忍者ブログ

伊賀プロレス通信24時「日常茶飯事(ちゃはんじ)」

略して「イガプロ!」、三重県伊賀市に住むプロレスファンのプロレスブログ!

オカダがAJを降しIWGPヘビー級王座を奪還!21年ぶりの大阪城ホールも1万人越えで大阪にも金の雨が降った!

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

オカダがAJを降しIWGPヘビー級王座を奪還!21年ぶりの大阪城ホールも1万人越えで大阪にも金の雨が降った!

7月5日 新日本プロレス「DOMINION 7.5 in OSAKA-JO HALL」大阪城ホール 11400人 超満員札止め


<アピール、コメントなどは新日本プロレス公式HPより>
◇第0試合◇
▼15分1本
永田裕志 中西学 田口隆祐 ○マスカラ・ドラダ 田中翔(8分16秒 片エビ固め)天山広吉 小島聡 獣神サンダー・ライガー タイガーマスク ×小松洋平
※ドラダスクリュードライバー


◇第1試合◇
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合3WAYマッチ/60分1本
[第42代王者]マット・ジャクソン ○ニック・ジャクソン(14分30秒 片エビ固め)[挑戦者]×ロッキー・ロメロ バレッタ
※モアバンク4ユアバック もう1チームは[挑戦者]カイル・オライリー ボビー・フィッシュ


◇第2試合◇
▼スペシャルタッグマッチ/30分1本
内藤哲也 ○本間朋晃(8分50秒 片エビ固め)バットラック・ファレ ×高橋裕二郎
※こけし


【内藤、本間の話】
内藤「(※先に引き揚げて来て)トランキーロ、トランキーロ、焦んなよ。その前に覚えた? 覚えた? チーム名、覚えた? 言ってみろよ」


 --インゴベル……。
 内藤「俺に質問あるんだったら、その前にちゃんと覚えてから来いよ。(※控室に戻ろうとするが、振り返って)トランキーロ、トランキーロ、焦んなよ」


 本間「(※遅れて引き揚げて来て1人でコメントスペースにやって来る)21年ぶりの大阪城ホール大会出場、すごくうれしいです。こういう大会に出れるっていうのは、ほんとうれしいです。でも内藤、どうしちまったんだ、お前? 自由すぎるだろ? 『俺は自由だ』っていうのはわかるけど、お前、アニマル浜口ジムの心、忘れたのか? 気合、気合、気合! 今度、内藤とやる時があったら、気合100連発でもやってやるよ。ただただ俺は、いい作品を残して、その上で勝ちたいと思ってるだけだ。内藤、何考えてんだ?」


 --本間選手も内藤選手の考えは読めない?
本間「自由の国メキシコに長いこと行ってたから、考えも違っちゃって自由になったかもしれないけど、ここは日本だから。浜口ジムの先輩、いや、プロレス界の先輩として、俺は内藤を元の道に戻したいと思います。ただでも、今日最後に、21年ぶりの大阪城ホール大会、みんなのこけしが決まって本当にハッピーでした。やっぱり“こけし・イズ・ハッピー”だなと思いました」
 


◇第3試合◇ 
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○柴田勝頼(11分48秒 片エビ固め)×桜庭和志
※PK


【柴田の話】
(※インタビュースペースに歩を踏み入れる前に「クソッ。ああ、クソッ。まぁいいや」と小さく叫ぶ)
 --いろんな思いがこみ上げてくる中での闘いだったと思いますが、闘い終えて桜庭選手、どんなプロレスラーでしたか?
柴田「……………(※しばらく無言で)桜庭さんは、桜庭さんでした。桜庭和志でした」


 --ものすごいどよめきも怒りました。柴田選手の耳に届いていたかどうかわかりませんが…。
 柴田「届きました」


 --この大阪城ホールで、大歓声の中でサクラバ選手と闘う意義というのも……。
 柴田「(※遮るように)大きな意味があったと思います。(※その場に座り込んであぐらをかき)今日は、自分にとっても、桜庭さんにとっても、大きな意味のある試合だったと思います」


 --最後、桜庭選手に一礼したように見えたんですけど、それにはどういう思いが込められていたんでしょうか?
柴田「いろんな思いです。俺が今、新日本プロレスのリングに上がってるのは、どういう形であれ、桜庭和志、この存在があったからなので。みんながどう思ってるかわかんないけど、試合しながら、いろんな思いを頭の中、駆け巡って試合してました。感謝の気持ちが大きいです」


