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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

どん底からの再浮上…諏訪魔が石川修司を降し王道トーナメント2連覇!

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どん底からの再浮上…諏訪魔が石川修司を降し王道トーナメント2連覇!

9月23日 全日本プロレス「第5回王道トーナメント」宮城・夢メッセみやぎ西館ホール 477人 超満員札止め


<アピール、コメントなどはプロレス格闘技DXより>
◇第1試合◇
▼30分1本
野村直矢 ○青柳優馬 KAI(5分25秒 ジャーマン・スープレックスホールド)×岡田佑介 マッシモ ダニー・ジョーンズ


◇第2試合◇
▼「第5回王道トーナメント」準決勝/時間無制限1本
○諏訪魔(7分43秒 万力固め)×ジョー・ドーリング


【諏訪魔の話】「あのパイルドライバーで力が入らなくなる。こんなんじゃ俺だってジョーに勝った気しねぇし、まだまだあいつとは続くよ。今日は俺の勝ちだ。優勝する姿をジョーにみせてやる」


◇第3試合◇
▼「第5回王道トーナメント」準決勝/時間無制限1本
○石川修司(13分41秒 エビ固め)×宮原健斗
※スプラッシュマウンテン


【石川の話】「準決勝、またこの場所で宮原健斗と当たるとは思ってなかったんで。でも両国のリベンジもあったんで負けられなかった。またやっても面白い相手なんで、俺が王道トーナメント優勝して、王道トーナメント、チャンピオン・カーニバル覇者としてもう一回、宮原健斗の前に立ちたいと思います。あと1個、諏訪魔戦。ここまできたらやるしかないっしょ。体壊れるまで全力で諏訪魔にぶつかって、俺がグランドスラム獲ります」


◇第4試合◇
▼30分1本
○青木篤志 岩本煌史 愛澤No.1(12分16秒 テキサスクローバーホールド)×中島洋平 佐藤光留 鈴木鼓太郎


◇第5試合◇
▼30分1本
秋山準 大森隆男 ○ウルティモ・ドラゴン 菊地毅(7分29秒 ラ・マヒストラル)ゼウス ボディガー 崔領二 TAJIRI ×丸山敦


◇第6試合◇
▼「第5回王道トーナメント」決勝/時間無制限1本
○諏訪魔(16分54秒 バックドロップホールド)×石川修司
☆諏訪魔が2年連続2度目の優勝


【試合後の諏訪魔、石川】
諏訪魔「あぁ、しんどいな。ただ2連覇できたっていうのはうれしいし、また優勝できたなと。久々だよね、何か。1年前これ獲ってるんだけど、凄く遠くのような感じがするし、今の全日本プロレス、前と状況変わってますからね。どんどん上昇気流になってるから。その中で勝つのって大変だなって。やっぱりつらいね。ジョーのあとに石川選手。これはしんどいよ」


――この優勝で両国で失ったものは取り返せた?


諏訪魔「いやぁ、まだまだ全然。このタイトル獲ったからって、取り返したよってならないよ。それは日々の積み重ねでやっていくしかないし、そこ気にしてたらしょうがないんでね。何ともならないと思うし。強い奴とどんどん戦っていく。そして示していく」


――この夏いろんなことがあった中で結果を出せた原動力は?


諏訪魔「何だろうね。腐らずやると。腐らずやり続ける。それだけだよ。まっすぐいくしかないんだよ俺。真正面からぶつかってやっていくしかないし。向かい風になればなるほどさ、コンチクショーと思うわけで、まだまだ立ち止まれないよ。また今日、念願のさ、前からラブコール送ってた石川修司、やっと握手してもらえたしさ。楽しみだよね。これから先のことが凄ぇ楽しみだよ。全日本プロレスの中でめちゃめちゃ暴れたいしさ、何だったらプロレス界で暴れ回りにいけるぐらいのチームにしていかなきゃいけないよね」


――当然、最強タッグ優勝を見据えての共闘になるが、その前に三冠を獲りにいくと?


諏訪魔「そうだね。当然、三冠のベルトに一番挑戦できるのは王道トーナメント優勝した人間だと思うしさ。ホント真っ先に挑戦させてくれって。もう一回、三冠を目指したいよ」


※石川がやってきて諏訪魔と握手


石川「自分の出した条件が王道トーナメントで大した結果残せなかったら…自分もそうだし、諏訪魔選手もそうだったら組む気ないと言ったんですけど、今日は実績で上いかれて。戦ってみて改めて諏訪魔選手の強さわかったんで。自分もチャンピオン・カーニバルからずっと全日本さんに上がらせてもらって、ピンだと限界があるんで、冬には最強タッグ控えてますからね。自分も今日グランドスラム逃しちゃったけど、最強タッグのまだ目標が残ってるんで。そしたらトーナメントに優勝した今一番全日本で強い男は諏訪魔選手なんで、諏訪魔選手と組んでタッグの頂点獲りたいなと思います」


諏訪魔「もうめちゃめちゃやる選手なんでね。頼もしいよね。いやぁ、うれしいですよ。前からラブコール送って全然振り向いてくれないし。ただ組むからには、それはもうケガ人出すぐらいやっちゃうよ。プロとしてダメだけど、そんな気持ちでやったっていいじゃん。こいつらやばいってチームにしたいね」


石川「(苦笑) プロレス界で一番強いチーム目指して。その可能性はあると思うんで。でかくて強くて面白いことができるチーム、暴れたいなと思います。お願いします」


諏訪魔「お願いします!」  
 
 最終戦を迎えた王道トーナメント、ベスト4に進出したのは諏訪魔、ジョー、宮原、石川の4選手、組み合わせも諏訪魔vsジョーの遺恨対決、8・27両国の再戦である宮原vs石川となった。


