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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

13年ぶりのWWE観戦、大阪を魅了した中邑ワールド!そしてWWEと日本との距離が近くなった

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13年ぶりのWWE観戦、大阪を魅了した中邑ワールド!そしてWWEと日本との距離が近くなった

9月16日 WWE「WWE Live OSAKA」エディオンアリーナ大阪 4626人


◇大会前◇
16日午後12時半よりWWE・SmackDown大阪大会を前に中邑真輔がコメントを出した。((週プロモバイルより)


「(日本の印象は?)昨日の8時ぐらいに到着しまして、入国審査にファストパスがあるなんて知らなくて…やり直しました。久しぶりに帰って来れて非常に嬉しいです。24時間以内の滞在になってしまうんですけど、WWE・SmackDownの一員として帰ってこれたことを誇りに思います。


(日本のファンにメッセージを?)もう締めですか(苦笑)。中邑真輔、SmackDownの一員として帰ってきました。今日、ジンダー・マハルからWWEチャンピオンシップいただきます。イヤァオ!


(タイトルマッチだが?)タイトルが取れれば、WWEの顔として認められる存在になれる。そこに早くたどり着くためにって意味では、闘いがいがあるというか。勝たなきゃいけない。ジンダー・マハルも身長もありますし、日々の努力を怠らない姿勢は非常に感心してます。スタイル、経験をすべて駆使しつつ闘いたいなと。


(地元で闘えるが?)嬉しいですね。移動や時差、その他もろもろがありますが、条件はすべて一緒。このメンバーでヨーロッパや今年の後半には南アメリカに行きますし。世界各地で闘えることで刺激を与えるだけじゃなくて、お客さんから刺激を与えてもらってる。そういう相互交換じゃないですけど、エネルギーをつかみ取れるので嬉しいです。


(ここ1カ月でジョン・シーナ、ランディ・オートンに勝って、サマースラムでWWE王座挑戦したが?)次から次へとまさかってカードが実現しているんで、この勢いがずっと続くといいなって思ってます。自分としてもシーナとやって、ジンダーとサマースラムでチャンピオンシップ、そして、ジンダーと闘うためにオートン…。ちょっと前までは予想だにしなかったことが現実にドドッて起きてるんで、WWEに来てよかったなって。これ以上の刺激はなかなかないなって。シーナ、オートンと同世代、同じ時代をけん引してきた。自分は日本で、彼らはアメリカ、世界で。ものすごい親近感を感じますね。試合をすると通じ合うものが前と後では全然違う。シーナともオートンともレスラーとして通じ合うものがありました。


(シーナ、オートンに勝って達成感があった? それとも責任感が強まった?)両方だと思ってます。シーナとオートンに勝って、そこで浮き足立ったら、一気に崩れ落ちるというか。自分にとってはこれが普通だと言い聞かせてますね。


(WWEを次のステージに導いていく?)そうですね。まだまだ闘ったことのない相手がいますから。自分としても楽しみが尽きないですね。


(高山善廣選手が厳しい闘いを強いられているが?)高山選手は自分がレスラーとして育っていく上で叩き上げてくれた同志であり、先輩であり、兄貴のような存在。今、高山さんが闘ってるので、自分も何か高山選手、高山選手の家族のためにできることをやっている最中ですね。一度、地獄の淵から帰ってきた男なんで、必ず立ち上がってくれると信じてます。


(SmackDown昇格して順風満帆だが、苦労はあった?)苦労があったとしても、それを表に出したくない。ただ慣れるというか、1カ月、2カ月して、これが慣れてきたのかなって。余裕が若干できたというか。自分の中で遊びのキャパシティが増えてきたのは、本当にここ最近。だから、これからだなって、自分の本領ができるのは。NXTからSmackDownに上がって、ツアーのスケジュールであったり、新しい人間との対戦だったり、無意識のうちにプレッシャーがあったんだろうなって。闘いを経ていく中で、スケジュールにも慣れ、自分の中で回転数が上がってきた感覚はありますね。


(成功の秘訣は?)1年間のNXTでの闘いがよかったんだろうなと思いますね。やっぱりWWEのファン、SmackDown、RAWを見てる層も多いけど、それ以上にWWEネットワークですね。世界中でオンデマンドで見れますので、ファンに認知されていったというのが大きいですね。かつ日本時代からのファンもいるし。


(闘いを変えた部分は?)多々ありますね。闘いの中でWWEの間だったり、技のチョイスだったり、自分がレスラーとして成長してるのかなって思います。細かい部分ではあるんですけど。


(サマースラムと今回の挑戦で違う部分は?)1回大きな舞台で闘ったことで、お互いに相手の出方がわかるというか。攻防、闘いの幅も広がってくると思います。(前回は様子見もあった?)そうですね。様子見もありますし、サマースラムということで瞬発力が求められますから。今回は大阪ですし、日本で試合ができるので力が入りますね…力を入れないんですけど、力が入りますね。


