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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

大谷、高岩がデビュー25周年!プロレスの教科書で新たなる誓い!

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大谷、高岩がデビュー25周年!プロレスの教科書で新たなる誓い!

9月30日 ZERO1「大谷晋二郎&高岩竜一25周年記念大会」 後楽園ホール 613人


<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼KAMIKAZE復帰戦/30分1本
TARU ○KAMIKAZE(9分27秒 体固め)×横山佳和 ショーン・ギネス
※ムーンサルトプレス


◇第2試合◇
▼ZERO1vsTPG/30分1本
○小幡優作(5分1秒 片エビ固め)X
※ダイビングダブルニードロップ


(試合後)
小幡「おい、オマエ、長井だろ」


X「オマエな、オレのレガースにもう名前書いてあんだろ!(マスクを取る)おい三又! てめえがちゃんとやれよコノヤロー!」


(長井が退場。)


三又氏「皆さん、(ブーイング)ブーイングに元気がねえよ!(帰れコール)本日はZERO1ご来場ありがとうございます。聞けコラ! アホかコラ! わたくしも5月から、うるさい、聞け! 真剣にやってんだこっちは! ゼネラルマネジャーとして5月からやってきましたが、満席にすることはできませんでした。今日は長井選手を獲得して三又軍に入れたものの、空席目立ちます。ミスターXがアントニオ猪木だろうがこの結果です。今日25周年、大谷さん高岩さん、それを祝うお客さんでいっぱいです。でもあとの空席、小幡、オマエら若手がいけないんだ。臭いものにふたをするのやめろ! オレはいろんな団体見てきました。どこも入ってます。入場者数未発表とか、そんな臭いものにふたをする団体はやんねえよ! オマエらもレスラーの尻をたたけ!
三又軍これから格闘家がいろんなリングを探してます。いろんな格闘家を三又軍で育成してこのリングに上げます。ただ、小幡選手、もう立ち上がりましょう。もっとあんたが頑張れば絶対満席にできます。それと11月12月と後楽園押さえてますが、ZERO1は存続の危機です。(ヤジに)うるせえなバカヤロー! 私のZERO1という考えはやめましょう。これだけ熱い闘いをしているZERO1なんです。いろんな人間に広めていきましょう。満席になるまでボクは何回でも来ます。お客さんも立ち上がりましょう! オレンジ色が目立ち過ぎだ! 埋めようじゃねえか! オレも頑張ってるぞ! 小幡、一緒に満席にしよう」


小幡「もちろん、自分はこの後楽園ホール、いまの後楽園ホール、この客入り、満足してないです。全然満足してないです。もっともっと必ず、この後楽園ホール、いっぱいにしてみせます」


三又氏「満席にするまで一緒に頑張りましょう。悔しいんだオレは。やろうよ(三又氏の握手に小幡が応じる。三又氏がハグ。)」


【小幡、三又氏の話】
小幡「(三又氏と一緒にやっていく?)一緒にというか気持ちはたぶん一緒だと思うんで。後楽園ホールを満杯にしたい。その気持ちは一緒だと思うんで一緒にこのゼロワンを盛り上げていければなと思っています」


三又氏「別にぬるい感じで握手をしているわけではなく、目標はひとつ。もういい加減、オレも引くに引けないです。10月、11月、12月と満杯にするまではボクは引くに引けないです。そして両国につなげたい。そういう意味でボクは小幡選手と一緒に、この小幡選手がもっと頑張ってくれれば必ず埋まります。がんばりましょう。(具体的には?)基本的には先ほども言いましたけど、闘う場所を失った格闘家がたくさんいます。それをボク今スカウトしてプロレスラーとしてこのリングに上げて盛り上げていきたいと思いますし。それと本当に自分も微力ながら番組をもってますので、そこでも宣伝して、とにかく自分がやれることはやりたいと思います。それとフロントのずさんな部分もいろいろ浮き彫りになっています。そこもボクは会議でどんどん解放していきます」


