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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

竹下が石川越え達成も、入江出現で館内が騒然!男色ワールドを封殺したムタが最後の月面水爆…

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竹下が石川越え達成も、入江出現で館内が騒然!男色ワールドを封殺したムタが最後の月面水爆…

3月25日 DDT「Judgement2018~DDT旗揚げ21周年記念大会~」東京・両国国技館  5796人 超満員


<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第7試合◇
▼ドラマティック・ドリームマッチ
○グレート・ムタ 佐々木大輔 遠藤哲哉(20分9秒 体固め)×男色ディーノ 石井慧介 大家健
※月面水爆


(試合終了後、ムタはダムネーションとともに花道を引き揚げる)


ディーノ「グレート・ムタ! いいわ、あんたの化身である武藤敬司に伝えてちょうだい。あんたもあんたの化身も、これが最後じゃないでしょ? 勝ち逃げは許さない。次は、シングルで勝負よ。だから、必ずリングに戻って来なさい」


【バックステージでのディーノ、石井、大家】
ディーノ「リング上で言った以上のことは何もないわ。次はシングル。勝ち逃げは許さない。だから、どんな姿になっても手術が終わってどんな体になっても、必ずこのリングに戻ってきなさい。きょうは完全なる敗北を私たちに与えてくれてありがとう。ここから私たちはさらに強くなる。だから、戻ってこい。以上」


石井「完敗して悔しい気持ちは大きいけど、負けて完敗して言うことじゃないかもしれないけど。また自分のモチベーション、エネルギーとなって、また大きく成長できると思います。負けて言うことじゃないだろうけど、すごい大きい試合だったとそう思います」


ディーノ「よし、じゃあ本当の意味で何も通じなかった大家健。何か言ってごらん」


大家「本当の意味で何も通じなかったな」


ディーノ「オメーの15年間、何も通じなかったな」


大家「何も通じなかったな。なんでだよ、本当に。もう悔しくてたまらねえ。悔しくて、悔しくて、悔しくて、たまんねえよ、おい。もしかしたらこのまま、このまま何も通用しねえまま死んでいくんだろうって思ってるヤツ、いるんだろうけど! そういうわけにはいかねえんだよ、おい。40歳、ロートルだよ。でも、まだまだまだまだやり足りないことあんだよ! 何人もの選手に負けてる。何も通じなかったりしてる。だからどうしたんだ。20年前は試合することだって考えすらしなかったんだぞ。だったらあと20年後、あと20年後…」


ディーノ「よーし、老人ホームで勝負だ、オラ」


大家「そうだよ。どうなってるかわかんねえよ」


ディーノ「老人ホームで貴様、そこまで必ずプロレスラーとして老人ホームに来い!」


大家「絶対に絶対に次、またやってやるからな!」


【バックステージでのDAMNATION】
佐々木「ムタ、どっか消えたな。妙に楽しそうだったな。あれはオレの知ってるムタじゃない。地球上の生命体でもない。あれは探し求めていた宇宙人、古代人の生き残りだよ。オマエらも見ただろ。人間じゃないぞ、あれは。あれがグレート・ムタか。オレは2012年、マヤの文明が滅んでからずっとオレの頭がおかしくなりながらもいろんなことを研究して古代人のことをたくさん勉強したよ。そして、コカインとかいろんなものをやってぶっ飛んでるときにムタに会った気でいたけどよ、あれはただの幻想だ。あんなヤツ、初めて会ったよ。やべーよ、アイツ。なんだ、哲哉」


遠藤「ムタじゃないですか」


佐々木「オマエの憧れたグレート・ムタはあれか?」


遠藤「あれじゃないかもしれないです。でも、あれかもしれないです。わからないです」


佐々木「もともとなのかもしれないな。でも、言葉はまったく通じなかったけど、なんだか心は通じた気がしたよ。またオレたちが頑張れば来てくれるかもしれねえぞ。ダムネーション、新メンバー、グレート・ムタ。いい話だな、それは。きょうはムーンサルトもやってたぞ。オレたちの知ってるグレート・ムタはムーンサルトなんかできねえ。だけどきょう、確かにオレはこの目でムーンサルトを見たよ。オレはグレート・ムタの試合っていうのは生で見たことはないけど、正直、感動したし、あのきょうの一瞬でリスペクトの心。アイツがグレート・ムタだとしたら、先人の切り開いてきたものは、オレはNWAとかスティングとか大好きだから。そのへんのこともリング上で見てちょっとだけ感動しちゃったりしたよ、哲哉。オマエはどうだ?」


