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伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

オカダ・カズチカが苦しさの中から勝ち得たG1制覇、そして新日本が投下した超特大爆弾は桜庭和志と柴田勝頼

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オカダ・カズチカが苦しさの中から勝ち得たG1制覇、そして新日本が投下した超特大爆弾は桜庭和志と柴田勝頼

 2012年のG1 CLIMAXもいよいよ最終戦の両国大会、PPVで観戦となったが、新日本をPPVでリアルタイムで見るのは3月4日の後楽園大会以来である。


 まずBブロック、ここまで勝ち残っているのは8点で真壁刀義、オカダ・カズチカ、内藤哲也、ランス・アーチャー、中邑真輔の5選手、期待の大きかったオカダはアーチャーには勝っているものの内藤、中邑に敗戦していることから、3人が負けてオカダが真壁に勝たないことには決勝進出は難しい状況、条件的には中邑とオカダに勝っている内藤が有利かと思われた、まずアーチャーはMVPに敗れ、中邑は天山広吉、内藤は後藤洋央紀に敗れ脱落、Bブロック公式戦の中ではベストバウトは天山vs中邑戦、試合は中邑のボマイエとナックルをヘッドバットで迎撃した天山がTTDからの天山プレスで勝利、天山は中邑に何度も煮え湯を飲まされてきただけに今回の勝利はG1以上のものがあったと思う、内藤vs後藤戦は、試合中に膝を何度も押さえるなど内藤の膝は最悪の状態、それがたたって敗戦となって脱落となったが、長期欠場は避けられないといったところ。そして真壁vsオカダは事実上決勝進出決定戦となってオカダがレインメーカーで勝利で決勝進出となった


 Aブロックは棚橋弘至が10点で単独トップで丸藤正道、鈴木みのる、カール・アンダーソンに絞られたが、棚橋が有力かと思われたがアンダーソンは丸藤には敗れているものの鈴木を破っている、もし棚橋に勝てば同点ながらも決勝進出となるだけにアンダーソンの可能性も否定できなかった。丸藤は矢野、鈴木は永田に敗れ脱落、矢野vs丸藤は矢野がNOAHにないタイプの選手だったこともあって、矢野ワールドに翻弄されすぎて丸藤が自分の試合をさせてもらえなかった、しかし公式戦で棚橋を破っていることからIWGPへの挑戦権はしっかりキープ、目標はとりあえず達成したといったところだろう。棚橋vsアンダーソンは棚橋の膝殺しで主導権を奪ったアンダーソンが、棚橋のハイフライフローを剣山、スリングブレイドをガンスタンで迎撃し3カウントを奪い決勝進出、外国人選手の決勝進出は1992年第2回のリック・ルード以来の20年ぶりとなる。


 そして試合終了後にはオレンジ色のマスクを被った謎の男が現れ、何事かと思えばLaughter7所属で元新日本プロレスの柴田勝頼がリングに上がり「元新日本プロレスの柴田です。ケンカしにきました。パートナー連れてきました」と宣戦布告すると、マスクマンの正体はLaughter7主宰である桜庭和志と判明、「ここのリングが気になるので試合がしたいです」と桜庭と柴田が新日本参戦を表明した。
 桜庭が新日本に上がるのは16年ぶり、そして柴田が古巣である新日本のリングに上がったのが約7年ぶりとなる、二人は昨年大晦日の「元気ですか!」でIGFの澤田敦士、鈴川真一とタッグで対戦、その後はDREAMがFEG崩壊の余波を受けて開店休業になったことで二人の去就がわからず、桜庭に至っては青木真也との試合で引退するのではと言われていたが、IGFではなく新日本参戦とは驚いてしまった。しかし柴田の存在は中邑だけでなく、同じ三重県出身で高校時代同級生で共にレスリング部を立ち上げた仲である後藤にとってもいい刺激材料になることだけは間違いないだろう。
 

 メインの決勝戦はオカダvsアンダーソンはアンダーソンがレインメーカー潰しのために右腕殺しを展開して先手を奪ったが、嫌がったオカダが流れを変えて得意の首殺しで主導権を握る、オカダはG1に入ってからパターンが読まれてきたのか公式戦では苦しい試合が続いてきたが、こういった大試合となると真価を発揮する、アンダーソンも外国人トップだけでなくスコット・ノートンやジャイアント・バーナードもなし得なかったG1制覇へ大きな期待がかかる、終盤ではアンダーソンはガンスタンを決め、バーナードドライバーという新しい引き出しを見せたが、背後へのドロップキック一発で流れを変えたオカダがレインメーカーで3カウント奪い勝利、オカダにとって余裕のレインメーカーではなく苦しい中での戦いだったが、その末に勝ち得た優勝はオカダにとっても大きかったし、また敗れたアンダーソンも準優勝だけでもノートンやバーナードでもなしえず、またIWGP王者である棚橋を破っての決勝進出だっただけに、立派な外国人エースになったことを認められたG1だったと思う。

 
 試合後にオカダに代わって外道が優勝スピーチを述べたが、IWGP挑戦権はすぐに行使せず、2013年1月4日の東京ドーム大会で挑戦することをアピールした、棚橋vsオカダが既に2度対戦していることから、乱発しすぎると鮮度が落ちるという懸念もあり、また今年の東京ドームでは非難を受けたことを考えると非難を受けた自分がドームのメインに立ったというものをアピールしたい気持ちというのもあったのではないだろうか・・・


 新日本はIWGP王者は棚橋なれど、オカダは新日本の今後の鍵を握る重要な存在となった、金の雨を降らせるレインメーカーの価値は落ちないどころか赤丸急上昇である。

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