 --前哨戦も含めて、桜庭選手との闘いに対して、「もっともっと桜庭さんはやれるんじゃないか」とか……。
 柴田「(※遮るように)やれると思います。(※質問を続けようとするも、その言葉には耳を貸さず、つぶやくように)やれると思います。絶対にやれると思います。とにかく今日は、大きなターニングポイントになりました。少しでも今日は、今のプロレスがどういうものかっていうのをちょっとでも感じてもらえればいいなと思います」


 --自身の中ではやり切ったというか……。
 柴田「(※遮るように)やり切ったというか、わかんないです。とにかく何か……まず一生懸命やっていくことだと思うんで、どんなことであってもそれは変わらないと思います」
 (※コメントを終えると、インタビュースペースの反対側にあるイスに座って、シューズを脱ぎ始めた)

 
【桜庭の話】「キツイ、キツイ。死ぬ」

 

◇第4試合◇
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者/BEST OF THE SUPER Jr. XXII優勝者]○KUSHIDA (20分44秒 ホバーボードロック)[第70代王者]Xケニー・オメガ
☆オメガが4度目の防衛に失敗、KUSHIDAが第71代選手権者となる


【KUSHIDAの話】「よしっ。やりました。やったぁ。(ベルトとトロフィーを磨き、2つに向かって)ありがとう。ベルトも人ですから、まるで誘拐された赤ちゃんの俺は思ってましたよ、ずっと。ケニーに腰にあるのをようやく獲り戻せた。可愛いっすね。いやぁ、厳しい闘いでした。けど、頭何度も打ってくじけそうになったけど、ここで負けたら闘ったカイル・オライリー、ボビー・フィッシュ、レッドラゴン、ロッキー・ロメロ、みんなみんな顔がたたないからね。申し訳ないですよ。俺に背負うものは何もない。なぜなら前しか向いてないから。今日こっから彼(ベルト)に世界最高峰の景色を見せてあげます。次はリコシェでしょうか。『SUPER Jr.』の借りを返せるチャンスかもしれないけど、ちょっと待ってくれと。去年、2014年のKUSHIDAとは別人だから。俺が変わり続けること。1年間、俺は海外でいろんな選手と闘って勉強しました。対戦相手じゃないんだ、試合順じゃないんだ。そんなこと考えてるうちは、まだまだ新日本プロレスのKUSHIDAですよ。これから海外からオファーもあるかもしれない。リコシェとも闘う。ヘビー級と違ってジュニアは外国人選手豊富だから。彼(ベルト)と一緒にKUSHIDAっていうものをアピールしていきたいですね。去年は順番的にはIWGPがこんな上にあって、KUSHIDAがこんなところにあって、もしかしたら転げ落ちてきてボクが手にしたかもしれない。この1年で逆転した。義逆転した自負があるから。彼(ベルト)にももうこれ以上寂しい思いは絶対させないっす。任してください、新日本プロレス」


【ケニーの話】
(※後ろを付いてきたヤングバックスが「あいつら、だましやがった」「ああ、だまされた」とオメガに声を掛ける)
ケニーの「俺は新チャンピオンなんか、認めないぞ。この試合で、俺がクシダに屈したわけじゃない。試合は俺が支配してた。BULLET CLUBが支配してたんだ。俺はクリーナーだ。今日はクシダを掃き捨てることはできなかったかもしれない。だけど、次は必ずお前を俺たちの前から掃き出してやる。お前は俺が持ってたそのタイトルをGARBAGE(ゴミ)にしてしまったんだ。だから俺は、そのベルトを再び手にして、元の価値あるものに戻さないといけない。新しい役割ができてしまった。それが俺の使命だ。次にそのベルトをてにしたら、ワックスをかけてきれいにする。そしてお前を掃き捨ててやる」


◇第5試合◇
▼NEVER無差別級選手権試合/60分1本
[第8代王者]○真壁刀義(17分50秒 片エビ固め)[挑戦者]X石井智宏
※キングコングニードロップ
☆真壁が初防衛に成功 


