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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

遠藤の裏切りと大鷲の挑戦表明…両国直前で竹下に降りかかる試練

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遠藤の裏切りと大鷲の挑戦表明…両国直前で竹下に降りかかる試練

7月17日 DDT「Road to Ryogoku2016」東京・後楽園ホール 1536人 満員

<アピール、コメントなどはDDT公式より>
◇第1試合◇
▼オープニングマッチ/30分1本
高木三四郎 ○KENSO(6分50秒 首固め)松永智充 ×渡瀬瑞基

(試合終了後)
KENSO「8・28両国国技館、このKENSO、力の限り、DDTに上がった時に一生懸命這いつくばりながら、まだここのリングに上がり続けている。しかし! 8.28両国国技館、まだ俺の名前がメンバーの中に入ってない! おい、皆さん! 8・28両国国技館、KENSOが見たいですか!(しかし、場内ブーイング)本当に凹むからやめて! 8.28両国国技館、このKENSO、DDTのリングで見たいですかー!」

高木「お断りします!」

(場内に『FIRE』が流れるも亜門GMが止める。)
亜門「これ前にも言ったと思うんですけど、DDTはKENSOさんを雑に扱いすぎだと思うんですけど…」

高木「こっちのほうが輝いているんじゃないかな」

亜門「そう思うんですけ ど、だったら一回チャンスを与えてもいいんじゃないですか?(亜門GMは8・6春日部で高木vsKENSOのKENSOが8・28両国国技館に出てもいいかを査定する試合を提案。)」

高木が「マンネリ打破で今日組ませておいて、コイツと何回シングルやればいいんだよ!」

亜門GM「そんなマンネリはレスラーのほうでなんとかしてくださいよ! 同じシングルが組まれても毎回新鮮なものを提供するのがプロでしょう! アンタたちプロでしょう!」

(春日部のシングルが決定となった。)

◇第2試合◇
▼30分1本
○高尾蒼馬 彰人(6分35秒 エビ固め)高梨将弘 ×梅田公太
※ジントニック

(試合終了後、『恋しさとせつなさと心強さと』が流れて世界ジュニア王者の佐藤光留がベルトを肩にかけて入場。)
光留「第40代世界ジュニア王者、佐藤光留です! 高尾選手、先日の全日本プロレスでこのベルトへの挑戦表明ありがとうございました。会場と日付を決めてきました。もう全日本プロレスにはOKをもらってます。この会場でシングルマッチをやることは自分の夢でした。8月28日両国国技館で自分と世界ジュニア、NOはねえよな?」

亜門「あの…光留さん! 佐藤光留さん、ご無沙汰してます。世界ジュニア奪取おめでとうございます。両国国技館大会で高尾の挑戦を受けていただけるんですか?」

光留「そこ以外じゃやりません!」

(亜門GMがタイトルマッチの決定をアナウンス。)

高尾「正直、両国でできるなんてビックリしました。光留さん、アナタとは昔からポイント、ポイントで自分とシングルマッチをして思い出深い選手だと思っています。昔髪切りマッチをやったり、リーグ戦でシングルで何回もあったりして印象深いです。でも! その世界ジュニアのベルト、本気で獲りにいきます! 両国大会でそのベルト獲るつもりなんで応援よろしくお願いします!」

【光留の話】
――改めてDDT両国大会で高尾選手の挑戦を受ける真意は?
光留 「すべてはタイミングですね。人とタイミングです。僕はDDTのリングで育ってきたって今でも思っていますから。僕のタイツに“旅”って入っているのは、DDTのリングから旅に出ているって気持ちが今でも持っていますから。僕、DDTの両国ではタッグマッチとかランブルとかいろいろやってきたんですけど、シングルはやったことないんですよ。これはもう自分の夢を叶える…ドラマティック・ドリーム・チームですから。夢を叶えるために今しかない。相手も高尾クンだし、これはこのタイミングなんだろうなって思いました。そこ以外じゃやりません。」