 準決勝第1試合の諏訪魔vsジョーは、先入場のジョーがコーナーでアピールする諏訪魔を襲撃して試合開始となり、場外戦で逆エビ、リング内でも逆エビと腰攻めを展開、諏訪魔もてコンプリートショット、フロントスープレックスで反撃するが、ラストライド狙いはリバースされ、ジョーはブレーンバスター、デスバレーボム、ラリアットと猛ラッシュをかける。
 勝負を狙ったジョーはレポリューションボムを狙うが、諏訪魔が阻止し横殴り式ラリアット、ジャーマン、ラリアットと反撃、しかしジョーもラリアットで打ち返してからパイルドライバーで突き刺し、フライングボディーアタックで圧殺も、体を入れ替えた諏訪魔は強引に押さえ込んで3カウントを奪い逆転勝利で決勝進出も、まさかの敗戦にジョーは激怒し諏訪魔に襲い掛かり、若手も蹴散らすなど大荒れとなる。
 
 準決勝第2試合の宮原vs石川は、場外戦で宮原が石川に頭突きを浴びせて怯ませるも、石川はエプロンの角めがけてのボディースラムで反撃してから腰攻めを展開、背中へのダイビングフットスタンプ、そしてテキサスクローバーホールドも披露するなど幅の広さを見せつける。
 宮原は低空ドロップキックから側頭部へのドロップキックで反撃し、串刺しブラックアウトからブラックアウトを狙うが、キャッチした石川がラリアット、ビックブーツ、32文ミサイルキック、串刺しラリアットからダイビングフットスタンプとペースを握り続ける。
 宮原は雪崩式ブレーンバスター、ブラックアウトで流れを変えようとするが、2発目は石川がかわして横入り式エビ固めからジャイアントニーを連発、スプラッシュマウンテンは宮原がフランケンシュタイナーで切り返して、ジャーマン、ブラックアウトから二段式ジャーマンと畳みかけるが、シャットダウン狙いは石川が振り払うとエルボー、エルボー合戦、宮原が頭突きの連打も、石川がノーモーション頭突きで打ち返し、宮原がブラックアウトも石川がジャイアントニー応戦してからカミゴエを炸裂させ、最後はファイヤーサンダーからスプラッシュマウンテンで3カウントを奪い完勝で決勝へ進出する。


 決勝戦の諏訪魔vs石川、二人の対戦は7・17後楽園以来でこのときは三冠王者の石川に諏訪魔が挑戦する形となったが、石川のジャイアントスラムの前に敗れている。序盤はマッチアップは諏訪魔が制するも、場外戦では石川がエプロンでのエレベイテッドDDTで諏訪魔を場外マットの上に突き刺し、リングに戻っても首攻めで石川が主導権を奪う。
 劣勢の諏訪魔はブレーンバスターからダイビングショルダーで流れを変えると、串刺しラリアット、フロントスープレックスと反撃するが、スリーパー狙いは石川がバックドロップで投げると、石川は32文ミサイルキック、串刺しラリアットからDDT、そしてスプラッシュマウンテンを狙うが、諏訪魔が堪え、石川のコーナー狙いを諏訪魔がアバランシュホールドで叩きつける。
 諏訪魔はラリアットからジャーマンも、ローリングラリアットはかわされると、石川がジャーマンで返し、ラリアットの相打ちから両者ダウン、起き上がった両者はマッチアップからエルボー合戦も、石川が頭突きからキチンシンク、ランニングニーからファイヤーサンダーで突き刺す。
 石川はスプラッシュマウンテンを狙うが、諏訪魔が背後に着地し、ラリアットもかわしてドロップキック、バックドロップから万力スリーパーで一気に絞めあげ、左右のラリアット、ローリングラリアット、ラリアットと畳みかけるが、バックドロップは石川が浴びせ倒し、石川がスライディングD、ランニングニーを浴びせる。
 諏訪魔はダブルチョップの連打も、石川が頭突きからファイヤーサンダーで突き刺してからのカミゴエ、しかしランニングニーは諏訪魔はキャッチしてラストライドで叩きつけると、ラリアットから諏訪間幸平の必殺技バックドロップホールドで3カウントを奪い、2年連続2度目の優勝を果たした。
 試合後に諏訪魔がタッグ結成を呼びかけていた石川に改めてタッグ結成を要請すると、石川が握手で快諾、三冠王者である宮原への挑戦をアピールしてトーナメントを締めくくった。


 2016年1月から諏訪魔はアキレス腱断裂でせっかく奪取した三冠王座を手放し、復帰はして昨年の王道トーナメントを制しても、三冠王者だった宮原、石川に敗れ王座戦線からも交代、Evolutionもジョーと光留が諏訪魔を見限るかのように離脱、再起を期して臨んだ8・27両国での小島聡戦も試合前でのジョーの乱入でぶち壊されるだけでなく敗れることで、全日本の流れにも取り残され、まさしくどん底の状況で王道トーナメントに臨んだ。
 アキレス腱断裂から復帰してからの諏訪魔の1年半は何だったのか?欠場している間にすぐ取り返せると思っていたものが、なかなか取り戻すことが出来ないどころか失うものが多かった1年半だったのではないだろうか?
 もしジョーに敗れていたら、諏訪魔はますます全日本での居場所を失う可能性も否定できなかった。しかしジョー、石川を連破することで踏みとどまるどころか再浮上を果たした。諏訪魔にとって王道トーナメントは再起へのきっかけを掴んだトーナメントでもあった。
 諏訪魔は宮原の保持する三冠王座への挑戦を表明したが、諏訪魔が本当に復活を示される試合になることは必至、諏訪魔にとって失ったものを取り返すことが出来るかの戦いになる。

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