小幡「自分はレスラーなんでリング上がすべてだと思ってるんで。まあ何度も言ってますけど、いつまでも大谷、田中、その辺に頼ってちゃダメだと思ってるんで」


三又「小幡さん、遅いんだよ」


小幡「わかってます」


三又「やろうよ。もう大谷、田中におんぶはねえ。あんたと佐藤耕平でいい。元気がねえよ。どの団体も若手が育ってる。小幡さんの背中を見て、若手がどんどん増えなきゃダメ。今回から観客動員も正式に公表していくそうです。なのでぜひとも今後ともよろしくお願いします」


◇第3試合◇
▼30分1本
○佐藤耕平 鈴木秀樹(13分36秒 片エビ固め)×将軍岡本 稲葉大樹
※パイルドライバー


◇第4試合◇
▼NWA・UNヘビー級王座決定戦/30分1本
○スーパー・タイガー(8分3秒 タイガースープレックスホールド)×ハートリー・ジャクソン
☆Sタイガーが第30代王者となる


【Sタイガーの話】「このマスクに手をかけたってことはオマエ、どういうことかわかってんだろうな。オレが誰かわかってんのか。タダじゃ済まさねえぞ。ナメてかかってきたら殺しにいくから待ってろよ」


◇第5試合◇
▼NWAインターナショナルライトタッグ選手権試合/30分1本
[第26代王者組]○日高郁人 菅原拓也(11分49秒 高津川)[挑戦者組]SUGI ×PSYCO
☆日高&菅原組が3度目の防衛に成功


(試合後、写真撮影する王者組の背後から伊藤崇文とコスチューム姿のロッキー川村が登場。伊藤が日高にスリーパー。川村が菅原にボディーブロー連打。)


伊藤「パンクラスでオマエらのベルト取りに行くからな。次の後楽園でどうだ? だれの挑戦でももちろん受けるよな?」


菅原「やってやるよコノヤロー!」


伊藤「(日高に)まだ寝てんのか? コイツ、ZERO1のリング初めてで興奮してるらしいぞ。何かいろいろ言いたいらしいから、聞いてやって」


川村「エイドリアーン!」


【伊藤の話】「(パンクラスで挑戦表明)(パートナーは)いま勢いに乗ってるロッキーだし、あのベルトも見たことあるし、たぶん巻いたことあるのかなって記憶があったから、ロッキー呼んで倒しにいこうかなって。パンクラスで。ロッキーは、これタイトルたぶん受けるから、たぶんやると思うから、いまロードワーク、練習しに行ってるから、(このコメントは)いま一人。こんなときに。いればいいのに。まあリング上でわかりやすい一言言ってるからね。それで十分じゃないですかね。(王者組は日高&菅原だが)よく知ってるんで、やりやすいもやりにくいもいまさらないんで、やるなら秒殺で勝ってやりたいなって。お互いパンクラスで攻めるんで、昔やった秒殺で仕留めようかなと思います」


【SUGIの話】「今日は負けたくなかったです。全部勝ってもタイトルマッチ一つ負けたら(意味がない)。結果が出ない。今日は悔しかった。またゼロワンに出続けて、また挑戦したいと思います」


【日高、菅原の話】
日高「(怒り爆発で吠えながら)きたねえ野郎だな、あの野郎! SUGI! 不意打ちか、また! 飛び蹴りKOか、オレを。あのヤロー!」


菅原「違うって、SUGIじゃないって」


日高「SUGI以外誰がオレを飛び蹴りでKOするんだよ」


菅原「パンクラスの人が来たんだよ」


日高「パンクラス? なんでパンクラスが来るんだよ!」


菅原「ベルトほしいんだって」


日高「誰だよ」


菅原「なんか伊藤っていう馬面のヤツと、口がひん曲がったボクサーがきた」


日高「(急に素に戻って)伊藤か。(急に怒り出して)何しに来たんだよ!」


菅原「これがほしいって」


日高「だからといって人を絞め落としてまでやっていいことと悪いことがあるだろ。完全に不意打ちだぞ。あのヤロー。SUGIもきたねえ野郎だけど、伊藤も汚えやろうだな。正々堂々とチームワークでベルトを守ったっていうのに気分悪いな」


