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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

チャンピオンカーニバル2016開幕!宮原は真霜と30分フルタイムドロー!秋山はS・タイガーに失神KO負け!

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チャンピオンカーニバル2016開幕!宮原は真霜と30分フルタイムドロー!秋山はS・タイガーに失神KO負け!

4月9日 全日本プロレス「2016チャンピオン・カーニバル」後楽園ホール 1299人満員

<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼「2016チャンピオン・カーニバル」Bブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○青木篤志(8分38秒 変形膝固め)[1敗=0点]×ジェイク・リー

(試合終了後、K-DOJOの梶トマトがリングに登場。)
梶「皆さん、K-DOJOの梶トマトです。青木さん、チャンピオン・カーニバル中で大変申し訳ないのですが、前回千葉大会で言ったように、青木さんの持つ世界ジュニアのベルトに、このハイテンションこと、梶トマトの挑戦を受けてもらえませんか?」

青木「ひとつだけいいかな? 梶君、今はチャンピオン・カーニバル中なんだわ。この雰囲気の中で出てきた勇気はスゲエと思う。こういうのってさ、タイミングもあるし、ここにいるお客さんが文句あろうが俺は別にどうでもいいんだよ。挑戦してくることが俺は大事だと思う。俺は梶君の挑戦を受けたいと思います。ただ、会場とかそういうものはPWFに相談しないといけないから。だけど、世界ジュニアをやろう」

【青木の話】「(ドーリング選手の欠場を受けての出場となったが?)ジョーの状態を考えたら、同じチームの人間としたらやるでしょう。ましてや、本当だったら諏訪魔選手だっているところが、今は欠場中だから。やらなきゃいけないでしょ。野村に任せておけないもん、俺。正直。野村がヘビー級だって言ったって、別にアイツがEvolutionに入ってなんか変わったかって言ったら、変わってないと思うよ。一生懸命やるのは、それはどんな新人だって普通でしょ? Evolutionというチームはもともとみんなで強くなろうっていうチームじゃないんだよ。強い人間が集まってできたチームなんだよ。本人がそこに追いつこうと思って一生懸命努力してるかと言ったら、俺は努力してないようにしか見えないんだ。これは悪いけど試合だけを見てたらわからないんだ。試合をしたらわかるでしょ、何となく。それがが全てですよ。今回自分がチャンピオン・カーニバルに出るって決めた理由は、アイツに任せておけないし、俺がやりたいというのもあるしね。申し訳ないけど、世界ジュニアのベルトはちょっと疎かにするかなと思ってたけど、面白い時に梶トマトが出てきたからさ。まあ、良かったよ。(初めて出場したチャンピオン・カーニバルの舞台はどうだった?)入場式で見たって、みんな俺の倍ぐらいデカいし、正直この先どうなるのかなっていう不安はあるけど、俺がやることは一個だけ。とにかく勝ちを狙いに行くことだけ。どんなことでもいいけど、一個勝機を見つけたらそこだけ追求して。(リー選手の印象は?)まだ遠慮があるよね。もっとガンガン来ればいいのに。本人が昨日会見の時に、どこか怪我してもどうのこうのって言ったんだったら、もっと根性を見せてくれたらよかったのにね。一本差し出してでも、何か違うもので仕留めるぐらいのものがあればよかったんだけど、感じなかったからね。チャンピオン・カーニバルってさ、誰かの成長のためにやるもんじゃないと思っているし、なんだったら野村とリーに関しては1回もベルトを巻いたことのない人間だから。本人たちがどういうともりで挑んでいるのかわからない。それが経験のためと思っているんだったら、俺は今すぐ棄権して、普通の試合をやってた方がいいと思う。だって、もっと強い人、もっとデカい人が潰しに来るんだよ? 最初からそんな気持ちでやっているようなヤツだったら、俺は別に必要ないと思うしね。これは俺が言うことでも何でもないでしょ? もっと上の人間が言うことでしょ? 秋山、大森、なにをやってんだって。俺じゃねえよ。ヘビー級だったらヘビー級で、ちゃんと誰か育ててやれよ。じゃないと先ねえぞ、本当に。まあ、俺はそれなりの覚悟を持って、今回このリーグにエントリーしているから。悪いけど、もう優勝を狙うだけ。自分がどうのこうのじゃない。チームのために優勝するだけ。それだけです」

