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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

征矢を降し王座防衛も、武藤の抱える葛藤はまだ続く

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征矢を降し王座防衛も、武藤の抱える葛藤はまだ続く

1月30日 WRESTLE-1「WRESTLE-1 SUNRISE TOUR 2015~New Year Fight~」 後楽園ホール 1050人


<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼30分1本
○AKIRA 浜亮太 藤原ライオン エル・イホ・デル・パンテーラ (7分33秒 片エビ固め)NOSAWA論外 MAZADA アンディ・ウー X村瀬広樹
※ムササビプレス


◇第2試合◇
▼WRESTLE-1vsDESPERADO/30分1本
○TAJIRI (4分28秒 片エビ固め)X大和ヒロシ
※バズソーキック


◇第3試合◇
▼KASSENスペシャルシングルマッチ「WRESTLE-1 vs ZERO1」対抗戦/30分1本
○田中将斗(7分33秒 片エビ固め)X稲葉大樹
※スライディングD


◇第4試合◇
▼30分1本
田中稔 ○吉岡世起(10分17秒 ゆりかもめ)中之上靖文 X児玉裕輔
 

◇第5試合◇
▼WRESTLE-1vsDESPERADO/30分1本
○KAI (10分21秒 エビ固め)X河野真幸
※サンダーファイヤーパワーボム


【KAIの話】「リング上で言ったことが全てですよ。俺は満足してないし、去年何回も負けて今回挑んで勝ったけど、勝負だから終わりはみえないですからね。まだ借りを返さなきゃいけない相手がいる。それが田中将斗。また1対1で勝負したい。俺が前に進むために、負けた相手に借りを返さないと。(船木、河野に勝利し、再起ロードは順調だが?)俺の力だけじゃなく、普段からW-1を応援してくれてるファンの声援のおかげですよ。2015年は始まったばかりですからね。一歩一歩、階段を駆け上がりますよ」


◇第6試合◇
▼KASSENスペシャルタッグマッチ「WRESTLE-1 vs ZERO1」対抗戦/30分1本
○船木誠勝 黒潮“イケメン"二郎(10分54秒 トライアングルアームバー)鈴木秀樹 X小幡優作


 【試合後の船木】
▼船木「よかったよ。途中経過だけど体も大きくなってきたし。今日は作戦通りうまくいった。やっと走り出しましたね。6週間ぐらい彼が努力してる」


――鈴木との再戦となったが?
▼船木「遺恨とかより、今日はタッグマッチで勝つことに集中しました。熱くならない、向こうの挑発に乗らない。前回は向こうの挑発に乗って試合を壊してしまった。去年最後の試合で嫌な年末になったんで、それよりこっちのチームを完成させるのが先なんで。鈴木とはどんどんやりたい。シングルでもいい。何回でもやりたいですね」
 

◇第7試合◇
▼WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ デスペラード式ピラニアマッチ/60分1本
[初代王者]カズ・ハヤシ ○近藤修司(11分50秒 片エビ固め) [挑戦者]KAZMA SAKAMOTO X土肥孝司
※キングコングラリアット
☆カズ&近藤組が4度目の防衛に成功 

(試合後のリングに吉岡と稔が登場。)
吉岡「カズさん、近藤さん、防衛おめでとうございます。そしてありがとうございます。やっぱり俺が超えなきゃいけない壁っていうのは、高くて険しくないと意味がないと思うんですよね。俺のパートナーに稔さん、対戦相手にチーム246、俺のあこがれた3人の中でWRESTLE-1のベルトを争えるって、最高じゃねえか! ただ勝ちたいわけじゃねえぞ。俺はこの3人の中でも一番目立って俺の時代を作りたいんだよ! それが俺の挑戦だ! 俺からの挑戦、受けてもらえますか?」


(近藤が握手に応じる。吉岡はカズ、近藤に張り手。近藤が張り返しにらみ合う。カズと稔が止める。近藤は地声で)
近藤「取って見ろオマエこの野郎」


(カズがマイク)
カズ「稔さん、あなたはどうなんだよ。あなたの気持ちはどうなんだ。あなたが本気になるところがみてえんだ。おめえがやる気なら、その口の悪い若者を教育してくれ」


