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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

ジェリコワールドに引きずり込まれた内藤が完敗!メイ新社長が登場!

 
6月9日 新日本プロレス「保険見直し本舗Presents DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL」大阪城ホール 11832人 超満員札止め


<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇大会前◇
(大会開始前、新日本プロレスの代表取締役社長兼CEOに就任したハロルド・ジョージ・メイの挨拶が行なわれた。

 まずは場内の大型スクリーンでメイ社長のイメージVTRが流れ、木谷高明オーナー、棚橋弘至も登場。凝った作りで場内を盛り上げる。

 そして、VTRが終わると、通路に立つメイ社長にスポットライトが当たる。そこから通路を走ったメイ社長がスライディングでリングへ入り、ファンに向けてしゃべり始めた。)

メイ「(※大拍手)皆さん、こんにちは!(※流暢な日本語に場内驚き&大拍手) こんにちはー!(※『こんにちはー!』の大合唱) アリーナ!(※大歓声) 2階席ー!(※大歓声)今日は皆さん、おいでいただきまして、本当にありがとうございます(※大拍手)。私は新日本プロレスリング代表取締役社長のハロルド・メイと申します(※大拍手)。中にはですね、私を“ハロルド社長”と呼ぶ方もいますけど、名前がハロルドで、苗字がメイですので、“メイ社長”と覚えといて下さい(※大拍手)。まあ本当は、どちらでもいいんですけれども(※場内笑)。僕は、プロレスが、大好きです(※大拍手)。そして、大好きなプロレス、大好きな新日本プロレスのために、すべてを捧げて頑張ります(※大拍手)。今日は、楽しんで見といて下さい。私も楽しませていただきます(※大拍手)。そして、今日は多くの外国のファンの方々もこの試合を見ております。この場を借りて、そのファンの皆様にも英語でご挨拶したいと思います。え~、“カッコ”英語もできますので“とじカッコ”(※場内笑)」

(ここからメイ社長は英語で力強いスピーチを行ない、改めて場内のファンに向けて「皆さん、よろしくお願いいたします」と挨拶。

 その後、菅林直樹会長が新日本プロレスのジャージをメイ社長へ贈呈し、2人はリング中央でガッチリ握手。

 最後に、メイ社長は四方の客席へ向かって礼をして、リングを降りる。そして、ファンと握手をしながら退場した。)

【メイ社長への囲み取材】
--ファンの前で初めてご挨拶されましたが、感想は?
メイ社長「ホントに温かく反応してくれて、ホントにファンは『プロレスを愛してるんだなぁ』と感じました。なんか今日、正式にその(新日本プロレスの)一員になったので、ホントに私もうれしく思います」

--大会場にたくさんのファンが集まってる熱気をどう感じられましたか?
メイ社長「いや、ホントに新日本を支えてくれてるのがファンだっていうのを、僕は昔から言ってるんですけども、まさしくあの場に立って360度の目線を浴びると、『もっとこの人たちが喜ぶプロレスを提供しないといけないなぁ』っていう責任感を同時に感じて、ホントに元気を僕がもらったぐらいなんで、ホントによかったと思います」

--今日もチケットは完売が完売したことに関しては?
メイ社長「ホントに今の新日本の表れですよね。こうしてファンが喜ぶような試合、喜ぶようなカード、喜ぶようなレスラーが、今の新日本にあって、しかもホントに思い出にもなって、しかも客層を見ても、僕はいつも思うんですけど、男性客だけでなくて、若い女性から子供とか、非常にベテランのファンもいれば、今日は初めて試合に来たかっていう方もいるってことで、ホントに幅広く、そういうファンにドンドンこのプロレスの良さを伝えていけたらなぁと、ホントに思います」

--英語での挨拶の中に“夢”とか“ネクストステージ”といった言葉がありましたが、具体的なアイデアはありますか?
メイ社長「それは改めて作戦については、戦略はそのうち発表させていただくんですけども、間違いなく言えることは、ファンのベースをどんどん増やしていきたい。国内外ですけども。そのためにはファンがホントに喜ぶような『プロレスはなんぞや』ってことをもっともっと考えて、それを強化していきたい。その一言に尽きますね。あと、海外のファンのことを考えると、英語のコンテンツが非常にまだ残念ながら少ないんで、結構、そこも強化していきたいなと思うんです。というのはやっぱり、(プロ)レスリングの素晴らしさの一つっていうのは、ドラマ性だと思うんですよね。そのドラマっていうのは、なかなか海外にいては伝わらない部分があるので、そこを強化することによって、ドラマをいっしょに体験してくれることも可能になるのではないかという風に思います」

