑戦だ。陰謀があるなら、アジアタッグを組め。それだけだ」


◇第6試合◇
▼世界タッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者組]KAI ○真霜拳號(9分43秒 首固め)[第73代王者組]ゼウス Xボディガー
☆ゼウス&ボディガーが5度目の防衛に失敗。真霜&KAIが第74代王者組となる


【試合後のKAI&真霜】
真霜「強えな、チャンピオン。強えけどよ、やっぱり最後は俺ひとりが…」


KAI「真霜選手!」


真霜「なんだよ。全然役に立たねえな。一瞬じゃん」


KAI「いや、2人の力です」


真霜「最後だけで」


KAI「いや、その前、フィニッシュの前も」


真霜「なにをしたのよ?」


KAI「相手をかく乱しました」


真霜「かく乱?」


KAI「かく乱したよ。それで丸め込めたんじゃん」


真霜「避けただけでしょ?」


KAI「いや、かく乱でしょ」


真霜「何もダメージ与えてないよ」


KAI「いや、精神的ダメージとかでしょ」


真霜「精神的…?」


KAI「いや、2人の力で。ありがとうございます」


真霜「これはまぐれかもしれないけど…」


KAI「いや、勝ちは勝ちでしょ」


真霜「ああ…勝ちは勝ちだ、そうだ! おいおい、やっちまったよ、取っちまったよ。まあ、ありがとうございます」


※それでも握手は拒否し


真霜「握手はしねえよ。まだお前は信用できねえんだ、俺は」


 【ボディガーの話】「クソ! おい、おい、俺は全然まだまだ今日の試合で燃え尽きてないぞ。そんなんでええんか? おい、KAI&真霜。お前らそんなんでええんか? そんなんでベルトを獲ったつもりでおるんか? 早急にリベンジマッチ組んでくれ。それだけや」


◇第7試合◇
▼三冠ヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者/2017チャンピオン・カーニバル優勝者]○石川修司(20分38秒 体固め)[第55代王者組]X宮原健斗
※ジャイアントスラム
☆宮原が9度目の防衛に失敗。石川が第56代王者となる


(試合終了後)
石川「ジャンボ鶴田さんに憧れてプロレスを好きになって、ジャンボ鶴田さん統一したこの三冠ヘビーに挑戦して、巻くことができて、本当に嬉しいです。最高のチャンピオン・宮原選手から奪ったベルト、その鶴田さんから始まった歴史も含めて、凄い重いです。だから、応援してほしいとはいいません。けど、このベルトを懸けて、魂を懸けて戦っていきます。最後は『俺たちはデカい』で締めたいと思いますので、ご起立お願いします。僕も鶴田さんみたいになりたいと思って、やっとここまできました。皆さんもデカい夢を持って、これから毎日毎日頑張りましょう。みんなで頑張りましょう。今日はありがとうございました。いくぞ! 3、2、1、俺たちはデカい!」


【試合後の石川】
――激闘の末の三冠王座戴冠となったが?
石川「本当に前哨戦で戦っている中で…いや、前哨戦の前から、チャンピオン・カーニバル中も、宮原選手の試合、試合後のお客さんを喜ばせて帰っている姿を見て、最高のチャンピオンだなって本当に思ってて。僕は鶴田さんに憧れてプロレスラーになりたいと思って、鶴田さんが最初に統一したこのベルトを巻いているという喜びもある一方で、前のチャンピオンの宮原選手や、その前の偉大なチャンピオンたちが、このベルトの価値を高めてきたと思うんでね。今はその夢の達成感と同時に、この重みというのを感じているんで。チャンピオン・カーニバル優勝の時も思ったんですけど、恥ずかしい試合はできないなと思っています」


――全日本ファンも祝福ムードで、石川選手のことを認めているように感じたが?


石川「ユニオン時代から応援してくれている人も見てくれてて。やっぱり僕もレスラーなんで、夢を…目標を持って進んでいる姿をファンに見せないといけないと思うんで。こういった姿を見せれて、本当によかったなと。まあ、本当にきつかったですけど、きつい思いをして宮原選手に勝った甲斐があったなと思います」


――試合自体はどちらが勝ってもおかしくない内容だったが?