――DDTのリングから旅立って、世界ジュニアのチャンピオンになったことで一度戻るというか、両国大会に出場するということですが、久しぶりにDDTの会場に来て感触というか、違った雰囲気みたいなものは感じましたか?
光留 「いろいろありますよ。いろいろありますけど、時間が経てばどこも変わるものなので。でも人間生きている以上、変わらないのは夢を持っているか持っていないかの生き方です。僕はやっぱり変わらなかったです。その結果が世界ジュニアに7回挑戦して、やっと獲ってっていうひとつの結果です。」

【高尾の話】
――世界ジュニア王座に挑戦表明した高尾選手ですが、王者の佐藤光留選手が来場して両国大会で挑戦を受けると言われましたが。
高尾 「自分のホームリングであるDDTの両国大会で、世界ジュニアに挑戦できるっていうのはびっくりしてますけども、それ以上に嬉しい気持ちでいっぱいです。そこはもう光留さん、選んでくれてありがとうございます、という感じです。で、やっぱり光留さんとは自分がデビューしてから要所要所シングルマッチで当たって、何か接点が深い、思い入れのある選手なので、またその選手の世界ジュニアというベルトに挑戦出来るっていうのが、自分の中では感慨深いことですね。自分もやっぱ全日本に何年も出させてもらって、ようやく掴んだ世界ジュニアのベルト(への挑戦権)なので。挑戦できました、いい試合だったで終わらせるつもりはなく、本気で自分で獲るつもりでいます。やっぱホームリングなので、みんな応援してくれると思いますけど、善戦するだけでなく獲る気持ちでいっぱいです。皆さん、応援よろしくお願いします。」

――今の佐藤光留選手のイメージを改めて。
高尾 「昔からうまくて強い選手ではあったんですけど、やっぱDDTから全日本にリングを移して、自分たちとは違う場所でずっとやっているので、当たりも強くなっているし、うまくなってるし、やっぱり世界ジュニアのベルトを巻いているのでイメージとは違くて、もっと強いと思っています。」

◇第3試合◇
▼30分1本
○大鷲透 平田一喜 伊橋剛太 ワンチューロ チェリー(4分47秒 ラ・マヒストラル)男色ディーノ ×スーパー・ササダンゴ・マシン アントーニオ本多 トランザム★ヒロシ 赤井沙希

(試合終了後、引き揚げようとする大鷲をディーノが呼び止める。)
ディーノ「それ(いつでもどこでも挑戦権)持っているんでしょう? 今日は両国前最後の後楽園ですよ。今使うと言わないでいつ使うの?」

大鷲「使わないの!」

ディーノ「いやいや、そういってやるのがいつもの大鷲さんの手かなと思ったんだけど…」

大鷲「このいつどこがあるから世界の争いごとが収まらないんだよ。だからこれを土俵の下に封印するって言ったんだよ!」

ディーノ「確かにわかるわ。若い世代がガーッときて、私たちが命削る試合をやってたのはみんな覚えてないかもしれない。でも、私は見たいの! 強くて怖い、あの頃の大鷲透を!」

平 田「大鷲さん! 使ってください! DDTに入ってからアナタが真面目に頑張っている試合、見たことねえんすよ! 大鷲さん、いいですか? 挑戦しない豚はただの黒豚でしょうが! おい、黒豚! でもね、大鷲さん! 僕がファンの時に見ていたカッコよくて強い、輝いていた黒豚の姿を知ってます! だからどうかもう一度挑戦してあの頃の輝いていた黒豚の姿、見せてください!」

高木「大鷲さん! いや、黒豚」

(大鷲は高木を張り手で黙らせて)
大鷲「俺のことはほっといてくれ! もう決めたんだ!」

(大鷲は逃走。みんなで追いかけていく)。

◇第4試合◇
▼30分1本
佐々木大輔 ○石川修司 マッド・ポーリー(8分6秒 片エビ固め)大石真翔 ×勝俣瞬馬 MAO
※ファイヤーサンダー

(試合終了後、ササダンゴが登場)
ササダンゴ「熱戦お疲れさまでした。試合終わっていろいろ考えたんですよ。NωA、ビジュアルもいい、歌もうまい、ダンスもうまい、ファンにも手を出さない。完璧だと思うんですよ。でも何かが足りないんですよね。なんだと思います?」

