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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

拳剛も離脱…デビュー20周年のTARUは一人でブードゥー・マーダーズを背負っていく

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拳剛も離脱…デビュー20周年のTARUは一人でブードゥー・マーダーズを背負っていく

9月2日 「TARU20周年興行~悪そうなヤツは、だいたい友達~」新宿FACE 266人 満員


<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼悪そうなヤツらの華麗なルチャ/20分1本
○ツトムオースギ ヘラクレス千賀(5分37秒 ウラカンラナ)佐藤悠己 XCHANGO


◇第2試合◇
▼喧嘩上等!!悪そうなヤツらの因縁対決!/20分1本
○フジタ“Jr"ハヤト(11分47秒 片エビ固め)X拳剛
※ヘルム


(試合終了後)
ハヤト「第2試合で空気も読まず、勝っちまって、しかもマイクを持つなんて、本当にありえないんですけど、ちょっとだけ時間をもらいます。まずTARU選手、20周年おめでとうございます。そしてこんな素晴らしい大会で、こんな俺を使っていただきありがとうございます。きょう試合が組まれて、試合が終わったら、勝っても負けても言おうと思っていたことがあります。拳剛、みちのくプロレスに来て、俺たちBADBOYと一緒に、組みますか? 組みませんか? いや、組みましょう。たまたま、見てくれもこんななんですけど、同じような匂いがプンプンしますし、この次の次、BADBOYほかの3メンバーも出るんで、俺と組んでセコンドにつこうか。どうですか?」


(TARUが花道に来る。)
TARU「拳剛、情けないのうオマエ。負けたんか? オマエみたいなもんはブードゥ・マーダーズに必要ないんじゃボケ! オマエはさっさとどっかいってまえ、ボケアホ!」


 【試合後のハヤト、拳剛】
ハヤト「この対戦カードが組まれて、その前からもZERO1の会場でちょくちょく会ったり、舎人興行で対戦相手としていたりしてて、拳剛がケガして帰ってくるまで待っていようと思ってたら俺もケガして、タイミング的に俺がちょっと早く復帰して、いつか帰ってきたら熱い試合ができればいいなと思ってて組まれた試合で。試合するまではもちろん負けちゃいけないし、負ける気もないし。かといって胸を貸すつもりもないし。みちのくにBADBOYというユニットがあって、似たような雰囲気で、似たような面構えで負けん気も強いし。BADBOY4人でやってきて、別に4人でもいいかなと思ってたけど、新しい顔が入ればみちのくも盛り上がるし、メンバーに入れたいのは誰だろうと思ったら拳剛だった。俺たちよりももっともっと上の先輩たちと一緒に動いてきて、やりにくかった部分もあるだろうし、俺らが誘ったことによってそこから抜けなきゃいけない。今日一番大変だったのは拳剛だと思うし。でもあれぐらい上の先輩たちと一緒にいたら、そこを立てるためだけのレスラーになってしまうから。俺たちは、俺らみたいな中堅ぐらい…自分の中では若手だと思ってるけど、中堅になりつつあるレスラーぐらいのところが目標じゃ、俺たちの上には到底勝てないよ。俺らがガキの頃から見てた人たちを倒して、『オッサンお疲れでした』って言ってあげた方がいいと思うし。そういうためにBADBOY、いやみちのくプロレスってレベル超高いから。みんないろんなところでもまれて、いろんな人たちとやってもまれて負けて悔しい思いして。そこで得たうれしかったこともあるだろうし。そういったレスラーと試合した方がためになると思って誘った。プライベートは仲いいし。でも仕事になったらそこは関係なくできちゃうところもBADBOY寄りだと思うので。俺が誘えば来てくれると思ったし、今日に関してはBADBOY4人揃ってるんで。アニキたちのセコンドについて、すぐそこで勉強ができるいい機会なんでよかったですよ」


