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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

初の単独メインで海野が吉田と火花!永田が吉田に惚れ込んだ理由

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初の単独メインで海野が吉田と火花!永田が吉田に惚れ込んだ理由



6月13日 新日本プロレス「LION’S GATE PROJECT13」新宿FACE 364人

<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第1試合◇
▼10分1本
△辻陽太(10分時間切れ引き分け)△上村優也

◇第2試合◇
▼20分1本
○成田蓮(8分2秒 逆エビ固め)×佐山駿介

【成田の話】「新日本代表として、他団体の選手とシングルをして勝つことができました。今日、試合で出した技は最初に教わった基本的な技ばかりです。その技を使って勝つことができたのは、新日本プロレスに入ってよかったと、心から思えることでした。でも、自分が今日のメインに立つことができなかったというのは、悔しいことです。次は絶対メインに立ちます」

【佐山の話】「せっかく新日本プロレスさんの、こんなメジャーな大きな団体に出させてもらったのに、同じキャリアの選手に負けてしまいました。またいつか、もっと、もっと練習して、もっと練習して、成田さんや他のヤングライオンの方と闘えるように、もっと頑張っていきます。ありがとうございました。(※去り際に)クソーッ!」

◇第3試合◇
▼20分1本
中西学 ○トーア・ヘナーレ(10分33秒 片エビ固め)天山広吉 ×ダイナソー拓真
※TOAボトム

◇第4試合◇
▼30分1本
○永田裕志(12分38秒 バックドロップホールド)×岡倫之

【バックステージでの永田】
──岡選手とシングルは久々でしたが。
永田「タッグマッチではしょっちゅうやってますけどね。エルボーは最初の頃より全然強烈で、ちょっと首がもげそうになったかなと思いました。でもやっぱり……アレ、一回絞ったでしょう。絞ったことで、彼の体からにじみ出る、もっとすごい底力というものがちょっと影を潜めかけてる気はしましたね、今日やってみて。新日本プロレスは食事制限してグッドシェイプを心がける選手がほとんどという中で、彼はそういう道じゃなく、もともとレスリングの底力は知ってますからね。体から溢れ出るパワーがより出る体っていうのは、アレじゃないと思うよね。僕がプロレス業界に引き入れて、岡に見てた可能性っていうのは、もっと違うところにあるんじゃないかなと。それを彼が分かった時に、個性というか、彼にしかできない底力というのがリングで発揮できて、お客さんの度肝を抜くようなファイトができるんじゃないかなと。やってみて、やっぱり成長してるだけに、プラスアルファを言うとしたらそういうところかなと。俺なんか木っ端微塵に吹き飛ばすパワーが、本来彼にはあるはずだから。それを一日でも早く開花してほしいなと」

──危ないなと感じた瞬間は?
永田「やっぱエルボーは強かったですね。エルボーでボーン!っていうのを感じるっていうのは、若い選手からはなかなかね。打ち合いは嫌いじゃなくて、自分からも行っちゃう方なんだけど、アレは強烈でした。そういうものを持ってることを、彼が意識してるかしてないか、その潜在能力はありますよ」

──今日のメインは若手同士ですが。
永田「『LION’S GATE』としては正しいですよ。しっかりメインを締めてくれれば。毎回、『LION’S GATE』は、スキを見せようものなら、そこを突いてくる若い選手たちとやってるんで、だから彼らの力で、今日のお客さんを盛り上げればいいんじゃないですかね。残念ながら、興行数も多いってことでお客さんの入りもいつもよりちょっと弱いけど、そういう、来なかったお客さんを後悔させる試合をやってほしいですね。それができたら、メインとしてずっとやっていいんじゃないですか」

【岡の話】「13回目か……。もうちょっと、もうちょっと……」

◇第5試合◇
▼30分1本
○吉田綾斗(16分47秒 片エビ固め)×海野翔太
※バックドロップ

【吉田の話】「ありがとうございました。まずは、今日闘った海野さん。自分よりキャリアは下ですけど、まぁ、これぐらいのキャリアの差なら、ほぼほぼ同世代って言えると思うんで。自分たち、もっともっと大きくなって、もっとデカい舞台でやれたらいいなって、素直に思いました。そして、一応今回で発表されている『LION’S GATE』、終わることになるけど、たぶん、またどっかでやれる機会はあると思うんで。自分も『LION’S GATE PROJECT2』から出てきて、やっとシングルでメイン張ることができるようになりました。この『LION’S GATE』という舞台、そう簡単にはなくしたくないんで、自分もこれから頑張っていきますんで、これからまたこの大会がある時は、ぜひ呼んでください」

【海野の話】「絶対負けちゃいけない部分で、負けてしまった。クソッ! でも、初めて『LION’S GATE』らしいメインができたんじゃないか。これから先、若手がどんどん引っ張っていってやる。だからこそ、今日来たお客さん一人一人の声援は全部届いてたし、すごく感謝してます。もっとデカいところでメインを張って勝てるように、まだまだ練習して、必ず這い上がる……今に見とけ!」