【リーの話】「クソッタレ…。足が…。始まったばっかだっていうのに、諦めるかよ!」

◇第2試合◇
▼「2016チャンピオン・カーニバル」Aブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○野村直矢(9分54秒 横入り式エビ固め)[1敗=0点]×ボディガー

【野村の話】「世界タッグチャンピオンから獲った! これは普通の勝ちですよ。とりあえず世界タッグチャンピオンから獲ったことは凄い大きいことだと思います。明日は真霜拳號! 絶対にアイツの首を討つ。絶対に討つ!」

【ボディガーの話】「クソ! 出鼻をくじかれた。これがチャンピオン・カーニバル。読めなかった。けど、このまま絶対に引き下がらへんからな。あと全部勝って、絶対に優勝ねらうんで。気持ちを切り換える。それだけ」

◇第3試合◇
▼6人タッグマッチ/30分1本
○佐藤光留 川村亮 力(13分43秒 片エビ固め)中島洋平 ×SUSHI 青柳優馬
※ランニングローキック

◇第4試合◇
▼井上雅央&西村修デビュー25周年記念試合/30分1本
ドリー・ファンク・ジュニア 大森隆男 ○井上雅央 本田多聞(12分38秒 首固め)×渕正信 ザ・グレート・カブキ 西村修 吉江豊

【井上の話】「(記念試合を全日本プロレスでできたことは?)結構全日本を離れていましたから、ありがたいです。本当にありがたいの一言です。俺みたいなヤツに…。本当にありがたいです。記念ですね。言えば、たった25年ですから。あっと言う間でした。普通だったら軽く通過してなきゃいけないんですけど。(同世代のファンの力になっているのでは?)そう思っていただければありがたいです、本当に。今日は感謝しかないです。(同じリングには渕選手、ドリー選手、カブキ選手と先輩たちがいたが?)そんな恐縮ですよ。25周年なんて怒られちゃいますよ。まだまだ倍以上のキャリアの人がいっぱいいるんだから。もうちょっと頑張ります。(大怪我を克服して迎えているだけに、感慨もある?)そうですね。股関節の時は正直、現役はつらいかなと思ったですけどね。股関節の時は同期の浅子さんがリハビリしてくれたんで。そのおかげでなんとか試合ができてますからね。もう本当に助けられてます。感謝の一言です。何回も言いますけど」

◇第5試合◇
▼「2016チャンピオン・カーニバル」Bブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○崔領二(17分50秒 エビ固め)[1敗=0点]×ゼウス
※那智の滝

