忍者ブログ

伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

全日本プロレス新体制が発足も、理想のドームやガチンコより現実の人材不足

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

全日本プロレス新体制が発足も、理想のドームやガチンコより現実の人材不足

週刊プロレスモバイルより)

5日午後3時より、都内ホテルで全日本プロレス新体制発表会見が開かれ、役員や所属選手、継続契約選手らを発表。秋山準らバーニング5選手が新たに所属になったことも報告された。また名誉レフェリーとして和田京平氏の全日マット復帰も正式に決まった。

白石社長「ご存知の通り両国大会をもちまして馬場全日本、そこから引き継いだ武藤全日本が終わりまして、新しい全日本が7月1日からスタートしました。ここまで紆余曲折ありましたけど、後楽園ホールでごあいさつさせていただいた通り、私の不徳と致すところから大きな分裂騒動になりまして、こういったことになってしまいまして、ファンの皆様、業界界関係者の皆様、私の発言により傷をつけてしまった新日本プロレスの皆様および新日本ファンの皆様、それからレジェンドの長州力選手、タイガーマスク選手を含めましてお詫び申し上げたいと思います。申し訳ございませんでした。私としてはお詫びからスタートしたうえでまた新しい形の、明るく楽しく激しく、よりハードな全日本を作っていく。そのために旧体制の経営陣と話し合いを続けて来ましたけど、折り合いがつかずに分裂するという形になってしまって、ファンの皆様には申し訳ないと思っています。

しかしながらより発展的に、より開放的に、新しいファン、子どもたちや若い女性のファン、馬場さんや力道山選手の時代から応援していただいているオールドファンの皆様に、私としては本業の投資会社をおいてもプロレス業界を盛り上げたいと。私はプロレスから色んな感動を与えてもらったので、新しい世代に還元していきたいという熱意のもと、色んな行動、アクションをしてきました。新しい全日本プロレスとして、私自身、全日本プロレスファンとしては1年生で、未熟な観点(があった)。

それでもこの全日本プロレスを絶対に守り抜きたいという強い意志を持った方々が、こちらに来ていただいた選手、関係者の方です。その中で三冠チャンピオンの諏訪魔選手に最初に残留宣言していただいて、各選手、離脱された選手やスタッフを含めて、色々悩まれた選手もいたと思いますが、今日参加していただいた選手は、今回のタイミングで駆け引き、たとえば『選手が少なくなるからもっといい待遇にしてもらえないか』という部分は一切なく、『待遇面を我慢します』という熱い思いを言っていただいて。私は全日本プロレスに対しマイナスのことしか今までして来れなかったけど、それでもジャイアント馬場さんの作られたこの血というか熱意というか伝統というものは、多くのプロレスファンに40年経ってもしっかりと、脈々と受け継がれているなと。

私としても守る価値があるなと決意を新たにいたしまして、新しい全日本プロレスを作っていきたいと思っています。そういった意味で新体制では、一番の理想と掲げていた全てにおいての合議制を重視していく。合議制というのは巡業日程についても、マッチメークについても、ファンの声を幅広く聞いてニーズを拾い上げて、イチベンチャーとしてこの会社を引っ張っていく。リング上の闘いにおいてはより激しい『ガチンコ格闘プロレス』が私は好きなものですから、激しいファイトスタイルを追求していただける選手だけが残っていただけたかなと私としては安心しております。私は今、本業と全日本プロレスの社長と兼務という形になっていますが、新日本プロレスさん、それから全日本プロレスは2大ブランドだと思っています。その2強になる時代を早急に築き上げる体制を目指したい。