石川「向こうは僕より一回り以上若いんでね。そういった面で、終盤になったらきついかなと思って、畳みかけようと思ったんですけど、向こうも速いし、うまいんでね。本当に僅差でした。でも、彼は全日本プロレスの太陽みたいな人だと思うんで。一回沈んでも、また大きく輝いて、また来ると思うんで。その時はまたベルトを懸けて戦って。結果、その戦いで全日本プロレスが盛り上がればいいなと思っています」


――これから他の選手はみんな石川選手をターゲットにしてくるが?


石川「チャンピオン・カーニバルでも本当に凄い選手はたくさんいたんで。その凄い選手たちとまたこのベルトを懸けて…本当に魂を削ってこのベルトを懸けて戦っていきたいなと。それはプロレスラー冥利に尽きるなと思っています」


――フィニッシュ前に出したのが宮原殺し?


石川「そうですね。彼の唯一の弱点というか、彼のブラックアウトもジャーマンもやっぱり見てきたんでね。落とし方はファイヤーサンダーと変わらないんですけど、1個フェイントをつけることによって、向こうは見たことのないダメージを負うんで。あとは、大した技じゃなかったかもしれないですけど、宮原殺しというキーワードでね。私の…なんていうんですか、40歳の渋みを出したというか(笑) 動揺させたというね。動揺したかわからないですけど(笑) その作戦で。まともにやったらちょっとヤバいかなというのもあったんで」


――レスラーとして苦労した時期も多かったと思うが、ひとつ頂点まで来たという実感はある?


石川「来たなという実感もある一方で、本当にこのベルトの価値っていうのは重いんで。また責任感というのが達成感と同じぐらいあるんでね。この責任感をまっとうできるように、日々の生活をプロレスラーとして頑張っていきたいなと思います」


――いろんな団体を渡り歩いて、関わったレスラーもたくさんいるが、三冠奪取といういい報告ができそう?


石川「正直、僕がずっとライバルだと思っていた関本大介がこのベルトを懸けて負けた時に、やっぱり悔しいという思いもあったんで。じゃあ、自分がいきたいというのもあったんで。それが達成できて、嬉しいなというのがあります」


――今後の防衛戦については?


石川「全日本にはデカい選手がいっぱいいるんで。本当にベルトを懸けて俺と戦いたいという人がいたら、誰とでも僕はやりますし。魂を懸けて戦っていければ、全日本プロレスももっと盛り上がると思うんで、頑張りたいなと思います」


【ジェイクの話】「ずっと組んできた絶対王者だった健斗さんが取られて…。ハッキリ言って、気は収まらないよね。ずっと全日本プロレスは宮原健斗が三冠王者として盛り上げてきて。確かに(石川の)実力は認める。俺もこの前、(5・7)川口でやられたばっかりだよ。だからこそ、俺が今、いかなきゃいけないと思うんで。だから、俺にやらせてくれ。お願いします。そして、俺が取り戻す。全日本プロレスにまたベルトを取り戻す。俺らで盛り上げていく」