--そもそも最初に社長就任を要請されたのはいつで、その時はどういう気持ちになられましたか?
メイ社長「木谷オーナーとは前から関係があったんですけど、タカラトミーを辞めてから電話がかかってきまして、『(社長になるのは)どうか?』と。僕のプロレス好きだっていう、プロレスファンであるというのはよく知ってたようなんで。僕もですね、ビジネスマンとして非常に幸運だなと思うんですよ。というのは、ビジネスマンっていうのは、自分ができるビジネススキルと、やりたい分野がマッチすれば自然とすごいパワーが出ると、僕は信じてるんですね。今回は過去のスキルと経験っていうのは、いろんな会社を運営してきてある(持っている)と木谷さんが判断してのものでしょうけど、もう一つはプロレス愛というものがなければ、どれだけスキルがあっても組めないっていうところが、今回はビシッとフィットしたんで、僕も一ビジネスマンとしてそこがうれしいですよね。自分がやりたい仕事、やりたい分野で仕事ができるって、こんな幸せなことはないと思うんです。それだけでパワーをもらえるし、今日のファンの反応を見ても、ほんとに新日本を応援してくれてるんだなぁっていうのを感じたんで、ますます頑張れると思います」

◇第1試合◇
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合/60分1本
[第57代王者組]金丸義信 ○エル・デスペラード(9分29秒 エル・エス・クレロ)[挑戦者組]YOH ×SHO
☆金丸&デスペラードが3度目の防衛に成功

【バックステージでの金丸、デスペラード】
デスペラード「(※目をおさえ)イッテー!目がいてぇ!」
金丸「まぁ、たまにはこういうこともあるけどよ、ミスっていうな。それでも、やっぱり俺らの頭と腕の違いだよ。わかったか、小僧2人。テメェら、勝てるわけねぇだろ。たまたまだ。たまたまシングルで勝っただけだよ。それで俺らがタッグの挑戦を受けてやったんだ。これでわかったろ?」
デスペラード「バカだねー。一人潰しておいて負けるか。バカだな、お前ら。全然、自分がヤバくなった時にどう動くとか、頭にねぇからこういうことになるんだよ。ノブさん、ヤバかったっすよ。死ぬかと思った」
金丸「まぁ、これも作戦のうちだよ。こういうこともあるってことだ」
デスペラード「怖いねー。敵をダマすには味方からだってよ」

【バックステージでのROPPONGI3K】
ロメロ「(※SHOに肩を貸してバックステージに戻って来る。インタビュースペースに入ると、SHOは頭を抱えてフロアに座り込む)OK、OK。みんな見たか、SHOとYOHは『BEST OF THE SUPER Jr.』を通して毎試合、彼らの力を証明してきてみせた。そして今日も、その『SUPER Jr.』と同じように全身全霊で闘った。今日も同じ闘いだった。でも、相手はクソッたれ。アイツらは変わらずウンコだ。スズキグンの常套手段、愚かな、ずるい作戦、ウイスキーを使った汚い手にまたやられてしまった。もうこうなったら1対1で闘おうじゃないか。男として、サムライとしての試合をしようじゃないか。サムライというのは騎士ってことだ。俺たちは必ずやり返す。SHOもYOHもな。俺はウソは言わないぞ。デスペラード、カネマル、スズキグン、お前ら待ってろよ。“ROPPONGI 3K”はお前らのケツをどこまでも追っていくからな。YOH、しゃべてやりな」

YOH「勝てねぇ……勝てない……。何回目だ、ジュニアタッグ? 3回目……。勝てない……。ああ……風はね、風はこっちにね、流れてるはずなんだよ。勝てねぇよ……。ああ……でも、あきらめられない。僕らはね、しつこいんだよ。もっともっと強くなって、(ベルトを)獲り返すまでだよ」

SHO「(※フロアに座り込んだままで)瓶の攻撃、数々の反則、それもすべて含めて鈴木軍だ。やる前からそういう闘いで来るってことはわかってた。わかってたけど、まだまだやられるってことは、まだまだってことだ。(※立ち上がりながら)ま、次だ。次、次、次、次。俺はもう、次を見てるんだよ」

◇第2試合◇
▼30分1本
○ジュース・ロビンソン デビット・フィンレー(7分26秒 片エビ固め)×ジェイ・ホワイト YOSHI-HASHI
※パルプフリクション

◇第3試合◇
▼30分1本
鈴木みのる ○ザック・セイバーJr.(8分42秒 変形ジム・ブレイクス・アーム・バー)石井智宏 ×矢野通

◇第4試合◇
▼NEVER無差別級選手権試合3WAYマッチ/60分1本
[挑戦者]○マイケル・エルガン(13分46秒 エビ固め)[挑戦者]×タイチ
※エルガンボム、もう一人は[第17代王者]後藤洋央紀
☆後藤が3度目の防衛に失敗、エルガンが第18代王者となる