大石「今日見てもらってわかる通りプロレスの強さが…」

ササダンゴ「プロレスの強さ関係ない! プロレスの強さは関係ありません。プロレスが強かったら他のプロレスラーだって人気ありますよ!」

大石「そうだったんだ…」

ササダンゴ「逆に足りないものはなんでしょうね。例えばNωA3人のスケジュール管理、ギャラの交渉、会場のブッキング、誰 がやってます?」

大石「誰もやってない…。誰もやるつもりもない…」

ササダンゴ「高木さんという悪役の総合プロデューサーがいて、音楽プロデューサーもいて、あとはマネジメント業務…」

大石「ああ! ももクロには川上マネジャー、BiShには渡辺淳之介マネジャー。どんなアイドルにも敏腕名物マネジャーがいる」

ササダンゴ「あ~、NωAにいい敏腕マネジャーがついてくれたらな~」

大石「さ…坂井さん。折り入ってお願いがあるんですけど…。我々NωAの名物敏腕マネジャーになってくれませんか? そうなったらNωAは売れると思うんですよ」

ササダンゴ「確かに俺、DDTでは何のテーマもなくやってるし、人の役に立ちたいと思わなくもない よね。とりあえず誰もやってはいけないとかないですね、今林さん。しばらくNωAの敏腕統括マネジャーやらせてもらいますよ まずはDDTフェスに出るとかフォロワー数を増やすとかどうでもいいんですよ!」

大石「えぇっ!」

ササダンゴ「まずは休憩中の物販とサイン会を頑張りましょう!」

(最後はNωAが敏腕マネジャーの言うことに従って今大会から新発売のTシャツやワッペン、サイン会の告知をして引き揚げた。)

【ササダンゴ、大石の話】
ササダンゴ 「すみません、急にマネジャーになるなんて言っちゃって。」

大石 「いやいや、こちらこそ。」

ササダンゴ 「早速LINEが来まして。松竹芸能のマネジャーから「何、マネジャーとかなっているんですか」って。「(笑)」が付いていないLINEが来まして。まだ何も返せてないです。その辺もちゃんと地ならししてやろうと思います。大丈夫だと思いますよ、たぶん。」

大石 「大丈夫ですか?」

ササダンゴ 「本当にNωAって顔もビジュアルもいいし、歌もうまい、ダンスもうまい、面白い、プロレスもできる、まったくファンに手を出さない…本当に売れるための条件6つ揃っているんですよ。売れるための条件3つあればいいのに、6つもあるから売れないわけがない。」

大石 「絶対売れるじゃないですか。」

ササダンゴ 「ただ、営業がいないんですよね。営業する人がいない。」

大石 「そうそう。マネジメントしてくれる人が。」

ササダンゴ 「あとギャラの交渉する人がいない。自分たちでやっちゃダメですから、そういうの。もっと言えばマネージャーさんひとつでこういうってポンと跳ねるんで。とりあえず今年1年間でしっかり頑張っていかないといけないなって思っています。」

大石 「そうっすよね。さっきも言いましたけど、どこのアイドルにも敏腕名物マネージャーってものがいるものなんですが。皆さんよく分かっていると思いますけど。なので、こちらの短パン、Tシャツ、小太り……名物敏腕マネジャー……。」

ササダンゴ 「大体そうですもんね。」

大石 「今欠かすことができないものがすべて揃っている…っていう坂井さんにマネージメントをお願いすることになりましたの。たぶんもう…売れますね。」

ササダンゴ 「売れますよね。もうスーパー・ササダンゴ・マシンのFacebookページにどんどんオファーが来ると思います。もう来てるんじゃないですか?」

大石 「来てると思います。」

ササダンゴ 「全然ね、小さいところからコツコツとライブやって。夏にはツアーもやりますんで。」

大石 「ツアー? はい、頑張ります。」

ササダンゴ 「全国ツアーやりますんで。」

大石 「まだ1曲しかないですけど。」

ササダンゴ 「そうですね。1曲だけでも全然勝負できると思うので。」

大石 「1曲で大丈夫ですか?」

ササダンゴ 「大丈夫です、大丈夫です。」

大石 「そういうわけで。僕らは本当にすべてお任せするんで。」

ササダンゴ 「大丈夫です。全然全然全然。全然全然全然! 僕がDDTに出ている間は一生懸命頑張りますので。」

大石 「すみません、よろしくお願いします!」

ササダンゴ 「よろしくお願いします(大石と握手)。さぁサインにいきましょう!」

大石 「失礼します!」

◇第5試合◇
▼ディック東郷復帰第2戦!スペシャルタッグマッチ/30分1本
○ディック東郷 ヤス・ウラノ(13分42秒 片エビ固め)樋口和貞 ×岩崎孝樹
※ダイビングセントーン