【崔の話】「言いたいこと言っていい? 橋本真也が『プロレスは人生みたいだ。自分の人生を商売にしてるんだ』と言ってたけど、バカ言ってんじゃねえよとさっきまで思ってましたね。だけど、ZERO1を辞めてひとりになって、いろんな人の助けがいるようになって。気づいたら上がる団体がなくて。自分で立ち上げるしかなくて。でも、全日本プロレスというところが声をかけてくれて。今日試合やったけど、いつもと変わらずファンがいる。応援してくれる人がいる。これが基本かなと。橋本さんの言葉が凄く身に染みてわかるし。あとね、1つだけ。これを言ったら帰るから。ZERO1に自分はいた。本当にお世話になった。プロレスのイロハを教えてくれた。そして、ZERO1との関係はこれからも続く。全日本とも続くと思う。狭い業界やから。でもな、仲良し子良しでやる必要はないと思う。みんな個人事業主やから。ZERO1という団体で…皆さん、よう聞いて。こんな魅力溢れる、プロレス界の未来を担う崔領二って若者の居場所がなかったんや。いいことだと思う。下がドンドン育ってるから。俺は何が言いたいかっていうと、若いヤツみんなに言いたい。自分の道は、プロレス界を辞めたとしても、プロレス界にいたとしても、自分を高く買ってくれることに、自分を最大限評価してくれるところに、俺は行くべきやと思う。過去を否定するのは簡単。俺はそんなことしない。だけど、俺は今、確実に全日本プロレスに必要とされてると思う。この先、世界中のいろんな団体に必要とされると思う。そうあってほしい。自分自身で。だから、頑張ってプロレスをやってる。だから、ZERO1のヤツらも、他団体のヤツらも、楽してやるヤツらも、みんなよく聞いて。俺はチャンピオン・カーニバル用のコメントなんか出してないから。自分のポジションを言い訳にするなよ。自分のポジション、回り回って、今のポジションはあるべきしてお前らにあるんや。言い訳するなよ。自分がもっともっと高みを目指したいなら、自分で切り開いた方がいいと思う。俺はランズエンドというものをやってそれに気づいた。だから、どうかプロレス界に入ってネガティブは発言だけはやめてくれ。1億円プレイヤーになるのも、10億円プレイヤーになるのも、アメリカを抜くのも、俺ら次第ちゃうか? 俺はそう思うよ。言い訳するなよ。大志を抱け、もっと。若いヤツも。俺は全日本プロレス、素晴らしい団体だと思う。こんなに猛者が集まっているとは正直思ってなかった。予想はしてたけど。ひとつ言わせてください。俺はこの団体をとてもリスペクトしています。だからこそ、全員ぶっ潰して、チャンピオン・カーニバル覇者として、24日、テッペンに立ちます。どうもありがとうございました」

【ゼウスの話】「崔領二とやっとったらゾッとするわ。アイツの攻撃を見てるとゾッとする。だから、コイツはやっぱり次にもう1回当たって、俺がお仕置きせなあかんな。それだけや。まあ、チャンピオン・カーニバル、悔しいな。初っぱなの開幕戦、後楽園で負けるっていうのは。クソ。もっと体を鍛えていかないと。アイツの蹴りの一発一発威力、ZERO1で食らってるから。それをわかった上で、もっともっと分厚い胸板と、ぶっとい腕と、強い足腰を作ったら勝てるな。うん。技術では何も劣っている部分はないと思うから」

◇第6試合◇
▼「2016チャンピオン・カーニバル」Aブロック公式戦/30分1本
[1勝=2点]○スーパー・タイガー(7分52秒 TKO)[1敗=0点]×秋山準
※レフェリーストップ

【S・タイガーの話】「ちょっとまだ…。勝ったんですよね? 感触はあったんですけど、その前のが効いてたんで。ちょっと意識が…。まだちょっと頭の整理が付いてないんですけど。(勝った実感はない?)ちゃんとした形で映像を見てみないと判断できないですけど、京平さんが勝ったというんであれば。まず1本目を取ってこのまま。やっぱり僕が思っていた以上のこの王道マット。まだ頭の整理が付かないですけど、体で体感したのは凄く覚えてます。これで我々が勝ったとも思ってないですし、逆に懐の深さをまた見て、これから続くチャンピオン・カーニバルに武者震いが止まらないですね。こういう状態があと何戦か続くと思うと…。僕はこれからもっともっと変われますし、プロレス界を絶対に背負って立てる男になりますんで。それだけははっきり言います。期待してください。(優勝に向けてもいい感触が掴めた?)まず初戦を勝った。まだ宮原選手もいますし、真霜選手も、ボディガーも、そしてリアルジャパンの今のチャンピオンの関本ともシングルでありますんで。僕はある意味、これは王道マットを借りたチャンピオン・カーニバルの中での、リアルジャパンでの別次元のタイトルマッチだとも思っていますんで。本当に各団体のチャンピオンと真剣勝負で1対1でしっかり戦える。ここから僕のスーパー・タイガーが始まります」