【真壁の話】
--防衛を果たしましたが、本当に死闘と呼ぶにふさわしい闘いでした。
 真壁「死闘だよ。あの野郎とやるときは、いつも死闘だよ。そんなことわかってる。んなことわかってるけどよ、それが俺たちの闘いだからしょうがねぇ。でも、足、何回ぐらついたか。是が非でもベルトを獲り返てえっていう気持ちが伝わったしね。まごついちゃったな、勝負に。言葉で言うと“呂律が回らねえ”、足腰が、いや“三半規管が腰抜かしてた”。いやあ、危なかった」


 --序盤の石井選手のラリアットから、かなり追い込まれたように見えましたが……。
 真壁「効いたな。序盤戦にいきなり……。アドレナリンが出まくってる時だったら、あんなの屁でもないけどさ、始まったばかりで、やろうがどうやって勝負を仕掛けてくるかって、読み合いだろ? そこで大きいの食らっちゃったよ。ダメだな、俺もダメだな、そういうの考えると。ガムシャラにいくべきところを計算なんかしちゃうと。王者の風格? いや、違う。王者の打算、王者の名負けみたいなもんだな。甘えだな。それが出たな。勝負どころって時に、勝負懸けないと、絶対にて響いてくるから。それをますます実感できたな。(4.29)熊本では勝ったは勝ったけど、階段上るのもやっとの状態だったろ? 今回は、逆に俺がそうしてやろうと思ったけど、ダメだな。野郎も一流の選手ってことだろ。あれを見たら誰もそう思うだろ」


 --それを乗り越えてのNEVER王座防衛を掴み取りました。
 真壁「言ったろ? 一番スゲエのは俺なんだ。どんなに相手が凄かろうが、俺には関係ねえんだ。俺は目の前の相手をねじ伏せるだけだ」


 --このあと防衛戦もですが、『G1』も始まります。
 真壁「ダメだね。俺自身、気持ちに甘えもなければ、うぬぼれもない。そんなもの、ありゃしねぇけど、今日の試合中盤の“いけんじゃねえか”っていう甘え、それが向こうに波をやったかなって感じがするね。現役バリバリの横綱、IWGPのチャンピオン、ボクシングの3冠チャンピオン、やつらは新弟子だろうがなんだろうが容赦しねえ。だから試合が面白くなってくんだ。前回の石井もそうだったし、今回の石井も是が非でもというもの(ベルトを奪い返してやるという気持ち)だった。いやあ、試合中、何回(記憶が)飛んだかわかんねえよ。だからプロレスって面白いんだろうな。やってる方はキツイけどよ。チャンピオンのまま殿堂入りしたいなと思うわ。ところがどっこい、こういう試合じゃねえと響かねえやつらもいるだろ? そういうヤツらに、新日本プロレスのこの俺様の試合がスゲエだろってお見舞いするのが、この俺様の生涯の目標だ。まあでも、あの豆タンク、どっから力出んだ?」


 --1.4東京ドームから数えて、石井選手とは3度目のシングルマッチでしたが、それでも敵ながら天晴れって感じでしたか?
真壁「それがプロレスのスゲぇとこだろ? ほんとだったら地の底まで落としてよ、2度と這い上がれないところまでケチョンケチョンにしてやろうって思うけどよ、そうもやってやれない。上等だよ。試合見て、わかんだろ? 小兵ながら、ヒールでありながら、どんな(に相手が)デカかろうが、力持ちであろうが、ストライカーであろうが、関係なく勝負する。だからこそ、プロレスは面白えんだよ。俺だってそうだろ? 何にもねえところから始まってんだから。だから言い方変えりゃ、俺と石井の試合は、“ザ・新日本プロレス・雑草”だよ。そうじゃない? 俺、別にエリートだから、雑草だからって、そんなこと言ってるわけじゃねえ。雑草だからスゲエ試合、見せれんだ。それだけだ」


 --先ほど「王者の甘えがあった」って言われましたけど、そういう試合を乗り越えて勝ったことが、今後の防衛ロードのプラスになることはありますか?
真壁「間違いないね。そういう甘え、俺は甘えなんて微塵も感じてねえけど、スキができんだよな。それは甘えでしかないんだ。次はいろんな挑戦者とやってもいいし、石井でもいい。新日本得意のリマッチもあんだろ? 俺は望むところだ。だから面白えんだ、プロレスは。何度でも言ってやる。ただ、キツイけどな」


