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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

シリアスとなったディーノの悔し涙…竹下が男色殺法も飲み込みKO-D王座防衛!

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シリアスとなったディーノの悔し涙…竹下が男色殺法も飲み込みKO-D王座防衛!

10月22日 DDT「DDT Special 2017」後楽園ホール 1433人 超満員


<アピール、コメントなどはDDT公式より>
◇アンダーマッチ◇
▼15分1本
○スーパー・ササダンゴ・マシン 上野勇希(7分35秒 片エビ固め)×岩崎孝樹 ゆに
※垂直落下式リーマンショック


◇第1試合◇
▼30分1本
○勝俣瞬馬 MAO チェリー(7分7秒 片エビ固め)アブドーラ・小林 赤井沙希 ×アントーニオ本多
※勝俣式断頭台


◇第2試合◇
▼ルチャ・リブレルール/30分1本
ウルティモ・ドラゴン ○高尾蒼馬 大石真翔(8分16秒 エビ固め)大鷲透 大家健 ×平田一喜
※ジントニック


◇第3試合◇
▼30分1本
鈴木秀樹 ○彰人(10分1秒 ヨーロピアンクラッチ)坂口征夫 ×樋口和貞


【鈴木、彰人の話】
彰人「今日はありがとうございました。全然知られてないんですけど、僕ら同じ誕生日なんですよね。2月28日。」


鈴木「そう、田中将斗さんと。」


彰人「あとWRESTLE-1の稲葉(大樹)。どうでした今日、DDT。」


鈴木「いっぱいお客さんいて、アウェイ感が。どこ行ってもアウェイなんですよ。でもタッグパートナーと最後まで仲良くやれたなって。」


彰人「また組んでやりたいし、機会があれば当たっても。」


鈴木「そうですね。」


彰人「継続参戦、待ってますんで。」


鈴木「社長に言ってね。会食で。」


彰人「今日行くんですよね?」


鈴木「行くでしょう。あとは坂口征夫がね、怖いなと。」


彰人「怖いでしょ?」


鈴木「怖いからやったんですよ。怖すぎて、先にやっちゃわないとって。」


——樋口選手はいかがでしたか?
鈴木「ちょっとしかやってないですけど、体が大きいしパワーも。自分と同じくらいの大きさの選手が少ないので、楽しかったですね。もう少しじっくりやってみたい。(コメントが)普通ですね。大丈夫ですか。」


彰人「いやいや(笑)。大丈夫です。」


鈴木「じゃあ関係ない人の悪口とか。やめるっつって復帰した人がいますからね。」


彰人「誰ですか?」


鈴木「なんか爆破やるって。やめるっていう人の対戦相手が復帰してきた人ですよ。もうどっちがどっちか。」


彰人「わかんないすね(笑)。」


鈴木「黙って草むしりやっとけって。電流爆破草むしり(笑)。」


◇第4試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○諏訪魔(8分0秒 体固め)×石井慧介
※ラストライド


【諏訪魔の話】「こうやってDDTさんに上がらせてもらって、自分の団体とは違う刺激があったね。(三冠)ベルト落としたばっかりだったし。そういう意味でもよかったなと。また相手がね、石井選手で。昔、全日本プロレスの練習生にいて、いなくなっちゃったんだけどね。当時もかわいいヤツが入ってきたなと思ってたんだけど。でも、こうやってあいつもプロレス好きだからね。全日本に出たときもあるんだけど、シングルっていうのは不思議な感じでしたね。あの蹴るやつは首に電気走ったよ。すげえ本気でやっるんだなっていうのがわかったし、だから俺も本気で返した。石井っていう人間がどう成長していくか、また見たいと思うし、全日本に出ても成長していくんだろうし。楽しみにしてるよ。」


【石井の話】
石井「完敗でした。歯が立たなかった。タッグでは当たったことがあるんですけど、シングルで衝撃を受けましたね。凄いなと思いましたし。でもこれを経験したのはでかいです。この試合が決まってからずっとプレッシャーがあったし、恐怖もかなりあったのは事実です。今日、試合やってみて、歯が立たなくて、悔しいですけど、この経験は必ず活かせると思ってます。明日からどんどん強くなっていく。」