菅原「最後さ、オレを身代わりにしたでしょ?」


日高「なんだって? 最後、高津川だろ」


菅原「それは知ってるよ。その前。オレを押したじゃん」


日高「押した?」


菅原「うしろからこうやって」


日高「逃げただけ。君を身代わりにして、そのスキに丸め込んだんだよ」


菅原「身代わりにしたんだったらこの先ちょっと考えようかな」


日高「いやいや、してないよ。いや、伊藤だよ、この野郎。あとロッキー? ゼロワンのリングでそのままやれると思うなよ、グローブして」


菅原「とりあえず次の後楽園でやるって言っちゃったから」


日高「そんな卑怯者に挑戦権を与えるのか?」


菅原「やろう」


日高「伊藤、この野郎」


◇第6試合◇
▼世界ヘビー級選手権試合/30分1本
[第21代王者]○田中将斗(21分7秒 片エビ固め)[挑戦者]×宮本優向
※スライディングD
☆田中が4度目の防衛に成功


(試合終了後)


田中「裕向、前回の続き、厳しい試合だったけど、決着をつけた。でも、オマエとやっとったらすごい楽しいし、なんぼでもやりたいという気持ちがある。今日このベルトかかっとったけど、ベルトなしでも、爆破王のベルトも持ってるから、そっちだったら反則もなしにやれるしな。ノンタイトルでも、また、オレはやりたい。きつい試合やったけど、すごい気持ちよかった。ありがとう」


(田中が頭を下げると、宮本も頭を下げ、握手。小幡がリングへ。)


小幡「田中さん、オレは火祭り、田中さんに負けてますけど、オレは田中将斗、あなたを超えたい。オレとやりませんか」


宮本「いやいや、オレら田中さんに負けた身で、よく考えたら、負け犬同盟だよ。何が言いたいかわかるか。負け犬同盟、仲良くやっていこうぜ。もうすぐ風林火山あるんだろ。小幡、オレと組もう!」


(小幡が握手に応じる。)


田中「キミらさ、勝手に組むとか言うとるけど、なんもなしに帰るとこやったやん。(小幡に)超えたいっていうのはわかるよ。でも、そんなのオマエだけちゃうねん。みんなオレの首狙っとんねん。火祭り準優勝してオレはオマエのこと認めかかっとる。それが最高潮に来たらオマエもそうやし、裕向もそうやし、いつでもやるよ。でも、こんな(低い)位置におらんから。オレはこんな(高い)位置におるから。それは覚悟しとけよ」


【田中の話】「勘違いしてほしくないのは、火祭りで認めるコメント、確かに小幡には出したよ。でもオレは何回も言ってるやん。一回じゃ、そりゃあマグレと取られても仕方ないし、オレはそうは取りたくないけど、認めてる人っていうか、見てる人っていうか、そういうのは田中としかいい試合できへんのやろとか、耕平としかいい試合できへんとか、そういうのはもうプロレス界のトップには足りん。誰とやってもスゲエ試合ができる。そういうのを見に来てくれたお客さんに帰ってもらえる。そういうのをすべて兼ね備えなきゃ、その団体のチャンピオンにはなられへんし、そういう器ではないと思うし。


まず火祭り準優勝の、前年度優勝の結果、1年で見たら残しとるかもしれんけど、それを持続させるのが難しいし、プロレス界のチャンピオン、トップである器やと思うから。ただ単に田中将斗を超えたいっていう、そういう言葉を言えるんやったら、今のなに? うちにいる練習生が田中将斗を超える、倒したい、そういう次元と同じやから。今やったら小幡だったら勝てるんじゃないか、小幡がチャンピオンとして引っ張っていけるんじゃないかっていう、そういう期待感を持たせへんかったら、お客さんもそうやし、オレにもそうやし、そうじゃなかったらオレはやってても結果楽しい試合が、やりがいのある試合ができるかもしれへんけど、そのリングに上がる前のシチュエーションっていうのが楽しめるかどうかっていうのは、それはわからないよね。