拳剛「紅白プロレスでBADBOYとブードゥーの抗争というのがあって、それ以前にも舎人一家興行で村上和成&フジタ“Jr"ハヤトvs長井&拳剛という試合があって、そこで初めて試合してんけど、この人は半端ないなという印象で、今日までフジタ“Jr"ハヤト、一切衰えることなく、やっぱり強いし、BADBOYというユニット素晴らしく魅力に感じます。ブードゥーもずっとそうやったけど、BADBOYは仲良しこよしだけのユニットじゃないから、みんなそれぞれがライバル。俺がここに入るからって一切、俺は下手に回るつもりないし、ほかの4人よりも俺が一番強いって自信もって言えるように、これからも頑張っていくつもりやし。BADBOYだけじゃなくみちのくプロレスも俺が引っ張っていくつもりで東北参戦、今日決意しました。オジキああやって言ってたけど、ホンマに今日までこんな出来損ないの俺をよく面倒見てくれたなと思います。オジキがいたから今の俺がいるし、ブードゥーでやってきたことに自信もってるから。もちろんみちのくには凄ぇ先輩いっぱいいるの知ってるよ。でも俺だってDIAMOND RING、ZERO1、天龍プロジェクト、メビウス、ダブ、いろんな団体に上がってきて経験に自信持ってるし、それを東北でみせるだけです」


ハヤト「まぁ、勝手に俺が言っちゃったんで、みちのくには何も言ってないんで。でもいいんじゃないですか、みちのくも俺とか卍とか、南野タケシ、Ken45°に任せてると思うんで。みちのくも試合いっぱいあるし、そこでいろいろ勉強してもらえればいいなと思いますし。みちのくの今のチャンピオンはやばいからね。それはたぶん一番知ってると思うし、みちのくのトップになって帰ってくると言った以上、卍丸とは同じチームだけど、やらなきゃいけない時もくるし。これからみちのくプロレスが面白くなりますよ。こういう場を借りてみちのくの宣伝をしちゃう俺とか、やばいですよね。空気を読まない。みちのく最強のチームなんで、ようこそ(と拳剛と握手)」


拳剛「TARUさんとはこれでお別れということになりましたけど、TARUさんへの恩は忘れてないんで、何かあったら俺はいつでも力を貸しに帰ってくる。ありがとうございました」


◇第3試合◇
▼悪そうなヤツらはランバージャックSM&カマ地獄スペシャル4WAYマッチだ!/無制限1本
○関本大介(11分25秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド)×忍
※あと2人は大鷲透、円華


◇第4試合◇
▼悪そうなヤツら集結!バッドボーイvs魔界水軍 仁義なき戦い/30分1本
九鬼義隆<葛西純> 村上武吉<真霜拳號> ○俵藤太<バッファロー>(12分24秒 エビ固め)XKen45°卍丸 南野タケシ
※スピアー


◇第5試合◇
▼THE 女子プロ…金曜日の悪そうな女たち!/30分1本
○ジャガー横田 藪下めぐみ(分秒 ラ・マヒストラル)ダンプ松本 ×ライディーン鋼


◇第6試合◇
▼クソ感謝。〜20年の軌跡〜/60分1本
○ウルティモ・ドラゴン KAMIKAZE TAKAみちのく(17分51秒 ラ・マヒストラル分秒)×TARU 諏訪魔 菅原拓也


(試合終了後)
TARU「どいつもこいつもクソヤローが! 京平、足痛い言うたやろ! ロープ触ってるやろ! クソ、オマエ呼ぶんじゃなかったわ(場内笑)。20年の恨み、きょう晴らすことないやろ! 俺もオマエも、十分あの事件で反省しとるのや。まあ、最後にマイクを持って何かしゃべって、きょう来てくれたクソヤローどもに何かしゃべらなアカンから言うけど、オマエらその前にきょうはこの俺と、組んでくれた諏訪魔に拍手! 諏訪魔、よう来てくれた。ありがとう。それと菅原、いつも俺を見守ってくれて、ありがとう! きょうはホントに俺の20年ということで、20の成人式いうことで、KAMIKAZEのアニキ。いつもはこっち側にいるけど、敵になってくれて思いっきりやってくれてありがとう! やっぱりアニキは年下やけどアニキやね。これからもずっとアニキでおってくれ。久しぶりやったな、涙出そうになったわ。ROD、TAKAみちのく。久しぶり、ブーブーモーモーズ聞いたわ。言っとくで、ブードゥ・マーダーズやからな。それよりきょうは俺の大師匠…そう、こうやって20周年、オマエらの目の前にこうやって足痛めたけど、立てたのは、この人のおかげや。ウルティモ・ドラゴン校長、ありがとう!(ウルティモはソンブレロをTARUの頭に)一番似合わへんやつや(苦笑)。どうでもええから、きょうは被っとくわ。
いろんなことあって20年、きょう一日でオマエらに伝えることはすげえ難しいし、限られた時間でやらなアカンのもホント悲しいけど、そのへんプロレスファンの、TARUファンのオマエらやったらわかってるやろ。20年は一生に一回しかないからな。きょう来た客は、来なかった客に、思いっきり自慢したれや。普段はのう、ヒールでブーブー、ブーブーモーモーズじゃないけど、言うとるけどよ。きょうだけはオマエら全員にクソ感謝や。ホントおおきに。そういうことできょう集まってくれた選手、一回全員集まってくれや。こんなことはめったにないからよ。(選手たちがリングへ)悪い者ばかり集まって語ることもないから、写真に収めてきょうの記念に持って帰ってくれ。拳剛もみちのく行って頑張れよ