遠藤「オレが小学校のころ、ムタを初めて見たんですけど。もちろん、生じゃないですよ。テレビのなかの人間、ゲームのなかの人間。それとリングの上で組んでやれるっていうことは、生きてるといいことありますね」


佐々木「ハハハッ」


遠藤「オレ、真面目じゃないですか」


佐々木「もうこれ以上生きててもいいことないかもしれないぞ。早く死んだ方がいいぞ」


遠藤「いやいや。真面目な人間バカを見るっていうけど、生きててよかったですわ」


佐々木「もっといい話しろよ。質問は?(ムタは最後何か言っていた?)ムタ? センキューって言ってたよ。センキュー・マザーって。ムタはたぶん、プロレスのことをマザーだと思ってる。本人に聞いてみてくれ。(3人で毒霧を噴射するシーンがあったが?)あれは地球外の」


遠藤「いったん吸い取られたけど、あれは確実にムタの毒でしたね」


佐々木「あれは地球上のものではない。自分からチューするのはちょっと抵抗あったな。ないか、もしかして」


遠藤「もしかしたらこの毒のせいで今晩ぽっくりいっちゃうかもしれないですね」


佐々木「そうだな。もう生きててやり残したこともないからな」


遠藤「ムタと組めれば、確かにやり残したことないかもしれないです」


佐々木「オレはまだあるぞ」


遠藤「なんですか?」


佐々木「オレはまだ金髪のお姉ちゃんと結婚したいぞ。…どうでもいい話させるんじゃねえ。(ムタと組んだことで自分のプロレスに反映できそうなことは?)もっといろんなものを吸収して、いろんなものを吸い込んで、いろんなことを考えて、ぶっ飛んでいかないと。普通に生きてたらあんなことにならないと思う。いろんなことをしようかな」


遠藤「カリスマの答えがあまりにも真面目だったので」


佐々木「真面目じゃねえ。いろんなことするんだぞ」


遠藤「吸い込むってそういうことだったんですか。カリスマが吸うならオレも吸わないと」


佐々木「じゃあ、次いこう」


◇第8試合◇
▼ウチコミ!presents KO-Dタッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者組]○樋口和貞 関本大介(17分49秒 エビ固め)[第62代王者組]×HARASHIMA 丸藤正道
※轟天
☆HARASHIMA&丸藤が6度目の防衛に失敗、樋口&関本が第63代王者となる


【バックステージでのHARASHIMA、丸藤】
HARASHIMA「すみませんでした」


丸藤「いえいえ、タッグなんでね。負けの原因もやっぱオレにもあるし」


HARASHIMA「あれだけサポートしてもらったのに、結局最後は樋口の強烈な一撃でやられちゃったので、申し訳ないです」


丸藤「意地だろうな。意地以外は特に変わってないよ。意地だと思う。でもこの数カ月間、HARASHIMA選手と組んで、オレはすごい楽しかったし色々勉強になったし。いろいろ充実した時間を過ごさせてもらったので。LINEも交換したし」


HARASHIMA「ボクも組んで学んだし、すごい刺激的だったし楽しかったし結果も出してきたんだけど。とりあえず今日勝っていろいろなところで防衛するっていうプランが崩れちゃったので。でもタイミングあったらまたNOAHさんとかも呼んでください」


丸藤「ベルトなくてもやりますか」


HARASHIMA「悔しいけど今日は挑戦者チームがボクらより強かった。強かったというか瞬発力というか…悔しいっすね。またがっちりやりますよ。今日は今日です」


丸藤「またでも、お願いします」


HARASHIMA「あと今日両国きて桜咲いてるのかなと思ったら、両国で桜が見れなかったのが悔しいです」


丸藤「オレらが先に散っちゃいましたね。うまいこと言っちゃったな」


HARASHIMA「またこれから咲きますよ」


【バックステージでの樋口、関本】
樋口「あの2人に勝てたのはほんとに兄弟のおかげです」


関本「いやいやいや、そんなことはない。すさまじかったよ」


樋口「何言ってるんすか。関本さんもすさまじかったですけどね」


関本「ありがとう」


樋口「こちらこそほんとに」


関本「オレごとぶん投げてくれてありがとう」


樋口「すみませんでした(笑)。勢いで」


関本「あれで分断できたんで」


樋口「兄弟っていうもんだから、つい投げてしまいました。(HARASHIMAから3カウントは感慨深い?)なんやかんやで、ほんとに悔しい思いをさせてもらった相手なんですけど、やっぱりすごいですよね。一発一発が違うし。丸藤さんも、あの2人が団体を引っ張ってきたんだなっていう力を感じました。ただ、今日突破できた自分もまたなにか一つ壁を越えたかなって思います」


