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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

ジョー・ドーリングがエンジン全開で堂々の復帰!手負いの大仁田が秋山に洗礼!KAI、稔が古巣参戦!

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ジョー・ドーリングがエンジン全開で堂々の復帰!手負いの大仁田が秋山に洗礼!KAI、稔が古巣参戦!

1月2日 全日本プロレス「2017ニューイヤーウォーズ」後楽園ホール 1301人 満員


<アピール、コンメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇試合前◇
<2017年始あいさつ>
秋山準社長「皆さん、新年明けましておめでとうございます。今年、2017年は全日本プロレス設立45周年の記念イヤーとなっております。今年も全日本プロレスはリング上の戦いを中心に日々上昇していきたいと思っております。本年もご声援よろしくお願いします」


(全選手退場後、KAIが登場)
KAIは「皆様、新年明けましておめでとうございます。フリーのKAIです。そして、全日本プロレスファンの皆様、お久しぶりです!また全日本プロレスのリングに2月より上がらせていただくことになりました。秋山社長、ありがとうございます。このリングでやり残したことがあります。それは三冠のベルトを巻くことです。その戦いに入っていけるように日々精進していきたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします」


◇第1試合◇
▼20分1本
○青木篤志(9分44秒 アサルトポイント)X岩本煌史


【岩本の話】「(所属第1戦となったが?)やっぱり今までは他団体の選手として参戦させてもらっていた時と比べると、所属として全日本プロレスという看板を背負って戦うというのは、心の重圧がかかるもんだなって今、試合をして見て凄く痛感しました。やっぱり古くからあるこの全日本プロレスという大きなところに入ったからには、その名前を全日本プロレスの1人として守っていかないといけないし、もっと世間に名を広げていかなきゃいけないと思うし。『岩本煌史が全日本に入った、よかったね』で終わるだけじゃ僕は入った意味がないと思うんで。『岩本が入って変わってね』じゃなくて、『進化したね』って絶対言ってもらえるようになるまで、僕は結果も残すし、それを試合でお客さんに認めてもらえるように、これからも戦っていきます。(練習環境が大きく変わると思うが?)それで自分自身にプレッシャーをかけることもできるし、高いモチベーションというのを保てるものだと思うんで。それは僕にとって大変喜ばしいことだと思います。(環境によって特に違うことは?)やっていた場所も違えば、教えている人も違うんで、全部違うと言えば違いますけど、やっていることはプロレスという共通のことなので。プロレスというジャンルで共通しているだけで、練習はまた違うんで。今までやってきたことにプラスアルファになるだけなので、僕には得しかないです。(具体的な目標は?)自分はジュニアでやっていくという風に決めているんで。でも、もちろんヘビーにも負けないジュニアに。ジュニアだけで戦うジュニアじゃなくて、ヘビーとも十分戦えるジュニアでありたいし。2月にもジュニアリーグがあるし、世界ジュニアも今はDDTの石井選手に取られているわけなんで。明日、青柳選手が取るかどうかはわからないですけど。だから、ジュニアリーグも取りたいし、世界ジュニアも取りたいし、ヘビー相手にも通用するような戦いもしていきたいですね」


◇第2試合◇
▼30分1本
○青柳優馬 高尾蒼馬(9分56秒 片エビ固め)石井慧介 X阿部史典
※ロックスターバスター


◇第3試合◇
▼30分1本
崔領二 不動力也 ○田中稔(9分54秒 ミノルスペシャル)ゼウス SUSHI X中島洋平


【稔の話】「2013年の6月30日両国以来ですかね。3年半ぶりに古巣に帰ってきて。まあ、試合前にアップとかしてたら、メンバーも全然違うから懐かしいという感じもしないのかなと思ったんですよ、最初は。でも、いざリングに向かって、リングに上がって、あの全日本のマークが見えたら、なんか懐かしいなっていう。帰ってこないと思ったけど、よかったですね。まあ、いろんなメンバーがいるってさっき言いましたけど、ジュニアのメンバーが凄い充実してて。中島君もそうだし、どの選手ともやりたいんで。先がどうなるかわからないですけど、2月にジュニアリーグ戦とかあるんで、選んでもらえれば優勝をかっさらうと。でも、不思議と全日本時代にリーグ戦に4回出てるんですけど、どんなに調子いい時に出ても、決勝すら行ってないんです。魔物が住みまくっている印象があるんで。それを克服するためにも出たいなという気持ちはあります。お客さんからもブーイングじゃなくて、お帰りと言ってもらえたんで。なぜか洋平君からお帰りって言ってましたけどね。楽しかったです。1月ツアー全部出ますんで、よろしくお願いします」


