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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

武藤が見せるファンタジーWRESLE-1が旗上げも課題多し

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武藤が見せるファンタジーWRESLE-1が旗上げも課題多し

9月8日 WRESTLE-1 TDCホール「WRESTLE-1旗揚げ戦」2500人 超満員札止め

◇第1試合◇
▼稲葉大樹デビュー戦/30分1本
○大和ヒロシ 稲葉大樹(6分38秒 片エビ固め)XNOSAWA論外
MAZADA
※ノーザンライトボム

◇第2試合◇
▼30分1本
○佐藤耕平 崔領二(10分18秒 片エビ固め)浜亮太 X中之上靖文
※パイルドライバー

◇第3試合◇
▼スターダム提供マッチ/30分1本
○世IV虎(6分27秒 片エビ固め)X岩谷麻優
※ダイビングセントーン

◇第4試合◇
▼30分1本
田中稔 ○金本浩二(13分01秒 アンクルホールド)望月成晃 Xフジタ“Jr"ハヤト

◇第5試合◇
▼30分1本
○関本大介 岡林裕二(15分06秒 ジャーマンスープレックスホールド )カズ・ハヤシ X近藤修司

◇第6試合◇
▼30分1本
○桜庭和志 柴田勝頼(18分06秒 チキンウイングフェースロック)船木誠勝 X河野真幸

【試合後に船木を襲撃しZERO1勢と結託した河野】「船木さん! いや船木! お前の子分は今日で終わりだ。仲良しこよしでやってる場合じゃねぇんだ。WRESTLE-1、今日から好き勝手やらせてもらう。所属とか理念とか信念とか関係ねぇ」

◇第7試合◇
▼30分1本
○KAI (16分45秒 片エビ固め)X真田聖也
※スプラッシュプランチャ

【試合後のKAI、真田】
KAI「真田、悔しいだろ。何か言ってみろ」

聞き流す真田「そんなに俺と何回でもやりたいなら何回でもやってやるよ」
KAI「俺もお前が何回でもやりたいならやってやるよ」「俺自身、エースだというプレッシャーはあるし、自覚もしたい。誰がエースか手を挙げないと。手を挙げないんだったら俺がエースだ」「一回勝ったくらいじゃ勝ったつもりはない。どっちかが音を上げるまで、やりますよ」

◇第8試合◇
▼60分1本
○武藤敬司 ボブ・サップ(10分20秒 体固め)Xレネ・デュプリ ゾディアック
※ムーンサルトプレス

【武藤の話】「みなさんのおかげで旗揚げ戦を迎えることが出来ました。ただ初めてで色々あって、途中でリングが壊れて、てんやわんやだったんですよ。表面上は美しくしてたけど実は大変でした(苦笑)。またサップクラスになるとシークレットにしておくのは大変ですね。コミュニケーション不足は否めなかったけど、いい動きはしてましたよ。今日は自分自身、現場にいて忙しくしていて、他の試合は見てないんですよ。俺の試合で見たら、現時点というよりも、これまでの自分の積み重ねで応援してくれた人が多かったと思います。(他団体の協力について)ありがたいですよ。半沢直樹じゃないけど、この義理はいつか倍返しにしたいです。(今後の方向性は?)リング上で言ったように世界一のプロレス団体という目標を持っていながら、でもいきなり王国にはならないから、他団体の力を借りながらやっていくしかない。いずれは自分たちの団体で回していけるようにしたいですね。(出場選手がXで満員となったが)Xが出てきた時に『えーっ?』とならなかったですか? まあXは出る方が厳しい。また機会があればXにしたいけど、Xにふさわしいレスラーというのはハードルがある。技術に自信がないと名乗り出ないでしょう。そういう意味で今日のXは満足しているし、だからこそXにしたんですけどね。(50歳で旗揚げ戦を迎えたことについて)いいんじゃないですか。序盤でリングが壊れて、インターミッションでも直らなくて、最高のパフォーマンスが出来たかと言われると、言い訳が出ちゃうかもしれないです。(KAIのエース宣言について)あえて意識して見てないです。無視したというか。まああいつが体で沸かせていたから、俺は表情や顔芸で沸かせようかなと(笑)。(ムーンサルトに新団体の決意を見たが)ムーンサルトはめでたい時に出したいような。縁起物になりつつあるからね(笑)。縁起がいい方向に強引に持っていきました。(全シリーズに参戦する予定?)いずれにせよ若いやつが頑張らないとダメです。今日を迎えるにあたって、実はかなり練習したんですよ。自分が満足いく試合が出来ると思ったら出るし、それが出来なかったら出ないですね。ただ金沢大会までは出る決心をしているので、次のことは金沢が終わったら考えます。W-1は全部パーフェクトじゃないけど、そこで何とかみんなでプロレス頭を働かせて前に行けたらと思います。(9月大会も対戦カードはXになる?)さすがに3〜4回も出来ないでしょう。今、カードをXにしても俺が言っているプロレスの点から線にはならないし。いつかはそういう巡業にしたいけど、いつまでもXはやることじゃないですね。とにかくみんなでプロレス頭を使って面白いことをやっていきます。(ジェフ・ジャレットは定期参戦?)あいつもクソ忙しいから、まずは試合をしてもらって、それからどうつながるか考えたいです。なのでとりあえずは1発です。こうやってジャレットが試合をしてくれるなら、自分もコンディションを作ってあげていかなきゃいけないですね。(耕平と崔が定期参戦をしていたが)今日はまるっきりというか、ほとんど試合を見てないんですよ。でも2人も器量としては揃っているんで、今までの彼らの印象だったら受け入れ態勢はOKです」