◇第7試合◇
▼「2016チャンピオン・カーニバル」Aブロック公式戦/30分1本
[1分=1点]△宮原健斗(30分時間切れ引き分け)[1分=1点]△真霜拳號

(試合終了後)
宮原「引き分けなんで、気分は最高とは言えないですけど…これだけのお客さんが応援してくれたんで、気分はいたって最高です。最高の一体感で今日を締めくくりたいと思います。皆さん、今日はチャンピオン・カーニバル開幕戦、最後までご声援ありがとうございました。皆さんに聞きたい。全日本プロレスは最高でしたか!疲れているせいか聞こえないなあ、全日本プロレス最高でしたか?」

【宮原の話】「まだ始まったばかりだしね。勝ちを奪えなかったのは悔しいけど、引き分けたからって負けたわけじゃないから。ポジティブですよ。俺は進化形のポジティブなチャンピオンだから。どんな悪い状況になっても俺はポジティブだし。それはなんでかって言うと、あんなに声援を送ってくれる人がいる限り、ネガティブなことを俺らが言えるわけないでしょ? とにかくチャンピオン・カーニバル、優勝までまだいっぱいあるんで。一戦一戦、戦って、大阪の最終戦を迎えてね。もちろんトロフィーを持って帰るしか考えてないんで。準優勝なんて考えちゃいない。優勝しないと意味がないから。なんせこのベルト(三冠)が今、俺の手元にあるから。(真霜選手とのこれからの戦いをファンも期待しているのでは?)それは見ている人に感じてもらって。俺は目の前の相手1人1人と勝負しているんで、特別な感情っていうのはないけど、やっぱり引き分けたから。to be continuedというか、続きを自分の中で意識しちゃう部分もあるけど、そればっかりはチャンピオン・カーニバルを終えないとわからない部分でもあるし。(どうしても三冠王者のマークがきつくなり、優勝するのは難しくなるが?)そうですね。引き分けているからあんまり大きなことは言えないけど、過去は過去だから。今、ベルトを持っているのは俺だから。第三者からなんと言われようと、俺はこの業界で上を目指しているんであって。だから、チャンピオン・カーニバルという称号は俺にとってデカいから。俺、もっと有名になりたいんですよね。まだプロレスファンで俺のことを知らない人もいっぱいいるんで。それが歯がゆいというかね。だから、こういうチャンピオン・カーニバルっていう大きい舞台で優勝すれば、おのずとみんな知ることになると思うんで。宮原を知っておかなきゃ損だよって書いておいてください」

【真霜の話】「30分じゃ仕留めきれなかったけれども、腕をいただいたよ。三冠王者の腕をよ、いただいたよ。去年のことを言っていいのかな。去年の時の三冠王者とやって、ベルトの足下に手が届いたかなと思ったんだけど、今日はどうだい? 手をかけただろ、三冠ベルトに。勝てなかった。そう言われるかもしれない。負けじゃない。引き分け。時間切れ引き分け。タイトルマッチは全日本だと何分だ? 60分? じゃあ、60分で今度やろうぜ。30分じゃダメだってわかったんだからよ。あの三冠王者にはちょっと言いたいこといっぱいあるからよ。よし、これで手応えを掴んだから。あとは今日で引き分けだと勝ち点1? しょうがねえ。あと全部勝てばいいんだろ? 勝てば決勝に行くんだろ? 決勝に行って、優勝して、三冠ベルトをいただこうかい」


 全日本春の祭典である「チャンピオンカーニバル」が開幕し、入場式には大日本勢を除く出場選手が揃い、PWF会長であるドリーが開会宣言をして公式戦がスタートとなった。

 まず公式戦初戦はジョー・ドーリングの代役として出場した青木がリーと対戦、青木はショルダーレッグブリーカーからレッグロックと足攻めで先手を奪い、リーもミドルキックで反撃するが、膝を痛めているせいか威力が半減、だがショルダースルーからノーザンスープレックスを決める。
 リーはラリアットを狙うが、かわした青木は低空ドロップキックから低空ミサイルキックと再度足攻めを展開し変形膝固めで捕獲、ロープに逃れたリーはキチンシンクからランニングローキック、ラリアットと畳み掛けるが、ジャンピングミドルキックからバックドロップを狙うと、青木は首を巻き込んで押さえ込み、膝十字固めから変形足四の字固めへ移行してギブアップを奪い、公式戦を白星でスタートしたが、試合後にKーDOJOの梶トマトが現れて世界ジュニア王座への挑戦を表明、青木も受諾して両者による選手権が決定的となった。