稔「(引き揚げるカズと近藤に)ちょっと待った。カズさん、近藤君、俺は本気だ! いいか、次の後楽園、お前らから俺たちが確実にベルト取るからな、よく覚えとけこのスットコドッコイ!」


 【試合後のカズ&近藤】
▼近藤「デスペラードは今日で終わり。解体だろ。河野も無様な負け方して、あの二人も無様な負け方した。解体しろ。チームとして機能してねぇよ。それより次の挑戦者の方が気になるな。あいつら本気だ」


▼カズ「W-1の戦国時代、始まりだ。本当の俺たちの戦いみせてやる。いいよ、いつでもやってやるよ。あの稔が本気になった。俺が知ってる稔さんが、今まで安定の地にいた稔さんが本気になったんだ。あの人が強いのは俺が肌身に染みてわかってる。本当のW-1の戦いが始まります」


▼近藤「吉岡よ、正々堂々、ルールに則ってしばき合いしようぜ。いくらでも受けてやるよ」


◇第8試合◇
▼WRESTLE-1チャンピオンシップ/60分1本
[第2代王者]○武藤敬司(19分31秒 足4の字固め)[挑戦者]X征矢学
☆武藤が2度目の防衛に成功


【試合後の武藤】
▼武藤「この前の記者会見で『征矢はただの馬鹿だ』と言ったのは訂正するよ。いろいろ考えて試合やってきた。だいぶ追い込まれたよ。もっとワイルド殺法でくるのかと思ったら、計算した賢いプロレスをやってきやがった。まぁ、やってみて、まだ発展途上という感じはしましたね」


――戦前は「ギミックレスラー」とも言っていたが?
▼武藤「ファーストマッチ、セカンドマッチあたりは全然ワイルドじゃなく、緊張してたよ。発言とは裏腹に、そういう気持ちがみえた。こっちが焦ったよ。知っての通りヒザが悪いわけであって、心肺の練習があまりできなくて。やるたびに呼吸が乱れるんだよ。まだまだって気持ちもあるんだけど、早く倒してみろと。15年前の武藤敬司を100としたら、今は40だよ。ただ、ごまかしてプラス30。70でやってるんだけど、正直焦りも感じるよ」


――次の挑戦者は現れなかったが?
▼武藤「これで一巡? そんな層が薄いのかなと思ったり」


――2・13後楽園大会ではムタの参戦が決まったが?
▼武藤「ムタはムタで物事に縛られることなく、一説によると近々またアメリカに出没する噂もあるよ。俺にはコントロールできないよ」


――チャレンジャー不在の状況については?
▼武藤「俺と戦って損するぐらいの意識を持ってたらショックだよな。まぁ、でてこないと困るよ。それこそ他団体いっちゃうよ。他団体の方が遠慮がないから落とす可能性高いからな(苦笑)」


 【征矢の話】「ご覧の通り、52歳で30年のキャリアのW-1の社長であり、現W-1のチャンピオンに負けました。なかなかこういうチャンスはめぐってこない。今日せっかくのチャンスをいただいたにもかかわらず、負けてしまった。完璧に負けたのと同じ。私はギブアップしましたからね。これ以上、絞められたら選手生命の危機を感じたんで。武藤敬司自体、コンディションがいい状態じゃないけど、現チャンピオンということを考えたら、年齢とか関係なしに今日は負けたのかなと。ただ、もう一度、武藤敬司に挑戦する資格があったらやりたい。一回負けたからってあきらめたくない。ワイルドは必ずしも負けて降参するもんじゃない。負けてもう一度、這い上がる。だからもう一度チャンスをつかみます。もう一度、W-1チャンピオンの武藤敬司に挑戦する」


