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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

藤波JrことLEONAがプロレスデビュー・・・本当の戦いはこれからだ

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藤波JrことLEONAがプロレスデビュー・・・本当の戦いはこれからだ

11月20日 DRADITION 「BATTLE NEW STAGE Return to the origin」 後楽園ホール 1570人 満員


<試合後のコメントなどはプロレス格闘技DXより>
 ◇第1試合◇
▼蓮見隆太デビュー戦/20分1本
○アレクサンダー大塚(4分08秒 逆片エビ固め)X蓮見隆太


◇第2試合◇
▼30分1本
高岩竜一 ○石川晋也 橋本和樹(17分08秒 片エビ固め)長井満也 ベアー福田 X倉島信行
※ミサイルキック


◇第3試合◇
▼30分1本
○AKIRA (10分29秒 変型エビ固め)Xヒロ斉藤


◇第4試合◇
▼LEONAデビュー戦/45分1本
○船木誠勝(7分48秒 片エビ固め )XLEONA
※ハイブリッドブラスター


【船木の話】「結構しぶとかったです。気持ちが折れなかったんで。何発か強いのを入れたんですけど、全然引いていく感じじゃなくて、覚悟ができてるなと思いました。どこがどうなってもいいという感じで。蹴りを受けながら、たぶん途中からは自分との戦いになっていたと思うんです。お客さんとか、プロレスデビューとか、俺とか、まったく関係ない世界に途中でLEONA選手は入っていたと思うんで。それでいいと思います。それでやっとプロのレスラーになったという感覚を味わったと思いますね。おそらく彼が21年間生きてきた中で、最高の瞬間だったと思います。自分はうまくバトンタッチしたと思いますんで、このまま続けていってもらって、彼がいつかデビュー戦の相手をする時に、今の気持ちをその選手にぶつけてもらいたいですね。実は今朝から突然下痢になって。自分なりになんか緊張してたんでしょうね。昨日寝るまでは、シリーズの途中だし、ちょうど体調も上がってきていいなという感じだったんですけど、今日になったら急に緊張しましたね。ただのデビュー戦じゃないんで。藤波さんの息子のデビューという大舞台ですから。彼にとっても、俺にとっても。そういう意味では久しぶりに変な緊張をしました。自分もいい経験になりました。ただ、まだまだだと思いました。本当に今日は立っているんで精一杯だと思います。これをキッカケに上にあがってきて、次の世代が来るまで、何とか繋いで。ここで藤波さんの遺伝子が残りましたから、次に繋げてほしいですね。その手伝いができたので、今日は嬉しかったです。今年一番嬉しいですね…いや、二番目ですかね。この間のタイガーマスクとのタッグも感慨深いものがあったし、とにかくリアルジャパンやドラディションは、ずっと続いている自分の歴史とうまく合わさって、今の自分というのを凄く感じられるリングだなと思いました。(現在進行形の必殺技を出したが?)今日は本当に出し惜しみなく、自分の持っているものを出して。ただ、浴びせ蹴りだけ出してないですね。あとは掌底の連打とか、本当にダメージがきついのは避けましたけども。デビュー戦でいきなり大怪我は絶対にさせたくなかったんで、そういうプレッシャーもありましたね。デビュー戦の相手に指名されたのはいいけれど、出た途端にぶっ壊したら。(LEONAが姿を見せると)ありがとう。大丈夫? 頑張ってね。凄かったよ」


