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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

大苦戦だった全日本両国大会・・・曙が諏訪魔を降して新三冠王者、そして新展開と新しものづくしだった

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大苦戦だった全日本両国大会・・・曙が諏訪魔を降して新三冠王者、そして新展開と新しものづくしだった

10月27日 全日本プロレス「ANNIVERSARY TOUR 2013」 両国国技館 2563人


<試合後の詳細、コメントはプロレス・格闘技DXより>
◇第0試合◇
▼15分1本
○KENSO(3分43秒 エビ固め)XMr.450
※葉隠れ


◇第1試合◇
▼20分1本
井上雅央 ○佐藤光留(10分06秒 脇固め)X荒谷望誉 宮本和志


◇第2試合◇
▼20分1本
△ドリー・ファンク・ジュニア テリー・ファンク(20分00秒 時間切れ引き分け)渕正信 △西村修


【試合後のファンクス、渕&西村】
▼渕「一人で戦わせちゃって。元気だなお前」


▼西村「あんな、どっから落ちる、急角度のダブルアームスープレックスは初めて喰らいましたね。全然もう健在ですね」


▼渕「あの二人、口から流血してからなおさら元気になったな。お前がスピニングホールドやったからじゃねえか?」


▼西村「怒りましたよね?」


▼渕「今日は西村が頑張ってくれたな。また来てくれるんじゃねえかな。全日本の歴史を考えたらさ、恩人みたなもんだからさ。彼ら二人がいなかったら全日本はないみたいなもんだから。そんな恩人と今日は試合ができたのは光栄というか嬉しいな」


▼西村「何年経っても風化しないものがありますね、変わらないものがありますよ。それを再現できた、また、語ることができたのは他団体ではないと思いますね。本当に全日本プロレスしかないと思います。何十年経とうが王道てものがあって、本当のプロレスっていうスタイルがあって。どんな形であろうと変わらないってことを改めて確信致しましたよ」


▼テリー「明日は何曜日だ? わからなくなってしまいました。月曜日が来るのは日曜日がとても大変な日だったから。歳だからいつ試合するにしても大変ですが、特に今日こんな人たちと試合をしたのはとても大変だったから、月曜日が待ち遠しいです。2人の"若い選手"と戦うのは大変でした」


▼渕「大したものだね、スピニングトーホールドは。やっぱりテリーとドリーはスピニングトーホールドをやるものだから。足首まで極まっちゃうんだよ。膝だけじゃなく、足首までね。こればっかりは誰も食ったことがないからわからないと思うけど。やってみるかい?(笑) 20分やったけど、ハッキリ言って俺が一番出なかったよ。動きからしたらファンクスにだいぶ押されてたね」


▼テリー「彼らはいいレスラーですし、おそらく凄くいいチームになるんじゃないでしょうか。実力的にも秀でて、いいチームだと思いました」


▼渕「これがラストって言ってたけど、今日の試合を見たら、これをラストにするのはもったないよな。ハッキリ言って、相手は俺たちじゃなくても、もっと上のレスラーとやっても絶対いい試合ができると思うし。今日はたぶん肩慣らしじゃないかな」


▼ドリー「日本のための試合のつもりで私たちは来ました。本当は普通に試合をするためだけに来たつもりだったんですけど、戦っているうちに凄い試合になってしまいました。決して簡単な試合とは思っていませんでしたが、素晴らしい戦いになりました。渕選手と西村選手のおかげだと思います」


▼テリー「今日の相手はタフな選手でした。次に試合をするチャンスがあるとしたら、20分じゃなくて5分1本勝負にしておいてください(笑)」


▼渕「次に来る時はもっと強いヤツとやらないとね。今日は小手調べだから。今日の力を見たらとてもじゃないけど…。俺たちはあれが精一杯。対抗できないから。まだまだ凄い力が出ると思うよ」