——DDTというホームリングで対戦したことについては?
石井「お客さんも普段見ないタイプの選手だと思うんで、お客さんも諏訪魔さんにビックリしたと思います。僕は今日はきつかったですけど、またチャンスがあれば諏訪魔さんと試合をしたいです。よろしくお願いします。」


◇第5試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○高梨将弘(9分17秒 ハングオーバーⅡ)×遠藤哲哉


【高梨、KUDOの話】
高梨「誰も勝つと思わなかっただろ。俺は次、タッグタイトル決まってんだ。兄貴がいかれてよ、俺は心を入れ替えて、真っ向から丸藤選手とぶつかろうって決めて、シンガポールへ行ってきたんだ。そしてシンガポールでベルトを巻いて、今日ここに帰ってこようと思った。今、俺の腰には何が見える? 誰か答えらんねえか。兄貴、俺の腰に何が見える?」
 
KUDO「(佐々木&遠藤の写真集を見ながら)タッグのベルトが見えるよ。」


高梨「おう、全然そういうの求めてなかったんだ。シンガポールでタイトルマッチやってベルト獲れなかったって話からなんでそうなるのか分かんねえけどよ。兄貴は欠場中で調子が戻ってねえんだ。俺のハラワタは煮えくり返ってんだよ。ベルトがないからだ。なんでシンガポールでベルトを獲れなかったか。それはな、現地で会うレスラー会うレスラー、「おまえは丸藤と闘うのか、凄いな」「おれは前に闘ったが凄いぜあいつは、天才だぜ」っていう称賛をずっと聞かされ続けたんだよ。気分が悪い! 気分転換にシンガポール行ったのによ、なんであっちでも丸藤の名前聞かなきゃなんねえんだ。それで調子狂って負けたんだよ。全部丸藤のせいだ。いま俺は丸腰で、兄貴はコメントの調子が悪いんだ。全部あいつのせいだ。いま俺の心は暗黒なクレパスだ。どす黒く染まってんだ。俺の強さはねたみ、恨み。このネガティブな力を使ってな、ベルトをはがしてやるよ。以上だ。そしてな、こっから先は載せなくてもいいよ、個人的な話だ。今日のメインイベント、タイトルマッチ、竹下とディーノだろ。どっちが勝つか知らねえけど、ディーノが最後にベルト巻いてたのは4、5年前、俺が初めてベルトを獲った日だ。4月1日だったな。そしてディーノと一緒に武道館で闘いたいって願望を口にした日だ。あれから時は流れちまったけどよ、あの日デビューしたのが遠藤だろ。そして武道館でデビューしたのが竹下だろ。その二人がDDTの一番大きい大会、両国で闘って時代ってもんを見せたんだろ。俺は今日、遠藤に勝ったぞ。ディーノはどうすんだろうな。このDDTのマットで俺の物語を紡いでくのは俺だけだと、そう思ってるよ。以上。兄貴いくぞ!」


◇第6試合◇
▼DDT EXTREAM選手権試合~TLCマッチ~/60分1本
[第39代王者]○佐々木大輔(17分25秒 体固め)[挑戦者]×HARASHIMA
※ダイビングエルボードロップ・オン・ザ・テーブル・特大ラダー
☆佐々木が第7度目の防衛に成功。


(試合終了後)
佐々木「HARASHIMAさんよぉ。今日の試合は選挙の投票数が決まった試合だ。俺はアンタより民意はないかもしれねえよ。でもアンタみたいになりたくねえからよぉ、票とかただの数字だ。でも、アンタみたいな人は投票してくれてありがとうございますって言わなきゃいけねえよな。いや、投票してくれた人負けちゃってごめんなさいって言わねえとな! 無視か? 無視するなら暴行しちゃいますか」
(DAMNATIONが襲い掛かると高尾が止めに入る。蹴散らされる高尾だが、鬼の形相で佐々木にイスをフルスイング。その後も切れたように佐々木の顔面を踏みつけていく。セコンドがなんとか割って入ったが高尾の怒りは収まらない様子だった。