(試合終了後東郷が樋口に握手を求めると、樋口はそれに応じて引き揚げる。東郷が勝ち名乗りを挙げて退場しようとすると佐々木が登場する)
佐々木「東郷さん、復帰おめでとうございます。お帰りなさい(佐々木は抱擁をかわすと見せかけてローブロー)ディック東郷! テメエ、何しに来やがった! 4年ぶりに復帰? 復帰したらやらなきゃいけない相手がいるんじゃねえのか? ただし今アンタの弟子は、ちょっとだけ強いぞ。この俺がカリスマ、佐々木…」(

すると東郷がナックルパンチで襲い掛かっていく。セコンドによって分けられて大混乱の中、佐々木は木曽レフェリーにみちのくドライバーⅡ。東郷を挑発して引き揚げると、怒 りの東郷もセコンドに抑えられながら退場した。)

◇バックステージ◇
(大鷲を追いかけてバックステージの部屋に追い込んだディーノ)
ディーノ「もう逃げられないわよ。それを使わないことには出さないわよ。使わない気? 今までいつどこを使ってきた人たちの気持ちをないがしろにするの?」

平田「使ってください! それは使うためにあるんですよ!」

大鷲「俺のことはほっといてくれ! 決めてんだよ。俺は一刻も早く売店にいってTシャツを売らなきゃいけないんだよ! 何か、オマエら今日の売り上げを肩代わりできんのか?(この言葉に面々が黙らされてしまうと、大鷲が控室から出ようとするが意を決したようにいつでもどこでも挑戦権を見る)

◇第6試合◇
▼入江茂弘壮行試合/30分1本
○入江茂弘 坂口征夫(13分55秒 エビ固め)HARASHIMA ×石井慧介
※ビーストボンバー

【入江の話】
入江 「今日はホント、自分がDDTの中で思い入れのある3人とこうして…しばらくはDDTでの試合はないので、最後の試合と言ってもいいようなこの試合をこのメンバーでできたことは嬉しいです。正直、やっぱり寂しいとか不安な気持ちはいっぱいありますけど、その不安に立ち向かってもっと大きくなって帰ってきて、またHARASHIMAさんと今度闘って勝って、また(坂口)征夫ちゃんとバチバチやって、また石井(慧介)さんと一緒に組んで上に行けたらいいなと思います。ありがとうございました。」

――最後、石井選手とお互いにエールを送るような張り手合戦がありましたが、胸に去来した思いは?
入江 「あの時にはもう目の前の相手なんで、倒すことしか考えてなかったんで。でも石井に叩き込んでいるうちに、どんどんどんどんこみ上げてくるものはありましたね。」

――アメリカでやってみたいこととかありますか?
入江 「もういろんな人と対戦して、いっぱい試合をしたいなって。いっぱい経験を積みたいっていうのが、今の一番の気持ちです。」

――出発はいつぐらい?
入江 「出発はもうすぐなんです。」

【HARASHIMAの話】
――まず入江選手の壮行試合の相手をしたわけですが、いかがでしたか?

HARASHIMA 「そうですね、彼とは何度となくシングルでもタッグでもいろいろ闘って。とくにシングルでは毎回本当にギリギリの闘い……まあ全部僕が勝っているんで、僕のほうが強いんですけど、何かやる楽しさもすごくあったし。そんな彼がアメリカ行くっていうのは寂しい気持ちもあるんですけど、彼のことだからアメリカいってもプロレスを楽しんで、それでもっともっと大きくなって、願わくばというか強くなって帰ってきてほしいですね。そこでまた試合をするのを楽しみに待っています!」