◇第4試合◇
▼「新春大森祭り」スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
○大森隆男 征矢学 田村和宏(6分42秒 片エビ固め)宮本裕向 木髙イサミ X風戸大智
※アックスボンバー


(試合終了後、大森は征矢、田村とともに勝ち名乗りを受ける)
大森「2017年、新年早々、これ以上うれしいことはないぜ。このままの勢いで明日の世界タッグ、そして博多の三冠、全部まとめて獲りにいくからよ。よーくみといてくれよ!お前ら、今日はありがとう。これでまた俺たち一つになったんじゃないのか? じゃあ、いつものあれでいくか」


征矢「いつものあれって何だ?」


征矢を除く5人「俺たち、アックスボンバーズ!」 

【新春ワイルド劇場&田村の話】
大森「だから言ったじゃないか。俺はワイルドであり、そしてアックスボンバーズであり、ノー・フィアーであり、ワイルド・チャイルドで、それが俺なんだよ。よくわかっただろ?」


征矢「さっきの2つだけわかりました。アックスボンバーズとGET WILDはわかりましたけど、例えばノー・フィアー、ワイルド・チャイルド。パートナーがあなたのことをパートナーだと思ってないかもしれない」


大森「いや、そんなことはない」


征矢「確認取れたのか? ちゃんと年賀状で出したのか? 出してないだろ?」


大森「気持ちは繋がっている。そういう問題じゃねえんじゃないか?」


征矢「高山さんと中西さんに年賀状出したか?」


大森「正月だからって、年賀状年賀状って時節柄で攻めやがってよ」


征矢「大森さん、よく考えてください。アックスボンバーズでしょ? 世界の使い手…」


大森「そんなことより、田村の髪の毛をどうしてくれるんだよ」


田村「ああ、せっかくセットしてきたのに」


大森「髪が流れちゃったじゃねえか。せっかく正月だっていうのに」


征矢「南の真ん中あたりに赤くなっているヤツがいたぞ。アイツは子供だぞ? いいのか?」


大森「いつもユーが頭に巻いているヘアバンドとは違います」


征矢「あれとは大きさが違うか」


大森「あれを貸してやって、髪の毛を結んでやったらいいんじゃないか」


征矢「そんなんでいいのか。そのうち、田村選手がヒョウ柄のパンツをはくことになるけど、それでもいいのか?」


大森「それはわかんないぞ。お前がHEAT UPのパンツをはいている可能性もあるからな」


征矢「破ったらごめんなさい」


田村「僕はフワフワがほしいです、大森さんの(コスチューム)」


征矢「アックスボンバーズの話に戻していいですか。そもそもアックスボンバーの世界の使い手と言ったら、誰ですか?」


大森「大森隆男だろ」


征矢「もっと有名なヤツいるだろ? アックスボンバーの使い手がいるだろ?」


――ハルク・ホーガン?


征矢「そうだよ! ハルク・ホーガンがアックスボンバーズに入らないのであれば…」


大森「(さえぎるように)いやあ、今日も快勝だね。明日の世界タッグ、そして博多もまとめていくぜ」


※大森が先に去っていく


征矢「おい、失礼だろうが! ハルク・ホーガン呼んでこい。それでいいのか? アックスボンバーズ名乗れるのか?」


◇第5試合◇
▼アジアタッグ選手権試合/60分1本
[第100代王者組]○渕正信 大仁田厚(11分36秒 逆さ押さえ込み)[挑戦者組]秋山準 X井上雅央
☆渕&大仁田が初防衛戦に成功 


(試合終了後、大仁田は秋山と秋山とロープを挟んで視線を交錯さる)
大仁田「秋山さんよ、井上選手よ、よく聞け。プロレスは…プロレスは…プロレスは…何でもありじゃ!」

【試合後の渕&大仁田】
渕「やっぱり初防衛できたことは嬉しいね。大仁田厚選手と組んで。初防衛できなかったら本当のチャンピオンじゃないというのは昔から言われてたことだからね。それで凄くホッとしてるという。でも、きつかった。ちょっとあのチームを舐めてた部分があったけど、予想以上で」