【佐々木の話】
佐々木「誰が質問するんだ。」


——試合の感想をお願いします。
佐々木「試合の感想か。まあ今日の試合っていうのは選挙の投票で決まったもので、HARASHIMAさんのほうが票は上だったけど、票のために試合してるわけでもないし、べつに票がほしいわけじゃない。ただ、男色ディーノとかHARASHIMAさんとか、そういうやつらに投票するやつっていうのはなんなんだって、毎年思って試合してますよ。票は票で、試合は試合。それは今日の試合で証明できた。」


——試合後は高尾選手がイスで襲ってきましたが。
佐々木「高尾が襲ったのか! 背後から襲われたからマタローに襲われたかと思った。マタロー見つけたらぶん殴ってやろうかと思ってた。高尾か。ひどいことしやがるな。むちゃくちゃ痛かったぞ。高尾か。ちょうど犯人探ししようと思ってたところだ。教えてくれてありがとう。……なんで笑ってんだ! まあ高尾、高尾か。ぼっちゃん。昔、アイツがグレてたとき、俺はドッグフード食わされた。俺は根に持つタイプだからな。その恨みは忘れてない。でもまたドッグフードを食べさせられたら落ち込むな。」


——対戦要求してくると思われますが。
佐々木「こっち(インディージュニア)か、こっち(エクストリーム)か? こっち(エクストリーム)か。」


——受けて立つと。
佐々木「いつ何時、誰の挑戦でも受ける……という気持ちはない。一晩考えて、明日になったら忘れてるかもしれない。」


【HARASHIMAの話】「総選挙でみんなに票をもらって得たチャンスでのエクストリームの試合だったんで、よりいっそう勝ちたかったんですけど。勝てなかったですね。投票してくれた人には、結果を出せなくて申し訳ないと思います。でもまたチャンスを掴んで、エクストリームを狙ってもいいし、やっぱりKO-D無差別級のベルトは狙ってるんで。年内の挑戦のチャンスはなさそうですけど、1月にはリーグ戦もあるし、これからも前を向いてガッチリ頑張っていきたいと思います。あと、体は鍛えてるんで大丈夫です。どこも痛くないです。」


◇第7試合◇
▼KO-D無差別級選手権試合
[第61代王者]○竹下幸之介(22分30秒 クロスアーム式ジャーマン・スープレックス・ホールド)[挑戦者]男色ディーノ
☆竹下が第9度目の防衛に成功


(試合終了後、試合後、竹下とディーノは抱擁)
竹下「もっとも越えなきゃいけない壁が男色ディーノでした。今なら自信を持って言えます。10年前、僕のファーストキスを奪ってくれてありがとうございました! あの時があったから今こうしてDDTのベルトを巻いてます。だから男色さん、DDTのアイコン、DDTには男色ディーノがいます。僕はまだまだ力不足かもしれませんが、DDTと言えば竹下幸之介がいると言われるように頑張っていきます。男色さん、今日はありがとうございました。(ディーノは場内の「ディーノ」コールに中指を立てて引き揚げた。今林久弥APがリングに上がり、12・24後楽園でコルト・カバナとのKO-D無差別級選手権試合をアナウンス)コルト・カバナにも負けません。男色ディーノほど怖い敵もいないので、ディーノに勝ってここにいる以上、僕に隙も何も無いしDDTに竹下がいると言われるよう。もっともっと頑張ってDDTを背負っていきたいと思います。DDT総選挙では第7位と言う結果で個人的には悔しいです。押し込めている部分があって出さない感情でした。関東ボディビル大会では12位と言う結果でした。これも悔しい結果です。ベルトを防衛した今も悔しい気持ちでいっぱいです。これをどんどん前面に出して熱い防衛戦をやっていきます。皆さんありがとうございました!」


【竹下の話】
——ディーノ選手を下して最多防衛になりました。
竹下「自分の中で最多防衛記録っていうのも目標にはしてたんで、うれしいですけど。男色ディーノに勝てたっていうことが何よりもうれしいですし。でも本当の意味で勝てたとはもちろん思ってないし。そこを超えていけるかどうかが、チャンピオン・竹下幸之介としての最も重要なことだと思うので。まだまだこれからの防衛ロード、竹下幸之介に期待してください。」