【エルガンの話】「『DOMINION』には多くの思いがある。2年前、この大会で新日本プロレス史上初のラダーマッチをやって、ケニー・オメガに勝った。昨年は残念ながら自分の思い通りにはいかなかったが、今年はこの日に照準を絞って、自分自身、最高の肉体を作り上げて戻ってきた。(※NEVER無差別級のベルトを示して)これを手に入れるためにな。ゴトー、見たか。こういう闘い(※3WAYマッチを指す)にはなったけれども、俺がこのベルトを手に入れた。実はタイチが絡んでくるのは想定外だった。ゴトーもそう思ってるはずだ。俺は“闘う王者”らしい振る舞いをする。このベルトを懸けて、また闘ってもいいぞ。場所はどこでもいい。ニュージャパンでも、イギリスでも、メキシコでも、アメリカでも、カナダでも。ゴトー、お前が望む所で。このベルトは俺のものだ。でも挑んでくるなら、受けて立つ。奪えるものなら奪ってみろ」

【後藤の話】「おもしれぇじゃねーか、マイケル・エルガン。また、NEVERのベルトが新しい景色を見させてくれた。完敗だ……。でも、なんだろうな? このモヤモヤ感は。元々、タイチなんかいらなかったはずだ。エルガン、もう一度、俺と1対1で勝負しろよ。エルガン、ものモヤモヤ感、お前も一緒だろ? もう一度、シングルで、1対1で決着をつけよう」

【タイチの話】「(※あべみほと若手に肩を借りコメントブースの登場)オイ、コラ!お前か!(※記者の服を引っ張り)コラ!コラ!コラ!だから、ハゲ!デブ!ヒゲ!ブタ!テメェ、いらねぇっつったろ!(※肩を貸していた若手を床に叩きつける)オラッ!だから、ジャマだっつんてんだよ、最初から。だから、いらねぇっつったんだよ、あのヤロー。危ねぇんだよ、アイツはよ!オイ、デブ!チキショー。後藤とも決着つかずかよ、オラ!許さんぞ。テメェら、2人でまたやろうっていう魂胆か? させねぇよ。させねぇよ、そんなこと。テメェら2人でよ。勝手に決められてたルールでよ、ボロボロにされて、また2人でやろうってか? させねぇぞ!絶対させねーぞ!テメェらにいい試合なんてさせねぇぞ!オイ、マジなヤツだぞ。終わんねぇぞ、マジのやつだ」

◇第5試合◇
▼IWGPタッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者組]○マット・ジャクソン ニック・ジャクソン(15分3秒 片エビ固め)[第79代王者組]EVIL ×SANADA
※モア・バンク・フォー・ユア・バック
☆EVIL&SANADAが3度目の防衛に失敗、ヤングバックスが第80代王者となる

【バックステージでのヤングバックス】
マット「アーリガトー、アーリガトー。言葉では表しきれないよ。“TEAM Cody”として、そしてヤングバックスとして、俺たちはプロレス界における世界的なブランドになってきた。今日、勝ってベルトを獲ることによって、自分はもう少し強欲になってもいいのかなという思いがした」

ニック「でもこの試合の前、初めのうちは緊張していた。自分自身を疑うこともあった」

マット「そうだ。自分を疑うこともあった。このところ、自分は満足な闘いができなかったしね。腰のケガを抱えてたから、ニックに任せる部分が多くてタッグチームとして一歩引いた立場にいた」

ニック「でも、今日は俺が足のアクシデントに見舞われて……」

マット「そう、ニックが足を痛めてしまったことで自分が前面に出ないといけなくなった。そういう状況になったことで、無理をしてでも自分が動かなければならなかった」

ニック「悪かったな。ありがとう」

マット「それでも勝っただから、それでこそ本物のプロレスラーだってことさ」

ニック「これはまるで、(NBAでクリーブランド)キャバリアーズを守るレブロン・ジェームスのようだ……」

マット「ゴールデンステート(ウォリアーズ)に負けたから、それは言わないでおこう……。誰も疑うことないほどに、俺たちが最高のタッグチームであるということは証明できたんじゃないか。ジュニアだからどうとか、ジュニアだから俺たちは最高じゃないとか言われてきたけど、もう文句は言わせないぞ。今日は1万人以上の観客が集まって札止めとなったこのオーサカジョーホールで、夢を手にしたんだ」

ニック「これで11個目だぜ。それは今、この手の中にある。しかも俺たちは、なにかの力を借りたわけじゃないナチュラルボディーでこの強さだ。文句あるか? 何も言い返せないだろ?」