大仁田「ご迷惑をかけて申し訳ありませんね」


渕「いやいや」


大仁田「もうつくづく思いますね。プロレスは何でもありだねっていう。すいません。レフェリーも5カウント以内だったら、反則も自由ですからね。全日本プロレスには、シークもいれば、タイガー・ジェット・シンも来ましたし、ブッチャーもいましたし、あらゆる悪役のレスラーがいたんですけど、その末端の一番末席に座らせていただいたら、ありがたいなっていう。もうちょっとブーイングをくれるとありがたいんですけど。だけど、すいません、渕さんのお荷物になりますけど、もうちょっと防衛戦を重ねて、引退までこのベルトの価値を高めて、下げていこうかなっていう」


渕「今日はつくづく思ったよ。タイトルを獲った時も、そして今回の試合にしても、彼のスタイルを否定できないよな。テレビで見て初めてわかったんだけど、今日にしても何にしても、彼のヘルプがなかったら、ハッキリ言って負けてたしね。今の俺の実力じゃ。彼はお荷物どうのこうのって言ってるんだけど、前回といい今回といい、助けられたっていう思いがあるから、否定はできないよな」


大仁田「渕さん、お荷物って言ってるけど、お荷物もたまには利用したら、中からドラえもんもポケットみたいにいろいろなものが出てくるから」


渕「今回も肝心なところはそっちでもらってて。逆に言ったら、俺がみっともない姿をさらけ出しちゃって、心配させたんじゃないかって。とにかく彼は腰を痛めていながら、一生懸命ね。こういうことを言っちゃダメだけど、アジアタッグが気になるって言ってね。全日本のためにお客さんを呼ぼうという思いはヒシヒシと感じるんです。マスコミの前でこんなことを言うべきじゃないかもしれないけど、俺は彼と40年以上の付き合いだから。一生懸命、ある面でプロフェッショナルだなって感心するところがありますよ。アメリカでも、彼のエネルギッシュな面で助けられたところがあるから」


大仁田「まあ、全日本プロレスは何でもありじゃないですよ。WWEやWCWがハードコアの世界のECWを飲み込んだように、全日本プロレスも太っ腹で、ハードコアの世界を飲み込んでくれれば、僕もありがたいなって。最初に場外乱闘に行った時、渕さんと秋山さんがリングでつっ立っている姿がとても滑稽でね。もうちょっと動いてくれよと思ったんですが」


渕「今日は秋山が怖かったんだよ。怖い秋山を見たという感じがあって。ハッキリ言って、まともに殴る蹴るでも思いっきりやられて、今現在、まあ彼の本意じゃないにしても、腰と首あたりが痛いよ。なんと言っても、彼(大仁田)は今年還暦とか言ってるんだけど、こっちはもうすぐ63だからな。でも、防衛できてよかったよ。ありがとう」


大仁田「まあ、プロレス界は世代交代の波が来てるんだけど、こういう人たちもいたっていうことだけは歴史に残していきたいなと思っているんで。こういった試合もあったよと。あと、気になったのはルールのことなんだけど、(ファンは)『リングでやれ、リングでやれ』って。だから、エニウェアを採用しなかった秋山社長に問題あると思うんだけど。カシンもわけのわからない出方をしたし。俺は今度エニウェアを取り入れなければ、出場する気持ちはない。渕さんと組む意味がない。僕は僕。渕さんは渕さん。俺は渕さんを尊重しているし、渕さんをある種、尊敬しているし。ただ、エニウェアを取り入れなければ、今後出場を見合わせることだってありえる。チャンピオンに権利があるわけだから。相手を選ぶ」


渕「そのうち、パートナーを選ぶ権利だってそうでしょ?(笑)」


大仁田「それはない。それは決定戦をやらなきゃいけない」


渕「渕じゃダメだって、パートナーを選ぶようじゃ」


大仁田「だから、エニウェア・ストリートファイト・バンクハウスじゃないと、俺は受けるつもりがない」


――有刺鉄線を持ち込んだことは快挙だと思うが?