――両国大会ではメインでKO-D無差別級タイトルマッチは叶いませんでしたが、その分、宮本(裕向)選手と組んでKO-Dタッグ王座に挑戦することが決まりました。現在のタッグ王者のKAI&大家組はいかがですか?
HARASHIMA 「あまり(試合を)見たことがないんですけど、今回、裕向と組んで挑戦できるっていうことが決まったので、僕は非常に嬉しいですね。すごい息も合うし、何か面白いプロレスができるんじゃないかなっていう感じで、タッグを楽しみにしています。」

――大家選手とは昨年いろいろ絡みがありましたが、KAI選手に対するイメージや印象は?
HARASHIMA 「昔、一回だけ対戦したことがあるんですけど、その時とはたぶんいろんなものが変わっているので、そこも楽しみにしてますね。」

◇第7試合◇
▼KO-D無差別級選手権試合/60分1本
[第58代王者]○竹下幸之介(24分8秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド)[挑戦者]×遠藤哲哉
☆竹下が2度目の王座防衛に成功。

(試合終了後)
竹下「遠藤さん、遠藤! 先に僕が言うべきことは一つ。遠藤さんの覚悟、メチャクチャ大きかったですよ。一発一発、この体で受け止めました。確かに僕たちハッピーモーテルでも遠藤さんを応援してる人もいれな自分のことを応援しえくださる人もいます。僕が一つ言えることは僕たちの世代でDDT、プロレスを盛り上げていきたいと思います。遠藤さん、別に仲直りするわけじゃないけど僕ッチでこれからも盛り上げ江いきましょう!」

(竹下が握手を差し出すと、ダムネの3人が登場)
佐々木「おい哲哉、いつまでこんな仲良しこよしの二流レスラーたちと一緒にやって んだ。俺たちと一緒にやらねえか?(佐々木はダムネのTシャツを差し出す。遠藤は竹下を突き飛ばして佐々木のTシャツを受け取った。)哲哉、ようこそダムネーションへ!(遠藤はTシャツに袖を通す)ご紹介しましょう!ダムネーション4人目の男、遠藤哲哉だ! 地球は俺たちダムネーション中心にまわってんだよ! オマエら覚悟しとけ」

(遠藤はダムネーションとともに引き揚げる)

竹下「博多であんなこと言ったのはチャンピオンなんで、せっかく遠藤さんとタイトルマッチするなら、遠藤さん内に秘めているの引き出して後楽園で試合したかったんですよ。で、引き出せたと思うんですよ、鼻血も出して…。どうしよう!」

アントン「竹ちゃんが悪いわけでもないと思うな …」(

ここで平田がリングイン。音響ブースに曲の指示を出すと『SandStorm』が流れて大鷲が登場。)
大鷲「竹下、防衛おめでとう。そして、この俺がここに来た意味がわかるか? オマエ、今日いろんなことがあったな。俺も今日いろんなことがあった。いろいろ考えた結果、このいつでもどこでも挑戦権、オマエに使ってやるよ」

(場内は大「大鷲」コール。)
亜門「いつどこを使うっていうのは、今じゃないですよね? 裸足ですもんね。いつ使いますか?」

大鷲「俺もこれを使うことを決めたばっかだ。オマエに任せてやる!」

亜門「じゃあどうでしょう。8月13日のビアガーデン最終日の新宿FACEで」

亜門「ちなみに両国まで何試合あるんだ?」

亜門「まったくないです」

大鷲「おい! 何年ぶりにベルト絡むと思ってんだ。コンディション整えられねえだろ!」

亜門「じゃあ、もうちょい早いほうがいいんですね。でしたら7月23日の横浜大会…」

大鷲「おい、あと何日だ?」

亜門「6日ぐらい…」

大鷲「コンディション整えられねえだろ!」

亜門「じゃあ間を取って8月8日のビアガーデンの初日でいかがですか?」

大鷲「いいだろう。ビアガーデン、今年初めて新宿FACEでやるんだろ。その初日でやってやる(亜門GMは大鷲がいつでもどこでも挑戦権をその日まで保持し続けることを条件に8・8新宿でのタイトルマッチを決定した)竹下、俺が両国から4ヵ月間、これを持ち続けた 理由がわかるか? 俺が強いからだ。本気の俺様はこええぞ場内の大「とーる」コールの中、大鷲は引き揚げた。)」