そういった意味でこちらにいらっしゃる選手の方々、バックで支えてくれる方のご意見を最終調整しつつ、プロレスを勉強しつつ、全日本プロレスという伝統と歴史をより一層勉強したうえで、私の目指すプロレス業界全体の改革を進めていきたい。そういった形でお集まりいただきましたけれど、武藤選手も大勢の選手を連れていったからにはぜひ成功していただきたいと思いますし、同じ業界にいるのですから切磋琢磨して、いつか5年後か10年後か分かりませんが、交わる時が来たらリング上で交わってもらいたいなと。ただ、これだけプロレス業界にいっぱい団体がありますので、マーケットの規模から考えていくと、強くてファンに支持される団体が生き残れると私は思います。プロレスといってもビジネスとしてちゃんと乗り越えていく、そのための外的支援はしっかりとやっていくつもりです。プロレスの原点というものは渕さんともお話させていただきましたけど街頭から始まって感動を与えて、それから感謝の気持ちをお客様に伝える。そういった意味で全日本プロレスのキーワードとして『感動と感謝』。

この2つに尽きると思います。この2つを、控えていらっしゃるレスラーや関係者の皆様には私の哲学をしっかり理解していただいていると思いますので、リング上は安心してお任せできる。これから新しい全日本プロレスがどれくらいスピーディーに立ち直っていくかをぜひ見届けてもらいたい。バックヤード業務は、私ども1000人以上いる会社ですので優秀な人材を出向という形で送り出し、全日本プロレスの看板を支えるよう影ながらサポートしていきたい。全日本プロレスの新たしい出発となるけど、7月8月と巡業も決まっています。
「選手を増強するということも視野に入れていますが、私は全日本プロレスの敷居は軽くないと思います。外国人選手などからもお問い合わせをいただいてますけど、明るく楽しく激しくよりハードなプロレス、私の理想を実践していただける選手にチャンスを与えていきたい。それから最後に私からファンの皆様に対しまして、お伝えしたいと思います。9月、10月、11月と3カ月の調整できるところで3会場程度、入場料フリーで。フリーと申しましても私個人がチケットを買い占める形でファンの形になりますけど、そういう形でファンの皆様に新たしい全日本プロレスを(見てもらいたい)。

そして新しく立ち上がるであろう武藤さんの新団体、2カ所(ファンは観戦に)いくことになると思いますので、私の方は東京に限らず3会場程度、チケットフリーという形でお客様に還元していきたい。敵に塩を送るのかというかもしれませんが、敵だと思っていません。私の戦略ミスからこれだけの大騒動になったと思いますので、その責任を認めたうえで全日本プロレスファンの皆様があっちもこっちも2重のチケット負担にならないように、私は3会場程度、サポートさせていただきたいと思います。オーナー就任した時にお伝えした通り、全日本プロレスは進化、発展を遂げていきます。これで大同団結することになりましたので私の目指す3年後のドームツアーに向けて一つ一つの巡業をこなすことが大事だと思います。そして2強体制に戻すため、今年来年で足場を作っていきたい。マスコミの皆様には全日本を応援していただきたいと思います」
 

井上取締役「6月1日から取締役をしております。私はスピードパートナーズの社員で、他のグループ会社の社長をしております。6月1日から取締役として全日本プロレスで仕事をしておりますが、白石社長の方からフロント業務を任されるという形です。今回、分裂騒動ということで社内も大変な状況になってますが、残っていただいた選手やフロントの方々、協力会社の皆様、みんなで力を合わせて新生全日本、しっかり興行ができる体制づくりを目指したい。私はプロレスとはあまり縁がなかったんですが、昨年暮れから全日本プロレスがグループ会社になったということで、そこから色んな団体さんの大会を毎週、見にいって勉強してきました。特に印象分かかったのは小橋建太選手引退試合。見る機会に恵まれまして大観衆の一人でしたけど大観衆が一体となってコバシコールをしていて、素晴らしい試合を見ました。本当に多くの方が涙して感動されていて、私自身も大変、感動しました。こういうことが最後にあるプロレスの凄さを感じた試合でした。こういう凄いことをやっていく会社であれば、しっかりと経営していって、ファンの皆様に感動を与えていけると思うし、与えていかなければならないと思っています。社長が言っていたように、多くのお客様に感動を提供できる、希望と勇気を与えることができるプロレスを、私もお客様に届けることができるように頑張っていきたいと思います」
 

