中邑真輔がWWEと正式契約、新しい挑戦への一歩を示した
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中邑真輔がWWEと正式契約、新しい挑戦への一歩を示した
<プロレス格闘技DXより>
WWE入団を果たした中邑真輔が22日、東京・六本木のハードロックカフェ東京店でWWEアジア・パシフィック地区ジェネラルマネージャー、クリス・マーシュ氏同席のもと入団発表会見に出席。4・1ダラス大会でのデビュー戦へ向け、「この中邑真輔を世界にぶつけていきたい」と意気込んだ。
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1月いっぱいで約14年間在籍した新日本を退団した中邑が新天地に選んだのは世界最大の団体WWEだった。2月の上旬に渡米した中邑は、コネチカット州スタンフォードのWWE本社を訪れ、契約書にサイン。フロリダ州オーランドのパフォーマンスセンターを視察した。
会見に先立ち、その際の映像が上映され、ビンス・マクマホン会長、タレントクリエイティブ・ライブイベント部門の取締役副社長のトリプルHと対面する姿や、パフォーマンスセンターではヘッドコーチであるマット・ブルーム(元ジャイアント・バーナード)と再会し、イタミ・ヒデオ、アスカらと握手を交わす場面も見られた。また、コスチューム姿でスタジオ撮影に臨む姿や、WWEのロゴを背にコスチューム姿でリングに上がり、ポーズを決める姿も映され、デビューへ向けた準備が着々と進んでいることをうかがわせた。
デビュー戦の舞台は4・1『NXTテイクオーバー:ダラス』に決まり、サミ・ゼインとのシングルマッチが組まれた。マーシュ氏に呼び込まれて壇上に登場した中邑は晴れやかな表情。デビュー戦、そしてWWE挑戦へ向けて「これまで以上に波及力が増すと思いますから、これまでどおりの自分プラスWWEという環境にフィットして新たに自分を作り上げる。そこらへんは自信がありますね」と言い切った。
リングネームに関しては本名の「シンスケ・ナカムラ」を希望し、WWE側にも伝えてある。トリプルHからも「好きなようにやってくれ」と声をかけられたといい、リングネームだけでなくコスチューム、テーマ曲、ファイトスタイルなどもある程度、中邑自身の意思が尊重されることになりそうだ。
まずはNXTからのスタートとなるが、中邑は「最終目標というものはあえて設定しません。日々、目標が更新されていきますので」とWWEの世界に飛び込むことで常に新たな刺激やテーマを求めていくつもり。3月下旬にパフォーマンスセンターに合流し、デビュー戦へ向けた最終調整に入る予定だ。「この中邑真輔を世界にぶつけていきたいと思ってます」と誓った中邑は最後にWWEのロゴを背に「イヤァオ!」の叫びを上げた。まずは4・1デビュー戦。ここからWWEの一員となった中邑の新たな挑戦が始まる。
【会見の模様】
▼マーシュ氏「本日は記者会見にお集まりいただき、ありがとうございます。私はWWEアジア・パシフィック地区ジェネラルマネージャーのクリス・マーシュです。本日はWWEにとって素晴らしい日です。WWEが日本のトップスター、シンスケ・ナカムラ選手と正式に契約を交わし、このたび公表することができ、とてもうれしく思います。2月上旬に米国コネチカット州の本社とフロリダ州のパフォーマンスセンターを訪れた映像がありますので、ご覧ください」
※映像上映後
▼マーシュ氏「WWEは世界中の一流の人材の中でも特に一流の人材を特定し、契約を結びます。シンスケも例外ではありません。日本のトップパフォーマーをWWEに迎え入れることができ、ワクワクしています。シンスケは日本人のスポーツ選手なら誰しもが夢見ることを達成し、実現してきました。今後はWWEを通して世界にスキルと能力をみせることができます。可能性は無限大です。本日の会見をもってシンスケ・ナカムラはWWEのスーパースターだと公言でき、本当にうれしく思います。今後の活躍が楽しみです。まずはNXTからスタートしてもらいます。デビュー戦はテキサス州ダラスで行われる『NXTテイクオーバー:ダラス』で4月2日を予定しています。WWEネットワークで生放送され、日本でもご覧いただけます」
※マーシュ氏に呼び込まれて中邑が壇上に登場
――現在の心境は?