 シリーズ最終戦を迎えた全日本プロレス後楽園大会のメインは三冠王者の宮原がチャンカン覇者である石川を迎え撃った。両者の対決は2015年の王道トーナメント以来で、このときは宮原が石川のスプラッシュマウンテンに敗れていることから、宮原にとってもリベンジを喫しての選手権となった
 序盤は石川のショルダータックルに対し、宮原はフロントハイキック、ブラックアウト狙いは石川がしっかりガードしショルダータックルで弾くとランニングニーを狙うが、宮原は間一髪かわすなど、互いに出方を伺う。
 エルボー合戦は石川が制するが宮原はフロントハイキックで場外へ追いやると、場外戦で石川が鉄柵ホイップで逆襲、しかし石川の突進をいなした宮原は鉄柵に直撃させ、頭突きを浴びせるが、逆に頭を押さえてしまい、エプロンダイブもキャッチされると、石川は鉄柱に宮原の腰を叩きつけてから、エプロンへのボディースラムを敢行、更に石川は鉄柵ホイップから宮原を客席へ連行、スタンドからフットスタンプを投下して宮原の腰に大ダメージを与える。
 リングに戻った石川はサーフボードストレッチ、腰へのセカンドロープからのフットスタンプ、テキサスクローバーホールドと腰攻めを展開して、早くもスプラッシュマウンテンを狙うが、宮原は必死でリバースし、石川のラリアット狙いを低空ドロップキックで迎撃したあとバックドロップ、串刺しジャンピングエルボーを挟んでジャーマンを狙うが、石川の巨体と腰の痛みで上がらず、ならばとロープへ走るが、石川は追尾式キチンシンクで迎撃してエプロンに逃れた宮原に断崖式チョークスラムを狙う。
 しかし必死に堪えた宮原はエルボー合戦からフロントハイキックを放つとブラックアウトを炸裂させ、リングに戻ってからもブラックアウトでを炸裂させるが、もう1発は石川がラリアットで迎撃し32文ミサイルキックを発射してから、再びコーナーへ昇ると宮原は雪崩式ブレーンバスターで投げる。
 両者ダウンの後で先の立ち上がった宮原はブラックアウトを炸裂させると、シャットダウンスープレックスを狙うが、バックを奪った石川がリバースパワースラムからランニングニーを浴びせ、宮原も意地で起き上がった垂直落下式ブレーンバスターで突き刺し、両者ダウンの後でのエルボー合戦の後で、宮原がブラックアウトを狙うと、かわした石川が投げ放しドラゴンスープレックスからランニングンニーを浴びせ、勝負と見てファイヤーサンダーで突き刺す。
 石川は大ダメージを負った宮原にスプラッシュマウンテンを狙うが、宮原がフランケンシュタイナーで切り返すと、後頭部から正面とブラックアウトを炸裂させ、二段式ジャーマンからシャットダウンスープレックスで勝負を狙うも、振り払った石川はニーアタック、ランニングニーと畳みかけ、スプラッシュマウンテンを決めるが、宮原は必死でキックアウトする。
 石川は担ぎ上げると着地した宮原はブラックアウトを連発するが、もう一発をかわした石川がファイヤーマンズ式ファイヤーサンダーを初披露して突き刺すと、最後は奥の手であるジャイアントスラムで3カウントを奪い、三冠王座を奪取、宮原の長期政権に終止符を打つだけでなくユニオン、大日本(デスマッチ、ストロングを含む)、DDTに続いて4団体制覇の偉業を達成した。


 石川が全日本プロレスに初参戦したのは2015年1月3日の後楽園大会で、欠場したDDTの石井慧介の代役という形で出場したが、石川と対峙した秋山が石川に興味を抱き、全日本がオファーをかけるようになった。この頃は大日本やDDTがメインだったこともあってフルに参戦することはなかったが、ふとしたきっかけから全日本で頂点にのし上がった。正直言って運にも恵まれ、最後は実力で頂点を掴み、4団体制覇でプロレス界を代表するレスラーの一人にまでのし上がった。
 新王者となった石川に、第4試合でタッグながらもジョーからフォール勝ちを奪ったジェイクが挑戦を表明した。世界タッグに続いて三冠に挑戦というわけだが、資格云々より宮原とのタッグを通じて力をつけているのは事実、今後の成長のことも考えてジェイクの挑戦もありなのかもしれない。


 セミの世界タッグ選手権はビッグガンズが開始から猛ラッシュをかけ、真霜を排除してからKAIに集中攻撃を浴びせるが、懸命に粘ったKAIは真霜に交代、真霜はボディガーの右脚を攻めて流れを変えようとするが、スパインバスターを喰らってしまうと、ボディガーがショートレンジのラリアット、バックドロップと畳みかけるが、キャッチした真霜は膝十字固めで捕獲、KAIがツープラトンを呼びかけ、真霜がボディガーを捕らえてKAIがトラースキックを狙うが、同士討ちとなってしまう。
 ここで勝負と見たビッグガンズはKAIを排除した後で、真霜にカナディアンバックブリーカー&ダイビングハンマーパンチからダブルインパクトを狙うが、KAIが間一髪カットに入り、真霜がコーナーのゼウスに雪崩式ブレーンバスターからKAIがスプラッシュプランチャ、トレイン攻撃と畳みかける。
 しかしビッグガンズはKAIと真霜の同士討ちをまた誘発すると、再び真霜を捕らえてダブルチョークスラムからダブルインパクトを炸裂させ、ボディガーはラリアットからのバウンズで勝負を狙う。ところがKAIがトラースキックで間一髪カットに入ると、ボディガーがならばとハイキックを狙うが、真霜がかわして丸め込んで3カウントとなり、KAI&真霜が大逆転で新王者となる。