【LEONAの話】「(デビュー戦を終えた気持ちは?)親に"早く寝なさい"と小さい頃に毎晩言われて。"早く寝ないと大きくなれないよ"と言われて。母親が電気を消して部屋を出て、足音が聞こえなくなった時、カバンの中からプロレスの雑誌や新聞をこっそりと持ち出して。毎晩のように"いつか自分もあの舞台に立ちたい"と願い続けた小さな子供が、本当にリングの上に立つということの凄さと…。夢は全部叶うかわからないですけど、夢は見てて損はしないなと思いました。(リングは恐怖感があった? それとも夢に溢れていた?)夢に溢れていたなと言えるのは、僕がたぶんリングを降りる時だと思います。確かに夢がある場所だというのはわかってます。どれだけの力をプロレスが持っているのかも知っています。プロレスの可能性を僕は信じているんです。だから、実際にリングに上がるのがとても怖いです。痛いですし、どうやって恐怖心を拭えばいいのか、僕にはわかりません。でも、これだけは言いたいのは、プロレスはこの世の中から消えちゃいけない。多くの人たちはプロレスから人生を学んで。勇気と希望や、何が悪くて何が良いのか全てを学んだ人たちもいます。やっぱりプロレスはそういうものなんだと改めて感じました。(船木の攻撃で一番堪えたのは?)もちろん投げ技はプロの投げですし、厳しいものばかりです。でも、やっぱり僕は蹴りを知らないですし、打撃を知らないですし、今日初めて船木さんに一発蹴りこまれた時に、プロの厳しさを知りました。凄かったです。プロレスラーは強いんです。(船木は心が折れずに向かってきたところを評価していたが、ダメだと思った瞬間はあった?)じゃあもし、僕が例えば3発でダメだったら、たぶん僕はプロレスラーになってないです。たぶんそういうことだと思います。(試合直前に父親からどんなアドバイスがあった?)"お前にとっての一生に一度のチャンスなんだから"と。"それをどう取るかはお前次第だ"と言われました。(次はどんな対戦相手と戦いたい?)もしかしたらプロレスラーとして気持ちを大きく持つことは大切なのかもしれないです。でも、僕は強くなりたくてプロレスラーになったので。プロレスラーとしての本当の意味を自分で知りたくてこの世界に入って、今日船木さんという凄いビッグネームと戦わせてもらえるなんて普通じゃありえないです。それは、藤波辰爾というレスラー…いや、変な言い方かもしれないですけど、お父さんからのプレゼントかもしれない。でも、今日戦ってみて、リング上でこの1年半のいろんなことが思い浮かんじゃって、ちょっとみっともない姿を見せちゃいましたけど、試合が終わってやっと冷静に喋れるようになって、今日の父親がしたマッチメイクの意味がわかりました。もしかしたら、船木さんを僕に当てるのは、ただ単に二世として注目を浴びるからという捉え方があったかもしれません。もし父親がそういう気持ちを持っているんだったら、たぶん違う選択肢を選んだと思います。戦い終わって、なぜ船木さんが僕の前に立つのかという意味を考えた時、父親としてのプロの厳しさを知りました。(声援は聞こえた?)聞こえないです。これだけは言っておきたいというか…わかっていただきたいことがあって。本当はファイトで伝えなきゃいけないんですけど、今日だけ特別に言葉で伝えていいんだったら…。僕はプロレスをなめてません。そういうことです。(ドラゴンスクリューは自然に出た? それともやりたいと思っていた?)ドラゴンスクリューはもともとキャッチの技で、それこそ今日はロイ・ウッドがイギリスからはるばる来てくれて。スネークピットでもあの技を教わりました。正直な話、父親と似ているかもしれません。でも、父親とルーツが一緒なんです。僕は父親と同じルーツを選んだんです。だからあれは、フェイクじゃないです。ただ単に父親の技を受け継ごうと思うんだったら簡単だと思います。もしかしたら、ダブルアームスープレックスの時にドラゴンスープレックスを狙えたかもしれない。ジャーマンスープレックスができたかもしれない。なんであの時に自分がダブルアームをチョイスしたのかわからないですけど、ルーツが一緒なんです。だから、たぶん自然に動いたんだと思います。この1年半の結果です。プロレス界のために頑張ります。今日は大学から友達が100人来てくれました。初めてプロレスを観る世代があんなにもたくさんいるっていう。プロレスがもう1回ゴールデンタイムに戻るのに、何年になるかわからないですけど、僕のレスリングキャリアを捧げたいと思います。今日は本当にありがとうございました」
    
 ◇第5試合◇
▼60分1本
○関本大介 アレクサンダー大塚(14分10秒 グラウンドコブラツイスト)藤原喜明 X齋藤彰俊
 

◇第6試合◇
▼60分1本
○藤波辰爾 金本浩二(12分30秒 逆さ押さえ込み )X初代タイガーマスク 丸藤正道


【試合後の藤波&金本】
▼金本「まず言わせてもらいますけど、僕は24年前にプロレス界に入りましたけど、僕は藤波さんに勝ってこそ、この世界を終われるような気がするんです。藤波さんに憧れてこの世界に入りましたから、どの団体でもいいんで、第1試合であろうが、どこだろうがいいんで、やりたいですね。僕は中学生の頃、ビデオがなかったから、中継を録音して、それを聴いて毎晩寝てましたからね。(藤波を見て)まず顔を見てくださいよ(笑)」


▼藤波「まともに顔を合わせたらやらなきゃいけなくなるけど(笑) まあでも、いい刺激をもらって。自分の選手生命を少しでも伸ばしてもらうという勇気をもらったんでね。これは選手冥利に尽きるというか、そういう後輩たちがいてこそ自分たちも頑張れるところもあるし。だんたん我々レジェンドも限りなく少なくなってきましたけど、とにかく自分はプロレスが大好きです。自分の体力が続く限り、このリングの上にいたいなというのが自分の率直な気持ちです。そういう中で、今日の金本君の発言も自分は前向きに捉えてます。ましてや自分の息子がデビューしてね、これからプロレス人生を歩むわけだけど、その息子がいつか自分の前に立つだろうという希望を持って、頑張っていきたいと思います」


――改めてLEONAのデビュー戦の感想は?