▼テリー「自分たちが悪かったから渕選手に憧れます(笑)」


▼渕「さっきも言った通り、この2人はオールジャパンの恩人だから」

▼テリー「いや、私たちじゃないです。ファンの方が日本のプロレスを素晴らしいものにしているんです」

▼渕「ジャイアント馬場さんが机に(ドリー・ファンク・)シニアの写真をずっと置いてて。ファンクスファミリーがいなかったら、全日本はできなかったと思う。その2人と試合をできたことだけで俺は幸せだよ。これはお世辞でも何でもなく」


▼テリー「非常に素晴らしい偉大なカンパニーだと思います」


▼渕「次に来た時は俺たちみたいなロートルじゃなくて、ハイクラスなレスラーと試合をしてもらうから」


▼テリー「いや、今度来ても試合はしません(笑)」


◇第3試合◇
▼30分1本
○ジョー・ドーリング ジェームス・ライディーン(13分40秒 エビ固め)Xディーロ・ブラウン バンビ・キラー
※レボリューションボム


◇第4試合◇
▼アジアタッグ選手権試合/60分1本
[第92代王者組]鈴木鼓太郎 ○青木篤志(20分14秒 アサルトポイント)[挑戦者]X石井慧介 入江茂弘
☆鼓太郎&青木が4度目の防衛に成功


【試合後の鼓太郎、青木】
――対戦してみて、挑戦者はどうだった
▼鼓太郎「よかったですね。すごい気持ちよかった。またやりたいですね」
▼青木「ああいう真正面に来る人間は、僕も真正面から戦いやすいんでやってて楽しいし、そういう時にアタマ使って“どこで相手の出足を挫いてやろうかな"って楽しみもあるんで。結果的には楽しかったです。でも試合中はほんとにヒヤヒヤしたし、やばいなって思うところは何度もあったんで、でもまあ、これぐらいじゃないとこいつ(ベルトを指差して)の重みがね」
――正面からの打ち合いに対して全くスカすことがなかったが?
▼鼓太郎「そうですね。自分のプロレスの心理からスカすことなく、全て受けきって勝つという気持ちでした。彼らいいもの持ってますよ」
――青木選手は肩車をされ危ない角度から落ちたが?
▼青木「首とれたかと思ったわ。首とれたって思った時点で“あ、首ついてる"って思ったけど、結構びっくりしたね。パッと見た時に、本当にどっちが上でどっちが下かが一瞬わからなかったんで。あれで危なかったね、一番。あそこが一番最大だった。でもああいうところをパートナーがフォローしてくれるっていうのがタッグマッチの醍醐味だと思ってるんで、信頼できるパートナーでよかったと思ってます」
――次は最強タッグがあるが?
▼鼓太郎「そうですね。次は最強タッグがあるんで。俺らもアジアタッグチャンピオンとして臨んでいこうと思ってます。そこに集中して行きたい」
▼青木「まさか最強タッグに出ると思ってなかったんで。しかもメンバーみたらスーパーヘビーばっかでしょ? びっくりした。二人とも小さいし。平均体重すごい少ないし、パワーも当たり負けもすると思うんだけど、そこはやっぱりタッグっていうね、チームワークってものでは負けたくないんで。そこをうまく駆使して勝てるように。やるからには優勝狙わないと意味ないんでね。とにかく一個勝ちゃそれでいいなんてつまらないものにしたくないから。デカイ相手に、うちらはうちらでどんどんやってって勝って行きたいと思います」
――今回の相手(DDT)はインディー団体と言われているが?
▼鼓太郎「全然関係ないです。両国をいっぱいにしてるわけですし。その点では本当にすばらしい力を持っていると思います。良い選手はどこにいたって良い選手ですし」
▼青木「本当にその通り、良い選手はいい。だけど、悪い選手もいる。ただ、全日本とか昔から伝統のあるところは、良い選手しかいないっていう団体じゃないといけないと思う。だからそのためにも自分達のスキルをあげていかなきゃいけないし、今後、後輩が育っていくにもしっかりそれを伝えていかなきゃいけないし、そこら辺の誇りと気持ちだけは持っていきたいと思ってます」