大仁田「徐々に持ち込んでいこうかなと俺は思っている。ファンから『リングで決着をつけろ』という声が出たから。エニウェアだったら、何も文句はねえだろと。エニウェア・バンクハウス・ストリートファイトデスマッチ。それで受ける」


渕「前回といい今回といい、俺に(勝ち星を)取らせようという。取ってくれと言うのに、取られたらね。今回もなにか知らないけど、俺を、年寄りを男にしてやろうという。ある意味、彼の口とは反対に温情をちょっと俺は感じるんだけど。それは甘いか。今、ここで言っちゃあれだけど、『全日本のリングは渕に取らせる』という。そういうのはヒシヒシと感じる部分があるからね。いろんな面で、こうやってお客さんも来てくれて。きつい防衛戦だったけど、やり甲斐があった試合でした。初防衛できてよかったです」


大仁田「今日、ステロイドを3本打ってきたんですけど、奇跡的に腰痛が出なかったものですから。ありがとうございました」


渕「ステロイドと言っても、変なステロイドじゃないからな(笑)」


大仁田「他の人たちには死ぬぞって言われたんですけど」


渕「まだまだ。還暦なんだからまだまだこれからですよ」


大仁田「渕さんに言われたね。ありがとうございました」


渕「どうもありがとう。俺も腰痛いわ(笑)」

◇第6試合◇

▼ジョー・ドーリング復帰戦 スペシャル6人タッグマッチ/30分1本
諏訪魔 ○ジョー・ドーリング 佐藤光留(13分57秒 片エビ固め)宮原健斗 ジェイク・リー ×野村直矢
※フライングボディアタック 


[試合後の諏訪魔&ジョー&佐藤】
佐藤「今日はジョー1人でよかったんだよ。ジョー1人でも、あんなヤツらが3人まとめてかかってきても余裕だよ。何より俺もビックリしたし、諏訪魔さんもビックリした?」


諏訪魔「したよ。吹っ飛ばされたけど」


ジョー「ここに帰ってくることができて凄く光栄だ。これ以上の喜びはないよ。なぜ俺が戻ってきたか、理由は全日本ファンのみんなにアイ・ラブ・ユーを伝えるためだ。ビールで祝杯だ。チアーズ(乾杯)!」


※ビールで乾杯すると、先にジョーだけ去っていく


――ここまで回復しているとは思わなかった?


諏訪魔「凄いね。パワーアップして帰ってきたんじゃないかな? それでも身体能力はキープしているというか、破壊力が半端じゃないな」


佐藤「英語だけじゃなくて、もう人の感情がないな。とにかく暴走暴走だ」


諏訪魔「心強いよね」


――最強タッグに出られたのではないかというコンディションだったが?


諏訪魔「あとちょっとなんだけど、早めれば変わったかもしれないし。でも、最強タッグは最強タッグで去年のことなんで。今年のことは新たに全員揃ったんでね。ちょっと考えていることがあるという」


佐藤「全然ワイルドでも、ジョーの方がワイルドだって。本物だよ。あいつらワイルドはイミテーション。ジョーのは本物だからね。今までハンデをあげてたんだよ。Evolutionは。ジョーがいないという。それでどっこいどっこいだったんだ。もうジョーが帰ってきたら知らないよ。諏訪魔さんの心強さも倍だよ、これで。愛しさも切なさもないよ。心強さしかないよ」


諏訪魔「よく喋るな」


佐藤「何もしてないもん。全部ジョーがやったからな、今日。ちょっと野村触ったら、ジョーが出せって。やばいよ」


諏訪魔「三冠戦をまたね、いつかやりたいと思うよ、ジョーと。ただ、ジョーが揃ったからには、アイツも一緒にずっとやってきてくれて。最近、全日本プロレスが妙に動きがあるというかね。残った人間からすると、ちょっと思うところがある」


佐藤「昨年の今日を思い出します。残った人間…いなくなったじゃないですか?」


諏訪魔「ちょうど1年前、アキレス腱を切った。それで、今日こうやってリングに立っているわけで、言いたいことも言えるというか。残った人間としてちょっと思うところがあるというか」


――ジュニアも稔選手が戻ってきた。佐藤選手にとってはライバルになるが?