諏訪魔「ついに全日本プロレス新体制という節目の時を迎えまして、自分自身、今はワクワクしている気持ちです。自分自身、全日本プロレスが大好きで今回、残留を決めましたが、これからの全日本プロレスは明るく楽しく激しく、オーナーが求めるものは理解しているし、思っていることは話し合いました。ファンの思っていることも凄い言ったし、オーナーの考えも聞いたし、そこで納得してここにいる。今後、明るく楽しく激しく、その3つのコンセプト。原点回帰することは重要だなと思いますが、そして信頼あるプロレスを追求していきたいと思います。今回、こういうことでこの場に多数のレスラー、多数のスタッフが出席していただいたことに感謝ですね。このメンバーにまだ渕さんがいないのは、まだボクの中でも一つのテーマとして残ってるので、引き続き渕さんと話していきたい。またこれから全日本プロレス、若手をどんどん育てていって、下の世代を育てて闘う。そこをまた目指していく。これからも全日本プロレスで一生懸命、頑張らせていただくのでよろしくお願いします」
 

曙「皆さんご存知のようにフリーの立場で、諏訪魔選手を通じて『ぜひ』ということでこの場におります。ボクはそんな大きなことは言えないですけど、それだけ期待をされているなと思いましたので、その期待を裏切らないように一生懸命リング上で暴れたいと思います。応援よろしくお願いいたします」
 

秋山「今まではフリーという形で参戦させていただきましたが、先日、三冠ヘビー戦が終わったあと、諏訪魔選手から『ぜひこれからもバーニングとリングで闘いたい』と熱い言葉をもらい、新生全日本の所属として、これから全日本プロレスを盛り上げていきたい。全日本プロレスの名のもとで頑張りたいと思います。もちろん、リング上は闘いの場なので、今まで通り闘っていく。ファンの人に嫌な思いをさせているので、そこを取り除くために、夢を与えるために一生懸命頑張ります」
 

白石社長「(和田レフェリーは所属か?)私から三顧の礼で和田レフェリーに関しては過去の色んないきさつはネット上でデータを拾っただけで、どういうことがあって辞められたのかは私は知りません。ただ京平さんと話したうえで京平さんの人生は全日本に捧げてきたと。それだけの功労者がこのタイミングで復活しないことはないと。ただ2年のブランクもあり、今あるお仕事もあるので正社員という形では難しいなと、基本的に全日本レフェリングをレフェリーも数名抜けましたので京平さんに補っていただきつつ、新たにレフェリーを採用したうえで育てていくために指導役として。そういったことで名誉レフェリーという契約形態にさせていただきました」


<全日本プロレス新体制メンバー>
[代表取締役]白石伸夫
[取締役]三阪輝
[取締役]佐藤智彦
[取締役]井上博太


<所属選手>
諏訪魔
大森隆男
征矢学
KENSO
SUSHI
秋山準
潮崎豪
金丸義信
鈴木鼓太郎
青木篤志

 

<継続参戦選手>
曙(フリー)

 

<スタッフ>
和田京平(名誉レフェリー)
ボンバー斎藤(レフェリー)
木原文人(リングアナウンサー)
クロキノブヨシ(リングスタッフ)
ハガタカヨシ(リングスタッフ)
オクダリョウ(リングスタッフ)
タカハシヒデキ(営業部)
オオシロユウジ(営業部)
スギヤマケイイチ(営業部)
坂本信也(広報部)