【入江の話】「やっぱりアジアのベルトという高さ、厚さを思い知りました。試合後にヒートアップしたお客さんが、僕たちに向かって、首をかっ切って、中指を立てて、"アジアの壁は厚いんだ"って言ってたんですけど、自分たちが一番それを感じてしまったんで。自分はちょっと腹を立ててしまったんですけど、これで腹を立てずに、またゼロから一生懸命プロレスを精一杯胸一杯やって、必ず全日本プロレスのベルトを何でも絶対巻いてやります。プロレスは絶対に裏切らないんで。僕はプロレスを信じてるんで、最後まで立ち向かい続けます」


【石井の話】「ようやく全日本プロレスのリングに上がって、アジアタッグ…夢のベルトにもう少しで手が届くところだったと思うんで。自分は今日負けたけど、悔しいけれども前を向いてるし、絶対にアジアタッグに手が届くと思っているんで。だから、今後も全日本に上がり続けて、全日本プロレスのタイトルを獲るのが目標になりました。もう夢ではない。目標です。(次期シリーズにはドリフの3人で参戦するが?)まずは勝っていかなきゃ話にならないと思うので。DDTに勢いがあるってところを見せます。DDTで一番勢いのあるこのユニットが全日本プロレスをかき回しますよ」


◇第5試合◇
▼世界ジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[第35代王者]○金丸義信(15分30秒 片エビ固め)[挑戦者]XSUSHI
※タッチアウト
☆金丸が6度目の防衛に成功

 

◇第6試合◇
▼スペシャルタッグマッチ
秋山準 ○大森隆男(25分29秒 体固め)潮崎豪 X宮原健斗

※アックスボンバー


【試合後の秋山&大森】
▼大森「おい、よく聞け。宮原と潮崎。お前らはどういう経緯でタッグを組むことになったのかは知らないけどよ、チームワークはバラバラでやりたいことも見えない。それで俺たちに向かって何をしようって言うんだよ。冗談じゃねぇぞ。そう簡単にはまだまだ渡さねぇぞ」

▼秋山「大森の言った通りだよ。組みたい。上に行きたい。それだけじゃ上には行けないよ。揉まれていかないと。俺らには何も問題ないよ。問題があるとしたら、征矢にまだ断ってないだけだよ。よろしく(大森の背中を叩いて去っていく)」


▼大森「大丈夫ですよ。いいか、よく聞け、征矢学よ。俺は3月にお前が欠場した日から、お前のことを忘れた日、お前のことを思わなかった日は一日もねぇんだ。待ってるに決まってるだろ。この全日本プロレスでのお前の居場所は、俺がちゃんと用意して待ってるから、つまらねぇことを考えてねぇで、ゴチャゴチャ言わねぇで、この全日本プロレスに一日も早く帰ってこい」

 