▼中邑「そうですね。非常にまだ見ぬ世界と過去に言ったように初めてづくしの体験なので」
――WWE本社を契約で訪れた際、ビンス・マクマホン会長、トリプルHに会ったが?
▼中邑「思い描いてきたことだったりが現実として、今でも本当にあったっけみたいな」
――パフォーマンスセンターの印象は?
▼中邑「確実に世界で一番大きなプロレスの道場。そこには世界中からプロレスの経験者、並びにあらゆるスポーツのトップアスリートが集まってる。非常に刺激的だなと。リングですら7つあって、トレーニング施設も非常に大きなもので、ただただでかいなと」
――戦ってみたい相手は?
▼中邑「僕がWWEを選んだ一つの理由にかつての仲間というか、ルームメイトでもあったダニエル・ブライアンとの戦いを夢見て一つの目的ではあったんですが、つい先日、引退を発表してしまいまして、その夢は途絶えたということにはなると思うんですが、係わり合いはこれまで以上に強くなると思ってるし、まだ見ぬ対戦相手も戦ったことのない相手が非常にいますから」
――WWE用の新たな必殺技はある?
▼中邑「新たな必殺技っていうわけじゃないですね。やっぱり自分は今まで誰も真似できないような、真似をしても真似できないような、そういうトリックだったりを技に落とし込んで戦ってきましたから。これからもそうするだろうし、今まで付き合ってくれた自分の大事な技の数々はこれからも使うと思います」
――WWEでのビジョンは?
▼中邑「これまでどおりというとちょっとあれですけど、これまで以上に波及力が増すと思いますから、これまでどおりの自分プラスWWEという環境にフィットして新たに自分を作り上げる。そこらへんは自信がありますね」
――4・1デビュー戦へ向けた意気込みを?
▼中邑「4月1日、ダラスで対戦相手はサミ・ゼイン。彼も前の姿からよく知ってますけど、非常に素晴らしい選手だと思ってますので、自分の最高のパフォーマンスをするには非常にいい対戦相手だと思います。自分の新たな第一歩が始まると思います」
ー―WWEでは中邑ファンを公言する選手が多いがパフォーマンスセンターでそれを実感した?
▼中邑「非常にあいさつされる人数が多くて、顔と名前が一致しておりません。日本でもずっと苦楽ををともにしたフィン・ベイラー選手、ヘッドコーチのマット・ブルーム、あとはヒデオ・イタミ選手、アスカ選手はあいさつしてきました。そのほかにもメキシコで戦ったソンブラ選手にも会ってきました」
――リングネーム、コスチュームに関しては?
▼中邑「リングネームに関しては希望としてはシンスケ・ナカムラ、もしくはシンスケかナカムラを使いたいというのは伝えてます。コスチュームは同じですね。自分が着たいものを作ってということしか把握しておりません」
――テーマ曲はどうなる?
▼中邑「自分が気持ちよく入場したいので、これ言っていいのかわからないけど、入場曲を担当する人間とは連絡を取り合って打ち合わせしてます」
――大学1年時にラスベガスでアマレスの試合を経験しているが、アメリカで試合をすることについては?
▼中邑「アマチュアレスリングで戦ったのが確か1998年の夏ですね。ジュニアの世界大会。その時は朝ごはんを食べ過ぎて試合で吐きそうになったぐらいしか記憶にないです。アメリカでプロレスの試合をするのは何度か経験しているんですが、デビュー戦となるNXTテイクオーバーの試合はまた環境が違うんで、自分としてはその場にいて、その状況にフィットしようといつもするので、初めての感覚を大事に味わいたいなと」
――日本のプロレスとアメリカのプロレスの違いはどこにある?