マット「EVIL、SANADA、L・I・Jのヤツらは再戦を要求してくるだろう。いつでも、どこでもいい、受けてやろう。お前ら2人が、俺たちの限界を打破させてくれたんだ。まぁ、その結果、俺たちの方が強いってことになったわけだけどな」

ニック「俺たちのレベルに追いつけるかな? 俺たちはここまで来るのに、長い長い時間を要したんだ。プロとしてな。いつでもいいぞ。どこでもいいぞ。さあい、写真撮影でもしてくれよ」

マット「ケニー、幸運を祈る。I love You」

【EVILの話】「ヤングバックスよ、負けたままで終われるかよ。ワン・モア・タイム……カモーン!」

◇第6試合◇
▼30分1本
○Cody ハングマン・ペイジ マーティー・スカル(11分35秒 片エビ固め)棚橋弘至 ×獣神サンダー・ライガー レイ・ミステリオJr.
※クロスローズ

【バックステージでのCody、ペイジ、スカル】
スカル「見ての通り、アイツらは勘違い野郎の集まりだ。しかも、レジェンドと呼ばれるヤツらのな。だけど、俺たちの方が優れていた。ハングマン・ペイジとCody、そして“THE VILLAIN”マーティー・スカルの方がな。レジェンドがなんだっていうんだ? 俺たちにやられてしまったじゃないか」

Cody「まぁ、殺されなかっただけでもよかったと思え」

スカル「俺たちの方が素晴らしいタッグチームなんだ。勘違い野郎は去れ」

Cody「俺たちの方がマスクもイカしてるぜ。前に顔を合わせたよりもずっとな」

スカル「その通りさ!」
※Codyがペイジ、スカルと抱き合うが、Codyの腕がスカルの顔に当たってしまう。

スカル「オイ、なにをする?」

Cody「悪い。オイ、ドクターを呼んでくれ!ドクターを呼べ!(※と叫びながら、スカルを控室に連れて行く)」

ペイジ「(※1人残されて)とにかく、俺たちの勝ちさ。とりあえず、ドクターを……」

スカル「(ドクターを)連れて来てくれ!」

【バックステージでの棚橋、ライガー、ミステリオ】
棚橋「(※ミステリオに向かって英語で)新日本プロレスに来てくれて、ありがとう!」

ミステリオ「新日本プロレスで試合をすることは、大きな夢だった。さらに、今日はこの2人のレジェンドと一緒にタッグを組めて、すごく嬉しかった。このチームはすごく良かったと思うし、今回は負けてしまったが、次回必ず!」

棚橋「(※英語で)ぜひ、また一緒にやりましょう!」

ミステリオ「初めてだったけど、次は勝てると信じてるし、この初めての体験っていうのは、永遠に自分の記憶に残るだろう」

ライガー「ボク、『必ずリベンジする』ってそれだけ言っておいてください。あとは、ミステリオ選手と棚橋選手に(※一足先にコメントブースを去る)」

棚橋「トップ中のトップだから。すごい“Honor”だし、すごい“Precious”な“Experience”だから、この経験を活かして、また……(※ミステリオに向かって)I will be top wrestler again.サンキュー!(※ミステリオを残しコメントブースを去る)」
ミステリオ「必ず、また戻ってきたい。そして、この尊敬する2人とタッグを組めたっていうことも、ドリームマッチだと思う。初めて3人でのタッグを組んだが、その割には自分たちのタッグは完璧な流れができたと思う。このタッグでいつかタイトルが獲れるんじゃないかなと思えるぐらい良いチームだったと思う」

◇第7試合◇
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者/BOSJ25優勝者]○高橋ヒロム(20分20秒 体固め)[第80代王者]×ウィル・オスプレイ
※TIME BOMB
☆オスプレイが4度目の防衛に失敗、ヒロムが第81代王者となる

【バックステージでのヒロム】
ヒロム「(※コメントブースに床に座り込み)ハァハァ……長い闘いを制した……間違いなく、この俺が“世界最強のジュニア”だ。そして、新日本プロレスジュニアの、いや、新日本プロレスの象徴は、この俺だ。オスプレイ、オスプレイ、オスプレイ……素晴らしいよ。俺は世界最強の男だ。でも、正直、紙一重だ。オスプレイ、お前は間違いなく世界で“1,5番目”かな。まぁ、俺の次に強ぇのは間違いねーよ。いや、わかんねぇな。石森かもしれねーな。1.5争い、難しいところだな。オスプレイなのか、石森なのか、難しいところだ。試合を作ったのは、(※カメラを指さし)お前らだ。素晴らしいよ。いいんじゃない。声出して、その楽しんでる感じ。俺は好きだぜ」

