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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

伊橋にキレた理由…プロデュース興行でも長州のプロ意識は変わらず

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伊橋にキレた理由…プロデュース興行でも長州のプロ意識は変わらず

1月14日 長州力プロデュース興行「POWER HALL 2018~Set Back the Clock~」後楽園ホール 1687人 超満員札止め


<アピール、コメントなどは週プロモバイルより>
◇第1試合◇
▼CROSSING THE LINE/30分1本
○中嶋勝彦(6分49秒 片エビ固め)×奥田啓介
※バーティカルスパイク


◇第2試合◇
▼WORLD OF INPACT/30分1本
○アンドリュー・エベレッタ ジェイ・ブラッドリー(9分34秒 片エビ固め)原田大輔 ×タダスケ
※シューティングスタープレス


◇第3試合◇
▼BEYOND THE BORDER/30分1本
杉浦貴 小川良成 ○LEONA(11分58秒 逆さ押さえ込み)マイバッハ谷口 大原はじめ ×吉田充宏


◇第4試合◇
▼平成維震軍vs豪腕ストロングス/30分1本
○潮崎豪 クワイエット・ストーム 神谷英慶(13分22秒 体固め)越中詩郎 ×齋藤彰俊 AKIRA
※ショートレンジ豪腕ラリアット


◇第5試合◇
▼I~HYBRID EVOLUTION/60分1本
○丸藤正道 鷹木信悟(14分27秒 片エビ固め)田中将斗 ×マサ北宮
※不知火


【丸藤、鷹木の話】
鷹木「最後は北宮選手のバックドロップを食らって負けちまったかと思ったけど、さすが天才。天才は天才を呼ぶ。今日だけはオレも天才と呼ばせてもらうぞ。あんなバックドロップを食らっても勝っちまうんだからな。リング上で言った通り、丸藤さん、横浜でちょっと当たって今日タッグを組んだけど、あんたとは闘う方が楽しいな」


丸藤「オレたちが組んでしまったら、相手がかわいそうだ。次はやっぱりオレたちは…」


鷹木「やりますか」


【北宮の話】「確かにやりがいのある熱いカードだったよ。でも、負けたら意味がねぇんだよ。長州力の興行だけど、オレにも昭和のプロレスラーの血が混じってるんだよ。マサ斎藤のな。弱みは見せられない。どこのリングでもGO FOR BROKENで突っ走っていく。以上だ!」


◇第6試合◇
▼JOIN THE REVOLUTION/60分1本
長州力 ○飯伏幸太 伊橋剛太(14分20秒 エビ固め)藤波辰爾 ×TAKAみちのく 関本大介
※シットダウン式ラストライド


【長州、飯伏、伊橋の話】
長州「(飯伏と初めてのタッグだったが?)スムーズには行ってたんですけどね。やっぱり今の若い人たちにもっと…自分としても少し動きが悪い部分もあってね。感覚がつかめないというか。これはもう仕方ないですよ。彼(飯伏)はリングの中のパフォーマンスで自分を魅せてる。ただオマエ(伊橋)はダメだな。初めて見たけど、最後に出ちゃいけない。しょっくち(第1試合)でやれ。オマエのせいじゃないんだろうけど必要とはしない。それはオマエに言った方がおかしい。自分でもわかってるだろ。違うものはいつのアレ(時代)でも違う。そういうところですね。あとはやっぱり飯伏を最後に出てもらうというのが趣旨でもあるね」


飯伏「ありがとうございます」


長州「別にありがとうございますって言う必要もないですよ。当然だと思って。まぁ、大変な時代だろうし。(今日、ファンに見せたかったものは?)それはみんながんばってやってくれたと思いますよ。みんなメインとまったく変わらないいい試合をやってくれてるし。言い訳じゃないけど、ダメなもんはダメで。本当に。客は笑って野次る。それが昔の客の反応というかね。何でもかんでも面白く笑ってる、ずっと笑ってるっていうのは(ない)。まぁ、けっこう飯伏さんが気を遣って合わせてたのかもしれないけど、もっともっと場面場面を。だったら、彼(伊橋)がメインに来たのは間違いだった。許せるものと許せないものがある。そのほか、セミとか、しょっくちからみんな客の反応がいいものにはいい反応を示した。最後だけ。本当に。まぁ、そうじゃないと選手も気づかないと思います。ああだこうだ言うつもりはまったくないです。そういうことです。いいですか? あとは2人で。(伊橋に)オマエはダメだ! プロレスやろうと思わない方がいい。遊びじゃないんだから。死んじゃうよ(長州が引き揚げる)」 


飯伏「やっぱり、今のプロレスと時代が違うという部分もあるし、いろいろ勉強にはなりましたね。ものすごく。それは長州さんもそうだし、対戦相手の藤波さんもそうですけど、いろいろ勉強になる部分があったんで。そこは自分の中ではいろいろ収獲できたかなと。非常によかったと思います、ボクは。長州さんと組むことができてよかったし、今回メインイベントに出れたことも非常にうれしく思います。何かありますかね?(長州が言うプロのレスラーとはなんだと?)何をもってプロと言うのか、長州さんが言うプロというのはわからないですけど、自分の中ではプロの仕事はできたかなと思ってます。(伊橋に対して厳しい言葉があったが?)まあでも、客の反応だったり、長州さんが言うのは真実じゃないかなと。別に、ウソをつく人ではないし。ウソをついても意味がないんで。これが本物です。見たもの、話したこと、これがすべてだと思います。そのまま受け取ってもらえればいいんじゃないかと思います」


