今年のキーワードは“天龍”、2015年度のMVPはオカダ・カズチカ!
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今年のキーワードは“天龍”、2015年度のMVPはオカダ・カズチカ!
☆東京スポーツ新聞社制定『2015年度プロレス大賞』選考結果
▼最優秀選手賞(MVP)
オカダ・カズチカ
▼年間最高試合賞(ベストバウト)
オカダ・カズチカvs天龍源一郎
※11月15日・両国国技館、天龍引退試合
▼最優秀タッグチーム賞
大仁田厚&長与千種
▼殊勲賞
鈴木みのる
▼敢闘賞
岡林裕二
▼技能賞
本間朋晃
▼新人賞
該当者なし
▼女子プロレス大賞
紫雷イオ
▼特別功労賞
天龍源一郎
【オカダ・カズチカ会見の模様】
――MVP獲得となったが?
▼オカダ「2015年の活躍が評価されてうれしいですし、新日本プロレスを引っ張ってきた自負もありますので。2年ぶりですけど3回目。これからもまだまだ引っ張っていきます」
――3度目の受賞は4位タイ(※1位はA猪木6回、2位は武藤敬司、天龍源一郎の4回)で、棚橋弘至、故ジャンボ鶴田さんと並んだが?
▼オカダ「一番悔しいのは棚橋さんじゃないですかね? 並ばれてしまったと。まぁ、僕は並んだつもりもないですし。トップ(アントニオ猪木)が6回ですよね? もう3回獲っちゃいましたから、その記録は超えるでしょう」
――ベストバウト獲得は3度目で2012年に続くMVPとの2冠となったが、ベストバウトに天龍戦が選ばれたことについて?
▼オカダ「正直複雑ですね。天龍さんと試合をした時もそうでしたけど、“今のプロレス"を見てもらいたい気持ちもありましたし。それこそ棚橋さんだったり、中邑さんだったりAJだったり…今やってる人たちとの試合をベストバウトに選んでもらいたかった気持ちはありますけど、天龍さんとやることで昭和のプロレスファンの人たちにも今のプロレスが響いたという風に思って、その結果、今のプロレスを評価してもらえた…と解釈します」
――1・4ドームに向けて改めて?
▼オカダ「やっぱり東京ドームがプロレス界で一番注目されるイベントだと思いますし、チャンピオンであり、MVPである僕が『チャンピオンって凄いんだ、MVPって凄いんだな』と思わせなきゃいけないですね」
――天龍戦の反響を感じた?
▼オカダ「正直、僕の中ではベストバウトではないですね。もっとキツい試合はありましたし。それでも普段連絡ない人から『見たよ』と言われたりしたので、いろんなところに響いた試合だったんだな、と思いますね」
――MVP選出の理由を自分なりに考えると?
▼オカダ「なんだかんだ話題にはなってきたと思いますし、東京ドームでは、泣いてないですけど『泣いた、泣いた』って言われて…。ファレをツームストンを投げたのも自信になりましたし、大阪城ホールを超満員にして、G1も優勝は出来なかったですけど自分で盛り上げた自負もありましたし、アメリカ、カナダ…いろんなところにも行かせてもらいましたから。2015年、一年中盛り上げた自負はありますね」
――ここ5年は「オカダか棚橋」がずっとMVPを受賞し続けているが、その決着もドームでつける?
▼オカダ「そこで決着つけられるか分からないですけど、やっぱり僕と棚橋さんがプロレス界のトップだと思ってますし、東京ドームでは『やっぱりオカダだな』と思ってもらえるようにしたいと思います」
――来年の抱負を
▼オカダ「MVPとしてプロレス界をもっともっと盛り上げていきたいですね。新日本プロレスだけじゃなくて、『プロレスってやっぱり凄いんだ』っていうのを世間に響かせていきたいですね。…あと、リング上の話以外…プライベートの話をしてもいいですか? そろそろ結婚したいっす(笑) 相手がいるわけじゃないんですけど…。リング上はこれだけいろいろと獲ってますし、また一歩上に行くとなると、プライベートも充実させていかないといけないのかな、と。人として成長したいですし。理想のタイプ? 特にありません…(笑)」
【天龍源一郎会見の模様】
――オカダとの引退試合でプロレス大賞ベストバウトを受賞したが?
▼天龍「第一報を聞いた時はちょっと驚いたのが正直なところでしたけどね。それからじわじわと…俺、うれしかったのがね。ご覧になってる皆さんが決して動きの派手じゃないプロレスで気持ちをベストバウトに選んで頂いたのが凄くうれしいですよね。言い方を変えれば決して平成のプロレスではないプロレスがベストバウトに選ばれたのがうれしいと同時に、少しは皆さんの気持ちに俺たちの魂が届いたのかなと思う。これで本当に心置きなくプロレス界を去ることができますよ」
――試合前にベストバウトを狙う」と宣言していたが?
▼天龍「あれはね。自分に発奮材料を与えるつもりで言ったんですけどね。季節もいい頃で、皆さんの心に残ってくれたっていうのがありがたいですね」
――前回ベストバウトを受賞した99年と同じく宣言通りの受賞となったが?
