忍者ブログ

伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

暗い影が差し込む中で「世界最強タッグ」開幕、宮原そして若手たちの奮起で光明を見出した!

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

暗い影が差し込む中で「世界最強タッグ」開幕、宮原そして若手たちの奮起で光明を見出した!

11月23日 全日本プロレス「2015世界最強タッグ決定リーグ戦」11月23日 後楽園ホール 1077人


<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼「2015世界最強タッグ決定リーグ戦」公式戦/30分1本
[1勝=2点]○野村直矢 青柳優馬(10分53秒 横入り式エビ固め)[1敗=0点]西村修 XKENSO


【試合後の野村&青柳】
――大抜擢の出場でまさかの白星発進となったが?
▼野村「どんな勝ち方でも勝ちは勝ちなんで。今日は素直に勝って嬉しかったです。この最強タッグは全員自分たちより実力も上なんで。自分たちはどんな勝ち方でもいい。今日みたいな勝ち方をして。みんなは勝てないと言ってるけど、俺らを甘く見たら痛い目にあうぞって言いたいです」


▼青柳「今日は完全に野村さんの勝利だと思っていますんで。僕は出番がなかったというのが今日の反省点かなって。もっと試合に貢献できたらという思いもあるんですけど、やっぱりチームの勝利なんで。ここは2人で喜びたいと思います」


――厳しい状態の全日本プロレスだが、今がチャンスでもある?
▼青柳「まずは僕たちが明るい未来を見せるためにも。今回は野村さんと組んで、結果よりも、絶対にお客さんに僕たちの意志を見せることが大切だと思っているんで。結果云々よりも気持ちでぶつかる。これが僕たちのメイン(テーマ)だと思っています」


▼野村「僕も同じです。結果云々じゃなくて。まあ、結果も結果で大事ですけど、気持ちでガンガンぶつかって。そこから勝機を見出していきたい。それで、今日みたいな勝ちが生まれるんで。そういう戦い方をこれからもしていきたいです」


◇第2試合◇
▼30分1本
○鈴木鼓太郎 中島洋平(11分53秒 エビ固め)SUSHI X佐藤恵一
※ファンネル


◇第3試合◇
▼30分1本
ドリー・ファンク・ジュニア ○青木篤志 佐藤光留(14分17秒 腕ひしぎ逆十字固め)渕正信 金丸義信 X井上雅央


◇第4試合◇
▼30分1本
○吉江豊(10分32秒 片エビ固め)Xジェイク・リー
※ジャンピングボディプレス


◇第5試合◇
▼「2015世界最強タッグ決定リーグ戦」公式戦/30分1本
[1勝=2点]○石川修司 星誕期(12分43秒 片エビ固め)[1敗=0点]ゼウス Xボディガー
※ランニングニーリフト


【石川の話】「誕期さんと最強タッグに出たいと要望していて。せっかく叶ったんだから、参加してそれで満足なんて当たり前だけど違うんで。優勝? ゼウス&ボディガー組は強いでしょ。そこに勝ったんだから、一気に行って、優勝しましょう。俺はまだね、全日本プロレスに夢をいっぱい持ってるから。この最強タッグも優勝したいし…いや、するし、世界タッグも獲りたいし、三冠も獲りたいから。だから、別に会社がどうこうは関係ねえ。俺は全日本のリングに呼ばれたんだったら、全力で相手を潰して、その姿をお客さんに見てもらいたいと思います」


 【星誕期の話】「記者会見でみんないいこと言い過ぎ。俺はテンションが上がって、すいません、スペイン語が出ちゃったんだけど、このペアは怖いものなし。DDTから送ってもらったから、無様な姿は見せられないんで。今日はあいさつ代わり。優勝します」


 【ゼウスの話】「最初の後楽園の一戦は絶対に勝たなあかんと思ってたんで。結構厳しいことになりましたね。すいません。(所属としては初めての最強タッグ参戦となるが、気持ちも違う?)より一層気を引き締めて向かわなければ。自分のチームのいいところ、悪いところをもうちょっと把握して、そこを強化していかなければ、なかなかこの先でいい結果を残すのは難しいなと思うんで。ちょっとまた、僕もボディガーも気を引き締め直して、お互いにより勝てるタッグにならなければなって。戦略をいろいろと考えようと思っています。(シリーズ前に離脱者が出たが?)そういうのはみんな一緒の条件なんで。全日本所属全員の気持ちが落ちてると思うんですよ。落ちないわけがないんでね。でも、その中で、試合というものに僕らは影響を出したらダメなんで。自分の問題なんでね。きついことがあっても、常にプロレスラーとしてキッチリと練習をこなして、自分に厳しくやっていかなあかんというのが。そうじゃないと、結果もやっぱり出ないんでね。より一層気を引き締めていかなあかんと今日は思いましたね。今の全日本の状況自体はピンチでチャンスだと思うんですけど、僕らはスタートダッシュでこけたという感じですかね。ピンチまでもいかないし、チャンスでもないし。このスタートダッシュでこけたのは間違いないので、ここから気を引き締め直して頑張るのみですね」