◇第6試合◇
▼IWGPタッグ選手権試合/60分1本
[挑戦者組]カール・アンダーソン ○ドク・ギャローズwithアンバー・ギャローズ(10分09秒 片エビ固め)[第67代王者]Xマット・ターバン マイケル・ベネットwithマリア・ケネリス
※マジックキラー
☆ターバン&ベネットが初防衛に失敗、アンダーソン&ギャローズが第68代王者となる


◇第7試合◇
▼スペシャルシングルマッチ/30分1本
○棚橋弘至(12分32秒 片エビ固め)X矢野通
※ハイフライフロー


【棚橋の話】
--ようやく捕まえることができましたね。
 棚橋「はい。シングルマッチがもっと早く組まれてれば、ここまで時間かかることなかったんだけど、それにしても(矢野は)俺と違った意味でうまいね」


 --これで気持ちよく『G1』に向けていけますね。
 棚橋「それは一番大事です。どういう状態で『G1』に臨むかっていうのが、試合内容、結果を左右していくんでね。とりあえず今日、矢野に一つ傷つけて、全部取り戻す気持ちで『G1』行きます」


 --セミ、メインと注目の試合が組まれてます。正直、“置いていかれる”“このままじゃいけない”という焦り、危機感はありますか?
棚橋「今日の試合順で一番悔しいのは、俺がメインじゃないこと。21年ぶりの大阪城ホール、記念すべき歴史に残る大会でメインに出たかったなぁ……」


 --その逆襲のための一歩が『G1』ですか?
棚橋「そうですね。『G1』のいいところは、飛び抜けてるチャンピオンでも、ようやく上がって来れた選手でも横一線で始まるから。チャンピオンの時はそれが気に食わなかったけど、今の状態にしてみれば願ってもないチャンス。


 --『G1』ではまた矢野選手と闘うことになりますが……。
 棚橋「今日は、今までやられた分を全部試合で返してやろうと思って、ちょっと欲が出たけど、今度はストレートで勝ちにいきます」


 --改めて矢野選手はクセ者でした?
棚橋「スタミナもあるし、力もある。普段は隠してるけど。プラス、凶器攻撃と。まいりますね」


 --会場のファンから悲鳴が上がるような痛めつけられ方をしましたけど……。
 棚橋「結果的に先シリーズから使ってるブレーンバスターの横回転的なヤツ(技)を自分のものにしてきたんで、これを新しい武器として『G1』で。僕、ブレーンバスターは使わないんですけど、ブレーンバスターを仕掛けてくる選手は多いんで、カウンターというか。基本的に、カウンター技で試合を作っていくんで。カッコいい(名前を)考えます」


 --大阪城ホールのリングの感触は?
棚橋「もっと長く味わいたかったですね。ライトで客席が見える見えないはあったけど、お客さんには感謝で……」


 --コスチュームは新しいもので「ACE」の文字が際立つようになってます。夏に闘い安そうな素材で……。
 棚橋「そこまで考えてませんけど(笑)」


 --最後は丸め込みじゃなくて、ハイフライフローで決めてやろうと?
棚橋「それが一番、応援してくれたファンがすっきりしてくれるだろうと」


 --その髪型は武将というか、大阪城仕様?
棚橋「その通りです(ニコリ)。戦国モードで」

 

◇第8試合◇
▼IWGPインターコンチネンタル選手権試合/60分1本
[第11代王者]○後藤洋央紀(22分40秒 片エビ固め)[挑戦者]X中邑真輔
※昇天・改
☆後藤が初防衛に成功


(試合後)
後藤「討ち取ったり~!! インターコンチの未来は俺が作る! バンザ~イ!!」


【後藤の話】
--初防衛、おめでとうございます。
 後藤「ありがとうございます」


 --改めて、ベルトを持って中邑真輔選手を迎え撃った心境というのは、どういうものだったんですか?
後藤「ここで負けたらほんと、今までと何も変わらない。絶対に負けられない一戦だったんですよ。俺が勝ったからには、次の挑戦者、IWGPヘビー級、指名したいと思います。でもその前に『G1』が待ってるから」


