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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

プロレス2015① 世IV虎vs安川惡斗ケンカマッチ事件・・・世間の声に押されての消化不良

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プロレス2015① 世IV虎vs安川惡斗ケンカマッチ事件・・・世間の声に押されての消化不良

  自分はちょうどWRESTLE-1大阪大会を観戦するために大阪を訪れていたが、Twitterを見ると「世IV虎が安川惡斗を潰した」「セメントマッチだ」というつぶやきが出ていた。何事だと思ったら週プロモバイルを見た。

 

試合を改めて見てみた、睨みあいから試合がスタートするも惡斗がいきなりパンチを放ったに対して、世IV虎は今までの感情を爆発させたかのように何度も殴り、世IV虎は首投げからグラウンドに持ち込んでも殴り続け、裁いていた和田京平レフェリーも世IV虎が感情的になっているのを察していたのか「おまえは王者なんだぞ」と必死で宥め、一旦両者を放し試合は中断したが、惡斗の顔面は既に腫れ上がっていた。
本来ならここで試合を止めても良かったのだが、惡斗が試合続行を訴え、京平レフェリーも本人の意志と選手権を成立させるために試合再開、再び世IV虎がグーパンチで倒すと馬乗りになって何度も張り手を浴びせ、京平レフェリーは再び試合を中断し惡斗は場外へエスケープ、惡斗は試合続行を訴えるも既に顔面をボコボコに腫れ上がった惡斗の顔を見た京平レフェリーはこれ以上続けるのは無理と判断、セコンドの木村響子にタオルを投げるように命じ、木村がタオルを投入、TKOで世IV虎が防衛となったが、惡斗は頬骨、鼻骨、左眼窩底骨折、両目の網膜振盪症の重傷を負った。


事件は思わぬ形で波紋を呼び、惡斗に仕掛けたとして世IV虎だけでなくスターダム側にまで非難が集中、裁いた京平レフェリーにも「惡斗潰しに加担したのでは?」として非難が及んだ。


なぜこんな事件が起きたのか、惡斗は世IV虎と夏樹☆たいようのユニット“川崎葛飾最強伝説”の一員だったが惡斗が一方的に「カワカツのパシリを卒業したい」離脱してからだという。
 惡斗は2013年11月にワンダー・オブ・スターダム王座を奪取し、2014年4月に世IV虎の挑戦を受けるはずだったが、惡斗が甲状腺の悪化により緊急入院したため王座は返上し試合は中止となった、自分の推論だが世IV虎は“惡斗は逃げた”と思ったのではないだろうか・・・


そして惡斗が復帰し今年1月にワールド・オブ・スターダム王者となっていた世IV虎に挑戦を表明、この時世IV虎は「オマエなんて秒殺だよ。」「眼中にないですけど自分の眼中に入ってくるならアイツを潰すだけなんで。」と返したが、映像で見る限りでは不穏なものを感じさせなかったが、惡斗が調印式をインフルエンザで欠席すると、世IV虎は調印書にサインしないという事態が発生、世IV虎は“あの時のように逃げたのか?”という思いがよぎったのか・・・


数日後に世IV虎が謝罪会見を受けて、自分は世IV虎が反省しているとして判断したが、今思えばリングで起きたことは全てプロレスであるのに、リングに起きたことに対してファンや世間の声に押された形での謝罪会見だったのではと思う、王者でありながら自分の感情をコントロール出来ず暴走した世IV虎は反省すべき点もある、ただプロレスのリングに起きたことに世間の声に押されていいのかという疑問点も出てきてしまう、謹慎処分となった世IV虎はしばらくして引退に近い形でスターダムを去っていったが、世IV虎にしてみれば団体が庇ってくれなかったことへの不信感もあっての退団であり、またプロレスに対する不信感を抱いて去ってしまったと思う。


スターダムは世IV虎事件を理由にそれまでエースだった高橋奈七永も退団したが、これは世IV虎事件とは別にスターダムと高橋側の確執も絡んでの退団だったが、コグマの退団も含めてスターダムは世IV虎事件を契機に抱えていた諸問題を一掃したような感じもする。


そして12月20日20日の後楽園大会で惡斗が引退することでケンカマッチ事件は結末を見ないまま終結するという形で終わる、惡斗は和解を臨んでいるが、世IV虎が姿を現すなら惡斗も心置きなく引退できるし、ファンにとってもモヤモヤも少しは晴れるかと思うが・・・

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