裕向と火祭りでやって、すごい自分も楽しくてまたやろうなって、そういう気持ちがあったから今回のタイトルマッチを迎えるまですごくワクワクしたし、ドキドキしたし、期待感とか自分に対するモチベーションがすごく最高潮にもっていけたと思うし。そういうような相手じゃないとたぶん見ててもおもしろくない。
裕向とやって、前回引き分けて今日は決着ついたけど、まあ通常ルールの中でハードコア的な部分もいくつか飛び出したし、やっぱりテーブルを使わせたらヤツもうまいしね。だから今回そういうルールのくくりもあったけど、ルールを取っ払ったものでやってもおもしろいかもわからんし、いま爆破のベルトはオレの中にあるし、爆破でやってもまた違った結果が出るかもしれないしね。そう思わせるようなタイトルマッチを世界ヘビーでもそうだし、爆破王のベルトでもしていかなきゃあかんし。ただ防衛するだけやったら、そんな簡単なことはないですよ。結果もそうやし、内容も求められる。それがチャンピオンやと思うし、ベルトを巻いてる人の使命だと思います」


【宮本、小幡の話】
宮本「さすが田中将斗ですね。こてんぱんにやられました。もうでもいいっす。今日は負け。切り替えますよ。ねえ、バタやん。オレはもっとゼロワンに参戦したいし、バタやんと一緒に、次、風林火山あるでしょ。殴り込みますよ。ほとんど歳も変わらないし、キャリアも変わらない。その2人で、そこでオレらが田中将斗に勝ちましょう。勝とう」


小幡「宮本さんと組んで今年も風林火山、自分取りに行きます」


宮本「去年は?」


小幡「去年はKAIと優勝しました」


宮本「おっ、じゃあもう一番の信頼できるタッグパートナーじゃないですか。オレがKAIとどうかわからないけど、KAIより弱いかもしれないけど、だけど、それでもバタやんと、火祭りも青森でやったんですけど、スゲエ楽しかったし、バタやんの実力も知ってるから楽しみですよ。まずは一番にタッグ、オレらが乗り込みますよ。あとは誰がくるかわからないけど、バタやんとタッグを組んで風林火山優勝してみせます。今日負けたのはしょうがない。もう終わり。次は風林火山いきましょう。あっでもちょっと待って。(田中は)爆破王も持ってるね。田中さん、なんでも挑戦してきていいよって言ったんで。ちょっとね、視野に入れときますよ。また違う形で田中将斗を倒したいと思います。頑張りましょう」


◇第7試合◇
▼大谷晋二郎&高岩竜一25周年記念試合/30分1本
藤波辰爾 ○金本浩二(21分33秒 片エビ固め)大谷晋二郎 ×高岩竜一
※ムーンサルトプレス


(試合終了後)
大谷「藤波さん、そして金本さん、これだけは言わせてください。われわれの20周年記念大会…25周年記念大会、ごめんなさい、25周年記念大会、じつはなかなか対戦相手が決まりませんでした。その中で、お二人が手を上げてくださいました。ボクと高岩の25周年、記念大会、対戦相手としてリングに上がってくださり、心の底からありがとうございました! 高岩からも一言」


高岩「えー、25周年は、今日で終わりね。今日よく考えたら、藤波さん、あんまり触ってないんですよ。ちょっと、またお願いします。シングルでやってください。金本さん、相変わらず、すごいっすわ。すごいっす。全然50に見えないですよ。今日は対戦していただきありがとうございました。また30周年もよろしくお願いします」


大谷「ありがとうございます。もう、ボクは決めました。ありままのZERO1、ありのままの大谷晋二郎をこれからも皆さんにお見せしたいと思います。本日の後楽園大会、入場者数、613名。正確な数字です。しかし、しかし、この613名、絶対に後悔させないから! これからも絶対にプロレスは裏切らない、ZERO1は裏切らないので、会場に足を運んでください。今日はホントにありがとうございました!(藤波と金本に)一言ずつしゃべっていただいてよろしいですか」


金本「大谷、高岩、新日のときからすっごい思い出があるから、このオマエたちの25周年参戦できて、すごいうれしかった。それに、相変わらずあの時と勢い変わらないな。25周年、オレからもありがとう、サンキュー」