 --今日の防衛戦の前に、「中邑選手のインタコンチネンタル(王座の)呪縛」という話をされてましたが……。
 後藤「一区切りついたんじゃないかなって。あいつの常識をブチ破ってやった。これは俺にとっても、大きな勲章ですよ。(中邑は)それぐらいの存在だったし。勝ったからには、次は一つしかないでしょ。そのためには『G1』か……俺の力で勝ち取ってやるよ」


【中邑の話】「こんなに集まってマスコミはどうしちゃったのか? チャンピオンがコメント振り待ってるぜ、オイ。ハァハァ、まぁ2タテくらって、これ以上大きなこと言うとね、ハハハ……さすがの俺もほら吹きになっちまうからな、オイ。ただ後藤、そのベルト、魔法がかかってんだ


◇第9試合◇
▼IWGPヘビー級選手権試合/60分1本
[挑戦者]○オカダ・カズチカ(26分16秒 片エビ固め)[第62代王者]XAJスタイルズ
※レインメーカー
☆AJが2度目の防衛に失敗、オカダが第63代王者となる


(試合後)
外道「レインメーカーの腰に! 所有物が帰って来たぞ、オイ!(※大歓声) プロレス界の未来はよ、超絶に明るいな、オイ?(※大歓声) レインメーカーはいま、完璧な状態だよ! このまま『G1(CLIMAX)』、東京ドーム、いや、半永久的によ! 独走してやる(※大歓声)。もう誰にも止められねぇぞ、オイ! 誰1人! レインメーカーを止められねぇ! 何でかわかるか、オイ?(※場内騒然)・・・レェ~~ベェルが違うんだよ、コノヤロー!(※大歓声) 21年ぶりの大阪城ホールの最後はよ、もちろん! この男の言葉で締めてもらおう(※大歓声)。プロレス界の未来を照らす男にして、IWGPヘビー級チャンピオン“レインメーカー”オカダ・カズチカだよ(※大歓声)」

オカダ「次は『G1 CLIMAX』ということで、みっつ言わせて下さい(※大歓声)。ひとつ! ディフェンディングチャンピオンとして、必ず優勝します(※大歓声)。ふたつ! IWGPチャンピオンとして! 必ず優勝します!(※大歓声) みっつ! 特にありません(※大歓声)。・・・と、言いたいところですが、今日はあるぞ。俺が! こうしてIWGPチャンピオンになったんだ。素晴らしい未来を皆さんに見せてあげますよ。俺が世界の新日本プロレスにしてやるからな。俺が! 世界の新日本プロレスにしたら、何が降るかわかるか!?(※大歓声) 世界の新日本プロレスに!! いや!! プロレス界にカネの雨が振るぞー!!(※大歓声)」


【オカダ、外道の話】
――ベルトがついに自分の腰に戻ってきました。もの凄い闘いを制された今のお気持ちを率直に聞かせてください。
オカダ「いや、もう21年ぶりの大阪城ホール、チケット完売も完売で、こんな闘いができてチャンピオンになれましたから、いいことしかないですね」


――過去の対戦成績を見ても分が悪い状況で、AJスタイルズは特別に意識するものはありましたか?
オカダ「そうですね。やっぱりなかなか勝てなかった相手だからこそ、本当に中邑さんや棚橋さんみたいな特別な相手にはなれましたね。またいつでもやってもいいですし、2度とやりたくない相手ではないんでね。いつでもチャンピオンとして相手してやりますよ」


――その中でご自身の口からもありましたが、この大阪城ホール11,400人超満員というこの数字、改めてどう感じてますか?
オカダ「やっぱり生で見ると凄い観客の数でしたしね、やっぱりそこに出ただけで気持ち良かったですし。こうやって最高の結果も出ましたから、まぁほんとに今年だけじゃなく、毎年やってきたいっすね」


――最初にベルトを失ったのも大阪の『DOMINION』で、大阪でもっともっとお客さんを埋めたいんだ、そうした景色にボクが導きますと話していたのを記憶してますが、改めてどんな景色でしたか?
オカダ「それは言えないですよ。それはやっぱりメインイベントに立って、勝った人しかわからない景色ですから。それはもし知りたい人がいるんだったら、俺を倒して立ちなさい」