伊橋「(長州の言葉をどう受け止めた?)やっぱり、言われると悔しいですよね。悔しいんで、もっともっと頑張って、どこかで『あのときこう言ったけど』って、見返せるように頑張ります。それだけです。いまはそれだけです」 


 長州力プロデュース興行が開催され、メインは長州が飯伏、DDTの伊橋と組んで、長年のライバルである藤波、K-DOJOのTAKA、大日本の関本と対戦。
 先発は長州と藤波の名勝負数え歌でスタート、ロックアップでスタートし、長州が押し込んでブレーク、藤波がヘッドロックから首投げとじっくりとした攻防を展開。関本に交代し長州に串刺し狙いは、飯伏がスワンダイブミサイルキックでカットすると、長州がすかさずリキラリアットを一閃する。だが交代を受けた伊橋は関本を攻め立てるが、TAKAの串刺しニーの連打を浴びると一気に失速、関本がアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ、TAKAが長州を牽制するためにサソリ固めを狙うが、長州がカットに入ると伊橋はレッグラリアットで反撃して、長州に交代。
 長州は関本にサソリ固めで捕らえるが、藤波をコーナーに押し込んで長州が伊橋に攻撃を指示も、ガス欠気味で自らダウンしてしまい、これに怒った長州は伊橋にストンピングを浴びせ、藤波のスリーパーに伊橋が捕まってしまう。これに飯伏がカットに入って伊橋との連係を決めると、伊橋はムーンサルトプレスを投下するが、やっぱり自爆、それでも飯伏に交代してTAKAのスーパーKに対して飯伏はハイキック、関本にはソバットからラリアットで場外へ排除するとバミューダトライアングルを発射、そして飯伏に指示で長州がTAKAにリキラリアットを炸裂させ、最後は飯伏がカミゴエからシットダウンラストライドで3カウントとなるも、長州は伊橋に対して「彼がメインに来たのは間違いだった」「オマエはダメだ!プロレスをやろうと思わないほうがいい、死んじゃうよ」と伊橋にダメ出しして会見を打ち切った。


 確かに飯伏も注目だったが、藤波や関本そしてTAKAを相手にする伊橋も注目だった。確かに良かったのは最初だけで、後はガス欠気味で藤波のドラゴンスクリューを喰らう前に転倒し、長州が藤波を捕らえて攻撃を指示するも、伊橋は自らダウンするなど、長州からしてみれば怒り、現場監督時代だったら喰らわせているレベルだと思う。伊橋も前日まで高熱で体調不良だった飯伏に配慮して敢えて前面に立ったのだろうが、長州からしてみればプロとして見せる以上、そんなことは言い訳にはならないということを言いたかったのではないだろうか…、それでも伊橋の粘りを評価するファンもいることから、伊橋がその声に頑張らなければならない。また最近長州も温厚になったという声があるが、リングに上がると自分らが見てきた長州力に戻り、試合が終わってもその頃のテンションままで伊橋をダメ出しする。温厚とされながらも長州力のプロに対する姿勢は根本的に変わっていないのだ。


 第1試合ではNOAHの中嶋がIGFの奥田と対戦、奥田がジャンピングニーから上からのパンチで奇襲をかけ場外戦で客席に投げてからイスを投げつけ、リングに戻って奥田がエルボー、中嶋は打ち返し、中嶋は低空ドロップキックから延髄斬り、串刺しビックブーツから正面からのロー、ミサイルキックとたちまち自身のペースにする。
 奥田はサッカーボールキックも、中嶋も打ち返して、応酬となるが、中嶋が余裕で受けて、奥田はミドルキックも中嶋が重いミドルで返して、奥田がうすくまりダウン、奥田は今度はパンチからバックドロップ、エルボーの連打からハイキックも、奥田の胴絞めスリーパー狙いはすり抜けた中嶋がミドルキックの連打、奥田は何度も立ち上がるが、中嶋がバックドロップ、ランニングローキック、左右の張り手、ハイキックと畳みかけ、意地で立ち上がる奥田にバーティカルスパイクで3カウントを奪い完勝。
 完敗となった奥田だが村上和成と同じ匂いをする選手なだけに、長井満也との結託でNOAHマットに参戦して欲しいが…、また中嶋も元々WJプロレスでデビューしていることから長州も師匠の一人、またこうやって長州と遭遇するのだからプロレスとは面白いもである。


 セミの丸藤&鷹木vs田中&北宮は、序盤は田中組が丸藤の左膝を狙い撃ちにするも、鷹木は雄叫びから田中に串刺しバンピングボンバーも田中もラリアットで応戦するなど、持ち前のパワーで盛り返す。
 終盤には丸藤を再び捕らえた田中組はトレイン攻撃から、パワーボム+雪崩式ブレーンバスターの合体技を決めると、北宮は丸藤を監獄固めで捕らえるが、鷹木がカットに入ると丸藤のトラースキック&鷹木のバンピングボンバーのサンドウィッチ攻撃を決める。北宮は丸藤にはスピアー、鷹木にはサイトースープレックスを決めるが、サイトースープレックスは阻止した丸藤は見えない角度からのトラースキックの連打から虎王、そして不知火で3カウント、バックステージでは鷹木が丸藤との対戦をアピールした。
 NOAHとDRAGON GATEは一時提携関係であり、ROHとの関係も共有し合う関係だったが、DRAGON GATEとROHの間でトラブルが起きると、NOAHはROHを取ったためDRAGON GATEとの関係は切れた。NOAHも体制が代わり、トラブルの元になったROHも新日本プロレスと関係を結んだことから、再びNOAHとDRAGON GATEの間で接点が生まれようとするのか?鷹木も今年は外へ打って出ることも示唆していることから、NOAHマット参戦の可能性も否定できない。

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