【試合後のTARU&諏訪魔&菅原】
TARU「せっかくの20周年、俺が勝ってみんなに『これでこそブードゥー・マーダーズ』ってみせたかったけど、拳剛にあんだけ言って俺がこのザマで申し訳ないけど、これもプロレスっちゅうことで、今日は役者が多いわ。俺の出る幕やなかった。でもあんだけ足痛い、体硬いからやめろって言ってんのに、(和田京平レフェリーは)ロープ握ってもブレークせんかった。あれワザとや。20年の恨みやな。(諏訪魔と菅原に向かって)今日はホントありがとう。来てくれてうれしかったわ。この3人揃ったらホンマならプロレス界で最強やけどな。校長にも負けんつもりやったけど、校長は華あるな。俺も衣装にスパンコールつけるか。今日は感無量や。おおきに。みんながいたから俺の20周年ができたっちゅうことは間違いない。そういうこっちゃ。二人に俺の悪口を聞いてくれ


諏訪魔「ヒールの20周年、どうなのかなって思ったけど、めちゃくちゃのヒールっぷりの試合になるのかなって楽しみにしてた。そこはヒールを越えた男の背中をみせてもらって勉強になりました。まだまだ20周年目指して頑張りたいと思います


菅原「20周年っていったらイチ通過点で、これから憎き大仁田もいるし、これを通過点にこれからまだまだTARUさんと一緒に生きたいと思います。おめでとうございます」


――20周年を迎えられた秘訣は?


TARU「金村キンタローが俺に『プロレスラーは絶対引退したらあきませんよって言っておいて、引退するからな。でも藤原組長、藤波さん、みんなまだ頑張ってるからね。俺みたいな中堅クラスがブーブー言うとったら申し訳ないから、今の若い奴らにもっと怖いジジイをみせてやらんと。女子の試合も凄かったでしょ。本当の女子プロレス。今日の興行、俺は見てて楽しかった。こういう面白いのがあるからまたプロレスやろうと思うし。楽しい時の感覚が忘れられへんし、生きがいがあるからやってると思うし」


――これからも生き方は変わらない?


TARU「もちろんや。ヒール一本で。たまにバッファローと外れたみたいなことやってるけど、それも全部ヒールの肥やし。いかに悪いことするにはどんだけいい人ぶるかも勉強やし。生きてること全てが勉強。生涯ヒールや。腕に彫ったろか『生涯ヒール』って」


――25周年、30周年を目指す?


TARU「月並みな言葉でみんな目指すって言って、やれたらありがたいことやけど、俺は地震4回も経験してるからね。いつ何時、死ぬかわからんからね人間は。今こうやってインタビュー受けとっても、この帰りに交通事故にあって死ぬかもしれん。だから明日のことはわからへんから、今全てを全力で生きようと。この年になって、20年を迎えて毎日毎日、目覚めたら頑張ろうと思いますよ。体が痛くても。拳剛もみちのくに行ってどこまでやれるかわからへんし、自分が試したいことを自分で確認してやっていかんとあかんし、俺もそうやって自分で確認してやってきた20年やったから。かわいい子には旅をさせよというか、そういう感じであいつにも飛び出してほしい。ブラザーもそうやったし。ブードゥーってユニットやけど、仲良しこよしやないからね。自分が思ったところに行ったらええし、何か困ったことあったら言えばええし。BADBOY、まれに見るええチームやと思う。だから勉強してきてほしい」


※拳剛がやってきて
拳剛「オジキ、今日までありがとうございました!」


TARU「いつまでもブードゥーにおってもしょうがないしな、俺は弱い奴、好きやないねん。東北でも行って勝手に死んだらええと思うわ。それがお前が選んだ道やからな。どこでも行ってこい。金輪際、ブードゥーには戻ってくるなよ」