——フィニッシュの際にタイツを脱ぎ捨てました。
竹下「僕が好きになったDDTの形というか。脱いだことの意味はまったくありませんけど、でも何か力がみなぎりました、脱ぐことによって。ただもう一生しませんので。今日だけです。」


——総選挙、ボディビルで悔しかった、その悔しさを出すと言っていましたが、これまでは出せなかった? 出さないようにしていた?
竹下「出さないようにしてましたね。そういう部分は必要ないというか、自分はそういうものを持ってはいけないんだっていう。高校生で武道館でデビューさせてもらって、期待の新人って言われ続けて、最年少でベルトを巻いて。普通の人が抱く感情を持ったらダメなのかなっていうのがありましたね、正直。でも悔しいものは悔しいので。そういうものが今月、どんどん出てきたというか。だから今日もスリーカウント取ったあとも、うれしいんだけど、やっぱりまだ悔しい。悔しい気持ちのほうが強いです。どっから来てるのか分からないですけど、男色ディーノという一人のレスラー、一人の人間に対して、自分はまだまだ負けてる部分がいっぱいあるなっていうのを試合をして感じたので。でも満足したら終わりなんで。チャンピオンとしてもそうだし、もしノンタイトルでも竹下vsディーノでシングルをするときがあったら、そのときは今日よりも面白い、熱い試合にしたいと思うし。常にそういう気持ち、DDTを盛り上げたいんだ、面白くしたいんだっていう気持ちで365日すごしてます。」


——次も異色のチャレンジャー(カバナ)になりました。
竹下「ねぇ。いきなりビデオで見せられて。正直まだ実感はないんですけど、でもコルト・カバナ、実力凄いあるし、キャリアも凄いあるので。強敵なんで、KO-Dのチャレンジャーにふさわしいんじゃないかと思うんですけど、ゲスト参戦の外国人が急に12月の後楽園に来て挑戦できるっていうのは、他のDDTの選手はどう思ってるのかなっていうのがちょっと気がかりですね。でも、もし何か思う選手がいるなら、D王グランプリもありますんでね。そこで何かが垣間見えたらなと、上から目線で思っております。」


【ディーノの話】「正直ね、80%、前哨戦から含めて、ベルトを獲る言動、行動、試合、全部逆算して、獲るつもりでレール敷いてきたのよ。最後の最後だけ、なんだろ……。でもね、私の敬愛する先輩の名言を一つここで引用させてもらうわ。「結果以外は完勝」よ、私の。ただ結果だけがついてこなかった。あ~、結果的にねぇ、竹下が言ってた通りなのよ。あの子がマークしてなかった私で行くっていう。今日の作戦、何が足りなかったんだろ。たぶん、敗因は途中で記憶が飛んだこと。はぁ~……そうですか、獲れないですか。……いいわ、わかった。プロレスはここが終わりじゃない。続いてくからね。正面突破っていうのは最後かもしれない、でもプロデューサーとして、私という駒が必要だったら喜んで、竹下からベルトを引っぺがすために私という駒を使う。これが、ひょっとしたら一番よかったのかもしれない。私はもう沈んでる暇ないわ。だって今年のDDTまだ残ってるでしょ。今年はDDT、激動の年なのよ。こんなとこで沈んでる場合じゃない。私の迷いは消えた。DDTを面白くするために、いくつか仕掛けをしていく。一つだけ、あとはプレイヤーとしての私かな。……(声を震わせて)勝てなくてごめんなさい!」