▼中邑「日本とアメリカという形ではなくて、自分はプロレスというのは世界中でベーシックな部分は共通してると思う。戦いをみせることによってメッセージを伝える。基本そのベース上で表面的な表現の仕方に違いが出てくるものだと思ってます。日本とアメリカでさほど違いはないなと思ってます」
――英語のコミュニケーション、パフォーマンスについては?
▼中邑「コミュニケーションに関してはそこまで問題がないかなとは思いますが、リング上になってくると話は別かなと。それもまた自分に課せられた課題だと思って楽しんで」
――WWEのスタッフから求められていることは?
▼中邑「トリプルHからは『好きなようにやってくれ』とは言われています」
――最終的なWWEでの目標は?
▼中邑「最終目標というものはあえて設定しません。日々、目標が更新されていきますので。もちろんNXTからスタートしますけど、ローとかスマックダウンとか実はあまりよく知らないんですが、その時その時、自分のできる最高のパフォーマンスで、それがより世界に発信できるのかなと」
――WWEで記憶に残る試合、レスラーは?
▼中邑「選手と言いますと、やっぱり僕はアンドレ・ザ・ジャイアントかなと。現実にいる非現実という。歩く人間山脈ですか。試合に関していうと実はあえてWWEをみてこなかったんですよ。プロレスラーになって、プロレスの中から自分にインスパイアしたくないと思ってあえてみなくなった。ここ数年のWWEというものもダニエル・ブライアンが勝ったレッスルマニアしかちゃんとみてないですね。これからはある程度、環境に慣れるためにいろんなものをみるとは思うんですけど、そういうのもあえて自分のアイデアのソースをそこから取らないようにあまり試合をみなくなるかもしれません」
――現地に行ってNXTに対する印象は変わった
▼中邑「NXTも二つぐらい舞台があるのかな。フロリダ以外でするNXTとフロリダのローカルでするNXTと。もともとのイメージがなかったんで、そういうものなんだなという印象ぐらいしかないですね」
――その舞台からスタートになるが?
▼中邑「ある程度の時間の余裕があるので助かるなと」
――一流と超一流の差は
▼中邑「凄い質問が飛んできましたね。一流と超一流、受け取る側にもよるんでしょうけど、やっぱりオリジナリティの差じゃないでしょうかね、プロレスという世界においては。オリジナリティと説得力があるかないかという」
――日本のファンにメッセージを?
▼中邑「今までWWEをみたことがないファンの方もいらっしゃると思うんで、自分と同じように、その初めてを楽しんでくれたらなと」
※フォトセッション後
――最後にWWE挑戦の意気込みを?
▼中邑「改めまして、この中邑真輔を世界にぶつけていきたいと思ってます。応援よろしくお願いします。ありがとうございました。イヤァオ!」
中邑真輔が会見を開き、WWEと正式契約、パフォーマンスセンターへ訪れ、パフォーマンスセンターでヘッドコーチを務めるはマット・ブルーム(元ジャイアント・バーナード)と再開、アスカ(華名)、負傷欠場中のヒデオ・イタミと握手をかわした、リングネームに関しても「シンスケ・ナカムラ」で通すことで調整中という。
デビューはNXTが4月1日に開催するビッグイベント「テイクオーバー」ダラス大会で相手はザミ・ゼインを予定されている。ゼインは日本ではマスクマン“エル・ジェネリコ”としてDRAGON GATE、ユニオン、DDTで活躍、飯伏幸太とも2度とも対戦して全て勝利を収めている。
昨年5月からRAWにも登場しジョン・シナと対戦して敗れた際に右肩を負傷、NXTに強行出場してケビン・オーウェンズと対戦するも試合中に負傷していた右肩が悪化してしまい欠場、12月から復帰してNXT王者のフィン・ベイラー(プリンス・デヴィット)に挑戦した。
イタミはNXTマット初登場の際にはお披露目と新リングネーム発表に留めたが、中邑はデビューからいきなりNXTのトップ格であり日本経験者のゼインとは破格の扱い、破れば注目選手になる可能性も出てくる。
中邑は先へ進んでいるベイラーとの差を縮めることが出来るか、中邑の新しい挑戦が始まる。
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— WWE Japan (@WWEJapan) 2016, 2月 22
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