藤波「大谷選手、高岩選手、ホントに25年おめでとうございます。そういうね、記念大会ということでホントに自分自身の、これからもくじけないでね、これからもまだまだプロレスに邁進できるように。そういう中で、金本選手ね、新日でね、この場にボクが入ったのは非常にきつかった(笑)。でも高岩選手はね、今日は触れてないということで、今度はドラディションで会いましょうね。でも今日はZERO1に呼んでいただいて、10月27日(ドラディション後楽園)を控えてのこの大会、いいコンディションでできました。ありがとう! ぜひ10月27日期待してください!」


(藤波と金本が退場。)


大谷「ホントにどうもありがとうございました。今一度大きな拍手をお願いします。ありがとうございます。最後にみんなで締めたいのですが、星川をリングに上げてもよろしいですか?(星川コールの中、車イスで観戦していた星川尚浩さんがセコンドや耕平らに支えられてリングに上がる。)皆さま、いまZERO1は温かい仲間がたくさんいますが、われわれ3人が唯一残った旗揚げメンバーです! 笑顔だけで十分です。ホッシーに今一度大きな拍手をお願いします。それでは最後、元気よく締めたいのですが、やりましょう。一つだけプロレスの教科書、発表したいと思います。それでは皆さま、ご起立のほどよろしくお願いします。最後の締めの前にプロレスの教科書を発表します。ボクのあとに続いて大きな声で叫んでください。プロレスの教科書! もっと大きな声で。プロレスの教科書! 251ページ! 何度負けたって! 何度屈辱を味わったって! 何があっても! 逃げ出さなかったヤツが! 本当の勝者なんだ! ありがとうございました! これからも、逃げ出さないプロレスラーでありたいと思います。本当に今日はたくさんのご来場、心の底からありがとうございまいました。ボクはウソ偽りなく、間違いなく超満員に見えます! それでは最後に元気よく。いくぞー! いくぞー! 3、2、1、ZERO1!(大谷と高岩が星川さんを差さえ、耕平も横に並んで四方に向けて礼。)」


 ZERO1後楽園大会のメインはデビュー25周年を迎えた大谷、高岩のデビュー25周年記念試合が行われ、新日本プロレス時代の大先輩である藤波、トンガリコーンズの盟友である金本の師弟コンビと対戦した。
 先発を買って出た大谷は藤波相手にグラウンドを仕掛け、クルックヘッドシザースから腕十字と攻め込めば、高岩は金本相手に打撃戦を仕掛け、金本のソバット、キックに怯みそうになるが、エルボー合戦を競り勝ち、大谷と共に金本を捕らえにかかるも、コーナーに金本を逆さ吊りにしての顔面への低空ドロップキック狙いは、金本がキャッチしてアンクルホールドで捕らえ、打撃戦も金本が競り勝って、藤波の援護を受けて顔面ウォッシュを浴びせる。
 金本はキックの連打で攻め込むが、キャッチした大谷は膝へのエルボーから再び打撃戦も、大谷がドロップキックを浴びせてから、交代した高岩がエルボー、逆水平を浴びても睨みつける金本にラリアットを浴びせてから逆片エビで捕らえ、顔面ウォッシュを狙うも、大谷がストップをかけると控えの藤波を強襲、顔面ウォッシュを浴びせていく。
 大谷と金本が打撃戦となるが、金本がハイキックを浴びせ、交代した藤波がスリーパーからコブラツイスト、そして久しぶりに卍固めも披露、だが高岩がカットに入ると、大谷が水面蹴り、交代した高岩が串刺しラリアットからダイビングエルボー狙いは、藤波が張り手でカットしてからデットリードライブ、だが高岩は交代した金本を攻め込み、ダイビングエルボーをしっかり決める。
 大谷&高岩はIWGPジュニアタッグ王者時代の合体技、ミサイルキック&パワーボムを狙うが、藤波がカットに入ると、大谷、高岩とドラゴンスクリューを決め、金本が高岩にアンクルホールド、藤波が大谷を足四の字で捕獲、そして高岩を捕らえた藤波は本家ドラゴンスープレックスを狙うが高岩が振りほどいて阻止したところで、大谷がミサイルキックを発射、高岩も金本にラリアットを決め、デスバレーボムから餅つきパワーボムを狙うが、金本が藤波譲りのドラゴンスクリューで切り返すとアンクルホールドで捕獲、金本はファルコンアローを連発し、藤波が大谷をドラゴンスリーパーでセーブしている間に、金本が高岩にムーンサルトプレスを決め3カウントを奪い、大谷&高岩はデビュー25周年を勝利で飾ることが出来なかった。
 試合後には大谷と高岩は記念試合の相手を務めた藤波、金本やファンに感謝を述べると、車椅子で観戦していた星川尚浩さんをリングに上げ、久しぶりに大谷がプロレスの教科書を読み上げ、最後は星川さんと共に3・2・1ゼロワン!で締めくくった。