竹下「遠藤さんのショックがデカい…。悪いことしてもうた…。去る者追わずで、僕チャンピオンなんで。メンタル強いんで。次のタイトルマッチ。いつどこ残ってるのは大鷲さん、大鷲透が使うなら僕は正々堂々受けて立ちたいと思います。本気の大鷲透からジャーマンで3カウント取って僕が両国のメインに立って、石川修司をブッ倒したいと思うので皆さん応援よろしくお願いします!」

【KUDO、高梨の話】
――復帰が決まったKUDO選手ですが、早速対戦カードも決定しました。
KUDO 「カードは本当、今聞いたみたいな感じで(苦笑)。急に決まったんだと思いますけど、何よりも一番信頼している、頼もしいパートナーが隣にいるので。あと彰人、ウラノ。ウラノさんなんて人生の半分(一緒に)いるんで。もう何か嬉しいカードですね。」

高梨 「兄貴、大丈夫か? 1年ぶりだからちょっとトークのほうがまったく……。」

KUDO 「いやいや。」

高梨 「何か病状を報告しているみたいな感じだけど、兄貴復帰戦なんだろ! だったら景気いいことガーッと言ってやってくれよ! 大体あんた俺のことを信頼してるって言うけど、完全酒呑(童子)の余り物の俺が横にいただけじゃねぇかよ!」

KUDO 「いやいや。」

高梨 「悪いけど俺は試合の中の2、3…2、3…う〜ん、1割くらいしかやらねぇから! 9割兄貴! 完全復活した兄貴が9割闘ってやるからな! 楽しみにしておけよ。兄貴、ガッと言ってやってください!」

KUDO 「正直、まったく不安はないんで。蹴りに関しては前よりも切れていると思っているし、まあの二人は頑丈だと思うんで、本当に壊す気で蹴りにいきます! 蹴り壊します!」

高梨 「そういうことだ! KUDOのヒザは言ってるぞ! あいつらを蹴ってやりたくて、蹴ってやりたくてたまんねぇってな! KUDO、もうちょっとテンションを上げてやって最後に言ってやってくれ!」

KUDO 「まあそういうことで、何の不安もなく復帰しますので応援よろしくお願いします!」

高梨 「おめでとう!」

【佐々木、遠藤の話】
佐々木 「DAMNATION、4人目の男、遠藤哲哉だ。こいつが俺たちと一緒にやることを選んだ。なあ哲哉……言ってやれ。」

遠藤 「……俺は……俺はっ! これからも竹下の前に立って、必ずDDTのトップに立つ!
佐々木 そういうことだ! 質問あるのかオイ。」

――佐々木選手としては前々から遠藤選手に目を付けていたんですか?
佐々木 「哲哉の才能を俺は買ってるから。この間の博多、竹下い噛みついたこいつの目、俺は見逃さなかったよ。」