【潮崎の話】「(試合を振り返ってチームワークはどうだった?)チームワーク? どうなんだろうね? 宮原もね、あいつのやる気とかあるだろうからね。チームワークというか、まあできないよね。俺がエルボーいって、あいつがタックルいって、当たったからいいものの。いまいちどう変わるのかっていうのもあるし、あいつのプロレスと俺のプロレスも合わないところもあるだろうし、まああいつはあいつででいいんじゃない? あいつね、今のままじゃ何か出てくる感じでもないしね。隣にいたけど、今日見た感じだとなんとも。(試合後ディーロ、バンビの乱入については?)あれ何なの? 全然意味わかんねーんだけど。あいつら、ディーロ、バンビと試合やったことねーから、いいよ。次当てろよ。やってやるよ。今日出てきたこと後悔させてやるよ。(KENSO選手が助けにきたが?)まあそういうのが得意な人間だからね。KENSOさんもイマイチ、どうしたいのかわかんないけど。“今日は助かりました"と。助けに入ってくれたのはわかりますけど。今後何か生まれたとしても、俺は全日本を面白くしていくことしかないから。KENSOさん、もしやる機会、組む機会、どっちかわかんないけどあれば。お互い惹かれましょう。今日はどういうつもりでやって来たかわかんないけど。拍子抜けな部分が最後出ちゃったけど。気持ちが伝わんなくてね。でもKENSOさんも全日本のレスラーの一人だから、指くわえて見てるだけにはいかないだろうし。今日出てきて“落としまえ"というか、どういうつもりで出てきたのかをはっきりさせてね。でも今日は助かりました。本気出して、本気で気持ち見せてくれれば面白いかもわかんないしね。まあわかんないよ、組んでもねーし。メキシコで一回組んだくらいだからな。(潮崎選手に絡んでいくことが全日本プロレスの中心になっていく?)いや、全日本を面白くしていくってことは全体を面白くしていく、全体を動かしていくってことだから。言い方おかしいけど、ディーロとバンビには感謝ですよ。どっちが面白くしていくか、じゃあ勝負ですよ。勝負してやるよ。次のシリーズ来るかわからんけど、来た時はとことん相手してやるよ。今日は試合には負けましたけど、これからもっと面白くしていきます。今日は第一歩です(秋山選手と戦って?)組んでる時と違うゾクゾク感があって、ちょっと試合をめちゃくちゃにした部分はありますけど…。やりあってみて面白かった。まだまだ“お前上じゃないよ"って言われた気がするし、それを古い言い方ですけど“倍返し"してやろうって思います」


◇第7試合◇
▼三冠ヘビー級選手権試合
[挑戦者/王道トーナメント優勝者]○曙(19分30秒 片エビ固め)[第46代王者]X諏訪魔
※ヨコヅナインパクト
☆諏訪魔3度目の防衛に失敗.曙が第47代王者となる