※ここで拍手をデスペラードがコメントブースに登場
デスペラード「素晴らしい結果だ。俺がきっちり(IWGPジュニアタッグの)タイトルを守って、お前がシングルを獲って、理想的だ。俺の理想の形になってくれた。素晴らしい。ありがとう。愛してるぜ、ヒロム。お前が俺のもとにコイツ(IWGPジュニアヘビー級ベルト)を持ってきてくれたんだ」

ヒロム「ハァ……つまらないことはいいよ。なんか言いたいことあるの?」

デスペラード「無いと思うか? おまえはバカじゃないだろ? 俺がここに来た理由ぐらいわかってんだろ?」

ヒロム「ああ!わかってるよ。わかってる。言わなくても、お前の心は、イヤになるほど、嫌いになるほどわかってるよ。そうだ……お前が言わなくても、次のチャレンジャーは、エル・デスペラード、お前だよ!」

デスペラード「聞いたか、オイ? チャンピオン、直々のご指名だ」

ヒロム「ああ、その通り」

デスペラード「ほら? 俺たちは相思相愛なんだよ」

ヒロム「言わなくていいよ。俺のこと、愛してくれて、ありがとう。お前のことが、(※デスペラードのマスクに手を当て)いや、お前のこの中身が大嫌いだから、愛せない。でも、俺のことをたくさん愛してくれるんだったら、いい試合ができそうだ。なぁ、デスペラード?」

デスペラード「ハハハ!楽しみだ。いつやるのか、お前が決めてくれ。俺はいつまで待っててやる。愛してるからよ!ハハハ(※コメントブースを去る)」

ヒロム「(※手を振りながら)ありがと~。いいんじゃないの? たしかに『SUPER Jr.』で負けた借りは返さなきゃいけないと思ってました。まさか、向こうから来るなんてな。俺が呼ぼうと思ってたのに。まぁ、いいよ。アイツと俺はどうやら(※胸を指さし)ここがつながってるみたいだ。嫌いと言えど、愛してると言えど、どうやら“なにか”の線でつながってるみたいだな。楽しませてくれよ、エル・デスペラード……」

【オスプレイの話】「(※若手に両肩を担がれて引き揚げてくる。インタビュースペースにたどり着くとフロアに仰向けになり、しばらく目を閉じている。しばらくの沈黙の後、ボソボソッと)俺になにか言わせないのか……。なにを言えばいいのかな……。(※『ウウッ』と声をあげながら上体を起こして)もしかしたら今日、勝つべきところは勝ったと言えばいいのか……。今日は無謀な試合だったかもしれないけど、自分自身は全力で闘った。ただ、やはり自分の体が万全ではなかった。この競技をしているにあたって、冒しているリスクははっきり把握してるつもりだ。それをしっかりと受け止めて闘っている。この試合の前に、キャリアを短く終えてしまうレスラーの話、ケガをしたプロレスラーの話というものが出たかもしれないけど、プロレスラーとしてチャンスがあるのなら、それを信じて相手と正々堂々と闘うべきだと思う。今日の試合は世界でも最高と最高、ベストとベストによる試合だった。それに関しては誇りに思っている。しかし今、自分が何をすべきかとなると、体が何を訴えているかをしっかりと耳を澄まして聞く時間を作らなければいけない。しっかり体が回復させるまで、時間が必要だ。時間をかけて、自分の体が大丈夫と言ってくれるまで待ちたい。(※ゆっくりと立ち上がり)ジュニアではできる限りのことはやったかもしれない。しかし、必ず戻って来る。ニュージャパン・プロレスリングのウィル・オスプレイとして……」

◇第8試合◇
▼IWGPインターコンチネンタル選手権試合/60分1本
[挑戦者]○クリス・ジェリコ(17分16秒 片エビ固め)[第18代王者]×内藤哲也
※コードブレイカー
☆内藤が初防衛戦に失敗、ジェリコが第19代王者となる

【ジェリコの話】「(※テーブルが用意されていたが、イスを蹴飛ばし、テーブルの上に並べられていた缶ビールを払い落として、フロアにヒザを着く。右肩にベルトを掛け、テーブルで体を支えるようにしてコメントを発する)なにが聞きたい? どっちが勝ってもおかしくない闘いだった。これを見ろ(※と言って、左人差し指から流れる血を見せつける)。見えるか? なぁ、見えるか? 血が流れてるだろ? これはナイトー、そしてジェリコ、その2人の男が互いに流した血である。この2人の男が、全身全霊を懸けて闘った結果である。この試合はプロレスラーとしてのキャリアの中でも一番といってもいいほどキツイ試合だった。ナイトー・テツヤは大変、大変優秀で、素晴らしいプロレスラーだ。だから、これほど厳しい闘いになったんだ。俺の人生の中でもイチバンに挙げられるぐらいにな。もう一度、この血を見てくれ。これはナイトー、そして俺、クリス・ジェリコがインターコンチネンタルのベルトを懸けて闘った結果だ。