――石川選手とポーリー選手は佐々木選手のペットということなのですが、遠藤選手はどうなる……。
佐々木 「(遮るように)哲哉は哲哉だろ! いいか、もう帰るぞ!」

――佐々木選手、最後に東郷選手に対して……。
佐々木 「(遮るように)ノーコメントだ!」

【竹下の話】
――遠藤選手相手に王座は防衛しましたが、最後まさかあんな展開になるとは……。

竹下 「いやぁ辛いです。もうねぇ……ハァ。もうあんなボコボコ殴られて、もう何か顔も痛いし……でも、そこはチャンピオンとチャレンジャーの違いって、僕もプロレスファンとして、やっぱチャレンジャー(の力)を引き出してみたいなところがあるじゃないですか。だからああいうふうに博多でも言いましたし、そこは(遠藤の力を)引き出せたと思うんですよね。でもこう何か…あんな形になっちゃって。ちょっと引き出し方を間違えたかなぁと思うんですよ。前から僕と遠藤さんが見ている景色とか、見せようとしている景色も違うし、見せたい景色も違う。でも何かそういう違いっていうのはタッグ組んでいても感じてて……で、その結果それがちょっとずつズレて。ズレズレズレの結果が今日だったんだと思うんですよね。う〜ん……う〜ん、でも本当に遠藤さんのすべてを受け止めたつもりなんで。やっぱり覚悟は感じましたよ。あんな風にコメントでは言いましたけど、覚悟は実際試合を久しぶりにすると感じました。はい。なので、本当に辛くて残念なんですけど……ねぇ。ハッピーモーテルでこれから6人タッグのトーナメントもあるし、これからまたガツガツとハッピーモーテルが行こうと思っていたんですけどねぇ。まあでも本当にさっき言いましたけど、チャンピオンなんでね、僕。舐められたらダメなんで。辛いこともいっぱいありますよ、チャンピオンは。でもそれも乗り越えて次、大鷲さんなんで。大鷲さんはやっぱり僕、DRAGON GATEっていうか闘龍門の時、僕は大阪プロレスのほうが印象強いとうか。実際、大阪プロレス大量離脱とかあって新生大阪プロレスやるって時に大鷲さんが出て来た時から見てますから。武侍漢っていうヒールユニットで。あの時は本当に大鷲さんが怖くて。デルフィンアリーナで子供が泣いていると、お母さんがパンフレットを持ってきて「大鷲、呼ぶで!」って言ったら、子供が泣き止むっていう。それを目の前で見てたんですよ僕。本当に怖くて! 小学生の僕も本当に怖くて。その時の大鷲さんで来てくれるなら、僕は単純に嬉しいですし、やり甲斐もあるし。でも絶対に強いんで。絶対強いんで、本当に気が抜けないですね。」

――大鷲選手も「4ヵ月間いつどこを守り抜いたのは俺が強いからだ」と言ってましたし、「本気の俺は怖い」と本気モードを解禁するようなことを言ってました。やはりやる以上はそういう大鷲選手とガンガンやり合いたい?
竹下 「怖いし強いっていうのは分かっているんで。僕が付け入る隙があるとしたら、大鷲さんのそのブランク! 6年、7年とかですか? このブランク、そこをつけ込むしかないんで。たぶん真っ正面からぶつかり合って、正面衝突したらなかなか敵わない部分があると思うので。でもジャーマン、今、僕が投げたら絶対に勝てる自信があるので。大鷲さんのあの身体をジャーマンで投げ切りたいと思います。」

――ある意味、大きな身体の大鷲選手を投げて勝てば、それが両国での石川修司戦につながるかもしれません。
竹下 「そうですね。うん。石川さんはやっぱり破壊力がちょっと別格なのでアレなんですけど、大鷲さんは巧さも絶対持っているので。今出していない引き出しが絶対にあるので、分からないですけど、前哨戦とかがあるならそこを出させたいですね。これでもうバッて(前哨戦もなしに)ビアガーデンの初日に当たったら、本当に何を出してくるか分からないので、そこは気をつけたいですね。」


 DDT・28両国大会まであと1ヶ月あまりとなった後楽園大会、大会前には右ヒザ前十字靭帯断裂で長期欠場を強いられていたKUDOが両国で復帰、高梨も本名の高梨将弘に改めるこ とを発表した。

メインは王者・竹下にかつてのパートナーでありハッピーモーテルの同門である遠藤が挑戦、序盤は静かなグラウンドの攻防から互いに出方を伺うも、遠藤がハーフダウンの竹下の後頭部に低空ドロップキックを放つとフェースロックで首攻めで先手を狙うが、エプロンの攻防となると竹下が奈落式アームブリーカーを敢行しチキンウイングアームロックなど腕攻めで形成を逆転させる。
 竹下が逆水平を放てば遠藤もエルボーで応戦するなど意地を張り合うも、ドロップキックで竹下を場外へ追いやった遠藤がノータッチトペコンを敢行し、リングに戻ってもスワンダイブエルボーで追撃、遠藤はエルボーを連打するが竹下は「もっと打って来い!」と挑発、遠藤は容赦なくエルボーを 連打させダウンさせると、マウントエルボーを連打する。
 遠藤は垂直落下式ブレーンバスターからトーチャラックボムを狙うが、竹下がヘッドロックで切り返してから腕固めへと移行、竹下は遠藤の腕に容赦なくエルボーを打ち込み、遠藤も痛い腕を庇いながらも打ち返し、トラースキックを応酬し合ってから遠藤が顔面ハイキック、竹下もラリアットで応戦、そしてジャーマンを狙うが、遠藤が着地してウラカンラナからスライディングラリアットを放つ。
 遠藤はトーチャラックボムを狙うが、竹下が阻止してタッチダウンを狙うも、潰した遠藤がトーチャラックボムを決め、スカイツイスタープレスを投下するが、竹下がかわして自爆となってしまう。
 両者は膝立ちからスタンディングでエルボー を打ち合い、竹下のラリアットをかわした遠藤が張り手を放つと竹下も張り手で応戦しフロントハイキック、スパインバスター、飛びつき式回転パイルドライバーと畳み掛ける。
 しかしコーナーでの攻防を遠藤が制してジャンピングハイキックから雪崩式フランケンシュタイナーを決めるが、丸め込み合戦を遠藤がウラカンラナを狙うと、竹下がパワーボムで叩きつけ、足抱え式ジャーマンからラリアット、そしてジャーマンで3カウントを奪い王座を防衛した。