 野村vsボディガーは野村のショルダータックルを受け流したボディガーはリフトアップスラムからパワーで圧倒、野村もショルダーアームブリーカーからアームロックと腕攻めを狙うが、腕十字をボディガーが持ち上げて叩きつけると、串刺しラリアットからフェースバスターと繰り出し、エルボードロップは自爆となっても、逆に野村のドロップキックを自爆させてから逆エビ固めで捕らえる。
 ボディガーはパワーボムを狙うが、野村はリバースしれからスピアーを狙うも、ボディガーはキャッチしてラリアット、ハンマーパンチの連打からハイキックをねらうが、かわした野村が首固め、スピアーからのジャックナイフ式エビ固め、そして横入り式エビ固めと丸め込み技を連発して3カウントを奪い金星を挙げる。

 ゼウスvs崔はマッチアップから打撃戦となるも、場外戦で崔がゼウスのの左膝を鉄柱に叩きつけると、イス攻撃を狙うがかわしたゼウスも鉄柵に叩きつけてからのボディーアタックで反撃して、バックドロップの要領で股間を鉄柵の上で落とし、場外ブレーンバスターで投げる。
 リングに戻っても互いに感情的になったのか一歩も引かず、ゼウスが胴絞めスリーパーで捕獲して一気に絞めあげるが、ラリアット狙いは崔がかわしてミドルキックを連発する。
崔はミサイルキックからミドルキックを連発するも、突進したところでゼウスがスパインバスターで叩きつけると、サソリ固めで捕獲、崔も串刺し攻撃をかわしてミドルキックからブレーンバスターで投げるも、ゼウスもブレーンバスターで返してからフライングラリアットを浴びせて応戦する。
 ゼウスはラリアット、ボディーアタックと串刺し攻撃の連打から、チョークスラムを狙うも、崔が踏ん張るとゼウスは後頭部ラリアットを炸裂、そして正面からのラリアットを狙うが、抱え上げた崔は山折りから那智の滝を投下も、ゼウスもかわしてチョークスラムからラリアットを決める。
 ゼウスはジャックハマーを狙うが、背後に着地した崔はジャーマンで投げるも、すぐ起き上がったゼウスはラリアットからコーナーへ昇る。
 しかし崔はジャンピングミドルキックで動きを止めると、コーナー最上段からの雪崩式ブレーンバスターから那智の滝を決め3カウントを奪い、崔も公式戦勝利でスタートする。

 秋山はリアルジャパンからエントリーしたS・タイガーと対戦、打撃戦をSタイガーが制するが、場外に逃れた秋山はSタイガーを場外へ引きずり込み、鉄柵攻撃、ニーリフト、ランニングニーと攻勢をかける。
 Sタイガーもニールキックからローリングソバットで反撃して、フロントネックチャンスリーからチキンウイングアームロックで捕獲する。
 逃れた秋山もニーリフトからランニングニー、フロントネックロックで捕獲してからエクスプロイダーを狙うが、逃れたSタイガーは斬り込み式ジャンピングハイキックを炸裂させると、秋山はダウンしてそのまま失神し試合はストップ、秋山がまさかのKO劇でSタイガーが勝利を収める。