 先日の更新したブログで更新したとおりライガーがまだヤングライオンだった大谷を推薦してスーパージュニアに参戦させていなければ、大谷ももっと出遅れていたか、いや現在もなかったかもしれない。一つのことがきっかけとなって運命が変わる、スーパージュニアに推薦してくれたライガー、口論となりながらもヘビー級への転向の道筋を作ってくれた長州力、そしてZERO-ONEへと誘った橋本真也、この3人の出会いがあったからこそ、大谷の今日があり、高岩も一度は袂を分かったが大谷という存在があったからこそ今日があった。大谷も負けて光れるレスラーと言われているが、25周年記念試合も負け、それも大谷らしさなのか、現在はジュニアに回帰したが、大谷そして高岩らしさをしっかり貫いてほしい。
 


 最後に大谷晋二郎選手、高岩竜一選手、デビュー25周年おめでとうございます。


 セミは田中の保持する世界ヘビー級王座に宮本が挑戦、両者は7・12新木場で行われた火祭り公式戦では時間切れ引き分け、また共にNOAHのグローバルリーグに参戦する選手同士が対戦した。
 序盤は田中がヘッドロックを仕掛けると、宮本が手に噛みついて脱出、田中もエルボー合戦を制した後で手に噛みついてお返しする。
 宮本が田中を場外へ追いやるとトペ・コンヒーロを発射、イス攻撃から南側客席へ田中を連行して通路ダッシュのラリアット、リングサイドに戻って再びイス攻撃を狙うが、田中が間一髪かわしてイスは鉄柱に直撃、そしてひな壇で乱闘を繰り広げるが宮本が競り勝ってリングに戻る。
 宮本はラリアットから、その場飛びムーンサルトダブルニー、そしてコーナーへ昇るも、田中が阻止して宮本を宙吊りにしてからファイナルカット、串刺しラリアットからラリアットと反撃、だがブレーンバスター狙いを着地した宮本がハンドスプリングオーバーヘッドキック、パワーボム、そしてムーンサルトプレスで勝負を狙うが、田中は剣山で迎撃し両者ダウンの後で打撃戦、田中が左右エルボーで競り勝ち、飛びついた宮本をパワーボムで叩きつけてからスライディングDを浴びせる。
 田中はテーブルをリングに持ち込み、宮本を寝かせてテーブル貫通式スーパーフライを狙うが、宮本が起きてテーブルに田中をテーブルで殴打すると、テーブル貫通雪崩式ファイヤーサンダーを敢行、大ダメージを負った田中にムーンサルトプレスで勝負に出るが、田中はカウント2でキックアウト、宮本はファイヤーサンダーを狙うが田中はファイナルカットで切り返す。
 田中はスライディングDを狙うが、宮本がかわして丸め込み、雁之助クラッチで丸め込み、更に丸め込むが、田中はキックアウトしてすぐスライディングDを炸裂させ、スーパーフライから、後ろ、前へとスライディングDを炸裂させて3カウントを奪い王座を防衛、田中が幅の広さをしっかり見せつけた。
 試合後には小幡が現れ、宮本にタッグ結成を呼びかけると宮本も受諾、風林火山タッグリーグにエントリーを表明した。小幡もKAIとのタッグが自然消滅となったが、タッグの名手でもある宮本に
 