 WRESTLE-1王者・武藤に征矢が挑戦、試合の先手を奪ったのは武藤、征矢がグラウンド勝負に挑むが、逆に武藤に翻弄され、武藤ワールドに引きずり込まれるのを嫌った征矢はダブルチョップやエルボードロップで攻め込み、ブラッシングエルボーを自爆させ、ドラゴンスクリュー狙いも逆に腕十字で切り返す。
 征矢は延髄ワイルドボンバーの連発から武藤の首に照準を定めるが、場外戦で形勢を逆転させた武藤がロープ越しのドラゴンスクリューを連発、そしてドラゴンスクリューを狙いと、食い止めた征矢が三角絞めで捕獲する。
 脱出した武藤は串刺しシャイニングウィザードから、雪崩式ドラゴンスクリュー、低空ドロップキックから再びドラゴンスクリューを狙うが、張り手で阻止した征矢が羽根折り固めで切り返す。
 征矢は背面エルボー、ブルドッキングヘッドロックからブレーンバスターを狙うが、武藤はDDTで切り返すと串刺しシャイニングウィザードから雪崩式フランケンシュタイナーを決める。
 勝負と見た武藤はシャイニングウィザードを狙うが、ブロックした征矢がカウンターでワイルドボンバーを放つが、再度狙ったところで武藤が低空ドロップキックで迎撃してからシャイニングウィザードを炸裂させるも、征矢もワイルドボンバーで応戦して両者はダウンとなる。
 武藤のドラゴンスクリュー狙いを征矢が食い止めるブレーンバスター、ダイビングラリアット、デスバレーボム、ワイルドボンバーと畳みかけ、11日後楽園でギブアップを奪ったサソリ固めを狙うが、武藤は変形足四の字固めで切り返すと、逆回転ドラゴンスクリュー、ドラゴンスクリュー、前後からのシャイニングウィザードと畳みかけ、最後は右足への低空ミサイルキック、ドラゴンスクリューから足四の字固めで捕獲し征矢は無念のギブアップ、武藤が王座を防衛した。


 だがバックステージでのコメントでは誰も挑戦に名乗りを挙げなかったことで武藤が不満を露にし他団体(ZERO1?)との防衛戦を示唆した。
 順番的にはKAIだが、KAIは第5試合では河野を破るもZERO1の田中との再戦を優先したため名乗りを挙げなかった、KAIにしてみれば物事には順序があるということなのだろうが、武藤は自身の身体のこともあって早く挑戦して来いとせまる、武藤に焦りを感じているかのように。
 武藤は「人間っていうのは複雑な動物でさあ。『早く俺の首を狩るヤツが出てくれ』と望む半面、『まだまだ』っていう気持ちもある」と東京スポーツで答えたが、今回も武藤に中にある『まだまだ』という気持ちが優ったようだ。
 自身との限界と戦いつつ『早く俺の首を狩るヤツが出てくれ』と『まだまだ」という気持を抱える武藤、葛藤はまだまだ続きそうだ。


 セミのタッグ選手権はデスペラード勢のセコンドがリングサイドを取り囲み、場外に転落した選手をリング内に押し戻し、デスペラードが用意したのレフェリー・Mr.ロバートをサブレフェリーにした「デスペラード式ピラニアマッチ」として行われ、試合開始早々メインレフェリーの神林レフェリーをKOしたデスペラードはサブのロバートレフェリーをメインレフェリーにしたて、ロバートレフェリーはデスペラードよりのアンフェアレフェリングを展開するだけでなく、集中砲火を浴びる近藤にも暴行を加える。
 しかし調子に乗りすぎたデスペラードはTAJIRIのグリーンミストがロバートレフェリーに誤爆すると、WRESTLE-1勢が駆けつけてデスペラード勢を蹴散らす、246は土肥を捕らえて一気に勝負に出ると、カズのハンドスプリングレッグラリアットから近藤のキングコングラリアットの波状攻撃で3カウントを奪い王座を防衛、試合後には田中&吉岡が王座挑戦を表明した。


 昨年12月から遺恨が勃発した船木と鈴木はタッグで対戦、先発を買って出た両者はロープに押し込んだ際に髪をつかみ合い、中盤でも船木が掌打から浴びせ蹴りを決めれば、鈴木もエルボースマッシュからワンハンドバックブリーカーで返すなど火花を散らす、終盤には小幡を捕らえた船木はハイブリットボラスターを決めるが、鈴木がフロントハイでカットに入るも黒潮はスワンダイブ式ミサイルキックで鈴木を蹴散らす。
 怒った鈴木は場外で黒潮をイスで殴打している間に、船木はキャプチュードを狙う小幡を脇固めで切り返してから、下からのチキンイングアームロックこと新技トライアングルアームバーを決めてギブアップを奪い、試合後はWRESTLE-1とZERO1のセコンドが乱闘となるなど大荒れに中で試合は幕となった。

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