――勝利のマイクでは、「『G1』連覇」というような言葉もありましたが?
オカダ「そうですね。まぁ2012年、2014年勝ってますけど、2013年チャンピオンでいって負けてますからね。今年はしっかり。こんだけ大阪城ホール超満員のお客さん入って、こうやってみんなに見てもらって、そんなみじめな姿見せられないっすからね」


――やはりIWGPチャンピオンというのは狙われるマークされる立場になるかと思いますが?
オカダ「まぁ別にガンガン狙ってきてくださいよって感じですね。狙ってきてもらわなきゃ面白くないですからね。普通の楽ちんな『G1』になっちゃいますから。まず最初の標的はボクに絞って、みんなかかってきなさい」


――『G1』を闘う上でも今日隣に立っている外道選手の声援というのは力になりそうですけど、今日改めてエプロンサイドから外道選手からリングを叩きながら大きな声援をあげていましたが、あの声は届いていましたか?
オカダ「届いてないです。別にまだまだですね」


――外道選手いかがですか?
外道「なかなか言うよな。俺に厳しいっすけどね、俺に対して。いいんじゃないですか、それで」


――ほんと厳しい場面、外道選手大きな声を上げてましたが?
外道「そりゃそうだよ。21年ぶりの大阪のメインイベントだろ。負けるわけにはいかないよな?」


オカダ「そうっすね。外道さん、いい汗かいてますね」


外道「汗かいてるね。試合よりかいてるよ」


オカダ「そんな応援してたんすね」


外道「してた」


オカダ「すいません。見てなかったです」


――リング上であえて“世界”という言葉口にしましたが、その意図についてはいかがですか?
オカダ「やっぱりこうやって海外に出て、今年もいろんな国行って、まだ行く予定もありますし。そうやってやっぱ新日本プロレスってのを世界一の団体なんだと。まぁほんと世界のレインメーカーになるためには、団体も世界一にしなきゃいけないっすから。そのためにほんと、ボクが持ったからには、世界のレインメーカーがしっかり世界一の団体にしますということです」


――外道選手、その点に関してはいかがですか?
外道「俺ももうずっと言ってることだよ。レインメーカーが今まで新日本プロレスの行ったことのないステージに持ってくれるよ。アントニオ猪木も長州力も誰も行ったことないステージに、レインメーカーが連れてってくれるよ。そういうことだよ」


――これから世界に向けた防衛ロードを楽しみに期待してます。
オカダ「ありがとうございます」


※オカダ選手と外道選手が乾杯。
外道「世界のレインメーカーに先駆けて」


オカダ&外道「乾杯!!」

 

 新日本プロレス21年ぶりの大阪城ホール大会をスカパーPPVで視聴、本来なら観戦の予定だったが先に報告したとおり胆嚢炎で入院してしまい、退院したもののドクターストップがかかって観戦を断念、今でも悔しい思いをしている。


 メインのIWGPヘビー級選手権のAJvsオカダ、序盤はオカダがリードというかペースを崩されてもすぐ軌道修正する王者のプロレスを展開、AJとの読み合いも五分、試合はBULLET CLUBの介入から大きく動きAJペースへと傾くかに見えたが、再三の介入に目にあまったのかレッドシューズ海野レフェリーがBULLET CLUBに強制退場を命じ、AJも攻勢に出るがオカダも押し返すなど再び五分の流れになる。
 オカダはAJのスワンダイブをフラップジャック、再度のスワンダイブもロープを蹴って阻止しドロップキックを放つなどAJのペースをかき乱す、昨年までのオカダはAJに気負っていた部分があったのかもしれないが、今回はAJがリードを奪ってもオカダはすぐ追い抜こうとして猛追するなど互角に渡り合う。
 そしてオカダは雪崩式スタイルズクラッシュを狙うAJをデスバレーボムで放り投げる荒技を敢行し、思わぬ攻撃にAJは大ダメージを追い、オカダはツームストーンパイルドライバーからのレインメーカーを狙うが、AJは必死で阻止してスタイルズクラッシュを狙うも、これもしっかりマークしていたオカダが逆さ押さえ込みからのレインメーカー、ジャーマンからのレインメーカーで3カウントを奪い王座奪還、途中からAJに奪われたリードをしっかり奪い返した。


