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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

初めてのDRADITION・・・藤波と生誕30周年ベイダーのストーリーはまだまだ続く

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初めてのDRADITION・・・藤波と生誕30周年ベイダーのストーリーはまだまだ続く

4月23日 DRADITION「藤波辰爾デビュー45周年記念ツアー in OSAKA」大阪ボディーメーカーコロシアム第2競技場 1750人 超満員札止め

<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼30分1本
○LEONA(6分38秒 逆片エビ固め)×蓮見隆太

◇第2試合◇
▼30分1本
○スーパー・タイガー 倉島信行(7分23秒 片エビ固め)冨宅飛駈 ×スミヒデアキ
※竜巻蹴り

◇第3試合◇
▼30分1本
○マグニチュード岸和田 空牙(12分5秒 片エビ固め)ザ・ボディガー ×橋本友彦
※ラリアット

◇第4試合◇
▼30分1本
○金本浩二(10分30秒 アンクルホールド)×スペル・デルフィン

◇第5試合◇
▼45分1本
ザ・グレート・カブキ ○船木誠勝(11分30秒 体固め)長井満也 ×5代目ブラックタイガー
※ハイブリットブラスター

◇第6試合◇
▼60分1本
○藤波辰爾 長州力 ベイダー(8分9秒 ドラゴンスリーパー)藤原喜明 越中詩郎 ×佐野巧真
※ドラゴンスリーパー

(試合終了後)
藤波「きょうも素晴らしい選手に囲まれてできました。本当にありがとうございました。最強のメンバーでこの大阪締めることができました。今後ともよろしくお願いします」

(出場選手たちと記念撮影。藤波はファンとタッチをかわしながら退場した。)

【藤波の話】「(3戦を終えて)主催者として祝ってもらうほうだけど、自分も試合だから慌ただしかったけどね。でも今回の場合、準備段階のうえではね、息子のLEONAが、自分のデビューはまもない、キャリアないなかでね、彼が一生懸命やってくれたんでね。そういう部分では多少は、自分は練習の時間が取れたかなって。彼もいい勉強をしたんじゃないかな。やっぱり人を集めるってのが、大会というのはいかに難しいかというのをね。でも、これだけのお客さんが集まったのは…彼の頑張った成果で、これだけのお客さんが集まったんでしょうしね。それと参加してくれた選手が気持ちよく45周年を祝ってくれた。
それと、僕の思い入れのあるベイダーを呼んだということでね。当初はひじょうに心配された部分があったんだけどね。最終戦まで無事に務めてくれて、そういう部分では彼の持ってる責任感というのかな。僕との友情が、ここまで頑張らせてくれたのかなという感じでね。長州選手もベイダー選手も、越中選手も…いままでの新日の仲間とね、大阪出身のボディガー、デルフィン、みんな祝ってくれてよかったなと、レスラー冥利に尽きるかなと。45周年やっててよかった。この分だったら本当に欲が出て、さっきもあちこちの人から『50周年やってよ』と。本当に50周年もいくのかなって(笑)。まんざらそれも…まあ、自分自身もね。まだリングシューズを脱ぐ気持ちもないし、自分自身の気の済むまで、それといろんな形でプロレスをもっともっと楽しんでもらいたいな。いろんな見せ方があるというね。
それと東京でも言ったんだけど、僕がWWEの殿堂入りしたからっていうんじゃないんだけど、これだけのお客さんが、カブキさんにしろ一世を風靡した人がお客さんにこれだけ…待っている人がいっぱいいるわけだから形に残したい。それには自分が動くしかないのかな。日本における殿堂をね、自分のなかで動きつつありますよ。
(今後の活動は)東京を皮切りに博多、大阪…主要都市がね、これだけ熱烈なファンがいるというのは、それだけのものを、プロレスの形を残さないといけない。若い人が頑張ってるし、これはこれとしてね。そういう選手だって、いつか我々の年代になるわけだから。その選手の受け皿をこっちは作ってあげたいという。いつかはプロレスファンもレスラーも、そこにいつでも返せる場を作りたいね。それをやりたいかな。闘いながらね。リングに上がって現役だからこそ、意味があることだろうしね。ニューヨークのホール・オブ・フェームとかを見てたらなおさら、プロレスが世間から、みんなから勇気をもらってね。このままなしで終わりじゃなくて、もちろん力道山先生があったからこそね、俺らであって。力道山から馬場、猪木とね、その両巨頭のそういうものをもっともっと大勢の選手がね…自分もプロレスファンだから。それはやっぱりどっかで形を作ってあげたいな。これからやることは大きな山だから。やりがいのある活動でしょうね。地道に取り掛かってますから。頑張ります!」