▼天龍「俺、予知能力あるのかな(笑) これからそれでメシくっていくかな」
――相手の存在もあったが?
▼天龍「そうですね。オカダ・カズチカ、現IWGPチャンピオンとやるということがお客さんの興味を引いたのと、平成のプロレスでチャンピオンであってというのと相まって俺が昭和の名残を残してるというので、皆さん、どういう仕組みのプロレスをやるのか想像つかなかったっていうことが逆にインパクトを与えたのかなと思ってます。皆さんの中で想像ができる試合だったら、想像と違ってたらガッカリしてたかもしれないし、期待に応えたらもっともっとという気持ちがあったと思うんですけど、何がどうなるか、かみ合うのかわからないというところで及第点になったのが皆さんの記憶に残っててベストバウトになったのかなと思います。俺はやるだけのことやったから。会見で言ったようにスッキリしたというのが正直なところでしたよ。やりたいことは全てやり遂げたという、そういう気持ちだけでしたね。それよりも負けたとか、いろんなことの方が相まって癪に障ったというのが正直なところでしたよ。早く家に帰ってさっぱりしたい、そんな感じでしたよ。一切、そういうプロレスの記事は排除してたんですけど、取材の時、倒れてる俺にオカダが頭を下げた写真をみて、何かちょっと違った感情がわいてきましたよね。俺はやるだけのことはやったんだなという、達成感というのがありましたね」
――引退試合がベストバウトに選ばれるのも前代未聞だが?
▼天龍「また65歳でね。これも俺らしくていいんじゃないですかね。また一つ冥土への免罪符ができましたよ。これで地獄に行くことはないでしょう」
――第一報を聞いた時は?
▼天龍「俺は(嶋田紋奈)代表とハイタッチしましたよ。イケてるねぇ、クールだよって。ウチの女房に電話して、女房も喜んでくれて、『今日は辛口のビールを用意してる』って言ってましたよ。祝杯? 祝杯っていうか飲みますよ」
――平成へのバトンタッチともなったが?
▼天龍「言葉としてはあれですけどね。これから彼があと何十年プロレスやっていくかはわからないけど、悩んでっていう人生がここから始まると思ってますよ。トップの気持ちはトップを獲れた奴しかわからない。ここからが彼のプロレス人生のスタートだと俺は思ってますよ。でも、それにふさわしいということなんじゃないですかね」
――9度目のベストバウトで史上最多だが過去のベストバウトの中でも特別?
▼天龍「やっぱり引退試合で65歳でベストバウトもらったのは感慨深いですね。でもいやらしい男だと思うよ、俺は。引退試合でベストバウト獲って、こんな気障な奴いないよ」
▼天龍「そこは何もないですよ。ただ、先ほどの話と重複するけど、えてしてハイスパートのプロレスがプロレスファンって好きなのかと思ったら、意外と心を打つプロレスも好きな人たちがいるんだなってことを今の若い人たちもわかれば、プロレスが原点回帰するのではないかなと。そういう気持ちもあります。これ以上いったらレスラーの寿命が短いのか、本当に言葉として適当かわからないけど、こんなに死と隣り合わせの職業なんて真っ平ごめんだと思ってますよ」
――特別功労賞も獲得し、ジャンボ鶴田と並ぶプロレス大賞22個目の受賞になるが?
▼天龍「あぁ、そうですか。最後の最後で並んだと。でも抜いてないんだろうな。だって彼はどんだけ早くリタイアしてんのよ」
東京スポーツ選定の2015年度プロレス大賞が発表され、オカダが2年ぶり3度目のMVPを獲得、ベストバウトも天龍の引退試合であるオカダvs天龍が選ばれ、オカダは二冠となった。
MVPは1年間フルに活躍した選手に選ばれるのだが、オカダは1年間フルに活躍したのかというとそうでなく、自分はNOAHマットで活躍した鈴木みのるが本命だと思っていた。オカダの選ばれたのは今年は天龍引退イヤーということで天龍の引退試合の相手を務め介錯をしたことが一番の要因になっているという。天龍も候補に入っていたが今年は天龍引退イヤーとはいえ天龍は引退した選手ということを考えるとオカダになったのかもしれない。
三賞は鈴木はNOAHでの活躍、岡林は大日本のストロング部門の躍進、本間は結果を出せなかったけどファンからの支持とリング外(TVなど)の活躍を考えると妥当なのかもしれないが、タッグと新人賞また女子に関しては不満が残る結果に、タッグに関しては土井成樹&YAMATOが競っていたのだが話題性を重視されたのか大仁田&長与が受賞、新人賞はDDTの樋口和貞やZERO1の磐城利樹なども候補に入ってもおかしくなかったのだが該当者なし、女子はセンダイガールズの里村明衣子が選ばれないなど不満が残る結果となった。
ファンも“なぜこの選手が選ばれないの”“他の団体もしっかり見ているのか”という意見もあるが、まだ一部のマスコミには“昭和”を引きずっている感じもするし、天下の東京スポーツを始めプロレスマスコミも完璧ではないことを感じさせた。
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