(じっくりと…)闘いたいなと思います。


(昨日の夜は?)母が来ていたので、母のリクエストでふぐを食べました(笑)。やっぱりなかなかアメリカでは食べれないものを食べたいなって。でも、一般的なもんはアメリカでも何とかしたら食べれるんですけど、ふぐとなったらなかなか(食べれない)。


(SmackDownとしての凱旋だが?)ありがたいことにSNSでは毎週のように日刊スポーツさんがニュースを上げてくれるので母が喜んでいます」
 


◇第1試合◇
▼スマックダウンチャンピオンシップ/無制限1本
[王者組]○コフィ・キングストン ビッグ・Ewithエグザビアー・ウッズ(12分41秒 片エビ固め)[挑戦者]ドルフ・ジグラー バロン・コービン
※ミッドナイトタワー

◇第2試合◇
▼時間無制限1本
○ルーク・ハーパー(10分21秒 体固め)×エリック・ローワン
※ディスカス・クローズライン


◇第3試合◇
▼時間無制限1本
○エイダン・イングリッシュ(8分40秒 エビ固め)×ザミ・ゼイン
※DDT


◇第3試合◇
▼ハンディキャップマッチ
ナオミ シャーロット ベッキー・リンチwithアスカ()ナタリア タミーナ ラナ カーメラwithジェームス・エルスワース


◇第4試合◇
▼ラストマンスタンディングマッチ/時間無制限1本
○ランディ・オートン(11分9秒 KO)×ルセフ
※RKO


◇第5試合◇
▼ハンディキャップマッチ/時間無制限1本
○ナオミ シャーロット ベッキー・リンチwithアスカ(9分1秒 エビ固め)ナタリア タミーナ ラナ ×カーメラwithジェームス・エルスワース
※リア・ビュー


◇第6試合◇
▼US王座戦/時間無制限1本
[王者]AJスタイルズ(6分42秒 片エビ固め)[挑戦者]×ケビン・オーエンズ
※フェノメナール・フォアアーム


◇第7試合◇
▼WWE王座戦/時間無制限1本
[王者]○ジンダー・マハルwithシン・ブラザーズ(14分35秒 片エビ固め)[挑戦者]×中邑真輔
※カラス


(試合終了後、シン・ブラザーズが中邑を暴行。マハルは退場。シン・ブラザーズの串刺し攻撃を迎撃した中邑はコーナーに2人を置いて、ヒザ蹴り。さらにキンシャサを決め、観客の溜飲を下げると、入場テーマ曲が流れる中で「イヤァオ!」を唱和。)
中邑「大阪! 帰ってきたぜ、大阪!! 負けちゃったけど、またジンダーとヘル・イン・ア・セル(10・8デトロイト)で闘う権利をオレは持ってる。次の凱旋こそはWWEチャンピオンとして帰ってきたいなぁ! そう、また会える。それまで首を長くして待っててください。WWEのもっともっとスーパースターになって帰ってきます。ありがとうございました。終わり…ウッソー! 久しぶりだな、これやるの。準備いい? 答えはこうだ。イヤァオ!」


 16日、エディオンアリーナ大阪にてWWE LIVEを観戦、自分がWWEを観戦するのは2004年2月6日の大阪城ホール公演以来で13年ぶり、大阪城のときは空席が目立っていたが、今大会はギッシリ入り超満員札止め、大阪だけでなく東京から駆けつけたファンもいる。今回は2階席からの観戦となったが、2階から見ると、1階はギッシリも、後ろ側の席は新日本プロレスのようにヒナ壇を設けているいいのにと思うぐらいだったが、後になって聞くと昨年のNXTも超満員だったもののヒナ壇は設けられなかったという。


 第1試合からいきなりタッグ選手権、王者のニューデイは先日のSMACKDOWNで王者になったばかりだが、ウッズは負傷欠場でセコンドとしてラッパを吹かす、試合は挑戦者組がコフィを捕らえるも、交代したビッグ・Eがラリアットやスープレックスで盛り返すも、挑戦者組は連係でビッグEをも捕らえ、ジグラーがフェイマサーを決める。しかしビッグEがキックアウトすると交代した子フィーがダイビングボディーアタックでコービンを排除、最後はジグラーを捕らえたニューデイズが合体DDTことミッドナイトタワーで3カウントを奪い王座を防衛する。


 第2試合のハーパーvsローワンは、ハーパーがかつてDRAGON GATEでブロディ・リーのリングネームで上がっていたせいもあってハーパーに声援が集中、試合も元パートナー同士もあって肉弾戦となり、ハーパーも元DRAGON GATEということも意識してかトペも披露、最後はハーパーが雪崩式ブレーンバスターからローリングラリアットで3カウントを奪う。