佐藤「田中選手に僕は1回も勝ったことないですからね。自分の興行にも勝ったことないし。もう1人いるでしょ? 赤いベルトを持って、アモーレアモーレ言ってたアホが。アイツはいつまでジュニアから目を背けるんだよ? 明らかにジュニアじゃん。もう自分の範囲でしか戦ったことがない。飛び出そうとしない。そのぶん、まだ青柳とかの方がちゃんとしている。あの赤いベルトを持って、適当に前半戦で遊んでいるアホがいるでしょ? あれをまとめて引っぺがしてやる。もちろん田中稔もそうだ」


諏訪魔「メンバー全員が思うところあるわけで、それは納得いってないよ、そんなの。ただもう、戦力的に整ったわけで、どんどん気に食わねえ奴は排除していく。実力行使。それでいいんじゃない? そこを一番見たがっているだろうし、俺自身納得いかねえよ、こんな状況。2017年は勝負するよ。全て懸けてやる。そのぐらいの覚悟でやってやるよ。いずれわかるよ。今日はそれぐらいにしとく」


【宮原の話】「いや、厄介なのが戻って来ちゃったな。厄介なのが…」


◇第7試合◇
▼新春無差別級バトルロイヤル
○大森隆男(14分44秒 横入り式エビ固め)×征矢学


(バトルロイヤル終了後)
大森「2017年、全日本プロレス初戦にご来場くださいまして、誠にありがとうございました。今のバトルロイヤルを見てもわかる通り、最初に真実を貫き通したものが、最後はこうやって賞金を手にするんですよ!でも、本当の俺にとってのお年玉は明日の世界タッグ、そして博多の三冠。これは絶対に手に入れます!今年も全日本プロレスを応援よろしくお願いします!」


【大森の話】「バトルロイヤルを優勝して、こうやって賞金を手にして本当に縁起がいい。2017年、今年は秋山準、大森隆男は25周年、全日本プロレスは45周年。全日本プロレスにとってこの年は、後々語り継がれるそんな年になる…じゃなくて、俺たちがそういう風にする。今年は歴史に残るような年になります。全日本プロレスにとって。今後、応援よろしくお願いします。(世界タッグ戦を前に、征矢選手との関係に不安の残る試合となったが?)ちょっとなだめてね。なだめれば機嫌を直してくれると思います」



 全日本プロレスの2017年度が開幕、秋山社長が新年の挨拶の後で昨年でWRESTE-1を退団しフリーとなったKAIが現れ、2月の「2017エキサイトシリーズ」から参戦を表明、三冠挑戦を視野に入れていることを明かした。
 KAIは武藤敬司体制の全日本プロレスでデビュー、2013年度のチャンピオンカーニバルでは潮﨑豪を降して優勝決定戦へ進出するも秋山に敗れて準優勝に終わった、本来なら準優勝という実績を引っさげて三冠へ挑戦してもおかしくはなかったのだが、6月に分裂騒動が起きKAIは武藤に追随してWRESTE-1の旗揚げに参加した。KAIにしてみれば三冠挑戦は忘れていた宿題みたいなものなのかもしれない
 第3試合では同じく元WRESTE-1で全日本にも属していた稔も3年半ぶりに全日本に参戦、ランニングローキックを打ち込んでくる中島にハイキックを浴びせ、最後はミノルスペシャルで勝利を奪い、2月シリーズに開催されるジュニアリーグ「Jr. BATTLE OF GLORY」に参戦を示唆した。
  ただセミを終えた諏訪魔が間接的に稔、KAIが参戦することに不快感を示した、今までWRESTE-1に関しては諏訪魔は口を閉ざしてきたが、諏訪魔にしても残った自分らが全日本を守ってきた自負があるのも事実である、現時点では諏訪魔は征矢を含めた元全日本勢とは絡む機会がないが、絡むときは容赦なく痛めつけるという警告みたいな発言なのではと思う。


 第1試合では1月1日をもってスポルティーバエンターテイメントの岩本が全日本に正式に移籍、初戦で青木と対戦した。腰攻めを展開する青木に対し岩本はランニングエルボーで反撃、串刺しバックハンドエルボー、顔面への低空ドロップキック、ニードロップと攻め込むが、青木はレッグラリアットからミサイルキックと反撃を断ち切る。
 岩本は払い腰こと孤高の芸術を決めてから肩固めで捕獲、青木はロープに逃れるとニーアッパーからラリアットを放ち、ジャーマンを狙うが、サムソンクラッチで切り返した青木は顔面への低空ドロップキックを放ち、バックドロップ、ラリアットと畳み掛けてからアサルトポイントで3カウントとなり、移籍初戦を勝利で飾れなかった。