 世界ジュニア選手権はブラックⅦが早くもドラゴンスクリューから論ザードを炸裂させ、佐藤が反撃してもセコンドの南野が介入して佐藤の急所を鉄柱に叩きつけから客席へ連行、イス攻撃からハサミを持ち出し佐藤の髪切りの暴挙に出る。
 場外戦で佐藤を徹底的に痛めつけたブラックⅦはリングに戻ってからグラウンド卍固めで捕獲、クロスフェースで捕獲して絞めあげたあとでDDTで突き刺すが、串刺し狙いを佐藤がジャンピングハイキックで迎撃すると、ミドルキックで反撃し、水車落とし狙いはブラックⅦが回転エビ固めで切り返してドラゴンスクリューを狙うが、佐藤は腕十字で切り返す。
 佐藤はランニング式サッカーボールキック、ジャーマン狙いはブラックⅦがバックを奪っても佐藤が腕へのオーバーヘッドキック、ハイキックと畳みかけてバスソーキックを狙うが、かわしたブラックⅦは超高校級ラ・マヒストラルを狙うも佐藤が阻止し、ラリアット狙いも佐藤がかわしフライングメイヤーからランニングローキックを浴びせる。
 劣勢のブラックⅦは論ザードを狙うが、かわした佐藤がハイキックで迎撃し、もう一発を狙うも、ブラックⅦは急所打ちから丸め込み、超高校級ラ・マヒストラルを狙う。
 しかし切り返した佐藤はバスソーキックを浴びせると、バックの奪い合いからブラックⅦがバックを奪ったところで膝十字で捕獲、それでも立ち上がるブラックⅦに延髄斬りを浴びせてからジャーマン、マウントからの腕十字から捕獲式へと移行してブラックⅦはギブアップ、佐藤が王座を防衛した。


 GAORA選手権は打撃戦から秋山が頭突きで競り勝つも、セコンドの南野が介入して場外戦へと突入、長井はチェーン攻撃、イス攻撃で変え、リングに戻ってもレフェリーの隙を突いて、コーナーで逆さ吊りとなった秋山を南野が警棒で絞めあげる。
 しかし秋山は長井のブレーンバスターを投げ返し、ジャンピングニーパットからジャンボ鶴田ばりの「オー!」を叫び、ランニングニーからフロントネックロックで捕獲してからエクスプロイダーで投げる。
 秋山は首相撲からのニーリフトからランニングニーを炸裂しカバーに入るも。レフェリーのカウントを南野が足を引っ張り阻止、これで長井が反撃してストレッチプラムで捕獲してカバーに入るも、秋山はキックアウトする。
 長井がレフェリーに詰め寄るが、この隙を突いた秋山が逆襲し雪崩式ブレーンバスターで投げると、長井もキャプチュードで応戦、しかし秋山もエクスプロイダーで投げると、ランニングニーからリストクラッチ式エクスプロイダーで3カウントを奪い王座を防衛。
 試合後に秋山は長井に敗者の条件だったDARK NIGHTMAREからスイートナイトドリームにユニット名を変えることを突きつけるが、長井は応じるフリをして秋山を襲撃、ユニット名変更を拒否してあくまで秋山全日本に対して徹底抗戦の構えを見せた。


 そして最後に今大会で来場を予告しアジアタッグ挑戦を表明した鈴木秀樹と将軍岡本は結局姿を見せなかった。二人は夜に行われるZERO1後楽園大会に出場することから全日本に現れると思われていたが…

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