 セミのIWGPインターコンチネンタル選手権の後藤vs中邑はプレッシャーをかける中邑に後藤が落ち着いた攻めを展開、中邑の挑発的な態度にも後藤は一瞬怒ったもののすぐ自分のペースに戻すなど、後藤の試合振りに一番驚いたのは後藤の一番脆い部分を知っている中邑本人だったのかもしれない。
 中盤から中邑が自分のペースへと引きずり込んでいったが、後藤は強引な部分もあったが大崩れしない、必死で耐え抜き、中邑のボマイェをキャッチし、中邑のナックルも頭突きで迎撃した後藤が昇天・改で3カウントを奪い勝利、中邑奪還の下馬評を覆し堂々の防衛だった。


 NEVER選手権の真壁vs石井は、開始からど真ん中プロレスではなく石井がラリアットで奇襲をかけてから場外の真壁にコーナーからのウルトラタイガードロップを決める変化球で先手を奪う、中盤からど真ん中プロレスを展開も真壁のデスバレーボムを石井が古傷である左肩から受けてしまうと状況が一変、林リングドクターが入ってチェックが入るも再び脱臼していることが判明、それでも石井は試合続行の意志を見せるためそのまま続行となり、石井は片腕一本でジャーマンを決めるが、真壁は容赦なくコーナーへのジャーマンなど受身の取りずらい技で石井を攻め立て、左肩の動かない石井に最後はスパイダージャーマンからのキングコングニーで3カウントを奪い勝利というか介錯した。
 だが心配なのは石井、試合は最後までやり遂げたものの再び左肩の脱臼とはG1にも大きく響く可能性も否定できない。


 IWGPジュニアヘビー級選手権はケニーがKUSHIDAの脚に集中砲火を浴びせ空中戦を封じたかに見えたが、KUSHIDAがロープ越しの腕折りから猛反撃しホバーボードロックを二度に渡って仕掛けたが一度はオクラホマスタンピートで叩きつけられ、2度目はロープに逃げられてしまう。ケニーは雪崩式青い衝動を決めるが俵返しは腕攻めが効いてきたのか不発、KUSHIDAのミッドナイトエクスプレスを自爆させたケニーは片翼の天使を狙うもKUSHIDAがホバーボードロックで捕獲してケニーがギブアップで王座奪取した。


 桜庭vs柴田はグラウンドで桜庭がペースを掴むも、柴田が桜庭への顔面に低空ドロップキックから挑発するかのように桜庭を蹴りつけると、桜庭が表情が一変、柴田を膝蹴りで倒した後。素足となって何度も蹴りつけ、サソリ固めを狙う柴田をヒールホールドで切り返し場外の柴田にプランチャを放つなど怖い部分を見せつつも、プロレスに順応していた、桜庭はフットチョークやサクロックで追い詰めにかかったが、ロープの反動を利用したサクロックが失敗してしまうと柴田が投げ放しジャーマンで反撃、最後は桜庭を強引にスリーパーで絞めあげた柴田がPKで3カウントを奪い勝利、柴田が師匠越えを達成したが桜庭も怖さを見せつけた試合だった。


 注目の内藤は本間と組み、裕二郎&ファレ組と対戦するが、例の如く内藤は試合に加わる気はなくリング下、本間が孤立し集中攻撃を浴びるも、出番となると内藤はスピードでBULLET CLUBをかき回す、終盤も本間が捕まるが仕方なしに内藤が援護に入ると、本間がこけしを裕二郎に決め3カウントも、引き立て役にまわされて内藤は憮然として一人退場、その後の行動に注目したが棚橋vs矢野にも乱入せず事を起こさずに終わった、内藤が事を起こすのはG1なのか・・・


 21年ぶりの大阪城大会は前売りが完売ということで1万人越えの11400人という大盛況に終わった、9月にはNOAHが大阪府立、11月にはDRAGON GATEだけでなくDDTまで府立の大ホールに進出するが、新日本の大阪城大会の成功はそれらの団体よりまた何十歩も先へ進んでしまったような感じがする。新日本は来年大阪城ホール大会を開催するかは未定だが定例化して実績を積めば大阪・京セラドームも夢ではない。


 新日本プロレスが業界全体を引っ張るのか、それとも完全独走なのか、わかるのはまだまだ新日本プロレスが業界の中心だということだ。


 最後に個人的なことだが来年大阪城ホールを開催するなら、必ずリベンジしてやる!

PR

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。