 第5試合のアジアタッグ選手権は秋山はカシンを従えて登場し、カシンがそのままセコンドに着くと、対する大仁田は邪道軍と共に登場し有刺鉄線バットやギターを持参、カシンは大仁田ののぼりをヘシ折って認定書を破り捨てて大仁田を挑発した。
 開始となると大仁田は井上を場外へと引きずり込みで痛めつけるが、カシンは大仁田側のセコンドであるパンディータを襲撃してそのままバックステージへと引きずり込んでいく。
 その間に大仁田がテーブルをリングに投入し井上にテーブル攻撃を狙うが秋山がカット、しかし渕が秋山を排除すると、大仁田は井上にテーブル貫通パイルドライバーを敢行して突き刺す。
 そこで秋山がカットに入り、骨折してる腰に容赦なくストンピングやニードロップを落とし、大仁田も急所打ちで反撃して、コーナーに設置された有刺鉄線ボードに秋山を叩きつけようとするが、秋山は切り返して逆に大仁田を有刺鉄線ボードへと叩きつけるも、井上が串刺し式オリャーラリアットを狙って突進すると、大仁田がかわして有刺鉄線ボードへと直撃する。
 交代を受けた渕は有刺鉄線の洗礼を浴びた井上にボディースラムを連発してからドロップキックを発射、秋山にも狙うが逆に投げられ、それでも渕は秋山にボディースラムを敢行、だが秋山も場外へと渕を出し場外ブレーンバスターを決める。
 秋山はリングに戻ろうとすると、大仁田が机の破片で強襲、更にギターショットを狙うが、秋山がガードして奪い取ると大仁田の脳天にギターショットで一撃する。
 秋山は孤立した渕のドロップキックをかわしてランニングニーを放つと、フロントネックロックで捕獲、そしてエクスプロイダーを決めるが渕は必死でキックアウト、秋山はもう一発を狙うと井上を振り切った大仁田が赤い毒霧を噴射してカットに入り、交代を受けた井上もオリャーラリアットからアルゼンチンバックブリーカーを狙うが、阻止した渕はバックドロップを決め、大仁田が秋山を場外に引きずり出して痛めつけている間に、渕が井上に首固めの連発から逆さ押さえ込みで3カウントを奪って王座を防衛、試合後も大仁田は秋山に対してもマイクアピールをして試合を締めくくった。 


 第6試合の1年半ぶりに復帰となるジョーの復帰戦が行われ、ジョーは毛皮のコートとテンガロンハットを着用して入場しコールの後でファンからのメッセージ入りEvolutionフラッグを掲げた。
 先発は宮原と佐藤でスタートも、宮原は控えるジョーを挑発、交代を受けたジョーは宮原をショルダータックルで場外まで弾き飛ばし、フェンスに叩きつけ、ジェイクに対しても諏訪魔とのダブルタックルでなぎ倒し、諏訪魔とのトレイン攻撃やダブルフォールアウェイスラムを決めるなど好調ぶりをアピール。
 終盤でもジョーは志願して佐藤から交代を受け野村を攻めたて、諏訪魔が野村を羽交い絞めにするとジョーはラリアットを浴びせて諏訪魔まで吹っ飛び、後頭部を強打してダウンしてしまうが、それでもジョーの勢いは止まらず、最後はフライングボディアタックで3カウントを奪い、復帰戦を堂々の白星で飾った。


 メインの新春恒例のバトルロイヤルには試合が組まれなかった西村修、ブラック・タイガーⅦ、DDTの入江茂弘が参戦し和田京平レフェリーや阿部レフェリーもロープ渡りに挑戦して場外へと転落し二人共オーバー・ザ・トップロープで退場という前代未聞の大波乱?が起き、ブラックⅦも「DDTは誰が作ったかわかるか」とDDT勢と共闘し、征矢とも「俺たちW-1だろ」と共闘を迫るなどバトルロイヤルを荒らしまわる。
 最終的には大森、征矢、入江が残り、大森と征矢は結束して入江を攻めるかと見せかけて征矢があっさり裏切り大森を攻めるも、大森は二人を両腕アックスボンバーで制裁し入江をエプロンへと追いやる。
 そこで征矢の指示で大森が入江にアックスボンバーを狙うが、入江がロープを下げて大森をエプロンへ出し、また征矢が裏切って二人まとめてワイルドボンバーで退場を狙う。しかし大森だけがかわし入江もロープに脚をかけた状態で粘り、征矢が入江を蹴落として退場へと追いやったところで大森が丸め込んで3カウントとなりバトルロイヤルは優勝するも、裏切りの連続をやらかしたGET WILDは世界タッグ王座奪取に向けて不安を残してしまった。

 今年も様々な選手が参戦する全日本マット、果たしてどういう1年となるか…

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