 全日本プロレスが会見を行い新体制を発表、今まで白石社長以外姿を見せなかった各取締役も出席し、秋山らバーニング勢が所属になったことを発表、会見の席上では白石社長が改めてFacebook上での発言や、批判した新日本プロレス、長州力に謝罪、また退団した武藤敬司らに関しては違約金のことは発言せず、武藤派の団体もサポートすることを約束、全日本の発展に務めることをアピールしつつ、マッチメークの合議制や、「明るく激しく楽しく、よりハードな、私の理想とする格闘プロレスを実践できる選手」のガチンコプロレスの追及する姿勢は崩さなった、会見の席上古巣に復帰となった秋山は「白石さんはガチンコという言葉をあまりご存じないんだと思います。ただ、話している内容は僕は理解してるんで大丈夫です」と皮肉まじりに白石社長を立てるコメントを残し、また去就がわからない渕正信が会見に出席しないなど、ところどころで影を落としていた感じがした。


 白石社長は3年後のドーム進出やガチンコプロレスの追及、マッチメークの合議制は崩していないが、その前に全日本に課せられた大きな課題は人材の補強、若手選手やスタッフがほとんど武藤派に移ってしまい、現在スタッフもハローワークで募集するなど人材難、選手だけでなくレフェリー、リングアナも人手不足、現在全日本プロレスに求められるのは白石社長の理想より現実の人材、土台なくして発展も理想もない。マッチメークの合議制にしても素人だらけのフロントにどこまで権限があるのか・・・

 


 今まで全日本プロレスの分裂騒動に関してコメントを出さなかったGKこと金沢克彦氏が自身のブログにて騒動のことを更新した。


(GK金沢克彦オフィシャルブログより)
http://ameblo.jp/gk-kanazawa/entry-11566615329.html
「武藤体制・全日本プロレス最後の大会と言われた
6・30両国大会(プロレスLOVE in 両国)を取材してきた。
観客の入りは5~6割ほど。
分裂騒動が公になり紙(誌)面を賑わせ始める前と、
それほど変わらない印象を受けた。
ずっと変わらぬ全日本ファンがいて、
騒動に嫌気がさして離れたファンがいて、
武藤体制最後の全日本を見届けるために来たファンがいて…
という感じで総体的な動員数は変わらなかったようにも思う。


武藤体制最後でありながら、そこに武藤敬司(前会長)はいない。
前社長の内田雅之氏の姿もない。
ただし、残る者、去る者を含めて、
裏方のスタッフたちはみんなしっかり仕事をしていた。


被害者は選手たち。
みんなが、そう言う。
その通りだろう。


自分たちのあずかり知らぬところで、
手の及ばないところで、
全日本プロレスという会社組織が
買収を経て壊れていった。


この壊れていったものが、
フロント幹部たちの信頼関係だったから、
選手にはどうすることもできない。


プロレスラーとは個人商店。
昔、武藤敬司がよく口にした言葉だ。
アメリカ生活の長かった武藤だから言えるセリフ。


能力と器量のある選手はどこのリングでも仕事がある。
そこで年齢、キャリアは問われない。
キャリーバッグ1つで、胸を張って各テリトリーを渡り歩く。
それが本来のプロレスラーの姿。
そんな意味である。


ただし、日本マットではやはり組織・団体は絶対的なもの。
ビジネスライクでは割り切れないものがあるし、
先輩後輩の上下関係、興行のチームワークも必要とされる。


その枠から飛び出すというのは、かなり勇気のいる行為。
特にメジャー団体を離れ、フリ―として生きていくということはシビアな選択である。
過去の例を見ても、藤田和之、高山善廣、鈴木みのる、佐々木健介と、
ごく限られた人間しか成功していないことを見ても分かるだろう。


話を戻す。
これが最後の武藤体制・全日本の興行。
それが分かっていても、実際に会場には
それほどセンチメンタルな空気が流れていたわけではない。


会場のファンからそれらしい野次や声援も飛ばなかったし、
いつもの全日本の両国大会という空気。


選手サイドからも試合に集中しているのが伝わってきた。
おそらくもう自分の進路を決めているから、
湿っぽさを感じさせることもなかったのではないか?