▼藤波「頑張ったんじゃないですか。僕は通路の後ろの方で見てましたけど、1年ちょっと前かな、僕の40周年の時にプロレス宣言をした同じ後楽園で、息子ながらよくここまで耐えてきたなという。まだまだぎこちなさはあって当たり前なんですね。格闘技経験がまったくゼロからのスタートで、本来はもっと十分に時間をかけてからで良かったんでしょうけど、これはもう自分の年齢の中でね。恐怖というか、"レスラーが普通にやれているものは普通じゃないんだよ"ということを自分で身をもって感じたでしょうから。これからレスラーとしての心構えができてくると思います。でも、第1戦としては自分は頷けるような部分がありましたんで」


――第2戦の予定は?


▼藤波「そこまではまだ考えてません。ドラディションはこの11月大会で(年内は)終わりなんでね。でも、レジェンドが来年の1月にあるし、そこで自分の試合は組まれてますんで。その中でLEONAはどうなるのか。全然まだ何も決まってないんで。まあ、本業は学校ですから、それが第一優先なんで。その中で本人の気持ちを聞いた上でやりたいと思います」


▼金本「いやー、僕は藤波さんに憧れて入って、藤波さんとメインのリングで組んでたということが凄い嬉しくて。ジーンとしてますね、今。ハッピーです。ありがとうございました」


 【初代タイガーの話】「ちょっと腰が悪かったんですけど、右の腰が悪くて最後、ダイブした時、左の上がいっちゃった。なぜだかわからない。相当悪いな、これ。(練習で痛めた?)練習でしょうね。ハイキックばっかりやってたんで。右やってないんだけど、左も痛くなって。凄く腰が痛い。タイミングが何だったか覚えてないけど、左の腰の上。最初から腰がダメだった。キックのやりすぎですね。(12月には後楽園大会もあるが?)それまでに治さないとまずいですね」


 【丸藤の話】「(藤波に触れた感想は?)キャリアのある独特の重みのあるレスリングというのかな。もうちょっと味わいたい。ああいう人間とやる機会は俺らないからね。その空気だけでも気持ちよかった。(ドラゴン殺法の一端も味わったが?)まだ一端だからね。また胸を貸していただければありがたいですね。金本さんともまた」


 藤波の息子であるLEONAのブロデビュー戦が行われ、デビューの相手は藤波の付き人を務めたWRESTLE-1の船木が務めた。レフェリーは藤波のデビュー戦の相手を務めた北沢幹之氏、LEONAのセコンドには宮戸優光氏が着いた。


 LEONAは船木からテイクダウンを奪いアキレス腱固めを狙うが、船木はわざと隙を作ったのかヒールホールドで返し、ローキックから腕十字と船木流のかわいがりでLEONAをいたぶっていく。それでもLEONAは船木の蹴り足をキャッチして父親譲りのドラゴンスクリューを決め、船木の掌底をかわしてダブルアームスープレックスを決めるなど見せ場を作る。しかしLEONAが三角絞めを狙うと船木はパワーボムで叩きつけ、掌底やキックのラッシュ、顔面へのローキックからハイブリッドブラスターで3カウント、最後のハイブリッドブラスターは打撃のラッシュを耐え切ったLEONAへのデビュー祝いといったところなのかもしれない。


 LEONAはデビューしたが戦いの厳しさはこれから、だから藤波はプロレスの厳しさを叩き込むためにシビアな一面を持つ船木を指名した。藤波なりの厳しさでもあり愛情でもある藤波の息子だから期待も大きいし、その分過保護なのではという声も出てくるが、それを乗り越えるのは自分自身、藤波二世ことLEONAの戦いはこれからである。


 父である藤波はメインでかつての付き人である金本と組んで初代タイガー、丸藤と対戦。初代タイガーと2代目タイガー・三沢光晴の遺伝子を引き継いだ丸藤、3代目タイガーだった金本が揃うという豪華タッグ戦でだったが、試合は初対決となった丸藤のアクロバティックな動きに対して藤波がグラウンドで封じ込めようとする攻防を展開すれば、金本は丸藤の前転式不知火をアンクルホールドで切り返すといめまぐるしい攻防を展開する。初代タイガーは練習中に膝を負傷したということで丸藤を前面に立てるも、ダイビングヘッドバットを自爆させた際に膝の負傷が悪化させてしまい、その隙を突いた藤波が逆さ押さえ込みで勝利し試合後は金本が藤波に対戦を要求した、金本は藤波の引退カウントダウンに最初の相手として藤波と対戦したが(結局引退は撤回)、今大会では長州力が体調不良で急遽欠場、初代タイガーも膝を負傷したが、藤波はまだまだ健在である。

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