◇第6試合◇ 
▼「2015世界最強タッグ決定リーグ戦」公式戦
[1勝=2点]諏訪魔 ○宮原健斗(19分03秒 シャットダウン式ジャーマンスープレックスホールド)[1敗=0点]秋山準 X大森隆男


(試合終了後)
宮原「今日は最後まで熱いご声援ありがとうございました!最近は皆さんにリング以外のところで心配をおかけして、本当にすいませんでした。ただ…ただ…全日本プロレスの明るい未来に向かっての針はもう動いてます。俺がこうやって今日、後楽園の最後にリングに立っている。それが全てですよ。明るいです! 最後は全日本プロレスらしく、明るく楽しく、そして最高に盛り上がって終わりたいと思います・・・全日本プロレス、最高でしたか?聞こえない…聞こえないな。おかしいな。全日本プロレス、最高でしたか?」


【宮原の話】「(チームワークを不安視する声がある中で勝利したが?)協力しました? してないですよね? 僕は最初から言っている通り、彼とはリング上以外で会うつもりはないし、意見も合うわけないし、体がどう動くかだけで本当にぶっつけ勝負なんでね。あの人と何も話し合うことはないです。ただ、優勝を目指しているんで、僕は。ひとりでも優勝するつもりなんで。ヤツがどう考えているのか知らないけど、彼とはリング上で1回目と目が合えばいいんじゃないですか。(厳しい状態の中、ファンに最高の試合を見せたいという気持ちは変わらない?)そうですね。いろんな報道がある中、僕は特にそこに関しては触れなかったですけど、僕のモットーとして、プロレスラーというのはコメントも喋りも大事だけど、やっぱりリング上で気持ちを表現するのが、僕が憧れていた、僕が見てきたプロレスラーなんで。それはリング上で言ったことがお客さんに対しては全てですね。ただ、こうやって諦めずに後楽園ホールに来て、笑顔で帰ってもらうことが今日の僕のテーマだったので、それは達成できたかなと僕自身は納得しています。勝ちと同じぐらい納得してます。(仲間割れしていたら、観客もガッカリしたのでは?)僕から言わせてもらうと、それも含めて楽しんでくださいっていうことですね。とにかくもう、今日を皮切りに全日本プロレスは明るい明るい…明るい未来へ。未来への時計はもう進んでいるんで、今日が新たな僕にとってもスタートです。優勝を目指します」


 【諏訪魔の話】「俺を利用すれば、こうやって結果出せるんだ。俺だから勝ったんだぞ? 酔え酔え。勝って酔いしれろ。まあ、いいや。どんなことでもやればいいよ。それだけだ。(チームワークはどうだった?)チームワークは見ての通りだよ。ただね、最後の方、中盤から終盤にかけては、たぶん勝ちたいというところだけでタッチまでいったというね。そうだね、やっていかないと、そうやって同じ意志にはならないんだよな。まあ、そこはいいや、調子に乗っただろ。いろいろと考えてやりゃいいよ。俺を利用すればいい。それだけだ」


 【秋山の話】「(相手がチームとして機能したのは誤算だった?)そうですね。誤算というか、健斗のスタミナかな? もうちょっと途中で痛めつけておけばよかったって。でも、(リング上での宮原のマイクを聞き)これだけ言っているだけありますよ。やっぱり、若さって凄いなと思う。でも、悔しいですね」


潮﨑豪、曙に続いて鼓太郎と金丸の退団(鼓太郎は12月6日、金丸は12月15日のファン感謝デーまで参戦)、そして所属選手の契約形態が専属フリーに変わり、経営危機がウワサされ揺れる中で、年末恒例の「2015世界最強タッグ決定リーグ戦」が開幕し今年は7チームがエントリーとなった。