 第3試合のゼインvsイングリッシュはイングリッシュがオペラを熱唱しながら入場、ゼインには「オーレ」の声援が巻き起こる、試合はゼインがラリアットからダイビングボディーアタック、ブルーサンダーと攻勢をかけるも、イングリッシュもサミングで流れを変え、雪崩式パワーボム狙いはゼインがリバースも、コーナー上での攻撃を狙ったところで、イングリッシュがロープを揺らしてバランスを崩させると、ゼインはトップロープに股間を打ちつけ、この隙を突いたイングリッシュがDDTで3カウントを奪う。


 第4試合のランディ・オートンvsルセフはラストマンスタンディングマッチで行われ、ルセフが竹刀やイスでオートンを痛めつけ、場外戦でも鉄階段を投げつけるなどしてオートンを圧倒する。エレベイテッドDDTでオートンが流れを変えるとRKOを狙うが、逃れたルセフはスーパーキックからコーナーにセットされたイスにオートンを直撃させると、アコレードで勝負に出る。しかしKO決着なため、ルセフは一旦放してダウンカウントとなる。
 このルールに助けられたオートンは、反対側のコーナーに設置されたテーブルにルセフを直撃させると、すかさずRKOを決め、ダウンカウント10となってオートンが勝利を収める。


 休憩明けにはRAW昇格を控えるアスカが登場、久しぶりの大阪弁で挨拶し、そのまま第5試合でベビーフェース側のセコンドに着く、試合も乱戦となったところでカーメラのセコンドあるジェームス・エルスワースが介入すれば、アスカが駆けつけエルスワースを追い掛け回し、エルスワースはそのまま逃げるという見せ場を作り、最後はナオミがヒップアタックことリア・ビューで3カウントを奪い勝利を収める。


 セミのUS選手権は、オーエンズの奇襲で試合開始も、AJがドロップキック、プランチャで反撃、オーエンズも場外戦で流れを変えるが、リングに戻ってからのセントーンはAJが剣山で迎撃、AJは牛殺しを決めると、フェノメナール・フォアアームで3カウントを奪い王座を防衛、せっかくの好カードだが、短い時間で終わらせるのはもったいなかった。


 メインはマハルのWWE王座に中邑が挑戦、シンブラザーズの呼び込みでマハルが先入場、地元・日本出身の中邑が後入場となるが館内は中邑コール一色となり、リングインするなり中邑は反りまくって滾りまくる。試合も中邑が脱力式ロープブレーク、互いに「カマーン!」と叫びあい、コーナーへの膝蹴りやバイブレーションとおなじみの動きで館内を魅了する。
 しかしシン・ブラザーズの挑発に中邑が気を取られると、マハルが反撃、場外戦でも中邑はシン・ブラザーズの介入を受けると、マハルがコブラクラッチから中邑の首から背中を攻めて試合の流れを変える。マハルは中邑の抗争相手ということで評価が低いかもしれないが、体格の割にはオーソドックスな攻め、意外と上手い選手だった。
 嫌な流れになったところで中邑はスピンキック、跳び蹴り、ミドルキック、延髄斬り、コーナーに乗せてのニーと猛反撃するが、リバースパワースラムは不発、しかしマハルが持ち上げようとしたところで三角絞めで捕らえるが、シン・ブラザーズがマハルの足をロープにかけて逃れられてしまう。
 中邑は前へのブレーンバスターからキンシャサを狙うが、マハルがジャンピングニーで迎撃、エルボー合戦から座り込んだ中邑にドロップキックを浴びせると、旋回式バックブリーカーからコブラクラッチスラムことカラスを狙う。しかし中邑は回転エビ固めで切り返すと腕十字で捕らえるが、マハルが抜け出したところでトラースキック、コーナーからのダイビング・キンシャサからキンシャサで勝負を狙うが、シン・ブラザーズの介入に気を取られてしまうと、マハルがカラスを決め3カウント、中邑も王座を奪取できなかったが、マハルも意外な実力者ぶりを見せつけた試合だった。
 試合後にマハルは『後はオマエらに任せる』と言わんばかりにシン・ブラザーズに中邑の制裁を任せて退場すると、シン・ブラザーズは中邑を袋叩きにするが、蘇生した中邑は膝蹴りやキンシャサで2人を逆に制裁して返り討ちにし、中邑はファンにWWE王座を奪取して凱旋することを約束して「イヤォ!」で大会を締めくくった。
 


 大会全体の感想といえば、勝ったのはマハルだが、最終的に主役を奪ったのは中邑、13年ぶりのWWEの感想は、日本人選手がどんどん進出したことを契機に日本とWWEの距離が近くなってしまい、すっかりファンに認知されてしまったこと、新日本プロレスも世界進出に打って出ているが、まだまだと改めて痛感させられた。そして世界へ旅立っていった中邑はどこまで高見に登り詰めていくのだろうか、これからも見定めていきたい。

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