◇第9試合◇
▼KO-D無差別級選手権試合/60分1本
[第61代王者]○竹下幸之介(23分31秒 ジャーマンスープレックスホールド)[挑戦者]×石川修司
☆竹下が11度目の防衛戦


(試合終了後)
竹下「本日は…(マイクが入っておらず、言い直す)本日は…(またマイクが入っておらず松井レフェリーがスイッチを入れる)本日は、たくさんの応援、ありがとうございました。1年半前の両国で石川修司相手に自分はチャンピオンではなくなりました。でも、1年半、この1年半、ホントにたくさんの人に支えてもらって、そして自分自身ホントに成長できた1年半でした。わたくしごとではございますけど、先日、日本体育大学を卒業いたしました。高校生レスラーだったボクが、大学を卒業する。時がたつのは早いでしょ? はは(笑)。本当にボクもこのベルトを持ってから毎日毎日、すごく時間がたつのが早くて、そしてずっと、このDDTのことをずっと考えています。ボクの愛するDDT、こんなにたくさんの人に見てもらって、AbemaTV、DDTユニバースでもご視聴いただいてる方もいますが、もっともっとこの愛するDDT、ボクがでかく、大きく、強く、そして最高の団体にボクが上げていきたいと思います。だから、ボクがこのベルト落とすときは、もうホントにすべての糸が切れたとき。ボクの糸はまだまだ切れません。だから、オレについてこーい!」


(ステージからリング上にテープが噴射され、竹下がコーナーに乗ってアピールしようとするが足を滑らせて転倒。彰人と勝俣に支えられ上がり直してポーズ。『Into the Light』が流れると、ステージからしゃぼん玉が噴き上がる。腰にベルトを巻いた竹下が写真撮影。花道から退場。


その後、リングの撤収が開始され、本部席で上野がエンディングアナウンスをしていると、リングに私服姿の入江茂弘が現れる。)


入江「もうじきこのリングに戻ってくる(そこへ竹下が通路から戻ってきてリングイン)幸之介、防衛おめでとう。でも、今の自分にはそのベルトが必要なんです。どうかタイトルマッチやってください」


竹下「お久しぶりです。何してたんですか? 久しぶりに会ったと思ったら。でも、ボクはいつか帰ってくると思ってました。だからボクのベルトに挑戦しても、いいですよ…ちょっと待ってください。入江さんがいない間、ボクがずっとこのDDT背負って、このベルト、11回防衛してきたんや。入江さん、あんたにこのベルトに挑戦する覚悟あんのか?」


彰人「入江さん、あんた、自分勝手すぎでしょ。あんたね、会社ってのはね、いろいろ役割があるんだ。別に、あなたを外したのは意味があるんですよ。あなたはそれなのに、勝手にあなたが大好きって言ってるDDTから自分から逃げたんですよ。どのツラ下げてここ来てんですか。あなたがいない間、ボクらは頑張ってこの両国大会、成功させてるんですよ。あんたがいる場所じゃないよ、ここは。いまここで竹下に挑戦するって言ったの、認めないよ。ふざけんなよ」


入江「たしかに、彰人の言ったことは正しいかもしれない。でもな、D王にエントリーされなかった理由っていうのは、ちゃんとした答えをもらってねえんだよ。D王から逃げた? 逃げたのは会社じゃねえのか? 両国をオマエらで盛り上げたかもしれないけど、自分はD王優勝してそのベルトを懸けてオマエとここでやって、両国を盛り上げるつもりだったよ。自分はD王、外されたことにまったく納得していない」


彰人「入江さん、あんた子どもすぎるよ。自分の思い通りにいかなかったら、会社が悪いっていうの?」


入江「ゴチャゴチャうっせえんだよオマエ! 何が言いたいのかわからない。だったらな、オマエを納得させてやるだけだ! 幸之介、もう準備はできてんだ。覚悟しろ」


(入江が退場)