 DDT後楽園大会のメインはKO-D王者の竹下に総選挙1位に選ばれたディーノが挑戦、序盤から10年前にディーノにファーストキスを奪われた竹下は男色殺法を拒絶するが、ディーノはリップロックを見せ球にして竹下を揺さぶりにかかり、下からアキレス腱固めで捕獲、そのままサソリ固めへ、インディアンデスロックからサーフボードストレッチ、フルネルソンと山本小鉄から唯一褒められたグラウンドで先手を奪う。
 ディーノは高速ブレーンバスターからナイトメアを仕掛けると、拒否した竹下はフランケンシュタイナーでディーノを場外へ追いやるが、ディーノは鉄柱攻撃で逆襲した後で、竹下の腕を鉄柱に拘束するとリップロックを狙う。しかし竹下は逃れてディーノは鉄柱にリップロック、今度は竹下をうつ伏せにして鉄柱に拘束してからケツ掘りを狙うが、セコンドの上野勇希に誤爆、この隙に竹下はトペスイシーダを発射する。
 リングに戻った竹下はゼロ戦キック、フロントスープレックスから串刺しエルボー、しかしコーナー狙いは、ディーノがデットリードライブからいきなりナイトメアドロップを投下、ファイト一発から男色ドライバー狙いは、逃れた竹下がブルーサンダーを決め、フロッグスプラッシュを投下するが、かわしたディーノはゲイ道クラッチ、男色スープレックスからバックドロップ、男色ドライバーと追い詰めにかかるも、リバースエビ反りジャンプは自爆すると、竹下はすかさずランニングニーを浴びせて両者ダウンとなる。
 起き上がった両者はエルボー、張り手合戦と打撃戦となり、竹下が競り勝ったところでジャーマン、ビックブーツ、ユルゲンラリアットと畳みかけるが、ぶっこ抜きジャーマンはディーノが堪えてゲイ道クラッチで丸め込むも、ディーノの手がロープを掴んでいたことをレフェリーが見逃さずカウントは無効になると、竹下がゲイ道クラッチで丸め込み返すが、ディーノは奥の手である垂直落下式ブレーンバスター、カミゴェならぬホモゴェを初公開した後で、新技であるストラングルホールドPで捕獲して竹下を追い詰める。
 しかし竹下はディーノの股間に噛みついて脱出すると、掟破りのファイト一発からジャーマン狙いはディーノがエンドレスワルツ式ゲイ道クラッチで丸め込んでカウント2.99とあわやの場面を作り、リバースエビ反りジャンプから男色デストロイも決めるがこれもカウント2でキックアウトされてしまう。
 ディーノはアンダータイツ姿となって、再度リバースエビ反りジャンプを狙うが、竹下がケツを蹴り上げるとパワーボムで叩きつけ、両者ダウンの後で互いにキス合戦、股間を掴み合い、ディーノが突進も竹下はラリアットで迎撃がエルボーの連打からぶっこ抜きジャーマン、それでもディーノが立ち上がったが、竹下がエルボーでディーノがダウン、竹下がアンダータイツ姿になってからジャーマンを決め3カウントを奪い王座防衛、9度目の防衛で防衛記録を更新した。
 試合もディーノが全てを出し切るだけでなく新しい引き出しまで披露、また精神的にも揺さぶりにかけるなど、シリアスになったディーノの恐ろしさを充分に見せ付けたが、前半竹下が拒絶した男色ワールドに後半から敢えて踏み込み、相手の懐に飛び込んだ。ディーノにしても竹下の成長は素直に認めるべきなのだろうが、勝てなかった事実が残った。それがディーノの悔し涙に現れていた。
 次回の防衛戦は12月24日の後楽園大会で相手は元NWA世界ヘビー級王者のコルト・カバナを迎えることになったが、カバナはインサイドワークに長ける選手なことから、力押しでは通用しない相手、苦戦は必至かもしれない。