 「LION’S GATE」のメインで海野がK-DOJOの吉田と対戦、前回の「LION’S GATE」では吉田が永田、海野は大日本プロレスの関本にそれぞれ対戦し敗れはしたが健闘、そして吉田は永田からスカウトを受けた…今回はその海野と吉田がメインを飾ることになった。
 序盤から海野が押し込んで張り手、吉田が押し込むが海野が回りこんで張り手と、かなり意識した攻めを見せれば、吉田が張り手で打ち返して張り手合戦となり互いに引かない。海野がショルダーからコーナーに押し込んでストンピングを連打、、マウントエルボーを連打も、吉田もマウントを奪ってエルボーをやり返すなど火花を散らす。
 吉田は首投げからサッカーボールキックの連打で先手を奪い、挑発的にストンピングを落とし、グラウンドで捕らえつつエルボーの連打、海野はグロッキーとなり、吉田はフラップジャック、顔面蹴り、腰にローキックからチキンウイングフェースロックで捕獲する。
 海野はロープに逃れたが、吉田は何度も蹴りつけてからミドルキック、アームスクリューからアームロック、フロントネックロックで絞めあげ、海野はロープに逃れたが立ち上がれない。
 海野は張り手の連打で反撃して、突進する吉田にドロップキック、ランニングエルボーで反撃し、串刺しエルボーからミサイルキック、逆エビ固め、海野はジャーマンを狙うが逃れた吉田がニーアッパーで返すが、キックは海野がキャッチして逆エビ固めで捕獲し、逆片エビへ移行する。
 海野は担ぎ上げるが、逃れた吉田がスリーパーからサイドバスターで叩きつけ、ニーリフトから突進は、海野がキャッチしてハイアングルでのスパインバスターで叩きつけ、ミサイルキックからジャーマンスープレックスホールドも、海野の突進は吉田がニーアッパーで王産するが、ダメージで立ち上がれない。
 両者はエルボー合戦も、海野が連打で押し切るが、吉田が受けきってランニングエルボーを放てば、海野はエルボースマッシュで応戦、しかしアピールした隙を突いた吉田が吉田固めで捕獲し、ロープに逃れた海野に吉田はPKを連発、最後はハイキックからバックドロップで3カウントを奪い勝利を収めた。

 なぜ永田が吉田に惚れ込んだ理由はこの試合を通じてわかった、吉田は今日会場隅で試合を見ていた柴田勝頼と同じ匂いのする選手、そして永田のスタイルも混じっている。案外永田より柴田の方が吉田の存在を気になっているのかもしれない。吉田は永田のスカウトに関しては返事は出していないし、代表であるTAKAみちのくもコメントはない。言えるのは最終的に判断するのは吉田自身、新日本からのスカウトをチャンスとするのか…

 セミでは岡が永田に挑み、永田はローキックからフェイント式低空ドロップキックで切り崩しにかかるが、岡がショルダー、ボディースラムからコーナーに押し込んでストンピングの連打で永田のペースにさせず、永田も場外戦を仕掛け会場奥の壁に叩きつけ、強引にペースを握る。
 リングに戻っても永田はミドルキックから腕十字も、張り手からミドルキックの連打も、永田は突進も岡がバックハンドエルボーからエルボースマッシュで返し、永田はビックブーツから串刺し狙いも、キャッチした岡がコーナーに押し込んで串刺しスプラッシュ、ブレーンバスター、クロス式キャメルクラッチで捕獲、技がほどけてもキャメルラッチで逃さないなど執拗に永田を攻める。
 岡はフロントスープレックスから逆エビ固めで捕獲し、逆片エビへ移行、永田が逃れても岡は攻め続けるが、永田は白目式腕固めで一気に流れを変え、ショルダーアームブリーカー、タイナー、エクスプロイダー、ナガタロックⅡと畳みかける。
 永田はバックドロップ狙いは岡が逃れ、エルボー合戦も、岡に疲れが目立ち始め、それでも攻める岡は突進も、永田はビックブーツから大車輪キックを炸裂させ、最後はバックドロップホールドで3カウント、岡は攻めてはいたが、永田に決定打を与えることが出来ないまま、一気に抜き去られてしまった。

 成田はASUKA PROJECTと佐山と対戦、グラウンドで成田がリードを奪いにかかるが、この流れを嫌った佐山リストロックから首投げ、サッカーボールキックからスリーパー、ブレーンバスターで仕掛ける。しかし張り手合戦は成田が競り勝ち、佐山は攻め続けるも、疲れが見え始めたところで、ヒップトスから逆片エビ固めで捕獲する。
 成田は強烈な張り手から突進は佐山がレッグラリアットで迎撃し、これで失速した成田に、佐山はミドルキックから攻勢をかけ延髄斬り、しかしエルボーの連打から突進は、成田がドロップキック迎撃すると逆エビ固めで捕獲し、佐山は粘ったがギブアップ。成田も佐山の粘りに苦戦したが、最後はしっかり勝利を収めた。

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