【KAIの話】「正直、2回目の復帰戦で不安半分、楽しみ半分。ここまで復帰できたのは、支えてくれる妻がいて、待っていてくれるファンがいて、それでW-1を共にやっていこうという仲間がいたからこそ。今日こうして復帰することができて、すごい感謝しています。(真田は何度でもやってやると言っていたが?)負けといてああ言われちゃったけど、本来は俺の方こそ何回もやってやるって気持ちだし、一回勝ったくらいじゃ勝ったつもりはない。どっちかが音を上げるまで、やりますよ。(W-1のエースを明言しているが?)俺自身、エースだというプレッシャーはあるし、自覚もしたい。誰がエースか手を挙げないと。手を挙げないんだったら俺がエースだと。エースと言ったからには、武藤さんに『安心してお前に託した』と言ってもらえるようにより一層頑張っていきたいです」

【真田の話】「この結果がすべて。何がやりたいか分からない状況で、だからこの結果になったと思います。(W-1に所属する? それともフリー参戦?)まだあやふやなところですね。ただ日本で生まれたから日本が大好きです。まだ自分に答えが見つかってないから、いろいろな経験がしたくて海外に行きましたけど、まだ日本でやりたいですよ。(コスチュームが新しくなったが?)実は前のコスチュームはモチベーションが上がらなかったんです。飽きもきていたし。でもこのコスチュームになって、昨日の夜は眠れなかったですね。(Xとしての出場は?)一人ぐらいXがいてもいいと思ったし、全員一緒は嫌でした。僕は変わり者なんで。(カナダで失ったGAORA TV王座については?)自分は全日本を辞める形になって、あれは全日本のベルトなんで。無責任かもしれませんが、あとは向こうに任せます」

【試合後のカズ&近藤】

▼カズ「2ヶ月、長かった。自分たちの目標を見つけて、9月8日、ここがあるというのは。W-1の選手、スタッフ、みなさんが作ってくれたプロレス団体、それを取り巻くたくさんの人たち。そしてファン。すべての人にありがとうと言いたいし、その想いのプレッシャーはなんだろう…。タイトルマッチとはちょっと違う。えらいもんを背負ったと感じました。でもこれが次への第一歩なんで。昨日の会見でも言ったけど、僕はW-1とはXを自分で作っていく団体だと思っています。だから自分の口でどうしていきたいかを語っていかなくちゃいけない。みなさんにそれを伝えてファンの人たちにも伝える。この僕たちの想いをちゃんと伝えなくちゃいけないし、伝えられない人間はW-1にはいられない。でもその代わり、W-1はすべての感情を裸のまま出せる団体だと思います。僕はこの団体で、この仲間たちとこういうスタイルができて幸せです」
▼近藤「僕は基本的にリングで言ったことがすべてです。生意気で問題になる言葉かもしれません。既存のプロレスを否定するわけじゃないですが、マスコミのみなさんも一度立ち止まって、どうしたらプロレスが発展するか考える機会を持ってもいいんじゃないですか? この2ヶ月間、このままでいいのかを考えた時、もっとみんなでもっと協力して外に(プロレスを)発信していきたいと思いました。生意気ですが、一度ちょっと短い時間でもいいんで考えてみて下さい。僕らも一緒に作り上げていこうって気持ちです」