メインは昨年度覇者である秋山、大森のワイルドバーニングが諏訪魔&宮原組と対戦。開幕前からXceed解消を受けて宮原を取り込みたい諏訪魔と、諏訪魔に対等と関係と認めさせたい宮原と二人の思惑の違いからギグシャクぶりを見せていた諏訪魔組、試合前も諏訪魔から宮原に手を差し伸べようとするが宮原は拒否するなど、早くもギグシャクぶりを見せつける。
試合中も宮原は諏訪魔の指示を無視し、諏訪魔と宮原が互いの背中を叩き合って交代というギグシャクぶりのままで、対するワイルドバーニングがチームワークの差を見せ付けるかのように諏訪魔組を分断して試合を有利に進める。
ワイルドバーニングに痛めつけられた諏訪魔に秋山はリストクラッチ式エクスプロイダーで勝負を狙うが、宮原がブラックアウトで間一髪カットに入ると諏訪魔は手を差し伸べる宮原に交代、これで勢いに乗った宮原はアックスボンバーを狙う大森をスネークリミットで捕獲、ジャーマン狙いは大森が阻止してニールキックを浴びせると、秋山とのWブレーンバスターを狙うが、今度は諏訪魔が大森、秋山とジャーマンで投げてカットに入り、勝負を宮原に託す。
笑みを浮かべた宮原はブラックアウト、垂直落下式ブレーンバスターからジャーマンを狙うが、踏ん張った大森は投げ放しのドラゴンスープレックス、後頭部へのアックスボンバーからアックスギロチンドライバーで突き刺すも、宮原はカウント2でクリアする。
大森はアックスボンバーを炸裂させるも、踏ん張った宮原はバイシクルキック、ブラックアウトを炸裂させ、最後は二段式ジャーマンからシャットダウン式ジャーマンで3カウントを奪い、諏訪魔組は前年度覇者であるワイルドバーニングを降して白星発進に成功した。
試合後は諏訪魔、宮原共に勝ち名乗りを拒否、宮原は諏訪魔に“どうだ”といわんばかりに笑みを浮かべれば、諏訪魔も笑みは浮かべるも“まだまだ”と感じに一人退場していったが、最初はギグシャクしながらも諏訪魔とは対等と認めるために追いかける宮原と、見下しながらも“まだまだ”と受け止める諏訪魔は競い合うような関係となっている。競う合う関係が諏訪魔&宮原組の原動力であり、良い方向へと傾けば面白いチームになる可能性も秘めている。


セミのビッグガンズvs石川&星誕期はビッグガンズがチームワークの差を見せつけて石川組を分断、全日本マットに慣れていない星誕期が狙い打ちにし試合を有利に進める。そして星誕期を充分に痛めつけたと判断したのか、石川を狙い撃ちにして勝負に出るが、ボディガーが狙ったハイキックを石川がガードしてフルネルソンスープレックスで投げるとランニングニーを浴びせる、慌ててゼウスがカットに入るが星誕期が好フォローでゼウスを蹴散らすと、石川がファイヤーサンダーからランニングニーをボディガーに浴びせ3カウント、ビッグガンズもまさかの敗戦で黒星発進となってしまう。


第1試合の西村&KENSOvs野村&青柳の大抜擢若手コンビは、若手組が連係でKENSOを攻め込むも、西村がエルボースマッシュを駆使して試合を盛り返すが、KENSOが腰紐攻撃を展開するため和田京平レフェリーから厳しいチェックが入り口論となる。終盤も野村に腰紐攻撃を展開するKENSOに再び京平レフェリーからチェックに遭うと口論になり、その隙を突いた野村が丸め込んで、京平レフェリーがアシストするかのように高速3カウントを叩いて若手組が金星を挙げる、試合後は勝ち名乗りを挙げる若手組に対してKENSOは抗議するも、西村は呆れ気味に一人退場となった。


全試合終了後には宮原がリング外の騒動をファンに謝罪し「全日本プロレス、最高でしたか?」を連呼して開幕戦は終えたが、リング外の騒動があってからやっと最強タッグを迎えたが、今大会は宮原、野村、青柳らが主役となった感じの大会だったような気がする。金丸と鼓太郎は12月で退団となるが、これからはどんな状況であろうと宮原ら若手が全日本を背負って立たなければいけない、最強タッグの行方も気がかりだが宮原ら若手がどう全日本を変えていくかも今後の注目点でもある。
(世界最強タッグ決定リーグ戦の試合結果も随時更新します)

PR

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。