彰人「入江さん、あんたいつまでもバカなふりするのやめてもらっていいですか。あんたが頭いいのオレは知ってんだよ。そうやってキャラ作ってバカなふりしてみんなに愛されようとしてんの、オレは知ってんだよ。あんたがやってること全部自分勝手なことだからな! 会社に必要とされてないから逃げた? 逃げただけだろ、それ。ふざけんじゃねえぞ。(竹下に)オマエ、あんなヤツと試合したいの? たしかにアイツは強いよ。強いし、オマエとやれば絶対いい試合になるに決まってるよ。けどそうじゃないでしょ? チャンピオンってそうじゃないじゃん? ああやって自分勝手に逃げる人間が、そのKO-Dのタイトルマッチ挑戦していいのか? オレは違うと思うよ。そんな人間には挑戦してほしくない。あの人はDDTのこと大好きって言ってるけど、DDTのことなんも考えてない、自分のことしか考えてない。そんな人間が、そのベルト挑戦して…オレはそんなのホントに悔しい!(涙)。あんな人間がそのベルトに挑戦するの、ホントに悔しい! 竹下、考え直せよ。嫌だよ、オレは。あんな人間に挑戦してほしくない」


竹下「すいません。自分も未熟でした。ちょっと、まあ彰人さんはこんな性格なんで、ゴチャゴチャ言いますけど…」


彰人「めんどくせえみたいなこと言うんじゃねえよ」


竹下「でも、ボクは、わかりました。チャンピオンとして一つ言わせてください。彰人VS入江茂弘が見たいです。それだけです。ボクが言えるのはそれだけです。ありがとうございました」


【バックステージでのDAMNATION】
佐々木「納得いかないよな」


石川「はい。オレが2カ月前から予定していたジャイアントリサイタル、カリスマの力以内でこうやってスルスルと…まあ思ってなかった。もしかしたら神様が歌のダンスのクオリティーがまだほんのちょっとだけ足りないと言ってるかもしれない。もっと練習、リング上もそうだけど、歌の練習もして、もう一回KO-Dのベルト、挑戦させてください」


佐々木「きょうはフラストレーションがすごいぞ。絶対許さないぞ。(竹下)アイツだ」


遠藤「カリスマはお怒りだ」


佐々木「オマエの歌はいいとしてな、ポーリーは踊りたくてしょうがねえんだ」


石川「申し訳ないです。ただきょうね、7割ぐらいのお客さん、ダンス楽しみにしてたと思うんで。申し訳ないです」


佐々木「オマエ、一人でいいこと言っとけ(ダムネのメンバーと控室へ)」


石川「KO-Dのベルト、何回も巻いてたベルトだったんで、そういう意味では歌を歌うっていうもう一個のモチベーションを追加してKO-Dベルトを巻きたい気持ちは強いつもりだったんですけど、竹下のKO-Dベルトを守りたい気持ちの方が強かったってことじゃないですか。でもね、オレが活躍してる限りまたチャンスくると思うんで。やっぱり両国のメイン、最高に気持ちよかったです。ありがとうございました」 


【竹下の話】「このベルト、1年前のさいたまスーパーアリーナで取ってから、1年間、約370日ぐらいですかね。防衛して、糸がこんなに太かったものが、見えないぐらいの細い糸になってしまいましたけども…でも、こうやってたくさんの人に応援していただいて、そして強いチャレンジャーが、石川修司のような強くて勝ちたい…チャンピオンが勝ちたいと思うチャレンジャーがいるから、なんとか意地でこのベルト、11度目の防衛をすることができました。本当にみなさんありがとうございます。

石川修司に勝つというのはけっこうボクのなかで特別なことで。1年半前、まったく同じシチュエーションで両国で負けたあの一戦というのは、ボクはあのとき防衛できていたら、もっと進めてたと思ってて。あの負けを忘れるときがないというか、タイトルマッチのたびに1年半前の両国のことを思い出してて。時が止まってるというか、本当にチャンピオンとしてどうなんだろうというか、自信を持てないというか。チャンピオンとして1年半、成長できているのだろうかという、ホントにそれが防衛を重ねるごとにその気持ちが強くなって、一つその答えを自分のなかで出すことができて、自分を信じてきた道、歩いてきた道は間違っていなかったんだと、そう思いました。

(入江が乱入してきたが、かつてやりたいとも)やりたいと言っていたし、いつかの後楽園でやった総選挙の選抜(大会)のダークマッチ。あれもボクのなかで忘れられない一戦なんですよね。あれはチャンピオンとしてではなく、プロレスラーとしてでもなく、何かこう人間・竹下幸之介として、もっといえばプロレスファン・竹下幸之介として、忘れられない試合で。だからボクはこのベルトを防衛し続ける限り、絶対入江さんとベルトを懸けて試合する日はくるんじゃないかなって思ってました。