 注目のWRESTLE-1旗揚げ戦をGAORAの生放送にて視聴、注目のXは第1試合ではNOSAWA、MAZADAの東京愚連隊、第2試合ではZERO1の耕平と崔、第4試合では金本が登場して継続となったジュニスタにDRAGON GATEの望月にみちのくプロレスのハヤト、第5試合では関本、岡林のストロングBJWと武藤と第3試合のスターダム提供マッチを除いては、武藤との縁もあり、また武藤体制の全日本の継続をうかがわせるような選手起用だった。第1試合は稲葉をもう少しみたかったのもあり、第2試合では中之上が新日本の小島聡風にイメチェンをするなど変化がられた。

 第4試合から淡々とした大会の流れが一変、第4試合ではシバキ合いから第5試合では正面からのぶつかり合い、第5試合のカズvsストロングBJWは前半戦の好勝負でスピードvsパワーの好対照ながらもどちらが勝ってもおかしくない試合だった。


 第6試合の船木、河野の相手は桜庭、柴田。2007年のDynamaite!のメインで対戦した船木と桜庭、船木がビックマウスからチームARMS時代に師弟関係を結んでいた柴田とプロレスのリングで対峙し、接点のない小橋建太がTV解説する、ファンタジーを標榜するWRESTLE-1にぴったりのカードだ。試合は船木と桜庭が見事なグラウンドの攻防を展開、船木vs柴田になると船木がキックで攻め込んだのに対し柴田は足四の字を決めるも、船木は掌低で脱出してから足四の字で返すなど、船木のプレッシャーで柴田が押される。だが柴田vs河野となると柴田は船木とは違ってプレッシャーを感じずガンガン蹴りを浴びせ、桜庭もグラウンドで翻弄されるなど不甲斐なさが目立つ、試合は場外で船木と柴田がやりあっている間に桜庭は河野をサクロックで仕留めにかかるが河野は防ぐも、最後はチキンウイングアームロックで捕獲されタップとなった。試合後にはZERO1の耕平、崔が船木を襲撃、河野も救出に駆けつけるかと思えば船木にイスで一撃を浴びせ、船木に対して決別宣言しジャイアントニーでKOするというサプライズが起きた、今後はZERO1勢との結託となるが、不甲斐ない試合を見せた河野が変わるには謀反を起こすしかなかったかもしれない。


 セミのKAIの相手は海外遠征を終えた真田、真田は出発前より体を絞り込みルチャ的な動きを取り入れ、またヒールっぽくキザな仕草を披露するなど海外遠征の成果を見せるが、試合はKAIが噛ませ犬になる気はなく正面からぶつかり合う好勝負となるも、真田のTHIS IS ITとムーンサルトプレスが決め手にならず、KAI開脚式ツームストンパイルドライバーで突き刺すと猛ラッシュをかけ、最後はスプラッシュプランチャで勝利で真田が凱旋試合を勝利で飾ることは出来なかった、試合後は真田もキザな雰囲気を崩さなかったが全てを出し切れていない感じもした。


 メインは武藤のパートナーはWRESTLE-1の主役だったサップ、武藤全日本の常連だったデュプリ、ゾディアックと対戦するがサップはともかく武藤も旗揚げ準備に追われていたのか動きが悪い、最後はデュプリをムーンサルトで仕留めたが、現在の武藤からしてみれば精一杯だったと思う。


 W-1はKAIvs真田、河野の造反とZERO1勢との結託、カズ&近藤vsストロングBJWと線は出来上がった、その線をいかに発展させて次の点につなげていくか、また武藤を全面に的に出ているがどこまで下がれるか、大きな課題でもある。

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