 メインは宮原が真霜を迎え撃つが、真霜が執拗なヘッドロックから宮原の顎にミドルキックを炸裂させると、場外へ逃れた宮原に鉄板で殴打、スタンド席通路に雪崩れ込んでからのランニングローキックと先手を奪い、リングに戻ってからは宮原がギロチンホイップからから反撃して首四の字固めと首攻めを展開し、真霜もラリアット狙いもスネークリミットで切り返す。
 しかし再び場外戦となると真霜がイスで宮原の右腕を殴打、リングに戻ってもランニングローキックからチキウイングアームロックと今度は右腕攻めを展開するも、ラリアットをかわした宮原は低空ドロップキックから側頭部へのドロップキックを放ち、串刺しジャンピングエルボーからノーザンライトスープレックスと畳み掛ける。
 宮原はフロントハイキックで真霜をエプロンへ追いやると、エプロン上でのパイルドライバーを狙うが、踏ん張った真霜はフロントハイキックから、コーナーの金具に挟んでのショルダーアームブリーカーを決め、リングに戻っても脇固めや腕十字、無道と再度右腕攻めで宮原を追い詰める。
 真霜は雪崩式ブレーンバスターを決めるが、すぐ起き上がった宮原は真霜トラースキックを喰らいながらも二段蹴りで応戦、串刺しニーから垂直落下式ブレーンバスターで突き刺してからジャーマンを狙うが、真霜はチキウイングアームロックで切り返し、再度無道で追い詰める。
 逃れた宮原は真霜にフロントハイキックからブラックアウトを炸裂させると、互いのエルボーのラリーとなるが、宮原の串刺し攻撃をかわした真霜はジャーマンから真剣を炸裂させると、垂直落下式ブレーンバスターを狙うも、宮原は阻止し、ニールキックをかわしたところで後頭部にブラックアウト、そして正面からブラックアウトを炸裂させ、二段式ジャーマンからシャットダウン式ジャーマンを狙うも、阻止した真霜もランニングエルボーを炸裂させ、再度無道で捕らえから垂直落下式ブレーンバスターを狙うが、宮原はブラックアウトで阻止するも、カバーには入れず時間切れ引き分けとなった。
 試合後は互いに再戦をアピールし、宮原も三冠王座をかけることを約束、最後は宮原がマイクで開幕戦を締めくくった。宮原と引き分けた時点で真霜も充分次期挑戦者の資格は得た、仮に優勝できなくても真霜にとって大きい引き分けだったと思う。

 宮原が引き分け、秋山がKO負け、ゼウスが敗戦と開幕戦から大荒れとなったチャンカン、果たして誰が春の祭典を制するのか?

 第4試合では井上のデビュー25周年記念試合が行われ、雅央はドリー、大森、アジアタッグ王者時代のパートナーだった本田と組み、渕&カブキ&西村&吉江組と対戦。
試合は渕のボディースラムを受け切った雅央がオリャーラリアットからミリオンダラーバスターを決めるが、最後は全選手が入り乱れる中、雅央は渕の首固め狙いを逆に首固めで切り返して3カウントを奪い記念試合を勝利で飾った。
 雅央は1991年n全日本でデビューしたが、当時の全日本は天龍源一郎ら選手が大量離脱し若手が不在という状況の中、現在NOAHでトレーナーを務める浅子覚と共にデビューするが、三沢光晴の付き人を務めていた浅子は超世代軍の一員としてメインに抜擢されたのに対し、雅央は第1試合で百田光雄と対戦することが多く、また川田利明と田上明の聖鬼軍に属したものの、前座のポジションはかわらず、TVマッチでは解説を務めていたジャイアント馬場さんからダメだしを受けるなど、評価は決して高いものではなかった。
 全日本が馬場さんから三沢に現場責任者が変わると、雅央は若手が次々とデビューしたのもあってか中堅にランクアップし、本田と組んでアジアタッグ王座を奪取、NOAHに移籍してからは挑戦者決定トーナメントを制して武道館のメインで秋山の保持するGHCヘビー級王座にも挑戦して、王座は奪取できなかったがノラリクラリと秋山を翻弄し、雅央ワールドを確立した。
 NOAHを退団してフリーとなり、最近は試合の機会が減っているようだが、まだまだ頑張ってほしい。

最後に井上雅央選手、デビュー25周年おめでとうございます。
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