でも、入江さんいなくなったんですよね。ボクはぶっちゃけ闘いたいですよ。彰人さんがああ言ってても、ボクは闘いたいです。でも、彰人さんの言ってることも正しくて。たしかにいなかったんですよ。D王GPにエントリーされようが、されなかろうが、DDTの試合をボイコットするという、あれは逃げだと思います。D王GPにエントリーされないという自分自身から逃げている。ボクはチャンピオンとして、第1回D王GPは勝つことができなかった。でも、チャンピオンとして正々堂々闘ったんで、悔いはないです。その結果きょう石川修司と闘うことになりましたけども。だからホント複雑な気持ちというか、闘いたい自分もいるし、今のオレは絶対負けないという覚悟もあります。それは絶対に負けません。

(山場を越えて今後のモチベーションは?)繰り返しになりますけど、意地ですね。おそらく再び第何十代かでこのベルトを落として、もうちょっと持ったとして、いまの11回…こういう防衛回数は正直絶対超えることはできないです、自分自身。絶対に。だから意地でも、一回でも、応援してくれる人のために、ベルトの防衛回数を重ねてやりたいと思います。それがボクのモチベーションだし、覚悟ですよね。それでDDTを先頭で、中心であり続けたいです。それはボクの願望です。

(卒論の成果で倒した?)そうですね。何度かジャーマンするシーンがありましたけど、石川さんって体格が人間離れしているので。でも、しっかり卒論でやってきたことは間違ってなかったと思うし、じっさい1年半前は3カウント取れなかったジャーマン・スープレックスで3カウント取れてるので、本当の意味で、大学生? 大学生レスラー? なんでもいいです。ボクはきょう卒業しました。

(高校生レスラー、大学生レスラーという肩書きを外れて、ひとりのプロレスラーとしてDDTを背負う?)いろんなインタビューで言ってるんですけど、ボクは学生レスラーというのは“両立”しているつもりはちっともないです。100-100、全部100%で頑張っているので、力配分なんかしてないです。だからこのベルトを巻けてるわけで。もちろんプロレスは一番です、DDTは一番。その気持ちはずっと変わらない。だけど、いろんなことにトライしていきます。なぜなら、人と同じ道、歩きたくないんで。人に理解されたくないんでね。コイツ何してんだと。それでもあとで、ボクはこうやっていきたいですから、絶対に。だからボクを信じてついてきてほしいです」