【曙の話】「まだベルトが似合わないですね。(両国でベルトを獲れた今の気持ちは?)何なのかわからないです。とにかく嬉しい。まあ、余裕があったら両国で獲れたということも言いたかったんですけど、そんな余裕はありませんよ。(プロレスに転向して8年でここまで到達したが?)今は興奮してるけど…まあ、泣かないですけど。今日出かける時にはだいぶ泣きましたね。全てを思い出して。(東関)部屋に寄って、部屋の看板に祈って。残念ながら誰もいなかったんですけど、10分ぐらい立っててね。昔、優勝したこととか、心に締まってある映像が流れてきて…。そういうことを言ったらチャンピオンらしくないけど、今日は一生懸命やりました。(簡単にベルトは巻けないと言っていたが?)それはそうですよ。だから今はみんな間違ってるんです。チャンピオンになったらもうチャンピオンだと思っているのは大間違い。(獲ってからの方が大変だと?)相撲だってそうじゃない。横綱になる方が簡単だったんです。そこから守るのが大変ですよ。今度は追われる立場ですから。(ドーリングが挑発してきたが?)僕的にはそういうのがわからないですよ。俺がなんで挑戦できたかというのは、王道トーナメントを優勝してできたんです。もちろんタッグのベルトは獲ったけど。まあまあ、そう簡単にベルトは渡しませんよ。正直言うと、お客さん的には見たい試合だろうけど。ジョーは調子がいいし。やっと僕は全日本が何を求めるかわかり始めたぐらいなので、これからは課題が…。見ている人は面白いけど、やっている人は大変ですね。(王者としてどうやって全日本を引っ張っていく?)それが難しいんですね。まあ、相撲の話に戻すんですけど、横綱になった時に東西の横綱がいれば勉強になるんですけど、俺が上がった時はひとり横綱だったんで。みんなが"横綱はこうじゃなきゃ"って言ってきて、もう3年ぐらい相当迷ってました。でも、ある日気付いたら、言ってくれている人たちがひとりも横綱を経験してないんです。そこで初めて、持っているものが良かったから横綱になれたんだと思って。だから、持っているものをもっともっと磨いてね。さっき言ったように、このベルトはエクステンションなしで自分で巻きたいんで。この歴史あるベルトに自分の体を合わせます。(本当に強い諏訪魔を破ったことに格別な思いがあるのでは?)そうですね。王道トーナメントもそうなんですけど、今日のタイトルマッチは、自分で言うのもおかしいんですが、ちょっとは成長したプロレスラー曙を見せれたんじゃないかと思いますよね。グラウンドに行ってもまったく迷わずに。今まではグラウンドに行かないように逃げて逃げてだったんですけど。今日見てわかったと思うんですけど、試合の運びですよね。決める時は決めると。(プロレスでも横綱となったが?)まだまだですよ。まだ日馬富士以下ですからね(笑) これからですよ、本当に。(プロレスに入ってから今までの時間を振り返ると?)今日、試合前に泣きました。いろんな昔のことが戻ってきて。レッスルマニアにも出たんですけど、初めて日本のプロレスに出たのはここ(両国国技館)なんですよ。WRESTLE-1で。その時、どれだけブーイングされたか。"マケボノはプロレス界にいらない"って。そこからのスタートですからね。今日は息子たちも来てたんですけど、自分が決めたことは何を言われようが自分が納得するまで100%やって、そうすれば必ずいいことが待ってると思うんです。今は苦しくなったらすぐやめるとなりますけど、そうじゃなくて、そこで歯を食いしばってね。でも、それを言葉で伝えても、なかなか今の子供はわからないんです。だから、現場に連れて行って。お父さんが殴り合いをやったりとか、頭から血を流しながら試合をしたりとか、正直言うと見たくないんだろうけど、だんだんと曙がどういうものか理解できるようになってきましたんで。(新しいベルトに変わって最初の王者となったが?)それもあるんですけど、三冠という歴史に名が残ったことが僕にとっては一番大事ですね。ベルトはボーナスなんですよ。ベルトが変わっても、3代目、4代目のベルトになっても、その歴史はちゃんとあるし。そういうことを言うとまた話が長くなるよ?(笑) K-1に行ったり、総合に行ったり、プロレスに行ったりした時に、歴史の横綱から64代目を外すという話も出てました。それを全て考えると、本当に…。契約して暴れさせてくれるところを作っていただいて、本当に暴れたという今日の日は幸せです。たくさんのマスコミの方、いつもありがとうございます。また次の大会も皆さんの力にかかっているんで、盛り上げてください。よろしくお願いします」


 全日本プロレス「ANNIVERSARY TOUR 2013」最終戦、両国大会をニコ生で視聴。 メインの曙vs諏訪魔の三冠ヘビー級選手権は曙の方から寝技を仕掛け、体重を生かして諏訪魔を押しつぶし諏訪魔は肋骨を痛めてしまう。諏訪魔もレスリング出身で寝技は得意としているが、曙が思わぬ奇襲を仕掛けたことでプレッシャーがかかり先手を奪われてしまう。諏訪魔も攻めるが曙の体格の前に弾き返され、やっと寝かせることが出来てもスタミナをロスしてしまい充分に攻め切れない。
 諏訪魔は万力スリーパーでやっと捕らえるが、スタミナに余裕のある曙がサモアンドロップで返すと最後はヨコヅナインパクトで突き刺して3カウント、内容的にも曙の完勝だった。

試合後に新PWF会長となったドリーから新三冠ベルトを手渡されるも、第3試合に出場していたドーリングが曙を挑発、新ベルトにツバを吐いて王座挑戦をアピール、新王者・曙の新たなストーリーも始まった。