 ライトタッグ選手権は王者組が合体フェースクラッシャーからSUGIを捕らえにかかるが、SUGIが逆襲して菅原にティヘラ、日高だけでなく菅原を場外へ追いやってからブロンコバスターを決め、日高のケブラータ狙いはPSYCOが阻止して王者組にトペコンヒーロを炸裂させる。
 リングに戻ると挑戦者組が菅原を捕らえ、空中戦で蹂躙、日高を排除してから、PSYCOが菅原に風車式バックブリーカー、SUGIがスイングDDT、ウルトラウラカンラナと追い詰めていくが、日高が間一髪カットに入って交代も、PSYCOの勢いは止まらずローリングセントーン、スウェ~ニョと攻め込む。
 PSYCOはシザースキックを狙うが、日高がかわしたところで、PSYCOがキックで日高は場外…と思いきやアイルビーバックで戻り、菅原が入ってサンドウィッチ攻撃で捕らえ、リバースDDT、T.C.O.と日高のコードブレーカーの合体技でPSYCOを捕らえる。
 日高は石見銀山で勝負に出るが、SUGIがスワンダイブでカットに入り、逆に日高を捕らえて、SUGIの串刺しドロップキックの援護を受けたPSYCOがタイガードライバーを決める。挑戦者組はトップロープ上を回るダブル619を決めると、SUGIがスワンダイブ式ファイヤーバード、PSYCOはハイフライボムの波状攻撃で日高を捕らえ、カットに入った菅原にはダブル619を狙うが、菅原がかわすとPSYCOにSUGIを引っ掛けてパワーボムを決めさせる。
 PSYCOは王者組の同士討ちを誘発させようとするが、王者組が直前でストップすると、日高がPSYCOを丸め込んで3カウントを奪い王座を防衛、試合後には伊藤&川村のチーム・パンクラスが挑戦に名乗りを挙げた。


 UN王座決定戦は場外戦でジャクソンが主導権を握り、TARUが介入してジャクソンと共にSタイガーのマスクを破き、キックも受けきってからスピアーを放ち、TARUもイス攻撃で援護する。ジャクソンはラリアットからデスバレーボムを決めると、ダイビングエルボードロップで勝負に出るが、自爆となると、Sタイガーはソバットのコンポ攻撃からバックドロップホールドで反撃、ジャクソンは苦し紛れに再度マスクを破いてラリアットを狙うが、かわしたSタイガーがソバットを放ってからタイガースープレックスを決め3カウント、レジェンド王座に続いてUN王座も奪取した。


 第2試合の小幡vsTPGは三又又三が黒覆面2人を従えて登場するが、一人はレガースにNAGAIの文字が、試合は三又の指示で小幡を場外で痛めつけ、黒覆面は2人がかりで攻めるも、同士討ちとなると、一人の黒覆面は三又と口論している間に、小幡がもう一人の黒覆面をダブルニーで仕留め勝利、試合後に小幡は黒覆面の一人は長井満也と暴露、長井は三又に詰って退場、そして三又は空席の目立つZERO1の会場を嘆き、小幡に決起を促すと小幡も応えて握手となり、二人は共闘となった。


 宮本だけでなく三又又三とも合体するなど、ここにきて小幡の動きも活発化しつつある。ZERO1のことだけでなく自身の現状打破に繋がるのか?


 最後に大谷が自ら今まで未発表だった観客動員数を公表した。ZERO1は今まで集客数にこだわらないとして動員数を未発表にしてきた。メディアで「素晴らしい選手が揃っているにも関わらず、なぜか客が入らない」と報じられたが、悔しい思いをしているのはZERO1だけでなく、NOAHやWRESTLE-1なども同じ、NOAHもWRESTLE-1は横浜文体でビッグマッチは開催するも、肝心の後楽園は入らないという現実は続いている。今回は大谷自ら公表したのは悔しさをバネにしたいという気持ちもあるのだろうが、NOAHもWRESTLE-1も含めて悔しさだけで観客動員を増やせるのか?それをしっかり考えるべきなのではと思う。

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