インターコンチネンタルのベルトは今、俺のものになった。10度目のインターコンチネンタルチャンピオン。WWEで9度、ニュージャパンで1度。WWEとニュージャパン・プロレスリング、両団体のインターコンチネンタルのベルトを手にしたのは、プロレス界の歴史を見渡しても俺だけだ。このベルトが俺のものになったということは、俺はまだ日本を去るわけじゃないということだ。俺の試合はトーキョードーム、あるいは今夜だけではない。チャンピオンになったということが、それを意味している。次、いつ闘うのか、俺はまだ知らない。しかし今、ナイトーに全身を痛めつけられて、頭も手も痛みでうずいている。星が見えるほど、頭がクラクラしている。だけど、そうなるだけの価値のある闘いだった。

俺こそがプロレス界において、史上最高のレスラーであり、すべての偉大を通してももっとも偉大なレスラー、そして“アルファ”クリス・ジェリコだ。クリス・ジェリコ以外にはいない。どこに現れるのか、何をするのか、どのタイトルを手にするのか、誰にも予想のつかない男だ。その男の元にIWGPインターコンチネンタルのベルトがもたらされた。それを俺は軽んじることもない。ナイトーがこのベルトを取り戻したいというなら構わない。俺はこのベルトとともに過ごしていく。ずっとだぞ。負けることなんてないからな。食事をするときも、寝るときも、移動の時も、常に傍らに置いておく。これから、明日、フロリダ・タンパに帰るためのファーストクラスの航空券をもう1枚購入する。俺の隣の席だ。その席にこのベルトを座らせる。それほど大事なものだ。

IWGPのチャンピオンになるということは、自分にとっても素晴らしいこと。ずっと手に入れたいと思っていたし、それがすべてだと言ってもいいほどだ。日本に来るようになって26年、60回以上を数える日本遠征を経てようやく手に入れたものだ。誰であろうと、対戦する覚悟はできている。最後に、今日、この試合に勝つと信じていたのは俺だけだろう。誰も俺がチャンピオンになるなんて考えてなかっただろう。誰も予想してなかったことをニュージャパン・プロレスリングで、俺、クリス・ジェリコは成し遂げた。最後に伝えておく。ここにいるのがインターコンチネンタル新チャンピオン、クリス・ジェリコだ」
※立ち上がると、テーブルを投げつけ、インタビューバックを倒し立ち去っていった。

【EVILの話】「(※内藤を肩に貸しコメントブースに現れると)ジェリコ!テメェ、ふざけんなよ!」
(オカダvsケニーのIWGPヘビー級選手権はこちら)

 1年ぶりの大阪城ホールでの観戦となったが、大阪城公園前駅前には昨年から工事を始めていた レストラン、カフェが入った施設「JO-TERRACE OSAKA」が完成されていたことから様変わりしており、また川向こうでは大阪よみうりテレビの新社屋が工事されていたことから、大阪城周辺はまた様変わりしようとしていた。

 14時30分開場、席が埋まりだすと、15時45分からVTRが映し出されると、社長に就任したメイ社長がリングに登場、ファンに日本語で挨拶、英語でも挨拶するとファンから歓迎の拍手が送られ、早くも好感触を掴んだ。

 第1試合ではIWGPジュニアタッグ選手権が行われ、リベンジを狙うROPPONGI3Kは序盤から王者組にノータッチトペコンを繰り出すなどエンジン全開で攻め込むが、場外戦で王者組が逆襲、YOHをと捕らえにかかる。
 しかしSHOがデスペラードに連続ジャーマンを決めると、YOHも入って連係で攻め込み、デスペラードを捕らえた3Kは3Kで勝負にを狙うが、金丸がカットもウイスキーミストはデスペラードに誤爆、これで3Kの流れとなりSHOがラストライド式バッククラッカーからショックアローをデスペラードに狙うが、デスペラードがSHOをレフェリーと交錯させた隙に、金丸がウイスキーの角瓶でSHOに一撃、最後はデスペラードがエル・エス・クレロで3カウントを奪い王座防衛、3Kは個々のパワーアップは果たすも、またしても金丸組のしたたかさにしてやられた。