ただ、試合を観ていて、改めて思ったのは、
この選手たちが二分されるとしたら、もったいないなあということ。


特に、ジュニアは層が厚いだけに残念だ。
大和ヒロシ、金本浩二、カズ・ハヤシ、近藤修司、田中稔、
バーニングの金丸義信、鈴木鼓太郎、青木篤志と、
こと日本人ジュニアの層の厚さなら
新日本ジュニアを凌駕しているかもしれない。


全日本ジュニアvsバーニング。
火が点いたと思ったら終焉(?)なのだから、
なんというタイミングの悪さか…。


試合後には、さまざまな選手たちがさまざまな思いで
胸の内を吐露しているが、ハッと思ったのは近藤修司のコメント。
カズとのジュニア最強コンビでアジアタッグに挑んだものの惜敗。


その後、近藤はさっぱりした表情でこう言った。

『僕らはたぶんマスコミ、ファンよりも中の情報を
1本も2本も3本も分かっている。
それも含めていま言うことは、今まで働かせてくれた全日本に
残る選手、出る選手、スタッフ、ファンのみなさん、マスコミのみなさん、
今までいろいろあったけど、いま思えば感謝しかないというか、
ありがとうございますと。
物理的に全日本を救ってくれた白石(伸夫)オーナー、
今となってはこうなってしまったけど、俺は感謝しかない。みんなには。
この先のことはなんにも分からないけど、とりあえずありがとうございました。
この業界に入って十数年になるけど、感謝の気持ちでいっぱいです』


大人のコメントだ。
というより、近藤だから言えることなのかもしれない。
当初、誰よりも早く白石オーナーへの不信感を口にしていた近藤。
だが、立つ鳥跡を濁さず…近藤は古巣となる全日本に感謝の言葉だけ送った。


(略)
何かと物議を醸していても、
白石オーナーが現れなければ、
全日本は終わっていたかもしれないのだ。

 

私自身、この全日本の話題に触れるのは初めてのこと。
実は、今までに何度か書きたいと思ったこともあったが、
その気持ちを抑えてきた。

 

正直、白石オーナーのフェイスブック(現在は閉鎖)を読むたびに
不快感がこみ上げてきた。
それが頂点に達したのは、週刊ゴングの話に触れていたとき。


「ゴングに触れないでくれ!」


ムッとした。
おそらく過去、真剣にゴングに関わってきた人間は、
みんなそういう思いに駆られたのではないか?

 

たとえ、廃刊しようとも、ゴングは私の聖域である。
自分の人生のすべてを懸けてきた場所。
簡単に復刊だのなんだのとフェイスブックで軽く語ってほしくない。


ただ、私は白石オーナーのことを10年以上も前から知っている。
彼がまだ20代のころに初めて出会った。
しかも出会ったとき、私は武藤敬司と一緒だったと記憶している。
つまり、武藤前会長と同じ時期に白石オーナーと知り合っているのだ。


2001年頃だったと思うが、
「ゴングと業務提携したいんです!」と
熱心に話してくる白石氏のために、
竹内宏介社長(故人)と会談の場をセッティングしたこともある。


その話はまとまらなかったものの、
若い白石氏からプロレスが大好きで、
ゴングの熱心な愛読者であることも充分に伝わってきた。


今回、白石氏は全日本を救った。
ただし、その後のフェイスブックを利用した主義主張が、
業界関係者、選手、ファンのほぼすべてを敵に回した。


団体のオーナーとなった人間が、
まるで”2ちゃんねる”の書き込みのような内容の主張をすれば、
それは天に唾をするようなもの。


時間が経って、白石氏もその誤りに気付いたからこそ、
フェイスブックを閉鎖したのだろう。


「改革」を唱えるのは大いに結構。
ただし、それはファン、マスコミに向けてではなく、
まず全日本の内部に向け発令し、
それが実際に可能なのかどうか、
選手サイドとじっくり話し合うべきだろう。