【高木大社長の総括】「サイバーエージェント体制になって初めての両国ということで、コケられないものもあったし、きょうは自分のなかでは興行戦争だったと思ってるんで。何がなんでもパンパンにしなくちゃな、というところも。そういう意味では大勢のお客さんに集まってもらって、去年の夏とそんなに変わらないぐらいの数字だったと聞いてるので、そういう発表になると思うんですけど、あちこちの興行戦争が大きかったですね。プレッシャーでしたよ、すごく。サイバー体制が始まって初の両国ということだったので、AbemaTVでの視聴数だとか、いろんなものがのしかかってきて。でもそれにすべて選手が応えてくれて感謝してますね。いまDDTという団体はおととしぐらいにリセットされて、またゼロから新しいものを作り出そうとしているときだと思ってるんですね。おととしからずっとやってきたことが、一つの形となって出てきたのかなと個人的には思ってます。やっぱり竹下という若いチャンピオン像がどういうふうに成長していくのかという過程も含めて見れたと思いますし。石川修司は強かった。すごく強かった。だけど、それに勝った竹下もやっぱり背負ってるものは大きかったんだなと思ってます。やっぱり彼が口にしてくれたDDT愛というのは、すごくボクにとっても感慨深いものがあって。みんな、あるんですよ。愛情、DDT愛というのは。だけど、本当にそれを実践して残ってやってくれてる人たちを大事にしたいし。竹下、ディーノもそうだし、いろんな人間がそうやって残ってくれた人間で盛り上げていきたい。そこは強いです、本当に。いろんなこときょうありましたけど、そこが2年前からやってきたことが一つの形になったのかなと個人的には思ってます。でも、まだまだなんで。まだまだこれから。
(入江のアピールについて)正直ごめんなさい、入江が来たことがボクはあんまりわからないので。人づてに聞いたので、何を言ったのか、何をやったのかはちょっとわからないですけど、言いたいことがあるんだったら、リングの上で主張しろ、と。そこは一貫してそうです。竹下も、あと彰人もですか。言いたいことあったら、リング上でやれってことですよね。これから帰って、何があったのかを見ますけど、結果的にはリングでやるしかないかな。別に細かいことじゃないと思うんですよね。入江もやりたいこととか不満があるんだったら、やればいいと思うし。それだけですね。自分らはそんなに間違った方向に誘導してるとも思わないし、タイミングとか流れがあると思うので。そこは、お互いが主張したものをリング上でぶつければいいだけ。ボクも一瞬だけ映像で見たぐらいしかないんで。ただ明らかに入江の体がでかくなってたんで、アイツもアイツなりの思いもあって来たんだろうな、というのがあるし、個人的にはリングで決着つければいいんじゃないかなと思いますよ。
(来年の2DAYSについて)2DAYSありきだったんで。いろいろあるんですけど、2020年に向けてどんどん拍車をかけていかないといけない。なんとなく2DAYSだな、みたいな。でもDDTで2日間やるのはちょっとアレだな、みたいのもあったので。どう?って丸投げですよ。マッスル坂井はマッスル坂井、ササダンゴ・マシンはササダンゴ・マシンで思うところがあったんでしょうね。40という歳で、41を迎えるということで、トライしてみたいという思いがあったんじゃないですかね。じゃあオマエに任せたと。オマエ土曜日、オレ日曜日なと。『ほかの人に言わなくていいですかね?』と。『絶対言うな。止められるから』と。まあそういうことですよね。いまここでやらなくちゃいけないな、と思ってる部分ですよね。今度はDDTを2日間やるわけじゃない。ボクのなかでは、いろんな意味でイデオロギー対決、これも興行戦争だと思ってます。
(開催ペースが次は10月、さらに2月とかつてないペースだが)でも、これを乗り越えれれば、DDTはまた一つでかいところにいきますよ。ボクはなんとしてもこれを乗り切ろうと思ってますから。自分はDDTのことしか頑張らないんで、マッスルはマッスルに頑張れと。鶴見亜門頑張れと言いたいですね。
(サイバー体制になって、プラスになった部分は)やっぱりグループ内のシナジーを得られるという部分ですかね。まだ発表できないですけど、いろんなものを再構築しているところなので、そういった部分をまた4月以降にお話できればと思ってます。過渡期だと思っている。思った以上にサイバーエージェントもDDTという企業文化を尊重してくれているので、そういう意味では自由にやってくださいと言われていて。本当に自由にやっていると思うんですけども、その一方でボクらがもともと思ってたことは企業体として成長していかなければと思っているので、そういう部分…裏側も学んで、大きくするために動いていかなくちゃなと。プレッシャーというのはプレッシャーですよ。日々プレッシャーです。ホントに任せてくれちゃってるけど、大丈夫これ?みたいな。いろんな興行戦争のなか去年をキープできたのは大きかったんじゃないかなと思います」