 第4試合のNEVER選手権3WAYマッチは、タイチは初のいヘビー級タイトル挑戦ということでディーバ・あべみほを投入、エルガンは肉体改造に成功し体重を絞り込んでビルドアップした身体を披露、序盤は後藤とエルガンの攻防にタイチが漁夫の利を狙ってくるなど、タイチは駆け引きを駆使して二人を翻弄も、エルガンがタイチをブレーンバスターで投げてから、その上に後藤をボディースラムで投げるなど、ビルドアップされても変わらぬパワーを駆使する。
 後藤はタイチに雪崩式ブレーンバスターを狙うが、エルガンがトップロープに飛び乗ってパワーボム、タイチも雪崩式ブレーンバスターで投げられ、後藤に使い手の少ないとされるジャパニーズオーシャンサイクロンスープレックスまで披露、だが後藤もラリアットから牛殺し、裏GTRと畳みかけ、GTRで勝負を狙うが、あべみほがリングインし、レフェリーが気を取られると、タイチが後藤、エルガンをマイクスタンドで殴打する。
 勝負を狙ったタイチは天翔十字鳳、バスソーキックと畳みかけ、タイチ式外道クラッチで丸め込むも、エルガンがカットに入りコーナーの後藤めがけてタイチを投げつけると、エルガンボムでタイチから3カウントを奪い王座を奪取する。

 第5試合のIWGPタッグ選手権は王者組が腰の調子の悪いマットを捕らえてリードを奪い、やっと交代を受けてニックもエプロンダッシュのランニングローキックを鉄柱に誤爆させてしまって足を負傷し、EVILの足刈りラリアットを喰らうなど、自身の流れに持ってこれない。
 王者組はニックにマジックキラーを狙うが、ニックは逃れ、マットが入ってSANADAにダブルでの雪崩式ブレーンバスターを狙うと、EVILがコーナーのSANADAごとパワーボムで叩きつけ、ヤングバックスのインディーテーカー狙いも、体を入れ替えた王者組が掟破りのインディーテーカーを決め、ヤングバックスは窮地に立たされる。
 勝負に出た王者組はマットにマジックキラーを決めると、EVILがEVILを狙うが、マットが逆さ押さえ込みで切り返し、SANADAのSkull Endに捕まるも、逃れたマットはスピアーを浴びせ、ニックが入ってEVILにトラースキック、スワンダイブを狙うSANADAにもダブルトラースキックで迎撃してから、モア・バンク・フォー・ユア・バックで3カウントを奪い、ヤングバックスは窮地から粘りに粘って王座奪取に成功、ヘビー、ジュニアのタッグ制覇を達成する。

 第6試合の豪華6人タッグ戦はライガーが捕まる展開となるも、ミステリオがティヘラ、セカンドロープからムーンサルトアタックの要領で飛びついての旋回式DDTを披露すれば、棚橋もライトオブ・パッセージを狙うペイジにツイストアンドシャウト、ミステリオもペイジ、スカルまとめて619を決めるなど見せ場を作る。
 これに乗ったライガーもCodyに本家・雪崩式フランケンシュタイナーを決めるが、フィッシャーマンズバスター狙いをCodyがクロスローズで切り返して3カウントを奪い勝利、試合後もライガーを痛めつけるCodyにミステリオがスワンダイブ式雷電ドロップを浴びせ救出するなど、最後まで見せ場を作る。

 第7試合のIWGPジュニアタッグ選手権は、断崖式回転エビ固めに失敗したヒロムを花道下に連行して、花道ダッシュのトペコンヒーロを敢行、リングに戻っても変型リバースダブルアームバーを決めリードを奪う。
 先手を奪われたヒロムはヘッドシザースホイップで反撃し、場外へ追いやってからエプロンダッシュのミサイルキック。リング戻ってからセントーンアタック、スパインボムと攻め込み、オスプレイもまだ首の痛みが癒えていないのか、後ろ受身を取るにつれ首を押さえだす。
 それでもオスプレイは、カウンターフロントハイキック、トップロープを利用した619、スワンダイブエルボー、コークスクリューキックと攻勢をかけ、リバースブラディーサンデーを狙うも、逃れたヒロムはぶら下がり式首四の字で捕獲、しかし場外へ出したオスプレイはサスケスペシャルを発射、リングに戻ってもリバースブラディーサンデーからオスカッターで勝負に出るも、キャッチしたヒロムはジャーマンで投げる。
 両者はエルボー合戦も、オスプレイがヒロムの突進をマウスで迎撃し、シャイニング延髄斬り、バックスピンキックはかわされると、ヒロムがジャーマンで投げるが、オスプレイはマウスからシャイニング延髄斬り、リバースフランケンの連発と畳み掛けたあとで、ストーンブレイカーで勝負を狙う。
 しかしヒロムはヨシタニックで切り返すと、エルボー合戦からオスプレイが顔面キック、そして雪崩式ブレーンバスラーからシューティングスターアタックの連続技、そしてコークスクリューシューティングスタープレスを投下、そして再度ストーンブレイカーを狙うと、コーナーにしがみついて逃れたヒロムはカナディアンデストロイからDで捕獲、ところが強引に持ち上げたオスプレイはエメラルドフロウジョンで叩きつける。
 オスプレイはコークスクリューキックからオスカッターを狙うが、突き飛ばして阻止したヒロムが断崖式回転エビ固めを敢行、リングに戻ってダイナマイトプランジャーからTIME BOMBを狙うが、逃れたオスプレイはハイキック、後頭部へのバックスピンキックと畳みかけ、再度ストーンブレイカーを狙うが、逃れたヒロムはDの悪夢で突き刺すと、最後はTIME BOMBで3カウントを奪い王座を奪取、バックステージでは新王者となったヒロムにデスペラードが挑戦表明し、オスプレイもヘビー級転向を示唆する。