今日はDRADTION大阪大会を観戦するため2ヶ月ぶりにボディーメーカーコロシアムを訪れるも、玄関には人だかりが、まさかプロレスでこんなに人がと思ったら、1回の大ホールではボクシングが行われることになっており、自分も大ホールでボクシングを観戦しに訪れる人は地下に藤波、ベイダー、長州が来ることに気づいてくれるのかなと思ってしまった。

今回はなぜDRADTIONを選んだのかというと、自分はベイダーの試合を新日本や全日本、NOAHで生で見てきただけでなく、ワールドプロレスリングの土曜四時時代の世代でもあったことから、余命宣告を受けたベイダーの姿をこれが最後かもしれないと思ったからだった。

1時頃にベイダーは藤波と共に会場入りしたが、ベイダーを生で見るのはNOAH以来か、新日本や全日本、NOAHで見たベイダーが大きく感じたが、齢を取ってしまったのか背が縮んで小さくなった印象を受けてしまった。また後楽園大会でのダメージが残っていたのかしんどそうな感じでもあった。

第二競技場のホールでは売店の設営を行うも、向かいの道場からは打ち合わせのため、かおり夫人と話をしている藤波の姿を見かけると「生けるレジェンドだ」とたちまち人だかりが出来た。

3時40分ぐらいに試合がスタート、ボクシングの影響で観客動員も心配されたが、用意されたイスはほとんど埋まり超満員札止めとなった。

第1試合では藤波ジュニアのLEONAが登場、LEONAの試合を見るのは生で初めてだったが、身体が小さいという印象を受けた、第1試合ということで大技もなくグラウンドの攻防が多く、LEONAも親譲りのドラゴンスクリューから逆片エビと試合運びも父である藤波らしさを感じさせた。相手となった蓮見(スネークピットJAPAN出身)も逆片エビで反撃するが、最後はLEONAが逆さ押さえ込み、ドラゴンスクリュー、逆片エビでギブラップを奪い勝利となる。

第2試合ではSタイガーが倉島と組み、冨宅とスミヒデアキと対戦。Sタイガーを見るのは昨年8月の全日本以来、倉島は無我以来だが現役を続けていてくれたのは嬉しいところ、冨宅は2012年のDDT以来だが、スミは初めて見る選手だが経歴を見ると格闘家で道頓堀プロレスを主戦場にしているという。
試合は冨宅と倉島がグラウンドの攻防も、スミがSタイガーのマスク剥ぎを展開してから試合が荒れだす、これに怒ったSタイガーは反撃し最後は竜巻蹴りで制裁して勝利となる。

第3試合では岸和田が空牙と組みボディガー&橋本組と対戦、空牙は3月の大日本、ボディガーも2月の全日本で見たばかりだが、橋本は初めて、よく考えれば橋本とベイダーはベイダータイムからの縁だった。試合は3月の大日本ではWDWタッグ王座を取り返すためにベビーフェースぶりを見せたが、今回はヒールとなってボディガーを攻めるも、岸和田が橋本の巨体の前に圧倒される。
終盤には岸和田組がボディガーを捕らえ、口に水を含んだ空牙が串刺し攻撃を狙うと、ボディガーが迎撃し、水は観客席に直撃となる。
橋本は岸和田をデスバレーボムからチョークスラムと攻め込むが、ロープへ走るとリング下の空牙がイスで一撃し、最後は岸和田ラリアットで逆転勝利、岸和田と空牙は感動で涙?を流す。

第4試合では金本がデルフィンと対戦、金本の試合を見るのは2015年5月の天龍プロジェクト以来、デルフィンはいつ以来か憶えていないぐらいだ。デルフィンは入場する金本に奇襲をかけ、ルードに徹してラフを織り交ぜて金本を攻める。顔面ウォッシュで流れを変えた金本はタイガースープレックスを狙うが、デルフィンは急所蹴りで阻止。デルフィンのルードぶりに金本が怒りマスクを剥ぎにかかり、キックの連打から突進もデルフィンは大阪臨海アッパーで迎撃し、スイングDDTからデルフィンクラッチの必勝パターンを狙う。しかし金本はアンクルホールドで切り返してデルフィンはギブアップとなる。