そこで、ゴーサインが出て初めて、
マスコミなどを通して訴えるべき。
また、同じ業界の人間が他団体を公に批判するのは、
絶対にやってはいけないことである。


白石氏は頭のいい人だから、
そこの誤りにも気付いたと思う。


ところで、30日当日、両国の支度部屋の横にある
屋外の喫煙所でたまたま白石オーナーに会った。
10数年ぶりの再会となる。


ほんの5分ほどだが雑談をした。
試合が始まったので私は先にその場を離れたが、
離れ際に「これからも、よろしくお願いしますね!」と言って、
白石オーナーと握手をして別れた。


雑談の中身は書かない。
これ、フェイスブックではないから(笑)。
ただ、白石氏に言った「よろしくお願いします!」には
私なりに意味を込めたつもり。


自分をよろしくではなく、
「全日本プロレスをよろしくお願いします!」
という思いで言ったのである。

 

私の勝手な思い込みかもしれないが、
白石オーナーにはきっと伝わったと思う。

 

さて、白石オーナーと袂を分けた武藤敬司。
そこに内田前社長も合流するのかもしれないが、
武藤新団体の旗揚げは秋口とも噂されている。


武藤が沈黙を保っていたのも、
今回ばかりは仕方がないだろう。
白石オーナーの言動が、あまりに想定外だったからだ。


ただし、その白石オーナーに金銭的な面で協力を仰いだのは、
他ならぬ全日本のトップなのだから、
分裂の責任は武藤前会長と内田前社長にもある。


もちろん、それを認識しているからこそ、
同調してくれる選手たちのために
諦めることなく資金集めをして、
独立→新団体旗揚げを実行するのだろう。


この厳しい業界において、
武藤派がどう発進してみせるのか?


とにかく武藤敬司が路頭に迷う姿なんて見たくもない。
武藤敬司にはいつまでもスーパースターでいてほしい。
だから、成功してほしい。

 

白石体制・全日本にも、武藤派新団体にも成功してもらいたい。
そして、出来ることなら武藤が諏訪魔に言ったように、
「こんど会うときは、笑顔で会おう」となってほしい。


いやいや、もう一歩前進して、
「こんど会うときは、リングで睨み合おう!」
となってくれれば言うことなしである。


業界の現実は厳しい。
新日本もユークスに身売りしてから、
今日の独走態勢を作り上げるまで8年もかかった。

 

だからこそ、今からでも分裂を避けて元鞘となることが、
むしろ自然ではないかと私は思うのだ。


(略)


いずれにしろ、暗い話題に今のファンは背を向ける。
なにもお金を払って辛気臭いものを観にいく必要はないからだ。
明るく楽しく激しく、そして新しく…その合言葉は
全日本にも武藤派団体にも共通のものだろう。」


金沢氏も武藤を通じて白石社長とは10年前から知り合っていたのだが、白石社長の週刊ゴング復刊発言に関しては不快感を示していた、


白石伸生Facebook発言史http://shiraishifacebook.blog.fc2.com/で今までの白石社長の発言を振り返ってみたが、白石社長のFBでの発言はいったいなんだったのか?フラストレーションの捌け口だったのではと思う、金は出しているのに意見は聴いてくれない・・・武藤と内田氏とは昔からの知り合いなのに、武藤は内田氏の意見を尊重する・・・しかし武藤も素人である白石氏の意見は聞き入れるわけにはいかない、そのフラストレーションがFBでの発言に繋がったのではないだろうか・・・


 全日本の新体制は見た目は落ち着いたように見えて、課題もあれば不安要素だらけ、しかし長い目でみれば課題があった方が却って良いのではと思う、いや課題をこなしてもまた新しい課題が出てくる。白石社長が人材不足という大きな課題をどうこなしていくのだろうか・・・

PR

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。