 ダブルメインイベント第1試合のIWGPインターコンチネンタル選手権は、挑戦者のジェリコはピエロか、またバットマンの敵役であるジョーカーを彷彿させるようなペイントで登場、後入場の内藤は大試合用の白いスーツにマント、オーバーマスクを着用して登場も、リングイン直前でジェリコが襲撃し、場外フロアでブレーンバスターを敢行、更にマスコミからカメラの三脚を奪って投げつけ、テーブルを鉄柵に立てかけてのテーブル貫通パワーボムを敢行、ダウンする内藤をテレビカメラを奪って撮影し、更にテーブル貫通DDTも敢行して内藤は大ダメージを負うだけでなく目尻から出血する。
 やっとリングに戻ったところで本部席が破壊されたせいなのか、やっと試合開始のゴングが鳴るが、ジェリコはまだスーツを脱げていない内藤にダブルアーム式場バックブリーカーやライオンサルトで攻め込みリードを奪い、エルボーで反撃する内藤の足をすくってウォールズ・オブ・ジェリコで捕獲するなど、ラフだけでなく技でも内藤を圧倒する。
 劣勢の内藤はやっとネックブリーカーで反撃すると、断崖式のネックブリーカーからやっとシャツとズボンを脱ぎ、シャツでのチョーク攻撃や、テーブルの破片で殴打、そしてテーブル上でのパイルドライバーも敢行して、序盤の借りをしっかり返す。
 リングに戻った内藤はスワンダイブ式ミサイルキック、そして雪崩式フランケンシュタイナーを狙うが、下へ潜ったジェリコはウォールズ・オブ・ジェリコで捕獲、内藤が逃れてもモンキーフリップも、内藤は飛びつきフランケンシュタイナーからトルネードDDT、そしてグロリアを狙うも、前方回転エビ固めで切り返したジェリコは、またウォールズ・オブ・ジェリコで捕獲、完全にジェリコワールドに引きずり込まれてしまう。
 逃れた内藤は突進するジェリコを抱えてスタンガンでノド元をトップロープに直撃させると、ジャーマンからランニング式ディスティーノを決めるが、ロープ際にしっかり逃れたジェリコはカバーに入られてもロープに逃れ、内藤のジャンピングエルボーアタックもコードブレイカーで迎撃する。
 両者エルボー合戦のあとで、競り勝ったジェリコはライオンサルトを投下も、内藤は剣山で迎撃して延髄斬りからグロリア、そしてデスティーノで勝負を狙うが、ジェリコはレフェリーを突き飛ばすと、その隙に急所蹴りを内藤に浴びせ、最後はコードブレイカーで3カウントで王座奪取、序盤からペースを乱された内藤はジェリコの掌に踊らされ、またインサイドワークでも翻弄されるなど、完敗を喫した。

 試合後は内藤を制裁するジェリコにEVILが駆けつけ、ラリアットでジェリコを排除、インターコンチ王座への挑戦に名乗りを挙げたが、現在のジェリコはかつてのニック・ボック・ウインクルやリック・フレアーのように老獪なレスラーになりつつあるようだ。

 最後に大阪城ホール大会の総括として、新日本プロレスの目指す方向性は興行をレジャー産業にすることが改めてわかった。観客もいわゆるプ女子だけでなく、家族連れや海外から訪れたファンなど客層が広がりつつある。今までのプロレスの興行はどうしても一般にしてみれば入り込めない部分があったが、興行をレジャー産業にすることで新日本のファン層を広げようとしている。全日本プロレスやDRAGON GATE、DDTなどが新日本に対して猛追をかけているが、現時点では束になっても、現在の新日本にはかなわない。新日本の独走はまだまだ続きそうだ。

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