 セミのDDT EXTREAM選手権はTLCマッチで行われ、HARASHIMAがイスを持つ佐々木にビックブーツで射抜くと背中めがけてイスで殴打、佐々木は場外に逃れるとHARASHIMAはトペで追撃を狙うが、佐々木はイスをフルスイングして迎撃、イスチャンバラを佐々木が競り勝ってからイスでフルスイングし、HARASHIMAの首にイスをかざして鉄柱攻撃、リングに戻ってネックブリーカー、イスを開いた状態でHARASHIMAの首に押し込んで座るなどして首攻めを展開する。
 HARASHIMAはラダーごとビックブーツで反撃するが、佐々木はラダーで急所攻撃、場外に逃れたHARASHIMAに遠藤とマッド・ポーリーが強襲、高尾が救出に駆けつけるが、ポーリーが高尾もろともボディープレスで圧殺して返り討ちにする。
 劣勢のHARASHIMAはコーナーに立てかけているラダーの上に佐々木をヒップトスで投げると、イスが凹むぐらいに佐々木をメッタ撃ちにしてからイス盛りを作り、その上へカミゴエ式ストンピングから顎めがけて串刺しニー、イス盛りめがけて雪崩式ブレーンバスターは佐々木が回転してパワーボムで叩きつける。
 DAMATIONがリング下にテーブルを設置し、佐々木がその上へ断崖式ブレーンバスターを狙うがHARASHIMAが逃れてビックブーツから突進も、遠藤が足をすくって場外へ引きずり込み、佐々木がトペで追撃、HARASHIMAをラダーに寝かせるとダイビングエルボーを投下するが自爆すると、佐々木をリング下に寝かせたHARASHIMAはスワンダイブ式ボディープレスでテーブルごと貫通、リングに戻ってラダーのてっぺんの部分をを佐々木の腹部に突き立ててからローキックの連打を放つ。
 HARASHIMAが山折りから蒼魔刀で勝負に出るが、佐々木がイスを投げつけて迎撃し、ドロップキックからHARASHIMAの上にイス盛りを作り、ダイビングエルボーwithイスを投下、佐々木はリング下からギガラダーを用意、テーブルもセットしようとするがHARASHIMAが阻止、佐々木はクリップラーフェースロックで捕獲するが、HARASHIMAがイスを掴んで殴打して脱出、ミドルキックからハイキック、リバースフランケンと畳みかけて、蒼魔刀で勝負に出るが、かわされコーナーのテーブルに直撃して貫通してしまう。
 佐々木はテーブルの上に雪崩式ペティグリーを決めると、HARASHIMAをテーブルに寝かせてイスで殴打、最後はギガラダーからのダイビングエルボーが決まって3カウントで王座防衛、ルールを最大限に生かした佐々木の完勝だった。
 試合後にHARASHIMAを罵倒した佐々木はDAMATIONの面々と共に袋叩きにすると、高尾が激怒してDAMATIONに襲い掛かり、怒りが収まらずDAMATION側の控室に突撃をかけようとしたが、若手らが必死で制止した。


 第5試合の高梨vs遠藤は高梨が巧みなインサイドワークで遠藤の動きを封じ、遠藤に反撃する隙を与えない。その場飛びムーンサルトダブルニーからやっと流れを掴んだ遠藤はハンドスプリングオーバーヘッドキック、トーチャーラックボムと畳みかけるが、スワンダイブは高梨が迎撃、遠藤はテツヤ・イン・ザ・スカイを決めて勝負あったかに見えたが、高梨が一瞬の隙を突いて十字固めで丸め込んで3カウント、遠藤は最後の最後で高梨にしてやられた。


 第4試合は石井は全日本プロレスの諏訪魔に挑み、グラウンドでリードを奪った諏訪魔はパワーでも圧倒、石井はブレーンバスターで反撃し、ダブルニードロップ、ミサイルキックを決めるが、ジャーマン狙いは諏訪魔が堪え、石井の突進を諏訪魔が左のラリアットで迎撃してからからバックドロップを決める。
 諏訪魔のラストライド狙いは石井が背後に着地から延髄斬り、諏訪魔の後頭部にムーンサルトダブルニーからジャーマン しかしハーフネルソンスープレックス狙いは逃れられると、諏訪魔がジャーマン、ハーフネルソンスープレックス、豪快なラストライドで3カウントとなり、石井は玉砕。


 第3試合では鈴木がDDTマット初参戦も、樋口から交代を受けた坂口は鈴木に挑み、膝蹴りを仕掛けるが、鈴木はグラウンドで翻弄、その後も坂口が試合を無視して鈴木と場外でやりあうなど一触即発となる。終盤に樋口が彰人を捕らえてドクターボムを狙うが、彰人はヨーロピアンクラッチで丸め込み逆転勝利となった。

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