セミは船木がカブキと組んで長井、ブラックⅤの「ダーク・ナイトメア(DN)」と対戦、船木は昨年12月のDDT以来だが、カブキは金本同様で2015年の天龍プロジェクト以来、長井とブラックⅤは「ダーク・ナイトメア」としては初めて、そういえば大会前に高岩竜一の姿を見たが何しにきたんだろうか(しらじらしく)、カブキは鎖帷子の忍者マスクで登場しヌンチャクパフォーマンスを披露したが、首をかしげたままで背中も丸くなり齢をとったという印象を受けた。
カブキがコールを受けるとDNが奇襲をかけて試合開始となるが、長井にスリーパーを決められたカブキは天に向けて赤い毒霧を噴射、場外戦でも長井とブラックⅤが船木とカブキを痛めつけ、カブキを痛めつけるDN軍に老人虐待ということでブーイングが飛び交う。
リングに戻るとDN軍は船木を痛めつけるが、テキサスクローバーホールドを決める長井にカブキはアッパーカットでカット、カブキのアッパーカットは独特だが切れ味は健在、これに怒ったDN軍はまた場外でカブキを痛めつけるも、館内は大カブキコール、これに応えたカブキは本家トラースキックを放って再びアッパーカットを炸裂させる。
DN軍は再度船木を捕らえるが、ブラックⅤがパワーボムを狙ったところで船木がリバースしPKを浴びせると、最後はバックドロップからハイブリットブラスターで勝利、試合後も長井はいつものブラックⅦでなかったのか、ブラックⅤに怒り、船木に声援を贈ったファンに毒つきまくる。

メインは藤波、長州、ベイダーの豪華トリオが藤原、越中、佐野組と対戦。6人とも試合を見るのはいつ以来か、佐野もNOAHを離れてから生で見ることもなかった。また藤波と長州、ベイダーは土曜4時時代のワープロではこの3人がIWGPの中心でもあったことから懐かしくもあった。
試合は長州と藤原が先発、長州が藤原を捕らえるとベイダーが登場してベイダーハンマーからリバーススプラッシュで藤原を圧殺、藤波と越中になると藤波はドラゴンスクリューを決めたが、越中はすぐ起きてヒップアタックで応戦、長州は佐野にサソリ固めを狙うがステップオーバーはせずも、気に食わないことがあったのかジェントル高久レフェリーを蹴飛ばす。ベイダーに交代し佐野にベイダーアタックを浴びせる、よく考えればベイダーがUWFインターナショナルに参戦時に佐野が迎え撃ったが会場もこの大阪府立だった。
長州は越中のドロップキックをかわすと再びサソリ固めを狙うが、ステップオーバー寸前でカットされ、ベイダーも藤原の一本足頭突き、佐野のソバット、越中のヒップアタックと縦続けて浴びて怯むも、ダブルの攻撃を狙う越中と佐野にダブルラリアットを浴びせる。
ここで勝負と見た長州がすかさず佐野にリキラリアットを決めると、藤波がドラゴンスリーパーを決め佐野はギブアップ。元IWGP王者トリオが勝利となり、試合後は藤波がマイクで締め、参加選手全員で記念撮影で大会は一旦幕となった。

 
しばらくして藤波とベイダーのトークイベントが行われ、前日の福岡大会ではトークイベントがベイダーの体調が良くないため中止となったことで開催が危ぶまれたが、今回は予定通りに開催となった。
藤波とベイダーは1987年12月の両国暴動を振り返っていたが、あの事件からもう30年が経過しようとしていた(このことは後日書きます)、ベイダーも自身の体調に関しては芳しくないことは認めるも、「何もしないより、一日一日を大事にしてレスラーとして一生を全うしたい」と答えた。また藤波も試合後のコメントでもあったとおり日本におけるプロレス殿堂を作りたいと答えていた。トークイベントは30分ぐらいだったものの、今年でベイダー誕生30周年、ベイダー自身もあと30年頑張ると意欲を燃やし、藤波も次回のドラディションでは大物レスラーと交渉中であることを明かしてトークショーを終えた。

今回の感想は、本来ならこういったレジェンド達が集まる興行も藤波や武藤が行うべきではなく、新日本がやるべきことなんじゃないかなということ、日本におけるプロレス殿堂も藤波個人がやるべきではなく、新日本がやるべきことなのではと思う。だが木谷オーナーの「OBを大事にする」というマニュフェストとは裏腹に、猪木や藤波を始めとするレジェンド達との付き合いは未だに芳しくないというのが現状、新日本も5年間開催されていないNJPWグレーテストレスラーズの在り方も見直すべきではないだろうか・・・

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