 DDT春の両国大会が開催され、メインでは王者の竹下に『D王 GP』覇者の石川が挑戦。竹下は最初にKO-D王座を保持していた2016年8月16日、竹下は石川のジャイアントスラムに敗れて王座を明け渡してから1年半、竹下はそのリベンジをかけて、『D王 GP』覇者となった石川を迎え撃ったが、竹下にとっては越えなければいけない壁を越えるための戦いでもある。
 序盤はグラウンドからマッチアップで石川が先手を狙うも、石川の突進をヒップトスで場外に追いやった竹下がトペスイシーダを発射、「絶対に勝つぞ!」と叫んでリングに戻り竹下が逆水平、ロープ越しのアトミコと攻勢をかけるが、ラリアットをかわした石川が高角度のバックドロップで投げ、一気に失速した竹下に首筋にエルボー、フェースロック、フラップジャック、首筋へのバックハンドエルボーの連打、串刺しニーと首攻めで先手を奪う。
 石川のパイルドライバー狙いは竹下がリバースすると、石川の突進をレッグラリアットで迎撃しブルーサンダーで叩きつけ、竹下は鋭いエルボーからニー、垂直落下式ブレーンバスターと反撃、以前より力強くなっていることを石川に見せつける。だが竹下はスーパーフライも石川が剣山すると、竹下のスクールボーイ狙いを石川がノドへのフットスタンプで潰し、ショルダータックル、両者ダウンからエルボー合戦、追走合戦は石川がラリアットで迎撃し強烈なラリアットを浴びせ、石川はスプラッシュマウンテもは竹下がフランケンシュタイナーで切り返す。
 石川の串刺し狙いを竹下がドロップキックで迎撃、石川の顔面に串刺しブックブーツを浴びせ、コーナーでの競り合いは石川が落としにかかるも、竹下が食い下がってコーナー最上段からの雪崩式ブレーンバスターで投げ、ジャンピングニーからジャーマンで勝負に出るが、クロスアームスープレックスを狙いが堪えた石川がラリアットを浴びせ、カミゴエを炸裂させ、両者ダウンから石川が竹下をコーナーに押し込みダイハード関西を狙い、竹下は阻止もスワンダイブ狙いは石川がエルボーで迎撃され、真っ逆さまに場外へと転落する。
 石川はリング下にテーブルをセットしてからテーブル貫通スプラッシュマウンテンを狙うが竹下はエプロンに着地、エプロンでの攻防からとなるが、石川がテーブル貫通ファイヤーサンダーで突き刺し、竹下は大ダメージを負わせ、リングに竹下を戻した石川が投げ放しドラゴンスープレックスからジャイアントニー、ファイヤーサンダー、スプラッシュマウンテンと畳みかけ、それでもカウント2でキックアウトする竹下にジャイアントスラムを狙うが、膝で阻止した竹下はスリーパーからフロントネックロックで捕獲!、石川は逃れて頭突きを浴びせ、エルボー合戦で竹下はダウン、石川はニーも突進したところで竹下はカウンターのラリアットで迎撃する。
 竹下の突進を石川がキャッチしてバックフリップを狙うが着地した竹下はジャーマンで投げ、ラリアットを連発した後でクロスアームスープレックス、クラッチを放さないままで二段式ジャーマンで3カウントを奪い王座防衛、石川越えを達成した。
 試合後は竹下が堂々のエース宣言をして退場し、大会は締めくくられたと思われたが、突如「D王GP」からのエントリーを外されたことで、DDTを批判しアメリカへ旅立っていた入江茂弘が出現、バックステージに下がっていた竹下を呼び戻すと、挑戦を表明し、竹下が入江の帰国は歓迎しつつ、入江に挑戦する覚悟があるのかと迫り、入江のあり方を批判していた彰人も現れて、改めて入江を批判する。だが入江はDDTを批判したことは譲らず、改めてDDTを批判して去っていくと彰人は竹下が挑戦を受けることを猛反対し、竹下は「彰人vs入江を見たいんです」と留めてピリピリとしたムードで大会を締めくくった。


 試合内容に関しては竹下は1年半前のキャリアの浅さを感じさせず、力強さを身につけたことを石川に充分に見せつけた。石川に敗れた1年半前は何だったのかということを自身が成長することで答えを出した試合だった。
 大会が全て終わったと思いきや、入江の登場、DDTのビッグマッチの中ではピリピリしたムードで終わったのは初めてであり、DDTを批判した入江の姿は以前の優しそうな入江の表情ではなかった。
 自分から言えることは「プロレスはリアルとエンターテイメントのカクテルであること」、入江がリアルな感情をぶつければ、竹下や彰人もリアルな感情を見せた。あとはそのリアルをいかにしてプロレスにして表せるか?竹下だけでなくDDTにとっても一つの問いみたいなものなのかもしれない。