 セミの秋山、大森vs潮崎、宮原の最強タッグ前哨戦は、秋山と潮崎は久しぶりに対戦となるが激しい攻防を展開、大森も触発されたか荒々しい攻めを見せるも、3人の中で宮原がなかなか付いていけず顔じゃないとばかりに蚊帳の外に置かれ、潮崎が孤軍奮闘といった展開が続いてく、終盤には宮原は大森を攻めるも、秋山と大森が久しぶりとは思えない連係を披露して再び宮原を捕らえるも、攻める大森を潮崎が剛腕ラリアットでカットに入ると宮原がライガーボム、ジャーマンと畳み掛けるが、ブレイブハート狙いは大森がアックスギロチンドライバーで突き刺すとアックスボンバーで3カウント、秋山組のバランスの良さに対し潮崎組は宮原に不安を残す結果となった。
  試合後には第3試合でドーリング、バンビが潮崎を襲撃すると鼓太郎、青木、KENSOが救出に駆けつけた、潮崎と鼓太郎、青木はNOAHではAMNUを結成し、KENSOもAAAで潮崎とタッグを組んだいたのもあったのだろうが、KENSOは最強タッグでは出場メンバーから漏れたことから生き残りに必死といったところだ。
 
 世界ジュニアヘビー級選手権の金丸vsSUSHIは、金丸の流れで試合が進み、SUSHIは反撃するも的確に攻める金丸に対しSUSHIは的確さに欠け試合の流れを掴むまでには至らない、終盤にはSUSHIは丸め込み技の連打やカツオの一本釣りで追い詰めるが、クリアした金丸がタッチアウトで完勝を収め王座防衛、試合後に鼓太郎が挑戦表明したが、バーニングと現在の全日本勢との差が現れていた試合だった。

 アジアタッグ選手権の鼓太郎、青木vs石井、入江は王者組が石井を捕らえて主導権を握るも、入江が奮起して形勢が変わる。鼓太郎のエルボーに対して入江は正面から受けきって頭突きで返す、入江はチームドリフの中ではずば抜けている存在なのかもしれない。ドリフは連係で勝負に出るが勝負どころまで自分ら連係を温存していたバーニングが猛反撃、最後は石井が青木を追い詰めたが、青木が奥の手のスパイラルポセイドンからのアサルトポイントで王座を防衛、ドリフは善戦したがキャリアの差でバーニングが優った試合だった。

 第2試合ではファンクスが登場して渕、西村組と対戦したが、一番心配したのは現役を続けているテリーより、引退してリングを離れてドリー、最初は西村とオーソドックスな攻防を展開するも動きに固さが見られたが、エルボースマッシュを連発し、テリーの荒々しい暴れっぷりもあって、少しずつだが動きが良くなっていった。終盤ではファンクスがWでのスピニングトーホールド、Wでのテキサスブロンコスープレックスなど見せ場を作るも、ドリーが西村に逆さ押さえ込みを決めたところで20分フルタイムドロー、長いようであっという間だったが、ファンクスの調子の良さもあって好試合となった。

 今回の両国大会は観客動員数は実数での発表だったとはいえ過去ワーストを記録と厳しい結果となったが、試合内容の良さで一筋の光明を見た思いだった。だが言いたいことを言わせれもらうとPRがしっかりしていたらもっと観客は入っていたのではということ、しきりに後方支援をアピールしていた白石伸生オーナーは後方支援どころかブログで暴走しまくり、挙句の果てにはブログで全国の全日本ファンに集結を呼びかけたが結果は両国大会のワーストを記録・・・・どこが後方支援だと思いたくなる。昨夜に白石オーナーはファンに感謝の言葉をブログで更新したが、上辺だけの感謝や謝罪の言葉はいらないし苦しい言い訳もいらない、謝罪しても同じことの繰り返しなら反省してないのと同じだからいらない。選手達に「経営者を舐めるな!」と虚勢を張りたければ、後方支援をしっかりして結果を残せということ。見栄と虚勢を張るだけの後方支援はもうたくさん、やっと全日本が面白くなっているんだから安心してリングに集中できる環境をしっかりして作って欲しい。


 最後に今回の両国大会は新三冠ベルトに新王者の曙、新PWF会長のドリーに新しい流れ、新しものづくしの大会だった。新しいものが生まれるというは、まだまだ全日本にも可能性があるということ、現場が生み出した新しい流れを大事にして欲しい。

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