 試合後には竹下が遠藤の健闘を称え、握手かと思いきや佐々木、石川らDAMNATIONが乱入し遠藤を勧誘すると、遠藤はDAMNATION Tシャツに袖を通しDAMNATION入りをアピールして退場する。
 遠藤のまさかの行動に竹下もアントンも困惑の色を隠せないところで、“いつでもどこでも挑戦権”の最後の所有者でありながらも挑戦を拒み封印しようとしていた大鷲が現れ行使することを決意、亜門GMとの話し合いの結果8・8新宿大会でのKO-D選手権が決定となった。


 第1試合では亜門GMの名采配によって組まされた高木とKENSOが松永、渡瀬組と対戦するが、入場から互いに潰しあうなどチームワークはバラバラ、終盤にはKENSOの張り手が連発で高木に誤爆すると、高木はクローズラインでKENSOをKOし、ダウンしている渡瀬の上にシットダウンひまわりボムを決めてカバーさせるが、渡瀬が丸め込んで粘り、足四の字を狙ったところで KENSOが丸め込んで3カウントで高木組が勝利も、試合後に両国大会に自分の名前が入っていない抗議すると、亜門GMは出場査定試合として8・6春日部大会で高木vsKENSOを提案すると、高木が渋るが亜門GMの逆ギレしたためようやく決定した。

 第2試合では梅田を破った高尾の前に世界ジュニアヘビー級王者となった佐藤光留が出現、かねてから世界ジュニア挑戦をアピールしていた高尾に両国大会での防衛戦をアピールすると、亜門GMだけでなく高尾も承諾し決定となった。

 第4試合ではまた敗れたNwAにササダンゴが現れ、NwAにアドバイスするとNwAはササダンゴに敏腕マネージャーになってくれるように要請するとササダンゴも快諾し、さっそく休憩時間でのサイン会の告知をするなど仕切りだした 。

 第5試合では東郷の復帰第2戦が行われ、試合は試合巧者ぶりを発揮してDNA勢翻弄、最後は東郷がペティグリーからのダイビングセントーンで3カウントを奪い、試合後に愛弟子である佐々木が現れて復帰したことで祝福するかと思いきや東郷を襲撃し対戦をアピール、木曽レフェリーをみちのくドライバーⅡでKOする暴挙を働いた。

 セミではアメリカへの無期限遠征が決まった入江は坂口と組んでHARASHIMA、石井と対戦。入江は盟友だった石井にファイヤーサンダーで突き刺すと、互いに泣きながら張り手合戦を展開、最後は石井のジャンピングハイを喰らうも、すぐさまビーストボンバーを連発して3カウントを奪い、試合後は4人はノーサイド、そして入江はDDTマットにしばしの別れを告げた 。

 竹下が王座防衛して石川戦へ向けてハッピーエンドかと思いきや、遠藤のまさかの裏切りで佐々木らのDAMNATIONに合流、そして最後の“いつどこ挑戦権”の所有者である大鷲が土壇場で挑戦表明するなど、王者になったものの竹下に試練が次々と降りかかってくる。大鷲がKO-D王座に絡むのもいつ以来か、このところ高木とのタッグやバラエティ班長として一歩引いていた大鷲が久しぶりに実力者ぶりを発揮できるか?

 両国まであと1ヶ月あまり、竹下は王者として両国に臨めるのか、試練は続く。
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