拳剛「頑張ってきます! お世話になりました!(と去るTARUの背中に向かって一礼)」


 TARUのデビュー20周年記念興行が開催され、メインは主役のTARUが元VMの諏訪魔、ZERO1や超花火で共闘している菅原と組み、闘龍門からの縁であるウルティモ、菅原同様ZERO1や超花火で共闘しているKAMIKAZE、全日本プロレス時代ではRODとして敵対していたTAKA組と6人タッグで対戦、TARUの指名で和田京平がレフェリーとして裁いた。
 試合はTAKAのマイクアピールでTARUが奇襲をかけて試合開始となり、諏訪魔とKAMIKAZEが場外でイスチャンバラを展開、リングに戻るとKAMIKAZEは諏訪魔に急所蹴りで悶絶させる。主役のTARUはウルティモをラフで捕らえ、諏訪魔や菅原と共に集中攻撃を加える。
 しかしウルティモもコルタバで反撃するとKAMIKAZEはTAKAと共にTARUを捕らえ、ウルティモはジャベで捕獲するなど集中攻撃を加える。
 必死でロープに逃れたTARUは諏訪魔に交代、諏訪魔はエンジン全開で試合を盛り返し、TAKAにブレーンバスターで投げたところで菅原に代わるも、TAKAが串刺しニーで応戦する。 
 終盤にTARUが登場するがウルティモがドロップキック、打撃のコンポ、ソバットで動きを止めると、TAKAはスーパーKやセカンドロープからのムーンサルトで援護、TARUは踵落としやトラースキックで応戦するが、TARUドリラー狙いをウルティモが逆さ押さえ込みで切り返すと、TARUがクリアしたところでラ・マヒストラルで3カウントを奪い、TARUはデビュー20周年を勝利で飾ることが出来なかった。


 試合後は京平レフェリーに悪態をつきつつも5選手に感謝の言葉を述べた。 


 TARUを生で初めて見たのは闘龍門JAPANから、TARUはCIMA、SUWA、スモー・フジ(ドン・フジイ)らと行動を共にCRAZY MAXの一員として活躍し、時にはCIMAらのマネージャー兼まとめ役、選手としては“ハリウッド”ストーカー市川相手にコミカルプロレスを展開していた。
 そんなTARUが闘龍門JAPANからDRAGON GATEに団体が変わると退団、退団理由はウルティモ・ドラゴンが団体運営から撤退、またCIMAとの確執と言われているが明らかにされず本人も口にするつもりはない。


 そして2005年に戦場を武藤敬司体制の全日本プロレスへと移してヒールユニット“ブードゥー・マーダーズ”を結成、最初はジョニー・スタンボリーと二人だけで始めたユニットだったが、次第にチャック・バルンボなど外国人選手を引き込んでいったが、同じくDRAGON GATEを去っていった近藤修司と"brother"YASSHIが合流、2006年1月に小島聡の保持していた三冠統一ヘビー級王座にも挑戦して敗れたものの、試合後には諏訪間幸平が突然小島に襲い掛かりVMへと合流、リングネームも諏訪魔に改めた、この時期のVMはベストメンバーであり全盛期だったと思っている。


 その後小島やジョー・ドーリングも加わるなどしてメンバーが入れ替わり、諏訪魔も近藤もVMから離れYASSHIも一時的にマット界から去っていったが、TARUは必死でVMを継続させた、しかし2011年に平井伸和への暴行事件が明らかになると全日本はVMを強制解散させ、TARUはプロレス界から去るもTARUは事件が起きようが起きまいが、全日本でのVMは行き詰まっており、解散か全日本からの離脱の選択肢しかなかったという。


 2012年にリング復帰を果たしたYASSHIの呼びかけでVMがフリーのユニットとして復活、TARUもリング復帰を果たしたがYASSHIがVMを離脱してしまうと、拳剛と二人だけのユニットとなり、現在は個々の活動が中心となってしまったが、拳剛もハヤトの誘いを受けてBAD BOYS入りを決意しみちのくプロレスへ参戦することになった。


 TARUは愛弟子・拳剛にエールを送って大会を締めくくったが、リング復帰やVM復活のきっかけを作ったYASSHIも去り、拳剛もTARUの元を去って、VMはTARU一人だけとなった。


 TARUにとってVMとは何かというと、自分の育てたユニットであり、自分の居場所、武藤敬司体制の全日本プロレスが生みの親なら、TARUが育ての親でもある。


 VMはTARUが一人で背負うことになったが、TARUがいる限りVMには終わりはない。


 TARU選手デビュー20周年、おめでとうございます

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