 セミのKO-Dタッグ選手権は、王者組のHARASHIMAが樋口をセカンドロープを利用して宙吊りにしてフットスタンプを落としてから捕らえにかかり、丸藤は樋口の脇腹にニーを落としてヘッドシザースで続き、脇腹攻めで王者組が先手を奪う。
 HARASHIMAが突進を樋口がキャッチしてアバランシュホールドで叩きつけると、交代した関本がHARASHIMAを串刺しラリアットからブレーンバスター、WXロックで捕獲。丸藤が挑発気味にキックでカットも関本が返り討ちにする。エルボー合戦では関本が圧倒もHARASHIMAはミドルキックで応戦、HARASHIMAが連打で競り勝ち、丸藤が側転からのドロップキックで続くと、コーナーに押し込んで鞭のようにしなる逆水平、串刺し背面エルボーからターザンジャンプ式フットスタンプ、手を掴みながらの逆水平合戦は関本が競り勝ち、ラリアットをかわした丸藤は顔面への膝蹴り、見えない角度からのトラースキック、虎王も関本はスピアーで応戦し、交代した樋口も串刺しラリアットからノド輪落としで続く。
 樋口は丸藤の逆水平を受けきって連打で打ち返し、串刺しは丸藤が迎撃してトラースキックコンポ、交代したHARASHIMAがライダーキックから雪崩式ブレーンバスター、ファルコンアローの連続技を決めると、カットに入った関本には丸藤が入ってダブルトラースキックで排除、丸藤が不知火で勝負を狙うが、途中で止めた樋口がアトミックドロップを決める。
 関本は丸藤にアルゼンチンバックブリーカー、、樋口はHARASHIMAにカナディアンバックブリーカーと競演を完成させ、丸藤の不知火を再び途中で止めた樋口は関本との眉山で投げ、HARASHIMAにはぶちかましを狙うが、HARASHIMAは蒼魔刀で迎撃すると、ハイキックからリバースフランケンシュタイナー、顔面へのバトンキックから側頭部へバスソーキックを浴びせる。
 これで表情が一変した樋口は強烈な張り手から頭突きを浴びせ、ドクターボムからダイナミックジャーマンでHARASHIMAを投げると、四股からぶちかましで吹き飛ばした後で轟天で3カウント王座を奪取、樋口が最も欲しかったものである爆発力を見せつけての勝利だった。


第7試合ではディーノが石井、大家と組んでムタ、DAMNATION組みと対戦。ムタとの決戦に向けて、ディーノは化身である愚零闘捕萌(グレート・ホモ)を誕生させ、牛乳ミストで選手だけでなく観客にも恐怖のどん底を与えたが、10日の横浜ラジアントっホール大会では佐々木の化身である練馬スティングが出現し、練馬スティングによって愚零闘捕萌は封印されてしまう。
 そして公開会見ではムタの代理人である武藤敬司からディーノは毒の呪いを受けると宣告を受けると、試合当日までディーノはTV出演や試合中、プライベートまでも様々な人物から毒霧を受けてしまい、精神的にダメージを負ったままムタとの決戦を迎えてしまった。
 先発を買って出たディーノは遠藤相手にケツ掘りなどで、コーナーに控えるムタを威嚇、大家と対峙したムタは得意のグラウンドで大家の動きを封じ、さすがの大家もムタワールドの前に圧倒されてしまう。
 やっとムタと対峙したディーノだったが、リップロックからコック狙いはムタには動じず、、強引にファイト一発から男色ドライバーも付き合わず、、ケツ掘りもまったく効かず、さすがのディーノも動揺、この隙を突いたムタがドラゴンスクリューから足四の字で捕獲し、完全に男色ワールドが封殺されてしまう。
 劣勢のディーノ組は石井が奮起して盛り返すも、佐々木が石井を松井レフェリーと交錯させて無法地帯を作り上げると、、ムタがイス攻撃を狙うが、遠藤や佐々木に誤爆、ディーノにも一撃を狙うが、ディーノが股間を掴んで動きを止めてコックスクリューを決め、コーナーに地獄門をセットも佐々木には直撃させが、ムタは地獄門に毒霧を噴射して免れる。
 DAMNATIONが連係で石井を捕らえ、ムタが串刺し閃光魔術からドラゴンスクリュー、閃光魔術と畳みかけるが大家がカットし、ムタに再度地獄門への直撃を狙うと、ディーノの地獄門から毒霧が噴射され、ムタがダウンしてしまう。
 これを逃さなかった大家は炎のスピアーから石井がカバーも佐々木、遠藤ががカットし、石井はムタにニールキックもかわされたところで、ディーノがリップロックでムタを捕獲し、毒霧を吸い上げる。ところが佐々木と遠藤が掟破りのリップロックでディーノから毒霧を吸い上げると、ムタ共にトリプル毒霧を噴射し、佐々木と遠藤の援護射撃からムタが月面水爆で石井から3カウントを奪い、ムタが勝利。武藤敬司としてはムーンサルトプレスは14日のWRESTLE-1後楽園大会でラストとなったが、ムタとしては月面水爆のラストをDDTで飾った。
 試合後にディーノがムタが魔界から戻った暁にシングルでの再戦をアピールしたが、一時は男色ワールドに引きこめたはずが、ムタの魔界ワールドを打ち破れず、月面水爆で全てをもってかれた。ディーノにしてみれば完敗だった。
(アンダーマッチ~第6試合はこちら)

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